JP2002289571A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002289571A
JP2002289571A JP2001084719A JP2001084719A JP2002289571A JP 2002289571 A JP2002289571 A JP 2002289571A JP 2001084719 A JP2001084719 A JP 2001084719A JP 2001084719 A JP2001084719 A JP 2001084719A JP 2002289571 A JP2002289571 A JP 2002289571A
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liquid level
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JP2001084719A
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English (en)
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Masataro Nakamura
政太郎 中村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液面検出手段が異常な動作を行った場合であ
っても、十分な安全性を確保することができる基板処理
装置を提供する。 【解決手段】 レベルセンサ30は、処理槽10に設定
された液面検出位置Lv1〜Lv6のそれぞれにおける
処理液の存在の有無を検出してその検出結果をレベル補
正部40に伝達する。レベルセンサ30が異常動作を行
って、6つの液面検出位置Lv1〜Lv6のうちのある
液面検出位置(第1の液面検出位置)に処理液が存在
し、かつその液面検出位置よりも下方に位置するいずれ
かの液面検出位置(第2の液面検出位置)に処理液が存
在していないと検出したときに、レベル補正部40が上
記第2の液面検出位置およびそれよりも上方に位置する
すべての液面検出位置に処理液が存在していないとみな
した液面検出結果およびレベルセンサ30が異常である
旨の警告を投入制御部20に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理槽に塩酸等の
処理液を投入することによって当該処理槽中にて半導体
基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラ
ス基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称
する)に洗浄等の処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記のような基板処理装置
は、予め定められた手順に従って塩酸や過酸化水素水等
の薬液および純水(以下、薬液および純水を総称して処
理液とする)へのロット(バッチ処理を行うときの一組
の複数の基板)の浸漬処理を繰り返し、基板表面の汚染
物質を除去したり、基板表面の酸化膜をエッチングした
り、レジスト膜を剥離したりする一連の基板処理を達成
している。浸漬処理は、処理槽に塩酸等の処理液を投入
し、その貯留した処理液中に基板を浸漬することによっ
て行われる。
【0003】通常、かかる基板処理装置には、処理槽内
の液面レベルを検出するレベルセンサが設けられてい
る。レベルセンサは、例えば処理槽の高さ方向に沿って
設定された6点の液面検出位置のそれぞれにおける処理
液の存在の有無を検出する。レベルセンサによる検出結
果は、基板処理装置の動作(例えば、処理槽への処理液
の投入)を管理する制御部に伝達され、当該制御部はレ
ベルセンサの検出結果に基づいて所定の制御を行う。例
えば、ある高さの液面検出位置に処理液の液面レベルが
到達したことがレベルセンサによって検出されたとき
に、処理液の供給を停止するような制御を行う。
【0004】また、これらの液面検出位置における検出
結果がインターロックの動作基準となっている場合もあ
る。例えば、ある高さの液面検出位置に処理液が存在し
ていないときには処理槽のヒータへの給電を停止した
り、別の高さの液面検出位置に処理液が存在していない
ときにはポンプを停止したりするようなインターロック
が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような基板処理
装置において、レベルセンサが正常に動作しているとき
には、空の処理槽に処理液を投入すると6点の液面検出
位置の最も下から順に処理液の存在が検出されることと
なる。また、逆に、処理槽から処理液を排液するときに
