JP2002296449A - 光ファイバ用コネクタ - Google Patents

光ファイバ用コネクタ

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JP2002296449A JP2001099200A JP2001099200A JP2002296449A JP 2002296449 A JP2002296449 A JP 2002296449A JP 2001099200 A JP2001099200 A JP 2001099200A JP 2001099200 A JP2001099200 A JP 2001099200A JP 2002296449 A JP2002296449 A JP 2002296449A
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optical fibers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの取付け作業が困難で且つ光ファ
イバの繰り返し脱着ができず、しかも、結合損失が生じ
ても確認できない。 【解決手段】 フェルール16に光ファイバ40、40
ー1を挿入し、ナット部材17を締め付けて可動片部3
4を光ファイバ40、40ー1の中心側に移動し、可動
片部34の係止爪部36を光ファイバ40、40ー1の
被覆層44に食い込ませて、この光ファイバ40、40
ー1をフェルール16に固定する。また、光ファイバ4
0、40−1のそれぞれの結合端部40A、40A−1
を、プラグ2、3の先端面より所定量突出させ、光ファ
イバ40、40−1の結合端部40A、40A−1を光
ファイバ挿入孔部11に挿入し結合端部40A、40A
−1の端面40a、40a−1を、光ファイバ40、4
0−1のコア部41が1つの光軸上に位置するように互
いに衝合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ式光電
センサ等の光ファイバを介して検出ヘッド部と信号処理
部とが分離されている装置に用いられ、光ファイバ同士
を接続するための光ファイバ用コネクタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】製造ライン等に搬送される物品を光ファ
イバ式光電センサを用いて検出する場合、センシングポ
イント毎にヘッド部を配置し、ヘッド部と信号処理部、
いわゆるアンプ部とを光ファイバによって連結する。そ
して、信号処理部とヘッド部とが大きく隔てられている
場合には、光ファイバを延長したり中継しながら光を長
距離伝送する必要がある。
【0003】また、検出ヘッド部を含めた装置の一部を
取り替える際には、隔てて設置された信号処理部から光
ファイバを取り外す必要があり、取り替えに時間を要す
ることとなる。このような場合には光ファイバを効率良
く着脱できる中継コネクタとしてのファイバ用コネクタ
が必要になっている。
【0004】また、図8に示すように、信号処理部50
から中継部51までの光ファイバ52、53を1セット
とし、検知領域毎にヘッド部55a、55bとヘッド部
56a、56bとを設け、検出する物体に応じてヘッド
部55a、55b、56a、56bを切換えることによ
って、使用信号処理部の数量を削減することも行われ
る。このような場合には光ファイバ52、53を効率良
く着脱するために中継コネクタとしてのファイバ用コネ
クタが必要になっている。
【0005】そして、従来のファイバ用コネクタとして
図9の(1)、(2)に示すものがある。この光ファイ
バ用コネクタは、内、外面に多数の突起66を有する金
属製の円筒部材であるリテンションクリップ63、64
と、円筒形のスプライス65とを備えており、光ファイ
バ61、62の端部をリテンションクリップ63、64
内に圧入し、これらのリテンションクリップ63、64
を、更にスプライス65内に圧入することによって、2
本の光ファイバ61、62を連結するようにしたもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の光ファイバコネクタにあっては、2本の光ファ
イバ61、62を連結する場合、リテンションクリップ
63、64に光ファイバ61、62を挿入した後に、ス
プライス65に圧入しているために、2本の光ファイバ
61、62の端面61a、62aが確実に接合している
かどうかわからず、接合損失(接続損失)が大きくても
認識できないという問題点があった。
【0007】更に、従来の光ファイバコネクタにあって
は、2本の光ファイバ61、62の脱着を繰り返すこと
ができず、設置後における光ファイバ61、62の長さ
調整ができないという問題点があった。
【0008】また、通信用の光ファイバ用コネクタにお
いては、光ファイバをプラグに取り付け、プラグとプラ
グとをハウジングにて接合させるものがあり、これは繰
り返し着脱を可能とするが、光ファイバのプラグへの取
付は、光ファイバの端末部の被覆部を剥いで、カシメ、
接着等で行われており、被覆部の剥離作業、カシメ、接
着等の作業が必要になり、また、一度組み立てると光フ
ァイバの取外しができないという問題点があった。
【0009】本発明は上記の問題点に着目して成された
