JP2002286046A - 等速自在継手 - Google Patents

等速自在継手

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JP2002286046A
JP2002286046A JP2001090813A JP2001090813A JP2002286046A JP 2002286046 A JP2002286046 A JP 2002286046A JP 2001090813 A JP2001090813 A JP 2001090813A JP 2001090813 A JP2001090813 A JP 2001090813A JP 2002286046 A JP2002286046 A JP 2002286046A
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ring
leg shaft
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inner peripheral
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JP2001090813A
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English (en)
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Fumihiro Isobe
史浩 磯部
Tetsuo Kadota
哲郎 門田
Tatsuro Sugiyama
達朗 杉山
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性の向上及び誘起スラストの低減を図る
と共に、脚軸やリングの強度向上および加工コストの低
減を図ることにある。 【解決手段】 内周部に軸方向の三本のトラック溝4が
形成され、各トラック溝4の両側にそれぞれ軸方向のロ
ーラ案内面5を有する外側継手部材1と、半径方向に突
出した三本の脚軸6を有するトリポード部材2と、前記
外側継手部材1のトラック溝4に収容されたローラ9
と、前記脚軸6に外嵌して前記ローラ9を回転自在に支
持するリング7とを備え、前記ローラ9がローラ案内面
5に沿って外側継手部材1の軸方向に移動可能な等速自
在継手において、前記脚軸6の外周面が凸球面状であっ
て前記リング7の内周面を円筒面状とし、かつ、その内
周面にリング7と脚軸6との間の相対的な軸方向変位を
制限する突起11を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、航空機、
船舶や各種産業機械などの動力伝達部に用いられる等速
自在継手、特に、トリポード型等速自在継手に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のエンジンから車輪に回
転力を等速で伝達する手段として使用される等速自在継
手の一種にトリポード型等速自在継手がある。このトリ
ポード型等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結
してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝
達し、しかも、軸方向の相対変位をも許容することがで
きる構造を備えている。
【0003】一般的に、前記トリポード型等速自在継手
は、内周部に軸方向の三本のトラック溝が形成され、各
トラック溝の両側にそれぞれ軸方向のローラ案内面を有
する外側継手部材と、半径方向に突出した三本の脚軸を
有するトリポード部材と、そのトリポード部材の脚軸と
前記外側継手部材のローラ案内面との間に回転自在に収
容されたローラとを主要な部材として構成される。前記
二軸の一方が外側継手部材に連結され、他方がトリポー
ド部材に連結される。
【0004】このようにトリポード部材の脚軸と外側継
手部材のローラ案内面とがローラを介して二軸の回転方
向に係合することにより、駆動側から従動側へ回転トル
クが等速で伝達される。また、各ローラが脚軸に対して
回転しながらローラ案内面上を転動することにより、外
側継手部材とトリポード部材との間の相対的な軸方向変
位や角度変位が吸収される。
【0005】このトリポード型等速自在継手には、前記
ローラを複数の針状ころを介して脚軸の外周面に装着し
