JP2002299910A - 誘電体デュプレクサ - Google Patents
誘電体デュプレクサInfo
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- JP2002299910A JP2002299910A JP2001094754A JP2001094754A JP2002299910A JP 2002299910 A JP2002299910 A JP 2002299910A JP 2001094754 A JP2001094754 A JP 2001094754A JP 2001094754 A JP2001094754 A JP 2001094754A JP 2002299910 A JP2002299910 A JP 2002299910A
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- hole
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- dielectric duplexer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 送信若しくは受信のアイソレーションの悪化
を除去し得ると共に、小型化し得る誘電体デュプレクサ
を提供することを目的とする。 【解決手段】 最外側の共振器3Aと励振孔結合する入
出力パッド12rを、短絡端面寄り位置で、実装面に区
画形成して、アンテナ端子パッド13aと入出力パッド
12rとを離間させて配設することにより、アイソレー
ションの悪化を防止した。さらに、該入出力パッド12
rを、最外側の共振器3Aの貫通孔5から側面側に連通
して、該共振器3Aの内導体6と接続する導通孔16と
電気的に接続することにより、励振孔の簡略化を図り、
誘電体デュプレクサ1aを小型化することとした。
を除去し得ると共に、小型化し得る誘電体デュプレクサ
を提供することを目的とする。 【解決手段】 最外側の共振器3Aと励振孔結合する入
出力パッド12rを、短絡端面寄り位置で、実装面に区
画形成して、アンテナ端子パッド13aと入出力パッド
12rとを離間させて配設することにより、アイソレー
ションの悪化を防止した。さらに、該入出力パッド12
rを、最外側の共振器3Aの貫通孔5から側面側に連通
して、該共振器3Aの内導体6と接続する導通孔16と
電気的に接続することにより、励振孔の簡略化を図り、
誘電体デュプレクサ1aを小型化することとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車電話、携帯
電話等の移動体通信機器に用いられる、共振器を複数列
設してなる誘電体デュプレクサに関する。
電話等の移動体通信機器に用いられる、共振器を複数列
設してなる誘電体デュプレクサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来構成の誘電体デュプレクサを図5に
従って説明する。誘電体デュプレクサDは、誘電体磁器
ブロックBに、貫通孔の内周面に内導体を被覆すること
により構成される共振器r2〜r4,t1〜t3を複数
個一方向に列設し、かつ貫通孔が開口する開放端面を除
く所要外周面に外導体を被覆してなる。さらに、該共振
器群を二つに区分して、共振器t1〜t3からなる片側
区分群を送波部Tとし、共振器r2〜r4からなる他側
区分群を受波部Rとしている。
従って説明する。誘電体デュプレクサDは、誘電体磁器
ブロックBに、貫通孔の内周面に内導体を被覆すること
により構成される共振器r2〜r4,t1〜t3を複数
個一方向に列設し、かつ貫通孔が開口する開放端面を除
く所要外周面に外導体を被覆してなる。さらに、該共振
器群を二つに区分して、共振器t1〜t3からなる片側
区分群を送波部Tとし、共振器r2〜r4からなる他側
区分群を受波部Rとしている。
【0003】この送波部Tの最外側の共振器t3の外側
には、開放端面から短絡端面へ貫通し、共振器t3と励
振孔結合する励振孔t4が形成され、この励振孔t4と
連成する回り込み電極からなる入出力パッドPtが側面
