JP2002300107A - 無線通信機の送信電力指示方法 - Google Patents

無線通信機の送信電力指示方法

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JP2002300107A
JP2002300107A JP2001101601A JP2001101601A JP2002300107A JP 2002300107 A JP2002300107 A JP 2002300107A JP 2001101601 A JP2001101601 A JP 2001101601A JP 2001101601 A JP2001101601 A JP 2001101601A JP 2002300107 A JP2002300107 A JP 2002300107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短期間で目標SIRを更新できる無線通信機
の送信電力指示方法。 【解決手段】 、受信期間T:640msをTminと
して設定すると、ステップ210に進んで、640ms
経過したとき、640msの間にて受信された受信デー
タブロックの受信数:Nallを求めるとともに、これ
ら受信データブロックのうちのエラーブロックの数:N
errと算出する(ステップ220)。但し、Tmin
(640ms)としては、目標誤り率の母数「1071
5」未満の受信データブロックが受信されるように選択
されている。判定エラー数:Nを算出し、ステップ24
0に進んで、エラーブロックの数:Nerrの方が判定
エラー数:Nに比べて大きいとき、ステップ250に進
んで、回線品質を上げるように目標SIRを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局から送信さ
れる送信信号の増加及び低減のうちいずれか一方を基地
局に指示する無線通信機の送信電力指示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、3GPP・W−CDMAシステム
においては、基地局から移動機への送信信号(下りの送
信信号)の物理チャネルは、図6に示すように、個別物
理制御チャネル(DL DPCCH:Dedicate
d Physical Control Channe
l)と、個別物理データチャネル(DL DPDCH:
Dedicated Physical Data C
hannel)とから構成されている。一方、移動機か
ら基地局への送信信号(上りの送信信号)の物理チャネ
ルは、個別物理制御チャネル(UL DPCCH)と、
個別物理データチャネル(UL DPDCH)とから構
成されている。
【0003】ここで、下りの個別物理制御チャネル(D
L DPCCH)としては、図7に示すように、パイロ
ットシンボル(PILOT)、TPCデータ、データ
(Date1)等を時分割多重されて構成されている一
方、上りの個別物理制御チャネル(UL DPCCH)
としては、パイロットシンボル(PILOT)、TPC
データ、データ(Date1)等を時分割多重されて構
成されている。
【0004】また、基地局及び移動機の間の送信電力制
御として、インナーループ電力制御が採用されており、
インナーループ電力制御において、基地局は、移動局か
らの個別物理制御チャネル中のTPCデータの制御情報
に基づいて、下りの個別物理制御チャネルの送信電力制
御を行う。一方、移動局は、基地局からの個別物理制御
チャネル中のTPCデータの制御情報に基づいて、上り
の個別物理制御チャネルの送信電力制御を行う。
【0005】以下、インナーループ電力制御について述
べると、移動局は、基地局から送信された個別物理制御
チャネルのパイロットシンボルを逆拡散し最大比合成し
て合成信号を求め、この合成信号に基づいてSIR(S
ignal−interference−Ratio)
を測定する。この測定されたSIR(以下、測定SIR
という)を目標SIR(target SIR)に対し
て評価してこの評価に基づいて上りの個別物理制御チャ
ネルのTPCデータに制御情報を設定する。
【0006】例えば、移動局において、目標SIRに比
べて、測定SIRの方が大きいとき(目標値<測定SI
R)、TPCデータをリセット(TPCビット=0)
し、基地局は、下りの個別物理制御チャネルの送信電力
を下げる。これにより、移動局において、回線品質(伝
