JP2002283544A - プリンタ - Google Patents
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- JP2002283544A JP2002283544A JP2001086100A JP2001086100A JP2002283544A JP 2002283544 A JP2002283544 A JP 2002283544A JP 2001086100 A JP2001086100 A JP 2001086100A JP 2001086100 A JP2001086100 A JP 2001086100A JP 2002283544 A JP2002283544 A JP 2002283544A
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- recording head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェットプリンタにおいて、記録ヘッ
ドカートリッジに信号を伝送するために、フレキシブル
プリントサーキット（ＦＰＣ）を用いないことで、誤っ
てＦＰＣを破損するようなことがなく、接離する信号端
子及びメモリを用いることなく、小型化及び低コスト化
を図る。 【解決手段】 記録ヘッドカートリッジ１を装着したキ
ャリッジ２の往復動走査に伴い、記録ヘッドカートリッ
ジ１に設けた接点が本体フレーム３側の板状部材１１の
耐磨耗性を有する信号線分の導体１２に摺動し、これら
接点と導体１２とを介して記録ヘッドカートリッジ１に
外部からの記録信号が伝送される。これにより、可動の
ＦＰＣを必要とせず、誤ってＦＰＣを破損するようなこ
とがなくなり、また、省スペースとなる。
ドカートリッジに信号を伝送するために、フレキシブル
プリントサーキット（ＦＰＣ）を用いないことで、誤っ
てＦＰＣを破損するようなことがなく、接離する信号端
子及びメモリを用いることなく、小型化及び低コスト化
を図る。 【解決手段】 記録ヘッドカートリッジ１を装着したキ
ャリッジ２の往復動走査に伴い、記録ヘッドカートリッ
ジ１に設けた接点が本体フレーム３側の板状部材１１の
耐磨耗性を有する信号線分の導体１２に摺動し、これら
接点と導体１２とを介して記録ヘッドカートリッジ１に
外部からの記録信号が伝送される。これにより、可動の
ＦＰＣを必要とせず、誤ってＦＰＣを破損するようなこ
とがなくなり、また、省スペースとなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドを搭載
したキャリッジが記録用紙上を走査して記録を行うプリ
ンタに係り、特に、記録ヘッドに記録信号を伝送する構
成に関するものである。
したキャリッジが記録用紙上を走査して記録を行うプリ
ンタに係り、特に、記録ヘッドに記録信号を伝送する構
成に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、この種のプリンタにおいて、
例えばインクを記録用紙上に噴出して記録を行うインク
ジェットプリンタ等においては、記録ヘッドカートリッ
ジが装着され往復動駆動されるキャリッジと、プリンタ
本体フレームに固定された回路基板との間に信号伝送用
のフレキシブルプリントサーキット（以下、ＦＰＣとい
う）が接続され、このＦＰＣを介して記録ヘッドカート
リッジに記録信号を伝送し、記録動作を行うようにして
いる（例えば、実開平３−３７７７６号公報、特開平８
−２２４９３８号公報参照）。また、キャリッジが走査
端に達した時に、固定側の信号送信端子とキャリッジ側
の信号受信端子とが接続され、１ライン分の印刷データ
がキャリッジのメモリに転送されるようにして、信号線
を省いた装置も知られている（例えば、特開昭６２−１
９３８６７号公報参照）。
例えばインクを記録用紙上に噴出して記録を行うインク
ジェットプリンタ等においては、記録ヘッドカートリッ
ジが装着され往復動駆動されるキャリッジと、プリンタ
本体フレームに固定された回路基板との間に信号伝送用
