JP2002292713A - シリコーン成型品製造システム - Google Patents

シリコーン成型品製造システム

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JP2002292713A
JP2002292713A JP2001099322A JP2001099322A JP2002292713A JP 2002292713 A JP2002292713 A JP 2002292713A JP 2001099322 A JP2001099322 A JP 2001099322A JP 2001099322 A JP2001099322 A JP 2001099322A JP 2002292713 A JP2002292713 A JP 2002292713A
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silicone
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Toshihiko Sugie
敏彦 杉江
Masako Kajiwara
匡子 梶原
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原料シリコーンの硬化反応に由来する製造上
の制約を受けず、シリコーン成型品を大量に生産できる
装置を提供する。 【解決手段】 付加型の二成分系の原料シリコーンを用
いてシリコーン成型品を製造する装置(10)は、原料
シリコーンの一方の成分ともう一方の成分を別々の装入
口(24、26)から連続的に供給し、混練し、成型す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコーン成型品
を製造する装置に関する。なお、本発明の製造システム
で製造され得るシリコーン成型品は、例えば、ヒト用ま
たは動物用の医療用の製剤であってもよいし、外用剤の
基材、添加成分である薬学的に許容される生理活性物質
を放出する外用剤シート、注射剤、生体内埋め込み剤、
経口剤、坐剤、または医療用具として用いられる衛生材
料、歯科材料、眼科用品、生体機能補助・代行機、また
は自動車部品、電子部品など、幅広い分野における多種
多様なシリコーン成型品または添加成分を含有するシリ
コーン成型品が含まれる。
【0002】
【従来の技術】シリコーンを用いた成型品は、電気、電
子、建築土木、輸送機器、化学工業、紙、繊維、食品、
医薬品など、幅広い産業分野において多様な用途に用い
られている。シリコーン成型品の製造原料として用いる
シリコーン組成物(以下、「原料シリコーン」とい
う。)の一つとして、付加型の硬化反応に基づく二成分
系のシリコーンゴムが開発されている。原料シリコーン
の硬化反応は縮合型の硬化と付加型の硬化に分類され
る。しかし、付加型の硬化は、表面と内部が均一に硬化
する性質(いわゆる深部硬化性)を有し、また本質的に
副生成物がなく、さらに熱による硬化促進が可能である
などの特徴を有する。この付加型の二成分系原料シリコ
ーンは、二つの成分を混練することで硬化反応が始ま
る。具体的に、市販の付加型二成分系のシリコーンゴム
として、例えば、サイラスティック(SILASTI
C,登録商標)メディカルグレードETRエラストマー
が知られており、このシリコーンゴムはパートAとパー
トBの二つの成分がセットになったキットとして提供さ
れている。
【0003】一方、このような付加型二成分系の原料シ
リコーンを用いた成型品が種々検討されている。例え
ば、シリコーンを担体とした脂溶性薬物の長期徐放性製
剤が、国際公開(WO)第00/15199号公報に提
案されている。この製剤の製法では、付加型の二成分系
の原料シリコーンの一方の成分と残る他方の成分(各成
分を以下それぞれ「パートA」および「パートB」とい
う。)および脂溶性薬物と水溶性物質からなる固体を同
時に混練し成型することで製剤を製造している。しか
し、パートAとパートBの硬化反応は混練した時点で始
まる。そのため、硬化がある程度進行した状態で混練物
を一定の形に成型することはもはや不可能である。した
がって、国際公開(WO)第00/15199号公報記
載の製造方法を用いて大量に製剤を製造する場合、硬化
がある程度進行する前に成型しなければならず、そのた
めに時間的な制約を受け、製造能力(製造スケール)が
制限される。また、大量生産するためには、原料シリコ
ーンの成分自体を特別調整することや、製造条件、特に
硬化速度に大きく影響する温度を厳密に管理する必要が
ある。さらに、原料シリコーンのパートAとパートBを
一旦混練すると硬化が開始するので、原料シリコーンと
国際公開(WO)第00/15199号公報でいう脂溶
性薬物と水溶性物質からなる固体を混練すると、その混
練物を成型せずに室温で保存することは不可能であり、
製造スケジュール上の融通性が低い。
【0004】また、特開平7−187994号には、原
料シリコーンのパートAと薬物、原料シリコーンのパー
トBと薬物を各々別々に混練し、それらの各混練物を混
練して成型し製剤を製造する、薬物放出制御製剤の製造
方法が例示されている。この製造方法では、各々の原料
シリコーンの一方のパートと薬物の混練物、および他方
のパートと薬物の混練物を混練した時点から硬化が開始
するので、原料シリコーンの一つのパートと薬物の混練
物の状態であれば保存が可能となるかもしれない。しか
しながら、この原料シリコーンの一つのパートと薬物の
