JP2002291519A - 塗布具収納部を有する化粧容器 - Google Patents

塗布具収納部を有する化粧容器

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JP2002291519A
JP2002291519A JP2001102373A JP2001102373A JP2002291519A JP 2002291519 A JP2002291519 A JP 2002291519A JP 2001102373 A JP2001102373 A JP 2001102373A JP 2001102373 A JP2001102373 A JP 2001102373A JP 2002291519 A JP2002291519 A JP 2002291519A
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Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の化粧料を収容した複数の化粧皿を一つ
の容器体に収容した中から、必要とする化粧料が入った
化粧皿を迅速に取り出すことができて、また、前記容器
体に化粧料塗布具を傷めないように収納できて、持ち歩
くのにも便利な形状をした化粧料容器を提供する。 【解決手段】 化粧容器の上面と底面を形成する円形状
その他の形状にした平坦な天板2と底板3を板状の側壁
7と化粧収容皿を支持する回転支持軸6とにより連結し
て化粧料収容皿4を収容可能な枠体を形成すると共に、
該枠体の底部または上部あるいは中間部に塗布具9を収
納する収納部8を側壁に連接して容器枠体を形成して、
該容器枠体の天板2と底板3との間に複数の化粧料収容
皿4を積重ねた状態にして挿入して、該収容皿4の周縁
部に形成された軸受け孔4cに前記回転支持軸5を嵌合
せしめて、化粧料収容皿4を水平方向に回動可能に支持
した容器体を形成して、前記収容皿4に化粧料を収容し
てすると共に、塗布具収納部8に化粧料塗布具9を着脱
自在に収納して多層状の化粧容器1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、化粧料を収容
した複数の化粧料皿を一つにまとめた携帯に便利な化粧
用具に係わるものであり、更に詳細には、クリームやフ
ァンデーション、その他の異なる化粧料を別々に収容し
た複数の化粧皿を多段状に積み重ねて収納して、且つ、
前記化粧皿を水平方向に回転させて一個づつ引き出し可
能に連結しした容器体に、化粧皿の化粧料を塗布するた
めの刷毛や筆等の塗布具を収納可能にした小形の携帯用
に適した化粧容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以前には、口紅や白粉、あるいは、種々
のクリームやファンデーション等の各種の化粧料は、そ
れぞれが別々の容器に収容されていて、それらを使用す
るには必要な化粧料が入った容器を取り出して化粧をし
なければならないので、常に幾つかの容器を取り揃えて
置かなくてはならず、化粧台やハンドバックなどの中は
数多くの容器で一杯になって、必要なものを探し出した
り、持ち歩くのに不便な場合があり、また、使用するに
際しても、必要とする化粧容器を一つ一つ手に持って、
それぞれの化粧容器の蓋を開け閉めしなくてはならず、
非常に面倒な場合があった。
【0003】そのようなことから、幾つかの化粧料を一
つにまとめて使い易いようにするために、複数の化粧料
を一個の容器に区分した状態で収容したもの(実公昭6
3−35685号、実開昭64−55805号公報参
照)、また、必要な化粧料が収容された容器を幾つか多
段状に重ねたもの(実公昭63−5609号、実開平2
−119106号公報参照)、更には、化粧料を収容し
た容器をパレット状に広げたもの(実公昭52−509
58号、実開昭63−33179号公報参照)等の各種
形式のものが使用されるようになった。
【0004】しかし、上記したように、複数の化粧料を
一個の容器に収容した形式のものは、化粧料容器本体の
形状や大きさに合わせて収納部の皿を組み合わせるため
に、収容できる化粧料の数が制限されることになり、ま
た、化粧料を収容した容器を多段状に重ねた形式のもの
は、化粧料の数を多くすると全体が大きくなって、必要
なものを取り出すのが面倒になり、また、化粧料を収容
した容器をパレット状に広げる形式のものは、化粧をし
ようとして広げた際に場所を取ったり、塗布具は別にな
っていて、すぐには手にすることができずに不便な場合