ものであり、その目的とするところは、結合損失が少な
く、光ファイバの取付け作業が容易で且つ光ファイバの
繰り返し脱着が可能になり、また、光ファイバ同士の接
合を容易に繰り返すことができる光ファイバ用コネクタ
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る光ファイバ用コネクタは、ハウジン
グに一方及び他方のプラグを着脱可能に嵌合して、一方
のプラグが保持した一方の光ファイバと他方のプラグが
保持した他方の光ファイバとを結合するようにした光フ
ァイバ用コネクタであって、一方及び他方のプラグに、
一方及び他方の光ファイバを、一方及び他方のプラグの
先端面より所定量突出させた状態で着脱可能に保持する
光ファイバ着脱手段を設け、一方及び他方のプラグに、
一方及び他方の光ファイバを、これら一方及び他方の光
ファイバの結合端部のそれぞれの端面を互いに衝合させ
る方向に押圧する押圧手段を設け、ハウジングに、結合
端部のそれぞれの端面を、一方及び他方の光ファイバの
コア部が1つの光軸上に位置するように互いに衝合させ
る光ファイバ結合手段を設けたものである。
【0011】光ファイバ着脱手段は、後述するように、
例えばフェルールの光ファイバの突出側とは反対側の部
分を複数の可動片部で形成し、これらの可動片部の内側
に係止爪部を設け、フェルールに、可動片部を光ファイ
バの中心側に移動して係止爪部を光ファイバの被覆層に
食い込ませる可動片作動部材を設けて構成してもよい。
また、押圧手段は、後述するように、例えば弾性部材
(弾性リング、ばね部材)で構成してもよい。また、光
ファイバ結合手段は、後述するように、例えば一方及び
他方の光ファイバのそれぞれの結合端部を挿入させて、
結合端部のそれぞれの端面を、一方及び他方の光ファイ
バのコア部が1つの光軸上に位置するように互いに衝合
させる光ファイバ挿入孔部で構成してもよい。
【0012】かかる構成により、光ファイバ着脱手段に
より、光ファイバを一方及び他方のプラグに固定し、ま
た、この固定を解除することができる。このために、光
ファイバの一方及び他方のプラグへの取付けが容易にな
るし、また、一方及び他方のプラグはハウジングに対し
て着脱可能であるために、繰り返し脱着が可能になっ
て、光ファイバ同士の接合を容易に繰り返すことができ
る。
【0013】また、一方及び他方の光ファイバのそれぞ
れの結合端部を、一方及び他方のプラグの先端面より所
定量突出させ、光ファイバ結合手段により結合端部のそ
れぞれの端面を、一方及び他方の光ファイバのコア部が
1つの光軸上に位置するように互いに衝合させることが
できる。
【0014】このために、光ファイバのコア部は完全に
均一につながっていて、結合損失(接続損失)の要因と
なる光ファイバの軸ずれを抑えることができる。
【0015】また、上記したように押圧手段により光フ
ァイバにはそれぞれ押込み圧力が加わるために、光フア
イバの結合端部の端面を互いに常に押し当てる状態を作
り、結合損失(接続損失)の要因となる結合部の隙間を
抑えることができる。
【0016】また、本発明に係る光ファイバ用コネクタ
は、上記した本発明に係る光ファイバ用コネクタ光ファ
イバにおいて、一方及び他方の光ファイバは、結合端部
に至るまで被覆層で覆われた光ファイバであり、一方の
プラグを、ハウジングに係脱可能に固定されるホルダ
と、ホルダに所定量移動可能に設けられ且つ一方の光フ
ァイバを着脱可能に保持するフェルールと、フェルール
を一方の光ファイバの結合端部を突出させる方向に押圧
する押圧手段とで構成し、他方のプラグを、ハウジング
に係脱可能に固定されるホルダと、ホルダに所定量移動
可能に設けられ且つ他方の光ファイバを着脱可能に保持
するフェルールと、フェルールを他方の光ファイバの結
合端部を突出させる方向に押圧する押圧手段とで構成す
るようにした。
【0017】そして、押圧手段が、弾性力でフェルール
を押圧する弾性部材である。この弾性部材としては弾性
リング(Oリング)、ばね部材が該当する。
【0018】そして、光ファイバ結合手段が、一方及び
他方の光ファイバのそれぞれの結合端部を挿入させて、
結合端部のそれぞれの端面を、一方及び他方の光ファイ
バのコア部が1つの光軸上に位置するように互いに衝合
させる光ファイバ挿入孔部である。
【0019】そして、光ファイバ挿入孔部の長さ寸法L
を、一方及び他方の光ファイバのそれぞれの結合端部の
突出量Tの和より小さくするようにした。
【0020】光ファイバ挿入孔部は、例えば被覆層で覆
われた光ファイバが挿通される直筒状の孔であることが
好ましい。また、結合端部の突出量Tとは、フェルール
の端部より突出した光ファイバの端部の突出量である。
【0021】かかる構成により、一方及び他方の光ファ
イバのそれぞれの結合端部を、一方及び他方のプラグの
先端面より所定量突出させ、一方及び他方の光ファイバ
のそれぞれの結合端部を光ファイバ挿入孔部に挿入し
て、結合端部のそれぞれの端面を、一方及び他方の光フ
ァイバのコア部が1つの光軸上に位置するように互いに
衝合させることができる。
【0022】また、光ファイバ挿入孔部の長さ寸法L
は、一方及び他方の光ファイバのそれぞれの結合端部の
突出量Tの和より小さくなっており、しかも、一方及び
他方のプラグは、ハウジングに嵌合された際、それ以