混練物、および他方のパートと薬物の混練物を混練する
と、上述の国際公開(WO)第00/15199号公報
に例示されている原料シリコーンのパートAとパートB
および脂溶性薬物と水溶性物質からなる固体を同時に混
練し成型する方法と同様に、混練した時点で硬化が開始
するので、前記と同様の製造上の制限が問題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、シリコーン成型品の製造において、原料シ
リコーンの硬化反応による制約を受けない大量生産が可
能な製造システムを提供することにある。すなわち、本
発明は、原料シリコーンの成分を調整することや、製造
条件(特に温度)の厳密な制御を必要とせず、かつ大量
のシリコーン成型品を連続的に製造し得る装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、付加型二成分系シリコーンを構成す
る第1の成分と第2の成分とを用意し、これら第1の成
分と第2の成分とを個別に供給し、混練し、反応させて
任意の形状に吐出成形した後、この任意の形状に成形さ
れたものを硬化させてシリコーン成型品を得るシリコー
ン成型品製造システムに関する。このシリコーン成型品
製造システムは、混練吐出成形装置と、この混練吐出成
形装置に一体的に組み合わされた材料装入装置とを有す
る。混練吐出成形装置は、細長い混練室を有するシリン
ダと、上記シリンダの一端側に設けられ、上記混練室に
材料を装入する材料装入部と、上記シリンダの他端側に
設けられ、上記混練室から材料を吐出する吐出部と、上
記混練室内に設けられ、上記材料装入部から装入された
材料を混練しながら上記吐出部に搬送する輸送部とを有
する。また、材料装入部は、上記原料シリコーンの第1
の成分を装入する第1の装入口と、上記原料シリコーン
の第2の成分を装入する第2の装入口とを有し、上記輸
送部は上記第1の装入口から装入された第1の成分と上
記第2の装入口から装入された第2の成分とを上記混練
室内で混練し反応させて上記吐出部から吐出する。他
方、材料装入装置は、上記第1の装入口を介して上記原
料シリコーンの第1の成分を上記混練室に供給する第1
の供給機と、上記第2の装入口を介して上記原料シリコ
ーンの第2の成分を上記混練室に供給する第2の供給機
とを有する。
【0007】上記シリコーン成型品製造システムは、混
練吐出成形装置に第3の成分を装入する第3の装入口を
設け、材料装入装置に上記第3の装入口を介して上記第
3の成分を上記混練室に供給する第3の供給機を設けて
もよい。
【0008】上記第1の供給機が、上記第1の成分と添
加剤である第3の成分とを混練して得られた第1の混練
物を上記第1の装入口を介して上記混練室に供給し、上
記第2の供給機が、上記第2の成分と上記第3の成分と
を混練して得られた第2の混練物を上記第2の装入口を
介して上記混練室に供給してもよい。
【0009】また、上記第1の供給機には、上記第1の
成分に第3の成分を添加し混練して第1の混練物を得る
第1の混練機と、上記第1の混練物を上記第1の装入口
を介して上記混練室に装入する第1の供給機を設け、上
記第2の供給機には、上記第2の成分に第3の成分を添
加し混練して第2の混練物を得る第2の混練機と、上記
第2の混練物を上記第2の装入口を介して上記混練室に
装入する第2の供給機とを設けてもよい。
【0010】本発明の第2の形態は、付加型二成分系シ
リコーンを含むシリコーン成型品を得るシリコーン成型
品製造システムであって、第1の成型部と、第2の成型
部とを備えている。これら第1と第2の成型部はそれぞ
れ、混練吐出成形装置と、この混練吐出成形装置に一体
的に組み合わされた材料装入装置とを備えている。ま
た、混練吐出成形装置は、細長い混練室を有するシリン
ダと、上記シリンダの一端側に設けられ、上記混練室に
材料を装入する材料装入部と、上記シリンダの他端側に
設けられ、上記混練室から材料を吐出する吐出部と、上
記混練室内に設けられ、上記材料装入部から装入された
材料を混練しながら上記吐出部に搬送する輸送部とを有
する。また、材料装入部は、上記原料シリコーンの第1
の成分を装入する第1の装入口と、上記原料シリコーン
の第2の成分を装入する第2の装入口とを有する。さら
に、上記輸送部は上記第1の装入口から装入された第1
の成分と上記第2の装入口から装入された第2の成分と
を上記混練室内で混練し反応させて上記吐出部から吐出
する。他方、材料装入装置は、上記第1の装入口を介し
て上記原料シリコーンの第1の成分を上記混練室に供給
する第1の供給機と、上記第2の装入口を介して上記原
料シリコーンの第2の成分を上記混練室に供給する第2
の供給機とを有する。これらに加えて、第1と第2の成
型部の少なくともいずれか一方は、上記混練吐出成形装
置の材料装入部が、添加剤である第3の成分を上記混練
室に装入する第3の装入口を有し、上記材料装入装置
が、上記第3の材料装入口を介して上記第3の成分を上
記混練室に供給する第3の供給機を有する。その他、シ
リコーン成型品製造システムは、上記第1と第2の成型
部の吐出部からそれぞれ吐出された材料を一体化された
混練物として吐出するダイを有する。
【0011】本発明の第3の形態は、付加型二成分系シ
リコーンを含むシリコーン成型品を得るシリコーン成型
品製造システムであって、第1の成型部と、第2の成型
部とを備えている。これら第1と第2の成型部はそれぞ
れ、混練吐出成形装置と、この混練吐出成形装置に一体
