JP2002281877A - 釣糸巻取り装置 - Google Patents
釣糸巻取り装置Info
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- JP2002281877A JP2002281877A JP2001092390A JP2001092390A JP2002281877A JP 2002281877 A JP2002281877 A JP 2002281877A JP 2001092390 A JP2001092390 A JP 2001092390A JP 2001092390 A JP2001092390 A JP 2001092390A JP 2002281877 A JP2002281877 A JP 2002281877A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のイカ釣り機の巻取装置は、釣糸を巻き
取ると同時に、一定のピッチで機械式トラバースするた
め、釣糸ワイヤー部分と針連結部分が相互に重なり合
い、その結果釣糸であるワイヤーの表面に針先で傷をつ
けるため、ワイヤーが錆びたり針先のトガリが鈍ってし
まう現象が起きる等の問題点があった。 【解決手段】 本発明の釣糸巻取り装置は、釣糸ワイヤ
ー16を巻き取る円筒巻取ドラム1を回転させる回転駆
動機構Aと、該回転駆動機構Aを載置させた台車Cと、該
台車Cを左右に移動させることにより円筒巻取ドラム1
を左右に移動させる移動駆動機構Bとを別々に駆動制御
可能に構成したものであるため、円筒巻取ドラム1の左
側に釣糸ワイヤー部分を巻き取り、右側に針連結部分を
分けて巻き取ることができるし、また釣糸ワイヤー部分
と針連結部分とで巻き取り幅を変えることもできる。
取ると同時に、一定のピッチで機械式トラバースするた
め、釣糸ワイヤー部分と針連結部分が相互に重なり合
い、その結果釣糸であるワイヤーの表面に針先で傷をつ
けるため、ワイヤーが錆びたり針先のトガリが鈍ってし
まう現象が起きる等の問題点があった。 【解決手段】 本発明の釣糸巻取り装置は、釣糸ワイヤ
ー16を巻き取る円筒巻取ドラム1を回転させる回転駆
動機構Aと、該回転駆動機構Aを載置させた台車Cと、該
台車Cを左右に移動させることにより円筒巻取ドラム1
を左右に移動させる移動駆動機構Bとを別々に駆動制御
可能に構成したものであるため、円筒巻取ドラム1の左
側に釣糸ワイヤー部分を巻き取り、右側に針連結部分を
分けて巻き取ることができるし、また釣糸ワイヤー部分
と針連結部分とで巻き取り幅を変えることもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イカ釣り機等に用
いて好適な釣糸巻取り装置に関する。
いて好適な釣糸巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭63−19421号公報に
より、リールを固設された巻取軸を外箱両側面に貫通
し、前記巻取軸を軸方向に往復しつつ回転して釣り糸を
リールに巻き取るイカ釣り機械の巻取装置において、前
記巻取軸には内部にギヤ機構を有するギヤボックスが固
設されており、前記ギヤボックスの上面にはギヤ機構を
駆動するモータが設けられ、前記ギヤボックスの一面か
らは先端部にレバーの一端を軸支したレバー軸を突設す
ると共に前記レバーの先端には外箱内面に垂直に固設し
たレール内を転動案内する案内ローラを、一方、前記ギ
ヤボックスの他面からは前記外箱内面に水平に固設した
レール内を転動案内する廻り止めローラを具備してお
り、かつ前記巻取軸、レバー軸、レバー、案内ローラ及
び前記レールとでもってクロススライダークランクを形
成したイカ釣り機械の巻取装置が公知となっている。
より、リールを固設された巻取軸を外箱両側面に貫通
し、前記巻取軸を軸方向に往復しつつ回転して釣り糸を
リールに巻き取るイカ釣り機械の巻取装置において、前
記巻取軸には内部にギヤ機構を有するギヤボックスが固
設されており、前記ギヤボックスの上面にはギヤ機構を
駆動するモータが設けられ、前記ギヤボックスの一面か
らは先端部にレバーの一端を軸支したレバー軸を突設す
ると共に前記レバーの先端には外箱内面に垂直に固設し
たレール内を転動案内する案内ローラを、一方、前記ギ
ヤボックスの他面からは前記外箱内面に水平に固設した
