JP2002287825A - 倉庫内衝突防止装置 - Google Patents

倉庫内衝突防止装置

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JP2002287825A
JP2002287825A JP2001089588A JP2001089588A JP2002287825A JP 2002287825 A JP2002287825 A JP 2002287825A JP 2001089588 A JP2001089588 A JP 2001089588A JP 2001089588 A JP2001089588 A JP 2001089588A JP 2002287825 A JP2002287825 A JP 2002287825A
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裕生 佐藤
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博孝 会沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 倉庫内交差点に進入する移動体同士の衝突を
防止し且つ安心して当該交差点に進入することのできる
倉庫内衝突防止装置を提供することにあり、また、設置
が容易で、更に、設置後のメンテナンスも容易である倉
庫内衝突防止装置を提供すること。 【解決手段】 倉庫1において、ヤード上に段積みして
載置されたコンテナ5によってフォークリフトトラック
3,4の通路が画設されている。当該通路が交差する交
差点15には、倉庫内衝突防止装置100を構成する進
入方向表示装置7が倉庫1天井の梁2に吊設されてい
る。進入方向表示装置7は、交差点15に進入する移動
体に対して、他の移動体がいずれの方向から進入・接近
するかを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物を貯蔵・保管
する為の倉庫内において、ヤード上に載置された貨物に
よって区画された倉庫内通路が交差する、貨物の存在に
よって直進路以外の見通しが遮られた倉庫内交差点にお
いて、該倉庫内交差点に進入する移動体同士の衝突を防
止する倉庫内衝突防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】貨物を貯蔵・保管する倉庫内において
は、フォークリフトトラック等の移動体が往来する倉庫
内通路が設けられている。倉庫内通路は、通常、ヤード
上に載置された貨物によって区画され、フォークリフト
トラック等の移動体は、当該貨物の間を縫う様にして倉
庫内を往来している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の様な
倉庫内通路が交差する倉庫内交差点においては、フォー
クリフトトラック等の移動体同士の出会い頭衝突事故が
発生する虞がある。倉庫内においては、特に、段積みさ
れた貨物によって倉庫内通路が区画され、また、当該倉
庫内通路が交差する交差点においても貨物が段積みされ
ていることから、直進路以外の交差点進入路の見通しが
極めて悪い状態となっている。従って倉庫内交差点にお
いては移動体同士の出会い頭衝突事故の危険性が一層高
くなっていて、しかも、倉庫内は暗い場所が多く、ま
た、通路幅が非常に狭い場所が多いことからも、倉庫内
交差点における、フォークリフトトラック等の移動体同
士の出会い頭衝突事故の危険性は一層高いと言える。
【0004】しかし、従来の倉庫においては、この様な
問題に対して何らの措置も施されないことが殆どであ
り、施されている場合でも、移動体の交差点への接近を
知らせる警報手段(例えば、パトライトの点滅やブザー
音等による警報装置)を設置するに留まっている。しか
し、前述の通り倉庫内通路は狭い為に、この様な警報手
段によっていずれかの方向から他の移動体が交差点へ進
入する事実が判明しても、尚も交差点に進入する者は不
安であり、また、万全な体制で当該他の移動体に対処す
ることができるとは言えない。また、別の問題として、
倉庫内のレイアウトは変更されることが多く、前述の様
な警報手段についても設置が困難或いは設置後のメンテ
ナンスが困難であるという問題を有していた為、より一
層、効果的に倉庫内交差点における移動体同士の衝突事
故を防止する倉庫内衝突防止装置の開発及び設置を困難
なものとしていた。
【0005】そこで本発明は上記問題に鑑みなされたも
のであり、その課題は、倉庫内交差点に進入する移動体
同士の衝突を効果的に防止し且つ安心して当該交差点に
進入することのできる倉庫内衝突防止装置を提供するこ
とにあり、また、設置が容易で、更に設置後のメンテナ