的に組み合わされた材料装入装置とを備えている。ま
た、混練吐出成形装置は、細長い混練室を有するシリン
ダと、上記シリンダの一端側に設けられ、上記混練室に
材料を装入する材料装入部と、上記シリンダの他端側に
設けられ、上記混練室から材料を吐出する吐出部と、上
記混練室内に設けられ、上記材料装入部から装入された
材料を混練しながら上記吐出部に搬送する輸送部とを有
する。また、材料装入部は、上記原料シリコーンの第1
の成分を装入する第1の装入口と、上記原料シリコーン
の第2の成分を装入する第2の装入口とを有する。さら
に、上記輸送部は上記第1の装入口から装入された第1
の成分と上記第2の装入口から装入された第2の成分と
を上記混練室内で混練し反応させて上記吐出部から吐出
する。他方、材料装入装置は、上記第1の装入口を介し
て上記原料シリコーンの第1の成分を上記混練室に供給
する第1の供給機と、上記第2の装入口を介して上記原
料シリコーンの第2の成分を上記混練室に供給する第2
の供給機とを有する。これらに加えて、第1と第2の成
型部の少なくともいずれか一方は、上記第1の供給機
が、上記第1の成分と添加剤である第3の成分とを混練
して得られた第1の混練物を上記第1の装入口を介して
上記混練室に供給し、上記第2の供給機が、上記第2の
成分と上記第3の成分とを混練して得られた第2の混練
物を上記第2の装入口を介して上記混練室に供給する。
また、シリコーン成型品製造システムは、上記第1と第
2の成型部の吐出部からそれぞれ吐出された材料を一体
化された混練物として吐出するダイを有する。
【0012】この第3の形態において、上記第1の供給
機には、上記第1の成分と第3の成分を混練して上記第
1の混練物を得る第1の混練機と、上記第1の混練物を
上記第1の装入口を介して上記混練室に装入する第1の
供給機とを設け、上記第2の供給機には、上記第2の成
分と第3の成分を混練して上記第2の混練物を得る第2
の混練機と、上記第2の混練物を上記第2の装入口を介
して上記混練室に装入する第2の供給機とを設けてもよ
い。
【0013】これら第2及び第3の形態において、一体
化された混練物は、上記第1の成型部の材料が上記第2
の成型部の材料によって囲まれているのが好ましい。ま
た、上記第3の成分は、液体又は固体のいずれであって
もよいが固定の方が好ましい。
【0014】
【発明の効果】上述のシリコーン成型品の製造システム
によれば、付加型二成分系シリコーンを構成する第1の
成分と第2の成分は別々の装入部から混練室内に装入さ
れる。装入された第1と第2の成分は輸送部によって混
練されながら搬送され、吐出部から吐出される。したが
って、第1の成分と第2の成分との硬化反応は、両者が
混練室に装入された時点から始まる。つまり、混練開始
以前に第1又は第2の成分の硬化が始まることはない。
そのため、原料シリコーンの混練開始時点から硬化があ
る程度進行する時点までの間に、混練室内で二つの成分
を十分に混練できる。その結果、第1の成分と第2の成
分、さらに第3の成分を含有するシリコーン成型品の製
造において、これら第1と第2の成分の混練物の硬化時
間に左右されることなく、そのためシリコーン成型品を
連続して大量に製造できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
のシリコーン成型品製造システムの実施形態を説明す
る。
【0016】図1は、シリコーン成型品製造システム
(以下、「製造システム」という。)1Aの第1の形態
を示す。この製造システム1Aは第1の成型部10Aを
有する。第1の成型部10Aは、概略、混練吐出成形装
置12と材料装入装置30を有する。混練吐出成形装置
12は細長いシリンダ14を備えている。シリンダ14
の内部には、このシリンダ14の一端から他端までほぼ
一様な断面の細長い空間(混練室16)が形成されてい
る。混練室16の中には、一つ又は複数の平行に配置さ
れた混練輸送部(スクリュー18)が配置されている。
各スクリュー18は、混練室16に装入された材料を図
上左側の一端側から図上右側の他端側に向かって搬送し
ながら混練するために、図上左側の一端が駆動源である
モータ20に駆動連結されている。混練輸送部(スクリ
ュー18)が2本以上の複数である場合、各スクリュー
は同方向又は異なる方向に回転させることができる。ま
た、スクリューの形状を変えることで、材料の混練性を
調整することができる。
【0017】シリンダ14は、図上左側の一端側に、材
料装入部22を有する。材料装入部22は、混練室16
に連通する第1と第2の材料装入口24,26を備えて
いる。また、シリンダ14は、混練材料の搬送方向(図
面上左側から右側に向かう方向)に関して、第1及び第
2の材料装入口24、26の上流側に、混練室16に連
通する第3の材料装入口28を備えている。これら第1
〜第3の材料装入口24、26、28は、材料装入装置
30の第1〜第3の原料供給機32、34、36が接続
されている。一方、シリンダ14の図上右側の他端部
は、混練室16で混練された材料を吐出する吐出部38
を備えている。
【0018】以上のように構成された製造システム1A
を用いてシリコーン成型品を製造する場合、付加型二成
分の原料シリコーンの一方の成分(原料A)が、第1の
原料供給機32から第1の材料装入口24を介して混練
室16に連続供給され、付加型二成分の原料シリコーン
の他方の成分(原料B)は、第2の原料供給機34から
第2の材料装入口26を介して混練室16に連続供給さ
