JP2002289500A - ホールパターン形成方法 - Google Patents

ホールパターン形成方法

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JP2002289500A
JP2002289500A JP2001089423A JP2001089423A JP2002289500A JP 2002289500 A JP2002289500 A JP 2002289500A JP 2001089423 A JP2001089423 A JP 2001089423A JP 2001089423 A JP2001089423 A JP 2001089423A JP 2002289500 A JP2002289500 A JP 2002289500A
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pattern
phase shift
hole
shift mask
exposure
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JP2001089423A
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English (en)
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Koji Matsuoka
晃次 松岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットの低下や寸法精度の劣化を防止
しつつ、解像限界以下のホールピッチを有する密集ホー
ルパターンを孤立ホールパターンと共に形成できるよう
にする。 【解決手段】 密集ホールパターンにおいてx方向及び
y方向に沿って並べられる複数のホールが、各組に属す
るホールの各方向におけるピッチが各方向における最小
ピッチP1x及びP1yの2倍のピッチP2x及びP2
yと等しくなるように第1の組及び第2の組に分割され
ている。そして、各組に属するホールと対応するホール
用透光部12及び22を有する第1のハーフトーン型位
相シフトマスク10及び第2のハーフトーン型位相シフ
トマスク20を用いて同一のレジスト膜に対してパター
ン露光を2回行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス又
は液晶デバイスの製造に用いられる微細パターン形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体を用いて実現する大規模集
積回路装置(以下、LSIと称する)の微細化が進展し
た結果、LSI製造工程の1つであるリソグラフィ工程
においては、形成目標となるパターン寸法が、露光装置
の光源波長λ及びレンズ開口数NAから定義される解像
限界程度まで微細化してきている。特にホールピッチ
(隣り合う一対のホールパターンの中心間の距離)は配
線ピッチ(隣り合う一対の配線の中心間の距離)と密接
に関係しており、パターン集積度に大きく関連するた
め、ホール寸法(ホールパターンにおける各ホールの寸
法)の微細化と共にホールピッチのさらなる微細化が要
求されている。
【0003】一般的に、解像限界以下のホール寸法又は
ホールピッチを有するホールパターンを形成するために
は、ハーフトーン型位相シフトマスク等の超解像技術が
用いられる。ところで、Logic 回路等のランダムな回路
パターンでは、孤立したホールを有する孤立ホールパタ
ーンとアレイ状に密集したホールを有する密集ホールパ
ターンとの組み合わせのように、様々なホールピッチを
有するホールパターンが1チップ内に混在する。尚、本
明細書において、ホールが、隣り合う他のホールから2
μm程度以上離れて配置されている場合、ホールは孤立
して配置されているものとみなす。
【0004】また、ハーフトーン型位相シフトマスクの
効果を引き出すためには、露光装置のコヒーレンスファ
クタσを中σ以下(σ≦約0.65)に設定した条件で
露光しなければならない。しかしながら、中σ以下の条
件で露光を行なうと、孤立ホールパターンの焦点深度
(DOF)は大幅に向上する一方、ホールピッチが小さ
くなるに従って密集ホールパターンの解像が困難になっ
てくる。その結果、ホールピッチがある程度小さくなる
と、ハーフトーン型位相シフトマスクを用いた従来のホ
ールパターン形成方法によって対応することができなく
なる。
【0005】そこで、これらの問題を解決するため、例
えば特開平4−146617号公報においては、2回露
光を行なうことによって、通常の解像限界以下のホール
ピッチを有する密集ホールパターンと孤立ホールパター
ンとを、焦点深度を十分に保ちながら同時に形成する方
法が報告されている。
【0006】以下、従来のホールパタ−ン形成方法につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0007】図8は従来のホールパタ−ン形成方法によ
って形成しようとするレジストパターンの平面図を示し
ている。
【0008】図8に示すように、形成目標となるレジス
トパターン61は密集ホールパターン61aと孤立ホー
ルパターン61bとが配置されてなる。
【0009】図9(a)及び(b)は、従来のホールパ
タ−ン形成方法において用いられるマスク(以下、従来
のマスクと称する)の平面図を示している。尚、従来の
マスクは一対のフォトマスク、具体的には第1のフォト
マスク及び第2のフォトマスクから構成されており、第
1のフォトマスクの平面図を図9(a)に示しており、
第2のフォトマスクの平面図を図9(b)に示してい
る。
【0010】図9(a)に示すように、第1のフォトマ
スク70には透光部71が全面に設けられていると共
に、透光部71の内側に遮光部72が透光部71におけ
る孤立ホールパターンと対応する領域を取り囲むように
設けられている。尚、透光部71は透光性基板の露出部
分であり、遮光部72は透光性基板上に形成されたクロ
ム膜等である。
【0011】また、図9(b)に示すように、第2のフ
ォトマスク80には遮光部81が全面に設けられている
と共に、遮光部81の内側に、密集ホールパターンを形
成するための第1のホール用透光部82、孤立ホールパ
ターンを形成するための第2のホール用透光部83、及
びダミーホールパターンを形成するためのダミーホール
用透光部84が設けられている。このとき、第1のホー
ル用透光部82、第2のホール用透光部83及びダミー
ホール用透光部84が全体として一定の周期で配列され
るように、ダミーホール用透光部84によって第2のホ
ール用透光部83を取り囲む。このようにすると、第2
のフォトマスク80によって、通常の露光方法では解像
限界以下となるような微細なホールピッチを有するホー
ルパターンを形成できる。尚、遮光部81は透光性基板
上に形成されたクロム膜等であり、第1のホール用透光
部82、第2のホール用透光部83及びダミーホール用
透光部84はそれぞれ透光性基板の露出部分である。
【0012】図10(a)〜(d)は、従来のホールパ
ターン形成方法、具体的には図9(a)及び(b)に示
すマスクを用いた従来のホールパターン形成方法の各工
程を示す断面図である。
【0013】まず、図10(a)に示すように、基板9
0上に形成されたポジ型の第1のレジスト膜91に対し
