JP2002287377A - ナノパターン形成方法、ナノパターン形成材料および電子部品の製造方法 - Google Patents

ナノパターン形成方法、ナノパターン形成材料および電子部品の製造方法

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JP2002287377A JP2001084993A JP2001084993A JP2002287377A JP 2002287377 A JP2002287377 A JP 2002287377A JP 2001084993 A JP2001084993 A JP 2001084993A JP 2001084993 A JP2001084993 A JP 2001084993A JP 2002287377 A JP2002287377 A JP 2002287377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な構造を有するとともに規則性のあるナ
ノオーダーのパターンを、安価にかつ高度に位置制御し
て形成可能なパターン形成方法を提供する。 【解決手段】 基板(1)上に、共重合ポリマーを含む
樹脂層(2)を形成する工程と、前記樹脂層の所定の領
域に赤外線、可視光線、紫外線または電離放射線(3)
を照射する工程と、前記照射後の樹脂層に熱アニール処
理を施して、前記樹脂層の未照射部(6)にミクロ相分
離構造を発現させる工程とを具備することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナノパターン形成
方法、ナノパターン形成材料、および電子部品の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品の性能の高度化により、微細な
パターンや構造の必要性はますます高まっている。LS
Iや液晶ディスプレイなどの電子部品においては、微細
加工技術が要求され、電池やキャパシタなど、小さい体
積で大きな表面積が必要とされるデバイスも多い。また
将来的には、高密度立体実装の技術も必要とされる。こ
うした加工は、現在リソグラフィー技術を用いて行なわ
れているが、微細加工が多くなるにしたがって、装置の
高性能化、作製時間の長時間化など製造コストが増加す
る。
【0003】一方で、ナノメーターオーダーのパターニ
ングが要求されるが、リソグラフィーのような精密さを
必要としない分野もある。しかしながら、これまでは簡
便なパターニング方法が存在しなかったため、このよう
な分野でも電子線や深紫外線を用いたリソグラフィーに
よって微細なパターンを形成せざるを得なかった。上述
したように、リソグラフィー技術では加工寸法が小さく
なるほど操作が煩雑になるため、膨大な投資が必要にな
るという問題を避けられない。
【0004】このような背景から、リソグラフィー技術
に代わる簡便なパターン形成方法として、ブロックコポ
リマーやグラフトコポリマーから自己発展的に形成され
るミクロ相分離構造を利用する方法が報告されている。
【0005】例えば、P.Manskyらは、App
l.Phys.Lett.vol.68,No.18,
p.2586〜2588において、次のようなパターン
形成方法を報告している。この方法においては、まず、
ポリスチレンとポリイソプレンとのブロックコポリマー
からなる海島型のミクロ相分離膜を基板上に形成する。
次いで、ポリイソプレンをオゾン酸化によって分解して
除去することにより、多孔質膜を形成する。こうして得
られた多孔質膜をマスクとして用いて基板をエッチング
することによって、ミクロ相分離構造の転写されたパタ
ーンを基板に形成する。また、M.Parkらは、Sc
ience,vol.276,p.1401〜1406
において、ポリスチレンとポリイソプレンとのブロック
コポリマーを用いたパターン形成方法を報告している。
この方法においては、まず、前述のブロックコポリマー
からなる海島型のミクロ相分離膜を、基板上に形成す
る。次いで、気相反応によりポリイソプレン相に酸化オ
スミウムを導入して、エッチング耐性を向上させる。そ
の後、酸化オスミウムが選択的にドープされたポリイソ
プレン相をマスクとして用いて、エッチングを行なうこ
とにより基板上にパターンが形成される。
【0006】こうしたブロックコポリマーのミクロ相分
離構造を用いた方法は、リソグラフィー技術と比較して
簡便で低コストである。
【0007】しかしながら、ブロックコポリマーのミク
ロ相分離構造を用いた方法では、均一形状のパターンが
発現するものの、その位置を制御することがができない
という欠点があった。すなわち、リソグラフィー技術で
可能なパターン発生位置の制御(位置決め、位置合わ
せ、整列等)が、ミクロ相分離を用いた方法では不可能
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、均一
な構造を有するとともに規則性のあるナノオーダーのパ
ターンを、安価にかつ高度に位置制御して形成可能なパ
ターン形成方法を提供することを目的とする。
【0009】また本発明は、均一な構造を有し規則性の
あるナノオーダーのパターンの形成に好適に用いられる
パターン形成材料を提供することを目的とする。
【0010】さらに本発明は、均一な構造を有するとと
もに規則性のあるナノオーダーのパターンを、安価にか
つ高度に位置制御して形成可能な電子部品の製造方法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基板上に、共重合ポリマーを含む樹脂層
