JP2002291510A - 鞄 - Google Patents

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JP2002291510A
JP2002291510A JP2001101244A JP2001101244A JP2002291510A JP 2002291510 A JP2002291510 A JP 2002291510A JP 2001101244 A JP2001101244 A JP 2001101244A JP 2001101244 A JP2001101244 A JP 2001101244A JP 2002291510 A JP2002291510 A JP 2002291510A
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Yasushi Takahashi
康 高橋
Rieko Takahashi
理恵子 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物を収納しているときには収納空間を複数の
空間に仕切ることによって利便性を向上させ、物を収納
しないときには運搬が容易であり、かつ損傷等を抑制す
ることが可能なバッグを提供する。 【解決手段】 底面部材101および側面部材102,
103,104,105によって形成される収納空間S
のほぼ中央には一端部120Aが側面部材105に仕切
板110を介して取り付けられた空間仕切板120が横
切っている。これにより収納空間Sは2つの空間に仕切
られている。ここで、空間仕切板120のほぼ中央部分
には、折り目120Cが形成されており、当該折り目1
20Cで空間仕切板120を折り畳み、側面部材10
2,103の折り目102A,102Bを内側に折り畳
むことにより、ワインバッグ100の各部材がほぼ一平
面上に重なるかさばらない状態とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納空間を分割し
て使用することができる鞄に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外方面部材によって覆われた
収納空間を複数の空間に仕切る空間仕切部材を有する鞄
が用いられている。図19に空間仕切部材を有する従来
の鞄を示す。同図に示すように、この鞄1は、底面部材
2と側面部材4A,4B,4C,4Dとを有しており、
これらの部材によって上方側が開口した略直方体状の収
納空間Sが形成されている。そして、対向配置される側
面部材4A,4Bには、把持部5が取り付けられてお
り、鞄1の使用者はこの把持部5を把持することにより
当該鞄1を持ち運ぶのである。
【0003】ここで、図20は鞄1を上方側から視た図
であり、図20および前掲図19に示すように、側面部
材4A,4Bの内面側のほぼ中央部分には側面部材4
C,4Dと同じ幅を有する空間仕切板6の端部6A,6
Bが縫着されている。このような空間仕切板6によって
収納空間Sは、側面部材4A、4B、4Cおよび空間仕
切板6によって仕切られた空間S1と、側面部材4A,
4B,4Dおよび空間仕切板6によって仕切られた空間
S2とに分離されている。当該鞄1の使用者は、空間仕
切板6によって仕切られた2つの空間S1,S2を利用
して小物等を分別して収納することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように空間仕
切板6を有する鞄1は小物等を分別して収納することが
できるので便利であるが、鞄1内に物を収納していない
場合にも、図19に示すように略直方体状の外観形状を
維持されることになる。使用者が当該鞄1を所持して遠
隔地に移動してある物を取得して当該鞄1に収納し、他
の場所へ移動するといった用途で鞄1を使用する場合に
は、物を収納していない鞄1を所持して移動する必要が
ある。このように物を収納していない状態で鞄1を所持
する場合にも、空間仕切板6を有する鞄1は上記のよう
に略直方体状の外観形状を維持しているため、持ち運び
が不便である(例えば、満員電車内で所持する場合など
その不便さは顕著である)。このように外観形状がかさ
ばるために持ち運びが不便であるとともに、物を収納し
ていない状態では衝突等によって鞄1に押しつぶすよう
な力が作用すると(例えば、満員電車内で他の人や物と
衝突する場合が考えられる)、空間仕切板6や側面部材
4A,4B,4C,4D等が屈曲したり縫着部分が壊れ
るなど鞄1が損傷してしまうことが考えられる。
【0005】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、物を収納しているときには収納空間を複数
