JP2002288022A - コンピュータシステム及びその制御方法 - Google Patents

コンピュータシステム及びその制御方法

Info

Publication number
JP2002288022A
JP2002288022A JP2001091826A JP2001091826A JP2002288022A JP 2002288022 A JP2002288022 A JP 2002288022A JP 2001091826 A JP2001091826 A JP 2001091826A JP 2001091826 A JP2001091826 A JP 2001091826A JP 2002288022 A JP2002288022 A JP 2002288022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer
data
storage device
reading
comparing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001091826A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kawabe
清 川辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001091826A priority Critical patent/JP2002288022A/ja
Publication of JP2002288022A publication Critical patent/JP2002288022A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、記憶装置をコンピュータ装置本体
とは独立して動作可能とし、複数のコンピュータ装置間
のデータの共有・転送を可能とするコンピュータシステ
ム及びその制御方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 この発明は、電源オフ中にデータを読み
出し、書込み可能な記憶装置を有する携帯可能なコンピ
ュータ装置と、前記記憶装置からデータを読み出し、
又、前記記憶装置にデータを書込むための接続手段と、
前記記憶装置内のデータを前記接続手段を介して管理す
る第2のコンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ
装置は、更に、前記記憶装置を識別する情報を読み出す
読み出し手段と、前記読み出し手段の読み出し結果に従
い、第2のコンピュータ装置に既に登録されている記憶
装置であるか判断する判断手段と、前記判断手段の判断
結果に従い、登録済みの記憶装置の場合、前記第1のコ
ンピュータ装置の記憶装置内のデータを読み出す第2の
読み出し手段とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記憶装置をコン
ピュータ装置本体とは独立して動作可能なコンピュータ
システムに係わり、特に、携帯可能なコンピュータ装置
内の記憶装置に格納されたデータをデスクトップコンピ
ュータで管理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ポータブルブックコンピュータが
その形態により持ち運び可能なパーソナルコンピュータ
として外出先等で多く利用されている。また、デスクト
ップコンピュータは、ポータブルブックコンピュータに
ない拡張性、操作性及び性能的に優位な点からオフィス
(会社の事務所)で多く利用されている。更に、この両
方のパーソナルコンピュータを使いこなすユーザが増え
て来ている。この様なユーザは、ポータブルコンピュー
タとデスクトップコンピュータとの間のデータの転送及
び共有は欠かせないものとなっている。
【0003】例えば、デスクトップコンピュータとポー
タブルコンピュータの両者を使いこなすユーザにとっ
て、(1)ポータブルコンピュータ内のデータをデスク
トップコンピュータでバックアップすること、また、
(2)ユーザのスケジュール表をデスクトップコンピュ
ータとポータブルコンピュータとで整合・リンクするこ
と、及び、(3)ポータブルコンピュータ内のデータを
デスクトップコンピュータを経由してオフィスのメイン
システムに反映することが必要となってくる。
【0004】しかしながら、従来のデスクトップコンピ
ュータとポータブルコンピュータとのデータバックアッ
プ、スケジュール表のリンク及びデータの取込み集計等
の作業は、手作業で行なわなければならなかった。
【0005】また、デスクトップコンピュータとポータ
ブルコンピュータとでそれぞれデータを共有・転送する
場合、従来のポータブルコンピュータでは、ポータブル
コンピュータ内の磁気ディスク装置を単独で動作させる
ことができず、ポータブルコンピュータ全体を電源オン
動作させる必要があり、無駄な時間と電力消費が発生し
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、外出先で使用するポータブルコンピュータと事務所
に設置されたデスクトップコンピュータとの間のデータ
を共有・転送することが出来ないという問題があった。
【0007】更に、上記した従来技術では、コンピュー
タ装置間でデータを共有・転送する場合、ポータブルコ
ンピュータ内の磁気ディスク装置を単独で動作させるこ
とができず、ポータブルコンピュータ全体を電源オン動
作させる必要があり、無駄な時間と電力消費が発生して
いた。
【0008】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めになされたものであり、携帯可能なコンピュータ装置
内の記憶装置をコンピュータ装置本体とは別個に独立動
作可能とし、複数のコンピュータ装置間のデータの共有
・転送を可能とするコンピュータシステム及び、その制
御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、電源オフ中
にデータを読み出し、書込み可能な記憶装置を有する携
帯可能なコンピュータ装置と、前記記憶装置からデータ
を読み出し、または、前記記憶装置にデータを書込むた
めの接続手段と、前記記憶装置内のデータを前記接続手
段を介して管理する第2のコンピュータ装置と、前記第
2のコンピュータ装置は、更に、前記記憶装置を識別す
る情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段の
読み出し結果に従い、第2のコンピュータ装置に既に登
録されている記憶装置であるか判断する判断手段と、前
記判断手段の判断結果に従い、登録済みの記憶装置の場
合、前記第1のコンピュータ装置の記憶装置内のデータ
を読み出す第2の読み出し手段とを具備することを特徴
とする。
【0010】このような構成によれば、携帯可能なコン
ピュータ装置内の記憶装置をコンピュータ装置本体とは
独立動作可能とし、複数のコンピュータ装置間でのデー
タの共有・転送が可能となる。
【0011】更に、この発明は、前記第2の読み出し手
段により読み出されたデータと前記第2のコンピュータ
装置内のデータとを比較する比較手段と、前記比較手段
