JP2002291655A - トイレ装置 - Google Patents

トイレ装置

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JP2002291655A
JP2002291655A JP2001104040A JP2001104040A JP2002291655A JP 2002291655 A JP2002291655 A JP 2002291655A JP 2001104040 A JP2001104040 A JP 2001104040A JP 2001104040 A JP2001104040 A JP 2001104040A JP 2002291655 A JP2002291655 A JP 2002291655A
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toilet seat
toilet
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power control
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Yasuhiro Hamafuku
康裕 濱福
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生洗浄装置において、便座と本体の結線に
は、便座ヒータ用の電力線(2本)とサーミスタ用の信
号線(2本)の計4本の電線が必要で、便座を着脱可能
なするためには電線が太くなるため、コネクタ部分の構
造が大きく且つ複雑とならざるを得なかった。 【解決手段】 便座面を加熱するヒータ及び前記ヒータ
へ流れる電流の向きを制御する整流素子が電気的に直列
に接続されてあるヒータ回路と、温度を検知するサーミ
スタと、前記ヒータ回路と前記サーミスタが電気的に並
列に接続されてある便座回路部と、前記便座回路部の印
加電圧の極性を切替える極性切替手段と、前記極性切替
手段の動作を指示する制御手段と、前記サーミスタの出
力を制御部に入力する入力回路部とを有する本体制御部
を備えたトイレ装置において、前記便座回路部と前記本
体制御部が一対の電源線によって電気的に接続されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒータ線を内装した
トイレ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腰掛け式の洋式の便器に使用され
る便座の暖房装置(暖房便座)としては、図1に示すよ
うに便座の内部に暖房用のヒータ線及び温度調節のため
のサーミスタが内蔵されており、このヒータ線へ電力を
供給する一対の電力線とサーミスタへ通じる一対の信号
線の計4本の電線がトイレ装置本体にキャプタイヤコー
ドなどのコードとして1本にまとめられて接続されてい
る。
【0003】近年では本体側から便座・便ふたを脱着で
きるトイレ装置が広く用いられるようになっているが、
上記のような構造のトイレ装置においては、便座の清掃
などのために便座を本体から取り外した際、コードが便
座と本体に接続された状態では便座を動かす範囲がコー
ドの長さに制約され便座の清掃に困難を伴う。
【0004】これに対しては、特開平7−100083
号公報に示すようにコードを本体側とコネクタを介して
着脱可能としたものや、特開平10−262872号公
報のようにヒータ回路とサーミスタ回路を本体側の凹部
内側と便座の内側凸部に設けられた接点によって電気的
に接続する技術が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−100083号公報の技術では、ヒータ用の電力線
(2本)とサーミスタ用の信号線(2本)の計4本の電
線を接続し尚且つ着脱可能なコネクタが必要であるた
め、コネクタ部分の構造がどうしても複雑とならざるを
得なかった。その上、コネクタによって便座ヒータに商
用電源が接続されるとなると感電・火災など安全上問題
があった。更に、コード自体も4本の電線を含んでいる
ため太く、清掃の際に邪魔となる上、意匠的にも好まし
くなかった。一方、特開平10−262872号公報の
技術では便座を開閉させた時に接点部が可動するため、
接点の摩耗等による接点不良や接触抵抗の増大による通
電不良や火災、サーミスタ信号への影響など、特に安全
性に関わるような信頼性に大きな問題点を有していた。
【0006】本発明はこのような問題を解決するための
ものであり、トイレ装置本体と便座とを結ぶコードを細
くすることにより、清掃性・意匠性を向上させると共に
コードとトイレ装置本体或いは便座とを簡単な構造のコ
