JP2002280132A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002280132A
JP2002280132A JP2001080834A JP2001080834A JP2002280132A JP 2002280132 A JP2002280132 A JP 2002280132A JP 2001080834 A JP2001080834 A JP 2001080834A JP 2001080834 A JP2001080834 A JP 2001080834A JP 2002280132 A JP2002280132 A JP 2002280132A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同軸ケーブルの外部導体の確実な接続を行う
ことができ、同軸ケーブルから容易に着脱可能なコネク
タを提供する。 【解決手段】 コネクタ10の内側筒体12の外周に中
間筒体13を配設し、この中間筒体13のテーパ状外周
面13Aと、外側筒体16のテーパ状内周面16Aとの
間に、同軸ケーブル1のシールド体4を配設する。テー
パ状内周面16Aとテーパ状外周面13Bは、外側筒体
16と螺合リング17との螺合により、互いに近接する
方向に押圧され、シールド体4は、テーパ状内周面16
Aとテーパ状外周面13Bとの間に確実に挟み込まれ、
電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブルの接
続に用いられるコネクタに関する。
【0002】
【従来技術】従来から、テレビ、ビデオ等の電子機器の
接続には、同軸ケーブルが用いられている。このような
同軸ケーブルが接続されるコネクタ(例えばFコネク
タ)としては、例えば、図15に示すようなコネクタ1
10が用いられる。このコネクタ110は、同軸ケーブ
ル1の芯線(図示せず)が接続されるプラグピン111
と、同軸ケーブル1のシールド体4に嵌合した補強用の
パイプ119と、該パイプ119に更に嵌合した筒体1
12とを同軸上に配置し、これらを樹脂部120の射出
成形により同軸ケーブル1の端部に一体に固定して成
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなコネクタ110は、同軸ケーブル1の端部に一体に
成形されるものなので、取り外すことができず不便であ
る上、製造にも射出成形を要して手間がかかる。
【0004】一方、特に近年のBS放送やCS放送に対
応するためには、同軸ケーブルの中心導体(芯線)及び
外部導体(シールド体)がそれぞれプラグピン及び筒体
に確実に接続され、これによってシールド特性即ち電気
的特性を向上させることが必要である。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、同軸ケーブルの外部導体の確実な接続を
行うことができ、同軸ケーブルから容易に着脱可能なコ
ネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、中
心導体(例えば芯線2)と外部導体(例えばシールド体
4)を同軸上に配置した同軸ケーブル(例えば同軸ケー
ブル1)が接続されるコネクタ(例えばコネクタ10)
であって、前記中心導体が電気的に接続されるプラグピ
ン(例えばプラグピン11)と、このプラグピンと同軸
上に設けられ前記外部導体が電気的に接続される内側筒
状部材(例えば内側筒体12)とを備えたコネクタにお
いて、テーパ状外周面(例えばテーパ状外周面13A)
を持ち、前記内側筒状部材に嵌合される導電性の中間筒
状部材(例えば中間筒体13)と、この中間筒状部材に
嵌合され、該中間筒状部材のテーパ状外周面との間に前
記外部導体を挟み込むテーパ状内周面(例えばテーパ状
内周面16A)を持つ導電性の外側筒状部材(例えば外
側筒体16)と、前記中間筒状部材のテーパ状外周面及
び前記外側筒状部材のテーパ状内周面を互いに近接する
方向に押圧する押圧手段とを備えた。
