JP2002281413A - 多画面映像信号処理システム - Google Patents
多画面映像信号処理システムInfo
- Publication number
- JP2002281413A JP2002281413A JP2001270143A JP2001270143A JP2002281413A JP 2002281413 A JP2002281413 A JP 2002281413A JP 2001270143 A JP2001270143 A JP 2001270143A JP 2001270143 A JP2001270143 A JP 2001270143A JP 2002281413 A JP2002281413 A JP 2002281413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- synchronizing
- video
- synchronization signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 より少ないフィールドメモリで垂直解像度を
低下させることなく任意の入力映像信号の垂直同期信号
に他の入力信号を同期させると共に、走査線補間で生じ
るペアリングやラインフリッカなどの副作用を除去して
垂直解像度の向上したより高画質な多画面表示を可能に
することを目的とする。 【解決手段】 任意の入力映像の垂直同期信号と同期し
た任意の周波数の水平同期信号と上記垂直同期信号とを
基準同期信号とし水平同期信号を所望の周波数に変化さ
せて全入力映像信号をこの水平および上記垂直同期信号
に同期させるフリーランシステムを構築すると共に、走
査線補間により垂直解像度を向上させ、フィールド識別
信号生成回路を付与するなどしてフィールドごとに信号
処理を変化させる。
低下させることなく任意の入力映像信号の垂直同期信号
に他の入力信号を同期させると共に、走査線補間で生じ
るペアリングやラインフリッカなどの副作用を除去して
垂直解像度の向上したより高画質な多画面表示を可能に
することを目的とする。 【解決手段】 任意の入力映像の垂直同期信号と同期し
た任意の周波数の水平同期信号と上記垂直同期信号とを
基準同期信号とし水平同期信号を所望の周波数に変化さ
せて全入力映像信号をこの水平および上記垂直同期信号
に同期させるフリーランシステムを構築すると共に、走
査線補間により垂直解像度を向上させ、フィールド識別
信号生成回路を付与するなどしてフィールドごとに信号
処理を変化させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機に関する。
機に関する。
【０００２】
【従来の技術】これまでのテレビジョン受信機において
複数の映像信号を同時表示させるには、基準となる映像
信号を決め、その他の映像信号を基準映像信号の垂直お
よび水平同期信号と同期させる必要がある。そのため、
映像信号のダウンコンバートによる垂直解像度の低下を
回避するためには入力信号のうち最も周波数の高い水平
同期信号を有する映像信号を基準にとる必要がある。
複数の映像信号を同時表示させるには、基準となる映像
信号を決め、その他の映像信号を基準映像信号の垂直お
よび水平同期信号と同期させる必要がある。そのため、
映像信号のダウンコンバートによる垂直解像度の低下を
回避するためには入力信号のうち最も周波数の高い水平
同期信号を有する映像信号を基準にとる必要がある。
【０００３】ダウンコンバートを回避するためにフリー
ランの垂直および水平同期信号を基準として、入力映像
信号すべてをこれに同期させる方法もあるが、すべての
入力映像信号に対しフレームシンクロさせることが必要
となり、多くのフィールドメモリを必要とする。またＮ
ＴＳＣ方式信号を含む複数の入力信号においてノンイン
ターレース走査である映像信号の垂直同期信号を基準垂
直同期信号として他の入力信号をシンクロし、走査線補
間により垂直解像度を向上させて合成信号として出力す
る場合、処理の過程でペアリングやラインフリッカなど
の不具合が生じる。以下、例を挙げて説明する。
ランの垂直および水平同期信号を基準として、入力映像
信号すべてをこれに同期させる方法もあるが、すべての
入力映像信号に対しフレームシンクロさせることが必要
となり、多くのフィールドメモリを必要とする。またＮ
ＴＳＣ方式信号を含む複数の入力信号においてノンイン
ターレース走査である映像信号の垂直同期信号を基準垂
