JP2002285590A - 中水設備 - Google Patents

中水設備

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JP2002285590A JP2001226630A JP2001226630A JP2002285590A JP 2002285590 A JP2002285590 A JP 2002285590A JP 2001226630 A JP2001226630 A JP 2001226630A JP 2001226630 A JP2001226630 A JP 2001226630A JP 2002285590 A JP2002285590 A JP 2002285590A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】雨水を除く浴室排水等再利用可能な排水を回収
し、流入口から貯水タンク内に流入させて貯溜し、利用
先に供給するようになした中水設備において、小流量且
つ弱い水勢で流入して来る比較的汚濁度の高い排水につ
いてはそのまま外部に流出させ、また一方大流量且つ強
い水勢で流入して来る汚濁度の低い排水についてはこれ
を貯水タンクへと投入するようにする。 【解決手段】流入口12からの流入水の一部又は全体を
流出口14で受けて外部に流出させるようになし且つ流
入口12及び流出口14を、流入口12から大流量且つ
強い水勢で流入し落下する水については流出口14を飛
び越えて貯水タンク10内部に落下させる一方、小流量
且つ弱い水勢で流入する水についてはそのまま流出口1
4に落下させて外部に流出するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は雨水や浴室排水等
の再利用可能な排水を回収して貯水タンク内に貯溜し、
これを中水として各種利用先に、例えばトイレの洗浄水
として、或いは洗車用の水として、更にはまた庭の散水
用の水等として供給するための中水設備に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、雨水や浴室排水等の再利用可能な
排水を回収して貯水タンク内に貯溜し、そしてその貯溜
水(中水)をトイレの洗浄水として、或いは洗車用の水
として、更にはまた庭の散水用の水等として各種利用先
に供給するといったことが考えられている。
【0003】図14はこの種中水設備として考えられて
いるものの例を示している。同図において200は貯水
タンクで、202は流入口、204は貯水タンク200
内の余剰の水を外部に流出させるための流出口である。
【0004】206は貯水タンク200内に設けられた
仕切壁で、この仕切壁206により貯水タンク200内
部が上水室208と貯水室210とに区画されている。
ここで上水室208は供給管216を通じて供給された
上水を貯えておく部分である。
【0005】この上水室208は、土中に埋め込まれた
貯水タンク200内部が全体的に空になると強い土圧の
作用で変形したり損傷したりする恐れがあることから、
常に上水を貯えておくことによってそうした不具合を生
じないようにする働きを有する。尚、供給管216上に
は開閉弁218が設けてあり、その開閉弁218の開閉
により、供給管216を通じて上水の供給及び供給停止
がなされる。
【0006】212は貯水室210内の貯溜水(中水)
を汲み出すためのポンプで、このポンプ212により貯
水室210内の貯溜水が配管214を通じて各種利用先
に供給され、トイレの洗浄水として、或いは洗車用の水
として、更にはまた庭の散水用の水等として利用され
る。
【0007】この中水設備は、雨水或いは生活排水の内
トイレからの汚水,台所からの排水を除いた比較的汚濁
度の低い排水を再利用可能な排水として回収し、これを
中水として各種利用先に供給する。
【0008】ところで、例えば一口に浴室排水といって
もこれには浴槽内の残り湯の排水,洗い場からの排水等
が含まれている。而して前者の排水は汚濁度が低いが、
後者の排水には石鹸等が含まれていて比較的汚濁度が高
い。
【0009】更にはまた、浴室からは浴槽や洗い場を洗
ったときの洗剤を含む水,濯ぎ水等が排出されたり、或
いは浴槽の残り湯を洗濯水として使った後の浴槽下部に
残った湯垢,ごみ等を多く含んだ水が排出されたり、或
いはまた浴槽内で使用した風呂釜洗浄剤,その際に除去
された汚れを含む水も排出される。これらの排水もまた
比較的汚濁度の高い排水である。
【0010】従ってこれらの排水全てが貯水タンクに流
入すると、中水として利用するための浄化処理の負担が
大きくなったり、水質が不安定となったりする問題が生
じ、更にはまた浄化処理の負担が大きくなることから貯
