JP2002288502A - 電子クーポンサービス装置及び電子クーポンシステム - Google Patents

電子クーポンサービス装置及び電子クーポンシステム

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JP2002288502A
JP2002288502A JP2001084802A JP2001084802A JP2002288502A JP 2002288502 A JP2002288502 A JP 2002288502A JP 2001084802 A JP2001084802 A JP 2001084802A JP 2001084802 A JP2001084802 A JP 2001084802A JP 2002288502 A JP2002288502 A JP 2002288502A
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electronic coupon
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JP2001084802A
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Ikuo Inoue
郁夫 井上
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子クーポンシステムにおいて、改竄やコピ
ーによる二重使用等不正使用を防止し、販売促進のため
のより多様なサービスの提供や効果的なマーケティング
への利用を可能とする。 【解決手段】 電子クーポンサービス装置101、利用
者端末102、受領端末103から構成される電子クー
ポンシステムにおいて、暗号化した抽選番号を含む電子
クーポンを利用者端末102へ、暗号化した当選番号リ
ストを受領端末103へ配信し、利用者が店頭に赴き、
利用者端末102と受領端末103間で電子クーポンの
授受を行うことで、当選結果を判定し、同時に電子クー
ポンサービス装置101へ問い合わせることで、不正利
用のチェックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ視聴者や、
パソコン、携帯機器等の利用者に、ネットワークを介し
て電子クーポンを配布し、集客や販売促進、マーケティ
ングのために利用する電子クーポンサービス装置及び電
子クーポンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子クーポンの応用例としては、
特開平10−275277号公報に記載されたものが知
られている。
【0003】図10は、特開平10−275277号公
報の中で、従来の放送割引クーポンシステムの例として
取り上げられたものである。ここでは、まず、図10の
システムについてその構成と動作について説明する。
【0004】図10で、1001は放送センター、10
02はチラシ広告放送、1003はTVモニタ、100
4はプリンタ、1005は割引クーポン券、1006は
商店(レジ係)を表している。図において、放送センタ
ー1001からチラシ広告放送1002が放送され、こ
れがTVモニタ1003で受信される。
【0005】このTVモニタ1003で受信したチラシ
広告放送の画面をTVモニタ1003に接続されている
プリンタ1004から出力、印刷したものが割引クーポ
ン券1005である。この割引クーポン券1005を当
該商店(レジ係)1006へ持参すると、商店(レジ
係)1006は印刷された割引クーポン券1005の内
容を確認し、正規のものであることを認証すると、購入
商品に対して所定の割引を行うものである。
【0006】しかしながら、このシステムでは、割引ク
ーポン券1005の印刷のためにTVモニタ1003に
プリンタ1004を付ける必要があり、費用の負担が大
きいこと、プリンタ1004を使用しない場合、レジ係
が割引クーポン券1005の認証に使用するための情報
(チェックリスト)と割引クーポン券1005を、商店
主が放送されたチラシ広告放送の割引クーポンID(識
別情報)の番号を手書き転写して作成する必要があるこ
と、広告主の放送用割引クーポンIDを一意に識別する
ために、その放送用割引クーポンIDの桁数が増加し、
レジ係の割引クーポン券1005の引換の認証作業が繁
雑になるといった課題があった。
【0007】特開平10−275277号公報では、こ
れらの課題を解決するために、図11に示す構成を採る
とともに放送用割引クーポンIDの構成を工夫してい
る。次に、図11を用いてその構成と動作について説明
する。
【0008】図で1101は放送センター、1102は
システム、1103はチラシ広告、1104はTVモニ
タ、1105は手書き割引クーポン券、1106は商店
(レジ係)、1107はチェックリストを表している。
ここで、放送センター1101から放送されたチラシ広
告放送1103は、TVモニタ1104で受信される。
利用者は、このTVモニタ1104で受信したチラシ広
告放送の画面上に表示される放送用割引クーポンIDを
手書きで紙に書き写すことにより手書き割引クーポン券
1105を作成し、当該商店(レジ係)1106へ持参
する。
【0009】一方、商店(レジ係)1106には、放送
センター1101のシステム1102のリモート端末と
して、放送センター1101で編集した割引クーポン券
の認証に使用するための情報(チェックリスト110
7)が配信される。商店(レジ係)1106は、利用者
が持参した手書き割引クーポン券1105と、配信され
たチェックリスト1107を比較確認し、当該商品に対
して所定の割引を行う。更に、放送用割引クーポンID
を資格確認用データとマーケティング効果分析用データ
から成る二重化構造にし、資格確認用データのみからチ
ェックリストを作成することで、レジ係の認証作業を簡
素化するものである。
【0010】これによって、TVモニタ1104にプリ
ンタをつける必要が無くなり、また、商店主がチラシ広
告放送の画面を見ながらチェックリストを作成する必要
が無くなり、更に、放送用割引クーポンIDを二重化構
造にすることで、レジ係が割引クーポン券の引換の際に
認証作業に要する時間を短縮することが可能となる。
【0011】また、このほか、インターネットのWWW
のホームページ上では、宣伝広告の一環で、利用可能店
名、利用可能期間、提供サービス、割り引き率等を記載
したクーポン券を掲載しており、パソコン等でこのペー
ジを見た人がこれを印刷して持参すると、所定のサービ
スが受けられる仕組みもよく知られている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の技術に
おいては、認証機能やセキュリティが貧弱なため、クー
ポンIDを知った人は誰でも使用できたり、またクーポ
ン券をコピーして使用したりする事も容易に出来るた
め、割引率を大きく出来ないなど不特定多数の利用を想
定したサービスの提供などに用途が限定され、またマー
ケティング効果の分析の観点からも正確な測定が出来な
くなるなどの課題がある。
【0013】また、店舗販売の促進の面からも、新しい
電子クーポンのサービスが求められている。
【0014】本発明は、こういった従来の課題を解決す
るとともに、販売促進のためのより多様なサービスの提
供や効果的なマーケティングへの利用を可能とすること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、利用者や利用者端末、受領端末を管理する
管理DBと、抽選番号を生成する抽選番号生成手段と、
抽選番号の中から予め設定された割合で当選番号を決定
する抽選手段と、抽選番号を含む電子クーポンを利用者
端末に配信するための第1の配信手段と、決定した当選
番号リストを受領端末に配信する第2の配信手段と、暗
号処理手段とを備え、利用者端末には抽選番号を暗号化
して電子クーポンを配信し、受領端末には当選番号リス
トを暗号化して配信する電子クーポンサービス装置と、
電子クーポンサービス装置から配信された電子クーポン
を受信する受信手段と、受信した電子クーポンを受領端
末に送信する送信手段とを少なくとも具備する利用者端
末と、抽選番号を含む電子クーポンを受信する第1の受
信手段と、電子クーポンサービス装置から配信される電
子クーポンの当選番号リストを受信する第2の受信手段
と、受信した電子クーポンに含まれる暗号化された抽選
番号と、受信した暗号化された当選番号リストとを復号
化する暗号処理手段と、復号化した抽選番号と当選番号
を比較する比較手段と、比較した結果を表示する表示手
段とを少なくとも具備する受領端末とから電子クーポン
システムを構成することで、たとえ当選番号リストが流
出した場合でも当選番号を改竄する事が出来ないように
し、高額な懸賞付き電子クーポンなど従来、店舗で扱う
のには不正使用等の問題で扱えなかったような多様な電
子クーポンの発行を可能にするものである。
【0016】これにより、電子メールを介して、あるい
は、TV番組や広告の視聴に併せて懸賞付きの電子クー
ポンを発行することで、商品やサービスの購入に対する
インセンティブを与えることが出来るとともに、番組や
広告自体の視聴に関してインセンティブを与えることが
出来るという効果がある。また、店舗にとっては、クー
ポンによりを来客数を増やすことが可能となる。
【0017】また、広告手段の多様化に伴い、広告の効
果の測定方法、評価方法が問題になっているが、本発明
によれば、従来困難であった、オンラインショッピング
以外の実店舗での広告等に連動した商品購入やサービス
利用行動の追跡を利用者や店舗の負担を増やさずに容易
に実現する事が出来、また、不正利用を防ぐことでより
精度の高い効果の測定、評価を可能とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ネットワークを介して電子クーポンを利用者端末に
配布する電子クーポンサービス装置において、利用者情
報、利用者端末、受領端末、発行済み電子クーポン、電
子クーポン毎の抽選番号、当選番号または使用状況の少
なくとも1つを管理する管理データベース(DBと略
記)と、電子クーポンの配信対象、電子クーポンの内
容、1以上の当選等級毎の当選者数または割合を入力す
る入力手段と、前記電子クーポンの配信対象毎に抽選番
号を割り当て電子クーポンを生成するとともに、抽選番
号の中から当選番号を決定し当選番号リストを作成する
電子クーポン生成手段と、前記抽選番号を含む電子クー
ポンを利用者端末に配信する配信手段とを少なくとも具
備したものであり、利用者端末に対して電子クーポンを
発行し、発行した電子クーポンの抽選番号に関して抽選