のフレキシブルプリントサーキット（以下、ＦＰＣとい
う）が接続され、このＦＰＣを介して記録ヘッドカート
リッジに記録信号を伝送し、記録動作を行うようにして
いる（例えば、実開平３−３７７７６号公報、特開平８
−２２４９３８号公報参照）。また、キャリッジが走査
端に達した時に、固定側の信号送信端子とキャリッジ側
の信号受信端子とが接続され、１ライン分の印刷データ
がキャリッジのメモリに転送されるようにして、信号線
を省いた装置も知られている（例えば、特開昭６２−１
９３８６７号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにＦＰＣを介して記録ヘッドカートリッジに記録信
号を伝送する構成では、キャリッジの往復動に伴いＦＰ
Ｃが可変して連動するだけの長さと周囲空間が必要であ
り、メンテナンス時などにＦＰＣに誤って引っ掛けて破
損する虞があり、また、比較的大きい周囲空間を要する
ことから、プリンタの小型化を図る上でネックとなって
いた。また、上記のように信号送信端子と信号受信端子
とを用いて信号線を省いた構成においては、キャリッジ
側にメモリが必要であるためコスト高となるばかりか、
端子の接離があるため、ノイズ発生の問題もある。
ようにＦＰＣを介して記録ヘッドカートリッジに記録信
号を伝送する構成では、キャリッジの往復動に伴いＦＰ
Ｃが可変して連動するだけの長さと周囲空間が必要であ
り、メンテナンス時などにＦＰＣに誤って引っ掛けて破
損する虞があり、また、比較的大きい周囲空間を要する
ことから、プリンタの小型化を図る上でネックとなって
いた。また、上記のように信号送信端子と信号受信端子
とを用いて信号線を省いた構成においては、キャリッジ
側にメモリが必要であるためコスト高となるばかりか、
端子の接離があるため、ノイズ発生の問題もある。
【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、記録ヘッドカートリッジに信号
を伝送するために、フレキシブルプリントサーキット
（ＦＰＣ）を用いないことで誤ってＦＰＣを破損するよ
うなことがなく、小型化が図れ、また、接離する信号端
子及びメモリを用いることなく、低コスト化が図れ、ノ
イズ発生の少ないプリンタを提供することを目的とす
る。
になされたものであり、記録ヘッドカートリッジに信号
を伝送するために、フレキシブルプリントサーキット
（ＦＰＣ）を用いないことで誤ってＦＰＣを破損するよ
うなことがなく、小型化が図れ、また、接離する信号端
子及びメモリを用いることなく、低コスト化が図れ、ノ
イズ発生の少ないプリンタを提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１に記載の発明は、外部からの記録信号に基づ
き印刷用紙に記録を行う記録ヘッドカートリッジと、前
記記録ヘッドカートリッジが装着され、記録動作時に主
走査方向に往復動駆動されるキャリッジと、本体フレー
ムに両端部が固定されたガイドシャフト及びガイドレー
ルに沿って前記キャリッジを移動させるキャリッジ駆動
機構と、印刷用紙を副走査方向に搬送する用紙給送部
と、前記記録ヘッドカートリッジに対向する部位に設け
られ前記用紙給送部により搬送される印刷用紙を支持す
るプラテンを有する記録部とを備えたプリンタにおい
て、外部からの記録信号が伝達される信号線分の複数本
の耐磨耗性を有する導体が前記キャリッジの往復動方向
に延設されてなる板状部材が、本体フレームに前記キャ
リッジの往復動範囲に対向して設けられ、前記板状部材
の導体にそれぞれ摺動する複数の接点が前記記録ヘッド
カートリッジ又はキャリッジ側に設けられ、前記ガイド
シャフト及びガイドレールにより前記キャリッジが保持
されることにより、前記接点と導体との間に接圧が生じ
るように構成され、前記接点と導体とを介して前記記録
ヘッドカートリッジに外部からの記録信号が伝送される
ようにしたものである。
に請求項１に記載の発明は、外部からの記録信号に基づ
き印刷用紙に記録を行う記録ヘッドカートリッジと、前
記記録ヘッドカートリッジが装着され、記録動作時に主