れる。また、第1の成型部10Aでは、添加剤である第
3の成分(第3の原料)が、第3の原料供給機36から
第3の材料装入口28を介し、混練室16に連続装入さ
れる。
【0019】そして、混練室16に装入された添加剤
は、スクリュー18によって撹拌される。撹拌された添
加剤は、スクリュー18の回転によって、第1及び第2
の材料装入口24、26から装入された原料A及び原料
Bに混練され、混練室16の他端側の吐出部38に向け
て輸送され、この吐出部38から成型品40となって連
続的に吐出される。なお、吐出部38から該吐出部38
に最も近い材料装入口(本実施形態では、第2の材料装
入口26)までの距離は、スクリュー18の混練能力に
よっても異なるが、第1、2、3の材料装入口24、2
6、28から混練室16に装入された3つの材料が吐出
部38に到達するまでの間で、完全にすなわち均一に混
練されるように、且つ混練された原料AとBが吐出部3
8を通過する時点で吐出口の形に成型され得るように
(すなわち、吐出部38を通過する時点で完全に硬化し
ていないように)設定されている。
【0020】図1の製造システムには、図示するよう
に、第1の成型部10Aに類似の構成を有する第2の成
型部10Bを設けることができる。第2の成型部10B
は、第3の材料装入口を供えていない点と、吐出部の吐
出口が第1の成型部10Aの吐出部38に接続されてい
る点で、第1の成型部10Aと異なる。なお、第1と第
2の原料供給機32、34は第2の成型部10Bにも単
独に設けてもよいし、第1の成型部10Aのものを兼用
してもよい。第2の成型部10Bの他の構成は第1の成
型部10Aとほぼ同一であり、同一の部分には同一の符
号が付してある。
【0021】この形態の製造システムにおいて、第2の
成型部10Bでは、第1と第2の材料装入口26、24
から装入された第1と第2の原料が混練室16内で混練
され、吐出部38から吐出される。そして、第2の成型
部10Bの吐出部38から吐出された混練物は、第1の
吐出部38に供給され、この第1の吐出部38から、第
1の成型部10Aで形成された混練物と共に、一体化さ
れた成型品40となって吐出される。
【0022】したがって、第1の吐出部38の吐出口を
適当に設計すれば、図3に示すように、第1の成型部1
0Aで形成された混練物40Aの周囲を第2の成型部1
0Bで形成された混練物40Bで被覆した、二重構造の
成型品40を得ることができる。
【0023】図2は他の形態の製造システム1Bを示
す。この製造システム1Bにおいて、第1の成型部10
Aは、第1の材料装入口24と第2の材料装入口26だ
けを有し、第3の材料装入口は具備しない。この製造シ
ステム1Bを用いて成型品を製造する場合、第1の成型
部10Aの第1の原料供給機32Aには、第1の原料と
第3の原料である添加剤とを第1の混練機33Aによっ
て予め混練しておいた第1の混練物が供給され、第2の
原料供給機34Aには、第2の原料と第3の原料である
添加剤を第2の混練機35Aによって予め混練しておい
た第2の混練物が供給される。これら第1の混練物と第
2の混練物は、それぞれ第1と第2の原料供給機32
A,34Aから第1と第2の材料装入口24,26を介
して混練室16に装入される。混練室16に装入された
第1の混練物と第2の混練物はスクリュー18によって
混練されながら吐出部38に向かって輸送され、その輸
送過程で均一に混練される。そして、その混練物は、吐
出部38を介し、ノズル形状の選定によって任意の形状
に成形された成型品40となって連続的に吐出される。
【0024】なお、図1を参照して説明した第1の形態
と同様に、添加剤である第3の原料の装入口とその供給
機とを設け、この供給機から装入口を介して混練室16
に第3の原料を供給し、この混練室16の中で第1及び
第2の原料に添加してもよい。
【0025】添加剤は、第1及び第2の原料と混練され
たときにこれら第1と第2の原料の硬化を促進するもの
でない。したがって、第1の原料と第2の原料は混練室
16内で混練することにより硬化が始まる。また、吐出
部38から該吐出部38に最も近い材料装入口(本実施
形態では、第2の材料装入口26)までの距離は、第1
と第2の材料装入口24、26から混練室16に装入さ
れた2つの原料が吐出部38に到達するまでに均一に混
練されるように、且つ混練された原料AとBが吐出部3
8を通過する時点で吐出口の形に成型され得るように
(すなわち、吐出部38を通過する時点で完全に硬化し
ていないように)設定されている。
【0026】本形態でも、製造システム1Bに第2の成
型部10Bを設けてもよい。この場合、第2の成型部1
0Bの原料供給機32B、34Bはそれぞれ、添加剤を
含まない原料A、Bだけを供給し、第1の成型部10A
で得られた混練物(添加剤を含む混練物)の周囲を、第
2の成型部10Bで得られた混練物(添加剤を含まない
混練物)によって覆った2層構造の成型品(図3参照)
を得ることもできる。逆に、第2の成型部10Bで得ら
れた混練物(添加剤を含まない混練物)の周囲を第1の
成型部10Aで得られた混練物(添加剤を含む混練物)
で被覆した2層構造の成型品を得ることもできる。
【0027】
【実施例】図1に示す第1と第2の成型部を備え、図3
に示す構造の成型品を製造する製造システムの具体的な
実施例について、図4から図6を参照して説明する。
【0028】図4及び図5に示す製造システム100
は、図4の左側に示された成型部(第1の成型部)10
