JP2002282872A - 水処理装置 - Google Patents
水処理装置Info
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- JP2002282872A JP2002282872A JP2001091288A JP2001091288A JP2002282872A JP 2002282872 A JP2002282872 A JP 2002282872A JP 2001091288 A JP2001091288 A JP 2001091288A JP 2001091288 A JP2001091288 A JP 2001091288A JP 2002282872 A JP2002282872 A JP 2002282872A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用する原水の供給量や水質等の条件に係わ
らず添加部における添加剤の添加量を制御して、電解効
率や添加剤濃度等が所望のものとなった処理水を得るこ
とができる水処理装置を提供する。 【解決手段】 原水流入口及び吐出口の間の流路に、内
部に添加剤が充填され、流入口101から流入される水
に添加剤103を添加すると共にこの水を流出口102
から流出させる添加部4を具備する水処理装置1に関す
る。添加部4の流入口101と流出口102との位置関
係を変更自在に形成することにより、添加部4内を通過
する水の経路の長さを変更可能に形成する。
らず添加部における添加剤の添加量を制御して、電解効
率や添加剤濃度等が所望のものとなった処理水を得るこ
とができる水処理装置を提供する。 【解決手段】 原水流入口及び吐出口の間の流路に、内
部に添加剤が充填され、流入口101から流入される水
に添加剤103を添加すると共にこの水を流出口102
から流出させる添加部4を具備する水処理装置1に関す
る。添加部4の流入口101と流出口102との位置関
係を変更自在に形成することにより、添加部4内を通過
する水の経路の長さを変更可能に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道水、井戸水、河
川水などの原水を、添加剤を充填した添加部に通過させ
て、添加剤を溶出させる水処理装置に関するものであ
る。
川水などの原水を、添加剤を充填した添加部に通過させ
て、添加剤を溶出させる水処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水道水、井戸水、河川水などの原
水を、添加剤を充填した添加部に通過させることにより
ミネラル類等の添加剤を添加する水処理装置が提供され
ており、また、このように添加剤が添加された水を電解
することによりアルカリイオン水や酸性水等の加工水を
生成する電解水生成装置も提供されている。
水を、添加剤を充填した添加部に通過させることにより
ミネラル類等の添加剤を添加する水処理装置が提供され
ており、また、このように添加剤が添加された水を電解
することによりアルカリイオン水や酸性水等の加工水を
生成する電解水生成装置も提供されている。
【0003】水にミネラル類等の添加剤を添加する方法
は、従来から、特開平11−277079号公報に開示
されており、これらは水道水等をそのまま、あるいは水
道水からの水を活性炭などの吸着浄化部や、中空糸膜等
のろ材部を通過させて水中の不純物を取り除いた後に、
この水を添加剤が充填された添加部に導入し、添加部内
における流水と添加剤との動的な接触によって水中への
添加剤の溶解を促進することにより添加剤が添加された
水を生成するものである。生成した添加水はそのまま直
接飲用などの用途に利用することができ、また添加部の
下流側の流路に電解槽を設けて水の電気分解を行うなど
して、アルカリイオン水、酸性水等の生成にも使用され
る。
は、従来から、特開平11−277079号公報に開示
されており、これらは水道水等をそのまま、あるいは水
道水からの水を活性炭などの吸着浄化部や、中空糸膜等
のろ材部を通過させて水中の不純物を取り除いた後に、
この水を添加剤が充填された添加部に導入し、添加部内
における流水と添加剤との動的な接触によって水中への
添加剤の溶解を促進することにより添加剤が添加された
水を生成するものである。生成した添加水はそのまま直
接飲用などの用途に利用することができ、また添加部の
下流側の流路に電解槽を設けて水の電気分解を行うなど
して、アルカリイオン水、酸性水等の生成にも使用され
る。
【0004】添加部に充填される添加剤としては粒剤の
ものや、ペレット状のもの、粉末状のもの等、様々な形
状を有するものが利用されるものであり、溶解の促進や
添加量の制御等を容易に行うことができるように、適宜
の形状が選択されている。
ものや、ペレット状のもの、粉末状のもの等、様々な形
状を有するものが利用されるものであり、溶解の促進や
添加量の制御等を容易に行うことができるように、適宜
の形状が選択されている。
【0005】添加剤を添加部に充填する方式としては、
水処理装置に設置されている添加部に直接充填したり、
あるいは添加部のうちの添加剤が充填される部材を水処
理装置の本体に対して着脱自在に形成して、水処理装置
から脱離された状態の部材に添加剤を充填するものな
ど、種々の方式が採用されおり、添加剤の交換頻度を考
慮に入れ使用者にとって便利であるような設計が適宜な
されている。
水処理装置に設置されている添加部に直接充填したり、
あるいは添加部のうちの添加剤が充填される部材を水処
理装置の本体に対して着脱自在に形成して、水処理装置
から脱離された状態の部材に添加剤を充填するものな
ど、種々の方式が採用されおり、添加剤の交換頻度を考
慮に入れ使用者にとって便利であるような設計が適宜な
されている。
【0006】原水に添加剤を添加すると共に電気分解を
行ってアルカリイオン水や酸性水を生成する水処理装置
として、従来の一般的な構成を図21及び図22に示
す。
行ってアルカリイオン水や酸性水を生成する水処理装置
として、従来の一般的な構成を図21及び図22に示
す。
【0007】図示の例では、電解水生成装置301は電
解槽302、浄水装置303、添加装置306などから
構成される。電解槽302は、隔膜305により、電極
312Aが配置された電極室314と、電極312Bが
配置された電極室318とに区画されている。一般に原
水とされる水道水は、浄水装置303を通して電解槽3
02の電極室314と電極室318とに導入される。浄
水装置303は、水道水中にふくまれる有機物、無機物
あるいは次亜塩素酸などの臭気成分を除去するものであ
り、通常、抗菌活性炭フィルタや中空糸膜などのマイク
ロフィルターにて構成されている。また、浄水装置30
3から流出した浄水は、電極室318に直接連通した流
入路322と、電極室314に連通した流入路320と
に分流される。一方の流入路322には添加装置306
が配設されており、一方の電極室318に流入する浄水
に添加装置306により連続的に添加剤が供給されるよ
うになっている。一般的に添加剤としては乳酸カルシウ
ムまたはグリセロリン酸カルシウムなどのカルシウム塩
が使用される。
解槽302、浄水装置303、添加装置306などから
構成される。電解槽302は、隔膜305により、電極
312Aが配置された電極室314と、電極312Bが
配置された電極室318とに区画されている。一般に原
水とされる水道水は、浄水装置303を通して電解槽3
02の電極室314と電極室318とに導入される。浄
水装置303は、水道水中にふくまれる有機物、無機物
あるいは次亜塩素酸などの臭気成分を除去するものであ
り、通常、抗菌活性炭フィルタや中空糸膜などのマイク
ロフィルターにて構成されている。また、浄水装置30
3から流出した浄水は、電極室318に直接連通した流
入路322と、電極室314に連通した流入路320と
に分流される。一方の流入路322には添加装置306
が配設されており、一方の電極室318に流入する浄水
に添加装置306により連続的に添加剤が供給されるよ
うになっている。一般的に添加剤としては乳酸カルシウ
ムまたはグリセロリン酸カルシウムなどのカルシウム塩
が使用される。
【0008】電解槽302に通水された水を電極312
A、312B間を通電させて電気分解することにより、
電極室314にアルカリイオン水が、電極室318に酸
性水が生成する。陰極水は流出路323から、陽極水は
流出路321からそれぞれ別々の経路を通って吐出され
る。
A、312B間を通電させて電気分解することにより、
電極室314にアルカリイオン水が、電極室318に酸
性水が生成する。陰極水は流出路323から、陽極水は
流出路321からそれぞれ別々の経路を通って吐出され
る。
【0009】上記中、図21においては前述の電解質は
電極室318に導入すると電解槽302から吐出される
アルカリイオン水に電解質がそのまま混入するので、電
極室318に流入する水にのみ電解質を添加するように
している。つまり、電解質を添加した水を電極室318
に流入させることにより、アルカリイオン水にはカルシ
ウムイオンのみ添加することとなり、乳酸イオンは酸性
水とともに排出する様にしているのである。これによ
り、主として飲用等に使用されるアルカリイオン水中に
は、電気分解による電気泳動によりカルシウムイオンの
みが含有されることとなる。これにより必要以上の電解
質を使用することがなく、特に電気伝導率100〜30
0μS/cm2程度である一般の水道水においては、こ
こに示したいわゆる“陽極添加方式”により、電解質は
電解促進目的として充分な役割を果たすことができる。
電極室318に導入すると電解槽302から吐出される
アルカリイオン水に電解質がそのまま混入するので、電
極室318に流入する水にのみ電解質を添加するように
している。つまり、電解質を添加した水を電極室318
に流入させることにより、アルカリイオン水にはカルシ
ウムイオンのみ添加することとなり、乳酸イオンは酸性
水とともに排出する様にしているのである。これによ
り、主として飲用等に使用されるアルカリイオン水中に
は、電気分解による電気泳動によりカルシウムイオンの
みが含有されることとなる。これにより必要以上の電解
質を使用することがなく、特に電気伝導率100〜30
0μS/cm2程度である一般の水道水においては、こ
こに示したいわゆる“陽極添加方式”により、電解質は
電解促進目的として充分な役割を果たすことができる。
【0010】一方、電気伝導率100μS/cm2以下
の水道水、または充分な電気伝導率を有するが重炭酸イ
オン等、電解水に対して緩衝作用をするイオン種を多く
含む水道水(特に湧き水等を主原水とした地下水など)
の場合では、図22に示した様な、いわゆる“両極添加
方式”を利用する場合がある。これは、前述の電解質を
電極室314及び電極室318の両方に導入させ、使用
原水の電気伝導率を更に増加させることにより、原水に
電解電流がより通電しやすい状態にし、電気分解の効率
を上げ、先に記述した電気電動率100μS/cm2以
下の水道水、または充分な電気伝導率を有するものの、
重炭酸イオン等、電解水に対して緩衝作用をするイオン
種を多く含む水道水の場合においても充分な電解を行う
ことができる。尚、図21及び22の何れにおいても3
08A,308Bは電気化学的水質検出器を示してお
り、これにより多極の吐出水の水質、例えばpH、酸化
還元電位、カルシウム濃度、電気伝導率等を知ることが
でき、装置によればこれらからの水質測定結果を基に、
電解電圧や流量などの電解条件をコントロールできるも
のもある。
の水道水、または充分な電気伝導率を有するが重炭酸イ
オン等、電解水に対して緩衝作用をするイオン種を多く
含む水道水(特に湧き水等を主原水とした地下水など)
の場合では、図22に示した様な、いわゆる“両極添加
方式”を利用する場合がある。これは、前述の電解質を
電極室314及び電極室318の両方に導入させ、使用
原水の電気伝導率を更に増加させることにより、原水に
電解電流がより通電しやすい状態にし、電気分解の効率
を上げ、先に記述した電気電動率100μS/cm2以
下の水道水、または充分な電気伝導率を有するものの、
重炭酸イオン等、電解水に対して緩衝作用をするイオン
種を多く含む水道水の場合においても充分な電解を行う
ことができる。尚、図21及び22の何れにおいても3
08A,308Bは電気化学的水質検出器を示してお
り、これにより多極の吐出水の水質、例えばpH、酸化
還元電位、カルシウム濃度、電気伝導率等を知ることが
でき、装置によればこれらからの水質測定結果を基に、
電解電圧や流量などの電解条件をコントロールできるも
のもある。
【0011】上記のような構成を有する水処理装置にお
いて、添加装置306における添加剤の添加量を制御す
る方法としては、従来、特開平8−276192号公報
等に開示されているようなものがある。これらの従来技
術においては、添加装置306内に流入する水の特性を
変化させることにより添加剤の水への溶解速度を調整し
て、添加量を制御するものである。ここで水の特性とし
ては、温度、圧力、流量、pH,ORP(酸化還元電
位)等が挙げられる。
いて、添加装置306における添加剤の添加量を制御す
る方法としては、従来、特開平8−276192号公報
等に開示されているようなものがある。これらの従来技
術においては、添加装置306内に流入する水の特性を
変化させることにより添加剤の水への溶解速度を調整し
て、添加量を制御するものである。ここで水の特性とし
ては、温度、圧力、流量、pH,ORP(酸化還元電
位)等が挙げられる。
【0012】例えば水の特性としてpHを変化させる場
合については、水道水を直接、又は水道水からの水を活
性炭などの吸着浄化部や、中空糸膜等のろ材部を通過さ
せ、水中の不純物を取り除いた後に電解槽に導き入れ電
解処理を行う。電解槽では電解処理により陽極側から酸
性水、陰極側からアルカリイオン水が生成される。この
とき例えば添加剤として炭酸カルシウムを用いる場合に
は水のpHによって炭酸カルシウムの溶解度が変化して
しまう。つまり酸性の水を用いた場合にはより多く水に
炭酸カルシウムが溶解する事となり、より高濃度の添加
剤を含んだ添加水を得る事ができる。生成した添加水は
そのまま直接飲用などの用途に利用したり、その後に再
び電解槽を設ける事により水の電気分解を行うなどの水
処理を行う事によりアルカリイオン水、酸性イオン水等
の生成に使用される。
合については、水道水を直接、又は水道水からの水を活
性炭などの吸着浄化部や、中空糸膜等のろ材部を通過さ
せ、水中の不純物を取り除いた後に電解槽に導き入れ電
解処理を行う。電解槽では電解処理により陽極側から酸
性水、陰極側からアルカリイオン水が生成される。この
とき例えば添加剤として炭酸カルシウムを用いる場合に
は水のpHによって炭酸カルシウムの溶解度が変化して
しまう。つまり酸性の水を用いた場合にはより多く水に
炭酸カルシウムが溶解する事となり、より高濃度の添加
剤を含んだ添加水を得る事ができる。生成した添加水は
そのまま直接飲用などの用途に利用したり、その後に再
び電解槽を設ける事により水の電気分解を行うなどの水
処理を行う事によりアルカリイオン水、酸性イオン水等
の生成に使用される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、添加部
において添加剤を添加するにあたっては、添加部内に水
を導入すると共に添加部内において水と添加剤とを動的
に接触させることにより水に添加剤を溶解させているた
め、添加剤の添加量は添加剤に導入される水の流量や、
添加部内に充填されている添加剤の量に依存するもので
あり、添加部から導出される水に含まれる添加剤量はそ
の時の条件によって異なるものとなってしまうものであ
った。
において添加剤を添加するにあたっては、添加部内に水
を導入すると共に添加部内において水と添加剤とを動的
に接触させることにより水に添加剤を溶解させているた
め、添加剤の添加量は添加剤に導入される水の流量や、
添加部内に充填されている添加剤の量に依存するもので
あり、添加部から導出される水に含まれる添加剤量はそ
の時の条件によって異なるものとなってしまうものであ
った。
【0014】そのため、従来は、所望する添加剤濃度を
得るため、特に添加剤濃度を高濃度とすることが必要と
される場合には、使用者自らが水道の蛇口を締めるなど
の水量調整を行うなどしなければならず、この場合には
水処理装置に供給する水量が制限されてしまうものであ
る。
得るため、特に添加剤濃度を高濃度とすることが必要と
される場合には、使用者自らが水道の蛇口を締めるなど
の水量調整を行うなどしなければならず、この場合には
水処理装置に供給する水量が制限されてしまうものであ
る。
【0015】また、この場合、使用者自らが経験的に所
望の添加剤濃度を達成するような水量を予め知っていれ
ば添加剤濃度に応じた水量を設定することができるもの
の、水道の蛇口等から供給される水の流量はその時々に
よって変化して、使用者が希望する水量とは異なるもの
となってしまい、時には過剰量の水が供給されて不必要
な水の無駄な使用を行ってしまい、また時には過少量の
水しか供給されず、必要量の水量を得るためには過分に
時間を浪費する場合があった。
望の添加剤濃度を達成するような水量を予め知っていれ
ば添加剤濃度に応じた水量を設定することができるもの
の、水道の蛇口等から供給される水の流量はその時々に
よって変化して、使用者が希望する水量とは異なるもの
となってしまい、時には過剰量の水が供給されて不必要
な水の無駄な使用を行ってしまい、また時には過少量の
水しか供給されず、必要量の水量を得るためには過分に
時間を浪費する場合があった。
【0016】また、上記のように、水のpH等水の特性
を変化させて添加剤の添加量を制御する方法も、添加剤
として使用される物質が全て炭酸カルシウム等のように
溶解度がpH等の水の特性に依存するものばかりではな
いため、多種の添加剤に対して適用できるものではなか
った。また溶解度がpH依存性を有する添加剤であって
も、期待する溶解度となるように添加剤を溶解させるた
めには、水のpH調整は非常に困難なものとなり、簡便
な手法とはいえないものであった。
を変化させて添加剤の添加量を制御する方法も、添加剤
として使用される物質が全て炭酸カルシウム等のように
溶解度がpH等の水の特性に依存するものばかりではな
いため、多種の添加剤に対して適用できるものではなか
った。また溶解度がpH依存性を有する添加剤であって
も、期待する溶解度となるように添加剤を溶解させるた
めには、水のpH調整は非常に困難なものとなり、簡便
な手法とはいえないものであった。
【0017】本発明は上記の点に鑑みて為されたもので
あり、使用する原水の供給量や水質等の条件に係わらず
添加部における添加剤の添加量を制御して、電解効率や
添加剤濃度等が所望のものとなった処理水を得ることが
できる水処理装置を提供することを目的とする。
あり、使用する原水の供給量や水質等の条件に係わらず
添加部における添加剤の添加量を制御して、電解効率や
添加剤濃度等が所望のものとなった処理水を得ることが
できる水処理装置を提供することを目的とする。
【0018】また本発明は、生成される水の水質を検出
すると共に、その水質の検出結果に基づいて、カルシウ
ムイオン等の特定の添加剤の溶解量を使用者の期待に応
じて変化させることができる水処理装置を提供すること
も目的とする。
すると共に、その水質の検出結果に基づいて、カルシウ
ムイオン等の特定の添加剤の溶解量を使用者の期待に応
じて変化させることができる水処理装置を提供すること
も目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
水処理装置は、原水流入口及び吐出口の間の流路に、内
部に添加剤が充填され、流入口101から流入される水
に添加剤103を添加すると共にこの水を流出口102
から流出させる添加部4を具備する水処理装置1におい
て、添加部4の流入口101と流出口102との位置関
係を変更自在に形成することにより、添加部4内を通過
する水の経路の長さを変更可能に形成して成ることを特
徴とするものである。
水処理装置は、原水流入口及び吐出口の間の流路に、内
部に添加剤が充填され、流入口101から流入される水
に添加剤103を添加すると共にこの水を流出口102
から流出させる添加部4を具備する水処理装置1におい
て、添加部4の流入口101と流出口102との位置関
係を変更自在に形成することにより、添加部4内を通過
する水の経路の長さを変更可能に形成して成ることを特
徴とするものである。
【0020】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、添加部4への流入口101が形成された第1の部材
107と、添加部4からの流出口102が形成された第
2の部材108とを互いに回転自在に結合することによ
り添加部4の外装を構成すると共に、流入口101と流
出口102のうちの少なくとも一方を、第1の部材10
7と第2の部材108の回転軸から偏心した位置に形成
することにより、添加部4に連結した流入口101と流
出口102との位置関係を変更自在に形成して成ること
を特徴とするものである。
て、添加部4への流入口101が形成された第1の部材
107と、添加部4からの流出口102が形成された第
2の部材108とを互いに回転自在に結合することによ
り添加部4の外装を構成すると共に、流入口101と流
出口102のうちの少なくとも一方を、第1の部材10
7と第2の部材108の回転軸から偏心した位置に形成
することにより、添加部4に連結した流入口101と流
出口102との位置関係を変更自在に形成して成ること
を特徴とするものである。
【0021】また請求項3の発明は、請求項2におい
て、第1の部材107を一端が開口すると共に他端が閉
塞した筒状に形成すると共に、第2の部材108を一端
が閉塞すると共に他端が開口した筒状に形成し、第1の
部材107と第2の部材108とを開口部110,11
1同士で結合して筒状の添加部4を構成すると共に、第
1の部材107と第2の部材108を結合部において互
いに回転自在に形成して成ることを特徴とするものであ
る。
て、第1の部材107を一端が開口すると共に他端が閉
塞した筒状に形成すると共に、第2の部材108を一端
が閉塞すると共に他端が開口した筒状に形成し、第1の
部材107と第2の部材108とを開口部110,11
1同士で結合して筒状の添加部4を構成すると共に、第
1の部材107と第2の部材108を結合部において互
いに回転自在に形成して成ることを特徴とするものであ
る。
【0022】また請求項4の発明は、請求項2におい
て、第1の部材107を一端が開口すると共に他端が閉
塞した筒状に形成すると共に、第2の部材108を一端
が閉塞すると共に他端が開口した筒状に形成し、第1の
部材107と第2の部材108のいずれか一方の部材の
閉塞面にて他方の部材の開口部を閉塞すると共に一方の
部材の内周面を他方の部材の外周面に摺接させて添加部
4を構成することにより、第1の部材107と第2の部
材108とを互いに回転自在に形成して成ることを特徴
とするものである。
て、第1の部材107を一端が開口すると共に他端が閉
塞した筒状に形成すると共に、第2の部材108を一端
が閉塞すると共に他端が開口した筒状に形成し、第1の
部材107と第2の部材108のいずれか一方の部材の
閉塞面にて他方の部材の開口部を閉塞すると共に一方の
部材の内周面を他方の部材の外周面に摺接させて添加部
4を構成することにより、第1の部材107と第2の部
材108とを互いに回転自在に形成して成ることを特徴
とするものである。
【0023】また請求項5の発明は、請求項2におい
て、第1の部材107と第2の部材108のいずれか一
方の部材を一端が開口すると共に他端が閉塞した筒状に
形成し、他方の部材を一方の部材の開口面を閉塞すると
共に一方の部材に対して回転自在に結合して成ることを
特徴とするものである。
て、第1の部材107と第2の部材108のいずれか一
方の部材を一端が開口すると共に他端が閉塞した筒状に
形成し、他方の部材を一方の部材の開口面を閉塞すると
共に一方の部材に対して回転自在に結合して成ることを
特徴とするものである。
【0024】また請求項6の発明は、請求項1におい
て、添加部4は、内部が配置凹部121として形成され
る円筒状の配置部124を有する本体部115と、配置
凹部121の内周面に摺接した状態で配置凹部121内
に配置されると共に内側に添加剤103が充填される円
筒状の充填容器116とを備え、配置部124と充填容
器116とを互いに回転自在に形成し、配置部124の
側周面に配置部124の内外を連通するスリット状の開
口部119をその長手方向が回転軸に対して傾斜した方
向となるように形成し、充填容器116の側周面に充填
容器116の内外を連通するスリット状の開口部120
をその長手方向が、回転軸に対して、配置部124の開
口部119とは逆方向に傾斜した方向となるように形成
し、配置部124と充填容器116の開口部119,1
20同士が交差した位置に流入口101又は流出口10
2が形成されるようにして成ることを特徴とするもので
ある。
て、添加部4は、内部が配置凹部121として形成され
る円筒状の配置部124を有する本体部115と、配置
凹部121の内周面に摺接した状態で配置凹部121内
に配置されると共に内側に添加剤103が充填される円
筒状の充填容器116とを備え、配置部124と充填容
器116とを互いに回転自在に形成し、配置部124の
側周面に配置部124の内外を連通するスリット状の開
口部119をその長手方向が回転軸に対して傾斜した方
向となるように形成し、充填容器116の側周面に充填
容器116の内外を連通するスリット状の開口部120
をその長手方向が、回転軸に対して、配置部124の開
口部119とは逆方向に傾斜した方向となるように形成
し、配置部124と充填容器116の開口部119,1
20同士が交差した位置に流入口101又は流出口10
2が形成されるようにして成ることを特徴とするもので
ある。
【0025】また請求項7の発明は、請求項1におい
て、添加部4は、内部に添加剤103が充填されると共
に内外を連通する開口部120を有する充填容器116
と、一端に充填容器116の開口部120の一部の領域
と連通する連通開口134が形成される流水管130と
を備え、充填容器116の開口部120での連通開口1
34との連通位置を変位自在に形成し、開口部120で
の連通開口134と充填容器116との連通位置に流入
口101又は流出口102が形成されるようにして成る
ことを特徴とするものである。
て、添加部4は、内部に添加剤103が充填されると共
に内外を連通する開口部120を有する充填容器116
と、一端に充填容器116の開口部120の一部の領域
と連通する連通開口134が形成される流水管130と
を備え、充填容器116の開口部120での連通開口1
34との連通位置を変位自在に形成し、開口部120で
の連通開口134と充填容器116との連通位置に流入
口101又は流出口102が形成されるようにして成る
ことを特徴とするものである。
【0026】また請求項8の発明は、請求項7におい
て、流水管130を充填容器116に対してスライド移
動自在に形成することによって充填容器116の開口部
120での連通開口134との連通位置を変位自在に形
成して成ることを特徴とするものである。
て、流水管130を充填容器116に対してスライド移
動自在に形成することによって充填容器116の開口部
120での連通開口134との連通位置を変位自在に形
成して成ることを特徴とするものである。
【0027】また請求項9の発明は、請求項8におい
て、一端に連通開口134が形成された流水管130の
内周面又は外周面に螺子溝を形成し、充填容器116に
対してスライド移動不能且つ管路の中心軸を中心に回転
自在に形成された接続管133に流水管130の螺子溝
