JP2002295625A - ボールねじ - Google Patents
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Abstract
管理することができて、ボール拾い上げ部における間座
の引っ掛かりを解消でき、円滑な回転性能が得られる間
座入りのボールねじを提供する。 【解決手段】 ねじ軸2の外径面と、このねじ軸2の外
周に遊嵌するナット3の内径面とに、それぞれ螺旋状の
ねじ溝7,8が設けられる。ねじ軸2およびナット3の
ねじ溝7,8間には螺旋状の転走路9が形成される。こ
の転走路9内に、複数のボール4と、これらボール4間
に介在させたリング状の間座5とが収容される。転走路
9に両端が連通して一連のボール循環経路を形成するボ
ール反転路6をナット3にリターンチューブ14または
ガイドプレートにより形成する。ボール反転路6のボー
ル拾い上げ部6aに、ナット3のねじ溝8に沿って嵌合
したデフレクタ11の端面からなるボール拾い上げ面1
1aを配置する。
Description
を介在させた形式のボールねじに関する。
じは、ねじ軸とナットのねじ溝間に形成される螺旋状の
転走路内にボールを収容し、上記転走路に両端が連通し
て一連のボール循環経路を形成するボール反転路をナッ
トに設けたものである。ボールねじは、循環形式とし
て、つまりボール反転路の形式として、リターンチュー
ブ式、ガイドプレート式、エンドキャップ式、駒式など
があり、それぞれ特質がある。
示すように、ナット32のねじ溝32aの位相に合わせ
て、ナット32の外周部からねじ溝32aの方向へ貫通
するチューブ挿入用の竪穴33があり、この竪穴33に
リターンチューブ37が挿入される。このリターンチュ
ーブ37により、ねじ軸31およびナット32のねじ溝
31a,32a間で形成される転走路34のボール35
を拾い上げて再び転走路34に戻すボール反転路36を
形成し、ボール35を循環させるようにしている。この
リターンチューブ37として、一般的にプレス成形され
たものや、パイプ材を曲げ加工したものが使用されてお
り、チューブ端部に、ボール拾い上げ用のタング部37
aが形成されている。このタング部37aは、ねじ軸3
1のねじ溝31a形状に極力沿う形状となっているが、
チューブ挿入用竪穴33の加工やチューブ曲げ成形、プ
レス加工成形による加工誤差により、実際には、ねじ溝
位相と必ずしも一致しない。
誤差は、一般のボールねじにおいては、あまり問題とな
らない。しかし、ボール間に間座(図示せず)を介在さ
せたボールねじの場合、円滑な作動に支障が生じる。ボ
ールねじにおけるボール間の間座は、ボール同士が互い
に逆回転方向に競り合うように接触することによる摩擦
を軽減するものであり、例えば、特開2000−199
556号公報,特開2000−199556号公報等に
提案されている。このような間座使用のボールねじの場
合、間座がボールと異なり、球形ではないため、リター
ンチューブ37のボール拾い上げ部において、引っ掛か
り等の支障が生じやすい。例えば、タング部37aの位
相ずれや竪穴33の深さの加工誤差により、タング部3
7aとねじ軸31のねじ溝31aとの間の隙間が大きく
なると、間座が通過する際にタング部37aに引っ掛か
ったり、タング部37aの先端で間座の外径部が削られ
てしまう恐れがある。また、この引っ掛かり等によっ
て、ボールねじの円滑な作動が阻害されてしまう。この
ようなボール拾い上げ部における引っ掛かりの問題は、
リターンチューブ形式だけでなく、ガイドプレート形式
のボールねじにおいても生じる。
に示すように、互いに中心位置をずらした2つの円弧
(R1,R2)によって形成されるゴシックアーチ形状
とされている。ゴシックアーチ形状とすることにより、
ボールはねじ溝内面に対して2点Pで点接触することに
なり、摩擦が軽減される。このゴシックアーチ形状の円
弧の中心位置O1,O2は、ねじ溝7,8間に収容され
るボールの中心Oの転動径(ボール中心径BCD)か
ら、径方向に所定量Δaだけオフセットし、さらに軸方
向に所定量Δbだけオフセットした位置にある。このボ
ール中心径BCDとねじ軸外径部との関係を考えた場
合、通常、大きな負荷荷重をボールねじで受ける場合、