直同期信号として他の入力信号をシンクロし、走査線補
間により垂直解像度を向上させて合成信号として出力す
る場合、処理の過程でペアリングやラインフリッカなど
の不具合が生じる。以下、例を挙げて説明する。
【０００４】図３に従来型の多画面映像処理システムの
構成例を示す。映像入力２を映像入力１の垂直および水
平同期信号に同期させるシンクロ回路３０１と、シンク
ロ回路の映像出力と映像入力１とを合成する回路３０２
と、合成した信号を走査線補間する回路３０３と、上記
の回路を制御する信号を生成する制御回路３０４とから
構成される。すなわち映像入力１の水平および垂直同期
信号を固定的に基準同期信号とすることになる。
構成例を示す。映像入力２を映像入力１の垂直および水
平同期信号に同期させるシンクロ回路３０１と、シンク
ロ回路の映像出力と映像入力１とを合成する回路３０２
と、合成した信号を走査線補間する回路３０３と、上記
の回路を制御する信号を生成する制御回路３０４とから
構成される。すなわち映像入力１の水平および垂直同期
信号を固定的に基準同期信号とすることになる。
【０００５】上記図３のシステムにおいて、主画面とし
て映像入力１にノンインターレース走査のＮＴＳＣ方式
信号、例えばゲーム機からの２６２Ｐの映像信号を、副
画面として映像入力２にインターレース走査のＮＴＳＣ
方式の映像信号を入力し、映像出力として走査線補間を
行い倍速ノンインターレース走査の合成信号を出力する
場合を考える。
て映像入力１にノンインターレース走査のＮＴＳＣ方式
信号、例えばゲーム機からの２６２Ｐの映像信号を、副
画面として映像入力２にインターレース走査のＮＴＳＣ
方式の映像信号を入力し、映像出力として走査線補間を
行い倍速ノンインターレース走査の合成信号を出力する
場合を考える。
【０００６】公知の技術によるとフィールド間内挿やフ
ィールド内内挿による走査線補間では同期の基準信号と
なる映像入力１のフィールド識別信号により偶数奇数フ
ィールドで映像信号を１H遅延させるなど処理を変化さ
せることが必要となるが、ゲーム機からの２６２Ｐの映
像信号が映像入力１に入るとノンインターレース走査の
ため、例えば入力の走査線数をカウントしてフィールド
識別信号を生成する場合などではフィールド識別信号が
フィールドによらず固定となるため、２６２Ｐのゲーム
機入力ではペアリング、インターレース走査のＮＴＳＣ
方式の信号ではラインずれによるフリッカが生じる。
ィールド内内挿による走査線補間では同期の基準信号と
なる映像入力１のフィールド識別信号により偶数奇数フ
ィールドで映像信号を１H遅延させるなど処理を変化さ
せることが必要となるが、ゲーム機からの２６２Ｐの映
像信号が映像入力１に入るとノンインターレース走査の
ため、例えば入力の走査線数をカウントしてフィールド
識別信号を生成する場合などではフィールド識別信号が
フィールドによらず固定となるため、２６２Ｐのゲーム
機入力ではペアリング、インターレース走査のＮＴＳＣ
方式の信号ではラインずれによるフリッカが生じる。
【０００７】この様子を図４に示す。図中の４０１はゲ
ーム機からの２６２Ｐの映像入力１を表す。ただし図中
の数字はライン番号であり、１’、２’などは補間信号
である。走査線補間回路においてフィールドごとに処理
を変化させることが必要だが、フィールド識別信号が固
定となるため図中４０２のようにどちらかのフィールド
でラインが逆転し、ゲーム機からの入力ではペアリング
が、インターレース走査のＮＴＳＣ方式の入力ではライ
ンずれによるフリッカが生じる。
ーム機からの２６２Ｐの映像入力１を表す。ただし図中
の数字はライン番号であり、１’、２’などは補間信号
である。走査線補間回路においてフィールドごとに処理
を変化させることが必要だが、フィールド識別信号が固
定となるため図中４０２のようにどちらかのフィールド
でラインが逆転し、ゲーム機からの入力ではペアリング
が、インターレース走査のＮＴＳＣ方式の入力ではライ
ンずれによるフリッカが生じる。
【０００８】仮にフィールド識別信号がフィールドごと
に反転するとすると、図中４０３のようにラインの逆転
はなくなるがこれをノンインターレース走査で出力する
とゲーム機入力の方は図中４０１の出力が得られ問題な
いが、インターレース走査のＮＴＳＣ方式の映像入力２
については図中４０４のようにどちらかのフィールドが
１Hずれるためラインフリッカが生じる。
に反転するとすると、図中４０３のようにラインの逆転
