JP2002288055A - ストレージシステムにおける管理対象デバイスと管理パスの状態確認方法及びストレージシステム - Google Patents

ストレージシステムにおける管理対象デバイスと管理パスの状態確認方法及びストレージシステム

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JP2002288055A
JP2002288055A JP2001090769A JP2001090769A JP2002288055A JP 2002288055 A JP2002288055 A JP 2002288055A JP 2001090769 A JP2001090769 A JP 2001090769A JP 2001090769 A JP2001090769 A JP 2001090769A JP 2002288055 A JP2002288055 A JP 2002288055A
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Takao Hizuka
敬夫 肥塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管理対象デバイスと管理パスの状態確認が速や
かに且つ高信頼性で以て行うことができるようにする。 【解決手段】管理ツール111からドライブ103への
管理パスとして、ドライブ103への直接のパスとサー
バ101,102経由のパスとを用意する。管理ツール
111は起動時に、Alive確認リクエストを特定ポ
ート番号指定のブロードキャストパケットでLAN10
0に送信する。このリクエストはドライブ103に着目
すると、矢印301a〜301cのように管理Agen
t121〜123に伝達される。管理Agent121
〜123は矢印302a〜302cのようにドライブ1
03のAlive確認を一定時間内に行い、結果を矢印
303a〜303cのように管理ツール111に返す。
管理ツール111は、監視時間内に返された結果を総合
してディスクドライブ103のAlive確認をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサーバ計算
機と少なくとも1つのストレージデバイスとを接続し、
ブロードキャスト及びユニキャストによる通信が可能な
汎用ネットワークと、上記複数のサーバ計算機から上記
少なくとも1つのストレージデバイスが共用可能な共用
ネットワークとを備えたストレージシステムに係り、特
に汎用ネットワークに接続された管理端末から当該シス
テム内の管理対象デバイスの管理パスの状態確認を行う
のに好適なストレージシステムにおける管理対象デバイ
スと管理パスの状態確認方法及びストレージシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、汎用ネットワークとしてのLAN
とは別に、ストレージ専用のネットワークであるストレ
ージエリアネットワーク(SAN)が用いられたストレ
ージシステムが開発されている。SANは従来サーバ
(サーバ計算機)に直結していたストレージデバイス
(例えばディスク装置)をサーバから分離し、各サーバ
から共用できるようにサーバとストレージデバイスの間
をファイバチャネル(FibreChannel)ケーブルやSCS
I(Small Computer System Interface)ケーブルで接
続することにより構築されるネットワークである。した
がってSANは共用ネットワークと呼ぶことができる。
【0003】SANを採用したストレージシステムで
は、サーバはLANとSANとの双方に接続され、ファ
イルアクセスはSAN経由で、サーバのメインのサービ
スはLAN経由で行われるのが一般的である。SANに
はストレージデバイスを必要な分だけ効率よく増設でき
る拡張性の高さや敷設の柔軟性というメリットがある。
しかしその反面、管理対象も増加することになり、管理
コストが増大する問題がある。
【0004】そこで、この管理コストが増大するという
問題を解消するために、SANではリモート・集中管理
が採用されている。リモート管理は、ストレージデバイ
スの管理を目的とするモジュール(以下、管理モジュー
ルと称する)をストレージデバイス本体内並びにストレ
ージデバイスを利用するサーバ内に設置し、管理端末上
で動作する管理専用のアプリケーション(以下、管理ツ
ールと称する)が要求する処理を管理モジュールが代行
することで実現している。一方、集中管理は、この各ス
トレージデバイスに対するリモート管理機構を集約した
管理形態で、管理範囲に比べて効率のよい管理が可能と
なる。
【0005】管理モジュールは管理ツールからの要求に
速やかに応じられるように、内部に保持するストレージ
デバイスの動作状況や管理ポリシーなどの情報(管理情
報)を定期的に更新したり、管理ツールからの要求に応
じて、ストレージデバイスへデバイス−管理モジュール
間で使用するプロトコルを発行する役目を果たしたりす
る。以上により管理者は、管理端末から各ストレージデ
バイスを一元管理することができる。
【0006】上記のSAN環境において、管理ツールは
自身が起動された際に、システム情報の収集作業とし
て、SAN環境内の各ストレージデバイス(管理対象デ
バイス)の起動・停止を確認するために、LANに接続
されるノードに割り当て可能なネットワークアドレス部
が共通のすべてのIPアドレスについて、対応する管理
モジュールの有無に無関係に、LANを介して確認要求
を順次送信するのが一般的であった。ここで、各ストレ
ージデバイスについて、当該ストレージデバイス本体内
並びに当該ストレージデバイスを利用するサーバ内に配
置されている管理モジュールのうちの1つだけに、上記
確認要求のためのユニキャストパケットを受信するため
にポート番号が予約されている。したがって、このポー
ト番号が予約されている管理モジュールだけが自身の管
理対象とするストレージデバイスが起動・動作中である
場合に管理ツールに応答を返すことができる。、管理ツ
ールは確認要求を送信する都度、当該確認要求に対する
応答を一定時間を上限として監視し、その間に応答があ
れば対応するストレージデバイスが起動・動作中(以
下、Aliveと称する)であり、応答がなければ(タ
イムアウトであれば)障害あり(以下、Deadと称す
