JP2002298279A - 状態応答検出システムおよび方法 - Google Patents

状態応答検出システムおよび方法

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JP2002298279A
JP2002298279A JP2002017205A JP2002017205A JP2002298279A JP 2002298279 A JP2002298279 A JP 2002298279A JP 2002017205 A JP2002017205 A JP 2002017205A JP 2002017205 A JP2002017205 A JP 2002017205A JP 2002298279 A JP2002298279 A JP 2002298279A
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JP2002017205A
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Thomas R Maher
アール、メイハー トーマス
John A Powning
エイ、ポウニング ジョン
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Texas Instruments Inc
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Texas Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力、加速度、トルク、力、などを検出する
信頼性に富みかつ低コストである状態応答検出システム
およびその調整方法を提供する。 【解決手段】 ASICのMSC10は、複数の検出素
子1から6に接続され、検出素子からの出力を共通信号
調整経路10fへ多重化(10a、10b、10c)す
る。検出素子は、温度信号を得るために、抵抗10d1
を経てバイアスされる。信号調整経路は、オフセット、
利得を補正する。製造時にセンサの特徴データが不揮発
性メモリ10hに記憶され、それは指令によりホストコ
ントローラ12へダウンロードされる。ASICの故障
診断用の診断テストブリッジBR1、BR2と、検出素
子およびその接続の故障診断用の信号診断経路10m
と、も含まれる。ホストコントローラにダウンロードさ
れた特徴データは、温度、状態、診断信号の誤差の数学
的補正に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、複数
の場所における状態を検出するシステムに関し、特に、
共通電子回路により多重検出素子を調整するシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】多くのアプリケーションは、複数の場所
における圧力、加速度、トルク、および力のような状態
の検出を必要とする。自動車の環境における例をあげれ
ば、電動油圧ブレーキシステムすなわちEHBシステム
は、一般に6つの場所における油圧の検出を必要とす
る。圧力検出は、閉ループ制動力制御のためにそれぞれ
の車輪において、またドライバ入力を検出するための場
所において、またシステムの予備圧力を検出するために
蓄圧機において、必要である。油圧検出点は全て、シス
テムコントローラ、すなわちマイクロプロセッサ、を有
する油圧制御ユニットすなわちHCUを通る経路上にあ
るので、全ての異なる油圧系統圧力を検出する1つの部
材が存在しうる。完全な調整電子装置を有する6つの離
散した圧力センサを備えると適切な動作は得られるが、
圧力センサの総コストは、残りのシステム部品のコスト
に比し、望ましいコストよりも高くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上述の従来技術のシステムよりも信頼性に富みかつ
低コストの状態応答検出システムを提供することであ
る。さらにもう1つの目的は、圧力、加速度、トルク、
力、などに応答する比較的に低コストで、正確で、かつ
信頼性のある検出システム、および状態応答検出素子を
調整する改善された低コストな方法を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】略述すると、本発明によ
り製造された状態応答検出システムにおいては、複数の
検出素子はASICに接続され、任意の選択された検出
素子の出力は、アナログ多重化により共通信号調整回路
に接続される。検出素子の信号は、基本校正データを含
み部分調整を行うASICの信号調整回路によって調整
される。全ての検出素子のための完全な特徴データは、
ASICの不揮発性メモリに記憶され、ホストコントロ
ーラが適切な数学的演算を行い信号調整を完成するのに
必要な追加の補償量を供給しうるための指令に基づい
て、ホストコントローラ、例えば、マイクロプロセッサ
へ転送される。本発明の特徴によれば、検出素子および
検出素子接続の故障を診断するための診断回路経路が、
ASIC内に含まれている。もう1つの特徴によれば、
ASICの故障を診断するために、第1および第2の固
定されたテスト検出素子がASIC内に形成される。
【0005】本発明の実施例によれば、検出素子は、高
温において焼成され流体圧力ポート内に配置するのに適
するガラス材料を経てダイヤフラムに接着されたシリコ
ン抵抗ブリッジのような、本技術分野において公知の個
々のひずみブリッジから形成される。加圧された時に、
流体は圧力ポート内に存在し、ダイヤフラムおよびブリ
ッジは弾性ひずみを受ける。ブリッジ内の抵抗はシリコ
ンから製造されているので、それらはひずみを受けた時
に抵抗の変化を生じる圧電抵抗効果を示す。そのブリッ
ジに電圧を印加することにより、ブリッジの出力には小
さい電圧変化を生じる。説明する実施例においては、6
つの検出素子のための回路が示されるが、回路は所望に
応じてもっと多い、または少ない検出素子に適応するよ
うに改変されうることを理解すべきである。
【0006】説明する実施例によれば、ひずみブリッジ
と直列な電子的にプログラム可能である抵抗を経てブリ