て、第1のフォトマスク70(図9(a)参照)を介し
て第1の露光光92を照射する第1回目のパターン露光
を行なう。このとき、第1のフォトマスク70において
は、透光部71の内側に孤立した遮光部72のみが配置
されているので、焦点深度を十分に保ちながら第1回目
のパターン露光を行なうことができる。
【0014】次に、図10(b)に示すように、第1回
目のパターン露光が行なわれた第1のレジスト膜91を
現像して、第1のフォトマスク70における遮光部72
と対応する形状を有する第1のレジストパターン91A
を形成する。これにより、第1のレジストパターン91
Aが孤立ホールパターン形成領域を取り囲む領域、つま
りダミーホールパターン形成領域に形成される。その
後、UVキュア処理により第1のレジストパターン91
Aを硬化させる。
【0015】次に、図10(c)に示すように、硬化し
た第1のレジストパターン91Aの上を含む基板90上
に全面に亘ってポジ型の第2のレジスト膜93を形成し
た後、該第2のレジスト膜93に対して、第2のフォト
マスク80(図9(b)参照)を介して第2の露光光9
4を照射する第2回目のパターン露光を第1回目のパタ
ーン露光に重ね合わせて行なう。このとき、第2のフォ
トマスク80においては、第1のホール用透光部82、
第2のホール用透光部83及びダミーホール用透光部8
4が全体として同じ周期で配列されているので、焦点深
度を十分に保ちながら第2回目のパターン露光を行なう
ことができる。尚、第1の露光光92又は第2の露光光
94としては例えばKrFエキシマレーザ等を用いる。
【0016】次に、図10(d)に示すように、第2回
目のパターン露光が行なわれた第2のレジスト膜93を
現像して、第2のフォトマスク80における遮光部81
と対応する形状を有する第2のレジストパターン93A
を形成する。すなわち、第2のレジストパターン93A
は、第2のフォトマスク80における第1のホール用透
光部82、第2のホール用透光部83及びダミーホール
用透光部84とそれぞれ対応する密集ホールパターン9
5、孤立ホールパターン96及びダミーホールパターン
97を有している。但し、ダミーホールパターン97は
第2のレジストパターン91A上に形成されているの
で、実際にはホールパターンとしての機能を有していな
い。
【0017】以上に説明した従来のホールパターン形成
方法によると、第1のフォトマスク70及び第2のフォ
トマスク80のそれぞれを用いるパターン露光において
焦点深度を十分に保ちながら、図8に示す形成目標のレ
ジストパターンと同等のレジストパターン、つまり、通
常の露光方法では解像限界以下となるような微細なホー
ルピッチを有する密集ホールパターンが孤立ホールパタ
ーンと共に設けられたレジストパターンを形成すること
ができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来のホールパターンの形成方法によると、第1のレジ
スト膜91及び第2のレジスト膜93を形成する必要が
あると共に、これらのレジスト膜を現像して第1のレジ
ストパターン91A及び第2のレジストパターン93A
を形成する必要があるため、レジスト膜の形成工程及び
現像工程がそれぞれ2回必要になるので、レジストパタ
ーンを形成する際のスループットが低下するという問題
がある。
【0019】また、図10(c)に示すように、第2の
レジスト膜93は第1のレジストパターン91Aの上に
形成されるため、第2のレジスト膜93の表面が段差形
状になるので、第2のレジスト膜93に対するパターン
露光における露光光の焦点がずれる結果、第2のレジス
トパターン93Aの寸法精度が劣化するという問題もあ
る。
【0020】前記に鑑み、本発明は、スループットの低
下や寸法精度の劣化を防止しつつ、解像限界以下のホー
ルピッチを有する密集ホールパターンを孤立ホールパタ
ーンと共に形成できるようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係る第1のホールパターン形成方法は、
所定の方向に沿って並べられる複数のホールを有するホ
ールパターンが配置されてなるレジストパターンを形成
するホールパターン形成方法を前提とし、基板上にポジ
型レジストを塗布してレジスト膜を形成する工程と、第
1の組に属するホールのピッチが複数のホールの最小ピ
ッチの2倍以上になると共に第2の組に属するホールの
ピッチが最小ピッチの2倍以上になるように複数のホー
ルが分割されてなる第1の組及び第2の組のうち、第1
の組に属するホールと対応する透光部を有する第1のハ
ーフトーン型位相シフトマスクを用いて、レジスト膜に
対してパターン露光を行なう工程と、第2の組に属する
ホールと対応する透光部を有する第2のハーフトーン型
位相シフトマスクを用いて、レジスト膜に対してパター
ン露光を行なう工程と、第1のハーフトーン型位相シフ
トマスクを用いるパターン露光及び第2のハーフトーン
型位相シフトマスクを用いるパターン露光が行なわれた
レジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程
とを備えている。
【0022】第1のホールパターン形成方法によると、
ホールパターンにおいて所定の方向に沿って並べられる
複数のホールが、第1の組に属するホールのピッチが最
小ピッチの2倍以上になると共に第2の組に属するホー
ルのピッチが最小ピッチの2倍以上になるように第1の
組及び第2の組に分割されている。そして、各組に属す
るホールと対応する透光部をそれぞれを有する2枚のハ
ーフトーン型位相シフトマスクを用いて同一のレジスト
膜に対してパターン露光を2回行なう。このため、通常
のハーフトーン型位相シフトマスクによって解像困難な
ホールピッチを有する密集ホールパターンを形成する場
合にも、孤立ホールパターンの解像度向上に適した中σ
以下の露光条件を利用できるので、解像度の劣化を防止
しつつ密集ホールパターンを形成できる。また、密集ホ
ールパターンを1回のパターン露光で形成するときのよ
うに高NA化(NA:露光装置のレンズ開口数)を行な
う必要がないので、焦点深度を十分に保ちながら密集ホ
ールパターンを孤立ホールパターンと共に形成できる。
また、同じレジスト膜に対して2回のパターン露光を行
なった後に該レジスト膜を現像することにより所望のレ
ジストパターンを形成するため、レジスト膜の形成工程
及び現像工程を1回ずつ行なうだけでよいので、レジス
トパターンを形成する際のスループットの低下を防止で
きる。さらに、2回目のパターン露光は平坦なレジスト
膜に対して行なわれるため、露光光の焦点ずれを防止で
き、それによってレジストパターンの寸法精度の劣化を
防止できる。
【0023】第1のホールパターン形成方法において、
第1のハーフトーン型位相シフトマスク及び第2のハー
フトーン型位相シフトマスクのそれぞれを用いるパター
ン露光を行なうときの照明条件は同一であることが好ま
しい。
【0024】このようにすると、異なる照明条件でパタ
ーン露光を繰り返したときのようにディストーション
(レンズ歪み)の差が生じないので、重ね合わせ露光の
精度を向上させることができる。
【0025】第1のホールパターン形成方法において、
第1のハーフトーン型位相シフトマスク及び第2のハー
フトーン型位相シフトマスクのそれぞれを用いるパター
ン露光を行なう露光装置のコヒーレンスファクタは0.
