JP3091700B2 - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JP3091700B2
JP3091700B2 JP08311597A JP31159796A JP3091700B2 JP 3091700 B2 JP3091700 B2 JP 3091700B2 JP 08311597 A JP08311597 A JP 08311597A JP 31159796 A JP31159796 A JP 31159796A JP 3091700 B2 JP3091700 B2 JP 3091700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のテレビジ
ョン信号を切り換えて表示できるようにしたノンインタ
ーレーステレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のディジタル技術の発展はめざまし
く、IDTV(Improved Definitio
n TV)、EDTV(Extendid Defin
ition TV)等の多くの高精細テレビジョン受像
機(以下、「高精細テレビ」という)が提案されてい
る。
【0003】この高精細テレビにおいては、例えば、5
25/29.97/59.94/2:1信号(1フレー
ムの走査線数が525本、フレーム周波数が29.97
Hz、フィールド周波数が59.94Hzである2:1
インターレース信号)を、525/59.94/59.
94/1:1信号(1フレームの走査線数が525本、
フレーム周波数が59.94Hzであるノンインターレ
ース信号)に変換して表示するものである。(例えば、
日経エレクトロニクス1986年9月8日号、”次期家
電の柱として期待の高まるディジタル技術を使った高解
像度テレビ”などを参照) 高精細テレビでは、ラインフリッカやラインスクロール
等の妨害による画質劣化を改善するため、ノンインター
レース表示が行なわれる。
【0004】このノンインターレース表示をするため、
例えば動き適応型の走査線補間処理によって補間走査線
信号が形成され、この補間走査線信号が主走査線信号の
間に挿入されてノンインターレース方式の映像信号が形
成される。
【0005】例えば、静止画では、前後フィールドの主
走査線信号の平均値が補間走査線信号とされ、一方、動
画では、前後フィールドの信号では時間差が大きく利用
できないため、上下ラインの主走査線信号の平均値が補
間走査線信号とされる。
【0006】図14は、上述したようにノンインターレ
ース表示が行なわれる高精細テレビの一例の構成を示し
ている。
【0007】同図において、入力端子1に供給される、
例えばNTSC方式のカラー映像信号SVはA/D変換
器2でディジタル信号に変換されたのち動き適応型のY
/C分離回路(輝度信号/色信号分離回路)3に供給さ
れる。
【0008】このY/C分離回路3では、1水平期間
(1H)前の信号を用いてライン間処理によるY/C分
離が行なわれると共に、1フレーム期間前の信号を用い
てフレーム間処理によるY/C分離が行なわれる。
【0009】A/D変換器2の出力信号は動き検出回路
4に供給される。この動き検出回路4では、例えば1フ
レーム間差信号から動き情報Kが形成される。この動き
情報Kは、例えば静止画部分では高レベル“1”とな
り、動画部分では低レベル“0”となる。
【0010】動き検出回路4からの動き情報KはY/C
分離回路3に供給され、このY/C分離回路3からは、
動き情報Kが高レベル“1”のときにはフレーム間処理
によって分離された輝度信号Yおよび色信号Cが出力さ
れ、一方、動き情報Kが低レベル“0”のときにはライ
ン間処理によって分離された輝度信号Yおよび色信号C
が出力される。
【0011】Y/C分離回路3より出力される輝度信号
Yは主補信号形成回路5に供給され、この輝度信号Yの
主走査線信号より補間走査線信号が形成される。この場
合、フィールド内処理およびフィールド間処理によって
補間走査線信号が形成される。フィールド内処理では、
例えば同一フィールドの上下ラインの主走査線信号の平
均値が補間走査線信号とされ、一方、フィールド間処理
では、例えば前後フィールドの同じ垂直位置にある主走
査線信号の平均値が補間走査線信号とされる。
【0012】図15は、このような主補信号形成回路5
を示している。この図15は輝度信号Yに係る部分のみ
を示している。
【0013】同図において、Y/C分離回路3からの輝
度信号Yは、遅延時間が1フィールド期間(262水平
期間)の遅延素子を構成するフィールドメモリ51、遅
延時間が1水平期間の遅延素子を構成するラインメモリ
52および遅延時間が1フィールド期間(262水平期
間)の遅延素子を構成するフィールドメモリ53の直列
回路に供給される。
【0014】フィールドメモリ51およびラインメモリ
52の出力信号は加算器54で加算平均され、その加算
平均信号はフィールド内処理による補間走査線信号とし
て切換スイッチ55のm側の固定端子に供給される。
【0015】Y/C分離回路3からの輝度信号Yおよび
フィールドメモリ53の出力信号は加算器56で加算平
均され、その加算平均信号はフィールド間処理による補
間走査線信号として切換スイッチ55のs側の固定端子
に供給される。
【0016】切換スイッチ55には、動き検出回路4よ
り動き情報Kが供給され、動き情報Kが高レベル“1”
となる静止画部分ではs側に接続され、一方、動き情報
Kが低レベル“0”となる動画部分ではm側に接続され
る。すなわち、動き情報Kが高レベル“1”のときには
フィールド間処理によって形成された補間走査線信号が
選択され、一方、動き情報Kが低レベル“0”のときに
はフィールド内処理によって形成された補間走査線信号
が選択される。
【0017】そして、切換スイッチ55の出力信号は補
間走査線信号Yiとして出力される。なお、フィールド
メモリ51の出力信号が主走査線信号Yrとして出力さ
れる。
【0018】図14に戻って、Y/C分離回路3より出
力される色信号Cは色復調回路6に供給される。この色
復調回路6より出力される赤色差信号R−Y、青色差信
号B−Yは主補信号形成回路5に供給され、これら色差
信号の点順次信号R−Y/B−Yが形成される。
【0019】主補信号形成回路5より出力される信号Y
r、YiおよびR−Y/B−Yは順次走査変換回路7に
供給される。順次走査変換回路7では、主走査線信号Y
rおよび補間走査線信号Yiを用いて順次走査変換処理
が行なわれる。
【0020】つまり、補間走査線信号Yiが主走査線信
号Yrの間に挿入され、水平期間がH/2とされた順次
走査方式(525本/フィールド)の輝度信号Y′が形
成される。
【0021】また、順次走査変換回路7では、点順次信
号R−Y/B−Yより赤色差信号R−Y、青色差信号B
−Yが分離され、それぞれにおいて同一走査線信号が2
回連続され、水平期間がH/2とされた順次走査方式の
色差信号R′−Y′,B′−Y′が形成される。
【0022】この場合、あるフィールド、例えば奇数フ
ィールドでは、図16Aに示すように、1番目の走査線
の信号は主走査線信号となり、この主走査線信号と同時
に主補信号形成回路5より出力される補間走査線信号は
2番目の走査線の信号となる。また、3番目の走査線の
信号は主走査線信号となり、この主走査線信号と同時に
主補信号形成回路5より出力される補間走査線信号は4