送品質)が目標値に比べて大きいとき、下りの個別物理
制御チャネルの送信電力を下げるように基地局に指示す
ることになる。
【0007】一方、移動局において、測定SIRに比べ
て目標値の方が大きいとき(目標値>測定SIR)、T
PCデータをセット(TPCビット=1)して、基地局
は、下りの個別物理制御チャネルの送信電力を上げる。
これにより、移動局において、回線品質(伝送品質)が
目標値に未到達であるとき、下りの個別物理制御チャネ
ルの送信電力を上げるように基地局に指示することにな
る。
【0008】このように、インナーループ電力制御で
は、測定SIRが目標値(target SIR)に近
づくようにすることにより、回線品質と送信電力とが適
正に保たれる。なお、インナーループ電力制御では、S
IRにより無線レベルで回線品質を制御するもので、こ
の無線レベルの回線品質は、データレベルでの回線品
質、データの信頼性とは異なる。
【0009】ここで、上述した測定SIRの目標値は、
以下に述べる移動局のアウタループ電力制御にて決めら
れる。このアウタループ電力制御は、インナーループ電
力制御で無線の回線品質が保たれている状態で、複数の
受信データブロックを用いて行われる。この受信データ
ブロックは、個別物理データチャネル(UL DPDC
H)に基づいてチャネルコーディング処理されたもの
で、複数個の情報ビットと複数のCRCビット(誤り検
査ビット)とから構成されている。
【0010】先ず、アウタループ電力制御では、複数の
受信データブロックのうち、エラー(CRCエラー)を
生じているデータブロック(以下、エラーブロックとい
う)の数が測定されるとともに、この測定されたエラー
ブロックの数に対する受信データブロックの数の測定誤
り率:BLER(Block Error Rate)
が測定される。この測定誤り率:BLERは、{(エラ
ーブロックの数)/受信データブロックの数}を示す。
【0011】次に、上記測定された測定誤り率:BLE
Rをその目標誤り率(targetBLER)に対して
評価してこの評価に基づいて、目標SIRを更新する。
ここで、目標誤り率は、移動局が基地局から報知信号で
指示されて、測定誤り率の方が目標誤り率に比べて大き
いとき、(測定誤り率>目標誤り率)、目標値SIRを
大きくするように更新する。一方、測定誤り率の方に比
べて目標誤り率の方が大きいとき(測定誤り率<目標誤
り率)、目標値SIRを小さくするように更新する。こ
のように、SIRの目標値を更新することにより、無線
レベルでの回線品質が制御されることにより、データレ
ベルの回線品質が制御される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した3
GPP・W−CDMAシステムにおいて、目標誤り率と
しては、図8に示すように規定されており、例えば、目
標誤り率(targetBLER)として「1/107
15」{=「−4.030」}が基地局から指示された
とき、目標SIRを更新するには、最低でも10715
個のデータブロックを受信する必要がある。こののた
め、10715個のデータブロックを受信する期間に
て、アウタループ電力制御が停止されると、アウタルー
プ電力制御の停止期間中にて、回線品質が劣化し通信が
切断する場合も考えられる。
【0013】本発明は、上記点に鑑み、短期間で目標電
力比を更新できる無線通信機の送信電力指示方法を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、受信信号に
基づいて希望波信号電力と干渉波信号電力との信号電力
比を求め、この信号電力比と目標電力比とに応じて送信
電力の増加及び低減のうちいずれか一方を基地局に指示
する無線通信機の送信電力指示方法であって、受信信号
を復調して得られたデータブロックの目標誤り率を、基
地局からの指示として受ける第1のステップ(400)
と、データブロックの受信数とデータブロック毎のエラ
ー数とを求める第2のステップと、データブロックの受
信数と目標誤り率とから定まる閾値に比べて、エラー数
の方が大きいか否かを判定する第3のステップ(24
0)と、データブロックを目標誤り率から定まる母数分
受信することに先だって、データブロックの受信数と目
標誤り率とから定まる閾値に比べて、エラー数の方が大
きいと判定されたとき、目標電力比を更新する第4のス
テップ(250)とを有することを特徴とする。
