JP2002282676A - ダストの除去性能が向上された排ガス処理装置 - Google Patents
ダストの除去性能が向上された排ガス処理装置Info
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- JP2002282676A JP2002282676A JP2001095906A JP2001095906A JP2002282676A JP 2002282676 A JP2002282676 A JP 2002282676A JP 2001095906 A JP2001095906 A JP 2001095906A JP 2001095906 A JP2001095906 A JP 2001095906A JP 2002282676 A JP2002282676 A JP 2002282676A
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- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クリーンガス出口からダストが排出されるこ
とを防止する排ガス処理装置を提供する。 【解決手段】 上方から下方へ移動可能に触媒を保持し
且つ該保持された触媒の移動層60に直交に被処理ガス
を通過させるための入口ルーバ37と出口多孔隔壁39
を有する被処理ガスを処理する排ガス処理装置であり、
該排ガス処理装置は、入口ルーバ37と出口多孔隔壁3
9との間に挟まれた空間は触媒が充填され降下する移動
層60を形成し、移動層60内は、入口ルーバ37との
間に前室64を形成する第1の多孔隔壁61と、第1の
多孔隔壁61との間に中室65を、出口多孔隔壁39と
の間に後室66をそれぞれ形成する第2の多孔隔壁62
を有する。入口ルーバ37より上流の被処理ガス導入側
に、被処理ガス中に含まれるダストの量を計測するため
の計測装置41を設け、該計測装置41で計測した値に
より前室64を降下する触媒の降下速度を制御すること
により、クリーンガス出口35からダストが排出される
ことを防止する。
とを防止する排ガス処理装置を提供する。 【解決手段】 上方から下方へ移動可能に触媒を保持し
且つ該保持された触媒の移動層60に直交に被処理ガス
を通過させるための入口ルーバ37と出口多孔隔壁39
を有する被処理ガスを処理する排ガス処理装置であり、
該排ガス処理装置は、入口ルーバ37と出口多孔隔壁3
9との間に挟まれた空間は触媒が充填され降下する移動
層60を形成し、移動層60内は、入口ルーバ37との
間に前室64を形成する第1の多孔隔壁61と、第1の
多孔隔壁61との間に中室65を、出口多孔隔壁39と
の間に後室66をそれぞれ形成する第2の多孔隔壁62
を有する。入口ルーバ37より上流の被処理ガス導入側
に、被処理ガス中に含まれるダストの量を計測するため
の計測装置41を設け、該計測装置41で計測した値に
より前室64を降下する触媒の降下速度を制御すること
により、クリーンガス出口35からダストが排出される
ことを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダストの除去性能が
向上された排ガス処理装置に関する。
向上された排ガス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾式脱硫・脱硝を行う排ガス処理
装置においては、互いに平行な2枚のルーバの間に、活
性炭(A.C.)等の触媒を収容して移動層を形成し、
前記触媒を上方から下方に向けて移動させるとともに、
被処理ガスを、一方のルーバを介して移動層内に供給
し、他方のルーバから排出するようにして、排ガスを処
理している。
装置においては、互いに平行な2枚のルーバの間に、活
性炭(A.C.)等の触媒を収容して移動層を形成し、
前記触媒を上方から下方に向けて移動させるとともに、
被処理ガスを、一方のルーバを介して移動層内に供給
し、他方のルーバから排出するようにして、排ガスを処
理している。
【0003】図2は従来の排ガス処理装置の概略図であ
る。図2において、31は触媒充填塔であり、該触媒充
填塔31の互いに対向する側壁32、33にそれぞれ被
処理ガス導入口34及びクリーンガス出口35が形成さ
れている。前記触媒充填塔31内は互いに平行に配設さ
れた入口部材としての入口ルーバ37及び出口部材とし
ての出口多孔隔壁39によって仕切られ、両部材に挟ま
れた空間は活性炭等の触媒が移動する移動層60とな
る。該移動層60内は、前記入口ルーバ37との間に前
室64を形成する第1の多孔隔壁61と、該第1の多孔
隔壁61との間に中室65を、前記出口多孔隔壁39と
の間に後室66をそれぞれ形成する第2の多孔隔壁62
を有する。前記前室64、中室65及び後室66の各下
端には、各室内における各触媒の移動速度を設定するた
めのロールフィーダー47、48、49がそれぞれ設け
られている。
る。図2において、31は触媒充填塔であり、該触媒充
填塔31の互いに対向する側壁32、33にそれぞれ被