番目の走査線の信号となる。以下、この手順が繰り返さ
れる。
【0023】次のフィールド、例えば偶数フィールドで
は、図16Bに示すように、1番目の走査線の信号は、
前のフィールドの525番目の走査線の信号となる主走
査線信号と同時に主補信号形成回路5より出力される補
間走査線信号となる。
【0024】また、2番目の走査線の信号は主走査線信
号となり、この主走査線信号と同時に主補信号形成回路
5より出力される補間走査線信号は3番目の走査線の信
号となる。また、4番目の走査線の信号は主走査線信号
となり、この主走査線信号と同時に主補信号形成回路5
より出力される補間走査線信号は5番目の走査線の信号
となる。以下、この手順が繰り返される。
【0025】順次走査変換回路7からの輝度信号Y′、
色差信号R′−Y′,B′−Y′はマトリックス回路8
に供給され、このマトリックス回路8より出力される順
次走査方式の赤,緑,青の原色信号R′,G′,B′は
D/A変換器9でアナログ信号とされたのちカラー受像
管10に供給される。
【0026】また、入力端子1に供給される映像信号S
Vは同期分離回路11に供給され、水平同期信号PHお
よび垂直同期信号PVが分離され、これら同期信号P
H,PVは偏向回路12に供給される。受像管10の水
平および垂直の偏向制御は、この偏向回路12によって
行なわれ、受像管10の画面上にはノンインターレース
方式の画像が表示される。
【0027】このように高精細テレビでは、例えば、5
25/29.97/59.94/2:1信号を525/
59.94/59.94/1:1信号に変換して表示す
る機能を有している。
【0028】ところで、このような高精細テレビにおい
て、複数のテレビジョン信号を切り換えて表示させたい
という要求がある。
【0029】以下、複数のテレビジョン信号を切り換え
る最も一般的な例として、2つのテレビジョン信号を切
り換えて表示する場合について述べる。
【0030】図17に示す方法は、高精細テレビに供給
するテレビジョン信号を切り換える方法である。この方
法は、高精細テレビに2つのテレビジョン信号を切り換
えて表示させる場合のもっとも基本的な方法である。
【0031】同図において、入力端子21および22に
供給される第1および第2のテレビジョン信号SV1お
よびSV2は、それぞれ切換スイッチ23のa側および
b側の固定端子に供給される。そして、この切換スイッ
チ23で選択されるテレビジョン信号は高精細テレビ2
4に供給される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図17にお
ける切り換えには、いずれかのテレビジョン信号の同期
タイミングなどで高速に切り換える場合も含まれる。
【0033】2つのテレビジョン信号を高速に切り換え
る場合の例として、2画面テレビがある。図19は、図
17例の接続法に係る2画面テレビの構成例である。
【0034】同図において、入力端子21に供給される
第1のテレビジョン信号SV1は親画面用映像信号とし
て切換スイッチ23のa側の固定端子に供給される。
【0035】また、入力端子22に供給される第2のテ
レビジョン信号SV2は2画面プロセッサ25に供給さ
れる。
【0036】2画面プロセッサ25では、例えば、52
5/29.97/59.94/2:1信号から、160
/29.97/59.94/2:1信号(1フレームの
走査線数が160本、フレーム周波数29.97Hz、
フィールド周波数が59.94Hzである2:1インタ
ーレース信号)といった子画面用映像信号が形成され
る。(例えば、日経エレクトロニクス 1980年4月
14日号などを参照)すなわち、親画面用映像信号と子
画面用の映像信号の時間差を吸収するための画像メモリ
を備え、走査線数を間引いた子画面用映像信号をその同
期にしたがって画像メモリに書き込み、親画面用映像信
号の同期にしたがって読み出すように構成されている。
【0037】2画面プロセッサ25からの子画面用映像
信号は切換スイッチ23のb側の固定端子に供給され
る。
【0038】切換スイッチ23は、親画面用映像信号の
同期にしたがって切り換えられ、この切換スイッチ23
からは親画面用映像信号に子画面用映像信号の挿入され
た2画面テレビ用映像信号が出力される。
【0039】そして、この2画面テレビ用映像信号が高
精細テレビ24に供給されて、親画面の所定位置に子画
面が表示される。
【0040】ところで、図19例のように接続して2画
面テレビを構成すると、525/29.97/59.9
4/2:1信号が、いったん160/29.97/5
9.94/2:1信号といった子画面映像信号に変換さ
れたのち高精細テレビに入力され、この高精細テレビで
160/59.94/59.94/1:1信号(1フレ
ームの走査線数が160本、フレーム周波数59.94
Hzのノンインターレース信号)に再度変換される。
【0041】最初の変換過程を情報量の変化という面か
ら説明する。
【0042】図20は、縦軸に垂直空間周波数、横軸に
時間周波数をとった時空間周波数平面であり、同図の斜
線領域は、525/59.94/59.94/1:1信
号を表示をする高精細テレビの通過帯域を示している。
この帯域内にある情報が高精細テレビによって表示され
る。(例えば、テレビジョン学会誌、1986年5月、
pp.357−365、”EDTV、IDTVにおける
信号処理”吹抜などを参照) 図21で斜線領域は、525/29.97/59.94
/2:1信号の情報が存在する帯域を示している。
【0043】ところで、525/29.97/59.9
4/2:1信号を160/29.97/59.94/
2:1信号に変換する図19例の2画面プロセッサ25
は、図22の斜線領域の通過帯域を有する。同図には、
図21に斜線で示した525/29.97/59.94
/2:1信号の情報が存在する帯域を点線で示した。こ
のように2画面プロセッサ25では、525/29.9
7/59.94/2:1信号のうち、領域で示す大部
分の情報が削除される。
【0044】このように大きく情報の削除された信号
を、図20の通過帯域を有する高精細テレビに入力した
としても、図22に斜線で示した領域の情報しか表示さ
れず、高画質の子画面を表示することができない。
【0045】このように、図17例の接続法に係る2画
面テレビの構成では、大きく情報の削除された信号を高
精細テレビに入力して子画面を表示するので、子画面の
画質は大きく劣化する。
【0046】このような問題は、2画面処理に限って発
生するわけではない。図17例のように接続する限り、
高精細テレビの入力端でテレビジョン信号に何らかの信
号処理を施そうとすると、必ず情報が削減されてしま
う。
【0047】もちろん、2つのテレビジョン信号に限る
こともなく、多くのテレビジョン信号を扱う場合でも同
様である。
【0048】以上説明したように、図17例の構成で
は、複数のテレビジョン信号を切り換えて表示できる高
画質の高精細テレビを構成することが難しかった。
【0049】この発明の目的は、上述したような欠点の
ないテレビジョン受像機を提供することにある。
【0050】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1のテレ
ビジョン信号をノンインターレース変換する第1の信号
処理回路と、第2のテレビジョン信号をノンインターレ