る)と判定する。また管理ツールは、この確認処理を行
うための確認要求で使用したIPアドレスで指定される
管理モジュールを経由する通信経路、つまり対応するス
トレージデバイスへの通信経路(以下、管理パスと称す
る)の状態は、当該確認要求に対する応答を以て利用可
能(Alive)と判定し、応答なしを以て利用不可能
(Dead)と判定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
SAN環境のストレージシステムにあっては、管理ツー
ルは自身の起動時にシステム情報の収集として管理対象
デバイスと管理パスのAlive確認を行うのに、LA
Nに接続されるノードに割り当て可能なすべてのIPア
ドレスを対象に当該IPアドレスを切り替えながら順次
対応する管理モジュールへの確認要求を送信していた。
【0008】しかし、Alive確認をLANに接続さ
れるノードに割り当て可能なすべてのIPアドレスを対
象に1IPアドレス単位で行うことは、Alive確認
に多大な時間を要するという問題があり、更にLAN上
に存在しないノードに対して無用なAlive確認処理
が行われるという問題もあった。そのため、ユーザが起
動待ちに容認し得る時間に比べて管理ツールの起動時間
が大変長くなるという問題があった。
【0009】また従来は、管理ツールからの確認要求に
対して応答がなければ管理対象デバイスのDeadと判
定され、同時に当該デバイスへの管理パスもDeadと
判定されていた。ところが、管理対象デバイスと管理パ
スが共にDeadとなることは希である。しかし従来技
術にあっては、管理対象デバイスと管理パスのそれぞれ
についてAliveまたはDeadの確認を行うことは
できなかった。
【0010】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、管理対象デバイスと管理パスの状態確認
が速やかに且つ高信頼性で以て行うことができるストレ
ージシステムにおける管理対象デバイスと管理パスの状
態確認方法及びストレージシステムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のサーバ
計算機と少なくとも1つのストレージデバイスとを接続
し、ブロードキャスト及びユニキャストによる通信が可
能な汎用ネットワークと、上記複数のサーバ計算機と上
記少なくとも1つのストレージデバイスとを接続し、上
記複数のサーバ計算機から上記少なくとも1つのストレ
ージデバイスが共用可能な共用ネットワークと、上記汎
用ネットワークに接続された管理端末上で動作し、少な
くとも上記ストレージデバイスを管理する管理ツール
と、上記複数のサーバ計算機にそれぞれ設けられ、上記
少なくとも1つのストレージデバイスのうちの管理対象
デバイスを示す管理対象デバイス情報、及び当該管理対
象デバイスと当該デバイスへの管理パスとの状態確認を
要求する状態確認リクエストを受け付けるための特定ポ
ート番号が予め設定された、上記管理ツールの要求する
処理を代行するためのサーバ側管理エージェントと、上
記少なくとも1つのストレージデバイスにそれぞれ設け
られ、上記特定ポート番号が予め設定された、上記管理
ツールの要求する処理を代行するためのデバイス側管理
エージェントとを備えたストレージシステムにおける管
理対象デバイスと管理パスの状態確認方法であって、上
記管理ツールから上記システム内のすべての管理対象デ
バイスと当該デバイスへの管理パスとの状態を確認する
ための状態確認リクエストを上記特定ポート番号が指定
されたブロードキャストパケットで上記汎用ネットワー
ク上に送信するステップと、上記管理ツールから送信さ
れた状態確認リクエストを当該リクエストで指定された
特定ポート番号が設定されている管理エージェントにて
受信して、当該リクエストに従って自身の管理対象デバ
イスの状態を確認するステップと、上記管理対象デバイ
スの状態確認結果の応答を管理エージェントから管理ツ
ールに返すステップと、上記状態確認リクエストに対す
る各管理エージェントからの応答を管理ツールにて予め
設定された時間だけ監視するステップと、この予め設定
された時間内に管理ツールで受信した応答を管理対象デ
バイス毎に集計し、その集計結果をもとに管理対象デバ
イス毎に当該デバイスの状態と当該デバイスへの各管理
パスの状態とを判定するステップとを備えたことを特徴
とする。
【0012】このような構成においては、各サーバ計算
機及び当該サーバ計算機から共有可能なストレージデバ
イスには、状態確認リクエストを受け付けるための特定
ポート番号が予め設定され、また各サーバ計算機には管
理対象デバイスを示す管理対象デバイス情報が予め設定
されているため、管理ツールから状態確認リクエストを
用いた各管理対象デバイスの状態確認を含む管理を行う
ための通信経路としての管理パスが各デバイス毎に複数
確保される。
【0013】また上記の構成においては、管理対象デバ
イスと当該デバイスへの管理パスとの状態確認を要求す
る状態確認リクエストが、ブロードキャストパケットで
送信される。このため、従来のように汎用ネットワーク
(LAN)に接続されるノードに割り当て可能なネット
ワークアドレス部が共通のすべてのIPアドレスについ
て状態確認リクエストを順次送信する場合に比べて、す
べての管理対象デバイスの状態確認を行うのに要する時
間を著しく短縮できる。
【0014】また、管理対象デバイス毎に、当該デバイ
スへの管理パスが複数確保されることから、そのパス上
の管理エージェントによる当該デバイスの状態確認処理
により、管理ツールでは、1管理対象デバイスにつき、
対応する管理パス数分の状態確認結果を得ることができ
る。したがって、各管理対象デバイス毎に、対応する管
理パス数分の状態確認結果を集計して、当該デバイスの
状態を総合的に判定することで、当該デバイスの状態確
認結果の信頼性を高めることができる。また、管理対象
デバイスへの各管理パス毎の状態確認も、例えば対応す
る管理エージェントからの状態確認結果により行うこと
が可能となる。更に、管理パスに障害が発生しても他の
管理パスが利用可能なため管理サービスの低下を回避す
ることができ、複数パス分の状態確認結果を比較するこ
とで管理パスを含めたネットワークの障害箇所が特定で
きる効果もある。
【0015】ここで、管理エージェントでは、管理ツー
ルからの状態確認リクエストに従って自身の管理対象デ