と合致する螺子溝を形成し、流水管130の他端部側と
接続管133の一端部側とを、螺子溝同士を螺合させる
ことにより連通接続することにより、流水管130を接
続管133の回転と連動して充填容器116に対してス
ライド移動自在に形成して成ることを特徴とするもので
ある。
て、一端に連通開口134が形成された流水管130の
内周面又は外周面に螺子溝を形成し、充填容器116に
対してスライド移動不能且つ管路の中心軸を中心に回転
自在に形成された接続管133に流水管130の螺子溝
と合致する螺子溝を形成し、流水管130の他端部側と
接続管133の一端部側とを、螺子溝同士を螺合させる
ことにより連通接続することにより、流水管130を接
続管133の回転と連動して充填容器116に対してス
ライド移動自在に形成して成ることを特徴とするもので
ある。
【0028】また請求項10の発明は、請求項1におい
て、添加剤103が充填される充填容器116内に、一
端面が充填容器116の外方に開口する、メッシュから
なる筒体143を配設し、筒体143の内側には筒状の
内管140を、内管140の外面が筒体の内面に摺接す
るように配置して内管140を筒体143に対してスラ
イド移動自在に形成し、内管140の筒体143内に配
置される側の端部に内管140の内外を連通する流入口
101又は流出口102を形成して成ることを特徴とす
るものである。
て、添加剤103が充填される充填容器116内に、一
端面が充填容器116の外方に開口する、メッシュから
なる筒体143を配設し、筒体143の内側には筒状の
内管140を、内管140の外面が筒体の内面に摺接す
るように配置して内管140を筒体143に対してスラ
イド移動自在に形成し、内管140の筒体143内に配
置される側の端部に内管140の内外を連通する流入口
101又は流出口102を形成して成ることを特徴とす
るものである。
【0029】また請求項11の発明は、請求項1におい
て、流入口101と流出口102とが形成された添加部
4に、スライド移動することにより添加部4内部への突
出量を変化させる遮蔽板145を設けて成ることを特徴
とするものである。
て、流入口101と流出口102とが形成された添加部
4に、スライド移動することにより添加部4内部への突
出量を変化させる遮蔽板145を設けて成ることを特徴
とするものである。
【0030】また請求項12の発明は、請求項1におい
て、流入口101と流出口102とが形成された添加部
4を、流入口101の形成位置と流出口102の形成位
置との間において伸縮自在に形成して成ることを特徴と
する特徴とするものである。
て、流入口101と流出口102とが形成された添加部
4を、流入口101の形成位置と流出口102の形成位
置との間において伸縮自在に形成して成ることを特徴と
する特徴とするものである。
【0031】また請求項13の発明は、請求項12にお
いて、添加部4を蛇腹状に形成することにより伸縮自在
に形成して成ることを特徴とするものである。
いて、添加部4を蛇腹状に形成することにより伸縮自在
に形成して成ることを特徴とするものである。
【0032】また請求項14の発明は、請求項12にお
いて、添加部4を、端部に開口部111が形成されると
共に流入口101を備える第1の部材107と、端部に
開口部110が形成されると共に流出口102を備える
第2の部材108とで構成し、第1の部材107と第2
の部材108のうちいずれか一方の部材の閉塞面にて他
方の部材の開口部を閉塞すると共に一方の部材の内周面
を他方の部材の外周面に摺接させて添加部4を構成する
ことにより、添加部4を伸縮自在に形成して成ることを
特徴とするものである。
いて、添加部4を、端部に開口部111が形成されると
共に流入口101を備える第1の部材107と、端部に
開口部110が形成されると共に流出口102を備える
第2の部材108とで構成し、第1の部材107と第2
の部材108のうちいずれか一方の部材の閉塞面にて他
方の部材の開口部を閉塞すると共に一方の部材の内周面
を他方の部材の外周面に摺接させて添加部4を構成する
ことにより、添加部4を伸縮自在に形成して成ることを
特徴とするものである。
【0033】また請求項15の発明は、請求項1乃至1
4のいずれかにおいて、添加部の下流側に、電解隔膜5
を介して配設された少なくとも一対の電極6,8を備え
る電解槽2を配設し、電解槽2における電解条件を検知
する検出部を設け、検出部による検出結果に基づいて添
加部4の流入口101と流出口102との位置関係を変
更することにより添加剤103の添加量を調整して添加
剤103の添加量が所定の設定値となるように制御する
制御部を具備して成ることを特徴とするものである。
4のいずれかにおいて、添加部の下流側に、電解隔膜5
を介して配設された少なくとも一対の電極6,8を備え
る電解槽2を配設し、電解槽2における電解条件を検知
する検出部を設け、検出部による検出結果に基づいて添
加部4の流入口101と流出口102との位置関係を変
更することにより添加剤103の添加量を調整して添加
剤103の添加量が所定の設定値となるように制御する
制御部を具備して成ることを特徴とするものである。
【0034】また請求項16の発明は、請求項1乃至1
5のいずれかにおいて、添加部4の下流側に、電解隔膜
5を介して配設された少なくとも一対の電極6,8を備
える電解槽2を配設し、電解槽2の下流側に電解槽2に
て生成された電解水の水質を検出する水質検出器20を
配設し、水質検出器20による検出結果に基づいて添加
部4の流入口101と流出口102との位置関係を変更
することにより添加剤の添加量を調整する制御部を具備
して成ることを特徴とするものである。
5のいずれかにおいて、添加部4の下流側に、電解隔膜
5を介して配設された少なくとも一対の電極6,8を備
える電解槽2を配設し、電解槽2の下流側に電解槽2に
て生成された電解水の水質を検出する水質検出器20を
配設し、水質検出器20による検出結果に基づいて添加
部4の流入口101と流出口102との位置関係を変更
することにより添加剤の添加量を調整する制御部を具備
して成ることを特徴とするものである。
【0035】また請求項17の発明は、請求項16にお
いて、制御部が、水質検出器20による検出結果に基づ
いて添加剤103の添加量を調整することにより電解水
のpHが所定の設定値となるように制御するものである
ことを特徴とするものである。
いて、制御部が、水質検出器20による検出結果に基づ
いて添加剤103の添加量を調整することにより電解水
のpHが所定の設定値となるように制御するものである
ことを特徴とするものである。
【0036】また請求項18の発明は、請求項1乃至1
7のいずれかにおいて、添加部4の下流側に、添加部4
から流出する水質を検出する水質検出器20を配設し、
水質検出器20の下流側に、電解隔膜5を介して配設さ
れた少なくとも一対の電極6,8を備える電解槽2を配
設し、水質検出器20による検出結果に基づいて添加部
の流入口101と流出口102との位置関係を変更する
ことにより添加剤103の添加量を調整して添加剤10
3の添加量が所定の設定値となるように制御する制御部
とを具備して成ることを特徴とするものである。
7のいずれかにおいて、添加部4の下流側に、添加部4
から流出する水質を検出する水質検出器20を配設し、
水質検出器20の下流側に、電解隔膜5を介して配設さ
れた少なくとも一対の電極6,8を備える電解槽2を配
設し、水質検出器20による検出結果に基づいて添加部
の流入口101と流出口102との位置関係を変更する
ことにより添加剤103の添加量を調整して添加剤10
3の添加量が所定の設定値となるように制御する制御部
とを具備して成ることを特徴とするものである。
【0037】また請求項19の発明は、請求項16乃至
18のいずれかにおいて、水質検出器20からの検出結
果に基づいて、制御部によって、添加部の流入口101
と流出口102との位置関係を変更する制御が行われた
後においても、水質検出器20からの検出結果が所定の
設定値に達しない場合に、添加部4における添加剤10
3の充填量が不足していることを告知する告知手段を具
備して成ることを特徴とするものである。
18のいずれかにおいて、水質検出器20からの検出結
果に基づいて、制御部によって、添加部の流入口101
と流出口102との位置関係を変更する制御が行われた
後においても、水質検出器20からの検出結果が所定の
設定値に達しない場合に、添加部4における添加剤10
3の充填量が不足していることを告知する告知手段を具
備して成ることを特徴とするものである。
【0038】また請求項20の発明は、請求項1乃至1
9のいずれかにおいて、添加部4が、添加剤として、ミ
ネラル類に分類される無機イオンを含む有機系又は無機
系の化合物が充填されるものであることを特徴とするも
のである。
9のいずれかにおいて、添加部4が、添加剤として、ミ
ネラル類に分類される無機イオンを含む有機系又は無機
系の化合物が充填されるものであることを特徴とするも
のである。
【0039】また請求項21の発明は、請求項1乃至2
0のいずれかにおいて、添加部4が、添加剤として、有
機系カルシウム化合物である乳酸カルシウム、グリセロ
リン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、並びに塩素
系、硫酸系又は炭酸系の無機化合物である塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、
硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び硫酸マグネシウ
ムから選択される、1種以上の電解質が充填されるもの
であることを特徴とするものである。
0のいずれかにおいて、添加部4が、添加剤として、有
機系カルシウム化合物である乳酸カルシウム、グリセロ
リン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、並びに塩素
系、硫酸系又は炭酸系の無機化合物である塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、
硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び硫酸マグネシウ
ムから選択される、1種以上の電解質が充填されるもの
であることを特徴とするものである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【0041】本発明は、原水流入口及び吐出口の間の流
路に、内部に添加剤103が充填され、流入口101か
ら流入される水に添加剤103を添加すると共にこの水
を流出口102から流出させる添加部4を具備する水処
理装置1において、添加部4の流入口101と流出口1
02との位置関係を変更自在に形成することにより、添
加部4内を通過する水の経路の長さを変更可能に形成し
たものである。
路に、内部に添加剤103が充填され、流入口101か
ら流入される水に添加剤103を添加すると共にこの水
を流出口102から流出させる添加部4を具備する水処
理装置1において、添加部4の流入口101と流出口1
02との位置関係を変更自在に形成することにより、添
加部4内を通過する水の経路の長さを変更可能に形成し
たものである。
【0042】以下に、まず添加部4の構成について、実
施形態を挙げて説明する。
施形態を挙げて説明する。
【0043】図1に示す第1の実施形態では、添加部4
内に連通する流入口101と流出口102との位置関係
を変更することにより、添加部4内を通過する水の経路
長を変更するものである。図示の例では、添加部4は横
方向の円筒状のケース体100にて形成されている。こ
のケース体100の一端面は閉塞されると共に、流出口
102が形成されている。またケース体100の他端面
は開口されており、その開口部105の周縁には全周に
亘って、外径がケース体100の外周面よりも小径な連
結リブ106が他端側の外方に向けて突設されている。
このケース体100の内部には、添加剤103が充填さ
れる。
内に連通する流入口101と流出口102との位置関係
を変更することにより、添加部4内を通過する水の経路
長を変更するものである。図示の例では、添加部4は横
方向の円筒状のケース体100にて形成されている。こ
のケース体100の一端面は閉塞されると共に、流出口
102が形成されている。またケース体100の他端面
は開口されており、その開口部105の周縁には全周に
亘って、外径がケース体100の外周面よりも小径な連
結リブ106が他端側の外方に向けて突設されている。
このケース体100の内部には、添加剤103が充填さ
れる。
【0044】添加部4には、浄水装置3が連結されてい
る。浄水装置3は横方向の円筒状のケース体200にて
形成されている。このケース体200の一端面は閉塞さ
れると共に、流入口101が開口して形成されており、
またこの一端面の周縁には全周に亘って、外径がケース
体200の外周面と同径でかつ内径が連結リブ106の
外径よりも大径な連結リブ202が一端側の外方に向け
て突設されている。またケース体100の他端面は閉塞
されていると共に、取水口201が形成されている。
る。浄水装置3は横方向の円筒状のケース体200にて
形成されている。このケース体200の一端面は閉塞さ
れると共に、流入口101が開口して形成されており、
またこの一端面の周縁には全周に亘って、外径がケース
体200の外周面と同径でかつ内径が連結リブ106の
外径よりも大径な連結リブ202が一端側の外方に向け
て突設されている。またケース体100の他端面は閉塞
されていると共に、取水口201が形成されている。
【0045】添加部4の一端面と浄水装置3の他端面と
は連結されており、かつ、添加部4はケース体200の
中心軸を中心にして、浄水装置3に対して回転自在に形
成されている。添加部4と浄水装置3の連結部において
は、浄水装置3の連結リブ202の内周側に、添加部4
の連結リブ106が配置されて、浄水装置3はこの連結
部において、回転自在に形成されている。また、各連結
リブ106,202の間には、水密性を確保するための
Oリング104を介装させている。
は連結されており、かつ、添加部4はケース体200の
中心軸を中心にして、浄水装置3に対して回転自在に形
成されている。添加部4と浄水装置3の連結部において
は、浄水装置3の連結リブ202の内周側に、添加部4
の連結リブ106が配置されて、浄水装置3はこの連結
部において、回転自在に形成されている。また、各連結
リブ106,202の間には、水密性を確保するための
Oリング104を介装させている。
【0046】また、浄水装置3に形成された流入口10
1は、添加部4の回転軸に対して下方に偏心した位置に
形成されており、また添加部4に形成された流出口10
2も、添加部4の回転軸に対して偏心した位置に形成さ
れている。
1は、添加部4の回転軸に対して下方に偏心した位置に
形成されており、また添加部4に形成された流出口10
2も、添加部4の回転軸に対して偏心した位置に形成さ
れている。
【0047】水処理装置1内に流入された原水は、取水
口201から浄水装置3内に供給されて浄化された後、
流入口101を通じて添加部4内に導入されて添加剤1
03が添加され、流出口102を通じて添加部4外に導
出される。
口201から浄水装置3内に供給されて浄化された後、
流入口101を通じて添加部4内に導入されて添加剤1
03が添加され、流出口102を通じて添加部4外に導
出される。
【0048】このように形成された添加部4では、添加
部4のケース体100を浄水装置3に対して回転させる
ことにより、図1(a)(b)に示すような、流出口1
02の配置位置が流入口101に対して最も下方に配置
された状態と、図1(c)(d)に示すような、流出口
102の配置位置が流入口101に対して最も上方に配
置された状態との間で、流出口102の配置位置が調整
される。
部4のケース体100を浄水装置3に対して回転させる
ことにより、図1(a)(b)に示すような、流出口1
02の配置位置が流入口101に対して最も下方に配置
された状態と、図1(c)(d)に示すような、流出口
102の配置位置が流入口101に対して最も上方に配
置された状態との間で、流出口102の配置位置が調整
される。
【0049】図1(a)(b)に示す状態では、流入口
101から流出口102に至る経路の領域が、図中のa
で示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに
水が流通することとなり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作
用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は
少なくなる。一方、図1(c)(d)に示す状態では、
流入口101から流出口102に至る経路の領域は、添
加部4の内部のほぼ全域に亘ることなって、流入口10
1から流出口102に至る経路長が長くなると共に、水
が添加剤103と接触する時間が長くなり、水と添加剤
103との相互作用が大きくなって、水に対する添加剤
の添加量は多くなる。そして、添加部4を回転させるこ
とにより流出口102の配置位置を図1(a)(b)の
状態と図1(c)(d)の状態との間で変化させること
により、添加部4内における水の経路長を連続的に変化
させて、添加部4における添加剤103の添加量を調整
することができる。つまり、同じ流量の場合でも添加部
4内で水と接触する添加剤103の容積が変化して溶解
量が変化するのである。
101から流出口102に至る経路の領域が、図中のa
で示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに
水が流通することとなり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作
用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は
少なくなる。一方、図1(c)(d)に示す状態では、
流入口101から流出口102に至る経路の領域は、添
加部4の内部のほぼ全域に亘ることなって、流入口10
1から流出口102に至る経路長が長くなると共に、水
が添加剤103と接触する時間が長くなり、水と添加剤
103との相互作用が大きくなって、水に対する添加剤
の添加量は多くなる。そして、添加部4を回転させるこ
とにより流出口102の配置位置を図1(a)(b)の
状態と図1(c)(d)の状態との間で変化させること
により、添加部4内における水の経路長を連続的に変化
させて、添加部4における添加剤103の添加量を調整
することができる。つまり、同じ流量の場合でも添加部
4内で水と接触する添加剤103の容積が変化して溶解
量が変化するのである。
【0050】また、図12,13等に示すように、添加
部4のケース体100を回転駆動する駆動装置71を設
けると、この駆動装置71を駆動させることにより、添
加剤103の添加量を制御することができる。
部4のケース体100を回転駆動する駆動装置71を設
けると、この駆動装置71を駆動させることにより、添
加剤103の添加量を制御することができる。
【0051】図2に示す第2の実施形態は、添加部4に
連結した流入口101と流出口102の関係を変更する
ことにより、添加部4内を通過する水の水路長を変更す
るものであるが、添加部4の全体構成は円筒状に形成さ
れており、この添加部4は流入口101が形成された、
円筒状の第1の部材107と、流出口102が形成され
た円筒状の第2の部材108とから構成されている。
連結した流入口101と流出口102の関係を変更する
ことにより、添加部4内を通過する水の水路長を変更す
るものであるが、添加部4の全体構成は円筒状に形成さ
れており、この添加部4は流入口101が形成された、
円筒状の第1の部材107と、流出口102が形成され
た円筒状の第2の部材108とから構成されている。
【0052】図示の例では、第1の部材107は横方向
の円筒状に形成されている。この第1の部材107の一
端面は開口されると共に、この開口部110の周縁には
全周に亘って、外径が第1の部材107の外周面よりも
小径な連結リブ109が突設されている。また第1の部
材107の他端面は閉塞されていると共に、流入口10
1が形成されている。この第1の部材107の内部に
は、添加剤103が充填される。
の円筒状に形成されている。この第1の部材107の一
端面は開口されると共に、この開口部110の周縁には
全周に亘って、外径が第1の部材107の外周面よりも
小径な連結リブ109が突設されている。また第1の部
材107の他端面は閉塞されていると共に、流入口10
1が形成されている。この第1の部材107の内部に
は、添加剤103が充填される。
【0053】第2の部材108は横方向の円筒状に形成
されている。この第2の部材108の一端面は閉塞され
ると共に、流出口102が形成されている。また第2の
部材108の他端面は開口されており、その開口部11
1の周縁には全周に亘って、外径が第2の部材108の
外周面と同一径であり、かつ内径が連結リブ106の外
径よりも大径な連結リブ109が突設されている。この
第2の部材108の内部にも、添加剤103が充填され
る。
されている。この第2の部材108の一端面は閉塞され
ると共に、流出口102が形成されている。また第2の
部材108の他端面は開口されており、その開口部11
1の周縁には全周に亘って、外径が第2の部材108の
外周面と同一径であり、かつ内径が連結リブ106の外
径よりも大径な連結リブ109が突設されている。この
第2の部材108の内部にも、添加剤103が充填され
る。
【0054】第1の部材107と第2の部材108と
は、第1の部材107の一端面の開口部110と第2の
部材108の他端面の開口部111において連結され
て、添加部4が構成されている。このとき第1の部材1
07と第2の部材108は、円筒形状の添加部4の中心
軸を中心にして、互いに回転自在に形成されている。第
1の部材107と第2の部材108の連結部において
は、第1の部材107の連結リブ109の内周側に、第
2の部材108の連結リブ106が配置されて、第1の
部材107と第2の部材108とはこの連結部におい
て、回転自在に形成されている。また、各連結リブ10
6,109の間には、水密性を確保するためのOリング
104を介装させている。
は、第1の部材107の一端面の開口部110と第2の
部材108の他端面の開口部111において連結され
て、添加部4が構成されている。このとき第1の部材1
07と第2の部材108は、円筒形状の添加部4の中心
軸を中心にして、互いに回転自在に形成されている。第
1の部材107と第2の部材108の連結部において
は、第1の部材107の連結リブ109の内周側に、第
2の部材108の連結リブ106が配置されて、第1の
部材107と第2の部材108とはこの連結部におい
て、回転自在に形成されている。また、各連結リブ10
6,109の間には、水密性を確保するためのOリング
104を介装させている。
【0055】また、第1の部材107に形成された流入
口101は、第1の部材107及び第2の部材108の
回転軸に対して下方に偏心した位置に形成されており、
また第2の部材108に形成された流出口102も、第
1の部材107及び第2の部材108の回転軸に対して
偏心した位置に形成されている。
口101は、第1の部材107及び第2の部材108の
回転軸に対して下方に偏心した位置に形成されており、
また第2の部材108に形成された流出口102も、第
1の部材107及び第2の部材108の回転軸に対して
偏心した位置に形成されている。
【0056】このように形成された添加部4では、添加
部4の第2の部材108を第1の部材107に対して回
転させることにより、図2(a)(b)に示すような、
流出口102の配置位置が流入口101に対して最も下
方に配置された状態と、図2(c)(d)に示すよう
な、流出口102の配置位置が流入口101に対して最
も上方に配置された状態との間で、流出口102の配置
位置が調整される。
部4の第2の部材108を第1の部材107に対して回
転させることにより、図2(a)(b)に示すような、
流出口102の配置位置が流入口101に対して最も下
方に配置された状態と、図2(c)(d)に示すよう
な、流出口102の配置位置が流入口101に対して最
も上方に配置された状態との間で、流出口102の配置
位置が調整される。
【0057】図2(a)(b)に示す状態では、流入口
101から流出口102に至る経路の領域が、図中のa
で示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに
水が流通することとなり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作
用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は
少なくなる。一方、図2(c)(d)に示す状態では、
流入口101から流出口102に至る経路の領域は、添
加部4の内部のほぼ全域に亘ることなって、流入口10
1から流出口102に至る経路長が長くなると共に、水
が添加剤103と接触する時間が長くなり、水と添加剤
103との相互作用が大きくなって、水に対する添加剤
の添加量は多くなる。そして、第2の部材108を回転
させることにより流出口102の配置位置を図2(a)
(b)の状態と図2(c)(d)の状態との間で変化さ
せることにより、添加部4内における水の経路長を連続
的に変化させて、添加部4における添加剤103の添加
量を調整することができる。つまり、同じ水の流量の場
合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容積が
変化して溶解量が変化するのである。
101から流出口102に至る経路の領域が、図中のa
で示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに
水が流通することとなり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作
用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は
少なくなる。一方、図2(c)(d)に示す状態では、
流入口101から流出口102に至る経路の領域は、添
加部4の内部のほぼ全域に亘ることなって、流入口10
1から流出口102に至る経路長が長くなると共に、水
が添加剤103と接触する時間が長くなり、水と添加剤
103との相互作用が大きくなって、水に対する添加剤
の添加量は多くなる。そして、第2の部材108を回転
させることにより流出口102の配置位置を図2(a)
(b)の状態と図2(c)(d)の状態との間で変化さ
せることにより、添加部4内における水の経路長を連続
的に変化させて、添加部4における添加剤103の添加
量を調整することができる。つまり、同じ水の流量の場
合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容積が
変化して溶解量が変化するのである。
【0058】図中には図示していないが、添加部4の第
2の部材108を回転駆動する駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
2の部材108を回転駆動する駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
【0059】図3に示す第3の実施形態は、添加部4に
連結した流入口101と流出口102の関係を変更する
ことにより、添加部4内を通過する水の水路長を変更す
るものであるが、添加部4の全体構成は円筒状に形成さ