を行い、当選番号リストを作成し、利用者並びに発行し
た電子クーポンの管理を行うことで、電子クーポンの不
正使用を防止するという作用を有する。
【0019】請求項2に記載の発明は、ネットワークを
介して電子クーポンを利用者端末に配布する電子クーポ
ンサービス装置において、利用者情報や利用者端末、受
領端末、発行済み電子クーポン、電子クーポン毎の抽選
番号、当選番号または使用状況の少なくとも1つを管理
する管理DBと、電子クーポンの配信対象、電子クーポ
ンの内容、1以上の当選等級毎の当選者数または割合を
入力する入力手段と、前記電子クーポンの配信対象毎に
抽選番号を割り当て電子クーポンを生成するとともに、
抽選番号の中から当選番号を決定し当選番号リストを作
成する電子クーポン生成手段と、前記抽選番号を含む電
子クーポンを利用者端末に配信する第1の配信手段と、
決定した当選番号リストを受領端末に配信する第1また
は第2の配信手段とを少なくとも具備し、それぞれの端
末に相応しい配信手段により配信するようにしたもの
で、利用者端末に対しては電子クーポンを発行し、発行
した電子クーポンの抽選番号に関して抽選を行い、当選
番号リストを作成し受領端末に配信し、利用者並びに発
行した電子クーポンの管理を行うことで、電子クーポン
の不正使用を防止するという作用を有する。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
電子クーポンサービス装置において、前記構成に加え、
受領端末との通信手段を具備し、通信手段を介して受領
端末からの抽選番号の当否や電子クーポンの使用の有無
の照会に対して電子クーポン生成手段が管理DBに登録
してある当選番号リストおよび使用状況を参照し当否を
前記通信手段を介して回答することを特徴とするもの
で、通信手段を介して受領端末からの、受領端末が利用
者端末から受け取った電子クーポンの抽選番号の当否や
該電子クーポンが既に使用されていないかの照会に対し
て回答することで、電子クーポンの不正使用を防止する
という作用を有する。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の電子クーポンサービス装置において、暗号処
理手段を備え、利用者端末に抽選番号を暗号化した電子
クーポンを配信することを特徴とするもので、利用者端
末には抽選番号を暗号化して電子クーポンを配信しする
ようにしたものであり、当選番号リストが流出した場合
でも抽選番号の改竄を困難にするという作用を有する。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の電子クーポンサービス装置において、暗号処理手段を
備え、利用者端末には抽選番号を暗号化した電子クーポ
ンを配信し、受領端末には抽選番号の暗号化に用いた暗
号鍵と当選番号リストとを暗号化して配信することを特
徴とするもので、利用者端末には抽選番号を暗号化して
電子クーポンを配信し、受領端末には当選番号リストを
暗号化して配信するようにしたものであり、当選番号リ
ストが流出した場合でも当選番号を解読することが困難
であり、解読できたとしても抽選番号の改竄を困難にす
るという作用を有する。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項2記載の
電子クーポンサービス装置において、暗号処理手段を備
え、利用者端末には抽選番号を暗号化して電子クーポン
を配信し、抽選番号の暗号鍵として複数の受領端末に共
通の公開鍵または複数の受領端末と共有する共通鍵を用
い、受領端末には当選番号リストを前記公開鍵または前
記共通鍵で暗号化して送ることを特徴とするもので、複
数の受領端末との間で共通の公開鍵または共通鍵を用い
ることで、抽選番号の暗号化用鍵を新たに生成すること
なく、当選番号リストが流出した場合でも当選番号を解
読することが困難であり、解読できたとしても抽選番号
の改竄を困難にするという作用を有する。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の電子クーポンサービス装置におい
て、暗号処理手段を備え、電子クーポンにディジタル署
名を付して配信することを特徴とするもので、電子クー
ポンにディジタル署名をすることで、抽選番号の改竄を
困難にするという作用を有する。
【0025】請求項8に記載の発明は、電子クーポンサ
ービス装置からネットワークを介して配布される電子ク
ーポンを受け取る利用者端末において、配信されたディ
ジタル署名付き電子クーポンを受信する受信手段と、前
記受信した電子クーポンを受領端末に送信する送信手段
と、公開鍵および受信した電子クーポンを格納する記憶
手段と、前記記憶手段から読み出した前記公開鍵を用い
て前記電子クーポンの復号化を行う暗号処理手段と、前
記復号化された結果を用いてサービス提供者の真正性を
検証する処理制御手段と、受信した前記電子クーポンの
内容を表示する表示手段とを少なくとも具備し、前記処
理制御手段は、真正性を確認した前記電子クーポンを受
領端末へ送信した後、前記受領端末からの電子クーポン
受領通知を受けて使用済みとなった電子クーポンを前記
記憶手段から削除することを特徴とするもので、電子ク
ーポンを使用した時点で使用済みの電子クーポンを記憶
手段から削除することにより電子クーポンの不正な使用
を防ぐという作用を有する。
【0026】請求項9に記載の発明は、電子クーポンサ
ービス装置からネットワークを介して配布される電子ク
ーポンを受信し、前記電子クーポンに記載のサービスの
提供を受けるために受領端末に前記電子クーポンを送信
する利用者端末において、配信された電子クーポンを受
信する受信手段と、受信した電子クーポンを受領端末に
送信する送信手段と、受信した電子クーポンを格納する
記憶手段と、端末の制御を行う処理制御手段と、受信し
た前記電子クーポンの内容を表示する表示手段と、電子
クーポンとともに配信された若しくは電子クーポンに記
載されているアンケートの回答を入力する入力手段とを
少なくとも具備し、前記処理制御手段が利用者プロファ
イルやアンケートの回答を前記電子クーポンに記載しま
たは前記電子クーポンと一緒に、受領端末経由で電子ク
ーポンサービス装置へ受け渡すことを特徴とするもの
で、電子クーポンサービス装置でサービス等の利用に関
するマーケティング情報を収集出来るようにするという
作用を有する。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の利用者端末において、更に暗号化手段を有し、利用者
プロファイルやアンケートの回答などのプライベート情
報を電子クーポンサービス装置の公開鍵または電子クー
ポンサービス装置と利用者端末とで共有する共通鍵によ
り暗号化し、電子クーポンに記載しまたは前記電子クー
ポンと一緒に、受領端末経由で電子クーポンサービス装
置へ送信することを特徴とするもので、利用者プロファ
イルやアンケートの回答などのプライベート情報を電子
クーポンサービス装置の公開鍵または電子クーポンサー
ビス装置と利用者端末とで共有する共通鍵により暗号化
して受け渡しすることにより、プライバシーの漏洩を防
ぐという作用を有する。
【0028】請求項11に記載の発明は、電子クーポン
サービス装置からネットワークを介して配布される電子
クーポンを受信し、前記電子クーポンに記載のサービス
の提供を受けるために受領端末に前記電子クーポンを送
信する利用者端末において、前記電子クーポンサービス
装置から配信される電子クーポンの当選番号リストを受
信する受信手段と、電子クーポンサービス装置と通信を
行う第1の通信手段と、抽選番号を含む電子クーポンを
受信する第2の通信手段と、受信した電子クーポンの抽
選番号を前記当選番号リストと照合する処理制御手段
と、当選結果を表示する表示手段とを少なくとも具備
し、前記処理制御手段が、第1の通信手段を介して前記
電子クーポンサービス装置に前記電子クーポンの使用の
有無を問い合わせ、未使用であれば前記表示手段に当選
結果とその内容を表示するとともに前記利用者端末へ電
子クーポンを受領したことを通知し、利用者端末からの
削除通知を受けて所定のサービスを提供するとともに電
子クーポンが使用されたことを前記電子クーポンサービ
ス装置へ通知することを特徴とするもので、コピー等の
不正な操作による二重使用を防ぐという作用を有する。
【0029】請求項12に記載の発明は、請求項11記
載の受領端末において、前記受信手段と前記第1の通信
手段が同一のものであることを特徴とするもので、装置
構成およびシステム構成を簡易化するという作用を有す
る。
【0030】請求項13に記載の発明は、電子クーポン
サービス装置からネットワークを介して配布される電子
クーポンを受信し、前記電子クーポンに記載のサービス
の提供を受けるために受領端末に前記電子クーポンを送
信する利用者端末において、電子クーポンサービス装置
と通信を行う第1の通信手段と、利用者端末から抽選番
号を含む電子クーポンを受信する第2の通信手段と、当
選結果を表示する表示手段と、処理制御手段とを少なく
とも具備し、前記処理制御手段が、第1の通信手段を介
して前記電子クーポンサービス装置に抽選番号の当否お
よび前記電子クーポンの使用の有無を問い合わせ、未使
用であれば前記表示手段に当選結果とその内容を表示す
るとともに前記利用者端末へ電子クーポンを受領したこ
とを通知し、利用者端末からの削除通知を受けて所定の
サービスを提供するとともに電子クーポンが使用された
ことを前記電子クーポンサービス装置へ通知することを
特徴とするもので、受領端末側の処理を簡易化するとと
もに、コピー等の不正な操作による二重使用を防ぐとい
う作用を有する。
【0031】請求項14に記載の発明は、請求項11ま
たは12記載の受領端末において、暗号処理手段を備
え、利用者端末から受信した電子クーポンに含まれる暗
号化された抽選番号を、電子クーポンサービス装置から
受信した、暗号化された抽選番号の暗号化に用いた暗号
鍵と暗号化された当選番号リストとを復号化して得られ
た暗号鍵を用いて復号化し、得られた抽選番号を前記復
号化された当選番号リストと照合することを特徴とする
もので、当選番号リストが流出した場合でも当選番号を
解読することが困難であり、解読できたとしても抽選番
号の改竄を困難にするという作用を有する。
【0032】請求項15に記載の発明は、請求項11ま
たは12記載の受領端末において、暗号処理手段を備
え、利用者端末から受信した電子クーポンに含まれる自
身の公開鍵または電子クーポンサービス装置と共有する
共通鍵を用いて暗号化された抽選番号を、記憶手段に記
憶している自身の秘密鍵または前記共通鍵を用いて復号