65以下であることが好ましい。
【0026】このようにすると、ハーフトーン型位相シ
フトマスクの使用による解像力向上効果が確実に生じ
る。
【0027】第1のホールパターン形成方法において、
最小ピッチはλ/NA以下であることが好ましい。
【0028】このようにすると、密集ホールパターンを
1回のパターン露光で形成する場合と比べて、焦点深度
を大幅に向上させることができる。
【0029】本発明に係る第2のホールパターン形成方
法は、第1の方向及び第1の方向と異なる第2の方向の
それぞれに沿って並べられる複数のホールを有するホー
ルパターンが配置されてなるレジストパターンを形成す
るホールパターン形成方法を前提とし、基板上にポジ型
レジストを塗布してレジスト膜を形成する工程と、第1
の組に属するホールの各方向におけるピッチが複数のホ
ールの各方向における最小ピッチの2倍以上になると共
に第2の組に属するホールの各方向におけるピッチが各
方向における最小ピッチの2倍以上になるように複数の
ホールが分割されてなる第1の組及び第2の組のうち、
第1の組に属するホールと対応する透光部を有する第1
のハーフトーン型位相シフトマスクを用いて、レジスト
膜に対してパターン露光を行なう工程と、第2の組に属
するホールと対応する透光部を有する第2のハーフトー
ン型位相シフトマスクを用いて、レジスト膜に対してパ
ターン露光を行なう工程と、第1のハーフトーン型位相
シフトマスクを用いるパターン露光及び第2のハーフト
ーン型位相シフトマスクを用いるパターン露光が行なわ
れたレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する
工程とを備えている。
【0030】第2のホールパターン形成方法によると、
ホールパターンにおいて第1の方向及び第2の方向のそ
れぞれに沿って並べられる複数のホールが、第1の組に
属するホールの各方向におけるピッチが各方向における
最小ピッチの2倍以上になると共に第2の組に属するホ
ールの各方向におけるピッチが各方向における最小ピッ
チの2倍以上になるように第1の組及び第2の組に分割
されている。そして、各組に属するホールと対応する透
光部をそれぞれを有する2枚のハーフトーン型位相シフ
トマスクを用いて同一のレジスト膜に対してパターン露
光を2回行なう。このため、通常のハーフトーン型位相
シフトマスクによって解像困難なホールピッチを有する
密集ホールパターンを形成する場合にも、孤立ホールパ
ターンの解像度向上に適した中σ以下の露光条件を利用
できるので、解像度の劣化を防止しつつ密集ホールパタ
ーンを形成できる。また、密集ホールパターンを1回の
パターン露光で形成するときのように高NA化を行なう
必要がないので、焦点深度を十分に保ちながら密集ホー
ルパターンを孤立ホールパターンと共に形成できる。ま
た、同じレジスト膜に対して2回のパターン露光を行な
った後に該レジスト膜を現像することにより所望のレジ
ストパターンを形成するため、レジスト膜の形成工程及
び現像工程を1回ずつ行なうだけでよいので、レジスト
パターンを形成する際のスループットの低下を防止でき
る。さらに、2回目のパターン露光は平坦なレジスト膜
に対して行なわれるため、露光光の焦点ずれを防止で
き、それによってレジストパターンの寸法精度の劣化を
防止できる。
【0031】第2のホールパターン形成方法において、
第1のハーフトーン型位相シフトマスク及び第2のハー
フトーン型位相シフトマスクのそれぞれを用いるパター
ン露光を行なうときの照明条件は同一であることが好ま
しい。
【0032】このようにすると、異なる照明条件でパタ
ーン露光を繰り返したときのようにディストーションの
差が生じないので、重ね合わせ露光の精度を向上させる
ことができる。
【0033】第2のホールパターン形成方法において、
第1のハーフトーン型位相シフトマスク及び第2のハー
フトーン型位相シフトマスクのそれぞれを用いるパター
ン露光を行なう露光装置のコヒーレンスファクタは0.
65以下であることが好ましい。
【0034】このようにすると、ハーフトーン型位相シ
フトマスクの使用による解像力向上効果が確実に生じ
る。
【0035】第2のホールパターン形成方法において、
各方向における最小ピッチはλ/NA以下であることが
好ましい。
【0036】このようにすると、密集ホールパターンを
1回のパターン露光で形成する場合と比べて、焦点深度
を大幅に向上させることができる。
【0037】第2のホールパターン形成方法において、
第1の方向と第2の方向とは互いに直交しており、各方
向における最小ピッチは同一のピッチであり、複数のホ
ールは各方向に沿って該同一のピッチで並べられてお
り、第1の組に属するホールの各方向におけるピッチは
該同一のピッチの2倍であると共に、第2の組に属する
ホールの各方向におけるピッチは該同一のピッチの2倍
であることが好ましい。
【0038】このようにすると、密集ホールパターンを
1回のパターン露光で形成する場合と比べて、焦点深度
を大幅に向上させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係るホールパタ−ン形成方法につい
て図面を参照しながら説明する。尚、以下の説明におい
て、λはパターン露光を行なうときの露光光の波長を意
味しており、NAはパターン露光を行なう露光装置のレ
ンズ開口数を意味しているものとする。
【0040】図1は第1の実施形態に係るホールパタ−
ン形成方法によって形成しようとするレジストパターン
の平面図を示している。
【0041】図1に示すように、形成目標となるレジス
トパターン1は、アレイ状に並べられる複数のホールを
有する密集ホールパターン1aと、孤立したホールを有
する孤立ホールパターン1bとが配置されてなる。具体
的には、密集ホールパターン1aにおける複数のホール
は、一の方向(以下、x方向と称する)に沿って例えば
λ/NA以下の最小ピッチP1xで配列されていると共
に、一の方向と直交する他の方向(以下、y方向と称す
る)に沿ってλ/NA以下の最小ピッチP1yで配列さ
れている。尚、本明細書において、最小ピッチとは、所
定の方向に並べられる複数のホールのピッチのうちの最
小のピッチを意味するものとし、複数のホールが2つ以
上の方向に並べられている場合、各方向について最小ピ
ッチを定義するものとする。
【0042】以下、密集ホールパターン1a及び孤立ホ
ールパターン1bのそれぞれにおけるホール寸法の目標
が160nmであると共に、λ/NA=約0.38μm
(λ=248nm、NA=0.65)に対して最小ピッ
チP1x及びP1yが0.34μmであるとして説明を
行なう。
【0043】図2(a)及び(b)は、第1の実施形態
に係るホールパタ−ン形成方法において用いられるマス
ク(以下、本発明の第1のマスクと称する)の平面図を
示している。尚、本発明の第1のマスクは2枚のハーフ
トーン型位相シフトマスク、具体的には第1のハーフト
ーン型位相シフトマスク及び第2のハーフトーン型位相
シフトマスクから構成されており、第1のハーフトーン
型位相シフトマスクの平面図を図2(a)に示してお
り、第2のハーフトーン型位相シフトマスクの平面図を
図2(b)に示している。
【0044】図2(a)に示すように、第1のハーフト
ーン型位相シフトマスク10には遮光部11が全面に設
けられていると共に、遮光部11の内側に、図1に示す
密集ホールパターン1aにおける複数のホールが分割さ
れてなる第1の組及び第2の組のうちの第1の組に属す
るホールと対応する第1のホール用透光部12、及び図
1に示す孤立ホールパターン1bにおけるホールと対応
する第2のホール用透光部13が設けられている。尚、
第1のホール用透光部12は、第1の組に属するホール
が千鳥状に配列されるように、具体的には、x方向に沿
って例えば最小ピッチP1xの2倍のピッチP2x
(0.68μm)で配列されると共にy方向に沿って例
えば最小ピッチP1yの2倍のピッチP2y(0.68
μm)で配列されるように設けられている。すなわち、
