JP2002289446A - 電磁誘導型コネクタ - Google Patents

電磁誘導型コネクタ

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JP2002289446A
JP2002289446A JP2001085680A JP2001085680A JP2002289446A JP 2002289446 A JP2002289446 A JP 2002289446A JP 2001085680 A JP2001085680 A JP 2001085680A JP 2001085680 A JP2001085680 A JP 2001085680A JP 2002289446 A JP2002289446 A JP 2002289446A
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JP
Japan
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coil unit
core body
core
electromagnetic induction
secondary coil
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JP2001085680A
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Naoya Kojima
直哉 小島
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁誘導の効率を良好に保ち、また、破損の
恐れを解消し、さらには、作業工数やコストの低減をす
ることが可能な電磁誘導型コネクタを提供する。 【解決手段】 一次コイルユニット23を、一次コア2
6及び一次コイル27を有する第一コア体28と、その
第一コア体28を格納する第一格納部材としてのケース
29とを有するように構成する。また、二次コイルユニ
ット25を、二次コア31及び二次コイル32を有する
第二コア体33と、その第二コア体33を格納する第二
格納部材としてのケース34とを有するように構成す
る。さらに、二次コイルユニット25を、第二コア体3
3の作用面45が閉操作の際に第一コア体28の作用面
37に沿って移動する位置に配置する。さらにまた、ケ
ース29に第二コア体33の移動方向Pにのびるレール
39、39を形成するとともに、ケース34にはアーム
47、47を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定部材に対して
開閉される開閉体を閉操作し、相互誘導作用により固定
部材から開閉体への電力の供給又は信号の伝達を行う電
磁誘導型コネクタに関する。
【0002 】
【従来の技術】この種の電磁誘導型コネクタとしては、
自動車の車体本体とドアとの間のような固定部材と開閉
体との間で電力の供給を行う際に用いられるものがよく
知られている。すなわち、図12及び図13に示される
如く、自動車1における車体本体2の搭乗口3には、電
磁誘導型コネクタを構成する一次コイルユニット4が設
けられている。また、搭乗口3を開閉するドア5には、
同じく電磁誘導型コネクタを構成する二次コイルユニッ
ト6が設けられている。
【0003 】上記一次コイルユニット4には、凹所7
及び移動基部8からなるガイド機構9が設けられてお
り、一次コア10がそのガイド機構9によりスライド可
能(ドア5の開閉方向にスライド可能)に支持されてい
る。また、凹所7の底部と移動基部8との間には、コイ
ルスプリング11、11が設けられている。さらに、移
動基部8の一次コア10側には、環状の永久磁石12が
設けられている。
【0004 】一次コア10は、移動基部8に固定され
る円板体13と、その円板体13の中央に突出形成され
る円柱体14とを備えて構成されている。また、円柱体
14の回りには、電線を巻回した一次コイル15が設け
られている。
【0005 】上記二次コイルユニット6は、円筒壁1
6及び底壁17とを有する二次コア18を備えている。
また、円筒壁16の内側には、一次コア10の円柱体1
4及び一次コイル15を差し入れすることが可能な空間
を有する二次コイル19が設けられている。二次コイル
ユニット6には、一次コイルユニット4の永久磁石12
と同様の永久磁石20が円筒壁16の開口縁部近傍に設
けられている。
【0006 】上記構成において、ドア5が車体本体2
に対して閉じられると、一次コア10及び二次コア18
が突き合わされる。また、永久磁石12及び20同士が
引き合い、一次コア10及び二次コア18が近接して接
合される。これにより、一次コイル15と二次コイル1
9との間には相互誘導作用が生じ、車体本体2からドア
5への電力供給が開始される。
【0007 】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
