JP2002293177A - チャイルドシート - Google Patents
チャイルドシートInfo
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- JP2002293177A JP2002293177A JP2001104258A JP2001104258A JP2002293177A JP 2002293177 A JP2002293177 A JP 2002293177A JP 2001104258 A JP2001104258 A JP 2001104258A JP 2001104258 A JP2001104258 A JP 2001104258A JP 2002293177 A JP2002293177 A JP 2002293177A
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- belt
- seat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両に装備されているシートベルトの種類に
よらず、車両の座席に確実に固定できるようにする。 【解決手段】 チャイルドシート10は、小児を寝かせ
て着座させるシート本体部12と、シート本体部12を
支持するフレーム状の支持台14とを有する。支持台1
4のベース20の前部には、シートベルトの腰ベルト部
を係合させる腰ベルト通し部30が設けてある。腰ベル
ト通し部30は、長さが充分でないシートベルトの腰ベ
ルト部を係合させる第1ベルト係止部32と、この第1
ベルト係止部32の後方側に設けた第2ベルト係止部3
4とからなっている。第2ベルト係止部34は、腰ベル
ト部の係合位置が第1ベルト係止部32より高くなって
いて、シートベルトのバックルが長い場合であってもバ
ックルが干渉しないようにしてある。
よらず、車両の座席に確実に固定できるようにする。 【解決手段】 チャイルドシート10は、小児を寝かせ
て着座させるシート本体部12と、シート本体部12を
支持するフレーム状の支持台14とを有する。支持台1
4のベース20の前部には、シートベルトの腰ベルト部
を係合させる腰ベルト通し部30が設けてある。腰ベル
ト通し部30は、長さが充分でないシートベルトの腰ベ
ルト部を係合させる第1ベルト係止部32と、この第1
ベルト係止部32の後方側に設けた第2ベルト係止部3
4とからなっている。第2ベルト係止部34は、腰ベル
ト部の係合位置が第1ベルト係止部32より高くなって
いて、シートベルトのバックルが長い場合であってもバ
ックルが干渉しないようにしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の座席にシー
トベルトによって固定するチャイルドシートに係り、特
に小さな子供を寝かせた状態で着座させるのに好適なシ
ートベルトに関する。
トベルトによって固定するチャイルドシートに係り、特
に小さな子供を寝かせた状態で着座させるのに好適なシ
ートベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】乳児用のチャイルドシートは、乳児が一
人で座ることができないため、一般に揺りかご状のシー
ト本体部に乳児を寝かせた状態で保持するようになって
いる。このようなチャイルドシートをシートベルトによ
って車両の座席に固定する場合、特許2952758号
公報に記載されているように、チャイルドシートの前側
(乳児の足先側)を車両座席の背もたれ側、すなわちチャ
イルドシート本体に着座させた乳児が後向きとなるよう
にチャイルドシートを車両座席に配置し、シートベルト
の腰ベルト部をチャイルドシート本体部とその下部の台
座部との間を通すとともに、シートベルトの肩ベルト部
を車両の前方側となっているチャイルドシート本体部の
背面部を通して固定するようになっている。
人で座ることができないため、一般に揺りかご状のシー
ト本体部に乳児を寝かせた状態で保持するようになって
いる。このようなチャイルドシートをシートベルトによ
って車両の座席に固定する場合、特許2952758号
公報に記載されているように、チャイルドシートの前側
(乳児の足先側)を車両座席の背もたれ側、すなわちチャ
イルドシート本体に着座させた乳児が後向きとなるよう
にチャイルドシートを車両座席に配置し、シートベルト
の腰ベルト部をチャイルドシート本体部とその下部の台
座部との間を通すとともに、シートベルトの肩ベルト部
を車両の前方側となっているチャイルドシート本体部の
背面部を通して固定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートベル
トは、車種によって区々である。そして、近年のシート
ベルトは、シートベルトを固定するバックルの長さが一
般に長くなっており、腰ベルト部を係合させる腰ベルト
通し部の位置を車両座席のシート面から高くしないと、
バックルが腰ベルト通し部に当たってベルトに弛みを生
