JP2002296539A - 投写型表示装置 - Google Patents
投写型表示装置Info
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- JP2002296539A JP2002296539A JP2001103262A JP2001103262A JP2002296539A JP 2002296539 A JP2002296539 A JP 2002296539A JP 2001103262 A JP2001103262 A JP 2001103262A JP 2001103262 A JP2001103262 A JP 2001103262A JP 2002296539 A JP2002296539 A JP 2002296539A
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Abstract
学系と投写光学系を最適な位置に配置し、かつ反射型ラ
イトバルブも最適な位置に配置することにより、照明光
束および投写光束が部分的に遮られることなく利用され
ることを可能にする。 【解決手段】 反射型ライトバルブと、照明光学系と、
投写光学系を有し、反射型ライトバルブの前面近傍にレ
ンズ素子を配置し、下記(1)〜(3)の式の関係を満
足する。 0≦LLx≦0.5×T …(1) 0≦LLy≦0.5×T …(2) 18°≦α≦25° …(3) 但し、LLxは投写光学系の投写光軸と反射型ライトバ
ルブの中心との反射型ライトバルブの長手方向における
距離、LLyは反射型ライトバルブの短手方向における
距離、Tは反射型ライトバルブの短手方向の寸法、αは
照明光学系の照明光軸と投写光学系の投写光軸とのなす
角度である。
Description
クロミラー・デバイス(DMD:Digital Micro-mirror
Device)や反射型液晶パネルのような反射型ライトバ
ルブを用いた投写型表示装置に関するものである。
報に開示された従来の投写型表示装置の要部を概略的に
示す図である。図8に示すような従来の投写型表示装置
において、光源31から出射され楕円面鏡32から反射
した光は、プリズムレンズ33により明るさの分布を均
一化され、コリメータレンズ34を通して反射型の液晶
パネル35に入射する。
びコリメータレンズ34を通過して、投写光学系36に
入射し、スクリーン(図示せず)に拡大投写される。
示装置においては、投写光学系36の鏡筒37の一部3
8を切り欠くことにより、楕円面鏡32と鏡筒37との
物理的な干渉を回避しているので、照明光束の一部が無
駄になってしまうという問題があった。
するために、TIR(全反射)プリズムもしくはPBS
(偏光ビームスプリッタ)プリズムを用いて鏡筒の一部
を切り欠くことなく、楕円面鏡と鏡筒との物理的な干渉
を回避する方法が広く採用されている。しかしながら、
TIRプリズムもしくはPBSプリズムは高価であり、
その配置精度を確保するための周辺部品を必要とするた
め、装置の価格を大きく上昇させる一因ともなる。
決するためになされたものであり、その目的とするとこ
ろは、簡単な構成によって照明光束および投写光束を有
効に利用でき、装置の価格を上げることのない投写型表
示装置を提供することにある。
装置は、照明光を出射する照明光学系と、該照明光学系
の照明光軸よりその被照明面の法線方向が傾斜して配設
され前記照明光学系の照明光を反射する反射型ライトバ
ルブと、該反射型ライトバルブからの前記反射光がその
投写光軸の方向に沿う方向から入射する投写光学系とを
有し、以下の(1)〜(3)の条件を満足することを特
徴とする。 0≦LLx≦0.5×T …(1) 0≦LLy≦0.5×T …(2) 18°≦α≦25° …(3) ただし、LLxは前記反射型ライトバルブの長手方向に
おける前記反射型ライトバルブの中心と前記投写光軸と
の間の距離、LLyは前記反射型ライトバルブの短手方
向における前記反射型ライトバルブの中心と前記投写光
軸との間の距離、Tは前記反射型ライトバルブの短手方
向における前記被照明面の寸法、αは前記照明光軸と前
記投写光軸とのなす角である。
れる集束レンズ素子を更に有し、照明光学系における光
出射側の最終のレンズ素子の中心から前記集束レンズ素
子の中心の間の距離をLr、前記集束レンズ素子の中心
から投写光学系の光入射側の開口中心の間の距離をL