バイスの状態を確認するのに、当該デバイスに対して当
該デバイスの状態確認が可能なコマンドを発行してその
応答を一定時間監視し、当該デバイスの状態として、一
定時間内に応答があった場合にはその応答内容により、
応答なしの場合には一意に、正常動作中を示す第1の状
態(Alive)、デバイス障害を示す第2の状態(D
ead)、及び当該デバイスへの管理パスに障害の可能
性があることを示す第3の状態(Path−Erro
r)のいずれかを判定するとよい。また、この判定結果
のステータスが設定された応答が状態確認結果の応答と
して管理エージェントから管理ツールに返されるように
するとよい。
【0016】この場合、管理ツールでは、管理対象デバ
イスの集計結果がすべて第1の状態(Alive)であ
るか、第1の状態(Alive)と第3の状態(Pat
h−Error)のみからなる場合には当該デバイスは
第1の状態(Alive)であると判定するとよい。ま
た、すべて第2の状態(Dead)であるか、第2の状
態(Dead)と第3の状態(Path−Error)
のみからなる場合には当該デバイスは第2の状態(De
ad)であると判定するとよい。また、第1の状態(A
live)と第2の状態(Dead)とが混在している
場合には、当該デバイスの状態が決まらないために再度
の状態確認が必要な第4の状態(Invalid)であ
ると判定するとよい。
【0017】更に、第1または第2の状態(Alive
またはDead)を示すステータスが設定された応答を
返した管理エージェントを経由する管理パスは有効であ
ると判定するとよく、第3の状態(Path−Erro
r)を示すステータスが設定された応答を返した管理エ
ージェントを経由する管理パスは無効であると判定する
とよい。
【0018】なお、デバイスの状態確認が可能なコマン
ドとしては、例えばステータス取得コマンドが適用可能
である。管理エージェントでの当該コマンドの実行によ
り、管理ツールの状態確認の代理処理が行われることに
なる。
【0019】また、管理エージェントから管理ツールに
返される応答に当該管理エージェントが動作するマシン
を特定するネットワーク情報を付加し、管理ツールで
は、上記管理エージェントを経由する管理パスが有効で
あると判定した場合に、当該管理パスの情報として当該
管理エージェントが動作するマシンを特定するネットワ
ーク情報を管理パスリストに登録するとよい。この登録
後は、管理対象デバイスと管理パスの状態確認を行う必
要がある場合には、管理パスリストに登録されているネ
ットワーク情報を用いたユニキャストパケットを用いる
ことが可能となり、管理エージェントでの管理対象デバ
イスの状態確認をより速やかに行うことができる。
【0020】また、管理ツールから送信される状態確認
リクエストに応答期限を付加し、各管理エージェントで
は、当該状態確認リクエストに応じて管理対象デバイス
に対して発行される当該デバイスの状態確認が可能なコ
マンドに対する応答期限を、上記リクエストに付されて
いる応答期限に基づいて設定するならば、無駄のない応
答期限(監視時間)の設定が可能となり、設定された応
答期限内に管理対象デバイスの状態確認処理を終了する
ことを保証できるようになる。この効果は、管理ツール
による状態確認リクエストの送信から当該リクエストに
対する各管理エージェントからの応答の受信までにそれ
ぞれ要した時間の情報を、管理ツールから各管理エージ
ェントに通知し、各管理エージェントは管理ツールから
通知された時間情報を保存しておき、当該時間情報を以
降の上記コマンドに対する応答期限を作成するときに利
用するならば、より顕著となる。
【0021】以上のストレージシステムにおける管理対
象デバイスと管理パスの状態確認方法に係る本発明は、
当該方法を適用するストレージシステムに係る発明とし
ても成立し、また当該システム内の管理端末で実行され
る管理プログラムに係る発明としても成立する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態に係るストレー
ジシステムの構成を示す。図1において、LAN100
には、サーバ(#1)101及びサーバ(#2)102
がLANケーブルにより接続されている。LAN100
にはまた、LANポートを内蔵するストレージデバイス
としての例えばディスクドライブ(#3)103及びテ
ープドライブ(#4)104が、LANケーブルにより
当該LANポートを介して接続されている。サーバ(#
1)101、サーバ(#2)102、ディスクドライブ
(#3)103及びテープドライブ(#4)104はフ
ァイバチャネルにより相互接続されることで、SAN
(Storage Area Network)105を構成している。
【0024】LAN100にはまた、管理者の操作によ
りシステム全体をリモート管理するための端末(以下、
管理端末と称する)110が接続されている。管理端末
110上では、管理専用のアプリケーションである管理
ツール111が動作する。管理ツール111は、本発明
に直接関係するデバイスAlive確認リクエストの発
行元となる。管理ツール111は、管理対象デバイスと
してのディスクドライブ103及びテープドライブ10
4を、サーバ101または102経由で管理すること、
つまりサーバ101または102からSAN105を介
して間接的に管理することも、LAN100経由で直接
的に管理することも可能である。
【0025】サーバ101及び102上では、管理端末
110上の管理ツール111と連携する管理Agent
(#1)121及び(#2)122が動作する。ディス
クドライブ103及びテープドライブ104では、LA
Nポートと直接接続した管理専用モジュール133及び
134上で、同様の管理Agent(#3)123及び
(#4)124が動作する。
【0026】管理Agent121〜 124
は、タイムキーパーとして常駐するプロセスであって、
ある一定時間以内の応答を保証するように構成されてい
る。管理Agent121〜124は、図2に示すよう
に、送受信モジュール201、Alive確認待ちモジ
ュール202及びAlive確認処理モジュール203
を備えている。
【0027】送受信モジュール201はOSの機能をそ
のまま使用し、ブロードキャストパケット及びユニキャ
ストパケットを受信するためにポート番号を予約してお
く。Alive確認処理モジュール203は、管理対象