じ、チャイルドシートを車両座席に安定させてしっかり
と固定することができない。ところが、腰ベルト通し部
の位置を高くすると、長さが充分に長くないシートベル
トが装備してある車両の場合、シートベルトを用いて座
席にチャイルドシートを固定することができない。
トは、車種によって区々である。そして、近年のシート
ベルトは、シートベルトを固定するバックルの長さが一
般に長くなっており、腰ベルト部を係合させる腰ベルト
通し部の位置を車両座席のシート面から高くしないと、
バックルが腰ベルト通し部に当たってベルトに弛みを生
じ、チャイルドシートを車両座席に安定させてしっかり
と固定することができない。ところが、腰ベルト通し部
の位置を高くすると、長さが充分に長くないシートベル
トが装備してある車両の場合、シートベルトを用いて座
席にチャイルドシートを固定することができない。
【0004】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、車両に装備されているシートベ
ルトの種類によらず、車両の座席に確実に固定できるよ
うにすることを目的としている。
ためになされたもので、車両に装備されているシートベ
ルトの種類によらず、車両の座席に確実に固定できるよ
うにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るチャイルドシートは、小児を着座さ
せるシート本体部と、このシート本体部を支持する支持
台と、この支持台の前部側に設けられてシートベルトの
腰ベルト部を係合させる腰ベルト通し部と、前記シート
本体部の背面部に形成されて前記シートベルトの肩ベル
ト部を係合させる肩ベルト通し部とを有し、前記腰ベル
ト通し部は、前記腰ベルト部の基端部からの長さの異な
る位置を係合可能に形成したことを特徴としている。腰
ベルト通し部は、支持台の前後方向に設けた複数のベル
ト係止部を有するように形成できる。また、腰ベルト通
し部は、高さを調節可能に形成してよい。
めに、本発明に係るチャイルドシートは、小児を着座さ
せるシート本体部と、このシート本体部を支持する支持
台と、この支持台の前部側に設けられてシートベルトの
腰ベルト部を係合させる腰ベルト通し部と、前記シート
本体部の背面部に形成されて前記シートベルトの肩ベル
ト部を係合させる肩ベルト通し部とを有し、前記腰ベル
ト通し部は、前記腰ベルト部の基端部からの長さの異な
る位置を係合可能に形成したことを特徴としている。腰
ベルト通し部は、支持台の前後方向に設けた複数のベル
ト係止部を有するように形成できる。また、腰ベルト通
し部は、高さを調節可能に形成してよい。
【0006】
【作用】上記のごとくなっている本発明は、支持台に設
けた腰ベルト通し部が、腰ベルト部の基端部からの長さ
の異なる位置を係合可能となっているため、シートベル
トの長さに応じて腰ベルト部の係合位置を変えることが
でき、長さが充分なシートベルトを装備した車両であっ
ても、長さが充分でないシートベルトを装備した車両で
あっても、チャイルドシートを安定させてしっかりと固
定することができる。そして、腰ベルト通し部は、通
常、支持台に対して左右対称に設けてあるため、シート
ベルトのバックルが長い場合であっても、腰ベルト部の
基端部から遠い位置を係合させることにより、バックル
が腰ベルト通し部と干渉するのを避けることができ、チ
ャイルドシートをシートベルトの弛みを生ずることなく
しっかりと固定することができる。
けた腰ベルト通し部が、腰ベルト部の基端部からの長さ
の異なる位置を係合可能となっているため、シートベル
トの長さに応じて腰ベルト部の係合位置を変えることが
でき、長さが充分なシートベルトを装備した車両であっ
ても、長さが充分でないシートベルトを装備した車両で
あっても、チャイルドシートを安定させてしっかりと固
定することができる。そして、腰ベルト通し部は、通
常、支持台に対して左右対称に設けてあるため、シート
ベルトのバックルが長い場合であっても、腰ベルト部の
基端部から遠い位置を係合させることにより、バックル
が腰ベルト通し部と干渉するのを避けることができ、チ
ャイルドシートをシートベルトの弛みを生ずることなく
しっかりと固定することができる。
【0007】腰ベルト部の基端部からの長さの異なる位
置を係合させるためには、腰ベルト通し部を形成するベ
ルト係止部を支持台の前後方向に複数設けることによっ
て、容易に実現することができる。もちろん上下方向に
係止部を複数形成してもよい。また、ベルト通し部を高
さの調節が可能なように形成することにより、腰ベルト
部の基端部からの長さの異なる位置を係合させることが
できる。
置を係合させるためには、腰ベルト通し部を形成するベ
ルト係止部を支持台の前後方向に複数設けることによっ
て、容易に実現することができる。もちろん上下方向に
係止部を複数形成してもよい。また、ベルト通し部を高
さの調節が可能なように形成することにより、腰ベルト
