JP2002294434A - 成膜用粒子状材料の生成方法及び膜形成方法 - Google Patents

成膜用粒子状材料の生成方法及び膜形成方法

Info

Publication number
JP2002294434A
JP2002294434A JP2001103634A JP2001103634A JP2002294434A JP 2002294434 A JP2002294434 A JP 2002294434A JP 2001103634 A JP2001103634 A JP 2001103634A JP 2001103634 A JP2001103634 A JP 2001103634A JP 2002294434 A JP2002294434 A JP 2002294434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
particulate material
film formation
arc
raw material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001103634A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsumichi Ishikura
淳理 石倉
Masaaki Ogura
全昭 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001103634A priority Critical patent/JP2002294434A/ja
Publication of JP2002294434A publication Critical patent/JP2002294434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/10Construction of plunger or mould for making hollow or semi-hollow articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超微粒子の生成、及び基板上の超微粒子膜の
形成をより高速かつ安定して行うことができるようにす
る。 【解決手段】 原材料をアーク加熱法にて加熱蒸発さ
せ、不活性ガスであるヘリウムガスの雰囲気中で成膜用
粒子状材料を生成するガス中蒸発法を利用する。アーク
放電電圧を17V以下にして放電させ前記原材料をアー
ク加熱する。アーク電極は、先端が複数の放電部からな
り、前記ガス中蒸発法が、真空チャンバ内で原材料を蒸
発させて生じる蒸発原子を該チャンバ内に導入された不
活性ガスと衝突させて、蒸発原子同士を結合させ、成膜
用粒子状材料とする方法であり、該成膜用粒子状材料を
不活性ガスとともに搬送管を通して膜形成室に導き、ノ
ズルを通じて前記膜形成室内のステージ上に設置された
基板上に薄膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーク加熱を利用
したガス中蒸発法で成膜用粒子状材料(以下これを超微
粒子という)を生成する方法及び該超微粒子から膜を形
成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】はじめに、ガス中蒸発法について簡単に
説明する。ガス中蒸発法は、真空チャンバ内で金属を蒸
発させ、この蒸発原子を同チャンバ内に導入された不活
性ガスと衝突させ、急冷し、蒸発原子同士を結合させ、
超微粒子とするものである。こうして形成された超微粒
子のサイズは、導入したガス量やガス種類によって変わ
るが、一般に数nm〜数μmの径を持つ。
【0003】さらに、このように生成された超微粒子を
吸い上げることで取り出し、この超微粒子からなる膜を
形成する方法をここではガスデポジション法と呼ぶ。ガ
スデポジション法は、図1に示すように、超微粒子生成
室1、膜形成室2、搬送管3等を備えて構成される成膜
装置を利用し、超微粒子生成室1において不活性ガス雰
囲気中で、アーク電極5を用いるアーク加熱や、抵抗加
熱、高周波誘導加熱、またはレーザー等で原材料8を加
熱し、溶融させ、蒸発させて、発生した原材料原子が不
活性ガスと衝突し生成された金属超微粒子を、超微粒子
生成室1と膜形成室2の圧力差により搬送管3を通じて
膜形成室2に導き、搬送管3の端部に接続されたノズル
4から高速噴射させることにより、基板10に直接パタ
ーンを描画する乾式成膜方法である(特許第25246
22号、特許第1595398号、特許第263240
9号、または特許第2596434号等に係る公報参
照)。超微粒子生成室1には、ポンプ6やヘリウムガス
ボンベ7が接続されている。基板10は膜形成室2内で
ステージ9に保持されている。
【0004】また、超微粒子の定義は、光学顕微鏡で見
えないような微粒子、つまり1μm以下の微粒子とされ
ている(真空ハンドブック、P289(日本真空
(株))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなガス中蒸
発法、ガスデポジション法において、不活性ガス雰囲気
中でアーク電極を陰極、原材料金属を陽極としてアーク