ース変換する第2の信号処理回路と、前記第2の信号処
理回路の出力信号を前記第1のテレビジョン信号のタイ
ムベースに同期させるタイムベース変換回路と、前記第
1の信号処理回路の出力と前記タイムベース変換回路の
出力を切り替える切り替えスイッチを有するテレビジョ
ン受像機であって、 前記第2の信号処理回路は、複数
のフィールドメモリと、前記第2のテレビジョン信号を
複数の走査線にわたって加重平均する複数の加重平均手
段と、前記複数の加重平均手段の出力のうち一つを選択
する選択手段と、前記複数のフィールドメモリに前記選
択手段によって選択された信号をノンインターレース状
に書き込む書き込み手段とで構成され、前記タイムベー
ス変換回路は、前記フィールドメモリにノンインターレ
ース状に書き込まれた前記第2のテレビジョン信号を前
記第1の映像信号に同期して読み出すように制御する読
み出し制御手段で構成されている。
【0051】上述したように、高精細テレビの入力端で
テレビジョン信号に何らかの信号処理を施そうとする
と、必ず情報が削減され、切り換えた後に表示される画
像に画質劣化を生ずる。
【0052】この発明の構成によれば、動き適応Y/C
分離回路、主補信号形成回路、走査変換回路等の高精細
テレビの重要な信号処理部を複数組有するため、それぞ
れにおいて最適な信号処理が行なわれるため、処理過程
で削減される情報を少なくし得る。
【0053】例えば、2画面テレビの通過帯域の例で
は、上述構成にすることにより、出力信号は160/5
9.94/59.94.1:1信号(1フレームの走査
線数が160本、フレーム周波が59.94Hzである
ノンインターレース信号)とすることができる。この処
理に係る通過帯域は、図23に斜線で示すようになり、
図22に示したものに比べ領域 の部分が増加して、約
2倍の情報量となる。
【0054】なお、525/29.97/59.94/
2:1信号の情報が存在する領域を考慮すると、この処
理によって通過する情報は、図24に斜線で示すように
なる。
【0055】このように、この発明の構成によれば、削
減される情報量を最少にし得る。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照しながら、この
発明の一実施例について説明する。本例は、親画面用映
像信号と子画面用映像信号とを切り換えて表示する2画
面テレビの例である。この図1において、図14と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
【0057】同図において、入力端子1に供給されるテ
レビジョン信号は、図14例と同様の処理がされ、主補
信号形成回路5より輝度信号の主走査線信号Yr、補間
走査線信号Yiおよび色差信号の点順次信号R−Y/B
−Yが出力される。これらの信号Yr、YiおよびR−
Y/B−Yは親画面用映像信号として切換スイッチ13
のm側の固定端子に供給される。
【0058】また、入力端子14に供給される、例えば
NTSC方式のカラー映像信号SVsは2画面テレビ信
号処理部15に供給される。この信号処理部15より出
力される輝度信号の主走査線信号yr、補間走査線信号
yiおよび色差信号の点順次信号r−y/b−yが出力
される。これらの信号yr、yiおよびr−y/b−y
は子画面用映像信号として切換スイッチ13のs側の固
定端子に供給される。
【0059】切換スイッチ13の切り換えは、信号処理
部15より出力される切換制御信号SWによって制御さ
れる。即ち、切換スイッチ13は、子画面を表示すべき
期間ではs側に接続され、一方親画面を表示すべき期間
ではm側に接続される。このように、切換スイッチ13
は、子画面の表示期間でのみs側に接続されるので、親
画面用映像信号に子画面用映像信号が挿入されるように
なる。
【0060】そして、この切換スイッチ13の出力信号
は順次走査変換回路7に供給されて、以下図14例と同
様の処理がなされ、受像管10の画面上には、親画面の
所定位置に子画面が挿入された画像がノンインターレー
ス表示される。
【0061】図2は信号処理部15の具体構成を示すも
のである。
【0062】同図において、入力端子151には映像信
号SVsが供給される。この映像信号SVsはA/D変
換器152でディジタル信号に変換されたのちY/C分
離回路153に供給される。Y/C分離回路153で分
離される輝度信号Yは間引き回路154に供給される。
【0063】Y/C分離回路153で分離される色信号
Cは色復調回路155で復調され、この色復調回路15
5からは赤色差信号R−Yおよび青色差信号B−Yの点
順次信号R−Y/B−Yが出力され、この点順次信号R
−Y/B−Yは間引き回路154に供給される。この間
引き回路154の動作は間引き制御回路156によって
制御される。
【0064】そして、間引き回路154の出力信号は、
例えばRAMで構成されるフレームメモリ157に書き
込み信号として供給される。このフレームメモリ157
における書き込み動作は、書き込み制御回路158によ
って制御される。
【0065】また、入力端子151に供給される映像信
号SVsは同期分離回路159に供給され、この分離回
路159で分離される垂直同期信号WVDおよび水平同
期信号WHDは間引き制御回路156、書き込み制御回
路158に供給される。
【0066】また、160は、例えばPLL回路をもっ
て構成される書き込みクロック発生回路であり、この発
生回路160より出力されるクロックWCKはA/D変
換器152、Y/C分離回路153、色復調回路15
5、間引き回路154、間引き制御回路156、フレー
ムメモリ157、書き込み制御回路158に供給され
る。
【0067】上述した間引き回路154では、親画面に
対する子画面の表示面積比に応じて垂直方向のサンプル
レートの低減が行なわれる。この場合、走査線が間引か
れる。なお、サンプルレートを低減する際には、予め低
減したレートに応じたローパスフィルタが挿入され、ナ
イキスト周波数以上の信号成分が存在しないようにされ
る。
【0068】間引き回路154では、上述したサンプル
レートの低減処理の他に、走査線信号を補間してノンイ
ンターレース信号を形成する処理を行い、フレームメモ
リ157に書き込む信号が作成される。この処理は輝度
信号Yおよび点順次信号R−Y/B−Yのそれぞれに対
して行なわれる。
【0069】ところで、図3Aはインターレース信号の
各フィールドf1,f2,・・・ごとの走査線位置を示
している。同図において、「○」印は走査線を表してお
り、フィールドごとにその位置が垂直方向に1ライン分
ずれている。同図Bはノンインターレース信号の各フィ
ールドごとの走査線位置を示している。同図において、
「○」印、「×」印は走査線を表しており、「○」印は
インターレース信号に対応した走査線であり、「×」印
はインターレース信号から補間された走査線であり、全
てのフィールドで同じ位置に走査線が存在する。
【0070】なお、図3において、横軸はフィールド周
期を単位とした時間方向を、縦軸は走査線間隔を単位と
した垂直方向を示している。
【0071】次に、サンプルレートの低減処理およびノ
ンインターレース信号の形成処理について説明する。以
下では、子画面の表示面積比が1/9の場合を例にとっ
て説明する。
【0072】映像信号SVsの1フィールドのライン数
を、便宜上ln本とすると、フレームメモリ157に書