【0015】このように、データブロックを目標誤り率
から定まる母数分受信することに先だって、データブロ
ックの受信数と目標誤り率とから定まる閾値に比べて、
エラー数の方が大きいと判定されたとき、目標電力比を
更新するため、データブロックを母数分受信してから目
標電力比を更新する場合に比べて、短期間で目標電力比
を更新できる。具体的には、請求項2、3に記載の発明
のように、第4のステップは、送信電力を増加させるよ
うに目標電力比を更新してもよい。特に、請求項3に記
載の発明のように、第4のステップは、目標電力比を一
定レベルだけ大きくすることにより、目標電力比を更新
してもよい。
【0016】また、送信電力を低減させるように目標電
力比を更新するには、信頼性の高い判定が必要なる。そ
こで、請求項4に記載の発明のように、所定数以上のデ
ータブロックを受信したか否かを判定する第5ステップ
(270)と、所定数以上のデータブロックを受信し、
且つ、第5ステップで受信されたデータブロックの受信
数と目標誤り率とから定まる閾値に比べて、エラー数の
方が小さいと判定されたとき、送信電力を低減させるよ
うに目標電力比を更新する第6のステップ(300)と
を有してもよい。
【0017】具体的には、請求項5に記載の発明のよう
に、第5のステップで閾値に比べてエラー数の方が小さ
いと判定されたとき、データブロックの受信数とエラー
数とからデータブロックの誤り率を求め、この求められ
た誤り率と、第1のステップで受けた目標誤り率との差
を求める第7のステップ(280)を有し、第5のステ
ップは、第7のステップで求められた差に応じた値だ
け、目標電力比を下げることにより、目標電力比を更新
してもよい。また、請求項6に記載の発明では、第7の
ステップで求められた差の方が予め設定された許容差に
比べて小さいとき、目標電力比の更新を禁止する第8の
ステップ(290)を有してもよい。なお、請求項7に
記載の発明のように、目標電力比を更新したとき、この
更新後に受信されたデータブロックに基づいて目標電力
比を更新してもよい。
【0018】さらに、請求項8に記載の発明では、第2
のステップにて、受信数を所定期間毎に求めるととも
に、この所定期間毎の受信数を累積して累積受信数を求
め、かつ、エラー数を所定期間毎に求めるとともに、こ
の所定期間毎のエラー数を累積して累積エラー数を求
め、第3のステップにて、累積受信数と目標誤り率とか
ら定まる閾値に比べて、累積エラー数の方が大きいか否
かを、所定期間毎に、判定し、第2のステップは、閾値
に比べて累積エラー数が大きいと判定されたとき、第4
のステップの判定後にて所定期間を経過する迄の所定期
間の受信数を求めるとともに、この所定期間の受信数に
対応する所定期間のエラー数を求め、第3のステップ
は、所定期間の受信数と目標誤り率とから定まる閾値に
比べて、所定期間のエラー数の方が大きいか否かを判定
し、第4のステップは、所定期間の受信数と目標誤り率
とから定まる閾値に比べて、所定期間のエラー数の方が
大きいと判定したとき、目標電力比を更新してもよい。
【0019】また、請求項9に記載の発明では、第5の
ステップは、第6のステップにて目標電力比が送信電力
を低減させるように更新されたとき、この更新後にて所
定期間に、所定数以上のデータブロックを受信したか否
かを判定し、更新後にて所定期間に受信されたデータブ
ロックが所定数以上で、且つ、更新後にて所定期間に受
信されたデータブロックの受信数と目標誤り率とから定
まる閾値に比べて、更新後にて所定期間に受信されたデ
ータブロックのエラー数の方が小さいと判定したとき、
第6のステップは、送信電力を低減させるように目標電
力比を更新してもよい。
【0020】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係るW−CDMA
の移動局の一実施形態を示す。図1は、移動局の電気回
路構成を示すブロック図である。なお、基地局におい
て、下りの個別物理制御チャネルと下りの個別物理デー
タチャネルとを時分割多重し、この多重信号を、スペク
トル拡散されたものを送信信号として移動局に送信す
る。基地局でのスペクトル拡散にあたっては、スクラン
ブルコード及びチャネライゼイションコードといった拡
散コードが採用されている。また、移動局としては、携
帯電話(無線通信装置)が採用されている。
【0022】先ず、移動局は、受信アンテナ10、受信