ンスも容易である倉庫内衝突防止装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願請求項1記載の倉庫内衝突防止装置は、ヤード
上に載置された貨物によって区画された倉庫内通路が交
差する、貨物の存在によって直進路以外の進路の見通し
が遮られた倉庫内交差点において、該倉庫内交差点に進
入する移動体同士の衝突を防止する倉庫内衝突防止装置
であって、前記交差点に進入する主移動体の進入路に対
して他の進入路から前記交差点に進入する副移動体を検
出する移動体検出手段と、前記主移動体に対し、前記副
移動体がいずれの方向から前記交差点に進入するかを表
示する進入方向表示手段と、前記移動体検出手段からの
検出信号を受け、前記進入方向表示手段へ表示信号を送
出する制御手段とからなることを特徴とする。
【0007】本願請求項1記載の発明によれば、交差点
に進入する主移動体に対して、他の進入路から交差点に
進入する副移動体の存在を単に知らしめるのみならず、
当該副移動体がいずれの方向から交差点に進入するかを
進入方向表示手段によって表示するので、これによって
ヤード上に積まれた貨物によって見通しが極めて悪い状
態となっている倉庫内の交差点においても、移動体同士
の衝突事故が効果的に防止され、また、交差点に進入す
る主移動体は、安心して交差点に進入することができ
る。
【0008】本願請求項2記載の倉庫内衝突防止装置
は、請求項1において、前記進入方向表示手段及び前記
移動体検出手段が、倉庫天井に着脱可能に取り付けられ
ていることを特徴とする。本願請求項2記載の発明によ
れば、進入方向表示手段と移動体検出手段が倉庫天井に
着脱可能に取り付けられているので、ヤード上に進入方
向表示手段と移動体検出手段とを埋設する様な場合と比
較して、倉庫内のヤード上のレイアウトを変更すること
によって倉庫内交差点の位置が変わっても、これに合わ
せて容易に進入方向表示手段及び移動体検出手段を移動
することが可能となる。また、倉庫天井に取り付けられ
ていることから、倉庫内において、進入方向表示手段或
いは移動体検出手段が、通行或いは貨物の出し入れの際
に邪魔になることも無い。
【0009】本願請求項3記載の倉庫内衝突防止装置
は、請求項1または2において、前記進入方向表示手段
と前記移動体検出手段とが一体的に構成されていること
を特徴とする。本願請求項3記載の発明によれば、進入
方向表示手段と移動体検出手段とが一体的に構成されて
いるので、倉庫内のヤード上のレイアウト変更に伴って
進入方向表示手段及び移動体検出手段の設置場所を移動
する際にも、それぞれを別々に移動する必要が無く以て
容易に移動することができる。
【0010】本願請求項4記載の倉庫内衝突防止装置
は、請求項1から3のいずれか1項において、少なくと
も2以上の進入路に設けられる、複数の前記進入方向表
示手段の表示部と、複数の前記移動体検出手段の検出部
と、前記制御手段とが、全て一体的に構成されているこ
とを特徴とする。本願請求項4記載の発明によれば、1
つの交差点に複数設けられる進入方向表示手段の表示部
と、複数の移動体検出手段の検出部と、制御手段とが、
全て一体的に構成されているので、交差点の中央付近に
設置して使用すれば、各進入路からの視認性を良好に保
ちつつ、倉庫内衝突防止装置全体として倉庫内ヤード上
のレイアウト変更の際にも設置場所の移動が極めて容易
となる。
【0011】本願請求項5記載の倉庫内衝突防止装置
は、請求項1から4のいずれか1項において、前記進入
方向表示手段が、倉庫天井と床面との間を昇降可能に設
けられていることを特徴とする。進入方向表示手段に電
球等の消耗部品を用いた場合、特に倉庫天井に設置され
ている場合にはこれを交換するのは困難であるが、本願
請求項5記載の発明によれば、進入方向表示手段は倉庫
天井と床面との間を昇降可能に設けられているので、進
入方向表示手段を床に降ろすことによって容易に消耗部
品の交換或いはその他メンテナンスを行うことができ
る。
【0012】本願請求項6記載の倉庫内衝突防止装置
は、請求項1から5のいずれか1項において、前記進入
方向表示手段が、前記副移動体の進入方向を、当該副移
動体の進入方向を表す矢印によって表示することを特徴
とする。本願請求項6記載の発明によれば、進入方向表
示手段が、副移動体の進入方向を矢印によって表示する
ので、副移動体の進入方向が直感的に判り易く、ユーザ
フレンドリとなる。
【0013】本願請求項7記載の倉庫内衝突防止装置
は、請求項1から5のいずれか1項において、前記進入
方向表示手段が、前記副移動体の進入方向を、当該副移
動体の進入方向に対応づけて配置された発光体の発光に
よって表示することを特徴とする。本願請求項7記載の