れており、この添加部4は流入口101が形成された円
筒状の第1の部材107と、流出口102が形成された
円筒状の第2の部材108とから構成されている。
連結した流入口101と流出口102の関係を変更する
ことにより、添加部4内を通過する水の水路長を変更す
るものであるが、添加部4の全体構成は円筒状に形成さ
れており、この添加部4は流入口101が形成された円
筒状の第1の部材107と、流出口102が形成された
円筒状の第2の部材108とから構成されている。
【0060】図示の例では、第1の部材107は横方向
の円筒状に形成されている。この第1の部材107の一
端面が開口されており、その開口部110の周縁には、
全周に亘って、外径が第1の部材107の外周面よりも
小径な連結リブ112が一端側の外方に向けて突設され
ている。また第1の部材107の他端面は閉塞されてい
ると共に、流入口101が形成されている。この第1の
部材107の内部には、添加剤103が充填される。
の円筒状に形成されている。この第1の部材107の一
端面が開口されており、その開口部110の周縁には、
全周に亘って、外径が第1の部材107の外周面よりも
小径な連結リブ112が一端側の外方に向けて突設され
ている。また第1の部材107の他端面は閉塞されてい
ると共に、流入口101が形成されている。この第1の
部材107の内部には、添加剤103が充填される。
【0061】第2の部材108は横方向の円筒状に形成
されており、その内径は第1の部材107の外径よりも
僅かに小さく形成されている。この第2の部材108の
一端面は閉塞されると共に、流出口102が形成されて
いる。また第2の部材108の他端面は開口部111が
開口されている。また第2の部材108の一端側の周壁
には一端側の側周面の径が小さくなるような段差が形成
されており、この小径となった一端側の側壁の一部は、
内径が連結リブ112の外径よりも大径な連結壁113
として形成されている。
されており、その内径は第1の部材107の外径よりも
僅かに小さく形成されている。この第2の部材108の
一端面は閉塞されると共に、流出口102が形成されて
いる。また第2の部材108の他端面は開口部111が
開口されている。また第2の部材108の一端側の周壁
には一端側の側周面の径が小さくなるような段差が形成
されており、この小径となった一端側の側壁の一部は、
内径が連結リブ112の外径よりも大径な連結壁113
として形成されている。
【0062】第1の部材107と第2の部材108と
は、開口部110,111同士が対向した状態から、開
口部111を通じて第1の部材107を第2の部材10
8の内部に挿入することにより、第1の部材107の周
壁を第2の部材108の周壁で覆うと共に第1の部材1
07の外周面に第2の部材108の内周面が摺接するよ
うに第2の部材108の内部に第1の部材107を配置
して連結され、これにより添加部4が構成されている。
このとき第1の部材107と第2の部材108は、円筒
形状の添加部4の中心軸を中心にして、互いに回転自在
に形成されている。また、第1の部材107の連結リブ
112の外周側に、第2の部材108の連結壁113が
配置されて、連結リブ112と連結壁113の間には、
水密性を確保するためのOリング104を介装させてい
る。
は、開口部110,111同士が対向した状態から、開
口部111を通じて第1の部材107を第2の部材10
8の内部に挿入することにより、第1の部材107の周
壁を第2の部材108の周壁で覆うと共に第1の部材1
07の外周面に第2の部材108の内周面が摺接するよ
うに第2の部材108の内部に第1の部材107を配置
して連結され、これにより添加部4が構成されている。
このとき第1の部材107と第2の部材108は、円筒
形状の添加部4の中心軸を中心にして、互いに回転自在
に形成されている。また、第1の部材107の連結リブ
112の外周側に、第2の部材108の連結壁113が
配置されて、連結リブ112と連結壁113の間には、
水密性を確保するためのOリング104を介装させてい
る。
【0063】また、第1の部材107に形成された流入
口101は、第1の部材107及び第2の部材108の
回転軸に対して下方に偏心した位置に形成されており、
また第2の部材108に形成された流出口102も、第
1の部材107及び第2の部材108の回転軸に対して
偏心した位置に形成されている。
口101は、第1の部材107及び第2の部材108の
回転軸に対して下方に偏心した位置に形成されており、
また第2の部材108に形成された流出口102も、第
1の部材107及び第2の部材108の回転軸に対して
偏心した位置に形成されている。
【0064】このように形成された添加部4では、添加
部4の第2の部材108を第1の部材107に対して回
転させることにより、図3(a)(b)に示すような、
流出口102の配置位置が流入口101に対して最も下
方に配置された状態と、図3(c)(d)に示すよう
な、流出口102の配置位置が流入口101に対して最
も上方に配置された状態との間で、流出口102の配置
位置が調整される。
部4の第2の部材108を第1の部材107に対して回
転させることにより、図3(a)(b)に示すような、
流出口102の配置位置が流入口101に対して最も下
方に配置された状態と、図3(c)(d)に示すよう
な、流出口102の配置位置が流入口101に対して最
も上方に配置された状態との間で、流出口102の配置
位置が調整される。
【0065】図3(a)(b)に示す状態では、流入口
101から流出口102に至る経路の領域が、図中のa
で示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに
水が流通することとなり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作
用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は
少なくなる。一方、図3(c)(d)に示す状態では、
流入口101から流出口102に至る経路の領域は、添
加部4の内部のほぼ全域に亘ることなって、流入口10
1から流出口102に至る経路長が長くなると共に、水
が添加剤103と接触する時間が長くなり、水と添加剤
103との相互作用が大きくなって、水に対する添加剤
の添加量は多くなる。そして、第2の部材108を回転
させることにより流出口102の配置位置を図3(a)
(b)の状態と図3(c)(d)の状態との間で変化さ
せることにより、添加部4内における水の経路長を連続
的に変化させて、添加部4における添加剤103の添加
量を調整することができる。つまり、同じ水の流量の場
合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容積が
変化して溶解量が変化するのである。
101から流出口102に至る経路の領域が、図中のa
で示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに
水が流通することとなり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作
用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は
少なくなる。一方、図3(c)(d)に示す状態では、
流入口101から流出口102に至る経路の領域は、添
加部4の内部のほぼ全域に亘ることなって、流入口10
1から流出口102に至る経路長が長くなると共に、水
が添加剤103と接触する時間が長くなり、水と添加剤
103との相互作用が大きくなって、水に対する添加剤
の添加量は多くなる。そして、第2の部材108を回転
させることにより流出口102の配置位置を図3(a)
(b)の状態と図3(c)(d)の状態との間で変化さ
せることにより、添加部4内における水の経路長を連続
的に変化させて、添加部4における添加剤103の添加
量を調整することができる。つまり、同じ水の流量の場
合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容積が
変化して溶解量が変化するのである。
【0066】図中には図示していないが、添加部4の第
2の部材108を回転駆動する駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
2の部材108を回転駆動する駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
【0067】図4に示す第4の実施形態は、添加部4に
連結した流入口101と流出口102の関係を変更する
ことにより、添加部4内を通過する水の水路長を変更す
るものであるが、添加部4の全体構成は円筒状に形成さ
れており、この添加部4は流入口101が形成された円
筒状の第1の部材107と、流出口102が形成された
円盤状の第2の部材108とから構成されている。
連結した流入口101と流出口102の関係を変更する
ことにより、添加部4内を通過する水の水路長を変更す
るものであるが、添加部4の全体構成は円筒状に形成さ
れており、この添加部4は流入口101が形成された円
筒状の第1の部材107と、流出口102が形成された
円盤状の第2の部材108とから構成されている。
【0068】図示の例では、第1の部材107は横方向
の円筒状に形成されている。この第1の部材107の一
端面が開口されており、その開口部110の周縁には、
全周に亘って、外径が第1の部材107の外周面よりも
小径な連結リブ112が一端側の外方に向けて突設され
ている。また第1の部材107の他端面は閉塞されてい
ると共に、流入口101が形成されている。この第1の
部材107の内部には、添加剤103が充填される。
の円筒状に形成されている。この第1の部材107の一
端面が開口されており、その開口部110の周縁には、
全周に亘って、外径が第1の部材107の外周面よりも
小径な連結リブ112が一端側の外方に向けて突設され
ている。また第1の部材107の他端面は閉塞されてい
ると共に、流入口101が形成されている。この第1の
部材107の内部には、添加剤103が充填される。
【0069】第2の部材108は円盤状に形成されてお
り、その外径は第1の部材107の外径と同径に形成さ
れている。この第2の部材108には一面側と他面側を
連通する流出口102が形成されている。また第2の部
材108の周縁には、第2の部材108の外径と同径か
つ内径が連結リブ112の外径よりも大径な連結リブ1
14が他面側に向けて形成されている。
り、その外径は第1の部材107の外径と同径に形成さ
れている。この第2の部材108には一面側と他面側を
連通する流出口102が形成されている。また第2の部
材108の周縁には、第2の部材108の外径と同径か
つ内径が連結リブ112の外径よりも大径な連結リブ1
14が他面側に向けて形成されている。
【0070】第1の部材107と第2の部材108と
は、第1の部材107の一端面に開口部110を閉塞す
るように第2の部材108を連結することにより、添加
部4が構成されている。このとき第1の部材107と第
2の部材108は、円筒形状の添加部4の中心軸を中心
にして、互いに回転自在に形成されている。また、第1
の部材107の連結リブ112の外周側に、第2の部材
108の連結リブ114が配置されて、連結リブ112
と連結リブ114の間には、水密性を確保するためのO
リング104を介装させている。
は、第1の部材107の一端面に開口部110を閉塞す
るように第2の部材108を連結することにより、添加
部4が構成されている。このとき第1の部材107と第
2の部材108は、円筒形状の添加部4の中心軸を中心
にして、互いに回転自在に形成されている。また、第1
の部材107の連結リブ112の外周側に、第2の部材
108の連結リブ114が配置されて、連結リブ112
と連結リブ114の間には、水密性を確保するためのO
リング104を介装させている。
【0071】また、第1の部材107に形成された流入
口101は、第1の部材107及び第2の部材108の
回転軸に対して下方に偏心した位置に形成されており、
また第2の部材108に形成された流出口102も、第
1の部材107及び第2の部材108の回転軸に対して
偏心した位置に形成されている。
口101は、第1の部材107及び第2の部材108の
回転軸に対して下方に偏心した位置に形成されており、
また第2の部材108に形成された流出口102も、第
1の部材107及び第2の部材108の回転軸に対して
偏心した位置に形成されている。
【0072】このように形成された添加部4では、添加
部4の第2の部材108を第1の部材107に対して回
転させることにより、図4(a)(b)に示すような、
流出口102の配置位置が流入口101に対して最も下
方に配置された状態と、図4(c)(d)に示すよう
な、流出口102の配置位置が流入口101に対して最
も上方に配置された状態との間で、流出口102の配置
位置が調整される。
部4の第2の部材108を第1の部材107に対して回
転させることにより、図4(a)(b)に示すような、
流出口102の配置位置が流入口101に対して最も下
方に配置された状態と、図4(c)(d)に示すよう
な、流出口102の配置位置が流入口101に対して最
も上方に配置された状態との間で、流出口102の配置
位置が調整される。
【0073】図4(a)(b)に示す状態では、流入口
101から流出口102に至る経路の領域が、図中のa
で示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに
水が流通することとなり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作
用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は
少なくなる。一方、図4(c)(d)に示す状態では、
流入口101から流出口102に至る経路の領域は、添
加部4の内部のほぼ全域に亘ることなって、流入口10
1から流出口102に至る経路長が長くなると共に、水
が添加剤103と接触する時間が長くなり、水と添加剤
103との相互作用が大きくなって、水に対する添加剤
の添加量は多くなる。そして、第2の部材108を回転
させることにより流出口102の配置位置を図4(a)
(b)の状態と図4(c)(d)の状態との間で変化さ
せることにより、添加部4内における水の経路長を連続
的に変化させて、添加部4における添加剤103の添加
量を調整することができる。つまり、同じ流量の場合で
も添加部4内で水と接触する添加剤103の容積が変化
して溶解量が変化するのである。
101から流出口102に至る経路の領域が、図中のa
で示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに
水が流通することとなり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作
用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は
少なくなる。一方、図4(c)(d)に示す状態では、
流入口101から流出口102に至る経路の領域は、添
加部4の内部のほぼ全域に亘ることなって、流入口10
1から流出口102に至る経路長が長くなると共に、水
が添加剤103と接触する時間が長くなり、水と添加剤
103との相互作用が大きくなって、水に対する添加剤
の添加量は多くなる。そして、第2の部材108を回転
させることにより流出口102の配置位置を図4(a)
(b)の状態と図4(c)(d)の状態との間で変化さ
せることにより、添加部4内における水の経路長を連続
的に変化させて、添加部4における添加剤103の添加
量を調整することができる。つまり、同じ流量の場合で
も添加部4内で水と接触する添加剤103の容積が変化
して溶解量が変化するのである。
【0074】図中には図示していないが、添加部4の第
2の部材108を回転駆動する駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
2の部材108を回転駆動する駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
【0075】図5に示す第5の実施形態では、添加部4
は本体部115と充填容器116とから構成されてい
る。本体部115は上下方向の円筒状に形成されてお
り、この本体部115の内側が配置凹部121として形
成されている。配置凹部121の下端面は閉塞されてい
ると共に、配置凹部121内に連通する流入口101が
形成され、流入口101には流入管148が接続されて
いる。また配置凹部121の上端面は開口されている。
本体部115の周面を構成する壁面は、筒状の内周壁に
て構成された配置部124と、配置部124よりも大径
な筒状の外周壁117とからなる二重構造に形成されて
おり、本体部115の上端及び下端においては配置部1
24と外周壁117との隙間が閉塞され、外周壁と内周
壁との間の隙間は流水路123として形成されている。
また外周壁117の下部には、外周壁117の径がより
大きくなった大径部118が形成されており、この大径
部118の側周面には、流水路123に連通する流出管
149が接続されている。また、配置部124には、配
置部124を構成する内周壁の内部と外部とを連通する
スリット状の開口部119が形成されている。この開口
部119は、その長手方向が配置部124の上下方向の
中心軸に対して傾斜した方向に形成されており、配置部
124の上端側から下端側にかけて螺旋巻きに形成され
ている。またこの開口部119はメッシュにて覆われて
いる。
は本体部115と充填容器116とから構成されてい
る。本体部115は上下方向の円筒状に形成されてお
り、この本体部115の内側が配置凹部121として形
成されている。配置凹部121の下端面は閉塞されてい
ると共に、配置凹部121内に連通する流入口101が
形成され、流入口101には流入管148が接続されて
いる。また配置凹部121の上端面は開口されている。
本体部115の周面を構成する壁面は、筒状の内周壁に
て構成された配置部124と、配置部124よりも大径
な筒状の外周壁117とからなる二重構造に形成されて
おり、本体部115の上端及び下端においては配置部1
24と外周壁117との隙間が閉塞され、外周壁と内周
壁との間の隙間は流水路123として形成されている。
また外周壁117の下部には、外周壁117の径がより
大きくなった大径部118が形成されており、この大径
部118の側周面には、流水路123に連通する流出管
149が接続されている。また、配置部124には、配
置部124を構成する内周壁の内部と外部とを連通する
スリット状の開口部119が形成されている。この開口
部119は、その長手方向が配置部124の上下方向の
中心軸に対して傾斜した方向に形成されており、配置部
124の上端側から下端側にかけて螺旋巻きに形成され
ている。またこの開口部119はメッシュにて覆われて
いる。
【0076】一方、充填容器116は上面が開口すると
共に下面が閉塞された上下方向の筒状に形成されてい
る。充填容器116の外径は配置凹部121の内径と略
同一か、やや小さく形成されており、充填容器116を
配置凹部121内に配置したときに充填容器116の外
周面が配置凹部121の内周面に摺接するようになって
いる。また、図示はしていないが、充填容器116には
流入口101と連通する開口が形成されており、この開
口はメッシュにて覆われている。また充填容器116の
周壁には、充填容器116の内部と外部とを連通するス
リット状の開口部120が形成されている。この開口部
120は、その長手方向が充填容器116の上下方向の
中心軸に対して傾斜した方向に形成されており、充填容
器116の上端側から下端側にかけて螺旋巻きに形成さ
れている。またこの開口部120はメッシュにて覆われ
ている。またこの開口部120の傾斜方向は、配置部1
24における開口部119の傾斜方向とは逆方向となっ
ている。
共に下面が閉塞された上下方向の筒状に形成されてい
る。充填容器116の外径は配置凹部121の内径と略
同一か、やや小さく形成されており、充填容器116を
配置凹部121内に配置したときに充填容器116の外
周面が配置凹部121の内周面に摺接するようになって
いる。また、図示はしていないが、充填容器116には
流入口101と連通する開口が形成されており、この開
口はメッシュにて覆われている。また充填容器116の
周壁には、充填容器116の内部と外部とを連通するス
リット状の開口部120が形成されている。この開口部
120は、その長手方向が充填容器116の上下方向の
中心軸に対して傾斜した方向に形成されており、充填容
器116の上端側から下端側にかけて螺旋巻きに形成さ
れている。またこの開口部120はメッシュにて覆われ
ている。またこの開口部120の傾斜方向は、配置部1
24における開口部119の傾斜方向とは逆方向となっ
ている。
【0077】充填容器116は内部に添加剤103(図
示せず)が充填された状態で、図5(b)に示すように
配置凹部121内に配置され、これにより添加部4が構
成されるものであり、このとき充填容器116と本体部
115とは、上下方向の中心軸を中心に互いに回転自在
となる。また、このとき充填容器116の開口部120
と配置部124の開口部119とが交差する箇所には、
充填容器116の内部を流水路123を介して流出管1
49に連通させる流出口102が形成される。このと
き、開口部119,120は一箇所のみにおいて交差す
ることにより流出口102が一箇所のみに形成されるよ
うになっており、そのためには、例えば螺旋巻きに形成
された開口部119及び開口部120が、それぞれ半周
巻き未満に形成されるようにする。
示せず)が充填された状態で、図5(b)に示すように
配置凹部121内に配置され、これにより添加部4が構
成されるものであり、このとき充填容器116と本体部
115とは、上下方向の中心軸を中心に互いに回転自在
となる。また、このとき充填容器116の開口部120
と配置部124の開口部119とが交差する箇所には、
充填容器116の内部を流水路123を介して流出管1
49に連通させる流出口102が形成される。このと
き、開口部119,120は一箇所のみにおいて交差す
ることにより流出口102が一箇所のみに形成されるよ
うになっており、そのためには、例えば螺旋巻きに形成
された開口部119及び開口部120が、それぞれ半周
巻き未満に形成されるようにする。
【0078】このように構成された添加部4では、充填
容器116と本体部115(又は配置部124)のうち
の少なくとも一方を上下方向の中心軸を中心にして回転
させると、流出口102の位置が図5(b)に示すよう
に上下方向に変位し、このため流入口101と流出口1
02との間の水の経路長が変化する。このとき、流入口
101から流入した水は充填容器116内における流出
口102の形成位置までしか達せず、その後は流出口1
02を通じて流水路123に流入し、更に流出口102
から充填部4外に導出されるものである。
容器116と本体部115(又は配置部124)のうち
の少なくとも一方を上下方向の中心軸を中心にして回転
させると、流出口102の位置が図5(b)に示すよう
に上下方向に変位し、このため流入口101と流出口1
02との間の水の経路長が変化する。このとき、流入口
101から流入した水は充填容器116内における流出
口102の形成位置までしか達せず、その後は流出口1
02を通じて流水路123に流入し、更に流出口102
から充填部4外に導出されるものである。
【0079】このため流出口102の配置位置が下方に
変位すると、添加剤103の下部のみに水が流通するこ
ととなり、流入口101から流出口102に至る経路長
が短くなると共に、水が添加剤103と接触する時間が
短くなり、水と添加剤103との相互作用が少なくなっ
て、水に対する添加剤103の添加量は少なくなる。ま
た、流出口102の配置位置が上方に変位すると、流入
口101から流出口102に至る経路の領域が大きくな
って、流入口101から流出口102に至る経路長が長
くなると共に、水が添加剤103と接触する時間が長く
なり、水と添加剤103との相互作用が大きくなって、
水に対する添加剤の添加量は多くなる。
変位すると、添加剤103の下部のみに水が流通するこ
ととなり、流入口101から流出口102に至る経路長
が短くなると共に、水が添加剤103と接触する時間が
短くなり、水と添加剤103との相互作用が少なくなっ
て、水に対する添加剤103の添加量は少なくなる。ま
た、流出口102の配置位置が上方に変位すると、流入
口101から流出口102に至る経路の領域が大きくな
って、流入口101から流出口102に至る経路長が長
くなると共に、水が添加剤103と接触する時間が長く
なり、水と添加剤103との相互作用が大きくなって、
水に対する添加剤の添加量は多くなる。
【0080】このため、充填容器116と本体部115
(又は配置部124)のうちの少なくとも一方を上下方
向の中心軸を中心にして回転させることにより、添加部
4内における水の経路長を連続的に変化させて、添加部
4における添加剤103の添加量を調整することができ
る。つまり、同じ流量の場合でも添加部4内で水と接触
する添加剤103の容積が変化して溶解量が変化するの
である。
(又は配置部124)のうちの少なくとも一方を上下方
向の中心軸を中心にして回転させることにより、添加部
4内における水の経路長を連続的に変化させて、添加部
4における添加剤103の添加量を調整することができ
る。つまり、同じ流量の場合でも添加部4内で水と接触
する添加剤103の容積が変化して溶解量が変化するの
である。
【0081】図中には図示していないが、添加部4の充
填容器116と本体部115(又は配置部124)のう
ちの少なくとも一方を回転駆動する駆動装置71を設け
ると、この駆動装置71を駆動させることにより、添加
剤103の添加量を制御することができる。
填容器116と本体部115(又は配置部124)のう
ちの少なくとも一方を回転駆動する駆動装置71を設け
ると、この駆動装置71を駆動させることにより、添加
剤103の添加量を制御することができる。
【0082】図6に示す第6の実施形態では、添加部4
は本体部115と充填容器116とから構成されてい
る。本体部115には上方に開口する配置凹部121が
形成されており、この配置凹部121の下端は、本体部
115に形成された流入口101に連通している。また
本体部115の側面には上下方向のスリット状の開口部
119が形成されており、この開口部119は本体部1
15の外部と配置凹部121内とを連通すると共に、配
置凹部121の下方において本体部115の外部と流入
口101とを連通している。配置凹部121の内部には
上下方向の筒状の充填容器116が配置される。充填容
器116は上面が開口すると共に、下面には流入口10
1に連通する開口部126が形成されており、この開口
部126はメッシュにて覆われている。また、充填容器
116の側面には、充填容器116の内外を連通する上
下方向のスリット状の開口部120が形成されており、
この開口部120にはメッシュにて覆われている。この
開口部120は本体部115の開口部119と連通する
ように形成されている。
は本体部115と充填容器116とから構成されてい
る。本体部115には上方に開口する配置凹部121が
形成されており、この配置凹部121の下端は、本体部
115に形成された流入口101に連通している。また
本体部115の側面には上下方向のスリット状の開口部
119が形成されており、この開口部119は本体部1
15の外部と配置凹部121内とを連通すると共に、配
置凹部121の下方において本体部115の外部と流入