部の基端部からの長さの異なる位置を係合させることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るチャイ
ルドシートの好ましい実施の形態を、添付図面に従って
詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施の形態に係
るチャイルドシートの説明図であって、いわゆる乳児用
のチャイルドシートの側面図である。図1において、チ
ャイルドシート10は、バスケット状のシート本体部1
2とシート本体部12の下方に設けた支持台14とを有
している。シート本体部12は、図1の左側である前部
16側に図示しない小児(乳児)の足先側を配置し、後部
18側に乳児の頭部を配置して、乳児を寝かせた状態で
シート本体部12の内部に着座させるようになってい
る。そして、チャイルドシート10は、シート本体部1
2の前後方向中央部に、逆U字状の把手28が矢印29
のように回動可能に取り付けてあり、把手28を介して
チャイルドシート10を自由に持ち運ぶことができるよ
うにしてある。
ルドシートの好ましい実施の形態を、添付図面に従って
詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施の形態に係
るチャイルドシートの説明図であって、いわゆる乳児用
のチャイルドシートの側面図である。図1において、チ
ャイルドシート10は、バスケット状のシート本体部1
2とシート本体部12の下方に設けた支持台14とを有
している。シート本体部12は、図1の左側である前部
16側に図示しない小児(乳児)の足先側を配置し、後部
18側に乳児の頭部を配置して、乳児を寝かせた状態で
シート本体部12の内部に着座させるようになってい
る。そして、チャイルドシート10は、シート本体部1
2の前後方向中央部に、逆U字状の把手28が矢印29
のように回動可能に取り付けてあり、把手28を介して
チャイルドシート10を自由に持ち運ぶことができるよ
うにしてある。
【0009】支持台14は、橇状をなすベース20を備
えたフレーム状に形成してある。そして、支持台14
は、ベース20の前端側と後端側とのそれぞれに一対ず
つの支柱22、24が上方に向けて設けてあって、これ
らの支柱22、24の上端にシート本体部12が固定し
てある。従って、支持台14のベース20の上面とシー
ト本体部12の下面との間には、間隙26が形成され、
後述するように、この間隙26を介してシートベルトの
タングをチャイルドシート10の左右方向に通すことに
よって、シートベルトの腰ベルト部をベース14の左右
方向に掛け渡すことができるようになっている。また、
前端側の支柱22は、後端側の支柱24より短く形成し
てあって、これらの支柱22、24によって支持したシ
ート本体部12の後部18を前部16より高くして、乳
児に圧迫感や不快感を与えないようにしてある。
えたフレーム状に形成してある。そして、支持台14
は、ベース20の前端側と後端側とのそれぞれに一対ず
つの支柱22、24が上方に向けて設けてあって、これ
らの支柱22、24の上端にシート本体部12が固定し
てある。従って、支持台14のベース20の上面とシー
ト本体部12の下面との間には、間隙26が形成され、
後述するように、この間隙26を介してシートベルトの
タングをチャイルドシート10の左右方向に通すことに
よって、シートベルトの腰ベルト部をベース14の左右
方向に掛け渡すことができるようになっている。また、
前端側の支柱22は、後端側の支柱24より短く形成し
てあって、これらの支柱22、24によって支持したシ
ート本体部12の後部18を前部16より高くして、乳
児に圧迫感や不快感を与えないようにしてある。
【0010】このチャイルドシート10は、車両の座席
にシートベルトを用いて固定する場合、後述するよう
に、シート本体部12の前部16側を車両座席の背もた
れ側に、後部18側を車両の前方に向けた状態で車両座
席の上に配置する。そして、支持台14のベース20に
は、前部側にシートベルトの腰ベルト部を係合させる腰
ベルト通し部30が左右対称に設けてある。この第1実
施形態に係るチャイルドシート10においては、腰ベル
ト通し部30が支持台14の前後方向に設けた第1ベル
ト係止部32と第2ベルト係止部34とから構成してあ
る。従って、シートベルトの腰ベルト部を第1ベルト係
止部32または第2ベルト係止部34と係合させること
により、腰ベルト部の基端部からの長さの異なる位置を
腰ベルト通し部30に係合させることができる。
にシートベルトを用いて固定する場合、後述するよう
に、シート本体部12の前部16側を車両座席の背もた
れ側に、後部18側を車両の前方に向けた状態で車両座
席の上に配置する。そして、支持台14のベース20に
は、前部側にシートベルトの腰ベルト部を係合させる腰
ベルト通し部30が左右対称に設けてある。この第1実
施形態に係るチャイルドシート10においては、腰ベル
ト通し部30が支持台14の前後方向に設けた第1ベル