き込まれるべきノンインターレース信号の1フィールド
のライン数は、 ln÷3×2=2ln/3[本] となる。ここで、「÷3」は表示面積比が1/9である
ので、子画面の垂直方向の画面高が1/3となること
を、「×2」はノンインターレース化によって走査線数
が2倍となることを表している。
【0073】このように、フレームメモリ157に書き
込まれるべき1フィールドのライン数は、映像信号SV
sの1フィールドのライン数の2/3となるので、映像
信号SVsの1フレームのライン数に応じて、次のよう
に走査変換される。
【0074】図4Aは映像信号SVsを示しており、
「○」印は入力信号の走査線である。また、同図Bは走
査変換されてフレームメモリ157に書き込まれるノン
インターレース信号を示しており、「×」印は走査線で
ある。この場合、ノンインターレース信号の各走査線信
号は、すべて映像信号SVsの複数の走査線信号より演
算されて形成される。
【0075】例えば、映像信号SVsの1フレームのラ
イン数が6k+3本(525本など)である場合には、
垂直同期信号WVDを1/2分周して得られるフレーム
パルスを基準にして、各フレーム期間で3ラインごとに
制御が繰り返されてノンインターレース信号の走査線信
号が形成される。
【0076】例えば、各フレーム期間で3ラインごと
に、以下の制御が繰り返される。
【0077】すなわち、フレームパルスから3n+0
(0,3,6,・・・)番目のラインでは、図5Aに破
線で囲んで示した現在の走査線信号および1ライン前の
走査線信号が、それぞれ1/2の割合で加算されてノン
インターレース信号の走査線信号が形成される。
【0078】また、3n+1(1,4,7,・・・)番
目のラインでは、ノンインターレース信号の走査線信号
は形成されない。
【0079】また、3n+2(2,5,8,・・・)番
目のラインでは、同図Aに実線で囲んで示した現在の走
査線信号、1ライン前の走査線信号および2ライン前の
走査線信号が、それぞれ1/4、1/2および1/4の
割合で加算されてノンインターレース信号の走査線信号
が形成される。
【0080】なお、同図Aにおいて、「x(x=0〜1
4)」は走査線である。
【0081】また、同図Bは以上の制御が繰り返されて
形成されたノンインターレース信号を示しており、
「×」印は走査線である。この場合、各走査線の垂直方
向の位置を同図Aに揃えて書くことで、各走査線の位置
が映像信号SVsではどの位置に対応するかを分かり易
くしている。
【0082】つまり、ノンインターレース信号のl1の
走査線は映像信号SVsのl2の位置に、ノンインター
レース信号のl2の走査線は映像信号SVsのl3′の
位置に、以下同様の位置に対応するように演算処理がさ
れてノンインターレース信号が形成される。
【0083】ところで、上述したようにフレームパルス
を基準としているが、フレームパルスの位相が反転する
場合には、図6Aに示すように処理が行なわれ、同図B
に示すように、ノンインターレース信号が形成される。
この場合、ノンインターレース信号のl1の走査線は、
映像信号SVsのl1の位置に、ノンインターレース信
号のl2の走査線は、映像信号SVsのl2′の位置
に、以下同様の位置に対応するようになり、図5例の場
合に比べて2ライン分ずつずれるが、各フィールドごと
の走査線位置は一定しており、同様にノンインターレー
ス信号が形成される。
【0084】なお、図4〜図6では映像信号SVsの走
査線数を15本として説明したが、例えば525本、6
27本、1125本など、一般に走査線数が6k+3本
の場合には同様にしてノンインターレース信号が形成さ
れる。
【0085】図7は、間引き回路154および間引き制
御回路156の具体構成例を示すものである。
【0086】同図において、Y/C分離回路153から
得られた輝度信号Yは1水平期間の遅延時間を有する遅
延素子を構成するラインメモリ531および532の直
列回路に供給される。ラインメモリ531および532
の出力信号は加算器533に供給されて、それぞれ1/
2の割合で加算されたのち切換スイッチ534のc側の
固定端子に供給される。また、Y/C分離回路153か
らの輝度信号Y、ラインメモリ531の出力信号および
ラインメモリ532の出力信号は加算器535に供給さ
れて、それぞれ1/4、1/2および1/4の割合で加
算されたのち切換スイッチ534のb側の固定端子に供
給される。
【0087】さらに、Y/C分離回路153からの輝度
信号Y、およびラインメモリ531の出力信号は加算器
536に供給されて、それぞれ1/2の割合で加算され
たのち切換スイッチ534のa側の固定端子に供給され
る。
【0088】なお、図7には、図面の簡単化のため、間
引き回路154として輝度信号Yに係る部分のみを示し
ている。説明は省略するが、点順次信号R−Y/B−Y
に係る部分も同様に構成され、同様の処理が行なわれ
る。
【0089】また、同期分離回路159からの垂直同期
信号WVDは、例えばTフリップフロップ、ゲート回路
等で構成されるフレーム順位回路561に供給される。
このフレーム順位回路561では、垂直同期信号WVD
を1/2に分周してフレームパルスWFPが形成され
る。
【0090】このフレームパルスWFPは、例えばカウ
ンタで構成されるラインタイミング表示回路562に供
給されると共に、このタイミング表示回路562には同
期分離回路159からの水平同期信号WHDが供給され
る。そして、このタイミング表示回路562では、現在
のラインがフレームパルスWFPから数えて何本目であ
るかが計数され、その値を3で割った余りが出力され
る。
【0091】上述したフレームパルスWFP、およびタ
イミング表示回路562からの余りのデータは、間引き
回路154の切換スイッチ534に供給される共に、ラ
インアドレス制御回路563に供給され、切換スイッチ
534の切り換え制御およびフレームメモリ157への
書き込みが制御される。
【0092】この制御は、以下のように行なわれる。
【0093】フレームパルスWFPから3n+0番目の
ラインでは切換スイッチ534はa側に接続されると共
に、ラインアドレス制御回路563よりインクリメント
信号INCが出力されて切換スイッチ534の出力信号
がフレームメモリ157に書き込まれ、フレームパルス
WFPから3n+1番目のラインでは切換スイッチ53
4は不定とされると共に、ラインアドレス制御回路56
3よりインクリメント信号INCは出力されずフレーム
メモリ157への書き込みが禁止され、3n+2番目の
ラインでは切換スイッチ534はb側に接続されると共
に、ラインアドレス制御回路563よりインクリメント
信号INCが出力されて切換スイッチ534の出力信号
がフレームメモリ157に書き込まれる。
【0094】ところで、上述の制御では、フレームパル
スの位相に拘らず、良好にノンインターレース信号が形
成される。これは、制御が偶奇、いずれのフィールドか
らはじまっても構わないことを意味している。この結
果、書き込み側での映像信号SVsのフィールド判定を
行なわなくても、インターレース信号からノンインター
レース信号への変換をすることができる。
【0095】図2に戻って、間引き回路154より出力
される輝度信号Yおよび点順次信号R−Y/B−Yに係
るノンインターレース信号の各走査線信号はフレームメ
モリ157に書き込まれる。
【0096】図8は、書き込み制御回路158の具体構