を形成する工程と、前記樹脂層の所定の領域に赤外線、
可視光線、紫外線または電離放射線を照射する工程と、
前記照射後の樹脂層に熱アニール処理を施して、前記樹
脂層の照射部または未照射部にミクロ相分離構造を発現
させる工程とを具備することを特徴とするナノパターン
形成方法を提供する。
【0012】また本発明は、2種以上の異なるポリマー
鎖を有するブロック共重合体ポリマーを含有し、前記ブ
ロック共重合体ポリマーは、赤外線、可視光線、紫外線
または電離放射線の照射によってミクロ相分離能を選択
的に消失または発生するポリマー鎖を含むことを特徴と
するナノパターン形成材料を提供する。
【0013】さらに本発明は、基板上に、共重合ポリマ
ーを含有する樹脂層を形成する工程と、前記樹脂層の所
定の領域に赤外線、可視光線、紫外線または電離放射線
を照射する工程と、前記照射後の樹脂層に熱アニール処
理を施して、前記樹脂層の照射部または未照射部にナノ
パターンのミクロ相分離構造を発現させる工程と、前記
ミクロ相分離構造が形成された樹脂層の照射部または未
照射部を選択的に除去して多孔質化し、エッチングマス
クを得る工程、前記エッチングマスクを用いて前記基板
を加工することにより、前記ナノパターンを前記基板に
転写する工程とを具備することを特徴とする電子部品の
製造方法を提供する。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】本発明においては、共重合ポリマーを含む
樹脂層の所定の領域に、赤外線、可視光線、紫外線また
は電離放射線を照射し、引き続いて熱アニールを行なう
ことによりミクロ相分離を発現させて、ナノ構造を有す
るパターンを形成する。
【0016】例えば、ポリマーを構成しているポリマー
鎖の一部の主鎖を、赤外線、可視光線、紫外線または電
離放射線の照射により、選択的に切断して分子量を低下
させた後、熱アニールを行なうことによって未照射部に
選択的にミクロ相分離構造を発現させることができる。
この場合に適用可能な材料の一つとしては、例えば、下
記化学式で表わされるポリメチルアクリレート(PMM
A)とポリスチレン(PS)とのブロック共重合体ポリ
マーが挙げられる。
【0017】
【化1】
【0018】図1を参照して、こうした共重合体ポリマ
ーを用いた本発明のナノパターン形成方法を説明する。
【0019】まず、図1(a)に示すように、基板1上
にポリメチルアクリレート(PMMA)とポリスチレン
(PS)とのブロック共重合体ポリマーを含有する樹脂
層2を形成する。
【0020】次いで、図1(b)に示すように、樹脂層
2の所定の領域に電子線3を照射する。樹脂層の照射部
4においては、電子線の作用によりPMMAの主鎖が切
断されて、照射部4のPMMA部分が選択的に低分子量
化する。
【0021】その後、図1(c)に示すように、熱を加
えてアニールを行なうと、照射部4ではPMMAが分解
しているためミクロ相分離は起こらない。一方の未照射
部6においては、PMMAは分解されずに存在している
ので、PMMAとPSとの共重合ポリマーはアニール処
理によって相分離を起こす。
【0022】こうして、図1(d)に示すように、樹脂
層の未照射部6に選択的に相分離構造を作製することが
できる。
【0023】また、ポリマーを構成しているポリマー鎖
の一部を、赤外線、可視光線、紫外線または電離放射線
の照射により架橋させて高分子量化した後、熱アニール
を行なうことによって、未照射部に選択的にミクロ相分
離構造を発現することも可能である。この場合には、例
えば下記化学式で表わされるポリアクリル酸クロロエチ
ルエステル(PCEA)とポリスチレン(PS)とのブ
ロック共重合ポリマーを用いることができる。
【0024】
【化2】
【0025】図2を参照して、こうしたブロック共重合
体ポリマーを用いた本発明のナノパターン形成方法を説
明する。
【0026】まず、図2(a)に示すように、基板11
上に、PCEAとPSとのブロック共重合ポリマーを含
む樹脂層12を形成する。
【0027】次いで、図2(b)に示すように、樹脂層
12の所定の領域に、電子線13を照射することによ
り、樹脂層12の照射部14においては、電子線の作用
によりPCEAが選択的に架橋反応を起こす。
【0028】その後、図2(c)に示すようにアニール
処理を行なうと、照射部14では、PCEAが架橋して
いるために相分離が起こらない。これに対して、未照射
部16においては、PCEAとPSとの間でミクロ相分
離が生じる。
【0029】その結果、図2(d)に示すように、樹脂
層の未照射部16に選択的にミクロ相分離構造を作製す
ることができる。
【0030】また、ブロック共重合体ポリマーに酸発生
剤を添加してなる材料を用いることによって、酸触媒反
応を利用することができる。この場合には、例えば、ポ
リヒドロキシスチレン(PHS)のOH基をターシャリ
ブチル基で保護したポリマー(PHStB)とPHSと
のブロック共重合体ポリマーが用いられる。このブロッ
ク共重合体ポリマーに酸発生剤としてのトリフェニルス
ルホニウムトリフレートを1%配合して、パターン形成
材料を調製する。
【0031】図3を参照して、こうした材料を用いた本
発明のナノパターン形成方法を説明する。
【0032】まず、図3(a)に示すように、基板21
上に、前述のブロック共重合体ポリマーと酸発生剤とを
含有する樹脂膜22を形成する。