は6点の液面検出位置の最も上から順に処理液が存在し
ていないと検出される。
【0006】しかしながら、レベルセンサが故障したり
調整不良であったりした場合には、処理液の検出が順番
になされないこともある。例えば、下から3番目の液面
検出位置にて処理液が存在すると検出されているにもか
かわらず、下から2番目の液面検出位置にて処理液が存
在しないとの検出結果が得られる場合がある。本明細書
においては、このようなレベルセンサによる処理液の検
出の順番が異常な状態を「歯抜け状態」と称する。
【0007】このような歯抜け状態が生じた場合には、
基板処理装置の動作を管理している上記制御部の制御に
悪影響を与えるという問題が生じる。その結果、制御部
自体が異常動作を行って、例えば処理槽に過剰に処理液
を投入したりする危険も想定される。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、液面検出手段が異常な動作を行った場合であっ
ても、十分な安全性を確保することができる基板処理装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、処理槽に処理液を投入すること
によって当該処理槽中にて基板に処理を行う基板処理装
置において、前記処理槽の高さ方向に沿って設定された
複数の液面検出位置のそれぞれにおける処理液の存在の
有無を検出する液面検出手段と、前記複数の液面検出位
置のうちの第1の液面検出位置に処理液が存在し、かつ
前記第1の液面検出位置よりも下方に位置する第2の液
面検出位置に処理液が存在していないと前記液面検出手
段が検出したときに、前記第2の液面検出位置および前
記第2の液面検出位置よりも上方に位置するすべての液
面検出位置に処理液が存在していないとみなす液面検出
結果を取得する液面検出補正手段と、を備える。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記第1の液面検出位
置に処理液が存在し、かつ前記第2の液面検出位置に処
理液が存在していないと前記液面検出手段が検出したと
きに、前記液面検出手段が異常である旨の警告を発する
警告発生手段をさらに備える。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
にかかる基板処理装置において、所定の処理手順にした
がって、前記処理槽への処理液の投入を管理する投入制
御手段をさらに備え、前記第1の液面検出位置に処理液
が存在し、かつ前記第2の液面検出位置に処理液が存在
していないと前記液面検出手段が検出したときに、前記
液面検出補正手段および前記警告発生手段に、それぞれ
前記液面検出結果および前記警告を前記投入制御手段に
伝達させている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明にかかる基板処理装置の要
部構成を示す図である。この基板処理装置は、処理槽1
0に塩酸等の処理液を投入することによって処理槽10
中にて基板Wに洗浄処理等の表面処理を行う装置であ
り、主として処理槽10、投入制御部20、レベルセン
サ30およびレベル補正部40を備えている。
【0014】処理槽10内の底部近傍には、2本の処理
液吐出ノズル11が設けられている。処理液吐出ノズル
11は、その表面に複数の吐出孔を備えた中空の円筒で
ある。2本の処理液吐出ノズル11のそれぞれは、供給
配管12を介して処理液供給源13に連通接続されてい
る。供給配管12の経路途中には、投入バルブ15が設
けられている。投入バルブ15を開放することによっ
て、処理液供給源13から供給配管12を通過して2本
の処理液吐出ノズル11に処理液が送給され、処理液吐
出ノズル11から処理槽10内に処理液が吐出される。
吐出された処理液は処理槽10内に貯留される。なお、
図1では図示を省略しているが、処理槽10には、複数
の基板Wを一括して昇降する昇降機構や貯留されている
処理液を排液する排液機構等も設けられている。
【0015】投入制御部20は、メモリやCPU等を備
えたコンピュータを用いて構成されている。投入制御部
20は、所定の処理手順を記述した処理用ソフトウェア
にしたがって、投入バルブ15の開閉を制御することに
より、処理槽10への処理液投入を管理する。投入制御
部20は、投入バルブ15を制御するときに、後述する
レベル補正部40から伝達される情報を参照する。
【0016】レベルセンサ30は、その先端を処理槽1
0に貯留された処理液中に浸漬したパージ管32に窒素
ガス供給源31から窒素ガスを一定流量にて供給しつ
つ、パージ管32内の窒素ガスの気圧を測定することに
よって処理槽10内の処理液の液面レベルを検出する。
すなわち、処理槽10内の液面レベルが高いほど、パー