に外導体と区画して形成される。尚、この回り込み電極
は、前記開放端面と入出力パッドPtとが形成される実
装面とに跨って形成される。また、受波部Rの最外側の
共振器r2の外側にも励振孔r1が形成され、該共振器
r2と励振孔結合するように入出力パッドPrが実装面
に区画形成される。さらに、送波部Tの最内側の共振器
t1と受波部Rの最内側の共振器r4の間にも励振孔a
1が形成され、これらの共振器t1,r1と励振孔結合
するようにアンテナ端子パッドPaが実装面に区画形成
される。
には、開放端面から短絡端面へ貫通し、共振器t3と励
振孔結合する励振孔t4が形成され、この励振孔t4と
連成する回り込み電極からなる入出力パッドPtが側面
に外導体と区画して形成される。尚、この回り込み電極
は、前記開放端面と入出力パッドPtとが形成される実
装面とに跨って形成される。また、受波部Rの最外側の
共振器r2の外側にも励振孔r1が形成され、該共振器
r2と励振孔結合するように入出力パッドPrが実装面
に区画形成される。さらに、送波部Tの最内側の共振器
t1と受波部Rの最内側の共振器r4の間にも励振孔a
1が形成され、これらの共振器t1,r1と励振孔結合
するようにアンテナ端子パッドPaが実装面に区画形成
される。
【0004】このような入出力パッド及びアンテナ端子
パッドが区画形成される実装面を具備する誘電体デュプ
レクサは種々提案されている。
パッドが区画形成される実装面を具備する誘電体デュプ
レクサは種々提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、誘電体デュ
プレクサは、多機能小型化に対応するものであるが、こ
のことにより入出力パッドとアンテナ端子パッドとの離
間距離は小さくなり、漏れ磁界を原因として送信若しく
は受信のアイソレーションが悪くなるという問題があっ
た。本発明は、かかる問題を除去するために、アイソレ
ーションが悪化しない誘電体デュプレクサを提供するこ
とを目的とするものである。
プレクサは、多機能小型化に対応するものであるが、こ
のことにより入出力パッドとアンテナ端子パッドとの離
間距離は小さくなり、漏れ磁界を原因として送信若しく
は受信のアイソレーションが悪くなるという問題があっ
た。本発明は、かかる問題を除去するために、アイソレ
ーションが悪化しない誘電体デュプレクサを提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘電体磁器ブ
ロックに、貫通孔の内周面に内導体を被覆することによ
り構成される共振器を複数個一方向に列設し、かつ貫通
孔が開口する開放端面を除く所要外周面に外導体を被覆
すると共に、該共振器群を二つに区分して、片側区分群
を送波部とし、他側の区分群を受波部とし、さらに、実
装面に該送波部及び受波部の各最内側の共振器と結合す
るように開放端面寄り位置に外導体と区画して形成され
るアンテナ端子パッドと、前記区分群のうち少なくとも
ひとつの区分群の最外側の共振器と結合するように短絡
端面寄り位置に外導体と区画して形成される入出力パッ
ドとを具備してなることを特徴とする誘電体デュプレク
サである。
ロックに、貫通孔の内周面に内導体を被覆することによ
り構成される共振器を複数個一方向に列設し、かつ貫通
孔が開口する開放端面を除く所要外周面に外導体を被覆
すると共に、該共振器群を二つに区分して、片側区分群
を送波部とし、他側の区分群を受波部とし、さらに、実
装面に該送波部及び受波部の各最内側の共振器と結合す
るように開放端面寄り位置に外導体と区画して形成され
るアンテナ端子パッドと、前記区分群のうち少なくとも
ひとつの区分群の最外側の共振器と結合するように短絡
端面寄り位置に外導体と区画して形成される入出力パッ
ドとを具備してなることを特徴とする誘電体デュプレク
サである。
【0007】すなわち、入出力パッドを、入出力パッド
とアンテナ端子パッドとの離間距離を大きくして実装面
に区画形成することにより、漏れ磁界による相互干渉を
回避することが可能となり、送信若しくは受信のアイソ
レーションの悪化を防止することが可能となる。
とアンテナ端子パッドとの離間距離を大きくして実装面