た構造のものがあるが、外側継手部材とトリポード部材
とが作動角をとりつつ回転トルクを伝達する際、脚軸の
傾きに伴って各ローラとローラ案内面とが互いに斜交し
た状態となるので、両者の間に滑りが生じ、その際の摺
動抵抗によって各ローラの円滑な転動が妨げられて誘起
スラストが大きくなるという問題がある。また、各ロー
ラとローラ案内面との間の摺動抵抗によって、外側継手
部材とトリポード部材とが軸方向に相対変位する際のス
ライド抵抗が大きくなるという問題がある。
【0006】なお、誘起スラストとは、等速自在継手が
回転中にある角度でトルクが負荷されたときに、その継
手内部の摩擦により発生するスラスト力をいい、トリポ
ード型の場合は、主として三次成分として強く現出す
る。また、スライド抵抗とは、トリポード型等速自在継
手のように摺動式継手で、外側継手部材とトリポード部
材が互いに摺動する時に発生する軸方向摩擦力の大きさ
のことをいう。
【0007】前記ローラとローラ案内面とが斜交状態と
なる問題を解消して、誘起スラストやスライド抵抗の低
減を図るため、脚軸に対するローラの傾動および軸方向
変位を自在とするローラ機構を備えたトリポード型等速
自在継手が種々提案されている。この種のトリポード型
等速自在継手として、脚軸の外周面を凸球面状に形成す
ると共に、ローラを複数の針状ころを介してリングに回
転可能に組み付けてローラ機構(ローラアッセンブリ)
を構成し、リングの円筒状の内周面を脚軸の凸球面状の
外周面に外嵌した構成が知られている(特公平7−11
7108号公報)。この構成によれば、リングの円筒状
の内周面と脚軸の凸球面状の外周面との間の滑りによっ
て、脚軸に対するローラ機構の傾動および軸方向変位が
自在となることから、ローラとローラ案内面とが斜交状
態となることを回避することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特公平7−
117108号公報に開示されたトリポード型等速自在
継手では、脚軸に対するローラ機構の傾動および軸方向
変位を、リングの円筒状の内周面と脚軸の凸球面状の外
周面との間の滑りによって実現している。そのため、両
者の内外周面での摩耗がはげしく耐久性の低下を招来す
る。また、外側継手部材とトリポード部材が互いに摺動
する時に発生する軸方向摩擦力によりローラ機構が傾動
する作用で誘起スラストが大きくなる虞がある。
【0009】この問題を解消するため、トリポード部材
の脚軸の外周面が凸球面状であるのに対して、リングの
内周面を凹球面状として脚軸の外周面と面接触させるよ
うにした構成のトリポード型等速自在継手が知られてい
る(特開2000−170784)。このような構成と
したことにより、リングの内周面と脚軸の外周面との間
での軸方向変位を拘束し、リングの外周面と針状ころと
の間で軸方向変位させるようにしている。つまり、脚軸
に対するローラ機構の傾動を、リングの内周面と脚軸の
外周面との間の滑りによって実現し、脚軸に対するロー
ラ機構の軸方向変位を、リングの外周面と針状ころとの
間の滑りによって実現することにより、耐久性の向上お
よび誘起スラストの低減を図っている。
【0010】しかしながら、特開2000−17078
4で開示されたトリポード型等速自在継手では、リング
の内周面を凹球面状に形成して脚軸の外周面と面接触さ
せている。そのため、トリポード部材が作動角をとる
と、針状ころとの間の滑りでもってリングがローラに対
して脚軸と共に軸方向に移動して脚軸とリングとが近接
した位置関係にあり、脚軸の首部とリングの内周面との
間で干渉が生じやすくなっている。この干渉を防止する
ためには、脚軸の首部の外径を小さくしなければなら
ず、脚軸首部の外径が制約を受け、脚軸の強度低下を招
来するという問題がある。また、等速自在継手の組立
上、トリポード部材の脚軸をリングに嵌め合わせるため
に、そのリングに入れ溝を加工するなどしなければなら
ず、リングの強度低下や加工コストの上昇を招来すると
いう問題がある。
【0011】そこで、本発明は前記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、耐久性の向上
および誘起スラストの低減を図ると共に、脚軸やリング
の強度向上および加工コストの低減を図り得る等速自在
継手を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、内周部に軸方向の三本
