JP2002290713A - 画像処理装置、保守装置及び情報処理システム - Google Patents

画像処理装置、保守装置及び情報処理システム

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JP2002290713A JP2001325387A JP2001325387A JP2002290713A JP 2002290713 A JP2002290713 A JP 2002290713A JP 2001325387 A JP2001325387 A JP 2001325387A JP 2001325387 A JP2001325387 A JP 2001325387A JP 2002290713 A JP2002290713 A JP 2002290713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽装防止情報の付加レベルを装置の個体差を
考慮して設定する。 【解決手段】 画像を処理する画像処理装置100と、
該画像処理装置とネットワーク110を介して接続さ
れ、該画像処理装置100の処理機能について設定を行
う保守装置120とを含む情報処理システムであって、
保守装置120は、画像処理装置100の消耗具合など
の個体差に応じて、偽造防止情報の付加レベルを決定
し、保守装置120により決定された付加レベルでもっ
て、画像処理装置100が入力された画像に偽造防止情
報を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、保
守装置及び情報処理システムに係り、とりわけ、画像処
理装置における情報の付加処理を、保守装置と連携して
改善する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラープリンタやカラー複写機等
に代表される画像形成装置の形成性能は著しく向上して
いる。従って、このような画像形成装置を用いれば、比
較的容易に、高画質に画像を形成することができる。そ
の反面、このような画像形成装置が、紙幣などの有価証
券の偽造に使用される懸念が指摘されている。この懸念
に対処すべく、様々な偽造防止技術が検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、画像処理装置
の機体番号を示すドットパターンをカラー画像に付加す
る技術を検討する。偽造の抑止効果を高めるには、この
ドットパターンを画像の全体にわたって周期的に印字す
ることが望ましい。一方で、偽造を防止するための情報
が画像に付加された場合に、付加前の画像の品質が劣化
するのは好ましくない。そこで、画像品質の劣化を抑制
しつつ偽造防止情報を付加する方法が必要となる。例え
ば、イエローの印字面のみにAddOnを付加する方法
は検討に値しよう。ここで、AddOnとは、偽造防止
情報の一種で、偽造防止のために付加されるドットパタ
ーンのことである。
【0004】しかしながら、上記の検討案では、画像処
理装置の固体差や、使用による消耗及び劣化を考慮して
はいない。一般に、使用期間が長くなればなるほど消耗
や劣化は増してゆく。従って、AddOnの判定レベル
は装置の個体差によって大きく左右されることになる。
例えば、すべての装置についてAddOnの付加レベル
を同一にすると、ある装置ではAddOnが目立ちすぎ
たり、他の装置ではAddOn薄すぎたりすることにな
る。換言すれば、装置の個体差に応じて最適な付加レベ
ルを設定しなければならないという課題があった。
【0005】画像処理装置に環境センサーを設置しその
環境センサーにより検出された状態に応じて付加レベル
を制御するものが本出願人から出願されている。しかし
ながら、環境センサーにより偽造防止用の付加情報のレ
ベルを予想することはできても、画像形成装置により形
成された画像の記録媒体(紙等)上における付加情報の
レベルを検出するものでないため、最適な付加レベルを
設定することはできなかった。
【0006】また、上記の付加レベルの適切な設定を含
むAddOn機能の適切な利用が、画像処理装置におい
て実行されているか否かの管理方法について十分に検討
されてはおらず改善の余地があった。更に予め決まった
AddOnにおける付加情報に加え、新たな情報を付加
情報として追加する方法について十分検討されてはいな
かった。
【0007】そこで、本発明は、画像処理装置において
実行される視覚的に目立たない情報の付加処理を、画像
処理装置と保守装置とが連携することで改善する画像処
理装置、保守装置及び情報処理システムを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく、画像を処理する画像処理装置と、該画像処理装
置とネットワークを介して接続され、該画像処理装置の
処理機能について設定を行う保守装置とを含む情報処理
システムであって、前記保守装置は、前記画像処理装置
により記録媒体上に形成された偽造防止情報の付加レベ
ル情報を受信し、該付加レベル情報に応じて、好適な偽
造防止情報の付加レベルを画像処理装置に送信し、前記
画像処理装置は、前記送信された付加レベルの偽造防止
情報を画像に付加する。
【0009】このように、記録媒体上に形成された偽造
防止情報の付加レベル情報に基づいて、好適な偽造防止
情報の付加レベルを決定することにより、画像処理装置
の現在の状態に適した付加レベルでもって偽造防止情報
を画像に付加することが可能となる。
【0010】また、本発明は上記課題を解決すべく、画
像を処理する画像処理装置と、該画像処理装置とネット
ワークを介して接続され、該画像処理装置の処理機能に
ついて設定を行う保守装置とを含む情報処理システムで
あって、前記保守装置は、前記画像処理装置の画像処理
能力または画像処理機能の消耗具合に応じて、偽造防止
情報の付加レベルを決定し、前記画像処理装置は、前記
付加レベルでもって、入力された画像に偽造防止情報を
付加することを特徴とする。ここで、保守装置は、例え
ば、前記画像処理装置から送信される画像、とりわけテ
ストパターンに基づいて、前記画像処理装置の画像処理
能力または画像処理機能の消耗具合を求め、偽造防止情
報の付加レベルを決定する。
【0011】このように、画像処理装置の画像処理能力
または画像処理機能の消耗具合など、画像形成装置ごと
の個体差を求め、その個体差を考慮して偽造防止情報の
付加レベルを変更することにより、より適切に偽造防止
情報を画像に付加することが可能となる。
【0012】また、本発明は上記課題を解決すべく、画
像処理装置に、所定の付加レベルの偽造防止情報が付加
された画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手
段により形成された画像を読み取る読取手段と、前記読
み取り手段により読み取られた画像に関する情報を前記
保守装置に前記ネットワークを介して送信する送信手段
とを設け、保守装置に、前記画像処理装置の送信手段か
ら送信される前記画像に関する情報を受信する受信手段
と、前記受信手段により受信された画像に関する情報に
基づいて、前記画像処理装置に適した付加レベルを決定
し、決定された付加レベルを前記画像処理装置に設定す
る設定手段とを設け、前記画像形成手段が、前記設定手
段により設定された付加レベルの偽造防止情報を画像に
付加することを特徴とする。
【0013】すなわち、保守装置によって画像処理装置
に適した付加レベルを設定できるため、サービスマンや
ユーザによるメンテナンスの負荷が軽減されよう。
【0014】さらに、本発明は上記課題を解決すべく、
前記画像処理装置に、前記付加レベルを記憶する付加レ
ベル記憶手段を設け、前記画像形成手段は、前記付加レ
ベル記憶手段に記憶された付加レベルの偽造防止情報を
付加して画像を形成するようししてもよい。
【0015】さらに、本発明は上記課題を解決すべく、
画像処理装置に、テストパターンを記憶するテストパタ
ーン記憶手段をさらに設け、前記画像形成手段が、前記
テストパターン記憶手段に記憶されたテストパターンに
偽造防止情報を付加して画像を形成するようにしてもよ
い。
【0016】このように、予めテストパターンを用意す
れば、偽造防止情報の検出がし易くなるとともに、適切
な付加レベルを決定しやすくなる。
【0017】さらに、本発明は上記課題を解決すべく、
画像処理装置は、偽造防止情報を記憶する偽造防止情報
記憶手段をさらに備え、前記画像形成手段は、前記偽造
防止情報記憶手段に記憶された偽造防止情報を前記テス
トパターンに付加して画像を形成するようしていもよ
い。
【0018】さらに、本発明は上記課題を解決すべく、
画像処理装置は、テストパターンに付加するための第1
の偽造防止情報及び通常の画像に対して付加する第2の
偽造防止情報を記憶する偽造防止情報記憶手段と、前記
偽造防止情報記憶手段に記憶された複数の偽造防止情報
から何れか一つの偽造防止情報を選択する選択手段とを
備え、前記画像形成手段は、前記選択手段により選択さ