上、押込みが不可能になるために、一方及び他方のプラ
グには押込み圧力(光ファイバの結合端部を突出させる
方向の圧力)が加わり、弾性部材が押込み方向に圧縮さ
れ、この状態で、一方及び他方のプラグはハウジングに
固定され、光ファイバにはそれぞれ押込み圧力が加わ
る。
【0023】このために、弾性部材は圧縮されることで
押込み圧力を吸収する一方、圧縮による反発力を生じ、
この反発力が、光フアイバの結合端部の端面を互いに常
に押し当てる状態を作り、結合損失(接続損失)の要因
となる結合部の隙間を抑えることができる。
【0024】また、本発明に係る光ファイバ用コネクタ
は、上記した本発明に係る光ファイバ用コネクタ光ファ
イバにおいて、光ファイバ着脱手段が、フェルールの光
ファイバの突出側とは反対側の部分を複数の可動片部で
形成し、これらの可動片部の内側に係止爪部を設け、フ
ェルールに、可動片部を光ファイバの中心側に移動して
係止爪部を光ファイバの被覆層に食い込ませる可動片作
動部材を設けて構成してある。
【0025】可動片作動部材は、例えばナット部材であ
ることが好ましく、このナット部材を回転してねじ送り
することで可動片部を押圧して、この可動片部を光ファ
イバの中心側に移動させるようにしてもよい。
【0026】かかる構成により、フェルールに光ファイ
バを挿入し、可動片作動部材により可動片部を光ファイ
バの中心側に移動させて、可動片部の係止爪部を光ファ
イバの被覆層に食い込ませて、この光ファイバをフェル
ールに固定することができるし、また、可動片作動部材
による可動片部の作動を解除して、この可動片部を復帰
させて係止爪部を光ファイバの被覆層から外すことで、
この光ファイバのフェルールへの固定を解除することが
できる。
【0027】また、本発明に係る光ファイバ用コネクタ
は、上記した本発明に係る光ファイバ用コネクタ光ファ
イバにおいて、ハウジングに、一方及び他方のプラグの
それぞれを着脱可能に嵌合する一方及び他方のプラグ嵌
合部を設け、ハウジングの一方及び他方のプラグ嵌合部
間の隔壁部に光ファイバ挿入孔部を設け、隔壁部に、一
方のプラグ嵌合部側で且つ光ファイバ挿入孔部の一端部
に連なる求心用凹面部を、他方のプラグ嵌合部側で且つ
光ファイバ挿入孔部の他端部に連なる求心用凹面部をそ
れぞれ設け、一方のプラグのフェルールに、一方のプラ
グの一方のプラグ嵌合部への嵌合時に求心用凹面部に嵌
合する求心用突起部を設けると共に、他方のプラグのフ
ェルールに、他方のプラグの他方のプラグ嵌合部への嵌
合時に求心用凹面部に嵌合する求心用突起部を設けた。
【0028】求心用凹面部は、例えば円錐形状の凹面で
構成することが好ましい。また、求心用突起部、例えば
円錐形状の突起部で構成することが好ましい。
【0029】かかる構成により、フェルールより突出し
た光ファイバの突出端部は光ファイバ挿入孔部に挿入さ
れるし、フェルールの求心用突起部がハウジンブの求心
用凹面部に嵌合されるために、光ファイバのコア部は完
全に均一につながっていて、結合損失(接続損失)の要
因となる光ファイバの軸ずれを抑えてることができる。
【0030】また、本発明に係る光ファイバ用コネクタ
は、上記した本発明に係る光ファイバ用コネクタ光ファ
イバにおいて、ハウジングに、一方及び他方のプラグの
フェルールを当てて、光ファイバの結合端部が所定の突
出量Tになるように設定する突出量設定部を設けた。
【0031】突出量設定部は、例えばハウジングの縁部
に形成された方形の切欠部で構成することが好ましい。
【0032】かかる構成により、一方及び他方のプラグ
のフェルールにそれぞれに光ファイバを挿通した状態
で、一方及び他方のプラグのフェルールをハウジングに
当てて、フェルールの端部より突出した光ファイバの突
出端部を突出量設定部に挿入し、この突出端部が所定の
突出量Tになるように設定することができ、光ファイバ
のフェルールへの取付けを容易にすることができる。
【0033】また、本発明に係る光ファイバ用コネクタ
は、上記した本発明に係る光ファイバ用コネクタ光ファ
イバにおいて、一方及び他方のプラグが、一方及び他方
の光ファイバをそれぞれ2本づつ保持し、一方及び他方
のプラグを一方及び他方のプラグ嵌合部に嵌合して、そ
れぞれ2本の一方の光ファイバと他方の光ファイバとを
結合し、互いに結合した1本の一方及び他方の光ファイ
バを光ファイバ式光電センサの投光の伝送に使用すると
共に、互いに結合した他の1本の一方及び他方の光ファ
イバを光ファイバ式光電センサの受光の伝送に使用する
ようにした。
【0034】かかる構成により、光ファイバ用コネクタ
を光ファイバ式光電センサの光ファイバの中継コネクタ
として使用することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。
【0036】図1は本発明に係る光ファイバ用コネクタ
の分解状態の斜視図、図2は同光ファイバ用コネクタの
平面図、図3は同光ファイバ用コネクタの正面図、図4
は図2のX−X線に沿う断面図である。なお、説明の便
宜上、上下方向及び左右方向を図示のように設定する。
【0037】本発明に係る光ファイバ用コネクタAは、
ハウジング1と、一方のプラグ2と、他方のプラグ3と
を主構成にしている。
【0038】ハウジング1は中空な縦長な立方体であっ
て、幅狭な上、下面部1a、1bと幅広な左、右側面部
