JP2002294675A - 複式ゲートポンプ設備 - Google Patents

複式ゲートポンプ設備

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JP2002294675A JP2001104939A JP2001104939A JP2002294675A JP 2002294675 A JP2002294675 A JP 2002294675A JP 2001104939 A JP2001104939 A JP 2001104939A JP 2001104939 A JP2001104939 A JP 2001104939A JP 2002294675 A JP2002294675 A JP 2002294675A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプ内の自然排水を制水した場合であって
も、ゲートの自然排水を可能とする。 【解決手段】 排水樋門に設置されるゲート4に設けら
れたゲート排水口4aに、自然排水のときに開き自然排
水の流れに逆流するときに閉じる逆止弁12を吐出口側
に設けた横形水中ポンプ9が設置されている。この横形
水中ポンプ9は自然排水、又は、強制排水が可能で制水
もなされる。更に、横形水中ポンプ9と並列にゲート4
に、自然排水のときに開き自然排水の流れに逆流すると
きに閉じるフラップゲート48を吐出口側に設けたゲー
ト第2排水口40を設けている。このゲート第2排水口
40に水中ポンプは設置されていない。ゲート4が閉じ
た状態で、横形水中ポンプ9を制水状態にしても、ゲー
ト第2排水口40によって自然排水が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川、水路等の排
水樋門に設置されるゲートポンプ(登録商標)設備に関
する。更に詳しくは、ポンプ本体内を通る自然排水を制
水した場合であってもゲートの自然排水を可能としたゲ
ートポンプ設備に関する。
【0002】
【従来の技術】海と河川の境界部あるいは本川と支川と
の境界部に設けられる排水桶門のゲートは、通常は水位
が高い上流の水を下流に流すため開放されているが、例
えば下流の本川の水位が高くなって逆流する場合は閉じ
なければならない。通常はこのように支川側(内水側)
の水位が本川側(外水側)の水位より高くなっており、
支川側から本川側に向かって自然排水が行われる。
【0003】また、逆に本川側の水位が支川側の水位よ
り高くなり逆流する場合は、排水樋門のゲートを閉じ、
ポンプで強制的に排水を行っている。従来から自然排水
はゲートを開いて行い、逆流(内水側水位が規定以上に
なるとき)のときはポンプで強制排水を行っている。本
川側と支川側との水位差が頻繁に交互に変わるような場
合、例えば、降雨の場合は本川側の水位と支川側の水位
との差が不安定になるが、その場合でも、その都度ゲー
トの開閉動作を繰り返し行っている。
【0004】このように本川側と支川側の水位の差が微
妙で交互に高低を繰り返し、高低差の一定しない不安定
な状態においても、通常は支川側の水位が高くなればゲ
ートを開いて自然排水を行い、本川側の水位が高くなれ
ばゲートを閉じて強制排水を行っている。しかしこのよ
うな不安定の状態の場合は、開閉動作が多く頻繁に行わ
ねばならないので、操作上問題である。
【0005】また、頻繁に操作を繰り返すことで、逆流
の際、逆止弁に塵芥類が絡みついたときには逆流を防止
できず、また、逆流してきた塵芥類がポンプ内に侵入し
ポンプを損傷させてしまうトラブルも生じていた。この
ようなトラブルの際、修復作業は、危険の多い困難な作
業を伴っていた。ゲートを頻繁に開閉せずに自然排水が
でき、逆流の際にはポンプへの塵芥類侵入を確実に防止
し、またそのおそれのないゲートポンプ設備が要望され
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述のような
背景のもとに創案されたもので、以下の目的を達する。
【0007】本発明の目的は、ポンプ内排水によりポン
プを自然排水可能なように構成し、排水樋門のゲートの
開閉頻度を減らしたゲートポンプ設備の提供にある。
【0008】本発明の他の目的は、ポンプ内排水による
自然排水を制水しても自然排水を可能とするゲートポン
プ設備の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により前記課題を解決する。即ち、本発明の複