化して得られた抽選番号を、前記電子クーポンサービス
装置から受信した前記公開鍵または前記共通鍵のいずれ
かで暗号化された当選番号リストを前記秘密鍵または前
記共通鍵を用いて復号化して得られた当選番号リストと
照合することを特徴とするもので、抽選番号の暗号化用
鍵を新たに生成することなく、当選番号リストが流出し
た場合でも当選番号を解読することが困難であり、解読
できたとしても抽選番号の改竄を困難にするという作用
を有する。
【0033】請求項16に記載の発明は、請求項11乃
至15のいずれかに記載の受領端末において、暗号処理
手段を備え、受信した電子クーポンサービス装置のディ
ジタル署名を付された電子クーポンを、電子クーポンサ
ービス装置の公開鍵で復号化することにより改竄の有無
を検証することを特徴とするもので、受信した電子クー
ポンサービス装置のディジタル署名を付された電子クー
ポンを、電子クーポンサービス装置の公開鍵で復号化す
ることにより改竄の有無を検証し、不正使用を防ぐとい
う作用を有する。
【0034】請求項17に記載の発明は、請求項11乃
至16のいずれかに記載の受領端末において、前記表示
手段に、テキストまたは映像または音声または音楽また
はそれらの組合せのいずれかをもって抽選結果を表示す
ることを特徴とするもので、当選時にファンファーレを
流したりや当選のマークや花火の映像を表示するなどの
演出を可能とするという作用を有する。
【0035】請求項18に記載の発明は、請求項11乃
至17のいずれかに記載の受領端末において、前記受領
端末がインターフェース手段を介して自動販売機と接続
され、当選結果に応じた商品を当該利用者に提供するこ
とを特徴とするもので、当選時に人を介在せずに景品を
提供できるようになるという作用を有する。
【0036】請求項19に記載の発明は、請求項11乃
至17のいずれかに記載の受領端末において、前記受領
端末が自動販売機で、当選結果に応じた商品を当該利用
者に提供することを特徴とするもので、当選時に人を介
在せずに景品を提供できるようになるという作用を有す
る。
【0037】請求項20に記載の発明は、請求項1乃至
7のいずれかに記載の電子クーポンサービス装置と、請
求項8乃至10のいずれかに記載の利用者端末と、請求
項11乃至19のいずれかに記載の受領端末とから少な
くとも構成されるもので、利用者に来店のためのインセ
ンティブを与えるとともに、二重使用などの不正に対応
出来、セキュリティを確保しつつ効果的な店舗販売の促
進を実現できるという作用を有する。
【0038】請求項21に記載の発明は、請求項20記
載の電子クーポンシステムにおいて、前記電子クーポン
システムの構成に更に認証サーバーを加え、該認証サー
バーが電子クーポンサービス装置、利用者端末、受領端
末のディジタル証明書を発行することを特徴とするもの
で、なりすまし等の不正にも対応出来、より強固なセキ
ュリティを実現できるという作用を有する。
【0039】請求項22に記載の発明は、ネットワーク
を介して電子クーポンを利用者端末に配布し、利用者端
末からの電子クーポンを受領端末で受領する若しくは回
収する電子クーポンのサービス方法において、前記電子
クーポンサービス装置では、電子クーポンの配信対象毎
に抽選番号を割り当てて抽選番号を含む電子クーポンを
生成して前記利用者端末に配信し、更に、抽選番号の中
から当選番号を決定し当選番号リストを作成して前記受
領端末に配信し、前記利用者端末では、受信した電子ク
ーポンの内容を表示し、利用者は表示内容を確認して利
用可能な前記受領端末の設置してある場所へ赴き、前記
利用者端末から電子クーポンを前記受領端末へ送信し、
前記受領端末では、受信した電子クーポンの抽選番号が
当選番号リストの当選番号と比較して当否を確認し、当
選していた場合、前記電子クーポンサービス装置へ該電
子クーポンの使用の有無を確認し、未使用であれば当選
内容を表示し、前記受領端末もしくは該端末を扱う店員
が所定のサービスを提供するとともに前記受領端末から
前記利用者端末へ受領したことを通知し、前記利用者端
末は受領の通知を受け取ると該電子クーポンを削除する
とともに削除した旨を前記受領端末へ通知し、前記受領
端末では、削除通知を受けて電子クーポンが使用された
ことを前記電子クーポンサービス装置へ通知し、前記電
子クーポンサービス装置では電子クーポンを管理する管
理DBの内容を更新することを特徴とするもので、電子
クーポンの使用の際にコピー等の不正な操作による二重
使用を防ぐという作用を有する。
【0040】請求項23に記載の発明は、請求項22記
載の電子クーポンサービス方法において、前記抽選番号
を暗号化することを特徴とするもので、当選番号リスト
が流出した場合でも抽選番号の改竄を困難にするという
作用を有する。
【0041】請求項24記載の発明は、請求項22記載
の電子クーポンサービス方法において、少なくとも電子
クーポンサービス装置から受領端末へ抽選番号の暗号化
に用いた暗号鍵や当選番号リストを受け渡す通信セッシ
ョンにおいて暗号を使用することを特徴とするもので、
抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵および当選番号の漏洩
を防止するという作用がある。
【0042】請求項25記載の発明は、請求項22記載
の電子クーポンサービス方法において、更に認証サーバ
ーを加え、前記認証サーバーは、各装置、端末のディジ
タル証明書の発行を行い、これを用いて、各装置、端末
間の通信セッションにおけるディジタル署名に基づく相
手装置、端末の認証および受信した電子クーポンや抽選
番号の暗号化鍵や当選番号リストへのディジタル署名に
基づく真正性の検証を行うことを特徴とするもので、改
竄の有無を検証可能とし、不正使用を防ぐという作用を
有する。
【0043】請求項26記載の発明は、請求項22乃至
25のいずれかに記載の電子クーポンサービス方法にお
いて、前記利用者端末は、アンケートの回答を電子クー
ポンとともにまたはその一部として、受領端末経由で電
子クーポンサービス装置へ受け渡すことを特徴とするも
ので、利用者プロファイルやアンケートの回答などのプ
ライベート情報を収集してマーケティングに生かすこと
が出来るという作用を有する。
【0044】請求項27記載の発明は、請求項26記載
の電子クーポンサービス方法において、前記利用者端末
が、前記利用者端末は、利用者プロファイルやアンケー
トの回答などのプライベート情報を電子クーポンサービ
ス装置の公開鍵または電子クーポンサービス装置と利用
者端末とで共有する共通鍵により暗号化し、受領端末経
由で電子クーポンとともにまたはその一部として電子ク
ーポンサービス装置へ送信することを特徴とするもの
で、利用者プロファイルやアンケートの回答などのプラ
イベート情報を保護しつつ、収集してマーケティングに
生かすことが出来るという作用を有する。
【0045】以下、本発明の実施の形態について、図を
用いて説明する。
【0046】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における電子クーポンシステムの構成を示す図で
ある。図を参照しながらその構成と動作について説明す
る。
【0047】図において、101はサービス提供者(電
子クーポンサービス装置)、102は利用者端末、10
3は受領端末、104は認証機関(認証サーバー)を表
し、それぞれの端末、装置はそれぞれネットワーク10
5〜110を介して接続されている。本実施例において
は、利用者端末には、携帯端末(携帯電話や携帯情報端
末など)を想定し、店舗等に設置してある受領端末との
間の通信は、赤外線やBluetooth等の近距離無線通信手
段の利用を想定している。
【0048】ここで、サービス提供者が、予め会員登録
したメンバーに対し、会員サービスの一環で、抽選で景
品やチケット、サービス等を提供するクーポンを発行す
る懸賞を例に説明する。
【0049】次に、サービス提供者101、利用者端末
102、受領端末103、認証機関104の構成とその
動作について、図1を参照しながら更に詳しく説明す
る。
【0050】まず、サービス提供者101、利用者端末
102、受領端末103は、それぞれが使用する暗号鍵
の真正性を証明するため、ネットワーク108〜110
を介して予め認証機関104からディジタル証明書を取
得し、それぞれの記憶手段に格納しておく。
【0051】図3に認証機関104の構成図を示す。図
において、302は通信手段、303は認証処理手段、
304は暗号処理手段、305は管理DB、306はネ
ットワークを表す。
【0052】認証機関104では、ネットワーク306
を経由して通信手段302を介して利用者端末102よ
りディジタル証明書の発行の要求が来ると、認証処理手
段303が管理DB305から自身の秘密鍵を読み出し
て、受信した利用者端末102の公開鍵とともに暗号処
理手段304に送る。暗号処理手段304は利用者端末
102の公開鍵に署名を付したものを含むディジタル証
明書を作成して返すので、これを管理DB305へ登録
するとともに、通信手段302を介して、ネットワーク
306を経由して利用者端末102へ送信することでデ
ィジタル証明書を発行する。このときディジタル証明書
には、自身の公開鍵も添付する。
【0053】次に、図2の電子クーポンサービス装置の
構成を表す図を用いてサービス提供者101の動作につ
いて説明する。図において、101は電子クーポンサー
ビス装置(図1のサービス提供者に相当)、202は入
力手段、203は電子クーポン生成手段、204は表示
手段、205は暗号処理手段、206は管理DB、20
7はネットワーク、208はネットワーク207を用い
た利用者端末および受領端末への第1の配信手段、20
9は受領端末103へ衛星経由で一斉配信するための第
2の配信手段、210は衛星アンテナ、211は衛星で
ある。
【0054】サービス提供者は、電子クーポンの内容や
適用条件(当選等級毎の景品の内容、当選者数、有効期
間、引換方法、引換店舗など)の情報を入力手段202
から入力する。
【0055】電子クーポン生成手段203では、入力さ
れた情報を逐次表示手段204に表示し、サービス提供
者は表示された内容を見ながら入力および確認を行う。
次に、電子クーポン生成手段203では、管理DB20
6から、予め登録してある利用者(会員)情報を読み出
し、利用者毎に電子クーポンの識別コードを割り当て
る。更に、抽選番号を含む電子クーポンの内容や適用条
件の情報を書き込む。ここで、景品が高額なものである
場合や、不正使用等のトラブルを防ぐために、抽選番号
を暗号化するための暗号鍵を生成し、利用者毎に割り当
てられた抽選番号を暗号化しておく。作成した電子クー
ポンの情報および、暗号鍵は管理DB206に登録す
