JP2002295928A - 油分離器 - Google Patents

油分離器

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JP2002295928A
JP2002295928A JP2001099058A JP2001099058A JP2002295928A JP 2002295928 A JP2002295928 A JP 2002295928A JP 2001099058 A JP2001099058 A JP 2001099058A JP 2001099058 A JP2001099058 A JP 2001099058A JP 2002295928 A JP2002295928 A JP 2002295928A
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refrigerant
container
demister
oil
oil separator
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Application number
JP2001099058A
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English (en)
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Katsunori Shudo
克則 首藤
Susumu Yoshimura
寿守務 吉村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の油分離器では、デミスターを平板状と
していたので、デミスターを通過する冷媒ガスの流速を
限界速度以下にするために表面積を大きくすると油分離
器の小型化が制限されてしまうという問題があった。さ
らに、整流板通過直後では混合ガスが噴流となってしま
い、デミスターを整流板のすぐ上に設置する従来の油分
離器では、十分に均一化されない混合ガスがデミスター
を通過してしまうので、油の分離効率の向上を図れない
という問題があった。 【解決手段】 デミスターを断面形状が逆V字形状、あ
るいは波状として形成した。また、整流板を通過した混
合ガスの噴流が均一化できる距離だけ整流板から離れた
位置で、且つ、冷媒吐出口の下にくるように第2の部屋
にデミスターを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍サイクルに
おいて使用される、冷媒と冷凍機油が混合した混合ガス
から冷凍機油を分離する油分離器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の油分離器の断面図である。
図7中、101は容器本体、102は冷媒流入口、10
3は容器101の内部を仕切る仕切板、104は第1の
デミスター、105は第2のデミスター、106は邪魔
板、107は冷媒吐出口である。なお、図中の矢印は冷
媒ガスの流れを示す。
【0003】この様な構成では、冷媒配管から冷媒流入
口102を通って容器101内に流入した冷媒と油との
混合ガスは、第1のデミスター104を上方向から下方
向へ通過して流れることで、第1のデミスター104に
より、粒子の大きい油が一部取り除かれる。次に、この
混合ガスは、第2のデミスター105を下方向から上方
向へ通過して流れることでさらに油が取り除かれ、その
後、邪魔板106と円筒上部で形成された隙間を横方向
に流れ、冷媒吐出口107から接続した冷媒管に吐出さ
れることになるなお、第1のデミスター104は、分離
効率を上げるために設置されているもので、油分離器に
おいて必ずしも必要な構成要素ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デミスター方式による
油分離は、理論的には混合ガスの流速が速ければ速いほ
ど油の分離効率が良くなるが、実際には混合ガスの流速
がある速度(以下、限界速度と呼ぶ。)を超えると、一
度デミスターで分離された油が混合ガス中に再飛散して
混入しまうので分離効率は低下してしまう。
【0005】そこで、油分離を効率良く行うためには、
デミスターを通過する冷媒ガスの流速を限界速度以下に
する必要があり、冷媒ガスが通過するデミスターの表面
積をある程度確保する必要がある。しかし、従来の油分