発明によれば、進入方向表示手段が、副移動体の進入方
向を、当該副移動体の進入方向に対応づけて配置された
発光体の発光によって表示するので、前述した本願請求
項6記載の発明と同様に副移動体の進入方向が直感的に
判り易く、ユーザフレンドリとなる。
【0014】本願請求項8記載の倉庫内衝突防止装置
は、請求項1から7のいずれか1項において、前記進入
方向表示手段とは別に、前記副移動体の前記交差点への
進入方向に関わらず前記副移動体が前記交差点に接近し
たことのみを前記主移動体に警告する警告手段が併設さ
れていることを特徴とする。本願請求項8記載の発明に
よれば、進入方向表示手段とは別に、副移動体の交差点
への進入方向に関わらず副移動体が交差点に接近したこ
とのみを主移動体に警告する警告手段が併設されている
ので、進入方向表示手段を補って、交差点が危険を孕ん
でいる事実を更に確実に主移動体に認識させることが可
能となる。
【0015】本願請求項9記載の倉庫内衝突防止装置
は、請求項8において、前記警告手段がパトライトの点
滅によって前記主移動体への警告を行うことを特徴とす
る。本願請求項9記載の発明によれば、警告手段がパト
ライトの点滅によって主移動体への警告を行うので、パ
トライト点滅の視覚的効果によって確実に交差点の危険
を主移動体に知らせることができる。
【0016】本願請求項10記載の倉庫内衝突防止装置
は、請求項8または9において、前記警告手段がブザー
音を発することによって前記主移動体への警告を行うこ
とを特徴とする。本願請求項10記載の発明によれば、
警告手段がブザー音を発することによって主移動体への
警告を行うので、視覚的に交差点の危険を知らせる進入
方向表示手段を補って、より確実に交差点の危険を主移
動体に知らせることができる。
【0017】本願請求項11記載の倉庫は、ヤード上に
載置された貨物によって区画された倉庫内通路が交差す
る、貨物の存在によって直進路以外の進路の見通しが遮
られた倉庫内交差点に、請求項1から10のいずれか1
項に記載された倉庫内衝突防止装置が設けられているこ
とを特徴とする。本願請求項11記載の発明によれば、
倉庫内交差点に請求項1から10のいずれか1項に記載
された倉庫内衝突防止装置が設けられているので、前述
した本願請求項1から10のいずれか1項に記載された
発明の作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【0018】本願請求項12記載の倉庫は、ヤード上に
載置された貨物によって区画された倉庫内通路が交差す
る、貨物の存在によって直進路以外の進路の見通しが遮
られた倉庫内交差点の中央付近に、請求項4に記載され
た倉庫内衝突防止装置が設けられていることを特徴とす
る。本願請求項12記載の発明によれば、1つの倉庫内
交差点に複数設けられる進入方向表示手段の表示部と、
複数の移動体検出手段の検出部と、制御手段とが、全て
一体的に構成されていて且つ交差点の中央付近に設けら
れているので、各進入路からの視認性を良好に保ちつ
つ、倉庫内衝突防止装置全体として倉庫内ヤード上のレ
イアウト変更の際にも設置場所の移動が極めて容易とな
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5を参照しつつ
本発明の実施形態について説明する。図1は本発明に係
る倉庫内衝突防止装置が設置される倉庫の側断面図、図
2は同俯瞰図であり、図3は倉庫内衝突防止装置を構成
する進入方向表示装置の斜視図である。また、図4
(A)は進入方向表示装置の表示板の正面図であり、図
4(B)は同表示板の他の実施形態を示す正面図であ
る。更に、図5は、倉庫内衝突防止装置の処理ブロック
図である。
【0019】先ず、図1及び図2を参照しつつ本発明に
係る倉庫内衝突防止装置の設置環境について説明する。
図1及び図2において、符号1は貨物を貯蔵・保管する
倉庫を示している。倉庫1内には、ヤード上にフレキシ
ブルコンテナ(粉粒貨物用袋状コンテナ)5が、「移動
体」としてのフォークリフトトラック(図1及び図2に
おいて符号3,4で示す)で直接運搬可能な様にパレッ
ト6を用いて段積みで載置されている。
【0020】倉庫1内においては段積みで載置されたフ
レキシブルコンテナ5によって、図2において符号11
乃至14で示す様な通路が区画されていて、また、これ
ら通路11乃至14が交差する交差点15が形成されて
いる。この様に交差点15が段積みで載置されたフレキ
シブルコンテナ5によって形成されていることによっ
て、また、通路11乃至14の通路幅は倉庫内である為
に狭いことによって、交差点15に進入するフォークリ
フトトラック3,4の運転者は、直進路以外の、左右方
向の通路に対しては見通しが遮られた状態となってい
