JP2002292069A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002292069A
JP2002292069A JP2002016866A JP2002016866A JP2002292069A JP 2002292069 A JP2002292069 A JP 2002292069A JP 2002016866 A JP2002016866 A JP 2002016866A JP 2002016866 A JP2002016866 A JP 2002016866A JP 2002292069 A JP2002292069 A JP 2002292069A
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JP
Japan
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ball
ball removing
synthetic resin
spring
hole
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Application number
JP2002016866A
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English (en)
Inventor
Seiji Kazaoka
誠司 風岡
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル性に優れた遊技機を提供するこ
と。 【解決手段】 球抜きベース27には球抜きプレート3
2がスライド可能に装着されている。この球抜きプレー
ト32は球抜きスプリング36の弾性力で閉鎖位置に保
持されたものであり、球抜きプレート32が閉鎖位置に
保持された状態では下皿の球抜き孔が球抜きプレート3
2により閉鎖されている。この構成の場合、球抜きユニ
ット26の全ての構成部品が合成樹脂を材料に形成され
ているので、樹脂部品の再生時に球抜きユニット26を
そのまま粉砕機に投入できる。このため、球抜きユニッ
ト26を樹脂部品と金属部品とに分別する手間がなくな
るので、リサイクル性が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受け皿の球抜き孔
を開閉する球抜き機構を備えた遊技機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記遊技機には、遊技
者が球抜き機構を操作することに基づいて受け皿の球抜
き孔を開放し、球抜き孔を通して受け皿内のパチンコ球
を排出する構成のものがある。この構成の場合、樹脂部
品の再生時に球抜き機構を樹脂部品と金属部品とに分解
し、樹脂部品だけを選別して粉砕機に投入する手間が必
要になるので、リサイクル性の点で改善の余地がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、リサイクル性に優れた遊技機を提供することにあ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の遊技機
は、遊技盤の前面側に設けられ払出し口から払出される
パチンコ球を受ける受け皿と、前記受け皿に設けられ前
記受け皿内からパチンコ球を排出するための球抜き孔
と、前記球抜き孔を開閉する球抜きユニットとを備え、
前記球抜きユニットの全ての構成部品が合成樹脂を材料
に形成されているところに特徴を有する。上記手段によ
れば、球抜きユニットの全ての構成部品が合成樹脂を材
料に形成されているので、樹脂部品の再生時に球抜きユ
ニットをそのまま粉砕することができる。このため、球
抜きユニットを分解し、樹脂部品だけを選別して粉砕す
る手間がなくなるので、リサイクル性が高まる。
【0004】請求項2記載の遊技機は、球抜きユニット
の全ての構成部品が同種の合成樹脂を材料に形成されて
いるところに特徴を有する。上記手段によれば、球抜き
ユニットを粉砕することに基づいて高純度な再生材が得
られるので、再生材の利用価値が高まる。
【0005】請求項3記載の遊技機は、遊技盤の前面側
に設けられ払出し口から払出されるパチンコ球を受ける
受け皿と、前記受け皿に設けられ前記受け皿内からパチ
