JP2002298955A - フラットケーブル用電気コネクタ - Google Patents

フラットケーブル用電気コネクタ

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JP2002298955A
JP2002298955A JP2001097848A JP2001097848A JP2002298955A JP 2002298955 A JP2002298955 A JP 2002298955A JP 2001097848 A JP2001097848 A JP 2001097848A JP 2001097848 A JP2001097848 A JP 2001097848A JP 2002298955 A JP2002298955 A JP 2002298955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低背化が可能で簡単に操作でき確実にフラッ
トケーブルを接続できるコネクタを提供することを目的
とする。 【解決手段】 操作部材30はフラットケーブルFの貫
通空間31が形成されていると共に接触部21がフラッ
トケーブルFに接触することを可能とする突入のための
窓部32もしくは切欠部が形成されており、該操作部材
30は、挿入部13に連通して形成されたハウジング内
の収容空間に配置されて上記接触部21を有する可撓腕
部24もしくはハウジングに保持された他の部材から付
勢力を受けており、さらに、上記操作部材30は、フラ
ットケーブルFの厚み方向での上記貫通空間31と上記
挿入部13との間の重合連通寸法34がフラットケーブ
ルFの厚み寸法より大なる挿入可能位置と小なる挿入阻
止位置との間で可動であり、該操作部材が挿入可能位置
から挿入阻止位置の方へ上記付勢力を受けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラットケーブル用
電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気コネクタは回路基板上に取
りつけられて使用されるものであり、特開平9−358
28に開示されている形式のものが知られている。
【0003】この公知のコネクタでは、添付図面の図5
に見られるように、フラットケーブル(フレキシブル基
板)51は、ハウジング52の開口部53に臨んで多数
配列された端子54の接触部54A上に配置されるよう
に、該フラットケーブルの面の方向Aに上記開口部の挿
入空間へ挿入される。図において、端子54は紙面に平
行な金属板を打ち抜き加工して作られており、紙面に直
角方向に所定間隔をもって多数配列されている。
【0004】ハウジング52の開口部53には、該開口
部を開閉する加圧部材55が回動自在に支持された状態
で設けられている。該加圧部材55は図示の開位置で、
上記挿入空間を開放してフラットケーブル51の挿入を
可能とし、下方へ回動された閉位置では、挿入されたフ
ラットケーブル51を加圧部材55の加圧部55Aにて
圧して端子の接触部54Aに接続する。
【0005】上記端子54は、上腕部57と下腕部58
とを有し、上腕部57の先端に回動支持部59が、そし
て上記下腕部58の先端に接触部54Aがそれぞれ設け
られている。上記加圧部材55は、多数の端子54の回
動支持部59の円弧状端面にて回動自在に支持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種のコネクタは、
コネクタが組み込まれる電子機器の小型化のために低背
化、すなわち、図5にて高さ方向寸法を小さくすること
が要請される。
【0007】しかしながら、図5のものにあっては、加
圧部材が開位置と閉位置との二つの位置の間を大きく回
動するので、このコネクタが使用される機器内にあって
は上記加圧部材の回動のための大きな空間を用意してお
かねばならず、全体として高い寸法となってしまうし、
ケーブル挿入後の加圧部材の操作が加圧しながらの回動
となるために難しかった。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑み、低背化を可
能とすると共にケーブルと端子との接続操作を簡単にす
るフラットケーブル用電気コネクタを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるフラット
ケーブル用電気コネクタは、ハウジングに配列保持され
た複数の端子が弾性変位可能な接触部を有し、ハウジン
グに形成された挿入部に挿入されたフラットケーブルを
接触部に対して弾性接触状態の位置にもたらす操作部材
が設けられている。
【0010】かかる電気コネクタにおいて、本発明で
は、操作部材はフラットケーブルの貫通空間が形成され
ていると共に接触部がフラットケーブルに接触すること
