JP2002300187A - 通信方法及び通信システム並びにプログラム - Google Patents

通信方法及び通信システム並びにプログラム

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JP2002300187A
JP2002300187A JP2001100555A JP2001100555A JP2002300187A JP 2002300187 A JP2002300187 A JP 2002300187A JP 2001100555 A JP2001100555 A JP 2001100555A JP 2001100555 A JP2001100555 A JP 2001100555A JP 2002300187 A JP2002300187 A JP 2002300187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない資源で多数の業務端末との通信を行
い、且つ或る物理パスが使用不可能となっても通信の継
続を可能にする。 【解決手段】 計算機システム100'と中継サーバ200a,20
0b とは、複数の物理パスで接続され、各物理パス毎
に、その物理パスを用いた通信を制御する物理パス制御
手段111a〜111cが設けられている。計算機システム100'
と各業務端末300a〜300cは、上記物理パスを論理的に分
割した各業務端末毎の論理パスで接続され、各論理パス
毎に、その論理パスを用いた通信を制御する論理パス制
御手段121a〜121cが設けられている。データ受信時は、
論理パス選択手段122 が発信元の業務端末に対応した論
理パスを制御している論理パス制御手段にデータを渡
し、データ送信時は、物理パス選択手段112 が宛先業務
端末への到達が可能な物理パスの内の1つを選択し、そ
の物理パスを制御している物理パス制御手段に送信デー
タを渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物理パスを論理的
に分割した論理パスを用いて通信を行う技術に関し、特
に物理パスの数や経路を特定せず、論理的な複数の論理
パスを用いて通信できる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の通信システムの一例が、
特開平5−227244号公報に記載されている。この
従来の通信システムは、図22に示すように、通信パス
管理部1と、業務パス管理部2と、サービスパス管理部
3と、アプリケーション4とから構成されている。ここ
で、通信パス管理部1と業務パス管理部2は、通信プロ
トコルに応じて存在し、サービスパス管理部3は1つの
み存在する。
【0003】このような構成を有する従来の通信システ
ムはつぎのように動作する。
【0004】通信パス管理部1では、通信プロトコルに
応じて通信パス(物理パス)を管理する。業務パス管理
部2では、1つの通信パスを論理的に分割し業務パス
(論理パス)としてサービスパス管理部3に見せる。ま
た業務パスと通信パスの対応を管理する。サービスパス
管理部3では、業務パスと通信プロトコルから一意に決
まるサービスパスを決め、その対応を管理し、アプリケ
ーション4にはサービスパスとして見せている。
【0005】これにより、アプリケーション4は、利用
している通信プロトコルや通信パスを意識することな
く、サービスパスを認識するのみで複数の通信プロトコ
ルを利用できる。また、通信パスを論理的に分割して利
用でき、同じ装置間で複数の業務について行う場合に通
信パスが1つで良いというメリットがある。
【0006】また、特公平6−44255号公報に記載
されている通信システムは、図23に示すように、それ
ぞれが通信制御部5と、応用層通信制御部11と、サブ
システム14と、アプリケーションプログラム3a〜3
cとを備えた2つの計算機システム10a,10bを通
信回線により接続している。通信制御部5は、セション
制御部6と、サブシステム間セション7とを含み、応用
層通信制御部11は、振り分け制御部13と、応用層セ
ション12とを含んでいる。
【0007】このような構成を有する従来の通信システ
ムは次のように動作する。
【0008】通信制御部5は、両計算機システム10
a,10bのサブシステム14間にサブシステム間セシ
ョンを第1の論理的通信パスとして設定する。ここで、
サブシステム間セションは複数設定することが可能であ
る。サブシステム14は、アプリケーションプログラム
3a〜3cの通信開始要求ごとに応用層通信制御部11
にアプリケーションプログラム間の通信パスを構成する
第2の論理的通信パスである応用層セションの割り当て
を要求する。応用層通信制御部11では、サブシステム
間セションを時間的に分割して割り当てた応用層セショ
ンを設定し、要求のアプリケーションプログラムに割り
当てる。また、サブシステム間セションによって運ばれ
る通信を各応用層セションに振り分ける制御、および通
信の終了した応用層セションを未割り当て状態にする制
御を行う。
【0009】これにより、各サブシステム間セションを
複数のアプリケーションプログラム間通信に時間的に分
割して共用することで利用効率を高めることができるの
で、素養の通信トラヒックを処理するためのサブシステ
ム間セションの必要数が減少し、通信制御のための計算
機資源の利用効率を改善することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術は、通信相手となる装置が複数台存在する
場合、自装置と通信相手との間をそれぞれ異なる物理パ
スで接続することが必要になるため、計算機資源,ネッ
トワーク資源の利用効率を十分に高いものにすることが
できないという問題がある。更に、上述した従来の技術
は、自装置と通信相手とが1本の物理パスにより接続さ
れていたため、物理パスが障害等により使用不能になっ
た場合、全く通信を行うことができなくなってしまうと
いう問題もある。
【0011】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、計算機資源,
ネットワーク資源の利用効率を十分に高いものとするこ
とにある。また、本発明の他の目的は、或る物理パスが
障害等により使用不能になった場合でも、他の正常な物
理パスを用いて通信を継続できるようにすることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の通信方法は、計
算機資源,ネットワーク資源の利用効率を十分に高める
ため、計算機システムと複数の業務端末が中継サーバを
介して通信を行う通信方法であって、前記計算機システ
ムと前記中継サーバとを物理パスにより接続し、前記計
算機システムと前記各業務端末とを、前記物理パスを論
理的に分割することにより得られる前記各業務端末毎の
論理パスによって接続し、前記複数の業務端末の内の特
定業務端末と前記計算機システムとの間でデータを送受
信するとき、前記特定業務端末に対応する論理パスを使
用すると共に、前記物理パスを使用してデータを送受信
する。
【0013】この構成によれば、計算機システムが複数
の業務端末と通信を行う場合であっても、計算機システ
ムと中継サーバとの間の物理パスは1本で済むため、計
算機システムと各業務端末との間をそれぞれ異なる物理
パスで接続しなければならなかった従来の技術に比較し
て、計算機資源,ネットワーク資源の利用効率を高める
ことが可能になる。
【0014】また、本発明の通信方法は、或る物理パス
が障害等により使用不能となっても、他の正常な物理パ
スにより通信を継続できるようにするため、計算機シス
テムと複数の業務端末が中継サーバを介して通信を行う
通信方法であって、前記計算機システムと前記中継サー
バとを複数の物理パスにより接続し、前記計算機システ
ムと前記各業務端末とを、前記複数の物理パスを論理的
に分割することにより得られる前記各業務端末毎の論理
パスによって接続し、前記複数の業務端末の内の特定業
務端末と前記計算機システムとの間でデータを送受信す
る際、前記特定業務端末に対応する論理パスを使用する
と共に、前記複数の物理パスの中から正常な物理パスを
1つ選択し、該選択した物理パスを使用してデータを送
受信する。
【0015】この構成によれば、或る物理パスが障害等
により使用不能になっても、計算機システムと中継サー
バとの間に正常な物理パスが存在すれば、その物理パス
を使用して通信を継続することができる。
【0016】また、本発明の通信方法は、物理パスの負
荷分散を実現するため、物理パスを選択する際、正常な
物理パスの内の、データを送受信中でない物理パスを優
先的に選択する。
【0017】また、本発明の通信方法は、業務端末が論
理パスの接続を意識せずに、データの送受信を開始でき
