JP2002290807A - 全方位カメラ - Google Patents
全方位カメラInfo
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
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Abstract
均一な解像度の画像データを出力することが可能な全方
位カメラを提供する。 【解決手段】 全方位カメラ100は、所定の曲線に沿
った反射面を有するミラー1と、ミラー1の反射面によ
って反射された光を基板3上に集光する光学レンズ2
と、基板3の中心に対して放射状に広がるように基板3
上に配置された複数の光電変換素子5とを備えている。
複数の光電変換素子5のそれぞれは、光学レンズ2によ
って集光された光を受け取り、その受け取った光の強度
を電気信号に変換する。
Description
位)の画像を撮像することが可能な全方位カメラに関す
る。
することが可能な全方位カメラが知られている。全方位
カメラは、広視野画像を必要とする監視システムなどに
有効に利用されている。
変換すること(すなわち、光電変換)が必要である。従
来の全方位カメラでは、このような光電変換は、CCD
(Charge−coupled Device)によ
って行われていた。
電変換セルの配置が長方形マトリクスに規格化されてい
るため、360度(全方位)の円状の画像データをCC
Dを用いて処理するには、以下に示す問題点があった。
入力されるため、長方形マトリクスの周辺部には光が届
かない光電変換セルが存在する。このように光が届かな
い光電変換セルは、結果として光電変換をしないため無
駄であった。
ュータによって処理することにより、円状の画像データ
を矩形の画像データに幾何学的に変換する必要があっ
た。このような変換には長時間を要するため、リアルタ
イム処理には不向きであった。
な変換を必要としたため、変換後の画像データの解像度
が不均一になりやすかった。
になされたものであり、無駄な光電変換素子がなく、リ
アルタイムに均一な解像度の画像データを出力すること
が可能な全方位カメラを提供することを目的とする。
は、所定の曲線に沿った反射面を有するミラーと、前記
ミラーの前記反射面によって反射された光を基板上に集
光する光学レンズと、前記基板の中心に対して放射状に
広がるように前記基板上に配置された複数の光電変換素
子とを備え、前記複数の光電変換素子のそれぞれは、前
記光学レンズによって集光された前記光を受け取り、前
記受け取った光の強度を電気信号に変換し、これによ
り、上記目的が達成される。
って表される双曲面であってもよい。前記双曲面の焦点
の座標は(0,0,c)であり、cは(数5)によって
表され、前記基板上に配置された前記光電変換素子の座
標(x,y)は、(数6)によって表され、
た光が通過する空間上の点の座標を示す。
の実施の形態を説明する。
ラ100の構成を示す。
た反射面を有するミラー1と、ミラー1の反射面によっ
て反射された光を基板(チップ)3上に集光する光学レ
ンズ2とを含む。
るように配置される。
なす角度が、正確に90度である必要はない。基板3
は、光学レンズ2の光軸6にほぼ直交するように配置さ
れていればよい。ここで、本明細書において、「AがB
にほぼ直交する」とは、AとBとのなす角度と基準角度
(90度)との差が通常の設計の誤差の範囲内であるこ
とを意味する。
からの光を入射可能なように構成されている。全方位カ
メラ100に入射された光は、ミラー1によって反射さ
れ、光学レンズ2を介して基板3上に集光される。例え
ば、全方位カメラ100に入射された光は、光路4に沿
って基板3に到達する。
示す。図2において、各黒点が1つの光電変換素子5を
示す。複数の光電変換素子5は、基板3の中心3aに対
して放射状に広がるように基板3上に配置されている。
複数の光電変換素子5のそれぞれは、光学レンズ2によ
って集光された光を受け取り、その受け取った光の強度
を電気信号に変換する。
るように、ミラー1の反射面を表す式に基づいて、空間
上の点P(X,Y,Z)を基板3上の点p(x,y)に
投影することによって決定される。すなわち、光電変換
素子5の基板3上の位置は、p(x,y)によって表さ
れる。
3の中心3aに対して放射状に広がるように基板3上に
配置することにより、以下に示す(1)および(2)の
効果が得られる。
れた光電変換素子5に入力されるため、基板3上に配置
されたすべての光電変換素子5に光が届く。すなわち、
光が届かない無駄な光電変換素子5が存在しない。
が、ミラー1の反射面を表す式に基づいて、空間上の点
P(X,Y,Z)を基板3上の点p(x,y)に投影す
ることによって決定されるため、円状の画像データを矩
形の画像データに幾何学的に変換する必要がない。幾何
学的な変換が不要なため、リアルタイム処理が可能にな
り、かつ、画像データの解像度が均一化される。