ジ管32内の窒素ガスの気圧が高くなるため、これを検
出して処理槽10内の液面レベルに換算するのである。
【0017】本実施形態においては、処理槽10の高さ
方向に沿って下から順に6つの液面検出位置Lv1〜L
v6が設定されている。これら6つの液面検出位置Lv
1〜Lv6のそれぞれにおける処理液の存在の有無は、
投入制御部20の判断条件であったり、基板処理装置の
インターロックの動作基準であったりする。具体的に
は、まず、液面検出位置Lv1に処理液が存在しないと
きには処理槽10が空であると投入制御部20が判断し
てそれに応じた処理を行う。また、液面検出位置Lv2
に処理液が存在しないときには図示を省略する循環ポン
プを停止して、その循環ポンプを保護する。液面検出位
置Lv3に処理液が存在しないときには処理槽10に付
随して設けられたヒータを停止していわゆる空焚きを防
止するとともに、当該ヒータを保護する。液面検出位置
Lv4に処理液が存在しているときには基板処理を行う
ときの定量であると投入制御部20が判断する。また、
液面検出位置Lv5に処理液が存在しているときには槽
洗浄を行うときの定量であると投入制御部20が判断す
る。さらに、液面検出位置Lv6に処理液が存在してい
るときには処理槽10の上限まで処理液が貯留されてい
ると投入制御部20が判断する。
【0018】これら6つの液面検出位置Lv1〜Lv6
に液面レベルが位置していると、パージ管32内の窒素
ガスの気圧が液面検出位置Lv1〜Lv6のそれぞれに
対応した異なる値となる。レベルセンサ30は検出気圧
調整のための6つのレベル調整ボリューム33a〜33
fを備えており、これら6つのレベル調整ボリューム3
3a〜33fの検出気圧は6つの液面検出位置Lv1〜
Lv6のそれぞれに液面レベルが位置しているときのパ
ージ管32内の窒素ガスの気圧に予め合わせられてい
る。例えば、レベル調整ボリューム33aの検出気圧は
液面検出位置Lv1に液面レベルが位置しているときの
パージ管32内の窒素ガスの気圧に調整されている。以
下同様に、レベル調整ボリューム33bの検出気圧は液
面検出位置Lv2に、レベル調整ボリューム33cの検
出気圧は液面検出位置Lv3に、レベル調整ボリューム
33dの検出気圧は液面検出位置Lv4に、レベル調整
ボリューム33eの検出気圧は液面検出位置Lv5に、
レベル調整ボリューム33fの検出気圧は液面検出位置
Lv6に、それぞれ液面レベルが位置しているときのパ
ージ管32内の窒素ガスの気圧に調整されている。
【0019】また、レベルセンサ30には液面レベルの
位置を示す6つのLED34a〜34fが設けられてい
る。パージ管32内の窒素ガスの気圧がレベル調整ボリ
ューム33aの検出気圧以上であるときには、レベルセ
ンサ30が液面検出位置Lv1に処理液が存在している
ことを検出して、LED34aを点灯する。同様に、パ
ージ管32内の窒素ガスの気圧がレベル調整ボリューム
33bの検出気圧以上であるときには液面検出位置Lv
2に処理液が存在しているとしてLED34bを、レベ
ル調整ボリューム33cの検出気圧以上であるときには
液面検出位置Lv3に処理液が存在しているとしてLE
D34cを、レベル調整ボリューム33dの検出気圧以
上であるときには液面検出位置Lv4に処理液が存在し
ているとしてLED34dを、レベル調整ボリューム3
3eの検出気圧以上であるときには液面検出位置Lv5
に処理液が存在しているとしてLED34eを、レベル
調整ボリューム33fの検出気圧以上であるときには液
面検出位置Lv6に処理液が存在しているとしてLED
34fを、それぞれ点灯する。
【0020】なお、パージ管32内の窒素ガスの気圧が
レベル調整ボリューム33a〜33fの検出気圧未満で
あるときには、レベルセンサ30が液面検出位置Lv1
〜Lv6のそれぞれに処理液が存在していないものとし
てLED34a〜34fのそれぞれを消灯することは勿
論である。また、パージ管32の先端部は少なくとも処
理槽10内の液面検出位置Lv1よりも下方に位置して
いる。さらに、レベル調整ボリューム33a〜33fの
検出気圧は、使用する処理液の比重に応じて微調整され
る。
【0021】以上のようにして、レベルセンサ30は、
処理槽10の高さ方向に沿って設定された6つの液面検
出位置Lv1〜Lv6のそれぞれにおける処理液の存在
の有無を検出してLED34a〜34fの点灯を制御す
るとともに、その検出結果を電気信号としてレベル補正
部40に伝達する。レベル補正部40は、レベルセンサ
30が正常に動作しているときにはその検出結果をその
まま投入制御部20に伝達する一方、レベルセンサ30
が異常な動作を行ったとき(既述した歯抜け状態のと
き)にはその検出結果を補正して投入制御部20に伝達
するとともに警告を発生する。