れた偽造防止情報を画像に付加して画像を形成するよう
にしてもよい。
【0019】さらに、本発明は上記課題を解決すべく、
前記保守装置の設定手段を、前記受信手段により受信さ
れた画像に関する情報に基づいて、前記画像処理装置に
適した付加レベルを決定する決定手段と、前記決定手段
により決定された付加レベルを前記画像処理装置に送信
する送信手段とにより構成してもよい。
【0020】さらに、前記決定手段は、前記受信手段に
より受信された画像に関する情報に基づいて、偽造防止
情報の判読可能なレベルを求めて、付加レベルとするよ
うにしてもよい。
【0021】さらに、前記保守装置に、付加レベルを決
定する際に使用するための基準情報を記憶する記憶手段
を設け、前記決定手段は、前記基準情報と前記受信手段
により受信された画像とに基づいて付加レベルを決定し
てもよい。
【0022】さらに、付加レベルは、前記受信手段によ
り受信された画像に関する情報と、前記基準情報との演
算により付加レベルを求めてもよい。
【0023】さらに、前記テストパターンに付加される
偽造防止情報と、通常の画像に付加される偽造防止情報
とを異ならしめるようにしてもよい。
【0024】さらに、画像形成手段は、一のテストパタ
ーンに対して同一の偽造防止情報を複数用意し、それぞ
れ異なる付加レベルにて付加してもよい。この場合、設
定手段は、複数の付加レベルの中から前記画像処理装置
に適した付加レベルを決定する。また、一のテストパタ
ーンに対して複数種類の偽造防止情報を付加してもよ
い。この場合にも、一の種類に対しての付加レベルは単
一レベルに限ることなく複数レベルにしてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を開
示する。この実施形態は、いわゆる当業者が本発明を容
易に実施できるようにとの目的で提供するものである。
従って、特許請求の範囲を意図的に限定するものではな
い。 [実施形態1]本実施形態では、画像形成装置等の画像
処理装置において、それぞれの個体差を考慮して視覚的
に目立たない偽造防止情報(AddOn)の付加レベル
を設定するというものである。ここでいう個体差とは、
各装置の画像処理能力や画像処理機能の消耗具合などを
いう。
【0026】まず、図1に、本実施形態における情報処
理システムの概要を示す。画像形成装置100は、複写
機に代表れるような画像を形成する装置である。各画像
形成装置100は、ネットワーク(NW)110に接続
されている。画像形成装置100は、ネットワークに接
続して通信するための通信IF101、各種機能を実行
するための制御装置102、画像を形成して出力するた
めの出力装置103、画像を読み取るためのリーダ10
4及び各種データを記憶するための記憶装置105が含
まれている。従って、出力装置103は画像形成手段と
して機能し、リーダ104は、画像の読取手段として機
能し、通信IF101は、リーダ104により読み取ら
れた画像を保守装置120に送信する送信手段として機
能する。また、記憶装置105は、保守装置120によ
り設定された付加レベルを記憶する付加レベル記憶手段
として、テストパターンを記憶するテストパターン記憶
手段として、及び、偽造防止情報を記憶する偽造防止情
報記憶手段としても機能する。なお、記憶装置105に
複数の偽造防止情報が記憶されている場合には、制御装
置102が、そのうちから一つの偽造防止情報を選択す
る選択手段とし機能する。
【0027】さらに、インターネットやイントラネット
等のネットワーク110には、画像形成装置100を保
守するための保守装置120が接続されている。なお、
保守装置はサービスセンター内に設置されることが多
い。保守装置120は、ネットワークに接続して通信す
るための通信IF121、各種機能を実行するための制
御装置122及び各種データを記憶するための記憶装置
125が含まれている。ここで、通信IF121は、画
像形成装置100の通信IF101から送信される偽造
防止情報を含む画像を受信する受信手段として機能す
る。また、制御装置122は、通信IF101により受
信された画像に基づいて、画像形成装置100に適した
付加レベルを決定する決定手段として、および、決定さ
れた付加レベルを画像情報形成装置100に設定する設
定手段として機能する。なお、通信IF121は、前記
決定手段により決定された付加レベルを画像形成装置1
00に送信する送信手段としても機能する。また、記憶
装置125は、付加レベルを決定する際に使用される基
準情報を記憶する記憶手段として機能する。
【0028】図2、図3を参照し画像形成装置100
の、より詳細な構成について説明する。ここでは、説明
の便宜を考慮して、画像形成装置が電子写真方式のデジ
タル複写機である場合を示す。図2は、画像形成装置の
概略断面図を示している。また、図3は画像形成装置の
ブロック図である。これらの構成および作像行程を、こ
れ以降の図面を参照して詳しく説明する。
【0029】図2において、コピーキー(図示省略)が
押されると、リーダ部において、原稿台ガラス31上に
載せた原稿30を、露光ランプ32により露光走査す
る。原稿30からの反射光像は、CCD等のフルカラー
センサ34に集光される。フルカラーセンサ34は原稿
30を多数の画素に分解し、各画素の濃度に対応した光
電変換信号を発生する。このようにして原稿30のカラ
ー色分解画像信号が得られる。
【0030】図2において、フルカラーセンサ34から
出力された画像信号は、アナログ信号処理部201に入
力される。アナログ信号処理部201は、画像信号のゲ
インやオフセットを調整する。次に、A/D変換部20
2は、画像信号を各色成分毎に例えば8bit(0〜2
55レベル:256階調)のRGBデジタル信号へと変
換する。シェーディング補正部203は、一列に並んだ
CCDのセンサセル群一つ一つの感度バラツキを無くす
処理を施す。具体的には、色毎に基準白色板を読み取っ
た信号を用いて、一つ一つのCCDセンサセルに対応さ
せてゲインを最適化する、いわゆるシェーディング補正
が施される。
【0031】ラインディレイ部204は、シェーディン
グ補正部203から出力された画像信号に含まれている
空間的ずれを補正する。この空間的ずれは、フルカラー
センサ34の各ラインセンサが、副走査方向に、互いに
所定の距離を隔てて配置されていることにより生じたも
のである。具体的には、B色成分信号を基準として、R
及びGの各色成分信号を副走査方向にライン遅延し、三
つの色成分信号の位相を同期させる。
【0032】入力マスキング部205は、ラインディレ
イ部204から出力された画像信号の色空間を、(1)
式のマトリクス演算により、NTSCの標準色空間に変
換する。つまり、フルカラーセンサ34から出力された
各色成分信号の色空間は、各色成分のフィルタの分光特
性で決まっているが、これをNTSCの標準色空間に変
換するものである。
【0033】
【表1】
【0034】コンピュータのCRTディスプレイ上に表
示されているカラーオリジナル画像情報は、外部入力2
13から画像信号として入力される。LOG変換部20
6は、例えばROMなどからなるルックアップテーブル
(LUT)で構成され、入力マスキング部205から出
力されたRGB輝度信号をCMY濃度信号に変換する。
ライン遅延メモリ207は、黒文字判定部(図示省略)
が入力マスキング部205の出力から制御信号UCR、
FILTER、SENなどを生成する期間(ライン遅
延)分、LOG変換部206から出力された画像信号を
遅延する。
【0035】マスキング・UCR部208は、ライン遅
延メモリ207から出力された画像信号から黒成分信号
Kを抽出し、さらに、プリンタ部Bの記録色材の色濁り
を補正するマトリクス演算を、YMCK画像信号に施し
て、リーダ部Aの各読み取り動作毎にY、M、C、K順
に例えば8bitの色成分画像信号を出力する。
【0036】なお、必要ならγ補正部を設けてもよい。
γ補正部は、画像信号をプリンタ部の理想的な階調特性
に合わせるために、マスキング・UCR部208から出
力された画像信号に濃度補正を施す。出力フィルタ(空
間フィルタ処理部)210は、γ補正部から出力された
画像信号にエッジ強調またはスムージング処理を施す。
【0037】AddOn部220は、偽造防止追跡のた
めに、画像信号にある情報を与えてパターンを形成する
部分である。
【0038】LUT211は、原画像の濃度と出力画像
の濃度とを一致させるためのもので、例えばRAMなど
で構成されるものである。
【0039】パルス幅変調器(PWM)212は、入力
された画像信号のレベルに対応するパルス幅のパルス信
号を出力し、そのパルス信号はレーザ光源42を駆動す
るレーザドライバ41へ入力される。
【0040】半導体レーザから放射されたレーザ光Kは
回転多面鏡3aによって掃引され、f/θレンズ等のレ
ンズ3b及びレーザ光Eを像担持体たる感光ドラム1方
向に指向させる固定ミラー3cによって感光体ドラム1
上にスポット結像される。かくして、レーザ光Eは感光