電変換素子がなく、リアルタイムに均一な解像度の画像
データを出力することが可能な全方位カメラを提供する
ことが可能になる。
が可能な全方位カメラは、例えば、360度の全方位を
見回すロボットなどの「目」として有効に使用され得
る。均一な解像度の画像データを出力することが可能な
全方位カメラは、例えば、広視野を監視するシステムに
おいて有効に使用され得る。
ば、CMOSイメージセンサであり得る。CMOSイメ
ージセンサは、基板3上の任意の位置に自由に配置可能
という性質を有している。従って、空間上の点P(X,
Y,Z)を投影することによって得られた基板3上の点
p(x,y)にCMOSイメージセンサを配置すること
は容易である。このことから、CMOSイメージセンサ
は、光電変換素子5の例として好適である。
一例として、フォトダイオード型のCMOSイメージセ
ンサ200の基本構成を示す。
01と、アンプ/ノイズキャンセル回路202と、画素
列を選択する水平走査回路203と、垂直走査回路20
4と、インピーダンス変換を行う出力部205とを含
む。
と、フォトダイオード201aの電位を増幅するための
ソースホロワアンプのドライバトランジスタ201b
と、フォトダイオード201aの電位をリセットするた
めのリセットゲート201cと、垂直走査用の選択ゲー
ト201dとを含む。
タ201bのソースは、共通の信号線を介してアンプ/
ノイズキャンセル回路202に接続されている。アンプ
/ノイズキャンセル回路202は、画素201ごとに設
けられた増幅器の利得とオフセット電圧のばらつきを補
償する。
間差分処理機能を有するCMOSイメージセンサが知ら
れている。このような機能を有するCMOSイメージセ
ンサを光電変換素子5として使用することにより、画像
中の物体を追跡することが可能になる。
間微分機能を有するCMOSイメージセンサが知られて
いる。このような機能を有するCMOSイメージセンサ
を光電変換素子5として使用することにより、画像中の
物体の輪郭を抽出することが可能になる。
場合における全方位カメラ100の構成を示す。
は、(数7)によって表される。
は(数8)によって表される。
2の中心2aがZ軸上の点(0,0,−c)を通るよう
に配置される。
3の中心3aがZ軸上の点(0,0,−(c+f))を
通るように配置される。ここで、fは定数である。
273(mm)、b=11.708399(mm)、c
=18.038497(mm)、f=4(mm)であ
る。なお、a、b、c、fの値は例示である。a、b、
c、fの値がこれらの値に限定されるわけではない。
位カメラ100に入射した光は、ミラー1の反射面(双
曲面)によって反射され、光学レンズ2を介して基板3
上の点p(x,y)に集光される。
き、(数9)〜(数11)が成立する。
(数12)が成立する(図5参照)。
3)が得られる。
の点p(x,y)に投影されることを示している。
るために使用されるモデルの例を示す。図6Aに示され
るモデルは、360度の全方位画像を4面の透視投影画
像(各面の解像度:32×32)に変換するために使用
される。このような変換は、図4に示される双曲面の焦
点(0,0,c)に視点を置いて、水平方向の視野角9
0度、仰角10度、俯角45度という条件を満たす平面
60上に32×32の点を置くことを想定し、その想定
された32×32の各点の座標(X,Y,Z)を(数1
3)の(X,Y,Z)に代入することによって(x,
y)を求め、基板3上の点p(x,y)の位置に光電変
換素子5を配置することによって達成される。
て得られた光電変換素子5の配置例を示す。図6Bにお
いて、各黒点が1つの光電変換素子5を示す。図6Bか
ら、光電変換素子5が基板3上に放射状に配置され、基
板3の中心3aに近づくにつれて光電変換素子5の配置
密度が高くなることが分かる。
るために使用されるモデルの他の例を示す。図7Aに示
されるモデルは、360度の全方位画像をパノラマ画像
(解像度:128×32)に変換するために使用され
る。このような変換は、図4に示される双曲面の焦点
(0,0,c)に視点を置いて、仰角10度、俯角45
度という条件を満たす円筒状の曲面70上に128×3
2の点を置くことを想定し、その想定された128×3
2の各点の座標(X,Y,Z)を(数13)の(X,
Y,Z)に代入することによって(x,y)を求め、基
板3上の点p(x,y)の位置に光電変換素子5を配置
することによって達成される。
て得られた光電変換素子5の配置例を示す。図7Bにお
いて、各黒点が1つの光電変換素子5を示す。図7Bか
ら、光電変換素子5が基板3上に放射状に配置され、基
板3の中心3aに近づくにつれて光電変換素子5の配置
密度が高くなることが分かる。
示す。このような全方位画像は、例えば、全方位カメラ
100に入射した光を基板3上に投影することによって
得られる。
2、93、94の例を示す。透視投影画像91、92、
93、94は、図6Aに示されるモデルを用いて、図8