系RF部20、RAKE受信器30、デモジュレータ4
0、デインターリーブ41、レートマッチング42、チ
ャネルコーディング43、BLER測定部44、アウタ
ーループ送信電力制御部50、SIR評価部60、エン
コード71、レートマッチング72、インターリーブ7
3、チャネルコーディング74、DPCCH設定部8
0、拡散部90、送信系RF部100、及び、送信アン
テナ110から構成されている。
【0023】受信アンテナ10は、基地局からの送信さ
れた信号Rxを電波を媒体として受信し、受信系RF部
20は、受信アンテナ10の受信信号Rxを直交検波し
て検波信号の実部、虚部を出力する。RAKE受信器3
0は、検波信号の実部、虚部に応じて合成信号を求め
る。具体的には、RAKE受信器30は、符号発生器3
1、相関器32〜34、及び、合成器35を有する。符
号発生器31は、相関器32〜35のそれぞれに、スク
ランブルコード及びチャネライゼイションコードを出力
する。相関器32〜34は、受信パス毎に、検波信号の
実部、虚部とスクランブルコードとの第1の相関値を求
めとともに、この第1の相関値とチャネライゼイション
コードとの第2の相関値を出力する。
【0024】例えば、相関器32は、第1の受信パス分
の検波信号の実部、虚部とスクランブルコードとの第1
の相関値を求めとともに、この第1の相関値とチャネラ
イゼイションコードとの第2の相関値を出力する。相関
器33は、第2の受信パス分の検波信号の実部、虚部と
スクランブルコードとの第1の相関値を求めとともに、
この第1の相関値とチャネライゼイションコードとの第
2の相関値を出力する。相関器34は、第3の受信パス
分の検波信号の実部、虚部とスクランブルコードとの第
1の相関値を求めとともに、この第1の相関値とチャネ
ライゼイションコードとの第2の相関値を出力する。
【0025】なお、スクランブルコードは、Scram
bling codeを示し、チャネライゼイションコ
ードは、Channelization codeを示
す。
【0026】合成器35は、相関器32〜34の各々か
らの第2の相関値を最大比合成し合成信号を出力する。
ここで、上述の如く、基地局からの送信信号は、下りの
個別物理制御チャネル(DPCCH)と下りの個別物理
データチャネル(DPDCH)とを時分割多重たもので
あるため、合成器35で、上記合成信号を個別物理制御
チャネルと個別物理データチャネルとに分離して出力す
る。このように、個別物理制御チャネルは、個別物理デ
ータチャネルとともに、受信信号を復調して得られ得
る。
【0027】デモジュレータ40は、合成器35から個
別物理データチャネルの実部、虚部の双方をシリアルの
ビットデータに変換する。デインターリーブ41は、デ
モジュレータ40の出力データをデインターリーブ処理
し、レートマッチング42は、デインターリーブ処理さ
れたデータをレートマッチング処理する。チャネルコー
ディング43は、レートマッチング処理されたデータを
コーディング処理して受信データブロック(トランスポ
ートブロック)を出力する。
【0028】BLER測定部44は、複数の受信データ
ブロックのうちのエラーブロックの数を測定するととも
に、測定誤り率:BLERを測定する。アウターループ
送信電力制御部50は、測定誤り率:BLERと目標誤
り率(target BLER)とを比較してその比較
に応じて目標SIRを更新する。
【0029】ここで、目標誤り率は、基地局から報知信
号で通知されたもので、アウターループ送信電力制御部
50においては、目標SIRの初期値が目標誤り率に対
応付けて記憶されており、目標誤り率が基地局から通知
されると、この通知された目標誤り率に対応する目標S
IRの初期値をSIR評価部60に出力する。
【0030】SIR評価部60は、下り個別物理制御チ
ャネル中のパイロットシンボル(図6中、PILOTに
て示す)に応じてSIRを測定するとともに、このSI
R(以下、測定SIRという)を目標SIRに対して評
価してその評価を、後述する如く、DPCCH設定部8
0に出力する。
【0031】但し、測定SIRは、上述の如く、上記パ
イロットシンボル(受信信号)における希望波信号電力
と干渉波信号電力との信号電力比である。希望波信号電
力としては、所定期間におけるパイロットシンボルの実
部、虚部の平均の二乗和として求められ、干渉波電力と
しては、所定期間におけるパイロットシンボルの実部、