口101とを連通している。配置凹部121の内部には
上下方向の筒状の充填容器116が配置される。充填容
器116は上面が開口すると共に、下面には流入口10
1に連通する開口部126が形成されており、この開口
部126はメッシュにて覆われている。また、充填容器
116の側面には、充填容器116の内外を連通する上
下方向のスリット状の開口部120が形成されており、
この開口部120にはメッシュにて覆われている。この
開口部120は本体部115の開口部119と連通する
ように形成されている。
【0083】また本体部115には、ガイド部127が
一体に形成されている。このガイド部127は、本体部
115の側方に形成されており、上下方向の筒状に形成
されている。このガイド部127の内部は上方が開口す
るスライド体配置部128として形成されており、この
スライド体配置部128内は本体部115の開口部11
9の全域に連通している。
一体に形成されている。このガイド部127は、本体部
115の側方に形成されており、上下方向の筒状に形成
されている。このガイド部127の内部は上方が開口す
るスライド体配置部128として形成されており、この
スライド体配置部128内は本体部115の開口部11
9の全域に連通している。
【0084】スライド体配置部128内にはスライド体
129が、上下方向にスライド移動自在に配置される。
スライド体129は上下方向の流水管130と、流水管
130の下方に一体に形成された遮蔽部131にて構成
される。流水管130の下側の一端部は本体部115の
開口部119に向けて延出されており、この一端部に形
成された連通開口134は開口部119の一部の領域と
連通しており、流水管130の連通開口134と開口部
119とが連通する領域が、充填容器116内と、流水
管130とを連通する流出口102として形成されてい
る。また流水管130の上端側はスライド配置部128
の上部開口から上方に引き出されている。
129が、上下方向にスライド移動自在に配置される。
スライド体129は上下方向の流水管130と、流水管
130の下方に一体に形成された遮蔽部131にて構成
される。流水管130の下側の一端部は本体部115の
開口部119に向けて延出されており、この一端部に形
成された連通開口134は開口部119の一部の領域と
連通しており、流水管130の連通開口134と開口部
119とが連通する領域が、充填容器116内と、流水
管130とを連通する流出口102として形成されてい
る。また流水管130の上端側はスライド配置部128
の上部開口から上方に引き出されている。
【0085】ここで、図6(a)に示すようにスライド
体129がスライド体配置部128内における最も下方
の位置に配置されている状態では、流水管130の連通
開口134は開口部119の最下端部に連通し、流出口
102は充填容器116内には直接は連通せずに、流入
口101に連通するように形成される。
体129がスライド体配置部128内における最も下方
の位置に配置されている状態では、流水管130の連通
開口134は開口部119の最下端部に連通し、流出口
102は充填容器116内には直接は連通せずに、流入
口101に連通するように形成される。
【0086】この状態では、流入口101から流出口1
02に向けて流通する水は充填容器116の下端の開口
部126のみにおいて添加剤103と接触することとな
る。このとき、充填容器116の上方がキャップ体12
5にて密閉されているため、開口部126から充填容器
116内には、殆ど水が浸入しない。
02に向けて流通する水は充填容器116の下端の開口
部126のみにおいて添加剤103と接触することとな
る。このとき、充填容器116の上方がキャップ体12
5にて密閉されているため、開口部126から充填容器
116内には、殆ど水が浸入しない。
【0087】また、この状態から、スライド体129を
上方にスライド移動させると、流水管130の連通開口
134と開口部119とが連通する領域が上方に変位
し、流出口102は充填容器116の開口部120にお
いて充填容器116内と直接連通するようになる。この
とき遮蔽部131は流出口102よりも下方において、
開口部119を閉塞し、これにより流出口102よりも
下方において開口部120が閉塞され、水の流出が阻止
される。
上方にスライド移動させると、流水管130の連通開口
134と開口部119とが連通する領域が上方に変位
し、流出口102は充填容器116の開口部120にお
いて充填容器116内と直接連通するようになる。この
とき遮蔽部131は流出口102よりも下方において、
開口部119を閉塞し、これにより流出口102よりも
下方において開口部120が閉塞され、水の流出が阻止
される。
【0088】この状態では、スライド体129が上方に
移動するに従って流入口101と流出口102との間の
水の経路長が長くなる。この状態で流入口101から流
入した水は充填容器116の開口部126から充填容器
116内に浸入し、充填容器116内を流出口102の
形成位置まで進んだ後、流出口102から流水管130
内に流入し、添加部4外に導出される。このとき、充填
容器116の上方がキャップ体125にて密閉されてい
るため、充填容器116内においては、流出口102よ
りも上方には殆ど水が浸入しない。
移動するに従って流入口101と流出口102との間の
水の経路長が長くなる。この状態で流入口101から流
入した水は充填容器116の開口部126から充填容器
116内に浸入し、充填容器116内を流出口102の
形成位置まで進んだ後、流出口102から流水管130
内に流入し、添加部4外に導出される。このとき、充填
容器116の上方がキャップ体125にて密閉されてい
るため、充填容器116内においては、流出口102よ
りも上方には殆ど水が浸入しない。
【0089】そして、図6(b)に示すようにスライド
体129がスライド体配置部128内における最も上方
の位置に配置されたら、流出管130の連通開口134
は開口部119の最上端部に連通し、流出口102は開
口部119の最上端部、すなわち開口部120の最上端
部に形成される。
体129がスライド体配置部128内における最も上方
の位置に配置されたら、流出管130の連通開口134
は開口部119の最上端部に連通し、流出口102は開
口部119の最上端部、すなわち開口部120の最上端
部に形成される。
【0090】このためスライド体129が下方に変位し
て流出口102の配置位置が下方に変位すると、充填容
器116の下面の開口部126のみにおいて水と添加剤
103が接触するものであり、流入口101から流出口
102に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤10
3と接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相
互作用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加
量は少なくなる。また、スライド体129が上方に移動
することにより流出口102の配置位置が上方に変位す
ると、流入口101から流出口102に至る経路の領域
が大きくなって、流入口101から流出口102に至る
経路長が長くなると共に、水が添加剤103と接触する
時間が長くなり、水と添加剤103との相互作用が大き
くなって、水に対する添加剤の添加量は多くなる。
て流出口102の配置位置が下方に変位すると、充填容
器116の下面の開口部126のみにおいて水と添加剤
103が接触するものであり、流入口101から流出口
102に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤10
3と接触する時間が短くなり、水と添加剤103との相
互作用が少なくなって、水に対する添加剤103の添加
量は少なくなる。また、スライド体129が上方に移動
することにより流出口102の配置位置が上方に変位す
ると、流入口101から流出口102に至る経路の領域
が大きくなって、流入口101から流出口102に至る
経路長が長くなると共に、水が添加剤103と接触する
時間が長くなり、水と添加剤103との相互作用が大き
くなって、水に対する添加剤の添加量は多くなる。
【0091】このため、スライド体129を図6(a)
に示す状態と図6(b)に示す状態との間で上下スライ
ド移動させることにより、添加部4内における水の経路
長を連続的に変化させて、添加部4における添加剤10
3の添加量を調整することができる。つまり、同じ流量
の場合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容
積が変化して溶解量が変化するのである。
に示す状態と図6(b)に示す状態との間で上下スライ
ド移動させることにより、添加部4内における水の経路
長を連続的に変化させて、添加部4における添加剤10
3の添加量を調整することができる。つまり、同じ流量
の場合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容
積が変化して溶解量が変化するのである。
【0092】図中には図示していないが、スライド体1
29を上下方向にスライド移動させる駆動装置71を設
けると、この駆動装置71を駆動させることにより、添
加剤103の添加量を制御することができる。
29を上下方向にスライド移動させる駆動装置71を設
けると、この駆動装置71を駆動させることにより、添
加剤103の添加量を制御することができる。
【0093】図7に示す第7の実施形態では、添加部4
は本体部115と充填容器116とから構成されてい
る。本体部115には上方に開口する配置凹部121が
形成されており、この配置凹部121の下端は、本体部
115に形成された流入口101に連通している。また
本体部115の側面には上下方向のスリット状の開口部
119が形成されており、この開口部119は本体部1
15の外部と配置凹部121内とを連通している。配置
凹部121の内部には上下方向の筒状の充填容器116
が配置される。充填容器116は上面が開口すると共
に、下面には流入口101に連通する開口部126が形
成されており、この開口部126はメッシュにて覆われ
ている。また、充填容器116の側面には、充填容器1
16の内外を連通する上下方向のスリット状の開口部1
20が形成されており、この開口部120にはメッシュ
にて覆われている。この開口部120は本体部115の
開口部119と合致して連通するように形成されてい
る。
は本体部115と充填容器116とから構成されてい
る。本体部115には上方に開口する配置凹部121が
形成されており、この配置凹部121の下端は、本体部
115に形成された流入口101に連通している。また
本体部115の側面には上下方向のスリット状の開口部
119が形成されており、この開口部119は本体部1
15の外部と配置凹部121内とを連通している。配置
凹部121の内部には上下方向の筒状の充填容器116
が配置される。充填容器116は上面が開口すると共
に、下面には流入口101に連通する開口部126が形
成されており、この開口部126はメッシュにて覆われ
ている。また、充填容器116の側面には、充填容器1
16の内外を連通する上下方向のスリット状の開口部1
20が形成されており、この開口部120にはメッシュ
にて覆われている。この開口部120は本体部115の
開口部119と合致して連通するように形成されてい
る。
【0094】また本体部115には、ガイド部127が
一体に形成されている。このガイド部127は、本体部
115の側方に形成されており、上下方向の筒状に形成
されている。このガイド部127の内部は下方が開口す
るスライド体配置部128として形成されており、この
スライド体配置部128内は本体部115の開口部11
9の全域に連通している。
一体に形成されている。このガイド部127は、本体部
115の側方に形成されており、上下方向の筒状に形成
されている。このガイド部127の内部は下方が開口す
るスライド体配置部128として形成されており、この
スライド体配置部128内は本体部115の開口部11
9の全域に連通している。
【0095】スライド体配置部128内にはスライド体
129が、上下方向にスライド移動自在に配置される。
スライド体129は上下方向の流水管130と、流水管
130に一体に形成された遮蔽部131にて構成され
る。流水管130の上側の一端部は本体部115の開口
部119に向けて延出されており、この一端部に形成さ
れた連通開口134は開口部119の一部の領域と連通
しており、流水管130の連通開口134と開口部11
9とが連通する領域が、流出口102として形成されて
いる。
129が、上下方向にスライド移動自在に配置される。
スライド体129は上下方向の流水管130と、流水管
130に一体に形成された遮蔽部131にて構成され
る。流水管130の上側の一端部は本体部115の開口
部119に向けて延出されており、この一端部に形成さ
れた連通開口134は開口部119の一部の領域と連通
しており、流水管130の連通開口134と開口部11
9とが連通する領域が、流出口102として形成されて
いる。
【0096】ここで、スライド体129は、スライド体
配置部128内に摺接するブロック体132の内部に、
流水管130の下端側を除く大部分を埋設して構成され
ており、ブロック体132のうちの、連通開口134よ
りも下方の部分が遮蔽部131として形成されている。
また、図示はしていないが流水管130の内面には螺子
溝が形成されている。
配置部128内に摺接するブロック体132の内部に、
流水管130の下端側を除く大部分を埋設して構成され
ており、ブロック体132のうちの、連通開口134よ
りも下方の部分が遮蔽部131として形成されている。
また、図示はしていないが流水管130の内面には螺子
溝が形成されている。
【0097】流水管130の下方の他端側には、上下方
向の接続管133が接続される。この接続管133は上
下方向の中心軸を中心にして回転自在に形成されてお
り、その上端側の外面には、流水管130の螺子溝と合
致する螺子溝が形成され、流水管130の下端側から流
水管130内に、接続管133の上端側を挿入すると共
に、流水管130と接続管133の螺子溝同士を螺合さ
せることにより、流水管130と接続管133とが接続
されている。
向の接続管133が接続される。この接続管133は上
下方向の中心軸を中心にして回転自在に形成されてお
り、その上端側の外面には、流水管130の螺子溝と合
致する螺子溝が形成され、流水管130の下端側から流
水管130内に、接続管133の上端側を挿入すると共
に、流水管130と接続管133の螺子溝同士を螺合さ
せることにより、流水管130と接続管133とが接続
されている。
【0098】この接続管133の下端は、スライド体配
置部128の下部開口から下方に突出している。この接
続管133の突出部分には、外周径が大径となった被係
止部136が形成されており、この被係止部136が形
成されている部分において、接続管133はガイド部1
27の下部に一体に形成された係止部材135に挿通さ
れている。係止部材135には上端面側と下端面側とに
それぞれ接続管133が挿通される開口を有すると共
に、内部には被係止部136よりも僅かに大きい空間か
らなる係止部137が、前記の開口と連通して形成され
ており、この係止部137に被係止部136が配置され
ることにより接続管133は係止部材135に保持され
て、本体部115に対するスライド移動が禁止されると
共に、中心軸を中心に回転自在に形成されている。また
接続管133には係止部材135から下方に突出した部
分において、円盤状の調整板138が一体に取着されて
いる。このとき調整板138の略中心において接続管1
33を調整板の上面側から下面側に挿通することによ
り、調整板138が接続管133に取着されている。ま
た、接続管133の下端部は流水管139の一端に連通
接続されている。
置部128の下部開口から下方に突出している。この接
続管133の突出部分には、外周径が大径となった被係
止部136が形成されており、この被係止部136が形
成されている部分において、接続管133はガイド部1
27の下部に一体に形成された係止部材135に挿通さ
れている。係止部材135には上端面側と下端面側とに
それぞれ接続管133が挿通される開口を有すると共
に、内部には被係止部136よりも僅かに大きい空間か
らなる係止部137が、前記の開口と連通して形成され
ており、この係止部137に被係止部136が配置され
ることにより接続管133は係止部材135に保持され
て、本体部115に対するスライド移動が禁止されると
共に、中心軸を中心に回転自在に形成されている。また
接続管133には係止部材135から下方に突出した部
分において、円盤状の調整板138が一体に取着されて
いる。このとき調整板138の略中心において接続管1
33を調整板の上面側から下面側に挿通することによ
り、調整板138が接続管133に取着されている。ま
た、接続管133の下端部は流水管139の一端に連通
接続されている。
【0099】このため、調整板138を回転させること
により接続管133を回転させると、接続管133に螺
合により接続された流水管130が上下にスライド移動
して、スライド体129が上下スライド移動するもので
ある。
により接続管133を回転させると、接続管133に螺
合により接続された流水管130が上下にスライド移動
して、スライド体129が上下スライド移動するもので
ある。
【0100】ここで、図7(a)に示すようにスライド
体129がスライド体配置部128内における最も下方
の位置に配置されている状態では、流水管130の連通
開口134は開口部119の最下端部に連通し、流出口
102は充填容器116の下部に連通するように形成さ
れる。この状態では、流入口101から流入した水は充
填容器116の開口部126から充填容器116内に浸
入し、充填容器116内の下部を通過した後、流出口1
02から流水管130内に流入し、接続管133,流出
管139を通って添加部4外に導出される。このとき、
充填容器116の上方がキャップ体125にて密閉され
ているため、充填容器116内においては、流出口10
2よりも上方には殆ど水が浸入しない。
体129がスライド体配置部128内における最も下方
の位置に配置されている状態では、流水管130の連通
開口134は開口部119の最下端部に連通し、流出口
102は充填容器116の下部に連通するように形成さ
れる。この状態では、流入口101から流入した水は充
填容器116の開口部126から充填容器116内に浸
入し、充填容器116内の下部を通過した後、流出口1
02から流水管130内に流入し、接続管133,流出
管139を通って添加部4外に導出される。このとき、
充填容器116の上方がキャップ体125にて密閉され
ているため、充填容器116内においては、流出口10
2よりも上方には殆ど水が浸入しない。
【0101】また、この状態から、調整板138を回転
させることによりスライド体129を上方にスライド移
動させると、流水管130の連通開口134と開口部1
19とが連通する領域が上方に変位する。このとき遮蔽
部131は流出口102よりも下方において、開口部1
19を閉塞し、これにより流出口102よりも下方にお
いて開口部120が閉塞されて水の流出が阻止される。
させることによりスライド体129を上方にスライド移
動させると、流水管130の連通開口134と開口部1
19とが連通する領域が上方に変位する。このとき遮蔽
部131は流出口102よりも下方において、開口部1
19を閉塞し、これにより流出口102よりも下方にお
いて開口部120が閉塞されて水の流出が阻止される。
【0102】この状態では、スライド体129が上方に
移動するに従って流入口101と流出口102との間の
水の経路長が長くなる。この状態で流入口101から流
入した水は充填容器116の開口部126から充填容器
116内に浸入し、充填容器116内を流出口102の
形成位置まで進んだ後、流出口102から流水管130
内に流入し、接続管133,流水管139を通って、添
加部4外に導出される。このとき、充填容器116の上
方がキャップ体125にて密閉されているため、充填容
器116内においては、流出口102よりも上方には殆
ど水が浸入しない。
移動するに従って流入口101と流出口102との間の
水の経路長が長くなる。この状態で流入口101から流
入した水は充填容器116の開口部126から充填容器
116内に浸入し、充填容器116内を流出口102の
形成位置まで進んだ後、流出口102から流水管130
内に流入し、接続管133,流水管139を通って、添
加部4外に導出される。このとき、充填容器116の上
方がキャップ体125にて密閉されているため、充填容
器116内においては、流出口102よりも上方には殆
ど水が浸入しない。
【0103】そして、図7(b)に示すようにスライド
体129がスライド体配置部128内における最も上方
の位置に配置されたら、流水管130の連通開口134
は開口部119の最上端部に連通し、流出口102は開
口部119の最上端部、すなわち開口部120の最上端
部に形成される。
体129がスライド体配置部128内における最も上方
の位置に配置されたら、流水管130の連通開口134
は開口部119の最上端部に連通し、流出口102は開
口部119の最上端部、すなわち開口部120の最上端
部に形成される。
【0104】このためスライド体129が下方に変位し
て流出口102の配置位置が下方に変位すると、充填容
器116内の下部のみにおいて水と添加剤103が接触
するものであり、流入口101から流出口102に至る
経路長が短くなると共に、水が添加剤103と接触する
時間が短くなり、水と添加剤103との相互作用が少な
くなって、水に対する添加剤103の添加量は少なくな
る。また、スライド体129が上方に移動することによ
り連通口122の配置位置が上方に変位すると、流入口
101から流出口102に至る経路の領域が大きくなっ
て、流入口101から流出口102に至る経路長が長く
なると共に、水が添加剤103と接触する時間が長くな
り、水と添加剤103との相互作用が大きくなって、水
に対する添加剤の添加量は多くなる。
て流出口102の配置位置が下方に変位すると、充填容
器116内の下部のみにおいて水と添加剤103が接触
するものであり、流入口101から流出口102に至る
経路長が短くなると共に、水が添加剤103と接触する
時間が短くなり、水と添加剤103との相互作用が少な
くなって、水に対する添加剤103の添加量は少なくな
る。また、スライド体129が上方に移動することによ
り連通口122の配置位置が上方に変位すると、流入口
101から流出口102に至る経路の領域が大きくなっ
て、流入口101から流出口102に至る経路長が長く
なると共に、水が添加剤103と接触する時間が長くな
り、水と添加剤103との相互作用が大きくなって、水
に対する添加剤の添加量は多くなる。
【0105】このため、スライド体129を図7(a)
に示す状態と図7(b)に示す状態との間で上下スライ
ド移動させることにより、添加部4内における水の経路
長を連続的に変化させて、添加部4における添加剤10
3の添加量を調整することができる。つまり、同じ流量
の場合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容
積が変化して溶解量が変化するのである。
に示す状態と図7(b)に示す状態との間で上下スライ
ド移動させることにより、添加部4内における水の経路
長を連続的に変化させて、添加部4における添加剤10
3の添加量を調整することができる。つまり、同じ流量
の場合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容
積が変化して溶解量が変化するのである。
【0106】図中には図示していないが、調整板138
を回転駆動させることによりスライド体129を上下方
向にスライド移動させる駆動装置71を設けると、この
駆動装置71を駆動させることにより、添加剤103の
添加量を制御することができる。
を回転駆動させることによりスライド体129を上下方
向にスライド移動させる駆動装置71を設けると、この
駆動装置71を駆動させることにより、添加剤103の
添加量を制御することができる。
【0107】図8に示す第8の実施形態では、添加部4
は本体部115と充填容器116とから構成されてい
る。本体部115は上下方向の円筒状に形成されてお
り、その内部には上方に開口する配置凹部121が形成
され、この配置凹部121は下端部において、本体部1
15の下部側面に形成された流入口101(図示せず)
に連通しており、流出口102には流入管148が接続
されている。また本体部115の下面は閉塞していると
共に、図示はしていないが配置凹部121内に連通する
挿通孔が形成されている。この挿通孔には、上下方向の
筒状の内管140が挿通されている。この内管140は
上端側が配置凹部121に配置されると共に下端側が本
体部115の下方に突出しており、この状態で上下方向
にスライド移動自在に形成されている。また内管140
の上端部、すなわち配置凹部121内に配置される側の
端部には、側面に内管の内側と外側とを連通する開口部
142が形成されている。また内管140の下端には流
水路141が連通接続されている。
は本体部115と充填容器116とから構成されてい
る。本体部115は上下方向の円筒状に形成されてお
り、その内部には上方に開口する配置凹部121が形成
され、この配置凹部121は下端部において、本体部1
15の下部側面に形成された流入口101(図示せず)
に連通しており、流出口102には流入管148が接続
されている。また本体部115の下面は閉塞していると
共に、図示はしていないが配置凹部121内に連通する
挿通孔が形成されている。この挿通孔には、上下方向の
筒状の内管140が挿通されている。この内管140は
上端側が配置凹部121に配置されると共に下端側が本
体部115の下方に突出しており、この状態で上下方向
にスライド移動自在に形成されている。また内管140
の上端部、すなわち配置凹部121内に配置される側の
端部には、側面に内管の内側と外側とを連通する開口部
142が形成されている。また内管140の下端には流
水路141が連通接続されている。
【0108】一方、充填容器116は上面が開口すると
共に下面が閉塞された上下方向の筒状に形成されてい
る。充填容器116の外径は配置凹部121の内径と略
同一か、やや小さく形成されている。充填容器116は
内部に添加剤103(図示せず)が充填された状態で配
置凹部121内に配置されるものであり、このとき充填
容器116の外周面が配置凹部121の内周面に摺接す
るようになっている。また、図示はしていないが、充填
容器116の下部の側面には、流入口101に連通する
開口が形成されており、この開口はメッシュにて覆われ
ている。
共に下面が閉塞された上下方向の筒状に形成されてい
る。充填容器116の外径は配置凹部121の内径と略
同一か、やや小さく形成されている。充填容器116は
内部に添加剤103(図示せず)が充填された状態で配
置凹部121内に配置されるものであり、このとき充填
容器116の外周面が配置凹部121の内周面に摺接す
るようになっている。また、図示はしていないが、充填
容器116の下部の側面には、流入口101に連通する
開口が形成されており、この開口はメッシュにて覆われ
ている。
【0109】また、充填容器116の下部の端面から
は、充填容器116の内部に向けて上方に突出する筒体
143が形成されている。この筒体143はメッシュに
て形成されており、上端面が閉塞すると共に、下端面
は、本体部115の下面の挿通口と合致する位置で、充
填容器116の外方に向けて下方に開口している。
