JP2002295381A - ヘリウム用横形スクロール圧縮機 - Google Patents

ヘリウム用横形スクロール圧縮機

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JP2002295381A
JP2002295381A JP2001099216A JP2001099216A JP2002295381A JP 2002295381 A JP2002295381 A JP 2002295381A JP 2001099216 A JP2001099216 A JP 2001099216A JP 2001099216 A JP2001099216 A JP 2001099216A JP 2002295381 A JP2002295381 A JP 2002295381A
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gas
oil
helium
scroll
chamber
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JP2001099216A
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Masao Shiibayashi
正夫 椎林
Yasushi Izunaga
康 伊豆永
Katsuaki Yano
勝章 矢野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘリウム用密閉形スクロール圧縮機におい
て、電動機部の冷却と油上がり低減の両面で効果のある
信頼性の高いヘリウム用横形スクロール圧縮機を提供す
ることにある。 【解決手段】 本発明は、作動ガスとしてヘリウムガス
を使用したヘリウム用横形スクロール圧縮機において、
電動機の冷却と油上がり低減の両面で効果のあるガス流
方向変更手段を固定スクロールの吐出口に備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルを用
いるヘリウム用横形スクロール圧縮機に係り、作動ガス
としてヘリウムガスを用いる超高真空分野のクライオポ
ンプ装置用ヘリウム圧縮機等に使用される密閉式のヘリ
ウム用横形スクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉式のヘリウム用スクロール圧
縮機において、その密閉容器内を高圧状態に保っている
高圧チャンバ方式のスクロール圧縮機としては、例えば
特開平6−346864号公報に開示されたものがあ
る。
【0003】上記従来技術は、密閉容器内で固定スクロ
ールの吐出口から配管にて直接電動機の近くまで吐出ガ
スと潤滑油の混合体を導き、電動機冷却を図った公知例
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知例では、圧縮機内部に複雑な曲がりの有る配管を配置
する構造となっているため、組立性に問題点があった。
また、吐出ガスと潤滑油の混合体の全量を直接電動機付
近に導いているため、電動機本体の冷却には効果はある
が、電動機室での油上がりが大きく増加するため、圧縮
機底部の油量が不足して、軸受部への給油量不足を招
き、ひいては軸受部の損傷事故にいたるという問題点も
あった。
【0005】本発明の目的は、上記のような従来技術の
問題点を解決し、電動機冷却と油上がりの低減という両
面で効果のある信頼性の高いヘリウム用横形スクロール
圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明によるヘリウム用横形スクロール圧縮機
は、特許請求の範囲の各請求項に記載されたところを特
徴とするものであるが、独立発明としての請求項1に係
るヘリウム用横形スクロール圧縮機は、密閉容器内に、
スクロール圧縮機部と電動機部を収納すると共に、前記
スクロール圧縮機部は円板状鏡板に渦巻状のラップを直
立する固定スクロールと旋回スクロールとをラップを互
いに内側にしてかみ合わせ、旋回スクロールを回転軸に
連設する偏心機構に係合し、旋回スクロールを自転する
ことなく固定スクロールに対し旋回運動させ、作動ヘリ
ウムガスを冷却するための油インジェクション配管を密
閉容器の側キャップを貫通して前記固定スクロールの鏡
板部に設けた油注入用ポートに接続する油注入機構を備
え、密閉容器の側端部より反対側に向かって、吐出室と
電動機室をフレームで区画して形成するとともに両室の
下方に油溜め部を設け、固定スクロールには中心部に開
口する吐出口と外周上方部に開口する吸入口を設け、吸
入口よりガスを吸入し、両スクロールにて形成される圧
縮室を中心に移動させ容積を減少してガスを圧縮し、吐