虚部の平均値とパイロットシンボルの実部、虚部との分
散として求められる。
【0032】また、DPCCH設定部80は、SIR評
価部60の評価に応じて、上りの個別物理制御チャネル
(UL DPCCH)のTPCデータに制御情報を設定
する。すなわち、DPCCH設定部80は、SIR評価
部60とともに、インナーループ送信電力制御を行うこ
とになる。
【0033】拡散部90には、個別物理制御チャネル
(UL DPCCH)が入力信号の実部Iとして入力さ
れるとともに、個別物理データチャネル(UL DPD
CH)が入力信号の虚部Qとして入力される。そして、
拡散部90は、入力信号I、Qをそれぞれ異なるチャネ
ライゼイションコードでスペクトル拡散し、その拡散さ
れた信号をスクランブルコードでスペクトル拡散すると
ともに、そのスクランブルコードで拡散された信号を直
交変調する。また、送信系RF部100は、拡散部90
からの出力を周波数変調して送信アンテナ110から電
波を媒体として出力させる。
【0034】なお、上りの個別物理データチャネル(D
PDCH)は、送話データ(或いは、通信データ)をエ
ンコード71、レートマッチング72、インターリーブ
73、及び、チャネルコーディング74等によって処理
されたものである。
【0035】以下、本実施形態の作動において図2〜図
5を参照して説明する。図2、図3は、アウターループ
送信電力制御部50の作動を示すフローチャートであ
る。図4は、インナーループ送信電力制御及びアウター
ループ送信電力制御を説明するための図で、図5は、ア
ウターループ送信電力制御を説明するための図である。
【0036】先ず、アウターループ送信電力制御部50
は、基地局からの目標誤り率を受けると(図4中、矢印
400に示す)、アウターループ送信電力制御の処理を
開始するとともに、上記目標誤り率に対応する目標SI
Rの初期値をSIR評価部60に出力する。このため、
SIR評価部60は、目標SIRの初期値を受け、イン
ナーループ送信電力制御の処理を開始するため、インナ
ーループ送信電力制御は、アウターループ送信電力制御
と並列的に実行される。
【0037】SIR評価部60においては、目標SIR
の方が測定SIRに比べて大きいとき、上りの個別物理
制御チャネルのTPCデータをセットする。すると、基
地局は、上りの個別物理制御チャネルを受け、下りの個
別物理制御チャネルの送信電力を「1db」上げる。そ
の後、目標SIRの方が測定SIRに比べて小さくなる
と、SIR評価部60は、TPCデータをリセットする
ため、基地局は、上りの個別物理制御チャネルを受け、
下りの個別物理制御チャネルの送信電力を「1db」下
げる。従って、測定SIRが目標値SIRに近づくよう
にすることにより、下りの個別物理制御チャネルの送信
電力が適正に保たれる。
【0038】ここで、アウターループ送信電力制御部5
0は、図2、図3に示すフローチャートに従って、アウ
ターループ送信電力制御の処理を実行する。例えば、目
標誤り率として「1/10715」が基地局から指示さ
れたとき、「10715」は、受信データブロックの目
標誤り率の母数となる。この母数は、目標誤り率の逆数
となる。
【0039】先ず、ステップ200にて、受信期間T:
640msをTminとして設定すると(Tmin=6
40ms)、ステップ210に進んで、640ms経過
したか否かを判定する。そして、640ms経過したと
き、640msの間にて受信された受信データブロック
の受信数:Nallを求めるとともに、これら受信デー
タブロックのうちのエラーブロックの数:Nerrと算
出する(ステップ220)。但し、Tmin(640m
s)としては、目標誤り率の母数「10715」未満の
受信データブロックが受信されるように選択されてい
る。
【0040】次に、受信データブロックの数:Nall
とを数式1に代入して判定エラー数:Nを算出する(ス
テップ230)
【0041】
【数1】N={(Nall)/(1/target B
LER)}+1 この判定エラー数:Nは、上記母数分の受信データブロ
ックの受信に先だって、エラーブロックの数:Nerr
を用いて測定誤り率と目標誤り率とを比較する為の閾値
であって、目標誤り率と受信データブロックの受信数:
Nallとに応じて変わる。この判定エラー数:Nは、
小数点以下を切り捨てた整数となる。例えば、目標誤り
率として「1/10715」が基地局から指示されたと