に区画形成することにより、漏れ磁界による相互干渉を
回避することが可能となり、送信若しくは受信のアイソ
レーションの悪化を防止することが可能となる。
【0008】また、第2の発明は、前記短絡端面寄り位
置に形成される入出力パッドが、最外側の共振器の貫通
孔から側面側に連通して、該共振器の内導体と接続する
導通孔と、回り込み電極とを介して、該最外側の共振器
に対して電気的に接続されていることを特徴とする請求
項1記載の誘電体デュプレクサである。
置に形成される入出力パッドが、最外側の共振器の貫通
孔から側面側に連通して、該共振器の内導体と接続する
導通孔と、回り込み電極とを介して、該最外側の共振器
に対して電気的に接続されていることを特徴とする請求
項1記載の誘電体デュプレクサである。
【0009】このように、実装面と隣り合う側面に最外
側の共振器の内導体と電気的に接続する導通孔と、その
導通孔と連成する回り込み電極とを形成することによ
り、励振孔を共振器と共に誘電体磁器ブロックに列設す
る必要がなくなり、これに伴い誘電体デュプレクサを小
型化することが可能となる。
側の共振器の内導体と電気的に接続する導通孔と、その
導通孔と連成する回り込み電極とを形成することによ
り、励振孔を共振器と共に誘電体磁器ブロックに列設す
る必要がなくなり、これに伴い誘電体デュプレクサを小
型化することが可能となる。
【0010】尚、本発明にかかる誘電体デュプレクサの
アンテナ端子パッドとしては、隣接する共振器と励振孔
結合するものでも良いし、またはC結合するものでも良
い。
アンテナ端子パッドとしては、隣接する共振器と励振孔
結合するものでも良いし、またはC結合するものでも良
い。
【0011】また、本発明にかかる短絡端面寄り位置に
形成される入出力パッドとしては、送波部の入出力パッ
ドのみとしても良いし、又は受波部の入出力パッドのみ
としても良い。かかる場合にあっては、一方の開放端面
寄り位置に形成される入出力パッドの結合は、励振孔結
合又はC結合のいずれであっても良いし、例えばL結合
等の他の結合であっても良い。
形成される入出力パッドとしては、送波部の入出力パッ
ドのみとしても良いし、又は受波部の入出力パッドのみ
としても良い。かかる場合にあっては、一方の開放端面
寄り位置に形成される入出力パッドの結合は、励振孔結
合又はC結合のいずれであっても良いし、例えばL結合
等の他の結合であっても良い。
【0012】尚、励振孔結合とは電磁界による相互結合
をいい、空間間隙又は共振器間に励振孔を設けてなる構
成である。C結合とは電界による相互結合をいい、等価
的にコンデンサを備えてなる構成である。また、L結合
とは磁界による相互結合をいい、等価的にインダクタン
スを備えてなる構成である。
をいい、空間間隙又は共振器間に励振孔を設けてなる構
成である。C結合とは電界による相互結合をいい、等価
的にコンデンサを備えてなる構成である。また、L結合
とは磁界による相互結合をいい、等価的にインダクタン
スを備えてなる構成である。
【0013】
【発明の実施の形態】添付図面に従って、本発明にかか
る実施例を説明する。本発明は、第一の実施例と第二の
実施例とが提案される。
る実施例を説明する。本発明は、第一の実施例と第二の
実施例とが提案される。
【0014】〈第一の実施例〉図1〜3は、誘電体磁器
ブロック2に、六個の共振器3A〜3C,4A〜4Cを
形成し、これを二つに区分して、三つの共振器3A,3
B,3Cからなる片側区分群を三ポール型受波部Rと
し、同じく三つの共振器4A,4B,4Cからなる他側
区分群を三ポール型送波部Tとした誘電体デュプレクサ
1aを示している。この各共振器3A〜3C,4A〜4
Cは、誘電体磁器ブロック2に一方向へ平行に配列さ
れ、このため該誘電体磁器ブロック2は扁平状の直方体
形状を呈している。
ブロック2に、六個の共振器3A〜3C,4A〜4Cを
形成し、これを二つに区分して、三つの共振器3A,3
B,3Cからなる片側区分群を三ポール型受波部Rと
し、同じく三つの共振器4A,4B,4Cからなる他側
区分群を三ポール型送波部Tとした誘電体デュプレクサ
1aを示している。この各共振器3A〜3C,4A〜4