ネクタで着脱可能且つ信頼性にも優れたトイレ装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、便座面を加熱するヒータ及び前記ヒータ
へ流れる電流の向きを制御する整流素子が電気的に直列
に接続されてあるヒータ回路と、温度を検知するサーミ
スタと、前記ヒータ回路と前記サーミスタが電気的に並
列に接続されてある便座回路部と、前記便座回路部の印
加電圧の極性を切替える極性切替手段と、前記極性切替
手段の動作を指示する制御手段と、前記サーミスタの出
力を制御部に入力する入力回路部とを有する本体制御部
を備えたトイレ装置において、前記便座回路部と前記本
体制御部が一対の電源線によって電気的に接続されてい
ることを特徴としている。
【0008】上記課題を解決するために請求項2は、請
求項1において、制御手段はサーミスタの出力電圧に応
じて極性切替手段を制御することを特徴としている。
【0009】上記課題を解決するために請求項3は、請
求項2において、制御手段はサーミスタの出力電圧が所
定の設定値より低い場合、便座回路部の印加電圧の極性
を切替えるよう極性切替手段を制御することを特徴とし
ている。
【0010】上記課題を解決するために請求項4は、請
求項3において、制御手段は便座回路部へ電圧印加開始
した時点からの経過時間を計測する計時手段を備え、サ
ーミスタの出力電圧が所定の設定値より低い場合、前記
計時手段により計測された所定の経過時間毎に便座回路
部の印加電圧の極性を周期的に切替えるよう極性切替手
段を制御することを特徴としている。
【0011】上記課題を解決するために請求項5は、請
求項4において、制御手段はサーミスタの出力電圧に対
して前記設定値よりも低い第二の設定値を有し、サーミ
スタの出力電圧が第二の設定値以下の場合、極性の切替
えを停止するよう極性切替手段を制御することを特徴と
している。
【0012】上記課題を解決するために請求項6は、請
求項4乃至5において、制御手段はサーミスタの出力電
圧に対して前記設定値よりも低い第二の設定値を有し、
サーミスタの出力電圧が第二の設定値以下の場合、便座
回路部に所定の電圧が便座回路部に印加されていないこ
とを使用者に報知する報知手段を本体制御部に備えたこ
とを特徴としている。
【0013】上記課題を解決するために請求項7は、請
求項1乃至6において、極性切替手段はヒータへ通電す
るためのヒータ用電源部と、サーミスタの抵抗値を入力
するためにサーミスタへ電圧を供給するサーミスタ用電
源部と、グランドと、前記ヒータ用電源部と電気的に接
続された第一の電力制御素子と、前記第一の電力制御素
子とグランドに電気的に接続された第二の電力制御素子
と、前記サーミスタ用電源部と電気的に接続された第三
の電力制御素子と、前記第三の電力制御素子とグランド
に電気的に接続された第四の電力制御素子とを備え、前
記便座回路部と前記本体制御部を接続している一対の電
源線が第一の電力制御素子と第二の電力制御素子との接
続点及び第三の電力制御素子と第四の電力制御素子との
接続点の各々に電気的に接続して構成したことを特徴と
している。
【0014】上記課題を解決するために請求項8は、請
求項7において、制御手段は第一又は第三の電力制御素
子のいずれか一方がオンした場合に電流が便座回路部を
経由してグランドへ通じるよう第二又は第四の電力制御
素子をオンすることを特徴としている。
【0015】上記課題を解決するために請求項9は、請
求項8において、便座回路部への電圧印加開始時、制御
手段は第四の電力制御素子をオン後、遅延時間をもって
第一の電力制御素子をオンすることを特徴としている。
【0016】上記課題を解決するために請求項10は、
請求項8乃至9において、便座回路部への電圧印加停止
時、制御手段は第一の電力制御素子をオフ後、遅延時間
をもって第四の電力制御素子をオフすることを特徴とし
ている。
【0017】上記課題を解決するために請求項11は、
請求項7乃至10において、制御手段は第二の電力制御
素子をオフ後、遅延時間をもって第一の電力制御素子を
オンすることを特徴としている。
【0018】上記課題を解決するために請求項12は、
請求項7乃至11において、制御手段は第一の電力制御
素子をオフ後、遅延時間をもって第二の電力制御素子を
オンすることを特徴としている。
【0019】上記課題を解決するために請求項13は、
請求項1乃至12において、ヒータ回路とサーミスタの
電源が共に45V以下の直流電源であることを特徴とし
ている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成・作用を一層
明らかにするために、本発明の好適な実施例を図面に基
づいて説明する。図2、図3は本発明を採用したトイレ