【0022】図2は、レベル補正部40の構成および信
号の授受を示す図である。レベルセンサ30は、6つの
液面検出位置Lv1〜Lv6のそれぞれにおける処理液
の存在を検出したときには、LED34a〜34fを点
灯させるとともに検出信号A1〜A6を能動化する。す
なわち、レベルセンサ30は、液面検出位置Lv1にお
ける処理液の存在を検出したときには検出信号A1を能
動化し、液面検出位置Lv2における処理液の存在を検
出したときには検出信号A2を能動化し、液面検出位置
Lv3における処理液の存在を検出したときには検出信
号A3を能動化し、液面検出位置Lv4における処理液
の存在を検出したときには検出信号A4を能動化し、液
面検出位置Lv5における処理液の存在を検出したとき
には検出信号A5を能動化し、液面検出位置Lv6にお
ける処理液の存在を検出したときには検出信号A6を能
動化する。なお、レベルセンサ30は、6つの液面検出
位置Lv1〜Lv6のそれぞれにおける処理液の存在を
検出できないときには、検出信号A1〜A6のそれぞれ
を非能動とするのは勿論である。
【0023】レベル補正部40は、チャタリング除去回
路41、レベル補正回路50およびアラーム発生回路6
0を備えている。チャタリング除去回路41は、処理液
の液面レベルが液面検出位置Lv1〜Lv6のライン上
に位置しているときに、レベルセンサ30が処理液の検
出と非検出とを繰り返して検出信号が能動状態と非能動
状態とを繰り返すというチャタリングを除去する回路で
ある。レベルセンサ30からの検出信号A1〜A6は、
すべてチャタリング除去回路41を通過することによっ
て安定する。なお、チャタリング除去回路41の回路構
成としては、公知の種々の構成を採用することができ
る。
【0024】レベル補正回路50は、検出信号A1〜A
6の入力に対して検出補正信号B1〜B6を出力する。
なお、レベル補正回路50およびアラーム発生回路60
に入力する検出信号A1〜A6はチャタリング除去回路
41を通過して安定したものである。レベル補正回路5
0は論理回路であり、次の数1にて示す論理式によって
検出補正信号B1を生成する。
【0025】
【数1】
【0026】すなわち、レベル補正回路50はレベルセ
ンサ30からの検出信号A1をそのまま検出補正信号B
1として出力する。また、レベル補正回路50は、次の
数2にて示す論理式によって検出補正信号B2を生成す
る。
【0027】
【数2】
【0028】すなわち、レベル補正回路50はレベルセ
ンサ30からの検出信号A1と検出信号A2との論理積
を検出補正信号B2として出力する。従って、レベルセ
ンサ30からの検出信号A1または検出信号A2のうち
の少なくとも一方が非能動のときには、レベル補正回路
50は検出補正信号B2を非能動とする。また、レベル
補正回路50は、次の数3にて示す論理式によって検出
補正信号B3を生成する。
【0029】
【数3】
【0030】すなわち、レベル補正回路50はレベルセ
ンサ30からの検出信号A1と検出信号A2と検出信号
A3との論理積を検出補正信号B3として出力する。従
って、レベルセンサ30からの検出信号A1〜検出信号
A3のうちの少なくとも一つが非能動のときには、レベ
ル補正回路50は検出補正信号B3を非能動とする。ま
た、レベル補正回路50は、次の数4にて示す論理式に
よって検出補正信号B4を生成する。
【0031】
【数4】
【0032】すなわち、レベル補正回路50はレベルセ
ンサ30からの検出信号A1〜検出信号A4の論理積を
検出補正信号B4として出力する。従って、レベルセン
サ30からの検出信号A1〜検出信号A4のうちの少な
くとも一つが非能動のときには、レベル補正回路50は
検出補正信号B4を非能動とする。同様に、レベル補正
回路50は、次の数5にて示す論理式によって検出補正
信号B5を生成する。
【0033】
【数5】
【0034】すなわち、レベル補正回路50はレベルセ
ンサ30からの検出信号A1〜検出信号A5の論理積を
検出補正信号B5として出力する。従って、レベルセン
サ30からの検出信号A1〜検出信号A5のうちの少な
くとも一つが非能動のときには、レベル補正回路50は
検出補正信号B5を非能動とする。さらに、レベル補正
回路50は、次の数6にて示す論理式によって検出補正
信号B6を生成する。
【0035】
【数6】
【0036】すなわち、レベル補正回路50はレベルセ
ンサ30からの検出信号A1〜検出信号A6の論理積を
検出補正信号B6として出力する。従って、レベルセン
サ30からの検出信号A1〜検出信号A6のうちの少な
くとも一つが非能動のときには、レベル補正回路50は
検出補正信号B6を非能動とする。
【0037】以上の数1から数6を実現するレベル補正
回路50の回路構成としては、例えば図3のようにすれ
ば良い。レベル補正回路50には、論理積回路(AND