【0033】次いで、図3(b)に示すように電子線2
3を照射すると、照射部24においては、酸発生剤から
酸が発生する。
【0034】その後、図3(c)に示すように140℃
で5分加熱すると、樹脂層の照射部24においては酸触
媒の作用により、PHSのOH基を保護しているターシ
ャリブチル基が脱離する。すなわち、照射部24のポリ
マーは、下記反応式で表わされるようにPHS単一の組
成となる。
【0035】
【化3】
【0036】さらに、図3(d)に示すようにアニール
処理を施すことによって、未照射部26のみで、選択的
にミクロ相分離が生じる。照射部24では、すでに説明
したようにPHS単一であるためミクロ相分離は起こら
ない。
【0037】こうして、図3(e)に示すように、未照
射部26にのみ選択的に相分離構造を作製することがで
きる。
【0038】あるいは、ポリメタクリル酸ターシャリブ
チルエステル(PtBMA)とポリメタクリル酸プロピ
ルエステル(PPMA)とのブロック共重合体ポリマー
を用いることもできる。こうしたブロック共重合体ポリ
マーに、酸発生剤としてのトリフェニルスルホニウムト
リフレートを1%配合してパターン形成材料を調製す
る。
【0039】図4を参照して、こうした材料を用いた本
発明のナノパターン形成方法を説明する。
【0040】まず、図4(a)に示すように、基板31
上に前述のブロック共重合体と酸発生剤とを含有する樹
脂層32を形成する。
【0041】次いで、図4(b)に示すように、電子線
33を照射すると、照射部34では酸が発生する。
【0042】さらに、図4(c)に示すように、120
℃で3分間加熱すると、照射部34においては酸触媒の
作用により、ポリメチルメタクリレートのターシャリブ
チル基が脱離する。すなわち、照射部34のポリマー
は、下記反応式で表わされるように、極性の異なるポリ
メタクリル酸(PMA)とPPMAとの組成となる。
【0043】
【化4】
【0044】その後、図4(d)に示されるようにアニ
ール処理を施すと、2つのポリマー鎖の極性が異なるこ
とに起因して照射部34のみで、選択的にミクロ相分離
が生じる。未照射部35では、PtBMAとPPMAと
の共重合体は相分離を起こさない。
【0045】こうして、図4(e)に示すように、照射
部34のみに選択的に相分離構造を発現できる。
【0046】またさらに、上述したようなブロック共重
合体ポリマーとの酸発生剤との組み合わせに、OH基同
士を架橋する架橋剤を加えたパターン形成材料を用いる
ことによって、相分離発生領域をコントロールすること
ができる。この場合には、例えば、PHSとPSとの共
重合体ポリマーに酸発生剤を1%添加し、さらに架橋剤
としてのヘキサトリメトキシメラミン(HtMM)を5
%添加してパターン形成材料を調製する。
【0047】図5を参照して、こうした材料を用いた本
発明のナノパターン形成方法を説明する。
【0048】まず、図5(a)に示すように、基板41
上に、前述のブロック共重合体ポリマーとの酸発生剤と
架橋剤とを含有する樹脂層42を形成する。
【0049】次いで、図5(b)に示すように、電子線
43を照射することによって、照射部44に酸が発生す
る。
【0050】その後、図5(c)に示すように120℃
で加熱すると、照射部44に発生した酸が触媒として作
用して、PHSと架橋剤としてのHtMMとの間で化学
反応が生じる。その結果、橋かけになることになり、照
射部44のPHSが選択的に高分子量化する。
【0051】その後、図5(d)に示すようにアニール
処理を施すことによって、未照射部46には、PHSと
PSとの間でミクロ相分離が発生する。一方の照射部4
4においては、すでに説明したように橋かけによる反応
が起こっているため相分離が起こらない。
【0052】こうして、図5(e)に示すように、樹脂
層の未照射部46に選択的に相分離構造を発生させるこ
とができる。
【0053】本発明において用いられるポリマーは、ブ
ロック共重合体ポリマーであり、代表的には、−(AA
・・AA)−(BB・・BB)−という構造を有するA
−B型ジブロックコポリマーである。3種以上のポリマ
ー鎖が結合したブロック共重合体を用いてもよく、トリ
ブロック共重合体ポリマーの場合には、A−B−A型、
B−A−B型、またはA−B−C型のいずれでもよい。
さらに、1種または複数種のポリマー鎖が中心から放射
状に延びたスター型のブロック共重合体ポリマーを用い
ることもできる。また、各成分に他構造を有するポリマ
ーが結合したグラフト共重合体ポリマーになっていても
よい。
【0054】さらに、ブロック共重合体ポリマーは、赤
外線、可視光線、紫外線または電離放射線の照射によっ
てミクロ相分離能を選択的に消失または発生するポリマ
ー鎖を含むことが必要である。
【0055】こうしたポリマー鎖としては、例えば、電
離放射線等の照射により架橋して高分子量化するポリマ
ー、または電離放射線等の照射により主鎖が切断されて
低分子量化するポリマーが挙げられる。具体的には、例
えば電離放射線で架橋するポリマーとしては、ポリ(パ
ラクロロスチレン)、ポリアクリル酸クロロエチルエス
テル、およびポリアクリル酸ジクロロプロピルエステル
などが挙げられる。また、電離放射線で主鎖切断が発生
するポリマーとしては、例えばPMMA、PMEA、お
よびポリアルファクロロスチレンなどが挙げられる。
【0056】すでに図1を参照して説明したように、電
離放射線等を照射することによって照射部のポリマー鎖