2Aを有する。成型部102Aは付加型二成分の原料シ
リコーンの2つの成分(原料Aと原料B)を混練するた
めの混練機(押し出し成型装置)104を有する。混練
機104は適当な金属等からなる細長いバレル106又
はシリンダを有する。バレル106は2つの空室、すな
わちバレル106の長手方向に沿って伸びる混練室10
8と、混練室108の外側に形成された恒温水循環路
(ジャケット)110を有する。
【0029】混練室108の内部には、本実施形態で
は、該混練室108の長手方向に沿って伸びる2本の混
練部材が配置されている。これら混練部材としては、細
長い軸の周囲に連続して羽根を取り付けたスクリュー1
12であってもよいし、軸の周囲に多数のブレードを所
定の間隔をあけて取り付けたものであってもよい。混練
部材の本数も2本に限るものでなく、1本以上であれば
数に制限はない。各スクリュー112は、駆動源である
モータ114に図示しない減速機を介して駆動連結され
ている。
【0030】循環路110は低温恒温水循環装置116
に接続され、この循環装置116から一定温度の液体
(例えば水)が循環されるようにしてある。
【0031】バレル106は、モータ114に近い一端
側に、材料装入部117を有する。材料装入部117
は、混練室108に通じる添加剤装入口118、第1の
原料装入口120、第2の原料装入口122を有する。
これら添加剤装入口118、第1の原料装入口120、
第2の原料装入口122はまた、添加剤供給装置12
4、第1の原料供給装置126、第2の原料供給装置1
28がそれぞれ接続されている。これら添加剤供給装置
124、原料供給装置126、128としては、例えば
スクリューフィーダ、ベルトフィーダ、ミラブル型シリ
コーン供給装置などの各種の供給装置が利用可能であ
る。
【0032】他方、バレル106は、モータ114から
離れた他端に、混練室108から吐出される混練物を所
定の断面形状に加工する吐出部(ダイ130)を有す
る。
【0033】製造システム100はまた、第2の成型部
102Bを有する。この第2の成型部102Bは、上述
した第1の成型部102Aと基本的に同一の構成を有す
るが、以下の点で第1の成型部102Aと異なる。ま
ず、第1の成型部102Aは、原料に添加剤を加えるた
めに、添加剤装入口118と添加剤供給装置124を備
えているが、第2の成型部102Bはこれらに対応する
構成を備えていない。また、第2の成型部102Bの吐
出部は第1の成型部102Aのダイ130に一体的に形
成されており、第1の成型部102Aから吐出される混
練材料と第2の成型部102Bから吐出される混練材料
がダイ130で一体化され、図3に示す二重構造の成型
品が得られるようにしてある。そのために、本実施形態
では、図4に示すように、第1の成型部102Aと第2
の成型部102Bを直線上に配置してもよく、あるいは
図5に示すように、第1の成型部102Aに対し、第2
の成型部102Bを直交する方向(又は斜め)に配置し
てもよい。
【0034】図6に詳細に示すように、ダイ130は、
第1の成型部102Aの混練室108に連通し且つこの
混練室108から押し出される混練物を所定の断面形状
を有する棒状成型品として吐出するための第1のノズル
132を有する第1のノズル部134を備えている。ダ
イ130はまた、第1のノズル132の周囲を囲む空室
136と、第1のノズル132の前方に該ノズル132
の中心軸と同軸上に形成された第2のノズル138を形
成する第2のノズル部140を有し、空室136が第2
の成型部102Bの混練室108に接続されている。な
お、第1及び第2のノズルの断面形状を任意に選択し、
棒状以外の形状(例えば、シート形状)の成型品を得る
ことができる。
【0035】製造システム100はさらに、ダイ130
から押し出された成型品144を加熱硬化して一定の安
定した形にするための加熱硬化装置144(図5参照)
を有する。
【0036】以上の構成を供えた製造システムの使用に
ついて説明する。まず、付加型の二成分系の原料シリコ
ーンと、添加剤を用意する。本実施例に用いる原料シリ
コーンは、付加型の二成分系の原料シリコーンであれば
よく、シリコーン成型品の用途や成型方法により適宜選
択される。付加型の原料シリコーンとしては、(1)脂
肪族不飽和結合を有する官能基を含有するオルガノポリ
シロキサン、(2)ハイドロジェンオルガノポリシロキ
サン(分子中にSi−H結合を有する比較的低分子量の
ポリマー)、(3)VIII族遷移金属錯体(通常は白金化
合物)、(4)反応抑制剤、(5)補強性シリカから構
成されるものが挙げられる。これら(1)〜(4)の混
練物はヒドロシリル化反応により架橋することで硬化す
るものであり、(1)は主剤、(2)は架橋剤、(3)
は硬化触媒、(4)は硬化温度、時間をコントロールす
るための添加剤である(伊藤邦雄編、シリコーンハンド
ブック、日刊工業新聞社)。市販されている付加型の二
成分系の原料シリコーンとして、例えばダウ・コーニン
グ社のサイラスティック(SILASTIC,登録商
標)があげられ、その物性やグレードにより例えばメデ
ィカルグレードETRエラストマーQ7―4735、
Q7―4750、 Q7―4765、やクリーングレー
ドQ7−4035、 Q7−4055、およびコマーシ
ャルグレード595HC、599HC、598など、種
々のものが入手可能である。
【0037】添加剤は、製造するシリコーン成型品に含
有させるもので、シリコーン成型品の機能を向上させる
