JP2002292949A - プリンタ及び印刷システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 穴あき用紙を用いてもプラテンが汚れること
がないプリンタを提供する。 【解決手段】 用紙の搬送経路上の所定位置を用紙が覆
っているか否かを検出するためのセンサを有するプリン
タを、当該センサによって用紙無しが検出されて（ステ
ップＳ１０４；ＹＥＳ）から、用紙が、用紙に設けられ
ていることがある穴の直径以上の距離である規定距離だ
け搬送されるまでの間、当該センサによって用紙無しが
検出され続けたとき（ステップＳ１０８；ＹＥＳ）に、
用紙の終端が、所定位置から所定方向に規定距離だけ離
れた個所に位置していると認識し、必要である場合に
は、印刷を中止するように、構成しておく。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、印刷シ
ステム及びプリンタ制御プログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般的なプリンタには、不適当なサイズ
（印刷すべきページを全て印刷できないサイズ）の用紙
が用いられた結果として、プラテンに、インク、トナー
等の画像形成剤が付着してしまうことを防ぐための機能
が、付与されている。

【０００３】この機能を実現するために採用されている
具体的な構成は、プリンタによって異なっているが、比
較的に低価格なプリンタでは、当該機能を実現するため
に、用紙の搬送経路上の所定位置を用紙が覆っているか
否かを検出するための１個のセンサ（以下、用紙検出セ
ンサと表記する）が用いられている。

【０００４】具体的には、そのようなプリンタには、図
６に模式的に示したように、用紙の搬送経路上の所定位
置を用紙が覆っているか否かを検出することが出来る位
置に用紙検出センサが設けられている。そして、このプ
リンタでは、用紙検出センサの検出結果が用紙在りから
用紙無しに変化したときに、用紙の下端が用紙検出セン
サ下まで搬送されたと判断されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】さて、印刷に用いられ
る用紙の中には、用紙の一方の端に幾つかの穴（ファイ
リング用の穴）が設けられている用紙（以下、穴あき用
紙と表記する）が存在しているが、上記したプリンタで
は、用紙検出センサ下を通過する部分に穴が設けられて
いる穴あき用紙が用いられた場合、その穴の縁が用紙の
下端であると判断されてしまい、正常な印刷が行なわれ
ない（印刷が中断される）という問題があった。

【０００６】また、用紙検出センサ下を通過しない部分
に穴が設けられている穴あき用紙を用いた場合には、そ
の穴の部分にも印刷が行なわれてしまい、プラテンが汚
れてしまうという問題もあった。

【０００７】そこで、本発明の第１の課題は、穴あき用
紙を用いても用紙の下端（終端）位置の誤判定が行なわ
れることがないプリンタを提供することにある。

【０００８】また、本発明の第２の課題は、コンピュー
タを、穴あき用紙を用いてもそのプラテンが汚れること
がない形態でプリンタを利用できる装置とすることが出
来るプリンタ制御プログラムを、提供することにある。

【０００９】そして、本発明の第３の課題は、穴あき用
紙を用いても、用紙の終端位置の誤判定が行なわれるこ
とがなく、プリンタのプラテンが汚れることもない印刷
システムを提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記第１の課題を解決す
るために、本発明のプリンタは、印刷ジョブデータを受
信するための印刷ジョブデータ受信手段と、この印刷ジ
ョブデータ受信手段により受信された印刷ジョブデータ
に基づき、搬送経路上を所定方向に搬送される用紙に印
刷を行なうための印刷実行手段と、搬送経路上の所定位
置を用紙が覆っているか否かを検出するための検出手段
と、この検出手段によって所定位置を用紙が覆っていな
いことが検出されてから、用紙が、搬送経路上を所定方
向に用紙に設けられていることがある穴の直径以上の距
離である規定距離だけ搬送されるまでの間、検出手段に
よって所定位置を用紙が覆っていないことが検出され続
けたときに、用紙の終端が、所定位置から所定方向に規
定距離だけ離れた個所に位置していると認識し、必要で
ある場合には、その後、印刷実行手段の動作を停止させ
る認識制御手段とを備える。

