JP2002289548A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2002289548A
JP2002289548A JP2001091616A JP2001091616A JP2002289548A JP 2002289548 A JP2002289548 A JP 2002289548A JP 2001091616 A JP2001091616 A JP 2001091616A JP 2001091616 A JP2001091616 A JP 2001091616A JP 2002289548 A JP2002289548 A JP 2002289548A
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Yasuhiro Shiba
康裕 芝
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光のエネルギーロスを抑制できるとともに、
基板上の照度分布の均一性を向上することができる熱処
理装置を提供する。 【解決手段】 光照射部20は、ランプ21および導光
ロッド25を備える。導光ロッド25の底面は透過窓3
0の上面に接触している。ランプ21から出射された光
は導光ロッド25によって導かれ、透過窓30およびシ
ャワープレート50を透過して基板Wに照射されること
により熱処理が進行する。導光ロッド25の底面が透過
窓30の上面と接触しているため、従来より導光ロッド
25を支持していた石英製板を不要とすることができ、
石英製板の光吸収に起因したエネルギーロスを抑制でき
るとともに、導光ロッド25の底面から基板Wまでの距
離を短くして光の散乱を低減し、基板W上の照度分布の
均一性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理室内に収容し
た半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマス
ク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、「基板」
と称する)に光を照射して熱処理を行う熱処理装置、特
にランプアニール等の急速加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板の製造工程においては、
種々の熱処理が行われている。基板に対して熱処理を行
う熱処理装置としては、例えば、光照射によって基板の
急速加熱を行う急速加熱装置(いわゆるランプアニール
装置)が用いられている。
【0003】一般に、急速加熱装置はハロゲンランプ等
を光源として使用し、その光源から出射された光を基板
に照射することにより基板を加熱している。図4は、従
来の熱処理装置の構成を示す部分拡大図である。この熱
処理装置は、基板Wに光を照射して加熱する急速加熱装
置であって、チャンバ110の上方にランプハウスユニ
ット120を配置して構成されている。
【0004】チャンバ110内において、基板Wは支持
部材111によって略水平姿勢にて支持されている。チ
ャンバ110の上部には石英製の透過窓112が設けら
れている。透過窓112は、チャンバ110の上部を覆
ってその内部をシールする部材であり、ランプハウスユ
ニット120から照射された光を下方へと透過する。
【0005】また、チャンバ110の内部であって、基
板Wと透過窓112との間にはシャワープレート113
が設けられている。シャワープレート113には多数の
プロセスガス導入用穴が形成されている。シャワープレ
ート113の側方に位置するチャンバ110の側壁には
図示を省略するガス供給部が設けられている。当該ガス
供給部から供給されたプロセスガス(例えば、窒素ガ
ス)はシャワープレート113と透過窓112との間を
流れて、シャワープレート113に形成されたプロセス
ガス導入用穴から基板Wに向けて供給される。なお、シ
ャワープレート113も石英製であり、ランプハウスユ
ニット120から照射された光を透過することができ
る。
【0006】ランプハウスユニット120は、複数のラ
ンプ121と、導光ロッド122と、石英製板123と
を備えている。ランプ121は、発光式加熱手段として
のハロゲンランプである。導光ロッド122は、石英製
の部材であって、ランプ121から出射された光の散乱
を抑制しつつ下方へと向けて導くためのものである。石
英製板123は、導光ロッド122をランプハウスユニ
ット120内に保持するための構造部材である。石英製
板123も、導光ロッド122から出射された光を透過
できるように、石英製とされている。
【0007】このように、導光ロッド122を備えた熱
処理装置であれば、ランプ121から出射された光の拡
散が抑制され、基板W上の照度分布が均一となり、ひい
ては基板Wの温度分布の均一性が向上することとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の熱処理装置においては以下のような問題
が生じていた。まず、第1には石英製板123によって
ランプ121から照射される光のエネルギーロスが生じ
るという問題である。すなわち、ランプ121から照射
される光の一部を石英製板123が吸収してエネルギー
ロスが生じるのである。
【0009】石英の光透過性はその組成等によって異な
るが、熱処理装置に通常使用される溶融石英(O−H基
が少なく、光の透過性が比較的良好な石英)は波長4.