る。更に、作成した電子クーポンの情報に対してハッシ
ュ関数を適用してダイジェストを作成し、このダイジェ
ストと管理DB206から読み出した自身の秘密鍵とを
暗号処理手段205へ送る。
【0056】暗号処理手段205は、電子クーポン生成
手段203からのダイジェストと管理DB206から読
み出した自身の秘密鍵で暗号化し、添付することでディ
ジタル署名を施し電子クーポン生成手段203へ返す。
電子クーポン生成手段203では、このディジタル署名
を施した前記電子クーポンを、管理DB206から読み
出した、予め入手しておいた認証機関の発行したディジ
タル証明書とともに第1の配信手段208に送る。
【0057】第1の配信手段208は、電子署名を施さ
れた前記電子クーポンをネットワーク207により各々
の利用者端末102へ配信する。ここでは、不正使用の
防止のため、登録の際に予め利用者端末の公開鍵を入手
しておき、暗号処理手段205により電子クーポンを暗
号化してから配信するものとする。
【0058】一方、当選番号リストの生成については、
電子クーポン生成手段203において、会員の中から当
選等級毎に抽選を行って当選番号を決定し、当選番号リ
ストを作成し、管理DB206に登録する。当選者への
景品の引換のため、当選番号リストと抽選番号の暗号化
に用いた暗号鍵とに先に説明したのと同様の方法でディ
ジタル署名を施し、認証機関の発行したディジタル証明
書を添付して、第1の配信手段208からネットワーク
207を介して、または第2の配信手段209および衛
星アンテナ210、衛星211を経由して各々の受領端
末103へ配信する。
【0059】受領端末103への配信の際は、受領端末
103の公開鍵で暗号化することで盗聴などによる不正
使用を防ぐ。この他、予め複数の受領端末へ配布してお
いた共通鍵を用いて暗号化するなどの方法で不正使用を
防いでもよい。この場合、抽選番号の暗号化に該共通鍵
を用いれば、抽選番号の暗号化の鍵を送る必要は無い。
また、複数の受領端末で共通の公開鍵、秘密鍵のペアを
使用する場合も、抽選番号の暗号化に該公開鍵を用いれ
ば、抽選番号の暗号化の鍵を送る必要は無くなる。
【0060】また、利用者端末102への配信方法につ
いては、データ放送や電子メール、利用者端末102へ
独自の通信ソフトを事前に配布しておきこれを用いて配
信するなどの方法があり、受領端末103への配信につ
いては、これらの方法の他、通信衛星を用いた配信など
も利用できる。また、ICカードやフロッピー(登録商
標)ディスク、CD−ROM等のパッケージメディア、
印刷した紙メディア等で配布しても良い。衛星経由の配
信は、受領端末の数が多く、同一内容のデータを複数の
受領端末に配信する場合や、配信時間に制約がある場合
などに有効である。
【0061】ここで、本発明の一実施の形態による電子
クーポンの構成を図12に示す。図で、1201は電子
クーポンを表し、1202は電子クーポン識別コード、
1203はクーポンの内容および適用条件を記述したク
ーポン内容情報、1204は抽選番号の各エリアを示
す。抽選番号1204はサービス提供者101で生成し
た抽選番号の暗号化用暗号鍵で暗号化される。また、1
205はディジタル署名エリアで、波線で囲んだディジ
タル署名対象エリア1206のデータに対する発行元で
あるサービス提供者によるディジタル署名が書き込まれ
る。ディジタル署名の方法としては、サービス提供者の
秘密鍵により暗号化したデータを使用する方法もある
が、本実施例ではハッシュ関数を用いて作成したダイジ
ェストをサービス提供者の秘密鍵により暗号化したデー
タを使用する方法を用いている。
【0062】これらの処理の流れを手順にまとめると図
4のようになる。
【0063】電子クーポン生成・配信手順401につい
て図4(a)の処理フローを用いて説明する。先ず、処
理ステップST401で当該懸賞の電子クーポンの配信
対象、電子クーポンの内容、当選等級毎の景品および当
選者数を入力する。次に、処理ステップST402で、
入力情報を基に管理DB206から配信対象を抽出し、
電子クーポン識別コードおよび抽選番号を付与し配信対
象毎に電子クーポンを生成する。次に、処理ステップS
T403で抽選番号の暗号化用暗号鍵を生成し、更に、
処理ステップST404で該暗号鍵で抽選番号部分を暗
号化し、処理ステップST405で当該懸賞の電子クー
ポン情報および該暗号鍵を管理DB206へ登録する。
更に、処理ステップST406で、ディジタル署名を施
し、認証機関104が発行したディジタル証明書を管理
DBから読み出して添付し、処理ステップST407
で、必要に応じて利用者端末の公開鍵で暗号化を行った
電子クーポンを利用者端末へ配信する。
【0064】次に、当選番号リスト生成・配信手順40
2について図4(b)の処理フローを用いて説明する。
先ず、処理ステップST408で当該懸賞の当選等級毎
に抽選を行い、処理ステップST409でこの結果を元
に当選番号リストを作成し、処理ステップST410で
当選番号リストを管理DB206へ格納する。次に、処
理ステップ411で抽選番号暗号化用暗号鍵を生成し、
更にこれと当選番号リストとにディジタル署名を施すと
ともに、認証機関104が発行したディジタル証明書を
管理DB206から読み出して添付し、処理ステップS
T412で必要に応じて抽選番号暗号化用暗号鍵と当選
番号リストを受領端末103の公開鍵で暗号化して受領
端末103へ配信する。
【0065】次に、利用者端末102の構成と動作につ
いて、図5の利用者端末102の構成図を用いて説明す
る。図において、102は利用者端末、502は表示手
段、503は処理制御手段、504は記憶手段、505
は暗号処理手段、506は入力手段、507は第1の通
信手段、508は第2の通信手段を表す。
【0066】まず、処理制御手段503は、第1の通信
手段507を介して、電子メール等の手段でサービス提
供者101より配信された暗号化された電子クーポンお
よびディジタル証明書を受け取り、一旦記憶手段504
へ格納する。ディジタル証明書については、ディジタル
署名部分を、記憶手段504から読み出した予め入手し
てある認証機関の公開鍵とともに暗号処理手段505に
送り復号化し、復号化された結果とディジタル証明書の
内容部分にハッシュ関数を適用した結果とを比較するこ
とによってディジタル証明書の真正性を検証する。ま
た、ディジタル証明書の内容部分から有効期限等を確認
する。
【0067】ディジタル証明書の真正性、有効性が確認
された後、次に、記憶手段504から自身の秘密鍵を読
み出して暗号化された電子クーポンとともに暗号処理手
段505に送り復号化を行い、復号化された電子クーポ
ンを記憶手段504へ格納する。電子クーポンのディジ
タル署名部分については、一緒に配布されたサービス提
供者の公開鍵とともに暗号処理手段505に送り復号化
し、復号化された結果と電子クーポンのディジタル署名
対象エリアにハッシュ関数を適用した結果とを比較する
ことにより電子クーポンの改竄の有無を検証する。
【0068】また、表示手段502に電子クーポンの受
信およびその真正性をアイコンの表示等により表示し、
利用者に通知する。ここで、利用者が配布された電子ク
ーポンの内容を見るために、入力手段506を介して指
示を行うと、処理制御手段503では電子クーポンの内
容を表示手段502に表示する。利用者は、表示内容を
見て、抽選内容、有効期間、最寄りの店舗等の受領端末
の所在地を確認する。
【0069】次に、利用者は、利用者端末102を持っ
て店舗等の受領端末の所在地へ行き受領端末103に問
い合わせることで、抽選結果を確認することになる。
【0070】次に、図6に受領端末103の構成を示し
説明する。図で、103は受領端末、602は表示手
段、603は処理制御手段、604は記憶手段、605
は暗号処理手段、606は入力手段、607は第1の通
信手段、608は第2の通信手段、609はディジタル
署名の付いた当選番号リストと抽選番号の暗号化に用い
た暗号鍵を衛星211及び衛星アンテナ210を介して
受信する受信手段を表す。
【0071】ここで、図2の電子クーポンサービス装置
101と受領端末103との間の通信および配信は、ネ
ットワーク207を介して第1の通信手段607で行わ
れる。利用者端末102との通信に先だって、予め、電
子クーポンサービス装置101からネットワーク207
を経由し第1の通信手段607を介して、電子クーポン
サービス装置101のディジタル署名の付いた当選番号
リストと抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵が、認証機関
104の発行したディジタル証明書とともに配信されて
いるものとする。あるいは、利用者端末102との通信
より以前に、衛星210、衛星受信アンテナ210経由
で受信手段609へ認証機関104のディジタル証明書
とともにとともに、電子クーポンサービス装置101の
ディジタル署名の付いた当選番号リストと抽選番号の暗
号化に用いた暗号鍵が配信される。
【0072】処理制御手段603では、先ず、認証機関
104の発行したディジタル証明書のディジタル署名部
分を記憶手段604から読み出した予め入手してある認
証機関の公開鍵とともに暗号処理手段605に送り復号
化を行い、復号化された結果とディジタル証明書の内容
部分にハッシュ関数を適用した結果とを比較することに
よってディジタル証明書の真正性を検証する。また、デ
ィジタル証明書の内容部分から有効期限等を確認する。
ディジタル証明書の真正性、有効性が確認された後、真
正性が確認された電子クーポンサービス装置101の公
開鍵を用いて、更に、電子クーポンサービス装置101
のディジタル署名を同様の手順によって真正性を検証
し、真正性が確認できたこれらの当選番号リストと抽選
番号の暗号化に用いた暗号鍵を記憶手段604へ記憶し
ておく。
【0073】ここで更に、利用者端末102と受領端末
103におけるクーポン使用時の手順について、図5及
び図6を用いて説明する。
【0074】利用者端末102と受領端末103との間
の通信は、第2の通信手段508、608とで行われ
る。まず、利用者端末102では、処理制御手段503
が、第1の通信手段507を介して認証機関104から
予め取得して記憶手段504に記憶してある認証機関が
発行した自身のディジタル証明書を読み出し、第2の通
信手段508を介して、電子クーポン使用のための接続
要求とともに受領端末103へ送信する。
【0075】受領端末103では、処理制御手段603
がこの接続要求を受けて、第2の通信手段608で受信
した利用者端末102のディジタル証明書の真正性を先
の説明と同様の手順で検証する。また、ディジタル証明