回路)51〜55が設けられている。論理積回路51
は、レベルセンサ30からの検出信号A1および検出信
号A2の論理積を演算し、その演算結果として検出補正
信号B2を出力する。論理積回路52は、レベルセンサ
30からの検出信号A3および論理積回路51から与え
られた検出補正信号B2の論理積を演算し、その演算結
果として検出補正信号B3を出力する。論理積回路53
は、レベルセンサ30からの検出信号A4および論理積
回路52から与えられた検出補正信号B3の論理積を演
算し、その演算結果として検出補正信号B4を出力す
る。論理積回路54は、レベルセンサ30からの検出信
号A5および論理積回路53から与えられた検出補正信
号B4の論理積を演算し、その演算結果として検出補正
信号B5を出力する。さらに、論理積回路55は、レベ
ルセンサ30からの検出信号A6および論理積回路54
から与えられた検出補正信号B5の論理積を演算し、そ
の演算結果として検出補正信号B6を出力する。
【0038】処理槽10に処理液を投入したときには必
ず下から順に、つまり液面検出位置Lv1から順に処理
液が満たされる。従って、ある液面検出位置に処理液が
存在しているときには、そこよりも下方に位置する液面
検出位置には必ず処理液が存在する。例えば、液面検出
位置Lv3に処理液が存在しているときにはそれよりも
下方の液面検出位置Lv1および液面検出位置Lv2に
は必ず処理液が存在している。
【0039】よって、レベルセンサ30が正常に動作し
ていれば、例えば検出信号A3が能動のときには、検出
信号A1および検出信号A2も必然的に能動となる。こ
の場合、レベル補正回路50が出力する検出補正信号B
3も能動となる(数3参照)。これと同様に、レベルセ
ンサ30が正常に動作していれば、数1から数6および
図3から明らかなように、レベルセンサ30から出力さ
れる検出信号A1〜A6の状態とレベル補正回路50か
ら出力される検出補正信号B1〜B6の状態が完全に同
じとなる。すなわち、液面検出位置Lv1に処理液が存
在するときには検出信号A1および検出補正信号B1が
能動化され、液面検出位置Lv2に処理液が存在すると
きには検出信号A2および検出補正信号B2が能動化さ
れ、液面検出位置Lv3に処理液が存在するときには検
出信号A3および検出補正信号B3が能動化され、液面
検出位置Lv4に処理液が存在するときには検出信号A
4および検出補正信号B4が能動化され、液面検出位置
Lv5に処理液が存在するときには検出信号A5および
検出補正信号B5が能動化され、液面検出位置Lv6に
処理液が存在するときには検出信号A6および検出補正
信号B6が能動化される。すなわち、検出信号A1〜A
6および検出補正信号B1〜B6の状態(能動であるか
非能動であるか)は、それぞれ液面検出位置Lv1〜L
v6における処理液の存在の有無を示している。
【0040】レベル補正回路50から出力される検出補
正信号B1〜B6は、投入制御部20に伝達される。投
入制御部20は、検出補正信号B1〜B6から処理槽1
0内に貯留されている処理液の液面レベルを識別する。
例えば、検出補正信号B1〜B4が能動であって、検出
補正信号B5,B6が非能動であるときには、投入制御
部20は処理槽10内において処理液の液面レベルが液
面検出位置Lv4以上であって液面検出位置Lv5より
も下であると判断する。そして、投入制御部20は、レ
ベル補正回路50から出力された検出補正信号B1〜B
6に基づいて、投入バルブ15の制御等を行う。
【0041】ここで、レベルセンサ30が故障やレベル
調整ボリューム33a〜33fの調整不良等により異常
な動作を行うと、例えば検出信号A3が能動のときに、
検出信号A1または検出信号A2が非能動となるような
歯抜け状態が生じる場合がある。液面検出位置Lv3に
処理液が存在しているときに、それよりも下方の液面検
出位置Lv1および液面検出位置Lv2に処理液が存在
しないことはあり得ず、これは明らかな異常動作であ
る。
【0042】レベルセンサ30がこのような異常動作を
行ったとき、例えば、検出信号A1および検出信号A3
が能動であって、検出信号A2が非能動のときには、数
1から数6および図3から明らかなように、レベル補正
回路50が出力する検出補正信号B1は能動となるもの
の、検出信号A2が非能動であるため検出補正信号B2
〜B6は全て非能動となる。すなわち、レベルセンサ3
0が異常動作を行って、6つの液面検出位置Lv1〜L
v6のうちのある液面検出位置(第1の液面検出位置)
に処理液が存在し、かつその液面検出位置よりも下方に
位置するいずれかの液面検出位置(第2の液面検出位
置)に処理液が存在していないとレベルセンサ30が検
出したときに、レベル補正回路50がその検出結果の補
正を行い、上記第2の液面検出位置およびそれよりも上