走査方向に往復動駆動されるキャリッジと、本体フレー
ムに両端部が固定されたガイドシャフト及びガイドレー
ルに沿って前記キャリッジを移動させるキャリッジ駆動
機構と、印刷用紙を副走査方向に搬送する用紙給送部
と、前記記録ヘッドカートリッジに対向する部位に設け
られ前記用紙給送部により搬送される印刷用紙を支持す
るプラテンを有する記録部とを備えたプリンタにおい
て、外部からの記録信号が伝達される信号線分の複数本
の耐磨耗性を有する導体が前記キャリッジの往復動方向
に延設されてなる板状部材が、本体フレームに前記キャ
リッジの往復動範囲に対向して設けられ、前記板状部材
の導体にそれぞれ摺動する複数の接点が前記記録ヘッド
カートリッジ又はキャリッジ側に設けられ、前記ガイド
シャフト及びガイドレールにより前記キャリッジが保持
されることにより、前記接点と導体との間に接圧が生じ
るように構成され、前記接点と導体とを介して前記記録
ヘッドカートリッジに外部からの記録信号が伝送される
ようにしたものである。
【０００６】上記構成においては、記録ヘッドカートリ
ッジを装着したキャリッジの往復動走査に伴い、複数の
接点が本体フレーム側の板状部材の耐磨耗性を有する信
号線分の導体に摺動する。このとき、キャリッジはガイ
ドシャフト及びガイドレールにより保持されることで、
接点は所定の接圧をもって導体に接触し、これら接点と
導体とを介して記録ヘッドカートリッジに外部からの記
録信号が伝送される。これにより、従来のように、可動
の信号伝送用のフレキシブルプリントサーキット（ＦＰ
Ｃ）を必要とせず、誤ってＦＰＣを破損するようなこと
がなくなり、また、省スペースとなる。
ッジを装着したキャリッジの往復動走査に伴い、複数の
接点が本体フレーム側の板状部材の耐磨耗性を有する信
号線分の導体に摺動する。このとき、キャリッジはガイ
ドシャフト及びガイドレールにより保持されることで、
接点は所定の接圧をもって導体に接触し、これら接点と
導体とを介して記録ヘッドカートリッジに外部からの記
録信号が伝送される。これにより、従来のように、可動
の信号伝送用のフレキシブルプリントサーキット（ＦＰ
Ｃ）を必要とせず、誤ってＦＰＣを破損するようなこと
がなくなり、また、省スペースとなる。
【０００７】また、請求項２に記載の発明は、外部から
の記録信号に基づき印刷用紙に記録を行う記録ヘッドカ
ートリッジと、前記記録ヘッドカートリッジが装着さ
れ、記録動作時に主走査方向に往復動駆動されるキャリ
ッジと、本体フレームに設けられたガイド部材に沿って
前記キャリッジを移動させるキャリッジ駆動機構と、印
刷用紙を副走査方向に搬送する用紙給送部と、前記記録
ヘッドカートリッジに対向する部位に設けられ前記用紙
給送部により搬送される印刷用紙を支持するプラテンを
有する記録部とを備えたプリンタにおいて、外部からの
記録信号が伝達される信号線分の複数本の耐磨耗性を有
する導体が前記キャリッジの往復動方向に延設されてな
る板状部材が、本体フレームに前記キャリッジの往復動
範囲に対向して設けられ、前記板状部材の導体にそれぞ
れ摺動する複数の接点が前記記録ヘッドカートリッジ又
はキャリッジ側に設けられ、前記接点と導体とを介して
前記記録ヘッドカートリッジに外部からの記録信号が伝
送されるものである。
の記録信号に基づき印刷用紙に記録を行う記録ヘッドカ
ートリッジと、前記記録ヘッドカートリッジが装着さ
れ、記録動作時に主走査方向に往復動駆動されるキャリ
ッジと、本体フレームに設けられたガイド部材に沿って
前記キャリッジを移動させるキャリッジ駆動機構と、印
刷用紙を副走査方向に搬送する用紙給送部と、前記記録
ヘッドカートリッジに対向する部位に設けられ前記用紙
給送部により搬送される印刷用紙を支持するプラテンを
有する記録部とを備えたプリンタにおいて、外部からの
記録信号が伝達される信号線分の複数本の耐磨耗性を有
する導体が前記キャリッジの往復動方向に延設されてな
る板状部材が、本体フレームに前記キャリッジの往復動
範囲に対向して設けられ、前記板状部材の導体にそれぞ
れ摺動する複数の接点が前記記録ヘッドカートリッジ又