の比較結果に従い、新規または更新されたデータのみを
前記第2のコンピュータ装置でバックアップすることを
特徴とする。
【0012】この発明は、更に、前記第2の読み出し手
段により読み出されたデータを集計することを特徴とす
る。
【0013】また、この発明は、前記識別手段の識別手
段の結果、第2のコンピュータ装置で未登録の記憶装置
と判断された場合、第1の読み出し手段より読み出され
た前記記憶手段の識別情報を第2のコンピュータ装置に
登録し、前記記憶手段内のデータを読み出すことを特徴
とする。
【0014】また、この発明は、更に、前記第2の読み
出し手段により読み出されたデータと前記第2のコンピ
ュータ装置内のデータとを比較する比較手段と、前記比
較手段の比較結果に従い、前記第1の又は第2のコンピ
ュータ装置の一方にしかないデータを他方のコンピュー
タ装置にコピーすることを特徴とする。
【0015】この様な構成にすることにより、バックア
ップ作業、スケジュール表のリンク、データの取込み集
計等をポータブルコンピュータがデスクトップコンピュ
ータに接続されだけで、自動的に実行することが出来
る。
【0016】また、この別の発明は、電源オフ中にデー
タを読み出し、書込み可能な記憶装置を有する携帯可能
なコンピュータ装置と、前記記憶装置内のデータを管理
する第2のコンピュータ装置から構成されるコンピュー
タシステムの制御方法に於いては、第2のコンピュータ
装置により、前記記憶装置を識別する情報を読み出す読
み出しステップと、前記読み出しステップの読み出し結
果に従い、第2のコンピュータ装置に既に登録されてい
る記憶装置であるか判断する判断ステップと、前記判断
ステップの判断結果に従い、登録済みの記憶装置の場
合、前記第1のコンピュータ装置の記憶装置内のデータ
を読み出す第2の読み出しステップとを具備することを
特徴とする。
【0017】このような構成によれば、携帯可能なコン
ピュータ装置内の記憶装置をコンピュータ装置本体とは
独立動作可能とし、複数のコンピュータ装置間のデータ
の共有・転送が可能となる。
【0018】更に、この発明は、前記第2の読み出しス
テップにより読み出されたデータと前記第2のコンピュ
ータ装置内のデータとを比較する比較ステップと、前記
比較ステップの比較結果に従い、新規または更新された
データのみを前記第2のコンピュータ装置でバックアッ
プすることを特徴とする。
【0019】更に、この発明は、前記第2の読み出しス
テップにより読み出されたデータと前記第2のコンピュ
ータ装置内に格納されているデータと比較する比較ステ
ップと、前記比較ステップの比較結果に従い、前記第1
の又は第2のコンピュータ装置の一方にしかないデータ
を他方のコンピュータ装置にコピーすることを特徴とす
る。
【0020】この様な構成にすることにより、バックア
ップ作業、スケジュール表のリンク、データの取込み集
計等をポータブルコンピュータがデスクトップコンピュ
ータに接続されるだけで、自動的に実行することが出来
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0022】図1には、この発明の一実施形態に係わる
コンピュータシステムの構成例が示されている。当該コ
ンピュータシステムは、デスクトップタイプのパーソナ
ルコンピュータ(以下、デスクトップコンピュータ)と
ノートブックタイプ、または、ラップトップタイプのパ
ーソナルコンピュータ(以下、ポータブルコンピュー
タ)から構成されている。
【0023】デスクトップコンピュータは、ディスプレ
イ装置15とキーボード14とコンピュータ本体12か
ら構成され、主に事務所等で据置型パーソナルコンピュ
ータとして使用されている。また、キーボード14の代
りに、入力装置として、マウス13も使用することがで
きる。
【0024】ディスクトップコンピュータ本体12は、
図示しない主メモリや磁気ディスク装置などの記憶装置
を内蔵し、プログラムやデータの記憶・格納することが
できる。更に、この記憶装置には、本願発明の一実施形
態に係わるアプリケーションプログラムを格納し、ポー
タブルコンピュータ内のHDD装置からデータを専用の
外部ケーブルを介して読み出し、ディスクトップコンピ
ュータ本体の記憶装置のバックアップ領域に格納する。
本願発明の一実施形態に係わるアプリケーションプログ
ラムの動作は、後程、詳細に説明する。
【0025】ポータブルコンピュータ10は、デスクト
ップコンピュータの形態と異なり、ディスプレイ装置、
キーボード、コンピュータ本体12が一体化され、その
形態から外出先に持ち出し可能であり、通常、外出先で
使用されている。
【0026】この二つのパーソナルコンピュータを使用
するユーザは、デスクトップコンピュータとポータブル
コンピュータ間のデータの共有、又は、転送は業務遂行
上、必要不可欠である。本願発明の一実施形態において
は、デスクトップコンピュータ12とポータブルコンピ
ュータ10間のデータの転送の方法として、専用の外部
ケーブル11を介してデスクトップコンピュータとポー
タブルコンピュータの間で実行される。外部ケーブル1
1は、デスクトップコンピュータ本体12の図示しない
拡張スロット又は専用コネクタから導出されている。本
願発明の一実施形態に係わる専用ケーブルの形状等は、
後程、詳細に説明する。
【0027】図2には、この発明の一実施形態に係わる
バッテリ駆動可能なノートブックタイプ又はラップトッ
プタイプのポータブルコンピュータを構成する機能ブロ
ックが示されている。ポータブルコンピュータのシステ
ムボード上には、プロセッサバス21、内部PCIバス
22、内部ISAバス23、及びI2Cバス24が配置
されている。
【0028】コンピュータ本体内には、CPU31、ホ
スト−PCIブリッジ装置32、主メモリ33、ディス
プレイコントローラ34、DSPインタフェースゲート
アレイ(DSP IF GA)35、PCI−ISAブ
リッジ装置36、LANコントローラ37、BIOS−
ROM39、HDD40、キーボードコントローラ(K
BC)とエンベデッドコントローラ(EC)が1つにな
ったGA41、リアルタイムクロック(RTC)42、
接続コネクタ43、バッテリ又は電源回路44などが設
けられている。また、このポータブルコンピュータ10
に設けられた接続コネクタ43は、デスクトップPC本
体12との専用ケーブル11を介して接続される拡張コ
ネクタであり、後程、詳細に説明する。
【0029】次に、図2のコンピュータ本体に設けられ
た各コンポーネントの機能及びその構成について説明す
る。
【0030】CPU31は、例えば、米インテル社によ
って製造販売されているマイクロプロセッサなどによっ
て実現されている。このCPU11の入出力ピンに直結
されているプロセッサバス21は、100Mhzのバン
ド幅を有する64ビット幅のデータバスを有している。
【0031】主メモリ33は、オペレーティングシステ
ム、デバイスドライバ、実行対象のアプリケーションプ
ログラム及び処理データなどを格納するメモリデバイス
であり、複数のDRAMモジュールによって構成されて
いる。この主メモリ33は、システムボード上に予め実
装されているシステムメモリと、ユーザによって必要に
応じて装着される拡張メモリとから構成されている。こ