処理ガス導入口34及びクリーンガス出口35が形成さ
れている。前記触媒充填塔31内は互いに平行に配設さ
れた入口部材としての入口ルーバ37及び出口部材とし
ての出口多孔隔壁39によって仕切られ、両部材に挟ま
れた空間は活性炭等の触媒が移動する移動層60とな
る。該移動層60内は、前記入口ルーバ37との間に前
室64を形成する第1の多孔隔壁61と、該第1の多孔
隔壁61との間に中室65を、前記出口多孔隔壁39と
の間に後室66をそれぞれ形成する第2の多孔隔壁62
を有する。前記前室64、中室65及び後室66の各下
端には、各室内における各触媒の移動速度を設定するた
めのロールフィーダー47、48、49がそれぞれ設け
られている。
【0004】図2の排ガス処理装置の場合、被処理ガス
は、前記被処理ガス導入口34から入口ルーバ37を通
って前室64に供給され、このとき、被処理ガスの流速
は、極端に低くなり、前室64内を被処理ガス中のダス
トが重力によって沈降する。続いて、被処理ガスは、第
1の多孔隔壁61を通って中室65に供給され、更に第
2の多孔隔壁62を通って後室66に供給され、出口多
孔隔壁39を通ってクリーンガス出口35から排出され
る。
は、前記被処理ガス導入口34から入口ルーバ37を通
って前室64に供給され、このとき、被処理ガスの流速
は、極端に低くなり、前室64内を被処理ガス中のダス
トが重力によって沈降する。続いて、被処理ガスは、第
1の多孔隔壁61を通って中室65に供給され、更に第
2の多孔隔壁62を通って後室66に供給され、出口多
孔隔壁39を通ってクリーンガス出口35から排出され
る。
【0005】一方、触媒は、前記触媒充填塔31の上端
に形成された供給口46から前室64、中室65及び後
室66に供給され、該前室64内、中室65内及び後室
66内を下方に移動して各ロールフィーダー47、4
8、49の回転により、前室64、中室65及び後室6
6から排出される。その間、前室64内、中室65内及
び後室66内において、被処理ガスは触媒と衝突して拡
散され、触媒によって被処理ガスの脱硫及び脱硝が行わ
れ、さらにダストが捕集される。
に形成された供給口46から前室64、中室65及び後
室66に供給され、該前室64内、中室65内及び後室
66内を下方に移動して各ロールフィーダー47、4
8、49の回転により、前室64、中室65及び後室6
6から排出される。その間、前室64内、中室65内及
び後室66内において、被処理ガスは触媒と衝突して拡
散され、触媒によって被処理ガスの脱硫及び脱硝が行わ
れ、さらにダストが捕集される。
【0006】該排ガス処理装置においては、前室64に
おける触媒の移動速度を中室65における触媒の移動速
度より高くし、また、中室65における触媒の移動速度
を後室66における触媒の移動速度より高くしている。
このように、前室64内における触媒の移動速度を中室
65内のものよりも高くすることにより、ダスト濃度が
高い被処理ガスが前室64内に供給されても、被処理ガ
スの通気を良好とし、圧力損失を小さくさせ、触媒の目
詰まりや、滞留を防止することができる。
おける触媒の移動速度を中室65における触媒の移動速
度より高くし、また、中室65における触媒の移動速度
を後室66における触媒の移動速度より高くしている。
このように、前室64内における触媒の移動速度を中室
65内のものよりも高くすることにより、ダスト濃度が
高い被処理ガスが前室64内に供給されても、被処理ガ
スの通気を良好とし、圧力損失を小さくさせ、触媒の目
詰まりや、滞留を防止することができる。
【0007】さらに、後室66内の触媒の移動速度を中
室65内のものよりも低く設定させて、触媒が摩耗によ
って粉化して飛散するのを防止し、クリーンガス出口3
5側のダスト濃度を低くしている。
室65内のものよりも低く設定させて、触媒が摩耗によ
って粉化して飛散するのを防止し、クリーンガス出口3
5側のダスト濃度を低くしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常の粒径のダストで
は排ガス処理装置の前室、中室の触媒で捕集され除去さ
れるが、ダストの粒径が小さくてミクロンオーダーのダ
ストを含む被処理ガスや、ダストの濃度の高い状況の被
処理ガスを前記従来の排ガス処理装置で処理した場合に
は、後室までダストが到達してしまうことがある。この
ように後室まで到達したダストは、一旦、後室内の触媒
の表面に捕集されるが、再びガスの流れに載って、再飛
散されるという現象が生じて、処理の終わったガスにダ
ストが混入し、クリーンガス出口から排出されることが
あるという問題がある。
は排ガス処理装置の前室、中室の触媒で捕集され除去さ
れるが、ダストの粒径が小さくてミクロンオーダーのダ
ストを含む被処理ガスや、ダストの濃度の高い状況の被
処理ガスを前記従来の排ガス処理装置で処理した場合に
は、後室までダストが到達してしまうことがある。この
ように後室まで到達したダストは、一旦、後室内の触媒
の表面に捕集されるが、再びガスの流れに載って、再飛