るようにするため、前記計算機システムは、業務端末か
らデータが送られてきた場合、前記業務端末との間に論
理パスが接続されていなければ、前記業務端末との間に
論理パスを接続する。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態は、プログラム制御により動作する計算機システム
100と、中継サーバ200と、業務端末300a,3
00bとから構成されている。
【0020】計算機システム100は、物理パス管理手
段110と、論理パス管理手段120と、業務制御手段
130a,130bと、業務プログラム実行手段140
と、中継サーバ定義表150と、業務端末定義表151
と、論理パス管理表152とを含む。また、計算機シス
テム100には、操作卓101と、記録媒体102とが
接続されている。
【0021】物理パス管理手段110は、物理パス制御
手段111を含む。論理パス管理手段120は、論理パ
ス制御手段121a,121bと、論理パス選択手段1
22とを含む。これらの手段は、それぞれ概略つぎのよ
うに動作する。
【0022】物理パス管理手段110は、操作卓110
からの指示や中継サーバ200からの要求により、通信
プロトコル(TCP/IPやDINA等)に応じた物理
的な通信パス(物理パス)の接続あるいは切断を行い、
物理パス制御手段111を生成或いは消滅させる。
【0023】物理パス制御手段111は、業務端末30
0a,300bからのデータを中継サーバ200を介し
て受信し、論理パス選択手段122へ渡す。また、物理
パス制御手段111は、論理パス制御手段121a,1
21bからの送信データを受け、物理パスを使用して実
際にデータを中継サーバ200へ送信する。
【0024】論理パス管理手段120は、操作卓110
からの指示や業務端末300a,300bからの要求、
あるいは業務制御手段からの要求により、業務端末と業
務制御手段との論理的な通信パス(論理パス)の接続あ
るいは切断を行い、論理パス制御手段121a,121
b及び業務制御手段130a,130bを生成あるいは
消滅させる。
【0025】論理パス制御手段121a,121bは、
それぞれ論理パスと1対1に対応しており、論理パス選
択手段122から渡されたデータを、対応する業務制御
手段130a,130bへ渡す。また、論理パス制御手
段121a,121bは、業務制御手段130a,13
0bからのデータ送信要求を受け、物理パス制御手段1
11へ送信データを渡す。
【0026】論理パス選択手段122は、物理パス制御
手段111から渡されたデータを、送信元の業務端末に
対応する論理パス制御手段へ渡す。
【0027】業務制御手段130a,130bは、業務
の通信相手となる業務端末300a,300bと1対1
に対応しており、業務端末300a,300bからの要
求を受け業務プログラム実行手段140に業務プログラ
ムの実行を要求する。また、業務制御手段130a,1
30bは、論理パスを使用して業務端末と通信を行い、
更に業務プログラムとデータをやりとりする。さらに、
業務制御手段130a,130bは、業務プログラムか
らの要求により論理パス管理手段120へ他の論理パス
の接続を要求する。
【0028】業務プログラム実行手段140は、業務制
御手段130a,130bからの要求により業務プログ
ラムを実行する。
【0029】中継サーバ定義表150は、中継サーバ識
別名、通信プロトコル、アドレス、業務グループ識別
名、等から構成される。
【0030】業務端末定義表は151は、業務端末識別
名、業務グループ識別名、自動接続情報、等から構成さ
れる。
【0031】論理パス管理表は152は、論理パス識別
名、業務端末識別名、等から構成される。
【0032】記録媒体102は、ディスク,半導体メモ
リ,その他の記録媒体であり、計算機システム100を
通信システムの一部として機能させるためのプログラム
が記録されている。このプログラムは、計算機システム
100によって読み取られ、その動作を制御することで
計算機システム100上に物理パス管理手段110、論
理パス管理手段120、業務制御手段130a,130
b、業務プログラム実行手段140を実現する。
【0033】中継サーバ200は、図2に示すように、
物理パス管理手段210と、業務端末選択手段220
と、業務端末制御手段230a,230bとを備えてい
る。また、中継サーバ200には、操作卓201と、記
録媒体202とが接続されている。
【0034】物理パス管理手段210は、操作卓201
からの指示や計算機システム100からの要求により、
通信プロトコルに応じた物理パスの接続あるいは切断を
行い、物理パス制御手段211を生成あるいは消滅させ
る。
【0035】物理パス制御手段211は、計算機システ
ム100からのデータを業務端末選択手段220に渡
す。また、物理パス制御手段211は、業務端末選択手
段220を介して加えられるデータを、物理パスを使用
して実際に計算機システム100へ送信する。
【0036】業務端末選択手段220は、物理パス制御
手段211から渡されたデータを、送信先の業務端末に
対応する業務端末制御手段に渡す。
【0037】業務端末制御手段230a,230bは、
それぞれ業務端末300a,300bと1対1に対応
し、業務端末選択手段220からのデータを対応する業
務端末300a,300bに渡す。また、業務端末制御
手段230a,230bは、業務端末300a,300
bからのデータを物理パス制御手段211に渡す。尚、
中継サーバ200と各業務端末300a,300bと
は、例えば専用回線等により接続されている。
【0038】記録媒体202は、ディスク,半導体メモ
リ,その他の記録媒体であり、コンピュータからなる中
継サーバ200を通信システムの一部として機能させる
ためのプログラムが記録されている。このプログラム
は、中継サーバ200によって読み取られ、その動作を
制御することで、中継サーバ200上に物理パス管理手
段210,業務端末選択手段220,業務端末制御手段
230a,230bを実現する。
【0039】次に、本実施の形態の全体の動作について
詳細に説明する。
【0040】先ず、計算機システム100と中継サーバ
200との間の、物理パスの接続時の動作を説明する。
物理パスの接続は、管理者が計算機システム100の操
作卓101或いは中継サーバ200の操作卓201から
物理パスの接続を指示することにより行われる。
【0041】管理者が操作卓101より中継サーバ20
0の中継サーバ識別名を指定して物理パス管理手段11
0に対して中継サーバ200との物理パスの接続を指示
する場合、すなわち物理パス管理手段110からの発信
による接続である場合(図3のA301でyes)は、
物理パス管理手段110は、中継サーバ定義表150を
検索し、指定された中継サーバ識別名が定義されている
か否かを調べる(A302)。
【0042】そして、中継サーバ200が中継サーバ定
義表150に定義されていない場合(A303でno)
は、接続を拒否する(S307)。
【0043】これに対して、中継サーバ200が定義さ
れている場合(A303でyes)は、中継サーバ定義
表150から中継サーバ200との通信で使用する通信
プロトコルと中継サーバ200のアドレスを取得し(A
304)、その情報に基づいて中継サーバ200に接続
要求を発信する等して中継サーバ200との間の物理パ
スを接続する(A305)。ここで物理パスは、通信プ
ロトコルに応じた通信パスであり、例えば通信プロトコ
ルがTCP/IPの場合は、TCPコネクションがそれ
に相当する。また、アドレスは、ネットワーク上で中継
サーバを一意に認識できる情報であり、例えばTCP/
TPの場合は、IPアドレス+ポート番号、あるいは、
ホスト名+ポート番号となる。そして、最後に、中継サ
ーバ200との物理パスを使用した通信を制御する物理
パス制御手段111を生成する(A306)。これで、
計算機システム100側の物理パス接続処理が完了す
る。
【0044】一方、中継サーバ200内の物理パス管理
手段210は、計算機システム100からの接続要求が
着信すると(図4のD401でno)、物理パス制御手
段211を生成する(D403)。これで、中継サーバ
200側の物理パス接続処理が完了する。
【0045】次に、中継サーバ200の操作卓201か
ら物理パスの接続を指示した場合の動作を説明する。
【0046】管理者が、中継サーバ200の操作卓20
1から計算機システム100との物理パスの接続を指示
すると(D401でyes)、物理パス管理手段210
が、計算機システム100へ接続要求を送信する等して
計算機システム100との間の物理パスを接続し(D4
02)、その後、物理パス制御手段211を生成する
(D403)。これで、中継サーバ200側の物理パス