にあっては、永久磁石12及び20を有していることか
ら、鉄粉などが付いてしまうとその鉄粉などが付いたま
まの状態になり、電磁誘導による電力供給の効率が妨げ
られ、破損の恐れがあった。また、一次コア10の円柱
体14と一次コイル15とが図13に示される如く突出
していることから、例えばドア5の開状態において何か
物をぶつけてしまうと破損の恐れがあった。さらに、構
成部材が多く、作業工数やコスト面に影響を来してい
た。
【0008 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、電磁誘導の効率を良好に保ち、また、破損の
恐れを解消し、さらには、作業工数やコストの低減をす
ることが可能な電磁誘導型コネクタを提供することを課
題とする。
【0009 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の電磁誘導型コネクタ
は、固定部材に対して開閉される開閉体を閉操作し、相
互誘導作用により前記固定部材から前記開閉体への電力
の供給又は信号の伝達を行う、前記固定部材側の一次コ
イルユニットと前記開閉体側の二次コイルユニットとを
備えた電磁誘導型コネクタであって、前記一次コイルユ
ニットは、一次コア及び一次コイルを有する第一コア体
と、該第一コア体を格納する第一格納部材とを有して構
成され、前記二次コイルユニットは、二次コア及び二次
コイルを有する第二コア体と、該第二コア体を格納する
第二格納部材とを有して構成されるとともに、前記第二
コア体の作用面が前記閉操作の際に前記第一コア体の作
用面に沿って移動する位置に配置され、且つ、前記第一
格納部材には、前記第二コア体の移動方向にのびるレー
ル又は該レールに案内されるアームのいずれか一方が形
成されるとともに、前記第二格納部材には、前記いずれ
か一方に対するいずれか他方が形成されることを特徴と
している。
【0010 】請求項2記載の本発明の電磁誘導型コネ
クタは、請求項1に記載の電磁誘導型コネクタにおい
て、前記レールの前記アームに対する挿入口は広口に形
成されることを特徴としている。
【0011 】請求項1に記載された本発明によれば、
開閉体を固定部材に対して閉操作すると、第二コア体の
作用面が第一コア体の作用面に沿って移動し、これらの
間で相互誘導作用が生じるように一次コイルユニットと
二次コイルユニットとが配置される。この時、アームが
レールに案内されて一次コイルユニットと二次コイルユ
ニットとが位置合わせされる。
【0012 】請求項2に記載された本発明によれば、
仮に一次コイルユニットと二次コイルユニットとにズレ
が生じていたとしても、広口の挿入口によってそのズレ
が吸収される。
【0013 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の電磁誘導型コネク
タの一実施の形態を示す概略図(ドア開時)である。ま
た、図2は図1の断面図、図3は図1の一次コイルユニ
ットの外観斜視図、図4は図1の二次コイルユニットの
外観斜視図、図5はドア閉操作途中における電磁誘導型
コネクタの状態を示す概略図、図6はドア閉時における
電磁誘導型コネクタの状態を示す概略図、図7は図6の
状態における一次コイルユニットと二次コイルユニット
の外観斜視図、図8はスライドドアが自重により下がっ
た場合における電磁誘導型コネクタの状態を示す概略図
(ドア開時)、図9はスライドドアが自重により下がっ
た場合におけるドア閉操作途中の電磁誘導型コネクタの
状態を示す概略図である。
【0014 】図1及び図2において、引用符号21は
電磁誘導型コネクタを示している。その電磁誘導型コネ
クタ21は、固定部材としての自動車の車体本体22側
に設けられる一次コイルユニット23と、開閉体として
の自動車のスライドドア24側に設けられる二次コイル
ユニット25とを備えて構成されている。また、本形態
の電磁誘導型コネクタ21は、一次コイルユニット23
と二次コイルユニット25とが近接すると相互誘導作用
によって車体本体22からスライドドア24への電力供
給(信号の伝達であってもよいものとする)が行われる
ように構成されている。
【0015 】上記一次コイルユニット23は、一次コ
ア26と一次コイル27とを有する第一コア体28と、
その第一コア体28を収容するケース29(第一コア体
28を格納するための特許請求の範囲に記載した第一格
納部材に相当)とを有して構成されており、車体本体2
2の搭乗口30に適宜固定手段で取り付けられている。
【0016 】また、上記二次コイルユニット25は、
二次コア31と二次コイル32とを有する第二コア体3
3と、その第二コア体33を収容するケース34(第二
コア体33を格納するための特許請求の範囲に記載した
第二格納部材に相当)とを有して構成されており、スラ
イドドア24の縁部35に上記と同様の適宜固定手段で
取り付けられている。
【0017 】上記一次コア26は、例えばフェライト
