JP2002288367A - 機器管理サーバ及びネットワークシステム、情報処理方法並びに情報処理プログラム - Google Patents

機器管理サーバ及びネットワークシステム、情報処理方法並びに情報処理プログラム

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JP2002288367A JP2001088572A JP2001088572A JP2002288367A JP 2002288367 A JP2002288367 A JP 2002288367A JP 2001088572 A JP2001088572 A JP 2001088572A JP 2001088572 A JP2001088572 A JP 2001088572A JP 2002288367 A JP2002288367 A JP 2002288367A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換もしくは補充可能に構成された流通物を
必要とする機器を管理するサーバにおいて、流通物が消
費した場合に、新たな流通物と交換する動作の可否を判
断する。 【解決手段】 機器管理サーバとしてのサーバ5は、少
なくとも1つの画像形成装置21から発せられる情報を
受信する通信部51と、受信する情報内容について、流
通物6の交換を要するか否かに基づいて設定した結果を
記憶する記憶部54と、受信した情報が上記流通物6の
交換を要する情報かを判断し、該当する場合に画像形成
装置21に対する操作の実行を許可するか否かの処理を
行う演算処理部52とを備え、上記通信部51は上記処
理結果を画像形成装置21に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器の動作を管理
する機器管理サーバに関し、好適には、複写機・プリン
タ等の画像形成装置の消耗物品・消費物品の在庫管理、
課金管理等を集中的に行う機器管理サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置がネットワーク接続されて
いるプリントシステムにおいて、クライアント、たとえ
ば、該ネットワークに接続されたパーソナルコンピュー
タ(PC)からの印刷ジョブを管理するプリントサー
バ、さらに、印刷処理に課金を行う場合には、課金情報
管理を行う課金サーバが用意される。
【0003】図21を用いてより詳細に説明すると、第
1のグループ110は、複数の画像形成装置104と該
画像形成装置104の印刷ジョブを管理するサーバ10
5とがネットワーク103に接続されている。また、該
第1のグループ110は課金処理を管理するサーバ10
2を有する第2のグループ111とネットワーク101
により接続されている。
【0004】以上のような構成は、第2のグループ11
1が、第1のグループ110により行われる印刷動作に
対して課金を行うサービスを提供する場合に生じる一般
形態である。課金処理を行う機能を第1のグループ11
0内に配置されるサーバ105に移行しても良いが、第
1のグループ110と第2のグループ111との間に特
別な信頼関係がある場合を除き、殆どの場合はサービス
提供者としての第2のグループ111が主体的に管理す
るためにサーバ102が必要である。
【0005】たとえば、特開平11−154068号公
報では、複数のプリンタ間での利用頻度を均一にするこ
とを目的として、各プリンタの利用頻度に連動して動的
に課金リソースの料金を変更する機能を有した課金サー
バに関する技術が開示されている。
【0006】また、特開平11−242576号公報で
は、プリントサーバとは独立した課金サーバを設け、印
刷処理と課金処理を分散させることにより課金処理を効
率的に行う技術が開示されている。
【0007】また、特開2000−71577号公報で
は、印刷ジョブ要求が発生した時点において、その要求
を実行すると実行途中において料金支払い可能額の基準
値を超えてしまうことが予測される場合に、縮小印刷機
能あるいは集約印刷機能あるいは両面印刷機能を用いて
課金料を少なくするように印刷することにより、課金残
高不足による印刷不能を防止する技術が開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれのプリンタシステムも、印刷行為自体が課金される
という特殊な有料のプリントシステムに関するものであ
り、無料のシステムでは役立たないのは無論のこと、ト
ナーカートリッジのような画像形成装置の交換を必要と
する部品等のメンテナンス・サービスに対して管理及び
課金を行うシステムではない。
【0009】つまり、トナーカートリッジ交換の際、交
換の実行の可否をサーバに問い合わせ、予算及び予算消
化の進捗状況等を参照してトナーカートリッジ交換の許
可判断を行うというサーバ、あるいは該サーバを有した
ネットワークシステムはなかった。
【0010】本発明はこのような従来の実情に鑑みてな
されたものであり、その目的は、画像形成装置のサプラ
イ品、すなわち、トナーカートリッジ等の消耗部品・消
費部品の交換に係わる操作を集中的に管理することによ
り、該消耗部品・消費部品の在庫管理を行い、さらに、
予算及び予算実績を参照して該交換を許容もしくは制限
することにより、該消耗部品・消費部品に係わる予算管
理を計画内で行うことを可能とする機器管理サーバ及び
ネットワークシステム、情報処理方法並びに情報処理プ
ログラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】・本発明の機器管理サー
バは、上記の課題を解決するために、交換もしくは補充
が可能な流通物を用いる機器の管理を行う機器管理サー
バにおいて、少なくとも1つの機器から発せられる情報
を受信する受信部と、受信した情報が上記流通物の交換
もしくは補充を要する情報かを判断し、該当する場合に
機器に対して流通物の交換もしくは補充に関する操作の
実行を許可するか否かを、当該機器または機器の使用者
に対して予め設定された可否条件に基づいて判断する処
理を行う演算処理部と、上記処理結果を機器に通知する
送信部とを有することを特徴としている。
【0012】これによれば、流通物の交換もしくは補充
が必要となった時点において、該流通物の交換もしくは
補充の可否を、機器または機器の使用者に対して予め設
定された可否条件に基づいて判断し、その可否判断の結
果を機器管理サーバから機器へ通知するようにしている
ので、流通物の交換もしくは補充に関する可否条件の充
足具合を機器管理サーバが一元的に管理することができ
る。
【0013】たとえば、流通物の消費に対して発生する
課金額の管理、たとえば、予算に対する進捗率の制御及
び予算内での運用等の場合、対象となる機器(画像形成
装置)毎に予算を設定し、進捗を個別に管理する方法の
他、全体予算を設定し、個々の機器の進捗を集計して全
体予算との比較を行うといった総合的管理を行うことも
できる。
【0014】また、機器が画像形成装置の場合、それに
用いる流通物として、トナーカートリッジ、インクカー
トリッジ等の構成部品の交換に限らずトナー、インク等
の消耗部品に対しても管理を行うことができる。
【0015】さらに、可否判断の結果が機器管理サーバ
から機器へ通知されることにより、機器の使用者は、機
器の使用を停止したり、予算枠等の可否条件を変更した
り等の、状況に合わせた適切な対応措置を取ることがで
きる。
【0016】さらに、機器管理サーバが管理する複数の
機器を総務部使用機器、人事部使用機器、研究所使用機
器等のようにグループ化しておき、グループ毎に可否条
件を設定するならば、単一の機器管理サーバの管理によ
って該グループ別の個別管理を行うことができる。その
結果、総務部使用機器として設定されていた機器を人事
部使用機器に変更する場合にも、機器管理サーバにおけ
るグループテーブル等の管理ファイルの変更のみによっ
て、簡単に対応することができる。なお、グループテー
ブルとは、各機器に対し、該機器が属するグループ情報
を記憶したファイルである。
【0017】なお、機器管理サーバが上記処理を行って
いる間は、機器利用者が流通物の勝手な交換もしくは補
充をしないように、機器の表示部への警告等の表示、あ
るいは、流通物の機器に対する装着を特殊なネジ等の結
合部品により行うようにすれば、より正確な管理を行う
ことができる。
【0018】また、機器管理サーバと機器との間で行わ
れる通信は、電話回線、インターネット、専用回線のよ
うな有線の形態か、または無線の形態かを問わない。
【0019】・本発明の機器管理サーバは、上記の課題
を解決するために、上記可否条件を記憶する記憶部とを
有することを特徴としている。
【0020】これによれば、たとえば、上記可否条件を
記憶する記憶部を別サーバに設け、該サーバにアクセス
することにより上記設定結果を取得する方法に比べ、機
器管理サーバと別サーバとを接続するネットワークの影
響を受けないため、常に安定して高速の処理(記憶部か
ら読み取り及び記憶部への書き込みの速度)を行うこと
ができる。また、セキュリティ上も優れている。
【0021】・本発明の機器管理サーバの上記可否条件
は予算であることを特徴としている。
【0022】これによれば、機器または機器の使用者に
対して予め設定された予算に基づいて流通物の交換もし
くは補充の許可を機器に対して通知することができるの
で、機器の使用者等による流通物の交換もしくは補充の
実行に制限を加えることができる。したがって、機器の
使用者は、むやみやたらな流通物の交換もしくは補充に
伴う経費の増加を抑制することができ、また、予算消化
の進捗を管理することにより予算内で機器を使用する
等、機器に関する業務を推進することができる。
【0023】また、対象となる機器毎に予算を設定し、
進捗を個別に管理する方法の他、機器の使用者に対して
全体予算を設定し、個々の機器の進捗を集計して全体予
算との比較を行うといった総合的管理を行うこともでき
る。
【0024】・本発明のネットワークシステムは、上記
の課題を解決するために、交換もしくは補充が可能な流
通物を用いる少なくとも1つの機器と、第1のサーバと
がローカルネットワークにより接続された第1のグルー
プと、該第1のサーバもしくは該第1のグループとネッ
トワーク接続された第2のサーバを有する第2のグルー
プとからなるネットワークシステムにおいて、該第1の
サーバは、上記機器からの情報を受信する受信部と、受
信した情報が上記流通物の交換もしくは補充を要する情
報かを判断し、該当する場合に機器に対して流通物の交
換もしくは補充に関する操作の実行を許可するか否か
を、当該機器または機器の使用者に対して予め設定され
た可否条件に基づいて判断する処理を行う演算処理部
と、上記処理結果を機器に通知する送信部と、を有する
ことを特徴としている。
【0025】これによれば、オフィス等においてほぼ一
般的な構成と考えられる第1のサーバ、機器等のネット
ワーク環境資産を活かしながら、第1のサーバにおける
処理手順の付加というソフトウエアレベルでの対応及び
該処理結果の機器への表示といった簡単なハードウエア
の変更のみによって、既存のシステムに新たな機能を付
加することができる。また、複数の機器が接続されたシ
ステム構成においても、単一のサーバによって各機器の
管理を行うと共に総合的な管理を行うことができ、包括
的な管理を行うネットワークシステムを構築することが
できる。
【0026】さらに、ネットワークといったIT技術を
用いれば、第1のグループにより行われる流通物の交換
もしくは補充行為に対する情報を第2のサーバに送信す
ることが可能となり、該第2のサーバは第1のグループ
に対し、在庫管理及び課金管理といった各種のサービス
を提供することができる。
【0027】なお、許可判断を機器または機器の使用者
に対して予め設定された可否条件に基づいて行うように
するならば、第1のサーバは、第1のグループで発生し
た流通物の交換に係わる課金額を総合的に管理すること
ができる。また、同様に、グループ内における流通物の
在庫管理等を行うことができる。
【0028】・本発明のネットワークシステムは、上記
の課題を解決するために、上記第1のサーバは、流通物
の交換もしくは補充を要求する情報を発信した機器が、
該流通物の交換もしくは補充に係わる操作を実行したこ
とをローカルネットワークおよび受信部を介して検知し
た場合、第2のサーバと通信を行い、必要な情報を送信
することを特徴としている。
【0029】これによれば、第1のサーバは、流通物の
交換もしくは補充に係わる操作が機器において実行され
たという事実を検出しているため、該検出タイミングを
新たな流通物の使用開始であると同定することができ、
したがって、課金発生タイミングあるいは流通物補充タ
イミングとして利用することが可能となる。たとえば、
流通物の交換もしくは補充を検出したという事実を第2
のサーバへ通知することによって、流通物補充処理ある
いは課金処理等の手続きを第2のサーバに要求、依頼す
ることができる。
【0030】また、第2のグループから見れば、第1の
グループは第1のサーバを中核とした構成であるので、
第1のサーバによりグループ内の集計を行った結果を利
用することができる。すなわち、第2のグループが第1
のグループの在庫情報あるいは課金情報を管理する形態
を例として説明すれば、第1のグループがたとえば複数
の機器を有するネットワーク構成においても、第1のサ
ーバが該個々の機器における課金額あるいは在庫数を集
計した後、第2のグループの第2のサーバに該情報をま
とめて送信することができるので、第2のサーバは、課
金処理を効率的に行うことができる。
【0031】したがって、第1のグループの機器の数が
多い場合であっても、第2のグループの第2のサーバが
交信を行う相手は第1のサーバであるので、第2のサー
バの処理負荷及び第1のサーバと第2のサーバを接続し
ているネットワーク負荷を増大することなしに、ネット