て、所謂出会い頭の衝突事故が発生し易い状態となって
いる。
【0021】本発明に係る倉庫内衝突防止装置(図1に
おいて符号100で示す)は、この様な倉庫1内におい
て通路11乃至14が交差する交差点15での出会い頭
衝突事故を防止する為に、図示の様に当該交差点15の
中央付近上部に配設される。即ち、図1及び図2におい
て符号7で示す進入方向表示装置7と、符号10a乃至
10dで示す移動体検出センサと、進入方向表示装置7
内に設けられた図示を省略する表示制御装置によって倉
庫内衝突防止装置100が構成され、交差点15に進入
する移動体、即ち、フォークリフトトラック3,4の運
転者が、進入方向表示装置7を視認することによって、
交差点1での衝突事故が防止される様になっている。
【0022】以下、倉庫内衝突防止装置100の詳細な
構成について図3乃至図5及び必要に応じて適宜図1及
び図2をも参照しつつ説明する。先ず、図3に示す様
に、進入方向表示装置7は箱形形状をなし、その側面
に、表示部7a乃至7dが設けられている。表示部7a
乃至7dは、進入方向表示装置7が交差点15に設置さ
れた際に、それぞれが通路11乃至14に面する様に設
けられ(図2参照)、これによって通路11乃至14を
利用して交差点15に進入する移動体に、交差点15に
進入する他の移動体に関する情報を与える。
【0023】進入方向表示装置7において表示部7a乃
至7dの上部には、移動体検出センサ10a乃至10d
が配設されている。移動体検出センサ10a乃至10d
は、例えば赤外線や超音波を利用して動体を検知するセ
ンサによって構成され、或いは、2値化映像によって動
体が撮像範囲内に進入したことを検出する為のカメラ装
置によって構成されていて、進入方向表示装置7内部に
設けられる図示を省略する表示制御装置に対して、通路
11乃至14のそれぞれにおいて交差点15へ進入しよ
うとする移動体を検出する。
【0024】図3において符号9は、進入方向表示装置
7を倉庫1の天井を構成する梁2(図1参照)から吊り
下げる為のワイヤロープを示している。進入方向表示装
置7は図示する様に3本のワイヤロープ9によって梁2
から吊り下げられるが、当該ワイヤロープ9は巻き取り
装置8(図1参照)によって巻き取り可能となってい
て、これにより進入方向表示装置7が交差点15におい
て昇降可能となり、以て進入方向表示装置7のメンテナ
ンス性を向上させている。また、倉庫1の天井に吊設さ
れることによって、倉庫1のヤード上に進入方向表示装
置7を埋設する様な場合と比してフォークリフトトラッ
ク等によるコンテナ5の運搬作業を阻害しない様になっ
ている。更に、巻き取り装置8は梁2に対して着脱可能
に設けられていて、これにより、進入方向表示装置7
は、その設置場所を変更することができる様になってい
て、且つ、本実施形態においては、進入方向表示装置7
と、移動体検出センサ10a乃至10dと、図示しない
表示制御装置とが一体的に構成されているので、従って
倉庫内衝突防止装置100全体として設置場所の変更が
更に容易なものとなっている。
【0025】次に、進入方向表示装置7の側面を構成す
る表示部7a乃至7dは、交差点15に他の移動体がい
ずれの方向から進入するかを示すものであるから、従っ
て本実施形態においては、図4(A)に示す様な矢印2
0a乃至20c及び、当該矢印20a乃至20cを点灯
させる図示しない発光装置によってその方向を示す様に
構成している。例えば、図2に示したフォークリフトト
ラック3を主体(主移動体)として説明すると、フォー
クリフトトラック3から視て他の移動体、即ち、副移動
体としてのフォークリフトトラック4が通路14から交
差点15に進入しようとしているので、フォークリフト
トラック3に対して表示を行う表示部7aにおいては、
図4(A)に示す様に右向きの矢印20aを点灯させ
る。これにより、フォークリフトトラック3の運転者
は、左方向(通路14)からフォークリフトトラック4
が交差点15に進入する事実を知り、交差点15の手前
で一旦停止した後に左側を特に注意しながら安心して交
差点15を通過することができる。
【0026】図5はこの時の倉庫内衝突防止装置100
における処理内容を示していて、図2に示す様に、フォ
ークリフトトラック3から視て、右方向からの移動体の
接近を検出するのは移動体検出センサ10bとなり、左
方向からの移動体の接近を検出するのは移動体検出セン
サ10dとなる。また、前方向からの移動体の接近を検
出するのは移動体検出センサ10cとなる。尚、図2に
おいて移動体検出センサ10aは、移動体接近情報の提
供を受けるフォークリフトトラック3それ自体を検出す
るセンサとなる。
【0027】これら移動体検出センサは、移動体の検出