レール内を転動案内する廻り止めローラを具備してお
り、かつ前記巻取軸、レバー軸、レバー、案内ローラ及
び前記レールとでもってクロススライダークランクを形
成したイカ釣り機械の巻取装置が公知となっている。
【0003】このほかに、図4に示すように、鉄枠ボッ
クス100の底板に固定されたギヤ部101を備えた駆
動モータ102と、該駆動モータ102の回転軸にギヤ
部101、ワンウエイクラッチ103を介して先端に固
定されたスプロケット104と、該スプロケット104
に巻回されたチェーン105と、一方、菱形ドラム10
6を両端に固定した巻取軸107と、該巻取軸107の
中央部を大径部として外周面に形成された正逆スパイラ
ルスロット108と、該正逆スパイラルスロット108
の溝に嵌合して前記巻取軸107を軸方向に往復動させ
る正逆トラバース切換ガイドピン109を一部に備え、
前記巻取軸107の大径部を軸支するトラバース機構1
10と、前記巻取軸107の片側にスプライン111結
合により嵌合固定されたスプロケット112と、前記巻
取軸107のスプロケット112と反対側には、スプロ
ケット113、チェーン114を介して水深測定エンコ
ーダ115を連結し、前記スプライン111結合のスプ
ロケット112と前記駆動モータ102のスプロケット
104とを前記チェーン105で連結し駆動モータ10
2の回転を前記巻取軸107に伝達するイカ釣り機の巻
取装置が公知となっている。
クス100の底板に固定されたギヤ部101を備えた駆
動モータ102と、該駆動モータ102の回転軸にギヤ
部101、ワンウエイクラッチ103を介して先端に固
定されたスプロケット104と、該スプロケット104
に巻回されたチェーン105と、一方、菱形ドラム10
6を両端に固定した巻取軸107と、該巻取軸107の
中央部を大径部として外周面に形成された正逆スパイラ
ルスロット108と、該正逆スパイラルスロット108
の溝に嵌合して前記巻取軸107を軸方向に往復動させ
る正逆トラバース切換ガイドピン109を一部に備え、
前記巻取軸107の大径部を軸支するトラバース機構1
10と、前記巻取軸107の片側にスプライン111結
合により嵌合固定されたスプロケット112と、前記巻
取軸107のスプロケット112と反対側には、スプロ
ケット113、チェーン114を介して水深測定エンコ
ーダ115を連結し、前記スプライン111結合のスプ
ロケット112と前記駆動モータ102のスプロケット
104とを前記チェーン105で連結し駆動モータ10
2の回転を前記巻取軸107に伝達するイカ釣り機の巻
取装置が公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
イカ釣り機の巻取装置は、釣糸を巻き取ると同時に、一
定のピッチで機械式トラバースするため、図5に示すよ
うに、釣糸ワイヤー部分116と針連結部分117が相
互に重なり合い、その結果釣糸であるワイヤーの表面に
針先で傷をつけるため、ワイヤーが錆びたり針先のトガ
リが鈍ってしまう現象が起きる等の問題点があった。
イカ釣り機の巻取装置は、釣糸を巻き取ると同時に、一
定のピッチで機械式トラバースするため、図5に示すよ
うに、釣糸ワイヤー部分116と針連結部分117が相
互に重なり合い、その結果釣糸であるワイヤーの表面に
針先で傷をつけるため、ワイヤーが錆びたり針先のトガ
リが鈍ってしまう現象が起きる等の問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の釣
糸巻取り装置は、釣糸ワイヤーを巻き取る円筒巻取ドラ
ムを回転させる回転駆動機構と、前記円筒巻取ドラムを
左右に移動させる移動駆動機構とを別々に駆動制御可能
に構成したものである。さらに、本発明の釣糸巻取り装
置は、前記回転駆動機構を載置させた台車と、該台車を
左右に移動させる移動駆動機構とからなるものである。
また、前記回転駆動機構は、台車上に固設されたサーボ
モータと、該サーボモータの出力軸に固定されたスプロ
ケットと、該スプロットに巻回されたチェーンと、該チ
ェーンを巻回され、巻取軸に固定されたスプロケット
と、前記台車に固設され、巻取軸を回転可能に枢支する
ピローブロックと、鉄枠ボックスの側板を貫通し、鉄枠
ボックスの外側で両端に円筒巻取ドラムを固定した巻取
軸と、前記サーボモータの回転によりスプロケット、チ