ワークを介した快適なサービスを提供することができ
る。
【0032】また、第2のグループの第2のサーバが交
信を行う相手は個々の機器ではなく第1のサーバである
ので、第1のグループは機器構成、流通物の使用頻度等
の情報を第2のグループに対して未公開とすることもで
きる。その結果、自社の情報の流出をなるべく抑えよう
とする閉鎖的あるいは秘密主義的なサービス受給者に対
しても、流通物の在庫管理、課金管理といった最低限の
サービスを提供することができる。
【0033】また、第2のサーバは、第1のグループの
機器において流通物が交換もしくは補充された状況を把
握することができるので、たとえば、流通物の消費が激
しい第1のグループに対しては、流通物単価を下げる等
の値引きした課金処理を簡単に行うことができる。
【0034】さらに、予め流通物を第1のグループに納
入し、該納入した流通物の数も併せて管理するならば、
流通物の交換という事実に基づいた情報を加味すること
で、第1のグループにおける流通物の在庫管理を行うこ
とができる。
【0035】・本発明のネットワークシステムは、上記
の課題を解決するために、上記必要な情報は、少なくと
も第1のグループを特定できる情報と、交換もしくは補
充される流通物を特定できる情報であることを特徴とし
ている。
【0036】これによれば、第2のサーバは、第1のグ
ループ毎に該当の流通物の消費量(交換状況または補充
状況)を管理することができるので、ある特定のグルー
プに対し、特定の流通物を補充する等の在庫管理サービ
スを行うことができる。
【0037】・本発明のネットワークシステムの上記流
通物は、流通物固有の情報が形成されていることを特徴
としている。
【0038】これによれば、サービス受給者に提供する
流通物一つ一つについて固有の情報を割り当てているの
で、機器に装着された流通物の該固有の情報が同じであ
るか異なっているかを検出することによって、たとえ
ば、画像形成装置の場合にはペーパージャム処置時等の
同一流通物の抜き差しか、あるいは、交換による新規流
通物の装着かを、演算処理部は電子的に判断することが
できる。
【0039】したがって、装着された流通物の該固有の
情報が新たな場合、新たな固有の情報が通知されたこと
をもって、新たな流通物の使用と同定することが可能と
なる。その結果、在庫管理の場合の新たな流通物の発送
の指示、あるいは、使用された流通物に対する課金計算
を行うことができる。
【0040】さらに、流通物に形成されている情報は固
有の情報であるため、既に、同じ情報を有した流通物が
サービス提供者の手によって登録されていれば、同一の
情報を有する流通物が2つ以上存在するという理由でチ
ェック動作を行うことができ、一般には、時間的に後で
検出された流通物が海賊版(=正規品の固有の情報をコ
ピーしたもの)である可能性が高く、排除する措置を取
ることができる。また、入手する情報には第1のグルー
プを特定する情報を含んでいるので、海賊版が流通して
いる地域等を早期に割り出すことができ、迅速な対応が
可能となる。
【0041】・本発明のネットワークシステムの上記第
1のサーバは、機器から送信される、流通物固有の情報
もしくは機器で使用中の流通物を特定する情報を記憶す
る記憶部と、該記憶内容と送信された最新の情報とを比
較し、異なる場合に上記記憶情報を更新する演算処理部
とを有することを特徴としている。
【0042】これによれば、サーバに同一の固有の情報
が幾度も送信されてきた場合には、上記記憶部の内容は
更新されないので、課金管理等の際に、ダブルカウント
を生じる虞がない。また、上記記憶部の内容が更新され
たタイミングをもって、課金管理等の処理を行わせるこ
とができる。
【0043】・本発明のネットワークシステムの上記機
器は、該機器に対して装着及び脱着が可能な流通物を用
いる画像形成装置であり、第1のサーバとの間で情報の
送受信を行う送受信部と、上記流通物の交換もしくは補
充の可否に対する第1のサーバとの交信中に流通物の交
換もしくは補充を禁止する制御を行うコントロ−ラ部を
有することを特徴としている。
【0044】これによれば、第1のサーバとの交信中は
流通物の交換もしくは補充を保留もしくは禁止状態にで
きるので、流通物の交換に対して許可が下りる前に見き
り発車で流通物の交換が行われることを抑制することが
できる。
【0045】なお、流通物の交換を禁止する方法として
は、機器の表示部への警告等の表示、または、流通物を
機器に装着する機構あるいは流通物を収容した機器の扉
に電子ロックを設けること等により流通物の脱着自体を
禁止する方法等を採用することができる。
【0046】・本発明の情報処理方法は、上記の課題を
解決するために、交換もしくは補充が可能な流通物を用
いる機器とサーバとがローカルネットワークにより接続
されたネットワークシステムにおいて、サーバが行う情
報処理方法であって、上記機器からの情報を通信部を介
して受信するステップと、受信した情報が流通物の交換
もしくは補充を要する情報かを判断するステップと、該
情報が流通物の交換もしくは補充を要する情報である場
合に、該流通物の交換もしくは補充に係わる操作の実行
を上記機器に許可するか否かを、該機器または機器の使
用者に対して予め設定された可否条件に基づいて判断す
る処理を行うステップと、上記処理結果を機器に通知す
るステップと、をサーバに実行させることを特徴として
いる。
【0047】これによれば、以上述べたように、予め設
定される可否条件に基づき、流通物の交換もしくは補充
の許可を与えるので、たとえば、流通物の消費に対して
発生する課金額の管理においては、予算に対する進捗率
の制御及び予算内での達成を、対象となる機器全てに対
して、あるいは機器毎に一元的に管理する方法を提供す
ることができる。
【0048】・本発明の情報処理方法は、上記の課題を
解決するために、上記サーバが、流通物の交換もしくは
補充を要する情報を発信した機器が該流通物の交換もし
くは補充に係わる操作を実行したことをローカルネット
ワークを介して検知した場合、他のサーバに、必要な情
報を送信するステップを有することを特徴としている。
【0049】これによれば、流通物の交換という事実を
検出しているため、サーバはたとえば、該検出タイミン
グを流通物の課金発生タイミングとして同定することが
可能となり、また、他のサーバへの通知によって他のサ
ーバは課金処理を独自に確定することができる。
【0050】・本発明の情報処理方法は、上記の課題を
解決するために、上記流通物の交換もしくは補充を許可
する場合には、当該機器に対し許可信号を送出し、交換
を許可しない場合には不許可信号を送出するステップを
有することを特徴としている。
【0051】これによれば、交換を許可しない場合に不
許可信号を送出することにより、機器は該信号の受信に
基づいて、" 交換は許可されませんでした" 等のメッセ
ージを表示もしくは通知したり、不許可信号から機器の
動作を停止する信号を生成したりすることが可能とな
る。したがって、機器利用者に対し、機器はサーバとの
交信中による動作停止状態なのか、あるいは、不許可と
いう判定に基づく動作停止状態なのかを判別させること
ができる。
【0052】なお、機器がサーバと交信を行う時に、機
器はサーバ以外からの指示や信号入力を受け付けないよ
うにしておくならば、交換許可信号を受信するまでの
間、流通物が勝手に交換されるという危険性を極力なく
すことができる。
【0053】また、該サーバは、機器が送信する情報の
中から本発明による処理対象の情報を選別する機能を有
しているので、従来のプリントサーバとしての機能を兼
ね備えることが可能である。
【0054】・本発明の情報処理プログラムは、上記の
課題を解決するために、上記の情報処理方法のいずれか
における各ステップを、コンピュータに実行させること
を特徴としている。
【0055】これによれば、本発明の情報処理プログラ
ムを、サーバにロードすることによって、本発明の情報
処理方法を機器使用者に提供することができる。また、
一般的なコンピュータを本発明のサーバとして機能させ
ることを実現できる。
【0056】また、サーバによる集中管理方式であるの
で、各機器に同様の処理を行わせるプログラム等を内蔵
する方法に比べ、該機器の構造の複雑化、製造時間、製
造コスト等の上昇を伴うことがない。また、該プログラ
ムの修正、バージョンアップ等を行う場合にも、サーバ
に内蔵された単一のプログラムのみの修正でよいので、
修正作業等が効率的になる。
【0057】さらに、上記処理手順を記録したプログラ
ムはサービス提供者(第2のグループ)により作成ある
いは管理されるので、処理内容が保証されたものであ
り、該プログラムをサービス受給者(第1のグループ)
のサーバ内に置くことができる。したがって、サービス
受給者とサービス提供者間の信用にかかわる最終的な課
金処理等の重要な処理を除き、課金情報の一時的なとり
まとめ等の処理をサーバが行う機能として移行すること
ができ、第2のサーバの処理負担を大幅に軽減すること
ができる。
【0058】なお、本発明の機器管理方法をコンピュー
タに実行させる機器管理プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の権利範囲に属
することはいうまでもない。
【0059】また、上記記録媒体として、機器とサーバ
とがローカルネットワークにより接続されたネットワー
クシステムにおいて該サーバが行う制御プログラムを記
録した記録媒体であって、該制御プログラムは、サーバ
に、上記複数の機器からの情報を受信させ、受信した情
報が予め決められた情報かを判断させ、該情報が機器を
構成する交換可能な流通物の交換を要求するメッセージ
である場合に、該メッセージ内容に係わる操作の実行を
上記機器に許可するか否かの処理を行わせ、上記処理結
果を機器に通知させる一連の処理をコンピュータに実行
させることを特徴とするものであってもよい。
【0060】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕 (流通物)本実施の形態に於いて、流通物とは、機能か
ら見れば装置の一部を構成し、交換により性能が回復・
保持できるものを含む。たとえば、装置が、画像形成装
置の場合には、トナーカートリッジあるいは現像カート
リッジ、感光体カートリッジ、現像部材と感光体が一体
的に形成されたカートリッジ、インクカートリッジ、イ
ンクタンクと印字ヘッドが一体的に形成されたカートリ
ッジ等が相当する。当業界では、これらの商品をサプラ
イ品と呼ぶ場合がある。
【0061】また、インクやトナーのように補充が可能
な消耗材自体を本発明に係る流通物と捉えることもでき
る。
【0062】図5(a)に、流通物6がトナーカートリ
ッジの場合の一般例を示す。流通状態のトナーカートリ
ッジ60は、包装材62及び梱包材63により、包装及
び梱包されている。これら包装材62及び梱包材63
は、品質保持上あるいは保護上使用されており、包装材
62は、たとえば、アルミパックであり、また、梱包材
63は紙、ダンボールであり、トナーカートリッジの実
使用上は不要のものである。したがって、流通状態の流
通物6には、上記包装材62及び梱包材63等を含める
ものとするが、機器装着時の流通物6はトナーカートリ
ッジ60を指すものとする。
【0063】インクジェットプリンタのインクカートリ
ッジも同様な構成である。
【0064】さらに、トナーカートリッジ60には、固
有の情報を記憶したICチップ61が形成されている。
【0065】次に、トナーカートリッジ60に形成され
る情報の記録内容について説明する。ICチップ61に
は、トナーカートリッジ60を個々に特定する固有の情
報として、0011 0001 0010 1101
1010等の2進化された20桁の数字が予め記憶され
ている。なお、桁数はこれに限定されるものではない。
該数字は、後述するサービス提供者10(図6等参照)
が作成し、管理される。
【0066】次に、上記数字の意味について説明する。
【0067】最上位4桁の数字は、複数あるトナーカー
トリッジ60の種類を特定するための情報である。この
場合、0000から1111まで、16機種まで区別可
能となる。なお、カラー機種の場合であって、Y(イエ
ロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラッ
ク)の4色のトナーカートリッジ60が必要である場合
には、最上位2桁をカラー情報に割り当ててもよく、例
えば、
【0068】
【表1】
【0069】とすれば、残りの2桁によって4機種まで
区別可能となる。たとえば、表2のようになる。
【0070】
【表2】
【0071】あるいは、表3に示すように、トナーカー
トリッジA及びB、感光体カートリッジC及びDであ
る。
【0072】
【表3】
【0073】これらの対応表は、後で図3等に基づいて
説明する、サービス提供者10側の第2のサーバ12
に、流通物テーブルとして用意される。
【0074】残り16桁の数字部分は、上記例で言え
ば、0011という種別番号を有するカートリッジの個
別番号であり、 0000 0000 0000 0000 から 1111 1111 1111 1111 までの65536の数字が、1つのトナーカートリッジ
60に対して単一かつ唯一の数字として割り当てられ
る。この情報も、サービス提供者10側の端末12に、
上記流通物テーブルに加えられる。
【0075】さらに、流通物6としては、各種製造装置
における補剤としての接着剤、電子基板製造装置におけ
る部品としてのIC、成形加工装置における加工材とし
ての樹脂、洗浄剤等を含む。
【0076】図5(b)に、流通物6に相当する流通物
600が接着剤の場合の一般例を示す。流通状態の接着
剤601は、金属カン602により密封されており、該
金属カン602表面にバーコード情報603として該流
通物固有の情報が形成されている。同図では、開缶状態
を示している。
【0077】図5(c)に、流通物6に相当する流通物