があった。以上のような理由から、上記したような構造
にした化粧容器は、いずれの容器も化粧するのに甚だ面
倒な点があり、特に、携帯用として持ち歩くには、非常
に不便である。
【0005】そこで、上記したような色々な問題点を改
善したものの一例として、複数の化粧料収容皿を枢着部
を介して着脱自在に積層すると共に水平方向に回動可能
に連結して容器本体を構成して、該容器本体の側壁部に
化粧料塗布具を備えたものが、実公昭3−28818号
公報に提案されている。上記の考案は、図8に示すよう
に、中央部に化粧料収容凹部52aを形成した化粧料収
容皿52の上面に係合凸部52bを設けると共に下面に
係合凹部52cを設けて、前記係合凹部52cと係合凸
部52bとを着脱可能に係合でるようにした化粧料収容
皿52を形成して、前記収容凹部52aに化粧料を収容
した複数の化粧料皿を積み重ねて、上部皿の係合凹部5
2cに下部皿の係合凸部52bを係合せしめると共に水
平方向に回動自在となして多層状の化粧料容器1を構成
したものであり、該多層状化粧料容器の側壁部には、化
粧料を塗布するための塗布具54を保持する収納部53
が設けられている。
【0006】上記のように構成された多層状の化粧料容
器51は、前記した従来の化粧料容器とは異なり、必要
とする数だけ重ねることができて、また、化粧料収容皿
の形状や大きさにも特別な制約がなくて、容器を小型化
することもできて、使用者の好みに応じた形状にして、
必要な化粧料を組み合わせることができる。しかし、上
記した容器の収納部に収納された化粧料を塗布する塗布
具は、刷毛等の塗布具の先端部が突出した状態になるか
ら、塗布具を使用したままの状態で収納しようとする
と、塗布具の刷毛先に付着していた化粧料が他の品物に
付いて汚れたり、塗布具の先端部が傷んだりするのを避
けられないし、また、積層した容器は、嵌合凹部の開口
直径を嵌合凸部の最大直径よりもやや小さくしているだ
けであるため、嵌合凸部と嵌合凹部の嵌合が外れ易いと
いう問題がある。
【0007】そこで、上記したような種々の問題点を改
良した化粧料容器として、複数の化粧料を収容した化粧
皿を多層状に設けて形成した化粧料容器に於いて、該容
器に化粧料を塗布する塗布具を密閉した状態に収納でき
るようにした収納部を設けた構造にして、必要とする化
粧料を迅速に、且つ、容易に取り出すことができて、収
納された化粧料塗布具は刷毛先を傷めることがないよう
にした化粧料容器が、実開平1−155909号に提案
されている。
【0008】上記の考案は、熱可塑性合成樹脂を成形し
て長円形の板状体状に形成された化粧料および化粧料塗
布具を収容する複数の化粧皿13,14,15を、図7
に示すように、上側の収容皿の下面に設けた係合部と下
側の収容皿の上面に設けた被係合部とを着脱自在に係合
させて、図6に示すように、前記化粧皿を積層状に積み
重ねて形成された化粧容器11である。上記化粧容器1
1は、化粧料収容した複数の収容皿13,15および化
粧具を収容した収容皿14を上下に積層状に積み重ね
て、収容皿の一端部に設けた係合部を係合せしめて、該
係合部18を中心として水平方向に回転自在に構成され
ていて、前記化粧容器の最上部には鏡12aを有する蓋
体12が設けられていて、また、最下部の化粧皿15に
はカバー16が取り付けられている。
【0009】上記のように形成された化粧容器11に
は、化粧具17が収容皿14に設けられた収納部凹部1
4aに収納されているので、前記化粧容器11をハンド
バック等に前記収容しても、化粧料が他のものに付着し
たり、化粧具が傷んだりする恐れがなくて、また、従来
のように化粧料収容皿を化粧料容器の内部へ組付けるこ
とを必要としないので、容器を小型化することができて
携帯用として非常に便利である。そして、上記化粧容器
11は、図7に示すようにひらくことにより、積み重ね
られた化粧皿から必要とする化粧料を迅速に、且つ、容
易に取り出すことができて非常に便利であるが、しか
し、上記したような化粧容器は、積層された化粧皿が上
下の皿の一端部で回転可能に係合支持されたのみである
から、ハンドバッグの中に入れられた状態で、化粧料を
収容した皿が何かの拍子に開いたり、ばらばらに外れる
ことがある。
【0010】そこで、複数の化粧料を収容することがで
きるようにした化粧料容器に於いて、必要とする化粧料
を迅速に、且つ、容易に取り出すことができるようにす
ると共に、化粧料塗布具を密閉状態に収納する収納部が
設けられた構造に化粧料容器を形成して、前記化粧料容
器を、化粧皿が不用意に回転して開いたり、ばらばらに