デバイスとの接続の間で何らかのリクエストを確認処理
の代用として発行する。Alive確認待ちモジュール
202は、そのリクエストに対する応答を一定時間待ち
続ける。
【0028】管理Agent121〜124に要求され
る動作環境たる条件は、管理ツール111との通信機
能、例えばTCP(Transmission Control Protocol)
/IP(Internet Protocol)対応の通信機能を持つと
共に、管理対象デバイスのDead/Aliveの状態
を確認するための機能(Dead/Alive確認機
能)を持っていることである。よって、管理Agent
121〜124の動作環境がデバイス本体内にあろう
と、サーバ上にあろうと構わない。
【0029】管理Agent121〜124のAliv
e確認処理モジュール203は、上記Dead/Ali
ve確認機能により、管理対象デバイスのDead/A
liveを実際に判定する役割を担う。どのような処理
をもってDead/Alive確認の代理処理とするか
は事前に定義しておく必要があるが、Dead/Ali
veが判定できる限りは何でもよい。但し、処理自体に
時間を要するとその応答が遅延する可能性があるため、
極力軽い処理を採用することが好ましい。またプロトコ
ルによっては詳細なステータスを返すが、どのステータ
スをDead/Aliveのどちらに解釈するかもAl
ive確認処理モジュール203で事前に定義する必要
がある。つまりAlive確認処理モジュール203で
プロトコルに依存した処理が定義される。
【0030】サーバ101,102からは、いずれもS
AN105を介してディスクドライブ103及びテープ
ドライブ104の利用が可能である。一方、管理権限に
関しては、サーバ101はディスクドライブ103のみ
を管理可能とし、サーバ102はディスクドライブ10
3及びテープドライブ104の両方を管理可能とする。
この管理対象デバイスの情報は、各管理Agent(#
1)121〜(#4)124に管理ツール111の実行
前に設定される。
【0031】この他にも、管理Agent121〜12
4への事前設定としてポート番号とAlive確認の代
わりとなる処理(以下、代理処理と称する)を設定して
おく必要がある。本実施形態では、このポート番号を1
0000として、すべての管理Agent121〜12
4に設定する。
【0032】代理処理に関しては、サーバ101,10
2、及び管理専用モジュール133,134のいずれ
も、管理対象デバイスのステータス取得コマンド処理を
代理処理として設定する。設定後、管理Agent12
1〜124を起動し、管理ツール111からのリクエス
トを受信するまで待ち続けさせる。
【0033】次に、図1のシステムの動作を、ディスク
ドライブ(#3)103のAlive確認処理に注目し
て、管理ツール起動時に行われる「管理情報収集」動作
と、通常動作時に行われる管理ツールによる「ポーリン
グ」動作とについて、図3の情報の流れを示す図及び図
4乃至図6のフローチャートを適宜参照して説明する。
【0034】まず図1のシステムでは、管理端末110
上の管理ツール111の起動直後に管理ツール111に
よる管理パスを含む「管理情報収集」動作を開始する。
管理ツール111の起動時には当該管理ツール111は
管理に関する情報(システム情報)を何も持たない。こ
の場合、管理ツール111は、管理対象デバイスの動作
状況の確認(デバイスAlive確認処理)と各デバイ
スの管理パスの取得を行う必要がある。
【0035】そこで管理ツール111は、デバイスAl
ive確認処理のリクエストパケット(Alive確認
リクエスト)をポート番号10000が指定されたIP
ブロードキャストパケットでLAN100上に送信する
(ステップ401)。このリクエストパケットでは、管
理者が管理端末110を操作することで設定される応答
待ちの制限時間と送信時刻とから計算された「応答期
限」が一緒に送信される。ここでは、応答待ち制限時間
が10秒と設定されており、且つリクエストパケット送
信時の時刻が13:00:00であったとすると、応答
期限は13:00:10であり、この応答期限がリクエ
ストパケットに付加される。また管理ツール111は、
この応答期限で示される時刻13:00:10まで、各
管理AgentからのAlive確認処理の結果を待ち
続ける(ステップ402〜405)。
【0036】さて、管理ツール111からIPブロード
キャストパケットで送信されたAlive確認リクエス
トは、例えばディスクドライブ(#3)103への経路
(管理パス)に着目した場合、図3中の矢印301aで
示すようにLAN100から直接にディスクドライブ
(#3)103に、当該ディスクドライブ(#3)10
3の管理専用モジュール133を介して伝達されると共
に、図3中の矢印301b,301cで示すようにサー
バ(#1)101及び(#2)102にそれぞれ伝達さ
れる。
【0037】サーバ(#1)101の管理Agent
(#1)121、サーバ(#2)102の管理Agen
t(#2)122、及びディスクドライブ(#3)10
3の管理専用モジュール133上の管理Agent(#
3)123は、管理ツール111からのリクエストパケ
ット(Alive確認リクエスト)を送受信モジュール
201により受信する。
【0038】すると管理Agent(#1)121,
(#2)122及び(#3)123の各Alive確認
処理モジュール203は、受信パケットから応答期限
(13:00:10)を取り出し、その応答期限の値と
当該管理Agentが集計した応答時間の統計情報か
ら、管理ツール111への送信時間を考慮した当該管理
Agent独自の応答期限を決定する(ステップ60
1,602)。例えば、管理Agent(#3)123
では、応答時間の統計情報から500msec以内には
必ず管理ツール111への送信が完了できることが分か
っているとすると、管理ツール111への返信期限は上
記応答期限13:00:10より500msec前の時
刻13:00:09.50である。但し、実際は時刻で
なくて、待ち時間で処理される。
【0039】次に、管理Agent(#1)121,
(#2)122及び(#3)123の各Alive確認
処理モジュール203は、図3中の矢印302a,30
2b,302cで示すように、対応するディスクドライ
ブ(#3)103本体(管理対象デバイス本体)への代