ッジバイアスが供給される。その抵抗は、ブリッジから
温度信号を得るために特定値にセットされ、またはブリ
ッジを全供給電圧によりバイアスするためにゼロにセッ
トされうる。バイアス抵抗値の選択は、レジスタ値の選
択により行われる。温度信号の発生は、ブリッジの抵抗
の温度係数(TCR)を利用し、低/ゼロTCRのプロ
グラム可能な抵抗により分圧器を形成することによって
行われる。この手段による温度信号の発生は、従来から
行われている。
【0007】本発明によれば、ブリッジ調整回路は、一
度に1つのブリッジを用いて機能するので、ブリッジバ
イアスおよび調整回路の入力へのそれぞれのブリッジ出
力をスイッチする手段が備えられる。これは、アナログ
マルチプレクサにより行われる。調整回路への入力は、
3つのレジスタ値により制御される。全てのブリッジ
は、常にASICの端子に接続されている。6つの圧力
センサ入力のほかに、2つの基準ブリッジも回路内に含
まれ、回路の診断テストの目的のためにアナログマルチ
プレクサレジスタにより選択される。基準ブリッジの機
能は、さらに以下に説明する。
【0008】圧力に比例する信号の電子的にプログラム
可能なオフセットおよび利得の補正は、それぞれのレジ
スタの制御により行われる。この最小量の校正は、アナ
ログディジタル変換器(ADC)の最大可能入力範囲を
用いるために、圧力信号の出力信号の出力範囲を最大化
するのに必要である。このアプローチを用いることによ
り、ADCブロックのビット分解を最小の受入れ可能な
レベルまで減少させ、それにより回路素子のサイズおよ
びコストを減少させうる。オプションの入力低域フィル
タが、高周波雑音源(例えば、EMI)を減衰させるた
めに備えられ、電子的にプログラム可能な利得段の出力
にはオプションの低域フィルタが、システムを顧客の周
波数応答特性に適合させるために備えられる。
【0009】診断機能は、回路の2つの部分により実現
される。第1の部分は検出素子診断回路であり、これ
は、選択されたブリッジ出力信号の追加に比例するオフ
セット補正され増幅された信号を供給する。理想的に
は、検出素子診断回路の出力は、圧力および温度によら
ず、従って、このパラメータの変化は、検出素子の故障
(例えば、ブリッジパラメータのドリフトまたはハード
の故障)を示すために用いられうる。補償された出力
の、製造時に記憶された値とのシステムによる比較は、
検出素子のパフォーマンスが劣化しているかどうかを決
定するために行われる。製造公差により、圧力および温
度依存が生じ、それは検出素子診断信号の正確さを低下
させ、またシステムレベルでの誤差検出能力を低下させ
る。選択されたブリッジからの圧力および温度信号のシ
ステムによる使用は、圧力および温度に関連する検出素
子診断信号の誤差を補正する手段を与え、もっと正確な
解析およびもっと精密な誤差検出能力を可能にする。
【0010】診断機能を提供する回路の第2の部分は、
第1および第2の基準ブリッジである。これらの基準ブ
リッジの機能は、0およびフルスケールのブリッジ出力
にそれぞれ比例する固定ブリッジ信号を入力することで
ある。圧力信号、温度信号、および検出素子診断信号は
製造時に校正され、ASICの不揮発性メモリに記憶さ
れる。テストモードが起動されると、システムは圧力、
温度、および検出素子診断の出力信号を解析し、これら
の出力を製造時に記憶された値と比較し、回路のパフォ
ーマンスが劣化、または誤動作しているかどうかを決定
しうる。0およびフルスケールの基準ブリッジの使用
は、全ての回路経路の全動作範囲を完全に働かせ、広範
な診断能力を提供する。
【0011】ディジタルポート機能は、ホストコントロ
ーラすなわちシステムコントローラへデータを送信し、
また前記コントローラからデータを受信するために備え
られている。システムコントローラは調整電子装置へ指
令を入力し、調整電子装置はそこでコントローラにより
要求された機能を行う。例えば、コントローラは、検出
素子2からの圧力情報を要求する。ディジタルポートは
その指令を受け、論理制御装置ブロックはその指令を確
認し(例えば、部分的にチェックし)かつデコードす
る。次に論理制御装置ブロックは、正しいマルチプレク
サのスイッチ位置をセットし、対応するレジスタ値をロ
ードし、アナログ信号経路が安定化するのを待ち、アナ
ログディジタル変換をトリガし、アナログディジタル変
換器の出力をディジタルポートにロードし、ディジタル
ポートに要求された情報を送信するように命令する。組
合わされた命令が実行され、1つより多くの情報が一度
に供給され(例えば、圧力、温度、および検出素子診断
が捕捉され一回の送信により転送される)、または、シ
ステムは、データのシーケンスを連続的に送信(例え
ば、P1、SDC1、P2、SDC2、P3、SDC
3、P4、SDC4、P5、SDC5、P6、SDC
6、T1、繰返し...)するように命令されうる。デ
ィジタルデータ送信のフォーマットは、顧客の要求に適
合するようにカストマイズされうる。
【0012】システムの複雑さおよびコストを最小化す
るために、圧力信号、温度信号、および診断信号の最小
量の電子的校正が行われる。残りの信号補正は、ASI
C内に記憶されている付加的係数を使用し、存在するシ
ステムコントローラ(例えば、マイクロプロセッサ)に
より行われる。校正においては、回路は2進レジスタ値
の制御により電子的に校正され、全てのディジタルセッ
ティングはASIC内の不揮発性メモリ(例えば、EE
PROM)に記憶される。その場合、検出素子および回
路の出力(圧力、温度、および検出素子診断)は、全動
作パラメータ範囲における動作を決定するための圧力お
よび温度に関する集合としての特徴を有する。このテス
トデータから、残りの温度信号、圧力信号、および診断
信号の誤差が決定され、ASICの不揮発性メモリに記
憶される。調整電子装置は、補償係数をシステムコント
ローラへ通信する能力を有するので、それは、圧力信
号、温度信号、および診断信号の高精度の数学的補正を
行うその存在する能力を利用しうる。本発明の目的、利
点、および新しい特徴は、以下の説明を添付図面を参照
しつつ読む時に、さらに十分に明らかとなろう。
【0013】