ンコ球を排出するための球抜き孔と、前記球抜き孔を開
閉する球抜きユニットとを備え、前記球抜きユニットが
前記球抜き孔を閉鎖する閉鎖位置および前記球抜き孔を
開放する開放位置間で移動可能に設けられた合成樹脂製
のシャッタ部材と、前記シャッタ部材を閉鎖位置に保持
する合成樹脂製のばね部材と、前記シャッタ部材および
前記ばね部材を保持する合成樹脂製のベース部材とを備
えているところに特徴を有する。上記手段によれば、球
抜きユニットの主要な構成部品であるシャッタ部材とば
ね部材とベース部材とが合成樹脂を材料に形成されてい
る。このため、樹脂部品の再生時に球抜きユニットを樹
脂部品と金属部品とに分別する手間が少なくなるので、
リサイクル性が高まる。
【0006】請求項4記載の遊技機は、シャッタ部材と
ばね部材とベース部材とが同種の合成樹脂を材料に形成
されているところに特徴を有する。上記手段によれば、
球抜きユニットを粉砕することに基づいて異種の材料を
含まない高純度な再生材が得られるので、再生材の利用
価値が高まる。
【0007】請求項5記載の遊技機は、球抜きユニット
が合成樹脂製の組付部材を介して受け皿に組付けられて
いるところに特徴を有している。上記手段によれば、球
抜きユニットを受け皿に組付ける金属ネジ等が不要にな
るので、樹脂部品の再生時に球抜きユニットを合成樹脂
製の受け皿ごと粉砕できる。このため、球抜きユニット
を受け皿から取外す手間が不要になるので、リサイクル
性が一層高まる。
【0008】請求項6記載の遊技機は、遊技盤の前面側
に設けられ払出し口から払出されるパチンコ球を受ける
受け皿と、前記受け皿に設けられ前記受け皿内からパチ
ンコ球を排出するための球抜き孔と、前記球抜き孔を閉
鎖する閉鎖位置および前記球抜き孔を開放する開放位置
間で移動可能に設けられた合成樹脂製のシャッタ部材
と、前記シャッタ部材を閉鎖位置に保持する合成樹脂製
のばね部材とを備え、前記ばね部材が複数の板部と板部
相互間を連結する連結部とを有する曲折状の板ばねから
なり、前記連結部が前記両板部の延長線に対して外側に
膨らむ丸形状に設けられているところに特徴を有する。
上記手段によれば、合成樹脂製のシャッタ部材およびば
ね部材を用いた。このため、樹脂部品の再生時に樹脂部
品と金属部品とを分別する手間が少なくなるので、リサ
イクル性が高まる。しかも、ばね部材として板部相互間
を連結部を介して連結した曲折形状の板ばねを用いたの
で、コイル状のばね部材を用いる場合に比べてばね部材
の成形が簡単になる。さらに、連結部を両板部の延長線
に対して外側に膨らむ丸形状に設定したので、ばね部材
が伸縮するときの応力が連結部に分散する。このため、
繰返し耐久力等の連結部の耐久性が高まるので、ばね部
材の寿命が長くなる。
【0009】請求項7記載の遊技機は、ばね部材が自由
状態でシャッタ部材を閉鎖位置に保持するところに特徴
を有する。上記手段によれば、シャッタ部材の閉鎖状態
でばね部材に応力が作用しなくなるので、ばね部材がク
リープすることに基づいてばね部材のばね力が変化する
ことが防止される。このため、シャッタ部材を開放位置
に操作するときの操作力が経時変化し難くなるので、シ
ャッタ部材の操作フィーリングが安定する。
【0010】請求項8記載の遊技機は、シャッタ部材を
閉鎖位置に保持する合成樹脂製の複数のばね部材を備え
たところに特徴を有する。上記手段によれば、シャッタ
部材を1個のばね部材により閉鎖位置に保持する場合に
比べて個々のばね部材のばね力を小さく設定できる。こ
のため、個々のばね部材の耐久性が向上するので、寿命
が一層長くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図7に基づいて説明する。パチンコホールの台島
には、図7に示すように、外枠1が設置されている。こ
の外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであ
り、外枠1の前面には、図6の(b)に示すように、前
面扉2が左側辺部を中心に回動可能に装着されている。
この前面扉2の前面には、図6の(a)に示すように、
下端部に位置して横長な下皿板3が固定されている。こ
の下皿板3はABS樹脂を材料に形成されたものであ
り、下皿板3の右端部には発射ハンドル4が回動可能に
装着されている。
【0012】前面扉2の後面には、図7に示すように、