書の内容部分から有効期限等を確認する。ディジタル証
明書の真正性、有効性が確認された後、利用者端末10
2との通信に用いる共通鍵を生成し記憶手段604へ格
納するとともに、該共通鍵にハッシュ関数を適用した
後、これを記憶手段604から読み出した自身の秘密鍵
とともに暗号化手段605へ送って暗号化し、ディジタ
ル署名を施し、更に、それらを該ディジタル証明書から
取り出した利用者端末102の公開鍵とともに暗号化手
段605に送り暗号化する。この後、第1の通信手段6
07を介して認証機関104から予め取得して記憶手段
604に記憶してある認証機関の発行した自身のディジ
タル証明書を読み出し、該暗号化した共通鍵とともに第
2の通信手段608を介して利用者端末102へ送信す
る。
【0076】利用者端末102では、処理制御手段50
3が、第2の通信手段508で受信したディジタル証明
書のディジタル署名部分を記憶手段604から読み出し
た予め入手してある認証機関の公開鍵とともに暗号処理
手段505に送り復号化を行い、復号化された結果とデ
ィジタル証明書の内容部分にハッシュ関数を適用した結
果とを比較することによってディジタル証明書の真正性
を検証し、また、ディジタル証明書の内容部分から有効
期限等を確認する。ディジタル証明書の真正性、有効性
が確認された場合、記憶手段504から読み出した自身
の秘密鍵とともに自身の公開鍵で暗号化された共通鍵を
暗号化手段505へ送って共通鍵を取り出す。更に、取
り出された共通鍵の受領端末103によるディジタル署
名の真正性を確認した受領端末の公開鍵とともに暗号化
手段505へ送り復号化し、復号化された結果と取り出
された共通鍵にハッシュ関数を適用した結果とを比較す
ることによって該共通鍵が受領端末103によって生成
されたものであることを検証する。該共通鍵が受領端末
103によって生成された物であることが検証された場
合、処理制御手段503では、記憶手段504から電子
クーポンを読み出し、該共通鍵とともに暗号化手段50
5へ送り暗号化した後、第2の通信手段508を介して
受領端末103へ送信する。
【0077】受領者端末103では、第2の通信手段で
受信した共通鍵で暗号化された電子クーポンを受信する
と、処理制御手段603が、該暗号化された電子クーポ
ンと記憶手段604から読み出した共通鍵とを暗号化手
段605へ送り、電子クーポンを取り出す。取り出した
電子クーポンのクーポン識別コードおよびクーポン内容
情報については、サービス提供者101のディジタル署
名と共に、予め取得して記憶手段604に記憶してある
サービス提供者101の公開鍵を読み出して暗号処理手
段605に送り、その結果を基にデータが改竄されてい
ないかどうかを検証する。データの改竄がされていない
場合、処理制御手段603では、有効期限等の電子クー
ポンの記載条件を確認し、記載条件を満足していれば、
先にサービス提供者101から第1の通信手段607を
介して受け取っている該電子クーポンの当選番号リスト
および抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵を記憶手段60
4から読み出し、該電子クーポンの暗号化された抽選番
号部分と該暗号鍵を暗号処理手段605へ送り、復号化
して得られた抽選番号を前記当選番号リストから探すこ
とにより、当否を確認し、当選していた場合、更に、電
子クーポン識別コードを基にクーポンが既に使用されて
いないかを第1の通信手段607を介してサービス提供
者101に問い合わせる。この時、マーケティングや電
子クーポンの管理等のために必要であれば電子クーポン
毎サービス提供者へ送っても良い。サービス提供者10
1では、受け取ったクーポン識別コードに関する使用履
歴を管理DB206から読み出して確認し、その結果か
ら電子クーポンの使用の可否を受領端末103へ返信す
る。
【0078】受領端末103では、使用承認の通知を受
けた場合、その旨を表示手段602に表示するととも
に、当選内容を表示する。
【0079】ここで、景品や提供サービスの値段の程度
によっては、サービス提供者101への電子クーポンの
使用の有無の問い合わせを省略しても良い。これを受け
て、店員が、利用者に対して当選結果に応じて電子クー
ポンに記載の景品やチケット、サービス等を提供すると
ともに、入力手段606から受領を指示することによ
り、利用者端末102に対して電子クーポンの受領を通
知する。利用者端末102では、これを受けて、当該電
子クーポンを記憶手段504から削除した後、電子クー
ポン削除通知を受領端末103へ返す。受領端末103
では、これを受けてサービス提供者101に対して、当
該電子クーポンのクーポン識別コードを含む使用通知を
送信し、サービス提供者101では、通知を受け取る
と、管理DBの当該電子クーポンの使用記録に使用済み
フラグをセットする。
【0080】ここで、これまで各装置、機器毎に説明し
て来た一連の処理の流れを、図7に示す本発明の実施の
形態における電子クーポンシステムの一連の処理の流れ
の概要を示す図を基に説明する。
【0081】図に示すように、処理は、大きくはクーポ
ン配送フェーズとクーポン使用フェーズの2ステップに
分かれる。
【0082】最初に、クーポン配送フェーズについて説
明する。サービス提供者Sは、暗号化した抽選番号付き
の電子クーポンを生成し、自身のディジタル署名を付し
て、認証機関104のディジタル証明書とともに配信対
象の一つである利用者端末Aへ電子メール等の手段を用
いて送信する。利用者端末Aでは、受信した電子クーポ
ンのディジタル署名が真正かどうかをサービス提供者S
の公開鍵で復号することにより確認する。更に、サービ
ス提供者Sは、当該懸賞における当選番号を決定し、当
選番号リストと抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵とに自
身のディジタル署名を付して、認証機関104のディジ
タル証明書とともに配信対象の一つである受領端末Bへ
送信する。受領端末Bでは、受信した当選番号リストと
抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵が真正かどうかをサー
ビス提供者Sの公開鍵でディジタル署名を復号すること
により確認する。
【0083】次に、クーポン使用フェーズについて説明
する。先ず、電子クーポンを受け取って内容を確認した
利用者端末Aの利用者は、利用者端末Aとともに指定の
店舗等へ赴き、受領端末の一つである受領端末Bに対し
て、近距離無線通信手段を使用して認証機関が発行した
ディジタル証明書を付けて接続(電子クーポン利用)要
求を送信する。接続要求を受信した受領端末Bは、利用
者端末のディジタル証明書の真正性、有効性を検証す
る。ディジタル証明書が正規のものであり有効性が確認
された場合、利用者端末Aとの通信に用いる共通鍵を生
成し利用者端末Aの公開鍵で暗号化して認証機関が発行
したディジタル証明書を付けて利用者端末Aへ送信す
る。
【0084】利用者端末Aでは、これを受けて、受領端
末Bのディジタル証明書の真正性、有効性を検証する。
ディジタル証明書が正規のものであり有効性が確認され
た場合、利用者端末Aは、自身の秘密鍵を用いて該暗号
化された共通鍵を復号化して取り出し、更に共通鍵に付
された受領端末のディジタル署名が真正であることを確
認した後、該共通鍵でサービス提供者Sのディジタル署
名付き電子クーポンを暗号化して受領端末Bへ送信す
る。
【0085】受領端末Bでは、共通鍵で該電子クーポン
を復号化するとともに、サービス提供者Sの公開鍵を用
いて該電子クーポンのディジタル署名の真正性を確認す
る。同時に、先に受け取っている抽選番号の暗号化に用
いた暗号鍵で抽選番号を復号し、先に受け取っている当
選番号リストと照合することにより当否の確認を行う。
当選の場合、更に、有効期限等が電子クーポンの記載条
件に合っているかの確認を行い、条件を満たしていれ
ば、サービス提供者Sに当該電子クーポンが既に使用さ
れていないかどうかの問い合わせを行う。サービス提供
者Sでは、管理DBを調べて当該電子クーポンが未使用
であれば、該電子クーポンの使用の承認を受領端末Bへ
返信する。
【0086】受領端末Bでは、これを受けて、表示手段
に抽選結果を表示する。受領端末の表示内容を確認し
て、店員は、利用者端末Aの利用者に当選等級に応じて
所定のサービスを提供するとともに利用者端末Aに電子
クーポン受領通知を送信する。利用者端末Aでは、電子
クーポン受領通知を受けて、当該電子クーポンを削除し
た後電子クーポン削除通知を受領端末Bへ返す。受領端
末Bでは、これを受けてサービス提供者Sへ該電子クー
ポンの使用通知を送信する。サービス提供者Sでは、電
子クーポンの使用通知を受けて、管理DBの当該電子ク
ーポンの使用情報を更新する。
【0087】ここで、「ディジタル署名が不正」また
は、「抽選番号がはずれ」または、「クーポン記載条件
が不適合」または、「クーポン使用の問合せ結果が使用
不可」のいずれかであった場合 、電子クーポン受領不
可通知を利用者端末Aへ送信するとともに、サービス提
供者Sへ電子クーポン不受理通知を送信する。サービス
提供者Sでは、電子クーポン不受理通知を受けて、管理
DBの当該電子クーポンの使用情報を更新する。
【0088】以上で説明したように、本発明の一実施の
形態によれば、指定の店舗等の受領端末に出向いて抽選
結果を確認する方法を採っているため、懸賞目当ての利
用客の集客効果がある。また、サービス提供者の所に電
子クーポンを使用した人の情報がフィードバックされる
ため、当該電子クーポンの集客効果を容易に測定するこ
とが可能となる。更には、発行された電子クーポンの不
正使用を防止することが出来ることから、より高額な景
品やサービスを提供することが可能となるため一層の集
客効果が期待でき、また、当該電子クーポンの集客効果
の測定についてもより正確に行えるようになる。
【0089】本発明の実施の形態では、会員を対象とし
たサービスの場合を例に説明をおこなったが、TV広告
や新聞広告、WWWのホームページでの広告、電子メー
ル等のメディアを利用して懸賞広告を出したり懸賞付き
アンケートを実施し、回答を寄せた懸賞の応募者に電子
クーポンを発行する場合でも同様の手順で扱う事が出来
る。
【0090】また、店頭での景品やサービスの提供を目
的とした電子クーポンを利用した懸賞の方法としては、
本発明の一実施の形態で説明した方法を含め以下のよう
な方法で行っても良い。
【0091】(1)配布された人に抽選番号を明示的に
知らせ、店頭で掲示する当選番号一覧で当選を確認して
もらう。
【0092】(2)配布された人に抽選番号を明示的に
知らせ、店頭の端末で抽選結果を知らせる。