【0007】請求項2の発明では、前記プラグピン及び
内側筒状部材はリン青銅から成る。請求項3の発明で
は、前記中間筒状部材はアルミニウムから成る。請求項
4の発明では、中心導体と外部導体を同軸上に配置した
同軸ケーブルが接続されるコネクタであって、前記中心
導体が電気的に接続されるプラグピンと、このプラグピ
ンと同軸上に設けられ前記外部導体が電気的に接続され
る導電性の内側筒状部材(例えば内側筒体31)とを備
えたコネクタ(例えばコネクタ30)において、前記内
側筒状部材の外周にはテーパ状外周面(例えばテーパ状
外周面33)が形成され、前記コネクタは更に、前記テ
ーパ状外周面に嵌合され、該テーパ状外周面との間に前
記外部導体を挟み込むテーパ状内周面を持つ導電性の外
側筒状部材と、前記内側筒状部材のテーパ状外周面及び
前記外側筒状部材のテーパ状内周面を互いに近接する方
向に押圧する押圧手段とを備えた。
【0008】請求項5の発明では、前記押圧手段は、前
記外側筒状部材に螺合する螺合部材であり、この螺合部
材をねじ込むことによって前記テーパ状外周面と前記テ
ーパ状内周面とが互いに近接する方向に押圧される。
【0009】請求項6の発明では、前記中間筒状部材及
び外側筒状部材を前記内側筒状部材の基端側に配設し、
前記螺合部材を前記内側筒状部材の先端側からはめ込ま
れるナット状部材(例えば螺合リング17)とするとと
もに、前記内側筒状部材外周に前記螺合部材が係合する
係合部を形成し、前記螺合部材がこの係合部に係合しつ
つ前記外側筒状部材に螺合することにより前記テーパ状
内周面と前記テーパ状外周面とが互いに近接する方向に
押圧される。
【0010】請求項7の発明では、前記ナット状部材及
び外側筒状部材は真鍮から成る。請求項8の発明では、
前記プラグピンは前記中心導体が挿入される装着穴(例
えばピン装着穴11C)を備えるとともに、前記中心導
体は前記プラグピンの可締めにより前記装着穴に固定さ
れる。
【0011】請求項9の発明では、前記プラグピンの可
締めにおいて、前記プラグピンは略四角形断面に可締め
られる。請求項10の発明では、前記テーパ状外周面及
び前記テーパ状内周面の少なくとも一方に、前記外部導
体の抜け出しを防止するための凹凸を設けた。
【0012】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、外部導体は、
押圧手段によって互いに押しつけられるテーパ状外周面
とテーパ状内周面との間に押圧的に挟み込まれるので、
内側筒状部材、中間筒状部材及び外側筒状部材を介して
確実にアース側に接続される。しかもアース電位の中間
筒状部材及び外側筒状部材の存在によって、そのアース
電位は一層安定する。したがって、外部導体によるシー
ルド性が高められ、信号伝達の特性が向上する。
【0013】請求項3の発明では、中間筒状部材は比較
的柔らかな導電性部材であるアルミニウムから成るの
で、中間筒状部材のテーパ状外周面と外側筒状部材のテ
ーパ状内周面の間に同軸ケーブルの外部導体を挟み込ん
だときに、外部導体が断裂してしまうことを防止でき
る。
【0014】請求項5、請求項6の発明によれば、テー
パ状外周面とテーパ状内周面は、螺合部材のねじ込みに
よって互いに押圧されるので、シールド線の固定を容易
に行える。また、ねじ込み及びねじ込みの解除によって
コネクタを容易に着脱できる。
【0015】請求項8、9の発明では、同軸ケーブルの
中心導体は可締めによってプラグピンに固定されるの
で、プラグピンに対して堅固に固定され、信号伝達の特
性が向上する。
【0016】請求項10の発明では、テーパ状内周面又
はテーパ状外周面に形成した凹凸によって、テーパ状内
周面又はテーパ状外周面と外部導体とのかみ合い又は摩
擦力が強められ、外部導体がテーパ状内周面とテーパ状
外周面の間から抜け出しにくくなる。したがって、コネ
クタと同軸ケーブル間の結合の引っ張り強度を高めるこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態の
コネクタ10を同軸ケーブル1に取り付けた状態を示す