【発明の実施の形態】特に図2を参照すると、番号1
は、上述のブリッジの形式の状態応答検出素子を示す。
それは圧力に応答するものとして説明されるが、それ
は、そのようなブリッジ構造に適する加速度、トルク、
および力のような他の状態を検出するためにも用いられ
うる。
【0014】ASIC(特定用途向け集積回路)のMS
Cは、そのフロントエンドに第1、第2、および第3の
8対1アナログマルチプレクサ10a、10b、10c
のそれぞれを形成されている。マルチプレクサ10aは
8つのアドレス位置IP0からIP7を有し、マルチプ
レクサ10bは8つのアドレス位置IM0からIM7を
有し、マルチプレクサ10cはアドレス位置GD0から
GD7を有する。それぞれの検出素子ブリッジは、ブリ
ッジノードBRG、接地ノードGND、プラス出力ノー
ドINP、およびマイナス出力ノードINMを有する。
検出素子1のプラス出力ノードはマルチプレクサ10a
のIP1に接続され、マイナス出力ノードはマルチプレ
クサ10bのIM1に接続され、接地ノードGNDはマ
ルチプレクサ10cのGD1に接続されている。他の検
出素子も図1に示されているように、ASIC10に同
様に接続される。それぞれの検出素子のブリッジ電圧ノ
ードは、ノードBRGを経、電子的にプログラム可能な
低温度係数のバイアス抵抗10d1を経て、電圧源V
pwrに接続されている。電子的にプログラム可能なバイ
アス抵抗10d1は、レジスタR REG、すなわち、
温度信号を得るために比較的に高い温度係数を有する選
択された検出素子ブリッジに接続されたバイアス抵抗を
調整するためのディジタルに制御される変数、により制
御される。あるアプリケーションにおいては、ブリッジ
はゼロ値の抵抗によりバイアスされうるが、このアプリ
ケーションにおいては、温度信号に比例する信号が、温
度誤差の回路補償のために用いられることを理解すべき
である。それぞれのブリッジを正しくバイアスするため
の特定の抵抗レベルは、後述のオフセットおよび利得と
共に校正時に選択される。ブリッジ電圧Vbrgはまた、
増幅器10d2を経て後述されるアナログディジタル変
換器10gへ供給される。
【0015】マルチプレクサ10a、10b、および1
0cは、それぞれのレジスタMIPREG、MIM R
EG、およびMGD REGにより制御される。検出素
子は、それぞれのマルチプレクサを同じアドレス位置に
セットし、選択された検出素子ブリッジの接地ノードを
信号接地に結合して、検出素子ブリッジのバイアスを完
成することにより制御される。プラス出力およびマイナ
ス出力は、共通信号調整回路経路10fへ多重化され
る。指令は、さまざまなASIC部品の制御を同期させ
る論理制御装置セクション10eから出される。指令
は、不揮発性メモリセクション10hからの呼出しを行
い、また選択された検出素子ブリッジに対応するレジス
タ値を全ての場所へルーティングする。
【0016】信号調整回路経路10fは、検出されたパ
ラメータ、この特定の実施例においては圧力、を調整す
るために用いられる。検出素子ブリッジの、プラス出力
およびマイナス出力は、まず差動利得増幅器10f1へ
供給され、この増幅器の出力は、最初の検出素子オフセ
ット誤差を補正するためにその信号に加算される電圧V
brgに比例するオフセット補正を供給するためのレジス
タB REGにより制御される加算回路網10f2を含
むオフセット補正段に接続される。圧力に比例するオフ
セット補正された信号は、次に、レジスタG REGに
より制御される可変利得増幅器10f3を含む利得段へ
供給され、それにより得られる調整された信号は、次に
アナログディジタル変換器10gに接続される。低域フ
ィルタLPFは図示されているように、差動増幅器10
f1の入力に入力雑音を減衰させるために、また可変利
得増幅器10f3の出力にシステムの要求に応じて圧力
をカストマイズするために、オプションとして備えられ
る。
【0017】次にアナログディジタル変換器10gは、
選択された検出素子に関連する全ての情報をディジタル
ワードに変換し、その情報をディジタルポート10kを
経て図1に示されているシステムコントローラ12へ送
る。この情報は、オフセットおよび利得を補正されてい
るが、ASICを簡単化しコストを削減するために温度
補正はされていない。後述するように、温度補償を行う
ために必要なデータは不揮発性メモリセクション10h
に記憶されており、それは、指令によりシステムコント
ローラ12が信号の数学的補正を行い得るようにされた
時に、コントローラ12にダウンロードされる。
【0018】論理制御装置10eは、圧力応答信号を捕
捉する検出素子を選択し、この検出素子のプラス出力お
よびマイナス出力はまた検出素子診断回路経路10mへ
多重化され、加算ノード10m1において加算され、加
算された信号は、ブリッジドライブVbrgに比例し且つ
レジスタCB REGにより制御される加算回路網10
m2を含むオフセット補正段に接続される。オフセット
補正された信号は、次に、レジスタCG REGにより
制御される可変利得段10m3へ供給される。低域フィ
ルタLPFは、好ましくは回路の応答を同調させるため
に用いられ、信号はアナログディジタル変換器10gへ
入力される。これは、検出素子のプラス出力およびマイ
ナス出力の平均を与え、温度および圧力の入力パラメー
タとは無関係な情報を供給し、システムコントローラ1
2がこの情報を解析して、診断信号がある境界を越えて
変動する、検出素子または検出素子接続の故障が存在す
るかどうかを決定することを可能にする。
【0019】第2の診断ツールは、ASIC自体の中に
形成された、固定テストブリッジRB1およびRB2に
より与えられ、これらはそれぞれ1つの状態、例えば、
ゼロ圧力、および第2の状態、例えば、フルスケール圧
力をシミュレートするようにされている。製造時におい
て、レジスタR REGのレジスタ値はブリッジRB
1、RB2に対し選択されているので、テストブリッジ
RB1に対するアドレス0が選択された時、またはテス
トブリッジRB2に対するアドレス7が選択された時
は、それぞれのブリッジが、適切なレジスタ値により、
信号調整回路経路10f、温度回路経路、および経路素