【0093】(3)配布された人に抽選番号を明示的に
知らせ、新聞、雑誌、インターネットのホームページ等
での当選番号を掲示し、当選した人は景品等と引換のた
め来店する。
【0094】(4)配布された人に抽選番号を見せない
で、店頭の端末で抽選結果を確認する。抽選番号を公開
する場合、サービス提供者のディジタル署名を付けるこ
とにより改竄などを防ぐことができる。
【0095】なお、本発明の一実施の形態で用いた抽選
番号、当選番号は、当選者が確定できるものであれば、
会員番号や端末の識別記号等でも全く問題は無い。
【0096】なお、本実施の形態では、利用者端末10
2および受領端末103の認証を電子的に行ったが、利
用者自身の会員証や身分証明書等の手段で利用者の確認
を行う場合や信用のある店舗等で使用する場合は、それ
ぞれの認証のための手順を省略することも出来る。
【0097】なお、本実施の形態の説明の中では、電子
クーポンの送受信の都度ディジタル証明書を送るように
なっているが、既に送っている相手に対しては、その有
効期限内であれば毎回送信する必要は無い。
【0098】(実施の形態2)図8は、実施の形態1で
説明した受領端末103にインターフェース手段を付け
加えて自動販売機と接続したものである。図において、
受領端末103は、表示手段602、処理制御手段60
3、記憶手段604、暗号処理手段605、入力手段6
06、第1の通信手段607、第2の通信手段608お
よびインターフェース手段809から構成され、このう
ち602〜608はそれぞれ図6の602〜608と同
様の構成であり、図6の受領端末103にインタフェー
ス手段809を設けた構成になっている。また、自動販
売機811の構成は、自動販売機能812に インター
フェース手段810を設けた構成になっている。
【0099】ここで、図8の自動販売機付き受領端末
は、図1に示すサービス提供者(電子クーポンサービス
装置)101、利用者端末102、受領端末103、認
証機関(認証サーバ)104から成る電子クーポンシス
テムの一部を構成するもので、利用者が電子クーポンを
使用する前までのそれぞれの動作と手順は実施の形態1
で説明したものと全く同様であるため説明を省略する。
ここでは、利用者が電子クーポンを使用する際の動作と
手順について図5および図8および図1を用いて説明す
るが、実施の形態1の説明と重複する部分については細
かい動作の説明は省略する。
【0100】利用者は、利用者端末102を持って店舗
等の受領端末の所在地へ行き受領端末103に問い合わ
せることで、抽選結果を確認する。
【0101】利用者端末102と受領端末103との間
の通信は、図5に示す利用者端末102の第2の通信手
段508と図8に示す受領端末103の第2の通信手段
608との間で行われる。
【0102】先ず、利用者端末102から受領端末10
3に対して、第2の通信手段508を介して認証機関が
発行したディジタル証明書を付けて接続(電子クーポン
利用)要求を送信する。接続要求を受信した受領端末1
03は、利用者端末102のディジタル証明書の真正
性、有効性を検証する。ディジタル証明書が正規のもの
であり有効性が確認された場合、利用者端末102との
通信に用いる共通鍵を生成し利用者端末102の公開鍵
で暗号化して認証機関が発行したディジタル証明書を付
けて利用者端末102へ送信する。
【0103】利用者端末102では、これを受けて、受
領端末103のディジタル証明書の真正性、有効性を検
証する。ディジタル証明書が正規のものであり有効性が
確認された場合、利用者端末102は、自身の秘密鍵を
用いて該暗号化された共通鍵を復号化して取り出し、更
に共通鍵に付された受領端末103のディジタル署名が
真正であることを確認した後、該共通鍵でサービス提供
者101のディジタル署名付き電子クーポンを暗号化し
て受領端末103へ送信する。
【0104】受領端末103では、共通鍵で該電子クー
ポンを復号化するとともに、サービス提供者101の公
開鍵を用いて該電子クーポンのディジタル署名の真正性
を確認する。同時に、先に受け取っている抽選番号の暗
号化に用いた暗号鍵で抽選番号を復号し、先に受け取っ
ている当選番号リストと照合することにより当非の確認
を行う。当選の場合、更に、有効期限等が電子クーポン
の記載条件に合っているかの確認を行い、条件を満たし
ていれば、サービス提供者101に当該電子クーポンが
既に使用されていないかどうかの問い合わせを行う。
【0105】サービス提供者101では、管理DB20
6を調べて当該電子クーポンが未使用であれば、該電子
クーポンの使用の承認を受領端末103へ返信する。受
領端末103では、処理制御手段603がこれを受け
て、表示手段602にCG映像やファンファーレなどの
音声とともに当選の内容を表示する。これとともに、イ
ンターフェース手段809および810を介して、自動
販売機能812に当選した景品の金額相当が投入された
場合と同様の信号を発生し、これにより自動販売機81
1からの商品の購入が可能になる。利用者が自動販売機
811のボタンを押して商品を選択すると自動販売機8
11の受け口に商品が取り出され、同時に商品の提供が
なされたという通知がインターフェース手段810、8
09を介して処理制御手段603へ通知され、これを受
けて、第2の通信手段608を介して、利用者端末10
2に対して電子クーポンの受領を通知する。
【0106】利用者端末102では、これを受けて、当
該電子クーポンを記憶手段504から削除した後、電子
クーポン削除通知を受領端末103へ返す。受領端末1
03では、これを受けてサービス提供者101に対し
て、当該電子クーポンのクーポン識別コードを含む使用
通知を送信し、サービス提供者101では、通知を受け
取ると、管理DBの当該電子クーポンの使用記録に使用
済みフラグをセットする。
【0107】「ディジタル署名が不正」または、「抽選
番号がはずれ」または、「クーポン記載条件が不適合」
または、「クーポン使用の問合せ結果が使用不可」のい
ずれかであった場合 、電子クーポン受領不可通知を利
用者端末102へ送信する。同時に、サービス提供者S
へ電子クーポンを使用できなかった理由を付けた電子ク
ーポン不受理通知を送信する。サービス提供者Sでは、
電子クーポン不受理通知を受けて、管理DBの当該電子
クーポンの使用記録に不受理フラグをセットする。
【0108】これにより、人間が介在しなくても抽選の
結果を確認でき、所定の景品を提供する自動販売機を用
いた電子クーポンシステムが構築できる。
【0109】なお、本実施の形態の図8およびその説明
では、抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵と当選番号リス
トの配信を第1の通信手段607で行う方法で説明を行
ったが、実施の形態1で説明したように、衛星211、
衛星アンテナ210および受信手段609を介して受信
するようにしても良い。
【0110】(実施の形態3)図9は、本発明の実施の
形態2で説明した受領端末103が自動販売機に組み込
まれた構成となるもので、図において、受領端末103
は、表示手段602、処理制御手段603、記憶手段6
04、暗号処理手段605、入力手段606、第1の通
信手段607、第2の通信手段608およびインターフ
ェース手段809から構成され、このうち602〜60
8はそれぞれ図6の602〜608と同様の構成であ
り、図6の受領端末103に自動販売機機能901を設
けた構成になっている。図8における装置間のインター
フェース手段809、810が不要となるものである。
【0111】従って、その動作については、以下の説明
の部分を除いて本発明の実施の形態2で説明したものと
同等となり、重複する部分は説明を省略する。
【0112】即ち、抽選番号が当選して、有効期限等が
電子クーポンの記載条件を満たしていて、なおかつサー
ビス提供者101に該電子クーポンが既に使用されてい
ないかどうかの問い合わせを行った結果、該電子クーポ
ンが未使用で該電子クーポンの使用の承認を受信した場
合、受領端末103では、処理制御手段603がこれを
受けて、表示手段602に当選の抽選結果を表示する。
これとともに、自動販売機機能901に当選した景品の
金額相当が投入された場合と同様の信号を発生し、これ
により自動販売機機能901からの商品の購入が可能に
なる。利用者が自動販売機能機901のボタンを押して
商品を選択すると自動販売機機能901の受け口に商品
が取り出され、同時に商品の提供がなされたという通知
が処理制御手段603へ返され、これを受けて、第2の
通信手段608を介して、利用者端末102に対して電
子クーポンの受領を通知する。
【0113】利用者端末102では、これを受けて、当
該電子クーポンを記憶手段504から削除した後、電子
クーポン削除通知を受領端末103へ返す。受領端末1
03では、これを受けてサービス提供者101に対し
て、当該電子クーポンのクーポン識別コードを含む使用
通知を送信し、サービス提供者101では、通知を受け
取ると、管理DB206の当該電子クーポンの使用記録
に使用済みフラグをセットする。
【0114】なお、本実施の形態の図9およびその説明
では、抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵と当選番号リス
トの配信を第1の通信手段607で行う方法で説明を行
ったが、実施の形態1で説明したように、衛星211、
衛星アンテナ210および受信手段609を介して受信
するようにしても良い。
【0115】(実施の形態4)本発明の実施の形態4で
は、先に説明した実施の形態1に、更に、電子クーポン
システムをマーケティングに活用するために、電子クー
ポンの一部に利用者のプロファイルやアンケート結果を
記載するエリアを設け、利用者端末102において利用
者にアンケートを入力させ、或いは利用者の同意のもと
に、個人情報を入力或いは自動で取得し記載するように
し、受領端末103経由で回収するようにしたものであ
る。実施の形態1と構成は同じであるが、サービス提供
者101、利用者端末102における動作が若干異な
る。
【0116】図13は、図12に示す電子クーポンの構
成に、更に、会員番号や氏名、年齢、性別、連絡先、操
作履歴等の個人情報である利用者プロファイル130
6、アンケートへの回答を記録するアンケート回答13
07の各エリアを設けたものである。
【0117】実施の形態1において、サービス提供者1
01では、電子クーポンの生成の際、図3に示す利用者
プロファイルエリア1307やアンケート回答エリア1
307を設け、収集したい利用者プロファイル(会員番
号や氏名、年齢、性別、連絡先、操作履歴等の個人情
報)やアンケートの入力項目を空欄にして記載する。