はなくなるがこれをノンインターレース走査で出力する
とゲーム機入力の方は図中４０１の出力が得られ問題な
いが、インターレース走査のＮＴＳＣ方式の映像入力２
については図中４０４のようにどちらかのフィールドが
１Hずれるためラインフリッカが生じる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数の映像
信号を同時に表示させることが可能なテレビジョン受信
機において、より少ないフィールドメモリで垂直解像度
を低下させることなく任意の入力映像信号の垂直同期信
号に他の入力信号を同期させると同時に走査線補間で生
じるペアリングやラインフリッカなどの副作用を除去し
て垂直解像度の向上したより高画質な多画面表示を可能
にすることを目的とする。
信号を同時に表示させることが可能なテレビジョン受信
機において、より少ないフィールドメモリで垂直解像度
を低下させることなく任意の入力映像信号の垂直同期信
号に他の入力信号を同期させると同時に走査線補間で生
じるペアリングやラインフリッカなどの副作用を除去し
て垂直解像度の向上したより高画質な多画面表示を可能
にすることを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】任意の入力映像の垂直同
期信号と同期した任意の周波数の水平同期信号と上記垂
直同期信号とを基準同期信号とし水平同期信号を所望の
周波数に変化させて全入力映像信号をこの水平および上
記垂直同期信号に同期させるフリーランシステムを構築
するとともに、走査線補間により垂直解像度を向上さ
せ、フィールド識別信号生成回路を付与するなどしてフ
ィールドごとに信号処理を変化させる。
期信号と同期した任意の周波数の水平同期信号と上記垂
直同期信号とを基準同期信号とし水平同期信号を所望の
周波数に変化させて全入力映像信号をこの水平および上
記垂直同期信号に同期させるフリーランシステムを構築
するとともに、走査線補間により垂直解像度を向上さ
せ、フィールド識別信号生成回路を付与するなどしてフ
ィールドごとに信号処理を変化させる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1に記載の
発明は、２つ以上の映像信号を１つの表示装置に同時に
表示することが可能なテレビジョン受信機において、任
意の入力映像の垂直同期信号を選択するセレクタと、上
記セレクタにより選択された垂直同期信号と同期した任
意の周波数の水平同期信号を生成する回路と、複数の入
力映像信号を上記の回路により生成される水平同期信号
と選択された垂直同期信号に同期させるシンクロ回路
と、複数の映像信号を合成する回路と、上記セレクタと
水平同期信号生成回路とシンクロ回路と合成回路とを制
御する制御回路とを備え、複数の入力映像信号に対し任
意の入力信号の垂直同期信号とこれに同期した任意の周
波数の水平同期信号とを基準同期信号としてシンクロが
必要な入力信号に対してはシンクロさせて上記基準同期
信号に同期した合成映像信号を出力することを特徴とし
た映像信号処理システムである。
発明は、２つ以上の映像信号を１つの表示装置に同時に
表示することが可能なテレビジョン受信機において、任
意の入力映像の垂直同期信号を選択するセレクタと、上
記セレクタにより選択された垂直同期信号と同期した任
意の周波数の水平同期信号を生成する回路と、複数の入
力映像信号を上記の回路により生成される水平同期信号
と選択された垂直同期信号に同期させるシンクロ回路
と、複数の映像信号を合成する回路と、上記セレクタと
水平同期信号生成回路とシンクロ回路と合成回路とを制
御する制御回路とを備え、複数の入力映像信号に対し任
意の入力信号の垂直同期信号とこれに同期した任意の周
波数の水平同期信号とを基準同期信号としてシンクロが
必要な入力信号に対してはシンクロさせて上記基準同期
信号に同期した合成映像信号を出力することを特徴とし
た映像信号処理システムである。
【００１２】請求項２に記載の発明は、２つ以上の映像
信号を１つの表示装置に同時に表示することが可能なテ
レビジョン受信機において、任意の入力映像の垂直同期
信号を選択する第１のセレクタと、上記セレクタにより
選択された垂直同期信号と同期した任意の周波数の水平
同期信号を生成する回路と、複数の入力映像信号を上記
の回路により生成される水平同期信号と選択された垂直
同期信号に同期させるシンクロ回路と、複数の映像信号
を合成する回路と、フィールド間内挿やフィールド内内