の空間に仕切ることによって利便性を向上させ、物を収
納しないときには運搬が容易であり、かつ損傷等を抑制
することが可能な鞄を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る鞄は、シート状の底面部材と、対向配
置される二対のシート状の側面部材とを具備し、いずれ
か1対の前記側面部材および前記底面部材を所定の折り
曲げ部分で折り曲げるか否かによって前記底面部材と前
記側面部材によって上方が開口した収納空間が形成され
る使用状態と、略一平面上に前記側面部材および前記底
面部材が重なるように配置される非使用状態とに遷移可
能な鞄であって、少なくともいずれか一つの前記側面部
材の内面側に一端部が取り付けられ、他端部が移動可能
になされた空間仕切部材であって、前記使用状態では前
記収納空間を横切る位置に、前記非使用状態では前記略
一平面上に重なる位置に移動可能な空間仕切部材を備え
ることを特徴としている。
【0007】この構成によれば、当該鞄を使用状態にし
た際には、上方が開口した収納空間が空間仕切部材によ
って複数の空間に仕切られ、各々の空間に分別して収納
物を収納することができる。一方、空間仕切部材は移動
可能になされており、所定の折り曲げ部分で側面部材等
を折り曲げることにより、各部材がほぼ一平面上に重な
る状態とした場合には、当該空間仕切部材を移動させて
この平面上に重ねるように配置できる。したがって、非
使用状態においてはかさばらず、また収納空間を維持す
る部材等が不要であるため、押圧力等に対しての耐久性
も向上する。
【0008】また、本発明の別の態様に係る鞄は、シー
ト状の底面部材と、対向配置される二対のシート状の側
面部材とを具備し、いずれか1対の前記側面部材および
前記底面部材を所定の折り曲げ部分で折り曲げるか否か
によって前記底面部材と前記側面部材によって上方が開
口した収納空間が形成される使用状態と、略一平面上に
前記側面部材および前記底面部材が重なるように配置さ
れる非使用状態とに遷移可能な鞄であって、少なくとも
いずれか一つの前記側面部材の内面側に前記収納空間を
仕切る空間仕切部材を着脱自在に保持する保持部を備え
ることを特徴としている。
【0009】この構成によれば、当該鞄を使用状態にし
た際には、上方が開口した収納空間が空間仕切部材によ
って複数の空間に仕切られ、各々の空間に分別して収納
物を収納することができる。一方、空間仕切部材は移動
可能になされており、所定の折り曲げ部分で側面部材等
を折り曲げ、かつ前記空間仕切部材を取り外すことによ
り、各部材がほぼ一平面上に重なる状態とした場合に
は、移動させてこの平面上に重ねるように配置できる。
したがって、非使用状態においてはかさばらず、また収
納空間を維持する部材等が不要であるため、押圧力等に
対しての耐久性も向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 まず、図1は、本発明の第1実施形態に係るワインバッ
グの外観を示す斜視図であり、図2はワインバッグを上
方側から視た図である。図1および図2に示すように、
このワインバッグ100は、略長方形シート状の底面部
材101と、当該底面部材101の四辺から各々に上方
側に向けて立設される側面部材102,103,10
4,105とを備えている。ここで、底面部材101お
よび側面部材102,103,104,105の互いに
隣り合う辺部は、縫着等により固着されている。
【0011】また、底面部材101および側面部材10
2,103,104,105は、皮革、合成皮革等の内
部にポリウレタン等が挿入されるといったある程度の剛
性を有し、その形状(シート状)を維持できる素材から
構成されており、これにより図1および図2に示す状態
では、これらの部材によって上方側が開口した略直方体
状の収納空間Sが形成され、当該収納空間Sにワイン瓶
等の物を収納することができるようになっている。以
下、このような上方が開口して収納空間Sが形成された
状態を使用状態という。
【0012】側面部材102,103,104,105
における幅の大きい方の側面部材104,105の上辺
部104B,105Bには、略半円形状の切り欠き10
4A,105Aが形成されており、側面部材104,1
05の上辺部104B,105Bには側面部材104,
105と同じ幅を有するシート状の把持部材106,1
07が縫着等により固着されている。これにより切り欠
き104A,105Aの上方側が把持部材106,10
7によって閉じられ、切り欠き104A,105Aは半
円形状の穴となっており、当該ワインバッグ100の使
用者はこの切り欠き104A,105Aに手を通して把
持部材106,107を把持する等して当該ワインバッ
グ100を容易に持ち運ぶことができるようになってい