5μm以上の赤外線領域の光を吸収する。色温度300
0Kのランプ121から出射される光における波長4.
5μm以上の光のエネルギー強度分布は約10%であ
り、石英製板123はそのような波長4.5μm以上の
赤外線領域の光を吸収し、石英製板123自体の温度が
上昇する。石英製板123の上昇温度は基板Wの加熱処
理条件によって勿論異なるが、例えば基板Wを1100
℃にて50秒保持したときには約300℃程度上昇す
る。
【0010】このような石英製板123自体の光吸収に
よる温度上昇は、本来基板Wに照射されるべき光が奪わ
れているものであって当然にエネルギーロスである。ま
た、輻射熱等による部材間の熱交換によっても加熱処理
中の高温の基板Wから石英製板123に吸収されるエネ
ルギーロスが生じる。以上のような石英製板123によ
るエネルギーロスは約2kWにもなる。なお、ランプ1
21の色温度を低くすると、その分光分布が長波長側に
シフトするため、波長4.5μm以上の光のエネルギー
強度分布がさらに多くなって石英製板123の光吸収に
よるエネルギーロスが大きくなる。
【0011】次に、第2の問題は、ランプハウスユニッ
ト120から照射された光の散乱が大きく、基板W上の
照度分布の均一性が低下するという問題である。導光ロ
ッド122を設けることによってランプ121から出射
された光の拡散がある程度抑制されるのであるが、その
導光ロッド122を保持するべく石英製板123を設置
しているために、導光ロッド122の下部端面から基板
Wまでの距離が大きくなり、その結果光の散乱が大きく
なって基板W上の照度分布の均一性が低下するのであ
る。
【0012】導光ロッド122の下部端面から基板Wま
での距離は、ランプハウスユニット120のメンテナン
ス性や透過窓112を冷却するための冷却エアーの通路
確保を考慮すると縮小することは困難である。従って、
ランプ121から出射された光の散乱を導光ロッド12
2によってある程度抑制したとしても、導光ロッド12
2の下部端面から出射した光が拡がり、基板W上の照度
分布の均一性が低下するという問題を解消することは困
難であった。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、光のエネルギーロスを抑制できるとともに、基
板上の照度分布の均一性を向上することができる熱処理
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、処理室内に収容した基板に光を
照射して熱処理を行う熱処理装置において、前記処理室
内にて基板を支持する支持手段と、前記処理室の上方に
設けられ、前記処理室に向けて光を照射する光照射手段
と、前記処理室の上部に設けられ、前記光照射手段から
照射された光を透過させる透過窓と、を備え、前記光照
射手段を前記透過窓に接触させて配置している。
【0015】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
にかかる熱処理装置において、前記光照射手段に、光を
出射する光源と、前記光源から出射された光を前記支持
手段に支持された基板に導く柱状の導光ロッドと、を備
え、前記導光ロッドの底面を前記透過窓に接触させてい
る。
【0016】また、請求項3の発明は、処理室内に収容
した基板に光を照射して熱処理を行う熱処理装置におい
て、前記処理室内にて基板を支持する支持手段と、前記
処理室の上方に設けられ、前記処理室に向けて光を照射
する光照射手段と、前記処理室の上部に設けられ、前記
光照射手段から照射された光を透過させる透過窓と、を
備え、前記光照射手段と前記透過窓とを一体に形成して
いる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明にかかる熱処理装置の一例
の全体構成を示す側面断面図である。図1の熱処理装置
は、光照射によって基板Wの熱処理を行ういわゆるラン
プアニール装置である。この熱処理装置は、大別して上
部のランプハウスユニット11と、下部のチャンバ12
とを備えている。
【0019】ランプハウスユニット11の内側であって
チャンバ12の上方には光照射部20が設けられてい
る。光照射部20は、複数のランプハウス23と複数の
導光ロッド25とを備え、チャンバ12に向けて光を照
射する。それぞれのランプハウス23は、光を出射する
光源たるランプ21を備えている。ランプ21は、発光
式加熱手段としてのハロゲンランプである。ランプ21
から出射された光は導光ロッド25の上端面に入射す