挿により補間ライン走査映像信号を生成する走査線補間
回路と、フィールドごとに反転するフィールド識別信号
を生成するフィールド識別信号生成回路と、入力映像信
号を遅延させるラインメモリと、上記ラインメモリから
の遅延信号と遅延のない信号とをフィールドごとに交互
に選択する第２のセレクタと、上記第１と第２のセレク
タと水平同期信号生成回路とシンクロ回路と合成回路と
走査線補間回路とフィールド識別信号生成回路とを制御
する制御回路とを備え、複数の入力信号において任意の
映像信号の垂直同期信号を基準垂直同期信号として他の
入力信号をシンクロし、走査線補間により垂直解像度を
向上するとともにフィールド識別信号を利用してフィー
ルドごとに処理を変化させることにより走査線補間で生
じるペアリングやラインフリッカなどの副作用を除去
し、より高画質な多画面映像信号を出力することを特徴
とした映像信号処理システムである。以下、本発明の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。
信号を１つの表示装置に同時に表示することが可能なテ
レビジョン受信機において、任意の入力映像の垂直同期
信号を選択する第１のセレクタと、上記セレクタにより
選択された垂直同期信号と同期した任意の周波数の水平
同期信号を生成する回路と、複数の入力映像信号を上記
の回路により生成される水平同期信号と選択された垂直
同期信号に同期させるシンクロ回路と、複数の映像信号
を合成する回路と、フィールド間内挿やフィールド内内
挿により補間ライン走査映像信号を生成する走査線補間
回路と、フィールドごとに反転するフィールド識別信号
を生成するフィールド識別信号生成回路と、入力映像信
号を遅延させるラインメモリと、上記ラインメモリから
の遅延信号と遅延のない信号とをフィールドごとに交互
に選択する第２のセレクタと、上記第１と第２のセレク
タと水平同期信号生成回路とシンクロ回路と合成回路と
走査線補間回路とフィールド識別信号生成回路とを制御
する制御回路とを備え、複数の入力信号において任意の
映像信号の垂直同期信号を基準垂直同期信号として他の
入力信号をシンクロし、走査線補間により垂直解像度を
向上するとともにフィールド識別信号を利用してフィー
ルドごとに処理を変化させることにより走査線補間で生
じるペアリングやラインフリッカなどの副作用を除去
し、より高画質な多画面映像信号を出力することを特徴
とした映像信号処理システムである。以下、本発明の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【００１３】（実施の形態１）まず、請求項１に記載の
発明について、その詳細を説明する。図1に本発明の構
成図を示す。
発明について、その詳細を説明する。図1に本発明の構
成図を示す。
【００１４】図中１０１は任意の入力映像の垂直同期信
号を選択するセレクタであり、図中１０２はセレクタ１
０１により選択された垂直同期信号と同期した任意の周
波数の水平同期信号を生成する回路であり、図中１０３
は複数の入力映像信号を水平同期信号生成回路１０２に
より生成される水平同期信号と選択された垂直同期信号
に同期させるシンクロ回路であり、図中１０４は複数の
映像信号を合成する回路であり、図中１０５はセレクタ
１０１と水平同期信号生成回路１０２とシンクロ回路１
０３と合成回路１０４とを制御する制御回路であり、図
中１０６は各入力信号の垂直同期信号、図中１０７は１
０２の回路で生成される基準水平同期信号である。
号を選択するセレクタであり、図中１０２はセレクタ１
０１により選択された垂直同期信号と同期した任意の周
波数の水平同期信号を生成する回路であり、図中１０３
は複数の入力映像信号を水平同期信号生成回路１０２に
より生成される水平同期信号と選択された垂直同期信号
に同期させるシンクロ回路であり、図中１０４は複数の
映像信号を合成する回路であり、図中１０５はセレクタ
１０１と水平同期信号生成回路１０２とシンクロ回路１
０３と合成回路１０４とを制御する制御回路であり、図
中１０６は各入力信号の垂直同期信号、図中１０７は１
０２の回路で生成される基準水平同期信号である。
【００１５】まず、図中１０５の制御回路から複数の入
力映像信号の垂直同期信号１０６より基準となる垂直同
期信号を選択するための信号がセレクタ１０１に送られ
る。水平同期信号生成回路１０２は例えば制御回路１０
５からの信号により任意に決定される周波数で発振する