散されるという現象が生じて、処理の終わったガスにダ
ストが混入し、クリーンガス出口から排出されることが
あるという問題がある。
【0009】そこで本発明は、クリーンガス出口からダ
ストが排出されることを防止する排ガス処理装置を提供
することを目的とする。
ストが排出されることを防止する排ガス処理装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るための本発明の排ガス処理装置は、上方から下方へ移
動可能に触媒を保持し且つ該保持された触媒の移動層に
直交に被処理ガスを通過させるための入口部材と出口部
材を有し、被処理ガスを処理する排ガス処理装置であっ
て、前記入口部材と出口部材との間に挟まれた空間は触
媒が充填され降下する移動層を形成し、該移動層内は、
前記入口部材との間に前室を形成する第1の多孔隔壁
と、該第1の多孔隔壁との間に中室を、前記出口部材と
の間に後室をそれぞれ形成する第2の多孔隔壁を有する
排ガス処理装置において、前記入口部材より上流の被処
理ガス導入側に、被処理ガス中に含まれるダストの量を
計測するための計測手段を設け、該計測手段より計測し
た値により前記前室を降下する触媒の降下速度を制御す
るための制御手段を設けることを特徴とする。
るための本発明の排ガス処理装置は、上方から下方へ移
動可能に触媒を保持し且つ該保持された触媒の移動層に
直交に被処理ガスを通過させるための入口部材と出口部
材を有し、被処理ガスを処理する排ガス処理装置であっ
て、前記入口部材と出口部材との間に挟まれた空間は触
媒が充填され降下する移動層を形成し、該移動層内は、
前記入口部材との間に前室を形成する第1の多孔隔壁
と、該第1の多孔隔壁との間に中室を、前記出口部材と
の間に後室をそれぞれ形成する第2の多孔隔壁を有する
排ガス処理装置において、前記入口部材より上流の被処
理ガス導入側に、被処理ガス中に含まれるダストの量を
計測するための計測手段を設け、該計測手段より計測し
た値により前記前室を降下する触媒の降下速度を制御す
るための制御手段を設けることを特徴とする。
【0011】本発明の排ガス処理装置における前記ダス
トの量を計測するための計測手段は、パーティクルカウ
ンタ、光電管式計測装置、ドップラー効果式計測装置、
及び目視装置から選ぶことができる。
トの量を計測するための計測手段は、パーティクルカウ
ンタ、光電管式計測装置、ドップラー効果式計測装置、
及び目視装置から選ぶことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態における排ガス
処理装置の断面図である。図1において、31は触媒充
填塔であり、該触媒充填塔31の互いに対向する側壁3
2、33にそれぞれ被処理ガス導入口34及びクリーン
ガス出口35が形成されている。前記触媒充填塔31内
は互いに平行に配設された入口部材としての入口ルーバ
37、第1の多孔隔壁61、第2の多孔隔壁62及び出
口部材としての出口多孔隔壁39によって仕切られ、入
口ルーバ37と出口多孔隔壁39との間に触媒としての
図示しない活性炭(A.C.)が収容され、該活性炭は
上方から下方へ降下する移動層60となっている。
処理装置の断面図である。図1において、31は触媒充
填塔であり、該触媒充填塔31の互いに対向する側壁3
2、33にそれぞれ被処理ガス導入口34及びクリーン
ガス出口35が形成されている。前記触媒充填塔31内
は互いに平行に配設された入口部材としての入口ルーバ
37、第1の多孔隔壁61、第2の多孔隔壁62及び出
口部材としての出口多孔隔壁39によって仕切られ、入
口ルーバ37と出口多孔隔壁39との間に触媒としての
図示しない活性炭(A.C.)が収容され、該活性炭は
上方から下方へ降下する移動層60となっている。
【0014】前記入口ルーバ37は、表面にダストが付
着しないように表面積の少ないものが使用される。な
お、出口多孔隔壁39に代えて出口ルーバを使用するこ
ともできる。また、入口ルーバ37と第1の多孔隔壁6
1との間が前室64となり、第1の多孔隔壁61と第2
の多孔隔壁62との間が中室65となり、第2の多孔隔
壁62と出口多孔隔壁39との間が後室66となってい
る。該前室64内、中室65内及び後室66内の下端
に、触媒を各室から排出するための各ロールフィーダー
47、48、49が設けられている。該各ロールフィー
ダー47、48、49の切り出しによって、前室64に
おける触媒の移動速度が中室65における触媒の移動速
度より高く、中室65における触媒の移動速度が後室6
6における触媒の移動速度より高く設定されている。
着しないように表面積の少ないものが使用される。な
お、出口多孔隔壁39に代えて出口ルーバを使用するこ
ともできる。また、入口ルーバ37と第1の多孔隔壁6
1との間が前室64となり、第1の多孔隔壁61と第2
の多孔隔壁62との間が中室65となり、第2の多孔隔
壁62と出口多孔隔壁39との間が後室66となってい
る。該前室64内、中室65内及び後室66内の下端