る。
【0013】側面部材102,103,104,105
における幅の小さい方の側面部材102,103のほぼ
中央部分には上下方向(図2の紙面垂直方向)に延びる
折り目102A,102Bが予め形成されており、図示
のような側面部材102,103がシート状である状態
から、当該折り目102A,102Bを収納空間S側に
折り畳むことができるようになっている。また、底面部
材101の中央部にもその長手方向に沿って延びる折り
目101Aが予め形成されており、図示のような底面部
材101がシート状である状態から、当該折り目101
Aを収納空間S側(上方側)に折り畳むことができるよ
うになっている。
【0014】図1および図2に示す使用状態から、底面
部材101の折り目101A、および側面部材102,
103の折り目102A,102Bを収納空間S側に折
り畳むと、ワインバッグ100は図3および図4に示す
ような状態となる。すなわち、ワインバッグ100の外
郭を構成する底面部材101および側面部材102,1
03,104,105がほぼ一平面上に重なるように位
置し、この状態ではワイン瓶等の物を収納する収納空間
Sは形成されない。以下、このように各部材がほぼ一平
面上に重なるように位置して収納空間Sが形成されない
状態を非使用状態という。
【0015】次に、ワインバッグ100の底面部材10
1および側面部材102,103,104,105の内
面側の構成について説明する。図1および図2に示すよ
うに、側面部材105の内面部105Cの幅方向(図2
の左右方向)の両端部には、側面部材105とほぼ同形
状の仕切板110の幅方向の両端部110A,110B
が縫着等により固着されている。これにより側面部材1
05の内面部105Cと仕切板110との間に雑誌や紙
などの薄い書類等を収納することができる収納空間US
が形成される。
【0016】内面部105Cには上記のように取り付け
られた仕切板110を介して空間仕切板120の一端部
120Aが取り付けられている。具体的には、上記のよ
うに内面部105Cに取り付けられた仕切板110の幅
方向のほぼ中央部分に空間仕切板120の一端部120
Aが縫着等により固着されている。図1および図2に示
す使用状態においては、空間仕切板120は一端部12
0Aから側面部材102,103と同方向(図2の上下
方向)に延在しており、他端部120Bが側面部材10
4の内面部104C近傍まで到達している。このような
位置に存在する空間仕切板120により、底面部材10
1および側面部材102,103,104,105によ
って形成される略直方体状の収納空間Sが2つの収納空
間SA,SBに分割されている。すなわち、空間仕切板
120が図1および図2に示すように配置されることに
より、空間仕切板120、底面部材101および側面部
材103,104,105に覆われる収納空間SAが形
成され、空間仕切板120、底面部材101および側面
部材102,104,105に覆われる収納空間SBが
形成される。これにより、2つの収納空間SA、収納空
間SBに各々ワイン瓶を挿入して収納することができ、
この際空間仕切板120が設けられているためワインの
瓶同士がぶつかって損傷したりすることがない。
【0017】空間仕切板120の他端部120Bには、
側面部材104とほぼ同形状の仕切板130が取り付け
られている。ここで、仕切板130は、側面部材104
とほぼ平行に配置され、その幅方向のほぼ中央部分に他
端部120Bが縫着等により固着されている。仕切板1
30はこのように空間仕切板120に固着されている
が、他の側面部材104等の部材に対しては縫着等の固
着がなされておらず、他端部120Bの位置変動に伴っ
て収納空間S内を側面部材104とのほぼ平行状態を維
持したまま移動できるようになっている。
【0018】空間仕切板120はその幅方向(図2の上
下方向)の中央部分に上下方向に延在する折り目120
Cが予め形成されており、これにより空間仕切板120
を折り畳むことができるようになっている。上述したよ
うに使用状態から、底面部材101の折り目101A、
および側面部材102,103の折り目102A,10
2Bを収納空間S側に折り畳むと、ワインバッグ100
は図3および図4に示すような状態となる。このように
底面部材101や側面部材102,103を折り畳んで
ワインバッグ100を非使用状態にする際に、空間仕切
板120を折り目120Cで折り畳むことにより、空間
仕切板120および仕切板130も底面部材101、側
面部材102,103,104,105等が重なる平面
上に重なるように位置することになる。したがって、収
納空間Sを2つの収納空間SA,SBに分割する空間仕
切板120を設けた場合にも、非使用状態ではこのワイ