式ゲートポンプ設備は、排水口を有する水路の排水樋門
に設置されるゲートポンプ設備であって、排水樋門に開
閉自在に設置されるゲートと、このゲートに設けられた
ゲート排水口に、自然排水のときに開き自然排水の流れ
に逆流するときに閉じる逆止弁を吐出口側に設けられた
横形水中ポンプが設置されている。この横形水中ポンプ
は自然排水、又は、強制排水が可能である。更に、前記
ゲート排水口に並列して設けられた水中ポンプのないゲ
ート第2排水口と、このゲート第2排水口の吐出口側に
自然排水のときに開き自然排水の流れに逆流するときに
閉じるフラップゲートが設置されている。この構成は、
ゲートが閉じた状態で、自然排水の流れに逆流すると
き、横形水中ポンプをトラブルにより制水状態にして
も、下流の水位が下がればゲート第2排水口によって自
然排水が可能である。
【0010】また、前記横形水中ポンプの吸込口側のゲ
ート排水口に開閉自在な制水扉を設けてもよい。自然排
水の流れに逆行する流れを確実に防止することができ
る。
【0011】更に、前記ゲート第2排水口の吸込口側に
開閉自在な第2制水扉を設けてもよい。前記逆行する流
れを更に確実に防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明のゲートポンプ設備
の全体構成を示した正面図である。図2は、水中ポンプ
取り付け部分を示す側面図で、図1のA−A断面図であ
る。また、図3は、ゲート第2排水口部分を示す側面図
で、図1のB−B断面図である。図4,図5はその詳細
を示した図である。図6は、図1のC−C断面図で、図
の左半分は水中ポンプ等の外観を示し、図の右半分はポ
ンプ等の断面を示している。
【0013】ゲートポンプ設備の基体である排水樋門1
に各装置が設けられている。コンクリートで構成される
門体2の上部には、扉体4(ゲート)を開閉する開閉装
置3が取り付けられている。扉体4は上下方向に移動し
て開閉されるように構成され、ラック棒5を介して開閉
される。通常扉体4は、支川側の河川等の水路イと、本
川側ロの境界部に設置されている。通常、水はイからロ
の方向に自然流として流れ排水される。門体2は略四角
形状の門を構成し、下部中央部が排水口6になってい
る。扉体4は矩形状の排水口6を有するこの門体2に収
まる状態で設けられている。
【0014】この門体2に扉体4のガイド、及び水密の
ための戸当金具7と下部戸当金具8がコンクリートに埋
設されている。また、扉体4には、ポンプ9が搭載され
ている。ポンプ9を搭載した扉体4の上部には、吊り金
具10が取り付けられている。開閉装置3と吊り金具1
0の吊りピン10aとは、ラック棒5により連結されて
いる(図4参照)。
【0015】扉体4の開閉操作は、開閉装置3によりラ
ック棒5を介して行われる。また、支川側の水路イの上
流には、図示しない除塵機が設けられ、支川の上流から
流れてくる流木等の塵芥類を除去し、ポンプ9への塵芥
類の侵入を防止している。扉体4は2つのラック棒5に
より支持され、門体2の戸当金具7に沿って上下方向に
移動可能に設置されている。
【0016】ラック棒5は、門体2の上部に固定されて
いる開閉装置3により駆動され上下方向に移動する。こ
のラック棒5の移動構造は詳細に図示していないが、公
知の手段、例えば歯車等で構成される駆動手段をハンド
ルで操作、あるいはモータ駆動等で行う。このラック棒
5の上端部は門体2の上部に設けられたカバー11に被
覆されている。扉体4の吐出側に横形水中ポンプで構成
される2台のポンプ9が取り付けられている。
【0017】通常の流水は上流のイ側(内水側)から下
流のロ側(外水側)に流れており、この場合扉体4は、
開閉装置3によって開放状態になっている。台風等によ
りロ側の水位がイ側より異常に高くなって逆流する場合
は、扉体4が開閉装置3により閉じられる。ポンプ9の
吐出側には、水平軸を支点に上下方向に揺動するフラッ
プ型の逆止弁12が設けられている。
【0018】イ側とロ側の水位に高低差があまりないよ
うな場合は、扉体4を閉じた状態でポンプ9のみで、自
然排水を行うことも可能である。この場合、逆止弁12
は流水の圧力で揺動し上方に持ち上げられ開放状態とな
る。ロ側の水位がイ側より高くなり逆流するときは、こ
のフラップ型のゲートを構成する逆止弁12が流水の圧
力で、逆に揺動してポンプ9の吐出口を塞ぎ、流水がポ
ンプ内に逆流するのを防止している。
【0019】流水には、流木やビニール等の塵芥類が混
在しており、この塵芥類が、ポンプ9により強制排水を