に、触媒を各室から排出するための各ロールフィーダー
47、48、49が設けられている。該各ロールフィー
ダー47、48、49の切り出しによって、前室64に
おける触媒の移動速度が中室65における触媒の移動速
度より高く、中室65における触媒の移動速度が後室6
6における触媒の移動速度より高く設定されている。
【0015】入口ルーバ37より上流の被処理ガス導入
側に、被処理ガス中に含まれるダストの量を計測するた
めの計測装置41が設けられている。42は該計測装置
41で測定して得られたダスト量に応じて、前室64の
下端のロールフィーダー47の回転を制御するための制
御装置である。計測装置41は、被処理ガス導入ライン
に設けたバイパスに設置することができる。前記計測装
置41には、ガス中に含まれる粒子の計測に好適な、パ
ーティクルカウンタ、光電管式計測装置、ドップラー効
果式計測装置、及び目視装置から選択することができ
る。前記目視装置は、被処理ガス導入ラインに耐熱ガラ
ス窓を設けたものでもよい。
側に、被処理ガス中に含まれるダストの量を計測するた
めの計測装置41が設けられている。42は該計測装置
41で測定して得られたダスト量に応じて、前室64の
下端のロールフィーダー47の回転を制御するための制
御装置である。計測装置41は、被処理ガス導入ライン
に設けたバイパスに設置することができる。前記計測装
置41には、ガス中に含まれる粒子の計測に好適な、パ
ーティクルカウンタ、光電管式計測装置、ドップラー効
果式計測装置、及び目視装置から選択することができ
る。前記目視装置は、被処理ガス導入ラインに耐熱ガラ
ス窓を設けたものでもよい。
【0016】本発明の排ガス処理装置においては、被処
理ガスは、前記被処理ガス導入口34から入口ルーバ3
7を通って前室64に供給され、このとき、被処理ガス
の流速は、図示しない煙道内における流速と比べて1/
10〜1/20程度に極端に低くなり、前室64内を被
処理ガス中のダストが重力によって沈降する。続いて、
被処理ガスは、第1の多孔隔壁61を通って中室65に
供給され、更に第2の多孔隔壁62を通って後室66に
供給され、出口多孔隔壁39を通るとことにより、脱
硫、脱硝、脱塵が行われ、クリーンガス出口35からク
リーンガスが排出される。
理ガスは、前記被処理ガス導入口34から入口ルーバ3
7を通って前室64に供給され、このとき、被処理ガス
の流速は、図示しない煙道内における流速と比べて1/
10〜1/20程度に極端に低くなり、前室64内を被
処理ガス中のダストが重力によって沈降する。続いて、
被処理ガスは、第1の多孔隔壁61を通って中室65に
供給され、更に第2の多孔隔壁62を通って後室66に
供給され、出口多孔隔壁39を通るとことにより、脱
硫、脱硝、脱塵が行われ、クリーンガス出口35からク
リーンガスが排出される。
【0017】一方、活性炭は、前記触媒充填塔31の上
端に形成された供給口46から前室64、中室65及び
後室66に供給され、該前室64内、中室65内及び後
室66内を下方に降下してロールフィーダー47、4
8、49の回転により、該前室64、中室65及び後室
66から排出される。その間、前室64内、中室65内
及び後室66内において、被処理ガスは活性炭と衝突し
て拡散され、活性炭によってダストが捕集され、かつ、
脱硫及び脱硝が行われる。
端に形成された供給口46から前室64、中室65及び
後室66に供給され、該前室64内、中室65内及び後
室66内を下方に降下してロールフィーダー47、4
8、49の回転により、該前室64、中室65及び後室
66から排出される。その間、前室64内、中室65内
及び後室66内において、被処理ガスは活性炭と衝突し
て拡散され、活性炭によってダストが捕集され、かつ、
脱硫及び脱硝が行われる。
【0018】本発明では被処理ガス中に含まれるダスト
量を計測装置41により計測して、得られた計測値を制
御装置42に入力して、触媒充填塔31内の前室64の
下端のロールフィーダー47の適切な回転速度を得、ロ
ールフィーダー47による切り出しを制御して触媒を前
室64から排出することにより、前室64における触媒
の降下速度を制御する。
量を計測装置41により計測して、得られた計測値を制
御装置42に入力して、触媒充填塔31内の前室64の
下端のロールフィーダー47の適切な回転速度を得、ロ
ールフィーダー47による切り出しを制御して触媒を前
室64から排出することにより、前室64における触媒
の降下速度を制御する。
【0019】該触媒の降下速度の制御により、クリーン
ガス出口35から排出されるクリーンガス中のダスト量
を抑制することができる。なお、被処理ガス中に含まれ
るダスト量による制御は、前室64の下端のロールフィ
ーダー47の制御だけでなく、中室65の下端のロール
フィーダー48及び後室66の下端のロールフィダー4
9の制御、並びに供給口46での触媒の供給量を制御し
て、前室64、中室65、後室66における触媒の降下
速度を適正なものに制御してもよい。
ガス出口35から排出されるクリーンガス中のダスト量
