JP2002292367A - 紫外線照射装置 - Google Patents

紫外線照射装置

Info

Publication number
JP2002292367A
JP2002292367A JP2001101898A JP2001101898A JP2002292367A JP 2002292367 A JP2002292367 A JP 2002292367A JP 2001101898 A JP2001101898 A JP 2001101898A JP 2001101898 A JP2001101898 A JP 2001101898A JP 2002292367 A JP2002292367 A JP 2002292367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
light
ultraviolet
treated
ultraviolet irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001101898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4438248B2 (ja
Inventor
Eiichi Ishiyama
栄一 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Photoscience Japan Corp
Original Assignee
Photoscience Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Photoscience Japan Corp filed Critical Photoscience Japan Corp
Priority to JP2001101898A priority Critical patent/JP4438248B2/ja
Publication of JP2002292367A publication Critical patent/JP2002292367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4438248B2 publication Critical patent/JP4438248B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/30Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
    • C02F1/32Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation with ultraviolet light
    • C02F1/325Irradiation devices or lamp constructions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/32Details relating to UV-irradiation devices
    • C02F2201/324Lamp cleaning installations, e.g. brushes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光透過性隔壁の被処理液と接触しない非接触
面側から該光透過性隔壁の被処理液と接触する接触面を
洗浄する。 【解決手段】 紫外線光源3と光透過性隔壁2を介して
隔てられた被処理液に、該紫外線光源3から紫外線を照
射することによって、該被処理液を処理する紫外線照射
装置において、前記被処理液に接触する前記光透過性隔
壁2の接触面を洗浄するための洗浄部材5と、前記被処
理液に接触しない該光透過性隔壁2の非接触面に沿って
駆動される駆動部材10とを該光透過性隔壁2を介して
磁気的に結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線照射により
被処理液中の細菌等の殺菌、消毒、あるいは微量有機物
の酸化分解あるいは難分解性有機物の分解等の処理を行
う紫外線照射装置に関し、特に、紫外線光源と被処理液
とを隔てる光源保護管や通水管などの光透過性隔壁の被
処理液との接触面を洗浄することのできる紫外線照射装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線照射により被処理液中の細菌等の
殺菌及び消毒等の処理を行う紫外線照射装置又はシステ
ムは、半導体工業純水製造ラインや、製薬工業無菌水製
造ライン、食品工業用水の殺菌ライン、水産・養殖用水
殺菌ライン、排水・下水処理ライン、プール水処理ライ