理処理(ステータス取得コマンド)を実行する(ステッ
プ603)。そして、管理Agent(#1)121,
(#2)122及び(#3)123のAlive確認待
ちモジュール202は、先に決定された応答期限まで代
理処理の応答を待ち続ける(ステップ604〜60
6)。
【0040】もし、応答期限までに応答があって、その
応答が送受信モジュール201で受信されたなら(ステ
ップ605,607)、その応答内容がAlive確認
処理モジュール203に渡される。一方、応答期限まで
に応答がなかった場合には、その旨がAlive確認待
ちモジュール202からAlive確認処理モジュール
203に通知される。
【0041】さて、代理処理を実行するAlive確認
処理モジュール203では、前述したようにプロトコル
に依存した処理が定義されている。ここではAlive
確認処理モジュール203は、管理対象デバイス本体
(ここではディスクドライブ(#3)103本体)との
間で使用されているプロトコルを利用したコマンドを発
行し、その結果から「Alive」「Dead」「Pa
th−Error」の3つのステータスのいずれかを決
定する。
【0042】例えば、管理Agent(#3)123の
Alive確認処理モジュール203がタイムアウトで
しかDead判定できないプロトコルを使用するなら
ば、応答ありは「Alive」、「応答なし」は「De
ad」と決定できる。しかし、このプロトコルでは、受
信のステータスが2つしかなく、また通信路(管理パ
ス)の障害とデバイスダウンとの違いを区別できないた
め、応答なしは「Dead」ではなく「Path−Er
ror」と定義する。
【0043】一方、サーバ(#1)101,(#2)は
各デバイスとファイバチャネルを用いて構築されたSA
N105により接続されており、当該デバイスの状態が
応答のステータスで判定できる。よって、代理処理(ス
テータス取得コマンド実行)の正常終了を「Aliv
e」、それ以外をーDead」、応答なしを「Path
‐Error」と定義する。
【0044】Alive確認処理モジュール203は、
以上の定義に従い、応答期限までのの応答の有無、応答
ありの場合には更に応答内容(正常終了か否かなど)に
より、代理処理の結果(Alive確認処理結果)のス
テータスを決定する(ステップ608または609)。
即ちAlive確認処理モジュール203は、応答期限
までに応答があった場合、その応答内容から管理対象デ
バイスに対する代理処理の結果(ここでは、Dead:
デバイスダウン/Alive:正常動作中)を判定する
(ステップ608)。またAlive確認処理モジュー
ル203は、応答期限までに応答がなかった場合には、
管理対象デバイスへの管理パスの障害の可能性があるこ
とを表す「Path−Error」を判定する(ステッ
プ609)。
【0045】そして管理Agent(#1)121,
(#2)122及び(#3)123は、Alive確認
処理モジュール203によって判定された管理対象デバ
イスのステータスをセットした応答パケットを、管理ツ
ール111からのAlive確認リクエストに対する応
答パケットとして、送受信モジュール201により図3
中の矢印303a,303b,303cで示すように、
管理ツール111に返信する(ステップ610)。この
応答パケットの内容は、上記管理対象デバイスのステー
タス(Dead/Alive/Path‐Error)
の他に、当該デバイスの識別情報としての例えばデバイ
ス名、及び該当する管理Agentの情報、例えば当該
管理Agentが動作しているマシンのネットワークア
ドレスとしてのIPアドレスを含む。
【0046】前記したように、管理ツール111はAl
ive確認リクエストIPブロードキャストパケットで
送信すると(ステップ401)、応答期限まで各管理A
gentからのAlive確認処理の結果を待ち続ける
(ステップ402〜405)。そして管理ツール111
は、応答期限を過ぎると(ステップ405)、応答期限
までの期間に受信した各管理AgentからのAliv
e確認処理結果の応答パケットに基づき、Alive確
認処理結果を集計して(ステップ406)、各デバイス
のステータスを判定する処理を行う(ステップ40
7)。ここで、各管理AgentからのAlive確認
処理結果の集計は、例えばAlive確認処理結果(応
答パケット)に設定されているデバイス名で指定される
デバイス(管理対象デバイス)毎に行われる。
【0047】管理ツール111におけるAlive確認
処理結果の集計結果の一例を、ディスクドライブ(#
3)103について図7に示す。この図7では、ディス
クドライブ(#3)103を管理対象デバイスとする3
つの管理Agent(#1)121,(#2)122,
(#3)123でのAlive確認処理結果(代理処理
結果)のステータスの組み合わせパターン例が4通り示
されている。
【0048】図7は、すべての組み合わせパターンを網
羅している訳ではなく、「Dead」と「Alive」
を入れ替えるパターンもあり得る。パターン#1は正常
動作時の結果である。当然すべてが「Dead」という
逆のパターンもあり得る。パターン#2は組み合わせの
中に管理Agent#3からの「Path‐Erro
r」のステータスがあった場合である。デバイスのAl
ive確認に関する集計の場合、「Path‐Erro
r」は無視される。したがって、パターン#2の例で
は、管理Agent#1,#2の結果で決まる。パター
ン#3は「Dead」と「Alive」とが混在し、結
果として矛盾が生じているため判定は「Invali
d」になる。この場合には、再びAlive確認処理リ
クエストが送信される。パターン#4には「応答なし」
が含まれている。「応答なし」はAlive確認リクエ
ストが後述するユニキャストパケットで送信された場合
にのみ現れる可能性のあるステータスであり、「Pat
h−Error」と同様、ここでは無視される。
【0049】以上の説明から明らかなように、管理ツー
ル111はAlive確認処理結果の集計結果に基づく
各デバイスのステータスを判定する処理(ステップ)を
次のように行う。まず管理ツール111は、デバイス
(管理対象デバイス)を1つ選択する。次に管理ツール
111は、選択したデバイスを対象とするすべての(管
理Agentによる)Alive確認処理結果のステー
タス(の組み合わせパターン)を参照する(ステップ5