第1のホール用透光部12のマスク上ピッチはx方向及
びy方向に沿ってそれぞれP2x及びP2yである。ま
た、遮光部11は透光性基板上に形成された例えば光透
過率6%の半透明膜であり、第1のホール用透光部12
及び第2のホール用透光部13はそれぞれ該半透明膜に
設けられた開口部つまり透光性基板の露出部分である。
また、遮光部11を透過する光の位相は、第1のホール
用透光部12及び第2のホール用透光部13を透過する
光の位相に対して180度ずれている。さらに、第1の
ホール用透光部12及び第2のホール用透光部13のマ
スク上寸法(具体的には幅)は例えば200nmであ
り、ハーフトーン型位相シフトマスクを用いることによ
るオフセットを考慮してホール寸法の目標(例えば16
0nm)よりも大きめに設定されている。尚、本明細書
において、マスク上ピッチ及びマスク上寸法は、実際の
マスク上ピッチ及びマスク上寸法を縮小投影光学系の倍
率で除した値によって表す。
【0045】また、図2(b)に示すように、第2のハ
ーフトーン型位相シフトマスク20には遮光部21が全
面に設けられていると共に、遮光部21の内側に、前述
の第2の組に属するホールと対応するホール用透光部2
2が設けられている。尚、第1の組及び第2の組のそれ
ぞれに属するホールは、相手の組に属するホールのうち
x方向及びy方向のそれぞれにおいて隣り合うホールの
中間に形成される。このとき、ホール用透光部22は、
第2の組に属するホールが千鳥状に配列されるように、
具体的には、x方向に沿って例えば最小ピッチP1xの
2倍のピッチP2x(0.68μm)で配列されると共
にy方向に沿って例えば最小ピッチP1yの2倍のピッ
チP2y(0.68μm)で配列されるように設けられ
ている。すなわち、ホール用透光部22のマスク上ピッ
チはx方向及びy方向に沿ってそれぞれP2x及びP2
yである。また、遮光部21は透光性基板上に形成され
た例えば光透過率6%の半透明膜であり、ホール用透光
部22は該半透明膜に設けられた開口部つまり透光性基
板の露出部分である。また、遮光部21を透過する光の
位相は、ホール用透光部22を透過する光の位相に対し
て180度ずれている。さらに、ホール用透光部22の
マスク上寸法(具体的には幅)は例えば200nmであ
り、ハーフトーン型位相シフトマスクを用いることによ
るオフセットを考慮してホール寸法の目標(例えば16
0nm)よりも大きめに設定されている。
【0046】図3(a)〜(d)は、第1の実施形態に
係るホールパターン形成方法、具体的には図2(a)及
び(b)に示す本発明の第1のマスクを用いたホールパ
ターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【0047】まず、図3(a)に示すように、基板30
上に化学増幅型ポジレジストを塗布してレジスト膜31
を形成する。
【0048】次に、図3(b)に示すように、レジスト
膜31に対して、第1のハーフトーン型位相シフトマス
ク10(図2(a)参照)を介して第1の露光光32を
照射する第1回目のパターン露光を行なう。このとき、
例えばレンズ開口数NAが0.65でKrFエキシマレ
ーザ(波長λ=248nm)を光源とする露光装置を用
いる。また、第1の露光光32を照射するときのコヒー
レンスファクタσを0.5に設定する。
【0049】次に、図3(c)に示すように、レジスト
膜31に対して、第2のハーフトーン型位相シフトマス
ク20(図2(b)参照)を介して第2の露光光33を
照射する第2回目のパターン露光を第1回目のパターン
露光に重ね合わせて行なう。このとき、第1回目のパタ
ーン露光と同じ露光装置(レンズ開口数NA:0.6
5、光源:KrFエキシマレーザ)を用いると共に第1
回目のパターン露光と同じ露光量を用いる。また、第2
の露光光33を照射するときのコヒーレンスファクタσ
を第1の露光光32を照射するときと同じく0.5に設
定する。
【0050】次に、レジスト膜31に対してべーク処理
を行なった後、レジスト膜31を現像することにより、
図3(d)に示すように、第1のハーフトーン型位相シ
フトマスク10の第1のホール用透光部12及び第2の
ハーフトーン型位相シフトマスク20のホール用透光部
22と対応する密集ホールパターン34と、第1のハー
フトーン型位相シフトマスク10の第2のホール用透光
部13と対応する孤立ホールパターン35とを有するレ
ジストパターン31Aを形成する。このとき、密集ホー
ルパターン34における各ホールはx方向及びy方向に
沿ってそれぞれ0.34μmのピッチでアレイ状に配列
された。また、密集ホールパターン34及び孤立ホール
パターン35のそれぞれにおけるホールの開口寸法は目
標寸法と同じ160nmであった。すなわち、図2
(a)及び(b)に示す第1のハーフトーン型位相シフ
トマスク10及び第2のハーフトーン型位相シフトマス
ク20のそれぞれを用いるパターン露光において焦点深
度を十分に保ちながら、図1に示す形成目標のレジスト
パターンと同等のレジストパターン、つまり、通常の露
光方法では解像限界以下となるような微細なホールピッ
チを有する密集ホールパターンが孤立ホールパターンと
共に設けられたレジストパターンを形成することができ
た。
【0051】以上に説明したように、第1の実施形態に
よると、密集ホールパターンにおいてx方向及びy方向
に沿ってそれぞれ最小ピッチP1x及びP1yで並べら
れる複数のホールが、第1の組に属するホールのx方向
及びy方向におけるピッチがそれぞれ最小ピッチP1x
及びP1yの2倍のピッチP2x及びP2yと等しくな
ると共に第2の組に属するホールのx方向及びy方向に
おけるピッチがそれぞれピッチP2x及びP2yと等し
くなるように第1の組と第2の組とに分割されている。
そして、各組に属するホールと対応するホール用透光部
をそれぞれを有する第1のハーフトーン型位相シフトマ
スク10及び第2のハーフトーン型位相シフトマスク2
0を用いて同一のレジスト膜31に対してパターン露光
を2回行なう。このため、通常のハーフトーン型位相シ
フトマスクによって解像困難なホールピッチを有する密
集ホールパターンを形成する場合にも、孤立ホールパタ
ーンの解像度向上に適した中σ以下の露光条件を利用で
きるので、解像度の劣化を防止しつつ密集ホールパター
ンを形成できる。また、密集ホールパターンを1回のパ
ターン露光で形成するときのように高NA化を行なう必
要がないので、焦点深度を十分に保ちながら密集ホール
パターンを孤立ホールパターンと共に形成できる。ま
た、同じレジスト膜31に対して2回のパターン露光を
行なった後に該レジスト膜31を現像することにより所
望のレジストパターンを形成するため、レジスト膜の形
成工程及び現像工程を1回ずつ行なうだけでよいので、
レジストパターンを形成する際のスループットの低下を
防止できる。さらに、2回目のパターン露光は平坦なレ
ジスト膜31に対して行なわれるため、露光光の焦点ず
れを防止でき、それによってレジストパターン31Aの
寸法精度の劣化を防止できる。
【0052】また、第1の実施形態によると、第1のハ
ーフトーン型位相シフトマスク10及び第2のハーフト
ーン型位相シフトマスク20のそれぞれを用いるパター
ン露光を行なうときの照明条件や露光量を同一にしてい
るため、異なる照明条件や露光量でパターン露光を繰り
返したときのようにディストーションの差が生じないの
で、重ね合わせ露光の精度を向上させることができる。
【0053】以下、第1の実施形態に係るホールパタ−
ン形成方法による特殊な効果、具体的には、2枚のハー
フトーン型位相シフトマスクを用いて同一のレジスト膜
に対してパターン露光を2回行なうことによる特殊な効
果について、図面を参照しながら説明する。
【0054】図4(a)は、比較例として1枚のハーフ
トーン型位相シフトマスクを用いた1回のパターン露光
によって密集ホールパターンを形成した場合におけるレ
ジスト膜表面上での光強度分布をシミュレーションによ
り求めた結果を示す図である。
【0055】図4(b)及び(c)は、第1の実施形態