が切断されて低分子量化することにより、ミクロ相分離
能が選択的に消失する。また、図2を参照して説明した
ように、電離放射線等を照射することによって、照射部
のポリマー鎖が架橋により高分子量化した場合も、ミク
ロ相分離能は選択的に消失する。いずれも場合も、引き
続いて熱アニールを施すことによって、未照射部に選択
的にミクロ相分離構造を発現させることができる。
【0057】本発明においては、ポリマーの側鎖の官能
基を一部または全部修飾することによって、照射により
ミクロ相分離能が選択的に消失または発生するポリマー
鎖を得ることもできる。その際、(1)ポリマー鎖に偏
って保護基を導入すること、(2)予め保護基を100
%導入したポリマー鎖とポリマー鎖を導入していないポ
リマー鎖とを共重合させる方法が挙げられる。例えば、
ポリマー側鎖に結合しているOH基を、酸触媒により脱
離する官能基で保護して、こうしたポリマーを得ること
ができる。官能基としては、1−エトキシエチル基、1
−プロポキシエチル基、1−n−ブトキシエチル基、テ
トラヒドロピラニル基などのアセタール基、ターシャリ
ブトキシカルボニル基、ターシャリブトキシカルボニル
メチル基、およびターシャリブチルエーテルなどが挙げ
られる。
【0058】官能基の導入率は、発現される相分離形態
をコントロールする。例えば、海島構造の場合、10%
〜35%程度の導入率で官能基が導入されていれば、本
発明の目的を達成することができる。
【0059】ポリマー側鎖を修飾した官能基は酸触媒の
作用により脱離するので、上述したようなポリマー鎖を
含むブロック共重合体ポリマーは、系内に酸を発生させ
るための酸発生剤を配合して組成物として用いられる。
酸発生剤は、赤外線、可視光線、紫外線または電離放射
線の照射により酸を発生する化合物であり、オニウム
塩、スルホニル化合物、スルホン酸エステル、および有
機ハロゲン化物等が用いられる。
【0060】オニウム塩としては、CF3SO3 -、p−
CH3PhSO3 -等を対アニオンとするジアゾニウム
塩、スルホニウム塩、およびヨードニウム塩等の塩など
が挙げられる。特に好ましいのは、トリアリルスルホニ
ウム塩、ジアリルヨードニウム塩である。このようなオ
ニウム塩は、化学放射線の照射に対して感度が良好な酸
発生剤である。具体的には、ジフェニルヨードニウム、
4,4−ジブチルフェニルヨードニウム、トリフェニル
スルホニウム等のトリフルオロ酢酸塩、トリフルオロメ
タンスルホン酸塩、およびトルエンスルホン酸塩化合物
が挙げられる。具体的には、ジフェニルヨードニウム、
4、4‘―ジブチルフェニルヨードニウム、トリフェニ
ルスルホニウム等のトリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ
メタンスルホン酸塩、およびトルエンスルホン酸塩化合
物が挙げられる。より具体的な例としては、ジフェニル
ヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジ(パ
ラターシャリブチル)フェニルヨードニウムトリフルオ
ロメタンスルホネート、およびトリフェニルスルホニウ
ムトリフルオロメタンスルホネートなどが挙げられる。
【0061】スルホニル化合物は、化学放射線の照射に
よってスルホン酸を発生する化合物であり、かかる化合
物としては、米国特許第5,348,838号に記載さ
れたものが挙げられる。具体的には、フェニルスルホニ
ルアセトニトリル、ビスフェニルスルホニルメタン、お
よびトリフェニルスルホニルメタンなどが挙げられる。
【0062】スルホン酸エステル化合物の例としては、
ニトロベンジルパラトルエンスルホン酸などが挙げられ
る。
【0063】有機ハロゲン化合物は、化学放射線の照射
によりハロゲン化水素酸を形成する化合物であり、かか
る化合物としては、例えば米国特許第3,515,55
2号、米国特許第3,536,489号に開示されたも
のが挙げられる。具体的には、2,4,6−トリクロロ
メチルトリアジンなどが挙げられる。
【0064】酸発生剤を添加する場合には、その配合量
は、固形分全重量に対して0.01〜20重量%とする
ことが好ましく、0.2〜10重量%の範囲とすること
がより好ましい。
【0065】こうした成分を含有するパターン形成材料
を用いる場合には、すでに図3および図4を参照して説
明したように、電離放射線等を照射することによって、
照射部に酸が発生し、この酸の作用により保護基が脱離
する。保護基が脱離して照射部のポリマーの組成が単一
になると、ミクロ相分離能は照射部で選択的に消失す
る。一方、保護基が脱離してポリマー鎖間の極性の差が
大きくなると、照射部においてミクロ相分離能が選択的
に発生する。引き続いて熱アニールを施すことによっ
て、所定の領域にミクロ相分離構造を選択的に発現させ
ることができる。
【0066】またさらに、酸発生剤と架橋剤との作用に
よって架橋するポリマーを、照射によりミクロ相分離能
が選択的に消失するポリマー鎖として用いることもでき
る。すでに図5を参照して説明したように、電離放射線
等を照射することによって、照射部に酸が発生し、この
酸と架橋剤との作用により照射部のポリマー鎖が架橋す
る。その結果、ミクロ相分離能は照射部において選択的
に消失する。引き続いて熱アニールを施すことにより、
未照射部に選択的にミクロ相分離構造を発現させること
ができる。
【0067】この場合、添加される架橋剤としては、ヘ
キサトリメトキシメラミンなどのメラミン系化合物やト
リヒドロキシイソプロピルベンゼン、およびビス(1ヒ