接続処理が完了する。
【0047】一方、計算機システム100は、中継サー
バ200からの接続要求が着信すると(図3のA301
でno)、接続要求に含まれている中継サーバ200の
中継サーバ識別名を取得し(A308)、その中継サー
バ識別名を中継サーバ定義表150から検索する(A3
09)。中継サーバ200が定義されている場合(A3
10でyes)、物理的な通信パスである物理パスは中
継サーバ200により接続されているため、物理パス制
御手段211の生成を行う(A306)。尚、中継サー
バ200が中継サーバ定義表150に定義されていない
場合(A310でno)は、接続を拒否する(A30
7)。
【0048】次に、論理パスの接続動作を説明する。こ
こでは、計算機システム100と業務端末300aを論
理パスで接続する場合を例に挙げて動作を説明する。論
理パスの接続は、管理者が計算機システム100の操作
卓101から論理パスの接続を指示することにより、或
いは、利用者が業務端末300aから論理パスの接続を
指示することにより行われる。
【0049】管理者が操作卓101より業務端末識別名
を指定して論理パス管理手段120に対して業務端末3
00aとの論理パスの接続を指示すると、論理パス管理
手段120は、業務端末定義表151を検索し、指定さ
れた業務端末300aが定義されているか否かを調べる
(図5のB501)。業務端末300aが定義されてい
る場合(B502でyes)は、新たな論理パス識別子
を付与し(B503)、論理パス管理表152に、上記
論理パス識別子や業務端末300aの業務端末識別名を
含んだエントリを作成する(B504)。次に、上記論
理パス識別子の付与された論理パスを使用した通信を制
御する、上記論理パス識別子と1対1に対応する論理パ
ス制御手段121aを生成し(B505)、更に、業務
を制御する業務制御手段130aを生成する(B50
6)。最後に、この論理パスの接続は、論理パス管理手
段120からの発信による接続であるため(B507で
yes)、通信相手の業務端末300aに対して上記論
理パス識別子の論理パスによって接続したことを通知す
る(B508)。これで業務端末300aとの間の論理
パス接続処理が完了する。なお、業務端末300aが業
務端末定義表151に定義されていない場合(B502
でno)は、接続を拒否する(B509)。
【0050】次に、利用者が、業務端末300aから論
理パスを接続する場合の動作について説明する。利用者
が論理パスの接続を指示すると、業務端末300aは、
中継サーバ200に対して接続要求を送出する。中継サ
ーバ200は、この接続要求に、データ種別として“論
理パス接続要求”が設定され、且つ業務端末300aの
業務端末識別名が設定された物理パス制御部(図13参
照)を付加し、計算機システム100へ送る。
【0051】物理パス制御手段111は、上記接続要求
を受信データとして受け取ると、その物理パス制御部に
設定されているデータ種別が“論理パス接続要求”であ
るか否かを調べる(図6のA601)。この例の場合、
データ種別に“論理パス接続要求”が設定されているの
で(A601がyes)、物理パス制御手段111は、
物理パス制御部から業務端末300aの業務端末識別名
を取得し(A605)、論理パス管理手段120へ、上
記業務端末識別名を含む接続要求を通知する(A60
6)。
【0052】これにより、論理パス管理手段120は、
物理パス制御手段111より渡された業務端末識別名を
業務端末定義表151から検索する(図5のB50
1)。業務端末300aが定義されている場合(B50
2でyes)は、論理パス識別子の付与(B503)、
論理パス管理表エントリの作成(B504)、論理パス
制御手段121aの生成(B505)、業務制御手段1
30aの生成(B506)を行う。また、この接続は業
務端末300aからの着信による接続であるため(B5
07でno)、通信相手の業務端末300aには通知を
行わない。これで業務端末300aとの間の論理パス接
続処理が完了する。
【0053】次に、データ送受信時の動作を説明する。
先ず、計算機システム100が業務端末300aからの
データを受信する時の動作を説明する。
【0054】データ送信時、業務端末300aは送信す
るデータに論理パス制御部(図13参照)を付与して中
継サーバ200に送信する。論理パス制御部には、例え
ば、上記データの処理に使用する業務プログラムのプロ
グラム名等が含まれている。
【0055】中継サーバ200内の業務端末制御手段2
30aは、業務端末300aからのデータを受信する
と、それを物理パス制御手段211に渡す。これによ
り、物理パス制御手段211は、上記データに物理パス
制御部(業務端末300aの業務端末識別名が設定さ
れ、且つデータ種別として“データ”が設定されてい
る)を付与し、物理パスを介して計算機システム100
へ送信する。
【0056】物理パス制御手段111は、受信したデー
タ(物理受信データ)の物理パス制御部のデータ種別が
“データ”であるため(図6のA601でno)、物理
受信データから物理パス制御部を取り除いて論理受信デ
ータを構成し(A602)、物理パス制御部に含まれる
業務端末300aの業務端末識別名を取得する(A60
3)。次に、物理パス制御部111は、論理受信データ
と業務端末識別名を論理パス選択手段122へ渡す(A
604)。
【0057】論理パス選択手段122は、物理パス制御
手段111から渡された業務端末300aの業務端末識
別名を論理パス管理表152から検索する(図7のC7
01)。
【0058】そして、業務端末300aの業務端末識別
名が見つかった場合(C702でyes)は、業務端末
識別名に対応する論理パス識別子を論理パス管理表15
2で取得し(C703)、次に、論理パス識別子に対応
する論理パス制御手段121aへ論理受信データを渡す
(C704)。尚、ステップC704では、論理パス識
別子に対応する論理パス制御手段がどれなのかを認識す
ることが必要になるが、論理パス識別子毎に、その論理
パス識別子と対応する論理パス制御手段に付与する識別
子を固定的に決めておいたり、或いは、論理パス識別子
と論理パス制御手段との対応関係を論理パス管理表15
2に登録するようにしておけば、論理パス識別子に対応
する論理パス制御手段を認識することができる。
【0059】これに対して、業務端末300aの業務端
末識別名が見つからない場合、すなわち業務端末300
aとの論理パスが接続されていない場合(C702でn
o)は、論理パス選択手段122は、業務端末300a
の業務端末識別名をキーにして業務端末定義表151か
ら検索し(C705)、業務端末300aが定義されて
おり(C706でyes)、且つ自動接続が可である場
合(C707でyes)は、論理パス管理手段120に
対して業務端末300aとの論理パスの接続を要求する
(C708)。これにより、論理パス管理手段120
は、前述した論理パスの接続処理を行う(図5参照)。
論理パスの接続完了後、論理パス選択手段122は、接
続により生成された論理パス識別子を取得し(C70
9)、対応する論理パス制御手段121aに論理受信デ
ータを渡す(C704)。
【0060】論理パス制御手段121aは、論理パス選
択手段122より渡された論理受信データから論理パス
制御部を取り除くと共に、論理パス制御部に含まれてい
る業務プログラムのプログラム名を取り出す(図8のB
801)。その後、論理パス制御手段121aは、デー
タ及びプログラム名を業務制御手段130aへと渡す
(B802)。これにより、業務制御手段130aは、
業務プログラムの起動や、業務プログラムへのデータ送
信等の動作を行う。
【0061】尚、業務端末識別名が定義されていない場
合(C706でno)、あるいは定義されているが自動
接続は不可である場合(C707でno)は、発信元の
業務端末300aに対してエラーを返却する(C71
0)。
【0062】次に、計算機システム100から業務端末
300aへデータを送信する場合の動作を説明する。
【0063】業務制御手段130aが、論理パス制御手
段121aにデータを渡す。論理パス制御手段121a
は、渡されたデータに論理パス制御部を付与して論理送
信データを構成し(図9のB901)、更に自身が制御
している論理パスの論理パス識別子に対応する業務端末
識別名を論理パス管理表152より取得し(B90
2)、論理送信データと業務端末識別名を物理パス制御
手段111へ渡す(B903)。なお、データの送信に
おいては論理パス選択手段122は動作しない。
【0064】物理パス制御手段111は、渡された論理
送信データに物理パス制御部を付与して物理送信データ
を構成し(図10のA1001)、論理パス制御手段1
21aから渡された業務端末300aの業務端末識別名