に係るホールパタ−ン形成方法によって密集ホールパタ
ーンを形成した場合におけるレジスト膜表面上での光強
度分布をシミュレーションにより求めた結果を示す図で
あり、(b)は1回目のパターン露光における光強度分
布を示しており、(c)は1回目及び2回目のパターン
露光のそれぞれにおける光強度分布の合計を示してる。
但し、第1の実施形態に係るホールパタ−ン形成方法に
おける1回目及び2回目のパターン露光のそれぞれの露
光量は、比較例におけるパターン露光の露光量の半分の
大きさである。
【0056】尚、いずれのシミュレーションにおいて
も、x方向及びy方向のそれぞれに沿って0.34μm
ピッチでアレイ状に配列された複数のホールを有する密
集ホールパターンを形成すると共に、第1の実施形態の
シミュレーションにおいては、該密集ホールパターンに
おける複数のホールを、各組に属するホールがx方向及
びy方向のそれぞれに沿って0.68μmピッチで千鳥
状に配列されるように2組に分割した後、該2組に属す
るホールのそれぞれを形成するために2回のパターン露
光を行なう。
【0057】また、いずれのシミュレーションにおいて
も、レンズ開口数NAが0.65でKrFエキシマレー
ザを光源とする露光装置を用いてコヒーレンスファクタ
σが0.5の露光光を照射すると共に、ハーフトーン型
位相シフトマスクの遮光部の光透過率を6%とし、密集
ホールパターンにおけるホール寸法の目標を160nm
とし、密集ホールパターンにおけるホールと対応するハ
ーフトーン型位相シフトマスクの透光部のマスク上寸法
を200nmとする。
【0058】さらに、図4(a)〜(c)のいずれの光
強度分布もベストフォーカス時の光強度分布であり、規
格化された光強度(マスクを介さずにレジスト膜が露光
されるときの光強度を1とする)を用いて表されてい
る。但し、図4(a)〜(c)においては、密集ホール
パターンにおけるアレイ状に配列されたホールのうちx
方向及びy方向に沿って隣接する4個のホールと対応す
る光強度分布のみを示すと共に、各方向の座標を、隣接
する4個のホールの中心を原点として表す。
【0059】ところで、レンズ開口数NAが0.65で
KrFエキシマレーザ(λ=248nm)を光源とする
露光装置を用いた場合、λ/NAの値は約0.38μm
となり、0.34μmのピッチはλ/NA以下の値とな
る。また、ホール寸法の目標160nmは、リソグラフ
ィで通常用いられる解像度Rの計算式R=K1×λ/N
AにおけるK1ファクターが0.42程度の場合と対応
しており、ホール寸法160nmはほぼ実用上の解像限
界に近い(一般的にK1ファクターの値が0.4程度に
なるところが解像限界と考えられている)。
【0060】図4(d)は、図4(a)のP1−Q1に
沿った光強度に基づき求めたホール寸法のフォーカス特
性、つまり比較例におけるホール寸法のフォーカス特性
を示す。
【0061】同様に、図4(e)及び(f)は、図4
(b)のP2−Q2に沿った光強度及び図4(c)のP
3−Q3に沿った光強度のそれぞれに基づき求めたホー
ル寸法のフォーカス特性、つまり第1の実施形態の1回
目及び2回目のパターン露光のそれぞれにおけるホール
寸法のフォーカス特性を示す。
【0062】尚、図4(d)〜(f)に示す焦点深度
(DOF)は、ホール寸法の規格を160nm±16n
m(10%)(ポジ型レジスト使用の場合は144〜1
60nm)としたときに該規格を満たすフォーカス値を
2倍(ベストフォーカス時のフォーカス値を基準(0)
として同じフォーカス値を上下2方向に設定できるか
ら)した値である。
【0063】さて、図4(a)に示すように、比較例に
おいては、各ホールの中央部と対応する光強度Imax が
0.3〜0.4程度であると共に、各ホールの周辺部と
対応する光強度Imin が互いに干渉しあって十分に低く
なっていない。このため、光コントラスト((Imax −
Imin )/(Imax +Imin ))が極端に落ちている。
このとき、図4(d)に示すように、ホール寸法160
nmのホールパターンを形成するためのDOFは0.3
40μmと小さいため、実用的なホールパターン形成は
かなり困難である。
【0064】一方、図4(b)に示すように、第1の実
施形態の1回目のパターン露光においては、前述の第1
の組に属する各ホールの中央部と対応する光強度Imax
が0.5程度と高くなっていると共に、該各ホールの周
辺部と対応する光強度Iminが十分に低くなっている。
すなわち、図4(a)に示す比較例と比べて光コントラ
ストが大幅に向上している。このとき、図4(e)に示
すように、ホール寸法160nmのホールパターンを形
成するためのDOFは0.426μmであり、0.34
μmのホールピッチを倍の0.68μmのホールピッチ
にすることによって、図4(d)に示す比較例と比べて
約0.1μm弱DOFが向上している。
【0065】また、図4(c)に示すように、第1の実
施形態の1回目及び2回目のパターン露光のそれぞれに
おける光強度分布を合計すると、各ホールの中央部と対
応する光強度Imax が0.7程度と非常に高くなり、図
4(b)に示す1回目のパターン露光と比べても光コン
トラストがさらに向上している。このとき、図4(f)
に示すように、ホール寸法160nmのホールパターン
を形成するためのDOFは0.547μmであり、図4
(e)に示す1回目のパターン露光と比べると0.1μ
m以上、図4(d)に示す比較例と比べると0.2μm
程度DOFが向上している。
【0066】ところで、第1の実施形態で2回のパター
ン露光を行なうことによって1回目のパターン露光と比
べてDOFが向上する理由は次の通りである。すなわ
ち、図4(b)に示すように、1回目のパターン露光を
行なうと、x方向及びy方向のそれぞれにおいて第1の
組に属するホール同士の中間にサイドローブ(レジスト
膜における透光部と対応していない領域に露光光の干渉
によって生じる光強度の疑似ピーク)が形成される。そ
して、第1の実施形態においては、1回目のパターン露
光でサイドローブが形成される領域が、2回目のパター
ン露光で第2の組に属するホールが形成される領域と一
致するので(同様に、2回目のパターン露光でサイドロ
ーブが形成される領域が、1回目のパターン露光で第1
の組に属するホールが形成される領域と一致するの
で)、密集ホールパターンにおける各ホールと対応する
光強度がサイドローブの分だけ増大して光コントラスト
が向上する。その結果、2枚のハーフトーン型位相シフ
トマスクを用いて2回のパターン露光を行なうことによ
り1回目のパターン露光と比べてDOFが向上し、それ
によって従来解像できなかった微細なホールピッチを有
するホールパターンを十分な光強度で解像することがで
きる。
【0067】尚、以上に説明した特殊な効果は、密集ホ
ールパターンにおける複数のホールがx方向及びy方向
のそれぞれに沿って同一(略同一でもよい)のピッチで
配列されている場合において、該複数のホールを、各組
に属するホールがx方向及びy方向のそれぞれに沿って
前述の同一のピッチの2倍(略2倍でもよい)のピッチ
で千鳥状に配列されるように2組に分割する場合に顕著
に生じる。
【0068】図5は、第1の実施形態に係るホールパタ
−ン形成方法によって密集ホールパターンを形成した場
合におけるホールピッチに対する焦点深度の依存性を示
す図である。尚、密集ホールパターンにおける複数のホ
ールはx方向及びy方向のそれぞれに沿って同一のピッ
チで配列されているものとする。また、図5において
は、第1の実施形態(2倍ピッチ2回露光)における焦
点深度のホールピッチ依存性と共に、第1の実施形態で
1回目のパターン露光を行なった場合(2倍ピッチ1回
露光)における焦点深度のホールピッチ依存性と、1枚
のハーフトーン型位相シフトマスクを用いた1回のパタ
ーン露光によって密集ホールパターンを形成した場合
(従来例)における焦点深度のホールピッチ依存性とを
示している。
【0069】図5に示すように、x方向及びy方向のホ
ールピッチがλ/NA程度以下(図5の横軸の値が1.