装置の全体的な斜視図であり、図4は構造図、図5はブ
ロック図、図6は概略回路図である。図2、図3におい
て、2はトイレ装置の本体部であり、便座3及び便蓋4
が図示しない軸によって回動自在に支持されており、本
体部2から着脱可能に構成されている。図4乃至図6に
示すように便座3の内部には便座表面を快適な温度に暖
める便座ヒータ3cと便座温度を検出する便座サーミス
タ3eが内蔵されている。便座ヒータ3cはダイオード
3dと直列に接続され、更にダイオード3dと便座ヒー
タ3cに並列に便座サーミスタ3eが接続されて、その
先が便座コネクタ5のメス側端子5aへつながってい
る。便座コネクタ5のオス側端子5bには図7に示すよ
うな一対の電源線を備えたキャプタイヤコードからなる
便座コード6が接続されている。尚、便座コネクタ5は
図8に示すような広く市販されているジャックタイプの
ものを使用している。便座コネクタのメス側端子5aは
図9に示すように便座3の外郭3gに開けられた開口部
3hを通してオス側端子5bと接続可能に配置してお
り、この便座コネクタ5によって便座3と便座コード6
は着脱可能な構造となっている。便座コード6は更に本
体部2内に位置する本体制御部7の極性切替手段21に
接続されている。ここで、図6に示すように極性切替手
段21はトランジスタ21a、21b、21c、21d
により構成され、各トランジスタは制御手段であるマイ
コン7aに接続されている。本体制御部7ではトランス
7c、ダイオードブリッジ7d、電界コンデンサ7eに
よりDC40V(Vcc40)を作成し、DC40Vを
基に三端子レギュレータ7bでDC5V(Vcc5)を
作成している。以下動作について図6及び図10に従っ
て説明する。
【0021】まず、本体部2に商用電源が投入される
と、本体制御部7ではトランジスタ21dとトランジス
タ21aがオンとなる。尚、この時トランジスタ21b
と21cはオフの状態である。するとトランジスタ21
a、トランジスタ21d、抵抗Rthを介して便座サー
ミスタ3eに5V電源が供給される。マイコン7aには
5V電源を便座サーミスタ3eと抵抗Rthで分圧した
電圧Vthが入力されており、この電圧VthをA/D
変換することによって便座の温度(Tth)を検出して
いる。一方、マイコン7aは便座温度(Tth)が本体
部2の側面に備えた可変抵抗から成るボリューム8によ
って設定された便座の設定温度(Tvr)を入力してい
る。そこでマイコン7aは便座温度(Tth)と設定温
度(Tvr)を比較し、便座温度(Tth)<設定温度
(Tvr)だった場合はトランジスタ21aとトランジ
スタ21dオフし、トランジスタ21bとトランジスタ
21cをオンさせる。その結果、便座ヒータ3cにトラ
ンジスタ21c、ダイオード3d、トランジスタ21b
を介して40V電源が通電され、便座が暖められる。逆
に便座温度(Tth)≧設定温度(Tvr)の場合はト
ランジスタ21aと21dがオフ、トランジスタ21b
と21cがオンの状態を継続する。この状態は便座温度
(Tth)<設定温度(Tvr)となるまで維持され
る。尚、一旦トランジスタ21aと21dをオフ、トラ
ンジスタ21cと21bをオンさせて便座ヒータ3cに
通電を開始すると、マイコン7aは所定時間(ton)
経過後に再びトランジスタ21cと21bをオフ、トラ
ンジスタ21aと21dをオンすることにより、再び便
座の温度(Tth)を検出する。その後は上記動作を繰
り返すことにより便座の温度を設定温度に制御する。
尚、前記所定時間(ton)は図11に示すように制御
手段が設定温度(Tvr)よりわずかに低い便座温度
(Tth)を検出してからton時間便座ヒータ3cに
通電を行っても、その時の便座温度のオーバーシュート
が使用者の不快に感じない程度の時間(例えば1秒)が
用いられる。
【0022】こうすることにより、便座3と本体制御部
7とを接続するコードは2本あれば済むため、コード自
体を細く形成出来、清掃性、意匠性を向上させることが
可能である。しかも便座ヒータ用と便座サーミスタ用が
共に低圧(DC)回路となるため、コードと便座との着
脱が安全である上、市販のジャック端子のようなコネク
タも使用可能となるのでコネクタを簡単な構造で構成出
来、着脱も容易に行うことが出来る。
【0023】尚、図12に示すようにトランジスタ21
aと21dがオンする際はトランジスタ21dがオン
後、遅延時間(td1)が経過してからトランジスタ2
1aがオンするようにし、トランジスタ21aと21d
がオフする際はトランジスタ21aがオフ後、遅延時間
(td2)が経過してからトランジスタ21dがオフす
るようにしてもよい。こうすることにより、トランジス
タ21b、21c、22dがオフ且つトランジスタ21