のトラック溝が形成され、各トラック溝の両側にそれぞ
れ軸方向のローラ案内面を有する外側継手部材と、半径
方向に突出した三本の脚軸を有するトリポード部材と、
前記外側継手部材のトラック溝に収容されたローラと、
前記脚軸に外嵌して前記ローラを回転自在に支持するリ
ングとを備え、前記ローラがローラ案内面に沿って外側
継手部材の軸方向に移動可能な等速自在継手において、
前記脚軸の外周面が凸球面状であって前記リングの内周
面を円筒面状とし、かつ、その内周面にリングと脚軸と
の間の相対的な軸方向変位を制限する突起を設けたこと
を特徴とする。
【0013】脚軸の外周面を凸球面状とするのに対して
リングの内周面を円筒面状とし、かつ、その内周面にリ
ングと脚軸との間の相対的な軸方向変位を制限する突起
を設けたことにより、この突起がリングと脚軸との間の
相対的な軸方向変位を拘束する。外側継手部材に対して
トリポード部材が作動角をとったとき、リングの外周面
とローラとの間で軸方向変位させるようにしている。つ
まり、脚軸に対するローラの傾動を、リングの内周面と
脚軸の外周面との間の滑りによって実現し、脚軸に対す
るローラの軸方向変位を、リングの外周面とローラとの
間の滑りによって実現することにより、耐久性の向上お
よび誘起スラストの低減を図る。また、従来のようにリ
ングの内周面を凹球面状とすることなく、円筒面状とし
ていることで、脚軸とリングとの干渉を抑制することが
でき、脚軸首部の外径の制約が緩和されることから、脚
軸やリングの強度向上および加工コストの低減を図り得
る。なお、「脚軸首部」とは、脚軸の根元部位で外径が
小さい縊れた部分を意味する。
【0014】前記ローラを回転自在にリングに支持する
には、そのローラとリングとの間に複数の転動体を配置
すればよい。この場合、前記ローラ、転動体およびリン
グをユニット化したローラ機構(ローラアッセンブリ)
を構成することが可能である。前記転動体としては、針
状ころを使用することが望ましい。
【0015】前記転動体は前記ローラ又はリングのいず
れか一方に保持された構成とすればよい。転動体をロー
ラに保持した構成とすれば、脚軸に対するローラの軸方
向変位を、リングと転動体との間の滑りによって実現す
ることになる。また、転動体をリングに保持した構成と
すれば、脚軸に対するローラの軸方向変位を、ローラと
転動体との間の滑りによって実現することになる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係るトリポード型等速自
在継手の実施形態を以下に詳述する。
【0017】図1ないし図5に示す実施形態のトリポー
ド型等速自在継手は、外側継手部材1とトリポード部材
2とローラ機構3(ローラアッセンブリ)とで主要部が
構成され、駆動側と従動側で連結すべき二軸の一方が外
側継手部材1に連結され、他方がトリポード部材2に連
結されて作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し、
しかも、軸方向の相対変位をも許容することができる構
成を備えている。
【0018】図5に示す外側継手部材1は、一端が開口
し、他端が閉塞した略円筒カップ状をなし、その他端に
一方の軸(図示せず)が一体的に設けられ、内周部に軸
方向の三本のトラック溝4が中心軸の周りに120°間
隔で形成されている。各トラック溝4は、その円周方向
で向かい合った側壁にそれぞれ凹曲面状のローラ案内面
5が軸方向に形成されている。図1に示すトリポード部
材2は、半径方向に突出した三本の脚軸6を有し、他方
の軸(図示せず)にセレーション(スプライン)嵌合に
より保持されている。図1ないし図3に示すローラ機構
3は、前記脚軸6の外周面に外嵌されたリング7と、転
動体である複数の針状ころ8と、外周面がローラ案内面
5に適合した凸曲面状のローラ9とがアッセンブリ(ユ
ニット化)され、前記トリポード部材2の脚軸6と外側
継手部材1のローラ案内面5との間に回転自在に収容さ
れている。
【0019】ローラ9の外周面は脚軸6の軸線から半径
方向に離れた位置に曲率中心を有する円弧を母線とする
凸曲面であり、ローラ案内面5の断面形状は二つの曲率
半径からなるゴシックアーチ状をなし、これにより、ロ
ーラ9の外周面とローラ案内面5とをアンギュラ接触さ
せている(図2参照)。このローラ9の外周面とローラ
案内面5とのアンギュラ接触によりローラ9が振れにく
くなるために姿勢の安定化が図れる。