発振器とカウンタなどで構成され１０１で選択された垂
直同期信号をリセットパルスとして動作し、１０１で選
択された垂直同期信号と同期した水平同期信号１０７を
生成するものである。
力映像信号の垂直同期信号１０６より基準となる垂直同
期信号を選択するための信号がセレクタ１０１に送られ
る。水平同期信号生成回路１０２は例えば制御回路１０
５からの信号により任意に決定される周波数で発振する
発振器とカウンタなどで構成され１０１で選択された垂
直同期信号をリセットパルスとして動作し、１０１で選
択された垂直同期信号と同期した水平同期信号１０７を
生成するものである。
【００１６】上記垂直同期信号と水平同期信号をシステ
ムの基準同期信号としてシンクロ回路１０３と合成回路
１０４と制御回路１０５に送る。シンクロ回路１０３で
は制御回路１０５からの制御信号をもとに各入力映像信
号を基準同期信号にフィールドメモリを用いてシンクロ
するものであり、例えば基準垂直同期信号として選択さ
れた入力信号については必要ならば基準水平同期信号の
周波数に変換し、残りの信号については基準同期信号で
フレームシンクロさせる。
ムの基準同期信号としてシンクロ回路１０３と合成回路
１０４と制御回路１０５に送る。シンクロ回路１０３で
は制御回路１０５からの制御信号をもとに各入力映像信
号を基準同期信号にフィールドメモリを用いてシンクロ
するものであり、例えば基準垂直同期信号として選択さ
れた入力信号については必要ならば基準水平同期信号の
周波数に変換し、残りの信号については基準同期信号で
フレームシンクロさせる。
【００１７】上記１０３のシンクロ回路により同期した
複数の信号は例えば映像メモリやセレクタから構成され
る図中１０４の合成回路に入力され、制御回路からの信
号に基づき合成され多画面映像として出力される。上記
１０２の回路で生成される水平同期信号の周波数を変化
させることで映像信号のアップコンバートを行ない、よ
り高画質な多画面映像出力信号を容易に生成することが
可能となる。
複数の信号は例えば映像メモリやセレクタから構成され
る図中１０４の合成回路に入力され、制御回路からの信
号に基づき合成され多画面映像として出力される。上記
１０２の回路で生成される水平同期信号の周波数を変化
させることで映像信号のアップコンバートを行ない、よ
り高画質な多画面映像出力信号を容易に生成することが
可能となる。
【００１８】（実施の形態２）次に請求項２に記載の発
明について、その詳細を説明する。図２にその構成例を
示す。
明について、その詳細を説明する。図２にその構成例を
示す。
【００１９】請求項１に記載の映像信号処理システム
に、フィールド間内挿やフィールド内内挿により補間ラ
イン走査映像信号を生成する走査線補間回路２０１と、
垂直同期信号が基準同期信号として選択された映像入力
信号がノンインターレース走査方式の場合に上記映像信
号のフィールドごとに反転するフィールド識別信号を生
成するフィールド識別信号生成回路２０２と、映像信号
を遅延させるラインメモリ２０３と、上記ラインメモリ
２０３からの遅延信号と遅延のない信号とを基準映像信
号のフィールドごとに交互に選択するセレクタ２０４
と、請求項１に記載の制御回路１０５に上記走査線補間
回路２０１とフィールド識別信号生成回路２０２とセレ
クタ２０４とを制御する制御回路２０５とを付加する。
なお映像入力信号は２つとした。
に、フィールド間内挿やフィールド内内挿により補間ラ
イン走査映像信号を生成する走査線補間回路２０１と、
垂直同期信号が基準同期信号として選択された映像入力
信号がノンインターレース走査方式の場合に上記映像信
号のフィールドごとに反転するフィールド識別信号を生
成するフィールド識別信号生成回路２０２と、映像信号
を遅延させるラインメモリ２０３と、上記ラインメモリ
２０３からの遅延信号と遅延のない信号とを基準映像信
号のフィールドごとに交互に選択するセレクタ２０４
と、請求項１に記載の制御回路１０５に上記走査線補間
回路２０１とフィールド識別信号生成回路２０２とセレ
クタ２０４とを制御する制御回路２０５とを付加する。
なお映像入力信号は２つとした。
【００２０】以下、具体的にその動作を説明する。上記
のシステムにおいて従来例に示したようなノンインター
レース走査のＮＴＳＣ方式信号、例えばゲーム機からの
２６２Ｐの映像信号とインターレース走査のＮＴＳＣ方
式の映像信号とを入力し、映像出力として走査線補間を
行なった倍速ノンインターレース走査の合成信号を出力