ねじ軸のねじ溝深さを深くし(ねじ溝肩部の位置を通常
のΔbcdの位置に対して、ΔBCDの位置とし)、ね
じ溝のボール接触点P,P間の距離を広くとる。これ
は、ボールねじにおいて、荷重を受けると、ねじ軸とナ
ットのねじ溝位置が軸方向にずれて、ボール接触点Pは
軸外径方向に移動し(図13参照)、また荷重によって
ボール接触点Pの近傍にボール接触による接触楕円が形
成されるためである。接触楕円がねじ溝の肩部にかかる
と、早期に損傷する恐れがある。この場合に、図6のよ
うに、ボール中心位置Oとねじ溝肩部との角度を、α2
で示すように小さくした方が、ねじ溝を深くすることが
可能となり、高負荷荷重に対して有利となる。しかしな
がら、ボールねじは、ボール反転路のボール拾い上げ部
を形成しており、ねじ溝が深いと、ボール拾い上げ時に
干渉し易くなる。特に、ボール間に間座を挿入したもの
では、前述の干渉によって、間座が引っ掛かりを起こす
可能性が高い。また、ボール中心径BCDとねじ溝肩部
との接触角αを小さくし過ぎると、ナット内径面と干渉
する恐れが生じる。
ール反転路36によるボール35の拾い上げ位置は、ナ
ットねじ溝32aの谷底の円径に対して接線方向に拾い
上げられる位置としている。ところが、ボールねじのね
じ溝31a,32aは螺旋状で、軸方向にリード角(振
れ角)を持っている。この振れ角が大きい場合、ボール
35とねじ軸31のねじ溝31aとが、ねじ溝内面の外
径に近い部分で接触するため、ボール35が動き得る余
裕が必要になる。つまり、その余裕を、リターンチュー
ブ37の挿入用竪穴33を大きくすることによって確保
する必要がある。この余裕が無い場合、ボール35が詰
まる現象が発生し、相対するボール35間に挟まれてい
る間座に過大な荷重が掛かり、間座が損傷してしまう。
上述したボール拾い上げ部におけるボール詰まりの現象
は、リード角(振れ角)が大きいほど顕著に表れ、間座
介在タイプのボールねじにおいては、ボールの詰まりに
よる間座の損傷が発生し、リード角が大きいものでは不
利となる。さらに、リード角が大きいものは、ボール3
5の余裕を形成するために、ナット32の外径寸法を必
要以上に大きくする必要が生じる。
じ溝との位相を容易に管理することができて、ボール拾
い上げ部における間座の引っ掛かりを解消でき、間座入
りでありながら円滑な回転性能が得られるボールねじを
提供することである。この発明の他の目的は、間座入り
でありながら、高速回転時にも間座の引っ掛かりの問題
が生じることなく、耐えることができるようにすること
である。
は、ねじ軸の外径面と、このねじ軸の外周に遊嵌するナ
ットの内径面とに、それぞれ螺旋状のねじ溝が設けら
れ、上記ねじ軸およびナットのねじ溝間に形成された螺
旋状の転走路内に複数のボールと、これらボール間に介
在させた両面凹み形状の間座とを収容し、上記螺旋状の
転走路に両端が連通して一連のボール循環経路を形成す
るボール反転路を上記ナットに設けたボールねじにおい
て、上記ボール反転路のボール拾い上げ部に、上記ナッ
トのねじ溝に沿って嵌合したデフレクタの端面からなる
ボール拾い上げ面を配置したことを特徴とする。この構
成によると、デフレクタはナットのねじ溝に嵌合してお
り、ナットのねじ溝位相に合う。ねじ軸のねじ溝とナッ
トのねじ溝の位相は、両ねじ溝間に間に収容されたボー
ルによって合わされる。ナットのねじ溝位相とデフレク
タの位相が合っていることから、ボールを介して、ねじ
軸のねじ溝とデフレクタの位相が合うことになる。この
ように、ボール拾い上げ面を、ナットねじ溝に嵌合する
デフレクタで形成したため、ナットねじ溝位相と加工誤
差によってずれを生じやすいリターンチューブタング部
よりも位相管理が容易となり、また、ねじ軸のねじ溝と
デフレクタとの隙間管理も容易となる。このため、ボー
ル拾い上げ部で間座が引っ掛かることを回避でき、ボー
ルねじの円滑な回転が可能となる。
ターンチューブにより形成されたものであっても良い。
また、上記ボール反転路が、上記ナットの本体に取付ら
れたガイドプレートの裏面のボール通過溝により形成さ
れものであっても良い。リターンチューブ形式は量産性
に優れ、ガイドプレート形式はナット外径がコンパクト