水タンクの容量が大容量化したり、設備が大型化してし
まうといった問題を生じる。
【0011】一方多量の降雨時などにおいて貯水タンク
内に多量の雨水が流入すると、貯水タンク内が満水状態
である場合、或いはそうでない場合でも多量に流入する
雨水によって貯水タンク内が速やかに満水化してオーバ
ーフロー等により外部に排出されることとなる。この場
合、折角貯水タンク内で消毒等浄化処理した雨水が無駄
に大量に捨てられることとなり、経済性が悪いといった
問題がある。
【0012】またその他に、図14に示す中水設備にあ
っては貯水タンク200内の貯溜水の上澄みが流出口2
04から流出し、下部の沈殿分は排出されないといった
問題も有していた。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の中水設備はこの
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1のものは、雨水を除く浴室排水等再利用可
能な排水を回収し、流入管を通じて先端の流入口から貯
水タンク内に流入させて貯溜し、利用先に供給するよう
になした中水設備であって、前記流入口からの流入水の
一部又は全体を受水口で受けて外部に流出させるように
なし且つそれら流入口及び受水口を、該流入口に向って
大流量且つ強い水勢で流入する水については該受水口を
避けて該流入口から落下させ、前記貯水タンク内部に流
入させる一方、小流量且つ弱い水勢で流入する水につい
ては該受水口に落下させて該受水口を通じ外部に流出す
るようになしたことを特徴とする。
【0014】請求項2のものは、請求項1において、前
記流入管の先端部に、前記流入口に向って底面部が上向
きに変化するジャンプ台を形成し、水流にジャンプ力を
付与して該流入口から落下させるようになしたことを特
徴とする。
【0015】請求項3のものは、請求項1において、前
記流入管の先端部に、流路面積を狭くする絞り部を形成
するとともに該絞り部の形状を、該流入管の底面部より
も上側の部分の絞り率が大となる形状となし、大流量で
流入して来た水に対し絞りの作用で勢いを付加して前記
流入口から落下させるようになしたことを特徴とする。
【0016】請求項4のものは、請求項3において、前
記絞り部は、前記底面部から上側に移行するにつれて流
路幅を漸次狭めて絞り率を漸次高めるようになしてある
ことを特徴とする。
【0017】請求項5のものは、請求項3,4の何れか
において、前記絞り部は、前記流入口に向って進むにつ
れ絞り率が高まるようになしてあることを特徴とする。
【0018】請求項6のものは、請求項1において、前
記流入管の先端部に請求項2のジャンプ台と請求項3〜
5の何れかの絞り部とをともに形成してあることを特徴
とする。
【0019】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
において、前記受水口が前記貯水タンク内の余剰の水を
外部に流出させる流出口であることを特徴とする。
【0020】請求項8のものは、請求項7において、前
記受水口に連続して且つ前記流入口から前記貯水タンク
への水の落下軌跡上に、固形分除去のためのフィルタが
配設してあることを特徴とする。
【0021】請求項9のものは、請求項1〜8の何れか
において、前記流入口及び受水口を、前記貯水タンクと
連通する状態で該貯水タンク外に設けた取水枡内部に設
けてあることを特徴とする。
【0022】請求項10のものは、雨水を回収し、流入
口から貯水タンク内に流入させて貯留し、利用先に供給
するようになした中水設備であって、前記流入口に向っ
て小流量且つ弱い水勢で流入する雨水については該流入
口から該貯水タンク内に流入させる一方、大流量且つ強
い水勢で流入する雨水については大部分若しくは全体を
流出口を通じて外部に流出させるようになしたことを特
徴とする。
【0023】請求項11のものは、請求項10におい
て、前記貯水タンクを横切る形態で該貯水タンク内に管
体を設けて該管体に前記流入口を、小流量且つ弱い水勢
で流入する雨水を下方に落下させて貯水タンク内に流入
させる形態で設け、大流量且つ強い水勢で流入する雨水
については該流入口を通過させて前記管体を流通させ、
該管体の末端に設けた前記流出口より外部に流出させる
ようになしたことを特徴とする。
【0024】請求項12のものは、請求項11におい
て、前記流入口が前記管体の下部を切り欠いて成る下向
きに開放した形態の切欠部にて構成してあることを特徴
とする。
【0025】請求項13のものは、請求項11,12の
何れかにおいて、前記管体には前記貯水タンク内の貯留
水をオーバーフローさせるオーバーフロー口が設けてあ
ることを特徴とする。
【0026】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、中水設