放電を起こし原材料加熱を行う場合、両極の間でプラズ
マ状態が生ずるが、このプラズマ中または近傍に存在す
る不活性ガスやチャンバ内の残留ガスは、気体分子の熱
エネルギ、運動エネルギにより励起、電離される。アー
クのエネルギが低ければ励起が主であるが、電離電圧以
上の電圧では電離の確率も増加する。
【0006】不活性ガス雰囲気中でアーク加熱を行う際
のアークエネルギの中で、この不活性ガスの励起、電離
に使われるエネルギが多いと、原材料加熱に使われるエ
ネルギが減少する。従って、アークエネルギを効率的か
つ安定的に材料加熱に用いる為には、この不活性ガスの
励起及び電離に使われるエネルギを少なくする必要があ
る。
【0007】また、アーク放電電圧が、電離電圧に近い
電圧範囲では、僅かな電圧差で敏感に不活性ガスの励
起、及び電離に使われるエネルギが変わる。その結果、
原材料の蒸発量が不安定となり生成される超微粒子量、
超微粒子膜の膜厚が不安定なものとなる。つまり、電圧
のマージンがごくわずかである。
【0008】特に、電極が棒状金属からなり(特開20
00−17427号、特許第2596434号に係る公
報参照)、放電を起こしやすいように先端を尖らせ、単
数の放電部を持つ形状のものは、放電中に電極先端部が
溶融することで、電極の放電面と原材料放電部との距離
が長くなり、アーク柱の長さが長くなる為、アーク電圧
が高電圧側に変動する。また、電極溶融による変形を抑
えるため電極を水冷しても効果はあまり見られない(特
許第2694659号に係る公報参照)。従って、こう
した形状の電極では特に原材料の蒸発量、つまり超微粒
子生成量、膜厚の時間変化が不安定になりやすい。
【0009】また、アーク放電では、電極の放電面と原
材料放電面との距離を一定に保った場合、電流値を増加
させれば、電圧は低下する。従って、低電流値と低電圧
値を同時に維持することは困難である。例えば特に、上
述した棒状形状で単数の放電部を持つ電極を用いた場
合、100A程度の電流値で20V以下の電圧値にする
為には、電極先端と原材料の間隔を極力狭くする必要が
あるが、その間隔は数百μm以下であり非常に敏感な制
御になるか、または電極へ原材料が付着して、この間隔
が減少し、ついには接触して放電が止まってしまう。
【0010】また、ガス中蒸発法で超微粒子を生成する
場合やガスデポジション法で膜を形成する場合、蒸発量
が生産量や成膜速度に直接効いてくる為、できるだけ蒸
発量が多いほうが生産効率の点からも望ましい。
【0011】本発明は、不活性ガス雰囲気中でアーク加
熱により原材料を蒸発させ超微粒子を形成するガス中蒸
発法、また不活性ガスをキャリアガスとしたガスデポジ
ション法において、超微粒子の生成また基板上の超微粒
子膜の形成をより高速かつ安定して行うことができるよ
うにすることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を鑑
みてなされたものであり、アーク加熱法を用いて原材料
を加熱蒸発させ、不活性ガス雰囲気中で成膜用粒子状材
料を生成するガス中蒸発法を利用する成膜用粒子状材料
の生成方法において、アーク放電電圧を17V以下にし
て放電させ前記原材料をアーク加熱することを特徴とす
る。アーク電圧は17V以下でかつこの電圧を維持する
ものであることが望ましい。
【0013】前記不活性ガスはヘリウム(He)でよ
く、先端が複数の放電部からなるアーク電極により前記
成膜用粒子状材料を生成することが望ましく、前記ガス
中蒸発法が、真空チャンバ内で原材料を蒸発させて生じ
る蒸発原子を該チャンバ内に導入された不活性ガスと衝
突させ、蒸発原子同士を結合させ、前記成膜用粒子状材
料とする方法であることが望ましい。
【0014】特に、不活性ガスがHeである場合、アー
ク放電の電圧を17V以下とすることで、Heは励起、
電離をほとんど起こさず、効率的にアークエネルギを原
材料加熱に使うことができる。
【0015】また、17V以下の低電圧を実現しやすく
する為に、使用するアーク電極の先端部に複数の放電部
を持った形状の電極を用いるものである。このような電
極を用いることで、電極と原材料の間隔を十分保ったま
までアーク柱の径を広げることができる為、低電流でも
17V以下の電圧を実現することができ、さらに電極先
端の溶融等の劣化が起こり難く、一定電圧を維持できる
ものである。
【0016】また、本発明は、前記いずれかの成膜用粒
子状材料の生成方法によって生成した成膜用粒子状材料
から膜を形成する膜形成方法にも適用可能であり、前記
成膜用粒子状材料を不活性ガスとともに搬送管を通して
膜形成室に導き、ノズルを通じて前記膜形成室内のステ
ージ上に設置された基板上に薄膜を形成することが望ま
しい。
【0017】
【実施例】[実施例1]図2は本発明の実施例1に係る
アーク加熱電極を示す模式図である。実施例1では、直
径がφ5mmのタングステン棒をその先端部3mmを尖
らせ先端に500μm程度の丸み(r)をつけたものを
用い、アーク放電電圧を変えてアーク加熱を行った。本
実施例では、電圧を変えるために、電極11の先端と図
4に示すような原材料13の凸状表面との間隔を変えて
いる。また、アーク電源は電流制御であり、アーク放電
電圧を維持する為に、図4に示す原材料13を載せたハ
ース15(皿)と同様の水冷された銅製ハースを自動で