ン、冷却塔循環水処理ラインなど、様々な分野で応用さ
れている。この種の紫外線照射装置は、紫外線の被処理
液に対する照射方式に応じて内照式紫外線照射装置と外
照式紫外線照射装置とに大別される。内照式紫外線照射
装置は、被処理液を通す密閉管内に液密に配置されてな
る光透過性の光源保護管に紫外線光源を内挿し、該保護
管の内側から紫外線光源によって密閉管内の被処理液に
紫外線を照射するものである。外照式紫外線照射装置
は、被処理液を通す光透過性の通水管の外部に紫外線光
源を配置し、該通水管の外側から紫外線光源によって当
該通水管内の被処理液に紫外線を照射するものである。
【0003】上記各紫外線照射装置では、紫外線光源と
被処理液とが光透過性の保護管や通水管などの隔壁を介
して隔てられているため、被処理液の処理を継続してい
ると、該保護管や通水管の被処理液との接触面にスケー
ル(被処理液中のカルシウム、マグネシウム、鉄、アル
ミニウム、リン、有機物など)、油分、浮遊物質などの
汚れが徐々に付着する。上記接触面に付着した汚れは、
紫外線光源から放射される紫外線を遮蔽するため、殺菌
効率、光反応効率等の低下を招く。このため、被処理液
に対して所定の処理効果を得ようとした場合、その処理
効果に必要とされるエネルギーの増大を招くとともに、
付着汚れを洗浄するために被処理液の通水を停止する必
要があり、運転効率の低下を来たしていた。
【0004】そこで、従来、紫外線照射装置に洗浄装置
を設け、該洗浄装置によって上記接触面に付着した汚れ
を被処理液の通水中に定期的に洗浄することが行われて
いる。図4に洗浄装置を備える内照式紫外線照射装置の
一例を示す。図4において、シリンダー41は、その両
端がシール部41a及び41bによって水密に密閉され
ており、処理水流入口48から取り入れた被処理液をシ
リンダー41内に通し、処理水排出口49から排出す
る。このシリンダー41内には、石英ガラス製の光透過
性の保護管42をシール部41a及び41bにシール材
44a及び44bによって水密に設置し、該保護管42
に紫外線光源43が内挿される。紫外線光源43は、シ
リンダー41内を通る被処理液に紫外線を照射して、該
被処理液中の細菌等の殺菌及び消毒等の処理を行う。被
処理液の処理中において、保護管42の外面に徐々に付
着した汚れを洗浄するため、ブラシ等の洗浄具45が保
護管外面に密着するように設置される。この洗浄具45
には、シリンダー41のシール部41a及び41bにシ
ール材47によって水密に設置した洗浄ロッド46が連
結されており、該洗浄ロッド46を保護管42の長軸方
向に上下に移動させることによって、洗浄具45が保護
管外面の汚れを洗浄する。洗浄具45の駆動手段として
は、手動によるものの他に、洗浄具45を自動的に駆動
するためピストン、モーター等が適宜使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内照式紫外
線処理装置においては、洗浄具や該洗浄具を駆動するた
めの洗浄ロッドが被処理液中に存在するため、被処理液
の水流抵抗が大きくなって損失水頭の増大を招くという
問題があった。また、洗浄具や洗浄ロッドにも被処理液
中の汚れが付着して動作不良を引き起こす原因となるこ
とがある。また、洗浄ロッドには防水のためのシールが
必要となることから、装置構成が複雑になる。また、洗
浄ロッドは、通常、鉄や鋼などの金属材料を用いて作製
されるが、該洗浄ロッドを腐食させるような化学薬品を
含む被処理液や海水などの被処理液を処理すると、洗浄
ロッドが腐食してしまうため、このような被処理液の処
理に金属製の洗浄ロッドを適用することができないとい
う問題があった。外照式紫外線照射装置においては、光
透過性の通水管の外側に配置した紫外線光源によって該
通水管内の被処理液に紫外線を照射する構造となってい
るので、通水管の中心部付近を流れる被処理液に対して
も十分な紫外線照射を行う必要があり、通水管の径をあ
まり太くできないという事情がある。よって、外照式紫
外線照射装置では、通水管内に洗浄装置を設けることは
内照式装置の場合以上に困難であるため、通水管内面に
汚れが付着した場合には、被処理液の通水を停止し、通
水管を取り外して洗浄せざるをえなかった。
【0006】本発明は、上記点に鑑みて為されたもので
あり、光透過性隔壁の被処理液と接触しない非接触面側
から該光透過性隔壁の被処理液と接触する接触面を洗浄
することのできる紫外線照射装置を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る紫外線照射
装置は、紫外線光源と光透過性隔壁を介して隔てられた
被処理液に、該紫外線光源から紫外線を照射することに
よって、該被処理液を処理する紫外線照射装置におい
て、前記被処理液に接触する前記光透過性隔壁の接触面