断面図である。図示されるように、コネクタ10は、プ
ラグピン11、内側筒体12、中間筒体13、ピン支持
体14、バネ体15、外側筒体16、螺合リング17等
から構成され、同軸ケーブル1の端部に接続される。
【0018】図2には、同軸ケーブル1を示す。図示さ
れるように、同軸ケーブル1は、信号線である芯線2
と、内側絶縁体3と、金属網状のシールド体4と、外側
絶縁体5とからなる。同軸ケーブル1は、コネクタ10
への端部において外側絶縁体1がはぎ取られた状態とさ
れ、後述するように、内側絶縁体3とシールド体4の間
に、内側筒体12の基端側半部21が装着される。
【0019】図3には、プラグピン11を示す。プラグ
ピン11は、例えばリン青銅等の導電性材料から成るコ
ネクタ10の信号端子であって、図示されるように、小
径の先端側半部11Aと、大径の基端側半部11Bとか
ら構成される。
【0020】図4に示すように、同軸ケーブル1の芯線
2は、基端側半部11Bの基端側に開口する芯線装着穴
11Cに装着され、基端側半部11Bの基端側端部を可
締めて形成された可締め部11Dにより、芯線装着穴1
1Cに固定される。この可締めにおいては、図5に示す
ように、断面が略四角形となるように可締めがなされ
る。これにより、芯線2とプラグピン11とは堅固に接
続され、適切な信号伝達が確保される。
【0021】図6には、内側筒体12を示す。内側筒体
12は、例えばリン青銅等の導電性材料から成る略円筒
形の部材であり、図示されるように、小径の基端側半部
21と大径の先端側半部22とを備えている。
【0022】先端側半部22は、コネクタ10の接続部
を構成する部分で、その内周側にバネ体15(図9
(A)、(B)参照)が収容される収容部23を備えて
いる。収容部23は、環状の先端側小径部24と中央内
周段部25との間に区画される部分で、バネ体15が、
この先端側小径部24と中央内周段部25との間に挟み
込まれて固定される(図1参照)。
【0023】また、内側筒体12の先端側半部22の外
周には、環状の凸部である係合部26が設けられてい
る。後述するように、この係合部26には、螺合リング
17の小径係合部17Bが係合する。
【0024】基端側半部21の外周には、中間筒体13
が、先端側半部22基端の中央外周段部27に当接する
ところまではめ込まれる。また、基端側半部21の内周
には、同軸ケーブル1端部の内側絶縁体3が嵌合する。
【0025】図7には、中間筒体13を示す。この中間
筒体13は、内側筒体12の基端側半部22の外周に嵌
合する導電性部材で、例えばアルミニウムで形成され
る。図示されるように、中間筒体13のテーパ状外周面
13Aは、先端側から基端側に向けて小径となるテーパ
形状となっている。同軸ケーブル1にコネクタ10を装
着したときには、この中間筒体13のテーパ状外周面1
3A上に、同軸ケーブル1のシールド体4が配設され
る。なお、中間筒体13をアルミニウムのような比較的
柔らかな部材で構成することにより、後述するように中
間筒体13と外側筒体16の間にシールド体4を挟み込
んだときに、シールド体4が切断されてしまうことを防
止できる。
【0026】図8には、ピン支持体14を示す。ピン支
持体14は、例えばプラスチック等の絶縁体から成る部
材で、図示されるように、大径の先端側半部14Aと、
小径の基端側半部14Bとから構成される。ピン支持体
14は、内側筒体12の内部に装着され、基端側半部1
4Bは内側筒体12の基端側半部21に、また先端側半
部14Aは内側筒体12の先端側半部22に、それぞれ
嵌入するようになっている。
【0027】ピン支持体14の中心軸上には、ピン装着
穴14Cが貫通している。これにより、ピン支持体14
を装着した内側筒体12を同軸ケーブル1に装着する
と、同軸ケーブル1の芯線2先端に取り付けられたプラ
グピン11は、ピン装着穴14Cの基端側開口14Dか
ら先端側開口14Eに向けて挿入される。この場合、基
端側開口14Dはプラグピン11の基端側半部11Bと
略同一径であるのに対して、先端側開口14Eはプラグ