にできるという利点があるが、いずれも間座入りとする
と、ボール反転路において、上記の引っ掛かりの問題が
生じる。そのため、この発明のナットねじ溝に嵌合する
デフレクタによりボール拾い上げ面を形成した構成を採
用することにより、間座入りのボールねじにおいて、そ
のリターンチューブまたはガイドプレート形式の利点、
および間座による低摩擦の利点を得ながら、ボール拾い
上げ部における間座の引っ掛かりがなく、円滑な回転性
能が得られるボールねじとできる。
ル拾い上げ部に位置する端部と、上記ねじ軸のねじ溝と
の隙間を、上記ボールの直径の15%以下で、零よりも
大としても良い。この隙間が15%よりも大きくなる
と、間座がこの隙間に引っ掛かり、間座が損傷し、ボー
ルねじの円滑なボール循環を阻害する。また、この隙間
が零より小さくなると、デフレクタはねじ軸のねじ溝と
接触し、ボールねじの円滑なボール循環が阻害される。
この隙間の管理が、デフレクタによると容易に行える。
ねじ溝を、ボールねじの縦断面において、両ねじ溝で形
成される転走路の中心であるボール中心の回りに、各ね
じ溝の肩部がボール中心径に沿う直線に対してなす角度
を、15〜30°の範囲とすることが好ましい。この肩
部のなす角度が大きくなり過ぎると、高負荷荷重時のボ
ール接触点がねじ溝肩部に掛かり、早期に損傷する恐れ
がある。逆に小さ過ぎると、ねじ溝が深くなり、ボール
を拾い上げる際に引っ掛かり等を生じ易くなる。このた
め、上記角度は15〜30°の範囲が好ましく、この範
囲に設定することより、高負荷荷重時にボール接触点が
ねじ溝肩部に掛かって早期に損傷することを防止できる
と共に、ねじ溝が深くなり過ぎず、ボールを拾い上げる
時にボールや間座がねじ溝肩部に引っ掛かることを防止
できる。
おいて、上記ボール拾い上げ部のボール拾い上げ角度
を、15〜35°の範囲としても良い。ボール拾い上げ
角度は小さ過ぎると、ボール循環経路のボール拾い上げ
部におけるボール通過断面が小さくなり過ぎ、間座が引
っ掛かり易くなって、ボールねじの円滑な作動が阻害さ
れる。また、ボール拾い上げ角度は、ボール循環経路に
おける変曲角となるため、ボール拾い上げ角度が大き過
ぎると、ボールねじが高速回転する場合に間座の引っ掛
かりが生じ易くなる。これらのため、ボール拾い上げ角
度は、15〜35°の範囲が好ましく、この範囲の角度
とすることにより、ボール拾い上げ部において十分なボ
ール通過断面積を確保できると共に、ボール拾い上げ部
での転走路からボール反転路へのボールの変曲角も大き
くなり過ぎず、高速回転時においてもボール拾い上げ部
での間座の引っ掛かりを防止することができる。
し図7と共に説明する。図1に斜視図で示すように、こ
のボールねじ1は、ねじ軸2と、このねじ軸2の外周に
遊嵌するナット3と、複数のボール4と間座5とを具
え、ナット3にはボール反転路6を構成するリターンチ
ューブ14が取付けられる。ねじ軸2は、その外径面に
螺旋状のねじ溝7を有する。ナット3は、その内径面に
ねじ軸2のねじ溝7に対向する螺旋状のねじ溝8を有す
る。これらねじ軸2およびナット3のねじ溝7,8間に
形成された螺旋状の転走路9内に、図3に拡大して示す
ように、上記複数のボール4と、これらボール4間に介
在させた間座5とが連なって収容されている。間座5
は、両面がボール4の入る凹み形状となった円形の部材
であり、例えば同図のようにリング状とされる。
4はボール4の通過が可能な内径のチューブであり、こ
のリターンチューブ14の両端を上記螺旋状の転走路9
に接続することにより、転走路9とボール反転路6とで
一連のボール循環経路が構成される。ボール循環経路の
数は、ナット3に一つであっても複数であっても良く、
図1の例では、リターンチューブ14を2つ設けて2つ
のボール循環経路を形成している。
の両端は、ナット3の外周からナット3のねじ溝8まで
貫通させたチューブ挿通用竪穴10に挿入されている。
リターンチューブ14で構成されるボール反転路6の両
端のボール拾い上げ部6aには、ナット3のねじ溝8に
嵌合したデフレクタ11の端面が配置されている。デフ
レクタ11の端面は、転走路9からボール反転路6にボ
ール4を拾い上げるガイド面となるボール拾い上げ面1
1aを構成する。デフレクタ11は、ナット3のねじ溝