Cは、誘電体磁器ブロック2に一方向へ平行に配列さ
れ、このため該誘電体磁器ブロック2は扁平状の直方体
形状を呈している。
【0015】上述の共振器3A〜3C,4A〜4Cは、
円環状の貫通孔5に夫々内導体6を塗着形成してなり、
さらに、その貫通孔5が開口する開放端面8を除く所要
外周面に外導体7を被覆して、これをシールド電極とし
ている。この共振器3A〜3C,4A〜4Cは、共振周
波数のλ/4に相当する共振長寸法にほぼ一致させてい
る。
円環状の貫通孔5に夫々内導体6を塗着形成してなり、
さらに、その貫通孔5が開口する開放端面8を除く所要
外周面に外導体7を被覆して、これをシールド電極とし
ている。この共振器3A〜3C,4A〜4Cは、共振周
波数のλ/4に相当する共振長寸法にほぼ一致させてい
る。
【0016】開放端面8にあって、受波部Rの各共振器
3A〜3Cの開口端には、隣接する共振器相互を結合す
るための円環状の結合用ザグリ10が形成される。その
底面には前記内導体6と接続する張り出し導体11が形
成され、これにより各共振器間の間隔を各ザグリ10,
10間の間隔とし、該ザグリ10の位置及び寸法形状を
設定することにより、各共振器3A〜3C間の結合容量
を設定し得るようにしている。一方、送波部Tの最外側
と最内側の各共振器4A,4Cの開口端には、列設方向
に長いほぼ楕円状の結合用ザグリ10が形成されてい
る。またその中央に位置する共振器4Bの開口端には、
円環状の結合用ザグリ10が形成されている。これらの
結合用ザグリ10も、受波部Rと同様に、各共振器4A
〜4C間の結合容量を設定し得るようにするものであ
る。尚、前記結合用ザグリ10の形状は方形状のもので
あっても良く、所定の環状形状で形成され得る。
3A〜3Cの開口端には、隣接する共振器相互を結合す
るための円環状の結合用ザグリ10が形成される。その
底面には前記内導体6と接続する張り出し導体11が形
成され、これにより各共振器間の間隔を各ザグリ10,
10間の間隔とし、該ザグリ10の位置及び寸法形状を
設定することにより、各共振器3A〜3C間の結合容量
を設定し得るようにしている。一方、送波部Tの最外側
と最内側の各共振器4A,4Cの開口端には、列設方向
に長いほぼ楕円状の結合用ザグリ10が形成されてい
る。またその中央に位置する共振器4Bの開口端には、
円環状の結合用ザグリ10が形成されている。これらの
結合用ザグリ10も、受波部Rと同様に、各共振器4A
〜4C間の結合容量を設定し得るようにするものであ
る。尚、前記結合用ザグリ10の形状は方形状のもので
あっても良く、所定の環状形状で形成され得る。
【0017】前記二つの共振器群の中央には励振孔15
aが配設される。さらに、回りこみ電極を介して、該励
振孔15aと連成するアンテナ端子パッド13aが実装
面に形成される。このアンテナ端子パッド13aは、開
放端面8寄り位置で外導体7と絶縁状に区画形成されて
いる。尚、この励振孔15aは、送波部Tの最内側の共
振器4Aと受波部Rの最内側の共振器3Cの双方に励振
孔結合している。
aが配設される。さらに、回りこみ電極を介して、該励
振孔15aと連成するアンテナ端子パッド13aが実装
面に形成される。このアンテナ端子パッド13aは、開
放端面8寄り位置で外導体7と絶縁状に区画形成されて
いる。尚、この励振孔15aは、送波部Tの最内側の共
振器4Aと受波部Rの最内側の共振器3Cの双方に励振
孔結合している。
【0018】次に、本発明の要部である受波部Rの入出
力パッド12rにつき説明する。受波部Rの入出力パッ
ド12rは、上述のアンテナ端子パッド13aと可及的
に離間距離を大きくして実装面に区画形成される。すな
わち、入出力パッド12rを開放端面8と対向する短絡
端面寄り位置で、かつ実装面と隣り合う側面寄り位置に
形成される。また、この入出力パッド12rを、受波部
Rの最外側の共振器3Aの貫通孔5から側面側に連通し
て、該共振器3Aの内導体6と接続する導通孔16と、
回り込み電極とを介して、該最外側の共振器3Aに対し
て電気的に接続するように形成している。
力パッド12rにつき説明する。受波部Rの入出力パッ
ド12rは、上述のアンテナ端子パッド13aと可及的
