JP2002299464A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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Abstract
場合、別のシステムLSIを開発、生産するか、外部機
能ブロックを内蔵したシステムLSIを生産し、これに
対してロイヤリティを課する必要があり、半導体集積回
路の汎用性の確保とロイヤリティ支払いの最適化をとも
に充分満たすことがむずかしい。 【解決手段】 システムLSI7に内蔵した複数の外部
機能ブロック5,6の入力、出力を有効または無効にす
る有効無効化手段(ANDゲート54,53,64,6
3)をもち、不揮発性メモリ8を切替手段として、その
論理内容81,82に応じて有効無効化手段を制御し、
外部機能ブロック5,6有効または無効にする。
Description
部機能ブロックを内蔵した半導体集積回路(システムL
SI)にかかわり、より詳しくは、前記各外部機能ブロ
ックを有効化または無効化する技術に関する。
I)の分野においては、回路の微細化や大規模化が進
み、機能ブロックを用いた設計が主流になってきてい
る。また、機能ブロックについては、メーカ側で自由に
使用できる内部機能ブロックだけでなく、ロイヤリティ
を必要とする外部機能ブロックを導入して半導体集積回
路を開発する場合が増えてきている。
いた半導体集積回路を説明する。符号の7は半導体集積
回路を示す。この半導体集積回路7は、中央演算処理装
置(CPU)1、プログラムを格納するメモリ2、周辺
回路3、メーカ内部で保有する自由使用可能な内部機能
ブロック4、および外部より導入したロイヤリティを必
要とする外部機能ブロック5,6を備える。
られている。半導体集積回路7は、その仕様に応じて必
要な外部機能ブロック5,6を内蔵している。必要とす
る外部機能ブロックはユーザごとに異なる。したがっ
て、そのような個別の外部機能ブロックを内蔵する半導
体集積回路7が、それぞれ開発され、生産されることに
なる。
みを内蔵する半導体集積回路が単独に開発・生産され
る。他方で、上記とは別の外部機能ブロック6のみを内
蔵する半導体集積回路が上記とは独立して開発・生産さ
れる。場合によっては、2つの外部機能ブロック5,6
をともに内蔵する半導体集積回路もある。つまりは、数
多くの種類の半導体集積回路が並行的に開発・生産され
る。
体集積回路では、そのような外部機能ブロックの種類が
異なる複数仕様の半導体集積回路がそれぞれ別個に開発
され、生産されなければならない。
備えた仕様が標準とされている状況で、いずれか一方の
外部機能ブロックが不要の場合には、別の半導体集積回
路を開発・生産するか、あるいは、その不要な外部機能
ブロックを内蔵したままの半導体集積回路を生産し、こ
れに対してロイヤリティを課する必要がある。
回路の汎用性の確保とロイヤリティの支払いの最適化と
をともに充分に満たすことが難しい状況となっている。
作したものであって、汎用性の向上とロイヤリティの支
払いの最適化とをともに満足することができる半導体集
積回路を提供することを目的としている。
段を講じることにより、上記の課題を解決する。すなわ
ち、1または複数の外部機能ブロックと、前記外部機能
ブロックを無効にするか有効にするかの論理内容を有す
る切替手段と、前記切替手段の論理内容に従って前記外
部機能ブロックを無効または有効にする有効無効化手段
とを備えている。
要性があると想定される1または複数の外部機能ブロッ
クがあらかじめ内蔵されている。有効無効化手段は、切
替手段からの論理内容に応じて、外部機能ブロックを無
効または有効にする。したがって、半導体集積回路に1
または複数の外部機能ブロックが内蔵されている場合に
おいて、ユーザは、必要とする外部機能ブロックに限っ
て有効とし、必要としない外部機能ブロックについては
無効とするというように対処できる。
より、有効とした外部機能ブロックの分のロイヤリティ
を該当のユーザに課し、無効とした外部機能ブロックの
分のロイヤリティは課さないようにすればよい。外部機
能ブロックの使用に対してロイヤリティが課される場
合、ユーザは、有効とした外部機能ブロックに対するロ
イヤリティは課されるが、無効とした外部機能ブロック