発射ハンドル4の後方に位置して発射モータ5が固定さ
れている。この発射モータ5の回転軸には、図6の
(a)に示すように、打球機構(図示せず)を介して打
球槌6が連結されており、発射ハンドル4が図6の
(a)の時計回り方向へ回動操作されると、発射モータ
5に電源が与えられ、打球槌6が駆動する。
【0013】前面扉2の前面には矩形状の窓枠7が左側
辺部を中心に回動可能に装着されており、窓枠7の内周
面には透明なガラス窓(図示せず)が保持されている。
また、前面扉2には遊技盤8が保持されている。この遊
技盤8は窓枠7のガラス窓により前方から覆われたもの
であり、遊技盤8の前面には複数の入賞口9が固定され
ている。
【0014】前面扉2の前面には横長な上皿板10が左
側辺部を中心に回動可能に装着されており、上皿板10
の左端部には孔状の払出し口11が形成されている。こ
の上皿板10の前面には上皿12が固定されており、上
皿12内にはパチンコ球P(図7参照)が貯溜されてい
る。また、上皿板10には球送り機構13が装着されて
いる。この球送り機構13は上皿12内のパチンコ球P
を打球槌6に送るものであり、打球槌6は球送り機構1
3から供給されるパチンコ球Pを遊技盤8内に弾き出
す。
【0015】遊技盤8の後面には、図7に示すように、
正方形状のセンタカバー14が固定されており、センタ
カバー14の外周部には矩形枠状のメインセット15が
配設されている。このメインセット15は前面扉2の後
面に固定されたものであり、メインセット15には上端
部に位置して球タンク16が固定され、球タンク16内
にはパチンコ球Pが貯溜されている。
【0016】メインセット15には傾斜樋状のタンクレ
ール17および球払出しケース18が固定されている。
この球払出しケース18はタンクレール17を介して球
タンク16に接続されており、球払出しケース18内に
は球タンク16内からタンクレール17内を通してパチ
ンコ球Pが供給される。また、球払出しケース18内に
は球払出し機構が収納されている。この球払出し機構は
球払出しモータ19を駆動源とするものであり、球払出
しモータ19はパチンコ球Pが入賞口9内に入賞するこ
とに基づいて駆動し、球払出しケース18内から下方へ
パチンコ球Pを放出する。
【0017】メインセット15にはメイン通路20が設
けられている。このメイン通路20の上端部は球払出し
ケース18に接続されており、球払出しケース18内か
ら放出されるパチンコ球Pはメイン通路20内を落下す
る。また、メイン通路20の途中部分にはサブ通路21
が設けられている。このサブ通路21は上皿板10の払
出し口11に接続されており、パチンコ球Pはメイン通
路20内からサブ通路21内に転がり込み、払出し口1
1を通して上皿12内に払出される。
【0018】下皿板3の前面には、図2の(a)に示す
ように、受け皿に相当する下皿22が固定されている。
この下皿22はABS樹脂を材料に形成された断面略L
字状をなすものであり、下皿22の底部には、図6の
(b)に示すように、円形状をなす球抜き孔23が形成
されている。また、下皿22の底部には、図2の(b)
に示すように、前端部に位置して2個の係合孔24(1
個のみ示す)が形成され、各係合孔24の近傍には開口
部24aが形成されている。
【0019】下皿板3には、図2の(a)に示すよう
に、下皿22の後方に位置して矩形状の払出し口25が
形成されている。この払出し口25はメイン通路20の
下端部に接続されており、上皿12内からパチンコ球P
が溢れてサブ通路21内に充満したときには球払出しケ
ース18内から放出されるパチンコ球Pがメイン通路2
0の下端部から払出し口25を通して下皿22内に払出
される。
【0020】下皿22の下面には球抜きユニット26が
装着されている。この球抜きユニット26は下皿22の
球抜き孔23を通してパチンコ球Pを抜取るためのもの
であり、次のように構成されている。
【0021】<球抜きユニット26について>球抜きベ
ース27はベース部材に相当するものであり、ABS樹
脂を材料に形成されている。この球抜きベース27の前
端部および後端部には、図3に示すように、2本の爪部
28および1個の支持部29が一体形成されており、球
抜きベース27は、図2の(a)に示すように、両爪部
28を下皿22の両係合孔24内に押込むことに基づい