610がICの場合の一般例を示す。流通状態のIC6
11は、プラスチック製の梱包ケース612に収容され
ており、該梱包ケース612表面にバーコード情報61
3として該流通物固有の情報が形成されている。
【0078】(ネットワーク構成及び装置構成)図6
に、本発明が適用されるネットワークシステムの全体図
を示す。複数の契約者1と、サービス提供者10とが、
電話回線等のパブリックネットワークとしてのネットワ
ーク30を通じて接続されている。
【0079】サービス提供者10は、契約者1(機器の
使用者、サービス受給者)に対し、以下で詳細に説明す
るようなトナーカートリッジ等の流通物6に関するサー
ビスを提供する。
【0080】サービス提供者10は、たとえば、リース
会社、直販メーカ、サプライ品販売メーカであり、リー
ス会社等の場合には、画像形成装置本体に対するリース
契約を結ぶサービスであってもよい。
【0081】図3は、サービス提供者10と複数の契約
者1とのネットワーク上の一般的な構成を示している。
【0082】大規模事業所等になると、複数のプリンタ
・複写機を設置・利用しているのが普通である。同図で
は、複数の画像形成装置21A,22Aを有する契約者
1A(第1のグループ)および複数の画像形成装置21
B,22Bを有する契約者1B(第1のグループ)が、
外部のサービス提供者10(第2のグループ)とネット
ワーク接続されている例を示している。図3中の符号に
置いて、添え字のA,B,・・・は複数の契約者1同士
を区別するために用いている。
【0083】なお、同一企業であっても、複数の事業所
を有する場合には、各事業所毎に経理部門を設置し、管
理を行う場合がある。また、契約者1として、異なる複
数の企業である場合も含まれる。しかし、サービス提供
者10側から見れば、契約者1Aと契約者1Bとが同一
企業、あるいは、他企業であるか否かはさして重要では
なく、契約上の最小単位として同一とみなされる。
【0084】説明の都合上、以後は、特定の契約者1と
サービス提供者10との関係を示した図4を用いて、本
発明が適用されるネットワークシステムについて説明す
る。
【0085】ネットワークシステムの基本形態は、図中
点線で囲んだ契約者1毎に機器管理サーバまたは第1の
サーバとしてのサーバ5(図3のサーバ5A・5Bに相
当)を用意し、該サーバ5はサービス提供者10の第2
のサーバ12とネットワーク30により接続されてい
る。該サーバ5は、さらに、契約者1に属する少なくと
も1つ以上の画像形成装置21,22,・・・と、ロー
カルネットワーク31により接続されている。
【0086】画像形成装置21,22,・・・がプリン
タ及びデジタル複合機の場合には、同様にネットワーク
接続されたパーソナルコンピュータ3(図3のパーソナ
ルコンピュータ3A・3Bに相当)からの印字指令によ
り、ローカルネットワーク31を介して画像形成を行う
ように構成されている。
【0087】なお、アナログ複写機であっても、ネット
ワーク接続可能な通信手段を有するものであれば、本発
明の対象とすることは可能である。
【0088】一方、図7は、画像形成装置21・22等
(機器)に代わり、製造装置41・42等がローカルネ
ットワーク31に接続されたネットワークシステムの例
であり、この場合のサービス対象としての流通物6は、
図5(b)に示した接着剤601、あるいは図5(c)
に示したIC611である。
【0089】接着剤601の場合には、該接着剤601
を収容している金属カン602の表面に形成されたバー
コード情報603が、接着剤601の固有情報を有する
ように形成される。また、固有情報の読み取り部として
は、バーコードリーダを用いる。
【0090】なお、上記バーコード情報603は、金属
カン602の上蓋の内面に形成されてもよい。これによ
れば、該バーコード情報603は、金属カン602を開
封しなければ得られないので、該バーコード情報603
の取得によって、サービス提供者10は、流通物6(6
00)が使用されたことを同定することができる。
【0091】また、IC611の場合には、単一の梱包
ケース612の表面に形成されたバーコード情報613
が、IC611の固有情報を有するように形成される。
また、固有情報の読み取り部としては、バーコードリー
ダを用いる。
【0092】この場合も、上記バーコード情報613
を、IC611が嵌合されている梱包ケース612の凹
部に形成するようにすれば、IC611を取り出さない
限り、上記バーコード情報613を取得することができ
ないので、該バーコード情報613の取得によって、サ
ービス提供者10は、流通物6(610)が使用された
ことを同定することができる。
【0093】(サーバ5の構成)サーバ5は、パーソナ
ルコンピュータ、あるいは、ワークステーションであ
り、図1に示すように、通信部51と、演算処理部52
と、入力部53と、記憶部54と、出力部55とから構
成されている。また、サービス提供者10の第2のサー
バ12に対しては、クライアント的な位置づけになるの
で、第2のサーバ12と区別する必要がある場合には、
クライアント側のサーバ5と称する場合がある。
【0094】通信部51は、たとえばモデムであり、ロ
ーカルネットワーク31に接続するための機能を有して
いる。画像形成装置21,22,・・・から情報を受信
する場合には受信部として機能し、また、画像形成装置
21,22,・・・に情報を送信する場合には送信部と
して機能する。接続形態は、電話回線に限定されるもの
ではなく、CATV等の専用回線でもよい。さらに、伝
送路の一部に、無線を利用するものであってもよい。
【0095】また、第3のサーバと接続するための機能
を有していてもよい。なぜならば、ローカルネットワー
ク31と接続される第3のサーバを別途設け、該第3の
サーバが第2のサーバ12と接続するための機能を有す
るように構成することもできるからである。
【0096】演算処理部52は、通信部51あるいは入
力部53から入力された情報に対して演算を行う部分で
あり、たとえば、CPU、メモリである。メモリは、処
理結果を一時的に保存しておくためのRAM等のメモリ
である。演算処理をソフトウエア的に行う場合には、処
理手順を記したプログラムを保存しておくための不揮発
性メモリを用意する。あるいは、後述する記憶部54に
プログラムを保存しておき、プログラム動作時に該記憶
部54から読み出し、RAM上で作業してもよい。
【0097】入力部53は、たとえば、キーボード、マ
ウス、ポインティングデバイス、イメージスキャナ、バ
ーコードスキャナ等であり、後述するように予算管理テ
ーブルに予算及びその期間等の情報を入力するために用
いられる。
【0098】記憶部54は、通信部51あるいは入力部
53から入力された情報及び演算処理部52により行わ
れた演算結果を記憶するための部分であり、たとえば、
ハードディスク、光ディスクである。記憶内容として
は、後述するサーバが行う処理判断の基となる管理テー
ブル、流通物価格テーブル、本発明による処理フローを
記したアプリケーションプログラム等がある。
【0099】記憶部54を別サーバに設け、該サーバに
アクセスすることにより情報および演算結果を取得する
形態を採用してもよいが、記憶部54をサーバ5内に設
ける方が、サーバ5と別サーバとを接続するネットワー
クの影響を受けないため、常に安定して高速の処理(記
憶部54から読み取り及び記憶部54への書き込みの速
度)を行うことができ、また、セキュリティ上も優れて
いる。
【0100】出力部55は、情報のソフトコピー及びハ
ードコピーのためであり、前者に対してはCRTあるい
は液晶等のディスプレイが、また、後者に対してはプリ
ンタが該当する。記憶部54に記憶されている電子ファ
イルをイメージ表示する場合の表示体を指す場合には、
特に、表示部と称する場合がある。
【0101】サーバ5は、少なくとも1つ以上の画像形
成装置21,22,・・・と通信を行うことにより、画
像形成装置21,22,・・・の情報を入手し、また、
該情報に対する回答を行う。該回答により画像形成装置
21,22,・・・の流通物6の交換動作を制御する。
上記情報とは、たとえば、トナー、インク等の消耗物品
の消費によるカートリッジ交換要求メッセージである。
あるいは、感光体の寿命による感光体カートリッジ交換
要求メッセージである。さらには、トナー、インク等の
消耗物品の消費によるトナーあるいはインクの補充要求
メッセージである。
【0102】以下でも述べるように、本発明がベースと
するサービス・システムの電子的な実行に当たり、光デ
ィスク等の記録媒体に記録されたソフトウエアをサーバ
5にインストールする。該ソフトウエアは、サーバ5の
OSの種類等に応じて複数作成されてよい。したがっ
て、契約者1によって使用するサーバ5の種類が異なる
場合であっても、該サーバ5に応じた記録媒体を提供す
ることができる。これにより、契約者1に対し、サーバ
5の選択の余地を与え、あるいは、すでに保有している
サーバ5を有効利用することができる。
【0103】最終的にはネットワーク30を介して第2
のサーバ12へ送信され得る情報を、事前に、契約者1
におけるクライアント側のサーバ5にて一元的に管理及
び処理を行うものであり、第2のサーバ12の処理負担
及びネットワーク30の通信負荷の軽減が目的の1つで
ある。
【0104】(画像形成装置の構成)次に、契約者1側
の画像形成装置21,22,・・・の構成について説明
する。本実施の形態では、画像形成装置21,22,・
・・がアナログ、デジタルを問わず、また、電子写真、
インクジェット等の印字方式を問わず、ネットワーク接
続が可能なプリンタ、複写機等である場合について説明
する。なお、画像形成装置22,・・・については、構
成が同一であるため、その説明を省略し、画像形成装置
21の構成について以下に説明する。
【0105】画像形成装置21は、図示しない画像形成
手段と、消耗部品としてのトナーカートリッジ60と、
該トナーカートリッジ60に形成されている情報(前
述)を読み取るための読み取り部214と、該読み込ん
だ情報を外部に出力する送受信部215と、読み取り部
214及び送受信部215の制御を行うコントローラ部
213と、を有している。
【0106】センサ回路219は、トナーカートリッジ
60が画像形成装置21に装着されているか否かを検出
するためのセンサ及びその周辺回路からなり、通常の複
写機・プリンタには装備されている場合が多いので、そ
れを利用することを前提とする。しかし、該センサがな
い場合には、代替手段を用いることができるので、必ず
しも必要な要件ではない。すなわち、定期的にICチッ
プ61にアクセスするようにしておいてもよいし、装置
本体の電源投入時にトナーカートリッジ60の装着検出
を毎回行うようにしておいてもよいからである。
【0107】装置本体の電源投入時に行うようにすれ
ば、装置本体の電源遮断時にトナーカートリッジ60の
交換が行われた場合であっても、確実に検知することが
できる。
【0108】また、パーソナルコンピュータ3を介して
リモートで印字を行う場合には、一般に、プリントサー
バ機能として、出力要求先のプリンタの稼働状況、印字
能力情報等を収集する場合があるので、そのタイミング
に合わせてトナーカートリッジ60の装着検出を行うよ
うにすれば、処理フローとして簡略化できる。
【0109】トナーカートリッジ60としては、前述の
ようにその表面あるいは内部に固有の情報が記録されて
いることが好ましい。たとえば、図5(a)に示すよう
に、ICチップ61として搭載し、その中のEEPRO
M、強誘電体メモリ等の不揮発性メモリに商品種別番号
及びID番号を予め記憶させておく。あるいは、バーコ
ード等の簡易な方法により形成してもよい。本発明にお
いて、ICチップ61に保存するID番号には、特段の
秘密保持性を必要としないからである。
【0110】なお、流通管理、在庫管理等の目的のた
め、従来から流通物種別を特定するためのバーコードが
印刷されている場合がある。このとき、印刷負担、印刷
時間、管理負担等を削減するために、同一の流通物に対
しては、同一のバーコードが用いられる。したがって、
この状態では、異なる種別である場合には、当バーコー
ドによって判別が可能であるが、同じ種別である場合に
は個々の判別が行えない。
【0111】これに対し、本発明において流通物6に付
与されるバーコードは、流通物6に固有の情報であり、
流通物6の個々の判別を可能とする点で、従来のバーコ
ードとは異なっている。
【0112】本発明に於いては、ICチップ61に記憶
させる情報は、基本的に商品種別番号及び該特定の商品
におけるID番号だけであり、通常は情報の書き換えは
必要ないので、メモリ容量・機能も少なくて済み、ま
た、メモリコントローラ等のソフトウエア規模・ハード
ウエア規模を大幅に削減できる。
【0113】また、必要に応じて、トナー残量検出セン
サを設けることにより、現在使用中のトナー量を比較的
正確に検出することができる。
【0114】読み取り部214は、上記トナーカートリ
ッジ60に形成される情報の形態によって異なり、バー
コードの場合にはバーコードリーダであり、また、IC
チップの場合には電気的あるいは高周波による読み取り
手段から構成される。
【0115】送受信部215は、たとえば、モデムであ
る。接続形態は、電話回線に限定されるものではなく、
CATV等でもよい。また、画像形成装置21とサーバ
5との伝送形態としては、全てが有線である必要はな
く、一部に無線を介して伝送するものであってもよい。
【0116】センサ回路219は、各種センサ及び該セ
ンサからの信号を加工する周辺回路から成る。センサと
しては、扉センサ、カートリッジセンサであり、機械
式、光学式等の原理のものが用いられる。扉センサは、
画像形成装置21の扉の開閉状態を検出するセンサであ
り、また、カートリッジセンサは、トナーカートリッジ
60が画像形成装置21に対し装着されているか否かを
検出するためのセンサである。周辺回路としては、該セ