に対するロイヤリティは課されずに済む。
々なニーズに対して、汎用性の向上とロイヤリティの支
払いの最適化とをともに満足する半導体集積回路を提供
することができる。
有無は必ずしも必須ではない。ロイヤリティの支払いの
義務があるときには、それに的確に対応できる。
手段が、外部機能ブロックを無効にするか有効にするか
の論理内容が記憶されているメモリで構成されているこ
とである。そして、前記のメモリとしては不揮発性メモ
リが好ましい。論理内容をメモリに記憶しておくことに
より、個々の外部機能ブロックに対する有効/無効の設
定を持続化することができる。
の切替手段が、外部機能ブロックを無効にするか有効に
するかの論理内容に応じた状態のヒューズで構成されて
いることである。構成を簡単化することができる。
段が、マスクによって外部機能ブロックを無効にするか
有効にするかの論理内容を設定することが可能なマスク
オプションで構成されていることである。論理内容の不
当書き替えによる不正使用を予防し、セキュリティ性を
確保できる。
手段が、暗号解除プログラムを記憶するメモリと、前記
暗号解除プログラムを実行する演算処理装置と、前記演
算処理装置による前記暗号解除プログラムの実行に伴っ
て暗号解読を行う暗号解読手段と、前記暗号解読手段に
よる暗号解読結果を前記論理内容として保持するととも
に前記有効無効化手段に出力するレジスタとを含む状態
で構成されていることである。暗号化の方式を採用する
ことにより、セキュリティ性を確保し、もってロイヤリ
ティ課金の信頼性をもたらすことが可能となる。
解除プログラムを記憶するメモリをマスクROMとする
ことである。暗号解除プログラムの不当書き替えによる
不正使用を予防し、セキュリティ性を確保できる。な
お、不揮発性メモリとしてもよい。
読手段が、前記演算処理装置から送られてくる値を格納
するレジスタの値と基準の値とを比較する比較器と、前
記比較器による比較結果が一致するときに前記論理内容
を出力する前記レジスタに対してセット信号を出力する
ANDゲートを含む構成とされていることである。この
場合、前記の演算処理装置は、前記暗号解除プログラム
の実行により前記レジスタに対して送出する暗号解除の
ための値を生成するものとする。ハードウェア構成にて
暗号解読を行わせることができる。また、比較器の個数
を多くするほど、セキュリティ性が高くなる。なお、前
記のレジスタをシフトレジスタとするのが好ましい。
記の暗号解除プログラムが、前記外部機能ブロックを有
効とする暗号解除のためのプログラムに加えて、その暗
号解除には無関係な冗長なプログラムを含んだ構造に構
成されていることである。暗号解除プログラムにおける
規則性を崩し、第三者による暗号解除プログラムの不正
解読を困難にする。
除プログラムが、前記外部機能ブロックを有効とする暗
号解除のためのプログラムにおいて、そのプログラムの
一部が論理的に複数のステップに分解された構造に構成
されていることである。この場合も、暗号解除プログラ
ムにおける規則性を崩し、第三者による暗号解除プログ
ラムの不正解読を困難にする。
ましい態様は、当該半導体集積回路を特定する識別情報
を記憶する識別情報記憶手段と、専用端末から前記外部
機能ブロックを有効にする有効化プログラムを受信する
通信手段と、前記通信手段が受信した前記有効化プログ
ラムを格納するメモリと、前記識別情報記憶手段に記憶
されている識別情報が前記メモリの有効化プログラムに
含まれる識別情報の少なくとも一部に一致するときに、
前記有効化プログラムに基づいて前記外部機能ブロック
を有効化する前記論理内容を生成し、不一致のときには
前記外部機能ブロックを無効化する論理内容を生成する
制御手段とを含んで構成されていることである。有効化
プログラムをユーザに提供するに際して通信回線を介し
て行うので、メーカにとってユーザのロイヤリティ管理
が容易となる。また、有効にすべき外部機能ブロックの
切り替えを容易に行うことができる。
効化手段が、前記切替手段からの論理内容が前記外部機
能ブロックを無効にするものであるとき、前記外部機能
ブロックに対する入出力を無効化する論理回路を含むよ
うに構成されていることである。この場合、好ましく
は、前記の論理回路が、前記論理内容と入力信号との論
理積をとって前記外部機能ブロックに入力するANDゲ