外れたりしないような構造に形成すると共に、生産工程
で組み立てが容易できるようにするために、できるだけ
簡単な構造に形成して、安価に生産することができる化
粧料容器の出現が望まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】化粧料を収容した複数
の化粧皿と化粧料塗布具とを一緒にまとめて収容するこ
とができるようにした従来の化粧用容器は、容器の形状
が大きくなりがちで、携帯用として持ち歩くにはいささ
か不便で、また、そのような容器を使用しようとして広
げるには広い面積を取るので、甚だ使い勝手が悪い点が
あった。そこで、本願の発明は、上記のような従来の欠
点を改良して、各種の化粧料を収容した複数の化粧皿を
まとめて一つの容器体となしても、必要とする化粧料を
迅速に、且つ、容易に取り出すことができるような構造
にして、また、前記容器体に化粧料塗布具を傷めるよう
なことがないように収納できて、持ち歩くのにも便利な
形状をした化粧料容器を提供する。
【0012】上記のような化粧料容器を提供するには、
該容器の製造工程に於ける組み立てが容易に行えるよう
に、化粧料容器をできるだけ簡単な構造にして、該容器
の生産コストを低減して、化粧料容器を安価に製造でき
るように形成すると共に、多数の化粧料収容皿を収容し
た化粧料容器体の中から必要とする化粧料皿をすぐに取
り出せるように化粧料容器体を形成して、また、化粧料
を塗布するための塗布具を、傷めないように収納できる
ように収納部が設けられた化粧料容器を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願発明は、化粧容器の
上面と底面を構成する円形状をした平板状の上板と底板
との一端を板状をした側壁により連結して化粧料収容皿
を収容する枠体を形成すると共に、該枠体の底部に塗布
具収納部を連接して容器枠体を形成する。そして、前記
のように形成した容器枠体の上下の平板部分の間に略円
盤状あるいはその他の適当な形状にした化粧料収容皿を
複数個積重ねた状態で挿入して、前記収容皿の周縁部に
形成された軸受け孔に前記回転支持軸を嵌合せしめて、
各収容皿を水平方向に回動可能に固定して容器体を形成
する。上記のように形成した容器枠体に装着した化粧料
収容皿に化粧料を収容すると共に、前記容器枠体底部の
塗布具収納部に塗布具を着脱自在に装着して塗布具を有
する多層状をした化粧容器を構成する。
【0014】
【発明の実施の形態】本願の発明は、先ず、化粧容器の
上面と底面を形成する円形状その他の形状に形成した平
坦な天板2と底板3とを板状の側壁と化粧収容皿を支持
する回転支持軸5とにより連結して化粧料収容皿を収容
可能な枠体を形成すると共に、該枠体の底部または上部
あるいは中間部に塗布具を収納する収納部を側壁に連接
した容器枠体を形成する。そして、前記容器枠体の天板
2と底板3との間に、前記天板または底板に合わせた形
状をした複数の化粧料収容皿4を積重ねた状態にして挿
入して、該収容皿の周縁部に形成された軸受け孔4cに
前記回転支持軸を嵌合せしめて、収容皿を水平方向に回
動可能に形成して、化粧料収容皿4を多層状に収容した
容器体を形成する。
【0015】このように形成された容器体の前記化粧料
収容皿4に化粧料を収容してすると共に、塗布具収納部
に塗布具を着脱自在に装着して化粧料塗布具を収納した
多層状の化粧容器1を形成する。上記のように形成され
た多層状の化粧容器1は、前記化粧料収容皿4の側面に
形成された凹部4bに指先を掛けて皿を廻すと、化粧料
が収容された皿が回転支持軸6を中心として回動して化
粧料が現れるので、続いて底部その他に設けた収納部に
収容された塗布具を指先で掴んで引き出して、該塗布具
に化粧料収容皿4内の化粧料を付着させることにより化
粧することができるようになる。
【0016】
【実施例】本願発明の多層状化粧容器について、最適な
一つの実施例に基づいて、図面を参照しつつ説明する。
本願の発明は、図1および2に示すように、化粧容器の
上面と底面を形成する平板状の上板2と底板3とを回転
支持軸6と側壁7とにより連結して枠体を形成すると共
に、該枠体の底部に塗布具9を収納する収納部8を連接
した容器枠体を形成する。そして、前記容器枠体の上板
2と底板3との間に、化粧料収容凹部4aを有する略円
盤状に形成した化粧料収容皿4に各種の化粧料を収容し
たものを複数個積重ねた状態にして挿入して、前記回転
支持軸6を化粧料収容皿4の周縁部に形成された軸受け
孔4c内に嵌合せしめて、化粧料収容皿4を水平方向に