は、充填容器116の内部に向けて上方に突出する筒体
143が形成されている。この筒体143はメッシュに
て形成されており、上端面が閉塞すると共に、下端面
は、本体部115の下面の挿通口と合致する位置で、充
填容器116の外方に向けて下方に開口している。
【0110】このとき、本体部115に挿通された内管
140は、筒体143の内側に摺接した状態で配置さ
れ、このため内管140は筒体143に対してスライド
移動自在に形成されている。また内管140に形成され
た流出口102は筒体143の内周面に沿って配置さ
れ、この流出口102は内管140が上下にスライド移
動するのに伴って、上下にその位置を変位させる。
140は、筒体143の内側に摺接した状態で配置さ
れ、このため内管140は筒体143に対してスライド
移動自在に形成されている。また内管140に形成され
た流出口102は筒体143の内周面に沿って配置さ
れ、この流出口102は内管140が上下にスライド移
動するのに伴って、上下にその位置を変位させる。
【0111】このように構成された添加部4では、流入
口101から流入した水は、充填容器116内において
流出口102の配置位置まで達し、メッシュ状の筒体1
43を通過して流出口102から内管140内に流入
し、流水管141を通じて添加部4外に導出される。
口101から流入した水は、充填容器116内において
流出口102の配置位置まで達し、メッシュ状の筒体1
43を通過して流出口102から内管140内に流入
し、流水管141を通じて添加部4外に導出される。
【0112】このため内管140を下方にスライド移動
することにより流出口102の配置位置が下方に変位す
ると、図中のaで示す領域のように、添加剤103の下
部のみに水が流通することとなり、流入口101から流
出口102に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤
103と接触する時間が短くなり、水と添加剤103と
の相互作用が少なくなって、水に対する添加剤103の
添加量は少なくなる。また、内管140を上方にスライ
ド移動することにより流出口102の配置位置が上方に
変位すると、図中のbで示す領域のように、流入口10
1から流出口102に至る経路の領域が大きくなって、
流入口101から流出口102に至る経路長が長くなる
と共に、水が添加剤103と接触する時間が長くなり、
水と添加剤103との相互作用が大きくなって、水に対
する添加剤103の添加量は多くなる。
することにより流出口102の配置位置が下方に変位す
ると、図中のaで示す領域のように、添加剤103の下
部のみに水が流通することとなり、流入口101から流
出口102に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤
103と接触する時間が短くなり、水と添加剤103と
の相互作用が少なくなって、水に対する添加剤103の
添加量は少なくなる。また、内管140を上方にスライ
ド移動することにより流出口102の配置位置が上方に
変位すると、図中のbで示す領域のように、流入口10
1から流出口102に至る経路の領域が大きくなって、
流入口101から流出口102に至る経路長が長くなる
と共に、水が添加剤103と接触する時間が長くなり、
水と添加剤103との相互作用が大きくなって、水に対
する添加剤103の添加量は多くなる。
【0113】このため、内管140を上下方向にスライ
ド移動させることにより添加部4内における水の経路長
を連続的に変化させて、添加部4における添加剤103
の添加量を調整することができる。つまり、同じ流量の
場合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容積
が変化して溶解量が変化するのである。
ド移動させることにより添加部4内における水の経路長
を連続的に変化させて、添加部4における添加剤103
の添加量を調整することができる。つまり、同じ流量の
場合でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容積
が変化して溶解量が変化するのである。
【0114】図中には図示していないが、内管140を
上下方向にスライド移動させる駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
上下方向にスライド移動させる駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
【0115】図9に示す第9の実施形態では、添加部4
は中空のケース体100にて形成されており、その内部
には添加剤103が充填される。このケース体100の
一側端面の下部には流入口101が形成されており、他
側端面の下部には流出口102が形成されている。
は中空のケース体100にて形成されており、その内部
には添加剤103が充填される。このケース体100の
一側端面の下部には流入口101が形成されており、他
側端面の下部には流出口102が形成されている。
【0116】またケース体100の底面には、スリット
状の開口部144が形成されており、この開口部144
の長手方向は、流入口101から流出口102に向かう
方向とは略直交する方向となるように形成されている。
この開口部144には平板状の遮蔽板145が挿通され
るものであり、この遮蔽板145は開口部144に挿通
された状態で、上下方向にスライド移動自在に形成され
ている。また、遮蔽板145と開口部144との間の隙
間にはOリング104を介装して水密性を確保してい
る。また、このケース体100の内部には、添加剤10
3が充填される。
状の開口部144が形成されており、この開口部144
の長手方向は、流入口101から流出口102に向かう
方向とは略直交する方向となるように形成されている。
この開口部144には平板状の遮蔽板145が挿通され
るものであり、この遮蔽板145は開口部144に挿通
された状態で、上下方向にスライド移動自在に形成され
ている。また、遮蔽板145と開口部144との間の隙
間にはOリング104を介装して水密性を確保してい
る。また、このケース体100の内部には、添加剤10
3が充填される。
【0117】水処理装置1内に流入された原水は、流入
口101を通じて添加部4内に導入されて添加剤103
が添加され、流出口102を通じて添加部4外に導出さ
れるものである。
口101を通じて添加部4内に導入されて添加剤103
が添加され、流出口102を通じて添加部4外に導出さ
れるものである。
【0118】このように形成された添加部4では、遮蔽
板145を上下にスライド移動させることにより、図9
(a)に示すような、遮蔽板145が添加部4内に突出
していない状態と、図9(b)に示すような、添加部4
内に遮蔽板145が突出して添加部4内を流入口101
側と流出口102側とに仕切ると共に遮蔽板145の上
端と添加部4のケース体100の内面の上底面との間に
僅かに隙間が形成されている状態との間でスライド移動
して、遮蔽板145の突出量が調節される。
板145を上下にスライド移動させることにより、図9
(a)に示すような、遮蔽板145が添加部4内に突出
していない状態と、図9(b)に示すような、添加部4
内に遮蔽板145が突出して添加部4内を流入口101
側と流出口102側とに仕切ると共に遮蔽板145の上
端と添加部4のケース体100の内面の上底面との間に
僅かに隙間が形成されている状態との間でスライド移動
して、遮蔽板145の突出量が調節される。
【0119】図9(a)に示す状態では、添加部4内の
水の流路が遮蔽板145によって遮蔽されず、流入口1
01から流出口102に至る経路の領域が、図中のaで
示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに水
が流通することとなり、流入口101から流出口102
に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と接
触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作用
が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は少
なくなる。
水の流路が遮蔽板145によって遮蔽されず、流入口1
01から流出口102に至る経路の領域が、図中のaで
示すようなものとなって、添加剤103の下部のみに水
が流通することとなり、流入口101から流出口102
に至る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と接
触する時間が短くなり、水と添加剤103との相互作用
が少なくなって、水に対する添加剤103の添加量は少
なくなる。
【0120】一方、図9(b)に示す状態では、流入口
101から流入された水は、遮蔽板よりも流入口101
側の領域において遮蔽板145の上端に達した後、遮蔽
板145よりも流出口102側に進んで、流出口102
から流出するものであり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が長くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が長くなり、水と添加剤103との相互作
用が大きくなって、水に対する添加剤の添加量は多くな
る。
101から流入された水は、遮蔽板よりも流入口101
側の領域において遮蔽板145の上端に達した後、遮蔽
板145よりも流出口102側に進んで、流出口102
から流出するものであり、流入口101から流出口10
2に至る経路長が長くなると共に、水が添加剤103と
接触する時間が長くなり、水と添加剤103との相互作
用が大きくなって、水に対する添加剤の添加量は多くな
る。
【0121】そして、遮蔽板145をスライド移動させ
て添加部4内への突出量を調整することにより遮蔽板1
45の配置位置を図9(a)の状態と図9(b)の状態
との間で変化させ、添加部4内における水の経路長を連
続的に変化させて、添加部4における添加剤103の添
加量を調整することができる。つまり、同じ流量の場合
でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容積が変
化して溶解量が変化するのである。
て添加部4内への突出量を調整することにより遮蔽板1
45の配置位置を図9(a)の状態と図9(b)の状態
との間で変化させ、添加部4内における水の経路長を連
続的に変化させて、添加部4における添加剤103の添
加量を調整することができる。つまり、同じ流量の場合
でも添加部4内で水と接触する添加剤103の容積が変
化して溶解量が変化するのである。
【0122】図中には図示していないが、添加部4の遮
蔽板145をスライド移動させて添加部4内への突出寸
法を調整するための駆動装置71を設けると、この駆動
装置71を駆動させることにより、添加剤103の添加
量を制御することができる。
蔽板145をスライド移動させて添加部4内への突出寸
法を調整するための駆動装置71を設けると、この駆動
装置71を駆動させることにより、添加剤103の添加
量を制御することができる。
【0123】図10に示す第10の実施形態では、添加
部4は上下方向の円筒状のケース体100にて形成され
ている。このケース体100の下端面は閉塞されている
と共に、流入口1が形成されており、流入口101には
流入管148が接続されている。またケース体100の
下部側の外周面は蛇腹状の伸縮部146として形成され
ており、これによりケース体100は伸縮部146にお
いて上下方向に伸縮自在に形成されている。またケース
体100の伸縮部146よりも上方は伸縮しないケース
部147として形成されており、このケース部147の
周面の下部には、伸縮部146のすぐ上方において、流
出口102が形成され、流出口102には流出管149
が接続されている。このケース体100の内部には、添
加剤103が充填される。
部4は上下方向の円筒状のケース体100にて形成され
ている。このケース体100の下端面は閉塞されている
と共に、流入口1が形成されており、流入口101には
流入管148が接続されている。またケース体100の
下部側の外周面は蛇腹状の伸縮部146として形成され
ており、これによりケース体100は伸縮部146にお
いて上下方向に伸縮自在に形成されている。またケース
体100の伸縮部146よりも上方は伸縮しないケース
部147として形成されており、このケース部147の
周面の下部には、伸縮部146のすぐ上方において、流
出口102が形成され、流出口102には流出管149
が接続されている。このケース体100の内部には、添
加剤103が充填される。
【0124】この添加部4は、伸縮部146の伸縮長を
調整することにより、図10(a)に示す最収縮状態
と、図10(b)に示す最伸長状態との間で、伸縮自在
に形成されている。
調整することにより、図10(a)に示す最収縮状態
と、図10(b)に示す最伸長状態との間で、伸縮自在
に形成されている。
【0125】図10(a)に示すように伸縮部146が
上下方向に最も収縮した状態では、ケース体100の内
部の容積は最も小さい状態となり、添加剤103はこの
状態でケース体100の内部のほぼ全域に亘って充填さ
れる。このとき添加剤103に対する流出口102の相
対的な配置位置は、添加剤103の上端よりも下方にお
ける側方であり、その位置は伸縮部146の伸縮長にて
決定される。この状態では、流入口101から流入した
水は、ケース体100の内部で流出口102の配置位置
まで達した後に、流出口102から流出するものであ
り、このときの水の経路の領域は、図中のaで示すよう
に、添加剤103の下部側のみの領域である。この場
合、添加剤103の下部のみに水が流通することとな
り、流入口101から流出口102に至る経路長が短く
なると共に、水が添加剤103と接触する時間が短くな
り、水と添加剤103との相互作用が少なくなって、水
に対する添加剤103の添加量は少なくなる。
上下方向に最も収縮した状態では、ケース体100の内
部の容積は最も小さい状態となり、添加剤103はこの
状態でケース体100の内部のほぼ全域に亘って充填さ
れる。このとき添加剤103に対する流出口102の相
対的な配置位置は、添加剤103の上端よりも下方にお
ける側方であり、その位置は伸縮部146の伸縮長にて
決定される。この状態では、流入口101から流入した
水は、ケース体100の内部で流出口102の配置位置
まで達した後に、流出口102から流出するものであ
り、このときの水の経路の領域は、図中のaで示すよう
に、添加剤103の下部側のみの領域である。この場
合、添加剤103の下部のみに水が流通することとな
り、流入口101から流出口102に至る経路長が短く
なると共に、水が添加剤103と接触する時間が短くな
り、水と添加剤103との相互作用が少なくなって、水
に対する添加剤103の添加量は少なくなる。
【0126】また、図10(b)に示すように、伸縮部
146が上下方向に最も伸長した状態では、ケース体1
00の内部には添加剤103の上方に空間が形成され、
また、添加剤103に対する流出口102の相対位置が
上方に変位する。この最伸長状態では流出口102の位
置が添加剤103の上端部の側方に位置するように、伸
縮部146の伸縮長を設定することが好ましい。この状
態では、流入口101から流入した水は、ケース体10
0の内部で流出口102の配置位置まで達した後に、流
出口102から流出するものであり、このとき、水の経
路の領域は、添加剤103のほぼ全域に亘るものであ
る。この場合、流入口101から流出口102に至る経
路長が長くなると共に、水が添加剤103と接触する時
間が長くなり、水と添加剤103との相互作用が大きく
なって、水に対する添加剤の添加量は多くなる。
146が上下方向に最も伸長した状態では、ケース体1
00の内部には添加剤103の上方に空間が形成され、
また、添加剤103に対する流出口102の相対位置が
上方に変位する。この最伸長状態では流出口102の位
置が添加剤103の上端部の側方に位置するように、伸
縮部146の伸縮長を設定することが好ましい。この状
態では、流入口101から流入した水は、ケース体10
0の内部で流出口102の配置位置まで達した後に、流
出口102から流出するものであり、このとき、水の経
路の領域は、添加剤103のほぼ全域に亘るものであ
る。この場合、流入口101から流出口102に至る経
路長が長くなると共に、水が添加剤103と接触する時
間が長くなり、水と添加剤103との相互作用が大きく
なって、水に対する添加剤の添加量は多くなる。
【0127】そして、添加部4を伸縮させることによ
り、添加部4の伸長状態を図10(a)の状態と図10
(b)の状態との間で変化させることにより、添加部4
内における水の経路長を連続的に変化させて、添加部4
における添加剤103の添加量を調整することができ
る。つまり、同じ流量の場合でも添加部4内で水と接触
する添加剤103の容積が変化して溶解量が変化するの
である。
り、添加部4の伸長状態を図10(a)の状態と図10
(b)の状態との間で変化させることにより、添加部4
内における水の経路長を連続的に変化させて、添加部4
における添加剤103の添加量を調整することができ
る。つまり、同じ流量の場合でも添加部4内で水と接触
する添加剤103の容積が変化して溶解量が変化するの
である。
【0128】図中には図示していないが、添加部4を伸
縮部146において伸縮させる駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
縮部146において伸縮させる駆動装置71を設ける
と、この駆動装置71を駆動させることにより、添加剤
103の添加量を制御することができる。
【0129】図11に示す第11の実施形態では、添加
部4の全体構成は上下方向の円筒状に形成されており、
この添加部4は流入口101が形成された円筒状の第1
の部材107と、流出口102が形成された円筒状の第
2の部材108とから構成されている。
部4の全体構成は上下方向の円筒状に形成されており、
この添加部4は流入口101が形成された円筒状の第1
の部材107と、流出口102が形成された円筒状の第
2の部材108とから構成されている。
【0130】図示の例では、第1の部材107は上下方
向の円筒状に形成されている。この第1の部材107の
上端の一端面には開口部110が開口されている。また
第1の部材107の下端の他端面は閉塞されていると共
に、流入口101が形成されており、流入口101には
流入管148が接続されている。
向の円筒状に形成されている。この第1の部材107の
上端の一端面には開口部110が開口されている。また
第1の部材107の下端の他端面は閉塞されていると共
に、流入口101が形成されており、流入口101には
流入管148が接続されている。
【0131】第2の部材108は上下方向の円筒状に形
成されており、その上下方向の寸法は第1の部材107
よりも小さく形成され、またその内径は第1の部材10
7の外径と略同一か、僅かに大きく形成されている。こ
の第2の部材108の上端の一端面は閉塞されている。
また、第2の部材の側周面には、一端部と他端部の間に
おける後述するような適宜の位置に、流出口102が形
成されており、流出口102には流出管149が接続さ
れている。
成されており、その上下方向の寸法は第1の部材107
よりも小さく形成され、またその内径は第1の部材10
7の外径と略同一か、僅かに大きく形成されている。こ
の第2の部材108の上端の一端面は閉塞されている。
また、第2の部材の側周面には、一端部と他端部の間に
おける後述するような適宜の位置に、流出口102が形
成されており、流出口102には流出管149が接続さ
れている。
【0132】第1の部材107と第2の部材108と
は、開口部110,111同士が対向した状態から、開
口部110を通じて第2の部材108を第1の部材10
7の内部に挿入することにより、第2の部材108の周
壁を第1の部材107の周壁で覆うと共に第2の部材1
08の外周面に第1の部材107の内周面が摺接するよ
うに第2の部材108の内部に第1の部材107を配置
して連結され、これにより添加部4が構成されている。
第1の部材107と第2の部材108の周壁同士の間に
隙間が形成される場合には、その隙間に水密性を確保す
るためのOリングを介装させることが好ましい。
は、開口部110,111同士が対向した状態から、開
口部110を通じて第2の部材108を第1の部材10
7の内部に挿入することにより、第2の部材108の周
壁を第1の部材107の周壁で覆うと共に第2の部材1
08の外周面に第1の部材107の内周面が摺接するよ
うに第2の部材108の内部に第1の部材107を配置
して連結され、これにより添加部4が構成されている。
第1の部材107と第2の部材108の周壁同士の間に
隙間が形成される場合には、その隙間に水密性を確保す
るためのOリングを介装させることが好ましい。
【0133】このとき第1の部材107と第2の部材1
08は、円筒形状の添加部4の中心軸方向に互いにスラ
イド移動自在に形成されており、添加部4は、第1の部
材107や第2の部材108をスライド移動させて第2
の部材108に対する第1の部材107の挿入深さを調
整することにより、図11(a)に示す最収縮状態と、
図11(b)に示す最伸長状態との間で、伸縮自在に形
成されている。
08は、円筒形状の添加部4の中心軸方向に互いにスラ
イド移動自在に形成されており、添加部4は、第1の部
材107や第2の部材108をスライド移動させて第2
の部材108に対する第1の部材107の挿入深さを調
整することにより、図11(a)に示す最収縮状態と、
図11(b)に示す最伸長状態との間で、伸縮自在に形
成されている。
【0134】図11(a)に示すように第1の部材10
7の挿入深さを最も深くして第1の部材107の下端面
が第2の部材108の開口部110とほぼ合致する位置
となった状態では、ケース体100の内部の容積は最も
小さい状態となり、添加剤103はこの状態でケース体
100の内部のほぼ全域に亘って充填される。このとき
添加剤103に対する流出口102の相対的な配置位置
は、添加剤103の上端よりも下方における側方であ
り、かつ第2の部材108の開口部111のすぐ上方に
配置されるようにするものであり、その位置は、第1の
部材107及び第2の部材108の寸法や、第2の部材
108における流出口102の形成位置、第2の部材1
08の挿入深さ等を適宜設定することにより決定され
る。この状態では、流入口101から流入した水は、ケ
ース体100の内部で流出口102の配置位置まで達し
た後に、流出口102から流出するものであり、このと
きの水の経路の領域は、添加剤103の下部側のみの領
域である。この場合、添加剤103の下部のみに水が流
通することとなり、流入口101から流出口102に至
る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と接触す
る時間が短くなり、水と添加剤103との相互作用が少
なくなって、水に対する添加剤103の添加量は少なく
なる。
7の挿入深さを最も深くして第1の部材107の下端面
が第2の部材108の開口部110とほぼ合致する位置
となった状態では、ケース体100の内部の容積は最も
小さい状態となり、添加剤103はこの状態でケース体
100の内部のほぼ全域に亘って充填される。このとき
添加剤103に対する流出口102の相対的な配置位置
は、添加剤103の上端よりも下方における側方であ
り、かつ第2の部材108の開口部111のすぐ上方に
配置されるようにするものであり、その位置は、第1の
部材107及び第2の部材108の寸法や、第2の部材
108における流出口102の形成位置、第2の部材1
08の挿入深さ等を適宜設定することにより決定され
る。この状態では、流入口101から流入した水は、ケ
ース体100の内部で流出口102の配置位置まで達し
た後に、流出口102から流出するものであり、このと
きの水の経路の領域は、添加剤103の下部側のみの領
域である。この場合、添加剤103の下部のみに水が流
通することとなり、流入口101から流出口102に至
る経路長が短くなると共に、水が添加剤103と接触す
る時間が短くなり、水と添加剤103との相互作用が少
なくなって、水に対する添加剤103の添加量は少なく
なる。
【0135】また、図11(b)に示すように、第1の
部材107の挿入深さを最も浅くして第1の部材107
の下端面が第2の部材108の開口部110から突出す
る位置となった状態では、ケース体100の内部には添
加剤103の上方に空間が形成され、また、添加剤10
3に対する流出口102の相対位置が上方に変位する。
この最伸長状態では流出口102の位置が添加剤103
の上端部の側方に位置するようにすることが好ましく、
その位置は、第1の部材107及び第2の部材108の
寸法や、第2の部材108における流出口102の形成
位置、第2の部材108の挿入深さ等を適宜設定するこ
とにより決定される。この状態では、流入口101から
流入した水は、ケース体100の内部で流出口102の
配置位置まで達した後に、流出口102から流出するも
のであり、この場合、水の経路の領域は、添加剤103
のほぼ全域に亘るものである。流入口101から流出口
102に至る経路長が長くなると共に、水が添加剤10
3と接触する時間が長くなり、水と添加剤103との相
互作用が大きくなって、水に対する添加剤の添加量は多
くなる。
部材107の挿入深さを最も浅くして第1の部材107
の下端面が第2の部材108の開口部110から突出す
る位置となった状態では、ケース体100の内部には添
加剤103の上方に空間が形成され、また、添加剤10
3に対する流出口102の相対位置が上方に変位する。
この最伸長状態では流出口102の位置が添加剤103
の上端部の側方に位置するようにすることが好ましく、
その位置は、第1の部材107及び第2の部材108の
寸法や、第2の部材108における流出口102の形成
位置、第2の部材108の挿入深さ等を適宜設定するこ
とにより決定される。この状態では、流入口101から
流入した水は、ケース体100の内部で流出口102の
配置位置まで達した後に、流出口102から流出するも
のであり、この場合、水の経路の領域は、添加剤103
のほぼ全域に亘るものである。流入口101から流出口
102に至る経路長が長くなると共に、水が添加剤10
3と接触する時間が長くなり、水と添加剤103との相
互作用が大きくなって、水に対する添加剤の添加量は多
くなる。
【0136】そして、添加部4を伸縮させることによ
り、添加部4の伸長状態を図11(a)の状態と図11
(b)の状態との間で変化させることにより、添加部4
内における水の経路長を連続的に変化させて、添加部4
における添加剤103の添加量を調整することができ
る。つまり、同じ流量の場合でも添加部4内で水と接触
する添加剤103の容積が変化して溶解量が変化するの
である。
り、添加部4の伸長状態を図11(a)の状態と図11
(b)の状態との間で変化させることにより、添加部4
内における水の経路長を連続的に変化させて、添加部4
における添加剤103の添加量を調整することができ
る。つまり、同じ流量の場合でも添加部4内で水と接触
する添加剤103の容積が変化して溶解量が変化するの
である。
【0137】図中には図示していないが、添加部4を第
1の部材107や、あるいは第2の部材108をスライ
ド移動させることにより添加部4を伸縮させる駆動装置
71を設けると、この駆動装置71を駆動させることに
より、添加剤103の添加量を制御することができる。
1の部材107や、あるいは第2の部材108をスライ
ド移動させることにより添加部4を伸縮させる駆動装置
71を設けると、この駆動装置71を駆動させることに