信号を表示制御装置16へ送出する。そして、図2に示
す例では、表示制御装置16は移動体検出センサ10d
からの移動体検出信号を受け、図4(A)に示す様な、
表示部7aの矢印20aを点灯させる表示信号を送出す
る。ここで、他の表示部7b及び7cにおいても、図2
に示すフォークリフトトラック4の交差点15への接近
が、表示制御装置16からの表示信号を受けることによ
って表示される。また、表示部7b乃至7cにあって
は、移動体検出センサ10aがフォークリフトトラック
3を検出し、表示制御装置16からの当該検出に対応す
る表示信号を受けることによって、通路11からフォー
クリフトトラック3が交差点15へ接近する事実を表示
する。
【0028】ところで、これまで述べた様に交差点15
に進入する主移動体に対して副移動体がいずれの方向か
ら接近するかが容易に判る様に表示することができれば
良いので、従って表示部7a乃至7dにおいてはどの様
な表示方法によってその接近方向を示しても構わない。
一例として、表示部7a乃至7dは、図4(B)に示す
様な、接近方向に対応して配置されたランプ21a乃至
21cによって構成することも可能である。図4(B)
においては、左側のランプ21aが点灯すれば左側から
の移動体の接近を示し、中央のランプ21bが点灯すれ
ば、正面からの移動体の接近を示すことになる。また、
図示は省略するが必要に応じて当該ランプ21a乃至2
1cに「左」「前」「右」の様な接近方向に対応する文
字表示を行っても良いし、更に識別性を向上させる為
に、ランプ21a乃至21cの発光色を変えることもで
きる。
【0029】また、進入方向表示装置7に、パトライト
や、或いはブザー音又はボイスアラーム等を発するスピ
ーカ装置を設けて、移動体の接近方向に関わらず単に交
差点15が危険を孕んでいる事実のみを知らせる手段を
設けることにより、より一層安全に交差点15を通過す
ることもできる。
【0030】尚、交差点11に進入する進入路(通路)
の数はいくらでも良く、即ち倉庫1内において見通しの
悪い交差点であれば、どの様な場所であっても本発明の
作用効果を発揮し得ることは言うまでも無い。
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、交
差点に進入する主移動体に対して、他の進入路から交差
点に進入する副移動体がいずれの方向から交差点に進入
するかを、進入方向表示手段によって表示するので、こ
れによってヤード上に積まれた貨物によって見通しが極
めて悪い状態となっている倉庫内の交差点においても、
移動体同士の衝突事故が効果的に防止され、また、交差
点に進入する主移動体は、安心して交差点に進入するこ
とができる。更に、進入方向表示手段と移動体検出手段
とが倉庫天井に着脱自在に取り付けられているので、倉
庫内のヤード上のレイアウトを自由に変更することが可
能となり、また、倉庫天井に取り付けられていることか
ら、倉庫内において、進入方向表示手段或いは移動体検
出手段が、通行或いは貨物の出し入れの際に邪魔になる
ことも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る倉庫内衝突防止装置が設置される
倉庫の側断面図である。
【図2】本発明に係る倉庫内衝突防止装置が設置される
倉庫の俯瞰図である。
【図3】本発明に係る倉庫内衝突防止装置を構成する、
進入方向表示装置の斜視図である。
【図4】(A)は本実施形態に係る進入方向表示装置の
表示板の正面図であり、(B)は他の実施形態に係る表
示板の正面図である。
【図5】本発明に係る倉庫内衝突防止装置の処理ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
7 進入方向表示装置 7a〜7d 表示部 8 巻き取り装置 9 ワイヤロープ 10a〜10d 移動体検出センサ 16 表示制御装置 100 倉庫内衝突防止装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 BB01 MM51 NN56 PP06 QQ08 QQ20 5H301 AA02 BB07 CC03 CC06 LL04 LL08 LL16

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヤード上に載置された貨物によって区画
    された倉庫内通路が交差する、貨物の存在によって直進
    路以外の進路の見通しが遮られた倉庫内交差点におい
    て、該倉庫内交差点に進入する移動体同士の衝突を防止
    する倉庫内衝突防止装置であって、 前記交差点に進入する主移動体の進入路に対して他の進
    入路から前記交差点に進入する副移動体を検出する移動