れらシステムメモリ及び拡張メモリを構成するDRAM
モジュールとしては、シンクロナスDRAMやRamb
usなど、バンク毎にメモリクロックの供給が必要な高
速メモリが利用される。
【0032】この主メモリ33は、100Mhzのバン
ド幅を有する64ビット幅のデータバスを有する専用の
メモリバスを介してホスト−PCIブリッジ装置32に
接続されている。メモリバスのデータバスとしては、プ
ロセッサバス21のデータバスを利用することも出来
る。この場合、メモリバスは、アドレスバスと各種メモ
リ制御信号線とから構成される。
【0033】ホスト−PCIブリッジ装置32は、プロ
セッサバス21と内部PCIバス22との間を繋ぐブリ
ッジLSIであり、PCIバス22のバスマスタの1つ
として機能する。このホスト−PCIブリッジ装置32
は、プロセッサバス21と内部PCIバス22との間
で、データ及びアドレスを含むバスサイクルを双方向で
変換する機能及びメモリバスを介してメモリ33をアク
セス制御する機能などを有している。
【0034】内部PCIバス22はクロック同期型の入
出力バスであり、内部PCIバス22上の全てのサイク
ルはPCIバスクロックに同期して行われる。PCIバ
スクロックの周波数は最大33MHzである。PCIバ
ス22は、時分割的に使用されるアドレス/データバス
を有している。このアドレス/データバスは、32ビッ
ト幅である。
【0035】PCIバス22上のデータ転送サイクル
は、アドレスフェーズとそれに後続する1以上のデータ
フェーズとから構成される。アドレスフェーズにおいて
は、アドレスおよび転送タイプが出力され、データフェ
ーズでは8ビット、16ビット、24ビットまたは32
ビットのデータが出力される。
【0036】ディスプレイコントローラ34は、ビデオ
メモリ(VRAM)を内蔵し、ホスト−PCIブリッジ
装置32にアドバンスグラフィックスポートに直結され
ており、主メモリに展開された画像データをアドバンス
グラフィックスポートを介してVRAMに格納し、該画
像データをLCDや外部のCRTディスプレイに表示す
る。
【0037】DSPインタフェースゲートアレイ35
は、PCIディバイスの1つであり、DSP、MODE
M(CODEC)、及びサウンドCODECと共同して
各種サウンド処理や電話/データの通信処理を行うため
のDSPシステムを構成する。
【0038】このDSPインターフェースゲートアレイ
35は、主メモリ33に読み込まれて実行される専用の
デバイスドライバ・プログラムの制御の下で、DSP、
MODEM(CODEC)、及びサウンドCODECと
通信して、DSPのデジタル信号処理を利用したサウン
ド処理や通信処理を制御する。
【0039】内部PCI−ISAブリッジ装置36は、
内部PCIバス22と内部ISAバス23との間を繋ぐ
ブリッジLSIであり、PCIデバイスの1つとして機
能する。このPCI−ISAブリッジ装置36には、P
CIバスアービタ、およびDMAコントローラ、HDD
40を制御するHDDコントローラ38、USBスロッ
ト46を介して接続されたUSBデバイスを制御するU
SBコントローラなどが内蔵されている。
【0040】内部ISAバス23には、ドッキング制御
するためのプログラムが格納されるBIOS−ROM3
9、キーボードコントローラ(KBC)/エンベディド
コントローラ(EC)41、RTC42が接続されてい
る。KBC/EC21は、KB45の制御を行う他、I
2Cバス4を制御するブリッジLSIであり、CPU1
1の要求に従い、電源回路44を制御する。また、KB
C/EC21は、電源回路44からのイベント信号をI
2Cバス4から受け取った時、その旨をCPU11に出
力する。電源回路44内のバッテリパックは、図示しな
いACアダプタがコンピュータシステム本体に接続され
ていない場合、コンピュータシステムの各コンポーネン
トに電源供給を行う。また、電源回路44内のバッテリ
パックは、I2Cバス24に接続され、CPU31から
の要求に従い、KBC/EC41はバッテリパックに内
蔵されたEEPROMからバッテリの特性データや残容
量データを読み出す。
【0041】次に、デスクトップコンピュータ本体12
から導出される専用ケーブル11の接続構成について説
明する。
【0042】専用ケーブル11は、デスクトップコンピ
ュータ本体12内のHDDインターフェース搭載のマザ
ーボードから導出される。IDE接続ケーブルは、ハー
ドディスク装置(1台目)の接続コネクタと、増設ハー
ドディスク装置の接続コネクタを有している。ハードデ
ィスク装置の接続コネクタは、デスクトップコンピュー
タ本体12の内蔵ハードディスク装置のコネクタに接続
される。増設ハードディスク装置の接続コネクタは、通
常は、デスクトップコンピュータ本体12の増設ハード
ディスク装置の接続コネクタとして使用されているが、
本願発明の一実施形態に係わる専用ケーブル11の一端
として接続されている。更に、専用ケーブル11は、増
設ハードディスク装置の接続コネクタに接続されたハー
ドディスクインターフェースケーブルと、デスクトップ
コンピュータ本体12から導出された図示しない電源ケ
ーブルとして一体構成されている。ポータブルコンピュ
ータ10側の専用ケーブル11のコネクタは、後程、詳
細に説明する。
【0043】次に、図3〜図6には、ポータブルコンピ
ュータ10の接続コネクタ43の機能とその外観構成に
ついて説明する。
【0044】図3には、この発明の一実施形態に係わる
図2のポータブルコンピュータ10内の点線で囲まれた
Aの部分を構成する機能ブロックが示されている。接続
コネクタ43は、図3に示される通り、当該コネクタに
専用ケーブルが接続されていない時、HDD装置40の
信号ラインと電源ラインはポータブルコンピュータ内の
HDDインターフェース38と電源回路44に接続され
ている。従って、接続コネクタ43の機械的な切替えス
イッチは、ポータブルコンピュータ10内のHDDイン
ターフェース38の信号ラインと電源回路44の電源ラ
インをHDD装置40に接続されている。ポータブルコ
ンピュータ10のキーボード45からHDD装置40に
対するデータの格納及び読込みの動作等は、通常と同じ
様に実行することが出来る。
【0045】図4(a)には、図3の接続コネクタ43
の(B)方向に沿った断面構造が示されている。接続コ
ネクタ43は、接触端子、接触端子を保護するハウジン
グ及び保護用蓋から構成されている。接触端子は、逆ク
リップ形状の1対のアルミニウム合金端子から構成され
た弾性構造を有している。接触端子の一つは、HDD装
置40の信号ラインと電源ラインに接続されている。接
触端子の他端は、電源回路44の電源ラインとHDDイ
ンターフェース38の信号ラインに接続されている。ア
ルミニウム合金を金メッキされた接触端子の接触部分を
介して、HDD装置40の信号ラインと電源ラインに、
HDDインターフェース38の信号ラインと電源回路4
4の電源ラインに接続される。保護用蓋は、ハウジング
の挿入口先端上下の部分を軸として、ハウジングの内側
に開閉自由な構造を有している。
【0046】図4(b)には、図3の接続コネクタ43
の保護用蓋を取除いた一部分を表す斜視図が示されてい
る。接続コネクタ43の長手方向に複数の接触端子を少
なくともHDD装置40の信号ラインと電源ラインの数