もの、劣化を防止するもの、またはシリコーン成型品よ
り放出することでその機能を発揮するものなどがある。
添加剤は、成型が不可能となる程にシリコーンの硬化を
極端に阻害しないものでかつ成型が不可能となる程の含
有量でなければ、液体、固体、オイル状であってもよ
い。硬化を阻害するものの例にアミン、酸化窒素化合
物, などがあげられ、それらを添加成分として含有さ
せる際には注意を要する。シリコーン成型品に含有する
添加成分は一種または二種以上であってもよい。添加剤
の具体例として、カーボンブラックに代表されるシリコ
ーンの添加剤として工業的に用いられているあらゆる添
加剤、医薬分野で用いられる種々の治療および予防効果
を有する薬物、医学的に許容される各種添加剤などが挙
げられるが、これらに限定されるものでない。
【0038】次に、付加型の二成分系の原料シリコーン
の一方の成分(原料A)ともう一方の成分(原料B)
を、第1と第2の成型部102A、102Bの第1の原
料供給装置126にそれぞれ供給し、添加剤を添加剤供
給装置124に供給する。これら原料供給装置126、
128、添加剤供給装置124に供給された原料及び添
加剤は、原料装入口120、122と添加剤装入口11
8を介して混練室108に供給される。そして、第1の
成型部102Aでは、添加剤と2つの原料がスクリュー
112によって混練されながらダイ130に向けて輸送
される。同様に、第2の成型部102Bでは、2つの原
料がスクリュー112によって混練されながらダイ13
0に向けて輸送される。このとき、原料の混練の際に生
じる熱は循環装置116から循環路110に循環される
低温恒温水によって除去され、混練材料の温度が一定
(例えば、60℃以下好ましくは室温(45℃以下))
に維持される。第1及び第2成型部102Aにおける原
料の混練時間は、2つの原料が硬化に要するまでの時間
によって異なるが、1時間以内、好ましくは30分以
内、さらに好ましくは約3〜5分に調整される。ただ
し、混練開始から硬化までの時間は温度によって著しく
異なり、例えばサイラスティック(SILASTIC,
登録商標)メディカルグレードETRエラストマー Q
7―4750の場合、原料Aと原料Bの混練後、80℃
では数分以内で混練から成型までを完了する必要がある
が、20℃では3時間程度の時間が許容される。
【0039】図6に示すように、第1の成型部102A
で得られた混練物146は、ダイ130において、第1
のノズル部134の第1のノズル132から、第2のノ
ズル138に向けて押し出される。一方、第2の成型部
102Bで得られた混練物148は、ダイ130におい
て、第2のノズル部140の空室136に送られ、第1
の成型部102Aから押し出された混練物146の周囲
を囲むようにして、第2のノズル138から押し出され
る。ダイ130から押し出された混練物146、148
は加熱硬化装置144に送られ、ここで加熱されて図3
に示す成型品144が得られる。
【0040】添加剤について詳細に説明すると、この添
加剤は製造するシリコーン成型品に含有させるもので、
シリコーン成型品の機能を向上させるもの、劣化を防止
するもの、またはシリコーン成型品より放出することで
その機能を発揮するものなどがある。添加剤は、成型が
不可能となる程にシリコーンの硬化を極端に阻害しない
ものでかつ成型が不可能となる程の含有量でなければ、
液体、固体、オイル状であってもよい。硬化を阻害する
ものの例にアミン、酸化窒素化合物、などが挙げられ、
それらを添加成分として含有させる際には注意を要す
る。シリコーン成型品に含有する添加成分は一種または
二種以上であってもよい。
【0041】添加剤の具体例として、カーボンブラック
に代表されるシリコーンの添加剤として工業的に用いら
れているあらゆる添加剤、医療分野で用いられる種々の
治療および予防効果を有する薬物、医学的に許容される
各種添加剤などが挙げられる。
【0042】治療および予防効果を有する薬物について
は水溶性薬物、脂溶性薬物、不溶性薬物のいずれであっ
ても良い。より具体的な例を以下に示すが、これらによ
って限定されるものではない。
【0043】水溶性薬物としては、インターフェロン、
インターロイキンなどのサイトカイン類、コロニー刺激
因子、エリスロポエチンなどの増血因子類、成長ホルモ
ン、成長ホルモン放出因子、カルシトニン、黄体形成ホ
ルモン、黄体形成ホルモン放出ホルモン、インシュリン
などのホルモン類、ソマトメジン、神経成長因子、神経
栄養因子、繊維芽細胞成長因子、肝細胞増殖因子などの
成長因子類、細胞接着因子、免疫抑制剤、アスパラギナ
ーゼ、スーパーオキシドディスムターゼ、組織プラスミ
ノーゲン活性化因子、ウロキナーゼ、プロウロキナーゼ
などの酵素、血液凝固VIII因子などの血液凝固因子類、
BMP(Bone Morphogenetic Protein)などの骨代謝
関連蛋白、ヒトおよび/または動物用ワクチンとして使
用され得る抗原類、ガン抗原、核酸類、抗体類、アドリ
アマイシン、ブレオマイシン、マイトマイシンなどの制
ガン剤、抗生物質、抗炎症剤、アルキル化剤、免疫抑制
剤などが挙げられる。なお、ここでいう「インターフェ
ロン」とはα、β、γその他いずれのインターフェロン
でもよく、またそれらの組み合わせでもよい。同様に
「インターロイキン」とはIL−1、IL−2またはI
L−3その他のいずれでもよく、「コロニー刺激因子」
とはmulti−CSF(多機能CSF)、GM−CSF
(顆粒球−単球マクロファージCSF)、G−CSF