離器では、デミスターを平板状としていたので,表面積
を大きくするにはある程度の大きさが必要となり、油分
離器の小型化が制限されてしまうという問題があった。
【0006】また、混合ガスの流れが不均一であると、
デミスターを通過する冷媒ガスが局所的に限界速度を超
える可能性があるので、必要に応じてデミスターの前段
に流れを均一化する整流板を設置する方法がとられてい
る。
【0007】しかし、整流板通過直後では混合ガスが噴
流となってしまい、デミスターを整流板のすぐ上に設置
する従来の油分離器では、十分に均一化されない混合ガ
スがデミスターを通過してしまい、油の分離効率の向上
を図れないという問題があった。
【0008】この発明は上述の問題を解決するためにな
されたものであり、混合ガスからの油分離効率を上げる
とともに、より小型にすることができる油分離器を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明における油分離
器では、容器と、容器に設けられた冷媒流入口と、容器
に設けられた冷媒吐出口と、冷媒流入口から流入した冷
媒と油との混合ガスから油を除去するためのデミスター
とを備え、デミスターを断面形状が逆V字形状、あるい
は波状として形成したものとした。
【0010】また、この発明における油分離器では、容
器と、容器に設けられた冷媒流入口と、容器に設けられ
た冷媒吐出口と、冷媒流入口から流入した冷媒と油との
混合ガスから油を除去するためのデミスターとを備え、
容器の内壁面上部から下方向に伸びる垂直壁と、垂直壁
の端辺から水平に伸びる多数の小孔を有する整流板とに
より、容器内部を冷媒流入口と連結した第1の部屋と、
冷媒吐出口と連結した第2の部屋とに仕切り、デミスタ
ーを、整流板を通過した混合ガスの噴流が均一化できる
距離だけ整流板から離れた位置で、且つ、冷媒吐出口の
下にくるように第2の部屋に配置した。
【0011】また、この発明における油分離器では、容
器と、容器に設けられた冷媒流入口と、容器に設けられ
た冷媒吐出口と、冷媒流入口から流入した冷媒と油との
混合ガスから油を除去するためのデミスターとを備え、
容器の内壁面上部から下方向に伸びる垂直壁と、垂直壁
の端辺から下方向に伸びる多数の小孔を有する整流板と
により、容器内部を冷媒流入口と連結した第1の部屋
と、冷媒吐出口と連結した第2の部屋とに仕切り、デミ
スターを整流板の小孔よりも上で、冷媒吐出口よりも下
にくるように第2の部屋に配置した。
【0012】また、この発明における油分離器では、容
器と、容器に設けられた冷媒流入口と、容器に設けられ
た冷媒吐出口と、冷媒流入口から流入した冷媒と油との
混合ガスから油を除去するためのデミスターとを備えた
油分離器において、容器の内壁面上部から下方向に伸
び、孔を有する垂直壁により、容器内部を冷媒流入口と
連結した第1の部屋と、冷媒吐出口と連結した第2の部
屋とに仕切り、さらに、孔から第2の部屋に多数の小孔
を有する整流筒を突出させ、デミスターを整流筒よりも
上で、冷媒吐出口よりも下にくるように第2の部屋に配
置した。
【0013】さらに、冷媒吐出口の下方に冷媒ガスの不
均一流れを緩和するための邪魔板を設けた。
【0014】さらに、デミスターを断面形状が逆V字形
状、あるいは波状として形成した。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1における油分離器を示す図であり、図1
(a)は長手方向の縦断面図、図1(b)は図1(a)
のA−A方向での縦断面図である。
【0016】図1で、1は油分離機の容器本体であり、
円筒状の形状をなし、横方向に空調機に設置される。ま
た、容器本体1の円筒部分の一部は切り欠かれており、
外部に向かって開かれた冷媒吐出口2が形成されてい
る。なお、空調機等に設置する時には、この冷媒吐出口
2が上方を向くように設置される。また、容器本体1の
両端に2つある円盤部のうち、一方の円盤部には、冷媒
流入口3が形成されており、この冷媒流入口3に冷媒配
管が接続される。
【0017】また、容器本体1の内部には、円筒部内壁
から下方向に下部の一部、約10cmを残して仕切板4
が設置されており、これにより、容器内部を第1の部屋
5と第2の部屋6とに仕切っている。なお、第1の部屋
5には冷媒流入口3が位置し、第2の部屋6には冷媒吐
出口2が位置する。さらに、第1の部屋5のうち、冷媒
流入口2の下部には、平面状の第1のデミスター7が第