aがオンすることによるトランジスタ21aのコレクタ
エミッタ間への逆電圧印加を防ぐことが出来、これによ
る本体制御部7の破損或いは誤動作を防止することが出
来る。
【0024】更に、図13に示すようにトランジスタ2
1aがオンする際にはトランジスタ21bがオフ後、遅
延時間(td3)を経過したところでトランジスタ21
aをオンするようにし、トランジスタ21bがオンする
際にはトランジスタ21aがオフ後、遅延時間(td
4)を経過したところでトランジスタ21bをオンする
ようにしても良い。こうすることで、トランジスタ21
aとトランジスタ21bが同時にオンすることによる5
V電源とグランドが短絡を防ぐことが出来、これによる
本体制御部7の破損或いは誤動作を防止することが出来
る。
【0025】また、便座コネクタ5のメス側端子5aと
オス側端子5bが接続されていない場合は、Vthは0
Vとなり、便座サーミスタ3eの検知温度が非常に低い
(便座サーミスタの抵抗値が無限大)時と同じ状態とな
る。したがって、図14に示すようにマイコン7aは便
座温度(Tth)が所定の温度(Tref)より低い温
度を検出した場合、トランジスタ21bと21cをオン
せずに表示部9に備えたLEDを点滅させるようにして
もよい。こうすることで、便座コード6が便座3に接続
されていない時の便座ヒータ3cへの通電を停止させる
ことが出来るとともに、使用者へ便座コード6が便座3
に接続されていないことを報知することが出来、安全性
と確実な動作を確保することが可能となる。
【0026】尚、便座コネクタ5は図15に示すように
オス側端子5bの外周に溝を設け、この溝にOリング状
のパッキン11を備えることにより、オス側端子5bを
メス側端子5aに挿入するとパッキン11によって便座
3の外郭3gとオス側端子5bの間がシールされ、トイ
レの洗浄水の飛び跳ねや清掃時の水拭き等による便座コ
ネクタ5内への水の浸入を防止する構造にしても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。
【0028】請求項1では、便座面を加熱するヒータ及
び前記ヒータへ流れる電流の向きを制御する整流素子が
電気的に直列に接続されてあるヒータ回路と、温度を検
知するサーミスタと、前記ヒータ回路と前記サーミスタ
が電気的に並列に接続されてある便座回路部と、前記便
座回路部の印加電圧の極性を切替える極性切替手段と、
前記極性切替手段の動作を指示する制御手段と、前記サ
ーミスタの出力を制御部に入力する入力回路部とを有す
る本体制御部を備えたトイレ装置において、前記便座回
路部と前記本体制御部が一対の電源線によって電気的に
接続することで、便座と本体制御部を接続するコードは
2本で済むため、コード自体を細く形成出来、清掃性、
意匠性を向上させると共にコードと便座或いは本体制御
部も簡単な構造のコネクタにより着脱可能としたトイレ
装置を提供することが可能である。
【0029】請求項2では、請求項1において、制御手
段はサーミスタの出力電圧に応じて極性切替手段を制御
することで、快適な便座温度に制御することが出来る。
【0030】請求項3では請求項2において、制御手段
はサーミスタの出力電圧が所定の設定値より低い場合、
便座回路部の印加電圧の極性を切替えるよう極性切替手
段を制御することで、安全且つ快適な便座温度に制御す
ることが出来る。
【0031】請求項4では、請求項3において、制御手
段は便座回路部へ電圧印加開始した時点からの経過時間
を計測する計時手段を備え、サーミスタの出力電圧が所
定の設定値より低い場合、前記計時手段により計測され
た所定の経過時間毎に便座回路部の印加電圧の極性を周
期的に切替えるよう極性切替手段を制御することで、安
全且つ快適な便座温度に制御することが出来る。
【0032】請求項5では、請求項4において、制御手
段はサーミスタの出力電圧に対して前記設定値よりも低
い第二の設定値を有し、サーミスタの出力電圧が第二の
設定値以下の場合、極性の切替えを停止するよう極性切
替手段を制御することで、便座と本体制御部が電気的に
接続されていない時はヒータ回路に電力が印加されない
ため、安全性を確保することが可能となる。
【0033】請求項6では、請求項4乃至5において、
制御手段はサーミスタの出力電圧に対して前記設定値よ
りも低い第二の設定値を有し、サーミスタの出力電圧が
第二の設定値以下の場合、便座回路部に所定の電圧が便
座回路部に印加されていないことを使用者に報知する報
知手段を本体制御部に備えたことで使い勝手を向上させ
ることが可能となる。
【0034】請求項7では、請求項1乃至6において、
極性切替手段はヒータへ通電するためのヒータ用電源部
と、サーミスタの抵抗値を入力するためにサーミスタへ