p、前記集束レンズ素子の焦点距離をf1とすると、前
記距離Lr、距離Lpおよび焦点距離f1のそれぞれが
略等しいことを特徴とする。
れる集束レンズ素子を更に有し、照明光学系における光
出射側の最終のレンズ素子と投写光学系の光入射側の開
口とが前記集束レンズを介して共役関係であることを特
徴とする。
れる集束レンズ素子を更に有し、前記反射型ライトバル
ブと前記集束レンズとが一体であることを特徴とする。
れる平凸の集束レンズ素子を更に有し、該集束レンズの
平面が前記反射型ライトバルブの側にあることを特徴と
する。
とする。
とを特徴とする。
れる集束レンズ素子を更に有し、該集束レンズの光軸と
投写光軸とが一致することを特徴とする。
出射する出射光の前記照明光学系の照明光軸に垂直な面
内における光強度を均一化する光強度均一化素子と、該
光強度均一化素子の出射光を反射型ライトバルブに伝達
する伝達光学系とを含むことを特徴とする。
ライトバルブとが共役関係であることを特徴とする。
反射型ライトバルブの被照明面の形状とが略相似である
ことを特徴とする。
る投写型表示装置を概略的に示す構成図である。
明光学系1と、反射型ライトバルブの一例として投写ス
クリーン上の画素に対応する微小ミラー(マイクロミラ
ー)を有するDMD素子2(DMDは、テキサス・イン
スツルメンツ社の商標)と、このDMD素子2の前面近
傍に配置されたレンズ素子3と、DMD素子2で反射さ
れた光をスクリーン(図示せず)上に拡大投写する投写
光学系4とを有する。
源ランプ5から出射された光を通過させる回転カラーフ
ィルタ6と、回転カラーフィルタ6を通過した光をミキ
シングする四角柱状の光ミキシング素子7と、光ミキシ
ング素子7の出射端面7aとDMD素子2とが光学的な
共役関係(光強度均一化手段としての光ミキシング素子
7の出射端と反射型ライトバルブとしてのDMD素子2
とが光学的な共役関係)にある伝達光学系8とを有す
る。すなわち、伝達光学系8は、光ミキシング素子7の
出射光をDMD素子2に伝達するものとして、光源ラン
プ5、光ミキシング素子7と共に照明光学系に含まれ
る。
光体9を囲うように設けられた楕円面鏡10とから構成
される。発光体9は、白色光または単色光を出射し、発
光体9から出射された光は楕円面鏡10によって収斂さ
れる。
記の構成に限定されず、楕円面鏡10に代えて放物面鏡
を用い、当該放物面鏡の焦点近傍に発光体9を配置する
ことによって、略平行化された光を出射するように構成
してもよい。なお、この略平行化された出射光は、コン
デンサレンズ系を用いて収斂させてもよい。
である赤(R)、緑(G)および青(B)のフィルタを
有し、例えば、映像信号の同期信号に同期して回転する
ことによって、フィールドシーケンシャルに照明光束を
カラー化する。
れた光束は、光ミキシング素子7に導かれ、DMD素子
2に向けて進む。
の集光像が有する、光の進行方向に垂直な面内における
輝度ムラを低減する(光源としての光源ランプ5から出
射する出射光の、照明光学系の照明光軸に垂直な面内に
おける光強度を均一化する)素子である(光強度均一化
素子)。この光ミキシング素子7の出射端面7aの近傍
においては、後段の照明光源となる均一光源面(均一光
源面の像)が形成される。
7aの形状はDMD素子2の被照明面と略相似形状(光
強度均一化手段としての光ミキシング素子7の出射端の
形状と反射型ライトバルブとしてのDMD素子2の被照
明面の形状とが略相似)であることが、光の利用効率を
高める上で望ましい。
ンズ11(入射側レンズ),12,13(最終レンズ)
から構成される。
射端面7aの近傍に形成される均一光源面の像をDMD
素子2の被照明面の近傍に形成する、いわゆる光学的共
役関係を満足するように構成させている。
8、およびDMD素子2の関係を概念的に示す説明図で
ある。図2において、hは光ミキシング素子7の出射端
面7aの対角寸法、HはDMD素子2の被照明面の対角
寸法を示している。
る舞いを模式的に示すものである。なお、伝達光学系8
を設計するに際しては、伝達光学系8の結像倍率をMと
したとき、上記対角寸法hと対角寸法Hとの関係が、M
≒H/hの条件を満足するようにする必要がある。
ついては、米国特許第5,634,704号を参照され
たい。
応する可動式のマイクロミラーを多数(製品レベルで
は、例えば数十万個以上)配列した反射型ライトバルブ