ドロキシ,2,6ヒドロキシメチル)メタンなどが挙げ
られる。
【0068】架橋剤の配合量は、固形分全重量に対して
0.01〜20重量%とすることが好ましく、0.1〜
15重量%とすることがより好ましい。
【0069】本発明に用いられるブロック共重合体ポリ
マーは、種々の重合方法により合成することができる
が、最も好ましい方法はリビング重合法である。リビン
グアニオン重合法またはリビングカチオン重合法では、
まず、1種のモノマーをアニオンまたはカチオンを生成
する重合開始剤により重合させる。次いで、他のモノマ
ーを逐次的に添加することによって、ブロック共重合体
ポリマーを合成することができる。
【0070】得られるポリマーの分子量は、重量平均分
子量(Mw)で1000〜1,000,000程度であ
ることが望ましいが、これに限定されるものではない。
重量平均分子量が過剰に大きい場合には、溶剤への溶解
性が低下して塗布特性が低下するので、200,000
以下とすることがより好ましい。
【0071】すでに説明したように、本発明に用いられ
る共重合ポリマーは、特定のポリマー鎖を有しているこ
とが必要である。こうしたポリマー鎖は、共重合ポリマ
ー中に体積分率で5%〜95%程度含有されることが好
ましい。5%未満の場合には、2つの共重合ポリマーが
1つのポリマーのように振る舞い、有効な島構造が発現
できない。一方、95%を越えると一方のポリマー分率
が5%以下になるため、ミクロ相分離構造を発現するこ
とができない。
【0072】共重合ポリマーとして含有され得る他のポ
リマーの組み合わせとしては、例えば、ポリαクロロス
チレンとPMMA、ポリαクロロスチレンとポリブタジ
エン、およびポリαクロロスチレンとPMAなどが挙げ
られる。これらは、照射量に違いはあるが、電離放射線
を照射することによって、片方または双方のポリマーが
分解/架橋する。
【0073】こうした共重合体ポリマーを用いて本発明
により、海島構造、ドット構造、シリンダー構造、バイ
コンテニアス構造あるいはラメラ構造など、種々の構造
のミクロ相分離を形成することができる。共重合体ポリ
マーの組成を変えることによって、その後の用途に望ま
しい構造を得ることができる。例えば、50:50の組
成比のときにはラメラ構造が出現する。また、組成比の
調整に、若干のホモポリマーを添加することも有効であ
るが、この量は10%以下にすることが望ましい。
【0074】上述したような共重合ポリマーは、必要に
応じて酸発生剤あるいは架橋剤を加え、溶剤に溶解して
溶液として用いられる。溶剤は特に限定されず、ケトン
系溶剤、エステル系溶剤、およびセロソルブ系溶剤等が
挙げられる。
【0075】得られたポリマー溶液を、Siウェハー等
の所定の基板に塗布して樹脂層を形成する。Si、Si
N、GaAs、CrO2、SiO2、石英、アルカリガラ
ス、CuやAlなどの金属、ポリイミドなどの熱硬化性
樹脂、PTFE等を基板として用いることもできる。
【0076】樹脂層の膜厚は、電離放射線の散乱を考慮
して任意に設定することができる。具体的には、加速電
圧が100keVの場合には2000nm以下、50k
eVの場合には1000nm以下、10keVの場合に
は400nm以下、5keVの場合には150nm以
下、1keVの場合には50nm以下とすることができ
る。また、相分離後にエッチングマスクとして用いて基
板に相分離パターンを転写する場合には、樹脂層の膜厚
は、形成するミクロ相分離構造のドメインの大きさと同
程度か、やや厚く設定することが望ましい。なお、ドメ
インとは、海島構造の場合には島の直径、シリンダー構
造の場合にはシリンダーの直径である。具体的には、樹
脂層の厚みはドメインの大きさの0.5〜2.5倍、さ
らには0.8〜1.5倍とすることが好ましい。
【0077】形成された樹脂層の所定の領域に、赤外
線、可視光線、紫外線または電離放射線を照射するに当
たっては、その照射量やピッチは、適宜選択することが
できる。例えば、PS−PMMAの主鎖切断型の場合、
数百μC/cm2程度の照射量が好ましい。
【0078】照射後の樹脂層には、ミクロ相分離を誘引
するためにアニール処理が施される。その温度は、共重
合体ポリマーのガラス転移温度より高い温度で行なうこ
とが望ましい。あるいは、共重合体ポリマーを溶融し、
ホットプレス法、射出成形法、トランスファーアニール
法などの方法によって、所望の形状に成形した後、アニ
ールしてミクロ相分離構造を形成することもできる。
【0079】こうして形成されたミクロ相分離構造中の
島相やシリンダー相を選択的に除去して薄膜を多孔質化
し、残りの相からなる多孔質化した薄膜をエッチングマ
スクとして用いて基板をエッチングすることもできる。
【0080】これによって、除去された相の真下にある
基板の領域が選択的にエッチングされる。例えば海島構
造の場合には、島相とほぼ同程度の大きさの穴が多数配
置されたディンプル状の構造が基板に形成される。ま
た、シリンダー構造であれば、シリンダー相の太さと同
程度の幅の溝が並んだストライプ状の構造が基板に形成
される。なお、海島構造において、島相の代わりに海相
を選択的に除去して、島相と同程度の直径を有する多数
の突起が並んだ構造を基板に形成することもできる。
【0081】このようにミクロ相分離構造を得た後、こ
れを多孔質化して基板などに転写するためのエッチング
マスクとして用いる場合には、共重合体ポリマーの間に
エッチング選択比が少なくとも1.1以上あることが望