電圧を供給するサーミスタ用電源部と、グランドと、前
記ヒータ用電源部と電気的に接続された第一の電力制御
素子と、前記第一の電力制御素子とグランドに電気的に
接続された第二の電力制御素子と、前記サーミスタ用電
源部と電気的に接続された第三の電力制御素子と、前記
第三の電力制御素子とグランドに電気的に接続された第
四の電力制御素子とを備え、前記便座回路部と前記本体
制御部を接続している一対の電源線が第一の電力制御素
子と第二の電力制御素子との接続点及び第三の電力制御
素子と第四の電力制御素子との接続点の各々に電気的に
接続して構成したことで、便座回路部と本体制御部とを
接続するコードが細く、清掃性、意匠性に優れたトイレ
装置を安価に提供することが可能となる。
【0035】請求項8では、請求項7において、制御手
段は第一又は第三の電力制御素子のいずれか一方がオン
した場合に電流が便座回路部を経由してグランドへ通じ
るよう第二又は第四の電力制御素子をオンすることで、
便座回路部と本体制御部とを接続するコードが細く、清
掃性、意匠性に優れたトイレ装置を安価に提供すること
が可能となる。
【0036】請求項9では、請求項8において、便座回
路部への電圧印加開始時、制御手段は第四の電力制御素
子をオン後、遅延時間をもって第一の電力制御素子をオ
ンすることで、第一の電力制御素子に逆電圧がかかり、
本体制御部が破損或いは誤動作するのを防止することが
出来る。
【0037】請求項10では、請求項8乃至9におい
て、便座回路部への電圧印加停止時、制御手段は第一の
電力制御素子をオフ後、遅延時間をもって第四の電力制
御素子をオフすることで、第一又の電力制御素子に逆電
圧がかかり、本体制御部が破損或いは誤動作するのを防
止することが出来る。
【0038】請求項11では、請求項7乃至10におい
て、制御手段は第二の電力制御素子をオフ後、遅延時間
をもって第一の電力制御素子をオンすることで、ヒータ
用電源部がグランドと短絡状態になり、本体制御部が破
損或いは誤動作するのを防止することが出来る。
【0039】請求項12では、請求項7乃至11におい
て、制御手段は第一の電力制御素子をオフ後、遅延時間
をもって第二の電力制御素子をオンすることで、ヒータ
用電源部がグランドと短絡状態になり、本体制御部が破
損或いは誤動作するのを防止することが出来る。
【0040】請求項13では、請求項1乃至12におい
て、ヒータ回路とサーミスタの電源が共に45V以下の
直流電源であることで、便座回路部と本体制御部間の充
電部に使用者が接触しても、45V以下の充電部への接
触は「電気用品の技術基準」で許可されているように比
較的低圧であるため、使用者の安全を確保することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の暖房便座の構成
【図2】 本発明におけるトイレ装置の斜視図
【図3】 本発明におけるトイレ装置の斜視図
【図4】 本発明におけるトイレ装置の構成図
【図5】 本発明におけるトイレ装置のブロック図
【図6】 本発明におけるトイレ装置の概略回路図
【図7】 本発明における便座コードの構成図
【図8】 本発明におけるトイレ装置の便座コネクタの
構造図
【図9】 本発明におけるトイレ装置の便座コネクタ付
近の構造図
【図10】 本発明におけるトイレ装置の動作フロー
【図11】 本発明におけるトイレ装置の動作のタイミ
ングチャート
【図12】 本発明におけるトイレ装置の動作のタイミ
ングチャート
【図13】 本発明におけるトイレ装置の動作のタイミ
ングチャート
【図14】 本発明におけるトイレ装置の動作フロー
【図15】 本発明におけるトイレ装置の便座コネクタ
付近の構造図
【符号の説明】
1…トイレ装置 2…トイレ装置の本体部 3…便座 3b…ヒータ回路 3e…便座サーミスタ 3d…ダイオード 3c…便座ヒータ 3f…電線 3g…便座外郭 3h…開口部 3a…便座回路部 4…便蓋 5…便座コネクタ 5a…便座コネクタのメス側端子 5b…便座コネクタのオス側端子 5c…溝 6…便座コード 6a…芯線 7…本体制御部 7a…マイコン 7b…三端子レギュレータ 7c…トランス 7d…ダイオードブリッジ 7e…電界コンデンサ 8…ボリューム 9…表示部 10…便器 11…パッキン 21…極性切替手段 21a、21b、21c、21d…トランジスタ 22…入力回路部 30…商用電源

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座面を加熱するヒータ及び前記ヒータ
    へ流れる電流の向きを制御する整流素子が電気的に直列
    に接続されてあるヒータ回路と、温度を検知するサーミ