昇降させる制御を行っている。
【0018】以上のような定電圧制御を行い、それぞれ
のアーク放電電圧で、Agからなる原材料の超微粒子を
生成し、Heガスとともに膜形成室に運び、ステージ上
に置かれたガラス基板に長さ500mmのラインを描画
した。このときの膜厚安定性を知るために、基板に描画
したラインの膜厚を接触式膜厚計で測定した。
【0019】また、それぞれの成膜の際に、He励起の
度合いを調べる為、大塚電子(株)社製、瞬間マルチ測
光システムMCPD−3000にて、He励起波長58
7.6nmを超微粒子生成室の観測窓より光ファイバを
通しモニターした。測定条件は、サンプリングタイム4
0回、露光時間20m秒である。
【0020】成膜条件は以下に示す通りである。 アーク電流:200A アーク電圧:16V〜24V 超微粒子生成室圧力:530Torr 膜形成室圧力:1.2Torr Heガス流量:40SLM(l/min.) 使用ノズル吐出口径:φ1mm ステージ移動速度:0.1mm/sec. ライン長/成膜時間:500mm/83分
【0021】各電圧値における膜厚分布、平均膜厚、及
びHeスペクトル発光強度の測定結果を表1に示す。つ
まり、表1は先端を尖らせた棒状電極11を用い、電圧
値を変えて成膜した場合の膜厚時間分布、平均膜厚、及
びHeスペクトル発光強度の測定結果をまとめて表した
ものである。
【0022】
【表1】
【0023】表1から分かるように、アーク放電電圧を
17V以下とすることで、膜厚時間分布が安定してい
る。さらに、平均膜厚も増加し、He励起強度も極端に
減少している。これは、Heの励起や電離に使われてい
たエネルギが減少した為と考えられる。
【0024】[実施例2]図3は本発明の実施例2に係
る複数のロッドを束ねた電極の模式的斜視図、図4は図
3に示す複数のロッドを束ねた電極を用いて原材料を加
熱している様子を模式的に表した立面図である。
【0025】アーク加熱電極11は、直径がφ1mmの
タングステンロッドを10本束ねた構成とした。各ロッ
ド先端部は放電を起こしやすいように300μm程度の
丸み(r)をつけている。この電極11を電極支持ホル
ダ12に固定し、アーク放電電圧を変えてアーク加熱
し、超微粒子膜の生成を行った。原材料13はカーボン
製ハースライナ14を有する水冷された銅製ハース
(皿)15に載せてある。
【0026】実施例1と同様に、アーク放電電圧を変え
るために、電極11の先端と原材料13の凸状表面との
間隔を変えている。また、アーク電源は電流制御であ
り、アーク放電電圧を維持するために、ハース15を自
動で昇降させる制御を行っている。
【0027】以上のような定電圧制御を行い、それぞれ
のアーク放電電圧で、Agからなる原材料の超微粒子を
形成し、Heガスとともに膜形成室に運び、ステージ上
に置かれたガラス基板に長さ500mmのラインを描画
した。このときの膜厚安定性を確認するために、基板に
描画したラインの膜厚を接触式膜厚計で測定した。
【0028】また、それぞれの成膜の際に、大塚電子
(株)社製、瞬間マルチ測光システムMCPD−300
0にて、He励起波長587.6nmを超微粒子生成室
の観測窓より光ファイバを通しモニターした。測定条件
は、サンプリングタイム40回、露光時間40m秒であ
る。
【0029】成膜条件は以下に示す通りである。 アーク電流:70A アーク電圧:14V〜24V 超微粒子生成室圧力:530Torr 膜形成室圧力:1.2Torr He流量:40SLM 使用ノズル吐出口径:φ1mm ステージ移動速度:0.1mm/sec. ライン長/成膜時間:500mm/83分
【0030】各電圧値における膜厚分布の測定結果、及
びHeスペクトル発光強度の測定結果を表2に示す。つ
まり、表2は複数のタングステンロッドを用い、電圧を
変え成膜した場合の膜厚時間分布、平均膜厚、及びHe
スペクトル発光強度の測定結果をまとめて表したもので
ある。
【0031】実施例2では、アーク電流値が70Aであ
り、実施例1に比較し低いにもかかわらず、電圧値は実
施例1より低い値をとることができるのは、束状の電極
とすることで、アーク柱の径をより大きくすることがで
きる為だと考えられる。
【0032】
【表2】
【0033】実施例1と同様に、表2から分かるよう
に、アーク放電の電圧を17V以下とすることで、膜厚
時間分布が安定している。さらに、平均膜厚も増加して
いる。つまり、成膜速度がアップしている。これは、H
e発光強度がアーク放電の電圧17Vで極端に低下する
ことから、Heの励起や電離に使われていたエネルギが
減少し、効率的に原材料加熱に使われた為と考えられ
る。
【0034】[実施例3]図5は本発明の実施例3に係
るロッド先端部を加工し、複数の突起部を設けた構成の
電極の模式的斜視図であり、図6は図5の電極を上部よ
り見た図である。アーク加熱電極は、タングステンロッ
ド17の先端に複数の突起状の放電部16を持つ構成と
した。各放電部16の先端は放電を起こしやすいように
300μm程度の丸み(r)をつけている。この電極を
電極ホルダに固定し、アーク放電電圧を変えてアーク加
熱し、超微粒子膜の形成を行った。
【0035】実施例1及び実施例2と同様に、アーク放
電の電圧を変えるために、電極先端と原材料との間隔を