出口より圧縮ガスを吐出室内に吐出し、さらに上方部の
前記フレームの上端部と前記密閉容器との間に設けた連
通路を介し電動機室に至り、次に吐出管を介し器外にガ
スを吐出し、前記旋回スクロールを駆動するための前記
電動機により駆動されるクランク軸の軸芯を水平方向に
設置したヘリウム用横形スクロール圧縮機において、前
記吐出口に、前記吐出口に対して上方向と水平方向にガ
ス流を分配できるガス流方向分流手段を備えたことを特
徴とするするものである。
【0007】同じく、独立発明としての請求項2に係る
ヘリウム用横形スクロール圧縮機は、密閉容器内に、ス
クロール圧縮機部と電動機部を収納すると共に、前記ス
クロール圧縮機部は円板状鏡板に渦巻状のラップを直立
する固定スクロールと旋回スクロールとをラップを互い
に内側にしてかみ合わせ、旋回スクロールを回転軸に連
設する偏心機構に係合し、旋回スクロールを自転するこ
となく固定スクロールに対し旋回運動させ、作動ヘリウ
ムガスを冷却するための油インジェクション配管を密閉
容器の側キャップを貫通して前記固定スクロールの鏡板
部に設けた油注入用ポートに接続する油注入機構を備
え、密閉容器の側端部より反対側に向かって、吐出室と
電動機室をフレームで区画して形成するとともに両室の
下方に油溜め部を設け、固定スクロールには中心部に開
口する吐出口と外周上方部に開口する吸入口を設け、吸
入口よりガスを吸入し、両スクロールにて形成される圧
縮室を中心に移動させ容積を減少してガスを圧縮し、吐
出口より圧縮ガスを吐出室内に吐出し、さらに上方部の
前記フレームの上端部と前記密閉容器との間に設けた連
通路を介し電動機室に至り、次に吐出管を介し器外にガ
スを吐出し、前記旋回スクロールを駆動するための前記
電動機により駆動されるクランク軸の軸芯を水平方向に
設置したヘリウム用横形スクロール圧縮機において、前
記吐出口に、前記吐出口に対して上方向と水平方向にガ
ス流を分配できるガス流方向分流手段を設けるととも
に、前記吐出室内の底部に溜まった油を前記電動機室側
の底部に移動可能な油通路を前記フレーム下端部と前記
密閉容器内壁面とにより形成し、前記油通路面積Sのヘ
リウム用横形スクロール圧縮機の行程容積Vthに対する
比を、 S/Vth=0.03〜0.05 ここで、S:油通路面積(cm2) Vth:ヘリウム用横形スクロール圧縮機の行程容積(c
3/rev)の範囲に設定したことを特徴とするもの
である。
【0008】同じく、独立発明としての請求項3に係る
ヘリウム用横形スクロール圧縮機は、密閉容器内に、密
閉容器内に、スクロール圧縮機部と電動機部を収納する
と共に、前記スクロール圧縮機部は円板状鏡板に渦巻状
のラップを直立する固定スクロールと旋回スクロールと
をラップを互いに内側にしてかみ合わせ、旋回スクロー
ルを回転軸に連設する偏心機構に係合し、旋回スクロー
ルを自転することなく固定スクロールに対し旋回運動さ
せ、作動ヘリウムガスを冷却するための油インジェクシ
ョン配管を密閉容器の側キャップを貫通して前記固定ス
クロールの鏡板部に設けた油注入用ポートに接続する油
注入機構を備え、密閉容器の側端部より反対側に向かっ
て、吐出室と電動機室をフレームで区画して形成すると
ともに両室の下方に油溜め部を設け、固定スクロールに
は中心部に開口する吐出口と外周上方部に開口する吸入
口を設け、吸入口よりガスを吸入し、両スクロールにて
形成される圧縮室を中心に移動させ容積を減少してガス
を圧縮し、吐出口より圧縮ガスを吐出室内に吐出し、さ
らに上方部の前記フレームの上端部と前記密閉容器との
間に設けた連通路を介し電動機室に至り、次に吐出管を
介し器外にガスを吐出し、前記旋回スクロールを駆動す
るための前記電動機により駆動されるクランク軸の軸芯
を水平方向に設置したヘリウム用横形スクロール圧縮機
において、前記電動機の冷却と前記密閉容器内の油上り
量低減との両面で効果のある、ガス流を上方向に導くガ
ス流方向変更手段を、前記吐出口に設けるとともに、前
記吐出室内の底部に溜まった油を前記電動機室側の底部
に移動可能な油通路を前記フレーム下端部と前記密閉容
器内壁面とにより形成し、前記油通路面積Sのヘリウム
用横形スクロール圧縮機の行程容積Vthに対する比を、 S/Vth=0.03〜0.05 ここで、S:油通路面積(cm2) Vth:ヘリウム用横形スクロール圧縮機の行程容積(c
3/rev)の範囲に設定したことを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】図1及び図2に示す実施例を参照しつつ本発明
の作用を説明する。ヘリウム用横形スクロール圧縮機の
電動機冷却を促進するため、固定スクロール5の吐出口
10からの吐出ガスの流れを上方向に向けるガス流方向
変更手段125として、方向変更用ブロック構造を設け