ほど、隔壁を介して配置されている。隔壁は、夫々の接
触端子が短絡しないように保護している。更に、隔壁
は、専用ケーブル11のコネクタが接続コネクタ43に
接続する際の上下横方向のガイド機構を有している。
【0047】図4(c)には、図4(b)の矢印Cに沿
った断面構造が示されている。隔壁は、夫々、ハウジン
グの内壁に沿ってコの字形状を有し、専用ケーブル11
のコネクタが、隔壁のコの字内部の面をガイドにして、
接触端子に確実に接触できる。隔壁の垂直外面は、専用
ケーブル11のコネクタが、ハウジング内に深く挿入し
すぎを防止するストッパ機構を有している。
【0048】次に、図5には、この発明の一実施形態に
係わる接続コネクタ43が専用ケーブル11に接続され
た構成が示されている。接続コネクタ43に専用ケーブ
ル11が接続されている時、HDD装置40の信号ライ
ンと電源ラインはデスクトップコンピュータ本体から導
出された専用ケーブル11の接続ラインに切替わるよう
に接続される。接続コネクタ43の機械的な切替えスイ
ッチは、デスクトップコンピュータ本体12内のHDD
インターフェースの信号ラインと電源回路の電源ライン
をHDD装置40に接続されている。従って、ポータブ
ルコンピュータ内の電源回路からHDD装置に電源供給
せずに、デスクトップコンピュータからのキーボード1
4からHDD装置40に対するデータの格納及び読込み
の動作等を実行することが出来る。
【0049】図6(a)と図6(b)には、図5の接続
コネクタ43のB方向に沿った断面構造が示されてい
る。図6(a)には、専用ケーブル11のコネクタの先
端部分が接続コネクタ43の保護用蓋を押圧し、保護用
蓋が接続コネクタ43のハウジング内部に倒れている状
態を示している。この図6(a)の状態では、専用ケー
ブル11のコネクタの各接触端子は、接続コネクタ43
の接触端子は接続されていない。専用ケーブル11のコ
ネクタは、絶縁材料で構成された印刷回路基板上の片側
に配置された接触端子を有している。専用ケーブル11
のコネクタは、コネクタを挿抜する為の土手部分を有
し、デスクトップコンピュータからの信号ラインと電源
ラインが当該土手部分を貫通して、印刷回路基板の接触
端子に接続されている。専用ケーブル11のコネクタの
構造は、後程、詳細に説明する。
【0050】図6(b)には、保護用蓋が接続コネクタ
43のハウジング内部に完全に倒れている状態を示し、
ハウジングの内壁に並行に収まっている。この図6
(b)の状態では、専用ケーブル11のコネクタの先端
部分が接続コネクタ43の接触端子に完全に接触されて
いる。専用ケーブル11の接続コネクタの土手部分は、
図6(b)に示す通り、階段状に形成されており、第1
段目の部分は完全に接続コネクタ43のハウジング内に
収納される。更に、1段目と第2段目の土手部分の垂直
な外壁は、専用ケーブル11のコネクタが接続コネクタ
43に接続される際、専用ケーブル11のコネクタが、
ハウジング内に深く挿入しずぎを防止する第2のストッ
パ機構を有している。
【0051】図6(c)には、専用ケーブル11のコネ
クタを上面方向から眺めた構造が示されている。専用ケ
ーブル11の土手部分から突出した印刷回路基板を有
し、当該印刷回路基板上には、各種接触端子が等間隔に
印刷されている。印刷回路基板上の両端の接触端子は、
グランド端子を構成し、他の信号端子に比べ長く構成さ
れている。専用ケーブル11のコネクタと接続コネクタ
43の信号ラインが接触する前に、当該グランド端子を
接続コネクタ43の接触端子に接続し、専用ケーブル1
1からの静電気を事前に逃がす機構を有している。
【0052】次に、図7には、この発明の他の実施形態
に係わる接続コネクタ43の構成が示されている。図3
から図6に示した接続コネクタ43は、機械的な切替え
方法を一実施形態として例示したが、図7の切替え方法
は、電気的に切替える方法である。
【0053】接続コネクタ43は、リレー回路50、電
源検出回路51、スイッチングIC52から構成されて
いる。専用ケーブル11は、図3から図6に示した信号
ラインと電源ラインに加え、電源モニタラインと切替え
信号ラインから構成されている。
【0054】リレー回路50は、例えば、日本電気製E
T1/ET1F(型番)であり、切替え信号ラインの論
理レベル値の状態に応じて、HDD40の電源ラインを
ポータブルコンピュータ10内の電源回路44から供給
される電源ラインから専用ケーブル11の電源ラインに
切替える機能を有している。電源検出回路51は、電源
回路44の電源ラインに一端を接続されており、ポータ
ブルコンピュータ10が動作状態、即ち、電源回路から
ポータブルコンピュータ10の各コンポーネントに対し
電力が供給されている否かを検出する機能を有してい
る。スイッチングIC52は、例えば、東芝製TC7M
B3257FK(型番)のマルチプレクサ/デマルチプ
レクサであり、切替え信号ラインの論理レベル値の状態
に応じて、HDD40の信号ラインをポータブルコンピ
ュータ10内のHDDインターフェース38から供給さ
れる信号ラインから専用ケーブル11の信号ラインに切
替える機能を有している。リレー回路50、電源検出回
路51とスイッチングIC52は、夫々、ポータブルコ
ンピュータ10のが非動作状態の場合、専用ケーブル1
1の外部ラインから動作電源が供給されている。
【0055】一信号ライン単位の切替えに対しスイッチ
ングIC52の内部回路は、2個の論理積回路、2個の
インバータ回路、1個のバッファ回路と2個のCMOS
スイッチから構成されている。切替え信号ラインからL
ow論理レベルの信号が供給される場合、デスクトップ
コンピュータからの信号ラインに接続されるCMOSス
イッチは、Low論理レベルとHigh論理レベルの入
力信号を受けた論理積回路から出力されるLow論理レ
ベルがゲート電極に供給されるので、スイッチオフ状態
である。一方、ポータブルコンピュータからの信号ライ
ンに接続されるCMOSスイッチは、High論理レベ
ルとHigh論理レベルの入力信号を受けた論理積回路
から出力されるHigh論理レベルがゲート電極に供給
されるので、スイッチオン状態となる。
【0056】切替え信号ラインからHigh論理レベル
の信号が供給される場合、デスクトップコンピュータか
らの信号ラインに接続されるCMOSスイッチは、Hi
gh論理レベルとHigh論理レベルの入力信号を受け
た論理積回路から出力されるHigh論理レベルがゲー
ト電極に供給されるので、スイッチオン状態である。一
方、ポータブルコンピュータからの信号ラインに接続さ
れるCMOSスイッチは、Low論理レベルとHigh
論理レベルの入力信号を受けた論理積回路から出力され
るLow論理レベルがゲート電極に供給されるので、ス
イッチオフ状態となる。
【0057】次に、図8を参照して、図7の接続コネク
タ43に設けられた各コンポーネントの動作について説
明する。
【0058】専用ケーブル11がポータブルコンピュー
タ10の接続コネクタ43に接続された時、電源モニタ
ラインは接続コネクタ43の接触端子を経由して、電源
検出回路51に接続される。デスクトップコンピュータ
本体12は、電源モニタラインの論理レベルをポーリン
グして、ポータブルコンピュータ10のHDD装置40
に電源が供給されているか否か判断する。電源検出回路