きには、判定エラー数:N=「1」となる。
【0042】次に、エラーブロックの数:Nerrと判
定エラー数:Nとを比較して(ステップ240)、エラ
ーブロックの数:Nerrの方が判定エラー数:Nに比
べて大きいとき(Nerr≧N)、ステップ250に進
んで、回線品質(送信電力)を上げるように目標SIR
を更新する。すなわち、目標SIRの値を「a」dbだ
け上げてSIR評価部60に設定する。例えば、「a」
として、「1」が採用る。その後、ステップ260に
て、640msをTminとして設定してステップ21
0に進むため、その後、目標SIRの更新後、新に、受
信された受信データブロックに基づいて目標SIRを更
新する。
【0043】次に、ステップ240にて、エラーブロッ
クの数:Nerrの方が判定エラー数:Nに比べて小さ
いとき(Nerr<N)、ステップ270に進んで、判
定エラー数:Nと安定度判定値:M(例えば、M=1
0)とを比較する。例えば、受信データブロックの目標
誤り率の母数を「10715」として、安定度判定値:
Mを「10」とすると、判定エラー数:Nの方が、安定
度判定値:Mに比べて大きくなるには、受信データブロ
ックの受信数:Nallが「107150」以上(図5
に示す例では、Nall=「107200」と示す)で
あることが必要である。
【0044】次に、ステップ270にて、判定エラー
数:Nの方が、安定度判定値:Mに比べて大きいとき、
ステップ280に進み、目標誤り率(target B
LER)と測定誤り率:BLERとを数式2に代入し比
率差:ΔBLERを求める。
【0045】
【数式2】ΔBLER=log10(target BL
ER)−log10(BLER) 次に、ステップ290にて、比率差:ΔBLERの方が
設定値{例えば、「1」db}に比べて大きいか否かを
判定し、比率差:ΔBLERの方が設定値に比べて大き
いとき、ステップ300に進んで、回線品質(送信電
力)を下げるように目標SIRを更新する。すなわち、
目標SIRの値を(比率差:ΔBLER)×(b)「d
b」だけ下げてSIR評価部60に設定する。例えば、
「b」として、「1」が採用されている。その後、ステ
ップ3100にて、640msをTminとして設定し
てステップ210に進むため、その後、目標SIRの更
新後に、新に、受信された受信データブロックに基づい
て目標SIRを更新する。
【0046】ここで、回線品質(送信電力)を下げるよ
うに目標SIRを更新するには、信頼性のある判定が必
要である。そこで、安定度判定値:Mは、受信データブ
ロックの受信数:Nallが信頼性の有る値(例えば、
母数以上の数)か否かを判定する閾値の役割を果たす。
【0047】次に、ステップ290にて、比率差:ΔB
LERの方が「1db」に比べて小さいとき、ステップ
320に進んで、目標SIRの更新を禁止し、受信期間
TをTminづつ継続して、再び、ステップ250(或
いは、ステップ300)に進むと、目標SIRの更新
を、先だって受信された受信データブロックに基づいて
行う。
【0048】すなわち、再度、ステップ210に進ん
で、640ms経過したか否かを判定する。そして、6
40ms経過したとき、ステップ220に進む。この6
40msの間にて受信された受信データブロックの受信
数を求め、この求められた受信数を、先回の受信データ
ブロックの受信数に累積して受信数(累積受信数):N
allを求めるともに、この受信数:Nallの受信デ
ータブロックのうちのエラーブロックの数(累積エラー
数):Nerrと算出する。
【0049】その後、ステップ230〜260の処理が
上述と同様に成され、ステップ210に進むと、640
ms経過したか否かを判定する。この640ms経過し
たとき、ステップ220に進む。この640msの間に
て受信された受信データブロックの数を受信数Nall
として求めるともに、この受信数:Nallの受信デー
タブロックのうちのエラーブロックの数:Nerrと算
出する。
【0050】また、ステップ230〜260の処理が成
されるのではなく、ステップ230〜310の処理が成
され、ステップ210に進むと、640ms経過したか
否かを判定する。この640ms経過したとき、ステッ
プ220に進む。この640msの間にて受信された受
信データブロックの数を受信数Nallとして求めると
もに、この受信数:Nallの受信データブロックのう
ちのエラーブロックの数:Nerrと算出する。