に離間距離を大きくして実装面に区画形成される。すな
わち、入出力パッド12rを開放端面8と対向する短絡
端面寄り位置で、かつ実装面と隣り合う側面寄り位置に
形成される。また、この入出力パッド12rを、受波部
Rの最外側の共振器3Aの貫通孔5から側面側に連通し
て、該共振器3Aの内導体6と接続する導通孔16と、
回り込み電極とを介して、該最外側の共振器3Aに対し
て電気的に接続するように形成している。
【0019】また、送波部Tの最外側の共振器4Cの外
側には、励振孔15bが配設され、回り込み電極を介し
て励振孔15bと連成する入出力パッド12tが実装面
に区画形成される。この励振孔15bは、前記共振器4
Cと励振孔結合している。
側には、励振孔15bが配設され、回り込み電極を介し
て励振孔15bと連成する入出力パッド12tが実装面
に区画形成される。この励振孔15bは、前記共振器4
Cと励振孔結合している。
【0020】上述のように、受波部Rの入出力パッド1
2rを実装面と隣り合う側面寄り位置で、かつ短絡端面
寄り位置に区画形成することにより、アンテナ端子パッ
ド13aと入出力パッド12rとのアイソレーションの
悪化を低減することが可能となる。
2rを実装面と隣り合う側面寄り位置で、かつ短絡端面
寄り位置に区画形成することにより、アンテナ端子パッ
ド13aと入出力パッド12rとのアイソレーションの
悪化を低減することが可能となる。
【0021】〈第二の実施例〉ここで、第二の実施例を
添付図面に従って説明する。図4に示される誘電体デュ
プレクサ1bは、送波部Tの最内側の共振器4Aと受波
部Rの最内側の共振器3CとC結合するアンテナ端子パ
ッド13bを実装面に区画形成した構成のものである。
かかる構成の誘電体デュプレクサ1bにおいても、受波
部Rの入出力パッド12rを実装面と隣り合う側面寄り
位置で、かつ短絡端面寄り位置に区画形成することによ
り、アンテナ端子パッド13bと入出力パッド12rと
のアイソレーションの悪化を低減することが可能とな
る。
添付図面に従って説明する。図4に示される誘電体デュ
プレクサ1bは、送波部Tの最内側の共振器4Aと受波
部Rの最内側の共振器3CとC結合するアンテナ端子パ
ッド13bを実装面に区画形成した構成のものである。
かかる構成の誘電体デュプレクサ1bにおいても、受波
部Rの入出力パッド12rを実装面と隣り合う側面寄り
位置で、かつ短絡端面寄り位置に区画形成することによ
り、アンテナ端子パッド13bと入出力パッド12rと
のアイソレーションの悪化を低減することが可能とな
る。
【0022】さらに、他の構成からなる実施例がいくつ
か提案され得る。例えば、上述の第一の実施例又は第二
の実施例にあって、受波部Rの入出力パッド12rに代
えて、送波部Tの入出力パッド12tを実装面と隣り合
う側面寄り位置で、かつ短絡端面寄り位置に区画形成
し、かつ送波部Tの最外側の共振器4Cと電気的に接続
する導通孔16を配設した構成としても良い。また、ア
ンテナ端子パッド13a,13bは、他の結合からなる
ものであっても良い。
か提案され得る。例えば、上述の第一の実施例又は第二
の実施例にあって、受波部Rの入出力パッド12rに代
えて、送波部Tの入出力パッド12tを実装面と隣り合
う側面寄り位置で、かつ短絡端面寄り位置に区画形成
し、かつ送波部Tの最外側の共振器4Cと電気的に接続
する導通孔16を配設した構成としても良い。また、ア
ンテナ端子パッド13a,13bは、他の結合からなる
ものであっても良い。
【0023】尚、各構成にあって、共振器3A〜3C,
4A〜4Cの貫通孔5は、例えば横断面を正方形状とし
ても良く適宜変更され得る。また、共振器の列設数も適
宜変更でき、多ポール型の誘電体デュプレクサとしても
良い。
4A〜4Cの貫通孔5は、例えば横断面を正方形状とし
ても良く適宜変更され得る。また、共振器の列設数も適
宜変更でき、多ポール型の誘電体デュプレクサとしても
良い。
【0024】
【発明の効果】本発明は、入出力パッドを短絡端面寄り
位置で、かつ実装面と隣り合う側面寄り位置に区画形成
する構成としたから、入出力パッドとアンテナ端子パッ
ドとを離間させて区画形成することが可能となり、送信