ンバッグ100をほぼ一平面上に全ての部材が重なると
いったかさばらない状態にすることができる。
【0019】このように本実施形態に係るワインバッグ
100は、使用状態(図1および図2参照)においては
収納空間SA、収納空間SBといった2つの仕切られた
収容空間を使用者に提供することが可能でありながら、
各部材を適宜折り畳んだ非使用状態(図3および図4参
照)においては全ての構成部材がほぼ一平面上に重なる
といったかさばらない状態とすることができる。したが
って、ワインバッグ100を非使用状態にすれば、使用
者はワインバッグ100を容易に持ち運びすることがで
き、またワインバッグ100に対して押圧力等が加わっ
た場合にもワインバッグ100が損傷することを低減す
ることができる。
【0020】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係るワインバッグについ
て図5ないし図7を参照しながら説明する。なお、第2
実施形態において、上述した第1実施形態と共通する構
成要素については、同一の符号を付けて、その説明を省
略する。
【0021】第2実施形態に係るワインバッグ200に
おける底面部材101、および側面部材102,10
3,104,105は、上記第1実施形態における各部
材と同様であり、底面部材101および側面部材10
2,103を折り畳むか否かによってワインバッグ20
0も上記第1実施形態のワインバッグ100と同様、収
納空間Sを形成する使用状態と、ほぼ一平面上に各部材
が重なる非使用状態とに遷移することができるようにな
っている。
【0022】図5および図6に示すように、ワインバッ
グ200が形成する収納空間Sの角部、すなわち側面部
材102,103,104,105の互いに隣り合う部
材の辺部同士が縫着等される部分の各々に、ベルト保持
部210A,210B,210C,210Dが取り付け
られている。図示の例では、ベルト保持部210A,2
10B,210C,210Dはリング状の部材である。
このようなリング状のベルト保持部210A,210B
には仕切用ベルト220の両端側に設けられたフック部
220A,220Bが引っかけられており、これにより
仕切用ベルト220は収納空間S内においてベルト保持
部210A,210Bによって保持されている。また、
ベルト保持部210C,210Dには、仕切用ベルト2
30の両端側に設けられたフック部230A,230B
が引っかけられており、これにより仕切用ベルト230
は収納空間S内においてベルト保持部210C,210
Dによって保持されている。
【0023】このようにベルト保持部210A,210
B,210C,210Dに保持される仕切用ベルト22
0および仕切用ベルト230によって覆われた収納空間
SC,SDが形成されることになる。このように収納空
間SC,SDの各々にワイン瓶等の収納物を挿入収納す
ることにより、ワインバッグ200においても2つの収
納物の各々を分別して収納することができる。
【0024】ところで、ワインバッグ200も上記第1
実施形態におけるワインバッグ100と同様、図5およ
び図6に示す使用状態から、底面部材101,および側
面部材102,103を折り畳むことにより非使用状態
とすることができるのは上述した通りである。ワインバ
ッグ200では、このように非使用状態とする場合に
は、ベルト保持部210A,210B,210C,21
0Dと仕切用ベルト220のフック部220A,220
Bおよび仕切用ベルト230のフック部230A,23
0Bとの係合状態を解除して仕切用ベルト220および
仕切用ベルト230をベルト保持部210A,210
B,210C,210Dから取り外すことになる。ここ
で、仕切用ベルト220および仕切用ベルト230は、
フック部220A,220Bおよびフック部230A,
230Bによってベルト保持部210A,210B,2
10C,210Dに引っかけられることにより係合され
ているので、使用者は仕切用ベルト220および仕切用
ベルト230を容易に取り外すことができる。このよう
に仕切用ベルト220および仕切用ベルト230を取り
外した後、上述した第1実施形態と同様、底面部材10
1および側面部材102,103を折り畳むことによ
り、図7に示すように、全ての部材がほぼ一平面上に重
なるように位置する非使用状態とすることができる。
【0025】なお、ベルト保持部210A,210B,
210C,210Dおよびフック部220A,220
B、フック部230A,230Bは、互いに容易に着脱
できる構造のものであればよく、上記のようなリング状
の部材とフック部材といった構造以外のものを用いるこ
ともできる。
【0026】また、非使用状態においては仕切用ベルト
220および仕切用ベルト230をワインバッグ200