1c、1dとを有するハウジング本体1Aを備えてお
り、このハウジング本体1Aの両端面は開放されてい
て、それぞれ挿拔口1B、1Cにしてある。
【0039】ハウジング1の内部は、その中央に設けた
隔壁部4により一方のプラグ嵌合部5と他方のプラグ嵌
合部6とに区画されていて、一方のプラグ嵌合部5の開
口部が挿拔口1Bであり、他方のプラグ嵌合部6の開口
部が挿拔口1Cである。
【0040】そして、隔壁部4には2つの光ファイバ用
孔部7、8が上下方向に所定の間隔をおいて設けてあ
り、これらの光ファイバ用孔部7、8の一方のプラグ嵌
合部5側には円錐形状の求心用凹面部9が、また、光フ
ァイバ挿入孔部7、8の他方のプラグ嵌合部6側には円
錐形状の求心用凹面部10がそれぞれ形成してある。し
たがって、光ファイバ挿入孔部7、8は、求心用凹面部
9、10と、これらの求心用凹面部9、10間の光ファ
イバ結合手段としての直筒状の光ファイバ挿入孔部11
とで構成してある。
【0041】また、ハウジング1の上、下面部1a、1
bの中央には片状の取付部12が設けてあり、また、
上、下面部1a、1bの取付部12を挟んだ前後にはロ
ック孔部13が設けてある。
【0042】また、挿拔口2、3の縁部2a、3aの、
左、右側面部1c、1d側の部位には方形の切欠部から
なる突出量設定部14が上下方向に所定の間隔をおいて
設けてあり、この突出量設定部14は端縁部14aを有
する。
【0043】一方のプラグ2は、ホルダ15と、フェル
ール16と、可動片作動部材としてのナット部材17
と、弾性部材であるOリング(弾性リング)18とで構
成してある。
【0044】ホルダ15は、ハウジング1の一方のプラ
グ嵌合部5に嵌合されるものであり、縦長な立方体であ
って、幅狭な上、下面部15a、15bと、幅広な左、
右の側面面部15c、15dと、前、後面部15e、1
5fとを有するホルダ本体15Aを有している。
【0045】そして、ホルダ本体15Aには、その前面
部15eから後面部15fに抜けるフェルール装着孔1
9が上下に所定の間隔をおいて互いに平行に形成してあ
り、これらのフェルール装着孔19は、その底部が弾性
部材押圧面20である四角形状の嵌合凹部21と、フェ
ルール摺動孔部22と、ストッパ用孔部23とで構成し
てある。
【0046】また、ホルダ本体15Aの上、下面部15
a、15bにはロック用レバー24が設けてある。これ
らのロック用レバー24は、ホルダ本体15Aと一体に
形成されていて、上、下面部15a、15bに平行する
片持ち状のレバー本体24Aを有しており、このレバー
本体24Aの外面の中間部にはロック用突起部25が形
成してあり、また、レバー本体24Aの先端部には引掛
け部26が設けてある。
【0047】また、フェルール16は、その中心部に光
ファイバ挿入用の中心孔部27を有するフェルール本体
16Aを有しており、このフェルール本体16Aの外周
部には、その前部から後部にかけて、円錐形状の求心用
突起部28と、弾性部材押圧面30を形成する四角形状
のフェルール側嵌合部31と、フェルール本体16Aの
周方向に複数突設された突起状のストッパ部32と、フ
ェルール締付け固定部33とが、この順序に形成してあ
る。
【0048】そして、フェルール締付け固定部33は、
フェルール本体16Aの前部を4つ割り形状にして形成
された4つの可動片部34とナット部材螺合用ねじ部3
5とで構成してあり、可動片部34の前端部の内側には
係止爪部36が形成してある。
【0049】また、ナット部材17は、図6に示すよう
に、前、後部が開口した中空体であり、その内部には、
雌ねじ部37と、この雌ねじ部37より後側で後部開口
38Aに達する円錐形状の可動片押圧部38とが形成し
てある。そして、フェルール締付け固定部33とナット
部材17とで光ファイバ着脱手段が構成してある。
【0050】そして、フェルール16にOリング18を
嵌めて、このOリング18をフェルール側嵌合部31の
弾性部材押圧面30に添わせ、このフェルール16を一
方のホルダ15の2つのフェルール装着孔19に挿入し
て、ストッパ部32をストッパ用孔部23に挿入し、ま
た、フェルール側嵌合部31を嵌合凹部21に嵌合して
一方のホルダ15に2本のフェルール16が装着してあ
る。なお、フェルール16をフェルール装着孔19に挿
入した場合、突起状のストッパ部32が弾性変形した状
態でフェルール装着孔19のフェルール摺動孔部22を
通過し、ストッパ部32がストッパ用孔部23に入った
時点でストッパ部32は復元する。
【0051】そして、Oリング18は、フェルール側嵌
合部31の弾性部材押圧面30と嵌合凹部21の弾性部
材押圧面20とに挟まれた状態であって、このOリング
18がその弾性力でフェルール16を一方のホルダ15
に対して前方に押圧していて、フェルール16の求心用
突起部29を一方のホルダ15の前面部15eより外方
に突出させている。
【0052】そして、フェルール16の後部には、ナッ
ト部材17が、雌ねじ部37をフェルール締付け固定部
33のナット部材螺合用ねじ部33に螺合させて取付け
てある。
【0053】光ファイバ40、40ー1は、図4の
(2)に示すように、コア部41の周囲をコア部41よ
りやや屈折率の低いクラッド42で同心的に覆ってなる
光ファイバ素線43を被覆層44で被覆(コーティン