成例を示す図である。
【0097】同図において、書き込みクロックWCKは
カウンタ581に供給され、このカウンタ581には同
期分離回路159からの水平同期信号WHDがリセット
信号として供給される。そして、このカウンタ581の
カウント出力が水平方向アドレスとしてフレームメモリ
157に供給される。
【0098】また、同期分離回路159からの水平同期
信号WHDはカウンタ582にクロックとして供給され
ると共に、このカウンタ582には同期分離回路159
からの垂直同期信号WVDがリセット信号として供給さ
れる。また、このカウンタ582には間引き制御回路1
56からのインクリメント信号INCがカウンタイネー
ブル信号として供給される。
【0099】そして、カウンタ582のカウント出力の
MSB−1〜LSBはラインアドレス(垂直方向アドレ
ス)のMSB−1〜LSBとしてフレームメモリ157
に供給される。
【0100】また、カウンタ582のカウント出力のM
SBはエクスクルーシブオア回路583の一方の入力端
子に供給され、このエクスクルーシブオア回路583の
他方の入力端子には追い越し判定回路161からの反転
信号INVが供給される。そして、このエクスクルーシ
ブオア回路583の出力信号がラインアドレスのMSB
としてフレームメモリ157に供給される。
【0101】この場合、追い越し制御回路161より反
転信号INVが供給されると、エクスクルーシブオア回
路583の出力信号、したがってラインアドレスのMS
Bの状態が反転し、これにより書き込み側のフィールド
が反転される。また、間引き制御回路156よりインク
リメント信号INCが供給されると、カウンタ582は
カウント可能な状態となってラインアドレスがインクリ
メントされる。このとき、フレームメモリ157に書き
込みイネーブル信号WEが供給されるので、フレームメ
モリ157は書き込み可能な状態となる。
【0102】また、カウンタ582のカウント出力のM
SBは追い越し判定回路161に供給され、追い越し判
定回路161では、後述するように読み出しラインアド
レスのMSBとの比較から反転信号INVが形成され
る。
【0103】なお、図8例の書き込み制御回路158
は、フレームメモリ157を通常のRAMを用いて構成
する場合の例であるが、フレームメモリ157はフィー
ルドメモリ専用のICなどを用いて構成してもよく、そ
の場合にはより簡単に構成することができる。
【0104】このように書き込み制御回路158で形成
される書き込みアドレスによって、フレームメモリ15
7の各々のフィールド部分には、図9に示すようにノン
インターレース信号が書き込まれる。図9は、簡単のた
め1フィールドのライン数が9本の場合を示している。
【0105】次に、このようにフレームメモリ157に
書き込まれた輝度信号および点順次色差信号に係るノン
インターレース信号を、どのように読み出すかについて
説明する。同時に、どのようにして主走査線信号と補間
走査線信号を作成するか説明する。
【0106】図2において、162はPLL回路等を用
いて構成された読み出しクロック発生回路である。この
クロック発生回路162で発生される読み出しクロック
RCKの周波数は、子画面の水平方向の長さに影響す
る。例えば、ここで述べているように、表示面積比を1
/9にする場合であれば、書き込みクロックWCKの3
倍程度の周波数に設定すればよい。
【0107】なお、読み出しクロックRCKは、図1に
おいて、カラー映像信号SVを処理する回路に用いられ
るクロックと同一のものであることが望ましい。
【0108】この読み出しクロックRCKは、フレーム
メモリ157に供給される。ここにおいて、フレームメ
モリ157は、時間軸圧縮手段として動作することにな
る。
【0109】また、図1において、同期分離回路11で
分離された、カラー映像信号SVの垂直同期信号PHお
よび水平同期信号PVがフィールド判定回路163に供
給される。このフィールド判定回路163では、同期信
号PV,PHの位相に基づいて親画面用映像信号の偶奇
フィールドの判定が行なわれる。
【0110】例えば、水平同期信号PHおよび垂直同期
信号PVの位相が、それぞれ図10AおよびBに示すよ
うに一致しているフィールドは奇数フィールドと判定さ
れ、一方、水平同期信号PHおよび垂直同期信号PVの
位相が、同図CおよびDに示すように1/2水平期間
(H/2)だけずれているフィールドは偶数フィールド
と判定される。この場合、図11に示すように、偶数フ
ィールドの走査線が、奇数フィールドの同一番目の走査
線より上にあるものとする。なお、図11では、1フレ
ームの走査線数が9本の場合を示している。
【0111】このフィールド判定回路163からの判定
信号FDは読み出し制御回路164に供給される。この
読み出し制御回路164には同期信号PV,PHが供給
されると共に、クロック発生回路162からの読み出し
クロックRCKが供給される。そして、これらに基づい
てフレームメモリ157の読み出しアドレスが形成さ
れ、フレームメモリ157に書き込まれているノンイン
ターレース信号が、親画面用映像信号のインターレース
順位に一致するインターレース信号に変換されて読み出
される。インターレース順位の意味は後述する。
【0112】フレームメモリ157より読み出される輝
度信号および点順次色差信号に係る子画面用映像信号は
遅延回路165に供給される。遅延回路165は、子画
面の表示面積比が1/9の場合には、1水平期間の1/
3程度の遅延時間を持つ遅延線で構成される。
【0113】輝度信号に係る遅延回路165の入力信号
および出力信号は、それぞれ輝度信号の補間走査線信号
yiおよび主走査線信号yrとして出力端子166およ
び167に供給される。点順次色差信号に係る遅延回路
165の出力信号は、点順次信号r−y/b−yとして
出力端子168に供給される。
【0114】これらの信号yi、yrおよびr−y/b
−yは、上述したように図1に示す切換スイッチ13の
s側の固定端子に供給されて、親画面用映像信号Yi、
YrおよびR−Y/B−Yに挿入されたのち順次挿走査
変換回路7に供給される。
【0115】ところで、順次走査変換回路7における順
次走査変換は、図16を用いて説明したように行なわれ
る。ここで、フレームメモリ157に書き込まれている
ノンインターレース信号をいかにして親画面用映像信号
のインターレース順位に一致するように読み出すかを説
明する。
【0116】ここで、インターレース順位とは、親画面
用映像信号では、あるフィールドの最初の主走査線信号
が、第1番目の走査線に変換されて表示されるのか、第
2番目の走査線に変換されて表示されるのかの区別をい
う。
【0117】また、インターレース順位を一致させる操
作とは、親画面用映像信号の第1番目の走査線が主走査
線信号であるフィールドでは子画面用映像信号の第1番
目の走査線も主走査線信号であるように操作し、親画面
用映像信号の第2番目の走査線が主走査線信号であるフ
ィールドでは、子画面用映像信号の第2番目の走査線が
主走査線信号であるように操作することをいう。
【0118】さらに、順次走査変換回路7は、図16A
の変換が奇数フィールドで、また図16Bの変換が偶数
フィールドで、それぞれなされるよう構成されているも
のとする。
【0119】フレームメモリ157からの信号の読み出
しにおいては、フレームメモリ157上には、図9に示