を洗浄するための洗浄部材と、前記被処理液に接触しな
い前記光透過性隔壁の非接触面に沿って駆動される駆動
部材とを具え、前記洗浄部材と前記駆動部材とを前記光
透過性隔壁を介して磁気的に結合させたことを特徴とす
るものである。これによれば、光透過性隔壁の非接触面
側の駆動部材によって洗浄部材を該光透過性隔壁の接触
面に沿って駆動させることができるので、光透過性隔壁
の非接触面側から該光透過性隔壁の接触面を洗浄するこ
とができる。
【0008】紫外線照射装置は、前述したように、紫外
線の被処理液に対する照射方式に応じて内照式紫外線照
射装置と外照式紫外線照射装置とに大別される。内照式
紫外線照射装置の場合、前記光透過性隔壁は、前記紫外
線光源を内挿する光源保護管であり、該光源保護管の内
側に前記駆動部材を具えると共に、前記光透過性隔壁の
接触面側に前記被処理液を通す密閉管を更に具え、該密
閉管の内側に前記洗浄部材を具えるよう構成することが
できる。また、外照式紫外線照射装置の場合、前記光透
過性隔壁は、前記被処理液を通す通水管であり、該通水
管の外側に前記紫外線光源を具えると共に、前記光透過
性隔壁の接触面側に前記洗浄部材を具え、該光透過性隔
壁の非接触面側に前記駆動部材を具えるよう構成するこ
とができる。
【0009】
【本発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本実施
の形態を説明する。図1は、本発明を適用した内照式紫
外線照射装置の一実施例を示す概略構成を示し、(a)
は同装置の概略構成断面図、(b)は(a)のI−I線
拡大断面図である。図1において、シリンダー1は、そ
の両端がシール部1a及び1bによって水密に密閉され
ており、処理水流入口8から取り入れた被処理液をシリ
ンダー1内に通し、処理水排出口9から排出する。この
シリンダー1内には、シール部1a及び1bに石英ガラ
ス製の光透過性の保護管2がシール材4a及び4bによ
って水密に設置されている。この保護管2には紫外線光
源3が内挿されており、この紫外線光源3は、シリンダ
ー1内を通る被処理液に紫外線を照射して、該被処理液
中の細菌等の殺菌及び消毒等の処理を行う。保護管2に
おいて、被処理液と接触する保護管外面に洗浄具5が配
置されてなり、被処理液と接触しない保護管内面には金
属製の洗浄ロッド6に接続されたマグネット10が配置
される。洗浄具5は、追って説明するように、磁性ステ
ンレスや鉄などの強磁性材料を含んで構成されてなり、
保護管2を介してマグネット10と磁気的に結合してい
る。
【0010】図2に、洗浄具5の具体的な一構成例を示
す。洗浄具5は、磁性ステンレスや鉄などの強磁性材料
からなる複数の分割された強磁性体11を含んで構成さ
れる。本例では、紫外線照射装置によって化学薬品を含
む被処理液や海水などの被処理液を処理することを考慮
して、上記複数の強磁性体11を耐紫外線性のテフロン
(PTFE、PFA、FEP等)若しくはゴム(EPD
M、バイトン(商標)等)などの被覆材12によって被
覆するよう構成している。すなわち、洗浄具5は、図2
(a)及び(b)に示されるように、複数の強磁性体1
1が保護管2の外径に対応する所定の円周上に分割して
配置され、それらの強磁性体11を被覆材12により被
覆することによってリング状に形成される。また、洗浄
具5には、図2(b)に示されるように、その一部に斜
めにカットされたスリット5aが設けられる。洗浄具5
の一部にスリット5aを設けることで、洗浄具5を保護
管2に取り付ける際に、保護管2の外径公差を吸収して
保護管外面に密着させることができると共に、洗浄ムラ
を無くことができる。また、図2(c)に示されるよう
に、洗浄具5の上下の内周縁には、保護管外面と接触す
るリップ状の突条5b及び5cが形成されている。この
ように、洗浄具5の上下の内周縁に突条5b及び5cを
設けることによって、保護管外面の付着汚れを削ぎ落と
すことができ、洗浄効果を高めることができる。
【0011】マグネット10は、図1(b)に示される
ように、保護管2の内径形状及び紫外線光源3の外径形
状に対応するリング状に形成されている。マグネット1
0としては、保持力が強くかつエネルギー密度(磁気密
度)の高いマグネットが適宜選定される。通常は、フェ
ライト系ボンド磁石を使用するが、付着汚れによる洗浄
抵抗が大きい場合には、エネルギー密度のより高いネオ
ジム系ボンド磁石などを適宜使用することができる。
【0012】本例に示す紫外線照射装置において、保護
管外面に付着したスケール、油分、浮遊物質などの汚れ
を洗浄する場合、洗浄ロッド6を手動若しくはピストン
やモーター等の駆動源を用いて保護管2の長軸方向に上
下に駆動させると、マグネット10が保護管内面に沿っ
て洗浄ロッド6と共に同方向に上下に移動される。洗浄
具5は、保護管2を介してマグネット10と磁気的に結