【0118】図5に示す利用者端末102がサービス提
供者101から電子クーポンを受信した際に、処理制御
手段503では、図3に示す利用者プロファイルエリア
1307やアンケート回答エリア1307の有無を調
べ、それらが存在する場合、表示手段502に調査に協
力を求めるメッセージを表示するとともに、入力手段5
06から同意の有無を入力するように促す。利用者から
の同意の入力があった場合、利用者プロファイルエリア
1307やアンケート回答エリア1307に記載されて
いる調査内容を表示手段502に逐次表示し、利用者に
入力手段502より入力してもらい、その内容を一時記
憶手段504に格納しておき、全ての入力が終わった
後、これと、予め入手しているサービス提供者101の
公開鍵とを記憶手段504から読み出して、暗号処理手
段505へ送り、得られた暗号データを電子クーポン1
301の所定の領域に書き込む。
【0119】この電子クーポン1301を第2の通信手
段508を介して受領端末103へ送ると、受領端末1
03では、受信した電子クーポンの真正性や抽選番号の
当否、クーポン記載条件の適不適によらず、第1の通信
手段607を介してサービス提供者101へ送る。
【0120】このように、サービス提供者がマーケティ
ング調査等に使用するために、必要に応じ、電子クーポ
ンを使用する際に利用者の同意のもとに利用者のプロフ
ァイル、アンケートの回答などをサービス提供者の公開
鍵により暗号化して記録するようにしたものである。
【0121】これにより、電子クーポンの受け渡しを仲
介する受領端末103や途中のネットワークで利用者の
個人情報等を漏洩することなく、効率的にマーケティン
グ情報を収集することが出来る。
【0122】なお、収集したい利用者プロファイルやア
ンケートの内容は、予め利用者プロファイルエリア13
07やアンケート回答エリア1307に書き込んでおく
必要はなく、電子メールのテキスト情報として等他の形
式で送っても良い。また、図13に示した電子クーポン
1301の各エリアは論理的なエリアで、必ずしも固定
した領域として確保する必要はなく、利用者プロファイ
ルやアンケートの回答データを一括して暗号化し記録し
ても良い。
【0123】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、衛星放送
や地上波放送、インターネット等のネットワーク、ある
いはCD−ROM等のパッケージメディア経由で取得し
たクーポンなどの電子バリューを実世界の店舗で手軽
に、安全に利用できる環境を提供することが可能とな
り、利用者(視聴者)にショッピング上でのメリットを
提供するとともに、サービス提供者にとっては、ワン・
ツー・ワン・マーケティングの提供を利用者やスポンサ
ーの獲得のセールスポイントに出来、スポンサーにとっ
ては、利用者の行動をフィードバックすることでマーケ
ティング活動への利用や電子クーポン、広告等の効果を
確認することが出来、提供する番組や広告の作成、電子
クーポンの一層の販促活動への利用に生かすことが出来
るというメリットがある。
【0124】また、電子クーポンを利用して、自販機で
缶ジュース等の景品に交換することも可能となり、サー
ビス提供者にとっては、手軽により効率的に集客活動が
行え、利用者にとっても十分にメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による電子クーポンシス
テムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態による電子クーポンサー
ビス装置の構成を表すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態による 認証機関の構成
を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態による電子クーポン生成
・配信手順および当選番号リスト生成・配信手順を説明
するためのフロー図
【図5】本発明の一実施の形態による利用者端末の構成
を示すブロック図
【図6】本発明の一実施の形態による受領端末の構成を
示すブロック図
【図7】本発明の一実施の形態による電子クーポンシス
テムの処理の流れの説明図
【図8】本発明の他の実施の形態による電子クーポンシ
ステムの構成を示すブロック図
【図9】本発明の更に他の実施の形態による電子クーポ
ンシステムの構成を示すブロック図
【図10】従来の放送割引クーポンシステムの第1の例
を説明するための図
【図11】従来の放送割引クーポンシステムの第2の例
を説明するための図
【図12】本発明の一実施の形態による電子クーポンの
構成を示す図
【図13】本発明の一実施の形態による電子クーポンの
構成を示す図
【符号の説明】
101 サービス提供者 102 利用者端末 103 受領端末 104 認証機関 202 入力手段 203 電子クーポン生成手段 204 表示手段 205 暗号処理手段 206 管理DB 207 ネットワーク 208 通信手段 302 通信手段 303 認証処理手段 304 暗号処理手段 305 管理DB 306 ネットワーク 401 電子クーポン生成・配信手順 402 当選番号リスト生成・配信手順 502 表示手段 503 処理制御手段 504 記憶手段 505 暗号処理手段 506 入力手段 507 第1の通信手段 508 第2の通信手段 602 表示手段 603 処理制御手段 604 記憶手段 605 暗号処理手段 606 入力手段 607 第1の通信手段 608 第2の通信手段 811 自動販売機 812 自動販売機能 810、809 インターフェース手段 1201 電子クーポン 1301 電子クーポン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/12 321 G07G 1/12 321N G09C 1/00 660 G09C 1/00 660Z H04L 9/08 H04L 9/00 601B

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して電子クーポンを利
    用者端末に配布する電子クーポンサービス装置におい
    て、利用者情報、利用者端末、受領端末、発行済み電子
    クーポン、電子クーポン毎の抽選番号、当選番号または
    使用状況の少なくとも1つを管理する管理データベース
    (DBと略記)と、電子クーポンの配信対象、電子クー
    ポンの内容、1以上の当選等級毎の当選者数または割合
    を入力する入力手段と、前記電子クーポンの配信対象毎
    に抽選番号を割り当て電子クーポンを生成するととも
    に、抽選番号の中から当選番号を決定し当選番号リスト
    を作成する電子クーポン生成手段と、前記抽選番号を含
    む電子クーポンを利用者端末に配信する配信手段とを少
    なくとも具備することを特徴とする電子クーポンサービ
    ス装置。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して電子クーポンを利
    用者端末に配布する電子クーポンサービス装置におい
    て、利用者情報や利用者端末、受領端末、発行済み電子
    クーポン、電子クーポン毎の抽選番号、当選番号または
    使用状況の少なくとも1つを管理する管理DBと、電子
    クーポンの配信対象、電子クーポンの内容、1以上の当
    選等級毎の当選者数または割合を入力する入力手段と、
    前記電子クーポンの配信対象毎に抽選番号を割り当て電
    子クーポンを生成するとともに、抽選番号の中から当選
    番号を決定し当選番号リストを作成する電子クーポン生
    成手段と、前記抽選番号を含む電子クーポンを利用者端
    末に配信する第1の配信手段と、決定した当選番号リス
    トを受領端末に配信する第1または第2の配信手段とを
    少なくとも具備することを特徴とする電子クーポンサー
    ビス装置。
  3. 【請求項3】 前記構成に加え、受領端末との通信手段
    を具備し、通信手段を介して受領端末からの抽選番号の
    当否や電子クーポンの使用の有無の照会に対して電子ク
    ーポン生成手段が管理DBに登録してある当選番号リス
    トおよび使用状況を参照し当否を前記通信手段を介して
    回答することを特徴とする請求項1記載の電子クーポン
    サービス装置。
  4. 【請求項4】 暗号処理手段を備え、利用者端末に抽選
    番号を暗号化した電子クーポンを配信することを特徴と
    する請求項2または3記載の電子クーポンサービス装
    置。
  5. 【請求項5】 暗号処理手段を備え、利用者端末には抽
    選番号を暗号化した電子クーポンを配信し、受領端末に
    は抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵と当選番号リストと
    を暗号化して配信することを特徴とする請求項2記載の
    電子クーポンサービス装置。
  6. 【請求項6】 暗号処理手段を備え、利用者端末には抽
    選番号を暗号化して電子クーポンを配信し、抽選番号の
    暗号鍵として複数の受領端末に共通の公開鍵または複数
    の受領端末と共有する共通鍵を用い、受領端末には当選
    番号リストを前記公開鍵または前記共通鍵で暗号化して
    送ることを特徴とする請求項2記載の電子クーポンサー
    ビス装置。
  7. 【請求項7】 暗号処理手段を備え、電子クーポンにデ
    ィジタル署名を付して配信することを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれかに記載の電子クーポンサービス装
    置。
  8. 【請求項8】 電子クーポンサービス装置からネットワ
    ークを介して配布される電子クーポンを受け取る利用者
    端末において、配信されたディジタル署名付き電子クー
    ポンを受信する受信手段と、前記受信した電子クーポン
    を受領端末に送信する送信手段と、公開鍵および受信し
    た電子クーポンを格納する記憶手段と、前記記憶手段か
    ら読み出した前記公開鍵を用いて前記電子クーポンの復
    号化を行う暗号処理手段と、前記復号化された結果を用
    いてサービス提供者の真正性を検証する処理制御手段
    と、受信した前記電子クーポンの内容を表示する表示手
    段とを少なくとも具備し、前記処理制御手段は、真正性
    を確認した前記電子クーポンを受領端末へ送信した後、
    前記受領端末からの電子クーポン受領通知を受けて使用