1の部屋の上部と下部とを仕切るように設置されてい
る。また、第2の部屋6のうち、冷媒吐出口2の下部に
は、断面形状が逆V字状の第2のデミスター8が第2の
部屋6の上部と下部とを仕切るように、かつ、頂点の軸
が円筒の中心軸と一致するように設置されている。
【0018】この様な構成では、冷媒配管から冷媒流入
口3を通って容器1内に流入した冷媒と油との混合ガス
は、第1の部屋5を上方向から下方向に第1のデミスタ
ー7を通過して流れ、この第1のデミスター7により、
粒子の大きい油が一部取り除かれる。次に、下部に移動
した冷媒と油の混合ガスは、仕切板4下部に設けられた
隙間を通って、第1の部屋5から第2の部屋6に移動
し、今度は、第2の部屋6を上方向に移動、第2のデミ
スター8を下方向から上方向に通過して冷媒吐出口2か
ら、接続した冷媒管に吐出される。このとき、第2のデ
ミスター8により、混合ガス中の油がさらに取り除かれ
る。
【0019】また、この逆V字状の角度は、容器1に吹
き込まれる冷媒と油の混合ガスの速さと限界速度から決
定する必要がある。すなわち、ガスの速度が速い時には
角度を小さくし、速度が遅い時には角度を広くする。
【0020】このように、この実施の形態では、第2の
デミスター8の断面形状を逆V字状としたので、平面状
のデミスターに比較して表面積が大きくなり、油分離効
力が向上する。
【0021】なお、この実施の形態では、第2のデミス
ター8の断面形状を逆V字状にしたが、この構成以外で
も、例えば、逆V形状を複数としたり、波状としてもよ
く、このようにしても、デミスターの表面積を大きくす
ることができる。
【0022】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2における油分離器の構成を示す断面図であり、図
1において、仕切板を上方から下方に延ばさずに、途中
で、冷媒吐出口2が位置する方向に直角に曲げ、さらに
その部分に多数の孔を形成したものである。なお、図2
中、図1と同様の構成には同一符号を付し、説明を省略
する。
【0023】図2中、9は仕切板であり、円筒内壁の上
部から円筒部のほぼ中間まで下方に向かって延びてい
る。また、10は整流板であり、仕切板9の下方端部に
垂直に接続され円盤部内壁まで延びている。なお、整流
板10には、多数の小孔が形成されている。11は、整
流板10の上部で、整流板10を通過した混合ガスの噴
流が均一化できる程度の距離離れた位置に設けられた平
面状の第2のデミスターである。12は、第2のデミス
ター11の上部で、冷媒吐出口2の下部に設けられた邪
魔板である。なお、この邪魔板12の面積は、冷媒吐出
口2の面積よりも大きい。
【0024】この様な構成では、冷媒配管から冷媒流入
口3を通って容器1内に流入した冷媒と油との混合ガス
は、第1のデミスター7を上方向から下方向に通過する
ことで粒子の大きい油が一部取り除かれる。次に、整流
板10に設けられた孔を下方向から上方向に通過し、さ
らに、第2のデミスター11を下方向から上方向に通過
し、邪魔板12と円筒上部で形成された隙間を横方向に
流れ、冷媒吐出口2から外部に接続された冷媒配管に出
て行く。
【0025】ここで、整流板10と第2のデミスター1
1との距離は整流板10を通過した混合ガスの噴流が均
一化できる程度の距離としているが、これは、整流板1
0に設けられた孔通過後に噴流状態が維持される領域
(ポテンシャルコアと呼ばれる領域)の長さと、この領
域の外側で隣接する噴流が繋がるまでに必要な距離と、
の比較から得られる距離である。具体的には、前者で整
流板10に設けられた孔の内径の8倍以上、後者で整流
板10に設けられた孔のピッチの5倍以上であり、この
内、距離が長い方を採用する。
【0026】このように、この実施の形態では、整流板
10を通過した直後の混合ガスは噴流となっているが、
整流板10と第2のデミスター11との間にある程度の
距離があることから、第2のデミスター11を通過する
時には噴流がなくなり、第2のデミスター11での油の
分離効率を上げることができる。さらに、邪魔板12に
より、冷媒吐出口2から吐出される混合ガスを整流する
こともできる。
【0027】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3における油分離器の構成を示す断面図であり、図
2において、仕切板の下辺に多数の小孔を有する整流板