粉末を焼結して形成されており、凹状の断面形状となる
環状溝36を一方の面に有している。また、上記一次コ
イル27は、電線を巻回することにより形成されてお
り、環状溝36内に収容されている。尚、一次コア26
は断面視E字状に形成されているがコ字状であってもよ
いものとする。また、上記一方の面は第一コア体28の
作用面37(電磁誘導に係る面)に一致するものとす
る。本形態において、上記作用面37は下方に向いてい
る。
【0018 】上記ケース29は、絶縁性を有する合成
樹脂によって成形されており、第一コア体28全体を収
容するようになっている(ケース29は、第一コア体2
8をモールドするように形成してもよいものとする)。
また、図1ないし図3に示される如くケース29の下
面、すなわち上記作用面37側の下面38には、一対の
レール39、39が一体(別体で形成し、適宜固定手段
で固定してもよいものとする)に形成されており、上記
二次コイルユニット25を所定位置に案内することがで
きるようになっている。
【0019 】レール39、39は、二次コイルユニッ
ト25の移動方向(矢線P方向)に沿って伸びるように
形成されている。また、レール39、39は、上記移動
方向(矢線P方向)に沿う下面38の両側縁に形成され
ている。尚、図3において、引用符号40、40は後述
するアーム47、47に対する挿入口を示している。ま
た、引用符号41、41は上記アーム47、47を案内
するスリットを示している。
【0020 】挿入口40、40は、二次コイルユニッ
ト25側に形成されている。また、広口に形成されてい
る。すなわち、搭乗口30側のレール39、39の断面
形状よりも挿入口40、40の形状の方が少なくとも上
記下方側に広くなるように形成されている。引用符号4
2、42は挿入口40、40を広口にしたことにより形
成される傾斜面を示している。その傾斜面42、42に
連続する搭乗口30側の面43、43は、上記移動方向
(矢線P方向)に平行な水平面に形成されている。
【0021 】スリット41、41は、挿入口40、4
0から上記移動方向(矢線P方向)に沿って切り欠き形
成されている、また、スリット41、41は、挿入口4
0、40側のスリット間隔が広くなるように形成されて
いる。そのスリット間隔は、挿入口40、40において
最大であって、次第に狭くなるように形成されている
(本形態において、上記傾斜面42、42の部分が広く
形成されている。尚、スライドドア24の動きに応じて
スリット間隔が決定されるものとする)。
【0022 】上記二次コア31は、例えばフェライト
粉末を焼結して形成されており、凹状の断面形状となる
環状溝44を一方の面に有している。また、上記二次コ
イル32は、電線を巻回することにより形成されてお
り、環状溝44内に収容されている。尚、二次コア31
は断面視E字状に形成されているがコ字状であってもよ
いものとする。一次コア26の形状に合わせて形成され
るものとする。また、二次コア31の上記一方の面は第
二コア体33の作用面45(電磁誘導に係る面)に一致
するものとする。本形態において、上記作用面45は上
方に向いているものとする。
【0023 】上記ケース34は、絶縁性を有する合成
樹脂によって成形されており、第二コア体33全体を収
容するようになっている(ケース34は、第二コア体3
3をモールドするように形成してもよいものとする)。
また、図1、図2、及び図4に示される如くケース34
の上面、すなわち上記作用面45側の上面46には、一
対のアーム47、47が一体(別体で形成し、適宜固定
手段で固定してもよいものとする)に形成されており、
上記レール39、39に案内されるようになっている。
尚、ケース34の上面46には、上記レール39、39
に対する逃がし部48、48も形成されている。その逃
がし部48、48は溝状であって、アーム47、47の
内側に形成されている。
【0024 】アーム47、47は、スリット41、4
1によって案内される垂直壁49、49と、その垂直壁
49、49の端部に連成されレール39、39内を摺動
する水平壁50、50とを有して構成されており、上記
移動方向(矢線P方向)に沿って伸びるように形成され
ている。また、アーム47、47は、上記移動方向(矢
線P方向)に沿う上面46の両側縁に形成されている。
【0025 】上記構成において、図1の状態から、ス
ライドドア24を車体本体22に対して閉操作すると、
二次コイルユニット25が上記移動方向(矢線P方向)
に移動する。そして、二次コイルユニット25は一次コ
イルユニット23に近づく。
【0026 】上記閉操作をさらに進めると、二次コイ
ルユニット25のアーム47、47が一次コイルユニッ
ト23のレール39、39に案内される(レール39、
39の挿入口40、40を介してアーム47、47がレ
ール39、39内に挿し込まれる)。この時、二次コイ
ルユニット25の作用面45が一次コイルユニット23
の作用面37に沿って移動する(図5参照)。