子診断回路経路を経て多重化される。やはり製造時に記
憶された特徴データは、システムコントローラ12がこ
の情報を解析し、ASICに故障があるかどうかを決定
することを可能にする。テストブリッジは、時間、温
度、または他のパラメータにより変化しない固定入力を
供給し、温度、圧力、および検出素子診断の回路が、状
態範囲、例えば、圧力範囲、の両極端において適正に機
能しているかどうかを決定する。
【0020】ASICおよび検出素子の製造時におい
て、発行用ASICにより(by issuing A
SIC)ディジタルポート10kを経て自動校正装置が
従来のように用いられ、回路内のさまざまなレジスタを
自動的にセットし、それらを個々の検出素子に同調さ
せ、これらの校正係数をASICの不揮発性メモリセク
ション10h内に記憶させる。このようにして、それぞ
れの検出素子は、カスタムのオフセット、利得、ブリッ
ジドライブ、および共通モード信号を使用可能にするレ
ジスタ値の組が記憶されているので、そのような情報の
変化が、それぞれの選択された検出素子に印加されるよ
うになる。全ての情報が不揮発性メモリに記憶される
と、検出素子およびASICは圧力および温度に関する
特性を与えられ、すなわち、ASICおよび検出素子は
加熱チャンバ内に置かれて異なる検出素子に対し圧力が
印加され、それぞれの温度および圧力のテストポイント
における出力信号が入力される。非線形温度誤差がある
ために、3つの温度状態が検出素子において取り上げら
れるが、圧力応答は線形であるために、2つの圧力点で
十分である。温度および圧力マトリックスのこの特徴デ
ータは、不揮発性メモリセクション10h内に記憶され
る。この情報は、システムコントローラがそれぞれの検
出素子の特定のパフォーマンスに応答し、例えば、ルッ
クアップテーブルまたは多項式係数の補正により適切な
数学的補償を行い、高精度の補償を実現することを可能
にする。このようにして、レジスタは、最初に2つの圧
力および1つの温度をセットされて検出素子を校正し、
この校正は、次に、追加の温度および圧力ポイントにお
ける特徴付けを可能にする。ここでの用語としての特徴
付けとは、これらの追加の温度および圧力ポイントにお
ける出力を得て、原校正データを変化または調整するこ
となく、このデータをテーブル形式で、または間接的に
多項式係数として、記憶することをいう。これは、シス
テムコントローラにおける出力信号を数学的に十分に補
正するために必要なデータの完全なマトリックスを与え
る。
【0021】ディジタルポート10kは、システムコン
トローラ12へ、またはシステムコントローラ12か
ら、ディジタル情報を転送するために用いられる。ディ
ジタルポートは、システムコントローラ12から指令を
受け、その指令は論理制御装置10eにより、従来から
のパリティチェックによるなどして適切に検査され、論
理制御装置セクションによりデコードされて、必要な機
能、例えば、マルチプレクサのアドレスの選択、不揮発
性メモリセクション10hからの適切なレジスタセッテ
ィングのリコール、アナログディジタル変換の開始、お
よびその後のそのデータのディジタルポート10kから
システムコントローラ12への送信、を行う。その指令
は、単一の情報、例えば、指定された検出素子における
圧力状態、診断信号、または他の選択された情報、を得
て送信するために個々に出され、または、それは、選択
されたシーケンスにより連続的に指令を出し、検出素子
および診断のそれぞれから所望に応じてデータを得る。
【0022】ASIC上の回路は、好ましくは、十分に
短い期間内にデータが得られるように形成されており、
一片の情報が従来技術に従って要求された時に、信号が
すでに十分に調整されているか、すなわち、システムコ
ントローラにより温度および圧力の補償を受けシステム
コントローラにより多重化されているか、または、本発
明によりシステムコントローラ内において行われた補償
により部分的に調整されているかは、例えば、数分の1
ミリ秒以内に同等となる。
【0023】本発明によれば、アナログ調整はセンサシ
ステム、すなわち、ディジタル化された信号を供給する
ASIC、において行われ、次に信号の補償がホストコ
ントローラにおいて行われて、情報は、ASICの不揮
発性メモリからホストコントローラの揮発性メモリへ供
給される。本発明によれば、複数のセンサは、共通の電
気的に校正可能な温度信号、圧力信号、および診断信号
の補償調整経路へ多重化され、その経路は検出素子の誤
差の部分的補償を行い、その補償はデータ係数と共にホ
ストコントローラへ送られて、それぞれの検出素子をデ
ィジタル補償する。テストブリッジおよび検出素子診断
回路経路は、信頼性のある動作を保証するための継続す
る能力を有する。
【0024】ASICのMSCからシステムコントロー
ラへの特徴データの転送のための初期化シーケンスは、
図3a、図3bに示されており、ステップ100におけ
る電力の印加と、ステップ102における工場において
記憶された特徴データの特定のものを転送するための指
令の送信と、ステップ104における送信確認と、エラ
ーが検出されたかどうかを確かめるための判断ステップ
106と、を含む。否定的な判断は、指令をデコード
し、他の回路ブロックを制御して指令を実行するステッ
プ108へ導き、次にパリティチェックのためのステッ
プ110へ、さらに誤差が検出されたかどうかを確かめ
る判断ステップ112へ進む。ここでの否定的応答は、
要求された情報をディジタルポートへロードするステッ
プ114へ導き、次に送信確認データを追加するステッ
プ116へ、さらにデータを送信するステップ118へ
進む。判断ブロック104および112における肯定的
応答はステップ120へ導き、そこでは誤差ビットがデ
ィジタルポートへロードされる。
【0025】データの送信(ステップ118)に続い
て、ルーチンはステップ122へ進み、そこではシステ
ムコントローラのディジタルポートが送信を確認し、次
に判断ステップ124へ進み、誤差が検出されたかどう
かが調査される。もし誤差が検出されていなかったなら
ば、ルーチンはステップ126へ進み、そこではデータ
がシステムコントローラのメモリに記憶され、次にステ