ト係止部32と第2ベルト係止部34とから構成してあ
る。従って、シートベルトの腰ベルト部を第1ベルト係
止部32または第2ベルト係止部34と係合させること
により、腰ベルト部の基端部からの長さの異なる位置を
腰ベルト通し部30に係合させることができる。
【0011】支持台14の前側に位置する、すなわち車
両座席に配置したときに背もたれにより近く位置する第
1ベルト係止部32は、第2ベルト係止部34より低く
なっていて、長さが充分でないシートベルトを装備した
車両においても、容易、確実に腰ベルト部を係合させる
ことができるようにしてある。また、第2ベルト係止部
34は、腰ベルト部の係合位置が第1ベルト係止部32
より高くなっていて、チャイルドシート10をシートベ
ルトによって固定したときに、シートベルトのバックル
が長い場合であっても、バックルが第2ベルト係止部3
4に当たってシートベルトに弛みが生じることがないよ
うにしてある。さらに、チャイルドシート10は、図2
に示したように、シートベルト80の肩ベルト部82を
係合させる肩ベルト通し部であるベルト止め機構38が
シート本体部12の背面36に設けてある。
両座席に配置したときに背もたれにより近く位置する第
1ベルト係止部32は、第2ベルト係止部34より低く
なっていて、長さが充分でないシートベルトを装備した
車両においても、容易、確実に腰ベルト部を係合させる
ことができるようにしてある。また、第2ベルト係止部
34は、腰ベルト部の係合位置が第1ベルト係止部32
より高くなっていて、チャイルドシート10をシートベ
ルトによって固定したときに、シートベルトのバックル
が長い場合であっても、バックルが第2ベルト係止部3
4に当たってシートベルトに弛みが生じることがないよ
うにしてある。さらに、チャイルドシート10は、図2
に示したように、シートベルト80の肩ベルト部82を
係合させる肩ベルト通し部であるベルト止め機構38が
シート本体部12の背面36に設けてある。
【0012】ベルト止め機構38は、図3(1)に示した
ように、肩ベルト部82を掛ける一対のL字状フック4
4を有している。また、ベルト止め機構38は、カバー
46が矢印48のように回動可能に設けてあって、フッ
ク44を覆うことができるようになっている。そして、
カバー46の左右方向中央部には、固定リブ50が設け
てあって、カバー46を上方に回動させて閉じたとき
に、固定リブ50が一対のフック44間の肩ベルト部8
2を、基板部52に設けた固定溝54内に押し込むよう
にしてある。また、フック44の上方には、固定レバー
56が矢印58のように回動可能に設けてある。この固
定レバー56は、カバー46の先端側に設けた係止片6
0と係合し、カバー46を閉じた状態に固定する。すな
わち、カバー46を図3(2)の矢印62のように上方に
回動させて閉じ、固定レバー56を矢印64のように下
方に回動させて閉じると、固定レバー56が係止片60
を覆って係止する。
ように、肩ベルト部82を掛ける一対のL字状フック4
4を有している。また、ベルト止め機構38は、カバー
46が矢印48のように回動可能に設けてあって、フッ
ク44を覆うことができるようになっている。そして、
カバー46の左右方向中央部には、固定リブ50が設け
てあって、カバー46を上方に回動させて閉じたとき
に、固定リブ50が一対のフック44間の肩ベルト部8
2を、基板部52に設けた固定溝54内に押し込むよう
にしてある。また、フック44の上方には、固定レバー
56が矢印58のように回動可能に設けてある。この固
定レバー56は、カバー46の先端側に設けた係止片6
0と係合し、カバー46を閉じた状態に固定する。すな
わち、カバー46を図3(2)の矢印62のように上方に
回動させて閉じ、固定レバー56を矢印64のように下
方に回動させて閉じると、固定レバー56が係止片60
を覆って係止する。
【0013】このように構成した第1実施形態のチャイ
ルドシート10は、図4(1)に示したように、シート本
体部12の前部16を車両座席70の背もたれ72側に
してシート部74の上に配置する。このとき、把手28
をチャイルドシート10の前側に倒し、把手28の上端
部を車両座席70の背もたれ72に当接させる。これに
より、チャイルドシート10は、車両の後方側に向かう
力が作用したときに、把手28がチャイルドシート10
の浮き上がりを阻止し、シート本体部12に着座させた
乳児などを安全に保護することができる。
ルドシート10は、図4(1)に示したように、シート本
体部12の前部16を車両座席70の背もたれ72側に
してシート部74の上に配置する。このとき、把手28
をチャイルドシート10の前側に倒し、把手28の上端
部を車両座席70の背もたれ72に当接させる。これに
より、チャイルドシート10は、車両の後方側に向かう
力が作用したときに、把手28がチャイルドシート10
の浮き上がりを阻止し、シート本体部12に着座させた
乳児などを安全に保護することができる。