ドラム1の回転軸とほぼ平行な方向(主走査方向)にこ
の感光ドラム1を走査し、感光ドラム1の回転方向(副
走査方向)に繰り返し感光ドラム1を走査することで静
電潜像を形成する事になる。
【0041】プリンタ部において、像担持体である感光
ドラム1はアモルファスシリコン、セレン、OPC等を
表面に有し、矢印方向に回転自在に担持され、感光ドラ
ム1の周りに前露光ランプ11、帯電手段としてのコロ
ナ帯電器2、レーザ露光光学系3、表面電位センサー1
2、色の異なる4個の現像器4y、4c、4m、4b
k、感光ドラム上光景検知手段13、転写装置5、クリ
ーニング装置6が配置される。
【0042】プリンタ部では画像形成時、感光ドラム1
は矢印方向に回転され、前露光ランプ11で均一に除電
を受けた後、一次帯電器2により一様に帯電される。そ
の後、上述した画像情報信号に対応して変調されたレー
ザ光Eで露光走査され、これによって画像情報信号に対
応した静電潜像が形成される。
【0043】次に、所定の現像器を動作させて、感光ド
ラム1上の静電潜像をトナーとキャリアからなる二成分
現像剤によって反転現像され、感光ドラム1上に樹脂を
基体とした負に帯電された可視画像(トナー像)が形成
される。現像器は、偏心カム24y、24c、24m、
24bkの動作により、各分解色に応じて択一的に感光
ドラム1に接近するようにしている。ここで、反転現像
とは、感光体の光で露光された領域に、潜像と同極性に
帯電したトナーを付着させてこれを可視化する現像方法
である。
【0044】更に、感光ドラム1上のトナー像を記録材
カセット7より搬送系及び転写装置を介して感光ドラム
1と対向した位置に供給された記録材に転写する。転写
装置5は、本例では記録材担持体としての転写ドラム5
a、転写手段としての転写ブラシ帯電器5b、記録材を
静電吸着させるための吸着ブラシ帯電器5cと対向する
吸着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器5e、転
写剥がれセンサー5hとを有し、回転駆動されるように
軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体から
成る記録材担持シート5fを円筒状に一体的に張設して
いる。記録材担持シート5fはポリカーボネード等の誘
電体シートを使用している。
【0045】ドラム状とされる転写装置、つまり転写ド
ラム5aを回転させるに従って感光ドラム1上のトナー
像は、転写ブラシ帯電器5bにより記録材担持シート5
fに担持された記録材上に転写される。こうして記録材
に所望数の色トナー像の転写を終えると、記録材を転写
ドラム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び
分離帯電器5bの作用によって分離し、熱ローラ定着器
9を介してトレイ10に排紙され、フルカラー画像とし
て供される。
【0046】他方、転写後感光ドラム1は、表面の残留
トナーをクリーニングブレード6eとスクイシートから
なるクリーニング装置6で清掃し、再度画像形成工程に
供される。
【0047】記録材担持シート5f上の粉体の飛散付着
及び記録材上のオイルの付着等を防止するために、バッ
クアップブラシ15により清掃を行う。このような清掃
は画像形成前もしくは後に行う。なお、ジャム(紙詰ま
り)発生時には随時行う。
【0048】LUT25にて変換された後、パルス巾変
換回路212により信号がドット巾に対応した信号に変
換され、レーザドライバ41に送られる。そして、レー
ザ走査により感光体ドラム1上にはドット面積変化によ
る階調特性を有する潜像が形成され、現像、転写、定着
という過程をへて階調画像が得られる。
【0049】なお、本実施形態で使用したトナーは、イ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナーで、ス
テレン系共重合樹脂をバインダーとし、各色の色材を分
散させて形成されている。
【0050】図4に本実施形態で生成されるAddOn
ドットパターンの例を示す。AddOnドットパターン
は、複数のAddOnドット402からなり、偽造防止
情報を表現するための最小単位である。すなわち、Ad
dOnドットパターンの配置に仕方により、画像形成装
置等の識別番号を表現するものである。例えば、暗号化
されたデータ(各機器から送信された情報とエンジン固
有の情報を統合した付加情報)は、上記AddOnドッ
トの主走査方向の位置関係により表される。具体的に
は、図中、最初に現れるAddOnドットと次に現れる
アドオンドットの距離に対応させて数値情報、文字情報
を表すものとすれば、数値情報、文字情報を表すことが
できる。このように配置規則を適当に用意し、送信側受
信側の双方でこの配置規則を共有すれば、AddOnド
ットパターンを媒体として機器を表す情報を伝送するこ
とができる。
【0051】AddOnライン401は、イエローのプ
レーンにおいてAddOnドットパターンが埋め込まれ
るラインである。AddOnドット402を拡大したも
のが406である。AddOnドットには2種類の領域
が存在する。一つは、元の画像信号に対して一定レベル
加算してなる+領域404である。もう一つは、元の画
像信号に対して一定のレベルを減算してなる−領域40
3、405である。なお、図8に示すように、AddO
nドットパターンは一ページ内で複数回繰り返されて出
現してもよい。図8に示す例では、同一配置のAddO
nドットパターンが5回繰り返されている。
【0052】本実施形態では、+領域、−領域とも48
レベルに設定する。例えば、MCYKが前面にわたって
80レベルであるハーフトーン画像に対し48レベルの
AddOnドットパターンを付加すると、MCKはその
まま80レベルのハーフトーンとして出力され、YはA
ddOnドットパターンの−領域では80−48=32
レベルを出力され、+領域では80+48=128レベ
ルを出力されることになる。
【0053】以上のようにして画像中に付加されたAd
dOnドットパターンは、カラー画像として形成された
後にもイメージスキャナー等で読み取り、イエローのプ
レーンのみ抽出し、ドットパターンを解析すれば、上述
した記録装置の機体番号やユーザID、ネットワークI
D等の情報を得ることができる。
【0054】しかし、AddOnのレベル(ここでは、
原画像に対しYの出力値を増減する割合をいい、付加レ
ベルともいう。)を上げると判定はしやすくなるが、あ
まりレベルを上げるとAddOnが目立ち画像の品質が
劣化する。また逆に、レベルを下げ過ぎてしまうと、A
ddOnの判定が困難になり、偽造防止効果が得られな
い。そこで、AddOnを判定できる最低のレベルでA
ddOnを形成することで、AddOn情報が視覚的に
目立たないようにすることが重要な課題である。
【0055】しかしながら、判定可能レベルは、装置の
固体差や消耗・劣化の進み具合によって左右される傾向
にある。例えば、画像形成装置A、Bがあるとしよう。
Aは新しく、劣化も進んでおらず、そのためドット再現
性が良いとする。この場合の画像形成装置AはAddO
nの判定レベルが良いといえる。一方Bは古く劣化が進
んでおり、ドットの再現性が悪いとする。このような場
合Bは、AddOnの判定レベルが悪いことになる。
【0056】このケースで、A、BのAddOnの付加
レベルを同じにしたのでは、次のような不具合が生じ
る。すなわち、画像形成装置Bに合わせて、画像形成装
置AのAddOnレベルをレベル48に設定してしまう
と、Aでは、AddOnが必要以上に目立ってしまうお
それがある。一方、画像形成装置Aに合わせAddOn
の付加レベルを32にすると、画像形成装置Bでは、A
ddOnの判定が困難になる可能性がある。
【0057】そこで、上記課題を解決すべく本実施形態
では次のような構成を採用する。まず、画像形成装置1
00は、所定の付加レベルでテストパターン上にAdd
Onを付加してテストサンプルを形成し、このテストサ
ンプルを保守装置に送信する。具体的には、制御装置1
02は、記憶装置105に記憶されているテストパター
ン、AddOnデータ及び付加レベルを読み出す(50
0〜502)。さらに、制御装置102は、読み出した
テストパターンに対してAddOnデータを付加する
(503)。付加は、AddOnドットのYレベルを付
加レベルの値だけ増減させる。このようにして作成され
たテストサンプルは、出力装置103において、記録材
の上に画像として形成される(504)。ここまでが画
像の形成ステップである。図8にテストサンプルの例を
示す。 この例では、5段階の付加レベルを同時に使用
している。
【0058】続いて、形成されたテストサンプルを手動
又は自動にてリーダ104にセットする。リーダ104
は、テストサンプルを読み取る(505)。リーダ10
4により読み取られたテストサンプルは、通信IFから
保守装置に向けて送信される(506)。
【0059】保守装置120は、画像処理装置100か
ら送信されるテストサンプルを通信IF121で受信す