ートを含むことである。あるいは、前記の論理回路が、
前記論理内容と前記外部機能ブロックの出力との論理積
をとって出力信号とするANDゲートを含むことであ
る。論理内容を“1”としてANDゲートを導通状態と
することで外部機能ブロックを有効化し、論理内容を
“0”としてANDゲートを非導通状態とすることで外
部機能ブロックを無効化する。構成が簡単である。
が、前記外部機能ブロックの入力と出力との間にリセッ
ト端子付きのラッチ手段を介在させたものであり、前記
ラッチ手段のリセット端子に対して恒常的にリセット信
号を印加して、前記外部機能ブロックへの入力が変化し
ても前記外部機能ブロックの出力を不変化することによ
り前記外部機能ブロックを無効化するように構成されて
いることである。なお、ラッチ手段については、通常の
ラッチのほかフリップフロップでもよい。
記有効化プログラムが前記外部機能ブロックを有効にす
るときにONとなり、前記外部機能ブロックを無効にす
るときにOFFとなる電源用のスイッチを前記外部機能
ブロックが備えていることである。無効化時に貫通電流
を防止するとともに、無駄な電力消費を抑制することが
できる。
ロイヤリティを必要とするものとするのが一般的な態様
となる。ロイヤリティ管理を有利に展開することができ
る。
積回路の具体的な実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
態1の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
2つの外部機能ブロック5,6と、切替手段の一例とし
ての不揮発性メモリ8と、有効無効化手段の一例として
のANDゲート53,54とを有している。切替手段
は、不揮発性メモリ8以外の他のメモリでも代替可能で
ある。
子はANDゲート53,54の1入力端子に接続されて
いる。外部機能ブロック5に対する入力信号52はAN
Dゲート54の別の入力端子に入力され、ANDゲート
54の出力端子は外部機能ブロック5の入力56に接続
されている。外部機能ブロック5の出力55はANDゲ
ート53の別の入力端子に接続され、ANDゲート53
の出力端子が出力信号51を出力する。
82の出力端子はANDゲート63,64の1入力端子
に接続されている。外部機能ブロック6に対する入力信
号62はANDゲート64の別の入力端子に入力され、
ANDゲート64の出力端子は外部機能ブロック6の入
力66に接続されている。外部機能ブロック6の出力6
5はANDゲート63の別の入力端子に接続され、AN
Dゲート63の出力端子が出力信号61を出力する。
は、不揮発性メモリ8の論理内容81によって、論理回
路としてのANDゲート54を介して制御される。
“0”のときは、ANDゲート54が非導通状態とな
り、外部機能ブロック5の入力56は、入力信号52の
値に無関係に“0”に固定される。つまり、外部機能ブ
ロック5に対する入力は、無効化される。
“1”のときは、ANDゲート54が導通状態となり、
入力信号52の値がそのまま外部機能ブロック5の入力
56に入る。つまり、外部機能ブロック5に対する入力
は、有効とされる。
は、不揮発性メモリ8の論理内容81によって、論理回
路としてのANDゲート53を介して制御される。
“0”のときは、ANDゲート53が非導通状態とな
り、出力信号51は、“0”に固定される。つまり、外
部機能ブロック5の出力は、無効化される。
“1”のときは、ANDゲート53が導通状態となり、
外部機能ブロック5の出力55の値がそのまま出力信号
51に出る。つまり、外部機能ブロック5の出力は、有
効とされる。
容81によって、外部機能ブロック5に対する入出力を
ハードウエア上で有効または無効にすることができる。
NDは接地電位に、VDDはスイッチ57を介して電源
電位に接続されている。スイッチ57は不揮発性メモリ
8の論理内容81によってON/OFF制御されるよう
になっている。同様に、外部機能ブロック6の電源につ
いては、GNDは接地電位に、VDDはスイッチ67を
介して電源電位に接続されている。スイッチ67は不揮
発性メモリ8の論理内容82によってON/OFF制御
されるようになっている。
のときは、スイッチ57がONとなり、外部機能ブロッ