【0014】その後、シートベルト80のタング84
(図2参照)をシート本体部12と支持台14とによって
形成した間隙26に通し、シートベルト80の腰ベルト
部86を支持台14の左右方向に渡す。そして、シート
ベルト80が充分な長さを有している場合、図4(2)の
実線に示したように、腰ベルト部86を腰ベルト通し部
30の第2ベルト係止部34に係合させ、タング84の
先端をバックル88に挿入して両者を結合する。次に、
シート本体部12の背面36に設けたベルト止め機構3
8の固定レバー56とカバー46とを開き、シートベル
ト80の肩ベルト部82をベルト止め機構38のフック
44に掛け、カバー46と固定レバー56とを閉じる。
これにより、チャイルドシート10を車両座席70に安
定させてしっかりと固定することができる。そして、こ
の実施形態においては、車両シート70のシート部74
の上面から高い位置にある第2ベルト係止部34に腰ベ
ルト部86を係合させているため、バックル88が長い
場合であっても、シートベルト80に弛みを生じること
なく安定してしっかり固定することができる。
(図2参照)をシート本体部12と支持台14とによって
形成した間隙26に通し、シートベルト80の腰ベルト
部86を支持台14の左右方向に渡す。そして、シート
ベルト80が充分な長さを有している場合、図4(2)の
実線に示したように、腰ベルト部86を腰ベルト通し部
30の第2ベルト係止部34に係合させ、タング84の
先端をバックル88に挿入して両者を結合する。次に、
シート本体部12の背面36に設けたベルト止め機構3
8の固定レバー56とカバー46とを開き、シートベル
ト80の肩ベルト部82をベルト止め機構38のフック
44に掛け、カバー46と固定レバー56とを閉じる。
これにより、チャイルドシート10を車両座席70に安
定させてしっかりと固定することができる。そして、こ
の実施形態においては、車両シート70のシート部74
の上面から高い位置にある第2ベルト係止部34に腰ベ
ルト部86を係合させているため、バックル88が長い
場合であっても、シートベルト80に弛みを生じること
なく安定してしっかり固定することができる。
【0015】なお、シートベルト80が充分な長さを有
していない場合、図4(2)の2点鎖線に示したように、
腰ベルト部86を腰ベルト通し部30の、車両座席70
の背もたれ72に近い第1ベルト係止部32に係合させ
る。これにより、長さが充分でないシートベルト80を
装備した車両であっても、チャイルドシート10をシー
トベルト80によって車両座席70にしっかりと確実に
固定することができる。
していない場合、図4(2)の2点鎖線に示したように、
腰ベルト部86を腰ベルト通し部30の、車両座席70
の背もたれ72に近い第1ベルト係止部32に係合させ
る。これにより、長さが充分でないシートベルト80を
装備した車両であっても、チャイルドシート10をシー
トベルト80によって車両座席70にしっかりと確実に
固定することができる。
【0016】図5は、第2実施形態の説明図であって、
(1)はチャイルドシートの全体を模式的に示した側面
図、(2)はA部分の拡大斜視図、(3)は高さの調節方法
を説明する拡大側面図である。この第2実施形態に係る
チャイルドシート100は、図5(1)に示したように、
シート本体部12とフレーム状の支持台102とを主な
構成要素としている。そして、支持台102は、ベース
104の前端部と後端部とに支柱106、108が設け
てあり、これらの支柱106、108によってシート本
体部12の下部を支持している。このため、支持台10
2のベース104とシート本体部12の下部との間に
は、シートベルトを通すための間隙110が形成されて
いる。また、支持台102のベース104と前側の支柱
106との接続部となるコーナ部には、腰ベルト通し部
112が設けてある。
(1)はチャイルドシートの全体を模式的に示した側面
図、(2)はA部分の拡大斜視図、(3)は高さの調節方法
を説明する拡大側面図である。この第2実施形態に係る
チャイルドシート100は、図5(1)に示したように、
シート本体部12とフレーム状の支持台102とを主な
構成要素としている。そして、支持台102は、ベース
104の前端部と後端部とに支柱106、108が設け
てあり、これらの支柱106、108によってシート本
体部12の下部を支持している。このため、支持台10
2のベース104とシート本体部12の下部との間に
は、シートベルトを通すための間隙110が形成されて
いる。また、支持台102のベース104と前側の支柱
106との接続部となるコーナ部には、腰ベルト通し部
112が設けてある。
【0017】この腰ベルト通し部112は、図5(2)に
示してあるように、傾斜面からなるベルト係合部114
と、その両側に設けた係止リブ116とを有している。
そして、腰ベルト通し部112は、シートベルト80の
長さが充分でない場合、一対の係止リブ116の間に形
成したベルト係合部114にシートベルト80の腰ベル