ンサ出力の波形整形を行う波形整形回路、フィルタ回
路、2値化回路、電圧レベル調整回路等が含まれ、セン
サ出力を0−5Vの論理レベルを有するデジタル信号に
変換する。
【0117】コントローラ部213は、トナーカートリ
ッジ60の交換があったときなどに、ICチップ61に
アクセスしてトナーカートリッジ情報を読み出すよう、
読み取り部214に指示を出す。また、該読み取った情
報を必要に応じて、外部に送信するよう送受信部215
に指示する。また、各種センサからの信号を監視してお
り、信号内容に応じて所定の指示を行う。装置全体の制
御のためにCPUを用いている画像形成装置の場合に
は、コントローラ部213として該CPUを用いること
ができる。
【0118】(登録過程)次に、サービスフローについ
て説明する。
【0119】まず、サービス提供者10は、画像形成装
置21,22,・・・の納入と共に、該画像形成装置2
1,22,・・・に適合したトナーカートリッジ60等
の流通物6を納入する。一般に、同一メーカ製であって
も、画像形成装置の機種が異なれば、それに用いられる
流通物も異なる場合が多いので、画像形成装置21,2
2,・・・の納入時に登録される画像形成装置本体情報
を基に流通物6の型番・コード番号等を決定・確認す
る。
【0120】このとき、流通物6の納入数は、特に規定
はなく、装置本体で直ちに使用するものを除き、予備が
1個以上であればよい。
【0121】次に、契約者1の複数の画像形成装置2
1,22,・・・は外部と通信可能に接続・設定され、
該画像形成装置21,22,・・・の機種番号、あるい
は/及び製品個別のID番号等の情報が、サーバ5に収
集される。
【0122】サーバ5は、該情報を自己管理すると共
に、ネットワーク30を介してサービス提供者10側の
第2のサーバ12へ送る。該第2のサーバ12は、この
ステップにより、契約者1のサービス対象としての画像
形成装置21,22,・・・の全機種を、登録しておい
た前記の画像形成装置本体情報と照合することによって
画像形成装置21,22,・・・を自動的に検知して特
定することができ、該画像形成装置21,22,・・・
用のトナーカートリッジ60が性能向上等のため変更さ
れて、該トナーカートリッジ60の種別番号が変更にな
っても、画像形成装置21,22,・・・の機種情報を
基に、最新のトナーカートリッジ60を代替することが
できる。
【0123】また、画像形成装置21,22,・・・の
製品個別のID番号は必ずしも必要ではないが、機種は
同じでも、製造途中で一部変更等がある場合があるの
で、カートリッジ等の流通物6に係わる、あるいはそれ
らに及ぶ変更がなされた場合には、それに正しく対応す
るためである。また、一部変更の前後に於いて、画像形
成装置21,22,・・・の不具合が発見されたとき
に、契約者1への不具合の通知等の付加的なサービスを
行う場合にも利用できる。
【0124】なお、サービス提供者10側の第2のサー
バ12には、図12(a)(b)に示すように、使用中
カートリッジ・テーブル及び予備カートリッジ・テーブ
ルが用意されるが、予備カートリッジ・テーブルのみで
あってもよい。この段階では、図12(a)(b)に示
すように、サービス提供者10側の第2のサーバ12内
には、契約者1の画像形成装置21,22,・・・で現
在使用中のカートリッジ情報(同図(a))及び契約者
1側に納入されている予備のカートリッジ情報(同図
(b))は入っていない。
【0125】次に、サービス提供者10は、契約者1側
に予め納めるトナーカートリッジ60全てについて、情
報を収集しておき、該情報をサービス提供者10の第2
のサーバ12に蓄える。
【0126】情報収集方法としては、トナーカートリッ
ジ60に搭載されているICチップ61の記憶内容、す
なわち、トナーカートリッジ60を特定できる、001
1 0001 0010 1101 1010等の情報
を契約者情報と関連づけて、出荷時等に入手しておく。
【0127】以上の操作により、サービス提供者10側
のサーバ12に、契約者1側に納入・保管されている未
使用状態のトナーカートリッジ60の数、種類及びその
個別番号情報が蓄積される。
【0128】サービス提供者10側の第2のサーバ12
は、上記情報を受信し、受信された情報を基に、図13
(b)に示すように、契約者1側に納入したトナーカー
トリッジ60に関する情報が予備のカートリッジ情報欄
に入力される。なお、図の説明では、ユーザーインター
フェースの観点から、カートリッジ等の種別の情報に関
する表示は、コード情報だけではなく、実際の機種名等
を補助的に使用している。この時点では、使用状況欄
は、全て" 未(予備)" と表示されている。また、この
段階でも、図13(a)に示すように、使用中カートリ
ッジテーブルには、画像形成装置21,22,・・・で
使用中のカートリッジ情報はまだ入っていない。
【0129】次に、画像形成装置21,22,・・・を
動作させるに必要なトナーカートリッジ60を画像形成
装置21,22,・・・にセットする。画像形成装置2
1,22,・・・には、一般に、扉の開閉具合、カート
リッジの装着有無を検出するための各種センサが配設さ
れているので、コントローラ部213はトナーカートリ
ッジ60の装着を検出すると、読み取り部214に対
し、トナーカートリッジ60のICチップ61に記憶さ
れている情報を読み出すよう指示する。
【0130】以下に、図8を用いて、トナーカートリッ
ジ60の交換検出に関する画像形成装置21の内部動作
について説明する。
【0131】画像形成装置21には、一般に、トナーカ
ートリッジ60の装着の有無を検出するためのセンサが
設けられている。したがって、該センサの反応結果を用
いて、トナーカートリッジ60の脱着及び装着を検出す
ることができる。
【0132】図8(a)(b)は、トナーカートリッジ
60の装着/脱着動作及びその時のセンサ出力の一例を
示している。トナーカートリッジ60が装着されている
時のセンサ出力信号はロー・レベルであり、脱着されて
いる時のセンサ出力信号はハイ・レベルである。
【0133】次に、センサ回路219は、上記センサ出
力信号を基に、同図(c)に示すようなトリガ・パルス
を発生する。すなわち、センサ出力信号の立ち下がりを
タイミングとして、一定パルス幅のパルス信号を発生す
る。回路的には、モノマルチ・バイブレータを用いて、
センサ出力信号をモノマルチ・バイブレータの入力信号
とし、センサ出力信号の立ち下がりタイミングで立ち上
がるパルスを生成することができる。なお、センサ出力
信号に含まれるノイズ、チャッタリングにより、モノマ
ルチ・バイブレータの誤動作が生じないように、センサ
出力信号をシュミットトリガ回路、フィルタ回路等を通
してモノマルチ・バイブレータに入力するようにしても
よい。
【0134】以上のようにして、トナーカートリッジ6
0の装着タイミングを検出し、該タイミングを読み取り
部214が動作を行うためのトリガとする。
【0135】次に、該トリガが発生すると、読み取り部
214は、トナーカートリッジ60のICチップ61に
アクセスを行う。同図(d)には、読み取り部214が
ICチップ61にアクセスを行っている期間について示
している。具体的には、ストローブ信号であり、該期間
中にアドレス指定、データ読み出しを行う。読み出した
データは、RAM等の揮発性メモリに記憶する。
【0136】上記ストローブ信号の立ち下がりをタイミ
ングとして、同図(e)に示すように、一定パルス幅の
パルス信号を発生する。
【0137】上記トリガパルスは、読み取り部214が
読み取った情報を送受信部215により送信するための
タイミング信号として用いられる。すなわち、上記トリ
ガパルスにより、送受信部215において通信形態に応
じて情報の加工等が行われ、同図(f)に示すように、
送信される。
【0138】こうして、画像形成装置21,22,・・
・は、サーバ5に対し、画像形成装置21,22,・・
・を特定するID情報と、セットされた上記トナーカー
トリッジ60の情報を送信する。サーバ5は、複数の画
像形成装置21,22,・・・毎に、セットされたトナ
ーカートリッジ60の情報を管理する。
【0139】次に、サーバ5は、サービス提供者10側
の第2のサーバ12と交信を行い、セットされた上記ト
ナーカートリッジ60の情報、すなわち、購入された上
記トナーカートリッジ60の情報を契約者情報と共に送
信する。これにより、サービス提供者10としては、契
約者1毎に、該契約者1にて購入された商品情報を入手
することができる。サービス提供者10側の第2のサー
バ12は、該情報と日付をハードディスク等の記憶手段
に保存する。
【0140】サービス提供者10側の第2のサーバ12
は、上記情報を受けて、送信された情報を基に、図14
(a)に示すように、契約者1の画像形成装置21,2
2,・・・で現在使用中のカートリッジ情報欄を更新す
る。また、同図(b)に示すように、予備カートリッジ
情報として入力されているトナーカートリッジ60であ
って、上記操作により、現在使用中として設定されたト
ナーカートリッジ60に対しては、使用状況欄が、" 未
(予備)" から" 現在使用中" に更新される。
【0141】以上で、初期の設定・登録は終了する。
【0142】なお、以上の説明では、該画像形成装置2
1,22,・・・の機種番号、製品個別のID番号等の
情報が、サービス提供者10側の第2のサーバ12に自
動的に送られるとしたが、サービス提供者10側が入力
部により第2のサーバ12に登録するようにしてもよ
い。
【0143】(交換判断過程)次に、トナーカートリッ
ジ60の交換が行われた場合の動作について説明する。
【0144】たとえば、画像形成装置21が、トナー切
れ等になると、表示部に" トナーカートリッジエラー"
メッセージを表示すると共に、サーバ5と交信を行い、
トナーカートリッジ交換の可否を問い合わせる。サーバ
5は、記憶部54にアクセスし、そこに記憶されている
画像形成装置21,22,・・・毎に予め設定された予
算等の可否条件に基づいて所定の演算を行い、交換を許
可する場合には、画像形成装置21に対し許可信号を送
信する。画像形成装置21は、該信号を受けて、" トナ
ーカートリッジ交換許可" メッセージを表示する。該メ
ッセージ内容は、ローカルネットワーク31を介して、
パーソナルコンピュータ3へ送信することによって機器
管理者へ通知するものであってもよい。
【0145】一方、サーバ5が交換を許可しないとの判
断を行った場合には、画像形成装置21に対し不許可信
号を送信する。画像形成装置21のコントローラ部21
3は、送受信部215を介して該信号を受けて、" トナ
ーカートリッジ交換不可" メッセージ等を表示したり、
トナーカートリッジ交換に関わる操作を一切受け付けな
い状態に画像形成装置21を維持する制御信号を生成し
たりして、交換を禁止する。
【0146】サービス提供者10と契約している契約者
1の中の機器管理者あるいは機器利用者は、画像形成装
置21から発せられている" トナーカートリッジ交換許
可"メッセージを基に、あるいは、通常使用している自
分のパーソナルコンピュータに電子メール等で通知され
る連絡を基に、予備として備えられている新規のトナー
カートリッジ60と交換する。
【0147】以上のように、機器管理者等は、交換の要
否を決済者、決済部門等に一々問い合わせる必要がない
ので、管理労力の低減、時間の削減を行うことができ
る。
【0148】以下、トナーカートリッジ60の交換可否
判断に関するサーバ5の処理をより詳細に説明する。
【0149】クライアント側のサーバ5は、画像形成装
置21,22,・・・からトナーカートリッジ60の交
換を要求するメッセージを受け取ると、図9のフローに
従って、以下に示す処理を行い、その結果によって、
i) 第2のサーバ12と交信する、ii) 要求元の画像形
成装置21,22,・・・に指示を発する、等の動作を
行う。
【0150】上記 i) の処理に代えて、一旦、サーバ5
の記憶部54に受信したメッセージ内容等を記憶・記録
しておき、後で、第2のサーバ12に該情報を送信する
形態であってもよい。
【0151】最初に、システム全体の処理について説明
すると、画像形成装置21,22,・・・は、内蔵して
いるトナーセンサからの情報等によりトナーカートリッ
ジ60のトナー切れを検知すると、該画像形成装置2
1,22,・・・の表示部に警告を発するという通常の
動作を行うことに加え、サーバ5に対し、" トナーカー
トリッジ交換要求メッセージ" を送信する。該メッセー
ジは、図17にメッセージコードとして示すようにコー
ド化されており、" トナーカートリッジ交換要求メッセ
ージ" の場合、" 0001" である。また、サーバ5
が、複数ある画像形成装置21,22,・・・のうち
の、どの機種の画像形成装置21,22,・・・からの
メッセージであるかを判別可能なように、上記メッセー
ジコードに加え画像形成装置21,22,・・・の種別
情報を合わせて送るようにするとよい。たとえば、型番
が" AR2000" である画像形成装置21,22,・
・・の場合には、 0001|AR2000 ・・・(1) という情報を送信する。上記" |" は、情報の区切りを
示したものである。
【0152】また、同一型番の画像形成装置21,2
2,・・・が複数存在するネットワーク構成を考慮すれ
ば、画像形成装置21,22,・・・のID情報をさら
に加える等し、 0001|AR2000|00490520 ・・・(2) とする。このような画像形成装置21,22,・・・の
ID番号は、画像形成装置21,22,・・・の製造時
においてメーカにより付与されるものである。
【0153】なお、画像形成装置21,22,・・・の
ID情報に変えて、複数の画像形成装置21,22,・
・・によりネットワークシステムを構築する場合に、サ
ーバ5が管理する各画像形成装置21,22,・・・
に、他の画像形成装置21,22,・・・とを区別する
ための番号(たとえば、1,2,・・・)を設定可能な