【0027 】上記閉操作が完了すると、一次コイルユ
ニット23と二次コイルユニット25とが位置決めされ
る。また、第二コア体33が第一コア体28に近づいて
相互誘導作用を生じさせることが可能な状態に配置され
る(図6及び図7参照。一次コイルユニット23の作用
面37と二次コイルユニット25の作用面45とが平行
になるようにその配置状態が保たれる)。
【0028 】その後、一次コイル27に交流電圧を印
可すると、一次コア26に磁束が生じるとともに一次コ
ア26及び二次コア31に磁路が形成されて二次コイル
32に誘導起電力が生じ、車体本体22からスライドド
ア24への電力供給(又は信号の伝達)が開始される。
尚、一次コイルユニット23の作用面37と二次コイル
ユニット25の作用面45は平行であることから、電磁
誘導の効率が一定に保たれる。
【0029 】一方、図6の状態からスライドドア24
を開操作すると、二次コイルユニット25が一次コイル
ユニット23に対して離間する(二次コイルユニット2
5が離脱方向(矢線P方向の逆)に移動して離間す
る)。この時、二次コイルユニット25の作用面45が
一次コイルユニット23の作用面37に沿って移動す
る。
【0030 】尚、図8に示される如く、スライドドア
24が仮にその自重で矢線Q方向に下がった場合には次
のように作用する。すなわち、矢線Q方向に下がったス
ライドドア24を車体本体22に対して閉操作すると、
二次コイルユニット25が上記移動方向(矢線P方向)
に移動して一次コイルユニット23に近づく。
【0031 】そして、上記閉操作を進めると、二次コ
イルユニット25のアーム47、47が一次コイルユニ
ット23のレール39、39の傾斜面42、42に当接
し、その傾斜面42、42によって案内される。この
時、スライドドア24は矢線R方向に移動する。すなわ
ち、スライドドア24は矢線R方向に持ち上げられる
(一次コイルユニット23及び二次コイルユニット25
を車体本体22及びスライドドア24に対してリジット
に固定することでスライドドア24のダウンストップ機
能を兼ね備えることができる)。
【0032 】その後、アーム47、47がレール3
9、39によってさらに案内され、一次コイルユニット
23と二次コイルユニット25とが位置決めされる(図
5及び図6参照)。
【0033 】以上説明したように、一次コイルユニッ
ト23と二次コイルユニット25の配置、及びレール3
9、39とアーム47、47の存在によって電磁誘導の
効率を良好に保つことができる。また、第一コア体28
及び第二コア体33がそれぞれケース29及びケース3
4に収容されることから、相互誘導作用を引き起こす部
分の破損も防止することができる。さらに、従来の電磁
誘導型コネクタ(図13参照)よりも少ない構成部材で
構成されることから、作業工数やコストの低減もするこ
とができる。さらにまた、広口の挿入口40、40によ
って二次コイルユニット25の位置ズレも吸収(スライ
ドドア24の経年変化等による自重方向のズレも吸収)
することができる。
【0034 】次に、図10及び図11を参照しながら
本発明による電磁誘導型コネクタの他の一実施の形態を
説明する。
【0035 】図10は本発明による電磁誘導型コネク
タの他の一実施の形態を示す概略図(ドア開時)、図1
1はドア閉時における図10の電磁誘導型コネクタの状
態を示す概略図である。尚、上述の構成部材と基本的に
同じものは同一の符号を付してその説明を省略する。ま
た、類似する場合にはダッシュ付きの符号を付すことに
する。
【0036 】図10及び図11において、引用符号5
1は電磁誘導型コネクタを示している。その電磁誘導型
コネクタ51は、固定部材としての自動車の車体本体5
2側に設けられる一次コイルユニット23′と、開閉体
としての自動車のリアハッチ53(運転席や助手席、或
いは後部座席のドアでもよい)側に設けられる二次コイ
ルユニット25′とを備えて構成されている。また、本
形態の電磁誘導型コネクタ51は、一次コイルユニット
23′と二次コイルユニット25′とが近接すると相互
誘導作用によって車体本体52からリアハッチ53への
電力供給(信号の伝達であってもよいものとする)が行
われるように構成されている。
【0037 】上記一次コイルユニット23′は、第一
コア体28と、その第一コア体28を収容するケース2
9′(第一コア体28を格納するための特許請求の範囲
に記載した第一格納部材に相当)とを有して構成されて
おり、車体本体52に適宜固定手段で取り付けられてい
る。
【0038 】また、上記二次コイルユニット25′
は、第二コア体33と、その第二コア体33を収容する
ケース34′(第二コア体33を格納するための特許請
求の範囲に記載した第二格納部材に相当)とを有して構
成されており、リアハッチ53に上記と同様の適宜固定
手段で取り付けられている。
【0039 】上記ケース29′は、絶縁性を有する合
成樹脂によって成形されており、第一コア体28全体を