ェーン、スプロケット、巻取軸を介して円筒巻取ドラム
を回転するものである。さらに、前記移動駆動機構は、
矩形状の鉄枠ボックスの底板に固設されたサーボモータ
と、該サーボモータの出力軸に固定され、軸受部間に回
転可能に枢支された駆動ネジ軸と、該駆動ネジ軸のネジ
部分に螺合し、台車に固設されたボールナットと、鉄枠
ボックスの左右の側板に両端を固設された2本のガイド
ロッドと、前記台車の四隅に設け、該ガイドロッドに摺
動自在に係合したボールスライダと、前記サーボモータ
の回転により駆動ネジ軸、ボールナットを介して前記ガ
イドロッドに沿って前記台車を左右に移動可能にしたも
のである。
糸巻取り装置は、釣糸ワイヤーを巻き取る円筒巻取ドラ
ムを回転させる回転駆動機構と、前記円筒巻取ドラムを
左右に移動させる移動駆動機構とを別々に駆動制御可能
に構成したものである。さらに、本発明の釣糸巻取り装
置は、前記回転駆動機構を載置させた台車と、該台車を
左右に移動させる移動駆動機構とからなるものである。
また、前記回転駆動機構は、台車上に固設されたサーボ
モータと、該サーボモータの出力軸に固定されたスプロ
ケットと、該スプロットに巻回されたチェーンと、該チ
ェーンを巻回され、巻取軸に固定されたスプロケット
と、前記台車に固設され、巻取軸を回転可能に枢支する
ピローブロックと、鉄枠ボックスの側板を貫通し、鉄枠
ボックスの外側で両端に円筒巻取ドラムを固定した巻取
軸と、前記サーボモータの回転によりスプロケット、チ
ェーン、スプロケット、巻取軸を介して円筒巻取ドラム
を回転するものである。さらに、前記移動駆動機構は、
矩形状の鉄枠ボックスの底板に固設されたサーボモータ
と、該サーボモータの出力軸に固定され、軸受部間に回
転可能に枢支された駆動ネジ軸と、該駆動ネジ軸のネジ
部分に螺合し、台車に固設されたボールナットと、鉄枠
ボックスの左右の側板に両端を固設された2本のガイド
ロッドと、前記台車の四隅に設け、該ガイドロッドに摺
動自在に係合したボールスライダと、前記サーボモータ
の回転により駆動ネジ軸、ボールナットを介して前記ガ
イドロッドに沿って前記台車を左右に移動可能にしたも
のである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の釣糸巻取り装置は、図1に示すように、
釣糸ワイヤー16を巻き取る円筒巻取ドラム1を回転さ
せる回転駆動機構Aと、該回転駆動機構Aを載置させた台
車Cと、該台車Cを左右に移動させることにより円筒巻取
ドラム1を左右に移動させる移動駆動機構Bとを別々に
駆動制御可能に構成したものである。
する。本発明の釣糸巻取り装置は、図1に示すように、
釣糸ワイヤー16を巻き取る円筒巻取ドラム1を回転さ
せる回転駆動機構Aと、該回転駆動機構Aを載置させた台
車Cと、該台車Cを左右に移動させることにより円筒巻取
ドラム1を左右に移動させる移動駆動機構Bとを別々に
駆動制御可能に構成したものである。
【0007】前記移動駆動機構Bは、矩形状の鉄枠ボッ
クス2の底板に固設されたサーボモータ3と、該サーボ
モータ3の出力軸にカップリングにより固定され、鉄枠
ボックス2の底板に固定された軸受部4、4間に回転可
能に枢支された駆動ネジ軸5と、該駆動ネジ軸5のネジ
部分に螺合し、台車Cに固設されたボールナット6と、
鉄枠ボックス2の左右の側板に平行に両端を固設された
2本のガイドロッド7と、前記台車Cの四隅に設け、該
ガイドロッド7に摺動自在に係合したボールスライダ8
と、前記ボールナット6の移動により前記ガイドロッド
7に沿って左右に移動可能な台車Cとからなる。
クス2の底板に固設されたサーボモータ3と、該サーボ
モータ3の出力軸にカップリングにより固定され、鉄枠
ボックス2の底板に固定された軸受部4、4間に回転可
能に枢支された駆動ネジ軸5と、該駆動ネジ軸5のネジ
部分に螺合し、台車Cに固設されたボールナット6と、
鉄枠ボックス2の左右の側板に平行に両端を固設された
2本のガイドロッド7と、前記台車Cの四隅に設け、該
ガイドロッド7に摺動自在に係合したボールスライダ8
と、前記ボールナット6の移動により前記ガイドロッド
7に沿って左右に移動可能な台車Cとからなる。
【0008】そして、移動駆動機構Bのサーボモータ3
は、後述の回転移動機構Aのサーボモータ9とは独立に