グ)した構成である。
【0054】そして、ナット部材17の後部開口38A
からフェルール16の中心孔部27に一方の光ファイバ
である光ファイバ40を挿入し、ナット部材17を回転
してねじ送りすることで、その後側の円錐形状の可動片
押圧部38を4つの可動片部34に押し当てて、これら
の可動片部34を光ファイバ40の中心側に移動し、可
動片部34の係止爪部36を光ファイバ40の被覆層4
4に食い込ませて、この光ファイバ40がフェルール1
6に固定されている。
【0055】したがって、ナット部材17を固定の場合
とは逆に回転して、このナット部材17を緩めること
で、可動片押圧部38を4つの可動片部34から遠ざ
け、これらの可動片部34を、それ自体の弾性復帰力で
復帰させて、可動片部34の係止爪部36を光ファイバ
40の被覆層44から外すことで、この光ファイバ40
の固定を解除することができ、光ファイバ40を、フェ
ルール16の光ファイバ挿通孔部27内で自由に動かす
ことができるばかりか、フェルール16から光ファイバ
40を外すことができる。
【0056】そして、図4、図6に示すように光ファイ
バ40は、その端面40aがフェルール16の前端部の
求心用突起部29の端29aより突出した状態でフェル
ール16に固定されていて、この光ファイバ40の結合
端部40Aの突出量Tは、光ファイバ挿入孔部7、8の
直筒状の光ファイバ挿入孔部11の長さ寸法Lの1/2
より大きくしてある。
【0057】また、ハウジング1の挿拔口2、3の縁部
2a、3aの、左、右側面部1c、1d側の部位の上下
に設けられた突出量設定部14の設定深さ寸法は、光フ
ァイバ40の結合端部40Aの突出量Tに等しくしてあ
る。
【0058】また、他方のプラグ3は、上記した一方の
プラグ2と同構成であるために、その構成部品に同じ符
号を付して説明を省略し、また、他方のプラグ3のフェ
ルール16における他方の光ファイバである光ファイバ
40−1の固定は、上記した一方のプラグ2の場合と同
様にして行われている。
【0059】次に、上記のように構成された光ファイバ
用コネクタAによる一方及び他方の光ファイバ40、4
0−1同士の接続を説明する。
【0060】まず、上記したように一方のプラグ2の2
つのフェルール16にそれぞれに光ファイバ40を挿通
した状態で、一方のプラグ2の前端部をハウジング1の
挿拔口2の縁部2aに当てて、フェルール16の端部よ
り突出した光ファイバ40の結合端部40Aを突出量設
定部14に挿入し、この結合端部40Aの端面40aを
突出量設定部14の端縁部14aに押し当てることによ
り、光ファイバ40の結合端部40Aが所定の突出量T
になるように設定する。
【0061】このようにして、光ファイバ40の結合端
部40Aの突出量Tを設定した後、ナット部材17を回
転してねじ送りすることで、可動片押圧部38を4つの
可動片部34に押し当てて、これらの可動片部34を光
ファイバ40の中心側に移動し、可動片部34の係止爪
部36を光ファイバ40の被覆層44に食い込ませて、
この光ファイバ40をフェルール16に固定する。
【0062】また、他方のプラグ3の場合も、一方のプ
ラグ2の場合と同様にして、2つのフェルール16のそ
れぞれに光ファイバ40−1を挿入固定する。
【0063】次に、一方のプラグ2における上下2つの
ロック用レバー24先端の引掛け部26に親指と人差し
指とを引っ掛けて、挟み付けることでロック用レバー2
4を撓ませ、この一方のプラグ2をハウジング1の一方
のプラグ嵌合部5に嵌合し、光ファイバ40の結合端部
40Aをハウジング1の光ファイバ用孔部7、8の直筒
状の光ファイバ挿入孔部11に挿入すると共に、フェル
ール16の前端部の求心用突起部29を光ファイバ用孔
部7、8の求心用凹面部9に嵌合し、親指と人差し指と
を開いてロック用レバー24を、それぞれの弾性で復元
させて、ロック用レバー24のロック用突起部25をハ
ウジング1のロック孔部13に係合させて、一方のプラ
グ2をハウジング1に取付ける。
【0064】次に、他方のプラグ3を、一方のプラグ2
の場合と同様にしてハウジング1の他方のプラグ嵌合部
6に嵌合して、光ファイバ40−1の結合端部40A−
1をハウジング1の光ファイバ用孔部7、8の直筒状の
光ファイバ挿入孔部11に挿入すると共に、フェルール
16の前端部の求心用突起部29を光ファイバ用孔部
7、8の求心用凹面部10に嵌合し、親指と人差し指と
を開いてロック用レバー24を、それぞれの弾性で復元
させて、ロック用レバー24のロック用突起部25をハ
ウジング1のロック孔部13に係合させて、他方のプラ
グ3をハウジング1に取付ける。
【0065】この場合、フェルール16より飛び出した
光ファイバ40、40−1の結合端部40A、40A−
1は直筒状の光ファイバ挿入孔部11に挿入されるし、
フェルール16の求心用突起部29が光ファイバ用孔部
7、8の求心用凹面部10に嵌合されるために、結合端
部40A、40A−1のそれぞれの端面40a、40a
−1を、光ファイバ40、40−1のコア部41が1つ
の光軸上に位置するように互いに衝合させることができ
る。このために、光ファイバ40、40−1のコア部4
1は完全に均一につながっていて、結合損失(接続損
失)の要因となる光ファイバ40、40−1の軸ずれを
抑えている。