変えている。また、アーク電源は電流制御であり、アー
ク放電電圧を維持する為に、ハースを自動で昇降させる
制御を行っている。
【0036】以上のような定電圧制御を行い、それぞれ
のアーク放電電圧で、Alからなる原材料の超微粒子を
生成し、Heガスとともに膜形成室に運び、ステージ上
に置かれたガラス基板に長さ500mmのラインを描画
した。このときの膜厚安定性を確認するために、基板に
描画したラインの膜厚を接触式膜厚計で測定した。
【0037】また、それぞれの成膜の際に、大塚電子
(株)社製、瞬間マルチ測光システムMCPD−300
0にて、He励起波長587.6nmを超微粒子生成室
の観測窓より光ファイバを通しモニターした。測定条件
は、サンプリングタイム40回、露光時間30m秒であ
る。
【0038】成膜条件は以下に示す通りである。 アーク電流:50A アーク電圧:14V〜24V 超微粒子生成室圧力:530Torr 膜形成室圧力:1.2Torr He流量:40SLM 使用ノズル吐出口径:φ1mm ステージ移動速度:0.1mm/sec. ライン長/成膜時間:500mm/83分
【0039】各電圧値における膜厚分布の測定結果、及
びHeスペクトル発光強度の測定結果を表3に示す。つ
まり、表3は先端に複数の突起部をもつ電極を用い、電
圧を変えて成膜した場合の膜厚時間分布、平均膜厚、及
びHeスペクトル発光強度の測定結果をまとめて表した
ものである。
【0040】
【表3】
【0041】表3から分かるように、アーク放電の電圧
を17V以下とすることで、膜厚時間分布が安定してい
る。さらに、平均膜厚も増加している。つまり、成膜速
度がアップしている。これは、実施例1及び実施例2と
同様に、He発光強度がアーク放電の電圧17Vで低下
することから、Heの励起や電離に使われていたエネル
ギが減少した為と考えられる。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、不活性ガス雰
囲気中、特にHe雰囲気中でアーク加熱法を用いたガス
中蒸発法,ガスデポジション法により原材料を蒸発させ
超微粒子を生成し超微粒子膜を形成する際に、アーク放
電の電圧を17V以下とすることで、安定して超微粒子
を生成し超微粒子膜を形成でき、さらに成膜速度を向上
させることができる。
【0043】また、アーク電極に複数の放電部をもつ形
状の電極を用いることにより、アーク放電の電圧17V
以下の低電圧化を実現しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガスデポジション法を用いた成膜装置の模式
図である。
【図2】 本発明の実施例1に係る棒状で先端を尖らせ
て放電部とした電極の模式図である。
【図3】 本発明の実施例2に係る複数のロッドを束ね
た電極の模式的斜視図である。
【図4】 図3に示す複数のロッドを束ねた電極を用い
材料を加熱している様子を表した立面図である。
【図5】 本発明の実施例3に係るロッド先端部を加工
し、複数の突起部を設けた構成の電極の模式的斜視図で
ある。
【図6】 図5の電極を上部より見た図である。
【符号の説明】
1:超微粒子生成室、2:膜形成室、3:搬送管、4:
ノズル、5:アーク電極、6:ポンプ、7:ヘリウムガ
スボンベ、8:原材料、9:ステージ、10:基板、1
1:束状にした電極、12:電極支持ホルダ、13:原
材料、14:カーボン製ハースライナ、15:銅製ハー
ス(皿)、16:放電部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G075 AA25 AA27 BC01 BD14 CA17 DA01 EA02 EA05 EB13 EC01 EC21 FB01 4K029 BB00 CA03 DA04 DD06 EA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーク加熱法を用いて原材料を加熱蒸発
    させ、不活性ガス雰囲気中で成膜用粒子状材料を生成す
    るガス中蒸発法を利用する成膜用粒子状材料の生成方法
    において、アーク放電電圧を17V以下にして放電させ
    前記原材料をアーク加熱することを特徴とする成膜用粒
    子状材料の生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の不活性ガスがヘリウム
    であることを特徴とする成膜用粒子状材料の生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の成膜用粒子状材料の生
    成方法において、先端が複数の放電部からなるアーク電
    極により前記成膜用粒子状材料を生成することを特徴と
    する成膜用粒子状材料の生成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の成膜用
    粒子状材料の生成方法において、前記ガス中蒸発法が、
    真空チャンバ内で原材料を蒸発させて生じる蒸発原子を
    該チャンバ内に導入された不活性ガスと衝突させ、蒸発
    原子同士を結合させ、前記成膜用粒子状材料とする方法
    であることを特徴とする成膜用粒子状材料の生成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の成膜用