8に沿って延びる螺旋形状の部材であり、ナット3にボ
ルト等の締結具(図示せず)により、または接着剤等に
より固定される。デフレクタ11は、図4(A)のよう
にナットねじ溝8の1周に満たないものであっても、図
4(B)に示すように1周以上の長さのものであっても
良く、1つのボール循環経路における転走路9の長さに
応じたものとされる。デフレクタ11は、ナット3のね
じ溝8には密に嵌合するが、ねじ軸2のねじ溝7に対し
ては、隙間をもって遊嵌する形状とされる。このボール
ねじ1の各部の詳細は、以下にその作用と共に説明す
る。
タ11はナット3のねじ溝8に嵌合しており、ナットね
じ溝8の位相に合う。ねじ軸2のねじ溝7とナット3の
ねじ溝8の位相は、両ねじ溝7,8間に間に収容された
ボール4によって合わされる。ナット3のねじ溝位相と
デフレクタ11の位相が合っていることから、ボール4
を介して、ねじ軸2のねじ溝7とデフレクタ11の位相
が合うことになる。このように、ボール拾い上げ面11
aを、ナットねじ溝8に嵌合するデフレクタ11で形成
したため、ナット3のねじ溝位相と加工誤差によってず
れを生じやすい従来のリターンチューブタング部よりも
位相管理が容易となり、またねじ軸2のねじ溝7とデフ
レクタ11との隙間Δβ(図5)の管理も容易となる。
このため、ボール拾い上げ部6aで間座5が引っ掛かる
ことを回避でき、ボールねじ1の円滑な回転が可能とな
る。
隙間Δβ(図5)は、零よりも大きく、ボール4の直径
の15%以下とされている。この隙間Δβは、デフレク
タ11の全長にわたり、上記の範囲とされているが、少
なくとも、デフレクタ11のボール拾い上げ部6aに位
置する端部において、上記の0〜15%の範囲とされ
る。これにより、ボールねじ1の円滑な作動が得られ、
間座5の引っ掛かりによる損傷も防止される。隙間Δβ
が零以下の場合、デフレクタ11がねじ軸2のねじ溝7
と接触し、ボールねじ1の円滑なボール循環が阻害され
てしまうことになる。また、隙間Δβがボール4の直径
の15%よりも大きくなると、その隙間Δβに間座5が
引っ掛かり、ボールねじ1の円滑なボール循環が阻害さ
れたり、間座5が損傷することがある。上記のように、
この隙間Δβの管理が、デフレクタ11によると容易に
行える。なお、この隙間Δβの範囲は、従来のチューブ
タング部を設ける場合にも適用できる。しかし、加工誤
差によって隙間の大きくなるチューブタング部に比べて
デフレクタの方が管理で容易である。
断面形状は、図6に示すように、互いに中心位置をずら
した2つの円弧(それぞれ半径R1,R2とする円弧)
によって形成されるゴシックアーチ形状とされている。
両円弧の中心位置O1,O2は、ねじ溝7,8間に収容
されるボール4の中心Oの転動径(ボール中心径BC
D)から径方向に所定量Δaだけオフセットし、さらに
軸方向に所定量Δbだけオフセットした位置にある。ね
じ軸2およびナット3のねじ溝7,8は、ボールねじ1
の縦断面において、両ねじ溝7,8で形成される転走路
9の中心であるボール中心Oの回りに、各ねじ溝7,8
の肩部7a,8aがボール中心径BCDに沿う直線に対
してなす角度αを、15〜30°の範囲に設定してあ
る。これにより、高負荷荷重時にボール接触点P、ある
いはその接触楕円がねじ溝肩部7a,8aに掛かって早
期に損傷することを防止できると共に、ねじ溝7,8が
深くなり過ぎず、ボール4を拾い上げる時にボール4が
ねじ溝肩部7a,8aに引っ掛かることを防止できる。
すなわち、ねじ溝肩部7a,8aがなす角度αが30°
よりも大きくなると、高負荷荷重時のボール接触点Pが
ねじ溝肩部7a,8aに掛かり、早期に損傷する恐れが
ある。また、角度αが15°よりも小さくなると、ねじ
溝7,8が深くなり、ボール4を拾い上げる際に引っ掛
かり等が生じ易くなる。
らボール反転路6へのボール拾い上げ部6aのボール拾
い上げ角度θ(図7)が、15°以上で35°以下とな
るように設定されている。ボール拾い上げ角度θは、ボ
ールねじ1の横断面において、ボール拾い上げ部6aの
拾い上げ方向Fに対して垂直な半径方向となる位相角度
を基準として、ボール拾い上げ部6aが転走路9に開口
する位置であるボール拾い上げ位置Qの位相角度であ