    スタと、前記ヒータ回路と前記サーミスタが電気的に並
    列に接続されてある便座回路部と、前記便座回路部の印
    加電圧の極性を切替える極性切替手段と、前記極性切替
    手段の動作を指示する制御手段と、前記サーミスタの出
    力を制御部に入力する入力回路部とを有する本体制御部
    を備えたトイレ装置において、前記便座回路部と前記本
    体制御部が一対の電源線によって電気的に接続されてい
    ることを特徴としたトイレ装置
  2. 【請求項2】 請求項1において、制御手段はサーミス
    タの出力電圧に応じて極性切替手段を制御することを特
    徴としたトイレ装置
  3. 【請求項3】 請求項2において、制御手段はサーミス
    タの出力電圧が所定の設定値より低い場合、便座回路部
    の印加電圧の極性を切替えるよう極性切替手段を制御す
    ることを特徴としたトイレ装置
  4. 【請求項4】 請求項3において、制御手段は便座回路
    部へ電圧印加開始した時点からの経過時間を計測する計
    時手段を備え、サーミスタの出力電圧が所定の設定値よ
    り低い場合、前記計時手段により計測された所定の経過
    時間毎に便座回路部の印加電圧の極性を周期的に切替え
    るよう極性切替手段を制御することを特徴としたトイレ
    装置
  5. 【請求項5】 請求項4において、制御手段はサーミス
    タの出力電圧に対して前記設定値よりも低い第二の設定
    値を有し、サーミスタの出力電圧が第二の設定値以下の
    場合、極性の切替えを停止するよう極性切替手段を制御
    することを特徴としたトイレ装置
  6. 【請求項6】 請求項4乃至5において、制御手段はサ
    ーミスタの出力電圧に対して前記設定値よりも低い第二
    の設定値を有し、サーミスタの出力電圧が第二の設定値
    以下の場合、便座回路部に所定の電圧が便座回路部に印
    加されていないことを使用者に報知する報知手段を本体
    制御部に備えたことを特徴とするトイレ装置
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6において、極性切替手段
    はヒータへ通電するためのヒータ用電源部と、サーミス
    タの抵抗値を入力するためにサーミスタへ電圧を供給す
    るサーミスタ用電源部と、グランドと、前記ヒータ用電
    源部と電気的に接続された第一の電力制御素子と、前記
    第一の電力制御素子とグランドに電気的に接続された第
    二の電力制御素子と、前記サーミスタ用電源部と電気的
    に接続された第三の電力制御素子と、前記第三の電力制
    御素子とグランドに電気的に接続された第四の電力制御
    素子とを備え、前記便座回路部と前記本体制御部を接続
    している一対の電源線が第一の電力制御素子と第二の電
    力制御素子との接続点及び第三の電力制御素子と第四の
    電力制御素子との接続点の各々に電気的に接続して構成
    したことを特徴とするトイレ装置
  8. 【請求項8】 請求項7において、制御手段は第一又は
    第三の電力制御素子のいずれか一方がオンした場合に電
    流が便座回路部を経由してグランドへ通じるよう第二又
    は第四の電力制御素子をオンすることを特徴とするトイ
    レ装置
  9. 【請求項9】 請求項8において、便座回路部への電圧
    印加開始時、制御手段は第四の電力制御素子をオン後、
    遅延時間をもって第一の電力制御素子をオンすることを
    特徴とするトイレ装置
  10. 【請求項10】 請求項8乃至9において、便座回路部
    への電圧印加停止時、制御手段は第一の電力制御素子を
    オフ後、遅延時間をもって第四の電力制御素子をオフす
    ることを特徴とするトイレ装置
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10において、制御手段
    は第二の電力制御素子をオフ後、遅延時間をもって第一
    の電力制御素子をオンすることを特徴とするトイレ装置
  12. 【請求項12】 請求項7乃至11において、制御手段
    は第一の電力制御素子をオフ後、遅延時間をもって第二
    の電力制御素子をオンすることを特徴とするトイレ装置
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12において、ヒータ回
    路とサーミスタの電源が共に45V以下の直流電源であ
    ることを特徴とするトイレ装置
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