移動制御ができるため、図2に示すように、円筒巻取ド
ラム1の左側に釣糸ワイヤー部分17を巻き取り、右側
に針連結部分18を分けて巻き取ることができるし、ま
た釣糸ワイヤー部分17と針連結部分18とで巻き取り
幅を変えることもできる。
は、後述の回転移動機構Aのサーボモータ9とは独立に
移動制御ができるため、図2に示すように、円筒巻取ド
ラム1の左側に釣糸ワイヤー部分17を巻き取り、右側
に針連結部分18を分けて巻き取ることができるし、ま
た釣糸ワイヤー部分17と針連結部分18とで巻き取り
幅を変えることもできる。
【0009】また、前記回転駆動機構Aは、図1に示す
ように、前記台車C上に固設されたサーボモータ9と、
該サーボモータ9の出力軸に固定されたスプロケット1
0と、該スプロケット10に巻回されたチェーン11
と、該チェーン11を巻回され、巻取軸12に固定され
たスプロケット13と、前記台車Cに固設され、巻取軸
12を回転可能に枢支するピローブロック14と、鉄枠
ボックス2の側板を貫通し、鉄枠ボックス2の外側で両
端に円筒巻取ドラム1を固設した巻取軸12と、鼓形ガ
イドローラ15を案内された釣糸ワイヤー16を前記巻
取軸12の回転により巻き取る円筒巻取ドラム1とから
なる。
ように、前記台車C上に固設されたサーボモータ9と、
該サーボモータ9の出力軸に固定されたスプロケット1
0と、該スプロケット10に巻回されたチェーン11
と、該チェーン11を巻回され、巻取軸12に固定され
たスプロケット13と、前記台車Cに固設され、巻取軸
12を回転可能に枢支するピローブロック14と、鉄枠
ボックス2の側板を貫通し、鉄枠ボックス2の外側で両
端に円筒巻取ドラム1を固設した巻取軸12と、鼓形ガ
イドローラ15を案内された釣糸ワイヤー16を前記巻
取軸12の回転により巻き取る円筒巻取ドラム1とから
なる。
【0010】そして、回転駆動機構Aのサーボモータ9
は、前記移動駆動機構Bのサーボモータ3とは独立に回
転制御ができるため、縦軸に速度V、横軸に時間Tを表示
した図3のグラフに示すように、実線で示す従来の菱形
ドラムの「しゃくり」以外に、点線で示す「しゃくり」
や一点鎖線で示す「しゃくり」などの大小の「しゃく
り」を形成することができる。
は、前記移動駆動機構Bのサーボモータ3とは独立に回
転制御ができるため、縦軸に速度V、横軸に時間Tを表示
した図3のグラフに示すように、実線で示す従来の菱形
ドラムの「しゃくり」以外に、点線で示す「しゃくり」
や一点鎖線で示す「しゃくり」などの大小の「しゃく
り」を形成することができる。
【0011】次に、本発明の釣糸巻取り装置の動作につ
いて説明する。船のエンジンにより発電機を駆動して釣
糸巻取り装置の2個のサーボモータ3、9及び制御装置
(図示せず)に電気を供給する。すでに、イカが群れて
いる水深まで降ろされた釣糸ワイヤー16を回転駆動機
構Aのサーボモータ9を駆動してスプロケット10、チ
ェーン11、スプロケット13、巻取軸12を介して、
瞬間的な速度上昇と減速の「しゃくり」動作を繰り返し
ながら円筒巻取ドラム1により釣糸ワイヤー16を巻き
取る。「しゃくり」動作は、図3に示すように、制御装
置(図示せず)により状況に応じて速度V及び時間Tを設
定した大小の「しゃくり」を行うことができる。
いて説明する。船のエンジンにより発電機を駆動して釣
糸巻取り装置の2個のサーボモータ3、9及び制御装置
(図示せず)に電気を供給する。すでに、イカが群れて
いる水深まで降ろされた釣糸ワイヤー16を回転駆動機
構Aのサーボモータ9を駆動してスプロケット10、チ
ェーン11、スプロケット13、巻取軸12を介して、
瞬間的な速度上昇と減速の「しゃくり」動作を繰り返し
ながら円筒巻取ドラム1により釣糸ワイヤー16を巻き
取る。「しゃくり」動作は、図3に示すように、制御装
置(図示せず)により状況に応じて速度V及び時間Tを設
定した大小の「しゃくり」を行うことができる。
【0012】このとき同時に、移動駆動機構Bのサーボ
モータ3を駆動して駆動ネジ軸5、ボールナット6を介
して、台車Cを左右に移動させる。前記台車Cには巻取軸
12が枢支されているので、前記巻取軸12に両端を固
定されている円筒巻取ドラム1は、台車Cの移動に伴っ
て一体となって左右に移動する。移動駆動機構Bのサー
ボモータ3の駆動により、図2に示すように、釣糸ワイ