【0066】また、一方及び他方のプラグ2、3は、ハ
ウジング1の一方及び他方のプラグ嵌合部5、6に嵌合
された際、フェルール16の求心用突起部29が光ファ
イバ用孔部7、8の求心用凹面部10に嵌合されて、そ
れ以上、押込みが不可能になるために、一方及び他方の
プラグ2、3には押込み圧力が加わり、Oリング18が
押込み方向に圧縮され、この状態で、ロック用レバー2
4のロック用突起部25がハウジング1のロック孔部1
3に係合されてロックが行われる。
【0067】一方、直筒状の光ファイバ挿入孔部11の
長さLは、その両側より挿入された光ファイバ40、4
0−1の結合端部40A、40A−1の長さTを合わせ
たものより短くなっており、上記したように光ファイバ
40、40−1およびフェルール16にはそれぞれ押込
み圧力が加わっている。
【0068】このために、Oリング18は圧縮されるこ
とで押込み圧力を吸収する一方、圧縮による反発力を生
じ、この反発力が、光フアイバ40、40−1の端面4
0a、40a−1を互いに常に押し当てる状態を作り、
結合損失(接続損失)の要因となる結合部の隙間を抑え
ている。
【0069】二本の光ファイバ40、40−1を結合
(接続)するためには,まず二本の光ファイバ40、4
0−1を互いに正確に突き合せることが必要である。こ
のとき、結合点(接続点)Pで光ファイバ40、40−
1の光の通る部分、すなわちコア41が完全に均一につ
ながっていなくてはならない。結合点Pに不完全がある
と、一方の光ファイバ40からの光はもう一本の光ファ
イバ40−1に完全に入らなくなる。したがって、結合
点Pでの損失や、伝播モードの乱れがおきることにな
る。この損失を結合点Pの不完全性によって生じる光フ
ァイバの結合損失(接続損失)と称する。
【0070】上記したように、本実施の形態によれば、
光ファイバ40、40−1のそれぞれの結合端部40
A、40A−1を、一方及び他方のプラグ2、3の先端
面より所定量突出させ、光ファイバ40、40−1のそ
れぞれの結合端部40A、40A−1を光ファイバ挿入
孔部11に挿入し、また、フェルール16の求心用突起
部28がハウジング1の求心用凹面部9、10に嵌合さ
れて、結合端部40A、40A−1のそれぞれの端面4
0a、40a−1を、光ファイバ40、40−1のコア
部41が1つの光軸上に位置するように互いに衝合させ
ることができる。
【0071】このために、光ファイバ40、40−1の
コア部41は完全に均一につながっていて、結合損失
(接続損失)の要因となる光ファイバ40、40−1の
軸ずれを抑えることができる。
【0072】また、光ファイバ挿入孔部11の長さ寸法
Lを、光ファイバ40、40−1のそれぞれの結合端部
40A、40A−1の突出量Tの和より小さくし、光フ
ァイバ40、40−1を、結合端部40A、40A−1
のそれぞれの端面40a、40a−1を互いに衝合させ
る方向に加圧するようにしたために、光ファイバ40、
40−1にはそれぞれ押込み圧力が加わって、光フアイ
バ40、40−1の結合端部40A、40A−1の端面
40a、40a−1を互いに常に押し当てる状態を作
り、結合損失(接続損失)の要因となる端面40a、4
0a−1間の隙間を抑えることができる。
【0073】また、本実施の形態によれば、フェルール
16の中心孔部27に光ファイバ40、40ー1を挿入
し、ナット部材17を締め付けて可動片部34を光ファ
イバ40、40ー1の中心側に移動し、可動片部34の
係止爪部36を光ファイバ40、40ー1の被覆層44
に食い込ませて、この光ファイバ40、40ー1をフェ
ルール16に固定することができるし、また、ナット部
材17を緩めることで可動片部34を復帰させ、可動片
部34の係止爪部36を光ファイバ40、40ー1の被
覆層44から外すことで、この光ファイバ40、40ー
1のフェルール16への固定を解除することができる。
このために、光ファイバ40、40ー1の取付けが容易
になるし、また、一方及び他方のプラグ2、3はハウジ
ング1に対して着脱可能であるために、繰り返し脱着が
可能になる。
【0074】また、本実施の形態によれば、一方及び他
方のプラグ2、3のフェルール16にそれぞれに光ファ
イバ40、40ー1を挿通した状態で、一方及び他方の
プラグ2、3のフェルール16をハウジング1に当て
て、フェルール16の端部より突出した光ファイバ4
0、40ー1の突出端部40A、40Aー1を突出量設
定部4に挿入し、光ファイバ40、40ー1の突出端部
40A、40Aー1が所定の突出量Tになるように設定
することができる。
【0075】また、本実施の形態によれば、一方及び他
方のプラグ2、3が、光ファイバ40、40−1をそれ
ぞれ2本づつ保持しており、一方及び他方のプラグ2、
3をプラグ嵌合部5、6に嵌合して、それぞれ2本の一
方の光ファイバ40と他方の光ファイバ40ー1とが結
合してあるために、互いに結合された1本の一方及び他
方の光ファイバ40、40ー1とを光ファイバ式光電セ
ンサ(図示せず)の投光の伝送に使用し、また、互いに
結合された他の1本の一方及び他方の光ファイバ40、
40−1とを光ファイバ式光電センサの受光の伝送に使
用するようにすれば、光ファイバ用コネクタAを光ファ
イバ式光電センサの光ファイバの中継コネクタとして使
用することができる。