ようにしておき、該設定した番号を用いることができ
る。このような番号の割り当ては、コンピュータの分野
において、たとえば、SCSI接続の際に、接続される
各周辺機器に重複しない唯一の番号を割り当てるという
方法を流用できる。このようにすれば、メーカが予め付
与するID番号を用いる方法に比べ、必要とする情報量
を大幅に削減できると共に、ネットワーク構成者(たと
えば、サービス提供者10)が任意に設定できるという
点で汎用性がある。
【0154】以上に加え、画像形成装置21,22,・
・・の図示しない表示部に表示してもよいし、ネットワ
ーク31を介して、契約者1側の管理担当者のパーソナ
ルコンピュータ3に電子メール等の通知手段によって通
知してもよい。
【0155】以下、図9に基づいてクライアント側のサ
ーバ5の処理について説明する。まず、サーバ5は、画
像形成装置21,22,・・・から上記のようにして受
信したメッセージ内容が、流通物6の交換、補充等の経
費に関係する内容か否かの判断を行う(ステップ1、以
下S1と略記する)。該内容には、図17に示すよう
に、トナー切れ、インク切れによるカートリッジ交換要
求メッセージ、感光体寿命による感光体カートリッジ交
換要求メッセージ等が含まれる。
【0156】それ以外のメッセージとしては、両面印
刷、集約印刷、画像イメージ及びテキストの混在印刷等
の印刷対象データの印刷形式を規定する印刷メッセー
ジ、ペーパージャム(紙詰まり)、定着器異常等のエラ
ーメッセージ、稼働中かアイドル状態かを通知するメッ
セージ、利用者毎の管理を行うための利用者識別情報等
があり、これら流通物6の交換に係わる課金動作に関係
のないメッセージを処理対象から除外し、区別するよう
プログラミングされている。
【0157】なお、図17は、処理対象か否かを判断す
る情報を記憶した管理ファイルの一例を示している。同
図は、メッセージコードとその内容及び処理対象か否か
の情報を記したメッセージ管理テーブルであり、出力部
55に表示した状態を示している。 メッセージの内容
等については、通常用いられている内容であっても良い
し、さらに新規に付加してもよいが、このようなメッセ
ージを処理対象とするか否かが重要な点であり、メッセ
ージ内容が流通物6の交換に係わる費用発生を伴うか否
かによって予め決定されていることである。
【0158】該決定はサービス提供者10によってサー
ビス開始前になされるのが一般的である。したがって、
図17に示したメッセージ管理テーブルへの登録動作
は、サービス稼働中においては、処理対象の可否情報の
修正、新規追加等を除いて基本的には必要ない。
【0159】サーバ5は、上記メッセージ管理テーブル
を参照して、受信したメッセージコードが処理対象か否
かを判断する。
【0160】S1で、受信したメッセージコードが処理
対象であると判断した場合にはS2へ進み、処理対象で
ないと判断した場合にはS10へ進む。S10は、本発
明による処理とは関係ないものであり、たとえば、ペー
パージャムメッセージの場合には、機器管理者にメール
で連絡する、等である。したがって、S10の処理を行
う必要がなければ終了となる。
【0161】続いてS2において、サーバ5は、該メッ
セージ内容が処理対象の場合、記憶部54に契約者1毎
に保存している可否条件管理テーブル(本実施の形態で
は予算管理テーブル)から、現時点での予算消化の進捗
状況を示す経費データAと予算データBの情報を読み出
す。
【0162】図19に予算管理テーブルの一例を示す。
現在の経費データAと予算データBが少なくとも表示さ
れるようになっている。予算データB及び予算期間Tに
ついては、契約者1が任意に設定可能なようになってい
る。また、現在の日時Pについては、演算処理部52に
一般に内蔵されるタイマ機能を活用することができる。
【0163】なお、上記可否条件管理テーブルは、契約
者1ごとに用意するのみならず、契約者1が所持する画
像形成装置21,22,・・・毎に、より細かく用意す
ることもできる。この場合には、画像形成装置21,2
2,・・・同士の予算消化状況を比較することができ、
相対的に使用頻度が少ない、あるいは予算残高の多い画
像形成装置21,22,・・・を契約者1に知らせるサ
ービスを提供することができる。
【0164】続いてS3において、サーバ5は、該メッ
セージ内容から、交換を要求されているカートリッジ情
報(流通物情報)を抽出する。
【0165】具体的には、上記(1) あるいは(2) のメッ
セージ情報から、機器情報を抽出することにより画像形
成装置21,22,・・・を特定し、また、メッセージ
コードにより流通物6の種類を特定する。
【0166】上記(1) の場合では、" AR−2000"
という型番を有する画像形成装置21のトナーカートリ
ッジ60、が対象とされていることが分かる。また、上
記(2) の場合には、" AR−2000" という型番を有
する画像形成装置21であって、さらに、該型番に対し
て唯一の値として与えられたID番号:0049052
0を有する画像形成装置21のトナーカートリッジ60
が対象とされていることが分かる。なお、S2とS3と
は、処理手順が逆であっても良い。
【0167】次に、S4において、別途記憶部54に保
存されているカートリッジ価格テーブルを参照して、該
カートリッジ価格データCを読み出す。具体的には、図
18に示すカートリッジ価格テーブルを用いて、" AR
−2000" という型番を有する画像形成装置21のト
ナーカートリッジ価格を特定する。詳細には、同図の流
通物情報から" AR−2000" かつ" トナーカートリ
ッジ" であるレコードを選択し、該レコードの価格欄の
カートリッジ価格データCを読み出すことで行われる。
この場合、C1が該当のカートリッジ価格データCであ
る。
【0168】次にS5において、サーバ5は、現時点で
の経費データAに、上記S4で得たカートリッジ価格デ
ータCを加算する演算処理を行い、加算データDを生成
する。
【0169】さらにS6において、サーバ5は、上記加
算データDと予算データBの比較演算を行う。
【0170】その結果、サーバ5は、現時点での経費デ
ータAに該カートリッジ価格データCを加算した加算デ
ータDが、予算データB以内であれば、S7に処理を進
ませ、カートリッジ交換要求を許可し、メッセージが発
せられた画像形成装置21に対し、カートリッジ交換許
可信号を送信する。
【0171】これに対し、画像形成装置21は、上記カ
ートリッジ交換許可信号を受けて、カートリッジ交換の
許可表示を行う。そこで、画像形成装置21の管理担当
者は、上記カートリッジ交換の許可表示を受けて、トナ
ーカートリッジ60の交換を行う。
【0172】さらに、画像形成装置21は、装着された
新規のトナーカートリッジ60から、流通物固有の情報
(流通物ID番号)を読み込み、ローカルネットワーク
31を利用して該情報をサーバ5に送信する。
【0173】そこで、サーバ5は、S8の処理として上
記情報を受信し、第2のサーバ12と交信を行い、新規
カートリッジへの交換がなされたことを意味する上記新
たなID情報に、契約者1を特定する契約者ID番号
(図20(a)(b)の契約者テーブル〔1〕〔2〕を
参照)を付加して、ネットワーク30を介して第2のサ
ーバ12に送信する。
【0174】これにより、サーバ5は、S9の処理とし
て、現時点での経費データAを加算データD(すなわ
ち、A+C)に更新して、記憶部54に保存し、交換判
断の処理が終了する。
【0175】一方、S6で加算データDが予算データB
と等しいか上回る場合、S11へ進み、メッセージを発
した画像形成装置21に対し、カートリッジ交換不許可
信号を送信し、交換判断の処理が終了する。
【0176】なお、第2のサーバ12は、上記S8で生
成された情報を受けて、契約者1に関する管理テーブル
を更新する。具体的には、上記受信した情報から契約者
情報と購入品情報を抽出し、契約者情報から契約者テー
ブルを、また、購入品情報から商品テーブルを参照し、
契約者テーブルの課金リストに該当購入商品を追加す
る。必要に応じて、合計額を計算する。
【0177】なお、上記第1のサーバとしてのサーバ5
は、流通物6の交換もしくは補充を要求する情報を発信
した画像形成装置21,22,・・・が、該流通物6の
交換もしくは補充に係わる操作を実行したことをローカ
ルネットワーク31および通信部51を介して検知した
場合、第2のサーバ12とネットワーク30を介して通
信を行い、必要な情報(たとえば第1のグループまたは
契約者1を特定できる情報と、交換もしくは補充される
流通物6を特定できる情報)を送信することが好まし
い。
【0178】これによれば、サーバ5は、流通物6の交
換もしくは補充に係わる操作が画像形成装置21,2
2,・・・において実行されたという事実を検出してい
るため、該検出タイミングを新たな流通物6の使用開始
であると同定することができ、したがって、課金発生タ
イミングあるいは流通物補充タイミングとして利用する
ことが可能となる。たとえば、流通物6の交換もしくは
補充を検出したという事実を第2のサーバ12へ通知す
ることによって、流通物補充処理あるいは課金処理等の
手続きを第2のサーバ12に要求、依頼することができ
る。
【0179】また、第2のグループから見れば、第1の
グループはサーバ5を中核とした構成であるので、サー
バ5によりグループ内の集計を行った結果を利用するこ
とができる。すなわち、第2のグループが第1のグルー
プの在庫情報あるいは課金情報を管理する形態を例とし
て説明すれば、第1のグループがたとえば複数の画像形
成装置21,22,・・・を有するネットワーク構成に
おいても、サーバ5が該個々の画像形成装置21,2
2,・・・における課金額あるいは流通物6の在庫数を
集計した後、第2のグループの第2のサーバ12に該情
報をまとめて送信することができるので、第2のサーバ
12は、課金処理を効率的に行うことができる。
【0180】したがって、第1のグループの画像形成装
置21,22,・・・の数が多い場合であっても、サー
ビス提供者10の第2のサーバ12が交信を行う相手は
サーバ5であるので、第2のサーバ12の処理負荷及び
サーバ5と第2のサーバ12を接続しているネットワー
ク30の負荷を増大することなしに、ネットワーク30
を介した快適なサービスを提供することができる。
【0181】また、第2のサーバ12が交信を行う相手
は個々の画像形成装置21,22,・・・ではなくサー
バ5であるので、第1のグループは機器構成、流通物6
の使用頻度等の情報を第2のグループに対して未公開と
することもできる。その結果、自社の情報の流出をなる
べく抑えようとする閉鎖的あるいは秘密主義的な契約者
1に対しても、流通物6の在庫管理、課金管理といった
最低限のサービスを提供することができる。
【0182】また、第2のサーバ12は、契約者1にお
いて流通物6が交換もしくは補充された状況を把握する
ことができるので、たとえば、流通物6の消費が激しい
契約者1に対しては、流通物単価を下げる等の値引きし
た課金処理を簡単に行うことができる。
【0183】(画像形成装置21のその他の機能)上記
メッセージを発信した画像形成装置21の機能として
は、クライアント側のサーバ5が上記処理を行っている
間、さらには第2のサーバ12との交信を行っている間
は少なくとも、新規のトナーカートリッジ60への交換
を阻止する対策が施されていることが好ましい。
【0184】たとえば、サーバ5との交信中は、画像形
成装置21の動作を一時停止状態にしておき、サーバ5
から回答があった場合に、該一時停止状態の解除あるい
は継続を行うようにする。より詳細に説明すると、画像
形成装置21から受信したメッセージ内容が本発明に係
わる処理以外の場合、たとえば、通常の印字ジョブ等の
場合には、上記一時停止状態を解除する。なお、該通常
の印字ジョブを行うにあたり、さらに一時停止状態が有
効であるならば、継続するようにしてもよい。
【0185】また、流通物6の交換を許可する信号を受
信した場合には、交換が完了するまでの間は、一時停止
状態を継続し、交換完了を検出した場合には、一時停止
を解除する。さらに、判定の結果、流通物6の交換を不
可とする信号を受信した場合には、新たに、" 交換の要
求は拒否されました。" 等の表示もしくは通知を行うこ
とにより、一時停止状態を継続する。
【0186】また、図18に示したカートリッジ価格テ
ーブルが第2のサーバ12内に保存されている場合に、
サーバ5が第2のサーバ12にアクセスする期間中も同
様である。
【0187】さらに、トナーカートリッジ60等のサプ
ライ品を保管庫に管理する等して一般利用者が容易にカ
ートリッジ交換できないようにすると共に、液晶ディス
プレイ等の表示部に、トラブル発生の有無を知らせる表
示を行うことに加え、カートリッジの交換を禁止する旨
の表示を行うか、あるいは、他のネットワークプリンタ
の代替使用を指示する旨の表示を行うようにする。
【0188】さらに、最近のプリンタ・複写機では、カ
ートリッジタイプとして構成し、一般のユーザによる消
耗品・消費部品の交換を容易にならしめるようになって
いるが、本発明においては、一般ユーザは交換できない
ような構造にしておいてもよい。つまり、特殊なドライ
バー等の器具を用いなければ、トナータンク、感光体の
取り外しができないように構成する。これにより、表示
部の指示に従わない利用者による、新規サプライ品の装
着を阻止することができる。
【0189】この場合、特殊な器具を用いるものの、特
段の苦労を伴わずに交換作業できる構造が好ましい。た
とえば、従来同様のねじ止めではあるが、一般のプラス
ドライバーあるいはマイナスドライバーでは回すことの
できない、半円状、三日月状の凹部を有する特殊形状の
ねじとする。
【0190】以上の対策により、上記処理中(画像形成
装置21が流通物6の交換の可否をサーバ5に問い合わ
せている期間)に、決済権限を持たない利用者が容易に
新規サプライ品への交換ができないようになる。
【0191】(サーバ5の動作)次に、以上のS1から