る。図1は、横形圧縮機構造のヘリウム用として適正な
電動機冷却構造を検討し実用化したものである。ヘリウ
ムガスと潤滑油24の強制混合流により電動機部3を冷
却するため、電動機室2d側に潤滑油24を適正量送り
込むことを狙った上記方向変更用ブロック構造を固定ス
クロール5の吐出口10に取付けている。
【0010】また、吐出室2a内で分離された潤滑油2
4は、フレーム11下端の比較的広い通路を確保してい
るので、吐出室2a内での異常な油溜り現象がなくな
り、吐出空間をより広く保てるため、吐出室2a内で対
向する側キャップ1a壁面との衝突が生じ、ヘリウム用
横形スクロール圧縮機は吐出室2aでのヘリウムガス中
の潤滑油を効率よく分離できる作用が得られ、該油通路
11g、11k(不図示)を経て電動機室2d側にスム
ースに移動できる。電動機室2d下端の潤滑油24は、
油取出管30と油出口配管51にて外部に導かれる。上
記構成の組み合わせにより電動機部3の冷却ひいては、
フレーム11自体の冷却効果及び密閉容器1全体の油分
離作用が、吐出室2a及び電動機室2dの二段階の油分
離機能で発揮できるようになるものである。
【0011】ヘリウム用横形スクロール圧縮機の場合、
油インジェクションをして強制的に電動機等、圧縮機全
体を冷却している。7.5kW、9kWの大形スクロー
ル圧縮機として、横形構造としており、従来の構造のま
まヘリウム用に適用した場合、吐出口10からヘリウム
ガスと共に吐出されたインジェクション用油は側キャッ
プ1aに衝突分離して下方に落下する。これは、ヘリウ
ムガスの比重量が小さく潤滑油24を運ぶエネルギーが
小さいためである。これに対し、本発明は、流れを上向
きに変えるガス流方向変更手段125を設けて、潤滑油
24が電動機室2dまで到達しやすくした構造にしてい
る。
【0012】なお、図1は、ガス流方向変更手段125
を付けた場合の圧縮機内のヘリウムガスを実線で潤滑油
24を破線でその流れを示している。ヘリウムガスと潤
滑油24の混合流は、該ガス流方向変更手段125によ
り上側に吐出され、側キャップ1aに衝突し、内壁面の
曲面に沿って上昇し、混合流の約50%〜60%は、フ
レーム11の上端部とケーシング1b間に設けられた連
通路18aを経て、電動機部3のエアギャップ等の隙間
を流れ、電動機を冷却する。
【0013】このガス流方向変更手段125構造の効果
については、電動機巻線部の温度分布の計測を実施し
て、本構造が巻線部の温度分布のバラツキが小さいこ
と、及び吐出ガス温度Tdと電動機巻線温度Tmとの温
度差が、過負荷運転条件において従来例では35℃前
後、本発明では25℃前後となり、より小さくなってい
ることを確認している。すなわち、電動機巻線温度Tm
がより低くなっていることを意味する。
【0014】なお、吐出室2aで分離された潤滑油24
はフレーム11下端の油通路11g,11k(不図示)
を経てスムースに電動機室2d側に移動する。電動機室
2d下端の潤滑油24は、取出管30、油出口配管51
にて外部に導かれる。このように、密閉容器1内のガス
と潤滑油24の流れを適正化できる本発明の構造とする
ことにより、吐出ガス温度Tdに対してインジェクショ
ン用として圧縮機の機外に導かれる油出口配管51内の
油出口温度TcoがTd<Tcoの温度関係になり、吐
出ガス温度Tdをより低くすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のヘリウム用横形ス
クロール圧縮機に係る実施例を図1ないし図14によっ
て詳細に説明する。図1は、本発明の横形構造における
注油式密閉形のヘリウム用横形スクロール圧縮機の一実
施例を示す縦断面図である。配管接続は、ロー付け方式
の例を示す。
【0016】図1に示すように、作動ガスがヘリウムガ
スであり、該作動ヘリウムガスを冷却するための油イン
ジェクション管31を密閉容器1の側キャップ1aを貫
通して固定スクロール5の鏡板部5aに設けた油注入用
ポート22に接続し、該油注入用ポート22の開口部
は、旋回スクロール6のラップ6bの歯先面に対向して
開口している。
【0017】密閉容器1内の吸入管17側にはスクロー
ル圧縮機部4が、反対側には電動機部3が収納されてい
る。そして、密閉容器1内は、フレーム11をはさんで
吐出室2aと電動機室2dとに区画されている。スクロ
ール圧縮機部4は、固定スクロール5と旋回スクロール
6を互いに噛み合せて密閉空間である圧縮室8を形成し
ている。
【0018】本スクロール圧縮機部4は、作動ヘリウム
ガスを冷却するための油インジェクション管31を密閉
容器の側キャップ1aを貫通して前記固定スクロール5
の鏡板部5aに設けた油注入用ポート22に接続する油
注入機構を備えている。また密閉容器の側キャップ1a
より反対側に向かって、吐出室2aと電動機室2dとを