0程度以下)になると、パターン露光時の焦点深度が大
幅に向上する。
【0070】尚、第1の実施形態において、第1のハー
フトーン型位相シフトマスク10及び第2のハーフトー
ン型位相シフトマスク20のそれぞれを用いるパターン
露光を行なう露光装置のコヒーレンスファクタσを0.
65程度以下に設定することが好ましい。このようにす
ると、ハーフトーン型位相シフトマスクの使用による解
像力向上効果が確実に生じる。
【0071】また、第1の実施形態において、密集ホー
ルパターンにおける複数のホールのx方向及びy方向の
最小ピッチP1x及びp1yはλ/NA以下であること
が好ましい。このようにすると、該密集ホールパターン
を1回のパターン露光で形成する場合と比べて、焦点深
度を大幅に向上させることができる。
【0072】また、第1の実施形態において、x方向に
沿って最小ピッチP1xで配列されると共にx方向と直
交するy方向に沿って最小ピッチP1yで配列される複
数のホールを有するホールパターン(密集ホールパター
ン)を形成したが、これに代えて、1方向のみに最小ピ
ッチで配列される複数のホールを有するホールパター
ン、又は一の方向に沿って一の最小ピッチで配列される
と共に一の方向と90゜以外の角度で交わる他の方向に
沿って他の最小ピッチで配列される複数のホールを有す
るホールパターンを形成してもよい。
【0073】また、第1の実施形態において、第1のハ
ーフトーン型位相シフトマスク10及び第2のハーフト
ーン型位相シフトマスク20における各透光部(第1の
ホール用透光部12、第2のホール用透光部13及びホ
ール用透光部22)の形状として正方形を用いたが、各
透光部の形状は特に限定されるものではない。
【0074】また、第1の実施形態において、第1のハ
ーフトーン型位相シフトマスク10及び第2のハーフト
ーン型位相シフトマスク20における各透光部と遮光部
との間に180度の位相差を設けたが、第1のハーフト
ーン型位相シフトマスク10及び第2のハーフトーン型
位相シフトマスク20のハーフトーン型位相シフトマス
クとしての機能が実現される範囲であれば該位相差は特
に限定されるものではない。
【0075】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係るホールパタ−ン形成方法について図面を
参照しながら説明する。
【0076】図6は第2の実施形態に係るホールパタ−
ン形成方法によって形成しようとするレジストパターン
の平面図を示している。
【0077】第2の実施形態が第1の実施形態と異なっ
ている点は次の通りである。すなわち、第1の実施形態
においては、図1に示すように、形成目標となるレジス
トパターン1は、アレイ状に並べられる複数のホールを
有する密集ホールパターン1aと孤立ホールパターン1
bとが配置されてなる。それに対して、第2の実施形態
においては、図6に示すように、形成目標となるレジス
トパターン1は、ランダム状に並べられる複数のホール
を有する密集ホールパターン1aと孤立ホールパターン
1bとが配置されてなる。但し、第2の実施形態におい
ても、密集ホールパターン1aにおける複数のホールの
x方向の最小ピッチは第1の実施形態と同じくλ/NA
以下のピッチP1xであり、該複数のホールのy方向の
最小ピッチも第1の実施形態と同じくλ/NA以下のピ
ッチP1yである。
【0078】以下、密集ホールパターン1a及び孤立ホ
ールパターン1bのそれぞれにおけるホール寸法の目標
が160nmであると共に、λ/NA=約0.38μm
(λ=248nm、NA=0.65)に対して最小ピッ
チP1x及びP1yが0.34μmであるとして説明を
行なう。
【0079】図7(a)及び(b)は、第2の実施形態
に係るホールパタ−ン形成方法において用いられるマス
ク(以下、本発明の第2のマスクと称する)の平面図を
示している。尚、本発明の第2のマスクは2枚のハーフ
トーン型位相シフトマスク、具体的には第1のハーフト
ーン型位相シフトマスク及び第2のハーフトーン型位相
シフトマスクから構成されており、第1のハーフトーン
型位相シフトマスクの平面図を図7(a)に示してお
り、第2のハーフトーン型位相シフトマスクの平面図を
図7(b)に示している。また、図7(a)及び(b)
において、図2(a)及び(b)に示す本発明の第1の
マスクと同一の部材には同一の符号を付すことにより説
明を一部省略する。
【0080】図7(a)に示すように、第1のハーフト
ーン型位相シフトマスク10には遮光部11が全面に設
けられていると共に、遮光部11の内側に、図6に示す
密集ホールパターン1aにおける複数のホールが分割さ
れてなる第1の組及び第2の組のうちの第1の組に属す
るホールと対応する第1のホール用透光部12、及び図
6に示す孤立ホールパターン1bにおけるホールと対応
する第2のホール用透光部13が設けられている。尚、
図2(a)に示す第1の実施形態の第1のホール用透光
部12のうち、図7(a)に示す第1のハーフトーン型
位相シフトマスク10に設けられていない透光部を破線
で示している。また、第1のホール用透光部12は、第
1の組に属するホールのx方向におけるピッチが最小ピ
ッチP1xの2倍のピッチP2x(0.68μm)以上
になると共に第1の組に属するホールのy方向における
ピッチが最小ピッチP1yの2倍のピッチP2y(0.