より、添加剤103の添加量を制御することができる。
【0138】図12及び図13に、水処理装置1の全体
の配管構成を示す。この水処理装置1は、水処理装置1
に供給される水の流路の上流側から順に、浄水装置3、
添加部4、電解槽2、水路切替弁32がハウジング33
に収められたものとして構成されており、また水の流路
には、適宜の位置に水質検出器20が配設されている。
ここにおいて、添加部4としては、上記に述べた実施形
態のような、種々の構成のものを用いることができる
が、図12及び図13では簡略図として示している。添
加部4に接続された駆動装置71は、電磁ロータリー
や、モーター式切換え弁、電磁弁等の組み合わせなどか
ら構成される駆動機構であり、添加部4を駆動させて添
加剤103の添加量を変更するものである。
の配管構成を示す。この水処理装置1は、水処理装置1
に供給される水の流路の上流側から順に、浄水装置3、
添加部4、電解槽2、水路切替弁32がハウジング33
に収められたものとして構成されており、また水の流路
には、適宜の位置に水質検出器20が配設されている。
ここにおいて、添加部4としては、上記に述べた実施形
態のような、種々の構成のものを用いることができる
が、図12及び図13では簡略図として示している。添
加部4に接続された駆動装置71は、電磁ロータリー
や、モーター式切換え弁、電磁弁等の組み合わせなどか
ら構成される駆動機構であり、添加部4を駆動させて添
加剤103の添加量を変更するものである。
【0139】浄水装置3は抗菌活性炭からなる濾過材3
4と中空糸膜からなる濾過材35とを備えたものであ
り、この二種類の濾過材34、35はそれぞれ単一のカ
ートリッジに収めてあって、カートリッジごと交換でき
るようにしてある。
4と中空糸膜からなる濾過材35とを備えたものであ
り、この二種類の濾過材34、35はそれぞれ単一のカ
ートリッジに収めてあって、カートリッジごと交換でき
るようにしてある。
【0140】電解槽2内は、電極6が設置された電極室
7と、電極8が設置された電極室9とに電解隔膜5で区
画されており、底部側に流入路10,11を、上部側に
流出路12,13を備えている。これら流出路12,1
3は、水路切換弁32を介して吐出管36,37に接続
されている。ここにおいて、流入路10と流出路13は
一方の電極6を囲む電解隔膜5内の電極室7に連通し、
流入路11と流出路12は他方の電極8を囲む電極室9
に連通しているのであるが、流入路10は流入路11よ
りも細くされていて、電極室7側に流れ込む流量が電極
室9側に流れ込む流量より1:3乃至1:4位の比率で
少なくなるように調整されている。また、図示の例で
は、添加部4は流入路10に配設されており、一方の電
極室7に流入する水にのみ添加剤103が添加されるよ
うになっている。また上記水路切換弁32は、流出路1
2と吐出管36とを連通させる時、流出路13と吐出管
37とを連通させ、流出路12と吐出管37とを連通さ
せる時、流出路13と吐出管36とを連通させるように
電磁ロータリー弁もしくはモータ式切換弁で構成されて
いる。
7と、電極8が設置された電極室9とに電解隔膜5で区
画されており、底部側に流入路10,11を、上部側に
流出路12,13を備えている。これら流出路12,1
3は、水路切換弁32を介して吐出管36,37に接続
されている。ここにおいて、流入路10と流出路13は
一方の電極6を囲む電解隔膜5内の電極室7に連通し、
流入路11と流出路12は他方の電極8を囲む電極室9
に連通しているのであるが、流入路10は流入路11よ
りも細くされていて、電極室7側に流れ込む流量が電極
室9側に流れ込む流量より1:3乃至1:4位の比率で
少なくなるように調整されている。また、図示の例で
は、添加部4は流入路10に配設されており、一方の電
極室7に流入する水にのみ添加剤103が添加されるよ
うになっている。また上記水路切換弁32は、流出路1
2と吐出管36とを連通させる時、流出路13と吐出管
37とを連通させ、流出路12と吐出管37とを連通さ
せる時、流出路13と吐出管36とを連通させるように
電磁ロータリー弁もしくはモータ式切換弁で構成されて
いる。
【0141】また、水道蛇口42に接続した切り替えレ
バーユニット43と浄水装置3との間にはサーミスタ3
9と定流量弁41が接続され、また、浄水装置3と電解
槽2との間には流量検知センサ38と電磁弁40とが配
置されており、電磁弁40と上記流入路10,11を個
別に接続する配管のうち、流入路10に至る管の途中に
添加部4が配置されている。電磁弁40は排水管路44
につながっており、通水が停止されたことを流量検知セ
ンサ38によって検知されると、一定時間閉じた状態を
維持した後、一定時間経過後に開となり、電解槽2内の
逆洗洗浄水や、その他の本体配管系内のなどの残留水を
排水管路44から排出するようにしてある。また前記の
吐出管37の配管途中には、水質検出器20が配置され
ている。
バーユニット43と浄水装置3との間にはサーミスタ3
9と定流量弁41が接続され、また、浄水装置3と電解
槽2との間には流量検知センサ38と電磁弁40とが配
置されており、電磁弁40と上記流入路10,11を個
別に接続する配管のうち、流入路10に至る管の途中に
添加部4が配置されている。電磁弁40は排水管路44
につながっており、通水が停止されたことを流量検知セ
ンサ38によって検知されると、一定時間閉じた状態を
維持した後、一定時間経過後に開となり、電解槽2内の
逆洗洗浄水や、その他の本体配管系内のなどの残留水を
排水管路44から排出するようにしてある。また前記の
吐出管37の配管途中には、水質検出器20が配置され
ている。
【0142】また水質検出器20としては、pHや水中
の添加物濃度等を測定するものが配設される。この水質
検出器20の構造例を図14(a)(b)、図15を示
して概略説明する。図14(a)では水質検出器20は
イオン測定センサとして構成され、図14(b)ではp
Hセンサ及びイオンセンサの複合型と構成されている。
の添加物濃度等を測定するものが配設される。この水質
検出器20の構造例を図14(a)(b)、図15を示
して概略説明する。図14(a)では水質検出器20は
イオン測定センサとして構成され、図14(b)ではp
Hセンサ及びイオンセンサの複合型と構成されている。
【0143】これらの水質検出器20では、センサボデ
ィ21内部は内部液50が充填されると共に比較電極5
1が配置される比較電極槽60と、作用電極57,58
が配置される通水路59とに仕切られている。比較電極
槽60と通水路59とは、液絡部保持部材54にて仕切
られており、液絡部保持部材54には、アルミナ系セラ
ミックスまたはフェルトなどの多孔質素材による液絡部
52(塩橋)が、一端側が比較電極槽60に、他端側が
通水路59に位置するように挿通させて保持されてお
り、内部液50が液絡部52から溶出することで通水路
59へ供給される水と内部液50とが電気的に導通され
ている。また通水路59は、流入路59aと流出路59
bが形成されており、流入路59aと流出路59bと
を、検出対象の水の流路にバイパスさせて接続すること
により、通水路59に検出対象の水を引き入れて、水の
検出を行うようにしている。また図中の55は比較電極
槽60に内部液50を補充するための開口を塞ぐキャッ
プ体である。
ィ21内部は内部液50が充填されると共に比較電極5
1が配置される比較電極槽60と、作用電極57,58
が配置される通水路59とに仕切られている。比較電極
槽60と通水路59とは、液絡部保持部材54にて仕切
られており、液絡部保持部材54には、アルミナ系セラ
ミックスまたはフェルトなどの多孔質素材による液絡部
52(塩橋)が、一端側が比較電極槽60に、他端側が
通水路59に位置するように挿通させて保持されてお
り、内部液50が液絡部52から溶出することで通水路
59へ供給される水と内部液50とが電気的に導通され
ている。また通水路59は、流入路59aと流出路59
bが形成されており、流入路59aと流出路59bと
を、検出対象の水の流路にバイパスさせて接続すること
により、通水路59に検出対象の水を引き入れて、水の
検出を行うようにしている。また図中の55は比較電極
槽60に内部液50を補充するための開口を塞ぐキャッ
プ体である。
【0144】比較電極槽60における内部液50として
は、飽和もしくは例えば3.3M(mol/l)等の不
飽和の塩化カリウム溶液を用いることができる。また比
較電極51としては、銀/塩化銀電極が通常使用され
る。また内部液50である塩化カリウム溶液には、液絡
部52からの安定な溶出を図ると共に結晶固化を防止す
るために、カルボキシメチルセルロースやヒドロキシエ
チルセルロースなどのセルロース系増粘剤を添加して溶
液粘度が4000cps以上、通常は10000cps
程度となるようにする場合がある。
は、飽和もしくは例えば3.3M(mol/l)等の不
飽和の塩化カリウム溶液を用いることができる。また比
較電極51としては、銀/塩化銀電極が通常使用され
る。また内部液50である塩化カリウム溶液には、液絡
部52からの安定な溶出を図ると共に結晶固化を防止す
るために、カルボキシメチルセルロースやヒドロキシエ
チルセルロースなどのセルロース系増粘剤を添加して溶
液粘度が4000cps以上、通常は10000cps
程度となるようにする場合がある。
【0145】作用電極としては、図14(a)に示すよ
うに水質検出器20をイオン測定センサとして形成して
いる例では、クラウンエーテル等の有機高分子素材を使
用したイオン感応膜から構成されたイオン感応電極58
が配設されており、カルシウムイオン等の特定のイオン
に感応するものである。
うに水質検出器20をイオン測定センサとして形成して
いる例では、クラウンエーテル等の有機高分子素材を使
用したイオン感応膜から構成されたイオン感応電極58
が配設されており、カルシウムイオン等の特定のイオン
に感応するものである。
【0146】また、図14(b)に示すように水質検出
器20をイオン測定センサとして構成している例では、
作用電極として上記のイオン感応電極58に加えて、ガ
ラス電極57が配設されている。このガラス電極57
は、ガラス管57a内に電解液が充填されると共に内部
電極56が配置され、ガラス管57aの端部に形成され
たガラス感応膜57bが通水路59内に配置される。
器20をイオン測定センサとして構成している例では、
作用電極として上記のイオン感応電極58に加えて、ガ
ラス電極57が配設されている。このガラス電極57
は、ガラス管57a内に電解液が充填されると共に内部
電極56が配置され、ガラス管57aの端部に形成され
たガラス感応膜57bが通水路59内に配置される。
【0147】センサボディ21の上部には電位差増幅ア
ンプ53を一体化させて配設されており、この電位差増
幅アンプ53は作用電極57,58と比較電極58がそ
れぞれ電気的に接続されるものであって、通水路59に
通水される水の水質に伴う作用電極57,58と比較電
極51との間の電位差により発生した起電力を所定の増
幅率で増幅し、水処理装置1の表示部及び制御部へ出力
することによって、水質の検出を行うものである。
ンプ53を一体化させて配設されており、この電位差増
幅アンプ53は作用電極57,58と比較電極58がそ
れぞれ電気的に接続されるものであって、通水路59に
通水される水の水質に伴う作用電極57,58と比較電
極51との間の電位差により発生した起電力を所定の増
幅率で増幅し、水処理装置1の表示部及び制御部へ出力
することによって、水質の検出を行うものである。
【0148】図15は水質検出器20からの出力フロー
を簡略説明するものである。水質検出器20にて発生し
た比較電極51と作用電極57,58との間の起電力
は、電位差増幅アンプ53において適宜の増幅率にて増
幅されることにより相当の電圧として換算され、制御回
路C内にてA/D(アナログ/デジタル)変換が施され
た後に表示操作部Dに入力される。検出される水質がカ
ルシウムイオン濃度等やpHであれば、その値に応じて
例えば0〜5Vの電圧を出力するように構成されている
のが一般的で、最終的に出力値は表示操作部Dに表示さ
れるものであるが、図示の例ではその出力を制御回路C
にフィードバックさせ、制御情報として入力させるもの
としている。このフィードバック制御については後述す
る。電位差増幅アンプ53の起動の為の電力は水処理装
置1の本体側より供給されるものであり、図示の例では
電位差増幅アンプ53の起動のために±12Vの
駆動電圧が印加されるものとした。
を簡略説明するものである。水質検出器20にて発生し
た比較電極51と作用電極57,58との間の起電力
は、電位差増幅アンプ53において適宜の増幅率にて増
幅されることにより相当の電圧として換算され、制御回
路C内にてA/D(アナログ/デジタル)変換が施され
た後に表示操作部Dに入力される。検出される水質がカ
ルシウムイオン濃度等やpHであれば、その値に応じて
例えば0〜5Vの電圧を出力するように構成されている
のが一般的で、最終的に出力値は表示操作部Dに表示さ
れるものであるが、図示の例ではその出力を制御回路C
にフィードバックさせ、制御情報として入力させるもの
としている。このフィードバック制御については後述す
る。電位差増幅アンプ53の起動の為の電力は水処理装
置1の本体側より供給されるものであり、図示の例では
電位差増幅アンプ53の起動のために±12Vの
駆動電圧が印加されるものとした。
【0149】次に水道水から電解水を生成させるときの
水の流れについて説明する。水道蛇口42に接続した切
り扱えレバーユニット51を、浄水装置3側に水が流れ
るように切り換えると、浄水装置3及び添加部4を通し
て流入路10,11から電解槽2内に水が導入され、電
気分解されるわけであるが、電解槽2内の電解電圧の印
加は通水が流量検知センサ38により検知された場合に
開始されるようにしてある。
水の流れについて説明する。水道蛇口42に接続した切
り扱えレバーユニット51を、浄水装置3側に水が流れ
るように切り換えると、浄水装置3及び添加部4を通し
て流入路10,11から電解槽2内に水が導入され、電
気分解されるわけであるが、電解槽2内の電解電圧の印
加は通水が流量検知センサ38により検知された場合に
開始されるようにしてある。
【0150】そして、アルカリ性水を得る旨の設定がな
されているならば、電解槽2の電極6が陽極に、電極8
が陰極となるように電解電圧が印加され、電極室9でア
ルカリ性水が、電極室7で酸性水が生成され、流出路1
2側にアルカリ性水が、流出路13側に酸性水が得られ
る。このとき水路切換弁32は流出路12と吐出管37
とを連通させると共に流出路13と吐出管36とを連通
させる状態に設定されており、アルカリ性水が吐出管3
7側に吐出されて飲用等に利用され、酸性水は吐出管3
6側に吐出される。
されているならば、電解槽2の電極6が陽極に、電極8
が陰極となるように電解電圧が印加され、電極室9でア
ルカリ性水が、電極室7で酸性水が生成され、流出路1
2側にアルカリ性水が、流出路13側に酸性水が得られ
る。このとき水路切換弁32は流出路12と吐出管37
とを連通させると共に流出路13と吐出管36とを連通
させる状態に設定されており、アルカリ性水が吐出管3
7側に吐出されて飲用等に利用され、酸性水は吐出管3
6側に吐出される。
【0151】また酸性水を得る旨の設定がなされている
ときは、設定された酸性水の電解度合に応じて次の2つ
の水の流れとなる。先ず、弱酸性水の場合には、電解槽
2内の電極6が陰極に、電極8が陽極になるように電解
電圧が印加され、電極室7でアルカリ性水が、電極室9
で酸性水が生成され、流出路13側にアルカリ性水が、
流出路12側に弱酸性水が得られる。このとき、水路切
換弁32は上記と状態と同じに設定されており、弱酸性
水が吐出管37に吐出されてアストリンゼント水等とし
て利用され、アルカリ性水は吐出管36側に吐出され
る。
ときは、設定された酸性水の電解度合に応じて次の2つ
の水の流れとなる。先ず、弱酸性水の場合には、電解槽
2内の電極6が陰極に、電極8が陽極になるように電解
電圧が印加され、電極室7でアルカリ性水が、電極室9
で酸性水が生成され、流出路13側にアルカリ性水が、
流出路12側に弱酸性水が得られる。このとき、水路切
換弁32は上記と状態と同じに設定されており、弱酸性
水が吐出管37に吐出されてアストリンゼント水等とし
て利用され、アルカリ性水は吐出管36側に吐出され
る。
【0152】強酸性イオン水の場合は、電解槽2内の電
極6が陽極に、電極8が陰極となるように電解電圧が印
加され、電極室7で酸性水が、電極室9でアルカリ性水
が生成され、流出路12側にアルカリ性水が、流出路1
3側に強酸性水が得られる。この時、水路切替弁32は
流出路12と吐出管36とを連通させると共に流出路1
3と吐出管37とを連通させる状態に切り替えられてお
り、強酸性水が吐出管37に吐出されて殺菌等に利用さ
れ、アルカリ性水は吐出管36側に吐出される。このよ
うに、強酸性水を吐出管37から吐出させる場合に、電
極6を陽極として電極室7で酸性水を生成させるのは、
前述のように、電極室7側への流入路10を電極室9側
の流入路11より絞って水の流入量を少なくしているた
めに、電極室7内で強酸性水を得ることが容易となって
いるためである。
極6が陽極に、電極8が陰極となるように電解電圧が印
加され、電極室7で酸性水が、電極室9でアルカリ性水
が生成され、流出路12側にアルカリ性水が、流出路1
3側に強酸性水が得られる。この時、水路切替弁32は
流出路12と吐出管36とを連通させると共に流出路1
3と吐出管37とを連通させる状態に切り替えられてお
り、強酸性水が吐出管37に吐出されて殺菌等に利用さ
れ、アルカリ性水は吐出管36側に吐出される。このよ
うに、強酸性水を吐出管37から吐出させる場合に、電
極6を陽極として電極室7で酸性水を生成させるのは、
前述のように、電極室7側への流入路10を電極室9側
の流入路11より絞って水の流入量を少なくしているた
めに、電極室7内で強酸性水を得ることが容易となって
いるためである。
【0153】図12では、水質検出器20は吐出管37
の管路に形成されており、電解槽2から流出されたアル
カリ性水又は酸性水の水質を測定できるようになってい
る。例えば水質検出器20として図14(a)や図14
(b)に示すように構成して添加剤103に含まれるイ
オンの濃度を測定するように形成したものを配設した場
合には、水質検出器20による検出結果に基づいて、添
加部4による添加剤103の添加量が所定の設定値とな
るように制御することができる。この場合は、水質検出
器20は電解槽2における電解条件を測定する検出部と
しての機能を果たす。
の管路に形成されており、電解槽2から流出されたアル
カリ性水又は酸性水の水質を測定できるようになってい
る。例えば水質検出器20として図14(a)や図14
(b)に示すように構成して添加剤103に含まれるイ
オンの濃度を測定するように形成したものを配設した場
合には、水質検出器20による検出結果に基づいて、添
加部4による添加剤103の添加量が所定の設定値とな
るように制御することができる。この場合は、水質検出
器20は電解槽2における電解条件を測定する検出部と
しての機能を果たす。
【0154】また、水質検出器20における検出結果に
よって電解槽2における電解条件を検出し、これに基づ
いて、添加部4における添加剤103の添加量を、電解
条件が所定の設定値となるように調整することもでき
る。例えば図14(b)に示すように水のpHを測定す
るように形成した場合には、電解により生成される電解
水のpHが所定の設定値となるように添加部4による添
加剤103の添加量を制御することができる。すなわ
ち、添加部4にて添加剤103としてカルシウム化合物
等の電解質を添加する場合には、水の電気伝導率を増大
させて電解効率を向上することができると共に、添加量
を調整することによって水の電解効率を調整し、電解に
よって生成されるアルカリ性水や酸性水のpHを制御す
ることができるものである。このため、例えば原水の電
気伝導率が低く、電解電圧が通電しにくいために、水質
検出器20にて測定される電解水のpHが目標pH値に
達しない場合には、添加部4による添加剤103の添加
量を増大させて、原水の電気伝導率を向上させ、目標と
されるpHの電解水を得ることができる。
よって電解槽2における電解条件を検出し、これに基づ
いて、添加部4における添加剤103の添加量を、電解
条件が所定の設定値となるように調整することもでき
る。例えば図14(b)に示すように水のpHを測定す
るように形成した場合には、電解により生成される電解
水のpHが所定の設定値となるように添加部4による添
加剤103の添加量を制御することができる。すなわ
ち、添加部4にて添加剤103としてカルシウム化合物
等の電解質を添加する場合には、水の電気伝導率を増大
させて電解効率を向上することができると共に、添加量
を調整することによって水の電解効率を調整し、電解に
よって生成されるアルカリ性水や酸性水のpHを制御す
ることができるものである。このため、例えば原水の電
気伝導率が低く、電解電圧が通電しにくいために、水質
検出器20にて測定される電解水のpHが目標pH値に
達しない場合には、添加部4による添加剤103の添加
量を増大させて、原水の電気伝導率を向上させ、目標と
されるpHの電解水を得ることができる。
【0155】また、水質検出器20にて検出されたpH
の検出結果に基づいて電解電圧をフィードバック制御す
ることにより、pHを所定の設定値に制御することもで
きる。
の検出結果に基づいて電解電圧をフィードバック制御す
ることにより、pHを所定の設定値に制御することもで
きる。
【0156】また、図示はしていないが、水質検出器2
0は、添加部4と電解槽2との間の水の流路に配設し
て、添加剤103が添加された後、電解槽2にて電解さ
れる前の水の水質を測定することもできる。この場合
も、水質検出器20として図14(a)や図14(b)
に示すように構成して添加剤103に含まれるイオンの
濃度を測定するように形成したものを配設した場合に
は、水質検出器20による検出結果に基づいて、水中の
添加剤103の含有量が所定の設定値となるように、添
加部4による添加剤103の添加量を制御することがで
きる。
0は、添加部4と電解槽2との間の水の流路に配設し
て、添加剤103が添加された後、電解槽2にて電解さ
れる前の水の水質を測定することもできる。この場合
も、水質検出器20として図14(a)や図14(b)
に示すように構成して添加剤103に含まれるイオンの
濃度を測定するように形成したものを配設した場合に
は、水質検出器20による検出結果に基づいて、水中の
添加剤103の含有量が所定の設定値となるように、添
加部4による添加剤103の添加量を制御することがで
きる。
【0157】また、図13に示す例では、図12に示す
例と同一の位置に配設された水質検出器20aに加え
て、水質検出器20bをサーミスタ39と定流量弁41
の間に配置させ、原水と電解水との水質の差異を比較で
きるようにしたものである。この場合には、二つの水質
検出器20a,20bによる水質の検出結果に基づいて
水質の変化を検出し、あるいはこの水質の変化に基づい
て電解槽2における電解条件を検出して、この水質の変
化量や電解条件に基づいて添加部4による添加剤103
の添加量や、電解槽2における電解電圧を制御すること
ができる。例えば、添加部4において添加剤103とし
てカルシウムを含有する化合物を水に添加するようにし
た場合、添加剤103の添加や電解が行われていない原
水のカルシウムイオン含有量を水質検出器20bで検出
すると共に、添加剤103としてカルシウム化合物が配
合された水のカルシウムイオン含有量を水質検出器20
aで検出することにより、添加剤103が添加されたこ
とによる水中のカルシウムイオンの増加量を検出し、こ
の検出結果に基づいて、添加部2によるカルシウム化合
物の添加量を制御し、水中のカルシウムイオンの増加量
が所定の設定値となるように、添加部4による添加剤1
03の添加量を制御することができるものである。
例と同一の位置に配設された水質検出器20aに加え
て、水質検出器20bをサーミスタ39と定流量弁41
の間に配置させ、原水と電解水との水質の差異を比較で
きるようにしたものである。この場合には、二つの水質
検出器20a,20bによる水質の検出結果に基づいて
水質の変化を検出し、あるいはこの水質の変化に基づい
て電解槽2における電解条件を検出して、この水質の変
化量や電解条件に基づいて添加部4による添加剤103
の添加量や、電解槽2における電解電圧を制御すること
ができる。例えば、添加部4において添加剤103とし
てカルシウムを含有する化合物を水に添加するようにし
た場合、添加剤103の添加や電解が行われていない原
水のカルシウムイオン含有量を水質検出器20bで検出
すると共に、添加剤103としてカルシウム化合物が配
合された水のカルシウムイオン含有量を水質検出器20
aで検出することにより、添加剤103が添加されたこ
とによる水中のカルシウムイオンの増加量を検出し、こ
の検出結果に基づいて、添加部2によるカルシウム化合
物の添加量を制御し、水中のカルシウムイオンの増加量
が所定の設定値となるように、添加部4による添加剤1
03の添加量を制御することができるものである。
【0158】図16及び図17は水処理装置1の外観を
示すものである。水処理装置1のハウジング33の正面
のフロントパネル部には、表示操作部Dが配置してあ
る。この表示操作部Dについての詳細説明は、ここでは
省略するが、pH切り替えスイッチSW1,SW2,S
W3,pH微調整スイッチSW4の他に、電解水の生成
を音楽またはブザー音により告知するか否かを設定する
メロディ入/切スイッチSW5を備えるほか、制御回路
Cにおいて積算される浄水器3の積算使用流量のリセッ
ト用のスイッチSW10、カルシウム増加量を選択する
スイッチSW11、本体内部に配置した水質検出器20
の洗浄開始を設定するためのスイッチSW12等を備え
ている。また表示操作部Dには、表示部として、水質検
出器20により得られる水質測定結果、即ちカルシウム
濃度やpH値等をデジタル数字で表示する表示部La
や、前記スイッチSW1,SW2,SW3の選択状態を
表示する発光ダイオード等からなる表示部Ld1〜Ld
7を備えている。しかして、上記のような表示操作部D
を備えたものにおいて、スイッチSW1,SW2,SW
3を押せば、その押す回数に応じて浄水を生成する「浄
水」か、アルカリ性水を生成する「アルカリ」、もしく
は酸性水を生成する「酸性」の各モードを選択すると共
に、アルカリ性水のアルカリ性の度合いや、酸性水の酸
性の度合いを選択し、選択された状態が表示部Ld1〜
Ld7に表示されるものであり、切り換えレバーユニッ
ト43を通じて水処理装置1に原水を送り込めば、水処
理装置1にて選択された通りの動作がなされるものであ
る。
示すものである。水処理装置1のハウジング33の正面
のフロントパネル部には、表示操作部Dが配置してあ
る。この表示操作部Dについての詳細説明は、ここでは
省略するが、pH切り替えスイッチSW1,SW2,S
W3,pH微調整スイッチSW4の他に、電解水の生成
を音楽またはブザー音により告知するか否かを設定する
メロディ入/切スイッチSW5を備えるほか、制御回路
Cにおいて積算される浄水器3の積算使用流量のリセッ
ト用のスイッチSW10、カルシウム増加量を選択する
スイッチSW11、本体内部に配置した水質検出器20
の洗浄開始を設定するためのスイッチSW12等を備え
ている。また表示操作部Dには、表示部として、水質検
出器20により得られる水質測定結果、即ちカルシウム
濃度やpH値等をデジタル数字で表示する表示部La
や、前記スイッチSW1,SW2,SW3の選択状態を
表示する発光ダイオード等からなる表示部Ld1〜Ld
7を備えている。しかして、上記のような表示操作部D