る。ボール拾い上げ角度θは、ボール拾い上げ位置Qに
おけるナットねじ溝8の接線方向に対して、ボール拾い
上げ方向Fの成す角度となる。このボール拾い上げ角度
θを上記の15〜35°の範囲とすることにより、ボー
ル拾い上げ部6aで間座5が引っ掛かることなく、ボー
ルねじ1を円滑に作動させることができる。その理由を
次に説明する。
が0°である場合のボール拾い上げ部6aのボール通過
幅をH1、角度θが15°の場合のボール拾い上げ部6
aのボール通過幅をH2、角度θが35°の場合のボー
ル拾い上げ部6aのボール通過幅をH3とすると、H3
>H2>H1となる。これからわかるように、拾い上げ
角度θを小さくすると、ボール拾い上げ位置Qにおける
ボール通過幅が狭くなり、したがってボール4や間座5
とその通過経路内面の隙間が小さくなる。拾い上げ角度
θが15°よりも小さくなると、上記隙間が小さくなり
すぎ、間座5が引っ掛かり易くなり、ボールねじ1の円
滑な作動が阻害される。また、ボール拾い上げ位置Q
は、ボール通過経路の変曲点となる位置であるため、ボ
ール拾い上げ角度θが大きくなるに従い、変曲角が大き
くなる。ボールねじ1の内部に収容されているボール4
がボールねじ1の回転によって持つ荷重は、上記変曲点
において、ボール中心径の接線方向に変わるが、デフレ
クタ11の拾い上げ面11a(図2)に作用する荷重
は、ボール4の変曲点での荷重配分に依存している。ボ
ール拾い上げ角度θが大きくなるほど、変曲角が大きく
なるため、ボール4より受けるボール拾い上げ面11a
の荷重が大きくなる。拾い上げ角度θが35°を超える
と、ボール拾い上げ面11aの荷重が大きくなりすぎ、
ボール拾い上げ面11aが損傷し易くなる。また、変曲
角が大きくなり過ぎることから、間座5が引っ掛かり易
くなりすぎ、ボールねじ1の円滑な作動を阻害する。こ
のため、ボール拾い上げ角度θは、15〜35°の範囲
が好ましい。
態の側面図および断面図を示す。この実施形態のボール
ねじ1は、ガイドプレート形式としたものである。この
実施形態において、特に説明する事項の他は、上記実施
形態と同じである。この実施形態では、ナット3の本体
外周の一部に形成された平坦面3aにガイドプレート1
5が取付けられている。ガイドプレート15は、裏面に
ボール通過溝12を形成した部材であり、ボール通過溝
12によりボール反転路6が形成される。ボール通過溝
12は、その両端が、ナット3の本体に形成されたボー
ル拾い上げ部6aとなる穴13によってナット3のねじ
溝8に連通している。このボール拾い上げ部6aに、ナ
ット3のねじ溝8に沿って嵌合したデフレクタ11の端
面からなるボール拾い上げ面11aが配置されている。
デフレクタ11は、リターンチューブ形式のボールねじ
1におけるものと同様であり、例えば図10に示すよう
に、ねじ溝8に沿う螺旋状の部材からなる。
11のボール拾い上げ部11aとなる端部と、ねじ軸2
のねじ溝7との隙間は、ボール4の直径の15%以下
で、零よりも大としてある。また、ねじ軸2およびナッ
ト3のねじ溝7,8は、図6と共に前述したように、ボ
ールねじ1の縦断面において、両ねじ溝7,8で形成さ
れる転走路9の中心であるボール中心の回りに、各ねじ
溝7,8の肩部7a,8aがボール中心径BCDに沿う
直線に対してなす角度を、15〜30°の範囲としてい
る。さらに、ボールねじ1の横断面において、ボール拾
い上げ部6aのボール拾い上げ角度θ(図7)は、15
〜35°の範囲としてある。
合も、ボール反転路6のボール拾い上げ部6aに、ナッ
ト3のねじ溝8に沿って嵌合したデフレクタ11の端面
からなるボール拾い上げ面11aを配置したため、ボー
ル拾い上げ面11aとねじ溝8との位相を容易に管理す
ることができて、ボール拾い上げ部6aにおける間座5
の引っ掛かりを解消でき、間座入りでありながら円滑な
回転性能が得られる。この実施形態におけるその他の効
果は、上記実施形態と同じである。
座を介在させた形式のボールねじにおいて、ボール反転
路のボール拾い上げ部に、ナットのねじ溝に沿って嵌合
したデフレクタの端面からなるボール拾い上げ面を配置
したため、ボール拾い上げ部とねじ溝との位相を容易に
管理することができて、ボール拾い上げ部における間座