フレーム11で区画して形成するとともに両室の下方に
油溜め部を設けている。
【0019】フレーム11は中央部に円筒ころがり軸受
である主軸受26を形成し、この軸受にクランク軸とし
ての回転軸82が支承され、回転軸82先端の偏心軸8
2aは、ボス部6cに旋回運動が可能なように挿入され
ている。またフレーム11には、固定スクロール5が複
数本のボルトによって固定され、旋回スクロール6は、
オルダムリング及びオルダムキーよりなるオルダム機構
14によってフレーム11に支承され、旋回スクロール
6は、固定スクロール5に対して自転しないで旋回運動
をするように形成されている。
【0020】回転軸82には、スクロール圧縮機部4と
反対方向に電動機軸82bを一体に連設し、電動機部3
を直結している。固定スクロール5の吸入口15には、
密閉容器1を貫通して垂直から水平方向にのびる吸入管
17が接続され、一方吐出口10が開口し、その出口に
ガス流方向変更手段125を設置している。該ガス流の
上方向出口先端部125bが、密閉容器1の側キャップ
1aの内壁面の曲面部1k(図2参照)に対向するよう
に設けている。
【0021】これにより該ガス流方向変更手段125の
ガス流の上方向出口先端部125bから流出したヘリウ
ムガスと潤滑油24の混合流が、上記側キャップ1aに
衝突し内壁面1kの曲面に沿って上昇し、フレーム11
の上端部と密閉容器1との間に設けた連通路18a,1
8bを経て、電動機室2d側にスムースに移送するもの
である。図2において、ガス流方向変更手段125のガ
ス流の上方向出口先端部125bと軸心との間の寸法L
1の密閉容器1半径Rcに対する比が L1/Rc=0.15〜0.4 の範囲内にあるガス流方向変更手段125を備えてい
る。L1/Rcが0.5以上の場合には、図10で後述
するが電動機室2dへのヘリウムガスに混在する潤滑油
24の量が多くなりすぎて、電動機部3を冷却するには
よいが、密閉容器1自体の油分離作用が低下するためよ
くない。実用的には、ほぼL1/Rc=0.15〜0.
20の範囲が最適である。
【0022】図3は、図1のA−A視図でガス流方向変
更手段125の平面図をしめす。ガス流方向変更手段1
25の内部流路125aは、屈折通路としているが、こ
れは、油注入用ポート22と油インジェクション管31
(図1参照)を避けるためのものである。
【0023】図4は、固定スクロール5の平面図で、図
5は、固定スクロール5の縦断面図である。油注入用ポ
ート22は、1個にて両方の圧縮室8へ冷却油としての
潤滑油24を注入できるもので、ラップ溝中心位置に設
けられる。その穴径d0は、ラップ厚さtより大きい値
を設定し、油インジェクション時の油撃現象を防止して
いる。
【0024】図4及び図5において、固定スクロール5
は、円板状の鏡板5aと、これに直立しインボリュート
曲線あるいはこれに近似の曲線に形成されたラップ5b
とからなり、その中心部に吐出口10、外周部に吸入口
15(15a,15b)を備えている。
【0025】図6と図7において、旋回スクロール6
は、円板状の鏡板6aと、これに直立し、固定スクロー
ル5のラップ5bと同一形状に形成されたラップ6b
と、鏡板6aの反ラップ面に形成されたボス部6cとか
らなっている。
【0026】図1において、吐出室2aは、連通路18
a,18bを介して電動機室2dと連通している。この
電動機室2dは、密閉容器1中央部のケ−シング部1b
を貫通する吐出管19に連通している。また、電動機室
2dは、電動機ステータ3aとフレームの側壁との間の
隙間20及び電動機ステータ3aと電動機ロータ3bと
の隙間を介して連通している。
【0027】なお、吸入管17と固定スクロール5との
間には、高圧部と低圧部とをシールするOリング21を
設けている。また吸入管17内には、逆止弁222が設
けられ、該逆止弁222は圧縮機停止時の回転軸82の
逆転を防止することと、密閉容器1内の潤滑油24が低
圧側に流出するのを防止するものである。
【0028】また、旋回スクロール6の鏡板の背面に
は、図1、図6及び図7に示すように、スクロール圧縮
機部4とフレーム11で囲まれた空間77(以下、背圧
室と呼ぶ)が形成され、この背圧室77には、旋回スク
ロール6の鏡板6aに穿設された細孔6e、6fを介
し、吸入圧力と吐出圧力の中間の圧力Pbが導入され、
旋回スクロール6を固定スクロール5に押付ける軸方向
の付与力を与えている。
【0029】潤滑油24は、密閉容器1の底部に溜めら
れており、この潤滑油24は密閉容器1内の高圧圧力
と、上記背圧室77の中間圧力Pbとの差圧により油吸
上管96dへ吸上げられた後、回転軸82内を流れ、旋
回軸受32、主軸受26及び補助軸受27へ給油され
る。軸受26、32へ給油された潤滑油24は前記背圧
室77を経て細孔6e,6fを介してスクロールラップ