である。個々のマイクロミラーは、画像信号に基づいて
それぞれ独立に傾斜する角度を制御される。
ン上に光点が表示される)とオフ状態(スクリーン上に
光点が表示されない)とでその傾斜角を±12°もしく
は±10°変化させるように動作する。
ときにその入射光を光吸収板(図示せず)に向けて反射
し、オン状態のときにその入射光を投写光学系4に向け
て反射する。なお、この反射型ライトバルブとして、D
MD素子2に代えて、反射型液晶パネルを用いることも
できる。
については、例えば“L.J.Hornbeck, P
roc.SPIE,Vol.3013, pp.27−
40(1997)”を参照されたい。
MD素子2の側に平面を向け、投写光学系4の側に凸面
を向けて配設される。
光軸を投写光学系4の投写光軸4aと一致させて配置し
ている。レンズ素子3は、照明光学系1からの照明光束
を集光させて(すなわち、光束を幾分中心部に向けて
(光軸方向に)屈折させて)DMD素子2に入射させ
る。なお、DMD素子2の配設は、照明光を出射する照
明光学系1の光軸(照明光軸)より、DMD素子2の被
照明面の法線方向が傾斜している。ここにいう被照明面
とは、マイクロミラー全体により構成される受光面であ
る。また、被照明面の法線方向とは、特に、マイクロミ
ラーが傾斜していない場合の当該マイクロミラーの反射
面の法線の方向を意味する。
2において反射した後、再度レンズ素子3を屈折透過す
る。すなわち、レンズ素子3は照明光束を投写光学系4
へ伝達する「フィールドレンズ」の機能と同時に、投写
光学系4の一部を構成するものと考えても良い。なお、
この場合、レンズ素子3の光軸と投写光学系4の投写光
軸とが一致するようにレンズ手段3を配設する。このよ
うにすると投写光学系の良好な結像特性を得ることがで
きる。
16内に配置されたレンズ群(例えば、レンズ17,1
8)とを有し、DMD素子2によって反射された光を拡
大投写する。
理的干渉について説明するための説明図である。これら
光学系の物理的干渉を考える場合、最も物理的干渉の危
険性があるのは、伝達光学系8の最終レンズ13と投写
光学系4の鏡筒16との間、および照明光束21と投写
光学系4の鏡筒16との間である。
光束は、レンズ素子3を通過し、DMD素子2の被照明
面において反射される。この反射光は、再度レンズ素子
3を通過して投写光学系4に入射する。DMD素子2か
らの反射光が投写光学系4の投写光軸の方向に沿う方向
から投写光学系4に入射する。
ズ13の中心からレンズ素子3の中心までの距離をL
r、照明光学系1の照明光軸1aと投写光学系4の投写
光軸4aとのなす角度をα、レンズ素子3の中心から投
写光学系4の光入射側の開口部4bの中心までの距離を
Lp、投写光学系4とレンズ素子3の合成焦点距離をf
pとして表示してある。また、照明光学系1における光
出射側の最終レンズ13と投写光学系の光入射側の開口
とがレンズ素子3を介して共役関係にある。
を説明するための説明図である。ここにおけるイメージ
サークルは、投写光学系4を設計する際に、スクリーン
を物体面として光線追跡を行い、DMD素子2を像面と
する逆光線追跡によって得られる。
寸法をS、短手方向の寸法をTとして表示してある。さ
らに、点Aは上記投写光学系4の投写光軸4aとDMD
素子2の受光領域との交点(すなわち、投写光軸4aは
DMD面上の点Aを通過する)、点Bは受光領域の中心
(例えば、受光領域の対角線の交点)である。
Aと点Bとの間の距離をLLx、短手方向における点A
と点Bとの間の距離をLLyとする。
て投写光学系4のイメ―ジサークルの直径Ciを表わす
と、 Ci=2×((S/2+LLx)2+(T/2+LLy)2)1/2…式(0) である。
用いることにより、照明光束21が集光気味に屈折さ
れ、DMD素子2において反射される光束も集光気味と
なる。従って、投写光学系4の開口部4bの大きさを小
さく設計することができる。
系4の投写光軸4aと、DMD素子2の中心を一致する
ように構成する。すなわち、距離LLxおよび距離LL
yをともに0にした場合、レンズ素子3の作用により照
明光束21およびDMD素子2において反射される光束
は集光気味に屈折する。
写光学系4の入射側開口部4bの中心に到達するように
投写光学系4を配置すると、DMD素子2のマイクロミ
ラーの傾きが±12°のとき、照明光学系1の照明光軸