(顆粒球CSF)、M−CSF(単球マクロファージC
SF)その他のいずれでもよい。また、抗原としてはト
キソイド、ワクチンなどが挙げられるが、これらに限定
されるものではない。また、疾患や適用方法によって
は、複数の水溶性薬物を用いることができる。
【0044】脂溶性薬物としては、アベルメクチン、イ
ベルメクチン、スピラマイシン、セフチオフールなどの
抗生物質、アモキシシリン、エリスロマイシン、オキシ
テトラサイクリン、リンコマイシンなどの抗菌剤、デキ
サメタゾン、フェニルブタゾンなどの抗炎症剤、レボチ
ロキシンなどのホルモン剤、パルミチン酸デキサメタゾ
ン、トリアムシノロンアセトニド、酢酸ハロプレドンな
どの副腎皮質ステロイド、インドメタシン、アスピリン
などの非ステロイド抗炎症薬、プロスタグランジンE1
などの動脈閉塞治療剤、アクチノマイシン、ダウノマイ
シンなどの制ガン剤、アセトヘキサミドなどの糖尿病
薬、エストラジオールなどの骨疾患治療薬などが挙げら
れる。また、疾患や適用方法によっては、複数の脂溶性
薬物を用いることができる。
【0045】不溶性薬物の例としては、ウイルスや細菌
を含むワクチン類(生ワクチン、不活化ワクチン)など
が挙げられる。
【0046】更に直接治療効果を持つものだけでなく、
生理活性を示す物質もしくは生理活性を補助あるいは誘
導する物質であってもよく、サポニンに代表されるワク
チンにおけるアジュバントなどが挙げられ、その場合、
シリコーン成型品中に更にワクチンを含有させることに
よりシリコーンを担体としたアジュバント含有のワクチ
ンの徐放性製剤が得られる。
【0047】薬物は水溶性薬物のみもしくは脂溶性薬物
のみ、不溶性薬物のみを、またはこれらを組み合わせて
使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るシリコーン成型品
製造システムの概略構成を示す図。
【図2】 本発明の他の実施形態に係るシリコーン成型
品製造システムの概略構成を示す図。
【図3】 図1と図2に示すシリコーン成型品製造シス
テムで製造される成型品の部分拡大斜視図。
【図4】 図1に示すシリコーン成型品製造システムの
具体例を示す側面図。
【図5】 図4に示すシリコーン成型品製造システムの
平面図。
【図6】 図4と図5に示すシリコーン成型品製造シス
テムに使用されているダイの拡大断面図。
【符号の説明】
1A:シリコーン成型品製造システム 12A:第1の成型部 12B:第2の成型部 14:シリンダ 16:混練室 18:スクリュー 24:第1の材料装入口 26:第2の材料装入口 28:第3の材料装入口 38:吐出部 40:成型品
フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AA33 AB00 AG03 KA01 KA17 KB22 KF01 KK01 KK12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付加型二成分系シリコーンを構成する第
    1の成分と第2の成分とを用意し、これら第1の成分と
    第2の成分とを個別に供給し、混練し、反応させて任意
    の形状に吐出成形した後、この任意の形状に成形された
    ものを硬化させてシリコーン成型品を得るシリコーン成
    型品製造システムであって、 上記シリコーン成型品製造システムは、混練吐出成形装
    置と、この混練吐出成形装置に一体的に組み合わされた
    材料装入装置とからなり、 上記混練吐出成形装置は、 細長い混練室を有するシリンダと、 上記シリンダの一端側に設けられ、上記混練室に材料を
    装入する材料装入部と、 上記シリンダの他端側に設けられ、上記混練室から材料
    を吐出する吐出部と、上記混練室内に設けられ、上記材
    料装入部から装入された材料を混練しながら上記吐出部
    に搬送する輸送部とを有し、 上記材料装入部は、上記原料シリコーンの第1の成分を
    装入する第1の装入口と、上記原料シリコーンの第2の
    成分を装入する第2の装入口とを有し、 上記輸送部は上記第1の装入口から装入された第1の成
    分と上記第2の装入口から装入された第2の成分とを上
    記混練室内で混練し反応させて上記吐出部から吐出し、 上記材料装入装置は、 上記第1の装入口を介して上記原料シリコーンの第1の
    成分を上記混練室に供給する第1の供給機と、 上記第2の装入口を介して上記原料シリコーンの第2の
    成分を上記混練室に供給する第2の供給機とを有するこ
    とを特徴とするシリコーン成型品製造システム。
  2. 【請求項2】 上記混練吐出成形装置は、第3の成分を
    装入する第3の装入口を有し、 上記材料装入装置は、上記第3の装入口を介して上記第
    3の成分を上記混練室に供給する第3の供給機を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシリコーン成型品製
    造システム。
  3. 【請求項3】 上記第1の供給機は、上記第1の成分に
    第3の成分を添加し混練して第1の混練物を得る第1の
    混練機と、上記第1の混練物を上記第1の装入口を介し
    て上記混練室に装入する第1の供給機とを有し、 上記第2の供給機は、上記第2の成分に第3の成分を添
    加し混練して第2の混練物を得る第2の混練機と、上記
    第2の混練物を上記第2の装入口を介して上記混練室に