を可能とする突入のための窓部もしくは切欠部が形成さ
れており、該操作部材は、挿入部に連通して形成された
ハウジング内の収容空間に配置されて上記接触部もしく
はハウジングに保持された他の部材から付勢力を受けて
おり、さらに、上記操作部材は、フラットケーブルの厚
み方向での上記貫通空間と上記挿入部との間の重合連通
寸法がフラットケーブルの厚み寸法より大なる挿入可能
位置と小なる挿入阻止位置との間で可動であり、該操作
部材が挿入可能位置から挿入阻止位置の方へ上記付勢力
を受けていることを特徴としている。
【0011】このような構成の電気コネクタにおいて
は、フラットケーブルを該コネクタに接続せんとしてい
る作業者は、先ず、付勢力に抗し操作部材を押して該操
作部材を操作可能位置へもたらす。この操作可能位置で
は、フラットケーブルの厚み方向での貫通空間と挿入部
との間の重合連通寸法、すなわち、貫通空間と挿入部と
が重なり合って連通している範囲の寸法がフラットケー
ブルの厚み寸法よりも大きいので、挿入部に挿入された
フラットケーブルはそのまま挿入を進められて上記貫通
空間を貫通する位置まで達する。
【0012】次に、操作部材を押していた操作力を解除
すると、操作部材は付勢力によって、重合連通寸法を小
さくする挿入阻止位置へ向け移動する。操作部材が上記
阻止位置へ達しもしくは達する前に、フラットケーブル
は、操作部材もしくは弾性接触している端子の接触部か
らの付勢力によって、貫通空間から突出している部分い
てハウジングへ押しつけられる。この押付力によって、
フラットケーブルは所定位置に保持される。その際、接
触部は上記フラットケーブルに対し弾性圧をもって接触
している。
【0013】本発明において、操作部材は、該操作部材
を平筒状体として貫通空間を貫通孔として形成すること
も、その平筒状体の一部を開放してフラットケーブルを
抱きかかえるような形態としても、あるいは、そのよう
な空間を形成する枠体であってもよい。要は貫通空間を
形成することにある。
【0014】次に、操作部材の挿入可能位置と挿入阻止
位置との間の移動に関しては、この移動が平行な移動で
あっても回動移動であってもよい。回動移動の場合に
は、操作部材の回動中心が、フラットケーブルの挿入方
向入口側にあっても奥側にあってもよい。
【0015】操作部材の操作力に対する強度を向上させ
るためには、操作部材は少なくとも一部分が金属材で補
強されているようにすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図4
にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
【0017】<第一実施形態>図1に示す第一実施形態
において、コネクタは、ハウジング10、端子20そし
て操作部材30から成っている。
【0018】電気絶縁材をモールド成形して得られたハ
ウジング10は、略箱型をなし、図1(A)において紙
面に直角方向に延びており、その底面11が回路基板P
上の所定位置に配置できるように平坦面をなしている。
該ハウジング10は、後述の平板状の端子が挿入される
ためのスリット状の収容溝12が右方に解放して形成さ
れている。この収容溝12は、紙面に直角方向に所定間
隔をもって、互いに平行に複数形成されており、そのそ
れぞれに上記端子が収容され配置されている。
【0019】上記ハウジング10の左壁部14には、フ
ラットケーブルの挿入を可能とする孔状の挿入部13が
形成されている。該挿入部13は、上記複数の収容溝1
2を連通せしめるように紙面に直角な方向に延びてい
て、フラットケーブルの幅寸法すなわち複数の端子の配
列範囲よりも大きな開口寸法となっており、又、高さ寸
法方向もフラットケーブルの厚み寸法よりも大きくなっ
ている。該挿入部13は、フラットケーブルの挿入を容
易とするために、上内面がテーパ部13Aをなし、下内
面には入口縁に面取り部13Bを有している。
【0020】又、上記ハウジング10の上壁部15に
は、紙面に直角な方向にて上記挿入部13とほぼ同じ範
囲に開口部16が形成されている。したがって、該開口
部16、上記挿入部13そして複数の収容溝12は連通
している。上記上壁部15は、上記開口部16の右縁に
向けテーパ部15Aが形成されている。
【0021】上記ハウジング10のスリット状の収容溝
12に収められている端子20は、該収容溝12に挿入
されるのに好適な平板状をなしている。この端子20
は、金属板を抜き加工して作られ、その板面をそのまま
維持しており、接触部21、接続部22そして固定部2
3を有している。接触部21は固定部23の下部から左
方に延出する可撓腕部24の先端部近傍の上縁に突出し
て形成されている。該可撓腕部24は紙面に平行な面内
で上下方向に可撓性を有している。
【0022】上記ハウジング10の開口部16内に配置
されている操作部材30は、ハウジング10と同様の電