【００１１】このように、本発明のプリンタは、検出手
段により、用紙無し（所定位置が用紙によって覆われて
いないこと）が検出された段階では、用紙終端位置の判
定が行なわれず、用紙が、搬送経路上を所定方向に用紙
に設けられている穴の直径を超える規定距離、搬送され
るまでの間、検出手段により、用紙無しが検出され続け
たときに、その時点における用紙の終端が、所定位置か
ら所定方向に当該規定距離だけ離れた個所に位置してい
ると判定される構成を有する。従って、本発明のプリン
タは、搬送経路上の所定位置を穴（直径は規定距離未
満）が通過するような穴あき用紙を用いても、その穴の
縁が用紙の終端であると判定されてしまうことがないプ
リンタとして機能することになる。

【００１２】上記第２の課題を解決するために、本発明
のプリンタ制御プログラムは、プリンタを利用可能なコ
ンピュータにインストールされるべきプリンタ制御プロ
グラムであって、コンピュータを、ユーザから、穴が用
紙のどの端に設けられているかを指定する用紙端指定情
報と、穴が設けられている側の端から、穴の用紙中央側
の縁までの距離を指定する距離指定情報とを取得する取
得手段と、取得手段によって取得された用紙端指定情報
と距離指定情報情報とに基づき、当該用紙端指定情報に
応じた用紙の端に当該距離指定情報に応じた幅の印刷が
行なわれない部分が生ずることになる印刷ジョブデータ
を生成して、プリンタに送信する印刷ジョブデータ生成
送信手段とを、備える装置として動作させることができ
るように作成される。

【００１３】従って、このプリンタ制御プログラムを用
いれば、コンピュータを、穴あき用紙を用いてもそのプ
ラテンが汚れることがない形態でプリンタを利用できる
装置とすることが出来ることになる。

【００１４】そして、上記第３の課題を解決するため
に、本発明の印刷システムは、プリンタ制御プログラム
がインストールされたコンピュータと、プリンタとを含
む印刷システムであって、プリンタ制御プログラムとし
て、コンピュータを、ユーザから、穴が用紙のどの端に
設けられているかを指定する用紙端指定情報と、穴が設
けられている側の端から、穴の用紙中央側の縁までの距
離を指定する距離指定情報とを取得する取得手段と、こ
の取得手段によって取得された用紙端指定情報と距離指
定情報情報とに基づき、当該用紙端指定情報に応じた用
紙の端側に当該距離指定情報に応じた幅の印刷が行なわ
れない部分が生ずることになる印刷ジョブデータを生成
して、プリンタに送信する印刷ジョブデータ生成手段と
を備える装置として動作させるものが用いられ、プリン
タとして、コンピュータの印刷ジョブデータ生成送信手
段によって送信された印刷ジョブデータを受信するため
の印刷ジョブデータ受信手段と、この印刷ジョブデータ
受信手段により受信された印刷ジョブデータに基づき、
搬送経路上を所定方向に搬送される用紙に印刷を行なう
ための印刷実行手段と、搬送経路上の所定位置を用紙が
覆っているか否かを検出するための検出手段と、この検
出手段によって所定位置を用紙が覆っていないことが検
出されてから、用紙が、搬送経路上を所定方向に用紙に
設けられていることがある穴の直径以上の距離である規
定距離だけ搬送されるまでの間、検出手段によって所定
位置を用紙が覆っていないことが検出され続けたとき
に、用紙の終端が、所定位置から所定方向に規定距離だ
け離れた個所に位置していると認識し、必要である場合
には、その後、印刷実行手段の動作を停止させる認識制
御手段とを、備えるものが用いられた構成を有する。

【００１５】すなわち、本発明の印刷システムは、本発
明のプリンタ制御プログラムがインストールされたコン
ピュータと、本発明のプリンタとを組み合わせた構成を
有する。従って、本発明の印刷システムは、穴あき用紙
を用いても、用紙の終端位置の誤判定が行なわれること
がなく、プリンタのプラテンが汚れることもない印刷シ
ステムとして機能することになる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。