を下方に円筒部内壁まで伸ばし、容器内部を仕切るよう
にしたものである。なお、図3中、図2と同様の構成に
は同一符号を付し、説明を省略する。
【0028】図3中、13は整流板であり、仕切板9の
端辺から下部の円筒内壁まで下方に向かって延び、容器
1を第1の部屋5と第2の部屋6とに仕切っている。ま
た、整流板13には、多数の小孔が形成されている。
【0029】この様な構成では、冷媒配管から冷媒流入
口3を通って容器1内に流入した冷媒と油との混合ガス
は、第1の部屋5を上方向から下方向に流れ、第1のデ
ミスター7を上方向から下方向に通過することで粒子の
大きい油が一部取り除かれる。その後、第1の部屋5の
下部から、整流板13に設けられた多数の小孔を通過し
て第2の部屋6の下部に流れ、次に、第2の部屋6を下
方向から上方向に流れ第2のデミスター11を下方向か
ら上方向に通過し、邪魔板12と円筒上部で形成された
隙間を横方向に流れ、冷媒吐出口2から、外部に接続さ
れた冷媒配管に出て行く。
【0030】このように、この実施の形態では整流板1
3を第2のデミスター11に対して垂直に設置するよう
にしたので、整流板13を通過して噴流状態になった混
合ガスが第2のデミスター11へ直接流入しにくくな
り、さらに、整流板13と第2のデミスター11との間
の空間を大きく取れるので、より均一化した混合ガスが
第2のデミスター11を通過することになり、油の分離
効率を向上させることができる。
【0031】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4における油分離器の構成を示す断面図であり、図
3において、整流板を平面状ではなく、円筒状にし、第
2の部屋6内の突出させるようにしたものである。な
お、図4中、図3と同様の構成には同一符号を付し、説
明を省略する。図4中、14は本体1の円筒部に対して
垂直にかつ、本体1両端の円盤部と同じ大きさの仕切板
であり、これにより容器1内部を第1の部屋5と第2の
部屋6とに仕切っている。さらに、この仕切板14の第
1のデミスター7及び第2のデミスター11の下になる
位置には円型の孔14aがあり、この孔14aに、多数
の小孔を有する円筒状の整流筒15が結合している。ま
た、この整流筒15は、下流側である第2の部屋6側に
突出し、容器1の円盤部の内壁まで達している。
【0032】このような構成では、冷媒配管から冷媒流
入口3を通って容器1内に流入した冷媒と油との混合ガ
スは、第1の部屋5を上方向から下方向に流れ、第1の
デミスター7を上方向から下方向に通過し、粒子の大き
い油が一部取り除かれる。その後、第1の部屋5の下部
で、仕切板14に結合している整流筒15に入り、この
整流筒15に設けられた多数の孔を通過して第2の部屋
6に移動し、次に、第2の部屋6を下方向から上方向に
流れ、第2のデミスター11を下方向から上方向に通過
し、邪魔板12と円筒上部で形成された隙間を横方向に
流れ、冷媒吐出口2から、外部に接続された冷媒配管に
出て行く。
【0033】このように、この実施の形態では、整流筒
15を円筒状に形成することにより、整流筒15から出
る混合ガスが噴流状態で第2のデミスター11へ直接流
入しにくくなり、さらに、第2の部屋6で、整流筒15
の周囲の空間を大きく取れるので、より均一化した混合
ガスが第2のデミスター11を通過することになり、油
の分離効率を向上させることができる。
【0034】実施の形態5.なお、図1の油分離器で、
冷媒吐出口2の下方に邪魔板を設けてもよい。図5は、
この実施の形態5の油分離器の断面図である。図5中、
16は邪魔板であり、第2のデミスター8の上部で、冷
媒吐出口2の下部の位置に設けられ、その面積は冷媒吐
出口2の面積よりも大きい。
【0035】前述の実施の形態1では、冷媒吐出口2に
冷媒ガスの流れが集中するために第2のデミスター8の
冷媒吐出口2付近の一部分で局所的にガス流速が速くな
り、分離効率へ悪影響を与えるという問題点があるが、
図5に示すように邪魔板16を冷媒吐出口2の下部に設
置することで、冷媒吐出口2付近へ集中していた冷媒ガ
スの流れを分散させることができ、分離効率のさらなる
向上を図ることができる。
【0036】実施の形態6.なお、図5の油分離器で、
仕切板4を下方の容器2の内壁面まで延ばし、さらに、
第2のデミスター8よりも下の部分に多数の小孔を形成
して、整流板17としてもよい。図6は、この実施の形