気絶縁材から作られており、本実施形態の場合、平四角
筒状をなしている。この操作部材30は、フラットケー
ブルを貫通させるに好適な貫通空間31が左右に開口す
るように延びる貫通孔が形成されている。又、下壁に
は、上記端子20の接触部21が上記貫通空間31内に
突入するための窓部32が各端子20に対応してスリッ
ト状に形成されている。
【0023】上記操作部材30は、上下にほぼ平行に移
動できるように、ハウジング10の開口部16の開口縁
の面で案内されている。この案内は、この面に加え、紙
面に直角な方向の両端部で該操作部材30に直動用の溝
又は凸部を形成し、これを所定範囲内でハウジング側で
支持そして案内可能とすることによっても良い。上記操
作部材30の貫通空間31は、上下の入口縁に、フラッ
トケーブルの挿入を容易とするテーパ面31A,31B
が形成され、又、窓部32の後方内面にフラットケーブ
ルの通過を容易とするテーパ面33が形成されている。
【0024】上記操作部材30が可動となっている前出
の所定範囲とは、ハウジング10の挿入部13から挿入
されたフラットケーブルを操作部材30の貫通空間31
への貫入を可能とする挿入可能位置と、この貫入を阻止
する挿入阻止位置との間をいう。操作部材の上下方向の
移動位置によって、ハウジング10の挿入部13と挿入
部材30の貫通空間31(特に、入口部)との重なり合
う空間の範囲たる重合連通寸法34が変動する。この重
合連通寸法34がフラットケーブルの厚みよりも大とす
る操作部材30の位置を挿入可能位置、小とする位置を
挿入阻止位置とするものである。この操作部材30は、
上記端子20の可撓腕部24から、挿入阻止位置の方に
向けて(図1(A)では上方へ)常時付勢力を受けてい
る。
【0025】かかる本実施形態のコネクタにあっては、
フラットケーブルは次の要領で接続される。
【0026】 図1(A)のコネクタに対し、図1
(B)のごとく、指で操作部材30を端子からの付勢力
に抗し下方へ押す操作力を該操作部材30に与える。操
作部材30は図1(A)の挿入阻止位置から図1(B)
の挿入可能位置へ移動する。
【0027】 次に、ハウジング10の挿入部13か
らフラットケーブルFを挿入する。フラットケーブルF
の先端は、この挿入部13から挿入可能位置の操作部材
30の貫通空間31内への貫入を開始する。
【0028】 フラットケーブルFの挿入が進行する
と、該フラットケーブルFの先端は上記操作部材30の
貫通空間31を通過して、ハウジング10の奥へ進入
し、奥壁部に当接してここで停止する。
【0029】 かかる状態となったときに、指を離し
て操作力を解除する。操作部材30は端子20の可撓腕
部24からの上方への付勢力を受けているので、図1
(A)の挿入阻止位置へ戻ろうとする。しかし、操作部
材30の貫通空間31には、すでにフラットケーブルF
が貫通しているので、これに阻まれて上記挿入阻止位置
までは戻れず、図1(C)に示されている途中位置で停
止する。この位置で、フラットケーブルFは端子20の
可撓腕部24からの直接の付勢力もしくは操作部材30
を介して間接の付勢力によって、ハウジングの挿入部3
1の上内面とハウジング奥部の上壁内面に押しつけられ
しっかりと保持される。当然ながら、このとき、各端子
20の接触部21はフラットケーブルの対応ケーブルと
接触して電気的接続がなされている。
【0030】このような本実施形態は、図2のごとく変
形が可能である。なお、図2において、ハウジングの挿
入部及び開口部近傍は図1のものとほぼ同じでよいの
で、図示を省略してある。
【0031】図1の例では、各端子がフラットケーブル
挿入方向にて同一位置に配置されていたため、これらの
端子の可撓腕部からの付勢力が操作部材の前部(フラッ
トケーブル挿入入口側)に偏っており、そのため操作部
材の上下移動に若干の傾きが生じて上下移動が円滑とな
らないこともあり得る。そこで、図2(A)では、前後
方向で対称に端子の可撓腕部24が配置され、これに対
応して操作部材31の窓部32も対称となっていて、操
作部材30は傾くことなく上方へ付勢力を受けて移動す
る。
【0032】次に、操作部材31への付勢力を端子によ
らず、ハウジングで支持された他の部材、例えばコネク
タを基板に取付ける補強金具によることができる。図2
(B)にあっては、他の部材25は端子の可撓腕部と類
した形状をしており、操作部材30を下面から上方に付
勢している。このようにすれば、端子の接触部での接触
圧よりも大きくしても良いので、付勢力を強大なものと
することもできる。
【0033】次に、挿入されたフラットケーブルの抜け
を確実に防止できるようにできる。図2(C)では、端
子20の可撓腕部24に形成された接触部21のための
窓部32の他に、係止用窓部35が操作部材30に形成
されていて、可撓性をもつ係止腕体26の係止突部26
Aが上記係止用窓部35に突入している。一方、フラッ