行った直後に、ポンプ吐出口の逆止弁12に噛み込むこ
とがある。また、外水側に浮遊している塵芥類による衝
突等によって、ポンプ部分に異常が発生することもあ
る。このようにゲートポンプ設備のトラブルで逆止弁1
2等の装置が機能せず、外水側の流水が内水側に絶えず
流れ込むおそれがある。本発明は、このトラブルでポン
プが破損することを防止する点にあり、ポンプ側の水流
を遮断しても自然排水を可能とする構成を実現したこと
にある。
【0020】次にこのような問題点を解決するための本
発明の具体的な構成について、前述の図に図7以下の図
を加え詳細に説明する。扉体4にポンプ用に設けられた
ゲート排水口4aの吸い込み口13側壁面に、上下方向
に移動可能な制水扉14が設けられている。即ち、扉体
4に第2の扉体に相当する制水扉14が搭載され、とも
に開閉可能な親子扉の形態をなしている。この制水扉1
4は、扉体4に設けられた案内溝15に沿って上下方向
に移動する。この移動は開閉動作であり、この動作は門
体2の上部に設けられた第2の開閉装置16によって、
スピンドル17を介して行われている。
【0021】このスピンドル17は回転自在のねじ体を
構成している。図8で示すように、扉体4の上部にスピ
ンドル受け部材18が設けられており、このスピンドル
受け部材18はスピンドル17に設けられたスラスト受
け19をスラストケース20内のスラストメタル21で
支持した構成のものである。一方、制水扉14の上端に
は雌ねじ体22が設けられていて、スピンドル17のね
じ部17aと噛み合っている。
【0022】即ち、このスピンドル17のねじ部17a
は台形ねじであり、スラスト受け19から下方に設けら
れていて、このねじ部17aの端部は制水扉14の上部
に設けられた雌ねじ体22の雌ねじ24に噛み合ってい
る。この雌ねじ24は、雌ねじケース23によってカバ
ーリングされている。制水扉14の中央部は、円筒状の
スピンドルケース25が設けられていて、制水扉14の
上下方向の開閉動作によってスピンドル17のねじ部1
7aが通過するための空間部25aを形成している。
【0023】また、スピンドル17のスラスト受け19
から上部は、ねじ部17aは形成されていない。スピン
ドル17のスラスト受け19から上部の断面は、四角形
あるいは六角形の形状をなしている。制水扉14が扉体
4とともに移動するときは、扉体4に搭載されているス
ピンドル17も一緒に移動する。門体2の上部には、ス
ピンドル17を回転させる装置が、例えば図示していな
いが公知のステムブッシュ等を有する装置が固定されて
おり、このスピンドル17は、この装置との間で相対的
に摺動しながら回転するようになっている。
【0024】このスピンドル17の上部部分は、四角形
あるいは六角形の形状以外に、丸棒形状にキー溝が設け
られた構成でもよい。ハンドル等の操作側のキーを回転
させ、キー溝との相対摺動動作でスピンドル17を相対
移動させてもよい。また、このスピンドル17には、ラ
ック棒5との間に振れ止め部材17bが設けられている
(図1、及び図2参照。)が、この振れ止め部材17b
は、ラック棒5,スピンドル17の長さが長い場合に、
座屈強度の関係で設けられるものであり、通常の場合に
は設けられない。扉体4上においてスピンドル17は軸
方向には移動せず回転のみ行う構成になっているので、
スピンドル17が回転すると、雌ねじ体22との螺合で
制水扉14は上下方向に相対移動する。
【0025】図4、及び図8の状態は、制水扉14が下
方に下がって吸い込み口13を塞ぎ閉じた状態を示して
いる。制水扉14を開放するときは、スピンドル17を
逆に回転させ制水扉14を上方に移動させる。図4の鎖
線位置が開放状態の位置を示している。制水扉14は各
ポンプ9毎に設けられ、この制水扉14の上部中央にス
ピンドル17が設けられている。
【0026】このスピンドル17の上部が第2の開閉装
置16に連結しており、扉体4の開閉と同様な開閉動作
をこの制水扉14に対して行う。この制水扉14の開閉
操作は、ポンプ9に付随する個々の制水扉14に対し単
独に行うこともでき、また、2つの制水扉14を同時に
開閉させることも可能である。スピンドル17の上端部
は、ラック棒5の場合と同様に門体2上部に設けられた
カバー26により被覆されている。
【0027】ポンプ9側の制水装置はこのような構成
で、制水扉14が扉体4に取り付けられており、もしポ
ンプ9側にトラブルが生じ逆止弁12等に塵芥類が絡み
付き逆流で侵入したときは、最初にポンプ9の操作で強