を物理送信データの物理パス制御部に埋め込む(A10
02)。次に、物理パス制御手段111は、自身が制御
している物理パスに物理送信データを送信する(A10
03)。
【0065】中継サーバ200内の物理パス制御手段2
11は、計算機システム100から送られてきた物理送
信データを受信すると、物理送信データから物理パス制
御部を取り除いて論理送信データを構成し、それと物理
パス制御部に含まれていた業務端末300aの業務端末
識別名とを業務端末選択手段220に渡す。これによ
り、業務端末選択手段220は、業務端末300aと対
応する業務端末制御手段230aに論理送信データを渡
し、業務端末制御手段230aは、論理送信データを業
務端末300aへ送信する。
【0066】業務端末300aでは、受信したデータか
ら論理パス制御部を取り除き、データ部の内容に基づい
た動作を行う。
【0067】尚、図1では、計算機システム100との
間で論理パスを用いた通信を行う業務端末300a,3
00bを2台しか示していないが、業務端末の台数はこ
れに限られるものではない。また、図1では、中継サー
バ200と業務端末300a,300bを専用回線等で
接続された別筐体としているが、業務端末300a,3
00bと中継サーバ200の機能が同一筐体内に存在し
ても良い。例えば、マルチウィンドウの各ウィンドウ毎
に異なる業務を行い、各業務毎に論理パスを設定するよ
うにすれば、計算機システム100との通信は、1本の
物理パスで行うことが可能になる。また、業務端末30
0a,300bのユーザインターフェース部のみを他筐
体に有し、HTTP等のプロトコルで通信するような形
態でも良い。
【0068】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0069】本実施の形態では、計算機システムと中継
サーバとを物理パスにより接続し、この物理パスを、業
務端末を通信を行うための複数の論理パスで共有するよ
うにしているので、物理パスを業務端末毎に個別に接続
する必要があった従来の技術に比較して、少ない資源で
多くの業務端末との通信ができる。
【0070】更に、本実施の形態では、論理パスが未接
続の場合でも、最初のデータ受信にて論理パスを接続す
ることが可能であるように構成されているため、あらか
じめ論理パスの接続を行わずに業務を行うことができ
る。
【0071】また、本実施の形態では、中継サーバとの
間に物理パスを接続する際、中継サーバ定義表から接続
先中継サーバの通信プロトコルを取得し、その通信プロ
トコルを使用して物理パスを接続するようにしているの
で、種々の通信プロトコルの中継サーバを使用すること
ができる。
【0072】次に、具体例を挙げて本実施の形態の動作
を説明する。
【0073】まず、物理パス接続時における動作を説明
する。
【0074】今、例えば、図11に示すように、中継サ
ーバ定義表150に、3つの中継サーバが定義されてお
り、この状態で、管理者が操作卓101より「中継サー
バ識別名“SVR01”をもつ中継サーバへの接続」を
指示したとする。
【0075】物理パス管理手段110は、操作卓101
からの指示であるため発信であると認識し(図3のA3
01でyes)、中継サーバ定義表150から中継サー
バ識別名が“SVR01”と定義されている中継サーバ
を検索する(A302)。中継サーバ識別名”SVR0
1”は定義されている(A303でyes)ので、続い
て通信プロトコル“TCP/IP”、アドレス“svr
01.nec.com/8000”を取得する(A30
4)。次に、この情報に基づき、ホスト名“svr0
1.nec.com”を持つホストのポート番号“80
00”に対してTCP/IPコネクション(物理パス)
を接続する(A305)。その後、上記物理パスでの通
信を制御する物理パス制御手段111を生成する(A3
06)。
【0076】一方、中継サーバ200は、計算機システ
ム100による接続であるため(図4のD401でn
o)、物理パス制御手段211を生成する(D40
3)。
【0077】以上の処理により、物理パスの接続が完了
し、物理パス“00001”を使用しての通信が可能と
なる。
【0078】次に、論理パス接続時における動作を説明
する。
【0079】今、例えば、図12に示すように、業務端
末定義表151に3つの業務端末が定義されているとす
る。また、論理パスは接続されておらず、論理パス管理
表152にエントリは存在しないとし、計算機システム
100と中継サーバ200との間の物理パスは接続され
ているとする。
【0080】この状態で、利用者が業務端末識別名“A
TM001”をもつ業務端末(例えば、業務端末300
aとする)に対して、論理パスの接続指示を入力すると
業務端末300aは、中継サーバ200に対して接続要
求を送出する。中継サーバ200は、この接続要求に、
データ種別として“論理パス接続要求”が設定され、且
つ業務端末300aの業務端末識別名“ATM001”
が設定された物理パス制御部(図13参照)を付加して
計算機システム100へ送る。
【0081】計算機システム100内の物理パス管理手
段110は、業務端末300aからの接続要求を受信す
ると、その物理パス制御部に設定されているデータ種別
が“論理パス接続要求”である(図6のA601でye
s)ため、物理パス制御部から業務端末識別名“ATM
001”を取得し(A605)、論理パス管理手段12
0へ論理パスの接続要求を通知をする(A606)。
【0082】この通知を受けた論理パス管理手段120
は、業務端末識別名“ATM001”と定義されている
業務端末300aを検索する(図5のB501)。業務
端末識別名“ATM001”は定義されている(B50
2でyes)ので、第1の論理パスを示す識別子“00
001”を付与し(B503)、業務端末識別名“AT
M001”と論理パス識別子“00001”とを含ん
だ、図14に示すような論理パス管理表152の第1エ
ントリ#1を作成する(B504)。尚、論理パス“0
0002”“00003”のエントリは、他の論理パス
が接続された時点で作成される。
【0083】次に、論理パス“00001”での通信を
制御する論理パス制御手段121aを生成し(B50
5)、更に、業務端末“ATM001”の通信相手とな
る業務制御手段130aを生成する(S506)。この
接続は着信による接続である(B507でno)ため、
業務端末300aへの通知は行わず、これで論理パスの
接続が完了し、論理パス“00001”を使用しての通
信が可能となる。
【0084】次に、計算機システム100が業務端末3
00aからデータを受信する際の動作を説明する。
【0085】先程、論理パスの接続を行った業務端末識
別名“ATM001”の業務端末300aは、データの
発信時、データに論理バス制御部(図13参照)を付加
して論理受信データを構成し、中継サーバ200へ送信
する。論理パス制御部には、例えば、データを処理する
業務プログラムの識別子等が設定される。
【0086】中継サーバ200内の業務端末制御手段2
30aは、業務端末300aから送られてきた論理受信
データを物理パス制御手段211に渡す。これにより、
物理パス制御手段211は、上記論理受信データに物理
パス制御部を付加して物理受信データを構成し、計算機
システム100へ送信する。尚、物理パス制御部には、
データ種別として“データ”が設定されると共に、発信
元の業務端末300aの業務端末識別子“ATM00
1”が設定されている。
【0087】計算機システム100内の物理パス制御手
段111は、中継サーバ200を介して送られてくる物
理受信データを受信すると、その物理パス制御部のデー
タ種別が“データ”である(図6のA601でno)た
め、物理受信データから物理パス制御部を取り除いて論
理受信データを構成し(A602)、更に、物理パス制
御部に設定されている業務端末識別名”ATM001”
を取得する(A603)。次に、物理パス制御手段11
1は、この論理受信データと業務端末識別名“ATM0
01”を論理パス選択手段122へ渡す(A604)。
【0088】論理パス選択手段122は、渡された業務
端末識別名“ATM001”を図14に示す論理パス管
理表152から検索する(図7のC701)。この例の
場合、“ATM001”は見つかり(C702でye
s)、論理パス識別子“00001”を使用しているこ
とが分かる(C703)。そこで、論理パス制御手段1
22は、論理パス“00001”を制御している論理パ
ス制御手段121aに、論理受信データをそのまま渡す
(C704)。
【0089】次に、論理パス制御手段121aは、渡さ
れた論理受信データから論理パス制御部を取り除き(図
8のB801)、データ部(図13参照)を、業務端末
300aに対応する業務制御手段130aへ渡す(B8