51は、ポータブルコンピュータ10のHDD装置40
に電源が供給されていることを検出した場合、電源検出
回路51の電源モニタライ側に接続された端子をHig
h論理レベル値に固定する。また、電源検出回路51
は、ポータブルコンピュータ10のHDD装置40に電
源が供給されていない、即ち、ポータブルコンピュータ
が非動作状態であることを検出した場合、電源検出回路
51の電源モニタライ側に接続された端子をLow論理
レベル値に固定する。
【0059】デスクトップコンピュータ本体12は、電
源モニタラインの論理レベルをポーリングし、電源モニ
タラインの論理レベルがHigh論理値レベルであり、
HDD装置40に電源が供給されていないと判断したな
らば、切替え信号ラインをHigh論理レベルに設定
し、リレー回路50とスイッチングIC52を動作させ
る。リレー回路50とスイッチングIC52は、夫々、
HDD装置40に接続される信号ラインと電源ラインを
ポータブルコンピュータからデスクトップコンピュータ
に切替える。また、デスクトップコンピュータ本体12
は、電源モニタラインの論理レベルをポーリングし、電
源モニタラインの論理レベルがLow論理値レベルであ
り、HDD装置40に電源が供給されている、まだノー
トPCが動作中であると判断したならば、切替え信号ラ
インをLow論理レベルに設定し、リレー回路50とス
イッチングIC52は、夫々、HDD装置40に接続さ
れる信号ラインと電源ラインをポータブルコンピュータ
から信号ラインと電源ラインに接続する。
【0060】次に、図9〜図11を参照して、この発明
の一実施形態に係わるデスクトップコンピュータに搭載
されたアプリケーションプログラムの動作を説明する。
【0061】図9は、この発明の一実施形態に係わるデ
スクトップコンピュータに搭載されたアプリケーション
プログラムとして、ポータブルコンピュータ10内のH
DD装置40に格納されたデータの自動バックアップ機
能について説明する。
【0062】デスクトップコンピュータ12搭載のアプ
リケーションプログラムは、専用ケーブル11がポータ
ブルコンピュータ10の接続コネクタ43に接続され、
ポータブルコンピュータ10のHDD装置40にデスク
トップコンピュータがアクセスできる状態になっている
か判断する(S100)。本願発明の実施形態に係わる
図3から図6にて説明された機械的な切替方法では、専
用ケーブル11のコネクタに配置されたグランド端子の
論理レベルを検出し、Low論理レベルか否か判断す
る。また、本願発明の実施形態に係わる図7から図8に
て説明された電気的な切替方法では、専用ケーブル11
の電源モニタラインの論理レベルを検出し、同様に、L
ow論理レベルか否か判断する。
【0063】アプリケーションプログラムは、ポータブ
ルコンピュータ10のHDD装置40の情報を読み出す
(S110)。HDD装置の情報とは、例えば、ディス
クドライブのボリュームラベルである。当該読み出され
た情報に基づき、HDD装置40は、予め登録されたバ
ックアップ対象のHDD装置であるか否か判断される
(S120)。
【0064】もしバックアップ対象のHDD装置である
と判断されたならば、アプリケーションプログラムはデ
スクトップコンピュータ12に格納されている当該ボリ
ュームラベルに関連付けられて格納されたファイルの情
報を取得する(S120のYes→S130)。このフ
ァイルの情報とは、例えば、ファイルの名前や作成・更
新日時である。
【0065】次に、アプリケーションプログラムは、ポ
ータブルコンピュータ10のHDD装置40に格納され
ているファイルの情報を取得する(S140)。デスク
トップコンピュータ12に格納されているファイルの情
報とポータブルコンピュータ10に格納されているファ
イルの情報が比較される(S150)。ポータブルコン
ピュータ10のHDD装置40に格納された新規または
更新されたファイルが、デスクトップコンピュータ本体
の図示しないバックアップ領域に格納される(S16
0)。HDD装置40に格納されている全てのファイル
に対して同様に実行される。
【0066】一方、先のS120でバックアップ対象の
HDD装置でないと判断されたならば、S110で読み
出されたHDDの情報を変更するかユーザに問い合わせ
る(S120のNo→S170)。
【0067】S120で変更登録すると判断されたなら
ば、HDDの情報として、ボリュームラベルの変更が実
行され、変更されたボリュームラベルが登録される(S
170のYes→S180)。
【0068】S170で変更登録しないと判断されたな
らば、アプリケーションプログラムェアは、HDD装置
をバックアップ対象として実行するため、HDDの情報
を新たに登録する(S170のNo→S210)。
【0069】アプリケーションプログラムは、ポータブ
ルコンピュータ10のHDD装置40内のファイルを格
納する場所を指定する(S190)。アプリケーション
プログラムは、ポータブルコンピュータ10のHDD装
置40に格納された全てのファイルを読み出し、S19
0で指定された場所に格納する(S200)。
【0070】この様な構成にするからこそ、ポータブル
コンピュータをデスクトップコンピュータに接続した
時、自動的に、ポータブルコンピュータ内のHDD装置
に格納されたファイルをデスクトップコンピュータでバ
ックアップすることができる。また、ボリュームラベル
等の情報を用いてHDD装置を区別しているので、2回
目以降は更新されたファイルのみをデスクトップコンピ
ュータでバックアップすることもできる。
【0071】次に、図10は、この発明の一実施形態に
係わるデスクトップコンピュータに搭載されたアプリケ
ーションプログラムとして、オフィスで使用しているデ
スクトップコンピュータのスケジュール表と外出先で使
用するポータブルコンピュータのスケジュール表を自動
的にリンクする機能について説明する。
【0072】デスクトップコンピュータ12搭載のアプ
リケーションプログラムは、専用ケーブル11がポータ
ブルコンピュータ10の接続コネクタ43に接続され、
ポータブルコンピュータ10のHDD装置40にデスク
トップコンピュータがアクセスできる状態になっている
か判断する(S300)。本願発明の実施形態に係わる
図3から図6にて説明された機械的な切替方法では、専
用ケーブル11のコネクタに配置されたグランド端子の
論理レベルを検出し、Low論理レベルか否か判断す
る。また、本願発明の実施形態に係わる図7から図8に
て説明された電気的な切替方法では、専用ケーブル11
の電源モニタラインの論理レベルを検出し、同様に、L
ow論理レベルか否か判断する。
【0073】アプリケーションプログラムは、ポータブ
ルコンピュータ10のHDD装置40の情報を読み出す
(S310)。HDD装置の情報とは、例えば、ユーザ
名が関連付けられて登録されたスケジュール表を示すフ
ァイルである。
【0074】デスクトップコンピュータ12とポータブ
ルコンピュータ10のスケジュール表が同一ユーザのも
のであるか判断する、即ち、ユーザ名が同一であるか判
断する(S320)。
【0075】S320で同一ユーザが所有するスケジュ
ール表であると判断された場合、スケジュール表のデー
タを比較し、デスクトップコンピュータ12又はポータ