【0051】以上のように、一旦、目標SIRの値を設
定すると、その後、640ms間の受信数Nallとエ
ラーブロックの数:Nerrとを求め、この求められた
受信数Nallとエラーブロックの数:Nerrとによ
ってステップ230〜320の処理を行う。
【0052】例えば、図5に示す例では、受信データブ
ロックの受信開始後、複数回ステップ290、ステップ
320に進むことにより、受信開始後の受信データブロ
ックの受信数Nall:が「107200」になったと
き、スッテプ300に進むと、107200個の受信デ
ータブロックに基づいて目標SIRの更新が行われるこ
とになる。
【0053】以下、本実施形態の特徴につき述べる。受
信データブロックを母数(例えば、10715個)分受
信することに先だって、エラーブロックの数:Nerr
の方が判定エラー数:Nに比べて大きいとき、目標電力
比を更新するため、データブロックを母数分受信してか
ら目標電力比を更新する場合に比べて、短期間で目標電
力比を更新できる。
【0054】なお、本発明の実施にあたり、移動局とし
ては、携帯電話に限らず、自動車電話等の無線通信装置
を適用してもよい。さらに、本発明の実施にあたり、
M、a、bは何れの値を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の移動局の電気回路構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すアウターループ送信電力制御部の作
動の一部を示すフローチャートである。
【図3】図1に示すアウターループ送信電力制御部の作
動の残りを示すフローチャートである。
【図4】上記一実施形態に係るインナーループ送信電力
制御及びアウターループ送信電力制御を説明するための
図である。
【図5】上記一実施形態のアウターループ送信電力制御
を説明するための図である。
【図6】基地局及び移動局間の個別物理チャネルを説明
するための図である。
【図7】個別物理制御チャネルのフォーマットを示す図
である。
【図8】目標誤り率を示す図表である。
【符号の説明】
50…アウターループ送信電力制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K060 CC04 CC11 DD04 KK01 LL01 LL25 PP05 5K067 BB03 BB04 CC10 DD27 DD45 EE02 EE10 GG08 GG09 HH21 HH22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号に基づいて希望波信号電力と干
    渉波信号電力との信号電力比を求め、この信号電力比と
    目標電力比とに応じて送信電力の増加及び低減のうちい
    ずれか一方を基地局に指示する無線通信機の送信電力指
    示方法であって、 前記受信信号を復調して得られたデータブロックの目標
    誤り率を、前記基地局からの指示として受ける第1のス
    テップ(400)と、 前記データブロックの受信数とデータブロック毎のエラ
    ー数とを求める第2のステップ(220)と、 前記データブロックの受信数と前記目標誤り率とから定
    まる閾値に比べて、前記エラー数の方が大きいか否かを
    判定する第3のステップ(240)と、 前記データブロックを前記目標誤り率から定まる母数分
    受信することに先だって、前記データブロックの受信数
    と前記目標誤り率とから定まる閾値に比べて、前記エラ
    ー数の方が大きいと判定されたとき、前記目標電力比を
    更新する第4のステップ(250)と、 を有することを特徴とする無線通信機の送信電力指示方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第4のステップは、前記送信電力を
    増加させるように前記目標電力比を更新することを特徴
    とする請求項1に記載の無線通信機の送信電力指示方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第4のステップは、前記目標電力比
    を一定レベルだけ大きくすることにより、前記目標電力
    比を更新することを特徴とする請求項2に記載の無線通
    信機の送信電力指示方法。
  4. 【請求項4】 所定数以上のデータブロックを受信した