ましい。こうしたポリマー鎖の組み合わせとしては、例
えば、PSとPMMAとの組み合わせ、および各種保護
基付きのポリヒドロキシスチレン系ポリマーとアクリル
系ポリマーとの組み合わせ等が挙げられる。
【0082】本発明において用いられるブロック共重合
体ポリマーは、ランダム共重合体ポリマーと異なって、
Aポリマー鎖が凝集したA相とBポリマー鎖が凝集した
B相とが空間的に分離した構造(ミクロ相分離構造)を
形成することができる。一般のポリマーブレンドを用い
て得られる相分離(マクロ相分離)においては、2種の
ポリマー鎖が完全に分離できるため最終的に完全に2相
に分かれる。また、マクロ相分離では、揺らぎの発生の
スケールが1μm程度のため、単位セルの大きさは1μ
m以上である。
【0083】これに対して、本発明のようにブロックコ
ポリマーを用いて形成されるミクロ相分離構造において
は、単位セルは、分子鎖の大きさより大きくならず、そ
の大きさは数nm〜数十nmのオーダーである。また、
ミクロ相分離構造は、微細な単位セルが非常に規則的に
配列された形態を示すため、ナノオーダーの構造を容易
に得ることができる。
【0084】本発明は、リソグラフィー技術を用いるこ
とによって、位置制御可能な規則性のあるナノメーター
オーダーのパターンを自己組織的にかつ安価に形成する
ことを可能にした。さらに、本発明により形成されたナ
ノメーターオーダーのパターンをマスクとして用いて、
規則性の高いナノパターンを基板に形成することができ
る。また、本発明からバルクでナノメーターオーダーの
構造を自己組織的に形成させることも可能である。この
場合には、そのまま規則性の高いナノ構造体として用い
ることができる。あるいは、これを鋳型として用いて、
規則性の高い他のナノ構造体を形成することもできる。
【0085】
【発明の実施の形態】以下、具体例を示して本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらの具体例に限定
されることは意図されない。
【0086】(実施例1)リビングアニオン重合法によ
りポリスチレン(PS)−ポリメタクリル酸メチル(P
MMA)とのブロック共重合ポリマー(1)を合成し
た。得られたブロック共重合ポリマー(1)の重量平均
分子量は、PS成分が約10,000、PMMAが約3
0,00であり、分散度は1.05であった。
【0087】ブロック共重合ポリマー(1)を構成する
ポリマー鎖のうち、一方のPMMAは電離放射線の照射
により主鎖が切断するポリマーである。
【0088】このブロック共重合ポリマー(1)を、3
メトキシプロピオン酸メチル(MMP)に溶解してポリ
マー溶液を調製し、得られたポリマー溶液をSiウェハ
ーにキャストした。次いで、110℃で90秒間加熱し
て溶剤を除去し、樹脂層を成膜した。
【0089】形成された樹脂層に対し、EB簡易露光装
置(JEOL製SEM)を用いて、計算上200μC/
cm2の照射量で100nmピッチにライン状照射し
た。照射後の樹脂層は、140℃でアニールを行なっ
た。
【0090】アニール後の樹脂層においては、未照射部
のみにミクロ相分離が発現したことがAFM測定により
確認された。
【0091】さらに、この試料に対して、CF4、0.
01torr、進行波150W、反射波30Wの条件で
リアクティブイオンエッチング(RIE)を行なった。
このエッチング条件では、PMMAが選択的にエッチン
グされ、残存したのみであり、PSのパターンをマスク
として露出した下地もエッチングされていた。
【0092】その後、この試料に対して、O2、0.0
1torr、進行波150W、反射波30Wの条件でア
ッシングを行なって、有機物(PSからなるマスク)を
除去した。
【0093】この結果、Siウェハー上には直径25n
mの穴(深さ20nm)が50nmごとに等間隔に連続
するパターンが形成されていた。
【0094】(実施例2)実施例1と同様の手法によ
り、ポリスチレン(PS)とポリアクリル酸ジクロロプ
ロピルエステル(PACP)との共重合ポリマーを合成
した。得られた共重合ポリマーの重量平均分子量は、P
Sが約10,000、PACPが約32,000であ
り、分散度は1.04であった。
【0095】ここで合成された共重合ポリマーを構成す
るポリマー鎖のうち、一方のPACPは電離放射線の照
射により架橋反応を起こして高分子量化するポリマーで
ある。
【0096】この共重合ポリマーをMMPに溶解してポ
リマー溶液を調製し、得られたポリマー溶液をSiウェ
ハー上に塗布した。次いで、110℃で加熱して溶媒を
除去し、樹脂層を成膜した。
【0097】形成された樹脂層に対し、実施例1と同様
にJEOL製SEMを用いて、80μC/cm2(計算
値)で100nmピッチにライン状に照射した。照射
後、140℃でアニールしたところ、樹脂層の未照射部
にのみミクロ相分離が出現した。
【0098】さらに、実施例1と同様にドライエッチン
グを行ない、その後、アッシング処理によりポリマーを
除去した。その結果、Si基板上には、50nmごとに
深さ20nm幅20nmの溝が2本並ぶ規則的なパター
ンが形成されていた。
【0099】(実施例3)実施例1と同様の手法によ
り、ポリヒドロキシスチレンのOH基をメチル化したも
の(PHSM)とターシャリブチル化したもの(PHS
tB)とのブロック共重合ポリマーを合成した。得られ
た共重合ポリマーの重量平均分子量は、PHSMが5,
000、PHStBが2,000であり、分散度は1.