ク5は、電源を供給されて動作する。
のときは、スイッチ57がOFFとなり、外部機能ブロ
ック5には電源が供給されなくなる。外部機能ブロック
5の出力55はフローティング電位となるが、不揮発性
メモリ8の論理内容81が“0”になっているため、A
NDゲート53で不要な貫通電流が流れることはない。
外部機能ブロック5の出力がフローティング電位になら
ない構成の場合、ANDゲート53はなくても外部機能
ブロック5は無効化できる。
としてのANDゲート54によって“0”のため、接地
電位が出力され、外部機能ブロック5の内部も接地電位
に固定されるため、外部機能ブロック5において不要な
貫通電流が流れることはない。
力はゼロとなり、半導体集積回路7の消費電力を抑える
ことができる。
り、不揮発性メモリ8の論理内容82によって、外部機
能ブロック6は動作状態と非動作状態とに切り替えら
れ、非動作状態にしたときは、消費電力を抑えることが
できる。
後に外部機能ブロック5,6をそれぞれ有効にするか、
無効にするかを決定することができるため、汎用的に複
数の外部機能ブロックを内蔵して製造した後で、ユーザ
が必要とする外部機能ブロックのみを有効にすることが
できる。すなわち、工場出荷時に、不揮発性メモリ8に
外部機能ブロック5,6を有効化するか否かの論理内容
を書き込んでおく。また、その出荷先のユーザ情報と、
出荷数量、有効化した外部機能ブロックなどを記録した
上で出荷する。このようにすることにより、どこのユー
ザにどれだけの数量で、どの外部機能ブロックを有効に
して出荷したかをメーカ側が管理できるため、各ユーザ
におけるロイヤリティを管理できる。
生産可能でありながら、ユーザにとっては、未使用であ
る外部機能ブロックについては、そのロイヤリティは支
払わずに済ませることが可能となる。
リ8に代えて、半導体集積回路7の内部に組み込まれた
ヒューズを用いてもかまわない。このヒューズは、切替
手段として、外部機能ブロックに対する入出力を無効に
するか有効にするかに応じて溶断状態とされたり、溶断
せずにそのまま接続状態とされる。
ように、マスクによって外部機能ブロックを無効にする
か有効にするかの論理内容を設定することが可能なマス
クオプションでもって切替手段を構成してもかまわな
い。
替えられ、外部機能ブロックの不正使用の可能性がまっ
たくないとはいえない。これに対して、マスクオプショ
ンとする場合には、不正使用を完全に阻止できる。
態2の半導体集積回路における外部機能ブロックの回路
構成図であり、有効無効化手段の別の態様を示してい
る。
示している。この外部機能ブロック79の内部は回路的
にゲートとリセット端子付きのフリップフロップで構成
されている。フリップフロップの代わりにラッチを用い
てもよい。このフリップフロップおよびラッチなどを含
めてラッチ手段という。この広い意味でのラッチ手段が
有効無効化手段を構成している。論理回路としてのゲー
トについては、ここでは、ANDゲート75、NORゲ
ート76、NOTゲート78で構成している。
子に対する制御信号74の論理内容が“1”であると
き、アクティブとされ、入力信号72によってクロック
(CK)を供給され、また、入力信号70,71に応
じ、ANDゲート75、NORゲート76を介してデー
タ(D)を供給される。
からNOTゲート78を介して出力信号73を出力す
る。
信号70,71,72によって動作して出力信号73を
得る。
4の論理内容が“0”の場合、フリップフロップ77は
リセットされ、その出力(Q)が“0”に固定される。
出力(Q)の値“0”はNOTゲート78を介して出力
信号73に値“1”で固定値として出力される。すなわ
ち、入力信号70,71,72のいかんによらずに出力
信号73に固定値“1”を得る。結果として、外部機能
ブロック79は無効化されている。
えば、図1における外部機能ブロック5,6のいずれに
も適用でき、その場合は、制御信号74は不揮発性メモ
リ8の論理内容81,82に接続されることになる。ま
た、後述する別の実施の形態における図3、図7の外部
機能ブロック5にも適用できる。いずれの場合も、AN
Dゲート53,54は省略される。
ブロックの内部に構成することもできる。
半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