て下皿22に装着されている。また、球抜きベース27
の上面には、図3に示すように、左右方向へ延びる2本
のレール30が一体形成されており、両レール30間に
は下皿22の球抜き孔23の下方に位置して円形状の排
出孔31が形成されている。尚、爪部28は組付部材に
相当するものである。
【0022】両レール30の上面には、図1に示すよう
に、ABS樹脂製の球抜きプレート32が載置されてお
り、球抜きプレート32には蓋部33が一体形成されて
いる。この球抜きプレート32はシャッタ部材に相当す
るものであり、下皿22の下面および両レール30の上
面に接触することに基づいて上下方向にずれ止めされて
いる。この球抜きプレート32の下面には、図4に示す
ように、蓋部33の前後両側に位置して2個の突部34
が夫々に形成されており、各組の両突部34間には、図
1の(b)に示すように、球抜きベース27のレール3
0が相対的にスライド可能に嵌合されている。
【0023】球抜きベース27の左端部には、図1の
(a)に示すように、2個の突部35が一体形成されて
おり、2個の突部35間にはばね部材に相当する球抜き
スプリング36の左端部が嵌合されている。この球抜き
スプリング36はABS樹脂を材料に形成された板ばね
からなるものであり、図5に示すように、平板状をなす
複数の板部37を円弧部38を介して連結した曲折状を
なしている。また、球抜きプレート32の左側面には、
図1の(a)に示すように、2個の突部39が一体形成
されている。これら両突部39間には球抜きスプリング
36の右端部が嵌合されており、球抜きプレート32は
球抜きスプリング36の弾性力で右方へ付勢されてい
る。
【0024】球抜きベース27の前端部には上面が開口
する横長な切欠部40が形成されており、切欠部40内
には取手41が収納されている。この取手41は球抜き
プレート32に一体形成されたものであり、球抜きスプ
リング36の弾性力で切欠部40の右内面に接触した閉
鎖位置に保持されている。この状態では球抜きプレート
32の蓋部33が下皿22の球抜き孔23と球抜きベー
ス27の排出孔31との間に介在され、球抜き孔23と
排出孔31とを塞いでいる。
【0025】即ち、球抜きプレート32が閉鎖位置に保
持された状態では球抜きスプリング36が自由状態から
収縮した収縮状態にある。この球抜きプレート32の閉
鎖状態では排出孔31の内周面と蓋部33の外周面との
間にパチンコ球Pの直径寸法より小さな隙間Cが形成さ
れ、且つ、球抜き孔23の内周面と蓋部33の外周面と
の間に隙間が形成されておらず(球抜き孔23が蓋部3
3により隙間なく覆われている)、下皿22内のパチン
コ球Pが球抜き孔23および排出孔31を通して排出さ
れないようになっている。球抜きユニット26は以上の
ように構成されている。
【0026】下皿22には、図2に示すように、ABS
樹脂製の下皿カバー42が固定されており、下皿カバー
42の底部には開口部43が形成されている。この開口
部43内には、図6の(a)に示すように、球抜きユニ
ット26が収納されており、球抜きベース27の支持部
29は、図2に示すように、開口部43の後縁部により
下方から支持され、球抜きプレート32の取手41は開
口部43を通して下皿カバー42の前方に突出してい
る。
【0027】次に上記構成の作用について説明する。遊
技者が球抜きユニット26の取手41を左方へ操作する
と、球抜きスプリング36が球抜きプレート32により
押圧される。すると、球抜きスプリング36が円弧部3
8を中心に収縮し、球抜きプレート32が両レール30
に沿って左方へ移動する。
【0028】球抜きプレート32のスライド操作は取手
41が切欠部40の左内面に接触した開放位置に移動す
ることに基づいて規制されるものであり、球抜きプレー
ト32が開放位置に移動した状態では球抜きプレート3
2の蓋部33が下皿22の球抜き孔23と球抜きベース
27の排出孔31との間から移動する。従って、球抜き
孔23および排出孔31が完全に開放され、下皿22内
のパチンコ球Pが球抜き孔23および排出孔31を通し
て排出される。
【0029】遊技者が球抜きプレート32の取手41か
ら手を離すと、球抜きプレート32が球抜きスプリング
36の復元力で両レール30に沿って右方へスライドす
る。このスライド動作は球抜きプレート32が切欠部4
0の右内面に接触した閉鎖位置に移動することに基づい