ップ130へ進み、そこからステップ102へ進んで、
全ての特徴データがASICのMSCからシステムコン
トローラへ転送されるまで、全ルーチンが繰返される。
判断ブロックの肯定的な判断もまた、ステップ102へ
復帰する。
【0026】図4a、図4bには、代表的な検出素子
(SE1)におけるデータ捕捉が示されている。ステッ
プ150においては、システムコントローラが素子SE
1における検出素子データを送信するための指令を送
り、ステップ152においては、ディジタルポートがそ
の送信を受信して確認する。判断ステップ154は誤差
が検出されたかどうかを決定し、否定的判断の場合はル
ーチンはステップ156へ進み、そこでは論理ブロック
が指令をデコードし、かつ他の回路ブロックを制御して
指令を実行し、プロセスステップ158はパリティチェ
ックを行い、もう1つの誤差検出判断ブロック160に
至る。そこでの否定的応答はステップ162へ導き、ス
テップ162は、検出素子に関連する回路校正データを
不揮発性メモリからさまざまなレジスタへ転送し、次に
ステップ164は、アナログマルチプレクサのアドレス
をセットする。ステップ166においては、回路が安定
化しうるための時間遅延が与えられ、次にステップ16
8においては、圧力信号、温度信号、および検出素子S
E1診断信号のアナログディジタル変換が行われる。こ
のADC値は、ステップ170においてディジタルポー
トへロードされ、ステップ172においては、論理ブロ
ックがディジタルポートのデータに送信ビットを追加す
る。判断ステップ154および160へ帰り、肯定的な
決定の場合にはステップ174へ進み、そこでは検出さ
れた誤差ビットがディジタルポートにロードされる。プ
ロセスステップ172および174は、ステップ176
へ導き、ステップ176においては、ディジタルポート
がデータを転送し、ステップ178へ進むと、そこでは
システムコントローラのディジタルポートが送信を受信
して確認する。次に、判断ステップ180は、誤差が検
出されたかどうかをチェックし、肯定的応答の場合はル
ーチンを開始ステップ150へ復帰させ、否定的応答の
場合はステップ182へ進んで、SE1の圧力、温度、
および診断のデータをシステムコントローラのメモリに
記憶させる。ステップ184においては、システムコン
トローラは、記憶されている特徴データを用い、検出素
子SE1の圧力、温度、および診断のデータを数学的に
補正し、次にステップ186においては、システムコン
トローラは、検出素子SE1の補正された診断データを
故障スレショルドと比較する。判断ブロック190は、
故障が検出されたかどうかをチェックし、否定的応答の
場合はステップ192へ導き、そこではシステムコント
ローラは、制御アルゴリズムにおいて補正された検出素
子SE1の圧力データおよび温度データを用い、肯定的
応答の場合は制御アルゴリズムにおいてそのデータは用
いられずシステムコントローラは誤差を報告する。
【0027】図5a、図5bは、1つのテスト、すなわ
ち基準ブリッジRB1、における診断データ捕捉シーケ
ンスを示す。このシーケンスはステップ200において
開始され、そこではシステムコントローラは、ASIC
のMSCへ指令を送ってブリッジRB1のデータを送信
させ、次にステップ202へ進むと、そこではASIC
のディジタルポートがその送信を受信して確認し、次に
誤差検出ステップ204へ進む。そこでの否定的応答は
ステップ206へ導き、ステップ206においては、論
理ブロックが指令をデコードし且つ他の回路ブロックを
制御して指令を実行し、次にステップ208へ進み、パ
リティチェックを行って内容を検査する。誤差検出ステ
ップ210の否定的応答は、ステップ212へ導き、そ
こではブリッジRB1に関連する回路校正データが不揮
発性メモリから適切なレジスタへ転送され、次にステッ
プ214へ進むと、そこではアナログマルチプレクサア
ドレスがセットされる。ステップ216は、時間遅延を
与えて回路を安定化させ、次にステップ218において
は、圧力信号、温度信号、および検出素子診断信号がア
ナログ形式からディジタル形式に変換される。ステップ
220においては、変換値がディジタルポートへロード
され、ステップ222においては、論理ブロックがディ
ジタルポートのデータに送信確認を追加する。ステップ
204および210へ帰ると、誤差が検出された場合
は、ステップ224へ進み、そこでは誤差ビットがディ
ジタルポートへロードされ、次にステップ222へ進
み、そこでは確認ビットが追加される。ステップ222
から次にステップ226へ進み、そこではディジタルポ
ートがデータを送信し、次にステップ228へ進み、そ
こではシステムコントローラのディジタルポートがその
送信を受信して確認する。誤差が検出された場合は、こ
のルーチンは開始ステップ200へ復帰し、もし誤差が
検出されなかった場合はルーチンはステップ232へ進
み、そこではブリッジRB1の圧力、温度、および診断
のデータがシステムコントローラのメモリに記憶され
る。次に、システムコントローラはステップ234にお
いて、ブリッジRB1が測定したデータと、対応するブ
リッジRB1の特徴データと、の差を計算する。プロセ
スステップ236においては、システムコントローラ
は、その差を許容誤差限度と比較し、ステップ238に
おいて、誤差が検出されたかどうかを検査する。ここで
の否定的決定はステップ240へ導き、そこではシステ
ムコントローラは、ASICが診断チェックに合格した
と決定し、一方、肯定的決定はステップ242へ導き、
そこではシステムコントローラは誤差が生じたと決定
し、その誤差を報告する。
【0028】本発明の実施例を詳細に開示したが、前述
の加速度、トルク、力などに応答する検出素子を用いる
などの、さまざまな改変は、本発明の精神、または添付
の特許請求の範囲から逸脱することなく採用されること
を理解すべきである。さらに、もし所望ならば、接地接
続を多重化せずに、または接地接続の多重化に追加し
て、ブリッジバイアスを多重化しうることを理解すべき
である。
【0029】(関連出願)2001年1月26日付出願
の米国特許仮出願第60/264,473号の35U.