回動可能に支持して容器体を形成して、該容器体の底部
に設けた化粧料塗布具9を収容する塗布具収納部8を形
成して、化粧料塗布具を収納した多層状をした化粧容器
を構成する。
【0017】上記のように構成された多層状の化粧容器
に於いて、化粧料収容皿4は、図2および図3に示すよ
うに、中央部に化粧料を収容するための化粧料収容凹部
4aを設けた円盤状の収納皿からなり、該円盤状の収納
皿の側壁は内筒壁4dと外筒壁4eとがフランジ部で連
結された二重壁構造をなしていて、前記外筒壁4eの周
壁面には、収容皿4を回動させるのに指先を掛ける凹部
4bと、収容皿4が不用意に回動することがないように
側壁7に弾性係合するするように係合部4fが設けられ
ている。
【0018】そして、化粧料塗布具を収納する収納部8
には、図2および図3に示すように、半円板状をした把
持部9bの断面部9cに植毛をして刷毛9aを形成する
と共に、該把持部9bの端部9dを塗布具収納部8の開
口端部8aに嵌合可能な形状に形成した化粧料塗布具9
を、収納部8の開口部内に嵌合して、図1および図5に
示すように、固定されて収納される。
【0019】上記のような構造をした多層状の化粧容器
は、容器枠体に複数の収容皿4が積み重ねられたように
枢着された容器体に於いて、前記化粧料収容皿4のそれ
ぞれに必要な各種の化粧料を収容して構成されていて、
前記収容皿4を指先で回動せしめることにより必要な化
粧料が取り出せるようにすると共に、塗布具収納部8内
に収納した刷毛9a付きの塗布具9を指先に掴んで取り
出せるようにした化粧容器に構成したものである。
【0020】上記のように構成された本願発明の多層状
化粧容器は、容器本体を手に持ってから必要とする化粧
料が入った化粧皿4の凹部4bに指先を掛けて押すと、
図2に示すように、化粧皿4は回転支持軸6を中心に回
転して化粧料が現れる。そして、塗布具収納部8に収納
された塗布具9の把持部9bを片方の指先で掴んで引っ
張ると、先端に刷毛が付いた塗布具9が取り出されるの
で、前記化粧皿4に入った化粧料を手に持った化粧料塗
布具9の先に含浸させることにより化粧をすることがで
きる。
【0021】このようにして化粧が終わったら、化粧料
が付着した塗布具9はそのままの状態で収納部8に戻す
と、把持部9bの端部が収納部の内側縁に嵌合して密閉
状態に閉じられるので、続いて前記化粧皿4も回転させ
てもとの位置に戻すと、化粧料が入った化粧皿4は容器
本体に収容されて密閉状態になる。このようにして閉じ
られた化粧容器1は、ハンドバック等に入れても、化粧
皿4も塗布具9も外部から遮断された状態に格納されて
いるので、化粧料がハンドバックないの他のものに付着
して汚したり、塗布具の先端部が傷んだりするようなこ
とがない。
【0022】上記したような容器枠体に、複数の化粧料
収容皿を多層状に重ねた状態で収容して形成した容器体
に於いて、各化粧料収容皿にそれぞれ異なる化粧料を収
容して構成された本願発明の化粧容器は、必要とする化
粧料がいずれの段の収容皿に収容されていても、収容皿
4の凹部4bに指先を掛けて回動させることにより簡単
に開いて取り出すことができる。
【0023】また、上記化粧容器には、前記容器体底部
の塗布具収納部8に化粧料塗布具が収容されていて、化
粧皿4を開いてから塗布具9をすぐに取り出すことがで
きるので、該塗布具を手に持って開いた化粧料収容皿内
の化粧料を付着させて化粧をすることが可能になる。そ
して、このようにして化粧を済ませた後は、塗布具9を
収納部8に嵌合、収納してから化粧料収容皿4を指先で
押して回転させることにより、簡単に元の状態の化粧容
器に戻すことができる。尚、上記した実施例に於いて
は、化粧料皿を収容する容器体の天板、底板および化粧
料皿等の形状としては、円盤状や円形状に形成したもの
を用いたが、本願発明は、このような形状に限定された
ものではなくて、楕円形や多角形その他の適当な形状に
形成したものであってもよいことは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上、述べたように、本願発明は、化粧
容器の上面および底面を構成する上板と底板とを回転支
持軸で連結してなる容器枠体に、円盤状をした複数の化
粧料収容皿を多層状に重ねた状態で収容して、水平方向
に回動可能に前記回転支持軸に枢着して化粧料容器体を
構成したもので、容器体は簡単な構造をしている。そし
て、前記収容皿を小さい形状にすることも容易であるか
ら、該収容皿に合わせて前記容器枠体を小さなものにす
ることは簡単にできるので、小さな収容皿を多層状にし