る(507)。受信したテストサンプルは、一旦、記憶
装置125に格納される。
【0060】保守装置120の制御装置122は、どの
画像形成装置からテストサンプルが送られてきたかを特
定する(508)。特定の仕方としては、例えば、Ad
dOnに画像形成装置の識別番号が含まれていれば、テ
ストサンプルを画像認識することで識別番号を抽出する
方法や、通信IFで得られる画像形成装置の電話番号、
IPアドレスあるいはMACアドレスなどから画像形成
装置を特定する方法などがある。制御装置125は、特
定された画像形成装置に対応する基準データを記憶装置
125の対応テーブルから抽出する(509)。対応テ
ーブルには、画像形成装置の識別番号、比較用のAdd
Onドットパターン及び現在の付加レベルが記憶されて
いる。ここでいう基準データとは、最適な付加レベルを
決定する際に利用されるデータであり、AddOn配置
パターンやテストパターンなどであり、画像形成装置の
所有するテストパターンと同一のものである。
【0061】制御装置125は、受信したテストサンプ
ルと基準データの一つである比較用のAddOnパター
ンか、若しく比較用のテストパターンと比較し、判読可
能なもっとも低いレベルを当該画像形成装置に適した付
加レベルとする(510)。例えば、テストサンプルに
32、48、64、80、96の各付加レベルでAdd
Onが付加されているとすれば、この5つの中から判読
可能でかつ目立ちすぎない付加レベルを選択することに
なる。
【0062】より詳細な決定方法をいくつか説明する。
まず、受信したテストサンプルと比較用のテストパター
ンを比較することにより付加レベルを決定する場合を説
明する。テストサンプルとテストパターンとで差分演算
を行い、双方で値のことなるドットを抽出する。つぎ
に、抽出されたドットの位置が元のAddOnドットパ
ターンと同一であるかを判定する。さらに、抽出された
ドットのレベルが、識別可能なレベルであるかを判定す
る。この差が不十分であれば、この差を補うように付加
レベルを増加させる。必要以上に差があれば、不必要な
分だけ付加レベルを下げる。
【0063】なお、最適な付加レベルの決定は、人間が
判断してもかまわない。この場合は、保守装置120の
表示装置(不図示)に、AddOnドットパターンの付
加された画像を表示し、それをユーザが見て付加レベル
を決定し、保守装置120に接続された入力機器から最
適な付加レベルをユーザが入力する。人間が判定する際
には、テストサンプル上に付加レベルを数値で明記する
と最適レベルの決定がしやすくなるだろう。
【0064】以上のようにして付加レベルが決定される
と、制御装置125は、通信IF121を介して最適な
付加レベルを画像形成装置に送信する(511)。
【0065】画像形成装置100は、通信IFを介して
付加レベルの最適値を受信すると(512)、記憶装置
105内に付加レベルを記憶する(513)。画像形成
装置100は、このようにして付加レベルを設定し、以
降は、この付加レベルにて偽造防止情報を付加した画像
を形成する。なお、上記例では、テストサンプル自体を
画像処理装置100が保守装置120に送信する構成と
したが、テストサンプル自体を送信するのではなく、画
像処理装置100において、テストサンプルからテスト
サンプルの濃度、テストサンプルの数値情報・文字情報
を判定し、その判定結果を保守装置120に送信する構
成としてもよい。この場合は、画像処理装置100は、
リーダ104を制御してテストサンプルを読み取り、記
憶装置105に記憶された濃度、数値値情報又は文字情
報を判定するプログラムを制御装置により動作させるこ
とにより、この読み取り結果を処理することで、テスト
サンプルの濃度、テストサンプルの数値情報・文字情報
を判定できる。
【0066】以上説明したいように、機械毎にその状態
に応じたAddOnの付加レベルを調整することが可能
となり、ひいては、判定可能で、かつ目立たないように
AddOnを付加することが可能となる。 [実施形態2]実施形態1では、通常のAddOnドッ
トパターンとテストパターン用のAddOnドットパタ
ーンを同一のものとして出力した。本来、AddOnド
ットパターンは、機械を識別する必要性から、機械毎に
固有の配置となる。しかし、本発明のテストパターン上
ではAddOnのドットが判読可能な付加レベルである
か否かを判定するに過ぎない。そこで、図9に示すよう
な規則的な配置のAddOnを用いてもよい。通常、A
ddOnは目立たないように十分に小さく設計されるの
で、配置が規則的であったほうが最適な付加レベルを容
易に決定できると思われる。すべての画像形成装置が同
一のテストパターン用のAddOnドットパターンを使
用すれば、保守装置はテストパターン用のAddOnド
ットパターンを一つ記憶するだけでよいという利点があ
る。さらには、画像形成装置を特定する必要もないので
保守装置でのステップ508と509は不要となる利点
もある。 [実施形態3]実施形態1ではAddOnのレベルのみ
を変更したが、本実施形態では図10のように、Add
Onのパターンを3段階(6*2、9*3、12*
4)、付加レベルを3段階(32、48、64)に振っ
た計9種のテストサンプルを出力する。あとは、実施形
態1と同様の処理により、AddOnが判読できるレベ
ルを探す。AddOnの目立ちにくさについて以下の表
に示す。1〜9の数値は、目立ちにくさを示しており、
数値が小さいほど目立ちにくいことになる。AddOn
が判定可能で、下の表で一番数値の低いものをAddO
nの付加レベルする。
【0067】
【表2】
【0068】以上により、機械毎にAddOnのレベル
を調整することが可能となり、AddOnの判定可能
で、目立たないAddOnを付加することが可能となっ
た。 [実施形態4]上述した実施形態1では、最適な付加レ
ベルを保守装置120から設定する構成であった。本実
施形態では、上述の付加レベルの設定に限定されるもの
ではなく、画像形成装置にてAddOn機能が適切に利
用されているか否かを管理する構成について説明する。
さらに、保守装置120からAddOnとして付加する
情報の種類を管理する構成についても説明する。
【0069】本実施形態のシステム構成は基本的に図1
とほぼ同じである。図11のフローチャートに従った処
理を実現するためのプログラムが、画像形成装置100
内の記憶装置105及び保守装置120内の記憶装置1
25に記憶されているものとする。制御装置102及び
制御装置122は、それぞれこれらのプログラムを処理
することで、図11の処理が実現される点において図1
で説明したものとは異なる。図11のステップ505ま
では、図5のステップ505までと同じため説明を割愛
する。
【0070】図11のステップ1106において、画像
形成装置100は、前述のテストサンプルに加え、画像
形成装置100にて日時情報と、既にプリントされた枚
数を示すカウンタ情報とが設定されている。設定された
これらの情報は記憶装置などに格納されており、制御装
置は、任意のタイミングで、保守装置120にこれらの
情報を送信する。ここで、この日時情報とは、画像形成
装置100が設置される際にサービスマンもしくは画像
形成装置100の所有者により画像形成装置の不図示の
操作部から設定されるものである。またカウンタ情報と
は、画像形成装置110においプリントが行われるごと
に1ずつカウントされた値である。保守装置120は、
画像形成装置から送信された各情報を受信し(110
7)、送信元を特定すべく、実施形態1と同様に画像形
成装置100の識別番号、電話番号、IPアドレス、M
ACアドレスなどを認識する(1108)。保守装置1
20は、実施形態1と同様に画像形成装置100に対応
した概ね最適な付加レベルを決定する(1109)。付
加レベルが決定されると、制御装置122は、通信IF
121を介して、決定された付加レベルを画像形成装置
100に送信する(1110)。また、保守装置120
では前述の識別番号、電話番号、IPアドレス、MAC
アドレスとその他の受信情報(日付情報、カウンタ情
報、送信した付加レベルの情報)とを対応づけて記憶装
置125に記憶する(1111)。
【0071】画像形成装置100は、通信IF101を
介して付加レベルの略最適値を受信すると(111
2)、制御装置の制御により、記憶装置105内に付加
レベルを記憶する。画像形成装置100は、このように
して付加レベルを設定(補正)し、以降はこの付加レベ
ルにて偽造防止情報(視覚的に日立たないAddOn情
報)を付加した画像を形成する(1113)。
【0072】また保守装置120は、記憶装置125に
記憶された以前に受信済みの日時情報群、カウンタ情報
群、付加レベルの情報を定期的にチェックする(111
4)。そして保守装置120では、付加レベルの最適化
を実施した最近の日付、最近のカウンタ値の変化(利用
状況)、付加レベル値などを参照し、付加レベルの最適
化について補正処理が必要になると予測される日時を決
定し、その日時に保守装置120側から画像形成装置1