る。
【0020】導光ロッド25は石英製(本実施形態で
は、上端面および下端面が正方形である直方体形状)の
部材である。導光ロッド25は、複数のランプ21のそ
れぞれと透過窓30との間に配置されている。例えば、
本実施形態では基板Wの直径が200mmの場合は52
本の導光ロッド25が相互に近接して設けられており、
円形の基板Wの全面と円環状の均熱リング41の大部分
とをそれらによって覆っている。導光ロッド25は、複
数のランプ21のそれぞれから出射された光を均熱リン
グ41に支持された基板Wに導くことによって基板Wを
加熱する。
【0021】チャンバ12は、さらに上部チャンバ12
aと下部チャンバ12bとに分離されている。上部チャ
ンバ12aと下部チャンバ12bとは、伸縮自在の金属
ベローズ14によって接続されている。上部チャンバ1
2aは固定されている一方で、下部チャンバ12bは図
示を省略する駆動機構によって昇降自在とされている。
【0022】下部チャンバ12b上には回転駆動機構4
0が設けられ、その回転駆動機構40には均熱リング4
1が接続されている。均熱リング41は、チャンバ12
内にて基板Wの周縁部分を全周に亘って支持するととも
にその周縁部からの熱の放出を補償するSiC製の円環
状部材である。回転駆動機構40は、均熱リング41を
水平面内にて回転させることが可能であり、これにより
均熱リング41に保持された基板Wは、その中心を回転
中心として水平面内にて回転する。
【0023】上部チャンバ12aは、基板Wを加熱する
ための処理空間を形成するものであり、その上部には透
過窓30が設けられている。透過窓30は化学的反応性
の低い石英製の透明なカバーであって、光照射部20の
導光ロッド25の底面から照射された光を下方に透過す
る。透過窓30を設置することによってチャンバ12内
部が密閉空間となり、チャンバ12が処理室として機能
する。
【0024】本実施形態においては、光照射部20を透
過窓30に接触させて配置している。具体的には、光照
射部20の導光ロッド25を透過窓30の上面に載せ、
導光ロッド25の底面が透過窓30の上面に接触するよ
うにしている。従って、複数の導光ロッド25は透過窓
30によって支持されることとなる。このため、透過窓
30の上方には位置規制部材31を設け、この位置規制
部材31が導光ロッド25の側面に当接することによっ
て導光ロッド25の水平方向位置を規制している。
【0025】また、上部チャンバ12aには、図外の基
板搬出入機構によって未処理の基板Wを装置内に搬入す
るとともに、加熱処理済みの基板Wを装置から搬出する
ための搬出入口18が設けられている。また、上部チャ
ンバ12aには、均熱リング41に支持された基板Wと
透過窓30との間にシャワープレート50が設けられて
いる。シャワープレート50には多数のプロセスガス導
入用穴が形成されている。シャワープレート50の側方
に位置する上部チャンバ12aの側壁には図示を省略す
るガス供給部が設けられている。当該ガス供給部から供
給された処理ガス(例えば、窒素ガス)はシャワープレ
ート50と透過窓30との間を流れて、シャワープレー
ト50に形成されたプロセスガス導入用穴から基板Wに
向けて供給される。なお、シャワープレート50も石英
製であり、光照射部20から照射された光を透過するこ
とができる。
【0026】さらに、上部チャンバ12aには、基板W
周辺の雰囲気を排気するための排気機構が、また、下部
チャンバ12bには熱処理時に基板Wの温度を非接触に
て計測する放射温度計等がそれぞれ設けられている。
【0027】なお、本実施形態においては、チャンバ1
2が処理室に、均熱リング41が支持手段に、光照射部
20が光照射手段に、ランプ21が光源に、それぞれ相
当する。
【0028】次に、上記構成を有する図1の熱処理装置
における処理手順の概略について述べておく。まず、下
部チャンバ12bを下降させた状態にて不活性ガスの置
換ガスを供給しつつ、搬出入口18から未処理の基板W
を搬入して均熱リング41に載置する。次に、搬出入口
18を閉鎖するとともに、下部チャンバ12bを上昇さ
せて均熱リング41に載置された基板Wを光照射部20
に近づける。そして、均熱リング41に支持された基板
Wの周辺に所定の処理ガスを供給しつつ、光照射部20
から透過窓30を介して基板Wに光を照射して加熱処理
を行う。具体的には、ランプ21から出射された光が導
光ロッド25によって導かれ、透過窓30およびシャワ
ープレート50を透過して基板Wに照射されることによ