収容するようになっている(ケース29′は、第一コア
体28をモールドするように形成してもよいものとす
る)。また、第一コア体28の作用面側となるケース2
9′の上面には、一対のレール39′、39′が一体
(別体で形成し、適宜固定手段で固定してもよいものと
する)に形成されており、上記二次コイルユニット2
5′を所定位置に案内することができるようになってい
る。
【0040 】レール39′、39′(一方のみ図示。
以下同様)は、二次コイルユニット25′の移動方向
(矢線S方向)に沿って伸びるとともに湾曲形状に形成
されている。また、レール39′、39′は、上記移動
方向(矢線S方向)に沿う上記上面の両側縁に形成され
ている。尚、レール39′、39′には上記挿入口4
0、40と同様の広口の挿入口が形成されている。ま
た、上記スリット41、41と同様のスリットも形成さ
れている。
【0041 】上記ケース34′は、絶縁性を有する合
成樹脂によって成形されており、第二コア体33全体を
収容するようになっている(ケース34′は、第二コア
体33をモールドするように形成してもよいものとす
る)。また、第二コア体33の作用面側となるケース3
4′の下面には、一対のアーム47′、47′が一体
(別体で形成し、適宜固定手段で固定してもよいものと
する)に形成されており、上記レール39′、39′に
案内されるようになっている。尚、ケース34′の下面
には、上記レール39′、39′に対する逃がし部(不
図示)が形成されている。その逃がし部は溝状であっ
て、アーム47′、47′(一方のみ図示。以下同様)
の内側に形成されている。
【0042 】アーム47′、47′は、レール3
9′、39′の上記スリットに案内される垂直壁と、そ
の垂直壁の端部に連成されレール39′、39′内を摺
動する水平壁とを有して構成されており、上記移動方向
(矢線S方向)に沿って伸びるとともに湾曲形状に形成
されている。また、アーム47′、47′は、上記移動
方向(矢線S方向)に沿う上記下面の両側縁に形成され
ている。
【0043 】上記構成において、図10の状態から、
リアハッチ53を車体本体52に対して閉操作すると、
二次コイルユニット25′が上記移動方向(矢線S方
向)に移動する。そして、二次コイルユニット25′が
一次コイルユニット23′に近づく。
【0044 】上記閉操作をさらに進めると、二次コイ
ルユニット25′のアーム47′、47′が一次コイル
ユニット23′のレール39′、39′に案内される
(レール39′、39′の挿入口を介してアーム4
7′、47′がレール39′、39′内に挿し込まれ
る)。この時、二次コイルユニット25′の上記作用面
が一次コイルユニット23′の上記作用面に沿って移動
する(図11参照)。
【0045 】上記閉操作が完了すると、一次コイルユ
ニット23′と二次コイルユニット25′とが位置決め
される。また、第二コア体33が第一コア体28に近づ
いて相互誘導作用を生じさせることが可能な状態に配置
される(図11参照。一次コイルユニット23′の上記
作用面と二次コイルユニット25′の上記作用面とが平
行になるようにその配置状態が保たれる)。
【0046 】以上のような電磁誘導型コネクタ51の
場合においても、一次コイルユニット23′と二次コイ
ルユニット25′の配置、及びレール39′、39′と
アーム47′、47′の存在によって電磁誘導の効率を
良好に保つことができる。また、第一コア体28及び第
二コア体33がそれぞれケース29′及びケース34′
に収容されることから、相互誘導作用を引き起こす部分
の破損も防止することができる。さらに、従来の電磁誘
導型コネクタ(図13参照)よりも少ない構成部材で構
成されることから、作業工数やコストの低減もすること
ができる。さらにまた、広口の挿入口によって二次コイ
ルユニット25′の位置ズレも吸収することができる。
【0047 】その他、本発明は本発明の主旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわ
ち、上記本形態において、固定部材を車体本体22、開
閉体をスライドドア24(固定部材を車体本体52、開
閉体をリアハッチ53又はドア)としていたが、これら
に限られるものではないものとする。また、レール3
9、39を二次コイルユニット25に、アーム47、4
7を一次コイルユニット23に形成してもよいものとす
る(レール39′、39′とアーム47′、47′も同
様)。さらに、レール39、39及びアーム47、47
を各一対としていたが、これに限られるものではないも
のとする(それぞれ一つであってもよいものとする)。
【0048 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、一次コイルユニットと二次コイル
ユニットの配置、及びレールとアームの存在によって電
磁誘導の効率を良好に保つことができるという効果を奏
する。また、第一コア体が第一格納部材に格納され、第