から取り外すことになると、仕切用ベルト220や仕切
用ベルト230を紛失等することも考えられる。そこ
で、非使用状態において側面部材104や側面部材10
5の外面側に仕切用ベルト220や仕切用ベルト230
を保持することができるリング部材等の保持手段(外面
側保持手段)を設け、非使用状態においては側面部材1
04や側面部材105の外面側において仕切用ベルト2
20および仕切用ベルト230を保持するようにしても
よい。このようにすることで、非使用状態において仕切
用ベルト220および仕切用ベルト230を使用者が別
に所持する必要がなく、また仕切用ベルト220や仕切
用ベルト230を紛失等してしまうことを低減できる。
【0027】C.変形例 なお、本発明は、上述した第1および第2実施形態に限
定されるものではなく、以下に例示するような種々の変
形が可能である。
【0028】(変形例1)上述した第1実施形態では、
ワインバッグ100の使用状態において形成される収納
空間Sを一つのシート状の空間仕切板120によって2
つの収納空間SA,SBに分割するようにしていたが、
このような単一のシート状の部材以外にも収納空間Sを
横切って複数の空間を形成することができるようなもの
であれば、様々な形状、数量の仕切部材を用いることが
できる。
【0029】例えば、図8に示すように、側面部材10
5の内面部105Cに取り付けられた仕切板110の幅
方向(図中左右方向)のほぼ中央部分に空間仕切部材8
00および空間仕切部材810といった2つの空間仕切
部材の一端部800A,810Aを縫着等により取り付
けるようにしてもよい。そして、ワインバッグ100が
収納空間Sが形成される使用状態にある場合には、図示
のように空間仕切部材800および空間仕切部材810
の他端部を移動させれば、空間仕切部材800および空
間仕切部材810によって収納空間Sが3つの収納空間
S10,S20,S30に分割される。このように空間
仕切部材800および空間仕切部材810を配置するこ
とで、収納空間S10,S20,S30の各々にワイン
瓶を収納するといったことが可能となる。
【0030】一方、ワインバッグ100を非使用状態と
する場合には、空間仕切部材800および空間仕切部材
810が仕切板110とほぼ密着するように両者を移動
させた後、底面部材101および側面部材102,10
3を折り畳むことにより、図9に示すように、各部材が
ほぼ一平面上に重なるように位置する非使用状態とする
ことができる。
【0031】(変形例2)また、側面部材104,10
5の幅方向(図2の左右方向)のサイズが上記第1実施
形態におけるワインバッグ100よりも大きい場合に
は、図10に示すように、複数(図示の例は2つ)の空
間仕切部材300,310を設けるようにしてもよい。
同図に示すように、仕切板110には、所定の距離を隔
てて空間仕切部材300,310の一端部300A,3
10Aが縫着等により固着されており、その他端部30
0B,310Bは仕切板130に縫着等により取り付け
られている。上述した第1実施形態で説明したように仕
切板130は、側面部材104等には縫着等はされてい
ないため、空間仕切部材300,310の他端部300
B,310Bが変位すると、仕切板130はその変位に
伴って側面部材104および側面部材105とほぼ平行
状態を維持したまま収納空間S内を移動することができ
るようになっている。図10に示す使用状態において
は、空間仕切部材300,310によって収納空間Sが
3つの収納空間S100,S110,S120に分割さ
れ、各々の空間にワイン瓶等の収納物を分別して収容す
ることができる。
【0032】また、空間仕切部材300,310の幅方
向(図10の上下方向)のほぼ中央部分には、上記第1
実施形態における空間仕切板120に形成された折り目
120Cと同様に折り目300C,310Cが形成され
ている。この構成の下、この折り目300C,310C
で空間仕切部材300,310を折り畳み、底面部材1
01および側面部材102,103を上記第1実施形態
と同様に折り畳むことにより、図11に示すように各部
材がほぼ一平面上に重なるように位置する非使用状態と
することができる。
【0033】(変形例3)また、側面部材104,10
5の幅方向(図2に左右方向)のサイズが上記第1実施
形態におけるワインバッグ100よりも小さく、上方か
ら見た収納空間Sが正方形状に近くたてよこの割合が近
い場合には、図12に示すように、側面部材102と側
面部材104との角部分に、空間仕切部材400の一端
部400Aを縫着等により取り付けるようにしてもよ
い。このように側面部材102と側面部材104との角
部分に取り付けられた空間仕切部材400の他端部40
0Bを側面部材103と側面部材105の角部分側に配