S.C.119(e)(1)のもとでの権利を主張す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の状態応答検出素子、ASICの形式の多
重検出素子調整回路、およびマイクロプロセッサの形式
のシステムコントローラを示す概略図である。
【図2】例として示された1つの検出素子と共に、図1
に示されている多重検出素子調整ASICを示す概略ブ
ロック回路図である。
【図3a】ASICからシステムコントローラへ特徴デ
ータを転送するための初期化シーケンスを示す。
【図3b】ASICからシステムコントローラへ特徴デ
ータを転送するための初期化シーケンスを示す。
【図4a】例としての1つの検出素子(SE1)のため
のデータシーケンスを示す。
【図4b】例としての1つの検出素子(SE1)のため
のデータシーケンスを示す。
【図5a】例としての1つの基準ブリッジ(RB1)の
ための診断データ捕捉シーケンスを示す。
【図5b】例としての1つの基準ブリッジ(RB1)の
ための診断データ捕捉シーケンスを示す。
【符号の説明】
1 ブリッジ形検出素子 2 ブリッジ形検出素子 3 ブリッジ形検出素子 4 ブリッジ形検出素子 5 ブリッジ形検出素子 6 ブリッジ形検出素子 10 ASIC 10a アナログマルチプレクサ 10b アナログマルチプレクサ 10c アナログマルチプレクサ 10d1 バイアス抵抗 10f 共通信号調整回路経路 10f2 加算回路網 10f3 可変利得増幅器 10h 不揮発性メモリセクション 10k ディジタルポート 10m 検出素子診断回路経路 12 システムコントローラ BR1 診断テストブリッジ BR2 診断テストブリッジ INM マイナス出力ノード INP プラス出力ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン エイ、ポウニング アメリカ合衆国 ロード アイランド、プ ロヴィデンス、イースト ストリート 22 Fターム(参考) 2F073 AA22 AB02 AB14 BB04 BC01 CC01 CC20 CD01 DD02 EE01 EF02 EF05 FF16 GG01 GG08 2F076 AA02 AA06 AA07

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力を有する複数の状態応答検出素子
    と、 前記検出素子の出力に接続されたアドレス可能入力を有
    する少なくとも1つのマルチプレクサを有する電子回路
    であって、前記少なくとも1つのマルチプレクサは信号
    調整回路経路に接続された出力を有し、前記信号調整回
    路経路は、調整部品と、前記検出素子および前記電子回
    路のそれぞれのための校正データおよび特徴データを記
    憶する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリから、前
    記マルチプレクサへ、またそれぞれの検出素子における
    信号を調整するためにアドレス指定されたそれぞれの検
    出素子のための前記信号調整部品へ、また外部コントロ
    ーラが前記調整された信号の数学的補正を行うことを可
    能にするために前記外部コントローラへ、データを送信
    するデータポートと、を有する、前記電子回路と、を含
    む状態応答検出システム。
  2. 【請求項2】 前記検出素子はそれぞれブリッジ回路網
    を含み、それぞれのブリッジ回路網は、ブリッジ電圧ノ
    ードと、接地ノードと、プラス出力ノードと、マイナス
    出力ノードとを有し、さらに電圧源とそれぞれのブリッ
    ジ電圧ノードとの間に直列に接続され、選択されたバイ
    アスをそれぞれの検出ノードへ供給する電子的にプログ
    ラム可能な抵抗を含む請求項1記載の状態応答検出シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記電子回路内に形成された、第1およ
    び第2の状態に応答しないテストブリッジ回路網をさら
    に含み、前記テストブリッジ回路網はそれぞれ、ブリッ
    ジ電圧ノードと、接地ノードと、プラス出力ノードと、
    マイナス出力ノードとを有し、前記出力ノードはマルチ
    プレクサを経て前記信号調整回路経路に接続され、前記
    第1のテストブリッジの前記プラスおよびマイナス出力
    は第1の値の信号を供給し、前記第2のテストブリッジ
    の前記プラスおよびマイナス出力は第2の値の信号を供
    給し、前記テストブリッジ回路網は電子回路の故障を診
    断するためのデータを供給する、請求項1記載の状態応
    答検出システム。
  4. 【請求項4】 前記電子回路がASICである請求項1
    記載の状態応答検出システム。
  5. 【請求項5】 加算回路および調整部品を含む検出素子
    診断回路経路をさらに含み、アドレス指定された検出素
    子の前記プラスおよびマイナス出力は前記加算回路に接
    続されて加算され、前記加算値は前記検出素子診断回路
    経路の前記調整部品へ供給されて診断信号を発生させ、
    前記検出素子および診断回路経路のそれぞれのための前
    記記憶された校正データおよび特徴データは、前記外部
    コントローラへ送信されて前記外部コントローラが前記
    診断信号の数学的補正を行うことを可能にする、請求項
    1記載の状態応答検出システム。
  6. 【請求項6】 前記電子回路内に形成された、第1およ
    び第2の状態に応答しない検出素子テストブリッジ回路
    網をさらに含み、前記テストブリッジ回路網はそれぞ
    れ、ブリッジ電圧ノードと、接地ノードと、プラス出力
    ノードと、マイナス出力ノードとを有し、前記出力ノー
    ドはマルチプレクサを経て前記診断回路経路に接続さ