68μm)以上になるように設けられている。
【0081】また、図7(b)に示すように、第2のハ
ーフトーン型位相シフトマスク20には遮光部21が全
面に設けられていると共に、遮光部21の内側に、前述
の第2の組に属するホールと対応するホール用透光部2
2が設けられている。尚、図2(b)に示す第1の実施
形態のホール用透光部22のうち、図7(b)に示す第
2のハーフトーン型位相シフトマスク20に設けられて
いない透光部を破線で示している。また、ホール用透光
部22は、第2の組に属するホールのx方向におけるピ
ッチが最小ピッチP1xの2倍のピッチP2x(0.6
8μm)以上になると共に第2の組に属するホールのy
方向におけるピッチが最小ピッチP1yの2倍のピッチ
P2y(0.68μm)以上になるように設けられてい
る。
【0082】第2の実施形態に係るホールパターン形成
方法は、図2(a)及び(b)に示す本発明の第1のマ
スクに代えて図7(a)及び(b)に示す本発明の第2
のマスクを用いる点を除いて、図3(a)〜(d)に示
す第1の実施形態に係るホールパターン形成方法と同様
である。すなわち、図7(a)及び(b)に示す第1の
ハーフトーン型位相シフトマスク10及び第2のハーフ
トーン型位相シフトマスク20のそれぞれを用いるパタ
ーン露光において焦点深度を十分に保ちながら、図6に
示す形成目標のレジストパターンと同等のレジストパタ
ーン、つまり、通常の露光方法では解像限界以下となる
ような微細なホールピッチを有する密集ホールパターン
が孤立ホールパターンと共に設けられたレジストパター
ンを形成することができる。
【0083】第2の実施形態によると、密集ホールパタ
ーンにおいてx方向及びy方向に沿って並べられる複数
のホールが、第1の組に属するホールのx方向及びy方
向におけるピッチがそれぞれ最小ピッチP1x及びP1
yの2倍のピッチP2x及びP2y以上になると共に第
2の組に属するホールのx方向及びy方向におけるピッ
チがそれぞれ最小ピッチP1x及びP1yの2倍のピッ
チP2x及びP2y以上になるように第1の組と第2の
組とに分割されている。そして、各組に属するホールと
対応する透光部をそれぞれを有する第1のハーフトーン
型位相シフトマスク10及び第2のハーフトーン型位相
シフトマスク20を用いて同一のレジスト膜に対してパ
ターン露光を2回行なう。このため、通常のハーフトー
ン型位相シフトマスクによって解像困難なホールピッチ
を有する密集ホールパターンを形成する場合にも、孤立
ホールパターンの解像度向上に適した中σ以下の露光条
件を利用できるので、解像度の劣化を防止しつつ密集ホ
ールパターンを形成できる。また、密集ホールパターン
を1回のパターン露光で形成するときのように高NA化
を行なう必要がないので、焦点深度を十分に保ちながら
密集ホールパターンを孤立ホールパターンと共に形成で
きる。また、同じレジスト膜に対して2回のパターン露
光を行なった後に該レジスト膜を現像することにより所
望のレジストパターンを形成するため、レジスト膜の形
成工程及び現像工程を1回ずつ行なうだけでよいので、
レジストパターンを形成する際のスループットの低下を
防止できる。さらに、2回目のパターン露光は平坦なレ
ジスト膜に対して行なわれるため、露光光の焦点ずれを
防止でき、それによってレジストパターンの寸法精度の
劣化を防止できる。
【0084】尚、第2の実施形態において、第1のハー
フトーン型位相シフトマスク10及び第2のハーフトー
ン型位相シフトマスク20のそれぞれを用いるパターン
露光を行なうときの照明条件や露光量を同一にすること
が好ましい。このようにすると、異なる照明条件や露光
量でパターン露光を繰り返したときのようにディストー
ションの差が生じないので、重ね合わせ露光の精度を向
上させることができる。
【0085】また、第2の実施形態において、第1のハ
ーフトーン型位相シフトマスク10及び第2のハーフト
ーン型位相シフトマスク20のそれぞれを用いるパター
ン露光を行なう露光装置のコヒーレンスファクタσを
0.65程度以下に設定することが好ましい。このよう
にすると、ハーフトーン型位相シフトマスクの使用によ
る解像力向上効果が確実に生じる。
【0086】また、第2の実施形態において、密集ホー
ルパターンにおける複数のホールのx方向及びy方向の
最小ピッチP1x及びp1yはλ/NA以下であること
が好ましい。このようにすると、該密集ホールパターン
を1回のパターン露光で形成する場合と比べて、焦点深
度を大幅に向上させることができる。
【0087】また、第2の実施形態において、x方向及
びx方向と直交するy方向のそれぞれに沿って配列され
る複数のホールを有するホールパターン(密集ホールパ
ターン)を形成したが、これに代えて、1方向のみに配
列される複数のホールを有するホールパターン、又は一
の方向及び一の方向と90゜以外の角度で交わる他の方
向のそれぞれに沿って配列される複数のホールを有する
ホールパターンを形成してもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明によると、通常のハーフトーン型
位相シフトマスクによって解像困難なホールピッチを有
する密集ホールパターンを形成する場合にも、孤立ホー
ルパターンの解像度向上に適した中σ以下の露光条件を
利用できるので、解像度の劣化を防止しつつ密集ホール
パターンを形成できる。また、密集ホールパターンを1
回のパターン露光で形成するときのように高NA化を行
なう必要がないので、焦点深度を十分に保ちながら密集
ホールパターンを孤立ホールパターンと共に形成でき
る。また、同じレジスト膜に対して2回のパターン露光
を行なった後に該レジスト膜を現像することにより所望
のレジストパターンを形成するため、レジスト膜の形成
工程及び現像工程を1回ずつ行なうだけでよいので、レ
ジストパターンを形成する際のスループットの低下を防
止できる。さらに、2回目のパターン露光は平坦なレジ
スト膜に対して行なわれるため、露光光の焦点ずれを防
止でき、それによってレジストパターンの寸法精度の劣
化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るホールパタ−ン
形成方法によって形成しようとするレジストパターンの
平面図である。
【図2】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係るホールパタ−ン形成方法において用いられるマスク
(2枚のハーフトーン型位相シフトマスク)の平面図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るホールパタ−ン
形成方法の各工程を示す断面図である。
【図4】(a)は比較例として1枚のハーフトーン型位
相シフトマスクを用いた1回のパターン露光によって密
集ホールパターンを形成した場合におけるレジスト膜表
面上での光強度分布をシミュレーションにより求めた結
果を示す図であり、(b)は本発明の第1の実施形態に
係るホールパタ−ン形成方法によって密集ホールパター
ンを形成するときの1回目のパターン露光におけるレジ
スト膜表面上での光強度分布をシミュレーションにより
求めた結果を示す図であり、(c)は本発明の第1の実
施形態に係るホールパタ−ン形成方法によって密集ホー
ルパターンを形成するときの1回目及び2回目のパター
ン露光のそれぞれにおけるレジスト膜表面上での光強度
分布の合計をシミュレーションにより求めた結果を示す
図であり、(d)は(a)のP1−Q1に沿った光強度
に基づき求めたホール寸法のフォーカス特性を示す図で
あり、(e)は(b)のP2−Q2に沿った光強度に基
づき求めたホール寸法のフォーカス特性を示す図であ
り、(f)は(c)のP3−Q3に沿った光強度に基づ
き求めたホール寸法のフォーカス特性を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るホールパタ−ン
形成方法によって密集ホールパターンを形成した場合に
おけるホールピッチに対する焦点深度の依存性を示す図
である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るホールパタ−ン
形成方法によって形成しようとするレジストパターンの
平面図である。