ブルコンピュータ10の一方しかないデータを他方に複
写する(S320のYes→S330)。アプリケーシ
ョンプログラムは、ポータブルコンピュータ10からデ
スクトップコンピュータ12に複写された予定、及び、
同じ時間帯に重なっている予定をユーザに通知する(S
340)。アプリケーションプログラムは、ポータブル
コンピュータ10が接続されている間、デスクトップコ
ンピュータ12のスケジュール表が更新される度に、ポ
ータブルコンピュータ10のスケジュール表をアップデ
ートし、両者のスケジュールを共通化する(S35
0)。
【0076】先のS320で、接続されたポータブルコ
ンピュータ10のスケジュール表がデスクトップコンピ
ュータ12のスケジュール表と同一ユーザのものでない
と判断された場合、アプリケーションプログラムは、デ
スクトップコンピュータ12のスケジュール表をポータ
ブルコンピュータ10にコピーするかユーザに問い合わ
せを行なう(S320のNo→S360)デスクトップ
コンピュータ12のスケジュール表をポータブルコンピ
ュータにコピーすると指示された場合、アプリケーショ
ンプログラムは、デスクトップコンピュータ12のスケ
ジュール表をポータブルコンピュータ10に複写する
(S360のYes→S370)。
【0077】また、S360で、他のユーザのスケジュ
ール表であり、デスクトップコンピュータのスケジュー
ル表をポータブルコンピュータ10にコピーしないと指
示された場合、デスクトップコンピュータ12のスケジ
ュール表は、ポータブルコンピュータ10へ複写せず
に、実行を終了する(S360のNo)。
【0078】この様な構成にするからこそ、ポータブル
コンピュータをデスクトップコンピュータに接続した
時、自動的に、ポータブルコンピュータ内のHDD装置
に格納されたスケジュール表とデスクトップコンピュー
タに格納されているスケジュール表を自動的にリンクす
ることができる。
【0079】次に、図11は、この発明の一実施形態に
係わるデスクトップコンピュータに搭載されたアプリケ
ーションプログラムとして、オフィスに戻って来た時、
ポータブルコンピュータ20内のデータをシステムとし
て起動しているデスクトップコンピュータに当該ポータ
ブルコンピュータを接続するだけで、自動的に当該デー
タを取り込み、集計する機能について説明する。
【0080】デスクトップコンピュータ12搭載のアプ
リケーションプログラムは、専用ケーブル11がポータ
ブルコンピュータ10の接続コネクタ43に接続され、
ポータブルコンピュータ10のHDD装置40にデスク
トップコンピュータ12がアクセスできる状態になって
いるか判断する(S400)。本願発明の実施形態に係
わる図3から図6にて説明された機械的な切替方法で
は、専用ケーブル11のコネクタに配置されたグランド
端子の論理レベルを検出し、Low論理レベルか否か判
断する。また、本願発明の実施形態に係わる図7から図
8にて説明された電気的な切替方法では、専用ケーブル
11の電源モニタラインの論理レベルを検出し、同様
に、Low論理レベルか否か判断する。
【0081】アプリケーションプログラムは、ポータブ
ルコンピュータ10のHDD装置40の情報を読み出す
(S410)。HDD装置の情報とは、例えば、ディス
クドライブのボリュームラベルである。当該読み出され
た情報に基づき、HDD装置40は、予め登録されたH
DD装置であるか否か判断される(S420)。
【0082】もし登録済みのHDD装置であると判断さ
れたならば、アプリケーションプログラムが起動される
(S420のYes→S430)。アプリケーションプ
ログラムは、ポータブルコンピュータ10のHDD装置
40に格納された対象データを取込む(S440)。こ
こでの対象データとは、デスクトップコンピュータ12
でファイル名やファイルの拡張子に従い、識別される。
アプリケーションプログラムは、読み込まれた対象デー
タに従い、データの集計を実行する(S450)。
【0083】先のS420で、接続されたポータブルコ
ンピュータ10のHDD装置40がデスクトップコンピ
ュータ12で登録されていないと判断された場合、HD
D装置を登録するか否かユーザに問い合わせる(S42
0のNo→S460)。S460で、HDD装置を登録
すると指示された場合、先のS410で読み出されたH
DD情報に従い、デスクトップコンピュータ12の所定
場所にHDD情報を登録する(S460のYes→S4
70)。HDD情報の登録後、アプリケーションプログ
ラムは、S430に処理を進める。
【0084】一方、先のS460でHDD装置を登録す
る必要ないと指示された場合、アプリケーションプログ
ラムの処理を終了する(S460のNo)。
【0085】この様な構成にするからこそ、ユーザがオ
フィスに戻って来た時、システムとして起動しているデ
スクトップコンピュータにポータブルコンピュータを接
続するだけで、売上げ実績等の外出先で得られたポータ
ブルコンピュータ内のデータをデスクトップコンピュー
タに自動的に取込み、集計することができる。
【0086】尚、本願発明の実施形態では、デスクトッ
プコンピュータとポータブルコンピュータの間を接続す
るケーブルを専用線が構成されていたが、電源ラインを
含んだユニバーサルシリアルバス(USB)やシリアル
ATAインターフェースを使用してもできる。この場
合、デスクトップコンピュータからのHDDインターフ
ェース信号をユニバーサルシリアルバス上の信号に変換
する。変換されたデスクトップコンピュータからのHD
Dインターフェース信号は、当該ユニバーサルシリアル
バスやシリアルATAインターフェース上の信号ライン
を経由して、ポータブルコンピュータのハブ端子に出力
される。ポータブルコンピュータは、ハブ端子から受信
した信号ラインをHDDインターフェース信号に逆変換
し、接続コネクタ43のデスクトップコンピュータ側の
信号ラインに接続する。接続コネクタ43の電源ライン
は、ユニバーサルシリアルバスやシリアルATAインタ
ーフェースの電源端子に接続される。
【0087】また、尚、本願発明の一実施形態として、
ポータブルコンピュータ内の磁気ディスク装置について
説明したが、半導体メモリから構成された記憶装置にお
いても同様に適用できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、携帯可能なコンピュータ装置内の記憶装置をコンピ
ュータ装置本体とは独立動作可能とし、複数のコンピュ
ータ装置間のデータの共有・転送を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係わるコンピュータシ
ステムの構成例を示すブロック図。
【図2】同実施形態のバッテリ駆動可能なノートブック
タイプ又はラップトップタイプのポータブルコンピュー
タの構成例を示すブロック図。
【図3】同実施形態のポータブルコンピュータ内の点線
で囲まれたAの部分を構成するブロック図。
【図4】同実施形態の接続コネクタの断面構造及び斜視
構造を示す図。
【図5】同実施形態の接続コネクタが専用ケーブルに接
続された構成例を示す図。
【図6】同実施形態の接続コネクタと専用ケーブルのコ
ネクタの断面構造及び専用ケーブルの上面構造を示す
図。
【図7】この発明の別の実施形態に係わる接続コネクタ
の構成例を示す図。