    れ、前記第1のテストブリッジ回路網の前記プラスおよ
    びマイナス出力は第1の値の信号を供給し、前記第2の
    テストブリッジ回路網の前記プラスおよびマイナス出力
    は第2の値の信号を供給し、前記テストブリッジ回路網
    は診断回路経路の故障を診断するためのデータを供給す
    る、請求項5記載の状態応答検出システム。
  7. 【請求項7】 前記電子回路内に形成された、第1およ
    び第2の状態に応答しない検出素子テストブリッジ回路
    網をさらに含み、前記テストブリッジ回路網はそれぞ
    れ、ブリッジ電圧ノードと、接地ノードと、プラス出力
    ノードと、マイナス出力ノードとを有し、前記テストブ
    リッジ回路網は検出素子バイアスの故障の診断を可能に
    する、請求項2記載の状態応答検出システム。
  8. 【請求項8】 検出される前記状態は、圧力、加速度、
    力、およびトルクの1つである請求項1記載の状態応答
    検出システム。
  9. 【請求項9】 検出される前記状態は圧力である請求項
    1記載の状態応答検出システム。
  10. 【請求項10】 状態に依存する電圧出力を発生する複
    数の状態応答検出素子であって、前記検出素子はそれぞ
    れ、ブリッジ電圧ノードと、接地ノードと、プラス出力
    ノードと、マイナス出力ノードと、を備えたブリッジ回
    路網を有する前記複数の状態応答検出素子と、 電圧源と、 前記電圧源に接続されたそれぞれのブリッジ電圧ノード
    と、 第1、第2、および第3のマルチプレクサを有する電子
    回路であって、それぞれのマルチプレクサは出力および
    複数のアドレス入力位置を有し、それぞれの検出素子の
    前記プラスノードは前記第1のマルチプレクサのそれぞ
    れのマルチプ第2、および第3のマルチプレクサであっ
    て、それぞれのマルチプレクレクサアドレス位置に接続
    され、それぞれの検出素子の前記マイナスノードは前記
    第2のマルチプレクサのそれぞれのマルチプレクサアド
    レス位置に接続され、それぞれの検出素子の前記接地ノ
    ードは前記第3のマルチプレクサのそれぞれのアドレス
    位置に接続され、それぞれのレジスタがそれぞれのマル
    チプレクサに接地されている、前記電子回路と、 前記第3マルチプレクサの前記出力が接続されている信
    号接地と、 信号調整回路経路が、プラス入力およびマイナス入力お
    よび出力を有する差動増幅器であって、前記第1マルチ
    プレクサの前記出力が前記差動増幅器の前記プラス入力
    に接続され前記第2マルチプレクサの前記出力が前記差
    動増幅器の前記マイナス入力に接続されている前記差動
    増幅器と、出力および入力を有する加算回路を有するオ
    フセット補正回路網であって前記入力が前記差動増幅器
    の前記出力に接続されている前記オフセット補正回路網
    と、レジスタにより制御されブリッジ電圧に比例する補
    正を供給するオフセット回路と、前記オフセット補正回
    路網の前記出力に接続された入力を有し且つ利得補正レ
    ジスタにより制御される可変利得増幅器を有する利得補
    正回路網と、を含む前記信号調整回路経路と、 ディジタルポートと、 入力および出力を有するアナログディジタル変換器であ
    って、前記利得補正回路網の出力が前記アナログディジ
    タル変換器へ入力され、検出された状態に対応するディ
    ジタル信号を前記ディジタルポートへ供給する、前記ア
    ナログディジタル変換器と、 論理制御装置および不揮発性メモリセクションであっ
    て、前記不揮発性メモリセクションは前記論理制御装置
    の制御を受けていくつかのレジスタに接続され、前記デ
    ィジタルポートは外部コントローラへデータを送信し且
    つ外部コントローラからデータを受信するためのインタ
    フェースを形成し、前記不揮発性メモリは前記外部コン
    トローラへデータを供給し前記外部コントローラが状態
    センサ信号の数学的誤差補正を行うことを可能にし、前
    記論理制御装置は選択された検出素子から検出素子デー
    タを得るための指令を供給する、前記論理制御装置およ
    び前記不揮発性メモリセクションと、を含む状態応答検
    出素子システム。
  11. 【請求項11】 前記電圧源とそれぞれのブリッジ電圧
    ノードとの間に直列に接続され、選択されたバイアスを
    それぞれの検出素子へ前記検出素子が選択された時に供
    給する電子的にプログラム可能な抵抗と、前記電子的に
    プログラム可能な抵抗に接続され、不揮発性メモリから
    データを受取り、前記抵抗の値を制御するレジスタと、
    をさらに含む請求項10記載の状態応答検出素子システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記状態は、圧力、加速度、トルク、
    および力の1つである請求項10記載の状態応答検出素
    子システム。
  13. 【請求項13】 前記状態は圧力である請求項10記載
    の状態応答検出素子システム。
  14. 【請求項14】 前記電子回路内に形成された、第1お
    よび第2の状態に応答しないテストブリッジ回路網をさ
    らに含み、それぞれのテストブリッジ回路網は、ブリッ
    ジ電圧ノードと、接地ノードと、プラス出力ノードと、
    マイナス出力ノードとを有し、前記出力ノードおよび前
    記接地ノードはマルチプレクサを経て前記信号調整回路
    経路および信号接地にそれぞれ接続され、前記第1のテ
    ストブリッジ回路網の前記プラス出力ノードおよび前記
    マイナス出力ノードは第1の値の信号を供給し、前記第
    2のテストブリッジ回路網の前記プラス出力ノードおよ
    びマイナス出力ノードは第2の値の信号を供給し、前記