04であった。
【0100】ここで合成された共重合ポリマーを構成す
るポリマー鎖のうち、PHStBには、酸触媒の作用に
より脱離する置換基としてターシャリブチル基が導入さ
れている。
【0101】このポリマーに、光酸発生剤としての1%
のトリフェニルスルホニウムトリフレートを加え、MM
Pに溶解してポリマー溶液を調製した。得られたポリマ
ー溶液をSiウェハーに塗布し、110℃でベークして
樹脂層を成膜した。
【0102】形成された樹脂層に対し、実施例1と同様
にJEOL製SEMを用いて20μC/cm2の照射量
(計算値)で160nmピッチにライン状に照射した。
照射後、120℃で15分間ベークしたところ、照射部
の色が変わり、膜厚が減少している様子が観察された。
【0103】続いて、170℃でアニールしたところ照
射部のみに80nmごとに、ドット状の相分離構造が発
現していることがAFM測定によって確認された。
【0104】(実施例4)実施例1と同様の手法によ
り、PHSとPHStBとのブロック共重合ポリマーを
合成した。得られた共重合ポリマーの重合平均分子量
は、PHSが12,000、PHStBが4,000で
あり、分散度は1.05であった。
【0105】ここで合成された共重合ポリマーを構成す
るポリマー鎖のうち、PHStBには、酸触媒の作用に
より脱離する置換基としてターシャリブチル基が導入さ
れている。
【0106】このポリマーに、光酸発生剤としての1%
のトリフェニルスルホニウムトリフレートを加え、MM
Pに溶解してポリマー溶液を調製した。得られたポリマ
ー溶液をSiウェハーに塗布し、110℃でベークして
樹脂層を成膜した。
【0107】形成された樹脂層に対し、実施例1と同様
にJEOL製SEMを用いて20μC/cm2の照射量
(計算値)で80nmピッチにライン状に照射した。照
射後、120℃で15分間ベークした。さらに、170
℃でアニールしたところ、未照射部のみに40nmごと
にドット状の相分離構造が出現していることがAFMに
よって観察された。
【0108】(実施例5)実施例1と同様の手法によ
り、ターシャリブチル化ポリヒドロキシスチレン(PH
StB)とポリメタクリル酸(PMA)との共重合ポリ
マーを合成した。得られた共重合ポリマーの重量平均分
子量は、PHStBが10,000、PMAが40,0
00であり、分散度は1.06であった。
【0109】ここで合成された共重合ポリマーを構成す
るポリマー鎖のうち、PHStBには、酸触媒の作用に
より脱離する置換基としてターシャリブチル基が導入さ
れている。
【0110】このポリマーに、光酸発生剤としての1%
のトリフェニルスルホニウムトリフレートを加え、MM
Pに溶解してポリマー溶液を調製した。得られたポリマ
ー溶液をSiウェハーに塗布し、110℃でベークして
樹脂層を成膜した。
【0111】形成された樹脂層に対し、実施例1と同様
にJEOL製SEMを用いて20μC/cm2の照射量
(計算値)で80nmピッチにライン状に照射した。照
射後、120℃で15分間ベークした。さらに、150
℃でアニールした結果、未照射部のみに40nmごとに
ドット状の相分離構造が出現していることがAFMによ
って観察された。
【0112】次いで、約0.5%のアルカリ水溶液で洗
浄したところ、照射部のみがアルカリ現像液に溶解し
た。残存した未照射部をマスクとして用いて、実施例1
と同様にドライエッチングを行ない、その後、アッシン
グ処理によりポリマーを除去した。
【0113】その結果、照射部の真下にあるSi基板の
領域は一様にエッチングされ、未照射部の真下にあるS
i基板の領域には、40nmごとに高さ20nm直径2
0nmのピラーが2本並ぶ規則的なパターンが発生し
た。
【0114】(実施例6)実施例1と同様の手法によ
り、PHSとポリアクリル酸メチル(PMA)との共重
合ポリマーを合成した。得られた共重合ポリマーの重合
平均分子量は、PHSが10,000、PMAが30,
000であり、分散度は1.04であった。
【0115】ここで合成された共重合ポリマーを構成す
るポリマー鎖のうち、PHSは、酸触媒と架橋剤との作
用により架橋する。
【0116】このポリマーに、光酸発生剤としての3%
のトリフェニルスルホニウムトリフレートを加え、さら
に、架橋剤としてのヘキサトリメトキシメラミン5%を
加えて、MMPに溶解させてポリマー溶液を調製した。
得られたポリマー溶液をSiウェハーに塗布し、110
℃でベークして樹脂層を成膜した。
【0117】形成された樹脂層に対し、実施例1と同様
にJEOL製SEMを用いて20μC/cm2の照射量
(計算値)で100nmピッチにライン状に照射した。
照射後、120℃で15分間ベークした。さらに、17
0℃でアニールした。
【0118】その後、実施例1と同様にドライエッチン
グを行ない、次いで、アッシングによってポリマーを除
去した。その結果、未照射部の真下にあるSi基板の領
域のみに、50nmごとに規則的な直径15nm深さ2
0nmの穴が2列出現していることが観察された。
【0119】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、均
一な構造を有するとともに規則性のあるナノオーダーの
パターンを、安価にかつ高度に位置制御して形成可能な
パターン形成方法が提供される。また本発明によれば、
均一な構造を有し規則性のあるナノオーダーのパターン
の形成に好適に用いられるパターン形成材料が提供され
る。さらに本発明によれば、均一な構造を有するととも
に規則性のあるナノオーダーのパターンを、安価にかつ
高度に位置制御して形成可能な電子部品の製造方法が提
供される。
【0120】本発明を用いることによって、10ギガビ
ット/平方センチ以上の記録密度を有するハードディス
ク用磁気記録媒体、電気化学セル、太陽電池、光電変換
素子、発光素子、ディスプレー、光変調素子、誘起FE