【図8】図7の実施形態の接続コネクタに設けられた各
コンポーネントの動作を示す遷移図。
【図9】この発明の一実施形態に係わるデスクトップコ
ンピュータに搭載されたデータ自動バックアッププログ
ラムの動作を示すフローチャート。
【図10】この発明の一実施形態に係わるデスクトップ
コンピュータに搭載されたスケジュール表自動リンクプ
ログラムの動作を示すフローチャート。
【図11】この発明の一実施形態に係わるデスクトップ
コンピュータに搭載されたデータ自動集計プログラムの
動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…ポータブルコンピュータ、11…専用ケーブル、
12…デスクトップコンピュータ本体、13…マウス、
14…キーボード、15…ディスプレイ装置、21…ロ
ーカルバス、22…内部PCIバス、23…内部ISA
バス、24…内部I2Cバス、31…CPU、32…ホ
スト−PCIブリッジ装置、33…主メモリ、34…デ
ィスプレイコントローラ、35…DSPインターフェー
ス回路、36…PCI−ISAブリッジ装置、37…L
ANコントローラ回路、38…HDDインターフェー
ス、39…BIOS−ROM、40…HDD装置、41
…KBC/EC、42…RTC、43…接続コネクタ、
44…電源回路、45…キーボード、40…USBスロ
ット、50…リレー回路、40…電源検出回路、52…
スイッチングIC

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源オフ中にデータを読み出し、書込み
    可能な記憶装置を有する携帯可能なコンピュータ装置
    と、前記記憶装置からデータを読み出し、または、前記
    記憶装置にデータを書込むための接続手段と、前記記憶
    装置内のデータを前記接続手段を介して管理する第2の
    コンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ装置は、
    更に、前記記憶装置を識別する情報を読み出す読み出し
    手段と、前記読み出し手段の読み出し結果に従い、第2
    のコンピュータ装置に既に登録されている記憶装置であ
    るか判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に従
    い、登録済みの記憶装置の場合、前記第1のコンピュー
    タ装置の記憶装置内のデータを読み出す第2の読み出し
    手段とを具備することを特徴とするコンピュータシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータシステムは、更に、前
    記第2の読み出し手段により読み出されたデータと前記
    記憶装置内のデータと比較する比較手段と、前記比較手
    段の比較結果に従い、新規または更新されたデータのみ
    を前記第2のコンピュータ装置でバックアップすること
    を特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータシステムは、更に、前
    記第2の読み出し手段により読み出されたデータを集計
    することを特徴とする請求項1記載のコンピュータシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記識別手段は、前記記憶装置のボリュ
    ームラベルに基づき、前記記憶装置を識別することを特
    徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記識別手段は、前記記憶装置内に格納
    されたファイル名、又は、ファイルの拡張子に基づき、
    前記記憶装置を識別することを特徴とする請求項1記載
    のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 前記識別手段の識別手段の結果、第2の
    コンピュータ装置で未登録の記憶装置と判断された場
    合、第1の読み出し手段より読み出された前記記憶手段
    の識別情報を第2のコンピュータ装置に登録し、前記記
    憶手段内のデータを読み出すことを特徴とする請求項4
    又は請求項5記載のコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 前記コンピュータシステムは、更に、前
    記第2の読み出し手段により読み出されたデータと前記
    第2のコンピュータ装置内のデータとを比較する比較手
    段と、前記比較手段の比較結果に従い、前記第1の又は
    第2のコンピュータ装置の一方にしかないデータを他方
    のコンピュータ装置にコピーすることを特徴とする請求
    項1記載のコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 前記データは、スケジュールを示すデー
    タであり、前記第1と第2のコンピュータ装置のスケジ
    ュールを示すデータが重なった場合、ユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項7記載のコンピュータシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 電源オフ中にデータを読み出し、書込み
    可能な記憶装置を有する携帯可能なコンピュータ装置
    と、前記記憶装置内のデータを管理する第2のコンピュ
    ータ装置から構成されるコンピュータシステムの遠隔制
    御方法に於いては、第2のコンピュータ装置により、前
    記記憶装置を識別する情報を読み出す読み出しステップ
    と、前記読み出しステップの読み出し結果に従い、第2
    のコンピュータ装置に既に登録されている記憶装置であ
    るか判断する判断ステップと、前記判断ステップの判断
    結果に従い、登録済みの記憶装置の場合、前記第1のコ
    ンピュータ装置の記憶装置内のデータを読み出す第2の
    読み出しステップとを具備することを特徴とするコンピ
    ュータシステムの制御方法。
  10. 【請求項10】 前記コンピュータシステムの制御方法
    は、更に、前記第2の読み出しステップにより読み出さ
    れたデータと前記第2のコンピュータ装置内のデータと
    を比較する比較ステップと、前記比較ステップの比較結
    果に従い、新規または更新されたデータのみを前記第2
    のコンピュータ装置でバックアップすることを特徴とす
    る請求項9記載のコンピュータシステムの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記コンピュータシステムの制御方法
    は、更に、前記第2の読み出しステップにより読み出さ
    れたデータと前記第2のコンピュータ装置内のデータと
    を比較する比較ステップと、前記比較ステップの比較結
    果に従い、前記第1の又は第2のコンピュータ装置の一
    方にしかないデータを他方のコンピュータ装置にコピー
    することを特徴とする請求項10記載のコンピュータシ
    ステムの制御方法。