トケーブルFには、所定挿入位置まで挿入されたとき
に、上記係止突部26Aに対応する位置に係止孔F1が
形成されている。フラットケーブルFが挿入されて操作
部材30の貫通空間31内を進むと、フラットケーブル
の先端部は上記係止腕体26の係止突部26Aにて該係
止腕体26を下方に押して撓ませ、さらに進行し、フラ
ットケーブルFの係止孔F1が係止突部26Aの位置に
達したとき、撓みが減ずる方向、すなわち上方に係止腕
体26が変位するので、係止突部26Aが係止孔F1に
入り込んで、ここに係止してフラットケーブルの抜けが
確実に防止される。
【0034】さらには、操作部材をケーブル保持の状態
での位置をロックすることもできる。例えば、ハウジン
グにロック爪17をそして操作部材30に係止段部36
を形成し、両者間の前後方向の相対移動によりロック爪
17を係止段部36と係止させロックすることができ
る。図2(D)の例では、係止段部36が形成された操
作部30を前後に移動可能とし、後退時にハウジングの
ロック爪17と係止する。したがって、図示の場合、操
作部材30の貫通空間31にフラットケーブルが貫通し
て操作部材への操作力を解除する際に、操作部材30を
後方に移動せしめてロックする。
【0035】<第二実施形態>第一実施形態では、操作
部材は上下に平行移動する形式をとっていたが、図3に
示される第二実施形態では操作部材は回動する形式のも
のとなっている。
【0036】図3(A)において、ハウジング10は開
口部16が左端側にまで連通しており、左上部が大きく
開口し、挿入部13はこの開口部16よりも奥部に形成
されている。操作部材30は上記開口部16に配設され
ている。操作部材30は、紙面に直角な方向の両端部
に、図しない軸等の回動支持部で回動自在にハウジング
によって支持されている。図示の場合、回動中心は操作
部材の右部に位置しており、操作力を受けると操作部材
30はその左端側が右端側に比し大きく移動する。
【0037】本実施形態においては、先ずフラットケー
ブルFを図3(A)のごとく操作部材30の貫通空間3
1へ挿入する。しかし、フラットケーブルFの先端がハ
ウジングの挿入部13を形成する上壁の前端面13Aに
突き当たり、該フラットケーブルFは上記挿入部13内
へは進入できない。すなわち、この操作部材30は挿入
阻止位置にある。
【0038】次に、操作部材30に操作力を印加して図
3(B)の位置まで該操作部材30を下方へ回動する。
すると、操作部材30の貫通空間31を形成する上壁の
内面37と上記ハウジングの挿入部13の上内面とは同
一面に位置するようになり、フラットケーブルFは上記
前端面13Aに突き当たることなく挿入部13内へ進入
する。すなわち、この操作部材30は挿入可能位置にあ
る。
【0039】しかる後、操作力を解除すると操作部材3
0は端子の可撓腕部24からの付勢力を受けているの
で、上方に圧せられ、フラットケーブルFをハウジング
の挿入部13の上内面との間で保持する。
【0040】<第二実施形態>図4に示されている第三
実施形態は、操作部材が回動するという点では図3の実
施形態と同じであるが、回動中心がフラットケーブルの
入口側、すなわち図4で左部に位置している点で差があ
る。又、図4の例では、端子は紙面に直角な方向に平面
をもつ金属細帯体を、その面に対して屈曲を成して得ら
れる形式のものとなっている。
【0041】したがって、端子の接触部21は右端側に
寄って位置しており、その付勢力によって上記操作部材
30は右端側で大きく移動する。この操作部材30は操
作力を受ける部分が金属材30Aで補強されている。こ
れは、操作部材30のモールド成形の際、一体に成形さ
れる。もしくは、操作部材を金属で形成し、所定部位に
絶縁メッキを施すこととしてもよい。又、この金属材3
0Aは、上記補強以外に、フラットケーブルのグランド
面と接続して任意のグランド手段を経由して回路基板の
グランド回路に接続するという機能をも具備できる。
【0042】図4(A)において、操作部材30は挿入
阻止位置にある。したがって、フラットケーブルを該操
作部材30の貫通空間31に挿入したとしても、フラッ
トケーブルの前端がハウジングの挿入部13の前端面1
3Aに突き当たってしまう。
【0043】次に、図4(B)のごとく指で操作力を与
えて操作部材30を下方へ回動させ挿入可能位置へもた
らす。かかる状態で、フラットケーブルFを操作部材3
0の貫通空間31へ挿入し、フラットケーブルFの先端
を図4(C)のごとく挿入部13にまで至らしめる。そ
の際、金属材30Aの右端が上記前端面13Aを乗り越
えることによるクリック感を得るようにすることもでき
る。しかる後、上記操作力を解除する。フラットケーブ
ルFは、端子の接触部21によって上方に押され、該接
触部21と挿入部13の上内面との間で保持される。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明は操作部材に貫通