    テストブリッジ回路網は電子回路の故障を診断するため
    のデータを供給する、請求項10記載の状態応答検出素
    子システム。
  15. 【請求項15】 前記電子回路内に形成された、第1お
    よび第2の状態に応答しないテストブリッジ回路網をさ
    らに含み、それぞれのテストブリッジ回路網は、ブリッ
    ジ電圧ノードと、接地ノードと、プラス出力ノードと、
    マイナス出力ノードとを有し、前記テストブリッジ回路
    網は検出素子バイアスの故障の診断を可能にする、請求
    項11記載の状態応答検出素子システム。
  16. 【請求項16】 前記電子回路がASICである請求項
    10記載の状態応答検出素子システム。
  17. 【請求項17】 加算回路および調整部品を含む検出素
    子診断回路経路をさらに含み、アドレス指定された検出
    素子の前記プラスおよびマイナス出力は前記加算回路に
    接続されて加算され、前記加算値は前記検出素子診断回
    路経路の前記調整部品へ供給されて診断信号を発生さ
    せ、前記検出素子および診断回路経路のそれぞれのため
    の前記記憶された校正データおよび特徴データは、前記
    外部コントローラへ送信されて前記外部コントローラが
    前記診断信号の数学的補正を行うことを可能にする、請
    求項10記載の状態応答検出素子システム。
  18. 【請求項18】 前記電子回路内に形成された、第1お
    よび第2の状態に応答しない検出素子テストブリッジ回
    路網をさらに含み、前記テストブリッジ回路網はそれぞ
    れ、ブリッジ電圧ノードと、接地ノードと、プラス出力
    ノードと、マイナス出力ノードとを有し、前記出力ノー
    ドはマルチプレクサを経て前記診断回路経路および信号
    接地にそれぞれ接続され、前記第1のテストブリッジ回
    路網の前記プラスおよびマイナス出力は第1の値の信号
    を供給し、前記第2のテストブリッジ回路網の前記プラ
    スおよびマイナス出力は第2の値の信号を供給し、前記
    テストブリッジ回路網は診断回路経路の故障を診断する
    ためのデータを供給する、請求項17記載の状態応答検
    出素子システム。
  19. 【請求項19】 複数の状態検出ブリッジ素子を有する
    状態応答検出システムにおける方法において、前記方法
    は、 それぞれの検出素子に対しバイアスを供給するステップ
    と、 マルチプレクサを有する電子回路と、信号調整部品、ア
    ナログディジタル変換器、論理制御装置、不揮発性メモ
    リ、およびデータを送受信するディジタルポートを有す
    る信号調整回路経路と、を配設するステップと、 それぞれの検出素子に対する電子校正データを前記シス
    テムの製造時に得てその情報を不揮発性メモリに記憶さ
    せるステップと、 前記電子コントローラを外部コントローラに接続するス
    テップと、 不揮発性メモリからデータを転送し、前記外部コントロ
    ーラが調整されたディジタル信号に対し数学的補正を行
    うことを可能にするステップと、 前記マルチプレクサのアドレスを選択し、選択されたブ
    リッジ検出素子の出力を前記信号調整回路経路に接続
    し、基本オフセットデータおよび利得校正データを前記
    信号調整経路内の前記信号調整部品へ送信するステップ
    と、 不揮発性メモリから送られた前記基本オフセットデータ
    および利得校正データを用い、前記アドレス指定された
    検出素子を部分的に調整し、部分的に調整された信号を
    供給するステップと、 前記部分的に調整された信号をアナログディジタル変換
    器においてアナログ形式からディジタル形式に変換しデ
    ィジタル信号を供給するステップと、 前記ディジタル信号を前記外部コントローラへ送信する
    ステップと、 前記不揮発性メモリから転送されたデータを用い、前記
    外部コントローラにおいて前記ディジタル信号に対し数
    学的補正を行うことにより前記部分的に調整された信号
    の調整を完成するステップと、を含む前記方法。
  20. 【請求項20】 前記電子回路内に第1の状態に応答し
    ないテストブリッジであって、前記第1のブリッジは第
    1の基準電圧を供給する前記第1の状態に応答しないテ
    ストブリッジを形成するステップと、 前記電子回路内に第2の状態に応答しないテストブリッ
    ジであって、前記第2のブリッジは第2の基準電圧を供
    給する前記第2の状態に応答しないテストブリッジを形
    成するステップと、をさらに含み、前記第1および第2
    のテストブリッジは電子回路の故障の診断に用いられる
    基準データを供給する、請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記選択された検出素子のプラス出力
    およびマイナス出力を加算する加算回路と、検出素子お
    よび検出素子接続の故障の診断に用いられる基準データ
    を供給する、前記信号調整回路経路のオフセット補正回
    路網および利得補正回路網に対応するオフセット部品お
    よび利得部品と、を含む前記電子回路内の検出素子診断
    回路経路を形成するステップをさらに含む、請求項19
    記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記電子回路の故障は前記検出素子バ
    イアスの故障を含む請求項20記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記電子回路をASICとして形成す
    るステップをさらに含む請求項19記載の方法。
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