備を雨水用とそれ以外とに分けて構成し、そして雨水用
以外のものについては大流量且つ強い水勢で流入する水
をその強い水勢を利用し、受水口を避けて流入口から落
下させ、貯水タンク内部に流入させる一方、小流量且つ
弱い水勢で流入する水については、その弱い水勢を利用
してこれを下方の受水口に直接落下させ、外部にその受
水口を通じて流出させるようになしたものである。
【0027】かかる本発明は、再利用可能な排水として
回収した水の内、比較的汚濁度の高い排水については何
れも小流量且つ弱い水勢で貯水タンクに流入して来る一
方、浴槽の残り湯の排水等汚濁度の低い排水は大流量且
つ強い水勢で貯水タンク内に流入して来る点を巧みに利
用したものである。
【0028】即ち本発明によれば、小流量且つ弱い水勢
で流入して来る水を外部に流出する一方、大流量且つ強
い水勢で流入して来る水を貯水タンク内に流入させるよ
うにすることで、汚濁度の低い排水のみを選択して貯水
タンク内に取り込むことが可能となる。
【0029】この結果、貯水タンク内の貯溜水を中水と
して利用する際の浄化処理の負担が低減するとともに、
水質を良質且つ安定化させることができる。また浄化処
理の負担が低減することで、貯水タンク容量を小容量化
でき、或いは設備を小型化することができる。
【0030】次に請求項2のものは、流入管の先端部に
流入口に向って底面部が上向きに変化するジャンプ台を
形成し、水流にジャンプ力を付与して流入口から落下さ
せるようになしたもので、このようにした場合、流入口
に向って小流量且つ弱い水勢で流れて来る水と、大流量
且つ強い水勢で流れて来る水との間で、流入口から落下
する際の飛距離に大きな差を持たせることができる。
【0031】これにより、流入口からの落下水を受水口
で受けるようになした場合において、流入口から落下す
る水の落下位置を効果的に異ならせることができ、従っ
て汚濁度の高い水と汚濁度の低い水との分離効率をより
高めることができる。これにより汚濁度の低い水の利用
率を高めることができる。
【0032】次に請求項3のものは、流入口に向って流
入管内を大流量で流入して来た水を絞りの作用で勢いを
付加し、流入口から落下させるための絞り部を流入管の
先端部に設けたもので、このようになした場合において
も小流量且つ弱い水勢で流れて来た水と、大流量且つ強
い水勢で流れて来た水との間で、流入口から落下したと
きの落下位置の差を大きくすることができ、従ってこの
請求項3においても汚濁度の高い水と汚濁度の低い水と
の分離効率をより高めることができる。
【0033】この場合において上記絞り部は、流入管の
底面部から上側に移行するにつれて流路幅を漸次狭め、
絞り率を漸次高める形状のものとなしておくことができ
る(請求項4)。このようにしておけば、小流量且つ弱
い水勢で流れて来た水は流入管内における水位が低いこ
とからそのような水に対しては絞りの作用が弱く、逆に
大流量且つ強い水勢で流れて来た水は流入管内における
水位が高いことから、かかる大流量且つ強い水勢で流れ
て来た水に対して効果的に絞りの作用を及ぼすことがで
き、従ってそれらの間で落下位置に大きな差を持たせて
分離効率を効果的に高めることができる。
【0034】この絞り部はまた、流入口に向って進むに
つれ絞り率が高まるようになしておくことができる(請
求項5)。このようにすることで、大流量且つ強い水勢
で流れて来た水に対し円滑にその絞りの作用を及ぼすこ
とができ、流入口の部分で最も強い絞りの作用を及ぼす
ことができる。
【0035】請求項6のものは、流入管の先端部に上記
ジャンプ台と請求項3〜5の何れかの絞り部とを併せて
形成したもので、このようにした場合に、汚濁度の低い
水と汚濁度の高い水との分離効率を最も高くすることが
でき望ましい。
【0036】本発明においては、貯水タンク内の余剰の
水を外部に流出させる流出口にて上記受水口を構成する
ことができる(請求項7)。更にこの場合において、そ
の受水口に連続して且つ流入口から貯水タンクへの水の
落下軌跡上に固形分除去のためのフィルタを配設してお
くことができる(請求項8)。このようにすれば、固形
の汚れをフィルタで除去した上で排水を貯水タンク内に
流入させることができ、その固形の汚れによって貯水タ
ンク内の貯溜水の汚濁度が高まるのを防止することがで
きる。
【0037】またこのように流出口を受水口とした場合
において、そこに連続する形態で固形分除去のためのフ
ィルタを設けておくと、貯水タンク内の貯溜水が流出口
を通じてオーバーフローする際、フィルタ上に残った固
形の汚れを、そのオーバーフロー水とともに受水口(流
出口)を通じて外部に自動的に流し去ることができる利
点が得られる。
【0038】本発明においては上記流入口及び受水口