1aと投写光学系4の投写光軸4aとのなす角度α(図
3参照)は約17°になる。
MD素子2の中心とが一致し、かつ、照明光束21の中
心光線を投写光学系4の入射側開口部4bの中心に到達
するように投写光学系4を配置した場合における、距離
LLx、距離LLy、イメージサークルの直径Ci、角
度α(=17°)、DMD素子2への到達光量の割合で
あるPdmd(そのときの光源ランプ5からの出射光束
を1とした場合)、入射側開口部4bへの到達光量の割
合Ppu、およびPpu/Pdmd(効率のよさを表わ
す)を示している。
軸4aとのなす角度αを26°とした場合における、D
MD素子2への到達光量の割合Pdmd、投写光学系4
の入射側開口部4bへの到達光量の割合Ppuも、角度
α=17°の場合との比較のために示している。
軸1aと投写光軸4aとのなす角度α=17°である場
合、図5に示すように、伝達光学系8の最終レンズ13
と投写光学系4の鏡筒16との物理的干渉、または照明
光束21と投写光学系4の鏡筒16との干渉が発生して
しまう(あるいは、干渉の発生する可能性が大きい)。
の入射側開口部4bへの到達する光量の損失が発生し、
表1に示したPpu/Pdmdの値が小さくなることか
ら効率よく光を伝達することができない(実用レベルに
おける、Ppu/Pdmdの値の下限は0.9程度であ
る)。
す角度α=26°である場合、図6に示すように、伝達
光学系8の最終レンズ13と投写光学系4の鏡筒16と
の物理的干渉、または照明光束21と投写光学系4の鏡
筒16との干渉は発生しない(あるいは、干渉の発生す
る可能性は小さい)。
からの反射光束が投写光学系4の入射側開口部4bの中
心から大きくはずれてしまい、表1に示したPpu/P
dmdの値が小さくなることから効率よく光を伝達する
ことができない。
LLx、LLy、角度α、DMD素子2への到達光量の
割合Pdmd、入射側開口部4bへの到達光量の割合P
pu、およびPpu/Pdmd(効率のよさ)の関係を
示している。
満足していることが理解できる。 0≦LLx≦0.5×T …式(1) 0≦LLy≦0.5×T …式(2) 18°≦α≦25° …式(3)
軸4aとDMD素子2の中心とのDMD素子2の長手方
向の距離LLxおよび短手方向の距離LLyが、0以上
かつDMD素子2の短手方向の寸法Tの0.5倍以下で
あることを示している。
大きくすることによって、伝達光学系8と投写光学系4
の鏡筒16との物理的干渉、または照明光束21と投写
光学系4の鏡筒16との干渉を緩和するように配置する
ことが可能である。
距離LLyを、DMD素子2の短手方向の寸法Tの0.
5倍より大きくすると、DMD素子2からの反射光線が
投写光学系4の入射側開口部4bの中心からはずれてし
まい、効率よく光を伝達することができなくなり、表1
に示したPpu/Pdmdの値が小さくなる。
きくとるために投写光学系4のイメージサークルを大き
く設計する必要が生じ、投写光学系4の設計の難度をあ
げることにもなる。
心とのDMD素子2の長手方向の距離LLxおよび短手
方向の距離LLyが、0以上かつDMD素子2の短手方
向の寸法Tの0.5倍以下であることが必要である。
投写光軸4aとのなす角度αが18°以上で25°以下
であることを要求している。
ように構成すると、先に表1を参照しながら説明したよ
うに、伝達光学系8と投写光学系4の鏡筒16との物理
的干渉、または照明光束と投写光学系4の鏡筒16との
干渉が発生してしまう。
に構成すると、先に表1を参照しながら説明したよう
に、伝達光学系8と投写光学系4の鏡筒16との物理的
干渉は発生しないが、DMD素子2からの反射光線が投
写光学系4の入射側開口部4bの中心から大きくはずれ
てしまう。
なす角度αは18°以上、25°以下であることが必要
である。
3の数値実施例を示すものである。本数値実施例におい
て、FNOは伝達光学系8の出射側、投写光学系4およ
びレンズ素子3より構成される光学系のFナンバーであ
る。
り構成される光学系の合成焦点距離、Rはレンズ素子3
の入射面の曲率半径(出射側は平面)、Tiはレンズ素
子3の厚み、f1はレンズ素子3の焦点距離である。
の最終レンズ13と投写光学系4の光入射側の開口部4
bとが共役関係になるように設定されている。
に、焦点距離f1の値は、伝達光学系8の最終レンズ1
3の出射側端面からレンズ素子3の中心までの距離L