はキャリッジ側に設けられ、前記接点と導体とを介して
前記記録ヘッドカートリッジに外部からの記録信号が伝
送されるものである。
【０００８】上記構成においては、記録ヘッドカートリ
ッジを装着したキャリッジの往復動走査に伴い、複数の
接点が本体フレーム側の板状部材の耐磨耗性を有する信
号線分の導体に摺動し、これら接点と導体とを介して記
録ヘッドカートリッジに外部からの記録信号が伝送され
る。これにより、上記と同様に、可動の信号伝送用のフ
レキシブルプリントサーキット（ＦＰＣ）を必要とせ
ず、誤ってＦＰＣを破損するようなことがなくなり、ま
た、省スペースとなる。
ッジを装着したキャリッジの往復動走査に伴い、複数の
接点が本体フレーム側の板状部材の耐磨耗性を有する信
号線分の導体に摺動し、これら接点と導体とを介して記
録ヘッドカートリッジに外部からの記録信号が伝送され
る。これにより、上記と同様に、可動の信号伝送用のフ
レキシブルプリントサーキット（ＦＰＣ）を必要とせ
ず、誤ってＦＰＣを破損するようなことがなくなり、ま
た、省スペースとなる。
【０００９】また、請求項３に記載の発明は、請求項２
に記載のプリンタにおいて、板状部材の端部に、導体の
各一端と接続され、かつ本体に設けられた回路基板に接
続するための配線が接続されるコネクタが配設されてい
るものである。
に記載のプリンタにおいて、板状部材の端部に、導体の
各一端と接続され、かつ本体に設けられた回路基板に接
続するための配線が接続されるコネクタが配設されてい
るものである。
【００１０】この構成においては、固定側の板状部材に
配設されたコネクタを介在して、回路基板と導体とを配
線にて接続することができ、可動な配線がないので、誤
って破損するようなことがなくなる。
配設されたコネクタを介在して、回路基板と導体とを配
線にて接続することができ、可動な配線がないので、誤
って破損するようなことがなくなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
インクジェットプリンタについて図面を参照して説明す
る。図１は本実施形態によるインクジェットプリンタ
（以下、プリンタという）の要部構成を示す。図１にお
いて、プリンタは、外部からの記録信号に基づき印刷用
紙Ｐに記録を行う記録ヘッドカートリッジ１を着脱自在
に搭載するキャリッジ２を有する。キャリッジ２は、本
体両側フレーム３ａに両端部が固定されたガイドシャフ
ト４及びガイドレール５に沿って移動自在に設けられ、
キャリッジ駆動機構の一つであるキャリッジ駆動ベルト
６によって記録動作時に印刷用紙Ｐの搬送方向Ａ（副走
査方向）に直交する主走査方向Ｂに往復動駆動される。
キャリッジ駆動ベルト６は、キャリッジ駆動モータ（不
図示）により駆動される駆動プーリ７と従動プーリ８と
の間に掛け回され、そのベルトの一部にキャリッジ２が
結合されている。印刷用紙Ｐは、記録ヘッドカートリッ
ジ１による記録タイミングに合わせて不図示の用紙給送
部により搬送される。記録ヘッドカートリッジ１に対向
する部位には、搬送される印刷用紙Ｐを支持するプラテ
ン９が設けられ、記録部を構成している。
インクジェットプリンタについて図面を参照して説明す
る。図１は本実施形態によるインクジェットプリンタ
（以下、プリンタという）の要部構成を示す。図１にお
いて、プリンタは、外部からの記録信号に基づき印刷用
紙Ｐに記録を行う記録ヘッドカートリッジ１を着脱自在
に搭載するキャリッジ２を有する。キャリッジ２は、本
体両側フレーム３ａに両端部が固定されたガイドシャフ
ト４及びガイドレール５に沿って移動自在に設けられ、
キャリッジ駆動機構の一つであるキャリッジ駆動ベルト
６によって記録動作時に印刷用紙Ｐの搬送方向Ａ（副走
査方向）に直交する主走査方向Ｂに往復動駆動される。
キャリッジ駆動ベルト６は、キャリッジ駆動モータ（不
図示）により駆動される駆動プーリ７と従動プーリ８と
の間に掛け回され、そのベルトの一部にキャリッジ２が
結合されている。印刷用紙Ｐは、記録ヘッドカートリッ
ジ１による記録タイミングに合わせて不図示の用紙給送