り基板Wの加熱処理が進行する。このときに、基板Wの
温度分布の均一性を確保すべく、回転駆動機構40によ
って基板Wを回転させるとともに複数のランプ21から
出射される光量の制御を行っている。
【0029】その後、所定時間が経過し、基板Wの加熱
処理が終了すると、光照射部20からの光照射を停止す
る。そして、下部チャンバ12bを下降させるととも
に、不活性ガスの置換ガスを供給する。最後に、搬出入
口18を開放して処理済みの基板Wを装置外に搬出し、
一連の熱処理が終了する。
【0030】本実施形態の熱処理装置では、導光ロッド
25の底面を透過窓30の上面に接触させることによ
り、導光ロッド25を石英製板ではなく、透過窓30に
よって支持している。すなわち、本実施形態の熱処理装
置では、石英製板が不要となる。このため、光照射部2
0から照射された光が石英製板によって吸収されること
がなくなり、既述したような石英製板の光吸収に起因し
たエネルギーロスを防止することができる。その結果、
基板Wの熱処理に要するコストを低減することができる
とともに、熱処理時の基板Wの昇温レートを上昇させる
ことができ、また、降温時間の短縮にもつながるため、
スループットを向上させることができる。
【0031】また、本実施形態の熱処理装置では石英製
板が存在せず、導光ロッド25の底面を透過窓30の上
面に直接接触させているため、導光ロッド25の底面か
ら均熱リング41に支持された基板Wまでの距離が従来
よりも大幅に短くなる。
【0032】図2は、近接する2つの導光ロッド25の
底面から基板Wまでの距離による光の散乱の相違を説明
する図である。図2(a)は導光ロッド25の底面から
基板Wまでの距離がLの場合であり、(b)はその倍の
2Lの場合である。なお、図2(a)および(b)にお
ける導光ロッド25からの光の出射角度は同じである。
また、図3は、導光ロッド25の底面から基板Wまでの
距離による基板W上の照度分布の相違を示す図である。
すなわち、図3の実線は図2(b)の場合の照度分布を
示しており、図3の点線は図2(a)の場合の照度分布
を示している。
【0033】図2および図3から明らかなように、導光
ロッド25の底面から基板Wまでの距離が大きくなる
と、導光ロッド25からの光の出射角度が同じであった
としてもその散乱の程度が大きくなり、基板W上におけ
る照射面積も大きくなる。このため、導光ロッド25の
底面から基板Wまでの距離がLのときは、導光ロッド2
5の直下の領域においてほぼ均一な照度分布(図3の点
線)が得られるのに対し、その距離が2Lのときはなだ
らかな山形の照度分布(図3の実線)となり、導光ロッ
ド25の直下領域における照度分布も不均一となる。
【0034】また、図2(a)に示す本実施形態の熱処
理装置によると、導光ロッド25の底面から基板Wまで
の距離が図2(b)よりも大幅に短いため、基板W上に
おける導光ロッド25からの照射面積を限定できる。そ
のため、複数の導光ロッド25を相互に近接して設けた
構成とした場合であっても近接する導光ロッド25の底
面から出射される光同士が互いに干渉し合うことなく基
板Wを照射することができる。その結果、基板W上の各
位置におけるランプ21の出力の制御が容易に行えるた
め基板Wの温度制御性が良くなる。
【0035】本実施形態の熱処理装置においては、導光
ロッド25の底面から基板Wまでの距離が従来よりも大
幅に短いため、導光ロッド25から出射した光の散乱が
抑制され、基板W上の照度分布の均一性を向上すること
ができる。その結果、基板Wへの光の照射効率を向上さ
せることができ、基板W上への酸化膜や窒化膜の形成の
均一性を飛躍的に向上させることが可能となる。
【0036】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この発明は上記の例に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、光照射部20を透過
窓30と別体とし、導光ロッド25の底面を単に透過窓
30の上面に接触させていたのであるが、導光ロッド2
5を透過窓30と一体に形成するようにしても良い。光
照射部20の導光ロッド25を透過窓30と一体に形成
するようにしても、石英製板をなくすことができるた
め、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0037】さらに、光照射部20と透過窓30とを一
体に形成すれば、光照射部20および透過窓30をチャ