02)。これで、業務制御手段130aは業務端末30
0aからのデータを受信したことになる。
【0090】次に、計算機システム100内の業務制御
手段130aから業務端末300aへのデータ送信にお
ける動作を説明する。
【0091】業務制御手段130aが、業務端末識別名
“ATM001”の業務端末300aへ何らかのデータ
を送信する場合、まず論理パス制御手段121aへ送信
データを渡す。
【0092】論理パス制御手段121aは、図13に示
すように、データに論理パス制御部を付与して論理送信
データを構成する(図9のB901)。次に、論理パス
管理表152から論理パス“00001”に対応する業
務端末識別名“ATM001”を取得し(B902)、
論理送信データと業務端末識別名“ATM001”を物
理パス制御手段111に渡す(B903)。
【0093】次に、物理パス制御手段111は、図13
に示すように、論理送信データに物理パス制御部を付与
して物理送信データを構成する(図10のA100
1)。さらに、渡された業務端末識別名“ATM00
1”を物理パス制御部に埋め込み(A1002)、自身
が制御している物理パスに物理送信データを送信する
(A1003)。
【0094】中継サーバ200内の物理パス制御手段2
11は、受信した物理送信データから物理パス制御部を
取り除いて論理送信データを作成する共に、物理パス制
御部から業務端末識別名“ATM001”を取り出す。
その後、物理パス制御手段211は、論理送信データと
業務端末識別名“ATM001”とを業務端末選択手段
220に渡す。これにより、業務端末選択手段220
は、業務端末識別名“ATM001”に対応する業務端
末制御手段230aに論理送信データを渡し、業務端末
制御手段230aは論理送信データを業務端末300a
に送信する。
【0095】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0096】図15を参照すると、本発明の第2の実施
の形態は、プログラム制御により動作する計算機システ
ム100’と、中継サーバ200a,200bと、業務
端末300a〜300cとから構成されている。
【0097】計算機システム100’は、物理パス管理
手段110’と、論理パス管理手段120’と、業務制
御手段130a〜130cと、業務プログラム実行手段
140と、中継サーバ定義表150と、業務端末定義表
151と、論理パス管理表152と、物理パス管理表1
53とを含む。
【0098】物理パス管理手段110’は、物理パス制
御手段111a〜111cと、物理パス選択手段112
とを含む。論理パス管理手段120’は、論理パス制御
手段121a〜121cと、論理パス選択手段122と
を含む。これらの手段はそれぞれ概略つぎのように動作
する。
【0099】物理パス管理手段110’は、操作卓10
1からの指示や中継サーバ200a,200bからの要
求により、通信プロトコルに応じた物理的な通信パス
(物理パス)の接続あるいは切断を行い、物理パス制御
手段111a〜111cを生成或いは消滅させる。
【0100】物理パス制御手段111a〜111cは、
それぞれ物理パスと1対1に対応しており、中継サーバ
200a,200bからのデータを受信して論理パス選
択手段122へ渡したり、物理パス選択手段112から
渡されたデータを、実際に中継サーバ200a,200
bに送信する。また、物理パス制御手段111a〜11
1cは、物理パス管理表153のエントリの内の、自身
が制御している物理パスに対応するエントリ中に設定さ
れている物理パスの状態を次のように更新する。即ち、
送受信動作を開始するときに“動作中”、送受信動作を
終了するときに“待機中”、物理パスが障害等により使
用不能となったときに“閉塞中”とする。更に、物理パ
ス制御手段111a〜111cは、物理パス選択手段1
12からデータが渡されたとき、既にデータの送受信動
作を開始している場合は、その動作が終了するのを待っ
て、新たなデータの送信動作を開始する。
【0101】物理パス選択手段112は、論理パス制御
手段121a〜121cからデータが渡されたとき、そ
のデータの送信先の業務端末へデータを中継可能な中継
サーバに接続されている物理パスの内の1つを選択し、
この選択した物理パスを制御している物理パス制御手段
にデータを渡す。
【0102】論理パス管理手段120’は、操作卓10
1からの指示や業務端末300a〜300cからの要
求、あるいは業務制御手段からの要求により、業務端末
と業務制御手段との論理的な通信パス(論理パス)の接
続あるいは切断を行い、論理パス制御手段121a〜1
21cの生成あるいは消滅を行う。
【0103】論理パス制御手段121a〜121cは、
それぞれが論理パスと1対1に対応しており、論理パス
選択手段122から渡されたデータを、対応する業務制
御手段130a〜130cへ渡す。また、論理パス制御
手段121a〜121cは、業務制御手段130a〜1
30cからのデータ送信要求を受け、物理パス選択手段
112へ送信データを渡す。
【0104】論理パス選択手段122は、物理パス制御
手段111a〜111cから渡されたデータを、発信元
の業務端末に対応する論理パス制御手段へ渡す。
【0105】業務制御手段130a〜130cは、それ
ぞれ、業務の通信相手となる業務端末300a〜300
cと1対1に対応しており、業務端末300a〜300
cからの要求を受け業務プログラム実行手段140に業
務プログラムの実行を要求する。また、業務制御手段1
30a〜130cは、論理パスを使用して業務端末30
0a〜300cと通信を行い、さらに業務プログラムと
データをやりとりする。さらに、業務制御手段130a
〜130cは、業務プログラムからの要求により論理パ
ス管理手段120へ他の論理パスの接続を要求する。
【0106】業務プログラム実行手段140は、業務制
御手段130a〜130cからの要求により業務プログ
ラムを実行する。
【0107】中継サーバ定義表150,業務端末定義表
151,論理パス管理表152は、第1の実施の形態と
同様の構成を有する。
【0108】物理パス管理表153は、物理パス識別
子、中継サーバ識別名、業務グループ識別名、状態、等
から構成される。
【0109】記録媒体102’は、ディスク,半導体メ
モリ,その他の記録媒体であり、計算機システム10
0’を通信システムの一部として機能させるためのプロ
グラムが記録されている。このプログラムは、計算機シ
ステム100’によって読み取られ、その動作を制御す
ることで、計算機システム100’上に、物理パス管理
手段110’,論理パス管理手段120’,業務制御手
段130a〜130cを実現する。
【0110】中継サーバ200aは、図16に示すよう
に、物理パス管理手段210aと、業務端末選択手段2
20と、業務端末制御手段230a〜230cと、物理
パス管理表240と、業務端末定義表250とを備えて
いる。また、中継サーバ200aには、操作卓201
と、記録媒体202’とが接続されている。
【0111】物理パス管理手段210aは、操作卓20
1からの指示や計算機システム100’からの要求によ
り、通信プロトコルに応じた物理パスの接続あるいは切
断を行い、物理パス制御手段211a,211bを生成
あるいは消滅させる。
【0112】物理パス制御手段211a,211bは、
計算機システム100’からのデータを受信して業務端
末選択手段220に渡したり、物理パス選択手段212
から渡されるデータを、物理パスを使用して実際に計算
機システム100’へ送信する。また、物理パス制御手
段211a,211bは、物理パス管理表240のエン
トリの内の、自身が管理している物理パスに対応するエ
ントリ中の物理パスの状態を次のように更新する。即
ち、送受信動作を開始するとき“動作中”、送受信動作
を終了するとき“待機中”、物理パスが障害等により使
用不能になったとき“閉塞中”とする。更に、物理パス
制御手段211a,211bは、物理パス選択手段21
2からデータが渡されたとき、既にデータの送受信動作
を開始している場合は、その動作が終了するのを待っ
て、新たなデータの送受信動作を開始する。
【0113】物理パス選択手段212は、業務端末制御
手段230a〜230cから計算機システム100’ヘ
送信するデータが加えられたとき、使用可能な物理パス
の内の1つを選択し、この選択した物理パスを制御して
いる物理パス制御手段にデータを渡す。また、物理パス
選択手段212は、物理パス管理表240中の物理パス
の状態を常に監視しており、自中継サーバ200aと計
算機システム100’との間に使用可能な物理パスが1
本も存在しなくなった場合や、使用可能な物理パスが1
本も存在しない状態から使用可能な物理パスが少なくと
も1本存在する状態になった場合、その旨を自中継サー