5は、メモリ10、CPU11、暗号解読回路12、レ
ジスタ13、外部機能ブロック5を有するとともに、レ
ジスタ13の論理内容によって外部機能ブロック5を有
効または無効に切り替える2つのANDゲート53,5
4を有する。レジスタ13の初期値はディスエーブル出
力状態の“0”であり、外部機能ブロック5は無効化さ
れている。
PU11はバス14を介してメモリ10に記憶されてい
るプログラムを読み出して実行する。メモリ10には図
5に示す暗号解除プログラムを含むプログラムが記憶さ
れており、CPU11により順次実行される。
“$23”,“$FE”,“$36”,“$CD”を順
に受け取ると、レジスタ13にイネーブル出力状態の
“1”を設定しにいくようになっている。
す。シフトレジスタ121〜125は、レジスタのアド
レスである“@security_Adr”に書き込み
がなされると、値を保存する。比較器126〜130は
それぞれのシフトレジスタと値を比較し、あらかじめ設
定してある固定値と一致した場合に“1”を出力する。
ANDゲート131はすべての比較器126〜130の
出力が“1”の場合、レジスタセット信号を介してレジ
スタ13の論理内容を“1”にする。
ov#$55,@security_Adr”を読み出し
て解読し、暗号解読回路12に命令“$55”をバス1
4を介して送る。シフトレジスタ121に命令“$5
5”が格納される。次に、CPU11は、メモリ10よ
り、命令“mov#$23,@security_Ad
r”を読み出して解読し、暗号解読回路12に命令“$
23”をバス14を介して送る。シフトレジスタ122
に命令“$55”が格納され、シフトレジスタ121に
命令“$23”が格納される。同様にして、暗号解読回
路12に命令“$FE”,“$36”,“$CD”が送
られ、シフトレジスタ125は命令“$55”、シフト
レジスタ124は“$23”、シフトレジスタ123は
“$FE”、シフトレジスタ122は“$36”、シフ
トレジスタ121は“$CD”となる。
130には「$55」が格納されており、比較器129
には「$23」が、比較器128には「$FE」が、比
較器127には「$36」が、比較器126には「$C
D」がそれぞれ格納されているものとする。すると、比
較器126〜130における比較結果はすべて一致する
ため、ANDゲート131はレジスタセット信号を出力
し、レジスタ13は論理内容を“1”に設定される。こ
れによって、外部機能ブロック5は有効化される。
産後に外部機能ブロック5を有効にするか無効にするか
をメモリ10における暗号解除プログラムで決定するこ
とができる。
ジスタに該当する値を格納されればよく、レジスタ12
1〜125のアドレスを各々異なるように構成してお
き、値を書き込んでもよい。
が、もちろん、複数の外部機能ブロックを内蔵する半導
体集積回路に対して本実施の形態を適用することができ
る。その場合、外部機能ブロック5、ANDゲート5
3,54、レジスタ13に相当する組み合わせ回路構成
が複数組設けられ、それぞれのレジスタが暗号解読回路
12に接続される。したがって、メーカが汎用的に複数
の外部機能ブロックを内蔵して製造した後で、ユーザが
必要とする外部機能ブロックのみを有効にする暗号解除
プログラムをメモリ10に書き込むことにより、必要と
される外部機能ブロックのみを有効にすることができ
る。
ユーザに対して発行、管理する。すなわち、メモリ10
がマスクROMの場合には、ROMデータの受け取り前
において、また、メモリ10が不揮発性メモリの場合は
販売後において、それぞれ、出荷先のユーザ情報と、出
荷数量、有効化した外部機能ブロックなどを記録した上
でプログラムを書き込む。これにより、どこのユーザに
どれだけの数量で、どの外部機能ブロックを有効にして
出荷したかをメーカ側が管理することができる。すなわ
ち、各ユーザにおけるロイヤリティを合理的に管理でき
る。結論として、メーカにとっては汎用で大量生産可能
でありながら、ユーザにとっては、未使用である外部機
能ブロックのロイヤリティは支払わずに済ませることが
可能となる。
の形態3における暗号解除プログラムのセキュリティを
高めたものである。実施の形態4を図6に基づいて説明
する。
グラムは、通常のmov命令を羅列しただけであり、