の圧縮室8へ注入され、さらに圧縮ガスと混合され、次
いで吐出ガスと共に吐出室2aへ吐出される。
【0030】前記密閉容器1の底部には、該底部の潤滑
油24を器外へ取出す油取出管30が設けられている。
また密閉容器1の側キャップ部1aには、スクロール圧
縮機部4の圧縮途中の圧縮室8へ油を注入する油インジ
ェクション管31が設けられている。
【0031】上記構成により、電動機ロータ3bに直結
した電動機軸82bが回転して偏心軸82aが偏心回転
すると、旋回軸受32を介して旋回スクロール6は旋回
運動を行う。この旋回運動により、圧縮室8は次第に中
心に移動して容積が減少する。
【0032】作動ガスは、吸入管17から吸入口15を
経て吸入室5fへ入ると共に、軸受26,32を潤滑し
た潤滑油24が旋回スクロール6の旋回スクロール鏡板
外周部のフレーム室11fから微少隙間等を介して吸入
室5fへ流入して前記作動ガスに混入する。軸受26,
32を経由した潤滑油24と前記した油注入用ポート2
2から注入された潤滑油24とを含んだ作動ガスは前記
圧縮室8で圧縮されて吐出口10からガス流方向変更手
段125を介して吐出室2aへ吐出され、一部の潤滑油
24は、該空間2aでガス中から分離され、ガスは通路
18a,18bを通って電動機室2dへ流入する。
【0033】実線の矢印は、作動ガスの流れを、破線の
矢印は、潤滑油24の流れをそれぞれ示している。狭い
通路18a,18bから広い空間の電動機室2dに流入
した作動ガスと潤滑油24は、その流速が急激に低下
し、かつ流れ方向が変更するため、ガス中に含まれる潤
滑油24の大部分が分離され、作動ガスは吐出管19内へ
流出し、潤滑油24は、下方に落ちて密閉容器1底部に
留まる。なお、図2は、図1の吐出室2a周辺部の部分
断面図である。
【0034】図3において、11g、11kは、吐出室
2aでガス中の潤滑油24が分離されて下方に溜まった
潤滑油24を電動機室2d側に送り込むための油通路で
ある。吐出室2a内の底部に溜まった潤滑油24を電動
機室2d側の底部にスムースに移動可能な油通路11
g、11kの合計の油通路面積Sの、圧縮機の行程容積
Vthに対する比が、 S/Vth=0.03〜0.05 ここで、 S:油通路面積(cm2) Vth:圧縮機の行程容積(cm3/rev) 前後になるように設定する。これは実験的に得られたS
/Vthの実用的な範囲であり、S/Vthが0.03以下
であると油通路11g,11kの通路抵抗が大きくな
り、吐出室2aの油面高さが上昇し油分離作用に支障を
きたすのを防ぐため0.03以上にするものであり、一
方、S/Vthが0.05以上になると油通路11g,1
1kにヘリウムガスが混入してしまい潤滑油24が油通
路11g,11kにスムースに流れなくなるのを防ぐた
め0.05以下にするものである。
【0035】図8、図9は、本発明の他の実施例であ
る。本実施例では、第一の実施例のガス流方向変更手段
125の替りに、吐出口10に対して上方向と水平方向
にガス流を分配できるガス流方向分流手段136を備え
ている。上方向出口136bは、矩形状で間口を広げて
いる。水平方向出口138を図示のように長円形状、円
形状に設けてよい。137は排出油用穴である。
【0036】図10に、全体のヘリウムガス流量に対す
る上方向に流れるヘリウムガス流量の比を横軸にとっ
て、縦軸に圧縮機の油上がり量と電動機巻線温度の最大
値との関係を示す。圧縮機の油上がり量と電動機巻線温
度の最大値とは、相反する関係に有り、本構造のガス流
方向分流手段136を備えた構造は、両者機能を満足す
るものである。従来技術に示したように、上記比率が
1.0の場合には、圧縮機底部の油面変動が大きくな
り、そのために、油上がり量が増大する。
【0037】図11は、本発明のヘリウム用横形スクロ
ール圧縮機の一実施例を示す外観図及び注油系統図なら
びにヘリウム冷凍装置の実施例である。図11に示すよ
うに、密閉容器1の底部に溜められた潤滑油24は、密
閉容器1内の吐出圧力Pdなる圧力と前記圧縮室8の吐
出圧力以下の圧力である圧力との差圧によって油取出管
30(図1参照)の流入部30a(図1参照)から該油
取出管30内に流入していく。油取出管30(図1参
照)内へ流入した油は、油出口配管51を通って油スト
レーナ56及び油冷却器33へ至り、ここで適宜冷却さ
れた後、油インジェクション管53,31及び油注入用
ポート22(図1参照)を経て差圧を利用し流入せしめ
圧縮室8(図1参照)へ注入される。253は、油流量
調節弁である。
【0038】この様にして圧縮室8へ注入された潤滑油
24は、該圧縮室8内において作動ガスの冷却作用及び
スクロールラップ先端部等の摺動部を潤滑する役目を果
す。インジェクション油量Qinの圧縮機の行程容積Vth
