JP2002283131A - ブローチ - Google Patents
ブローチInfo
- Publication number
- JP2002283131A JP2002283131A JP2001089189A JP2001089189A JP2002283131A JP 2002283131 A JP2002283131 A JP 2002283131A JP 2001089189 A JP2001089189 A JP 2001089189A JP 2001089189 A JP2001089189 A JP 2001089189A JP 2002283131 A JP2002283131 A JP 2002283131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- broach
- blade
- longitudinal direction
- work
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非対称ワーク部分を加工する場合でも、ブロ
ーチが左右にずれず、安定した加工ができるブローチ
(切削工具)の提供。 【解決手段】 (1)ブローチ長手方向に並んだ複数の
刃部12を有し、各刃部12がブローチ長手方向に凸形
状となっていることを特徴とするブローチ11。 (2)刃部12は凸形状の先端13を通ってブローチ長
手方向に延びる左右中心線14に対して左右対称である
ブローチ11。
ーチが左右にずれず、安定した加工ができるブローチ
(切削工具)の提供。 【解決手段】 (1)ブローチ長手方向に並んだ複数の
刃部12を有し、各刃部12がブローチ長手方向に凸形
状となっていることを特徴とするブローチ11。 (2)刃部12は凸形状の先端13を通ってブローチ長
手方向に延びる左右中心線14に対して左右対称である
ブローチ11。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は切削工具であるブロ
ーチに関する。
ーチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5または図6に示すように、ブ
ローチ1の刃部2は、長手方向(加工方向)に垂直(図
5)またはねじれ角αを付けた形状(図6)をしてい
る。
ローチ1の刃部2は、長手方向(加工方向)に垂直(図
5)またはねじれ角αを付けた形状(図6)をしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、たとえば、図
3および図4に示すように、建設機械の無限軌道帯のリ
ンク3のナット座面4の鍛造面から平らな切削面への加
工では、左右非対称なワーク部分5を加工(図4の点線
で示した部分を切削で除去)するため、ブローチ1の刃
部2にかかる加工負荷のバランスがくずれ、ブローチ1
が左右にずれる。本発明の目的は、非対称ワーク部分を
加工する場合でも、ブローチが左右にずれず、安定した
加工ができるブローチを提供することにある。
3および図4に示すように、建設機械の無限軌道帯のリ
ンク3のナット座面4の鍛造面から平らな切削面への加
工では、左右非対称なワーク部分5を加工(図4の点線
で示した部分を切削で除去)するため、ブローチ1の刃
部2にかかる加工負荷のバランスがくずれ、ブローチ1
が左右にずれる。本発明の目的は、非対称ワーク部分を
加工する場合でも、ブローチが左右にずれず、安定した
加工ができるブローチを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) ブローチ長手方向に並んだ複数の刃部を有し、
各刃部がブローチ長手方向に凸形状となっていることを
特徴とするブローチ。 (2) 前記刃部は凸形状の先端を通ってブローチ長手
方向に延びる左右中心線に対して左右対称である(1)
記載のブローチ。
明はつぎの通りである。 (1) ブローチ長手方向に並んだ複数の刃部を有し、
各刃部がブローチ長手方向に凸形状となっていることを
特徴とするブローチ。 (2) 前記刃部は凸形状の先端を通ってブローチ長手
方向に延びる左右中心線に対して左右対称である(1)
記載のブローチ。
【0005】上記(1)、(2)のブローチでは、刃部
を加工方向に凸形としたので、切削時、刃部がワークに
喰い込んだ時にワークから刃部にかかる加工負荷は、刃
部の先端を中心にして左右から対称にかかり、加工負荷
が左右でバランスし、ブローチが左右にずれないかまた
は左右にずれにくくなる。
を加工方向に凸形としたので、切削時、刃部がワークに
喰い込んだ時にワークから刃部にかかる加工負荷は、刃
部の先端を中心にして左右から対称にかかり、加工負荷
が左右でバランスし、ブローチが左右にずれないかまた
は左右にずれにくくなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明実施例のブローチを、図
1、図2を参照して説明する。図1に示すように、本発
明実施例のブローチ11はブローチ長手方向に複数(多
数)並んだ刃部12を有している。刃部12は、加工方
向後方にある刃ほどワーク喰込み深さが大である。各刃
部12はブローチ長手方向(加工方向)に凸形状となっ
ている。
1、図2を参照して説明する。図1に示すように、本発
明実施例のブローチ11はブローチ長手方向に複数(多
数)並んだ刃部12を有している。刃部12は、加工方
向後方にある刃ほどワーク喰込み深さが大である。各刃
部12はブローチ長手方向(加工方向)に凸形状となっ
ている。
【0007】各刃部12は、凸形状の先端13を通って
ブローチ長手方向に延びる左右中心線14(仮想線)に
対して、左右対称である。この左右中心線14はブロー
チ11の幅方向中心を通ってブローチ長手方向に延びる
線であり、各刃部12は左右中心線14を対称の中心線
として左右対称である。
ブローチ長手方向に延びる左右中心線14(仮想線)に
対して、左右対称である。この左右中心線14はブロー
チ11の幅方向中心を通ってブローチ長手方向に延びる
線であり、各刃部12は左右中心線14を対称の中心線
として左右対称である。
【0008】つぎに、本発明実施例のブローチの作用を
説明する。切削されるワークを、たとえば、図3および
図4に示す、無限軌道帯のリンク3とし、切削されるワ
ーク部分5が鍛造後でかつ切削前のナット座面4である
ものとする。切削されるワーク部分5は中心線6に対し
て左右非対称であり、ワーク部5をブローチ11で切削
除去することにより平らなナット座面4を形成する。ブ
ローチ11を、図3および図4の紙面と直交方向に動か
すことにより、ワーク部分5を切削する。
説明する。切削されるワークを、たとえば、図3および
図4に示す、無限軌道帯のリンク3とし、切削されるワ
ーク部分5が鍛造後でかつ切削前のナット座面4である