を備えたものにおいて、スイッチSW1,SW2,SW
3を押せば、その押す回数に応じて浄水を生成する「浄
水」か、アルカリ性水を生成する「アルカリ」、もしく
は酸性水を生成する「酸性」の各モードを選択すると共
に、アルカリ性水のアルカリ性の度合いや、酸性水の酸
性の度合いを選択し、選択された状態が表示部Ld1〜
Ld7に表示されるものであり、切り換えレバーユニッ
ト43を通じて水処理装置1に原水を送り込めば、水処
理装置1にて選択された通りの動作がなされるものであ
る。
【0159】また、図18は、充填容器116(内筒)
と本体部115(外筒)とで構成される添加部4におけ
る、充填容器116の着脱の様子を示す。図中の33a
は、水処理装置1の上面を構成するハウジング33の一
部であり、本体部115の配置凹部121の上部開口に
相当する位置において、ハウジング33aには開口部3
3bが形成されている。充填容器116はこの開口部3
3bを通じて本体部115の配置凹部121に対して着
脱される。また図中の125は充填容器116の上部開
口を塞ぐキャップ体であり、148はキャップ体125
と充填容器116との間の水密性を確保するためのOリ
ングである。
と本体部115(外筒)とで構成される添加部4におけ
る、充填容器116の着脱の様子を示す。図中の33a
は、水処理装置1の上面を構成するハウジング33の一
部であり、本体部115の配置凹部121の上部開口に
相当する位置において、ハウジング33aには開口部3
3bが形成されている。充填容器116はこの開口部3
3bを通じて本体部115の配置凹部121に対して着
脱される。また図中の125は充填容器116の上部開
口を塞ぐキャップ体であり、148はキャップ体125
と充填容器116との間の水密性を確保するためのOリ
ングである。
【0160】図19は上記水処理装置のブロック回路図
の一部であって、図中Cはマイクロコンピュータにて構
成された制御回路C(制御部)であり、制御プログラム
やスイッチSW1〜5,SW10〜12からの入力情報
等が格納されるメモリに接続されている。Dは表示操作
部及び表示回路を示すものである。またSW1・・・S
Wsは、上記のスイッチSW1〜5,SW10〜12を
示すものであり、これらのスイッチによる入力信号は制
御回路Cに入力される。またDVは、水処理装置に供給
された電力から電解槽4の電極6,8間に印加する電解
電圧を生成する電源部であり、またr1、r2は電極
6,8間に電圧を印加する場合の電極6,8の極性を変
更するためのリレーである。制御回路CはスイッチSW
1〜3により設定される水の性質の設定や、流量検知セ
ンサ38からの流量の検知信号、水質検出器20からの
検出結果の出力信号等に応じて電源部DVにて生成され
る電解電圧値や、リレーr1、r2、あるいは水路切り
替え弁32を制御する。またr0は水処理装置1に供給
された電力の、電源部DVに対する供給をオンオフする
リレーであり、制御回路Cは流量検知センサ38にて水
の流通が検知されたときにリレーr0をオンにして電源
部DVに電力を供給することにより電極6,8間に電解
電圧を印加させ、流量検知センサ38にて水の流通が検
知されなくなったときにリレーr0をオフにして電源部
DVへの電力の供給を停止し、電極6,8間への電解電
圧の印加を停止するものである。
の一部であって、図中Cはマイクロコンピュータにて構
成された制御回路C(制御部)であり、制御プログラム
やスイッチSW1〜5,SW10〜12からの入力情報
等が格納されるメモリに接続されている。Dは表示操作
部及び表示回路を示すものである。またSW1・・・S
Wsは、上記のスイッチSW1〜5,SW10〜12を
示すものであり、これらのスイッチによる入力信号は制
御回路Cに入力される。またDVは、水処理装置に供給
された電力から電解槽4の電極6,8間に印加する電解
電圧を生成する電源部であり、またr1、r2は電極
6,8間に電圧を印加する場合の電極6,8の極性を変
更するためのリレーである。制御回路CはスイッチSW
1〜3により設定される水の性質の設定や、流量検知セ
ンサ38からの流量の検知信号、水質検出器20からの
検出結果の出力信号等に応じて電源部DVにて生成され
る電解電圧値や、リレーr1、r2、あるいは水路切り
替え弁32を制御する。またr0は水処理装置1に供給
された電力の、電源部DVに対する供給をオンオフする
リレーであり、制御回路Cは流量検知センサ38にて水
の流通が検知されたときにリレーr0をオンにして電源
部DVに電力を供給することにより電極6,8間に電解
電圧を印加させ、流量検知センサ38にて水の流通が検
知されなくなったときにリレーr0をオフにして電源部
DVへの電力の供給を停止し、電極6,8間への電解電
圧の印加を停止するものである。
【0161】また、図19に示すイ〜ヘは、図20に示
す水処理装置1(図12に示すものと同一構成)におけ
る、イ〜ヘの表示と対応するものであり、電源部DVか
ら電極6,8に電解電圧を供給する経路ロ,ニ、流量検
知センサ38からの流量の検知信号が制御回路Cに入力
される経路イ、制御回路Cから出力される水路切換弁3
2の制御信号の経路ハ、制御回路Cから出力される添加
部4の駆動装置71(図20では図示せず)の制御信号
の経路ホ、及び水質検出器20からの検出結果の出力信
号が制御回路Cに入力される経路ヘを示すものである。
す水処理装置1(図12に示すものと同一構成)におけ
る、イ〜ヘの表示と対応するものであり、電源部DVか
ら電極6,8に電解電圧を供給する経路ロ,ニ、流量検
知センサ38からの流量の検知信号が制御回路Cに入力
される経路イ、制御回路Cから出力される水路切換弁3
2の制御信号の経路ハ、制御回路Cから出力される添加
部4の駆動装置71(図20では図示せず)の制御信号
の経路ホ、及び水質検出器20からの検出結果の出力信
号が制御回路Cに入力される経路ヘを示すものである。
【0162】水質検出器20によるpHの検出結果に基
づいて、電解電圧をフィードバック制御する場合には、
制御回路Cには、SW1〜3にて設定された電解水の目
標pH値と、水質検出器20で測定される電解水の実測
pH値との比較回路を内蔵し、水質検出器20からの検
知結果に出力信号から導出される電解水の実測pH値が
目標pH値に一致するように、電極6,8に印加する電
解電圧のフィードバック制御を行うようにするものであ
る。このフィードバック制御の詳細は省略するが、水質
検出器20にて検出されるpH値の、目標pH値からの
変位が±0.1pH以内の状態が2秒間持続する
状態まで追い込む制御を行うことが好ましく、このよう
な状態となった時点を安定な電解条件としている。
づいて、電解電圧をフィードバック制御する場合には、
制御回路Cには、SW1〜3にて設定された電解水の目
標pH値と、水質検出器20で測定される電解水の実測
pH値との比較回路を内蔵し、水質検出器20からの検
知結果に出力信号から導出される電解水の実測pH値が
目標pH値に一致するように、電極6,8に印加する電
解電圧のフィードバック制御を行うようにするものであ
る。このフィードバック制御の詳細は省略するが、水質
検出器20にて検出されるpH値の、目標pH値からの
変位が±0.1pH以内の状態が2秒間持続する
状態まで追い込む制御を行うことが好ましく、このよう
な状態となった時点を安定な電解条件としている。
【0163】また、水質検出器20による検知結果に基
づいて、制御回路Cによって添加部4による添加剤10
3の添加量を制御する際には、水質検出器20にて検出
されるカルシウムイオン等の添加剤103の含有量が設
定値とは異なる場合、使用者がスイッチSW11を押す
ことにより電解水中のカルシウム濃度の設定を変更した
場合、あるいは水質検出器にて検出されるpH値が目標
pH値とは異なる場合に、制御回路Cは駆動装置71を
駆動して添加部4における添加剤103の添加量をフィ
ードバック制御して、水質検出器20にて検出されるカ
ルシウムイオン量等の添加剤量やpH値等が、目標とさ
れる所定の値となるようにするものである。
づいて、制御回路Cによって添加部4による添加剤10
3の添加量を制御する際には、水質検出器20にて検出
されるカルシウムイオン等の添加剤103の含有量が設
定値とは異なる場合、使用者がスイッチSW11を押す
ことにより電解水中のカルシウム濃度の設定を変更した
場合、あるいは水質検出器にて検出されるpH値が目標
pH値とは異なる場合に、制御回路Cは駆動装置71を
駆動して添加部4における添加剤103の添加量をフィ
ードバック制御して、水質検出器20にて検出されるカ
ルシウムイオン量等の添加剤量やpH値等が、目標とさ
れる所定の値となるようにするものである。
【0164】また添加剤103としてカルシウム化合物
を添加することにより水中にカルシウムイオンを含有さ
せる場合などのように、元々原水中に含まれる成分を更
に添加する場合には、添加剤103が添加された後の水
中の添加剤103の含有量を設定する場合のほか、添加
剤103を添加することによる水中の添加剤103の成
分の増加量を設定する場合もある。この場合は、図13
に示す構成のように二つの水質検出器20a,20b
を、添加剤103が添加される前の流路と、添加剤10
3が添加された後の流路とにそれぞれ設け、制御回路C
において、各水質検出器20a,20bからの検知結果
を比較することにより、添加剤103を添加した際の水
中の添加剤103の増加量を検出することもできる。
を添加することにより水中にカルシウムイオンを含有さ
せる場合などのように、元々原水中に含まれる成分を更
に添加する場合には、添加剤103が添加された後の水
中の添加剤103の含有量を設定する場合のほか、添加
剤103を添加することによる水中の添加剤103の成
分の増加量を設定する場合もある。この場合は、図13
に示す構成のように二つの水質検出器20a,20b
を、添加剤103が添加される前の流路と、添加剤10
3が添加された後の流路とにそれぞれ設け、制御回路C
において、各水質検出器20a,20bからの検知結果
を比較することにより、添加剤103を添加した際の水
中の添加剤103の増加量を検出することもできる。
【0165】このように、制御回路Cによる制御によっ
て、例えば使用者がカルシウム増加モードを選択するス
イッチSW11をマニュアル操作にて押した場合や、電
気化学的水質検出器により電解水が目標設定値に未達の
場合、即ち「電解しにくい=電気が流れにくい」水質を
原水とした場合や、目標とするカルシウム濃度に未達の
場合などに、添加部4における添加剤103の添加量を
自動的に切り替えて、その目的とするカルシウム濃度、
またはpH値に達することができるようになるものであ
る。
て、例えば使用者がカルシウム増加モードを選択するス
イッチSW11をマニュアル操作にて押した場合や、電
気化学的水質検出器により電解水が目標設定値に未達の
場合、即ち「電解しにくい=電気が流れにくい」水質を
原水とした場合や、目標とするカルシウム濃度に未達の
場合などに、添加部4における添加剤103の添加量を
自動的に切り替えて、その目的とするカルシウム濃度、
またはpH値に達することができるようになるものであ
る。
【0166】また、上記のような添加部4における添加
剤103の添加量の制御を行ったにも係わらず、添加部
4に添加されている添加剤103の量が必要量に満たな
いことによって、水質検出器20にて測定される添加剤
濃度やpH等の水質が目標とされる設定値に達しない場
合に、制御回路Cによる制御により動作する告知手段を
設けることが好ましく、この場合は添加剤103が不足
している旨を使用者に告知して、添加部4における添加
剤103の補充を促すことができる。この告知手段とし
ては、例えばブザー等のような音により告知する手段を
用いることができる。また、表示操作部Dなどに、点灯
により告知を行うランプ等を設けても良い。
剤103の添加量の制御を行ったにも係わらず、添加部
4に添加されている添加剤103の量が必要量に満たな
いことによって、水質検出器20にて測定される添加剤
濃度やpH等の水質が目標とされる設定値に達しない場
合に、制御回路Cによる制御により動作する告知手段を
設けることが好ましく、この場合は添加剤103が不足
している旨を使用者に告知して、添加部4における添加
剤103の補充を促すことができる。この告知手段とし
ては、例えばブザー等のような音により告知する手段を
用いることができる。また、表示操作部Dなどに、点灯
により告知を行うランプ等を設けても良い。
【0167】添加剤103の添加量を調節することによ
り電解効率を向上させたり、電解水のpH等を制御する
場合には、添加剤103として電解質が用いられるもの
であるが、特に添加剤103として、カルシウム、カリ
ウム、マグネシウム、ナトリウム等のような、ミネラレ
ル類に分類される無機イオンを含む化合物を用いると、
生成される電解水等の処理水を飲用に供することによ
り、カルシウム等のミネラル類を摂取することができ
る。
り電解効率を向上させたり、電解水のpH等を制御する
場合には、添加剤103として電解質が用いられるもの
であるが、特に添加剤103として、カルシウム、カリ
ウム、マグネシウム、ナトリウム等のような、ミネラレ
ル類に分類される無機イオンを含む化合物を用いると、
生成される電解水等の処理水を飲用に供することによ
り、カルシウム等のミネラル類を摂取することができ
る。
【0168】このような化合物としては有機系、無機系
のいずれも用いることができるものであり、有機系の化
合物としては、例えば乳酸カルシウム、グリセロリン酸
カルシウム、グルコン酸カルシウム等の、有機系カルシ
ウム化合物を用いることができる。また無機系の化合物
としては、硫酸系又は炭酸系の無機化合物である塩化ナ
トリウム、塩化カルシウム、塩化カリウム等の塩化物系
化合物や、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグ
ネシウム等の硫酸系化合物や、炭酸マグネシウム等の炭
酸系化合物といったものを用いることができる。
のいずれも用いることができるものであり、有機系の化
合物としては、例えば乳酸カルシウム、グリセロリン酸
カルシウム、グルコン酸カルシウム等の、有機系カルシ
ウム化合物を用いることができる。また無機系の化合物
としては、硫酸系又は炭酸系の無機化合物である塩化ナ
トリウム、塩化カルシウム、塩化カリウム等の塩化物系
化合物や、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグ
ネシウム等の硫酸系化合物や、炭酸マグネシウム等の炭
酸系化合物といったものを用いることができる。
【0169】上記の化合物のうち、無機系の化合物、例
えば硫酸カルシウムは、その化合物中に含まれるカルシ
ウム分は23.3%と、有機系の化合物と比べて比較的
高く、カルシウム分等のミネラル類を添加する場合の化
合物である添加剤103の必要量を少なくすることがで
きる。また無機系であるため、長期の未使用期間があっ
ても、その品質を長く維持することが可能となる。
えば硫酸カルシウムは、その化合物中に含まれるカルシ
ウム分は23.3%と、有機系の化合物と比べて比較的
高く、カルシウム分等のミネラル類を添加する場合の化
合物である添加剤103の必要量を少なくすることがで
きる。また無機系であるため、長期の未使用期間があっ
ても、その品質を長く維持することが可能となる。
【0170】また、いわゆるビタミン類や、セルロース
系の食物繊維などの食品含有成分、例えばアスコルビン
酸、トコフエノール、カロチン類、アルギン酸、セルロ
ース類、リグニン類、ペクチン類などの有機系化合物を
添加剤103として用い、生成される電解水等の処理水
を飲用に供することにより、これらの食品含有成分を摂
取できるようにすることもできる。
系の食物繊維などの食品含有成分、例えばアスコルビン
酸、トコフエノール、カロチン類、アルギン酸、セルロ
ース類、リグニン類、ペクチン類などの有機系化合物を
添加剤103として用い、生成される電解水等の処理水
を飲用に供することにより、これらの食品含有成分を摂
取できるようにすることもできる。
【0171】また、飲用に供する場合に限らなければ、
添加部4にて添加される添加剤103としては、その他
必要に応じ、本体内部を含めた衛生保持を目的として、
殺菌剤(金属イオンを含有する無機化合物、例えば硫酸
銅、塩化銅、硝酸銅、硫酸銀、塩化銀、硝酸銀などの銅
イオンまたは銀イオンを含有する無機系化合物)を添加
するなど、種々の添加剤103を用いることができ、幅
広い用途の処理水を得ることができる。
添加部4にて添加される添加剤103としては、その他
必要に応じ、本体内部を含めた衛生保持を目的として、
殺菌剤(金属イオンを含有する無機化合物、例えば硫酸
銅、塩化銅、硝酸銅、硫酸銀、塩化銀、硝酸銀などの銅
イオンまたは銀イオンを含有する無機系化合物)を添加
するなど、種々の添加剤103を用いることができ、幅
広い用途の処理水を得ることができる。
【0172】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る水
処理装置は、原水流入口及び吐出口の間の流路に、内部
に添加剤が充填され、流入口から流入される水に添加剤
を添加すると共にこの水を流出口から流出させる添加部
を具備する水処理装置において、添加部の流入口と流出
口との位置関係を変更自在に形成することにより、添加
部内を通過する水の経路の長さを変更可能に形成するた
め、添加部内に流入する水と添加部内に充填されている
添加剤とが接触する領域の大きさを変更することがで
き、これにより添加剤と水とが接触する時間を変更して
水と添加剤との相互作用の程度を調節することができる
ものであり、これにより水への添加剤の溶解量を調節し
て、添加部に導入される水の流量を制御することなく、
また使用する原水の供給量や水質等の条件に係わらず、
添加部における添加剤の添加量を制御し、電解効率や添
加剤濃度等が所望のものとなった処理水を得ることがで
きるものである。
処理装置は、原水流入口及び吐出口の間の流路に、内部
に添加剤が充填され、流入口から流入される水に添加剤
を添加すると共にこの水を流出口から流出させる添加部
を具備する水処理装置において、添加部の流入口と流出
口との位置関係を変更自在に形成することにより、添加
部内を通過する水の経路の長さを変更可能に形成するた
め、添加部内に流入する水と添加部内に充填されている
添加剤とが接触する領域の大きさを変更することがで
き、これにより添加剤と水とが接触する時間を変更して
水と添加剤との相互作用の程度を調節することができる
ものであり、これにより水への添加剤の溶解量を調節し
て、添加部に導入される水の流量を制御することなく、
また使用する原水の供給量や水質等の条件に係わらず、
添加部における添加剤の添加量を制御し、電解効率や添
加剤濃度等が所望のものとなった処理水を得ることがで
きるものである。
【0173】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、添加部への流入口が形成された第1の部材と、添加
部からの流出口が形成された第2の部材とを互いに回転
自在に結合することにより添加部の外装を構成すると共
に、流入口と流出口のうちの少なくとも一方を、第1の
部材と第2の部材の回転軸から偏心した位置に形成する
ことにより、添加部に連結した流入口と流出口との位置
関係を変更自在に形成するため、第1の部材と第2の部
材のうちの一方を他方に対して回転させることにより添
加部内を通過する水の経路の長さを変更することができ
るものである。
て、添加部への流入口が形成された第1の部材と、添加
部からの流出口が形成された第2の部材とを互いに回転
自在に結合することにより添加部の外装を構成すると共
に、流入口と流出口のうちの少なくとも一方を、第1の
部材と第2の部材の回転軸から偏心した位置に形成する
ことにより、添加部に連結した流入口と流出口との位置
関係を変更自在に形成するため、第1の部材と第2の部
材のうちの一方を他方に対して回転させることにより添
加部内を通過する水の経路の長さを変更することができ
るものである。
【0174】また請求項3の発明は、請求項2におい
て、第1の部材を一端が開口すると共に他端が閉塞した
筒状に形成すると共に、第2の部材を一端が閉塞すると
共に他端が開口した筒状に形成し、第1の部材と第2の
部材とを開口部同士で結合して筒状の添加部を構成する
と共に、第1の部材と第2の部材を結合部において互い
に回転自在に形成するため、第1の部材と第2の部材の
うちの一方を他方に対して回転させることにより添加部
内を通過する水の経路の長さを変更することができるも
のである。
て、第1の部材を一端が開口すると共に他端が閉塞した
筒状に形成すると共に、第2の部材を一端が閉塞すると
共に他端が開口した筒状に形成し、第1の部材と第2の
部材とを開口部同士で結合して筒状の添加部を構成する
と共に、第1の部材と第2の部材を結合部において互い
に回転自在に形成するため、第1の部材と第2の部材の
うちの一方を他方に対して回転させることにより添加部
内を通過する水の経路の長さを変更することができるも
のである。
【0175】また請求項4の発明は、請求項2におい
て、第1の部材を一端が開口すると共に他端が閉塞した
筒状に形成すると共に、第2の部材を一端が閉塞すると
共に他端が開口した筒状に形成し、第1の部材と第2の
部材のいずれか一方の部材の閉塞面にて他方の部材の開
口部を閉塞すると共に一方の部材の内周面を他方の部材
の外周面に摺接させて添加部を構成することにより、第
1の部材と第2の部材とを互いに回転自在に形成するた
め、第1の部材と第2の部材のうちの一方を他方に対し
て回転させることにより添加部内を通過する水の経路の
長さを変更することができるものである。
て、第1の部材を一端が開口すると共に他端が閉塞した
筒状に形成すると共に、第2の部材を一端が閉塞すると
共に他端が開口した筒状に形成し、第1の部材と第2の
部材のいずれか一方の部材の閉塞面にて他方の部材の開
口部を閉塞すると共に一方の部材の内周面を他方の部材
の外周面に摺接させて添加部を構成することにより、第
1の部材と第2の部材とを互いに回転自在に形成するた
め、第1の部材と第2の部材のうちの一方を他方に対し
て回転させることにより添加部内を通過する水の経路の
長さを変更することができるものである。
【0176】また請求項5の発明は、請求項2におい
て、第1の部材と第2の部材のいずれか一方の部材を一
端が開口すると共に他端が閉塞した筒状に形成し、他方
の部材を一方の部材の開口面を閉塞すると共に一方の部
材に対して回転自在に結合するため、第1の部材と第2
の部材のうちの一方を他方に対して回転させることによ
り添加部内を通過する水の経路の長さを変更することが
できるものである。
て、第1の部材と第2の部材のいずれか一方の部材を一
端が開口すると共に他端が閉塞した筒状に形成し、他方
の部材を一方の部材の開口面を閉塞すると共に一方の部
材に対して回転自在に結合するため、第1の部材と第2
の部材のうちの一方を他方に対して回転させることによ
り添加部内を通過する水の経路の長さを変更することが
できるものである。
【0177】また請求項6の発明は、請求項1におい
て、添加部は、内部が配置凹部として形成される円筒状
の配置部を有する本体部と、配置凹部の内周面に摺接し
た状態で配置凹部内に配置されると共に内側に添加剤が
充填される円筒状の充填容器とを備え、配置部と充填容
器とを互いに回転自在に形成し、配置部の側周面に配置
部の内外を連通するスリット状の開口部をその長手方向
が回転軸に対して傾斜した方向となるように形成し、充
填容器の側周面に充填容器の内外を連通するスリット状
の開口部をその長手方向が回転軸に対して、配置部の開
口部とは逆方向に傾斜した方向となるように形成し、配
置部と充填容器の開口部同士が交差した位置に流入口又
は流出口が形成されるため、配置部と充填容器のうちの
一方を他方に対して回転させることにより添加部内を通
過する水の経路の長さを変更することができるものであ
る。
て、添加部は、内部が配置凹部として形成される円筒状
の配置部を有する本体部と、配置凹部の内周面に摺接し
た状態で配置凹部内に配置されると共に内側に添加剤が
充填される円筒状の充填容器とを備え、配置部と充填容
器とを互いに回転自在に形成し、配置部の側周面に配置
部の内外を連通するスリット状の開口部をその長手方向
が回転軸に対して傾斜した方向となるように形成し、充
填容器の側周面に充填容器の内外を連通するスリット状
の開口部をその長手方向が回転軸に対して、配置部の開
口部とは逆方向に傾斜した方向となるように形成し、配
置部と充填容器の開口部同士が交差した位置に流入口又
は流出口が形成されるため、配置部と充填容器のうちの
一方を他方に対して回転させることにより添加部内を通
過する水の経路の長さを変更することができるものであ
る。
【0178】また請求項7の発明は、請求項1におい
て、添加部は、内部に添加剤が充填されると共に内外を
連通する開口部を有する充填容器と、一端に充填容器の
開口部の一部の領域と連通する連通開口が形成されると
流水管とを備え、充填容器の開口部での連通開口との連
通位置を変位自在に形成し、開口部での連通開口と充填
容器との連通位置に流入口又は流出口が形成されるた
め、充填容器の開口部での連通開口との連通位置を変位
させることにより添加部内を通過する水の経路の長さを
変更することができるものである。
て、添加部は、内部に添加剤が充填されると共に内外を
連通する開口部を有する充填容器と、一端に充填容器の
開口部の一部の領域と連通する連通開口が形成されると
流水管とを備え、充填容器の開口部での連通開口との連
通位置を変位自在に形成し、開口部での連通開口と充填
容器との連通位置に流入口又は流出口が形成されるた
め、充填容器の開口部での連通開口との連通位置を変位
させることにより添加部内を通過する水の経路の長さを
変更することができるものである。
【0179】また請求項8の発明は、請求項7におい
て、流水管を充填容器に対してスライド移動自在に形成
することによって充填容器の開口部での連通開口との連
通位置を変位自在に形成するため、流水管を充填容器に
対してスライド移動させることにより、添加部内を通過
する水の経路の長さを変更することができるものであ
る。
て、流水管を充填容器に対してスライド移動自在に形成
することによって充填容器の開口部での連通開口との連
通位置を変位自在に形成するため、流水管を充填容器に
対してスライド移動させることにより、添加部内を通過
する水の経路の長さを変更することができるものであ
る。
【0180】また請求項9の発明は、請求項8におい
て、一端に連通開口が形成された流水管の内周面又は外
周面に螺子溝を形成し、充填容器に対してスライド移動
不能且つ管路の中心軸を中心に回転自在に形成された接
続管に流水管の螺子溝と合致する螺子溝を形成し、流水
管の他端部側と接続管の一端部側とを、螺子溝同士を螺
合させることにより連通接続することにより、流水管を
接続管の回転と連動して充填容器に対してスライド移動
自在に形成するため、接続管を回転させることにより流
水管を充填容器に対してスライド移動させ、添加部内を
通過する水の経路の長さを変更することができるもので
ある。
て、一端に連通開口が形成された流水管の内周面又は外
周面に螺子溝を形成し、充填容器に対してスライド移動
不能且つ管路の中心軸を中心に回転自在に形成された接
続管に流水管の螺子溝と合致する螺子溝を形成し、流水
管の他端部側と接続管の一端部側とを、螺子溝同士を螺
合させることにより連通接続することにより、流水管を
接続管の回転と連動して充填容器に対してスライド移動
自在に形成するため、接続管を回転させることにより流
水管を充填容器に対してスライド移動させ、添加部内を
通過する水の経路の長さを変更することができるもので
ある。
【0181】また請求項10の発明は、請求項1におい