S11までの処理に関連するソフトウエアを記録した情
報記録媒体を、サービス提供者10が契約者1に対し提
供する。該ソフトウエアをサーバ5にインストールする
ことにより、図9に示す処理が実行される。
【0192】次に、図10に示すフローに従って、予算
データBをサーバ5の記憶部54に保存されている予算
管理テーブルに設定する処理を説明する。
【0193】ステップ21(S21) まず、図19に示すような予算管理テーブルを記憶部5
4から読み出し、予算欄に予算データBが入力されてい
るかの検出を行う。既に設定されていれば、処理を終了
し、また、設定されていなければステップ22に進む。
【0194】なお、該ステップ21は、サーバ5が画像
形成装置21からトナーカートリッジ交換要求メッセー
ジ等を受信した場合をトリガとして動作させることがで
きる。また、実施の形態2で述べるように、トナーカー
トリッジ交換要求メッセージを受信した後、新たなトナ
ーカートリッジ60の交換であることを確認した時点を
トリガとすることもできる。同一トナーカートリッジ6
0の抜き出しによってもトナーカートリッジ交換要求メ
ッセージを送信する機器の場合には、処理を行う必要が
ないからである。さらに、予算管理プログラムを自由に
起動できるようにしておいてもよい。これにより、必要
に応じて、データの修正・変更等を行うことができる。
【0195】ステップ22(S22) 続いて、予算設定画面(図示せず)を表示し、予算デー
タBの入力を要求する。予算設定画面は、たとえば、図
19に示した予算管理テーブルを基に作成することがで
き、「B」欄を入力可能状態にすることで実現できる。
【0196】ステップ23(S23) 次に、入力されたデータが有効な値であるかを判断す
る。有効であるかの判断基準は、数字以外の値が入力さ
れた場合を排除するだけでなく、入力されるデータの上
限値あるいは/及び下限値を別途設定可能にしておき、
該上限値/下限値以外の値に設定された場合にも拒否す
るような場合も含む。有効な値で有れば、S27に処理
を進め、入力値を保存して終了する。また、有効でなけ
ればステップ24以下の処理を行う。
【0197】ステップ24(S24) S23で、入力されたデータが有効な値ではないと判断
された場合、「正しい値を入力して下さい。」等のエラ
ー表示、もしくは、再入力を要求する。該表示画面は、
予めたとえば、HTML文書として記憶部54に保存さ
れており、読み出すことで行う。
【0198】ステップ25(S25) 再度入力されたデータが有効な値であるかを判断する。
有効で有ればステップ27に進み、また、有効でなけれ
ばステップ26に進む。
【0199】ステップ26(S26) S25で、入力されたデータが有効な値ではないと判断
された場合、「入力処理を続行しますか?」等の表示を
行い、「NO」が選択されれば処理を終了し、また、
「YES」が選択されれば、ステップ24に戻る。
【0200】上記処理は、必ず行う必要があるが、設定
後は常に行う必要はない。サーバ5の起動時等に行えば
よく、また、設定されていることが分かるならば省略し
てもよい。
【0201】次に、図11を用いて、期間情報(予算期
間T)を設定する処理について説明する。すなわち、予
算管理を行う期間を設定する処理であり、たとえば、4
月から翌年の3月末日までの1年間、あるいは、4月か
ら9月末日までの半年間等の管理開始日時と管理終了日
時を設定することで行われる。
【0202】ステップ31(S31) まず、予算期間Tが設定されているかの判断を行う。該
処理の起動は、予算データ設定プログラムの起動と同様
に、サーバ5が画像形成装置21からトナーカートリッ
ジ交換要求メッセージ等を受信した場合をトリガとして
動作させることができる。さらには、上記予算データ設
定プログラムが終了した場合に、引き続いて起動するよ
うにしておいてもよい。
【0203】ステップ32(S32) 予算期間Tが設定されていない場合には、予算期間Tの
入力を要求する。たとえば、HTML形式で作成された
予算期間入力画面をブラウザ等に表示させる方法によっ
て行うことができる。
【0204】ステップ33(S33) 続いて、入力された値が有効な値であるかの判断を行
う。有効な値で有れば、ステップ37に進み、有効でな
ければステップ34以下の処理を行う。
【0205】なお、本ステップは、入力値の入力ミスを
排除するだけでなく、現在の日付(日時データP)が設
定期間以外である場合等にも再入力を催促する等の働き
を有する。日時データPは、コンピュータに内蔵されて
いるタイマ機能を利用し、該値を用いることで取得でき
る。
【0206】ステップ34(S34) S33で、入力された値が有効な値ではないと判断され
た場合、「正しい値を入力して下さい。」等のエラー表
示、もしくは、再入力を要求する。該表示画面は、予め
たとえば、HTML文書として記憶部54に保存されて
おり、読み出すことで行うことができる。
【0207】ステップ35(S35) 次に、再度入力されたデータが有効な値であるかを判断
する。有効で有ればステップ37に進み、また、有効で
なければステップ36に進む。
【0208】ステップ36(S36) S35で、入力された値が有効な値ではないと再度判断
された場合、「入力処理を続行しますか?」等の表示を
行い、「NO」が選択されれば処理を終了し、また、
「YES」が選択されれば、ステップ34に戻る。
【0209】ステップ37(S37) S33またはS35で入力された値が有効な場合、その
入力値を予算管理テーブルに入力し、保存して処理を終
了する。
【0210】上記ソフトウエアは、サービス提供者10
自らによって、あるいは、サービス提供者10の著作権
管理の下、作成される。これにより、サービス提供者1
0のサーバ12ではなく、契約者1の管理下にあるサー
バ5でサービスに必要な処理を行わせることが可能とな
る。
【0211】〔第1の変形例〕上記図9の説明では、S
2として、" 該メッセージ内容が、経費に関係する内容
の場合、記憶部54に保存している予算管理テーブルか
ら、現時点での経費データAと予算データBの情報を読
み出す。" としたが、予算管理テーブルは、必ずしも該
サーバ5上に保存しておく必要はなく、別のファイルサ
ーバに保管していてもよいので、S2の処理を以下のよ
うなプロセスに代えてもよい。
【0212】(ステップ2' )該メッセージ内容が、流
通物の交換もしくは補充等に係わる内容の場合、ネット
ワーク接続された他のファイルサーバに保存している予
算管理テーブルから、現時点での経費データAと予算デ
ータBの情報を読み出す。
【0213】〔第2の変形例〕上記図9の説明では、S
4として、" 別途保存されているカートリッジ価格テー
ブルを参照して、該カートリッジ価格データCを読み出
す。" としたが、カートリッジ価格データCは、本来、
サービス提供者10が決定すると共に提供するものであ
るので、S4の処理を以下のようなプロセスに代えても
よい。
【0214】(ステップ4' )メッセージ内容から、交
換を要求されているカートリッジ情報を抽出し、サービ
ス提供者10のウェブサーバにアクセスして、カートリ
ッジ価格情報を入手し、該カートリッジ価格データCを
読み出す。
【0215】なお、上記ウェブサーバは、第2のサーバ
12と別体であっても、あるいは、同一であってもよ
い。
【0216】〔第3の変形例〕上記図9の説明では、S
4として、" 別途保存されているカートリッジ価格テー
ブルを参照して、該カートリッジ価格データCを読み出
す。" としたが、カートリッジ価格データCは、本来、
サービス提供者10が決定すると共に提供するものであ
るので、S4の処理を以下のようなプロセスに代えても
よい。
【0217】(ステップ4'')メッセージ内容から、交
換を要求されているカートリッジ情報を抽出し、サービ
ス提供者10のウェブサーバにアクセスして事前に得て
記憶部54に保存しておいたカートリッジ価格情報を参
照し、該カートリッジ価格データCを読み出す。
【0218】さらに、以下のプロセスを任意の場所に追
加することもできる。
【0219】(ステップ12)サーバ5は、サービス提
供者10のウェブサーバにアクセスしてカートリッジ情
報をダウンロードし、最新の情報に更新する。
【0220】これにより、サービス提供者10によって
価格の改訂等が行われた場合であっても、遅延を生じる
ことなく確実に対応することができる。
【0221】(購入過程)本実施例では、黒トナーのみ
が消費された場合について説明する。
【0222】画像形成装置21から使用済みになったト
ナーカートリッジ60(図14に示す予備カートリッジ
No.1)を取り出し、その代わりに未使用状態のトナ
ーカートリッジ60(図14に示す予備カートリッジN
o.5)を装着する。以上の動作により、画像形成装置
21からは、未使用状態のトナーカートリッジ60に関
する情報がサーバ5に送信される。
【0223】サーバ5は、該通信記録を保存すると共
に、契約者1を特定する契約者情報と予備カートリッジ
No.5の固有の情報(20桁のID番号)を、ネット
ワーク30を介して、サービス提供者10の第2のサー
バ12に送信する。必要に応じて、画像形成装置21の
ID番号を付加してもよい。
【0224】サービス提供者10の第2のサーバ12に
おいては、図15(b)に示すように、予備カートリッ
ジNo.1の使用状況欄が" 現在使用中" から" 使用済
み"に更新されると共に、予備カートリッジNo.5の
使用状況欄が" 未(予備)"から" 現在使用中" にそれ
ぞれ更新される。
【0225】また、同図(a)に示すように、使用中カ
ートリッジ・テーブルでは、黒トナー・カートリッジの
情報(交換日付、全情報、個別情報、予備カートリッジ
対応)のみが更新される。
【0226】この段階に於いて、予備の黒トナー・カー
トリッジはないので、サービス提供者10は、少なくと
も黒トナー・カートリッジを契約者1に発送する。図1
5(b)はこの状態を表示しており、No.9の新たな
予備カートリッジ情報が新たな納入日付と共に追加され
ている。
【0227】以上のようにして、サービス提供者10
は、予備のトナーカートリッジ情報を常に監視し、予備
のトナーカートリッジ60がなくなると同時に、あるい
はなくなる前に、新たな予備のトナーカートリッジ60
を契約者1に発送することにより、契約者1側での消費
物品の欠如を阻止するようになっている。
【0228】なお、予備のトナーカートリッジ60を契
約者1に対し発送するタイミング及びその判断は、予
め、基準となる数N(≠0)を設定しておき、契約者1
側に予備として保管されている数N' との比較により、 N>N' となった場合に行うようにしてもよい。N=0の場合に
比べ、危険度は減少するが、発送回数(発送頻度)は増
えることになる。危険度と発送回数とはトレードオフの
関係にあるので、経験により適切なNに設定すればよ
い。
【0229】(課金過程)次に、課金処理方法について
説明する。図16は、サービス提供者10が作成した課
金対象となる消費物品リスト(課金リスト〔1〕〜
〔3〕)である。課金対象期間は、たとえば、1ヶ月単
位である。該消費物品リストは、たとえば、図14
(b)、図15(b)に示す予備カートリッジ・テーブ
ルを基に、課金計算の締め日(本実施例では、毎月15
日)から1ヶ月前までに使用されたカートリッジ情報を
抜き出したものである。このときの抽出方法は、上記予
備カートリッジ・テーブルの使用状況欄において、使用
済みあるいは現在使用中のものを対象とし、かつ、使用
日付が課金計算の締め日から1ヶ月前までに該当するも
のを抽出することで行われる。
【0230】図16では、過去3ヶ月分のリストを表示
している。
【0231】以上のように、本発明においては、契約者
1が実際に使用したトナーカートリッジ60のみを課金
対象としており、未使用のトナーカートリッジ60につ
いては課金対象としていないことを特徴としている。こ
れにより、契約者1側に於いては、無用の在庫を抱える
ことなく、また、消費物品の欠如を生じることなく、ま
た、煩雑な管理を行うことなく、画像形成装置21を使
用することが可能になる。
【0232】また、新たなトナーカートリッジ60が装
着されたことを検出することによって、予備カートリッ
ジの数を確認するようにしているので、単一の管理方法
によって、従来の画像形成装置21自体の管理と、予備
のトナーカートリッジ60の在庫管理の両方を実現する
ことができる。
【0233】〔実施の形態2〕画像形成装置21を使用
する際、装置搬送系が主な原因となるトラブルにより、
用紙が画像形成装置21の内部で詰まる状況、いわゆ
る、ペーパージャムが生じることがある。この場合、用
紙を取り除くために、抜き差し可能になっているカート
リッジ類を取り出す必要がある。
【0234】このようなカートリッジ交換に関係しない
同一カートリッジの抜き差しが行われた場合、上記実施
の形態で説明した手順通りに、一々情報を送信していて
は煩雑である。
【0235】一方、受信者側であるサービス提供者10
においても、このような有用でない情報を受信しても意
味ないばかりか、図14及び15で説明したように、更
新日付欄等が更新されてしまうと、課金計算の場合に誤
った計算を行ってしまうという虞がある。
【0236】したがって、本実施例では、同一カートリ
ッジの抜き差しが行われた場合には、サーバ5で判断す
るようにする。すなわち、サーバ5は、画像形成装置2
1毎に現在使用中のカートリッジ情報を保存しておき、
トナーカートリッジ60の抜き差しが行われた場合、以
下の処理を行って、サービス提供者10の第2のサーバ
12に該情報を送信するか否かの判断を行う。
【0237】すなわち、画像形成装置21から送られて
きた最新の情報と既に記憶されている情報とを比較し、
異なる場合には、該情報を第2のサーバ12に送信する
と共に記憶内容を更新し、また、同一である場合には、
記憶更新も情報送信も行わないような処理を行う。
【0238】以下に、全体のフローについて説明する