空間を形成し、挿入可能位置でフラットケーブルの貫入
を可能とし、貫通後フラットケーブルを該操作部材もし
くは他の部材からの付勢力によりハウジングに押しつけ
て保持することとしたので、この挿入位置と保持位置と
の間の距離が小さくてすみ、コネクタとしての使用時の
高さ寸法が小さくなると共に、ケーブル挿入後の操作は
操作力の解除により自動的になされるようになり、操作
も簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態装置の断面図であり、
(A)は操作部材が挿入阻止位置、(B)は挿入可能位
置、(C)はケーブル保持位置にある状態をそれぞれ示
す。
【図2】第一実施形態の変形例の断面図であり、(A)
は端子を前後対称に配した例、(B)は端子によらず他
の部材によって操作部材を付勢する例、(C)はフラッ
トケーブルの係止を可能とする例、(D)は操作部材を
ロックする例をそれぞれ示す。
【図3】第二実施形態装置の断面図であり、(A)は操
作部材が挿入阻止位置、(B)は挿入可能位置にある状
態をそれぞれ示す。
【図4】第三実施形態装置の断面図であり、(A)は操
作部材が挿入阻止位置、(B)は挿入可能位置、(C)
はケーブル保持位置にある状態をそれぞれ示す。
【図5】従来のコネクタの断面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 13 挿入部 20 端子 21 接触部 25 他の部材 30 操作部材 30A 金属材 31 貫通空間 32 窓部 34 重合連通寸法 F フラットケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 AA18 BB06 BB22 BB23 CC23 CC26 DD03 DD06 DD11 DD18 DD25 DD28 EE10 GG02 GG09 HH08 HH22 HH30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに配列保持された複数の端子
    が弾性変位可能な接触部を有し、ハウジングに形成され
    た挿入部に挿入されたフラットケーブルを接触部に対し
    て弾性接触状態の位置にもたらす操作部材が設けられて
    いる電気コネクタにおいて、操作部材はフラットケーブ
    ルの貫通空間が形成されていると共に接触部がフラット
    ケーブルに接触することを可能とする突入のための窓部
    もしくは切欠部が形成されており、該操作部材は、挿入
    部に連通して形成されたハウジング内の収容空間に配置
    されて上記接触部を有する可撓腕部もしくはハウジング
    に保持された他の部材から付勢力を受けており、さら
    に、上記操作部材は、フラットケーブルの厚み方向での
    上記貫通空間と上記挿入部との間の重合連通寸法がフラ
    ットケーブルの厚み寸法より大なる挿入可能位置と小な
    る挿入阻止位置との間で可動であり、該操作部材が挿入
    可能位置から挿入阻止位置の方へ上記付勢力を受けてい
    ることを特徴とするフラットケーブル用電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 操作部材は貫通空間として貫通孔が形成
    されていることとする請求項1に記載のフラットケーブ
    ル用電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 操作部材は、挿入可能位置と挿入阻止位
    置との間を平行移動するようになっていることとする請
    求項1または請求項2に記載のフラットケーブル用電気
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 操作部材は、挿入可能位置と挿入阻止位
    置との間を回動するようになっていることとする請求項
    1又は請求項2に記載のフラットケーブル用電気コネク
    タ。
  5. 【請求項5】 操作部材は、回動中心がフラットケーブ
    ル挿入方向奥側に位置していることとする請求項4に記
    載のフラットケーブル用電気コネクタ。
  6. 【請求項6】 操作部材は、回動中心がフラットケーブ
    ル挿入方向入口側に位置していることとする請求項4に
    記載のフラットケーブル用電気コネクタ。
  7. 【請求項7】 操作部材は、少なくとも一部分が金属材
    で形成されていることとする請求項1ないし請求項6の
    うちの一つに記載のフラットケーブル用電気コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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