【図7】(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態に
係るホールパタ−ン形成方法において用いられるマスク
(2枚のハーフトーン型位相シフトマスク)の平面図で
ある。
【図8】従来のホールパタ−ン形成方法によって形成し
ようとするレジストパターンの平面図である。
【図9】(a)及び(b)は従来のホールパタ−ン形成
方法において用いられるマスク(一対のフォトマスク)
の平面図である。
【図10】(a)〜(d)は従来のホールパターン形成
方法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 形成目標となるレジストパターン 1a 密集ホールパターン 1b 孤立ホールパターン 10 第1のハーフトーン型位相シフトマスク 11 遮光部 12 第1のホール用透光部 13 第2のホール用透光部 20 第2のハーフトーン型位相シフトマスク 21 遮光部 22 ホール用透光部 30 基板 31 レジスト膜 31A レジストパターン 32 第1の露光光 33 第2の露光光 34 密集ホールパターン 35 孤立ホールパターン P1x x方向の最小ピッチ P1y y方向の最小ピッチ P2x 最小ピッチP1xの2倍のピッチ P2y 最小ピッチP1yの2倍のピッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に沿って並べられる複数のホ
    ールを有するホールパターンが配置されてなるレジスト
    パターンを形成するホールパターン形成方法であって、 基板上にポジ型レジストを塗布してレジスト膜を形成す
    る工程と、 第1の組に属するホールのピッチが前記複数のホールの
    最小ピッチの2倍以上になると共に第2の組に属するホ
    ールのピッチが前記最小ピッチの2倍以上になるように
    前記複数のホールが分割されてなる第1の組及び第2の
    組のうち、前記第1の組に属するホールと対応する透光
    部を有する第1のハーフトーン型位相シフトマスクを用
    いて、前記レジスト膜に対してパターン露光を行なう工
    程と、 前記第2の組に属するホールと対応する透光部を有する
    第2のハーフトーン型位相シフトマスクを用いて、前記
    レジスト膜に対してパターン露光を行なう工程と、 前記第1のハーフトーン型位相シフトマスクを用いるパ
    ターン露光及び前記第2のハーフトーン型位相シフトマ
    スクを用いるパターン露光が行なわれた前記レジスト膜
    を現像して前記レジストパターンを形成する工程とを備
    えていることを特徴とするホールパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のハーフトーン型位相シフトマ
    スク及び第2のハーフトーン型位相シフトマスクのそれ
    ぞれを用いるパターン露光を行なうときの照明条件は同
    一であることを特徴とする請求項1に記載のホールパタ
    ーン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のハーフトーン型位相シフトマ
    スク及び第2のハーフトーン型位相シフトマスクのそれ
    ぞれを用いるパターン露光を行なう露光装置のコヒーレ
    ンスファクタは0.65以下であることを特徴とする請
    求項1に記載のホールパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記最小ピッチはλ/NA以下であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のホールパターン形成方
    法。(但し、λは前記第1のハーフトーン型位相シフト
    マスク及び第2のハーフトーン型位相シフトマスクのそ
    れぞれを用いるパターン露光を行なうときの露光光の波
    長であり、NAは前記第1のハーフトーン型位相シフト
    マスク及び第2のハーフトーン型位相シフトマスクのそ
    れぞれを用いるパターン露光を行なう露光装置のレンズ
    開口数である)
  5. 【請求項5】 第1の方向及び前記第1の方向と異なる
    第2の方向のそれぞれに沿って並べられる複数のホール
    を有するホールパターンが配置されてなるレジストパタ
    ーンを形成するホールパターン形成方法であって、 基板上にポジ型レジストを塗布してレジスト膜を形成す
    る工程と、 第1の組に属するホールの前記各方向におけるピッチが
    前記複数のホールの前記各方向における最小ピッチの2
    倍以上になると共に第2の組に属するホールの前記各方
    向におけるピッチが前記各方向における前記最小ピッチ
    の2倍以上になるように前記複数のホールが分割されて
    なる第1の組及び第2の組のうち、前記第1の組に属す
    るホールと対応する透光部を有する第1のハーフトーン
    型位相シフトマスクを用いて、前記レジスト膜に対して
    パターン露光を行なう工程と、 前記第2の組に属するホールと対応する透光部を有する
    第2のハーフトーン型位相シフトマスクを用いて、前記
    レジスト膜に対してパターン露光を行なう工程と、 前記第1のハーフトーン型位相シフトマスクを用いるパ
    ターン露光及び前記第2のハーフトーン型位相シフトマ
    スクを用いるパターン露光が行なわれた前記レジスト膜
    を現像して前記レジストパターンを形成する工程とを備
    えていることを特徴とするホールパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のハーフトーン型位相シフトマ
    スク及び第2のハーフトーン型位相シフトマスクのそれ
    ぞれを用いるパターン露光を行なうときの照明条件は同
    一であることを特徴とする請求項5に記載のホールパタ
    ーン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のハーフトーン型位相シフトマ
    スク及び第2のハーフトーン型位相シフトマスクのそれ
    ぞれを用いるパターン露光を行なう露光装置のコヒーレ
    ンスファクタは0.65以下であることを特徴とする請
    求項5に記載のホールパターン形成方法。
  8. 【請求項8】 前記各方向における前記最小ピッチはλ
    /NA以下であることを特徴とする請求項5に記載のホ
    ールパターン形成方法。(但し、λは前記第1のハーフ
    トーン型位相シフトマスク及び第2のハーフトーン型位
    相シフトマスクのそれぞれを用いるパターン露光を行な
    うときの露光光の波長であり、NAは前記第1のハーフ
    トーン型位相シフトマスク及び第2のハーフトーン型位
    相シフトマスクのそれぞれを用いるパターン露光を行な
    う露光装置のレンズ開口数である)
  9. 【請求項9】 前記第1の方向と前記第2の方向とは互
    いに直交しており、 前記各方向における前記最小ピッチは同一のピッチであ
    り、 前記複数のホールは前記各方向に沿って前記同一のピッ
    チで並べられており、 前記第1の組に属するホールの前記各方向におけるピッ
    チは前記同一のピッチの2倍であると共に、前記第2の
    組に属するホールの前記各方向におけるピッチは前記同
    一のピッチの2倍であることを特徴とする請求項5に記
    載のホールパターン形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276852A (ja) * 2004-03-22 2005-10-06 Nec Electronics Corp 微細ホールパターンの形成方法
JP2009004799A (ja) * 2003-04-24 2009-01-08 Asml Netherlands Bv リソグラフィ処理方法およびそれにより製造したデバイス
JP2015025917A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 瑞晶電子股ふん有限公司 二重露光のマスク構造及び露光現像の方法

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