と、画像形成装置21と第1のサーバ5の協同により一
連の処理が完結する。
【0239】(ステップ40)画像形成装置21は、ト
ナーカートリッジ60の抜き差しが行われた場合に、現
在装着されているトナーカートリッジ60のICチップ
61にアクセスし、流通物6の固有の情報(カートリッ
ジID番号)を読み出す。
【0240】(ステップ41)画像形成装置21は、画
像形成装置21のID番号、及び読み出したトナーカー
トリッジ60のID番号をサーバ5に対して送信する。
以上の2つのステップは、画像形成装置21のコントロ
ーラ部213が行う。
【0241】(ステップ42)サーバ5は、画像形成装
置2から送られてきた情報を保存している情報と比較す
ることにより、同一トナーカートリッジ60の抜き差し
か、あるいは新たなトナーカートリッジ60の装着であ
るかの判断を行う。
【0242】詳細に説明すれば、画像形成装置21のI
D番号毎に管理されているトナーカートリッジ60のI
D番号を記憶部54から読み出し、取得した最新のID
番号と比較する。
【0243】トナーカートリッジ60のID番号が異な
る場合には、新たなトナーカートリッジ60の装着であ
ると判断して、該情報を第2のサーバ12に送信すると
共に記憶内容を更新し、また、同一である場合には、記
憶更新も情報送信も行わないような処理を行う。
【0244】第2のサーバ12に送信する内容として
は、新たなトナーカートリッジ60の装着を検出したこ
とを意味する情報、第1のサーバ5を特定する情報、流
通物6の固有の情報、さらに、必要に応じて画像形成装
置21を特定する固有の情報である。これらの情報の取
得により、第2のサーバ12は、どのグループのサーバ
の、どの画像形成装置の、どの流通物6が使用されたか
についての事実を得ることができる。
【0245】以上のように、第1のサーバ5にて、費用
発生に係わる情報のみを選別して、サービス提供者10
の第2のサーバ12に送信しているので、サービス提供
者10から見れば、ペーパージャム等の、自らのサービ
スには直接的には関係しない情報を受信することがな
く、余計な処理負担を負わずに済む。
【0246】なお、同一カートリッジの抜き差しが行わ
れた場合に、サーバ5で判断するようにする代わりに、
画像形成装置21に、カートリッジ情報を送信させない
構成を持たせてもよい。この形態では、図2に示すよう
に、画像形成装置21に演算部218を設ける。該演算
部218は、記憶部81と比較部82とから構成されて
おり、読み取り部214から入力された最新の情報と既
に記憶されている情報とを比較部82により比較し、異
なる場合には、該情報を送受信部215に送信すると共
に、記憶部81に記憶されている記憶内容を更新し、ま
た、同一である場合には、記憶更新も情報送信も行わな
いような処理を行う。
【0247】ただし、上記演算部218を別途設けるの
ではなく、コントローラ部213の機能に含ませるよう
に構成してもよい。
【0248】なお、本発明は、プリンタだけでなく、複
数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェース
機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステム
に適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0249】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出し実行することによっても、達成されることはい
うまでもない。
【0250】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0251】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピィディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,磁気テープ,不揮
発性のメモリカード,等を用いることができる。
【0252】また、上記プログラムコードは、通信ネッ
トワークのような伝送媒体を介して、他のコンピュータ
システムから第1のサーバ5の記憶部54へダウンロー
ドされるものであってもよい。
【0253】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0254】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることはいうまでもない。
【0255】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。
【0256】本発明は上述した各実施形態に限らず、請
求項に示した範囲で種々の変更が可能である。
【0257】また、本発明のサービス対象機器として
は、以上のような複写機・プリンタ等の画像形成装置に
限定されるわけではなく、製造装置あるいは加工装置等
の場合であっても、ネットワーク接続が可能であり(オ
プションによる実現を含む)、交換可能に構成された消
耗部品を流通物とし、該流通物の装着もしくは非装着を
検出するための電子的手段を設けることにより管理対象
とすることができる。
【0258】さらに、本体装置の消費及び消耗期限より
短い交換可能な物品であって、電子的に交換動作が検知
できるものであれば、全てが対象となり得る。
【0259】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、契約者
が複数の機器を有する場合であっても、一旦、契約者側
の機器管理サーバで情報送信のための処理を行うように
しているので、サービス提供者側のサーバの負担を大幅
に軽減させることができる。
【0260】各請求項に対応して述べれば、以下の通り
である。
【0261】・本発明の機器管理サーバは、以上のよう
に、交換もしくは補充が可能な流通物を用いる機器の管
理を行う機器管理サーバにおいて、該機器管理サーバ
は、少なくとも1つの機器から発せられる情報を受信す
る受信部と、受信した情報が上記流通物の交換もしくは
補充を要する情報かを判断し、該当する場合に機器に対
して流通物の交換もしくは補充に関する操作の実行を許
可するか否かを、当該機器または機器の使用者に対して
予め設定された可否条件に基づいて判断する処理を行う
演算処理部と、上記処理結果を機器に通知する送信部と
を有することを特徴としている。
【0262】これによれば、流通物の交換もしくは補充
が必要となった時点において、該流通物の交換もしくは
補充の可否を、機器または機器の使用者に対して予め設
定された可否条件に基づいて判断し、その可否判断の結
果を機器管理サーバから機器へ通知するようにしている
ので、流通物の交換もしくは補充に関する可否条件の充
足具合を機器管理サーバが一元的に管理することができ
る。
【0263】さらに、可否判断の結果が機器管理サーバ
から機器へ通知されることにより、機器の使用者は、機
器の使用を停止したり、予算枠等の可否条件を変更した
り等の、状況に合わせた適切な対応措置を取ることがで
きるという効果を奏する。
【0264】・本発明の機器管理サーバは、以上のよう
に、上記可否条件を記憶する記憶部とを有することを特
徴としている。
【0265】これによれば、たとえば、上記可否条件を
記憶する記憶部を別サーバに設け、該サーバにアクセス
することにより上記設定結果を取得する方法に比べ、機
器管理サーバと別サーバとを接続するネットワークの影
響を受けないため、常に安定して高速の処理(記憶部か
ら読み取り及び記憶部への書き込みの速度)を行うこと
ができる。また、セキュリティ上も優れているという効
果を奏する。
【0266】・本発明の機器管理サーバの上記可否条件
は予算であることを特徴としている。
【0267】これによれば、機器または機器の使用者に
対して予め設定された予算に基づいて流通物の交換もし
くは補充の許可を機器に対して通知することができるの
で、機器の操作者等による流通物の交換もしくは補充の
実行に制限を加えることができる。したがって、むやみ
やたらな流通物の交換もしくは補充に伴う経費の増加を
抑制することができ、また、進捗を管理することにより
予算内での推進を行うことができる。
【0268】また、対象となる機器毎に予算を設定し、
進捗を個別に管理する方法の他、機器の使用者に対して
全体予算を設定し、個々の機器の進捗を集計して全体予
算との比較を行うといった総合的管理を行うこともでき
るという効果を奏する。
【0269】・本発明のネットワークシステムは、以上
のように、交換もしくは補充が可能な流通物を用いる少
なくとも1つの機器と、第1のサーバとがローカルネッ
トワークにより接続された第1のグループと、該第1の
サーバもしくは該第1のグループとネットワーク接続さ
れた第2のサーバを有する第2のグループとからなるネ
ットワークシステムにおいて、該第1のサーバは、上記
機器からの情報を受信する受信部と、受信した情報が上
記流通物の交換もしくは補充を要する情報かを判断し、
該当する場合に機器に対して流通物の交換もしくは補充
に関する操作の実行を許可するか否かを判断する処理を
行う演算処理部と、上記処理結果を当該機器または機器
の使用者に対して予め設定された可否条件に基づいて機
器に通知する送信部とを有することを特徴としている。
【0270】これによれば、オフィス等においてほぼ一
般的な構成と考えられる第1のサーバ、機器等のネット
ワーク環境資産を活かしながら、第1のサーバにおける
処理手順の付加というソフトウエアレベルでの対応及び
該処理結果の機器への表示といった簡単なハードウエア
の変更のみによって、既存のシステムに新たな機能を付
加することができる。また、複数の機器が接続されたシ
ステム構成においても、単一のサーバによって各機器の
管理を行うと共に総合的な管理を行うことができ、包括
的な管理を行うネットワークシステムを構築することが
できる。
【0271】さらに、ネットワークといったIT技術を
用いれば、第1のグループにより行われる流通物の交換
もしくは補充行為に対する情報を第2のサーバに送信す
ることが可能となり、該第2のサーバは第1のグループ
に対し在庫管理及び課金管理といった各種のサービスを
提供することができるという効果を奏する。
【0272】・本発明のネットワークシステムは、以上
のように、上記第1のサーバは、流通物の交換もしくは
補充を要求する情報を発信した機器が、該流通物の交換
もしくは補充に係わる操作を実行したことをローカルネ
ットワークおよび受信部を介して検知した場合、第2の
サーバと通信を行い、必要な情報を送信することを特徴
としている。
【0273】これによれば、第1のサーバは流通物の交
換もしくは補充に係わる操作が機器において実行された
という事実を検出しているため、該検出タイミングを新
たな流通物の使用開始と同定することができ、流通物補
充処理あるいは課金処理等の手続きを第2のサーバに要
求、依頼するための課金発生タイミングあるいは流通物
補充タイミングとして利用することが可能となる。
【0274】また、第2のグループから見れば、第1の
グループは第1のサーバを中核とした構成であるので、
第1のサーバによりグループ内の集計を行った結果を利
用することができる。したがって、第1のグループの機
器の数が多い場合であっても、第2のグループの第2の
サーバが交信を行う相手は第1のサーバであるので、第
2のサーバの処理負荷及び第1のサーバと第2のサーバ
を接続しているネットワーク負荷を増大することなし
に、ネットワークを介した快適なサービスを提供するこ
とができる。
【0275】また、第2のグループの第2のサーバが交
信を行う相手は個々の機器ではなく第1のサーバである
ので、第1のグループは機器構成、流通物の使用頻度等
の情報を第2のグループに対して未公開とすることもで
きる。その結果、自社の情報の流出をなるべく抑えよう
とする閉鎖的あるいは秘密主義的なサービス受給者に対
しても、流通物の在庫管理、課金管理といった最低限の
サービスを提供することができる。
【0276】さらに、第2のサーバは、第1のグループ
の機器において流通物が交換もしくは補充された状況を
把握することができるので、たとえば、流通物の消費が
激しい第1のグループに対しては、流通物単価を下げる
等の値引きした課金処理を簡単に行うことができるとい
う効果を奏する。
【0277】・本発明のネットワークシステムは、以上
のように、上記必要な情報は、少なくとも第1のグルー
プを特定できる情報と、交換もしくは補充される流通物
を特定できる情報であることを特徴としている。
【0278】これによれば、第2のサーバは、第1のグ
ループ毎に該当の流通物の消費量を管理することができ
るので、ある特定されたグループに対し特定された流通
物を補充する等の在庫管理サービスを行うことができ
る。
【0279】・本発明のネットワークシステムの上記流
通物は、流通物固有の情報が形成されていることを特徴
としている。
【0280】これによれば、サービス受給者に提供する
流通物一つ一つについて固有情報を割り当てているの
で、機器に装着された流通物の該固有の情報が同じであ
るか異なっているかを検出することによって、たとえ
ば、画像形成装置の場合にはペーパージャム処置時等の
同一流通物の抜き差しか、あるいは、交換による新規流
通物の装着かを演算処理部は電子的に判断することがで
きる。したがって、装着された流通物の該固有の情報が
新たな場合、新たな固有の情報が通知されたことをもっ
て、新たな流通物の使用と同定することが可能となる。
その結果、在庫管理の場合の新たな流通物の発送の指
示、あるいは、使用された流通物に対する課金計算を行
うことができる。
【0281】さらに、固有の情報を利用して海賊版の流
通物を検出し、排除する措置を取りやすいという効果を
奏する。
【0282】・本発明のネットワークシステム上記第
1のサーバは、機器から送信される、流通物固有の情報