部により搬送される。記録ヘッドカートリッジ１に対向
する部位には、搬送される印刷用紙Ｐを支持するプラテ
ン９が設けられ、記録部を構成している。
【００１２】記録ヘッドカートリッジ１は、インク吐出
用の電気信号である記録信号に基づいてインクを吐出す
るノズル部を底面に有する記録ヘッドと、ノズル部にイ
ンクを供給するインクタンクとから成る。キャリッジ２
には、記録ヘッドカートリッジ１が装着されたとき、外
れ止めのロック機構及びカートリッジ交換時に操作され
る解除機構が設けられている。
用の電気信号である記録信号に基づいてインクを吐出す
るノズル部を底面に有する記録ヘッドと、ノズル部にイ
ンクを供給するインクタンクとから成る。キャリッジ２
には、記録ヘッドカートリッジ１が装着されたとき、外
れ止めのロック機構及びカートリッジ交換時に操作され
る解除機構が設けられている。
【００１３】キャリッジ２の往復動範囲に対向する背面
側の本体フレーム３には、キャリッジ２の往復動方向に
延設されてなる板状部材１１が固定され、この板状部材
１１には、外部からの記録信号が伝達される信号線の本
数分の耐磨耗性を有する導体１２が設けられている。記
録ヘッドカートリッジ１には、導体１２に対応して複数
の接点１３（図３）が設けられており、記録ヘッドカー
トリッジ１がキャリッジ２に装着されたとき、各接点１
３が板状部材１１の導体１２にそれぞれ所定の接圧をも
って接触し、記録ヘッドカートリッジ１の往復動により
摺動し、接点１３と導体１２とを介して記録ヘッドカー
トリッジ１に外部からの記録信号が伝送される。キャリ
ッジ２がガイドシャフト４及びガイドレール５により保
持され、キャリッジ２に記録ヘッドカートリッジ１がロ
ック固定されることにより、接点１３と導体１２との間
に所定の接圧が生じるように成っている。
側の本体フレーム３には、キャリッジ２の往復動方向に
延設されてなる板状部材１１が固定され、この板状部材
１１には、外部からの記録信号が伝達される信号線の本
数分の耐磨耗性を有する導体１２が設けられている。記
録ヘッドカートリッジ１には、導体１２に対応して複数
の接点１３（図３）が設けられており、記録ヘッドカー
トリッジ１がキャリッジ２に装着されたとき、各接点１
３が板状部材１１の導体１２にそれぞれ所定の接圧をも
って接触し、記録ヘッドカートリッジ１の往復動により
摺動し、接点１３と導体１２とを介して記録ヘッドカー
トリッジ１に外部からの記録信号が伝送される。キャリ
ッジ２がガイドシャフト４及びガイドレール５により保
持され、キャリッジ２に記録ヘッドカートリッジ１がロ
ック固定されることにより、接点１３と導体１２との間
に所定の接圧が生じるように成っている。
【００１４】図２（ａ）（ｂ）、及び図３に板状部材１
１の導体１２と、接点１３の構成を示す。板状部材１１
は、ガラスエポキシ樹脂板等でなり、導体１２は金属又
はカーボン等でなり、板状部材１１上にカートリッジの
データライン本数分が設けられている。板状部材１１の
端部には、導体１２の各一端と接続され、かつ本体内に
設けられた回路基板（ＰＣＢ：不図示）に接続するため
の配線が接続されるコネクタ１５が配設されている。
１の導体１２と、接点１３の構成を示す。板状部材１１
は、ガラスエポキシ樹脂板等でなり、導体１２は金属又
はカーボン等でなり、板状部材１１上にカートリッジの
データライン本数分が設けられている。板状部材１１の
端部には、導体１２の各一端と接続され、かつ本体内に
設けられた回路基板（ＰＣＢ：不図示）に接続するため
の配線が接続されるコネクタ１５が配設されている。
【００１５】上記のように構成されたプリンタにおい
て、外部装置から伝送された印刷データに基づいて、記
録ヘッドカートリッジ１を装着したキャリッジ２が往復
動走査して印刷動作が行われる。このとき、キャリッジ
２はガイドシャフト４及びガイドレール５により保持さ
れることで、記録ヘッドカートリッジ１の接点１３は、
所定の接圧をもって導体１２に接触した状態で、本体フ
レーム３側の板状部材１１の導体１２に対して摺動し、
これら接点１３と導体１２とを介して記録ヘッドカート