00にネットワーク110(インターネット、イントラ
ネット)を介して通知を行う(1115)。この通知は
画像形成装置で受信され(1116)、画像形成装置1
00の不図示の表示部に表示される(1117)。その
結果、画像形成装置100の所有者は、適切なタイミン
グで付加レベルの補正が可能となる。
【0073】また記憶装置125において記憶された受
信情報は、保守装置120の不図示の表示部に表示可能
であり、保守装置120の操作者はAddOn機能の画
像形成枚数に応じた付加レベルの変化を、受信情報から
確認することによって画像形成装置100のAddOn
機能の適切な利用を保守装置120側で監視することが
できる。
【0074】実施形態1ではAddOn情報として機体
番号を付加する構成であったが、この情報は機体番号に
加え、保守装置120からさらに種々の種類の情報を追
加してもよい。図12は追加処理を示すフローチャート
である。
【0075】保守装置120の操作者は、保守装置12
0の不図示の操作部から画像形成装置100にて新たに
AddOn情報として付加する情報を指定(追加)する
(1201)。画像形成装置100の電源がOnされる
と(1202)、画像形成装層100は画像形成可能な
状態になるまで数分程度を必要とする。そこで、この待
ち状態を利用して、画像形成装置100は、保守装置1
20にネットワーク110を介してAddOn情報の追
加の有無を問い合わせる(1203)。保守装置120
においては、すでにステップ1201が実行され、Ad
dOn1201が指定されているので、新たに付加する
情報の種類、新たに付加する情報を獲得し、画像に埋め
込むためのプログラムを通信IF121、通信IF10
1を介して送信する(1204)。この新たに付加する
情報としては日時情報等が考えられる。尚、このプログ
ラムは、ステップ1201の実施と並行して保守装置1
20に格納される。
【0076】また、画像形成装置100は、メモリカー
ド用のアダプタ(不図示)を保持していてもよい。例え
ば、このアダプタには、デジタルカメラで撮像された画
像を記憶するメモリカードを装着する。ここで、画像形
成の対象となる画像ファイル(Exif等)に、撮像時
に使用されたデジタルカメラのメーカー情報、モデル名
等の情報を含めておけば、これらの情報を画像形成時の
付加情報としても使用することもできる。
【0077】尚、メーカー情報、モデル名等の情報をメ
モリカードから抽出して、画像に付加する情報とする以
外にも、画像が不正に利用された場合にその画像の撮影
装置、入力装置、印刷装置を特定するために役立つ情報
であれば、もちろん他の情報をしようしてもよい。例え
ば、撮影装置装置における撮像設定(フラッシュの有
無、撮影モード:ボートレート、マクロ、使用レンズな
ど)、入力装置における入力設定(解像度やγ補正値な
ど)、印刷装置における印刷る設定(印刷モード:写真
モード、文字モード等)又は著作権に関する情報のよう
に画像の所有者を示す情報などであってもよい。
【0078】画像形成装置100では、受信したプログ
ラムを記憶装置105に格納し、このプログラムをイン
ストールし、画像形成時に付加する情報も追加する(1
205)。以上の処理を行うことで画像形成装置100
の電源が再度ONされ画像形成が可能となった時には、
画像形成装置100は機体番号に加え、新たなAddO
n情報を画像形成装置100にて視覚的に日立たないよ
うに形成画像に付加できる。
【0079】画像形成装置100から保守装置120へ
の問い合わせのタイミシグは、上記タイミングに限定さ
れず、例えば、画像形成装置100において予め指定さ
れた所定の時間や、画像形成装置100が省電力モード
に移行するタイミングなどであってもよい。
【0080】尚、保守装置120では、特定の画像形成
装置においてのみAddOn情報の追加を行うか、ネッ
トワークに接続されたすべての画像形成装置にAddO
n情報を追加するかを操作部から設定することもでき
る。すなわち、個別指定も全指定も可能である。また、
保守装置120の操作部上でAddOn情報の一覧指示
が操作者により起動された場合には、保守装置120の
不図示の表示部に、保守装置120にて管理される(A
ddOn情報の追加が可能な)全ての画像形成装置につ
いてそれぞれ画像形成時にAddOnされる情報の一覧
が表示される。従って、保守装置120では各画像形成
装置におけるAddOnされる情報についても管理でき
る。
【0081】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0082】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図5に示すフローチャー
トに対応するプログラムコードが格納されることにな
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置ごとの個体差を求め、その個体差を考慮し
て偽造防止情報の付加レベルを設定・変更することによ
り、より適切に偽造防止情報を画像に付加することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るシステム構成を示す図である。
【図2】実施形態に係る画像形成装置を示す図である。
【図3】実施形態に係る画像信号の処理回路を示す図で
ある。
【図4】実施形態に係るAddOnの概念図である。
【図5】実施形態に係るAddOnの設定処理に関する
フローチャートである。
【図6】実施形態に係る画像形成装置の記憶装置を示す
図である。
【図7】実施形態に係る保守装置の記憶装置を示す図で
ある。
【図8】実施形態に係るテストパターンを示す図であ
る。
【図9】実施形態2に係るテストパターンの配置を示す
図である。
【図10】実施形態3に係るテストパターンの配置を示
す図である。
【図11】実施形態4に係るるAddOnの設定処理に
関するフローチャートである。
【図12】実施形態4に係るるAddOnの追加処理に
関するフローチャートである。
【符号の説明】
100…画像形成装置、 101…通信IF、 102…制御装置、 103…出力装置、 104…リーダ、 105…記憶装置 110…ネットワーク 120…保守装置 121…通信IF、 122…制御装置、 125…記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 560 G06F 3/12 K 5B057 G06F 3/12 G06T 1/00 500B 5C076 G06T 1/00 500 H04N 1/40 Z 5C077 H04N 1/40 G03G 21/00 382 (72)発明者 鈴木 一生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 板垣 智久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 財間 暢彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 KK18 KK26 KK28 KK35 2C087 AA13 AB05 BB10 BD01 CB03 CB07 2H027 DA50 DE07 EC03 EC06 EC20 EJ08 EJ15 FD08 FD10 ZA07 2H134 NA12 NA20 NA24 5B021 AA01 EE00 NN00 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE08 CH08 5C076 AA14 BA06 5C077 LL14 MM27 PP23 PQ12 PQ23 SS02 TT02

Claims (66)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を処理する画像処理装置と、該画像処
    理装置とネットワークを介して接続され、該画像処理装
    置の処理機能について設定を行う保守装置とを含む情報
    処理システムであって、 前記保守装置は、前記画像処理装置により記録媒体上に
    形成された偽造防止情報の付加レベル付加レベル情報を
    受信し、該付加レベル情報に応じて、好適な偽造防止情
    報の付加レベルを画像処理装置に送信し、 前記画像処理装置は、前記送信された付加レベルの偽造
    防止情報を画像に付加することを特徴とする情報処理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報処理システムにおい
    て、 前記保守装置は、前記画像処理装置から送信されるテス
    トパターンに基づいて、前記好適な偽造防止情報の付加
    レベルを決定することを特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】画像を処理する画像処理装置と、該画像処
    理装置とネットワークを介して接続され、該画像処理装