【００１７】本実施形態に係る印刷システムは、図１に
示したように、プリンタ１０と、そのプリンタ１０用の
印刷データを生成するプリンタ制御プログラム２０がイ
ンストールされたパーソナルコンピュータ（ＰＣ）５０
とからなる。

【００１８】本印刷システムを構成するプリンタ１０
は、印刷が行なわれる用紙の搬送経路上の所定位置を、
用紙が覆っているか否かを検出するための用紙検出セン
サ１２、用紙上にインクを吐出する印字ヘッド１４を、
備えている。そして、プリンタ１０は、用紙の、用紙検
出センサ１２による検出対象となっている個所よりも上
端側の個所に、印字ヘッド１４による印刷が行なわれる
装置となっている。換言すれば、プリンタ１０は、用紙
検出センサ１２によって用紙の下端が検出された後、用
紙が、用紙検出センサ１２と印字ヘッド１４との位置関
係に応じて定まる距離（以下、この距離を、規定距離と
表記する）、搬送される間は、問題なく印刷が行なえる
（用紙の裏面が接触する部材であるとともに、印字ヘッ
ド１４に対向する部分に設けられている部材であるプラ
テン１６へのインク吐出が行なわれない）装置となって
いる。また、本印刷システムは、用紙に設けられている
穴の直径が、この規定距離未満となっている穴あき用紙
を、印刷に用いれるものとなっている。

【００１９】以下、本印刷システムの動作を説明する。
まず、プリンタ制御プログラム２０が、印刷条件の指定
を受け付けるために表示するダイアログボックスの説明
を行なう。

【００２０】図２に示したように、プリンタ制御プログ
ラム２０が表示する印刷条件設定用ダイアログボックス
３０は、ユーザが“用紙サイズ”を選択することによ
り、印刷に、通常の用紙（穴が設けられていない用紙）
を用いるか、穴が設けられている用紙である穴あき用紙
を用いるかを指定できるものとなっている。

【００２１】そして、この印刷条件設定用ダイアログボ
ックス３０に対して、用紙サイズ選択欄３２内に“〜
（穴あき）”を表示、再表示させる操作がなされた場
合、プリンタ制御プログラム２０は、図３に示したよう
な穴あき用紙設定ダイアログボックス４０を表示する。

【００２２】この穴あき用紙設定ダイアログボックス４
０に設けられているラジオボタン４１〜４４は、印刷に
使用される穴あき用紙が、用紙の上端部，下端部，左端
部，右端部のいずれに穴が設けられているものであるか
を指定するためのコントロールである。スピンコントロ
ール４５，４６は、それぞれ、穴あき用紙に設けられて
いる穴の位置（穴の中心の用紙端からの距離），直径を
指定するためのコントロールである。ラジオボタン４
７，４８は、スピンコントロール４５及び４６に設定さ
れる数値の単位を指定するためのコントロールである。

【００２３】すなわち、プリンタ制御プログラム２０
は、ユーザが、印刷に使用しようとしている用紙が穴あ
き用紙であるか否かを指定できるとともに、穴が用紙の
どの端に設けられているかを指定することと、穴が設け
られている側の端から、穴の、用紙中央側の縁までの距
離に変換可能な“穴の位置”及び“穴の直径”を指定す
ることが出来るものとなっている。

【００２４】次に、図４を用いて、プリンタ制御プログ
ラム２０がプリンタ１０に送信する印刷データの説明を
行なう。なお、図４（Ａ）は、穴あき用紙の使用が指定
されていない場合にプリンタ制御プログラム２０が送信
する印刷データに基づき、プリンタ１０が出力する印刷
結果を模式的に示した図であり、図４（Ｂ）は、穴あき
用紙の使用が指定されている場合にプリンタ制御プログ
ラム２０が送信する印刷データに基づき、プリンタ１０
が出力する印刷結果を模式的に示した図である。また、
図４（Ａ）、（Ｂ）では、印刷データ中で描画内容が規
定されている部分にハッチングが付してあり、印刷デー
タ中で印刷対象ドキュメントに応じた描画内容が規定さ
れている部分に網掛けが付してある。