“@security_Adr”も規則的に並ぶため、
第三者にとって本体プログラムの中から図5に示す暗号
解除プログラム部分を見つけ出し、解読することは比較
的容易である。
めに規則正しいプログラムにわざと暗号解除とは無関係
な命令を加えて、この規則を崩す。
無関係な命令22すなわち“cmpd0,d1”を加え
ている。また、命令21すなわち“mov#$36,@
security_Adr”は複数の命令列23に分解
している。“mov#$12,d0”と“add#$2
4,d0”で“d0”に“$36”を作成し、この値を
“movd0,@security_Adr”で暗号解読
回路12に入れる。ユーザが作成した本体プログラムの
中に図6に示した暗号解除プログラムが挿入されていて
も、どの部分が暗号解除の部分か分かりにくいものとな
っている。
図5の規則的な並びの暗号解除プログラムと図6の解読
困難な不規則的な暗号解除プログラムとは等価な効果を
得られるが、図6の暗号解除プログラムに示した解読困
難さがセキュリティ効果を高めることができる。
態5の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
5と、フラッシュメモリ31の論理内容によって外部機
能ブロック5を有効または無効に切り替えるANDゲー
ト53,54をもつ。フラッシュメモリ31の初期値は
ディスエーブル出力状態の“0”となっており、外部機
能ブロック5は無効化されている。したがって、このま
までは半導体集積回路38の外部機能ブロック5は使用
することができない。
報を記憶する識別情報記憶手段としての記憶装置36に
は当該の半導体集積回路を特定するためのシリアルナン
バーとして、例えば“000982”が書き込まれてい
るとする。
後、第1の専用端末41を使って、この半導体集積回路
38の外部機能ブロック5を有効にするための有効化プ
ログラムを買う。第1の専用端末41は通信手段を介し
てマスターサーバー42に接続でき、ユーザは入力情報
として、ユーザ情報、購入した例えば100個の半導体
集積回路38のシリアルナンバー情報の例えば“000
901−001000”と、有効化を求める外部機能ブ
ロック5の識別情報とを入力する。マスターサーバー4
2は、入力されたシリアルナンバーによる半導体集積回
路の数量と有効化を求められた外部機能ブロック5の仕
様等に基づいて売価を算出し、第1の専用端末41に表
示する。ユーザは売価を確認し、購入する場合、第1の
専用端末41から購入する旨を入力する。マスターサー
バー42は、ユーザ情報と売価を決済し、ユーザ情報と
シリアルナンバーおよび数量と外部機能ブロックの情報
を記録する。また、マスターサーバー42は上記入力情
報に従った情報を暗号化したプログラムを含む有効化プ
ログラムを第1の専用端末41に発行し、第1の専用端
末41はその有効化プログラムをダウンロードする。
ムを第2の専用端末43に移し、半導体集積回路38と
接続する。
に、第2の専用端末43と通信を行い、外部機能ブロッ
ク5を有効にするためのプログラムが格納されている。
CPU33は、バス34を介してメモリ35からプログ
ラムを読み出し、実行する。
信回路37を介して第2の専用端末43との間で通信を
行い、シリアルナンバー情報と有効にしたい外部機能ブ
ロックを解読し、シリアルナンバー情報“000901
−001000”と、外部機能ブロック5の情報を得
る。この場合の通信は、SSL(SecureSock
et Layer)を用いて暗号化した上で行う。
らかじめ格納されているシリアルナンバー“00098
2”を読み出し、外部から取得したシリアルナンバー情
報と照合する。条件が不一致の場合はプログラムを終了
するが、条件が一致した場合は、外部機能ブロック情報
に従って制御回路32を動作させる。
2”はシリアルナンバー情報“000901−0010
00”の条件に一致するため、外部機能ブロック5を有
効にする情報に従って、制御回路32はフラッシュメモ
リ31を“0”から“1”に書き替える。これにより、
外部機能ブロック5を有効にすることができる。
産の後に、外部機能ブロック5を有効にすることができ
るため、メーカは汎用的に複数の外部機能ブロックを内
蔵した状態で半導体集積回路を製造しておき、その後