て、添加剤が充填される充填容器内に、一端面が充填容
器の外方に開口する、メッシュからなる筒体を配設し、
筒体の内側には筒状の内管を、内管の外面が筒体の内面
に摺接するように配置して内管を筒体に対してスライド
移動自在に形成し、内管の筒体内に配置される側の端部
に内管の内外を連通する流入口又は流出口を形成するた
め、内管を筒体に対してスライド移動させることにより
添加部内を通過する水の経路の長さを変更することがで
きるものである。
て、添加剤が充填される充填容器内に、一端面が充填容
器の外方に開口する、メッシュからなる筒体を配設し、
筒体の内側には筒状の内管を、内管の外面が筒体の内面
に摺接するように配置して内管を筒体に対してスライド
移動自在に形成し、内管の筒体内に配置される側の端部
に内管の内外を連通する流入口又は流出口を形成するた
め、内管を筒体に対してスライド移動させることにより
添加部内を通過する水の経路の長さを変更することがで
きるものである。
【0182】また請求項11の発明は、請求項1におい
て、流入口と流出口とが形成された添加部に、スライド
移動することにより添加部内部への突出量を変化させる
遮蔽板を設けるため、遮蔽板をスライド移動させること
により添加部内を通過する水の経路の長さを変更するこ
とができるものである。
て、流入口と流出口とが形成された添加部に、スライド
移動することにより添加部内部への突出量を変化させる
遮蔽板を設けるため、遮蔽板をスライド移動させること
により添加部内を通過する水の経路の長さを変更するこ
とができるものである。
【0183】また請求項12の発明は、請求項1におい
て、流入口と流出口とが形成された添加部を、流入口の
形成位置と流出口の形成位置との間において伸縮自在に
形成するため、添加部を伸縮させることにより添加部内
を通過する水の経路の長さを変更することができるもの
である。
て、流入口と流出口とが形成された添加部を、流入口の
形成位置と流出口の形成位置との間において伸縮自在に
形成するため、添加部を伸縮させることにより添加部内
を通過する水の経路の長さを変更することができるもの
である。
【0184】また請求項13の発明は、請求項12にお
いて、添加部を蛇腹状に形成することにより伸縮自在に
形成するため、添加部を伸縮させることにより添加部内
を通過する水の経路の長さを変更することができるもの
である。
いて、添加部を蛇腹状に形成することにより伸縮自在に
形成するため、添加部を伸縮させることにより添加部内
を通過する水の経路の長さを変更することができるもの
である。
【0185】また請求項14の発明は、請求項12にお
いて、添加部を、端部に開口部が形成されると共に流入
口を備える第1の部材と、端部に開口部が形成される第
2の部材とで構成し、第1の部材と第2の部材のうちい
ずれか一方の部材の閉塞面にて他方の部材の開口部を閉
塞すると共に一方の部材の内周面を他方の部材の外周面
に摺接させて添加部を構成することにより、添加部を伸
縮自在に形成するため、添加部を伸縮させることにより
添加部内を通過する水の経路の長さを変更することがで
きるものである。
いて、添加部を、端部に開口部が形成されると共に流入
口を備える第1の部材と、端部に開口部が形成される第
2の部材とで構成し、第1の部材と第2の部材のうちい
ずれか一方の部材の閉塞面にて他方の部材の開口部を閉
塞すると共に一方の部材の内周面を他方の部材の外周面
に摺接させて添加部を構成することにより、添加部を伸
縮自在に形成するため、添加部を伸縮させることにより
添加部内を通過する水の経路の長さを変更することがで
きるものである。
【0186】また請求項15の発明は、請求項1乃至1
4のいずれかにおいて、添加部の下流側に、電解隔膜を
介して配設された少なくとも一対の電極を備える電解槽
を配設し、電解槽における電解条件を検知する検出部を
設け、検出部による検出結果に基づいて添加部の流入口
と流出口との位置関係を変更することにより添加剤の添
加量を調整して添加剤の添加量が所定の設定値となるよ
うに制御する制御部を具備するため、添加剤の添加量に
よって電解条件を自動制御して、所望の水質を有する処
理水を生成することができるものである。
4のいずれかにおいて、添加部の下流側に、電解隔膜を
介して配設された少なくとも一対の電極を備える電解槽
を配設し、電解槽における電解条件を検知する検出部を
設け、検出部による検出結果に基づいて添加部の流入口
と流出口との位置関係を変更することにより添加剤の添
加量を調整して添加剤の添加量が所定の設定値となるよ
うに制御する制御部を具備するため、添加剤の添加量に
よって電解条件を自動制御して、所望の水質を有する処
理水を生成することができるものである。
【0187】また請求項16の発明は、請求項1乃至1
5のいずれかにおいて、添加部の下流側に、電解隔膜を
介して配設された少なくとも一対の電極を備える電解槽
を配設し、電解槽の下流側に電解槽にて生成された電解
水の水質を検出する水質検出器を配設し、水質検出器に
よる検出結果に基づいて添加部の流入口と流出口との位
置関係を変更することにより添加剤の添加量を調整する
制御部を具備するため、添加剤濃度やpH、電気伝導度
等の水質が所望のものに調整された処理水を自動制御に
て生成することができるものである。
5のいずれかにおいて、添加部の下流側に、電解隔膜を
介して配設された少なくとも一対の電極を備える電解槽
を配設し、電解槽の下流側に電解槽にて生成された電解
水の水質を検出する水質検出器を配設し、水質検出器に
よる検出結果に基づいて添加部の流入口と流出口との位
置関係を変更することにより添加剤の添加量を調整する
制御部を具備するため、添加剤濃度やpH、電気伝導度
等の水質が所望のものに調整された処理水を自動制御に
て生成することができるものである。
【0188】また請求項17の発明は、請求項16にお
いて、制御部が、水質検出器による検出結果に基づいて
添加剤の添加量を調整することにより電解水のpHが所
定の設定値となるように制御するため、pHが所望のも
のに調整された処理水を自動制御にて生成することがで
きるものである。
いて、制御部が、水質検出器による検出結果に基づいて
添加剤の添加量を調整することにより電解水のpHが所
定の設定値となるように制御するため、pHが所望のも
のに調整された処理水を自動制御にて生成することがで
きるものである。
【0189】また請求項18の発明は、請求項1乃至1
7のいずれかにおいて、添加部の下流側に、添加部から
流出する水質を検出する水質検出器を配設し、水質検出
器の下流側に、電解隔膜を介して配設された少なくとも
一対の電極を備える電解槽を配設し、水質検出器による
検出結果に基づいて添加部の流入口と流出口との位置関
係を変更することにより添加剤の添加量を調整して添加
剤の添加量が所定の設定値となるように制御する制御部
とを具備するため、添加剤濃度が所望のものに調整され
た処理水を自動制御にて生成することができるものであ
る。
7のいずれかにおいて、添加部の下流側に、添加部から
流出する水質を検出する水質検出器を配設し、水質検出
器の下流側に、電解隔膜を介して配設された少なくとも
一対の電極を備える電解槽を配設し、水質検出器による
検出結果に基づいて添加部の流入口と流出口との位置関
係を変更することにより添加剤の添加量を調整して添加
剤の添加量が所定の設定値となるように制御する制御部
とを具備するため、添加剤濃度が所望のものに調整され
た処理水を自動制御にて生成することができるものであ
る。
【0190】また請求項19の発明は、請求項16乃至
18のいずれかにおいて、水質検出器からの検出結果に
基づいて、制御部によって、添加部の流入口と流出口と
の位置関係を変更する制御が行われた後においても、水
質検出器からの検出結果が所定の設定値に達しない場合
に、添加部における添加剤の充填量が不足していること
を告知する告知手段を具備するため、使用者に添加剤の
補充を促して、所望の水質が得られない状態が持続する
ことを防止し、常に所望の水質を有する処理水を得るこ
とができるものである。
18のいずれかにおいて、水質検出器からの検出結果に
基づいて、制御部によって、添加部の流入口と流出口と
の位置関係を変更する制御が行われた後においても、水
質検出器からの検出結果が所定の設定値に達しない場合
に、添加部における添加剤の充填量が不足していること
を告知する告知手段を具備するため、使用者に添加剤の
補充を促して、所望の水質が得られない状態が持続する
ことを防止し、常に所望の水質を有する処理水を得るこ
とができるものである。
【0191】また請求項20の発明は、請求項1乃至1
9のいずれかにおいて、添加部が、添加剤として、ミネ
ラル類に分類される無機イオンを含む有機系又は無機系
の化合物が充填されるため、添加剤濃度を調節すること
により所望の電気伝導度を有する水を得ることができ、
また得られる処理水を飲用に供することによりミネラル
類を摂取することができるものである。
9のいずれかにおいて、添加部が、添加剤として、ミネ
ラル類に分類される無機イオンを含む有機系又は無機系
の化合物が充填されるため、添加剤濃度を調節すること
により所望の電気伝導度を有する水を得ることができ、
また得られる処理水を飲用に供することによりミネラル
類を摂取することができるものである。
【0192】また請求項21の発明は、請求項1乃至2
0のいずれかにおいて、添加部が、添加剤として、有機
系カルシウム化合物である乳酸カルシウム、グリセロリ
ン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、並びに塩素
系、硫酸系又は炭酸系の無機化合物である塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、
硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び硫酸マグネシウ
ムから選択される、1種以上の電解質が充填されるた
め、添加剤濃度を調節することにより所望の電気伝導度
を有する水を得ることができ、また得られる処理水を飲
用に供することによりミネラル類を摂取することができ
るものである。
0のいずれかにおいて、添加部が、添加剤として、有機
系カルシウム化合物である乳酸カルシウム、グリセロリ
ン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、並びに塩素
系、硫酸系又は炭酸系の無機化合物である塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、
硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び硫酸マグネシウ
ムから選択される、1種以上の電解質が充填されるた
め、添加剤濃度を調節することにより所望の電気伝導度
を有する水を得ることができ、また得られる処理水を飲
用に供することによりミネラル類を摂取することができ
るものである。
【図1】第1実施形態を示すものであり、(a)は断面
図、(b)は(a)の斜視図、(c)は他の状態の断面
図、(d)は(c)の斜視図である。
図、(b)は(a)の斜視図、(c)は他の状態の断面
図、(d)は(c)の斜視図である。
【図2】第2実施形態を示すものであり、(a)は断面
図、(b)は(a)の斜視図、(c)は他の状態の断面
図、(d)は(c)の斜視図である。
図、(b)は(a)の斜視図、(c)は他の状態の断面
図、(d)は(c)の斜視図である。
【図3】第3実施形態を示すものであり、(a)は断面
図、(b)は(a)の斜視図、(c)は他の状態の断面
図、(d)は(c)の斜視図である。
図、(b)は(a)の斜視図、(c)は他の状態の断面
図、(d)は(c)の斜視図である。
【図4】第4実施形態を示すものであり、(a)は断面
図、(b)は(a)の斜視図、(c)は他の状態の断面
図、(d)は(c)の斜視図である。
図、(b)は(a)の斜視図、(c)は他の状態の断面
図、(d)は(c)の斜視図である。
【図5】第4実施形態を示すものであり、(a)は一部
透視した概略の分解斜視図、(b)一部透視した概略の
斜視図である。
透視した概略の分解斜視図、(b)一部透視した概略の
斜視図である。
【図6】第6実施形態を示すものであり、(a)は断面
図、(b)は他の状態の断面図である。
図、(b)は他の状態の断面図である。
【図7】第7実施形態を示すものであり、(a)は断面
図、(b)は他の状態の断面図である。
図、(b)は他の状態の断面図である。
【図8】第8の実施形態を示すものであり、一部透視し
た概略の斜視図である。
た概略の斜視図である。
【図9】第9実施形態を示すものであり、(a)は断面
図、(b)は他の状態の断面図である。
図、(b)は他の状態の断面図である。
【図10】第10の実施形態を示すものであり、(a)
は一部透視した概略の斜視図、(b)は他の状態を示す
一部透視した概略の斜視図
は一部透視した概略の斜視図、(b)は他の状態を示す
一部透視した概略の斜視図
【図11】第11の実施形態を示すものであり、(a)
は一部透視した概略の斜視図、(b)は他の状態を示す
一部透視した概略の斜視図
は一部透視した概略の斜視図、(b)は他の状態を示す
一部透視した概略の斜視図
【図12】水処理装置の全体の配管構成の一例を示す概
略図である。
略図である。
【図13】同上の他例を示す概略図である。
【図14】(a)は水質検出器の一例を、(b)は他例
をそれぞれ夫同じ示す概略の断面図である。
をそれぞれ夫同じ示す概略の断面図である。
【図15】図14(b)に示す水質検出器を利用した制
御動作の一例を説明する概略のブロック図である。
御動作の一例を説明する概略のブロック図である。
【図16】水処理装置の外観を示す斜視図である。
【図17】同上の水処理装置の外観を示すものであり、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図18】水処理装置のハウジングに対する充填容器の
取着の様態を示す分解斜視図である。
取着の様態を示す分解斜視図である。
【図19】水処理装置における回路構成の一例を示す概
略ブロック図である。
略ブロック図である。
【図20】図19に示す回路構成との関係を示した、水
処理装置の全体の配管構成の一例を示す概略図である。
処理装置の全体の配管構成の一例を示す概略図である。
【図21】従来技術における配管構成の一例を示す概略
図である。
図である。
【図22】従来技術における配管構成の一例を示す概略
図である。
図である。
1 水処理装置 2 電解槽 4 添加部 5 電解隔膜 6,8 電極 20 水質検出器 101 流入口 102 流出口 103 添加剤 107 第1の部材 108 第2の部材 110 開口部 111 開口部 112 連通口 115 本体部 116 充填容器 119 開口部 120 開口部 121 配置凹部 124 配置部 130 流水管 133 接続管 134 連通開口 140 内管 142 開口部 143 筒体 145 遮蔽板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 C02F 1/68 520C 520D 520G 540 540A 540D 540E 1/46 1/46 A G01N 33/18 G01N 33/18 C 106 106B (72)発明者 西川 壽一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 野口 弘之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 桑原 正樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4D061 DA03 DB07 DB08 EA02 EB01 EB04 EB12 EB17 EB19 EB37 EB38 EB39 ED12 ED13 FA06 FA09 FA12 FA13 GA02 GA06 GA07 GA09 GA21 GA22 GB07 GB21 GB22 GC06 GC14 GC18
Claims (21)
- 【請求項1】 原水流入口及び吐出口の間の流路に、内
部に添加剤が充填され、流入口から流入される水に添加
剤を添加すると共にこの水を流出口から流出させる添加
部を具備する水処理装置において、添加部の流入口と流
出口との位置関係を変更自在に形成することにより、添
加部内を通過する水の経路の長さを変更可能に形成して
成ることを特徴とする水処理装置。 - 【請求項2】 添加部への流入口が形成された第1の部
材と、添加部からの流出口が形成された第2の部材とを
互いに回転自在に結合することにより添加部の外装を構
成すると共に、流入口と流出口のうちの少なくとも一方
を、第1の部材と第2の部材の回転軸から偏心した位置
に形成することにより、添加部に連結した流入口と流出
口との位置関係を変更自在に形成して成ることを特徴と
する請求項1に記載の水処理装置。 - 【請求項3】 第1の部材を一端が開口すると共に他端
が閉塞した筒状に形成すると共に、第2の部材を一端が
閉塞すると共に他端が開口した筒状に形成し、第1の部
材と第2の部材とを開口部同士で結合して筒状の添加部
を構成すると共に、第1の部材と第2の部材を結合部に
おいて互いに回転自在に形成して成ることを特徴とする
請求項2に記載の水処理装置。 - 【請求項4】 第1の部材を一端が開口すると共に他端
が閉塞した筒状に形成すると共に、第2の部材を一端が
閉塞すると共に他端が開口した筒状に形成し、第1の部
材と第2の部材のいずれか一方の部材の閉塞面にて他方
の部材の開口部を閉塞すると共に一方の部材の内周面を
他方の部材の外周面に摺接させて添加部を構成すること
により、第1の部材と第2の部材とを互いに回転自在に
形成して成ることを特徴とする請求項2に記載の水処理
装置。 - 【請求項5】 第1の部材と第2の部材のいずれか一方
の部材を一端が開口すると共に他端が閉塞した筒状に形
成し、他方の部材を一方の部材の開口面を閉塞すると共
に一方の部材に対して回転自在に結合して成ることを特
徴とする請求項2に記載の水処理装置。 - 【請求項6】 添加部は、内部が配置凹部として形成さ
れる円筒状の配置部を有する本体部と、配置凹部の内周
面に摺接した状態で配置凹部内に配置されると共に内側
に添加剤が充填される円筒状の充填容器とを備え、配置
部と充填容器とを互いに回転自在に形成し、配置部の側
周面に配置部の内外を連通するスリット状の開口部をそ
の長手方向が回転軸に対して傾斜した方向となるように
形成し、充填容器の側周面に充填容器の内外を連通する
スリット状の開口部をその長手方向が回転軸に対して、
配置部の開口部とは逆方向に傾斜した方向となるように
形成し、配置部と充填容器の開口部同士が交差した位置
に流入口又は流出口が形成されるようにして成ることを
特徴とする請求項1に記載の水処理装置。 - 【請求項7】 添加部は、内部に添加剤が充填されると
共に内外を連通する開口部を有する充填容器と、一端に
充填容器の開口部の一部の領域と連通する連通開口が形
成されると流水管とを備え、充填容器の開口部での連通
開口との連通位置を変位自在に形成し、開口部での連通
開口と充填容器との連通位置に流入口又は流出口が形成
されるようにして成ることを特徴とする請求項1に記載
の水処理装置。 - 【請求項8】 流水管を充填容器に対してスライド移動
自在に形成することによって充填容器の開口部での連通
開口との連通位置を変位自在に形成して成ることを特徴
とする請求項7に記載の水処理装置。 - 【請求項9】 一端に連通開口が形成された流水管の内
周面又は外周面に螺子溝を形成し、充填容器に対してス
ライド移動不能且つ管路の中心軸を中心に回転自在に形
成された接続管に流水管の螺子溝と合致する螺子溝を形
成し、流水管の他端部側と接続管の一端部側とを、螺子
溝同士を螺合させることにより連通接続することによ
り、流水管を接続管の回転と連動して充填容器に対して
スライド移動自在に形成して成ることを特徴とする請求
項8に記載の水処理装置。 - 【請求項10】 添加剤が充填される充填容器内に、一
端面が充填容器の外方に開口する、メッシュからなる筒
体を配設し、筒体の内側には筒状の内管を、内管の外面
が筒体の内面に摺接するように配置して内管を筒体に対
してスライド移動自在に形成し、内管の筒体内に配置さ
れる側の端部に内管の内外を連通する流入口又は流出口
を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の水処
理装置。 - 【請求項11】 流入口と流出口とが形成された添加部
に、スライド移動することにより添加部内部への突出量
を変化させる遮蔽板を設けて成ることを特徴とする請求
項1に記載の水処理装置。 - 【請求項12】 流入口と流出口とが形成された添加部
を、流入口の形成位置と流出口の形成位置との間におい
て伸縮自在に形成して成ることを特徴とする特徴とする
請求項1に記載の水処理装置。 - 【請求項13】 添加部を蛇腹状に形成することにより
伸縮自在に形成して成ることを特徴とする請求項12に
記載の水処理装置。 - 【請求項14】 添加部を、端部に開口部が形成される
と共に流入口を備える第1の部材と、端部に開口部が形
成されると共に流出口を備える第2の部材とで構成し、
第1の部材と第2の部材のうちいずれか一方の部材の閉
塞面にて他方の部材の開口部を閉塞すると共に一方の部
材の内周面を他方の部材の外周面に摺接させて添加部を
構成することにより、添加部を伸縮自在に形成して成る
ことを特徴とする請求項12に記載の水処理装置。 - 【請求項15】 添加部の下流側に、電解隔膜を介して
配設された少なくとも一対の電極を備える電解槽を配設
し、電解槽における電解条件を検知する検出部を設け、
検出部による検出結果に基づいて添加部の流入口と流出
口との位置関係を変更することにより添加剤の添加量を
調整して添加剤の添加量が所定の設定値となるように制
御する制御部を具備して成ることを特徴とする請求項1
乃至14のいずれかに記載の水処理装置。 - 【請求項16】 添加部の下流側に、電解隔膜を介して
配設された少なくとも一対の電極を備える電解槽を配設
し、電解槽の下流側に電解槽にて生成された電解水の水
質を検出する水質検出器を配設し、水質検出器による検
出結果に基づいて添加部の流入口と流出口との位置関係
を変更することにより添加剤の添加量を調整する制御部
を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至15のい
ずれかに記載の水処理装置。 - 【請求項17】 制御部が、水質検出器による検出結果
に基づいて添加剤の添加量を調整することにより電解水
のpHが所定の設定値となるように制御するものである
ことを特徴とする請求項16に記載の水処理装置。 - 【請求項18】 添加部の下流側に、添加部から流出す
る水質を検出する水質検出器を配設し、水質検出器の下
流側に、電解隔膜を介して配設された少なくとも一対の
電極を備える電解槽を配設し、水質検出器による検出結
果に基づいて添加部の流入口と流出口との位置関係を変
更することにより添加剤の添加量を調整して添加剤の添
加量が所定の設定値となるように制御する制御部とを具
備して成ることを特徴とする請求項1乃至17のいずれ
かに記載の水処理装置。 - 【請求項19】 水質検出器からの検出結果に基づい
て、制御部によって、添加部の流入口と流出口との位置
関係を変更する制御が行われた後においても、水質検出
器からの検出結果が所定の設定値に達しない場合に、添
加部における添加剤の充填量が不足していることを告知
する告知手段を具備して成ることを特徴とする請求項1
6乃至18のいずれかに記載の水処理装置。 - 【請求項20】 添加部が、添加剤として、ミネラル類
に分類される無機イオンを含む有機系又は無機系の化合
物が充填されるものであることを特徴とする請求項1乃
至19のいずれかに記載の水処理装置。 - 【請求項21】 添加部が、添加剤として、有機系カル
シウム化合物である乳酸カルシウム、グリセロリン酸カ
ルシウム、グルコン酸カルシウム、並びに塩素系、硫酸
系又は炭酸系の無機化合物である塩化ナトリウム、塩化
カルシウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カル
シウム、炭酸マグネシウム及び硫酸マグネシウムから選
択される、1種以上の電解質が充填されるものであるこ
とを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載の水
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091288A JP2002282872A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091288A JP2002282872A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 水処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002282872A true JP2002282872A (ja) | 2002-10-02 |
Family
ID=18945934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001091288A Withdrawn JP2002282872A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002282872A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101151509B1 (ko) | 2008-11-14 | 2012-05-30 | 파나소닉 주식회사 | 정수 카트리지 및 정수기 |
KR101151535B1 (ko) | 2008-11-14 | 2012-05-30 | 파나소닉 주식회사 | 정수 카트리지 및 정수기 |
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WO2022145485A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | サントリーホールディングス株式会社 | 水供給装置 |
-
2001
- 2001-03-27 JP JP2001091288A patent/JP2002282872A/ja not_active Withdrawn
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KR101151509B1 (ko) | 2008-11-14 | 2012-05-30 | 파나소닉 주식회사 | 정수 카트리지 및 정수기 |
KR101151535B1 (ko) | 2008-11-14 | 2012-05-30 | 파나소닉 주식회사 | 정수 카트리지 및 정수기 |
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CN109613199B (zh) * | 2019-01-29 | 2024-02-06 | 佛山科学技术学院 | 一种在线水质监测装置 |
WO2022145485A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | サントリーホールディングス株式会社 | 水供給装置 |
JP2022104374A (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-08 | サントリーホールディングス株式会社 | 水供給装置 |
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