態6の油分離器の断面図である。図6中、17は、仕切
板9の端辺から下方向に伸びる整流板であり、第2のデ
ミスター8より下方の部位にのみ、すなわち、扇状部分
にのみ多数の小孔が形成されている。
【0037】この様な構成では、整流板17を通過して
噴流状態になった冷媒ガスが第2のデミスター8へ直接
流入しにくくなり、さらに、第2のデミスター8の表面
積も大きくとれるので、混合ガスの油分離効率をさらに
向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】この発明における油分離器では、容器
と、容器に設けられた冷媒流入口と、容器に設けられた
冷媒吐出口と、冷媒流入口から流入した冷媒と油との混
合ガスから油を除去するためのデミスターとを備え、デ
ミスターを断面形状が逆V字形状、あるいは波状として
形成したものとしたので、デミスターが原因でガス流速
が部分的に速くなることを防ぎ、更には、従来使用され
ていた平板形状のデミスターに比べ、同じ表面積ならば
全長を短くでき、より小型化した油分離器を得ることが
できる。
【0039】また、この発明における油分離器では、容
器と、容器に設けられた冷媒流入口と、容器に設けられ
た冷媒吐出口と、冷媒流入口から流入した冷媒と油との
混合ガスから油を除去するためのデミスターとを備え、
容器の内壁面上部から下方向に伸びる垂直壁と、垂直壁
の端辺から水平に伸びる多数の小孔を有する整流板とに
より、容器内部を冷媒流入口と連結した第1の部屋と、
冷媒吐出口と連結した第2の部屋とに仕切り、デミスタ
ーを、整流板を通過した混合ガスの噴流が均一化できる
距離だけ整流板から離れた位置で、且つ、冷媒吐出口の
下にくるように第2の部屋に配置したので、分離効率の
向上を図ることができる。
【0040】また、この発明における油分離器では、容
器と、容器に設けられた冷媒流入口と、容器に設けられ
た冷媒吐出口と、冷媒流入口から流入した冷媒と油との
混合ガスから油を除去するためのデミスターとを備え、
容器の内壁面上部から下方向に伸びる垂直壁と、垂直壁
の端辺から下方向に伸びる多数の小孔を有する整流板と
により、容器内部を冷媒流入口と連結した第1の部屋
と、冷媒吐出口と連結した第2の部屋とに仕切り、デミ
スターを整流板の小孔よりも上で、冷媒吐出口よりも下
にくるように第2の部屋に配置したので、整流板を通過
した噴流状態のガスがデミスターへ直接流入しにくくな
り、さらに、整流板後の空間を大きく取れるので、その
空間での油分離も促進されることになり、分離効率の向
上を図ることができる。
【0041】また、この発明における油分離器では、容
器と、容器に設けられた冷媒流入口と、容器に設けられ
た冷媒吐出口と、冷媒流入口から流入した冷媒と油との
混合ガスから油を除去するためのデミスターとを備えた
油分離器において、容器の内壁面上部から下方向に伸
び、孔を有する垂直壁により、容器内部を冷媒流入口と
連結した第1の部屋と、冷媒吐出口と連結した第2の部
屋とに仕切り、さらに、孔から第2の部屋に多数の小孔
を有する整流筒を突出させ、デミスターを整流筒よりも
上で、冷媒吐出口よりも下にくるように第2の部屋に配
置したので、冷媒ガスが噴流状態でデミスターへ流入す
ることを軽減または防ぐことができ、分離効率の向上を
図ることができる。
【0042】さらに、冷媒吐出口の下方に冷媒ガスの不
均一流れを緩和するための邪魔板を設けたので、吐出口
へ集中していたガスの流れを分散させることができ、分
離効率の向上を図ることができる。
【0043】さらに、デミスターを断面形状が逆V字形
状、あるいは波状として形成したので、より小型で分離
効率の高い油分離器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す油分離器の概
略断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す油分離器の概
略断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す油分離器の概
略断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示す油分離器の概
略断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5を示す油分離器の概