バ200aに接続されている全ての業務端末300a〜
300c(自中継サーバ200aと業務グループ識別名
が同じ業務端末)へ通知する。
【0114】業務端末選択手段220は、物理パス制御
手段211a,211bから渡されたデータを、送信先
の業務端末に対応する業務端末制御手段に渡す。
【0115】業務端末制御手段230a〜230cは、
それぞれ業務端末300a〜300cと1対1に対応
し、業務端末選択手段220からのデータを対応する業
務端末300a〜300cに渡す。また、業務端末制御
手段230a〜230cは、業務端末300a〜300
cからのデータを物理パス選択手段212に渡す。
【0116】物理パス管理表240は、図19に示す物
理パス管理表153と同様の構成を有する。
【0117】業務端末定義表250は、図12に示す業
務端末定義表151と同様の構成を有する。
【0118】記録媒体202’は、ディスク,半導体メ
モリ,その他の記録媒体であり、コンピュータからなる
中継サーバ200aを通信システムの一部として機能さ
せるためのプログラムが記録されている。このプログラ
ムは、中継サーバ200aによって読み取られ、その動
作を制御することで、中継サーバ200a上に物理パス
管理手段210a,業務端末選択手段220,業務端末
制御手段230a〜230cを実現する。
【0119】尚、中継サーバ200bも中継サーバ20
0aと同様の構成を有する。
【0120】次に本実施の形態の動作について説明す
る。尚、論理パス接続時の動作は、第1の実施の形態と
同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0121】先ず、物理パス接続時の動作を説明する。
物理パス管理手段110’は、中継サーバ200a或い
は中継サーバ200bとの物理パス接続時、図17の流
れ図に示す処理を行う。この図17の流れ図は、ステッ
プA3051,A3052が追加されている点以外は図
3の流れ図と同じであるので、この2つのステップにつ
いてのみ説明する。ステップA3051では、接続した
物理パスへ物理パス識別子を付与し、ステップA305
2では、物理パス管理表153のエントリを作成する。
より具体的には、ステップA3051では、例えば、何
番目に接続した物理パスであるのかを示す連番を物理パ
ス識別子とし、ステップA3052では、図19に示す
ように、ステップA3051で付与した物理パス識別子
(例えば、“00001”)と、中継サーバ識別名“S
VR01”と、業務グループ識別名“BANK”と、状
態“待機中”とを含むエントリを作成する。尚、業務グ
ループ識別名は、中継サーバ識別名に基づいて中継サー
バ定義表150から取得するものである。
【0122】また、中継サーバ200a或いは中継サー
バ200b内の物理パス管理手段210aは、物理パス
接続時、図18の流れ図に示す処理を行う。この図18
の流れ図は、ステップD4021,D4022が追加さ
れている点以外は図4の流れ図と同じであるので、この
2つのステップについてのみ説明する。ステップD40
21では、接続した物理パスに物理パス識別子を付与
し、ステップD4022では、物理パス管理表240の
エントリを作成する。
【0123】次に、データの送受信時の動作を説明す
る。先ず、計算機システム100’から業務端末300
aへデータを送信する際の動作を説明する。
【0124】業務制御手段130aが、論理パス制御手
段121aにデータを渡す。論理パス制御手段121a
は、渡されたデータに論理パス制御部を付与して論理送
信データを構成し(図20のB901)、更に自身が制
御している論理パスの論理パス識別子に対応する業務端
末識別名を論理パス管理表152より取得し(B90
2)、論理送信データと業務端末識別名を物理パス選択
手段112へ渡す(B903’)。
【0125】これにより、物理パス選択手段112は、
上記業務端末識別名をキーにして業務端末定義表151
を検索し(図21のE2101)、上記業務端末識別名
の業務端末が属している業務グループの業務グループ識
別名を取得する(E2102)。次に、物理パス選択手
段112は、上記業務グループ識別名をキーにして物理
パス管理表153を検索し(E2103)、上記業務グ
ループ識別名を含んでいるエントリの内の1つに注目す
る(E2104)。
【0126】その後、注目しているエントリ中の物理パ
スの状態が“待機中”であるか否かを調べる(E210
5)。そして、“待機中”の場合(E2105でye
s)は、注目エントリ中の物理パス識別子によって示さ
れる物理パスを使用してデータを送信することを決定し
(E2106)、“待機中”でない場合(E2105が
no)は、物理パス管理表153の検索を継続する(E
2107でno)。全てのエントリを検索しても、待機
中の物理パスがない場合(E2107でyes)は、最
初に見つかった“動作中”の物理パスを使用してデータ
を送信することに決定する(E2108)。次に、物理
パス選択手段112は、使用することを決定した物理パ
スに対応する物理パス制御手段(例えば、物理パス制御
手段111a)に論理送信データと業務端末識別名とを
渡す(E2109)。
【0127】物理パス制御手段111aは、物理パス選
択手段112から渡された論理送信データに物理パス制
御部を付与して物理送信データを構成し(図10のA1
001)、物理パス選択手段112から渡された業務端
末300aの業務端末識別名を物理送信データの物理パ
ス制御部に埋め込む(A1002)。次に、物理パス制
御手段111aは、自身が制御している物理パスに物理
送信データを送信する(A1003)。
【0128】中継サーバ200a内の物理パス制御手段
211aは、計算機システム100’から送られてきた
物理送信データを受信すると、物理送信データから物理
パス制御部を取り除いて論理送信データを構成し、それ
と物理パス制御部に含まれていた業務端末300aの業
務端末識別名とを業務端末選択手段220に渡す。これ
により、業務端末選択手段220は、業務端末300a
と対応する業務端末制御手段230aに論理送信データ
を渡し、業務端末制御手段230aは、論理送信データ
を業務端末300aへ送信する。業務端末300aで
は、受信したデータから論理パス制御部を取り除き、デ
ータ部の内容に基づいた動作を行う。
【0129】次に、業務端末300aから計算機システ
ム100’へデータを送信する際の動作を説明する。
【0130】業務端末300aは、中継サーバ200
a,200bから送られてくる通知に基づいて、各中継
サーバ200a,200bと計算機システム100’と
の間に使用可能な物理パスが存在しているか否かを認識
している。そして、データの送信時、中継サーバ200
aと計算機システム100’との間に使用可能な物理パ
スが存在する場合は、論理パス制御部を付加したデータ
を中継サーバ200aに送信し、中継サーバ200aと
計算機システム100’との間には使用可能な物理パス
が存在しないが、中継サーバ200bと計算機システム
100’との間には使用可能な物理パスが存在する場合
は、論理パス制御部を付加したデータを中継サーバ20
0bへ送信する。尚、中継サーバ200aにも、中継サ
ーバ200bにも使用可能な物理パスが存在しない場合
は、データの送信動作は行わない。
【0131】今、例えば、中継サーバ200aと計算機
システム100’との間に使用可能な物理パスが存在す
るとすると、業務端末300aは、論理パス制御部を付
加したデータを中継サーバ200aへ送信する。このデ
ータは、中継サーバ200a内の業務端末制御部230
aで受信され、物理パス選択手段212に渡される。
【0132】これにより、物理パス選択手段212は、
前述した物理パス選択手段112と同様の動作を行う。
即ち、業務端末定義表250を参照し、業務端末300
aが属する業務グループの業務グループ識別名を求め
る。次いで、物理パス管理表240を検索し、上記業務
グループ識別名が設定されているエントリの内の1つに
注目する。そして、注目したエントリ中の論理パスの状
態が“待機中”であれば、注目エントリ中の物理パス識
別子によって示される物理パスを制御している物理パス
制御手段(例えば、物理パス制御手段211a)に、論
理パス制御部を付与したデータを渡す。これにより、物
理パス制御手段211aは、データに物理パス制御部を
付加して計算機システム100’へ送信する。
【0133】計算機システム100’内の物理パス制御
手段111aは、中継サーバ200a内の物理パス制御
手段211aから送られてきた物理受信データを受信す
ると、そこから物理パス制御部を取り除いて論理受信デ
ータを構成し、それと物理制御部に含まれていた業務端
末300aの業務端末識別名とを論理パス選択手段12
2に渡す。これにより、論理パス選択手段122は、前