若しくは受信のアイソレーションの悪化を防止し得る優
れた効果を有する。
位置で、かつ実装面と隣り合う側面寄り位置に区画形成
する構成としたから、入出力パッドとアンテナ端子パッ
ドとを離間させて区画形成することが可能となり、送信
若しくは受信のアイソレーションの悪化を防止し得る優
れた効果を有する。
【0025】さらに、実装面と隣り合う側面に、最外側
の共振器と入出力パッドとを電気的に接続させる導通孔
を配設した構成としたから、貫通孔等の列設数を減少さ
せることが可能となり、誘電体デュプレクサの寸法を大
幅に小型化することが可能となる。
の共振器と入出力パッドとを電気的に接続させる導通孔
を配設した構成としたから、貫通孔等の列設数を減少さ
せることが可能となり、誘電体デュプレクサの寸法を大
幅に小型化することが可能となる。
【図1】本発明の第一の実施例にかかる誘電体デュプレ
クサの斜視図である。
クサの斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施例にかかる誘電体デュプレ
クサの上面図(イ)、正面図(ロ)、及び側面図(ハ)
である。
クサの上面図(イ)、正面図(ロ)、及び側面図(ハ)
である。
【図3】図2(イ)のA−A断面図である。
【図4】本発明の第二の実施例にかかる誘電体デュプレ
クサの斜視図である。
クサの斜視図である。
【図5】従来構成の誘電体デュプレクサの斜視図であ
る。
る。
1a,1b 誘電体デュプレクサ 2 誘電体磁器ブロック 3A〜3C,4A〜4C 共振器 5 貫通孔 6 内導体 7 外導体 8 開放端面 12r,12t 入出力パッド 13a,13b アンテナ端子パッド 15a,15b 励振孔 16 導通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜口 幸弘 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 Fターム(参考) 5J006 HA04 HA15 HA25 HA27 JA21 KA06 LA03 LA21 NA03
Claims (2)
- 【請求項1】誘電体磁器ブロックに、貫通孔の内周面に
内導体を被覆することにより構成される共振器を複数個
一方向に列設し、かつ貫通孔が開口する開放端面を除く
所要外周面に外導体を被覆すると共に、該共振器群を二
つに区分して、片側区分群を送波部とし、他側の区分群
を受波部とし、さらに、実装面に該送波部及び受波部の
各最内側の共振器と結合するように開放端面寄り位置に
外導体と区画して形成されるアンテナ端子パッドと、前
記区分群のうち少なくともひとつの区分群の最外側の共
振器と結合するように短絡端面寄り位置に外導体と区画
して形成される入出力パッドとを具備してなることを特
徴とする誘電体デュプレクサ。 - 【請求項2】前記短絡端面寄り位置に形成される入出力
パッドが、最外側の共振器の貫通孔から側面側に連通し
て、該共振器の内導体と接続する導通孔と、回り込み電
極とを介して、該最外側の共振器に対して電気的に接続
されていることを特徴とする請求項1記載の誘電体デュ
プレクサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001094754A JP2002299910A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 誘電体デュプレクサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001094754A JP2002299910A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 誘電体デュプレクサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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2001
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