JP2002292089A

JP2002292089A - 遊技ホールシステム

Info

Publication number: JP2002292089A
Application number: JP2001096140A
Authority: JP
Inventors: Sumio Kubota; 純雄久保田
Original assignee: Heiwa Corp
Current assignee: Heiwa Corp
Priority date: 2001-03-29
Filing date: 2001-03-29
Publication date: 2002-10-08

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の遊技台の稼動状況データを表示する表
示器は高価である。【解決手段】遊技ホール（Ａ）のパチンコ機等の遊技
台（４）の稼動状況データ（台情報Ｚ）を、遊技台の近
傍にセットされる携帯電話機１０の表示手段（ディスプ
レイ）に表示させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、遊技ホールにお
いて、パチンコ機等の遊技台の出玉状況等（稼動状況デ
ータ）を表示するシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチンコ機の上部側に、「前々
日」、「前日」、「本日」の出玉状況（稼動状況デー
タ）を表示可能とした表示器を取付けていた。この表示
器としては、例えば、特開平０１−２０８７５号に示す
ものでは、複数のランプと液晶等の表示板とを一つの筐
体に取付けたものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記表示器は
高価であるという課題があった。また、ホールコンピュ
ータ、あるいはパチンコ機への配線の引回し本数が多く
なって、配線が繁雑化し、さらに、表示器の取付コスト
が高くなるという課題もあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、遊技ホールのパチンコ機等の遊技台の稼動状況デー
タを、遊技台の近傍にセットされる携帯電話機の表示手
段に表示させるようにした。請求項２に記載の発明は、
請求項１に記載の遊技ホールシステムにおいて、複数の
遊技ホールのパチンコ機等の遊技台毎に対応してデータ
保存領域を設けたセンターを備え、各遊技ホールから上
記センターにインターネットを介して上記遊技台の稼動
状況データを送信してこの稼動状況データを対応する上
記データ保存領域に蓄積させ、かつ、このデータ保存領
域に蓄積した遊技台毎の稼動状況データを、対応する遊
技台の近傍にセットされた上記携帯電話機に、上記セン
ターからインターネットを介して送信するようにした。

【０００５】

【発明の実施の形態】実施の形態１図１は本発明の実施の形態１による遊技ホールシステム
の概要を示すブロック図であり、同図において、各遊技
ホールＡ〜Ｅは、例えば、町あるいは市等の一定の地域
に渡って点散された遊技ホールであり、各遊技ホールＡ
〜Ｅは経営者、あるいは会社名を共通にする等の１つの
グループを構成し、このグループのメンバーである各遊
技ホールＡ〜Ｅは共通のセンター１によりコントロール
される。

【０００６】センター１は、図２に示す如くサーバ１ａ
を有するとともに、制御部１ｂを有し、上記サーバ１ａ
には、各遊技ホールＡ〜Ｅ（図２では遊技ホールＡのみ
を示す）のインターネット入出力手段２からの台情報
（稼動状況データ）Ｚ等がインターネット３を介して取
込まれる。インターネット入出力手段２としてはインタ
ーネット通信が可能なパーソナルコンピュータ等を使用
すればよい。

【０００７】図２において、遊技ホールＡのパチンコ機
等の各遊技台４_１，４_２・・・には遊技台識別用の台番
号が付されるとともに、各遊技台間には台間玉貸機
５_１，５ _２・・・が設置される。この台間玉貸機５_１，
５_２・・・は図外の制御手段を有し、紙幣投入口６等に
投入された金銭に見合うパチンコ玉等の遊技チップを各
遊技台４_１，４_２・・・に排出可能となっているもので
ある。また、台間玉貸機５_１，５_２・・・は制御部８を
有し、さらに遊技者が所有する携帯電話機１０の入出力
端子側を差込み可能な入出力端子装置７と、起動切換ボ
タン９を有する。即ち、各遊技台４_１，４_２・・・の近
傍である台間玉貸機５_１，５_２・・・に設けられた各入
出力端子装置７にそれぞれ携帯電話機１０がセットさ
れ、この携帯電話機１０のディスプレイ１０ｘ（表示手
段）に上記台情報（稼動状況データ）Ｚを表示させる。
上記入出力端子装置７は、上記携帯電話機１０の電源入
力端子に電源を供給し得る機能の他に、携帯電話機１０
が受信したデータを制御部８により管理されるメモリ１
１に保存する機能等を有する。

【０００８】上記携帯電話機１０のディスプレイ１０ｘ
には、「前々日の出玉状況は○○」、「前日の出玉状況
は○○」、「本日の出玉状況は○○」等の表示パターン
が切換表示されるもので、このような切換えは、起動切
換ボタン９が押鍵される毎に、制御部８の制御機能にも
とづき行われる。