01)。
【0050】そして管理ツール111は、すべて「Al
ive」であるか(ステップ503)、或いは「Ali
ve」と「Path−Error」のみの場合には(ス
テップ504)、該当するデバイスは「Alive」で
あると判定する(ステップ505)。
【0051】また管理ツール111は、すべて「Dea
d」であるか(ステップ506)、或いは「Dead」
と「Path−Error」のみの場合には(ステップ
507)、該当するデバイスは「Dead」であると判
定する(ステップ508)。
【0052】また管理ツール111は、それ以外の場
合、つまり「Alive」と「Dead」とが混在して
いる場合には、該当するデバイスが「Alive」であ
るとも或いは「Dead」であるとも判定不可能な状
態、つまり「Invalid」であると判定する(ステ
ップ509)。
【0053】ここで、ステータスの判定結果が「Ali
ve」と「Dead」の場合には、明確なステータスと
して採用される。これに対し、「Invalid」は情
報に矛盾が生じている状態であるため、デバイスAli
ve確認作業が再度行われる。
【0054】管理ツール111は、以上の判定を、Al
ive確認処理結果が集計された全デバイスについて実
行する(ステップ510)。
【0055】管理ツール111は、各デバイスのステー
タスを判定すると(ステップ407)、当該デバイスへ
の管理パスのステータスを次のように判定して、各デバ
イス毎の管理パスのリストへの登録処理を行う(ステッ
プ408)。即ち管理ツール111は、この例のように
Alive確認リクエストをブロードキャストパケット
で送信した場合、集計されたAlive確認処理結果の
うち、「Path‐Error」ステータスがセットさ
れたAlive確認処理結果(の応答パケット)を返信
した管理Agentを経由する管理パスは、デバイス管
理に使用できない無効なパスであると判定する。また管
理ツール111は、「Alive」または「Dead」
ステータスがセットされたAlive確認処理結果(の
応答パケット)を返信した管理Agentを経由する管
理パスは、デバイス管理に使用可能な有効なパスである
と判定する。そこで管理ツール111は、各デバイス毎
の管理パスのリストに、Alive確認処理結果(の応
答パケット)に対応するデバイス名と共に設定されてい
るIPアドレスを、「新規管理パス」を表す管理Age
nt情報として、「Path‐Error」ステータス
を返した管理Agentを除いて、登録する。
【0056】最後に管理ツール111は、各管理Age
ntに対し、自身が送信したAlive確認リクエスト
で指定した応答期限に対する当該管理Agentからの
応答パケットの受信時刻の情報を通知する(ステップ4
09)。各管理Agentは、管理ツール111から通
知された受信時刻の情報を保存し、今後の当該管理Ag
ent内での応答期限を決定するときに利用する。
【0057】さて本実施形態では、管理ツール起動時以
外にも、例えば通常のシステム稼動状態(通常動作時)
において、管理対象デバイスのAlive確認処理と当
該デバイスへの管理パスの状態判定を行うようにしてい
る。この通常動作時の処理では、管理ツール起動時に取
得された各デバイス毎の管理パスリストを利用して、既
知の管理Agentを指定したユニキャストパケットに
よりAlive確認リクエストを送信する。そこで、各
管理Agent毎にユニキャストパケットを利用してA
live確認処理を行う動作を「ポーリング」動作と呼
ぶ。
【0058】以下、各デバイス毎の管理パスリストを利
用した管理ツール111による「ポーリング」動作につ
いて簡単に説明する。管理ツール111は、各デバイス
毎の管理パスリストに登録された管理Agent情報、
即ち管理Agentが動作しているマシンのIPアドレ
スを用いて、当該管理Agentに対するAlive確
認リクエストを、応答期限付きのユニキャストパケット
で送信する。以降の動作は、対象がユニキャストパケッ
トで指定された管理Agentに限られる点を除き、ブ
ロードキャストパケットでAlive確認リクエストを
送信した場合と同様である。但し、既知の管理Agen
tに向けてユニキャストパケットを送信した場合は、応
答パケットの受信、つまり「応答あり」は管理パスの有
効性を意味し、反対に「応答なし」は管理パスの無効を
意味する。そこで管理ツール111は、応答期限内に応
答がない場合は、管理パスのリストから対象の管理パス
を除外する。
【0059】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、管
理対象デバイスへの管理パスを複数設定して、当該デバ
イスと当該デバイスへの管理パスとの状態確認を要求す
る状態確認リクエストがブロードキャストパケットで送
信される構成としたことにより、すべての管理対象デバ
イスの状態確認を行うのに要する時間を著しく短縮で
き、しかも1つの管理対象デバイスにつき複数の管理パ
スの各々の状態確認結果を得ることができるため、それ
を集計して当該デバイスの状態を総合的に判定すること
で、当該デバイスの状態確認結果の信頼性を高めること
もできる。また、各管理対象デバイスへの各管理パス毎
の状態確認も、例えば対応する管理エージェントからの
応答の有無により行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るストレージシステム
の構成を示す図。
【図2】図1中の管理Agent121〜124の構成
を示すブロック図。
【図3】同実施形態におけるAlive確認処理時の情
報の流れを示す図。
【図4】同実施形態における管理ツール111の起動時
の動作(管理情報収集動作)を説明するためのフローチ
ャート。
【図5】図4中のステップ407の処理(ステータス判
定処理)の詳細手順を説明するためのフローチャート。
【図6】管理ツール111からのAlive確認リクエ
ストを受信した際の管理Agentの動作を説明するた
めのフローチャート。
【図7】管理ツール111におけるAlive確認処理
結果の集計結果の一例を示す図。
【符号の説明】