の引っ掛かりを解消でき、間座入りでありながら円滑な
回転性能が得られる。リターンチューブ形式またはガイ
ドプレート形式のボールねじにこの発明を適用した場合
は、そのリターンチューブまたはガイドプレート形式の
生産性やコンパクト化の利点、および間座による低摩擦
の利点を得ながら、ボール拾い上げ部における間座の引
っ掛かりがなく、円滑な回転性能が得られるボールねじ
とできる。上記デフレクタのボール拾い上げ部に位置す
る端部と、上記ねじ軸のねじ溝との隙間を、上記ボール
の直径の15%以下で、零よりも大とした場合は、間座
が上記隙間に引っ掛かかったり、デフレクタがねじ軸の
ねじ溝と接触することがなく、ボールねじの円滑なボー
ル循環が行える。ねじ軸およびナットのねじ溝を、その
肩部がボール中心径に沿う直線に対してなす角度が15
〜30°の範囲となるようにした場合は、高負荷荷重時
にボール接触点がねじ溝肩部に掛かって早期に損傷した
り、またねじ溝が深くなり過ぎて、ボール拾い上げ時に
引っ掛かりを生じることが防止される。ボール拾い上げ
部におけるボール拾い上げ角度を、15〜35°の範囲
とした場合は、ボール拾い上げ部におけるボール通過断
面が小さくなり過ぎて間座が引っ掛かり易くなったり、
また変曲角が大きくなって、ボールねじの高速回転時に
間座の引っ掛かりが生じ易くなることが防止され、円滑
なボールねじの作動が得られる。
欠斜視図である。
図である。
るデフレクタの各例の斜視図である。
クタの隙間の説明図である。
との間の角度の説明図である。
角度の説明図である。
側面図である。
ある。
溝位置の関係を断面で示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ねじ軸の外径面と、このねじ軸の外周に
遊嵌するナットの内径面とに、それぞれ螺旋状のねじ溝
が設けられ、上記ねじ軸およびナットのねじ溝間に形成
された螺旋状の転走路内に複数のボールと、これらボー
ル間に介在させた両面凹み形状の間座とを収容し、上記
螺旋状の転走路に両端が連通して一連のボール循環経路
を形成するボール反転路を上記ナットに設けたボールね
じにおいて、 上記ボール反転路のボール拾い上げ部に、上記ナットの
ねじ溝に沿って嵌合したデフレクタの端面からなるボー
ル拾い上げ面を配置したことを特徴とするボールねじ。 - 【請求項2】 上記ボール反転路がリターンチューブに
より形成される請求項1に記載のボールねじ。 - 【請求項3】 上記ボール反転路が、上記ナットの外周
の一部に取付られたガイドプレートの裏面のボール通過
溝により形成される請求項1に記載のボールねじ。 - 【請求項4】 上記デフレクタのボール拾い上げ部に位
置する端部と、上記ねじ軸のねじ溝との隙間を、上記ボ
ールの直径の15%以下で、零よりも大とした請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載のボールねじ。 - 【請求項5】 ねじ軸およびナットのねじ溝を、ボール
ねじの縦断面において、両ねじ溝で形成される転走路の
中心であるボール中心の回りに、各ねじ溝の肩部がボー
ル中心径に沿う直線に対してなす角度を、15〜30°
の範囲とした請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
のボールねじ。 - 【請求項6】 ボールねじの横断面において、上記ボー
ル拾い上げ部のボール拾い上げ角度を、15〜35°の
範囲とした請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の
ボールねじ。
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- 2002-03-26 AT AT02252176T patent/ATE380953T1/de not_active IP Right Cessation
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DE60223959D1 (de) | 2008-01-24 |
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