置することにより、収納空間Sを収納空間S410,S
420といった2つの空間に分割することができる。こ
のように分割された収納空間S410,S420の各々
にワイン瓶等の収納物を分別して収容することができ
る。
【0034】また、空間仕切部材400のほぼ中央部分
には、上記第1実施形態における空間仕切板120に形
成された折り目120Cと同様に折り目400Cが形成
されている。この構成の下、この折り目400Cで空間
仕切部材400を折り畳み、底面部材101および側面
部材102,103を上記第1実施形態と同様に折り畳
むことにより、図13に示すように各部材がほぼ一平面
上に重なるように位置する非使用状態とすることができ
る。
【0035】(変形例4)また、図14に示すように、
1つの空間仕切部材500によって収納空間Sを2つ以
上の空間に分割するようにしてもよい。具体的には、空
間仕切部材500の一端部500Aを側面部材102と
側面部材105との角部分(他の角部分でもよい)に縫
着等により取り付け、他端部500Bを移動可能にして
おく。そして、空間仕切部材500の複数箇所(図示の
例では3箇所)に折り目500C,500D,500E
を予め形成しておく、図示のように各折り目500C,
500D,500Eをジグザグに折り曲げることにより
収納空間Sを5つの収納空間S510,S520,S5
30,S540,S550分割することができる。この
ように分割された収納空間S510,S520,S53
0,S540,S550の各々にワイン瓶等の収納物を
分別して収容することができる。
【0036】一方、図15に示すように空間仕切部材5
00の折り目500C,500D,500Eを折り畳
み、底面部材101および側面部材102,103を上
記第1実施形態と同様に折り畳むことにより、各部材が
ほぼ一平面上に重なるように位置する非使用状態とする
ことができる。
【0037】(変形例5)また、上述した各実施形態や
様々な変形例においては、把持部材106,107およ
び切り欠き104A,105A等によって使用者がワイ
ンバッグを把持する部分を提供するようにしていたが、
把持部分の構造は上述した構造に限らず、他の構造であ
ってもよいし、把持部分を有しないものであってもよ
い。例えば、図16に示すように、上辺部104B,1
05Bの各々にハンドル部材600,610を取り付け
る構造であってもよいし、図17に示すように把持する
ための把持穴650A,660Aが設けられた把持部材
650,660を上辺部104B,105Bに縫着等す
るようにしてもよい。また、図18に示すように、可撓
性を有するひも状部材700,710の両端を上辺部1
04B,105B近傍に着脱自在に取り付けるような構
造であってもよい。
【0038】(変形例6)また、上述した各実施形態や
様々な変形例で説明したワインバッグにおいて、側面部
材102,103,104,105によって形成される
収納空間Sの上方側をファスナー、ボタン、フック機構
などの公知の種々の留め具を利用して開閉可能な構造を
設けるようにしてもよい。
【0039】(変形例7)また、上述した各実施形態や
様々な変形例においては、本発明をワインバッグに適用
する場合を例に挙げて説明したが、本発明はワインバッ
グ以外の種類の鞄に広く適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
物を収納しているときには収納空間を複数の空間に仕切
ることによって利便性を向上させることができる。ま
た、物を収納しないときには運搬が容易であり、かつ損
傷等を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るワインバッグの
外観を示す斜視図である。
【図2】 前記ワインバッグを上方側から視た図であ
る。
【図3】 非使用状態における前記ワインバッグの外観
を示す斜視図である。
【図4】 前記非使用状態における前記ワインバッグを
上方側から視た図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係るワインバッグの
外観を示す斜視図である。
【図6】 第2実施形態に係る前記ワインバッグを上方
側から視た図である。
【図7】 非使用状態における第2実施形態に係る前記
ワインバッグの上方側から視た図である。
【図8】 第1実施形態に係る前記ワインバッグの変形
例を上方側から視た図である。
【図9】 非使用状態における前記ワインバッグの変形
例を上方側から視た図である。
【図10】 第1実施形態に係る前記ワインバッグの他
の変形例を上方側から視た図である。
【図11】 非使用状態における前記ワインバッグの他
の変形例を上方側から視た図である。
【図12】 第1実施形態に係る前記ワインバッグのそ