【0020】前記ローラ9を回転自在にリング7に支持
するため、そのローラ9とリング7との間に複数の転動
体である針状ころ8を配置している。これら針状ころ8
は、ローラ9の内周面に形成された環状凹溝10に収納
することにより保持されている。但し、針状ころ8は、
ローラ9またはリング7のいずれか一方に保持されてい
ればよく、それによって、リング7、ローラ9および針
状ころ8が軸方向に相対移動することを規制している。
なお、針状ころ8の保持手段としては、ワッシャや止め
輪などを利用することも可能である。針状ころ8をロー
ラ9に保持した構成とすれば、脚軸6に対するローラ9
の軸方向変位を、リング7と針状ころ8との間の滑りに
よって実現することになり、また、針状ころ8をリング
7に保持した構成とすれば、脚軸6に対するローラ9の
軸方向変位を、ローラ9と針状ころ8との間の滑りによ
って実現することになる。
【0021】前記トリポード部材2の脚軸6の外周面は
凸球面状に形成されているのに対して、その脚軸6の外
周面に外嵌されるリング7の内周面を円筒面状とし、か
つ、リング7と脚軸6との間の相対的な軸方向変位を制
限する突起11を形成する(図4参照)。前記脚軸6の
外周面はその軸線上に曲率中心を配置した凸球面状と
し、また、脚軸6の軸線に垂直な面に沿う断面形状は真
円形状とする。
【0022】リング7の内周面の突起11は、例えば5
0μm程度の高さを有するものとし、リング7が脚軸6
の軸方向変位を拘束し得る形状であればよく、その形状
は任意である。例えば、図6(a)に示す突起11a
は、リング7の内周面の軸方向端縁から内側に入り込ん
だ位置に形成された凸状のもので、同図(b)に示す突
起11bは、内側がほぼ垂直に起立し、外側がテーパ状
に傾斜した形状のもので、同図(c)に示す突起11c
は、リング7の内周面の軸方向端縁まで凸状に形成した
ものである。また、突起11は、リング7の内周面の全
周に亘って環状に形成する以外に、部分的に形成するこ
とも可能である。リング7は脚軸6に圧入され、突起1
1は常に脚軸6に接している。
【0023】この実施形態のトリポード型等速自在継手
では、脚軸6の外周面を凸球面状とするのに対してリン
グ7の内周面を円筒面状とし、リング7と脚軸6との間
の相対的な軸方向変位を制限する突起11を形成したこ
とにより、リング7は脚軸6に対して傾動のみすること
ができる。外側継手部材1に対してトリポード部材2が
作動角をとったとき、リング7の外周面とローラ9との
間で軸方向変位させるようにしている。つまり、脚軸6
に対するローラ9の傾動を、リング7の内周面と脚軸6
の外周面との間の滑りによって実現し、脚軸6に対する
ローラ9の軸方向変位を、リング7の外周面と針状ころ
8との間の滑りによって実現し、耐久性の向上および誘
起スラストの低減を図る。
【0024】また、従来のようにリング7の内周面を凹
球面状とすることなく、円筒面状とすることで、脚軸6
とリング7との干渉を抑制することができ、脚軸首部1
2の外径の制約が緩和されることから、脚軸6やリング
7の強度向上および加工コストの低減を図り得る。ここ
で、前記脚軸6とリング7との干渉および脚軸首部12
の外径の制約緩和について、図7および図8に示す二つ
のタイプの等速自在継手に基づいて説明する。脚軸6の
外周面を凸球面状としているのに対して、図7ではリン
グ7’の内周面を凹球面状とし、図8ではリング7の内
周面を円筒面状としている。
【0025】図7および図8において、Rは脚軸6’,
6の外周面に形成された凸球面の曲率半径、rはリング
7’,7の内周面における開口半径、hはリング7’,
7の軸方向幅寸法、dは脚軸6’,6の首部12’,1
2の半径、δはリング7’,7の内周面と脚軸6’,6
とのクリアランス、αは脚軸6’,6とリング7’,7
との組み付け角度で、等速自在継手の作動角度よりも大
きく設定されている。図7の等速自在継手において、リ
ング7’の内周面と脚軸6’とが干渉しないための条件
(δ>0)は、d<rcosα−(h/2)sinαで表され
る。
【0026】これに対して、図8に示す実施形態の等速
自在継手において、リング7の内周面と脚軸6とが干渉
しないための条件(δ>0)は、d<Rcosα−(h/
2)sinαで表される。ここで、Rは、R={r2+(h
/2)21/2によって与えられる。
【0027】上式に基づいて、h=6、R=10、α=
25°で計算した結果、図7の等速自在継手では、脚軸
6’の首部12’の外径が14.76mmであったのに