合しているので、マグネット10の動きに追従して保護
管2の外面に沿って上下に駆動される。その際に、洗浄
具5の突条5b及び5cが保護管外面の汚れを削ぎ落と
して洗浄する。洗浄具5の突条5b及び5cは、上述し
たように、磁性ステンレス等の複数の強磁性体11を被
覆してなる上記テフロン材やゴム材などの被覆材12に
よって成形されているので、保護管外面に付着している
汚れを保護管2を傷付けることなく効果的に除去するこ
とができる。
【0013】本例の内照式紫外線照射装置では、保護管
2の外部に洗浄具5を配置し、該洗浄具5を駆動するた
めのマグネット10及び該マグネット10を駆動するた
めの洗浄ロッド6を保護管2の内部に配置しているの
で、シリンダー1内で保護管2との間を通る被処理液に
マグネット10及び洗浄ロッド6などからなる洗浄具駆
動機構の水流抵抗が生じることがない。従って、上記洗
浄具駆動機構による被処理液の損失水頭の増加を来すこ
となく、保護管外面に付着している汚れを洗浄すること
ができる。また、洗浄ロッド6に被処理液中の汚れが付
着することがないので、上記洗浄具駆動機構の動作不良
を防止することができ、安定した運転を行うことができ
る。また、洗浄ロッド6のシール材が不要となるため、
装置構成を簡素化することができると共に、シール材の
交換等のメンテナンスも必要無くなり、装置の維持管理
が容易となる。また、耐紫外線性の樹脂材もしくは耐紫
外線性のゴム材などの被覆材12により磁性体11を被
覆して洗浄具5を構成しているので、化学薬品を含む被
処理液や海水などの被処理液の紫外線照射処理が可能と
なる。そのため、金属製の洗浄具を用いた場合に困難で
あった上記被処理液の紫外線照効率の低下を来すことな
く紫外線照射処理を連続的に行うことができ、運転コス
トを低減することができる。なお、本実施例の内照式紫
外線照射装置において、マグネット10の設置場所は保
護管2内部に限らず、シリンダー1の外側に設置しても
よい。
【0014】図3は、本発明を適用した外照式紫外線照
射装置の一実施例を示す概略構成を示し、(a)は同装
置の概略構成断面図、(b)は(a)のII−II線断
面図である。なお、本例の外照式紫外線照射装置に用い
られる洗浄具26及びマグネット28は、前述した内照
式紫外線照射装置に記載したものと同じ構成となってい
るので、その説明は省略する。図3において、光透過性
の通水管21は、処理水流入口22と処理水排出口23
とを有し、処理水流入口22から取り入れた被処理液を
通水管21内に通し、処理水排出口23から排出する。
通水管21の外側には、紫外線光源24が複数(図示例
では、4本)配置されており、これらの紫外線光源24
は、通水管21内を通る被処理液に紫外線を照射して、
該被処理液中の細菌等の殺菌及び消毒等の処理を行う。
紫外線光源24を配置する照射部はカバー25で覆われ
ており、外部への紫外線照射が防止される。通水管21
において、被処理液と接触する通水管内面に洗浄具26
が配置されてなり、被処理液と接触しない通水管外面に
は金属製の洗浄ロッド27に接続されたマグネット28
が配置される。洗浄具26は、磁性ステンレスや鉄など
の強磁性材料を含んで構成されてなり、通水管21を介
してマグネット28と磁気的に結合している。
【0015】本例に示す外照式紫外線照射装置におい
て、通水管内面に付着したスケール、油分、浮遊物質な
どの汚れを洗浄する場合、洗浄ロッド27を手動若しく
はピストンやモーター等の駆動源を用いて通水管21の
長軸方向に上下に駆動させると、マグネット28が通水
管外面に沿って洗浄ロッド27と共に同方向に上下に移
動される。洗浄具26は、通水管21を介してマグネッ
ト28と磁気的に結合しているので、マグネット28の
動きに追従して通水管21の外面に沿って上下に駆動さ
れる。その際に、洗浄具26の図示しない突条が通水管
内面の汚れを削ぎ落として洗浄する。洗浄具26の突条
は、前述したように、磁性ステンレス等の複数の強磁性
体(図示せず)を被覆してなる耐紫外線性のテフロンや
耐紫外線性のゴムなどの被覆材(図示せず)によって成
形されているので、通水管内面に付着している汚れを通
水管21を傷付けることなく効果的に除去することがで
きる。
【0016】本例の外照式紫外線照射装置では、通水管
21の内部に洗浄具26を配置し、該洗浄具26を駆動
するためのマグネット28及び該マグネット28を駆動
するための洗浄ロッド27を通水管21の外部に配置し
ているので、通水管21内を通る被処理液の通水抵抗は
わずかである。このため、洗浄具26による被処理液の
損失水頭の増加を来すことなく、通水管内面に付着して
いる汚れを洗浄することができる。また、洗浄ロッド2
7に被処理液中の汚れが付着することがないので、該洗
浄ロッド27及びマグネット28などからなる洗浄具駆