する場合を考える。基準垂直同期信号としてゲーム機か
らの２６２Ｐの映像信号を請求項１記載の第１のセレク
タ１０１により選択すると、上記２６２Ｐの映像信号は
ノンインターレース走査であるためフィールド識別信号
生成回路２０２により１フィールドごとに反転するフィ
ールド識別信号が生成される。
のシステムにおいて従来例に示したようなノンインター
レース走査のＮＴＳＣ方式信号、例えばゲーム機からの
２６２Ｐの映像信号とインターレース走査のＮＴＳＣ方
式の映像信号とを入力し、映像出力として走査線補間を
行なった倍速ノンインターレース走査の合成信号を出力
する場合を考える。基準垂直同期信号としてゲーム機か
らの２６２Ｐの映像信号を請求項１記載の第１のセレク
タ１０１により選択すると、上記２６２Ｐの映像信号は
ノンインターレース走査であるためフィールド識別信号
生成回路２０２により１フィールドごとに反転するフィ
ールド識別信号が生成される。
【００２１】映像入力信号を上記セレクタ１０１により
選択された垂直同期信号と請求項１記載の水平同期信号
生成回路１０２で生成される上記の垂直同期信号と同期
した任意の周波数の水平同期信号とを基準同期信号とし
て請求項１記載のシンクロ回路１０３および合成回路１
０４によりシンクロして合成し、上記の走査線補間回路
２０１により走査線補間を行う。
選択された垂直同期信号と請求項１記載の水平同期信号
生成回路１０２で生成される上記の垂直同期信号と同期
した任意の周波数の水平同期信号とを基準同期信号とし
て請求項１記載のシンクロ回路１０３および合成回路１
０４によりシンクロして合成し、上記の走査線補間回路
２０１により走査線補間を行う。
【００２２】このとき、上記のフィールド識別信号生成
回路２０２により生成されたフィールド識別信号を用い
て偶数奇数フィールドで例えば１H遅延させるなど処理
を変化させるとゲーム機の入力映像信号に対しては図４
中の４０１、上記インターレース走査のＮＴＳＣ方式の
入力映像信号に対しては図４中の４０３のような信号が
得られペアリングおよびラインフリッカを防ぐことが可
能になる。しかしこの状態で倍速ノンインターレース走
査出力すると上記４０３の信号が図４中の４０４のよう
にラインフリッカをおこす。
回路２０２により生成されたフィールド識別信号を用い
て偶数奇数フィールドで例えば１H遅延させるなど処理
を変化させるとゲーム機の入力映像信号に対しては図４
中の４０１、上記インターレース走査のＮＴＳＣ方式の
入力映像信号に対しては図４中の４０３のような信号が
得られペアリングおよびラインフリッカを防ぐことが可
能になる。しかしこの状態で倍速ノンインターレース走
査出力すると上記４０３の信号が図４中の４０４のよう
にラインフリッカをおこす。
【００２３】そこで上記の走査線補間回路２０１の出力
信号と、これをラインメモリ２０３により１H遅延させ
た信号とをセレクタ２０４により上記インターレース走
査の入力信号についてフィールドごとに交互に選択する
（例えば図４中の４０４の場合は、インターレース走査
のＮＴＳＣ方式の信号に対し偶フィールドのときに１H
遅延信号を選択する）。これにより図４中の４０５のよ
うなラインフリッカのない信号が得られ、高画質化した
倍速ノンインターレース走査の多画面映像信号を出力す
ることが可能になる。
信号と、これをラインメモリ２０３により１H遅延させ
た信号とをセレクタ２０４により上記インターレース走
査の入力信号についてフィールドごとに交互に選択する
（例えば図４中の４０４の場合は、インターレース走査
のＮＴＳＣ方式の信号に対し偶フィールドのときに１H
遅延信号を選択する）。これにより図４中の４０５のよ
うなラインフリッカのない信号が得られ、高画質化した
倍速ノンインターレース走査の多画面映像信号を出力す
ることが可能になる。
【００２４】なお、図１中の水平同期信号生成回路１０
２で生成される水平同期信号の周波数を上げて同様の処
理を行なえばさらに垂直解像度を向上させたより高画質
な多画面映像が得られる。図２において請求項１に記載
の合成回路１０４と走査線補間回路２０１、遅延用ライ
ンメモリ２０３を入れ替えても同様の効果が得られる。
また、従来例に示した図３のシステムにおいても図２と
同様の回路を付加することによりペアリングやラインフ
リッカを除去することが可能になる。
２で生成される水平同期信号の周波数を上げて同様の処
理を行なえばさらに垂直解像度を向上させたより高画質
な多画面映像が得られる。図２において請求項１に記載