の他の変形例を上方側から視た図である。
【図13】 非使用状態における前記ワインバッグのそ
の他の変形例を上方側から視た図である。
【図14】 第1実施形態に係る前記ワインバッグのさ
らにその他の変形例を上方側から視た図である。
【図15】 非使用状態における前記ワインバッグのさ
らにその他の変形例を上方側から視た図である。
【図16】 本発明に係るワインバッグの変形例の外観
を示す斜視図である。
【図17】 本発明に係るワインバッグの他の変形例の
外観を示す斜視図である。
【図18】 本発明に係るワインバッグのその他の変形
例の外観を示す斜視図である。
【図19】 従来の仕切部材を有するバッグの外観を示
す斜視図である。
【図20】 従来の仕切部材を有するバッグを上方側か
ら視た図である。
【符号の説明】
100……ワインバッグ、101……底面部材、101
A……折り目、102,103,104,105……側
面部材、102A,103A……折り目102、10
6,107……把持部材、110……仕切板、120…
…空間仕切板、120A……一端部、120B……他端
部、120C……折り目、130……仕切板、200…
…ワインバッグ、210A,210B,210C,21
0D……ベルト保持部、220……仕切用ベルト、22
0A,220B……フック部、230……仕切用ベル
ト、230A,230B……フック部、300,310
……空間仕切部材、300A,310A……一端部、3
00B,310B……他端部、300C,310C……
折り目、400……空間仕切部材、400A……一端
部、400B……他端部、400C……折り目、500
……空間仕切部材、500A……一端部、500B……
他端部、500C,500D,500E……折り目、8
00,810……空間仕切部材、800A,810A…
…一端部、800B,810B……他端部、S……収納
空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の底面部材と、 対向配置される二対のシート状の側面部材とを具備し、 いずれか1対の前記側面部材および前記底面部材を所定
    の折り曲げ部分で折り曲げるか否かによって前記底面部
    材と前記側面部材によって上方が開口した収納空間が形
    成される使用状態と、略一平面上に前記側面部材および
    前記底面部材が重なるように配置される非使用状態とに
    遷移可能な鞄であって、 少なくともいずれか一つの前記側面部材の内面側に一端
    部が取り付けられ、他端部が移動可能になされた空間仕
    切部材であって、前記使用状態では前記収納空間を横切
    る位置に、前記非使用状態では前記略一平面上に重なる
    位置に移動可能な空間仕切部材を備えることを特徴とす
    る鞄。
  2. 【請求項2】 前記空間仕切部材は、所定の折り曲げ部
    分を有しており、当該折り曲げ部分で折り曲げる度合い
    によって前記略一平面上に重なる位置と、前記収納空間
    を横切る位置との間で移動可能になされていることを特
    徴とする請求項1に記載の鞄。
  3. 【請求項3】 シート状の底面部材と、 対向配置される二対のシート状の側面部材とを具備し、 いずれか1対の前記側面部材および前記底面部材を所定
    の折り曲げ部分で折り曲げるか否かによって前記底面部
    材と前記側面部材によって上方が開口した収納空間が形
    成される使用状態と、略一平面上に前記側面部材および
    前記底面部材が重なるように配置される非使用状態とに
    遷移可能な鞄であって、 少なくともいずれか一つの前記側面部材の内面側に前記
    収納空間を仕切る空間仕切部材を着脱自在に保持する保
    持部を備えることを特徴とする鞄。
  4. 【請求項4】 前記側面部材の外面側には、前記空間仕
    切部材を保持する外面側保持手段が設けられており、前
    記非使用状態において前記空間仕切部材を当該外面側保
    持手段により保持できるようにしたことを特徴とする請
    求項3に記載の鞄。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313216A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Zojirushi Corp 弁当箱収納袋
JP2010042250A (ja) * 2008-07-14 2010-02-25 Tomiko Shibano 斜形仕切部付きバッグ
KR101372520B1 (ko) * 2012-06-26 2014-03-12 나일주 가방

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