動機構の動作不良を防止することができ、安定した運転
を行うことができる。また、洗浄ロッド27のシール材
が不要となるため、装置構成を簡素化することができる
と共に、シール材の交換等のメンテナンスも必要無くな
り、装置の維持管理が容易となる。また、耐紫外線性の
樹脂材もしくは耐紫外線性のゴム材などの被覆材により
磁性体を被覆して洗浄具26を構成しているので、化学
薬品を含む被処理液や海水などの被処理液の紫外線照射
処理が可能となる。そのため、金属製の洗浄具を用いた
場合に困難であった上記被処理液の紫外線照効率の低下
を来すことなく紫外線照射処理を連続的に行うことがで
き、運転コストを低減することができる。従って、本例
の外照式紫外線照射装置においても、前述した内照式紫
外線照射装置と同様な効果を得ることができる。
【0017】本実施の形態に示す内照式紫外線照射装置
は、マグネット10の磁力を利用して洗浄具5を駆動す
ることができるので、洗浄ロッド6及びマグネット10
などからなる洗浄具駆動機構を光透過性の保護管2の外
部に配置することが可能となり、これによって、該洗浄
具駆動機構の簡素化、駆動安定化、耐久性の向上を達成
することができる。また、耐紫外線性の樹脂材もしくは
耐紫外線性のゴム材などの被覆材12により磁性体11
を被覆して洗浄具5を構成しているので、化学薬品を含
む被処理液や海水などの被処理液の紫外線照射処理を行
うことができる。また、外照式紫外線照射装置において
も、マグネット28の磁力を利用して洗浄具26を駆動
することができるので、洗浄ロッド27及びマグネット
28などからなる洗浄具駆動機構を光透過性の通水管2
1の外部に配置することが可能となり、これによって、
該洗浄具駆動機構の簡素化、駆動安定化、耐久性の向上
を達成することができる。また、耐紫外線性の樹脂材も
しくは耐紫外線性のゴム材などの被覆材により磁性体を
被覆して洗浄具26を構成しているので、化学薬品を含
む被処理液や海水などの被処理液の紫外線照射処理を行
うことができる。
【0018】本実施の形態に示す各紫外線照射装置にお
いて、保護管2又は通水管21の材質として、通常は石
英ガラスを使用するが、汚れの剥離抵抗を小さくし、洗
浄具5,26の移動抵抗を減らすためにFEP等の紫外
線透過性のテフロン管を使用するとよい。ただし、テフ
ロン管自体の耐圧力性はそれほど高くないため、圧力の
高い場合には、外面に0.5〜1.0mm程度の厚さの
テフロン被覆を行った石英ガラス製の管を使用すると良
い。また、洗浄具5,26として、汚れの種類に応じ
て、金属材料からなるブラシ等を使用することもでき
る。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る紫
外線照射装置によれば、光透過性隔壁の非接触面側の駆
動部材によって洗浄部材を該光透過性隔壁の接触面に沿
って駆動させることができるので、光透過性隔壁の非接
触面側から該光透過性隔壁の接触面を洗浄することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 内照式紫外線照射装置の一実施例を示す概略
構成を示し、(a)は同装置の概略構成断面図、(b)
は(a)のI−I線拡大断面図。
【図2】 洗浄具の一構成例を示し、(a)は洗浄具の
平面図、(b)は同洗浄具の斜視図、(c)は同洗浄具
の断面図。
【図3】 外照式紫外線照射装置の一実施例を示す概略
構成を示し、(a)は同装置の概略構成断面図、(b)
は(a)のII−II線断面図。
【図4】 従来技術の内照式紫外線照射装置の一例を示
す概略構成を示し、(a)は同装置の概略構成断面図、
(b)は(a)のIII−III線拡大断面図。
【符号の説明】
2 保護管 5,26 洗浄具 6,27 洗浄ロッド 10,28 マグネット 12 被覆材 21 通水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D037 AA03 AA08 AA09 AA11 AB01 AB03 BA18 4D050 AA05 AA10 AA12 AB11 BC09 BD01 CA07 4G075 AA52 BA04 CA33 EB31 FC04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線光源と光透過性隔壁を介して隔て
    られた被処理液に、該紫外線光源から紫外線を照射する
    ことによって、該被処理液を処理する紫外線照射装置に
    おいて、 前記被処理液に接触する前記光透過性隔壁の接触面を洗
    浄するための洗浄部材と、前記被処理液に接触しない前
    記光透過性隔壁の非接触面に沿って駆動される駆動部材
    とを具え、前記洗浄部材と前記駆動部材とを前記光透過
    性隔壁を介して磁気的に結合させたことを特徴とする紫