制排水を繰り返して絡み付いたものを除去を試みる。こ
の試みても塵芥類の除去が出来ないときは直ちにこの制
水扉14を閉じ逆流を防ぐ。閉じた後は、ポンプ9の周
りに流れが生じないので、安全な作業ができる。塵芥類
を逆止弁12等から取り除くか、又はポンプ9の修理等
を行うことができる。この処置が済んだ後、再び制水扉
14を開き、ポンプ9の排水運転を行う。
【0028】以上ポンプ側の制水扉について説明した
が、扉体4には2つのポンプ用ゲート排水口4aに挟ま
れた並列位置にゲート第2排水口40が設けられてお
り、このゲート第2排水口40の位置にはポンプは設置
されていない。このゲート第2排水口40の吸い込み口
側に、前述の制水扉14と同様構造の第2制水扉41が
設けられている。この第2制水扉41も扉体4に設けら
れた案内溝に沿って、前述の制水扉14の操作とは関係
なく、第3の開閉装置42により上下方向に開閉移動す
る。この第2制水扉41の開閉操作はスピンドル43を
介して行われる。
【0029】即ち、このスピンドル43の先端部はねじ
体43aとなっており、第2制水扉41に設けられた雌
ねじ体44に噛み合っている。このスピンドル43がス
ピンドル受け部材45に支持されているので、スピンド
ル43が回転すると第2制水扉41は上下方向に移動し
第2排水口40を開閉する。このスピンドル43の上部
は、前述同様にスピンドルカバー46が設けられてい
る。
【0030】また、図5、図11、及び図11のZ矢視
図である図12に示すように、ゲート第2排水口40の
吐出口側には、戸当り金具47が取り付けられていて、
この戸当り金具47の取り付け面と反対の外水側は下部
が幅広い傾斜面をなしている。この傾斜面にフラップゲ
ート48(第2逆止弁)が取り付けられ、傾斜面上部の
吊り金具49a、及びフラップゲート48に取り付けら
れた吊り金具49bの連結によって揺動自在となってい
る。
【0031】戸当り金具47を傾斜面にしたのは、フラ
ップゲート48のすわりと密封性をよくするためであ
る。このフラップゲート48は吊り金具49a、49b
を連結しているピン49cを支点に揺動自在であり、内
水側イから外水側ロへの自然排水のときはその水圧で開
放し、外水側ロから内水側イへ逆流するときはその水圧
で閉じる構成になっている。
【0032】通常の自然排水のときは、この第2制水扉
41は開放されている。フラップゲート48は自然排水
の水圧によって開くので、第2排水口40の水の流れは
確保される。従って、仮にポンプ9側の制水扉14が閉
じた状態であっても、この設備の自然排水は可能であ
る。逆流の際、塵芥類がこのフラップゲート48にから
みついて逆流を防止出来ないときは、第2制水扉41を
閉じればよい。この状態のときは全てのゲートが閉じる
ので完全に逆流を防止することができる。排水の流れ状
況によって使用形態を変えればよい。
【0033】次に水密装置27について説明する。制水
扉14の水密は、ポンプ9側のポンプ吸い込み口13よ
りの水圧によって行われる。制水扉14は、図7に示す
ように、スキンプレート28に横桁29と縦桁30を溶
接した構造体で、スキンプレート28がポンプ9側に相
対している。また、制水扉14の下端には、この制水扉
14が下方に移動したとき、からみついた塵芥類を切断
できるように刃部材31が取り付けられている。
【0034】扉体4には制水扉14を昇降させる案内溝
15が戸当たり金具32で補強された状態で設けられて
いて、この案内溝15には摺動板33が取り付けられ、
制水扉14の一部を挟持する状態で案内するようになっ
ている。この摺動板33とスキンプレート28との間に
水密ゴム34が設けられている。この水密ゴム34がス
キンプレート28に押さえ金具35を介してボルト36
締めされ、制水扉14のサイドの水密装置27を構成し
ている。
【0035】また、この水密装置27を完全なものとす
るため、制水扉14を摺動板33側に押圧するクサビ3
7が設けられている。一方、図8、及び図8のX矢視図
である図9に示すように、制水扉14の上下端部にも水
密ゴム38a、38bが取り付けられており、前述のサ
イドの水密装置27と合わせ、この制水扉14の吸い込
み口13側周囲が全て水密される構成になっている。
【0036】第2制水扉41にも扉体4との間に水密装
置50が設けられていて、その構成は前述の制水扉14
の場合と全く同様になっているので、詳細説明は省略す
る。また、第2制水扉41のフラップゲート48側にも
水密装置51が設けられ、フラップゲート48が閉じた