【0076】図7に示す光ファイバ用コネクタA−1
は、その弾性部材にOリング18に代えてばね部材(コ
イルばね)18−1を使用した場合であり、他の構成及
び作動は、上記した光ファイバ用コネクタAと同様なの
で、同じ符号を付して説明を省略する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光フ
ァイバ用コネクタによれば、光ファイバ着脱手段によ
り、光ファイバを一方及び他方のプラグに固定し、ま
た、この固定を解除することができる。このために、光
ファイバの一方及び他方のプラグへの取付けが容易にな
るし、また、一方及び他方のプラグはハウジングに対し
て着脱可能であるために、繰り返し脱着が可能になっ
て、光ファイバ同士の接合を容易に繰り返すことができ
る。
【0078】また、一方及び他方の光ファイバのそれぞ
れの結合端部を、一方及び他方のプラグの先端面より所
定量突出させ、一方及び他方の光ファイバのそれぞれの
結合端部を光ファイバ挿入孔部に挿入して、結合端部の
それぞれの端面を、一方及び他方の光ファイバのコア部
が1つの光軸上に位置するように互いに衝合させること
ができる。
【0079】このために、光ファイバのコア部は完全に
均一につながっていて、結合損失(接続損失)の要因と
なる光ファイバの軸ずれを抑えることができる。
【0080】また、押圧手段により光ファイバにはそれ
ぞれ押込み圧力が加わるために、光フアイバの結合端部
の端面を互いに常に押し当てる状態を作り、結合損失
(接続損失)の要因となる結合部の隙間を抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ用コネクタの分解状態
の斜視図である。
【図2】同光ファイバ用コネクタの平面図である。
【図3】同光ファイバ用コネクタの正面図である。
【図4】(1)は図2のX−X線に沿う断面図である。
(2)は光ファイバの結合端部の断面図である。
【図5】同光ファイバ用コネクタにおいて一方のプラグ
を外した状態の一部破断した側面図である。
【図6】同光ファイバ用コネクタにおけるプラグの一部
破断した分解状態の側面図である。
【図7】本発明に係る光ファイバ用コネクタにおいて、
弾性部材にばね部材を用いた場合の断面図である。
【図8】光ファイバ式光電センサの使用状態の概略図で
ある。
【図9】(1)は従来の光ファイバ用コネクタの分解状
態の構成説明図である。(2)は従来の光ファイバ用コ
ネクタの断面図である。
【符号の説明】
A 光ファイバ用コネクタ A−1 光ファイバ用コネクタ 1 ハウジング 1A ハウジング本体 1B 挿拔口 1C 挿拔口 1a 上面部 1b 下面部 1c 左側面部 1d 右側面部 2 一方のプラグ 3 他方のプラグ 4 隔壁部 5 一方のプラグ嵌合部 6 他方のプラグ嵌合部 7 光ファイバ用孔部 8 光ファイバ用孔部 9 求心用凹面部 10 求心用凹面部 11 光ファイバ挿入孔部(光ファイバ結合手段) 12 取付部 13 ロック孔部 14 突出量設定部 15 ホルダ 15A ホルダ本体 16 フェルール 17 ナット部材(可動片作動部材)(光ファイバ着
脱手段) 18 Oリング(弾性部材) 18−1 ばね部材(弾性部材) 19 フェルール装着孔 20 弾性部材押圧面 21 嵌合凹部 22 フェルール摺動孔部 23 ストッパ用孔部 24 ロック用レバー 24A レバー本体 25 ロック用突起部 26 引掛け部 27 中心孔部 28 求心用突起部 30 弾性部材押圧面 31 フェルール側嵌合部 32 ストッパ部 33 フェルール締付け固定部(光ファイバ着脱手
段) 34 可動片部 35 ナット部材螺合用ねじ部 36 係止爪部 37 雌ねじ部 38 可動片押圧部 38A 後部開口 40 光ファイバ(一方の光ファイバ) 40A 結合端部 40a 端面 40−1 光ファイバ(他方の光ファイバ) 40A−1 結合端部 40a−1 端面 41 コア部 42 クラッド 43 光ファイバ素線 44 被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 慎二 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 松吉 勝信 大阪府吹田市垂水町3丁目10番17号 ジア ムエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA21 AB06 BB06 BC04 FF08 FF14 GG04 2H036 JA01 QA03 QA22 QA41 QA43 QA46 QA57

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに一方及び他方のプラグを着
    脱可能に嵌合して、前記一方のプラグが保持した一方の
    光ファイバと前記他方のプラグが保持した他方の光ファ
    イバとを結合するようにした光ファイバ用コネクタであ
    って、 前記一方及び他方のプラグに、前記一方及び他方の光フ
    ァイバを、前記一方及び他方のプラグの先端面より所定
    量突出させた状態で着脱可能に保持する光ファイバ着脱
    手段を設け、 前記一方及び他方のプラグに、前記一方及び他方の光フ
    ァイバを、これら一方及び他方の光ファイバの結合端部