を、貯水タンクと連通する状態で貯水タンク外部に設け
た取水枡内部に設けておくことができる(請求項9)。
【0039】次に請求項10のものは、雨水用の中水設
備において、流入口に向って小流量且つ弱い水勢で流入
する雨水については流入口から貯水タンク内に流入させ
る一方、大流量且つ強い水勢で流入する雨水については
大部分若しくは全体を流出口を通じてそのまま外部に流
出させるようになしたもので、この請求項10の中水設
備にあっては、多量の雨水が貯水タンク内に流入するこ
とによって消毒等浄化処理した雨水が無駄に大量に捨て
られてしまうといった不合理を解消することができる。
【0040】この場合において貯水タンクを横切る形態
でその内部に管体を設け、その管体に小流量且つ弱い水
勢で流入する雨水を下方に落下させて貯水タンク内に流
入させる形態で流入口を設けておくことができる。そし
て大流量且つ強い水勢で流入する雨水については、その
流入口を通過させて管体を下流側に流通させ、そして管
体の末端に設けた流出口より外部に流出させるようにな
すことができる(請求項11)。このようにすること
で、大流量且つ強い水勢で流れて来る雨水を排除して小
流量且つ弱い水勢で流れて来る雨水のみを選択的に貯水
タンク内に流入させることを容易に実現することができ
る。ここで上記流入口は、管体の下部を切り欠いて成る
下向き開放形状の切欠部にて構成することができる(請
求項12)。
【0041】また管体には、貯水タンク内の貯留水をオ
ーバーフローさせるオーバーフロー口を設けておくこと
ができる(請求項13)。このようにすれば、その管体
をオーバーフロー用の管体として共通に用いることがで
きる。
【0042】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1は雨水以外の排水を回収し、各種利用先
に供給するための中水設備の例を示したものであって、
図中10は貯水タンクで12は流入口、14は流出口で
ある。流出口14は貯水タンク10内の余剰の水を外部
にオーバーフローにより流出させる部分で、本例では、
この流出口14が流入口12から落下する水を受水する
受水口を兼ねている。
【0043】16は貯水タンク10内部に設けられた仕
切壁であって、これら仕切壁16により、貯水タンク1
0内部が上水室18と貯水室20とに区画されている。
22はその上水室18に上水を供給するための供給管
で、この供給管22上には開閉弁24が設けられてい
る。26は貯水室20内の貯溜水(中水)を汲み出すた
めのポンプであって、このポンプ26により貯水室20
内の貯溜水が配管28を通じて各種利用先に供給され
る。
【0044】図2(A)に拡大して示しているように、
本例では流入管30の先端の流入口12に対して、流出
管32の後端の流出口14が流入口12の下方且つ流入
口12に対して僅かに図中右側の位置に位置させてあ
る。
【0045】図2(B)はそれら流入口12,流出口1
4の具体的な形状と位置関係を表したものである。図示
のようにこの例では流入口12が横向きに、また流出口
14が上向き且つ流入口12に対して流入口12からの
水の流入方向に若干位置をずらせて位置させてある。こ
の例の場合、流入管30を通じて水が小流量且つ弱い水
勢で貯水タンク10に流入して来たとき、その大部分な
いし全体が流出口14へと落下し、流出管32を通じて
そのまま外部へと流出させられる。
【0046】一方大流量の水が強い水勢で流入して来た
とき、流入口12からの流入の勢いが強いためにその大
部分が流出口14へと落下せず、大きな放物線を描いて
流出口14を飛び越え、貯水タンク10内へとそのまま
落下する。
【0047】以上のような本例の中水設備にあっては、
大流量且つ強い水勢で流入する水については、その強い
水勢を利用して受水口14を飛び越えて貯水タンク10
内部に落下させる一方、小流量且つ弱い水勢で流入する
水についてはその弱い水勢を利用してこれを下方の受水
口14に落下させ、その受水口14を通じて外部に流出
させることから、再利用可能な排水として回収した水の
内大流量且つ強い水勢で流れて来る水、即ち汚濁度の低
い水のみを選択して貯水タンク10内に取り込むことが
できる。
【0048】これにより貯水タンク10内の貯溜水を中
水として利用する際の浄化処理の負担が低減するととも
に、水質を良質且つ安定化させることができる。また浄
化処理の負担が低減することで貯水タンク10容量を小
容量化でき、或いは設備を小型化することができる。
【0049】尚上記実施例において、流入管30内部を
大流量且つ強い水勢で流れて来る汚濁度の低い水は、こ
れを全て流出口14を飛び越えて貯水タンク10内部に
落下させることができれば望ましいが、場合によって、