ヤー部分17を円筒巻取ドラム1の左側に巻き取り、針
連結部分18を右側に巻き取るので、釣糸ワイヤー部分
17と針連結部分18を別々に巻き取ることができる。
このようにして、釣糸ワイヤー16を巻き取る円筒巻取
ドラム1を回転させる回転駆動機構Aのサーボモータ9
と、台車Cを左右に移動させる移動駆動機構Bのサーボモ
ータ3とを別々に駆動制御可能に構成したので、イカ釣
り漁以外の釣りパターンも実行できる。
モータ3を駆動して駆動ネジ軸5、ボールナット6を介
して、台車Cを左右に移動させる。前記台車Cには巻取軸
12が枢支されているので、前記巻取軸12に両端を固
定されている円筒巻取ドラム1は、台車Cの移動に伴っ
て一体となって左右に移動する。移動駆動機構Bのサー
ボモータ3の駆動により、図2に示すように、釣糸ワイ
ヤー部分17を円筒巻取ドラム1の左側に巻き取り、針
連結部分18を右側に巻き取るので、釣糸ワイヤー部分
17と針連結部分18を別々に巻き取ることができる。
このようにして、釣糸ワイヤー16を巻き取る円筒巻取
ドラム1を回転させる回転駆動機構Aのサーボモータ9
と、台車Cを左右に移動させる移動駆動機構Bのサーボモ
ータ3とを別々に駆動制御可能に構成したので、イカ釣
り漁以外の釣りパターンも実行できる。
【0013】
【効果】以上、説明したように、本発明の釣糸巻取り装
置は、移動駆動機構のサーボモータと、回転移動機構の
サーボモータとは独立に駆動制御ができるため、円筒巻
取ドラムの左側に釣糸ワイヤー部分を巻き取り、右側に
針連結部分を分けて巻き取ることができるし、また釣糸
ワイヤー部分と針連結部分とで巻き取り幅を変えること
もできる。また、本発明の釣糸巻取り装置は、回転駆動
機構のサーボモータと、移動駆動機構のサーボモータと
は独立に駆動制御ができるため、従来の菱形ドラムでは
なく円形ドラムを使用し、回転駆動機構のサーボモータ
として「しゃくり」のストローク、速度、加減速時間を
個別に設定可能とするプログラムを用いることで、種々
の「しゃくり」を実行可能となりうる。更に、このプロ
グラムはROM化されており、ROMを差し替えることで他の
漁種を釣るためのパターンに変更可能となる。
置は、移動駆動機構のサーボモータと、回転移動機構の
サーボモータとは独立に駆動制御ができるため、円筒巻
取ドラムの左側に釣糸ワイヤー部分を巻き取り、右側に
針連結部分を分けて巻き取ることができるし、また釣糸
ワイヤー部分と針連結部分とで巻き取り幅を変えること
もできる。また、本発明の釣糸巻取り装置は、回転駆動
機構のサーボモータと、移動駆動機構のサーボモータと
は独立に駆動制御ができるため、従来の菱形ドラムでは
なく円形ドラムを使用し、回転駆動機構のサーボモータ
として「しゃくり」のストローク、速度、加減速時間を
個別に設定可能とするプログラムを用いることで、種々
の「しゃくり」を実行可能となりうる。更に、このプロ
グラムはROM化されており、ROMを差し替えることで他の
漁種を釣るためのパターンに変更可能となる。
【図1】本発明の釣糸巻取り装置の斜視図である。
【図2】本発明の円筒巻取ドラムの巻取り状態の説明図
である。
である。
【図3】本発明の円筒巻取ドラムの速度を示すグラフ図
である。
である。
【図4】従来の釣糸巻取り装置の斜視図である。
【図5】従来の円筒巻取ドラムの巻取り状態の説明図で
ある。
ある。
A 回転駆動機構 B 移動駆動機構 C 台車 1 円筒巻取ドラム 2 鉄枠ボックス 3 サーボモータ 4 軸受部 5 駆動ネジ軸 6 ボールナット 7 ガイドロッド 8 ボールスライダ 9 サーボモータ 10 スプロケット 11 チェーン 12 巻取軸 13 スプロケット 14 ピローブロック 15 鼓形ガイドローラ 16 釣糸ワイヤー 17 釣糸ワイヤー部分 18 針連結部分
Claims (4)
- 【請求項1】 釣糸ワイヤーを巻き取る円筒巻取ドラム
を回転させる回転駆動機構と、前記円筒巻取ドラムを左
右に移動させる移動駆動機構とを別々に駆動制御可能に
構成したことを特徴とする釣糸巻取り装置。 - 【請求項2】 前記回転駆動機構を載置させた台車と、
該台車を左右に移動させる移動駆動機構とからなること
を特徴とする請求項1記載の釣糸巻取り装置。 - 【請求項3】 前記回転駆動機構は、台車上に固設され
たサーボモータと、該サーボモータの出力軸に固定され