ト部86を係合させるようになっている。また、腰ベル
ト通し部112は、ブロック120を係止リブ116に
係合させることにより、高さ調節が可能となっている。
すなわち、ブロック120は、ブロック本体122に一
対の係止リブ116を受入れ可能なくりぬき部124が
形成してあるとともに、ブロック本体122の上面に係
止リブ116と同様の係合リブ126が一対設けてあ
る。そして、ブロック120は、一対の係合リブ126
の間が腰ベルト部86を係合させるベルト係合部128
となっている。
示してあるように、傾斜面からなるベルト係合部114
と、その両側に設けた係止リブ116とを有している。
そして、腰ベルト通し部112は、シートベルト80の
長さが充分でない場合、一対の係止リブ116の間に形
成したベルト係合部114にシートベルト80の腰ベル
ト部86を係合させるようになっている。また、腰ベル
ト通し部112は、ブロック120を係止リブ116に
係合させることにより、高さ調節が可能となっている。
すなわち、ブロック120は、ブロック本体122に一
対の係止リブ116を受入れ可能なくりぬき部124が
形成してあるとともに、ブロック本体122の上面に係
止リブ116と同様の係合リブ126が一対設けてあ
る。そして、ブロック120は、一対の係合リブ126
の間が腰ベルト部86を係合させるベルト係合部128
となっている。
【0018】従って、第2実施形態に係る腰ベルト通し
部112は、同図(3)に示したように、ブロック120
を複数積み重ねることによってベルト係合部128の高
さhを調節することができる。すなわち、この第2実施
形態においては、積み重ねるブロック120の数を変え
ることにより、腰ベルト部86の基端部からの長さの異
なる位置をベルト係合部128に係合させ、バックルの
長いシートベルトにも容易に対応することができるよう
にしてある。しかも、この第2実施形態においては、工
具を用いずにブロック120を積み重ねるだけで腰ベル
ト部86を係合させる位置を容易に調節することがで
き、支持台102に穴などを設けないため、支持台10
2の強度の低下を招くようなことがない。
部112は、同図(3)に示したように、ブロック120
を複数積み重ねることによってベルト係合部128の高
さhを調節することができる。すなわち、この第2実施
形態においては、積み重ねるブロック120の数を変え
ることにより、腰ベルト部86の基端部からの長さの異
なる位置をベルト係合部128に係合させ、バックルの
長いシートベルトにも容易に対応することができるよう
にしてある。しかも、この第2実施形態においては、工
具を用いずにブロック120を積み重ねるだけで腰ベル
ト部86を係合させる位置を容易に調節することがで
き、支持台102に穴などを設けないため、支持台10
2の強度の低下を招くようなことがない。
【0019】なお、上記の説明は、本発明の実施形態の
一例を示したものであって、これに限定されるものでは
ない。すなわち、例えば第1実施形態のように、複数の
ベルト係止部を形成する場合、ベルト係止部を上下方向
に形成してもよく、また第2実施形態のように高さを調
節可能に形成する場合、スライドさせてネジやピンによ
って固定するようにしてもよい。
一例を示したものであって、これに限定されるものでは
ない。すなわち、例えば第1実施形態のように、複数の
ベルト係止部を形成する場合、ベルト係止部を上下方向
に形成してもよく、また第2実施形態のように高さを調
節可能に形成する場合、スライドさせてネジやピンによ
って固定するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、支持台に設けた腰ベルト通し部が、腰ベルト部の基
端部からの長さの異なる位置を係合可能となっているた
め、シートベルトの長さ、バックルの長さに応じて腰ベ
ルト部の係合位置を変えることができ、シートベルトの
長さやバックルの長さにかかわらずチャイルドシートを
安定してしっかりと固定することができる。
ば、支持台に設けた腰ベルト通し部が、腰ベルト部の基
端部からの長さの異なる位置を係合可能となっているた
め、シートベルトの長さ、バックルの長さに応じて腰ベ
ルト部の係合位置を変えることができ、シートベルトの
長さやバックルの長さにかかわらずチャイルドシートを
安定してしっかりと固定することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係るチャイルドシート
の側面図である。
の側面図である。
【図2】第1実施形態に係るチャイルドシートの背面側
から見た斜視図である。
から見た斜視図である。
【図3】実施の形態に係るベルト止め機構の詳細を示す
斜視図であって、(1)はカバーと固定レバーとを開いた
状態の斜視図であり、(2)はカバーと固定レバーとを閉
じた状態の斜視図である。
斜視図であって、(1)はカバーと固定レバーとを開いた
状態の斜視図であり、(2)はカバーと固定レバーとを閉