に対する比は、図14に示すように電動機入力に対して
適正な値が存在し、 Qin/Vth=0.05〜0.08 ここで、 Qin:インジェクション油量(リットル/
分) Vth:圧縮機の行程容積(cm3/rev) 前後に設定している。
【0039】そして、この潤滑油24は、作動ガスと共
に圧縮された後、吐出口10よりガス流方向変更手段1
25を介して吐出室2aへ吐出され、前記と同様に電動
機室2dで作動ガスから分離して密閉容器1の底部に溜
まる。なお、各軸受32,26,27への給油は、密閉
容器1内の圧力と背圧室77内の中間圧力Pbとの差圧
により、油吸上管96d ,回転軸82内の油通路を介し
て行われる。
【0040】図11において、圧縮機100から吐出さ
れたヘリウムガスは、油分離器70で潤滑油24を分離
した後、ガス冷却器50で冷却される。次にヘリウムガ
スはヘリウム冷凍機80で断熱膨張された後、再び配管
340、300から吸入ガスとして圧縮機100に戻
る。
【0041】一方、圧縮機100底部の潤滑油24は、
油出口配管51から出て、油冷却器33で冷却される。
次に油は油流量調節弁253で減圧された後、油インジ
ェクション管31を介して、圧縮途中の圧縮室8に注入
され、ヘリウムガスを冷却する。図11に示した請求項
1記載の圧縮機構造の構成において、吐出ガス温度Td
と外部油配管51の油出口温度Tcoとの温度関係がT
co>Tdの関係となり、吐出ガスの冷却効果が顕著と
なることを確認できている。
【0042】インジェクション油による電動機部3冷却
効果の他フレーム11等圧縮機本体の冷却効果も大きく
なるという作用効果がある。その結果、主軸受26の長
寿命化にも波及効果が得られる。さらに、馬力当たりの
必要インジェクション油量が減少し、油インジェクショ
ン管31,53及び油出口配管51の配管サイズの縮小
化が可能となる。
【0043】図12は、図11のB視図である。図13
は、図11のC視図である。101は圧縮機のアシ部、
45は、運転中の油面を管理するために設けた油面計で
ある。57は、電源部である。本発明は、ヘリウム用横
形スクロール圧縮機においても、大形容量である定格出
力7.5kW、9kWクラスの大形ヘリウム用の横形タ
イプのスクロール圧縮機に電動機の冷却と油上がり量低
減の両面で顕著な効果のあることを確認している。
【0044】
【発明の効果】ヘリウム用横形スクロール圧縮機の大形
容量である定格出力7.5kW、9kWクラスの大形ヘ
リウム用スクロール圧縮機において、電動機の冷却と油
上がり量低減の両面で効果のある高信頼性を有するヘリ
ウム用横形スクロール圧縮機を提供できる。
【0045】従来構造に対して簡単な構造の変更ですむ
のに比し、効果大であり、製品コストが安価である。
【0046】電動機焼損を未然に防止でき、また、軸受
焼損も防止できるので、信頼性の高いヘリウム用横形ス
クロール圧縮機を提供できる。
【0047】インジェクション油による圧縮機本体の冷
却効果も大きくなり、軸受の長寿命化及び、馬力当たり
の必要インジェクション油量が減少し、油配管サイズの
縮小化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注油式密閉形スクロール圧縮機の一実
施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の吐出室2a周辺部の部分断面図である。
【図3】図1のA−A視図である。
【図4】固定スクロール5の平面図である。
【図5】固定スクロール5の縦断面図である。
【図6】旋回スクロール6の平面図である。
【図7】旋回スクロール6の縦断面図である。
【図8】方向変更手段136の吐出室2a周辺部の部分
断面図である。
【図9】方向変更手段136の縦断面図とその周辺部の
ガス流れを示す説明図である。
【図10】本発明の作用効果を示す説明図である。
【図11】本発明の注油式密閉形スクロール圧縮機の一
実施例を示す外観図および注油系統図ならびにヘリウム
冷凍装置の実施例である。
【図12】図11のB視図である。
【図13】図11のC視図である。
【図14】インジェクション油量/圧縮機の行程容積に
対するモータ入力特性図である。
【符号の説明】