すように、図11の偶数フィールドの第1番目の走査線
に相当する走査線信号が書き込まれていないことに注意
する必要がある。
【0120】すなわち、親画面用映像信号とのインター
レース順位を一致させるためには、子画面用映像信号は
奇数フィールドでは主走査線信号yr として、図9の
1,3,5,・・・の走査線信号を読み出し、また補間
走査線信号yi として、2,4,6,・・・の走査線
信号を読み出す必要がある。一方、偶数フィールドでは
主走査線信号yr として、図9の2,4,6,・・・
の走査線信号を読み出し、また補間走査線信号yi と
して、3,5,7,・・・の走査線信号を読み出す必要
がある。
【0121】つまり、奇数フィールドで最初に読む主走
査線信号yrは図9の1番目の走査線であり、偶数フィ
ールドで最初に読む主走査線信号yrは同図の2目番の
走査線にするよう制御される。
【0122】この場合、フレームメモリ157にはノン
インターレース信号が2フィールド分書き込まれている
ので、どちらのフィールド部分を親画面用映像信号のど
ちらのフィールドに割り当ててもよい。つまり、フレー
ムメモリ157の2つのフィールド部分から、交互に親
画面用映像信号のフィールド判定結果にしたがって、上
述したように信号を読み出すようにすればよい。
【0123】ここで、読み出し制御回路164の具体構
成例を図12を用いて説明する。同図において、読み出
しクロック発生回路162からの読み出しクロックRC
Kはカウンタ641に供給される。このカウンタ641
には、遅延回路642、遅延回路643およびオア回路
644を介して、水平同期信号PHがリセット信号とし
て供給される。そして、このカウンタ641のカウント
出力は水平方向アドレスとしてフレームメモリ157に
供給される。
【0124】この場合、カウンタ641は、子画面水平
位置調整回路645で設定した時間だけ遅延された読み
出し開始信号Hs1と、読み出し開始信号Hs1をさら
に遅延回路643で約1/3水平期間だけ遅延した読み
出し開始信号Hs2でリセットされる。つまり、これら
2つのリセットタイミングからフレームメモリ157の
水平方向の読み出しが開始される。
【0125】後述するが、遅延回路643で遅延された
読み出し開始信号Hs2のタイミングが、子画面の水平
方向の表示開始位置となる。
【0126】なお、遅延回路642の遅延量は、例えば
読み出しクロックRCKの1周期を単位として調整でき
るように構成される。ここで、遅延量が大きくなるほ
ど、例えば子画面の表示位置は右側となる。
【0127】また、オア回路644の出力信号はカウン
タ646にクロックとして供給される。このカウンタ6
46には垂直同期信号PVが遅延回路647を介してロ
ード信号として供給される。
【0128】また、フィールド判定回路163からのフ
ィールド判定信号FDはカウンタ646にロードデータ
のLSBとして供給される。ロードデータのその他のビ
ットは、例えば低レベル“0”とされる。上述せずも、
フィールド判定信号FDは、例えば奇数フィールドのと
きには低レベル“0”とされ、偶数フィールドのときに
は高レベル“1”とされている。そして、カウンタ64
6のカウント出力はラインアドレス(垂直方向アドレ
ス)のMSB−1〜LSBとしてフレームメモリ157
に供給される。
【0129】また、フィールド判定回路163からのフ
ィールド判定信号FDはインバータ648に供給され、
このインバータ648の出力信号はラインアドレスのM
SBとしてフレームメモリ157に供給される。
【0130】この場合、フィールド判定信号FDに応じ
てラインアドレスのMSBの状態が変化するので、親画
面用映像信号の偶奇フィールドに応じて、フレームメモ
リ157の2つのフィールド部分より交互に読み出しが
行なわれる。
【0131】また、奇数フィールドの場合には、ライン
アドレスのLSBが最初「0」となるので、遅延回路6
42から出力される読み出し開始信号Hs1のタイミン
グで、1,3,5,・・・の走査線信号が順次読み出さ
れ、遅延回路643から出力される読み出し開始信号H
s2のタイミングで、2,4,6,・・・の走査線信号
が順次読み出される。
【0132】一方、偶数フィールドの場合には、ライン
アドレスのLSBが最初「1」となるので、遅延回路6
42から出力される読み出し開始信号Hs1のタイミン
グで、2,4,6,・・・の走査線信号が順次読み出さ
れ、遅延回路643から出力される読み出し開始信号H
s2のタイミングで、3,5,7,・・・の走査線信号
が順次読み出される。
【0133】またこの場合、垂直同期信号PVは、子画
面垂直位置調整回路649で設定した時間だけ遅延され
たのちカウンタ646に供給され、カウンタ646にロ
ードデータがロードされる。つまり、このロードタイミ
ングからフレームメモリ157の垂直方向の読み出しが
開始され、子画面の垂直方向の表示開始位置が決められ
る。
【0134】また、遅延回路643から出力される読み
出し開始信号Hs2は子画面長作成回路650に供給さ
れる。子画面長作成回路650からは、読み出し開始信
号Hs2のタイミングより子画面を表示する期間(例え
ば、表示面積比が1/9のときには1/3水平期間)だ
け、例えば高レベル“1”となり、その他の期間は低レ
ベル“0”となる信号が出力される。そして、この作成
回路650の出力信号はアンド回路651に供給され
る。
【0135】また、遅延回路647で遅延された垂直同
期信号PVは子画面高作成回路652に供給され、この
作成回路652からは、垂直同期信号PVのタイミング
より子画面を表示する期間(例えば、表示面積比が1/
9のときには1/3フィールド期間等)だけ、例えば高
レベル“1”となり、その他の期間は低レベル“0”と
なる信号が出力される。そして、この作成回路652の
出力信号はアンド回路651に供給される。
【0136】アンド回路651からは子画面の表示期間
は高レベル“1”となり、その他の期間は低レベル
“0”となる信号が出力される。そして、このアンド回
路651の出力信号は、図2に示す出力端子169を介
して、図1の切換スイッチ13に切り換え制御信号SW
として供給される。
【0137】また、インバータ648より出力される読
み出しラインアドレスのMSBは追い越し判定回路16
1に供給される。上述せずも、追い越し判定回路161
では読み出しラインアドレスのMSBおよび書き込みラ
インアドレス(図8参照)のMSBが常に監視され、こ
れらが同一極性となるときには、書き込みフィールドを
反転する高レベル“1”の反転信号INVが出力され
る。
【0138】なお、図12例の読み出し制御回路164
は、フレームメモリ157として、通常のRAMを用い
て構成する場合の例を示したが、フィールドメモリ専用
のICなどを用いてフレームメモリ157を構成しても
よく、その場合にはより簡単な構成とすることができ
る。
【0139】さて、以上のようにしてインターレース順
位が一致するように読み出された信号は、次のように主
走査線信号yrと、補間走査線信号yiのペアとして切
換スイッチ13に出力される。
【0140】すなわち、偶数フィールドでは、主走査線
信号yrとして読み出される、1,3,5,・・・の走
査線信号と、補間走査線信号yi として読み出され
る、2,4,6,・・・の走査線信号は、1と2、3と
4、5と6をペアとして同時に切換スイッチ13に供給