JP2001091826A 2001-03-28 2001-03-28 コンピュータシステム及びその制御方法 Pending JP2002288022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001091826A JP2002288022A (ja) 2001-03-28 2001-03-28 コンピュータシステム及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001091826A JP2002288022A (ja) 2001-03-28 2001-03-28 コンピュータシステム及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002288022A true JP2002288022A (ja) 2002-10-04

Family

ID=18946387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001091826A Pending JP2002288022A (ja) 2001-03-28 2001-03-28 コンピュータシステム及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002288022A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007011583A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Toshiba Corp 情報処理装置および同装置の動作制御方法
KR100786996B1 (ko) * 2006-02-16 2007-12-20 삼성전자주식회사 컴퓨터 시스템 및 그 제어방법
JP2011509061A (ja) * 2008-03-27 2011-03-17 エルエスアイ コーポレーション 改良型バッテリ状態学習サイクル装置および方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007011583A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Toshiba Corp 情報処理装置および同装置の動作制御方法
KR100786996B1 (ko) * 2006-02-16 2007-12-20 삼성전자주식회사 컴퓨터 시스템 및 그 제어방법
US7701701B2 (en) 2006-02-16 2010-04-20 Samsung Electronics, Co., Ltd. Computer system and control method thereof
JP2011509061A (ja) * 2008-03-27 2011-03-17 エルエスアイ コーポレーション 改良型バッテリ状態学習サイクル装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6145029A (en) Computer system with enhanced docking support
US6460106B1 (en) Bus bridge for hot docking in a portable computer system
JP3887457B2 (ja) ホット・プラグ可能なモジュラー・ベイを有するポータブル・コンピュータを提供する方法及び装置
JP3837312B2 (ja) コンピュータ装置、無線通信モジュール、無線通信モジュールの制御方法、プログラム
US7117377B2 (en) Computer apparatus, power supply control method and program for reducing the standby power requirement in a computer supporting a wake-up function
US5748911A (en) Serial bus system for shadowing registers
US20030159076A1 (en) Keyboard controller providing power management for a portable computer system
JPH11161385A (ja) コンピュータシステムおよびそのシステムステート制御方法
JP2009009532A (ja) 情報処理装置
JP3224026B2 (ja) 電源強制遮断機能つきコンピュータ
JP3882920B2 (ja) コンピュータ装置、カード媒体制御方法、およびプログラム
US20030198024A1 (en) Expansion board apparatus and removing method
US7096299B2 (en) Method and apparatus for transferring system context information between mobile computer and base station
US6247087B1 (en) Bus system for shadowing registers
JP4421704B2 (ja) コンピュータのパワーオン方法及びコンピュータ
JP3311190B2 (ja) パーソナルコンピュータ
JP2002168926A (ja) インテリジェント電池の容量計算方法、インテリジェント電池及び携帯型電子機器
US6877058B2 (en) Information processing unit having a slot, information processing method for an information processing unit, and program that controls an information processing unit
JP3782226B2 (ja) コンピュータシステムおよびusbコントローラ
JPH11194847A (ja) コンピュータシステムおよび初期化制御装置
JP2002288022A (ja) コンピュータシステム及びその制御方法
JP4660140B2 (ja) データ転送制御システム、電子機器及びプログラム
US20060282601A1 (en) Information processing apparatus and power-saving controlling method
US6772249B1 (en) Handheld option pack interface
JP6982649B2 (ja) 情報処理装置、及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050414

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050606

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060410

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090602