1…密閉容器 1a…側キャップ 1b…ケーシング部 1c…側キャップ 1k…曲面部 2a…吐出室 2d…電動機室 3…電動機部 3a…電動機ステータ 3b…電動機ロータ 4…スクロール圧縮機部 5…固定スクロール 5a…鏡板 5b…ラップ 5f…吸入室 6…旋回スクロール 6a…鏡板 6b…ラップ 6c…ボス部 6e,6f…細孔 6p…旋回スクロール中央先端部 8…圧縮室 9…バランスウエイト 10…吐出口 11…フレーム 11f…フレーム室 11g,11k…油通路 1 4…オルダム機構 1 5,15a,15b…吸入口 17…吸入管 18a,18b…連通路 19…吐出管 20…隙間 21…Oリング 22…油注入用ポート 24…潤滑油 26…主軸受 27…補助軸受 30…油取出管 30a…流入部 31…油インジェクション管 32…旋回軸受 33…油冷却器 45…油面計 50…ガス冷却器 51…油出口配管 53…油インジェクション管 56…油ストレーナ 57…電源部 70…油分離器 77…背圧室 80…ヘリウム冷凍機 82…回転軸 82a…偏心軸 82b…電動機軸 96d…油吸上管 100…圧縮機 101…圧縮機のアシ部 125…ガス流方向変更手段 125a…内部流路 125b…上方向出口先端部 136…ガス流方向分流手段 136b…上方向出口 137…排出油用穴 138…水平方向出口 222…逆止弁 253…油流量調節弁 300,340…吸入配管 310…油戻り管 320,330…配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 勝章 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA15 AA21 AB04 BB05 BB12 BB38 BB44 CC25 CC44 CC48 3H039 AA02 AA06 AA12 BB04 BB11 BB13 CC08 CC27 CC29 CC44 CC48

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に、スクロール圧縮機部と電
    動機部を収納すると共に、前記スクロール圧縮機部は円
    板状鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スクロールと
    旋回スクロールとをラップを互いに内側にしてかみ合わ
    せ、旋回スクロールを回転軸に連設する偏心機構に係合
    し、旋回スクロールを自転することなく固定スクロール
    に対し旋回運動させ、作動ヘリウムガスを冷却するため
    の油インジェクション配管を密閉容器の側キャップを貫
    通して前記固定スクロールの鏡板部に設けた油注入用ポ
    ートに接続する油注入機構を備え、密閉容器の側端部よ
    り反対側に向かって、吐出室と電動機室をフレームで区
    画して形成するとともに両室の下方に油溜め部を設け、
    固定スクロールには中心部に開口する吐出口と外周上方
    部に開口する吸入口を設け、吸入口よりガスを吸入し、
    両スクロールにて形成される圧縮室を中心に移動させ容
    積を減少してガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガスを吐出
    室内に吐出し、さらに上方部の前記フレームの上端部と
    前記密閉容器との間に設けた連通路を介し電動機室に至
    り、次に吐出管を介し器外にガスを吐出し、前記旋回ス
    クロールを駆動するための前記電動機により駆動される
    クランク軸の軸芯を水平方向に設置したヘリウム用横形
    スクロール圧縮機において、前記吐出口に、前記吐出口
    に対して上方向と水平方向にガス流を分配できるガス流
    方向分流手段を備えたことを特徴とするヘリウム用横形
    スクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 密閉容器内に、スクロール圧縮機部と電
    動機部を収納すると共に、前記スクロール圧縮機部は円
    板状鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スクロールと
    旋回スクロールとをラップを互いに内側にしてかみ合わ
    せ、旋回スクロールを回転軸に連設する偏心機構に係合
    し、旋回スクロールを自転することなく固定スクロール
    に対し旋回運動させ、作動ヘリウムガスを冷却するため
    の油インジェクション配管を密閉容器の側キャップを貫
    通して前記固定スクロールの鏡板部に設けた油注入用ポ
    ートに接続する油注入機構を備え、密閉容器の側端部よ
    り反対側に向かって、吐出室と電動機室をフレームで区
    画して形成するとともに両室の下方に油溜め部を設け、
    固定スクロールには中心部に開口する吐出口と外周上方
    部に開口する吸入口を設け、吸入口よりガスを吸入し、
    両スクロールにて形成される圧縮室を中心に移動させ容
    積を減少してガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガスを吐出
    室内に吐出し、さらに上方部の前記フレームの上端部と
    前記密閉容器との間に設けた連通路を介し電動機室に至