て収容すると共に、塗布具の収納部を設けた小型の容器
体を構成することができるので、携帯に便利な小型の化
粧容器を形成することができる。
【0025】従って、本願発明の化粧容器は、構造が簡
単であるから製造コストを低減して、安価に製造するこ
とができて、また、化粧容器自体を従来のものよりも小
型にすることができて、必要な化粧料が入っている収容
皿を取り出すのも簡単であり、且つ、刷毛等の塗布具を
傷めることがないように一緒に収納されているので、携
帯するのには非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の化粧容器を示す斜視図である。
【図2】図1に示す化粧容器を使用する状態を示す斜視
図である。
【図3】図1に示す化粧容器のX−X断面図である。
【図4】図1に示す化粧容器のY−Y断面図である。
【図5】図1に示す化粧容器の縦断面図である。
【図6】本願発明の先行例の化粧容器を示す斜視図であ
る。
【図7】図6に示す化粧容器を開いた状態を示す斜視図
である。
【図8】従来の塗布具を設けた化粧容器を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1. 化粧容器 2. 上板 3. 底板 4. 収容皿 4a. 収容凹部 4b. 指掛け凹部 4c. 軸受け孔 6. 回転支持軸 7. 側壁 8. 収納部 9. 塗布具 9a. 刷毛 9b. 把持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧容器の上面と底面を構成する平坦な
    上板と底板とを側壁により連結して複数の化粧料収容皿
    を収容可能に形成すると共に、前記側壁に連接した化粧
    料塗布具の収納部を形成した容器枠体に、複数の化粧料
    収容皿を収容して、該化粧料収容皿を各々水平方向に回
    動可能に支持する容器体を形成して、前記化粧料塗布具
    の収納部に係合可能にした把持部に植毛してなる化粧料
    塗布具を着脱自在に嵌着してなることを特徴とする塗布
    具収納部を有する化粧容器。
  2. 【請求項2】 前記容器体は、容器枠体に化粧料収容皿
    を多層状に複数個積重ねた状態に収容して、該化粧料収
    容皿を各々水平方向に回動可能に支持することを特徴と
    する請求項1に記載する部を有する化粧容器。
  3. 【請求項3】 前記容器枠体は、上板と底板とを化粧料
    収容皿の回転支持軸と側壁部とにより連結されて、前記
    回転支持軸に化粧料収容皿が支持可能に形成されてなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載する塗
    布具収納部を有する化粧容器。
  4. 【請求項4】 前記化粧料収容皿は、化粧料収容凹部を
    形成された周縁部に、前記容器枠体に設けた回転支持軸
    に回動可能に嵌合する軸受け孔が設けられてなることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載する塗布具収
    納部を有する化粧容器。
  5. 【請求項5】 前記化粧料収容皿は、周縁部に回転支持
    軸を嵌合する軸受け孔と係止部が形成されると共に、該
    軸受け孔の反対側の周縁部に化粧料収容皿を回動するた
    めの指掛け凹部が形成されてなることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載する塗布具収納部を有する化
    粧容器。
  6. 【請求項6】 前記塗布具収納部は、底板および化粧料
    収容皿の外周面に合わせた形状をした収納空間部の一端
    側部を開口せしめた形状に形成すると共に、前記開口端
    部を塗布具の把持部が嵌合して係止されるように形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載する塗布具収納部を有する化粧容器。
  7. 【請求項7】 前記塗布具は、収納空間部の開口に嵌合
    する把持部の断面部に植毛して形成すると共に、前記把
    持部を塗布具収納部の端部を前記塗布具収納部の開口部
    の内端部に嵌着するように形成してなることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載する塗布具収納部を有
    する化粧容器。
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