r、およびレンズ素子3の中心から投写光学系4の光入
射側の開口部4bとの距離Lpと略等しい値としてい
る。
リウムd線に対する屈折率、vdはレンズ素子3を構成
する硝材のアッベ数を示している。
施の形態に示す式(1)、(2)、(3)に示したいず
れの条件も満足されており、かつPpu/Pdmdの値
が0.9前後となり効率よく光が伝達されていることが
理解できる。
ズ素子3を伝達光学系8の側に凸面を向けた平凸レンズ
としたが、レンズ素子3を、以下の表4に示すような平
凸状の非球面レンズで構成してもよい。
(5)によって表現される。式(5)において、Zは光
軸方向の距離、Yは光軸に垂直な方向への距離、cは中
心曲率、Aは非球面多項式の4次の係数、Bは6次の係
数、Cは8次の係数、Dは10次の係数、およびKはコ
ーニック定数を示している。
面レンズ、あるいはフレネルレンズによって構成しても
よい(ここにおいてレンズ素子3は平凸レンズを用いる
ものであり、凸面が、非球面形状またはフレネルレンズ
形状であってもよい。これにより各種の収差の発生を抑
え、フレネルレンズ形状を採用すると更に薄形化するこ
とができる)。このようにすると、設計の自由度が増す
ことにより、設計上のパラメータの選択幅が広がり、よ
りコンパクトで収差の少ない投写型表示装置を設計する
ことができる。
DMD素子2と一体(あるいは一体的)に形成すれば、
それぞれが一体化された一つの部品として扱えるため、
レンズ素子3とDMD素子2との間の位置調整を行う必
要がなくなる。さらにレンズ面数を減らすことによる光
の利用効率の向上が達成できる。
して、DMD素子を用いたものにつき説明したが、他の
方式(例えば、反射型液晶パネル)を用いたものにおい
ても同様に適用することができる。
を出射する照明光学系と、該照明光学系の照明光軸より
その被照明面の法線方向が傾斜して配設され前記照明光
学系の照明光を反射する反射型ライトバルブと、該反射
型ライトバルブからの前記反射光がその投写光軸の方向
に沿う方向から入射する投写光学系とを有し、以下の
(1)〜(3)の条件を満足することを特徴とするの
で、簡単な構成によって照明光束および投写光束を有効
に利用できる。 0≦LLx≦0.5×T …(1) 0≦LLy≦0.5×T …(2) 18°≦α≦25° …(3) ただし、LLxは前記反射型ライトバルブの長手方向に
おける前記反射型ライトバルブの中心と前記投写光軸と
の間の距離、LLyは前記反射型ライトバルブの短手方
向における前記反射型ライトバルブの中心と前記投写光
軸との間の距離、Tは前記反射型ライトバルブの短手方
向における前記被照明面の寸法、αは前記照明光軸と前
記投写光軸とのなす角である。
れる集束レンズ素子を更に有し、照明光学系における光
出射側の最終のレンズ素子の中心から前記集束レンズ素
子の中心の間の距離をLr、前記集束レンズ素子の中心
から投写光学系の光入射側の開口中心の間の距離をL
p、前記集束レンズ素子の焦点距離をf1とすると、前
記距離Lr、距離Lpおよび焦点距離f1のそれぞれが
略等しいことを特徴とするので、照明光学系の照明光を
無駄無く投写光学系に伝達できる。
れる集束レンズ素子を更に有し、照明光学系における光
出射側の最終のレンズ素子と投写光学系の光入射側の開
口とが前記集束レンズを介して共役関係であることを特
徴とするので、両光学系の結合状態がよくなる。
れる集束レンズ素子を更に有し、前記反射型ライトバル
ブと前記集束レンズとが一体であることを特徴とするの
で、光損失を少なくすることができる。
れる平凸の集束レンズ素子を更に有し、該集束レンズの
平面が前記反射型ライトバルブの側にあることを特徴と
するので、収差を少なくすることができる。
とするので、各種の収差の発生を抑えることができる。
とを特徴とするので、各種の収差の発生を抑えることが
できるとともに集束レンズを薄形にできる。
れる集束レンズ素子を更に有し、該集束レンズの光軸と
投写光軸とが一致することを特徴とするので、投写光学
系の良好な結像特性を得ることができる。
出射する出射光の前記照明光学系の照明光軸に垂直な面
内における光強度を均一化する光強度均一化素子と、該
光強度均一化素子の出射光を反射型ライトバルブに伝達
する伝達光学系とを含むことを特徴とするので、均一な
強度分布を有する照明を実現できる。
ライトバルブとが共役関係であることを特徴とするの
で、光の利用効率がよい。