    外線照射装置。
  2. 【請求項2】 前記光透過性隔壁は、前記紫外線光源を
    内挿する光源保護管であり、該光源保護管の内側に前記
    駆動部材を具えることを特徴とする請求項1に記載の紫
    外線照射装置。
  3. 【請求項3】 前記光透過性隔壁の接触面側に前記被処
    理液を通す密閉管を更に具え、該密閉管の内側に前記洗
    浄部材を具えることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の紫外線照射装置。
  4. 【請求項4】 前記光透過性隔壁は、前記被処理液を通
    す通水管であり、該通水管の外側に前記紫外線光源を具
    えることを特徴とする請求項1に記載の紫外線処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光透過性隔壁の接触面側に前記洗浄
    部材を具え、該光透過性隔壁の非接触面側に前記駆動部
    材を具えることを特徴とする請求項1又は4に記載の紫
    外線照射装置。
  6. 【請求項6】 前記光透過性隔壁の材質は、テフロン
    (登録商標)樹脂であることを特徴と する請求項1乃
    至5のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  7. 【請求項7】 前記光透過性隔壁の材質は、石英ガラス
    であって、該石英ガラスの前記接触面にはテフロンがコ
    ーティングされていることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄部材は、磁性体を含んでなり、
    前記駆動部材は、該磁性体と結合するマグネットである
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の紫
    外線照射装置。
  9. 【請求項9】 前記洗浄部材は、磁性体と、該磁性体を
    被覆する耐紫外線性の被覆材とを含むことを特徴とする
    請求項1乃至8のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  10. 【請求項10】 前記磁性体を被覆する耐紫外線性の被
    覆材は、樹脂材又はゴム材であることを特徴とする請求
    項9に記載の紫外線照射装置。
  11. 【請求項11】 前記洗浄部材は、一部にスリットを具
    えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記
    載の紫外線照射装置。
JP2001101898A 2001-03-30 2001-03-30 紫外線照射装置 Expired - Lifetime JP4438248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101898A JP4438248B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 紫外線照射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101898A JP4438248B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 紫外線照射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002292367A true JP2002292367A (ja) 2002-10-08
JP4438248B2 JP4438248B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=18955156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001101898A Expired - Lifetime JP4438248B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 紫外線照射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4438248B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510541A (ja) * 2003-11-12 2007-04-26 オテヴェ・ソシエテ・アノニム Uv線を用いた水殺菌装置のuvランプの保護シースを洗浄する装置
JP2007319735A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Fuji Xerox Co Ltd マイクロリアクター装置及び微小流路の洗浄方法