もしくは機器で使用中の流通物を特定する情報を記憶す
る記憶部と、該記憶内容と送信された最新の情報とを比
較し、異なる場合に上記記憶情報を更新する演算処理部
とを有することを特徴としている。
【0283】これによれば、サーバに同一の固有情報が
幾度も送信されてきた場合には、上記第2の記憶部の内
容は更新されないので、課金管理等の際に、ダブルカウ
ントを生じる虞がない。また、上記第2の記憶部の内容
が更新されたタイミングをもって、課金管理等の処理を
行わせることができるという効果を奏する。
【0284】・本発明のネットワークシステムの上記機
器は、該機器に対して装着及び脱着が可能な流通物を用
いる画像形成装置であり、第1のサーバとの間で情報の
送受信を行う送受信部と、上記流通物の交換もしくは補
充の可否に対する第1のサーバとの交信中に流通物の交
換もしくは補充を禁止する制御を行うコントロ−ラ部を
有することを特徴としている。
【0285】これによれば、第1のサーバとの交信中は
流通物の交換もしくは補充を保留もしくは禁止状態にで
きるので、流通物の交換に対して許可が下りる前に見き
り発車で流通物の交換が行われることを抑制することが
できるという効果を奏する。。
【0286】・本発明の情報処理方法は、以上のよう
に、交換もしくは補充が可能な流通物を用いる機器とサ
ーバがローカルネットワークにより接続されたネットワ
ークシステムにおいて、サーバが行う情報処理方法であ
って、上記機器からの情報を通信部を介して受信するス
テップと、受信した情報が流通物の交換もしくは補充を
要する情報かを判断するステップと、該情報が流通物の
交換もしくは補充を要する情報である場合に、該流通物
の交換もしくは補充に係わる操作の実行を上記機器に許
可するか否かを、該機器または機器の使用者に対して予
め設定された可否条件に基づいて判断する処理を行うス
テップと、上記処理結果を機器に通知するステップと、
をサーバに実行させることを特徴としている。
【0287】これによれば、以上述べたように、予め設
定、登録される可否判断に基づき、流通物の交換もしく
は補充の許可を与えるので、たとえば、流通物の消費に
対して発生する課金額の管理においては、予算に対する
進捗率の制御及び予算内での達成を、対象となる機器全
てに対して、あるいは機器毎に一元的に管理する方法を
提供することができるという効果を奏する。
【0288】・本発明の情報処理方法は、以上のよう
に、上記サーバが、流通物の交換もしくは補充を要する
情報を発信した機器が該流通物の交換もしくは補充に係
わる操作を実行したことをローカルネットワークを介し
て検知した場合、他のサーバに、必要な情報を送信する
ステップを有することを特徴としている。
【0289】これによれば、流通物の交換という事実を
検出しているため、サーバはたとえば、該検出タイミン
グを流通物の課金発生タイミングとして同定することが
可能となり、また、他のサーバへの通知によって他のサ
ーバは課金処理を独自に確定することができるという効
果を奏する。
【0290】・本発明の情報処理方法は、以上のよう
に、上記流通物の交換もしくは補充を許可する場合に
は、当該機器に対し許可信号を送出し、交換を許可しな
い場合には不許可信号を送出するステップをサーバに実
行させることを特徴としている。
【0291】これによれば、交換を許可しない場合に不
許可信号を送出することにより、機器は該信号の受信に
基づいて、" 交換は許可されませんでした" 等のメッセ
ージを表示もしくは通知したり、不許可信号から機器の
動作を停止する信号を生成したりすることが可能とな
る。したがって、機器利用者に対し、機器はサーバとの
交信による動作停止状態なのか、あるいは、不許可と
いう判定に基づく動作停止状態なのかを判別させること
ができるという効果を奏する。
【0292】・本発明の情報処理プログラムは、以上の
ように、上記の情報処理方法のいずれかにおける各ステ
ップを、コンピュータに実行させることを特徴としてい
る。
【0293】これによれば、本発明の情報処理プログラ
ムを、サーバにロードすることによって、本発明の情報
処理方法を機器使用者に提供することができる。また、
一般的なコンピュータを本発明のサーバとして機能させ
ることを実現できる。
【0294】また、サーバによる集中管理方式であるの
で、各機器に同様の処理を行わせるプログラム等を内蔵
する方法に比べ、該機器の構造の複雑化、製造時間、製
造コスト等の上昇を伴うことがない。また、該プログラ
ムの修正、バージョンアップ等を行う場合にも、サーバ
に内蔵された単一のプログラムのみの修正でよいので、
修正作業等が効率的になる。
【0295】さらに、上記処理手順を記録したプログラ
ムはサービス提供者(第2のグループ)により作成ある
いは管理されるので、処理内容が保証されたものであ
り、該プログラムをサービス受給者(第1のグループ)
のサーバ内に置くことができる。したがって、サービス
受給者とサービス提供者間の信用にかかわる最終的な課
金処理等の重要な処理を除き、課金情報の一時的なとり
まとめ等の処理をサーバが行う機能として移行すること
ができ、第2のサーバの処理負担を大幅に軽減すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機器管理サーバと機器とを含んで
構成されたローカルシステムのブロック図である。
【図2】本発明による他のローカルシステムのブロック
図である。
【図3】本発明による契約者の第1のグループと、サー
ビス提供者の第2のグループとを含んで構成されるネッ
トワークシステムの一般形態を示した図である。
【図4】本発明によるネットワークシステムにおける、
契約者とサービス提供者との1対1関係の形態を示した
図である。
【図5】(a)〜(c)は、本発明による流通物の形態
を説明するための概略的な斜視図である。
【図6】ネットワーク構成の全体イメージを示した図で
ある。
【図7】本発明による他のネットワークシステムの構成
図である。
【図8】本発明による流通物の交換動作を検出するため
のタイミングチャートを示した図である。
【図9】機器の流通物の交換もしくは補充の許可判断に
関し、機器管理サーバの演算処理部が行う処理手順を示
したフローチャートの一例である。
【図10】予算設定の処理手順を示したフローチャート
の一例である。
【図11】期間設定の処理手順を示したフローチャート
の一例である。
【図12】(a)(b)は、情報管理画面に表示された
管理テーブル(初期状態)の一例を示した図である。
【図13】(a)(b)は、情報管理画面に表示された
管理テーブル(事前登録時点)の一例を示した図であ
る。
【図14】(a)(b)は、情報管理画面に表示された
管理テーブル(流通物使用時点)の一例を示した図であ
る。
【図15】(a)(b)は、情報管理画面に表示された
管理テーブル(流通物補充時点)の一例を示した図であ
る。
【図16】課金方法を説明するための図である。
【図17】機器管理サーバが行う処理判断の基となるメ
ッセージ管理テーブルの一例を示した図である。
【図18】機器管理サーバが参照する流通物価格テーブ
ルの一例を示した図である。
【図19】機器管理サーバが管理する予算管理テーブル
の一例を示した図である。
【図20】(a)(b)は、情報管理画面に表示された
契約者テーブルの一例を示した図である。
【図21】従来の課金管理ネットワークシステムを示し
た図である。
【符号の説明】
1 契約者(機器の使用者) 5 サーバ(機器管理サーバ、第1のサーバ) 6 流通物 10 サービス提供者 12 第2のサーバ(他のサーバ) 21 画像形成装置(機器) 22 画像形成装置(機器) 30 ネットワーク 31 ローカルネットワーク 41 製造装置(機器) 42 製造装置(機器) 51 通信部(受信部、送信部) 52 演算処理部 54 記憶部 215 送受信部 213 コントロ−ラ部 600 流通物 610 流通物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 396 G03G 21/00 396 510 510 G06F 3/12 G06F 3/12 C

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換もしくは補充が可能な流通物を用いる
    機器の管理を行う機器管理サーバにおいて、 少なくとも1つの機器から発せられる情報を受信する受
    信部と、 受信した情報が上記流通物の交換もしくは補充を要する
    情報かを判断し、該当する場合に機器に対して流通物の
    交換もしくは補充に関する操作の実行を許可するか否か
    を、当該機器または機器の使用者に対して予め設定され
    た可否条件に基づいて判断する処理を行う演算処理部
    と、 上記処理結果を機器に通知する送信部と、を有すること
    を特徴とする機器管理サーバ。
  2. 【請求項2】上記可否条件を記憶する記憶部を有するこ
    とを特徴とする前請求項1に記載の機器管理サーバ。
  3. 【請求項3】上記可否条件は予算であることを特徴とす
    る前請求項1または2に記載の機器管理サーバ。
  4. 【請求項4】交換もしくは補充が可能な流通物を用いる
    少なくとも1つの機器と、第1のサーバとがローカルネ
    ットワークにより接続された第1のグループと、 該第1のサーバもしくは該第1のグループとネットワー
    ク接続された第2のサーバを有する第2のグループとか
    らなるネットワークシステムにおいて、 該第1のサーバは、上記機器からの情報を受信する受信
    部と、 受信した情報が上記流通物の交換もしくは補充を要する
    情報かを判断し、該当する場合に機器に対して流通物の
    交換もしくは補充に関する操作の実行を許可するか否か
    を、当該機器または機器の使用者に対して予め設定され
    た可否条件に基づいて判断する処理を行う演算処理部
    と、 上記処理結果を機器に通知する送信部と、を有すること
    を特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】上記第1のサーバは、流通物の交換もしく
    は補充を要求する情報を発信した機器が、該流通物の交
    換もしくは補充に係わる操作を実行したことをローカル
    ネットワークおよび受信部を介して検知した場合、第2
    のサーバと通信を行い、必要な情報を送信することを特
    徴とする前請求項4に記載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】上記必要な情報は、少なくとも第1のグル
    ープを特定できる情報と、交換もしくは補充される流通
    物を特定できる情報であることを特徴とする前請求項5
    に記載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】上記流通物は、流通物固有の情報が形成さ
    れていることを特徴とする前請求項4乃至6のいずれか
    1項に記載のネットワークシステム。
  8. 【請求項8】上記第1のサーバは、機器から送信され
    る、機器で使用中の流通物を特定する情報を記憶する記
    憶部と、該記憶内容と送信された最新の情報とを比較
    し、異なる場合に上記記憶情報を更新する演算処理部と
    を有することを特徴とする前請求項7に記載のネットワ
    ークシステム。
  9. 【請求項9】上記機器は、該機器に対して装着及び脱着
    が可能な流通物を用いる画像形成装置であり、第1のサ
    ーバとの間で情報の送受信を行う送受信部と、上記流通
    物の交換もしくは補充の可否に対する第1のサーバとの
    交信中に流通物の交換もしくは補充を禁止する制御を行
    うコントロ−ラ部を有することを特徴とする前請求項4
    乃至8のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】交換もしくは補充が可能な流通物を用い
    る機器とサーバとがローカルネットワークにより接続さ
    れたネットワークシステムにおいて、サーバが行う情報
    処理方法であって、 上記機器からの情報を受信するステップと、 受信した情報が流通物の交換もしくは補充を要する情報
    かを判断するステップと、 該情報が流通物の交換もしくは補充を要する情報である
    場合に、該流通物の交換もしくは補充に係わる操作の実
    行を上記機器に許可するか否かを、該機器または機器の
    使用者に対して予め設定された可否条件に基づいて判断
    する処理を行うステップと、 上記処理結果を機器に通知するステップと、をサーバに
    実行させることを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】さらに、上記サーバが、流通物の交換も
    しくは補充を要する情報を発信した機器が該流通物の交
    換もしくは補充に係わる操作を実行したことをローカル
    ネットワークを介して検知した場合、他のサーバに、必
    要な情報を送信するステップを有することを特徴とする
    前請求項10に記載の情報処理方法。
  12. 【請求項12】さらに、上記流通物の交換もしくは補充
    を許可する場合には、当該機器に対し許可信号を送出
    し、交換を許可しない場合には不許可信号を送出するス
    テップを有することを特徴とする前請求項10または1
    1に記載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】請求項10乃至12のいずれか1項に記
    載の情報処理方法の各ステップを、コンピュータに実行
    させるための情報処理プログラム。
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