リッジ１に外部からの記録信号が伝送される。これによ
り、従来のように、キャリッジ走査に伴い可動する信号
伝送用のフレキシブルプリントサーキット（ＦＰＣ）を
必要としなくなる。従って、メンテナンス時などにオペ
レータが誤ってＦＰＣに手を引っ掛けてＦＰＣを破断す
るようなことがなくなり、また、省スペースとなる。
て、外部装置から伝送された印刷データに基づいて、記
録ヘッドカートリッジ１を装着したキャリッジ２が往復
動走査して印刷動作が行われる。このとき、キャリッジ
２はガイドシャフト４及びガイドレール５により保持さ
れることで、記録ヘッドカートリッジ１の接点１３は、
所定の接圧をもって導体１２に接触した状態で、本体フ
レーム３側の板状部材１１の導体１２に対して摺動し、
これら接点１３と導体１２とを介して記録ヘッドカート
リッジ１に外部からの記録信号が伝送される。これによ
り、従来のように、キャリッジ走査に伴い可動する信号
伝送用のフレキシブルプリントサーキット（ＦＰＣ）を
必要としなくなる。従って、メンテナンス時などにオペ
レータが誤ってＦＰＣに手を引っ掛けてＦＰＣを破断す
るようなことがなくなり、また、省スペースとなる。
【００１６】また、固定側の板状部材１１の端部に配設
されているコネクタ１５を用いて回路基板と導体１２と
を配線にて接続することで、回路基板から記録ヘッドカ
ートリッジ１への配線を容易に行うことができると共
に、従来のような可動な配線がなくなり、上記作用効果
を確実なものとする。また、従来のように接離する信号
端子及びメモリを必要としないので、コストダウンが図
れると共に、ノイズ発生が少なくなる。また、接点１３
は導体１２との摺動により徐々に磨耗するが、接点１３
の設けられている記録ヘッドカートリッジ１は消耗品と
して所定の印刷動作を終えると交換されることから、何
ら問題はない。
されているコネクタ１５を用いて回路基板と導体１２と
を配線にて接続することで、回路基板から記録ヘッドカ
ートリッジ１への配線を容易に行うことができると共
に、従来のような可動な配線がなくなり、上記作用効果
を確実なものとする。また、従来のように接離する信号
端子及びメモリを必要としないので、コストダウンが図
れると共に、ノイズ発生が少なくなる。また、接点１３
は導体１２との摺動により徐々に磨耗するが、接点１３
の設けられている記録ヘッドカートリッジ１は消耗品と
して所定の印刷動作を終えると交換されることから、何
ら問題はない。
【００１７】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、板状部材１１の導体１２にそれぞれ摺動する複
数の接点１３が記録ヘッドカートリッジ１に設けられた
ものを示したが、これに限られず、耐磨耗性が十分なも
のであれば、接点１３はキャリッジ２側に設けられてい
るものでもよい。この場合、着脱される記録ヘッドカー
トリッジ１とキャリッジ２との間は、ディンプル接点等
でもって電気接続される。また、本実施形態とは異なる
が、本体側と記録ヘッドカートリッジ１又はキャリッジ
２側との間で赤外線等を用いた光通信により記録信号を
非接触により伝送する形態を想定することができる。
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、板状部材１１の導体１２にそれぞれ摺動する複
数の接点１３が記録ヘッドカートリッジ１に設けられた
ものを示したが、これに限られず、耐磨耗性が十分なも
のであれば、接点１３はキャリッジ２側に設けられてい
るものでもよい。この場合、着脱される記録ヘッドカー
トリッジ１とキャリッジ２との間は、ディンプル接点等
でもって電気接続される。また、本実施形態とは異なる
が、本体側と記録ヘッドカートリッジ１又はキャリッジ
２側との間で赤外線等を用いた光通信により記録信号を
非接触により伝送する形態を想定することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、請求項１の発明によれ
ば、記録ヘッドカートリッジを装着したキャリッジの往
復動走査に伴い、接点が所定の接圧をもって導体に対し