を抑制することができる。なお、被処理ガス中に含まれ
るダスト量による制御は、前室64の下端のロールフィ
ーダー47の制御だけでなく、中室65の下端のロール
フィーダー48及び後室66の下端のロールフィダー4
9の制御、並びに供給口46での触媒の供給量を制御し
て、前室64、中室65、後室66における触媒の降下
速度を適正なものに制御してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の排ガス処理装置によれば、入口
部材より上流の被処理ガス導入側に、被処理ガス中に含
まれるダストの量を計測するための計測手段を設け、該
計測手段より計測した値により前室を降下する触媒の降
下速度を制御するための制御手段を設けて、排ガス処理
装置の触媒充填塔内の触媒の降下速度を制御しているの
で、クリーンガス出口からのダストの排出を防止するこ
とができる。
部材より上流の被処理ガス導入側に、被処理ガス中に含
まれるダストの量を計測するための計測手段を設け、該
計測手段より計測した値により前室を降下する触媒の降
下速度を制御するための制御手段を設けて、排ガス処理
装置の触媒充填塔内の触媒の降下速度を制御しているの
で、クリーンガス出口からのダストの排出を防止するこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態における排ガス処理装置の
断面図である。
断面図である。
【図2】従来の排ガス処理装置の概略図である。
31 触媒充填塔 32,33 側壁 34 被処理ガス導入口 35 クリーンガス出口 37 入口ルーバ 39 出口多孔隔壁 41 計測装置 42 制御装置 46 供給口 47、48、49 ロールフィーダー 60 移動層 61 第1の多孔隔壁 62 第2の多孔隔壁 64 前室 65 中室 66 後室
Claims (2)
- 【請求項1】 上方から下方へ移動可能に触媒を保持し
且つ該保持された触媒の移動層に直交に被処理ガスを通
過させるための入口部材と出口部材を有し、被処理ガス
を処理する排ガス処理装置であって、前記入口部材と出
口部材との間に挟まれた空間は触媒が充填され降下する
移動層を形成し、該移動層内は、前記入口部材との間に
前室を形成する第1の多孔隔壁と、該第1の多孔隔壁と
の間に中室を、前記出口部材との間に後室をそれぞれ形
成する第2の多孔隔壁を有する排ガス処理装置におい
て、 前記入口部材より上流の被処理ガス導入側に、被処理ガ
ス中に含まれるダストの量を計測するための計測手段を
設け、 該計測手段より計測した値により前記前室を降下する触
媒の降下速度を制御するための制御手段を設けることを
特徴とする排ガス処理装置。 - 【請求項2】 前記ダストの量を計測するための計測手
段は、パーティクルカウンタ、光電管式計測装置、ドッ
プラー効果式計測装置、及び目視装置から選ばれた請求
項1記載の排ガス処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095906A JP2002282676A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | ダストの除去性能が向上された排ガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095906A JP2002282676A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | ダストの除去性能が向上された排ガス処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002282676A true JP2002282676A (ja) | 2002-10-02 |
Family
ID=18949894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001095906A Pending JP2002282676A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | ダストの除去性能が向上された排ガス処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002282676A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009224065A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 燃料電池発電装置の起動方法及び燃料電池発電装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2001-03-29 JP JP2001095906A patent/JP2002282676A/ja active Pending
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