    り、次に吐出管を介し器外にガスを吐出し、前記旋回ス
    クロールを駆動するための前記電動機により駆動される
    クランク軸の軸芯を水平方向に設置したヘリウム用横形
    スクロール圧縮機において、前記吐出口に、前記吐出口
    に対して上方向と水平方向にガス流を分配できるガス流
    方向分流手段を設けるとともに、前記吐出室内の底部に
    溜まった油を前記電動機室側の底部に移動可能な油通路
    を前記フレーム下端部と前記密閉容器内壁面とにより形
    成し、前記油通路面積Sのヘリウム用横形スクロール圧
    縮機の行程容積Vthに対する比を、 S/Vth=0.03〜0.05 ここで、S:油通路面積(cm2) Vth:ヘリウム用横形スクロール圧縮機の行程容積(c
    3/rev)の範囲に設定したことを特徴とするヘリ
    ウム用横形スクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器内に、スクロール圧縮機部と電
    動機部を収納すると共に、前記スクロール圧縮機部は円
    板状鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スクロールと
    旋回スクロールとをラップを互いに内側にしてかみ合わ
    せ、旋回スクロールを回転軸に連設する偏心機構に係合
    し、旋回スクロールを自転することなく固定スクロール
    に対し旋回運動させ、作動ヘリウムガスを冷却するため
    の油インジェクション配管を密閉容器の側キャップを貫
    通して前記固定スクロールの鏡板部に設けた油注入用ポ
    ートに接続する油注入機構を備え、密閉容器の側端部よ
    り反対側に向かって、吐出室と電動機室をフレームで区
    画して形成するとともに両室の下方に油溜め部を設け、
    固定スクロールには中心部に開口する吐出口と外周上方
    部に開口する吸入口を設け、吸入口よりガスを吸入し、
    両スクロールにて形成される圧縮室を中心に移動させ容
    積を減少してガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガスを吐出
    室内に吐出し、さらに上方部の前記フレームの上端部と
    前記密閉容器との間に設けた連通路を介し電動機室に至
    り、次に吐出管を介し器外にガスを吐出し、前記旋回ス
    クロールを駆動するための前記電動機により駆動される
    クランク軸の軸芯を水平方向に設置したヘリウム用横形
    スクロール圧縮機において、前記電動機の冷却と前記密
    閉容器内の油上り量低減との両面で効果のある、ガス流
    を上方向に導くガス流方向変更手段を、前記吐出口に設
    けるとともに、前記吐出室内の底部に溜まった油を前記
    電動機室側の底部に移動可能な油通路を前記フレーム下
    端部と前記密閉容器内壁面とにより形成し、前記油通路
    面積Sのヘリウム用横形スクロール圧縮機の行程容積V
    thに対する比を、 S/Vth=0.03〜0.05 ここで、S:油通路面積(cm2) Vth:ヘリウム用横形スクロール圧縮機の行程容積(c
    3/rev)の範囲に設定したことを特徴とするヘリ
    ウム用横形スクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記ガス流方向分流手段あるいは前記ガ
    ス流方向変更手段のガス流の上方向出口の先端部と前記
    密閉容器の軸心との寸法L1の前記密閉容器半径Rcに
    対する比が、 L1/Rc=0.15〜0.4 の範囲内にある前記ガス流方向分流手段あるいは前記ガ
    ス流方向変更手段を備えたことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のヘリウム用横形スクロール圧
    縮機。
  5. 【請求項5】 前記ガス流方向分流手段あるいは前記ガ
    ス流方向変更手段のガス流の前記上方向出口の先端部が
    前記側キャップの内壁面の曲面部に対向するように設
    け、前記ガス流方向分流手段あるいは前記ガス流方向変
    更手段のガス流の前記上方向出口の先端部から流出した
    ヘリウムガスと油の混合流が前記側キャップに衝突し内
    壁面の曲面に沿って上昇し、前記連通路を経て、前記電
    動機室側に円滑に移送される構成としたことを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載のヘリウム用横形
    スクロール圧縮機。
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