JP2013193016A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Iwasaki Electric Co Ltd 紫外線処理装置
JP2019068765A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 ジェックス株式会社 水槽用フランジ部材
CN110526333A (zh) * 2019-10-09 2019-12-03 清华大学 一种紫外线磁化反应器
KR20220076302A (ko) * 2020-11-30 2022-06-08 주식회사 비케이에너지 나노 코팅액 제조장치

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510541A (ja) * 2003-11-12 2007-04-26 オテヴェ・ソシエテ・アノニム Uv線を用いた水殺菌装置のuvランプの保護シースを洗浄する装置
JP4866244B2 (ja) * 2003-11-12 2012-02-01 ヴェオリア・ウォーター・ソリューションズ・アンド・テクノロジーズ・サポート Uv線を用いた水殺菌装置のuvランプの保護シースを洗浄する装置
JP2007319735A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Fuji Xerox Co Ltd マイクロリアクター装置及び微小流路の洗浄方法
JP2013193016A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Iwasaki Electric Co Ltd 紫外線処理装置
JP2019068765A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 ジェックス株式会社 水槽用フランジ部材
CN110526333A (zh) * 2019-10-09 2019-12-03 清华大学 一种紫外线磁化反应器
KR20220076302A (ko) * 2020-11-30 2022-06-08 주식회사 비케이에너지 나노 코팅액 제조장치
KR102527908B1 (ko) 2020-11-30 2023-05-02 주식회사 비케이에너지 나노 코팅액 제조장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4438248B2 (ja) 2010-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101253322B1 (ko) 자외선 살균장치
JP4977225B2 (ja) 紫外線水処理装置
TWI709537B (zh) 水處理裝置
KR101930434B1 (ko) 자외선 살균기 및 그 세척 장치
KR101120870B1 (ko) 유량 대응형 자외선 살균기
KR100718676B1 (ko) 광촉매 비드체를 이용한 수질살균정화장치
JP2002292367A (ja) 紫外線照射装置
JPH09299938A (ja) 光透過管にスクレーパーリングを設けた紫外線照射装置
JP2008136940A (ja) 紫外線消毒装置
KR102364173B1 (ko) 광을 이용한 챔버형 살균장치
KR20140106136A (ko) 자외선램프 외측부 석영관 무동력 세척 장치
KR101697046B1 (ko) 광촉매 살균정수기
JP3733482B2 (ja) 紫外線照射装置
JP2018196620A (ja) 洗濯機
KR102322122B1 (ko) 자외선 살균기의 석영관 세척장치
KR101199761B1 (ko) 수동 세척기능을 갖는 관로형 자외선 살균장치
JP2011161443A (ja) 紫外線消毒装置
JPH075909Y2 (ja) 紫外線照射装置のクリーニング機構
KR20030046088A (ko) 관 세척기 및 이를 채용한 자외선 소독장치
JP2005193216A (ja) 汚染物質浄化装置
KR102654239B1 (ko) 다열 자외선 살균장치
JP2007167608A (ja) 殺菌処理と有害物質除去を備えた光触媒殺菌装置
KR100955301B1 (ko) 자외선램프를 이용한 물 살균장치
JPH0227914Y2 (ja)
KR101725933B1 (ko) 관로형 자외선 소독기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4438248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term