    粒子状材料の生成方法によって生成した成膜用粒子状材
    料から膜を形成することを特徴とする膜形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の膜形成方法において、
    前記成膜用粒子状材料を不活性ガスとともに搬送管を通
    して膜形成室に導き、ノズルを通じて前記膜形成室内の
    ステージ上に設置された基板上に薄膜を形成することを
    特徴とする膜形成方法。
JP2001103634A 2001-04-02 2001-04-02 成膜用粒子状材料の生成方法及び膜形成方法 Pending JP2002294434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001103634A JP2002294434A (ja) 2001-04-02 2001-04-02 成膜用粒子状材料の生成方法及び膜形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001103634A JP2002294434A (ja) 2001-04-02 2001-04-02 成膜用粒子状材料の生成方法及び膜形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002294434A true JP2002294434A (ja) 2002-10-09

Family

ID=18956661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001103634A Pending JP2002294434A (ja) 2001-04-02 2001-04-02 成膜用粒子状材料の生成方法及び膜形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002294434A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4492620A (en) Plasma deposition method and apparatus
US5221427A (en) Plasma generating device and method of plasma processing
US7557511B2 (en) Apparatus and method utilizing high power density electron beam for generating pulsed stream of ablation plasma
Ayesh et al. Size-controlled Pd nanocluster grown by plasma gas-condensation method
US20040222367A1 (en) Beam source and beam processing apparatus
SE501888C2 (sv) En metod och en apparat för generering av en urladdning i egna ångor från en radiofrekvenselektrod för kontinuerlig självförstoftning av elektroden
JPS6254005A (ja) 超微粒子の製造方法
US6110540A (en) Plasma apparatus and method
JP2002008893A (ja) プラズマ加工法
JP3345079B2 (ja) 大気圧放電装置
US8512437B2 (en) Method of producing inorganic nanoparticles in atmosphere and device therefor
US20050233551A1 (en) Method for depositing silicon by pulsed cathodic vacuum arc
JP2002294434A (ja) 成膜用粒子状材料の生成方法及び膜形成方法
KR20010111013A (ko) 플라즈마 공급원들 및 진공 코팅 장치의 플라즈마 공급원특히, 광학 기층들상에 코팅층들을 도포하기 위한플라즈마 공급원을 위한 음극 전극
JP2000313608A (ja) カーボンナノチューブの製造方法およびカーボンナノチューブ
JP4545902B2 (ja) 成膜方法
JPS58161774A (ja) スパツタリング処理方法
JP3836326B2 (ja) 高純度標準粒子作製装置
JPH06128730A (ja) 金属薄膜の製造方法
JP2006193800A (ja) 硬質炭素膜の成膜方法及び成膜装置
JP2000017431A (ja) MgO膜形成方法およびパネル
Ramos et al. High‐Flux DC Magnetron Sputtering
JP2848590B1 (ja) 電子ビーム励起プラズマ発生装置
RU2088056C1 (ru) Генератор атомарного водорода
JP2000297361A (ja) 超微粒子膜形成方法及び超微粒子膜形成装置