【００２５】これらの図から明らかなように、プリンタ
制御プログラム２０は、穴あき用紙の使用を指定されて
いる状態（図４（Ｂ）では、穴あき位置：左、穴の位
置：Ｌ、穴の直径：２ｒ）で印刷が指示されたとき、穴
が存在する側の端から長さ“Ｌ＋ｒ”の部分に関しては
実際に描画が行われることがない印刷データ（当該部分
に関してはインクを吐出しないことを指示するデータを
含む印刷データ）を生成して、プリンタ１０に送信す
る。

【００２６】次に、図５を用いて、プリンタ１０の動作
を説明する。なお、図５は、プリンタ１０にて、１ペー
ジの印刷が行なわれる度に実行される処理の流れ図であ
る。また、この処理は、印字ヘッド１４に所定ライン数
分の印刷を行なわせた後に用紙を所定ライン数分搬送す
る制御が繰り返される処理である印刷制御処理と並行し
て実行される処理となっている。

【００２７】図示したように、或るページの印刷を開始
すべきとき、プリンタ１０では、まず、給紙装置から１
枚の用紙を取りこみ、用紙検出センサ１２を利用して、
取り込んだ用紙の上端を所定位置に合わせる処理(ステ
ップＳ１０１)が行なわれる。そして、上記した印刷制
御処理が開始される(ステップＳ１０２)。

【００２８】その後、印刷制御処理が実行されながら、
ステップＳ１０３及びＳ１０４の処理ループにて、１ペ
ージの印刷が完了する（印刷制御処理が正常に終了す
る）こと、或いは、用紙検出センサ１２によって用紙無
しが検出されることが、待機（監視）される。

【００２９】そして、用紙検出センサ１２によって用紙
無しが検出されることなく、１ページの印刷が完了した
際(ステップＳ１０３；ＹＥＳ)には、図示した処理が終
了される。

【００３０】一方、１ページの印刷が完了する前に、用
紙検出センサ１２によって用紙無しが検出された場合
(ステップＳ１０４；ＹＥＳ)には、用紙送り量の計測が
開始(ステップＳ１０５)された後、ステップＳ１０６〜
Ｓ１０８の処理ループにて、１ページの印刷が完了する
（印刷制御処理が正常に終了する）こと、用紙検出セン
サ１２によって用紙在りが検出されること、或いは、計
測されている用紙送り量が規定距離を超えることが、待
機（監視）される。

【００３１】そして、用紙送り量が規定距離を超えるこ
とも、用紙検出センサ１２によって用紙在りが検出され
ることもなく、１ページの印刷が完了した際(ステップ
Ｓ１０６；ＹＥＳ)には、図示した処理が終了される。

【００３２】また、１ページの印刷が完了することも、
用紙送り量が規定距離を超えることもなく、用紙検出セ
ンサ１２によって用紙在りが検出された場合(ステップ
Ｓ１０７；ＹＥＳ)には、再び、ステップＳ１０３から
の処理が実行される。

【００３３】また、１ページ分の印刷が完了すること
も、用紙送り量が規定距離を超えることもなく、用紙送
り量が規定距離を超えた場合(ステップＳ１０８；ＹＥ
Ｓ)には、印刷制御処理を中止するための処理（ステッ
プＳ１０９）が行なわれてから、図示した処理が終了さ
れる。

【００３４】すなわち、プリンタ１０では、給紙装置に
セットされている用紙が、用紙検出センサ１２下を通る
部分に穴が設けられたものであった場合、その穴の上端
側の縁が用紙検出センサ１２によって検出されたとき
に、ステップＳ１０５からの処理が開始される。上述し
たように、本システムにて印刷に用いれる穴あき用紙
は、設けられている穴の直径が、この規定距離未満とな
っているものに制限されているので、ステップＳ１０５
にてその計測が開始された用紙送り量が規定距離を超え
る前に、必ず、用紙検出センサ１２により用紙在りが検
出されることになり、その結果として、再び、ステップ
Ｓ１０３及びＳ１０４の処理ループが実行される。すな
わち、プリンタ１０では、穴の縁が用紙の下端であると
誤判定されることなく、印刷が続行されて、用紙の下端
（或いは別の穴の縁）が用紙検出センサ１２によって検
出されることと印刷が終了することが監視されることに
なる。