され、また、奇数フィールドでは、主走査線信号yrと
して読み出される、2,4,6,・・・の走査線信号
と、補間走査線信号yiとして読み出される3,5,
7,・・・の走査線信号は、2と3、4と5、6と7を
ペアとして同時に切換スイッチ13に供給されなければ
ならない。
【0141】このようにペアとして出力するのは、図1
の順次走査変換回路7が、同時に入力される主走査線信
号、および、補間走査線信号を対象として、図16のよ
うにノンインターレース走査変換するよう構成されてい
るからである。
【0142】ここにおいて遅延回路165は、フレーム
メモリ157から順次読み出される、1,2,3,4,
5,・・・などの走査線信号を時間軸変換して、1と
2、3と4、5と6などのペアを作成する目的で用いら
れている。
【0143】この様子を図13を用いて説明する。図1
3は、読み出し開始信号Hs1(同図Aに図示)と、読
み出し開始信号Hs2(同図Bに図示)を基準にしたタ
イミングチャートである。
【0144】同図では、奇数フィールドを例に示してい
る。先に述べたように、奇数フィールドの場合には、読
み出し開始信号Hs1のタイミングで、1,3,5,・
・・の走査線信号が順次読み出され、遅延回路623か
ら出力される読み出し開始信号Hs2のタイミングで、
2,4,6,・・・の走査線信号が順次読み出される。
そして、読み出された信号は、図2に示す遅延回路16
5に供給される。(同図C参照) 上述したように、遅延回路165の遅延量は、読み出し
開始信号Hs1と読み出し開始信号Hs2の差、すなわ
ち遅延回路643の遅延量(約1/3水平期間)と等し
くされる。したがって、遅延回路165の出力には、読
み出し開始信号Hs2のタイミングに基づき、2,4,
6,・・・の走査線信号が読み出されるのと同一タイミ
ングで、読み出し開始信号Hs1のタイミングにしたが
って入力された、1,3,5,・・・の走査線信号が得
られることになる。(同図D参照) そこで、この遅延回路165の入力信号および出力信号
を、それぞれ子画面用映像信号の補間走査線信号yiお
よび主走査線信号yrとして切換スイッチ13のs側の
固定端子に供給すれば、インターレース順位と、主走査
線信号yr、補間走査線信号yiのペアが正しく制御さ
れた信号が出力されることになる。
【0145】なお、信号が正しく出力されるのは、図1
3からも明らかなように、読み出し開始信号Hs2から
約1/3水平期間の間T0である。
【0146】そのため、図12の子画面長作成回路65
0からは、読み出し開始信号Hs2のタイミングより約
1/3水平期間だけ、例えば高レベル”1”の信号がア
ンド回路651に供給されることとなる。すなわち、こ
の期間だけ切換スイッチ13がs側に切り換えられ、子
画面用映像信号が親画面用映像信号に挿入されるように
なる。
【0147】このように切り換えられた信号は、図1の
順次走査変換回路7に供給され、上述したように順次変
換が行なわれて、親画面と、親画面の所定の位置に挿入
された子画面がノンインターレースで表示される。
【0148】なお、上述実施例の信号処理部15では、
色差信号に関しては線順次信号r−y/b−yが出力さ
れ、輝度信号に係る補間走査線信号yiに相当するもの
は出力されないようにしたものであるが、輝度信号と同
様に補間走査線信号に相当するものも出力されるように
して、順次走査変換回路7では、輝度信号と同様に順次
走査変換を行なうように構成してもよい。
【0149】このように本例においては、子画面用の映
像信号SVsがインターレースしているか否かに拘らず
フレームメモリ157の各フィールド部分にはノンイン
ターレース状に書き込まれる。そして、親画面用映像信
号のフィールド判定結果に基づいて、子画面用映像信号
が、親画面用映像信号に対して正しいインターレース順
位となるようにフレームメモリ157よりインターレー
ス変換をしながら読み出される。さらに、出力される信
号が、このようなインターレース順位に注意して作成さ
れた主走査線信号yrと補間走査線信号yiとなるよう
制御される。
【0150】ところで、この処理に係る通過帯域は、図
23に示すようになり、図22に示したものに比べ領域
の部分が増加する。この結果、表示される情報量も、
図17例に比較して約2倍にできる。
【0151】以上のように、この例では、図17例の構
成より高画質化を期待できる。同様の作用は、何も2画
面処理に限ったものではない。図17例のように接続し
て、高精細テレビの入力端でテレビジョン信号に何らか
の信号処理を行なおうとするものに比較すると、必ず削
減される情報量が減少して高画質化を実現できる。
【0152】それは、本例の構成では、Y/C分離回
路、補間走査線信号形成部など、高精細テレビとして重
要な信号処理部を2組持っているので、それぞれの処理
部において目的に見合った最適な信号処理を行なうこと
ができるからである。
【0153】また、ノンインターレース状に書かれたメ
モリから信号を読み出して切換表示させたい場合であれ
ば、ここに述べた2画面テレビの例以外の場合(例え
ば、チャンネルサイン等の文字を表示させる場合)で
も、本例に述べた手法で主走査線信号、補間走査線信号
を作成し、別々に切り換えることで目的を達することが
できる。
【0154】また、本例では、信号の切換は順次走査変
換される前の、主走査線信号、補間走査線信号を用いて
行なうので、動作速度の速い高価な部品を多く使う必要
もなく、技術的問題も少なくできる。
【0155】次に、高画質の2画面テレビを実現する別
の方法を説明する。図18は、これを説明する原理説明
図である。順次走査変換処理までの回路を2系統持ち、
順次走査変換処理後に2つの信号を切り換えるように構
成する。
【0156】同図において、入力端子31および32に
供給される第1および第2のテレビジョン信号SV1お
よびSV2は、それぞれ信号処理回路33および34に
供給される。これら信号処理回路33および34は、例
えば図14において順次走査変換回路7までを含むもの
である。
【0157】信号処理回路34から出力される信号は、
タイムベース変換回路344で、第1のテレビジョン信
号の同期信号に同期するようタイムベース変換が行われ
る。タイムベース変換回路は、既存のタイムベースコレ
クタと同様の構成で実現する。
【0158】信号処理回路33より出力される順次走査
方式の輝度信号Y1′、色差信号R1′−Y1′,B
1′−Y1′は切換スイッチ35のa側の固定端子に供
給されると共に、タイムベース変換回路344より出力
される順次走査方式の輝度信号Y2′、色差信号R2′
−Y2′,B2′−Y2′は切換スイッチ35のb側の
固定端子に供給される。
【0159】切換スイッチ35は、親画面用映像信号の
同期にしたがって切り換えられ、この切換スイッチ35
からは親画面用映像信号に子画面用映像信号の挿入され
た2画面テレビ用順次走査方式の映像信号が出力され
る。そして、この2画面テレビ用映像信号が第14図に
おいてマトリックス回路8以降を含む信号処理回路36
に供給されて、親画面の所定位置に子画面が表示され
る。
【0160】図18例の構成でも、どの様な処理を施し
たとしても、図17例のような大きな情報削減が生じる
ことはない。それは、この構成では、動き適応Y/C分
離回路3、主補信号形成回路5、順次走査変換回路7な
ど、高精細テレビの最も重要な信号処理部を独立して2
組持っていることによる。