100…LAN 101,102…サーバ 103…ディスクドライブ(ストレージデバイス) 104…テープドライブ(ストレージデバイス) 105…SAN(ストレージエリアネットワーク) 110…管理端末 111…管理ツール 121〜124…管理Agent(管理エージェント) 133,134…管理専用モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA12 GB02 JA35 JB14 KA13 KB04 KB06 5K030 JA10 KA01 KA02 LD02 MA13 MC07 5K032 BA04 BA08 CC10 CD01 DA06 DB19 EA07 5K033 BA04 BA08 CB13 CC01 DA05 DB12 EA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサーバ計算機と少なくとも1つの
    ストレージデバイスとを接続し、ブロードキャスト及び
    ユニキャストによる通信が可能な汎用ネットワークと、
    前記複数のサーバ計算機と前記少なくとも1つのストレ
    ージデバイスとを接続し、前記複数のサーバ計算機から
    前記少なくとも1つのストレージデバイスが共用可能な
    共用ネットワークと、前記汎用ネットワークに接続され
    た管理端末上で動作し、少なくとも前記ストレージデバ
    イスを管理する管理ツールと、前記複数のサーバ計算機
    にそれぞれ設けられ、前記少なくとも1つのストレージ
    デバイスのうちの管理対象デバイスを示す管理対象デバ
    イス情報、及び当該管理対象デバイスと当該デバイスへ
    の管理パスとの状態確認を要求する状態確認リクエスト
    を受け付けるための特定ポート番号が予め設定された、
    前記管理ツールの要求する処理を代行するためのサーバ
    側管理エージェントと、前記少なくとも1つのストレー
    ジデバイスにそれぞれ設けられ、前記特定ポート番号が
    予め設定された、前記管理ツールの要求する処理を代行
    するためのデバイス側管理エージェントとを備えたスト
    レージシステムにおける管理対象デバイスと管理パスの
    状態確認方法であって、 前記管理ツールから前記システム内のすべての管理対象
    デバイスと当該デバイスへの管理パスとの状態を確認す
    るための状態確認リクエストを前記特定ポート番号が指
    定されたブロードキャストパケットで前記汎用ネットワ
    ーク上に送信するステップと、 前記管理ツールから送信された前記状態確認リクエスト
    を当該リクエストで指定された前記特定ポート番号が設
    定されている前記管理エージェントにて受信して、当該
    リクエストに従って自身の管理対象デバイスの状態を確
    認するステップと、 前記管理対象デバイスの状態確認結果の応答を前記管理
    エージェントから前記管理ツールに返すステップと、 前記状態確認リクエストに対する前記各管理エージェン
    トからの応答を前記管理ツールにて予め設定された時間
    監視するステップと、 前記予め設定された時間内に前記管理ツールで受信した
    応答を管理対象デバイス毎に集計し、その集計結果をも
    とに管理対象デバイス毎に当該デバイスの状態と当該デ
    バイスへの各管理パスの状態とを判定するステップと を具備することを特徴とするストレージシステムにおけ
    る管理対象デバイスと管理パスの状態確認方法。
  2. 【請求項2】 前記状態確認リクエストに従って前記管
    理エージェントにて自身の管理対象デバイスの状態を確
    認するステップが、 前記管理エージェントから前記管理対象デバイスに対し
    て当該デバイスの状態確認が可能なコマンドを発行する
    ステップと、 前記コマンドに対する前記管理対象デバイスからの応答
    を前記管理エージェントにて一定時間監視するステップ
    と、 前記管理対象デバイスの状態として、前記一定時間内に
    応答があった場合にはその応答内容により、応答なしの
    場合には一意に、正常動作中を示す第1の状態、デバイ
    ス障害を示す第2の状態、及び前記管理対象デバイスへ
    の管理パスに障害の可能性があることを示す第3の状態
    のいずれかを前記コマンドを発行した前記管理エージェ
    ントにて判定するステップとを含み、 前記管理エージェントから前記管理ツールに応答を返す
    ステップでは、前記管理対象デバイスの状態の判定結果
    のステータスが設定された応答を前記管理ツールに返す
    ことを特徴とする請求項1記載のストレージシステムに
    おける管理対象デバイスと管理パスの状態確認方法。
  3. 【請求項3】 前記管理ツールでの判定ステップでは、
    前記管理対象デバイスの集計結果がすべて前記第1の状
    態であるか、前記第1の状態と前記第3の状態のみから
    なる場合には当該デバイスは前記第1の状態であると判
    定し、すべて前記第2の状態であるか、前記第2の状態
    と前記第3の状態のみからなる場合には当該デバイスは
    前記第2の状態であると判定し、前記第1の状態と前記
    第2の状態とが混在している場合には、当該デバイスの
    状態が決まらないために再度の状態確認が必要な第4の
    状態であると判定することを特徴とする請求項2記載の
    ストレージシステムにおける管理対象デバイスと管理パ
    スの状態確認方法。
  4. 【請求項4】 前記管理ツールでの判定ステップでは、
    前記第1または第2の状態を示すステータスが設定され
    た応答を返した管理エージェントを経由する管理パスを
    有効であると判定し、前記第3の状態を示すステータス
    が設定された応答を返した管理エージェントを経由する
    管理パスを無効であると判定することを特徴とする請求
    項2記載のストレージシステムにおける管理対象デバイ
    スと管理パスの状態確認方法。
  5. 【請求項5】 前記管理エージェントから前記管理ツー
    ルに応答を返すステップでは、当該応答に当該管理エー
    ジェントが動作するマシンを特定するネットワーク情報
    を付加し、 前記管理ツールでの判定ステップでは、前記管理エージ
    ェントを経由する管理パスが有効であると判定した場
    合、当該管理パスの情報として当該管理エージェントが
    動作するマシンを特定するネットワーク情報を管理パス