図6(A)に示しているようにその一部が流出口14に
落下しそのまま外部に捨てられてしまうといったことも
生じる。
【0050】図3〜図5の実施例は、これを改善すべく
案出されたものである。先ず図3の例は、流入管30の
先端部にジャンプ台50を設けた例である。ここでジャ
ンプ台50はその底面部52が流入口12に向って上向
きに変化している。この例では底面部52は平面且つ斜
面となしてあるが、場合によって湾曲面となしておくこ
ともできる。
【0051】流入管30の先端部にこのようなジャンプ
台50を設けた場合、図6(B)に示しているように流
入口12に向って小流量且つ弱い水勢で流れて来る水
と、大流量且つ強い水勢で流れて来る水との間で、流入
口12から落下する際の飛距離に大きな差を持たせるこ
とができることから、流入口12から落下する水の落下
位置を効果的に異ならせることができ、従って汚濁度の
高い水と汚濁度の低い水との分離効率をより高めること
ができる。これにより汚濁度の低い水の利用率を高める
ことができる。
【0052】図4は本発明の更に他の実施例を示してい
る。この例は、流入管30の先端部に一対の突出部56
を設けて、それらにより流入管30の先端部の絞り部5
4を形成したものである。絞り部54は、流入管30内
部の最下位置から図4(B)中Hだけ上側の位置と、
更にそれからHだけ上側の位置との間の部分に設けら
れており、左右の一対の側面58が上方に移行するにつ
れて互いに接近するような傾斜面とされている。
【0053】更にまたこれら両側面58は図4(A)に
示しているように流入管30の先端の流入口12に向っ
て軸方向に進むにつれ、互いに接近するような傾斜面と
されている。尚これら側面58についても傾斜面でなく
湾曲面となしておくこともできる。
【0054】このような絞り部54を、流入管30の先
端部に設けた場合においても、汚濁度の低い水と汚濁度
の高い水との分離効率を効果的に高めることができる。
【0055】またこの場合において、小流量且つ弱い水
勢で流れて来た水に対しては絞りの作用が弱く、逆に大
流量且つ強い水勢で流れて来た水は流入管30内におけ
る水位が高いことから、かかる大流量且つ強い水勢で流
れて来た水に対して効果的に絞りの作用を及ぼすことが
でき、従ってそれらの間で落下位置に大きな差を持たせ
て分離効率を効果的に高めることができる。
【0056】この絞り部54はまた、流入口12に向か
って進むにつれ絞り率が高まるようになしてあるため、
大流量且つ強い水勢で流れて来た水に対し円滑にその絞
りの作用を及ぼすことができ、流入管30の先端の流入
口12の部分で最も強い絞りの作用を及ぼすことができ
る。
【0057】図5は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、この例は流入管30の先端部に図3に示すジャン
プ台50と図4に示す絞り部54とを併せて形成した例
である。このようにした場合汚濁度の低い水と汚濁度の
高い水との分離効率を最も高くすることができる。
【0058】尚、図3〜図5の例において上記のジャン
プ台50,絞り部54は、別体の部材を流入管30に固
定してそれらジャンプ台50,絞り部54を設けること
もできるし、或いはまたそれらを流入管30に一体形成
しておくこともできる。
【0059】図7は本発明者が図3のジャンプ台50,
図4の絞り部54及びそれらを流入管30の先端部に併
せて設けた場合において、小流量且つ弱い水勢で流れて
来る汚濁度の高い水と、大流量且つ強い水勢で流れて来
る汚濁度の低い水との分離効率を測定した結果を、その
ようなジャンプ台50,絞り部54を設けない場合との
比較において示したものである。
【0060】尚この実験は、配管は排水用塩化ビニル配
管で呼び径が100mmのものを使用し、ジャンプ台5
0における図3中の寸法Wを68mm,Hを18mm,
Lを56mmとし、また図4における絞り部54の形状
を図中Wが68mm,Hが18mm,Hが35m
m,Wが45mm,Lが190mmとしたときの実
験結果である。
【0061】この結果から分るように、ジャンプ台5
0,絞り部54を設けることによって、更にはそれらを
併せて設けることによって、分離効率を効果的に高め得
ることが分る。
【0062】図8は本発明の更に他の例を示したもの
で、この例は流入管30の先端に横向きの開放形の流入
口(第1の流入口)12を設ける一方、その流入管30
の先端近傍位置に下向きの切欠形状をなす第2の流入口
34を設け、そしてその第2の流入口34のほぼ直下に
流出口14を位置させた例である。
【0063】この例においても、小流量且つ弱い水勢で
流入して来た水については、その大部分ないし全体が下
向きの切欠形状の第2の流入口34からそのほぼ直下の