とき逆流を完全に防止する。図11に示すように、フラ
ップゲート48のスキンプレート52に水密ゴム53が
押さえ金具54を介してボルト55により固定されてい
る。フラップゲート48が閉じたとき、この水密ゴム5
3が戸当り金具47の傾斜面に当接して密着される。
【0037】更に、扉体4にも水密装置39が設けられ
ていて、図8、及び図8のY矢視図である図10に示す
ように門体2の排水口6上部を水密している。図示はさ
れていないが、排水口6のサイドの部分も水密されてい
る。
【0038】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明の対象はこれに限定されるものではないことはい
うまでもない。ゲート第2排水口の位置は、必ずしもポ
ンプに挟まれる必要はなく、排水路中であれば離れた位
置でゲートに設けられた構成でもよい。また、逆止弁、
及び第2逆止弁をフラップゲートとして説明したが、他
の形式、例えばマイター型のゲートであってもよい。更
に、幅の広い排水路においては、ゲート排水口、及びゲ
ート第2排水口を複数個設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、ゲートポンプを自
然排水可能なように構成し、ゲートの開閉頻度を減らし
たので、ゲート操作が簡易化した。また、このゲートに
ポンプのない排水口を設けたことで、排水流と逆流が交
互に頻繁にあるような場合に、ポンプのトラブルでポン
プ側を制水しても、設備の自然排水は継続して行うこと
ができる。従って水流管理が簡素になり維持のし易い構
成の設備となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の複式ゲートポンプ設備の全体
を示す断面図である。
【図2】図2は、図1のA−A断面図で、制水扉が開放
されポンプ部分の自然排水状態を示す。
【図3】図3は、図1のB−B断面図で、第2制水扉が
開放されフラップゲートが閉じている状態を示す。
【図4】図4は、図2のポンプ部分のゲートを示し、制
水扉が閉じたときの詳細断面図である。
【図5】図5は、図3の第2制水扉、及びフラップゲー
トを示すゲート詳細断面図である。
【図6】図6は、図1のC−C断面図である。
【図7】図7は、制水扉部の水密装置を示す部分断面図
である。
【図8】図8は、制水扉の詳細を示す断面図である。
【図9】図9は、図8のX矢視図である。
【図10】図10は、図8のY矢視図である。
【図11】図11は、フラップゲートの詳細を示す断面
図である。
【図12】図12は、図11のZ矢視図である。
【符号の説明】
1…排水樋門 2…門体 3…開閉装置 4…扉体 4a…ゲート排水口 9…横形水中ポンプ 12…逆止弁 14…制水扉 17…スピンドル 27…水密装置 40…ゲート第2排水口 41…第2制水扉 48…フラップゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D019 AA41 AA58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水口を有する水路の排水樋門に設置され
    るゲートポンプ設備であって、 前記排水樋門に開閉自在に設置されるゲートと、 このゲートに設けられたゲート排水口に設置され自然排
    水、又は強制排水可能な横形水中ポンプと、 この横形水中ポンプの吐出口側に設けられ自然排水のと
    きに開き自然排水の流れに逆流するときに閉じる逆止弁
    と、 前記ゲート排水口に並列して前記ゲートに設けられた水
    中ポンプのないゲート第2排水口と、 このゲート第2排水口の吐出口側に設けられ自然排水の
    ときに開き自然排水の流れに逆流するときに閉じる第2
    逆止弁とからなる複式ゲートポンプ設備。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の複式ゲートポンプ設備に
    おいて、 前記横形水中ポンプの吸込口側の前記ゲート排水口に開
    閉自在な制水扉を設けたことを特徴とする複式ゲートポ
    ンプ設備。
  3. 【請求項3】請求項1、又は2項に記載の複式ゲートポ
    ンプ設備において、 前記ゲート第2排水口の吸込口側に開閉自在な第2制水
    扉を設けたことを特徴とする複式ゲートポンプ設備。
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