方に位置するすべての液面検出位置に処理液が存在して
いないとみなす液面検出結果を取得するのである。
【0043】レベル補正回路50は、その補正後の液面
検出結果である検出補正信号B1〜B6を投入制御部2
0に伝達する。レベルセンサ30が異常動作を行ったと
き、例えば上記の例において、検出信号A2または検出
信号A3のいずれが異常であるかは不明であり、検出補
正信号B1〜B6は必ずしも処理槽10内の処理液貯留
状態を正確に反映したものではない。より具体的に述べ
ると、液面検出位置Lv3まで処理液が貯留されてい
て、かつ検出信号A2が異常である(検出信号A3は正
常)ときに、本実施形態では上述した如く検出補正信号
B1のみが能動となって、検出補正信号B2〜B6が非
能動となり、これは処理槽10内の処理液貯留状態を正
確に反映したものではない。
【0044】しかしながら、レベルセンサ30が異常動
作を行って検出信号A1〜A6が歯抜け状態となって
も、レベル補正回路50による補正の結果、少なくとも
検出補正信号B1〜B6が歯抜け状態となることは防止
される。従って、歯抜け状態の検出信号が投入制御部2
0に伝達されて、その制御に悪影響をあたえるというこ
とは防止される。
【0045】また、レベルセンサ30が異常動作を行っ
て検出信号A1〜A6が歯抜け状態となったときには、
アラーム発生回路60が警告信号Alarmを能動化す
る。アラーム発生回路60も論理回路であり、次の数7
にて示す論理式によって警告信号Alarmを生成す
る。
【0046】
【数7】
【0047】数7にて示される論理式の内容を述べる
と、レベルセンサ30が異常動作を行って、6つの液面
検出位置Lv1〜Lv6のうちのある液面検出位置(第
1の液面検出位置)に処理液が存在し、かつその液面検
出位置よりも下方に位置するいずれかの液面検出位置
(第2の液面検出位置)に処理液が存在していないとレ
ベルセンサ30が検出したときに、警告信号Alarm
を能動化するというものである。なお、アラーム発生回
路60の回路構成としては、数7の論理式を論理回路と
して実現したものであれば良く、例えば論理積回路と反
転素子と論理和回路との組み合わせとすれば良い。
【0048】警告信号Alarmが能動化されるとき
は、レベルセンサ30が異常動作を行って検出信号A1
〜A6が歯抜け状態となったときである。換言すれば、
アラーム発生回路60は、レベルセンサ30が異常動作
を行って上述の如く検出信号A1〜A6が歯抜け状態と
なったときに、警告信号Alarmを能動化してレベル
センサ30が異常である旨の警告を発するのである。な
お、数7から明らかなように、レベルセンサ30が正常
に動作しているときは、警告信号Alarmは非能動と
される。
【0049】アラーム発生回路60は、警告信号Ala
rmを投入制御部20に伝達する。警告信号Alarm
が能動化されたとき、投入制御部20はレベルセンサ3
0が異常動作を行っていることを認識して、所定のアラ
ーム処理、例えば、投入バルブ15を閉鎖して処理槽1
0へのさらなる処理液供給を停止する。
【0050】以上のように、本実施形態においては、レ
ベルセンサ30が異常動作を行って、6つの液面検出位
置Lv1〜Lv6のうちのある液面検出位置(第1の液
面検出位置)に処理液が存在し、かつその液面検出位置
よりも下方に位置するいずれかの液面検出位置(第2の
液面検出位置)に処理液が存在していないとレベルセン
サ30が検出したときに、レベル補正回路50が上記第
2の液面検出位置および上記第2の液面検出位置よりも
上方に位置するすべての液面検出位置に処理液が存在し
ていないとみなす液面検出結果を取得して、その補正後
の液面検出結果を投入制御部20に伝達する。また、ア
ラーム発生回路60は、レベルセンサ30が異常である
旨の警告を発するとともに、その警告を投入制御部20
に伝達する。
【0051】従って、レベルセンサ30が異常な動作を
行った場合であっても、投入制御部20に伝達される液
面検出結果が歯抜け状態となることはなく、投入制御部
20の制御を安定させて、基板処理装置の十分な安全性
を確保することができる。
【0052】また、レベルセンサ30が異常な動作を行
った場合であっても、その旨の警告をアラーム発生回路
60が投入制御部20に伝達することにより、投入制御
部20がしかるべきアラーム処理を行うため、基板処理
装置の十分な安全性を確保することができる。
【0053】なお、本実施形態においては、レベルセン
サ30が液面検出手段に、レベル補正回路50が液面検
出補正手段に、アラーム発生回路60が警告発生手段に
それぞれ相当する。
【0054】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この発明は上記の例に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、処理槽10の液面検