流出口14へと落下し、外部へと流出させられる一方、
大流量且つ強い水勢で流入管30を通じて流入して来た
水については、第2の流入口34を強い水勢で通過した
上、その先端の流入口12から大きな放物線を描いて直
接貯水タンク10内へと落下する。
【0064】図9の例は、上記図8の例と異なって流入
管30の先端に横向き開放形状の第1の流入口12を形
成する一方、その近傍位置において流入管30の上部に
上向きの切欠形状をなす第2の流入口36を形成し、そ
して流出管32の後端の流出口14を第1の流入口12
のほぼ直下に、厳密には図9(A)中僅かに右側にずれ
た位置に位置させたもので、この例においては、流入管
30を通じて小流量且つ弱い水勢で流入して来た水につ
いては、その先端の第1の流入口12から直下の流出口
14へと落下し、そのまま流出管32を通じて外部へと
流出させられる。
【0065】また一方大流量且つ強い水勢で流入して来
た水については、その一部が先端の第1の流入口12か
ら直下の流出口14へ又はこの流出口14を飛び越えて
貯水タンク10内に落下するが、その大部分は第1の流
出口12の直前の第2の流入口36からそのまま貯水タ
ンク10内に落下する。
【0066】図10は本発明の更に他の実施例を示した
もので、この例は図2に示す第1の実施例において、流
出管32に且つ流出口14に連続した形態で、流入口1
2から貯水タンク10内への水の落下軌跡上にフィルタ
38を設け、流入口12から貯水タンク10内に落下す
る水中からそのフィルタ38により固形の汚れを除去す
るようになした例である。
【0067】この図10の例の場合、流入口12から貯
水タンク10内へと投入される排水中から固形の汚れを
フィルタ38により除去した上で、これを貯水タンク1
0内へと落下させることができる。即ち固形の汚れを取
り除いた上で排水を貯水タンク10内へと落下させるこ
とができる。或いはまた、貯水タンク10内の水を流出
口14を通じて外部にオーバーフローさせる際、フィル
タ38上に残った固形の汚れをオーバーフロー水ととも
に流出管32を通じて外部へと自動的に流し去ることが
できる。
【0068】尚図10の例は、図1の実施例において流
出口14に連続した形態でフィルタ38を設けた例であ
るが、図8の実施例において第1の流入口12から貯水
タンク10内への排水の落下軌跡上に、或いはまた図9
の実施例における第2の流入口36から貯水タンク10
内への排水の落下軌跡上に且つ各流出口に連続した形態
でフィルタを設けておくことも可能である。
【0069】図11は本発明の更に他の実施例を示した
もので、この例は貯水タンク10の外部に取水枡40を
設けてこれを連通管42にて貯水タンク10と連通さ
せ、そしてその取水枡40内に流入口12と流出口14
とを設けた例である。尚この例では流出管32にフィル
タ38が併せて設けてある。
【0070】この例の場合においても、小流量且つ弱い
水勢で流入して来た水についてはそのまま流出管32を
通じて外部に流出させることができる一方で、大流量且
つ強い水勢で流入して来た水については取水枡40に一
旦流入させた上、これを連通管42を通じて貯水タンク
10内へと導き入れることができる。
【0071】この図11の例の場合、既設の貯水タンク
10に対し連通管42を介して取水枡40を連結し、そ
こに流入管30及び流出管32を接続するだけで、回収
した水の内汚濁度の低い排水のみを貯水タンク10内に
流入させる機能を付加することができる利点が得られ
る。
【0072】図12,図13は本発明の更に他の実施例
を示している。この例は雨水用の中水設備の例で、図1
2に示しているように貯水タンク10内部が仕切壁16
によって沈砂室60と貯水室20とに区画されている。
この例では、貯水タンク10外部の流入管30及び流出
管32を繋ぐようにして管体62が、貯水タンク10内
部且つ上部に貯水タンク10を横切るようにして配管さ
れている。
【0073】而して管体62には流入側端部近傍位置に
流入口64が形成され、また管体62の流出側端に近い
位置において、即ち貯水室20においてオーバーフロー
口68が形成されている。ここで流入口64は、管体6
2の下部を下向き開放形状に切り欠いて成る切欠部にて
構成してある。またオーバーフロー口68は、管体62
の上部を上向き開放形状に切り欠いて成る切欠部にて構
成してある。尚、図13に示しているように流入口64
は、ここでは高さ及び幅ともに30mmの寸法で形成さ
れており、またオーバーフロー口68は高さ60mm,
幅80mmの寸法で形成されている。
【0074】この中水設備では、流量60リットル/分
までの流量で流入する雨水を貯水タンク10内部に流入
させるべく、流入口64の高さ及び幅寸法が選ばれてい
る。具体的には、流量60リットル/分で雨水が流入す