て規制されるものであり、球抜きプレート32が閉鎖位
置に移動した状態では球抜きプレート32の蓋部33が
下皿22の球抜き孔23と球抜きベース27の排出孔3
1との間に介在され、球抜き孔23および排出孔31が
閉鎖される。
【0030】上記第1実施例によれば、球抜きユニット
26の全ての構成部品である球抜きベース27と球抜き
プレート32と球抜きスプリング36とを合成樹脂を材
料に形成したので、樹脂部品の再生時に球抜きユニット
26をそのまま粉砕機に投入することができる。このた
め、球抜きユニット26を分解し、樹脂部品だけを選別
して粉砕機に投入する手間がなくなるので、リサイクル
性が高まる。また、球抜きスプリング36を曲折する板
ばね状に形成したので、球抜きスプリング36をコイル
状に形成する場合に比べて球抜きスプリング36の成形
が簡単になる。
【0031】また、球抜きユニット26の全ての構成部
品である球抜きベース27と球抜きプレート32と球抜
きスプリング36とを同種のABS樹脂を材料に形成し
た。このため、球抜きユニット26を粉砕することに基
づいて高純度な再生材が得られるので、再生材の利用価
値が高まる。
【0032】また、球抜きベース27の爪部28を下皿
22の係合孔24内に係合したので、球抜きベース27
を下皿22に組付ける金属ネジ等が不要になる。このた
め、樹脂部品の再生時に球抜きユニット26を下皿22
ごと粉砕できるので、球抜きユニット26を下皿22か
ら取外す手間が不要になり、リサイクル性が一層高ま
る。しかも、球抜きユニット26を下皿22と同種のA
BS樹脂を材料に形成したので、球抜きユニット26を
下皿22と同時に粉砕する場合に高純度な再生材が得ら
れる。
【0033】次に本発明の第2実施例を図8に基づいて
説明する。球抜きスプリング36には複数の連結部44
が一体形成されている。これら各連結部44は板部37
相互間を連結するものであり、内周面が両板部37の外
面の仮想的な延長線αに対して外側に膨らむように突出
する円弧状(真円状)をなし、球抜きスプリング36は
複数の板部37が連結部44を中心に変位することに基
づいて伸縮する。
【0034】上記第2実施例によれば、球抜きスプリン
グ36に径大な丸形状の連結部44を設けたので、球抜
きスプリング36が伸縮するときの応力が連結部44に
分散する。このため、連結部44の繰返し耐久性等の耐
久力が高まるので、球抜きスプリング36の寿命が長く
なる。特にパチンコ機の場合には球抜き孔23および排
出孔31が開放状態に保持される開放時間が長く、しか
も、球抜き孔23および排出孔31を閉鎖状態から開放
状態に切換える開放回数も多いので、球抜きスプリング
36の寿命の向上は球抜きスプリング36の単体での部
品交換を極力少なくする上で有効である。
【0035】尚、上記第2実施例においては、球抜きス
プリング36に円弧状の連結部44を形成したが、これ
に限定されるものではなく、要は球抜きスプリング36
の伸縮時の応力が分散する丸形状の連結部を形成すれば
良い。図9は球抜きスプリング36に楕円形状の連結部
44を形成した本発明の第3実施例を示している。
【0036】また、上記第1〜第3実施例においては、
球抜きプレート32を1個の球抜きスプリング36によ
り閉鎖位置に保持したが、これに限定されるものではな
く、例えば複数の球抜きスプリング36により閉鎖位置
に保持しても良い。図10は球抜きプレート32を2個
の球抜きスプリング36により閉鎖位置に保持する本発
明の第4実施例を示すものであり、球抜きベース27お
よび球抜きプレート32には各球抜きスプリング36に
対応して位置ずれ防止用の2個の突部35および39が
一体形成されている。この構成の場合、球抜きプレート
32を1個の球抜きスプリング36により閉鎖位置に保
持する場合に比べて個々の球抜きスプリング36のばね
力を小さく設定できる(例えば板厚を薄くし、曲げ数を
増やす)。このため、個々の球抜きスプリング36の繰
返し耐久性等の耐久力が一層向上するので、寿命が一層
長くなる。
【0037】また、上記第1〜第4実施例においては、
球抜きスプリング36の板部37を平板状に形成した
が、これに限定されるものではなく、例えば真円や楕円
等の湾曲板状に形成しても良い。また、上記第1〜第4
実施例においては、球抜きスプリング36を曲折する板