    のそれぞれの端面を互いに衝合させる方向に押圧する押
    圧手段を設け、 前記ハウジングに、前記結合端部のそれぞれの端面を、
    前記一方及び他方の光ファイバのコア部が1つの光軸上
    に位置するように互いに衝合させる光ファイバ結合手段
    を設けたことを特徴とする光ファイバ用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記一方及び他方の光ファイバは、前記
    結合端部に至るまで被覆層で覆われた光ファイバであ
    り、 前記一方のプラグを、前記ハウジングに係脱可能に固定
    されるホルダと、前記ホルダに所定量移動可能に設けら
    れ且つ前記一方の光ファイバを着脱可能に保持するフェ
    ルールと、前記フェルールを前記一方の光ファイバの結
    合端部を突出させる方向に押圧する前記押圧手段とで構
    成し、 前記他方のプラグを、前記ハウジングに係脱可能に固定
    されるホルダと、前記ホルダに所定量移動可能に設けら
    れ且つ前記他方の光ファイバを着脱可能に保持するフェ
    ルールと、前記フェルールを前記他方の光ファイバの結
    合端部を突出させる方向に押圧する前記押圧手段とで構
    成するようにした請求項1に記載の光ファイバ用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバ着脱手段が、前記フェル
    ールの前記光ファイバの突出側とは反対側の部分を複数
    の可動片部で形成し、これらの可動片部の内側に係止爪
    部を設け、前記フェルールに、前記可動片部を前記光フ
    ァイバの中心側に移動して前記係止爪部を前記光ファイ
    バの被覆層に食い込ませる可動片作動部材を設けて構成
    してある請求項2に記載の光ファイバ用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段が、弾性力で前記フェルー
    ルを押圧する弾性部材である請求項2又は請求項3に記
    載の光ファイバ用コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記光ファイバ結合手段が、前記一方及
    び他方の光ファイバのそれぞれの前記結合端部を挿入さ
    せて、前記結合端部のそれぞれの端面を、前記一方及び
    他方の光ファイバの前記コア部が1つの光軸上に位置す
    るように互いに衝合させる光ファイバ挿入孔部である請
    求項2又は請求項3又は請求項4に記載の光ファイバ用
    コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記光ファイバ挿入孔部の長さ寸法L
    を、前記一方及び他方の光ファイバのそれぞれの前記結
    合端部の突出量Tの和より小さくするようにした請求項
    5に記載の光ファイバ用コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングに、前記一方及び他方の
    プラグのそれぞれを着脱可能に嵌合する一方及び他方の
    プラグ嵌合部を設け、 前記ハウジングの前記一方及び他方のプラグ嵌合部間の
    隔壁部に前記光ファイバ挿入孔部を設け、 前記隔壁部に、前記一方のプラグ嵌合部側で且つ前記光
    ファイバ挿入孔部の一端部に連なる求心用凹面部を、前
    記他方のプラグ嵌合部側で且つ前記光ファイバ挿入孔部
    の他端部に連なる求心用凹面部をそれぞれ設け、 前記一方のプラグの前記フェルールに、前記一方のプラ
    グの前記一方のプラグ嵌合部への嵌合時に前記求心用凹
    面部に嵌合する求心用突起部を設けると共に、前記他方
    のプラグの前記フェルールに、前記他方のプラグの前記
    他方のプラグ嵌合部への嵌合時に前記求心用凹面部に嵌
    合する求心用突起部を設けた請求項5又は請求項6記載
    の光ファイバ用コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記ハウジングに、前記一方及び他方の
    プラグの前記フェルールを当てて、前記光ファイバの結
    合端部が所定の突出量Tになるように設定する突出量設
    定部を設けた請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の
    光ファイバ用コネクタ。
  9. 【請求項9】 前記一方及び他方のプラグが、前記一方
    及び他方の光ファイバをそれぞれ2本づつ保持し、前記
    一方及び他方のプラグを前記一方及び他方のプラグ嵌合
    部に嵌合して、それぞれ2本の前記一方の光ファイバと
    前記他方の光ファイバとを結合し、互いに結合した1本
    の前記一方及び他方の光ファイバを光ファイバ式光電セ
    ンサの投光の伝送に使用すると共に、互いに結合した他
    の1本の前記一方及び他方の光ファイバを前記光ファイ
    バ式光電センサの受光の伝送に使用するようにした請求
    項1乃至請求項8に記載の光ファイバ用コネクタ。
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