る際、管体62内における排水深は25mm程度であ
り、これよりも僅かに高い寸法で流入口64が形成して
ある。尚、オーバーフロー口68は貯水室20内の貯溜
水をオーバーフローにより管体62内部に流入させ、引
き続いて流出口66から流出管32へと流出させるもの
である。
【0075】図12において、72は地上に設置された
ポンプユニットでその内部にポンプ26が設置されてい
る。この例の中水設備の場合、流入管30を通じて流入
口64に向い流入して来る雨水が少流量且つ弱い水勢で
ある場合、その大部分が流入口64を通じて貯水タンク
10内、具体的には沈砂室60内へと落下流入させられ
る。
【0076】沈砂室60に流入した雨水はそこで砂が沈
降分離され、上澄液がオーバーフローにより貯水室20
内へと流入する。その際オーバーフロー水は消毒器70
で消毒された上、貯水室20内に流入する。そしてこの
貯水室20内に貯溜収容された貯溜水が、ポンプ26に
より汲み上げられて各種利用先に供給される。
【0077】一方流入口64に向って大流量且つ強い水
勢で雨水が流入して来たとき、その大部分は流入口64
を通過して管体62内を流通し、そしてその末端の横向
きの流出口66から流出管32へと流れ込んで外部へと
排出される。
【0078】本例の中水設備によれば、多量の雨水が貯
水タンク10内に流入することによって消毒等浄化処理
した雨水が無駄に大量に捨てられてしまうといった不合
理を解消することができる。
【0079】尚、この例の流入口64及び流出口66は
あくまで一例を示したに過ぎないものであって、例えば
上記各実施例(図1〜図11)の流入口,流出口をこの
雨水用の中水設備に適用し、且つその際のそれら流入
口,流出口を、小流量且つ弱い水勢で流入して来る雨水
については直接貯水タンク10内に落下させるように
し、一方で大流量且つ強い水勢で流入して来る雨水につ
いては、これを流出口で受けて外部に流出させるよう
に、それら流入口,流出口の形態及び位置関係を定める
といったことも可能である。その他上記各実施例(図1
〜図11)における構成を図12及び図13の実施例に
適用するといったことも可能である。
【0080】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は図1,図12に示す形態
以外の様々な形態の貯水タンクを備えた中水設備に適用
することが可能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲
において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である中水設備を示す図であ
る。
【図2】図1における要部を拡大して示す図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部を拡大して示す図で
ある。
【図4】本発明の更に他の実施例の要部を拡大して示す
図である。
【図5】本発明の更に他の実施例の要部を拡大して示す
図である。
【図6】図3〜図5の実施例の利点の説明図である。
【図7】図3〜図5の実施例の効果を確認するために行
った実験結果を示す図である。
【図8】本発明の更に他の実施例の要部を拡大して示す
図である。
【図9】本発明の更に他の実施例の要部を拡大して示す
図である。
【図10】本発明の更に他の実施例の要部を拡大して示
す図である。
【図11】本発明の更に他の実施例の要部を拡大して示
す図である。
【図12】本発明の更に他の実施例の中水設備を示す図
である。
【図13】図12の中水設備の要部を拡大して示す図で
ある。
【図14】本発明の背景説明のために示した中水設備の
比較例図である。
【符号の説明】
10 貯水タンク 12 流入口 14 流出口(受水口) 30 流入管 38 フィルタ 40 取水枡 50 ジャンプ台 52 底面部 54 絞り部 62 管体 64 流入口 66 流出口 68 オーバーフロー口
フロントページの続き (72)発明者 榊原 敬輔 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 金子 順也 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 近藤 聖 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2D060 AA03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨水を除く浴室排水等再利用可能な排水
    を回収し、流入管を通じて先端の流入口から貯水タンク
    内に流入させて貯溜し、利用先に供給するようになした