二コア体が第二格納部材に格納されていることから、相
互誘導作用を引き起こす部分の破損を防止することがで
きるという効果も奏する。さらに、少ない構成部材で構
成されていることから、作業工数やコストの低減をする
ことができるという効果も奏する。
【0049 】請求項2に記載された本発明によれば、
請求項1の発明の効果に加え、広口の挿入口によって位
置ズレを吸収することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁誘導型コネクタの一実施の形
態を示す概略図(ドア開時)である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図1の一次コイルユニットの外観斜視図であ
る。
【図4】図1の二次コイルユニットの外観斜視図であ
る。
【図5】ドア閉操作途中における電磁誘導型コネクタの
状態を示す概略図である。
【図6】ドア閉時における電磁誘導型コネクタの状態を
示す概略図である。
【図7】図6の状態における一次コイルユニットと二次
コイルユニットの外観斜視図である。
【図8】スライドドアが自重により下がった場合におけ
る電磁誘導型コネクタの状態を示す概略図(ドア開時)
である。
【図9】スライドドアが自重により下がった場合におけ
るドア閉操作途中の電磁誘導型コネクタの状態を示す概
略図である。
【図10】本発明による電磁誘導型コネクタの他の一実
施の形態を示す概略図(ドア開時)である。
【図11】ドア閉時における図10の電磁誘導型コネク
タの状態を示す概略図である。
【図12】従来例の自動車の側部を示す斜視図である。
【図13】従来例の電磁誘導型コネクタの断面図であ
る。
【符号の説明】
21 電磁誘導型コネクタ 22 車体本体(固定部材) 23、23′ 一次コイルユニット 24 スライドドア(開閉体) 25、25′ 二次コイルユニット 26 一次コア 27 一次コイル 28 第一コア体 29、29′ ケース(第一格納部材) 30 搭乗口 31 二次コア 32 二次コイル 33 第二コア体 34、34′ ケース(第二格納部材) 35 縁部 36、44 環状溝 37、45 作用面 38 下面 39、39′ レール 40 挿入口 41 スリット 42 傾斜面 43 面 46 上面 47、47′ アーム 48 逃がし部 49 垂直壁 50 水平壁 51 電磁誘導型コネクタ 52 車体本体(固定部材) 53 リアハッチ(開閉体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に対して開閉される開閉体を閉
    操作し、相互誘導作用により前記固定部材から前記開閉
    体への電力の供給又は信号の伝達を行う、前記固定部材
    側の一次コイルユニットと前記開閉体側の二次コイルユ
    ニットとを備えた電磁誘導型コネクタであって、 前記一次コイルユニットは、一次コア及び一次コイルを
    有する第一コア体と、該第一コア体を格納する第一格納
    部材とを有して構成され、 前記二次コイルユニットは、二次コア及び二次コイルを
    有する第二コア体と、該第二コア体を格納する第二格納
    部材とを有して構成されるとともに、前記第二コア体の
    作用面が前記閉操作の際に前記第一コア体の作用面に沿
    って移動する位置に配置され、 且つ、前記第一格納部材には、前記第二コア体の移動方
    向にのびるレール又は該レールに案内されるアームのい
    ずれか一方が形成されるとともに、前記第二格納部材に
    は、前記いずれか一方に対するいずれか他方が形成され
    ることを特徴とする電磁誘導型コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁誘導型コネクタに
    おいて、 前記レールの前記アームに対する挿入口は広口に形成さ
    れることを特徴とする電磁誘導型コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012216687A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Sony Corp 受電コイル、受電装置及び非接触電力伝送システム
RU2556887C2 (ru) * 2013-11-28 2015-07-20 Открытое акционерное общество "Научно-производственное предприятие "Дельта" Устройство индуктивного ввода и обмена информации между установщиком и изделием
CN111342537A (zh) * 2018-12-19 2020-06-26 东莞新能德科技有限公司 一种充电设备和穿戴式设备

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