略断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態6を示す油分離器の概
略断面図である。
【図7】 従来の油分離器の概略断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体、 2 冷媒吐出口、 3 冷媒流入口、
4 仕切板 5 第1の部屋、 6 第2の部屋、 7 第1のデミ
スター、8 第2のデミスター、 9 仕切板、 10
整流板、11 第2のデミスター、 12 邪魔板、
13 整流板、14 仕切板、 14a 孔、 15
整流筒、 16 邪魔板、17 整流板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H003 AC03 BG08 4D058 JA12 JA13 QA01 QA03 QA17 SA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、前記容器に設けられた冷媒流入
    口と、前記容器に設けられた冷媒吐出口と、前記冷媒流
    入口から流入した冷媒と油との混合ガスから油を除去す
    るためのデミスターとを備えた油分離器において、前記
    デミスターを断面形状が逆V字形状、あるいは波状とし
    て形成したことを特徴とする油分離器。
  2. 【請求項2】 容器と、前記容器に設けられた冷媒流入
    口と、前記容器に設けられた冷媒吐出口と、前記冷媒流
    入口から流入した冷媒と油との混合ガスから油を除去す
    るためのデミスターとを備えた油分離器において、前記
    容器の内壁面上部から下方向に伸びる垂直壁と、前記垂
    直壁の端辺から水平に伸びる多数の小孔を有する整流板
    とにより、前記容器内部を前記冷媒流入口と連結した第
    1の部屋と、前記冷媒吐出口と連結した第2の部屋とに
    仕切り、前記デミスターを、前記整流板を通過した混合
    ガスの噴流が均一化できる距離だけ前記整流板から離れ
    た位置で、且つ、前記冷媒吐出口の下にくるように前記
    第2の部屋に配置したことを特徴とする油分離器。
  3. 【請求項3】 容器と、前記容器に設けられた冷媒流入
    口と、前記容器に設けられた冷媒吐出口と、前記冷媒流
    入口から流入した冷媒と油との混合ガスから油を除去す
    るためのデミスターとを備えた油分離器において、前記
    容器の内壁面上部から下方向に伸びる垂直壁と、前記垂
    直壁の端辺から下方向に伸びる多数の小孔を有する整流
    板とにより、前記容器内部を前記冷媒流入口と連結した
    第1の部屋と、前記冷媒吐出口と連結した第2の部屋と
    に仕切り、前記デミスターを前記整流板の小孔よりも上
    で、前記冷媒吐出口よりも下にくるようにを前記第2の
    部屋に配置したことを特徴とする油分離器。
  4. 【請求項4】 容器と、前記容器に設けられた冷媒流入
    口と、前記容器に設けられた冷媒吐出口と、前記冷媒流
    入口から流入した冷媒と油との混合ガスから油を除去す
    るためのデミスターとを備えた油分離器において、前記
    容器の内壁面上部から下方向に伸び、孔を有する垂直壁
    により、前記容器内部を前記冷媒流入口と連結した第1
    の部屋と、前記冷媒吐出口と連結した第2の部屋とに仕
    切り、さらに、前記孔から前記第2の部屋に多数の小孔
    を有する整流筒を突出させ、前記デミスターを、前記整
    流筒よりも上で、前記冷媒吐出口よりも下にくるように
    前記第2の部屋に配置したことを特徴とする油分離器。
  5. 【請求項5】 冷媒吐出口の下方に冷媒ガスの不均一流
    れを緩和するための邪魔板を設けたことを特徴とする請
    求項2から請求項4のいずれかに記載の油分離器。
  6. 【請求項6】 デミスターを断面形状が逆V字形状、あ
    るいは波状として形成したことを特徴とする請求項2か
    ら請求項5のいずれかに記載の油分離器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018021692A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 荏原冷熱システム株式会社 エコノマイザ

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