出位置を6点としていたが、これに限定されるものでは
なく、液面検出位置は複数であれば良い。
【0055】また、レベル補正回路50の回路構成は、
図3に示したものに限定されず、数1から数6の論理式
を論理回路として実現したものであれば、図3と等価な
他の回路構成であっても良い。
【0056】また、処理槽10は複数の基板Wを一括し
て処理するものに限定されず、基板Wを1枚ずつ処理す
る形態のものであっても良い。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、処理槽の高さ方向に沿って設定された複数の
液面検出位置のうちの第1の液面検出位置に処理液が存
在し、かつ第1の液面検出位置よりも下方に位置する第
2の液面検出位置に処理液が存在していないと液面検出
手段が検出したときに、第2の液面検出位置および第2
の液面検出位置よりも上方に位置するすべての液面検出
位置に処理液が存在していないとみなすため、液面検出
手段が異常な動作を行った場合であっても、液面検出手
段による検出の歯抜け状態が是正され、十分な安全性を
確保することができる。
【0058】また、請求項2の発明によれば、第1の液
面検出位置に処理液が存在し、かつ第2の液面検出位置
に処理液が存在していないと液面検出手段が検出したと
きに、液面検出手段が異常である旨の警告を発するた
め、液面検出手段が異常な動作を行った場合であって
も、警告発生により、十分な安全性を確保することがで
きる。
【0059】また、請求項3の発明によれば、第1の液
面検出位置に処理液が存在し、かつ第2の液面検出位置
に処理液が存在していないと液面検出手段が検出したと
きに、液面検出補正手段および警告発生手段が、それぞ
れ液面検出結果および警告を投入制御手段に伝達するた
め、液面検出手段が異常な動作を行った場合であって
も、投入制御手段の動作を安定させるとともに、投入制
御手段が所定の警告処理を行い、十分な安全性を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる基板処理装置の要部構成を示す
図である。
【図2】図1の基板処理装置のレベル補正部の構成およ
び信号の授受を示す図である。
【図3】図2のレベル補正部のレベル補正回路の構成の
一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 処理槽 20 投入制御部 30 レベルセンサ 40 レベル補正部 50 レベル補正回路 60 アラーム発生回路 A1〜A6 検出信号 B1〜B6 検出補正信号 Lv1〜Lv6 液面検出位置 W 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽に処理液を投入することによって
    当該処理槽中にて基板に処理を行う基板処理装置であっ
    て、 前記処理槽の高さ方向に沿って設定された複数の液面検
    出位置のそれぞれにおける処理液の存在の有無を検出す
    る液面検出手段と、 前記複数の液面検出位置のうちの第1の液面検出位置に
    処理液が存在し、かつ前記第1の液面検出位置よりも下
    方に位置する第2の液面検出位置に処理液が存在してい
    ないと前記液面検出手段が検出したときに、前記第2の
    液面検出位置および前記第2の液面検出位置よりも上方
    に位置するすべての液面検出位置に処理液が存在してい
    ないとみなす液面検出結果を取得する液面検出補正手段
    と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記第1の液面検出位置に処理液が存在し、かつ前記第
    2の液面検出位置に処理液が存在していないと前記液面
    検出手段が検出したときに、前記液面検出手段が異常で
    ある旨の警告を発する警告発生手段をさらに備えること
    を特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板処理装置において、 所定の処理手順にしたがって、前記処理槽への処理液の
    投入を管理する投入制御手段をさらに備え、 前記第1の液面検出位置に処理液が存在し、かつ前記第
    2の液面検出位置に処理液が存在していないと前記液面
    検出手段が検出したときに、前記液面検出補正手段およ
    び前記警告発生手段は、それぞれ前記液面検出結果およ
    び前記警告を前記投入制御手段に伝達することを特徴と
    する基板処理装置。
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