ンバ12から一括して取り外すことができ、メンテナン
ス時の作業工数を削減することが出来るとともに、周辺
部品点数をも減少してコストダウンを図ることも出来
る。
【0038】また、上記実施形態においては、光照射部
20に導光ロッド25を備えた例について説明したが、
光照射部20の形態はこれに限定されるものではなく、
ランプ21にさらに楕円球面形状の反射鏡を設けたリフ
レクター付きのランプ形式の光照射部20としても良
い。また、これ以外にも直線状の直管ランプや円環状の
サークルランプ、あるいは豆球ランプを備えた光照射部
20であっても良い。このような光照射部20を透過窓
30と一体に形成することにより、石英製板が不要とな
り、石英製板の光吸収に起因したエネルギーロスを防止
することができるとともに、光照射部20と基板Wとの
間の距離を短くして基板W上の照度分布の均一性を向上
することができる。また、かかる光照射部20を透過窓
30と一体に形成することにより、メンテナンス時の作
業工数を削減することができ、周辺部品点数をも減少す
ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、光照射手段を透過窓に接触させて配置してい
るため、石英製板を不要とすることができ、石英製板の
光吸収に起因したエネルギーロスを抑制できるととも
に、光照射手段から基板までの距離を短くして光の散乱
を低減し、基板上の照度分布の均一性を向上することが
できる。
【0040】また、請求項2の発明によれば、光照射手
段が光を出射する光源と、光源から出射された光を支持
手段に支持された基板に導く柱状の導光ロッドと、を備
え、導光ロッドの底面を透過窓に接触させるため、石英
製板を不要とすることができ、石英製板の光吸収に起因
したエネルギーロスを抑制できるとともに、導光ロッド
の底面から基板までの距離を短くして光の散乱を低減
し、基板上の照度分布の均一性を向上することができ
る。
【0041】また、請求項3の発明によれば、光照射手
段と透過窓とを一体に形成するため、石英製板を不要と
することができ、石英製板の光吸収に起因したエネルギ
ーロスを抑制できるとともに、光照射手段から基板まで
の距離を短くして光の散乱を低減し、基板上の照度分布
の均一性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる熱処理装置の一例の全体構成を
示す側面断面図である。
【図2】導光ロッドの底面から基板までの距離による光
の散乱の相違を説明する図である。
【図3】導光ロッドの底面から基板までの距離による基
板上の照度分布の相違を示す図である。
【図4】従来の熱処理装置の構成を示す部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
11 ランプハウスユニット 12 チャンバ 20 光照射部 21 ランプ 25 導光ロッド 30 透過窓 41 均熱リング W 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内に収容した基板に光を照射して
    熱処理を行う熱処理装置であって、 前記処理室内にて基板を支持する支持手段と、 前記処理室の上方に設けられ、前記処理室に向けて光を
    照射する光照射手段と、 前記処理室の上部に設けられ、前記光照射手段から照射
    された光を透過させる透過窓と、を備え、 前記光照射手段を前記透過窓に接触させて配置すること
    を特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱処理装置において、 前記光照射手段は、 光を出射する光源と、 前記光源から出射された光を前記支持手段に支持された
    基板に導く柱状の導光ロッドと、を備え、 前記導光ロッドの底面を前記透過窓に接触させることを
    特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 処理室内に収容した基板に光を照射して
    熱処理を行う熱処理装置であって、 前記処理室内にて基板を支持する支持手段と、 前記処理室の上方に設けられ、前記処理室に向けて光を
    照射する光照射手段と、 前記処理室の上部に設けられ、前記光照射手段から照射
    された光を透過させる透過窓と、を備え、 前記光照射手段と前記透過窓とを一体に形成することを
    特徴とする熱処理装置。
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