述した図7の流れ図に示す処理を行い、論理受信データ
を論理パス制御手段121aに渡す。
【0134】論理パス制御手段121aは、論理受信デ
ータから論理パス制御部を取り除くと共に、論理パス制
御部に含まれている業務プログラムのプログラム名を取
り出す。その後、論理パス制御手段121aは、データ
とプログラム名を業務制御手段130aに渡す。これに
より、業務制御手段130aは、業務プログラムの起動
や、業務プログラムへのデータ送信等の動作を行う。
【0135】尚、図15では、中継サーバ200aと計
算機システム100’との間の物理パスを2本、中継サ
ーバ200bと計算機システム100’との間の物理パ
スを1本としたが、物理パスの本数はこれに限られるも
のではない。複数の中継サーバを同一の業務グループに
定義することもできる。
【0136】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0137】本実施の形態では、複数の物理パスを、業
務端末が所属する業務グループに合わせて選択するよう
に構成されているため、複数の全く内容の異なる業務を
同時に処理することができる。
【0138】また、本実施の形態では、同一業務グルー
プに属する物理パスが複数ある場合、待機中の物理パス
を優先的に選択して使用するように構成されているた
め、物理パスの負荷分散を図ることができる。
【0139】さらに、本実施の形態では、物理パスが障
害等により使用不可能となった場合は、その物理パスは
選択されないように構成されているため、物理パスが障
害となっても、他の物理パスを使用しての論理パス上の
通信ができる。
【0140】次に、具体例を挙げて計算機システム10
0’から業務端末300aへデータを送信する際の動作
を説明する。
【0141】今、例えば、図12に示すように業務端末
定義表151に3つの業務端末が定義され、図14に示
すように3本の論理パスが接続され、図19に示すよう
に4本の物理パスが接続されているとする。
【0142】業務制御手段130aが、論理パス制御手
段121aにデータを渡す。論理パス制御手段121a
は、渡されたデータに論理パス制御部を付与して論理送
信データを構成し(図20のB901)、更に自身が制
御している論理パスの論理パス識別子(“00001”
とする)に対応する業務端末識別名“ATM001”を
論理パス管理表152より取得し(B902)、論理送
信データと業務端末識別名を物理パス選択手段112へ
渡す(B903’)。
【0143】物理パス選択手段112は、論理パス制御
手段121aから業務端末識別名“ATM001”を渡
されると、まず、業務端末識別名“ATM001”を業
務定義表151から検索し(図21のE2101)、業
務グループ識別名“BANK”を得る(E2102)。
次に、物理パス管理表153から業務グループ識別名
“BANK”である物理パスを検索し(E2103)、
物理パス識別子“00001”を得る。次に、物理パス
識別子“00001”の状態を参照すると、“待機中”
である(E2105でyes)ため、物理パス識別子
“00001”の物理パスを使用することに決定し(E
2106)、物理パス識別子“00001”を制御して
いる物理パス制御手段(例えば、物理パス制御手段11
1a)に論理送信データと業務端末識別名“ATM00
1”を渡す(E2109)。これにより、物理パス制御
手段111a,中継サーバ200aを介して業務端末3
00aへデータが送られる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、計算機シ
ステムと複数の業務端末を中継サーバを介して接続し、
更に、計算機システムと中継サーバとを接続する物理パ
スを複数の論理パスで共有するようにしているので、計
算機システムが複数の業務端末と通信を行う場合であっ
ても、計算機システムと中継サーバとの間の物理パスは
1本で済み、計算機システムと各業務端末との間をそれ
ぞれ異なる物理パスで接続しなければならなかった従来
の技術に比較して、計算機資源,ネットワーク資源の利
用効率を高めることができる。
【0145】また、本発明は、データを送受信する際、
複数存在する物理パスの内の、正常な物理パスを使用し
てデータを送受信するので、或る物理パスが障害等によ
り使用不能となっても、他の正常な物理パスを使用して
通信を継続することができる。
【0146】更に、本発明は、データを送受信する際、
正常な物理パスの内の、データを送受信中でない物理パ
スを優先的に使用してデータを送受信するようにしてい
るので、物理パスの負荷分散を実現できる。
【0147】また、本発明は、業務端末からデータが送
られてきたとき、上記業務端末との間に論理パスが接続
されていなければ、計算機システムが上記業務端末との
間に論理パスを接続するので、業務端末は論理パスの接
続を意識せずに、計算機システムとの間の通信を開始す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブロ
ック図である。
【図2】中継サーバ200の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】物理パス接続時における物理パス管理手段11
0の動作例を示す流れ図である。
【図4】物理パス接続時における物理パス管理手段21
0の動作例を示す流れ図である。
【図5】論理パスの接続における論理パス管理手段12
0の動作例を示す流れ図である。
【図6】データ受信時の物理パス制御手段111の動作
例を示す流れ図である。
【図7】データ受信時の論理パス選択手段122の動作
例を示す流れ図である。
【図8】データ受信時の論理パス制御手段121a,1
21bの動作例を示す流れ図である。
【図9】データ送信時の論理パス制御手段121a,1
21bの動作例を示す流れ図である。
【図10】データ送信時の物理パス制御手段111,1
11a〜111cの動作例を示す流れ図である。
【図11】中継サーバ定義表150の内容例を示す図で
ある。
【図12】業務端末定義表151の内容例を示す図であ
る。
【図13】送受信データの構造を示す図である。
【図14】論理パス管理表152の内容例を示す図であ
る。
【図15】本発明の第2の実施の形態の構成例を示す示
すブロック図である。
【図16】中継サーバ200aの構成例を示すブロック
図である。
【図17】物理パス接続時における物理パス管理手段1
10’の動作例を示す流れ図である。
【図18】物理パス接続時における物理パス管理手段2
10aの動作例を示す流れ図である。
【図19】物理パス管理表153の内容例を示す図であ
る。
【図20】データ送信時の論理パス制御手段121a〜
121cの動作例を示す流れ図である。
【図21】データ送信時の物理パス選択手段112の動
作例を示す流れ図である。
【図22】従来の技術を説明するためのブロック図であ
る。
【図23】他の従来の技術を説明するためのブロック図
である。
【符号の説明】
100,100’…計算機システム 101…操作卓 102,102’…記録媒体 110,110’…物理パス管理手段 111,111a〜111c… 物理パス制御手段 112…物理パス選択手段 120,120’…論理パス管理手段 121a〜121c…論理パス制御手段 122…論理パス選択手段 130a〜130c…業務制御手段 140…業務プログラム実行手段 150…中継サーバ定義表 151…業務端末定義表 152…論理パス管理表 153…物理パス管理表 200,200a,200b…中継サーバ 201…操作卓 202,202’…記録媒体 210,210a…物理パス管理手段 220…業務端末選択手段 230a〜230c…業務端末制御手段 240…物理パス管理表 250…業務端末定義表 300a〜300c…業務端末

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システムと複数の業務端末が中継
    サーバを介して通信を行う通信方法であって、 前記計算機システムと前記中継サーバとを物理パスによ
    り接続し、 前記計算機システムと前記各業務端末とを、前記物理パ
    スを論理的に分割することにより得られる前記各業務端
    末毎の論理パスによって接続し、 前記複数の業務端末の内の特定業務端末と前記計算機シ
    ステムとの間でデータを送受信するとき、前記特定業務
    端末に対応する論理パスを使用すると共に、前記物理パ
    スを使用してデータを送受信することを特徴とする通信
    方法。
  2. 【請求項2】 計算機システムと複数の業務端末が中継
    サーバを介して通信を行う通信方法であって、 前記計算機システムと前記中継サーバとを複数の物理パ