て摺動し、記録ヘッドカートリッジに外部からの記録信
号が伝送されるので、可動の信号伝送用のフレキシブル
プリントサーキット（ＦＰＣ）を用いていないので、Ｆ
ＰＣを破損するようなことがなく、また、省スペースと
なり、プリンタの小型化が可能となり、また、接離する
信号端子及びメモリを用いていないので、低コスト化及
びノイズ発生の抑制が図れる。請求項２の発明によれ
ば、記録ヘッドカートリッジを装着したキャリッジの往
復動走査に伴い、接点が導体に対して摺動し、記録ヘッ
ドカートリッジに外部からの記録信号が伝送されるの
で、可動の信号伝送用のフレキシブルプリントサーキッ
ト（ＦＰＣ）を用いていないので、上記と同等の効果が
得られる。請求項３の発明によれば、コネクタを介在し
て外部の回路基板と導体とを配線にて接続し、可動な配
線がなくなるので、破損を低減できる。
ば、記録ヘッドカートリッジを装着したキャリッジの往
復動走査に伴い、接点が所定の接圧をもって導体に対し
て摺動し、記録ヘッドカートリッジに外部からの記録信
号が伝送されるので、可動の信号伝送用のフレキシブル
プリントサーキット（ＦＰＣ）を用いていないので、Ｆ
ＰＣを破損するようなことがなく、また、省スペースと
なり、プリンタの小型化が可能となり、また、接離する
信号端子及びメモリを用いていないので、低コスト化及
びノイズ発生の抑制が図れる。請求項２の発明によれ
ば、記録ヘッドカートリッジを装着したキャリッジの往
復動走査に伴い、接点が導体に対して摺動し、記録ヘッ
ドカートリッジに外部からの記録信号が伝送されるの
で、可動の信号伝送用のフレキシブルプリントサーキッ
ト（ＦＰＣ）を用いていないので、上記と同等の効果が
得られる。請求項３の発明によれば、コネクタを介在し
て外部の回路基板と導体とを配線にて接続し、可動な配
線がなくなるので、破損を低減できる。
【図１】 本発明の一実施形態によるインクジェットプ
リンタの要部斜視図。
リンタの要部斜視図。
【図２】 （ａ）（ｂ）は同プリンタにおける板状部材
の導体の正面図及び側面図。
の導体の正面図及び側面図。
【図３】 導体と記録ヘッドカートリッジの接点部の側
面図。
面図。
１ 記録ヘッドカートリッジ ２ キャリッジ ３ 本体フレーム ４ ガイドシャフト ５ ガイドレール ６ キャリッジ駆動ベルト（キャリッジ駆動機構） ９ プラテン（記録部） １１ 板状部材 １２ 導体 １３ 接点 １５ コネクタ Ｐ 印刷用紙
Claims (3)
- 【請求項１】 外部からの記録信号に基づき印刷用紙に
記録を行う記録ヘッドカートリッジと、前記記録ヘッド
カートリッジが装着され、記録動作時に主走査方向に往
復動駆動されるキャリッジと、本体フレームに両端部が
固定されたガイドシャフト及びガイドレールに沿って前
記キャリッジを移動させるキャリッジ駆動機構と、印刷
用紙を副走査方向に搬送する用紙給送部と、前記記録ヘ
ッドカートリッジに対向する部位に設けられ前記用紙給
送部により搬送される印刷用紙を支持するプラテンを有
する記録部とを備えたプリンタにおいて、 外部からの記録信号が伝達される信号線分の複数本の耐
磨耗性を有する導体が前記キャリッジの往復動方向に延
設されてなる板状部材が、本体フレームに前記キャリッ
ジの往復動範囲に対向して設けられ、 前記板状部材の導体にそれぞれ摺動する複数の接点が前
記記録ヘッドカートリッジ又はキャリッジ側に設けら
れ、 前記ガイドシャフト及びガイドレールにより前記キャリ
ッジが保持されることにより、前記接点と導体との間に
接圧が生じるように構成され、 前記接点と導体とを介して前記記録ヘッドカートリッジ
に外部からの記録信号が伝送されるようにしたことを特
徴とするプリンタ。 - 【請求項２】 外部からの記録信号に基づき印刷用紙に
記録を行う記録ヘッドカートリッジと、前記記録ヘッド
カートリッジが装着され、記録動作時に主走査方向に往
復動駆動されるキャリッジと、本体フレームに設けられ
たガイド部材に沿って前記キャリッジを移動させるキャ
リッジ駆動機構と、印刷用紙を副走査方向に搬送する用
紙給送部と、前記記録ヘッドカートリッジに対向する部