【００３５】また、本プリンタ１０では、用紙の下端が
用紙検出センサ１２によって検出されたときにも、ステ
ップＳ１０５からの処理が開始されるが、この場合、用
紙が規定距離以上送られても用紙検出センサ１２によっ
て用紙在りが検出されることはないので、通常は（ユー
ザが指定している用紙サイズの用紙が給紙装置にセット
されている場合には）、ステップＳ１０６で“ＹＥＳ”
側への分岐が行なわれて図５の処理が終了されることに
なる。一方、給紙装置に、ユーザが指定した用紙サイズ
を下回るサイズの用紙がセットされていた場合には、ス
テップＳ１０９で“ＹＥＳ”側への分岐が行なわれて、
印刷制御処理が中止されるので、従来のプリンタと同様
に、用紙がない部分にインクを吐出されない制御も行な
われることになる。

【００３６】そして、プリンタ制御プログラム２０が送
信する印刷データは、図４を用いて説明したように、穴
が設けられている部分に印刷が行われないものとなって
いるので、本実施形態に係る印刷システムは、穴あき用
紙を用いても、用紙の終端位置の誤判定が行なわれるこ
とがなく、プリンタ１０のプラテン１６が汚れることも
ない印刷システムとして機能することになる。

【００３７】＜変形形態＞実施形態に係る印刷システム
は、各種の変形を行なうことが出来る。例えば、実施形
態に係る印刷システムを構成しているプリンタ１０は、
規定距離が、用紙検出センサ１２下に用紙下端が位置し
た後に印刷が可能な最大長さ（用紙の最大送り量）に設
定された装置であったが、当該最大長さ以下の値に、規
定距離を設定しておき、ステップＳ１０９にて、“最大
長さ−規定距離”分の印刷制御処理が行なわれるよう
に、プリンタ１０を構成しておいても良い。

【００３８】また、上記したプリンタ１０は、インクジ
ェットプリンタであったが、プリンタ１０を、レーザー
ビームプリンタ等の、インクジェットプリンタ以外の装
置としておいても良いことや、印刷条件設定ダイアログ
ボックス３０、穴あき用紙設定ダイアログボックス４０
の内容（レイアウト）を、実施形態として説明したもの
と異なったものとしても良いことは、当然である。

【００３９】

【発明の効果】本発明によれば、穴あき用紙を用いても
用紙の下端（終端）位置の誤判定が行なわれることがな
いプリンタ、コンピュータを、穴あき用紙を用いてもそ
のプラテンが汚れることがない形態でプリンタを利用で
きる装置とすることが出来るプリンタ制御プログラム、
並びに、穴あき用紙を用いても、用紙の終端位置の誤判
定が行なわれることがなく、プリンタのプラテンが汚れ
ることもない印刷システムが、得られることになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る印刷システムの概略
構成図である。

【図２】実施形態に係るプリンタ制御プログラムが表示
する印刷条件設定ダイアログボックスの説明図である。

【図３】実施形態に係るプリンタ制御プログラムが表示
する穴あき用紙設定ダイアログボックスの説明図であ
る。

【図４】実施形態に係るプリンタ制御プログラムが生成
する印刷データを説明するための図である。

【図５】実施形態に係るプリンタにて、１ページ分の印
刷時に実行される処理の流れ図である。

【図６】従来のプリンタの問題点を説明するためのプリ
ンタの構成図である。

【符号の説明】

１０ ホストコンピュータ １２ 用紙検出センサ １４ 印字ヘッド １６ プラテン ２０ プリンタ制御プログラム ３０ 印刷条件設定ダイアログボックス ４０ 穴あき用紙設定ダイアログボックス

フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C058 AB16 AB18 AD01 AE02 AE07 GB12 GB15 GB29 GB54 2C061 AP01 AQ05 AQ06 AS02 HV28 LL09 3F048 AA01 AB01 BA11 BA18 BB01 CA00 CC01 EA01

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷ジョブデータを受信するための印刷
   ジョブデータ受信手段と、 この印刷ジョブデータ受信手段により受信された印刷ジ
   ョブデータに基づき、搬送経路上を所定方向に搬送され
   る用紙に印刷を行なうための印刷実行手段と、 前記搬送経路上の所定位置を用紙が覆っているか否かを
   検出するための検出手段と、 この検出手段によって前記所定位置を前記用紙が覆って
   いないことが検出されてから、前記用紙が、前記搬送経
   路上を前記所定方向に前記用紙に設けられていることが
   ある穴の直径以上の距離である規定距離だけ搬送される
   までの間、前記検出手段によって前記所定位置を前記用
   紙が覆っていないことが検出され続けたときに、前記用
   紙の終端が、前記所定位置から前記所定方向に前記規定
   距離だけ離れた個所に位置していると認識し、必要であ
   る場合には、その後、前記印刷実行手段の動作を停止さ
   せる認識制御手段とを備えることを特徴とするプリン
   タ。
2. 【請求項２】 プリンタを利用可能なコンピュータにイ
   ンストールされるべきプリンタ制御プログラムであっ
   て、 コンピュータを、 ユーザから、穴が用紙のどの端に設けられているかを指
   定する用紙端指定情報と、穴が設けられている側の端か
   ら、穴の用紙中央側の縁までの距離を指定する距離指定
   情報とを取得する取得手段と、 この取得手段によって取得された用紙端指定情報と距離
   指定情報情報とに基づき、当該用紙端指定情報に応じた
   用紙の端側に当該距離指定情報に応じた幅の印刷が行な
   われない部分が生ずることになる印刷ジョブデータを生
   成して、前記プリンタに送信する印刷ジョブデータ生成
   送信手段とを、備える装置として動作させることを特徴
   とするプリンタ制御プログラム。
3. 【請求項３】 プリンタ制御プログラムがインストール
   されたコンピュータと、プリンタとを含む印刷システム
   であって、 前記プリンタ制御プログラムは、前記コンピュータを、 ユーザから、穴が用紙のどの端に設けられているかを指
   定する用紙端指定情報と、穴が設けられている側の端か
   ら、穴の用紙中央側の縁までの距離を指定する距離指定
   情報とを取得する取得手段と、 この取得手段によって取得された用紙端指定情報と距離
   指定情報情報とに基づき、当該用紙端指定情報に応じた
   用紙の端側に当該距離指定情報に応じた幅の印刷が行な
   われない部分が生ずることになる印刷ジョブデータを生
   成して、前記プリンタに送信する印刷ジョブデータ生成
   手段とを備える装置として動作させ、 前記プリンタは、 前記コンピュータの前記印刷ジョブデータ生成送信手段
   によって送信された前記印刷ジョブデータを受信するた
   めの印刷ジョブデータ受信手段と、 この印刷ジョブデータ受信手段により受信された印刷ジ
   ョブデータに基づき、搬送経路上を所定方向に搬送され
   る用紙に印刷を行なうための印刷実行手段と、 前記搬送経路上の所定位置を用紙が覆っているか否かを
   検出するための検出手段と、 この検出手段によって前記所定位置を前記用紙が覆って
   いないことが検出されてから、前記用紙が、前記搬送経
   路上を前記所定方向に前記用紙に設けられていることが
   ある穴の直径以上の距離である規定距離だけ搬送される
   までの間、前記検出手段によって前記所定位置を前記用
   紙が覆っていないことが検出され続けたときに、前記用
   紙の終端が、前記所定位置から前記所定方向に前記規定
   距離だけ離れた個所に位置していると認識し、必要であ
   る場合には、その後、前記印刷実行手段の動作を停止さ
   せる認識制御手段とを、備えることを特徴とする印刷シ
   ステム。