ばね状に形成したが、これに限定されるものではなく、
例えばコイル状に形成しても良い。図11は球抜きスプ
リング36を円筒形の圧縮コイルばね状に形成した本発
明の第5実施例を示すものであり、球抜きスプリング3
6の両端部は球抜きベース27および球抜きプレート3
2に一体形成された位置ずれ防止用の突部45に嵌合さ
れている。この構成の場合、球抜きスプリング36を曲
折する板ばね状に形成する場合に比べて繰返し耐久性等
の耐久性が向上する上、球抜きスプリング36のばね力
等の設計の自由度が高まる。
【0038】また、上記第1〜第5実施例においては、
球抜きプレート32の取手41が球抜きベース27の切
欠部40の右内面に接触した閉鎖状態で球抜きスプリン
グ36が収縮する(取手41を切欠部40の右内面に押
し付けるように付勢する)ように構成したが、これに限
定されるものではなく、例えば球抜きスプリング36を
収縮および伸張しない自由状態に設定しても良い。この
構成の場合、球抜きプレート32の閉鎖状態で球抜きス
プリング36に応力が作用しなくなるので、球抜きスプ
リング36がクリープすることに基づいて球抜きスプリ
ング36のばね力が変化することが防止される。このた
め、球抜きプレート32を開放位置に操作するときの操
作力が経時変化し難くなるので、球抜きプレート32の
操作フィーリングが安定する。
【0039】また、上記第1〜第5実施例においては、
球抜きベース27および下皿22に爪部28および係合
孔24を一体形成したが、これに限定されるものではな
く、例えば球抜きベース27および下皿22に係合孔2
4および爪部28を一体形成し、球抜きベース27の係
合孔24を下皿22の爪部28に係合しても良い。ま
た、上記第1〜第5実施例においては、球抜きベース2
7の爪部28を下皿22の係合孔24内に係合すること
に基づいて球抜きベース27を下皿22に組付けたが、
これに限定されるものではなく、例えば球抜きベース2
7を下皿22に接着したり、溶着したり、ネジ止めして
も良い。特に球抜きベース27のネジ止め時にはABS
樹脂等の合成樹脂製のネジを用いることが好ましい。
【0040】また、上記第1〜第5実施例においては、
球抜きユニット26の球抜きベース27と球抜きプレー
ト32と球抜きスプリング36とを同種の合成樹脂を材
料に形成したが、これに限定されるものではなく、例え
ば異種の合成樹脂を材料に形成しても良い。この場合、
球抜きベース27と球抜きプレート32とは難燃性に優
れたABS樹脂等を材料に形成し、球抜きスプリング3
6はポリアセタール等のばね性に優れた合成樹脂を材料
に形成することが好ましい。
【0041】また、上記第1〜第5実施例においては、
球抜きユニット26を球抜きベース27と球抜きプレー
ト32と球抜きスプリング36との3部材から構成した
が、これに限定されるものではなく、例えば球抜きベー
ス27と球抜きプレート32と球抜きスプリング36と
を含んだ4種以上の部材から構成し、少なくとも球抜き
ベース27と球抜きプレート32と球抜きスプリング3
6との主要な3部材を同種または異種の合成樹脂を材料
に形成しても良い。この場合、樹脂部品の再生時に球抜
きユニット26を樹脂部品と金属部品とに分別する手間
が少なくなるので、リサイクル性が高まる。
【0042】また、上記第1〜第5実施例においては、
下皿22内からパチンコ球Pを抜取る下皿22用の球抜
きユニット26に適用したが、これに限定されるもので
はなく、例えば上皿12内からパチンコ球Pを抜取る上
皿12用の球抜きユニットに適用しても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明の遊技機によれば、球抜きユニッ
トの全ての構成部品または主要な構成部品を合成樹脂を
材料に形成した。このため、樹脂部品の再生時に球抜き
ユニットを分解する手間が掛からなくなるので、リサイ
クル性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(aは球抜きユニ
ットを示す上面図、bはXb線に沿う断面図、cはXc
線に沿う断面図)
【図2】球抜きユニットを組付け状態で示す図(aは図
6のX2 線に沿う断面図、bはXb線に沿う断面図)
【図3】球抜きベースを示す図(aは上面図、bはXb
線に沿う断面図、cはXc線に沿う断面図)