位に設けられ前記用紙給送部により搬送される印刷用紙
を支持するプラテンを有する記録部とを備えたプリンタ
において、 外部からの記録信号が伝達される信号線分の複数本の耐
磨耗性を有する導体が前記キャリッジの往復動方向に延
設されてなる板状部材が、本体フレームに前記キャリッ
ジの往復動範囲に対向して設けられ、 前記板状部材の導体にそれぞれ摺動する複数の接点が前
記記録ヘッドカートリッジ又はキャリッジ側に設けら
れ、 前記接点と導体とを介して前記記録ヘッドカートリッジ
に外部からの記録信号が伝送されるようにしたことを特
徴とするプリンタ。 - 【請求項３】 前記板状部材の端部に、前記導体の各一
端と接続され、かつ本体に設けられた回路基板に接続す
るための配線が接続されるコネクタが配設されているこ
とを特徴とする請求項２に記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001086100A JP2002283544A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001086100A JP2002283544A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | プリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002283544A true JP2002283544A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18941524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001086100A Withdrawn JP2002283544A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002283544A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011046118A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Seiko Epson Corp | 印刷装置 |
| JP2020524102A (ja) * | 2017-10-04 | 2020-08-13 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル．ピー．Ｈｅｗｌｅｔｔ‐Ｐａｃｋａｒｄ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｏｍｐａｎｙ， Ｌ．Ｐ． | プリンタキャリッジの走査 |
-
2001
- 2001-03-23 JP JP2001086100A patent/JP2002283544A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011046118A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Seiko Epson Corp | 印刷装置 |
| JP2020524102A (ja) * | 2017-10-04 | 2020-08-13 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル．ピー．Ｈｅｗｌｅｔｔ‐Ｐａｃｋａｒｄ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｏｍｐａｎｙ， Ｌ．Ｐ． | プリンタキャリッジの走査 |
| US11142004B2 (en) | 2017-10-04 | 2021-10-12 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Scanning printer carriage |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080603 |