対して、図8の実施形態の等速自在継手では、脚軸6の
首部12の外径が15.59mmとなり、脚軸6とリン
グ7との干渉を抑制することができ、脚軸首部12の外
径の制約が緩和できることが確認されている。また、脚
軸中心の振れまわりについて考慮すれば、脚軸首部の外
径の制約はさらに緩和される。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、脚軸の外周面を凸球面
状とするのに対してリングの内周面を円筒面状とし、そ
の内周面にリングと脚軸との間の相対的な軸方向変位を
制限する突起を形成したことにより、この突起がリング
に対する脚軸の軸方向変位を拘束する。外側継手部材に
対してトリポード部材が作動角をとったとき、脚軸に対
するローラの傾動を、リングの内周面と脚軸の外周面と
の間の滑りによって実現し、脚軸に対するローラの軸方
向変位を、リングの外周面とローラとの間の滑りによっ
て実現することにより、耐久性の向上および誘起スラス
トの低減を図る。また、従来のようにリングの内周面を
凹球面状とすることなく、円筒面状とすることで、脚軸
とリングとの干渉を抑制することができ、脚軸首部の外
径の制約が緩和されることから、脚軸やリングの強度向
上および加工コストの低減を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態で、トリポード型等速自在継
手の一部断面部分を含む横断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図1における脚軸およびローラ機構の軸線に垂
直な横断面図である。
【図4】図1におけるリングを示す斜視図である。
【図5】図1の等速自在継手の作動角をとった状態を示
す縦断面図である。
【図6】(a)(b)(c)はリングの内周面に形成し
た突起についての三例を示す部分断面図である。
【図7】内周面を凹球面状としたリングを脚軸に組み付
ける場合の設定条件を説明するための模式図である。
【図8】内周面を円筒面状としたリングを脚軸に組み付
ける場合の設定条件を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 外側継手部材 2 トリポード部材 4 トラック溝 5 ローラ案内面 6 脚軸 7 リング 8 転動体(針状ころ) 9 ローラ 11 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 達朗 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周部に軸方向の三本のトラック溝が形
    成され、各トラック溝の両側にそれぞれ軸方向のローラ
    案内面を有する外側継手部材と、半径方向に突出した三
    本の脚軸を有するトリポード部材と、前記外側継手部材
    のトラック溝に収容されたローラと、前記脚軸に外嵌し
    て前記ローラを回転自在に支持するリングとを備え、前
    記ローラがローラ案内面に沿って外側継手部材の軸方向
    に移動可能な等速自在継手において、 前記脚軸の外周面が凸球面状であって前記リングの内周
    面を円筒面状とし、かつ、その内周面にリングと脚軸と
    の間の相対的な軸方向変位を制限する突起を設けたこと
    を特徴とする等速自在継手。
  2. 【請求項2】 前記ローラとリングとの間に複数の転動
    体が配置され、前記ローラが転動体を介して前記リング
    に回転自在に支持されていることを特徴とする請求項1
    に記載の等速自在継手。
  3. 【請求項3】 前記転動体が前記ローラ又はリングのい
    ずれか一方に保持されていることを特徴とする請求項2
    に記載の等速自在継手。
  4. 【請求項4】 前記転動体が針状ころであることを特徴
    とする請求項2又は3に記載の等速自在継手。
JP2001090813A 2001-03-27 2001-03-27 等速自在継手 Withdrawn JP2002286046A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200048415A (ko) 2018-10-30 2020-05-08 현대위아 주식회사 트라이포드 등속조인트

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