【図4】球抜きプレートを示す図(aは上面図、bはX
b視図、cはXc視図)
【図5】球抜きスプリングを示す図(aは上面図、bは
Xb視図、cはXc視図)
【図6】全体構成を示す図(aは前面図、bはXb視
図)
【図7】全体構成を示す後面図
【図8】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図11】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
Pはパチンコ球、8は遊技盤、22は下皿(受け皿)、
23は球抜き孔、25は払出し口、26は球抜きユニッ
ト、27は球抜きベース(ベース部材)、28は爪部
(組付部材)、32は球抜きプレート(シャッタ部
材)、36は球抜きスプリング(ばね部材)、37は板
部、44は連結部を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の前面側に設けられ、払出し口か
    ら払出されるパチンコ球を受ける受け皿と、 前記受け皿に設けられ、前記受け皿内からパチンコ球を
    排出するための球抜き孔と、 前記球抜き孔を開閉する球抜きユニットとを備え、 前記球抜きユニットは、全ての構成部品が合成樹脂を材
    料に形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 球抜きユニットは、全ての構成部品が同
    種の合成樹脂を材料に形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技盤の前面側に設けられ、払出し口か
    ら払出されるパチンコ球を受ける受け皿と、 前記受け皿に設けられ、前記受け皿内からパチンコ球を
    排出するための球抜き孔と、 前記球抜き孔を開閉する球抜きユニットとを備え、 前記球抜きユニットは、 前記球抜き孔を閉鎖する閉鎖位置および前記球抜き孔を
    開放する開放位置間で移動可能に設けられた合成樹脂製
    のシャッタ部材と、 前記シャッタ部材を閉鎖位置に保持する合成樹脂製のば
    ね部材と、 前記シャッタ部材および前記ばね部材を保持する合成樹
    脂製のベース部材とを有していることを特徴とする遊技
    機。
  4. 【請求項4】 シャッタ部材とばね部材とベース部材と
    は、同種の合成樹脂を材料に形成されていることを特徴
    とする請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 球抜きユニットは、合成樹脂製の組付部
    材を介して受け皿に組付けられていることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技盤の前面側に設けられ、払出し口か
    ら払出されるパチンコ球を受ける受け皿と、 前記受け皿に設けられ、前記受け皿内からパチンコ球を
    排出するための球抜き孔と、 前記球抜き孔を閉鎖する閉鎖位置および前記球抜き孔を
    開放する開放位置間で移動可能に設けられた合成樹脂製
    のシャッタ部材と、 前記シャッタ部材を閉鎖位置に保持する合成樹脂製のば
    ね部材とを備え、 前記ばね部材は、複数の板部と板部相互間を連結する連
    結部とを有する曲折状の板ばねからなり、 前記連結部は、前記両板部の延長線に対して外側に膨ら
    む丸形状に設けられていることを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】 ばね部材は、自由状態でシャッタ部材を
    閉鎖位置に保持することを特徴とする請求項3〜6のい
    ずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 シャッタ部材を閉鎖位置に保持する合成
    樹脂製の複数のばね部材を備えたことを特徴とする請求
    項3〜7のいずれかに記載の遊技機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017038704A (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 豊丸産業株式会社 遊技機

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