    済みとなった電子クーポンを前記記憶手段から削除する
    ことを特徴とする利用者端末。
  9. 【請求項9】 電子クーポンサービス装置からネットワ
    ークを介して配布される電子クーポンを受信し、前記電
    子クーポンに記載のサービスの提供を受けるために受領
    端末に前記電子クーポンを送信する利用者端末におい
    て、配信された電子クーポンを受信する受信手段と、受
    信した電子クーポンを受領端末に送信する送信手段と、
    受信した電子クーポンを格納する記憶手段と、端末の制
    御を行う処理制御手段と、受信した前記電子クーポンの
    内容を表示する表示手段と、電子クーポンとともに配信
    された若しくは電子クーポンに記載されているアンケー
    トの回答を入力する入力手段とを少なくとも具備し、前
    記処理制御手段が利用者プロファイルやアンケートの回
    答を前記電子クーポンに記載しまたは前記電子クーポン
    と一緒に、受領端末経由で電子クーポンサービス装置へ
    受け渡すことを特徴とする利用者端末。
  10. 【請求項10】 更に暗号化手段を有し、利用者プロフ
    ァイルやアンケートの回答などのプライベート情報を電
    子クーポンサービス装置の公開鍵または電子クーポンサ
    ービス装置と利用者端末とで共有する共通鍵により暗号
    化し、電子クーポンに記載しまたは前記電子クーポンと
    一緒に、受領端末経由で電子クーポンサービス装置へ送
    信することを特徴とする請求項9記載の利用者端末。
  11. 【請求項11】 電子クーポンサービス装置からネット
    ワークを介して配布される電子クーポンを受信し、前記
    電子クーポンに記載のサービスの提供を受けるために受
    領端末に前記電子クーポンを送信する利用者端末におい
    て、前記電子クーポンサービス装置から配信される電子
    クーポンの当選番号リストを受信する受信手段と、電子
    クーポンサービス装置と通信を行う第1の通信手段と、
    抽選番号を含む電子クーポンを受信する第2の通信手段
    と、受信した電子クーポンの抽選番号を前記当選番号リ
    ストと照合する処理制御手段と、当選結果を表示する表
    示手段とを少なくとも具備し、前記処理制御手段が、第
    1の通信手段を介して前記電子クーポンサービス装置に
    前記電子クーポンの使用の有無を問い合わせ、未使用で
    あれば前記表示手段に当選結果とその内容を表示すると
    ともに前記利用者端末へ電子クーポンを受領したことを
    通知し、利用者端末からの削除通知を受けて所定のサー
    ビスを提供するとともに電子クーポンが使用されたこと
    を前記電子クーポンサービス装置へ通知することを特徴
    とする受領端末。
  12. 【請求項12】 前記受信手段と前記第1の通信手段が
    同一のものであることを特徴とする請求項11記載の受
    領端末。
  13. 【請求項13】 電子クーポンサービス装置からネット
    ワークを介して配布される電子クーポンを受信し、前記
    電子クーポンに記載のサービスの提供を受けるために受
    領端末に前記電子クーポンを送信する利用者端末におい
    て、電子クーポンサービス装置と通信を行う第1の通信
    手段と、利用者端末から抽選番号を含む電子クーポンを
    受信する第2の通信手段と、当選結果を表示する表示手
    段と、処理制御手段とを少なくとも具備し、前記処理制
    御手段が、第1の通信手段を介して前記電子クーポンサ
    ービス装置に抽選番号の当否および前記電子クーポンの
    使用の有無を問い合わせ、未使用であれば前記表示手段
    に当選結果とその内容を表示するとともに前記利用者端
    末へ電子クーポンを受領したことを通知し、利用者端末
    からの削除通知を受けて所定のサービスを提供するとと
    もに電子クーポンが使用されたことを前記電子クーポン
    サービス装置へ通知することを特徴とする受領端末。
  14. 【請求項14】 暗号処理手段を備え、利用者端末から
    受信した電子クーポンに含まれる暗号化された抽選番号
    を、電子クーポンサービス装置から受信した、暗号化さ
    れた抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵と暗号化された当
    選番号リストとを復号化して得られた暗号鍵を用いて復
    号化し、得られた抽選番号を前記復号化された当選番号
    リストと照合することを特徴とする請求項11または1
    2記載の受領端末。
  15. 【請求項15】 暗号処理手段を備え、利用者端末から
    受信した電子クーポンに含まれる自身の公開鍵または電
    子クーポンサービス装置と共有する共通鍵を用いて暗号
    化された抽選番号を、記憶手段に記憶している自身の秘
    密鍵または前記共通鍵を用いて復号化して得られた抽選
    番号を、前記電子クーポンサービス装置から受信した前
    記公開鍵または前記共通鍵のいずれかで暗号化された当
    選番号リストを前記秘密鍵または前記共通鍵を用いて復
    号化して得られた当選番号リストと照合することを特徴
    とする請求項11または12記載の受領端末。
  16. 【請求項16】 暗号処理手段を備え、受信した電子ク
    ーポンサービス装置のディジタル署名を付された電子ク
    ーポンを、電子クーポンサービス装置の公開鍵で復号化
    することにより改竄の有無を検証することを特徴とする
    請求項11乃至15のいずれかに記載の受領端末。
  17. 【請求項17】 前記表示手段に、テキストまたは映像
    または音声または音楽またはそれらの組合せのいずれか
    をもって抽選結果を表示することを特徴とする請求項1
    1乃至16のいずれかに記載の受領端末。
  18. 【請求項18】 前記受領端末がインターフェース手段
    を介して自動販売機と接続され、当選結果に応じた商品
    を当該利用者に提供することを特徴とする請求項11乃
    至17のいずれかに記載の受領端末。
  19. 【請求項19】 前記受領端末が自動販売機で、当選結
    果に応じた商品を当該利用者に提供することを特徴とす
    る請求項11乃至17のいずれかに記載の受領端末。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至7のいずれかに記載の電
    子クーポンサービス装置と、請求項8乃至10のいずれ
    かに記載の利用者端末と、請求項11乃至19のいずれ
    かに記載の受領端末とから少なくとも構成されることを
    特徴とする電子クーポンシステム。
  21. 【請求項21】 前記電子クーポンシステムの構成に更
    に認証サーバーを加え、該認証サーバーが電子クーポン
    サービス装置、利用者端末、受領端末のディジタル証明
    書を発行することを特徴とする20記載の電子クーポン
    システム。
  22. 【請求項22】 ネットワークを介して電子クーポンを
    利用者端末に配布し、利用者端末からの電子クーポンを
    受領端末で受領する若しくは回収する電子クーポンのサ
    ービス方法において、前記電子クーポンサービス装置で
    は、電子クーポンの配信対象毎に抽選番号を割り当てて
    抽選番号を含む電子クーポンを生成して前記利用者端末
    に配信し、更に、抽選番号の中から当選番号を決定し当
    選番号リストを作成して前記受領端末に配信し、前記利
    用者端末では、受信した電子クーポンの内容を表示し、
    利用者は表示内容を確認して利用可能な前記受領端末の
    設置してある場所へ赴き、前記利用者端末から電子クー
    ポンを前記受領端末へ送信し、前記受領端末では、受信
    した電子クーポンの抽選番号が当選番号リストの当選番
    号と比較して当否を確認し、当選していた場合、前記電
    子クーポンサービス装置へ該電子クーポンの使用の有無
    を確認し、未使用であれば当選内容を表示し、前記受領
    端末もしくは該端末を扱う店員が所定のサービスを提供
    するとともに前記受領端末から前記利用者端末へ受領し
    たことを通知し、前記利用者端末は受領の通知を受け取
    ると該電子クーポンを削除するとともに削除した旨を前
    記受領端末へ通知し、前記受領端末では、削除通知を受
    けて電子クーポンが使用されたことを前記電子クーポン
    サービス装置へ通知し、前記電子クーポンサービス装置
    では電子クーポンを管理する管理DBの内容を更新する
    ことを特徴とする電子クーポンサービス方法。
  23. 【請求項23】 前記抽選番号を暗号化することを特徴
    とする請求項22記載の電子クーポンサービス方法。
  24. 【請求項24】 少なくとも電子クーポンサービス装置
    から受領端末へ抽選番号の暗号化に用いた暗号鍵や当選
    番号リストを受け渡す通信セッションにおいて暗号を使
    用することを特徴とする請求項22記載の電子クーポン
    サービス方法。
  25. 【請求項25】 更に認証サーバーを加え、前記認証サ
    ーバーは、各装置、端末のディジタル証明書の発行を行
    い、これを用いて、各装置、端末間の通信セッションに
    おけるディジタル署名に基づく相手装置、端末の認証お
    よび受信した電子クーポンや抽選番号の暗号化鍵や当選
    番号リストへのディジタル署名に基づく真正性の検証を
    行うことを特徴とする請求項22記載の電子クーポンサ
    ービス方法。
  26. 【請求項26】 前記利用者端末は、アンケートの回答
    を電子クーポンとともにまたはその一部として、受領端
    末経由で電子クーポンサービス装置へ受け渡すことを特
    徴とする請求項22乃至25のいずれかに記載の電子ク
    ーポンサービス方法。
  27. 【請求項27】 前記利用者端末は、利用者プロファイ
    ルやアンケートの回答などのプライベート情報を電子ク
    ーポンサービス装置の公開鍵または電子クーポンサービ
    ス装置と利用者端末とで共有する共通鍵により暗号化
    し、受領端末経由で電子クーポンとともにまたはその一
    部として電子クーポンサービス装置へ送信することを特
    徴とする請求項26記載の電子クーポンサービス方法。
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