反射型ライトバルブの被照明面の形状とが略相似である
ことを特徴とするので、光強度均一化素子の設計が行い
易いと共に光損失を抑えることができる。
示す構成図である。
系、およびDMD素子の関係を概念的に示す図である。
ンズを出射した光束がレンズ素子を通過し、DMD素子
で反射され、再度レンズ素子を通過して投写光学系に導
かれる様子を示す図である。
ジサークルを概念的に示す図である。
学系との物理的干渉について概念的に示す図である。
系の入射側開口部からはずれた位置に到達する様子を示
す図である。
のを概念的に示す図である。
図である。
レンズ素子、4 投写光学系、4a 投写光軸、4b
開口部、5 光源ランプ、6 回転カラーフィルタ、
7 光ミキシング素子、7a 出射端面、8 伝達光学
系、9 発光体、10 楕円面鏡、11,12,13
レンズ、16 鏡筒、17,18 レンズ。
Claims (11)
- 【請求項1】 照明光を出射する照明光学系と、該照明
光学系の照明光軸よりその被照明面の法線方向が傾斜し
て配設され前記照明光学系の照明光を反射する反射型ラ
イトバルブと、該反射型ライトバルブからの前記反射光
がその投写光軸の方向に沿う方向から入射する投写光学
系とを有し、以下の(1)〜(3)の条件を満足するこ
とを特徴とする投写型表示装置。 0≦LLx≦0.5×T …(1) 0≦LLy≦0.5×T …(2) 18°≦α≦25° …(3) ただし、LLxは前記反射型ライトバルブの長手方向に
おける前記反射型ライトバルブの中心と前記投写光軸と
の間の距離、LLyは前記反射型ライトバルブの短手方
向における前記反射型ライトバルブの中心と前記投写光
軸との間の距離、Tは前記反射型ライトバルブの短手方
向における前記被照明面の寸法、αは前記照明光軸と前
記投写光軸とのなす角である。 - 【請求項2】 反射型ライトバルブの直前に配設される
集束レンズ素子を更に有し、照明光学系における光出射
側の最終のレンズ素子の中心から前記集束レンズ素子の
中心の間の距離をLr、前記集束レンズ素子の中心から
投写光学系の光入射側の開口中心の間の距離をLp、前
記集束レンズ素子の焦点距離をf1とすると、前記距離
Lr、距離Lpおよび焦点距離f1のそれぞれが略等し
いことを特徴とする請求項1に記載の投写型表示装置。 - 【請求項3】 反射型ライトバルブの直前に配設される
集束レンズ素子を更に有し、照明光学系における光出射
側の最終のレンズ素子と投写光学系の光入射側の開口と
が前記集束レンズを介して共役関係であることを特徴と
する請求項1に記載の投写型表示装置。 - 【請求項4】 反射型ライトバルブの直前に配設される
集束レンズ素子を更に有し、前記反射型ライトバルブと
前記集束レンズとが一体であることを特徴とする請求項
1に記載の投写型表示装置。 - 【請求項5】 反射型ライトバルブの直前に配設される
平凸の集束レンズ素子を更に有し、該集束レンズの平面
が前記反射型ライトバルブの側にあることを特徴とする
請求項1に記載の投写型表示装置。 - 【請求項6】 凸面が非球面形状であることを特徴とす
る請求項5に記載の投写型表示装置。 - 【請求項7】 凸面がフレネルレンズ形状であることを
特徴とする請求項5に記載の投写型表示装置。 - 【請求項8】 反射型ライトバルブの直前に配設される
集束レンズ素子を更に有し、該集束レンズの光軸と投写
光軸とが一致することを特徴とする請求項1に記載の投
写型表示装置。 - 【請求項9】 照明光学系は、 光源と、 該光源から出射する出射光の前記照明光学系の照明光軸
に垂直な面内における光強度を均一化する光強度均一化
素子と、 該光強度均一化素子の出射光を反射型ライトバルブに伝
達する伝達光学系とを含むことを特徴とする請求項1に
記載の投写型表示装置。 - 【請求項10】 光強度均一化素子の出射端と反射型ラ
イトバルブとが共役関係であることを特徴とする請求項
9に記載の投写型表示装置。 - 【請求項11】 光強度均一化素子の出射端の形状と反
射型ライトバルブの被照明面の形状とが略相似であるこ
とを特徴とする請求項9に記載の投写型表示装置。
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---|---|---|---|
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