【０００９】なお、各遊技台４_１，４_２・・・の各種セ
ンサ，制御盤等からのデータはホールコンピュータ１２
に入力され、このホールコンピュータ１２で処理された
後に、各遊技ホールＡ〜Ｅ内に設定される管理室に設け
られた集計データ出力手段１８のディスプレイに表示さ
れる。このディスプレイを監視することで、各遊技ホー
ルＡ〜Ｅ毎の利益状況あるいは不正行為等を把握でき
る。

【００１０】ホールコンピュータ１２は各種センサにも
とづいて各遊技台４_１，４_２・・・の出玉状況等の台情
報を判別し、この各遊技台４_１，４_２・・・毎の出玉状
況等のデータがインターネット入出力手段２に出力さ
れ、このインターネット入出力手段２はこのデータを台
情報Ｚとしてインターネット３を介してセンター１に送
出する。従って、センター１のサーバ１ａには各遊技台
４_１，４_２・・・毎の台情報Ｚが保存された状態となっ
ている。なお、この保存は一定時間毎に更新することに
より行えばよい。

【００１１】以上の構成によれば、ホールコンピュータ
１２によって各遊技台４_１，４_２・・・毎に「前々日の
出玉状況・・・」、「前日の出玉状況・・・」、「本日
の出玉状況・・・」等の遊技結果が判別されており、こ
のデータはインターネット入出力手段２を介して台情報
Ｚとしてインターネット３からセンター１に送信され、
センター１はこの台情報Ｚをサーバ１ａに保存しておく
ものである。即ち、センター１のサーバ１ａは、図３に
示すように、遊技台毎に対応してデータを保存するデー
タ保存領域Ｘを備え、台番号に対応づけて台情報Ｚを蓄
積する。

【００１２】そして、図４に示すように、遊技開始時に
携帯電話機１０が入出力端子装置７に差込まれて差込み
（セット）検知後に起動切換ボタン９が押鍵されると、
制御部８が携帯電話機１０を起動し、次いで、各遊技台
４_１，４_２・・・毎に割当てられた台番号（あらかじめ
メモリ１１に保存されるもの）及び、当該携帯電話機１
０の電話番号からなる識別情報Ｓを、インターネット３
を経由してセンター１に送出する。センター１は、これ
によりどの台番号の遊技台の入出力端子装置７にどの電
話番号の携帯電話機１０が差込まれて、起動されたかを
判別でき、センター１は制御部１ｂの制御下で台情報Ｚ
を対応する携帯電話機１０にインターネット３を介して
送信する。携帯電話機１０はこのデータを、アンテナ１
０ａで受信した後、制御部８に送出し、制御部８はこの
データをメモリ１１に保存する。

【００１３】ここで、この保存されたデータは、起動切
換ボタン９が押鍵される毎にメモリ１１より読出され
て、携帯電話機１０のディスプレイ１０ｘに表示され
る。これにより、携帯電話機１０のディスプレイ１０ｘ
には「前々日の出玉状況・・・」、「前日の出玉状況・
・・」、「本日の出玉状況・・・」が順次に表示され
る。このように、ホールコンピュータ１２により判別さ
れる出玉状況等は、台情報Ｚとしてインターネット入出
力手段２からインターネット３を介してセンター１のサ
ーバ１ａに保存され、このセンター１からインターネッ
ト３を介して携帯電話機１０に送信されて当該携帯電話
機１０を介してメモリ１１に保存され、携帯電話機１０
のディスプレイ１０ｘに必要に応じて表示されることに
なる。

【００１４】従って、本実施の形態１では、台間玉貸機
５_１，５_２・・・には、入出力端子装置７、制御部８、
起動切換ボタン９，メモリ１１をユニットＵとして構成
し、このユニットＵを台間玉貸機５_１，５_２・・・に取
付け、かつ、インターネット入出力手段２を各遊技ホー
ルＡ〜Ｅ毎に別設するだけでよく、従来のように高価な
表示器を遊技台毎に設けることなく、遊技者は自己の携
帯電話機１０を用いて遊技台の出玉状況等の台情報Ｚ
（稼動状況データ）を知ることができるようになるとと
もに、ホールコンピュータ、あるいは遊技台への配線の
引回し本数を少なくできる。また、複数のホールに台情
報Ｚ（稼動状況データ）を送ることができるようにな
る。

【００１５】図５は、以上説明した動作を示すプロトコ
ルであり、同図において、動作は、まずインターネット
入出力手段２で、ホールコンピュータ１２から出玉状況
等を含む台情報Ｚを受信し、これをセンター１の制御部
１ｂに送信する。制御部１ｂでは、この台情報Ｚをサー
バ１ａに保存しておく。次に、各遊技台４_１，４_２・・
・側の制御部８で携帯電話機１０の入出力端子装置７へ
の差込み（セット）を検知し、起動切換ボタン９の最初
の起動（オン）を検知する。このとき、制御部８は各遊
技台４_１，４_２・・・の台番号と携帯電話機１０の電話
番号とからなる識別情報Ｓを判読し、この判読したデー
タを制御部１ｂに送信する。制御部１ｂ側では、上記判
読した台番号，携帯電話番号のデータを受信する。