    中水設備であって、 前記流入口からの流入水の一部又は全体を受水口で受け
    て外部に流出させるようになし且つそれら流入口及び受
    水口を、該流入口に向って大流量且つ強い水勢で流入す
    る水については該受水口を避けて該流入口から落下さ
    せ、前記貯水タンク内部に流入させる一方、小流量且つ
    弱い水勢で流入する水については該受水口に落下させて
    該受水口を通じ外部に流出するようになしたことを特徴
    とする中水設備。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記流入管の先端部
    に、前記流入口に向って底面部が上向きに変化するジャ
    ンプ台を形成し、水流にジャンプ力を付与して該流入口
    から落下させるようになしたことを特徴とする中水設
    備。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記流入管の先端部
    に、流路面積を狭くする絞り部を形成するとともに該絞
    り部の形状を、該流入管の底面部よりも上側の部分の絞
    り率が大となる形状となし、大流量で流入して来た水に
    対し絞りの作用で勢いを付加して前記流入口から落下さ
    せるようになしたことを特徴とする中水設備。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記絞り部は、前記
    底面部から上側に移行するにつれて流路幅を漸次狭めて
    絞り率を漸次高めるようになしてあることを特徴とする
    中水設備。
  5. 【請求項5】 請求項3,4の何れかにおいて、前記絞
    り部は、前記流入口に向って進むにつれ絞り率が高まる
    ようになしてあることを特徴とする中水設備。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記流入管の先端部
    に請求項2のジャンプ台と請求項3〜5の何れかの絞り
    部とをともに形成してあることを特徴とする中水設備。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記受
    水口が前記貯水タンク内の余剰の水を外部に流出させる
    流出口であることを特徴とする中水設備。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記受水口に連続し
    て且つ前記流入口から前記貯水タンクへの水の落下軌跡
    上に、固形分除去のためのフィルタが配設してあること
    を特徴とする中水設備。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記流
    入口及び受水口を、前記貯水タンクと連通する状態で該
    貯水タンク外に設けた取水枡内部に設けてあることを特
    徴とする中水設備。
  10. 【請求項10】 雨水を回収し、流入口から貯水タンク
    内に流入させて貯留し、利用先に供給するようになした
    中水設備であって、 前記流入口に向って小流量且つ弱い水勢で流入する雨水
    については該流入口から該貯水タンク内に流入させる一
    方、大流量且つ強い水勢で流入する雨水については大部
    分若しくは全体を流出口を通じて外部に流出させるよう
    になしたことを特徴とする中水設備。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記貯水タンク
    を横切る形態で該貯水タンク内に管体を設けて該管体に
    前記流入口を、小流量且つ弱い水勢で流入する雨水を下
    方に落下させて貯水タンク内に流入させる形態で設け、
    大流量且つ強い水勢で流入する雨水については該流入口
    を通過させて前記管体を流通させ、該管体の末端に設け
    た前記流出口より外部に流出させるようになしたことを
    特徴とする中水設備。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記流入口が前
    記管体の下部を切り欠いて成る下向きに開放した形態の
    切欠部にて構成してあることを特徴とする中水設備。
  13. 【請求項13】 請求項11,12の何れかにおいて、
    前記管体には前記貯水タンク内の貯留水をオーバーフロ
    ーさせるオーバーフロー口が設けてあることを特徴とす
    る中水設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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