じた状態の斜視図である。
【図4】第1実施の形態に係るチャイルドシートの固定
方法を説明する斜視図であって、(1)は全体を示す斜視
図であり、(2)は腰ベルト通し部の斜視図である。
方法を説明する斜視図であって、(1)は全体を示す斜視
図であり、(2)は腰ベルト通し部の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るチャイルドシート
の説明図であって、(1)は全体を模式的に示した側面図
であり、(2)は(1)のA部分の拡大斜視図であり、(3)
は腰ベルト通し部の高さの調節方法を説明する側面図で
ある。
の説明図であって、(1)は全体を模式的に示した側面図
であり、(2)は(1)のA部分の拡大斜視図であり、(3)
は腰ベルト通し部の高さの調節方法を説明する側面図で
ある。
10、100……チャイルドシート、12……シート本
体部、14、102……支持台、14、104……ベー
ス、26、110……間隙、28……把手、30、11
2……腰ベルト通し部、32……第1ベルト係止部、3
4……第2ベルト係止部、38……肩ベルト通し部(ベ
ルト止め機構)、44……フック、46……カバー、5
6……固定レバー、80……シートベルト、82……肩
ベルト部、86……腰ベルト部、114、128……ベ
ルト係合部、116……係止リブ、126……係合リ
ブ。
体部、14、102……支持台、14、104……ベー
ス、26、110……間隙、28……把手、30、11
2……腰ベルト通し部、32……第1ベルト係止部、3
4……第2ベルト係止部、38……肩ベルト通し部(ベ
ルト止め機構)、44……フック、46……カバー、5
6……固定レバー、80……シートベルト、82……肩
ベルト部、86……腰ベルト部、114、128……ベ
ルト係合部、116……係止リブ、126……係合リ
ブ。
Claims (3)
- 【請求項1】 小児を着座させるシート本体部と、この
シート本体部を支持する支持台と、この支持台の前部側
に設けられてシートベルトの腰ベルト部を係合させる腰
ベルト通し部と、前記シート本体部の背面部に形成され
て前記シートベルトの肩ベルト部を係合させる肩ベルト
通し部とを有し、前記腰ベルト通し部は、前記腰ベルト
部の基端部からの長さの異なる位置を係合可能に形成し
たことを特徴とするチャイルドシート。 - 【請求項2】 前記腰ベルト通し部は、前記支持台の前
後方向に設けた複数のベルト係止部を有することを特徴
とする請求項1に記載のチャイルドシート。 - 【請求項3】 前記腰ベルト通し部は、高さが調節可能
に形成してあることを特徴とする請求項1に記載のチャ
イルドシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104258A JP2002293177A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | チャイルドシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104258A JP2002293177A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | チャイルドシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002293177A true JP2002293177A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18957145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001104258A Pending JP2002293177A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | チャイルドシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002293177A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283780A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Aprica Kassai Inc | 自動車用子供座席形成部材 |
-
2001
- 2001-04-03 JP JP2001104258A patent/JP2002293177A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283780A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Aprica Kassai Inc | 自動車用子供座席形成部材 |
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