で、ユーザが必要とする外部機能ブロックのみを有効な
状態に設定することができる。
れぞれのユーザに対して発行し、マスターサーバー42
で管理する。すなわち、販売後に、出荷先のユーザ情報
と、数量、有効化した外部機能ブロックを記録すること
により、メーカ側でロイヤリティを管理できる。したが
って、メーカにとって汎用で大量生産可能でありなが
ら、ユーザにとって未使用である外部機能ブロックのロ
イヤリティは支払わずに済ませることが可能となる。
ブロックプロバイダ、機能ブロックを用いて半導体集積
回路を設計するシリコンベンダー、半導体集積回路のユ
ーザそれぞれにメリットがある。例えば、機能ブロック
プロバイダのA社、B社、C社から提供されたそれぞれ
機能ブロックA、機能ブロックB、機能ブロックCを内
蔵した半導体集積回路を作ることで、シリコンベンダー
は汎用性の高い半導体集積回路を開発でき、開発人員の
大幅な削減が可能となる。
Bを内蔵した半導体集積回路を求めるユーザU1と、機
能ブロックB、機能ブロックCを内蔵した半導体集積回
路を求めるユーザU2とがいる場合、従来の開発リソー
スでは、互いに別個の仕様の半導体集積回路しかできな
かったものが、本発明では両方の要求を満たす半導体集
積回路を開発できることになり、シリコンベンダーに収
益増をもたらす。そして、いずれのユーザにとっても、
ビジネスチャンスを得ることができる。
は、従来であればユーザU1に対する機能ブロックA、
機能ブロックBにロイヤリティが支払われるだけであっ
たが、本発明によれば、加えてユーザU2に対する機能
ブロックB、機能ブロックCにもロイヤリティが支払わ
れることになり、その実用的効果はきわめて大きい。
必要があると想定される1または複数の外部機能ブロッ
クを内蔵する状態で半導体集積回路を製造し、ユーザが
必要とする外部機能ブロックについては、切替手段と有
効無効化手段により必要に応じて外部機能ブロックを有
効にしたり無効にする。このことにより、ユーザごとの
様々なニーズに対して、幅広い汎用性をもたせることが
できる。有効とした外部機能ブロックの分のロイヤリテ
ィを該当のユーザに課すればよい。結果として、半導体
集積回路の汎用性の向上とロイヤリティの支払いの最適
化とをともに満足することができる。
の情報を暗号化処理することにより、使用許可を取得し
ていない者の不正使用を防止することが可能となり、セ
キュリティを確保することができる。
の情報を通信手段を介して取得するように構成すること
により、多様なユーザに対する遠隔的で一元的なロイヤ
リティの管理を行うことができる。そして、遠方のマス
ターサーバーからのダウンロードも可能となる。
ステムLSI)の構成を示すブロック図
ステムLSI)における外部機能ブロックの構成を示す
ブロック図
ステムLSI)の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
グラムの説明図
グラムの説明図
ステムLSI)の構成を示すブロック図
ロック図
スタ 126,127,128,129,130 比較器
Claims (21)
- 【請求項1】 1または複数の外部機能ブロックと、 前記外部機能ブロックを無効にするか有効にするかの論
理内容を有する切替手段と、 前記切替手段の論理内容に従って前記外部機能ブロック
を無効または有効にする有効無効化手段とを含む半導体
集積回路。 - 【請求項2】 前記切替手段は、前記外部機能ブロック
を無効にするか有効にするかの論理内容が記憶されてい
るメモリを含む請求項1に記載の半導体集積回路。 - 【請求項3】 前記メモリが不揮発性メモリである請求
項2に記載の半導体集積回路。 - 【請求項4】 前記切替手段は、前記外部機能ブロック
を無効にするか有効にするかの論理内容に対応する状態
に設定されるヒューズである請求項1に記載の半導体集
積回路。 - 【請求項5】 前記切替手段は、マスクによって前記外
部機能ブロックを無効にするか有効にするかの論理内容
を設定可能なマスクオプションで構成されている請求項
1に記載の半導体集積回路。 - 【請求項6】 前記切替手段は、 暗号解除プログラムを記憶するメモリと、 前記暗号解除プログラムを実行する演算処理装置と、 前記演算処理装置による前記暗号解除プログラムの実行