    体検出手段と、 前記主移動体に対し、前記副移動体がいずれの方向から
    前記交差点に進入するかを表示する進入方向表示手段
    と、 前記移動体検出手段からの検出信号を受け、前記進入方
    向表示手段へ表示信号を送出する制御手段と、からなる
    ことを特徴とする倉庫内衝突防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記進入方向表示手
    段及び前記移動体検出手段が、倉庫天井に着脱可能に設
    けられていることを特徴とする倉庫内衝突防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記進入方
    向表示手段と前記移動体検出手段とが一体的に構成され
    ていることを特徴とする倉庫内衝突防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項におい
    て、少なくとも2以上の進入路に設けられる、複数の前
    記進入方向表示手段の表示部と、複数の前記移動体検出
    手段の検出部と、前記制御手段とが、全て一体的に構成
    されていることを特徴とする倉庫内衝突防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項におい
    て、前記進入方向表示手段が、倉庫天井と床面との間を
    昇降可能に設けられていることを特徴とする倉庫内衝突
    防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項におい
    て、前記進入方向表示手段が、前記副移動体の進入方向
    を、当該副移動体の進入方向を表す矢印によって表示す
    ることを特徴とする倉庫内衝突防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1項におい
    て、前記進入方向表示手段が、前記副移動体の進入方向
    を、当該副移動体の進入方向に対応づけて配置された発
    光体の発光によって表示することを特徴とする倉庫内衝
    突防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項におい
    て、前記進入方向表示手段とは別に、前記副移動体の前
    記交差点への進入方向に関わらず前記副移動体が前記交
    差点に接近したことのみを前記主移動体に警告する警告
    手段が併設されていることを特徴とする倉庫内衝突防止
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記警告手段がパト
    ライトの点滅によって前記主移動体への警告を行うこと
    を特徴とする倉庫内衝突防止装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、前記警告
    手段がブザー音又はボイスアラーム音を発することによ
    って前記主移動体への警告を行うことを特徴とする倉庫
    内衝突防止装置。
  11. 【請求項11】 ヤード上に載置された貨物によって区
    画された倉庫内通路が交差する、貨物の存在によって直
    進路以外の進路の見通しが遮られた倉庫内交差点に、請
    求項1から10のいずれか1項に記載された倉庫内衝突
    防止装置が設けられていることを特徴とする倉庫。
  12. 【請求項12】 ヤード上に載置された貨物によって区
    画された倉庫内通路が交差する、貨物の存在によって直
    進路以外の進路の見通しが遮られた倉庫内交差点の中央
    付近に、請求項4に記載された倉庫内衝突防止装置が設
    けられていることを特徴とする倉庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020116493A1 (ja) * 2018-12-05 2020-06-11 株式会社ナイルワークス 移動体
WO2024009725A1 (ja) * 2022-07-05 2024-01-11 株式会社デンソー 監視システム、監視装置、自律走行車両、監視方法、監視プログラム
US11873100B2 (en) 2018-12-05 2024-01-16 Nileworks Inc. Drone system, drone, movable body, drone system control method, and drone system control program

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