の合成回路１０４と走査線補間回路２０１、遅延用ライ
ンメモリ２０３を入れ替えても同様の効果が得られる。
また、従来例に示した図３のシステムにおいても図２と
同様の回路を付加することによりペアリングやラインフ
リッカを除去することが可能になる。
【００２５】
【発明の効果】以上のように本発明により、複数の映像
信号を同時に表示させることが可能なテレビジョン受信
機において、より少ないフィールドメモリで垂直解像度
を低下させることなく任意の入力映像信号の垂直同期信
号に他の入力信号を同期させるフリーランシステムが構
築できるとともに、走査線補間で生じるペアリングやラ
インフリッカなどの副作用を除去することにより垂直解
像度の向上したより高画質な多画面表示を実現すること
が可能になる。
信号を同時に表示させることが可能なテレビジョン受信
機において、より少ないフィールドメモリで垂直解像度
を低下させることなく任意の入力映像信号の垂直同期信
号に他の入力信号を同期させるフリーランシステムが構
築できるとともに、走査線補間で生じるペアリングやラ
インフリッカなどの副作用を除去することにより垂直解
像度の向上したより高画質な多画面表示を実現すること
が可能になる。
【図１】本発明の実施の形態１におけるフリーラン多画
面映像信号処理システムを示す図
面映像信号処理システムを示す図
【図２】本発明の実施の形態２における高画質化多画面
映像信号処理システムを示す図
映像信号処理システムを示す図
【図３】従来例における多画面映像信号処理装置を示す
図
図
【図４】ペアリングとラインフリッカの説明図
１０１ 基準垂直同期信号セレクタ １０２ 水平同期信号生成回路 １０３ シンクロ回路 １０４ 合成回路 １０５ 制御回路 １０６ 映像入力信号の垂直同期信号 １０７ 基準水平同期信号
Claims (2)
- 【請求項１】 ２つ以上の映像信号を１つの表示装置に
同時に表示することが可能なテレビジョン受信機におい
て、任意の入力映像の垂直同期信号を選択するセレクタ
と、上記セレクタにより選択された垂直同期信号と同期
した任意の周波数の水平同期信号を生成する回路と、複
数の入力映像信号を上記の回路により生成される水平同
期信号と選択された垂直同期信号に同期させるシンクロ
回路と、複数の映像信号を合成する回路と、上記セレク
タと水平同期信号生成回路とシンクロ回路と合成回路と
を制御する制御回路とを備え、複数の入力映像信号に対
し任意の入力信号の垂直同期信号とこれに同期した任意
の周波数の水平同期信号とを基準同期信号としてシンク
ロが必要な入力信号に対してはシンクロさせて上記基準
同期信号に同期した合成映像信号を出力することを特徴
としたフリーラン映像信号処理システム。 - 【請求項２】 ２つ以上の映像信号を１つの表示装置に
同時に表示することが可能なテレビジョン受信機におい
て、任意の入力映像の垂直同期信号を選択する第１のセ
レクタと、上記セレクタにより選択された垂直同期信号
と同期した任意の周波数の水平同期信号を生成する回路
と、複数の入力映像信号を上記の回路により生成される
水平同期信号と選択された垂直同期信号に同期させるシ
ンクロ回路と、複数の映像信号を合成する回路と、フィ
ールド間内挿やフィールド内内挿により補間ライン走査
映像信号を生成する走査線補間回路と、フィールドごと
に反転するフィールド識別信号を生成するフィールド識
別信号生成回路と、入力映像信号を遅延させるラインメ
モリと、上記ラインメモリからの遅延信号と遅延のない
信号とをフィールドごとに交互に選択する第２のセレク
タと、上記第１と第２のセレクタと水平同期信号生成回
路とシンクロ回路と合成回路と走査線補間回路とフィー
ルド識別信号生成回路とを制御する制御回路とを備え、
複数の入力信号において任意の映像信号の垂直同期信号
を基準垂直同期信号として他の入力信号をシンクロし、
走査線補間により垂直解像度を向上するとともにフィー
ルド識別信号を利用してフィールドごとに処理を変化さ
せることにより走査線補間で生じるペアリングやライン
フリッカなどの副作用を除去し、より高画質な多画面映
像信号を出力することを特徴とした映像信号処理システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001270143A JP2002281413A (ja) | 2001-01-09 | 2001-09-06 | 多画面映像信号処理システム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001001064 | 2001-01-09 | ||