ピン11の先端側半部11Aと略同一径となっており、
プラグピン11の先端側半部11Aは、ちょうどピン装
着穴14Cの先端側開口14Eから先に露出した状態と
なる(図1参照)。
【0028】図9には、バネ体15を示す。図示される
ように、バネ体15は、内側筒体12の収容部23内周
に弾性的に嵌合する大きさの筒状金属部材で、その内周
側には、軸方向に延びる複数のアーチ状凸部15Aが突
設されている。これにより、コネクタ10の先端側半部
22の内側に嵌入されたソケット側コネクタ(図示せ
ず)は、バネ体15のアーチ側凸部15Aのバネ力によ
り押圧されて、コネクタ10に確実に接続されることに
なる。
【0029】図10には、外側筒体16を示す。外側筒
体16は、例えば真鍮等の導電性材料から成る部材で、
中間筒体13の外周に嵌合する。図示されるように、外
側筒体16のテーパ状内周面16Aは、中間筒体13A
のテーパ状外周面13Aと略同一の傾きを持ったテーパ
形状となっている。同軸ケーブル1のシールド体4は、
この外側筒体16のテーパ状内周面16Aと、中間筒体
13のテーパ状外周面13Aとの間に挟み込まれる。
【0030】また、外側筒体16の先端側には、雄ネジ
部16Bが形成されている。外側筒体16は、この雄ネ
ジ部16Bにおいて、螺合リング17と螺合する。図1
1には、螺合リング17を示す。この螺合リング17
は、例えば真鍮等の導電性材料から成るナット状部材で
あって、内周面の雌ネジ部17Aにおいて、外側筒体1
6の雄ネジ部16Bに螺合する。
【0031】この螺合リング17の先端部には、小径係
合部17Bが設けられている。螺合リング17は、内側
筒体12の外周に対して小径係合部17Bと係合部26
が係合するまで軸方向に移動嵌合され、同時に、外側筒
体16に対して両ネジ部17A、16Bにより螺合され
る。これにより、外側筒体16が、螺合リング17に向
かう軸方向(図1中左方向)、つまり外側筒体16のテ
ーパ状内周面16Aが中間筒体13のテーパ状外周面1
3Aに嵌合し押圧される方向に引き込まれる。この結
果、同軸ケーブル1のシールド体4は、外側筒体16の
テーパ状内周面16Aと中間筒体13のテーパ状外周面
13Aとの間にしっかりと挟み込まれる。このように、
シールド体4は、外側筒体16と螺合リング17とを螺
合させるだけで、外側筒体16又は中間筒体13を介し
て確実にアース側に接続され、上記2つの筒体16、1
3及び螺合リング17の存在も相俟って、結果として高
いシールド性能が得られる。
【0032】図12は、本実施の形態のコネクタ10に
おける定在波比を示す実験結果である。このグラフで
は、横軸(対数目盛)に周波数を、縦軸に定在波比を示
す。図から分かるように、コネクタ10によれば、1G
Hzのときには定在波比1.0757、2GHzのとき
には定在波比1.0908、3GHzのときには定在波
比1.1112というように、70MHzから3000
MHz(3GHz)に至る広い範囲で、定在波比は1.
2以下に抑制されており、優れたインピーダンス整合が
得られている。
【0033】以上のように、本実施の形態によれば、中
間筒体13のテーパ状テーパ状外周面13Aと外側筒体
16のテーパ状テーパ状内周面16Aとの間に同軸ケー
ブル1のシールド線4を挟み込み、外側筒体16への螺
合リング17のねじ込みにより、テーパ状外周面13A
とテーパ状内周面16Aとの間でシールド線4を強く押
圧することで、少なくとも内側筒体12を確実にアース
電位にできる。更に、外側筒体16、中間筒体13及び
螺合リング17の存在により、アース電位は一層安定す
る。従って、優れたインピーダンス整合を持つコネクタ
10を提供できる。
【0034】また、コネクタ10の取り付けは、内側筒
体12に外周テーパ状の中間筒体13、ピン支持体1
4、バネ体15を取り付け、内側筒体12の基端側半部
21を同軸ケーブル1の内側絶縁体3外周にはめ込み、
中間筒体13のテーパ状外周面13A及び外側筒体16
のテーパ状内周面16A間にシールド体4を挟み込むよ
うにして、外側筒体16に螺合リング17をねじ込むだ