【0161】つまり、この構成は高精細テレビを2組持
っていることと等価であり、それぞれの処理部において
高精細テレビとして最適な信号処理を行なうことができ
る構成になっているからである。
【0162】また、信号の切り換えという点に注目すれ
ば、図18例の方法は、いかなる信号処理を行なってい
るかに依らず、要するにノンインターレース走査変換さ
れた信号を切り換えるという点に特徴がある。
【0163】そのような立場からとらえると、図18例
の構成は、第1のテレビジョン信号中に、ノンインター
レース状に記憶されたメモリから読みだした情報(例え
ば、チャンネルサインなどの文字データ)を多重して表
示する場合などにも応用できることがわかる。
【0164】例えば、チャンネルサインを表示する場合
であれば、ノンインターレース状に文字信号が記憶され
たROMから信号を読みだして、ノンインターレース走
査変換された第1のテレビジョン信号と文字の部分だけ
置き換えて表示するよう構成することになる。このよう
に、応用上はきわめてわかりやすい方法である利点があ
る。
【0165】図18の方法を利用して子画面表示する場
合について図25を用いて説明する。図25は図18の
信号入力端子32を子画面の入力端子であるとして、信
号処理回路34を子画面表示用信号処理回路とする場合
について詳しく説明する説明図である。
【0166】この回路は、Y/C分離回路341、順次
走査変換回路342、走査線間引き回路343と、図1
9で説明した親画面と子画面の映像信号の時間差を吸収
して親画面の同期信号に従って信号を出力するタイミン
グ回路344を含む。
【0167】タイミング回路344は、日経エレクトロ
ニクス 1980年4月14日号などを引用して先に説
明したように、親画面用映像信号と子画面用映像信号の
時間差を吸収するための画像メモリを備え、走査線数を
間引いた子画面用映像信号をその同期にしたがって画像
メモリに書き込み、親画面用映像信号の同期にしたがっ
て読み出すように構成されている。
【0168】この回路は、子画面を表示するために用い
るための信号処理回路であるので、Y/C分離回路34
1や順次走査変換342は動き適応処理を省略した、簡
略なものであっても構わない。図21に示す周波数帯域
を有したノンインターレース信号が得られさえすればよ
い。
【0169】このような信号を、走査線間引き回路34
3で信号処理して図24に示すような信号帯域の信号と
し、これをタイミング調整して親画面の任意の位置に挿
入して映出する。これらの動作は前に説明したとおりで
ある。
【0170】以上まとめると、高精細テレビの入力端で
テレビジョン信号に何らかの信号処理を施そうとする
と、必ず情報が削減され、切り換えた後に表示される画
像に画質劣化を生ずる。
【0171】この発明の構成によれば、動き適応Y/C
分離回路、主補信号形成回路、走査変換回路等の高精細
テレビの重要な信号処理部を複数組有するため、それぞ
れにおいて最適な信号処理が行なわれるため、処理過程
で削減される情報を少なくし得る。
【0172】例えば、2画面テレビの通過帯域の例で
は、上述構成にすることにより、出力信号は160/5
9.94/59.94.1:1信号(1フレームの走査
線数が160本、フレーム周波が59.94Hzである
ノンインターレース信号)とすることができる。この処
理に係る通過帯域は、図23に斜線で示すようになり、
図22に示したものに比べ領域の部分が増加して、約
2倍の情報量となる。
【0173】このように、この発明の構成によれば、削
減される情報量を最少にし得る効果がある。
【0174】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、高精細テレビの基本的な信号処理部を複数組有する
ため、それぞれの信号処理部において、目的に見合った
最適信号処理を行なうことができる。
【0175】その結果、信号処理過程で削減される情報
量を最少にすることができる。したがって本発明によれ
ば、多機能で、最高画質の多画面高精細テレビを提供で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】2画面テレビ信号処理部の構成図である。
【図3】表示面積比が1/9の場合のインターレース化
の説明図である。
【図4】表示面積比が1/9の場合のインターレース化
の説明図である。
【図5】表示面積比が1/9の場合のインターレース化
の説明図である。
【図6】表示面積比が1/9の場合のインターレース化
の説明図である。
【図7】表示面積比が1/9の場合の間引き回路および
間引き制御回路の構成図である。
【図8】書き込み制御回路の構成図である。
【図9】フレームメモリの書き込み状態を示す図であ
る。
【図10】偶奇フィールドの判定の説明図である。
【図11】偶奇フィールドの判定の説明図である。
【図12】読み出し制御回路の構成図である。
【図13】主補間走査線信号のペア作成の説明図であ
る。
【図14】高精細テレビの一例の構成図である。
【図15】主補信号形成回路の構成図である。
【図16】順次走査変換処理の説明図である。
【図17】従来例の構成図である。
【図18】2画面信号処理の構成図である。
【図19】従来例の構成図である。
【図20】時空間領域での信号帯域の説明図である。
【図21】時空間領域での信号帯域の説明図である。
【図22】時空間領域での信号帯域の説明図である。
【図23】時空間領域での信号帯域の説明図である。
【図24】時空間領域での信号帯域の説明図である。
【図25】子画面信号処理の構成図である。
【符号の説明】
1,14 入力端子 2 A/D変換器 3 Y/C分離回路 4 動き検出回路 5 主補信号形成回路 6 色復調回路 7 順次走査変換回路 8 マトリックス回路 9 D/A変換器 10 カラー受像管 11 同期分離回路 12 偏向回路 13 切換スイッチ 15 2画面テレビ信号処理部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のテレビジョン信号をノンインター
    レース変換する第1の信号処理回路と、第2のテレビジ
    ョン信号をノンインターレース変換する第2の信号処理
    回路と、前記第2の信号処理回路の出力信号を前記第1
    のテレビジョン信号のタイムベースに同期させるタイム
    ベース変換回路と、前記第1の信号処理回路の出力と
    タイムベース変換回路の出力を切り替える切り替えス
    イッチを有するテレビジョン受像機であって、 前記第
    2の信号処理回路は、複数のフィールドメモリと、前記
    第2のテレビジョン信号を複数の走査線にわたって加重
    平均する複数の加重平均手段と、前記複数の加重平均手
    段の出力のうち一つを選択する選択手段と、前記複数の
    フィールドメモリに前記選択手段によって選択された信
    号をノンインターレース状に書き込む書き込み手段とで
    構成され、前記タイムベース変換回路は、前記フィール
    ドメモリにノンインターレース状に書き込まれた前記第
    2のテレビジョン信号を前記第1の映像信号に同期して
    読み出すように制御する読み出し制御手段で構成される
    ことを特徴とするテレビジョン受像機。
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