    リストに登録し、 次に対応する管理対象デバイスと管理パスの状態確認を
    行う際には、前記管理パスリストに登録されているネッ
    トワーク情報を用いたユニキャストパケットを用いるこ
    とを特徴とする請求項4記載のストレージシステムにお
    ける管理対象デバイスと管理パスの状態確認方法。
  6. 【請求項6】 前記管理ツールから送信される状態確認
    リクエストには、応答期限が付されており、 前記管理エージェントは、前記状態確認リクエストを受
    信した結果、前記管理対象デバイスに対して発行される
    当該デバイスの状態確認が可能なコマンドに対する応答
    期限を、前記リクエストに付されている応答期限に基づ
    いて設定することを特徴とする請求項2記載のストレー
    ジシステムにおける管理対象デバイスと管理パスの状態
    確認方法。
  7. 【請求項7】 前記管理ツールは、前記状態確認リクエ
    ストの送信から当該リクエストに対する前記各管理エー
    ジェントからの応答の受信までにそれぞれ要した時間の
    情報を、当該各管理エージェントに通知し、 前記各管理エージェントは、前記管理ツールから通知さ
    れた時間情報を保存しておき、当該時間情報を以降の前
    記コマンドに対する応答期限を作成するときに利用する
    ことを特徴とする請求項6記載のストレージシステムに
    おける管理対象デバイスと管理パスの状態確認方法。
  8. 【請求項8】 複数のサーバ計算機と少なくとも1つの
    ストレージデバイスとを接続し、ブロードキャスト及び
    ユニキャストによる通信が可能な汎用ネットワークと、
    前記複数のサーバ計算機と前記少なくとも1つのストレ
    ージデバイスとを接続し、前記複数のサーバ計算機から
    前記少なくとも1つのストレージデバイスが共用可能な
    共用ネットワークとを備えたストレージシステムにおい
    て、 前記汎用ネットワークに接続された管理端末上で動作
    し、少なくとも前記ストレージデバイスを管理する管理
    ツールと、 前記複数のサーバ計算機にそれぞれ設けられ、前記少な
    くとも1つのストレージデバイスのうちの管理対象デバ
    イスを示す管理対象デバイス情報、及び当該管理対象デ
    バイスと当該デバイスへの管理パスとの状態確認を要求
    する状態確認リクエストを受け付けるための特定ポート
    番号が予め設定された、前記管理ツールの要求する処理
    を代行するためのサーバ側管理エージェントと、 前記少なくとも1つのストレージデバイスにそれぞれ設
    けられ、前記特定ポート番号が予め設定された、前記管
    理ツールの要求する処理を代行するためのデバイス側管
    理エージェントとを具備し、 前記管理ツールは、前記システム内のすべての管理対象
    デバイスと当該デバイスへの管理パスとの状態を確認す
    るための状態確認リクエストを前記特定ポート番号が指
    定されたブロードキャストパケットで前記汎用ネットワ
    ーク上に送信する手段と、前記状態確認リクエストに対
    する前記各管理エージェントからの応答を前記管理ツー
    ルにて予め設定された時間監視する手段と、前記予め設
    定された時間内に受信した応答を管理対象デバイス毎に
    集計し、その集計結果をもとに管理対象デバイス毎に当
    該デバイスの状態と当該デバイスへの管理パスの状態と
    を判定する手段とを備え、 前記各管理エージェントは、当該エージェント内に前記
    管理ツールから送信された前記状態確認リクエストで指
    定された前記特定ポート番号が設定されている場合に、
    当該リクエストを受信して、当該リクエストに従って自
    身の管理対象デバイスの状態を確認する手段と、前記管
    理対象デバイスの状態確認結果の応答を前記管理ツール
    に返す手段とを備えていることを特徴とするストレージ
    システム。
  9. 【請求項9】 複数のサーバ計算機と少なくとも1つの
    ストレージデバイスとを接続し、ブロードキャスト及び
    ユニキャストによる通信が可能な汎用ネットワークと、
    前記複数のサーバ計算機と前記少なくとも1つのストレ
    ージデバイスとを接続し、前記複数のサーバ計算機から
    前記少なくとも1つのストレージデバイスが共用可能な
    共用ネットワークと、前記汎用ネットワークに接続さ
    れ、システム全体をリモート管理するための管理端末
    と、前記複数のサーバ計算機にそれぞれ設けられ、前記
    少なくとも1つのストレージデバイスのうちの管理対象
    デバイスを示す管理対象デバイス情報、及び当該管理対
    象デバイスと当該デバイスへの管理パスとの状態確認を
    要求する状態確認リクエストを受け付けるための特定ポ
    ート番号が予め設定された、前記管理端末の要求する処
    理を代行するためのサーバ側管理エージェントと、前記
    少なくとも1つのストレージデバイスにそれぞれ設けら
    れ、前記特定ポート番号が予め設定された、前記管理端
    末の要求する処理を代行するためのデバイス側管理エー
    ジェントとを備えたストレージシステムにおいて前記管
    理端末により実行される管理プログラムであって、 前記管理端末に、 前記管理ツールから前記システム内のすべての管理対象
    デバイスと当該デバイスへの管理パスとの状態を確認す
    るための状態確認リクエストを前記特定ポート番号が指
    定されたブロードキャストパケットで前記汎用ネットワ
    ーク上に送信するステップと、 前記状態確認リクエストに応じて前記各管理エージェン
    トで対応する管理対象デバイスの状態確認を行った結果
    の応答が当該各管理エージェントから返されるのを予め
    設定された時間監視するステップと、 前記予め設定された時間内に前記管理ツールで受信した
    応答を管理対象デバイス毎に集計し、その集計結果をも
    とに管理対象デバイス毎に当該デバイスの状態と当該デ
    バイスへの各管理パスの状態とを判定するステップとを
    実行させるための管理プログラム。
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