    置の処理機能について設定を行う保守装置とを含む情報
    処理システムであって、 前記画像処理装置は、 所定の付加レベルの偽造防止情報が付加された画像を形
    成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により形成された画像を読み取る読取
    手段と、 前記読み取り手段により読み取られた画像の情報を前記
    保守装置に前記ネットワークを介して送信する送信手段
    と、を備え、 前記保守装置は、 前記画像処理装置の送信手段から送信される前記画像の
    情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された画像の情報に基づいて、
    前記画像処理装置に適した付加レベルを決定し、決定さ
    れた付加レベルを前記画像処理装置に設定する設定手段
    と、を備え、 前記画像形成手段は、前記設定手段により設定された付
    加レベルの偽造防止情報を画像に付加することを特徴と
    する情報処理システム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の情報処理システムであっ
    て、 前記画像処理装置は、前記付加レベルを記憶する付加レ
    ベル記憶手段をさらに備え、 前記画像形成手段は、前記付加レベル記憶手段に記憶さ
    れた付加レベルの偽造防止情報を付加して画像を形成す
    ることを特徴とする情報処理システム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の情報処理システムであっ
    て、 前記画像処理装置は、テストパターンを記憶するテスト
    パターン記憶手段をさらに備え、 前記画像形成手段は、前記テストパターン記憶手段に記
    憶されたテストパターンに偽造防止情報を付加して画像
    を形成することを特徴とする情報処理システム。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の情報処理システムであっ
    て、 前記画像処理装置は、偽造防止情報を記憶する偽造防止
    情報記憶手段をさらに備え、 前記画像形成手段は、前記偽造防止情報記憶手段に記憶
    された偽造防止情報を前記テストパターンに付加して画
    像を形成することを特徴とする情報処理システム。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の情報処理システムであっ
    て、 前記画像処理装置は、テストパターンに付加するための
    第1の偽造防止情報及び通常の画像に対して付加する第
    2の偽造防止情報を記憶する偽造防止情報記憶手段と、
    前記偽造防止情報記憶手段に記憶された複数の偽造防止
    情報から何れか一つの偽造防止情報を選択する選択手段
    とを備え、 前記画像形成手段は、前記選択手段により選択された偽
    造防止情報を画像に付加して画像を形成することを特徴
    とする情報処理システム。
  8. 【請求項8】請求項3に記載の情報処理システムであっ
    て、 前記保守装置の設定手段は、 前記受信手段により受信された画像の情報に基づいて、
    前記画像処理装置に適した付加レベルを決定する決定手
    段と、 前記決定手段により決定された付加レベルを前記画像処
    理装置に送信する送信手段と、 をさらに備えことを特徴とする情報処理システム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の情報処理システムであっ
    て、 前記決定手段は、前記受信手段により受信された画像に
    基づいて、偽造防止情報の判読可能なレベルを求めて、
    前記画像処理装置に適した付加レベルとすることを特徴
    とする情報処理システム。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の情報処理システムであ
    って、 前記決定手段は、付加レベルを決定する際に使用される
    基準情報を記憶する記憶手段を備え、 前記基準情報と前記受信手段により受信された画像の情
    報とに基づいて付加レベルを決定することを特徴とする
    情報処理システム。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の情報処理システムで
    あって、前記決定手段は、前記受信手段により受信され
    た画像の情報と、前記基準情報とを演算し、所定の条件
    を満たす付加レベルを付加レベルとすることを特徴とす
    る情報処理システム。
  12. 【請求項12】請求項5に記載の情報処理システムであ
    って、前記テストパターンに付加される偽造防止情報
    と、通常の画像に付加される偽造防止情報とを異ならし
    めることを特徴とする情報処理システム。
  13. 【請求項13】画像を処理する画像処理装置と、該画像
    処理装置とネットワークを介して接続され、該画像処理
    装置の処理機能について設定を行う保守装置とを含む情
    報処理システムであって、 前記画像処理装置は、複数の付加レベルにわたる偽造防
    止情報を含む画像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により形成された画像を読み取る読取
    手段と、 前記読取手段により読み取られた画像を前記保守装置に
    前記ネットワークを介して送信する送信手段と、を備
    え、 前記保守装置は、 前記画像処理装置の送信手段から送信される前記画像の
    情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された画像の情報に基づいて、
    複数の付加レベルの中から前記画像処理装置に適した付
    加レベルを決定し、決定された付加レベルを前記画像処
    理装置に設定する設定手段と、を備え、 前記画像形成手段は、前記設定手段により設定された付
    加レベルの偽造防止情報を画像に付加することを特徴と
    する情報処理システム。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の情報処理システムで
    あって、 前記画像形成手段に代えて、複数種類にわたる偽造防止
    情報を含む画像を形成する画像形成手段を備えることを
    特徴とする情報処理システム。
  15. 【請求項15】請求項13に記載の情報処理システムで
    あって、 前記画像形成手段に代えて、n(nは自然数。)個の偽
    造防止情報に対しそれぞれm(mは自然数。)個の付加
    レベルを与えてなるnXm個の偽造防止情報を付加した
    画像を形成する画像形成手段を備えることを特徴とする
    情報処理システム。
  16. 【請求項16】外部に接続された保守装置により保守を
    受ける画像処理装置であって、 前記画像処理装置の劣化に関する情報を報告する報告手
    段と、 前記報告に対する応答として前記保守装置から送信され
    る指示情報に基づいて、決められる付加レベルの偽造防
    止情報を画像に付加する付加手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の情報処理システムで
    あって、 前記報告手段は、劣化に関する情報として、偽造防止情
    報が付加されたテストパターンを前記保守装置に送信す
    るものであることを特徴とすることを特徴とする画像処
    理装置。
  18. 【請求項18】外部の保守装置に接続される画像処理装
    置であって、 所定の付加レベルの偽造防止情報を画像に付加する付加
    手段と、 前記画像を出力する出力手段と、 前記出力手段により出力された画像を読み取る読取手段
    と、 前記読取手段により読み取られた画像の情報を前記保守
    装置に転送する転送手段と、 前記転送手段による前記画像の情報の転送に対して前記
    保守装置から送信される応答情報を受信する受信手段
    と、 を備え、 前記付加手段は、後の画像に対しては前記応答情報によ
    り指定された付加レベルでもって前記偽造防止情報を付
    加することを特徴とする画像処理装置。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の画像処理装置であっ
    て、 前記画像処理装置は、前記付加レベルを記憶する付加レ
    ベル記憶手段をさらに備え、 前記付加手段は、前記付加レベル記憶手段に記憶された
    付加レベルの偽造防止情報を付加することを特徴とする
    画像処理装置。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の画像処理装置であっ