    スにより接続し、 前記計算機システムと前記各業務端末とを、前記複数の
    物理パスを論理的に分割することにより得られる前記各
    業務端末毎の論理パスによって接続し、 前記複数の業務端末の内の特定業務端末と前記計算機シ
    ステムとの間でデータを送受信する際、前記特定業務端
    末に対応する論理パスを使用すると共に、前記複数の物
    理パスの中から正常な物理パスを1つ選択し、該選択し
    た物理パスを使用してデータを送受信することを特徴と
    する通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の通信方法において、 物理パスを選択する際、正常な物理パスの内の、データ
    を送受信中でない物理パスを優先的に選択することを特
    徴とする通信方法。
  4. 【請求項4】 計算機システムと、複数の業務端末と、
    それぞれが前記計算機システムに接続されると共に前記
    複数の業務端末に接続される複数の中継サーバとを備え
    た通信システムにおける通信方法であって、 前記計算機システムと前記各中継サーバとの間それぞれ
    を物理パスにより接続し、 前記計算機システムと前記各業務端末とを、前記複数の
    物理パスを論理的に分割することにより得られる前記各
    業務端末毎の論理パスによって接続し、 前記複数の業務端末の内の特定業務端末と前記計算機シ
    ステムとの間でデータを送受信するとき、前記特定業務
    端末と対応する論理パスを使用すると共に、前記複数の
    物理パスの中から正常な物理パスを1つ選択し、該選択
    した物理パスを使用してデータを送受信することを特徴
    とする通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の通信方法において、 物理パスを選択する際、正常な物理パスの内の、データ
    を送受信中でない物理パスを優先的に選択することを特
    徴とする通信方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載の何れか1つの通信
    方法において、 前記計算機システムは、業務端末からデータが送られて
    きた場合、前記業務端末との間に論理パスが接続されて
    いなければ、前記業務端末との間に論理パスを接続する
    ことを特徴とする通信方法。
  7. 【請求項7】 計算機システムと複数の業務端末が中継
    サーバを介して通信を行う通信システムであって、 前記計算機システムが、 前記中継サーバとの間を物理パスによって接続する物理
    パス管理手段と、 該物理パスを用いた通信を制御する物理パス制御手段
    と、 自計算機システムと前記各業務端末とを、前記物理パス
    を論理的に分割することにより得られる前記各業務端末
    毎の論理パスによって接続する論理パス管理手段と、 前記各論理パス毎に設けられ、対応する論理パスを用い
    た通信を制御する論理パス制御手段と、 前記物理パス制御手段が受信したデータを、前記複数の
    論理パス制御手段の内の、前記データの送信元の業務端
    末に対応する論理パス制御手段に渡す論理パス選択手段
    と、 前記各論理パス制御手段毎に設けられ、対応する論理パ
    ス制御手段と業務プログラムとの間のデータのやり取り
    を制御する業務制御手段とを備えたことを特徴とする通
    信システム。
  8. 【請求項8】 計算機システムと複数の業務端末が中継
    サーバを介して通信を行う通信システムであって、 前記計算機システムが、 前記中継サーバとの間を複数の物理パスによって接続す
    る物理パス管理手段と、 前記各物理パス毎に設けられ、対応する物理パスを用い
    た通信を制御する物理パス制御手段と、 自計算機システムと前記各業務端末とを、前記複数の物
    理パスを論理的に分割することにより得られる前記各業
    務端末毎の論理パスによって接続する論理パス管理手段
    と、 前記各論理パス毎に設けられ、対応する論理パスを用い
    た通信を制御する論理パス制御手段と、 前記物理パス制御手段が受信したデータを、該データの
    送信元の業務端末に対応する論理パス制御手段に渡す論
    理パス選択手段と、 前記複数の物理パス制御手段の中から対応する物理パス
    が正常な物理パス制御手段を1つ選択し、該選択した物
    理パス制御手段に送信データを渡す物理パス選択手段
    と、 前記各論理パス制御手段毎に設けられ、対応する論理パ
    ス制御手段と業務プログラムとの間のデータのやり取り
    を制御する業務制御手段とを備えたことを特徴とする通
    信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の通信システムにおいて、 前記物理パス選択手段は、物理パス制御手段を選択する
    際、正常な物理パスに対応する物理パス制御手段の内
    の、データを送受信中でない物理パス制御手段を優先的
    に選択する構成を有することを特徴とする通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 計算機システムと、複数の業務端末
    と、それぞれが前記計算機システムに接続されると共に
    前記複数の業務端末に接続される複数の中継サーバとを
    備えた通信システムであって、 前記計算機システムが、 自計算機システムと前記各中継サーバとの間それぞれを
    物理パスにより接続する物理パス管理手段と、 前記各物理パス毎に設けられ、対応する物理パスを用い
    た通信を制御する物理パス制御手段と、 自計算機システムと前記各業務端末とを、前記複数の物
    理パスを論理的に分割することにより得られる前記各業
    務端末毎の論理パスによって接続する論理パス管理手段
    と、 前記論理パス毎に設けられ、対応する論理パスを用いた
    通信を制御する論理パス制御手段と、 前記物理パス制御手段が受信したデータを、該データの
    送信元の業務端末に対応する論理パス制御手段に渡す論
    理パス選択手段と、 前記複数の物理パス制御手段の中から対応する物理パス
    が正常な物理パス制御手段を1つ選択し、該選択した物
    理パス制御手段に送信データを渡す物理パス選択手段
    と、 前記各論理パス制御手段毎に設けられ、対応する論理パ
    ス制御手段と業務プログラムとの間のデータのやり取り
    を制御する業務制御手段とを備えたことを特徴とする通
    信システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の通信システムにおい
    て、 前記物理パス選択手段は、物理パス制御手段を選択する
    際、対応する物理パスが正常な物理パス制御手段の内
    の、データを送受信中でない物理パス制御手段を優先的
    に選択する構成を有することを特徴とする通信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至11記載の何れか1つの
    通信システムにおいて、 前記論理パス管理手段は、論理パスが接続されていない
    業務端末からデータが送られてきたとき、前記データの
    送信元の業務端末と自計算機システムとを論理パスによ
    り接続する構成を有することを特徴とする通信システ
    ム。
  13. 【請求項13】 計算機システムと複数の業務端末が中
    継サーバを介して通信を行う通信システムを実現するた
    めのプログラムであって、 前記計算機システムを、 前記中継サーバとの間を物理パスによって接続する物理
    パス管理手段と、 該物理パスを用いた通信を制御する物理パス制御手段、 自計算機システムと前記各業務端末とを、前記物理パス
    を論理的に分割することにより得られる前記各業務端末
    毎の論理パスによって接続する論理パス管理手段、 前記各論理パス毎に設けられ対応する論理パスを用いた
    通信を制御する論理パス制御手段、 前記物理パス制御手段が受信したデータを、前記複数の
    論理パス制御手段の内の、前記データの送信元の業務端
    末に対応する論理パス制御手段に渡す論理パス選択手
    段、 該各論理パス制御手段毎に設けられ対応する論理パス制
    御手段と業務プログラムとの間のデータのやり取りを制
    御する業務制御手段として機能させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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