T素子、キャパシタ、および精密フィルターなどを安価
に製造することが可能となり、その工業的価値は絶大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるナノパターン形成方法の一例を
表わす工程断面図。
【図2】本発明にかかるナノパターン形成方法の他の例
を表わす工程断面図。
【図3】本発明にかかるナノパターン形成方法の他の例
を表わす工程断面図。
【図4】本発明にかかるナノパターン形成方法の他の例
を表わす工程断面図。
【図5】本発明にかかるナノパターン形成方法の他の例
を表わす工程断面図。
【符号の説明】
1,11,21,31,41…基板 2,12,22,32,42…樹脂層 3,13,23,33,43…電子線 4,14,24,34,44…照射部 5,15,25,35,45…熱 6,16,26,36,46…未照射部
フロントページの続き (72)発明者 後河内 透 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2H025 AA02 AB13 AB14 AB16 AB17 AC01 AC04 AC06 AC08 AD01 AD03 BE00 BE10 BH04 CB14 CB16 FA12 FA19 2H096 AA27 AA28 BA20 EA02 FA01 FA10 HA23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、共重合ポリマーを含む樹脂層
    を形成する工程と、 前記樹脂層の所定の領域に赤外線、可視光線、紫外線ま
    たは電離放射線を照射する工程と、 前記照射後の樹脂層に熱アニール処理を施して、前記樹
    脂層の照射部または未照射部にミクロ相分離構造を発現
    させる工程とを具備することを特徴とするナノパターン
    形成方法。
  2. 【請求項2】 前記熱アニール処理により、前記樹脂層
    の未照射部に前記ミクロ相分離構造を発現させることを
    特徴とする請求項1に記載のナノパターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記熱アニール処理により、前記樹脂層
    の照射部に前記ミクロ相分離構造を発現させることを特
    徴とする請求項1に記載のナノパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記共重合ポリマーは、照射により切断
    または架橋するポリマー鎖を含み、前記樹脂層の照射部
    において、前記共重合ポリマーの前記ポリマー鎖の一部
    または全てを切断または架橋させることにより、前記樹
    脂層の未照射部に前記ミクロ相分離構造を発現させるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のナノパターン形成方
    法。
  5. 【請求項5】 前記共重合ポリマーは、酸触媒の作用に
    より架橋または脱離する置換基を側鎖に有するポリマー
    鎖を含み、前記樹脂層の照射部において、前記ポリマー
    鎖の前記置換基の一部または全てを、酸触媒の作用によ
    り架橋または脱離させることによって、前記樹脂層の未
    照射部に前記ミクロ相分離構造を発現させることを特徴
    とする請求項2に記載のナノパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 前記共重合ポリマーは、酸触媒の作用に
    より脱離する置換基を側鎖に有するポリマー鎖を含み、
    前記樹脂層の照射部において、前記ポリマー鎖の前記置
    換基の一部または全てを酸触媒の作用により脱離させる
    ことによって、前記樹脂層の照射部に前記ミクロ層分離
    構造を発現させることを特徴とする請求項3に記載のナ
    ノパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 2種以上の異なるポリマー鎖を有するブ
    ロック共重合体ポリマーを含有し、前記ブロック共重合
    体ポリマーは、赤外線、可視光線、紫外線または電離放
    射線の照射によってミクロ相分離能を選択的に消失また
    は発生するポリマー鎖を含むことを特徴とするナノパタ
    ーン形成材料。
  8. 【請求項8】 赤外線、可視光線、紫外線または電離放
    射線の照射により酸を発生する化合物をさらに含有する
    ことを特徴とする請求項7に記載のナノパターン形成材
    料。
  9. 【請求項9】 酸触媒の作用によりOH基同士を架橋さ
    せる化合物をさらに含有することを特徴とする請求項8
    に記載のナノパターン形成材料。
  10. 【請求項10】 前記ブロック共重合体ポリマーは、酸
    触媒の作用により脱離する極性基を側鎖に有するポリマ
    ー鎖を含むことを特徴とする請求項8に記載のナノパタ
    ーン形成材料。
  11. 【請求項11】 基板上に、共重合ポリマーを含有する
    樹脂層を形成する工程と、 前記樹脂層の所定の領域に赤外線、可視光線、紫外線ま
    たは電離放射線を照射する工程と、 前記照射後の樹脂層に熱アニール処理を施して、前記樹
    脂層の照射部または未照射部にナノパターンのミクロ相
    分離構造を発現させる工程と、 前記ミクロ相分離構造が形成された樹脂層の照射部また
    は未照射部を選択的に除去して多孔質化し、エッチング
    マスクを得る工程、 前記エッチングマスクを用いて前記基板を加工すること
    により、前記ナノパターンを前記基板に転写する工程と
    を具備することを特徴とする電子部品の製造方法。
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