    て、 前記画像処理装置は、テストパターンを記憶するテスト
    パターン記憶手段をさらに備え、 前記付加手段は、前記テストパターン記憶手段に記憶さ
    れたテストパターンに偽造防止情報を付加することを特
    徴とする画像処理装置。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の画像処理装置であっ
    て、 前記画像処理装置は、偽造防止情報を記憶する偽造防止
    情報記憶手段をさらに備え、 前記付加手段は、前記偽造防止情報記憶手段に記憶され
    た偽造防止情報を前記テストパターンに付加することを
    特徴とする画像処理装置。
  22. 【請求項22】請求項20に記載の画像処理装置であっ
    て、 前記画像処理装置は、テストパターンに付加するための
    第1の偽造防止情報及び通常の画像に対して付加するた
    めの第2の偽造防止情報を記憶する偽造防止情報記憶手
    段と、前記偽造防止情報記憶手段に記憶された複数の偽
    造防止情報から何れか一つの偽造防止情報を選択する選
    択手段とを備え、 前記付加手段は、前記選択手段により選択された偽造防
    止情報を画像に付加することを特徴とする画像処理装
    置。
  23. 【請求項23】請求項20に記載の画像処理装置であっ
    て、 前記テストパターンに付加される偽造防止情報と、通常
    の画像に付加される偽造防止情報とを異ならしめること
    を特徴とする画像処理装置。
  24. 【請求項24】偽造防止情報が付加された画像を形成す
    る画像処理装置を保守するための保守装置であって、 前記画像処理装置の劣化に応じて、偽造防止情報の付加
    レベルを決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された付加レベルを前記画像処
    理装置に設定する設定手段と、を備えることを特徴とす
    る保守装置。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の保守装置であって、 前記決定手段は、前記画像処理装置から送信される画像
    の情報に基づいて、前記画像処理装置の劣化の程度を求
    め、前記画像処理装置に適した付加レベルを決定するこ
    とを特徴とする保守装置。
  26. 【請求項26】請求項24に記載の保守装置であって、 前記決定手段は、前記画像処理装置から送信される画像
    に基づいて、偽造防止情報の判読可能な付加レベルを求
    め、前記画像処理装置に適した付加レベルを決定するこ
    とを特徴とする保守装置。
  27. 【請求項27】請求項25に記載の保守装置であって、 前記決定手段は、前記付加レベルを決定する際に使用さ
    れる基準情報を記憶する記憶手段を備え、前記基準情報
    と前記画像処理装置から送信された画像とに基づいて前
    記画像処理装置に適した付加レベルを決定することを特
    徴とする保守装置。
  28. 【請求項28】請求項27に記載の保守装置であって、 前記決定手段は、前記画像処理装置から送信された画像
    と前記基準情報とを演算し、所定の条件を満たす付加レ
    ベルを前記画像処理装置に適した付加レベルとすること
    を特徴とする保守装置。
  29. 【請求項29】偽造防止情報の付加された画像を形成す
    る画像処理装置に対して前記偽造防止情報の付加レベル
    を設定する画像処理装置の設定方法であって、 前記画像処理装置の劣化を調査するステップと、 前記調査のステップにおいて得られた調査結果に基づい
    て、前記画像処理装置に適した偽造防止情報の付加レベ
    ルを決定するステップと、 前記決定のステップにおいて決定された付加レベルを前
    記画像処理装置に設定するステップと、 を含むことを特徴とする画像処理装置の設定方法。
  30. 【請求項30】請求項29に記載の画像処理装置の設定
    方法であって、前記画像処理装置から送信されるテスト
    パターンを受信するステップとをさらに備え、 前記調査のステップにおいて、前記テストパターンに基
    づいて前記画像処理装置の劣化の程度を調査することを
    特徴とする画像処理装置の設定方法。
  31. 【請求項31】画像を処理する画像処理装置と、該画像
    処理装置とネットワークを介して接続され、該画像処理
    装置の処理機能について設定を行う保守装置とを含む情
    報処理システムにおいて使用される画像処理装置の設定
    方法であって、 第1の偽造防止情報を第1の付加レベルでもってテスト
    パターンに付加するステップと、 前記偽造防止情報の付加されたテストパターンを読み取
    るステップと、 読み取られた前記テストパターンを送信するステップ
    と、 前記偽造防止情報を含むテストパターンを受信するステ
    ップと、 前記受信されたテストパターンに基づいて、前記画像処
    理装置に適した第2の付加レベルを決定するステップ
    と、 第2の付加レベルを前記画像処理装置に設定するステッ
    プと、を含むことを特徴とする画像処理装置の設定方
    法。
  32. 【請求項32】外部に接続された保守装置により保守を
    受ける画像処理装置において使用される偽造防止情報の
    付加方法において、 前記画像処理装置の劣化に関する情報を前記保守装置に
    報告するステップと、前記報告に対する応答として前記
    保守装置から送信される指示情報を受信するステップ
    と、 前記指示情報に基づいて偽造防止情報を所定の付加レベ
    ルにて画像に付加するステップと、 を含むことを特徴とする偽造防止情報の付加方法。
  33. 【請求項33】請求項32に記載の偽造防止情報の付加
    方法であって、 前記報告のステップにおいて、前記画像処理装置の劣化
    に関する情報として、偽造防止情報が付加されたテスト
    パターンを送信することを特徴とする偽造防止情報の付
    加方法。
  34. 【請求項34】請求項33に記載の偽造防止情報の付加
    方法であって、 前記付加のステップにおいて使用される偽造防止情報
    と、前記テストパターンに付加される偽造防止情報とを
    異ならしめたことを特徴とする偽造防止情報の付加方
    法。
  35. 【請求項35】偽造防止情報の付加された画像を形成す
    る画像処理装置の劣化を調査するステップと、 前記調査のステップにおいて得られた調査結果に基づい
    て、前記画像処理装置に適した偽造防止情報の付加レベ
    ルを決定するステップと、 前記決定のステップにおいて決定された付加レベルを前
    記画像処理装置に送信するステップと、 を含み、 前記ステップのそれぞれをコンピュータに実行させるた
    めのプログラム。
  36. 【請求項36】第1の付加レベルの第1の偽造防止情報
    をテストパターンに付加して形成されたテストパターン
    を画像処理装置から受信するステップと、 前記受信されたテストパターンに基づいて、前記画像処
    理装置に適した第2の付加レベルを決定するステップ
    と、 第2の付加レベルを前記画像処理装置に設定するステッ
    プと、 を含み、 前記ステップのそれぞれをコンピュータに実行させるた
    めのプログラム。
  37. 【請求項37】画像処理装置により記録媒体上に形成さ
    れた偽造防止情報の付加レベル情報を受信するステップ
    と、 前記付加レベル情報に応じて、好適な偽造防止情報の付
    加レベルを画像処理装置に送信するステップと、 前記画像処理装置に、前記送信された付加レベルの偽造
    防止情報を画像に付加させるステップと、 を含み、 前記ステップのそれぞれをコンピュータに実行させるた
    めのプログラム。
  38. 【請求項38】外部に接続された保守装置により保守を
    受ける画像処理装置であって、 画像に付加する情報の付加レベルの補正を促す通知を前
    記保守装置から受信する受信手段と、 前記受信された通知を出力する出力手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  39. 【請求項39】前記記画像に付加する情報は、視覚的に
    目立たない方法で前記画像に付加される情報であること
    を特徴とする請求項38に記載の画像処理装置。
  40. 【請求項40】前記付加レベルは、前記画像処理装置の
    劣化により変動することを特徴とする請求項38に記載
    の画像処理装置。
  41. 【請求項41】前記付加レベルの補正に関する処理が実
    行された日付及び前記画像処理装置の利用状況に従っ
    て、前記通知のタイミングが決定されることを特徴とす
    る請求項38に記載の画像処理装置。
  42. 【請求項42】前記画像に付加する情報を記録媒体に像