    か否かを判定する第5のステップ(270)と、 前記所定数以上のデータブロックを受信し、且つ、前記
    第5ステップで受信されたデータブロックの受信数と前
    記目標誤り率とから定まる閾値に比べて、前記エラー数
    の方が小さいと判定されたとき、前記送信電力を低減さ
    せるように前記目標電力比を更新する第6のステップ
    (300)とを有することを特徴とする請求項1〜3の
    うちいずれか1つに記載の無線通信機の送信電力指示方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第5のステップで前記閾値に比べて
    前記エラー数の方が小さいと判定されたとき、前記デー
    タブロックの受信数と前記エラー数とから前記データブ
    ロックの誤り率を求め、この求められた誤り率と、前記
    第1のステップで受けた目標誤り率との差を求める第7
    のステップ(280)を有し、 前記第5のステップは、前記第7のステップで求められ
    た差に応じた値だけ、前記目標電力比を下げることによ
    り、前記目標電力比を更新することを特徴とする請求項
    4に記載の無線通信機の送信電力指示方法。
  6. 【請求項6】 前記第7のステップで求められた差の方
    が予め設定された許容差に比べて小さいとき、前記目標
    電力比の更新を禁止する第8のステップ(290)を有
    することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つ
    に記載の無線通信機の送信電力指示方法。
  7. 【請求項7】 前記目標電力比を更新したとき、この更
    新後に受信されたデータブロックに基づいて、前記目標
    電力比を更新するようになっていることを特徴とする請
    求項1〜6のうちいずれか1つに記載の無線通信機の送
    信電力指示方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のステップにて、前記受信数を
    所定期間毎に求めるとともに、この所定期間毎の受信数
    を累積して累積受信数を求め、かつ、前記エラー数を前
    記所定期間毎に求めるとともに、この所定期間毎のエラ
    ー数を累積して累積エラー数を求め、 前記第3のステップにて、前記累積受信数と前記目標誤
    り率とから定まる閾値に比べて、前記累積エラー数の方
    が大きいか否かを、前記所定期間毎に、判定し、 前記第2のステップは、前記閾値に比べて前記累積エラ
    ー数が大きいと判定されたとき、前記第4のステップの
    判定後にて前記所定期間を経過する迄の前記所定期間の
    受信数を求めるとともに、この所定期間の受信数に対応
    する前記所定期間のエラー数を求め、 前記第3のステップは、前記所定期間の受信数と前記目
    標誤り率とから定まる閾値に比べて、前記所定期間のエ
    ラー数の方が大きいか否かを判定し、 前記第4のステップは、前記所定期間の受信数と前記目
    標誤り率とから定まる閾値に比べて、前記所定期間のエ
    ラー数の方が大きいと判定したとき、前記目標電力比を
    更新することを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか
    1つに記載の無線通信機の送信電力指示方法。
  9. 【請求項9】 前記第5のステップは、前記第6のステ
    ップにて前記目標電力比が前記送信電力を低減させるよ
    うに更新されたとき、この更新後にて前記所定期間に、
    前記所定数以上のデータブロックを受信したか否かを判
    定し、 前記更新後にて前記所定期間に受信されたデータブロッ
    クが前記所定数以上で、且つ、前記更新後にて前記所定
    期間に受信されたデータブロックの受信数と前記目標誤
    り率とから定まる閾値に比べて、前記更新後にて前記所
    定期間に受信されたデータブロックのエラー数の方が小
    さいと判定したとき、前記第6のステップは、前記送信
    電力を低減させるように前記目標電力比を更新すること
    を特徴とする請求項8に記載の無線通信機の送信電力指
    示方法。
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