たスプロケットと、該スプロットに巻回されたチェーン
と、該チェーンを巻回され、巻取軸に固定されたスプロ
ケットと、前記台車に固設され、巻取軸を回転可能に枢
支するピローブロックと、鉄枠ボックスの側板を貫通
し、鉄枠ボックスの外側で両端に円筒巻取ドラムを固定
した巻取軸と、前記サーボモータの回転によりスプロケ
ット、チェーン、スプロケット、巻取軸を介して円筒巻
取ドラムを回転させることを特徴とする請求項1又は2
記載の釣糸巻取り装置。 - 【請求項4】 前記移動駆動機構は、矩形状の鉄枠ボッ
クスの底板に固設されたサーボモータと、該サーボモー
タの出力軸に固定され、軸受部間に回転可能に枢支され
た駆動ネジ軸と、該駆動ネジ軸のネジ部分に螺合し、台
車に固設されたボールナットと、鉄枠ボックスの左右の
側板に両端を固設された2本のガイドロッドと、前記台
車の四隅に設け、該ガイドロッドに摺動自在に係合した
ボールスライダと、前記サーボモータの回転により駆動
ネジ軸、ボールナットを介して前記ガイドロッドに沿っ
て前記台車を左右に移動可能にしたことを特徴とする請
求項1、2又は3記載の釣糸巻取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092390A JP3509766B2 (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 釣糸巻取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092390A JP3509766B2 (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 釣糸巻取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002281877A true JP2002281877A (ja) | 2002-10-02 |
JP3509766B2 JP3509766B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=18946856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001092390A Expired - Fee Related JP3509766B2 (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 釣糸巻取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3509766B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112367840A (zh) * | 2018-09-21 | 2021-02-12 | 株式会社东和电机制作所 | 钓捕机 |
CN112384065A (zh) * | 2018-10-12 | 2021-02-19 | 株式会社东和电机制作所 | 钓捕机 |
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001092390A patent/JP3509766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112367840A (zh) * | 2018-09-21 | 2021-02-12 | 株式会社东和电机制作所 | 钓捕机 |
CN112367840B (zh) * | 2018-09-21 | 2022-10-18 | 株式会社东和电机制作所 | 钓捕机 |
CN112384065A (zh) * | 2018-10-12 | 2021-02-19 | 株式会社东和电机制作所 | 钓捕机 |
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Publication number | Publication date |
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JP3509766B2 (ja) | 2004-03-22 |
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