    形成する像形成手段と、 前記像形成された付加情報を読み取る読取手段と、 前記読み取られた付加情報を保守装置に送信する送信手
    段と、 前記保守装置から受信する情報に従い、前記付加情報の
    付加レベルを略最適値に設定する設定手段と、 をさらに含むことを特徴とする請求項38に記載の画像
    処理装置。
  43. 【請求項43】偽造防止情報が付加された画像を形成す
    る画像形成装置を保守するための保守装置であって、 前記画像形成装置により画像に付加される情報の付加レ
    ベルに関する情報及び日付情報を受信する受信手段と、 前記受信された情報に従い、前記付加レベルの補正を促
    す通知を前記画像形成装置に送信する日時を決定する決
    定手段と、 前記決定された日時に、前記画像処理装置に前記通知を
    送信する送信手段と、を含むことを特徴とする保守装
    置。
  44. 【請求項44】前記画像に付加する情報は、視覚的に日
    立たない方法で前記画像に付加されることを特徴とする
    請求項43に記載の保守装置。
  45. 【請求項45】前記付加レベルは、前記画像形成装置の
    劣化により変動することを特徴とする請求項43に記載
    の保守装置。
  46. 【請求項46】前記付加レベルの補正が過去に行われた
    日付及び前記画像形成装置の利用状況に従って、前記通
    知のタイミングが決定されることを特徴とする請求項4
    3に記載の保守装置。
  47. 【請求項47】前記画像に付加する情報の付加レベルに
    関する情報及び日付情報は、前記画像形成装置の機体番
    号、電話番号、IPアドレス、MACアドレスの少なく
    とも1つに対応させて記憶されることを特徴とする請求
    項43に記載の保守装置。
  48. 【請求項48】外部に接続された保守装置により保守を
    受ける画像処理装置における画像処理方法であって、 画像に付加される情報の付加レベルの補正を促す通知を
    前記保守装置から受信するステップと、 前記受信された通知を出力するステップと、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  49. 【請求項49】偽造防止情報が付加された画像を形成す
    る画像形成装置を保守するための保守方法であって、 前記画像形成装置により画像に付加される情報の付加レ
    ベルに関する情報及び日付情報を受信するステップと、 前記受信された情報に従い、前記付加レベルの補正を促
    す通知を前記画像形成装置に送信する日時を決定するス
    テップと、 前記決定された日時に、前記画像形成装置に前記通知を
    送信するステップと、を含むことを特徴とする保守方
    法。
  50. 【請求項50】視覚的に目立たない第1の情報を画像に
    付加する画像処理装置であって、 前記第1の情報に加えさらに視覚的に目立たない第2の
    情報を付加するため、保守装置から所定の情報を受信す
    る受信手段と、 前記受信した所定の情報を用いて、第2の情報を追加処
    理する処理手段と、 を含むことを特徴とする画像処理装置。
  51. 【請求項51】前記所定の情報は、前記第2の情報を獲
    得するためのプログラムを含むことを特徴とする請求項
    50に記載の画像処理装置。
  52. 【請求項52】前記保守装置に対し、前記画像に付加す
    る情報の追加があるかを問い合わせる問合手段をさらに
    含むことを特徴とする請求項50に記載の画像処理装
    置。
  53. 【請求項53】前記問い合わせは、前記画像処理装置の
    電源投入時、所定の時間又は前記画像処理装置が省電力
    モードに移行するタイミングのいずれかのときに実行さ
    れることを特徴とする請求項52に記載の画像処理装
    置。
  54. 【請求項54】前記追加される第2の情報は、日付情
    報、前記画像を撮像もしくは入力する際に用いられた装
    置の情報、前記画像の著作権の情報又は前記画像を撮像
    /入力/像形成する際に用いられた装置の設定情報のい
    ずれかを含むことを特徴とする請求項50に記載の画像
    処理装置。
  55. 【請求項55】画像処理装置における画像の形成の際
    に、視覚的に目立たない情報として前記画像に付加され
    る第1の情報を新たに指定する指定手段と、 前記画像処理装置において画像に付加される情報として
    予め設定されている第2の情報に加えて、前記第1の情
    報を付加して画像を形成させるための所定の情報を送信
    する送信手段と、 を含むことを特徴とする保守装置。
  56. 【請求項56】前記所定の情報は、前記新たに指定され
    た第1の情報を獲得させるためのプログラムを含むこと
    を特徴とする請求項55に記載の保守装置。
  57. 【請求項57】前記送信手段は、前記画像処理装置から
    の問い合わせに応じて、前記所定の情報を送信すること
    を特徴とする請求項55に記載の保守装置。
  58. 【請求項58】前記問い合わせは、前記画像処理装置の
    電源投入時、所定の時間又は前記画像処理装置が省電力
    モードに移行するタイミングのいずれかのときに実行さ
    れることを特徴とする請求項57に記載の保守装置。
  59. 【請求項59】前記新たに指定された画像に付加される
    情報は、日付情報、前記画像を撮像若しくは入力する際
    に用いられた装置の情報、前記画像の著作権の情報又は
    前記画像を撮像/入力/像形成する際に用いられた装置
    の設定情報のいずれかを含むことを特徴とする請求項5
    5に記載の保守装置。
  60. 【請求項60】前記送信は前記画像処理装置を含む複数
    の画像処理装置に対して実行され、 前記保守装置は、前記画像処理装置のそれぞれにおける
    付加情報を表示する表示手段をさらに含むことを特徴と
    することを特徴とする請求項55に記載の保守装置。
  61. 【請求項61】視覚的に目立たない第1の情報を画像に
    付加処理する画像処理方法であって、 前記第1の情報に加えさらに視覚的に目立たない第2の
    情報を付加するため、保守装置から所定の情報を受信す
    るステップと、 前記受信した所定の情報を用いて、第2の情報を追加処
    理するステップと、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  62. 【請求項62】画像処理装置における画像の形成時に視
    覚的に目立たない情報として前記画像に付加する第1の
    情報を新たに指定するステップと、 前記画像処理装置において付加する情報として予め設定
    されている第2の情報に加え、前記新たに指定された第
    1の情報を、前記画像処理装置において形成させるため
    の所定の情報を送信するステップと、 を含むことを特徴とする画像処理装置の保守方法。
  63. 【請求項63】画像を処理する画像処理装置と、該画像
    処理装置とネットワークを介して接続され、該画像処理
    装置の処理機能について設定を行う保守装置とを含む情
    報処理システムであって、 前記保守装置は、前記画像処理装置の画像処理能力に応
    じて、偽造防止情報の付加レベルを決定する第1の検定
    手段を含み、 前記画像処理装置は、前記決定された付加レベルでもっ
    て、入力された画像に偽造防止情報を付加することを特
    徴とする情報処理システム。
  64. 【請求項64】前記保守装置は、 前記画像処理装置から送信されるテストパターンを受信
    する受信手段と、 前記受信されたテストパターンに基づいて、前記画像処
    理装置の画像処理能力を決定する第2の決定手段と、 をさらに含むことを特徴とする請求項63に記載の情報
    処理システム。
  65. 【請求項65】画像を処理する画像処理装置と、該画像
    処理装置とネットワークを介して接続され、該画像処理
    装置の処理機能について設定を行う保守装置とを含む情
    報処理システムであって、 前記保守装置は、前記画像処理装置の画像処理機能の消
    耗具合に応じて、偽造防止情報の付加レベルを決定する
    第1の検定手段を含み、 前記画像処理装置は、前記決定された付加レベルでもっ
    て、入力された画像に偽造防止情報を付加することを特
    徴とする情報処理システム。
  66. 【請求項66】前記保守装置は、 前記画像処理装置から送信されるテストパターンを受信
    する受信手段と、 前記受信されたテストパターンに基づいて、前記画像処
    理装置の画像処理機能の消耗具合を決定する第2の決定
    手段と、 をさらに含むことを特徴とする請求項65に記載の情報
    処理システム。
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