に伴って暗号解読を行う暗号解読手段と、 前記暗号解読手段による暗号解読結果を前記論理内容と
して保持するとともに前記有効無効化手段に出力するレ
ジスタとを含む請求項1に記載の半導体集積回路。 - 【請求項7】 前記暗号解除プログラムを記憶するメモ
リがマスクROMである請求項6に記載の半導体集積回
路。 - 【請求項8】 前記暗号解除プログラムを記憶するメモ
リが不揮発性メモリである請求項6に記載の半導体集積
回路。 - 【請求項9】 前記暗号解読手段は、 前記演算処理装置から送られてくる値を格納するレジス
タの値と基準の値とを比較する比較器と、 前記比較器による比較結果が一致するときに前記論理内
容を出力する前記レジスタに対してセット信号を出力す
るANDゲートを含む請求項6から請求項8までのいず
れかに記載の半導体集積回路。 - 【請求項10】 前記レジスタは、シフトレジスタであ
る請求項9に記載の半導体集積回路。 - 【請求項11】 前記暗号解除プログラムは、前記外部
機能ブロックを有効とする暗号解除のためのプログラム
に加えて、その暗号解除には無関係な冗長なプログラム
を含んだ構造に構成されている請求項6から請求項10
までのいずれかに記載の半導体集積回路。 - 【請求項12】 前記暗号解除プログラムは、前記外部
機能ブロックを有効とする暗号解除のためのプログラム
において、そのプログラムの一部が論理的に複数のステ
ップに分解された構造に構成されている請求項6から請
求項10までのいずれかに記載の半導体集積回路。 - 【請求項13】 前記演算処理装置は、前記暗号解除プ
ログラムの実行により前記レジスタに対して送出する暗
号解除のための値を生成する請求項9から請求項12ま
でのいずれかに記載の半導体集積回路。 - 【請求項14】 前記レジスタは、シフトレジスタであ
る請求項13に記載の半導体集積回路。 - 【請求項15】 前記切替手段は、 当該半導体集積回路を特定する識別情報を記憶する識別
情報記憶手段と、 専用端末から前記外部機能ブロックを有効にする有効化
プログラムを受信する通信手段と、 前記通信手段が受信した前記有効化プログラムを格納す
るメモリと、 前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報が前記
メモリの有効化プログラムに含まれる識別情報の少なく
とも一部に一致するときに、前記有効化プログラムに基
づいて前記外部機能ブロックを有効化する前記論理内容
を生成し、不一致のときには前記外部機能ブロックを無
効化する論理内容を生成する制御手段とを含む請求項1
に記載の半導体集積回路。 - 【請求項16】 前記有効無効化手段は、前記切替手段
からの論理内容が前記外部機能ブロックを無効にするも
のであるとき、前記外部機能ブロックに対する入出力を
無効化する論理回路を含む請求項1から請求項15まで
のいずれかに記載の半導体集積回路。 - 【請求項17】 前記論理回路は、前記論理内容と入力
信号との論理積をとって前記外部機能ブロックに入力す
るANDゲートを含む請求項16に記載の半導体集積回
路。 - 【請求項18】 前記論理回路は、前記論理内容と前記
外部機能ブロックの出力との論理積をとって出力信号と
するANDゲートを含む請求項16記載の半導体集積回
路。 - 【請求項19】 前記有効無効化手段は、前記外部機能
ブロックの入力と出力との間にリセット端子付きのラッ
チ手段を介在させたものであり、前記ラッチ手段のリセ
ット端子に対して恒常的にリセット信号を印加して、前
記外部機能ブロックへの入力が変化しても前記外部機能
ブロックの出力を不変化することにより前記外部機能ブ
ロックを無効化するように構成されている請求項1から
請求項15でのいずれかに記載の半導体集積回路。 - 【請求項20】 前記外部機能ブロックは、前記有効化
プログラムが前記外部機能ブロックを有効にするときに
ONとなり、前記外部機能ブロックを無効にするときに
OFFとなる電源用のスイッチを備えている請求項1か
ら請求項19でのいずれかに記載の半導体集積回路。 - 【請求項21】 前記外部機能ブロックは、ロイヤリテ
ィを必要とするものである請求項1から請求項20まで
のいずれかに記載の半導体集積回路。
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