ものとする。切削されるワーク部分5は中心線6に対し
て左右非対称であり、ワーク部5をブローチ11で切削
除去することにより平らなナット座面4を形成する。ブ
ローチ11を、図3および図4の紙面と直交方向に動か
すことにより、ワーク部分5を切削する。
【0009】図2に示すように、ブローチ11の刃部1
2がワーク部分5に喰い込んでいく時、刃部12はワー
ク部分5に刃部12の先端13を中心にして左右対称に
喰い込んでいく。したがって、ワーク部分5から刃部1
2にかかる加工負荷は、刃部12の先端13を中心にし
て左右から対称にかかり、刃部12にかかる負荷が左右
でバランスする。図2に網目を付した部分で負荷を受
け、受ける負荷が左右対称になる。その結果、切削中
に、ブローチ11が左右にずれないか、またはずれにく
くなり、安定した加工ができる。従来は、左右方向にブ
ローチがずれて、加工が安定しにくいが、そのようなこ
とが本発明ブローチを用いた場合は起こらないか、また
は起こりにくくなる。
2がワーク部分5に喰い込んでいく時、刃部12はワー
ク部分5に刃部12の先端13を中心にして左右対称に
喰い込んでいく。したがって、ワーク部分5から刃部1
2にかかる加工負荷は、刃部12の先端13を中心にし
て左右から対称にかかり、刃部12にかかる負荷が左右
でバランスする。図2に網目を付した部分で負荷を受
け、受ける負荷が左右対称になる。その結果、切削中
に、ブローチ11が左右にずれないか、またはずれにく
くなり、安定した加工ができる。従来は、左右方向にブ
ローチがずれて、加工が安定しにくいが、そのようなこ
とが本発明ブローチを用いた場合は起こらないか、また
は起こりにくくなる。
【0010】
【発明の効果】請求項1のブローチによれば、ブローチ
長手方向に複数の刃部を有し、各刃部は、ブローチ長手
方向(加工方向)に凸形状となっているので、ワークを
加工する時に、ワークからブローチにかかる加工負荷が
左右でバランスし、加工中にブローチが左右に振れなく
なり、加工が安定する。請求項2のブローチによれば、
刃部を凸形状の先端を通ってブローチ長手方向に延びる
左右中心線に対して左右対称としたので、ブローチの刃
部にかかる加工負荷が左右でバランスし、ブローチが左
右に振れなくなって、加工が安定する。
長手方向に複数の刃部を有し、各刃部は、ブローチ長手
方向(加工方向)に凸形状となっているので、ワークを
加工する時に、ワークからブローチにかかる加工負荷が
左右でバランスし、加工中にブローチが左右に振れなく
なり、加工が安定する。請求項2のブローチによれば、
刃部を凸形状の先端を通ってブローチ長手方向に延びる
左右中心線に対して左右対称としたので、ブローチの刃
部にかかる加工負荷が左右でバランスし、ブローチが左
右に振れなくなって、加工が安定する。
【図1】本発明実施例のブローチの斜視図である。
【図2】本発明実施例のブローチでワーク部分を加工し
ている時の平面図である。
ている時の平面図である。
【図3】建設機械の無限軌道帯のリンクの正面図であ
る。
る。
【図4】リンクのブローチ加工すべき部分の拡大正面図
である。
である。
【図5】従来のブローチの斜視図である。
【図6】従来のもう一例のブローチの斜視図である。
3 リンク 4 ナット座面 5 ワーク部分 11 ブローチ 12 刃部 13 刃部の先端 14 左右中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 英司 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 栗原 秋芳 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 Fターム(参考) 3C050 BB02 BD02
Claims (2)
- 【請求項1】 ブローチ長手方向に並んだ複数の刃部を
有し、各刃部がブローチ長手方向に凸形状となっている
ことを特徴とするブローチ。 - 【請求項2】 前記刃部は凸形状の先端を通ってブロー
チ長手方向に延びる左右中心線に対して左右対称である
請求項1記載のブローチ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001089189A JP2002283131A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | ブローチ |
CNB021080550A CN1181943C (zh) | 2001-03-27 | 2002-03-26 | 拉刀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001089189A JP2002283131A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | ブローチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002283131A true JP2002283131A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18944156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001089189A Pending JP2002283131A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | ブローチ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002283131A (ja) |
CN (1) | CN1181943C (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108581037B (zh) * | 2018-07-24 | 2020-09-29 | 北京理工大学 | 一种多刃非自由切削拉刀 |
-
2001
- 2001-03-27 JP JP2001089189A patent/JP2002283131A/ja active Pending
-
2002
- 2002-03-26 CN CNB021080550A patent/CN1181943C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1382554A (zh) | 2002-12-04 |
CN1181943C (zh) | 2004-12-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060516 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061205 |