【００１６】次に、上記保存された台情報Ｚのうち対応
する台番号の台情報Ｚを、対応する遊技台の近傍にセッ
トされた携帯電話機１０に送信する。これにより、制御
部８は、この携帯電話機１０を介してメモリ１１に台情
報Ｚを保存する。制御部８は、起動切換ボタン９の切換
えに応じて、この台情報Ｚを携帯電話機１０のディスプ
レイ１０ｘに表示する。

【００１７】なお、メモリ１１としては携帯電話機１０
内のメモリの空領域を流用することもでき、このように
した場合、別途メモリを設ける必要はない。また、制御
部８，起動切換ボタン９の機能も、携帯電話機１０に組
込んでもよい。

【００１８】また、携帯電話機１０のディスプレイ１０
ｘに表示するものとしては、出玉状況に限定されない。
ホールコンピュータ１２により例えば、遊技台の打止め
状況、フィーバ状況、不正行為状況、本日，昨日の優秀
台状況等を判定可能とし、この判定結果データをインタ
ーネット入出力手段２を介してセンター１のサーバ１ａ
に蓄積可能として、このデータを起動切換ボタン９で切
換表示できるようにしてもよい。

【００１９】実施の形態１では、ホールコンピュータ１
２により判定した台情報Ｚをインターネット３を介して
センター１に送信し、センター１側に蓄積した後、イン
ターネット３を介して携帯電話機１０に送信し、メモリ
１１に保存して、適宜、携帯電話機１０のディスプレイ
１０ｘに表示できるシステムについて説明したが、本発
明はこれに限定されない。

【００２０】実施の形態２すなわち、ホールコンピュータ１２により判定した台情
報Ｚをメモリ１１に直接送信して保存し、この保存して
おいた台情報Ｚのデータを起動切換ボタン９の切換えで
携帯電話機１０のディスプレイ１０ｘに表示させるよう
にしてもよい。

【００２１】実施の形態３あるいは、ホールコンピュータ１２のメモリに台情報Ｚ
のデータを保存しておいて、起動切換ボタン９の切換え
に応じて、このホールコンピュータ１２のメモリから、
このデータを取出して携帯電話機１０のディスプレイ１
０ｘに表示させるようにしてもよい。この場合、データ
は入出力端子装置７から携帯電話機１０の入力端子を経
由して携帯電話機１０に取込まれた上で、ディスプレイ
表示される。

【００２２】実施の形態２，３においても、従来のよう
な高価な表示器を遊技台毎に設けることなく、遊技者は
自己の携帯電話機を用いて遊技台の台情報Ｚ（稼動状況
データ）を知ることができるようになる。

【００２３】

【発明の効果】本発明の請求項１によれば、従来のよう
な高価な表示器を遊技台毎に設ける必要がなく、遊技者
は自己の携帯電話機を用いて遊技台の稼動状況データを
知ることができるようになる。また、本発明の請求項２
によれば、請求項１の効果に加え、さらに、各ホールに
おいて、ホールコンピュータ、あるいはパチンコ機等の
遊技台への配線の引回し本数を少なくできる。また、複
数のホールに稼動状況データを送ることができるように
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１による遊技ホールシス
テムの概念ブロック図である。

【図２】本発明の実施の形態１による遊技ホールシス
テムの詳細を示す図である。

【図３】本発明の実施の形態１による遊技ホールシス
テムにおけるサーバのデータ保存領域の詳細を示す図で
ある。

【図４】本発明の実施の形態１による遊技ホールシス
テムにおける遊技台側の構成を示す図である。

【図５】本発明の実施の形態１による遊技ホールシス
テムにおける動作プロトコルを示す図である。

【符号の説明】

１センター、１ａサーバ、１ｂ制御部、２イン
ターネット入出力手段、３インターネット、４遊技
台、５台間玉貸機、１０携帯電話機、１０ｘ携帯
電話機のディスプレイ（表示手段）、１２ホールコン
ピュータ、Ａ〜Ｅ遊技ホール、Ｕユニット、Ｘデ
ータ保存領域、Ｚ台情報（稼動状況データ）。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】遊技ホールのパチンコ機等の遊技台の稼
動状況データを、遊技台の近傍にセットされる携帯電話
機の表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする
遊技ホールシステム。
【請求項２】複数の遊技ホールのパチンコ機等の遊技
台毎に対応してデータ保存領域を設けたセンターを備
え、各遊技ホールから上記センターにインターネットを
介して上記遊技台の稼動状況データを送信してこの稼動
状況データを対応する上記データ保存領域に蓄積させ、
かつ、このデータ保存領域に蓄積した遊技台毎の稼動状
況データを、対応する遊技台の近傍にセットされた上記
携帯電話機に、上記センターからインターネットを介し
て送信するようにしたことを特徴とする請求項１に記載
の遊技ホールシステム。