    装入する第2の供給機とを有することを特徴とする請求
    項1に記載のシリコーン成型品製造システム。
  4. 【請求項4】 付加型二成分系シリコーンを含むシリコ
    ーン成型品を得るシリコーン成型品製造システムであっ
    て、(a) 第1の成型部と、(b) 第2の成型部と
    を有し、(b1) 上記第1と第2の成型部はそれぞ
    れ、混練吐出成形装置と、この混練吐出成形装置に一体
    的に組み合わされた材料装入装置とを備え、 上記混練吐出成形装置は、 細長い混練室を有するシリンダと、 上記シリンダの一端側に設けられ、上記混練室に材料を
    装入する材料装入部と、 上記シリンダの他端側に設けられ、上記混練室から材料
    を吐出する吐出部と、 上記混練室内に設けられ、上記材料装入部から装入され
    た材料を混練しながら上記吐出部に搬送する輸送部とを
    有し、 上記材料装入部は、上記原料シリコーンの第1の成分を
    装入する第1の装入口と、上記原料シリコーンの第2の
    成分を装入する第2の装入口とを有し、 上記輸送部は上記第1の装入口から装入された第1の成
    分と上記第2の装入口から装入された第2の成分とを上
    記混練室内で混練し反応させて上記吐出部から吐出し、 上記材料装入装置は、 上記第1の装入口を介して上記原料シリコーンの第1の
    成分を上記混練室に供給する第1の供給機と、 上記第2の装入口を介して上記原料シリコーンの第2の
    成分を上記混練室に供給する第2の供給機とを有し、
    (b2) 上記第1と第2の成型部の少なくともいずれ
    か一方は、 上記混練吐出成形装置の材料装入部が、添加剤である第
    3の成分を上記混練室に装入する第3の装入口を有し、 上記材料装入装置が、上記第3の材料装入口を介して上
    記第3の成分を上記混練室に供給する第3の供給機を有
    し、(c) 上記シリコーン成型品製造システムはま
    た、上記第1と第2の成型部の吐出部からそれぞれ吐出
    された材料を一体化された混練物として吐出するダイを
    有することを特徴とするシリコーン成型品製造システ
    ム。
  5. 【請求項5】 付加型二成分系シリコーンを含むシリコ
    ーン成型品を得るシリコーン成型品製造システムであっ
    て、(a) 第1の成型部と、(b) 第2の成型部と
    を有し、(b1) 上記第1と第2の成型部はそれぞ
    れ、混練吐出成形装置と、この混練吐出成形装置に一体
    的に組み合わされた材料装入装置とを備え、 上記混練吐出成形装置は、 細長い混練室を有するシリンダと、 上記シリンダの一端側に設けられ、上記混練室に材料を
    装入する材料装入部と、 上記シリンダの他端側に設けられ、上記混練室から材料
    を吐出する吐出部と、上記混練室内に設けられ、上記材
    料装入部から装入された材料を混練しながら上記吐出部
    に搬送する輸送部とを有し、 上記材料装入部は、上記原料シリコーンの第1の成分を
    装入する第1の装入口と、上記原料シリコーンの第2の
    成分を装入する第2の装入口とを有し、 上記輸送部は上記第1の装入口から装入された第1の成
    分と上記第2の装入口から装入された第2の成分とを上
    記混練室内で混練し反応させて上記吐出部から吐出し、 上記材料装入装置は、 上記第1の装入口を介して上記原料シリコーンの第1の
    成分を上記混練室に供給する第1の供給機と、 上記第2の装入口を介して上記原料シリコーンの第2の
    成分を上記混練室に供給する第2の供給機とを有し、
    (b2) 上記第1と第2の成型部の少なくともいずれ
    か一方は、 上記第1の供給機が、上記第1の成分と添加剤である第
    3の成分とを混練して得られた第1の混練物を上記第1
    の装入口を介して上記混練室に供給し、 上記第2の供給機が、上記第2の成分と上記第3の成分
    とを混練して得られた第2の混練物を上記第2の装入口
    を介して上記混練室に供給し、(c) 上記シリコーン
    成型品製造システムはまた、上記第1と第2の成型部の
    吐出部からそれぞれ吐出された材料を一体化された混練
    物として吐出するダイを有することを特徴とするシリコ
    ーン成型品製造システム。
  6. 【請求項6】 上記第1の供給機は、上記第1の成分と
    第3の成分を混練して上記第1の混練物を得る第1の混
    練機と、上記第1の混練物を上記第1の装入口を介して
    上記混練室に装入する第1の供給機とを有し、 上記第2の供給機は、上記第2の成分と第3の成分を混
    練して上記第2の混練物を得る第2の混練機と、上記第
    2の混練物を上記第2の装入口を介して上記混練室に装
    入する第2の供給機とを有することを特徴とする請求項
    5に記載のシリコーン成型品製造システム。
  7. 【請求項7】 上記一体化された混練物は、上記第1の
    成型部の材料が上記第2の成型部の材料によって囲まれ
    ていることを特徴とする請求項4から6のいずれか一に
    記載のシリコーン成型品製造システム。
  8. 【請求項8】 上記第3の成分が、液体又は固体のいず
    れか一方である請求項4から7のいずれか一に記載のシ
    リコーン成型品製造システム。
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