| JP2001-1064 | 2001-01-09 | ||
| JP2001270143A JP2002281413A (ja) | 2001-01-09 | 2001-09-06 | 多画面映像信号処理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002281413A true JP2002281413A (ja) | 2002-09-27 |
Family
ID=26607385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001270143A Pending JP2002281413A (ja) | 2001-01-09 | 2001-09-06 | 多画面映像信号処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002281413A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013192076A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Ntt Electornics Corp | 多チャンネルフレーム同期装置 |
-
2001
- 2001-09-06 JP JP2001270143A patent/JP2002281413A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013192076A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Ntt Electornics Corp | 多チャンネルフレーム同期装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05183833A (ja) | 表示装置 | |
| JP4646446B2 (ja) | 映像信号処理装置 | |
| JP2000032291A (ja) | 映像表示装置および映像表示方法 | |
| EP1744550A1 (en) | Video signal processing apparatus and method | |
| US5831684A (en) | Subpicture image signal vertical compression circuit | |
| JP2002281413A (ja) | 多画面映像信号処理システム | |
| US20020001041A1 (en) | Video transmission apparatus | |
| JP2001218128A (ja) | マルチ画面合成装置 | |
| KR100385975B1 (ko) | 비디오 포맷 변환장치 및 방법 | |
| JP3500854B2 (ja) | 副画面映像信号垂直圧縮回路 | |
| KR100672617B1 (ko) | Ｈｄ급 디인터레이싱 구현 장치 및 구현 방법 | |
| JPH05304654A (ja) | 走査線数の拡大方法 | |
| JPH11308550A (ja) | テレビジョン受信機 | |
| JPH0865639A (ja) | 画像処理装置 | |
| JPH0470797A (ja) | 画像信号合成装置 | |
| JP4656759B2 (ja) | 走査線変換装置 | |
| JPH08317344A (ja) | ディスプレイ装置 | |
| JP3113464B2 (ja) | テレビジョン受信機 | |
| US5485218A (en) | Image processor for producing even field video data based on odd field video data | |
| JP3091700B2 (ja) | テレビジョン受像機 | |
| JP2000341651A (ja) | フォーマット変換装置 | |
| JPH05165419A (ja) | モアレキャンセル回路 | |
| JPS6057796A (ja) | 走査変換装置 | |
| JPH0353688A (ja) | 走査線変換方式 | |
| JP2018197786A (ja) | 表示装置、及びマルチディスプレイの表示方法 |