に示される全方位画像80を変換することによって得ら
れる。透視投影画像91、92、93、94は、全方位
画像80を前後左右4方向に視野角90度で展開した画
像に相当する。
パノラマ画像95は、図7Aに示されるモデルを用い
て、図8に示される全方位画像80を変換することによ
って得られる。パノラマ画像95は、全方位画像80を
全方位に展開した画像に相当する。
の反射面が双曲面である場合を例にとり説明した。しか
し、ミラー1の反射面が双曲面に限定されるわけではな
い。複数の光電変換素子5が基板3上に放射状に配置さ
れる限り、ミラー1の反射面は任意の曲面であり得る。
なく、リアルタイムに均一な解像度の画像データを出力
することが可能な全方位カメラを提供することが可能に
なる。
成を示す図
フォトダイオード型のCMOSイメージセンサ200の
基本構成を示す図
全方位カメラ100の構成を示す図
されるモデルの例を示す図
電変換素子5の配置例を示す図
されるモデルの他の例を示す図
電変換素子5の配置例を示す図
の例を示す図
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の曲線に沿った反射面を有するミラ
ーと、 前記ミラーの前記反射面によって反射された光を基板上
に集光する光学レンズと、 前記基板の中心に対して放射状に広がるように前記基板
上に配置された複数の光電変換素子とを備え、 前記複数の光電変換素子のそれぞれは、前記光学レンズ
によって集光された前記光を受け取り、前記受け取った
光の強度を電気信号に変換する、全方位カメラ。 - 【請求項2】 前記ミラーの前記反射面は、(数1)に
よって表される双曲面であり、前記双曲面の焦点の座標
は(0,0,c)であり、cは(数2)によって表さ
れ、前記基板上に配置された前記光電変換素子の座標
(x,y)は、(数3)によって表され、 【数1】 【数2】 【数3】 ここで、(X,Y,Z)は、前記全方位カメラに入射し
た光が通過する空間上の点の座標を示す、請求項1に記
載の全方位カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091487A JP2002290807A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 全方位カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091487A JP2002290807A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 全方位カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002290807A true JP2002290807A (ja) | 2002-10-04 |
Family
ID=18946088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001091487A Pending JP2002290807A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 全方位カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002290807A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007116395A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Victor Co Of Japan Ltd | 全方位カメラ |
JP2010087996A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Toyota Motor Corp | 撮像装置 |
-
2001
- 2001-03-27 JP JP2001091487A patent/JP2002290807A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007116395A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Victor Co Of Japan Ltd | 全方位カメラ |
JP4640102B2 (ja) * | 2005-10-20 | 2011-03-02 | 日本ビクター株式会社 | 全方位カメラ |
JP2010087996A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Toyota Motor Corp | 撮像装置 |
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