けでよいので、誰でも容易に行うことができる。さら
に、コネクタ10の取り外しも、螺合リング17の螺合
をはずすことにより、簡単に行うことができる。
【0035】図13には、本発明の他の実施の形態を示
す。なお、本図では、上記図1の実施形態と同一の部品
は同一の符番で示し、説明を省略する。本実施の形態の
コネクタ30は、上記図1の実施形態のコネクタ10と
比較して、中間筒体13を備えない代わりに、内側筒体
21の基端側半部32の外周にテーパ状外周面33を備
えている。同軸ケーブル1のシールド体4は、このテー
パ状外周面33と外側筒体16のテーパ状内周面16A
との間に挟み込まれる。このような構成によっても、上
記図1の実施形態と同様の効果が得られ、更に、構成部
品を少なくして構成を簡略化することができる。
【0036】図14には、本発明の更に他の実施の形態
を示す。本実施の形態では、上記図1の実施の形態にお
いて、中間筒体13のテーパ状外周面13Aに複数の環
状凹部41と環状凸部42を形成している。このよう
に、テーパ状外周面13Aに凹凸を形成することによ
り、テーパ状外周面13Aとテーパ状内周面16Aとの
間にシールド体4を挟み込んだときに、シールド体4と
テーパ状外周面13A間のかみ合いが強まり(摩擦力が
増大し)、同軸ケーブル1がコネクタ10から抜ける方
向に引っ張られたときに、シールド体14がテーパ状外
周面13Aとテーパ状内周面16Aの間から抜け出しに
くくなる。したがって、コネクタ10と同軸ケーブル1
間の結合の引っ張り強度が大きくなり、同軸ケーブル1
からはずれにくいコネクタ10を提供できる。
【0037】なお、このような凹凸は、中間筒体13の
テーパ状外周面13Aの代わりに、外側筒体16のテー
パ状内周面16Aに形成してもよいし、テーパ状外周面
13Aとテーパ状内周面16Aの両方に形成してもよ
い。また、図13の実施形態においては、内側筒体31
のテーパ状外周面33及び外側筒体16のテーパ状内周
面16Aの少なくとも一方に凹凸を形成すればよい。
【0038】さらに、テーパ状内周面13A、33又は
テーパ状内周面16Aに形成される凹凸は、本実施形態
のような環状凹部41、環状凸部42に限られない。凹
凸は、シールド体4を抜け出しにくくできるものであれ
ば、例えばらせん溝形又はローレット掛け等の任意の形
態とすることが可能である。
【0039】なお、本発明の適用範囲は、上記各実施の
形態のようなコネクタに限られるものではなく、本発明
は、同軸ケーブルを接続する任意のコネクタに適用可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコネクタを示す断
面図である。
【図2】同軸ケーブルを示す斜視図である。
【図3】プラグピンを示す一部断面図である。
【図4】同軸ケーブルの芯線にプラグピンを取り付けた
状態を示す側面図である。
【図5】プラグピンの可締め部を示す断面図である。
【図6】内側筒体を示す図で、(A)は断面図、(B)
は正面図である。
【図7】中間筒体を示す図で、(A)は断面図、(B)
は正面図である。
【図8】ピン支持体を示す図で、(A)は側面図、
(B)は正面図である。
【図9】バネ体を示す図で、(A)は側面図、(B)は
正面図である。
【図10】外側筒体を示す図で、A)は断面図、(B)
は正面図である。
【図11】螺合リングを示す図で、A)は断面図、
(B)は正面図である。
【図12】本発明の実施の形態のコネクタにおける定在
波比の周波数特性を示す特性図である。
【図13】本発明の他の実施の形態におけるコネクタを
示す断面図である。
【図14】本発明の更に他の実施の形態における中間筒
体を示す図で、(A)は断面図、(B)は斜視図であ
る。
【図15】従来のコネクタを示す断面図である。
【符号の説明】
1 同軸ケーブル 2 芯線 4 シールド体 10 コネクタ 11 プラグピン 11C 芯線装着穴 12 内側筒体 13 中間筒体 13A テーパ状外周面 14 ピン支持体 15 バネ体 16 外側筒体 16A テーパ状内周面 17 螺合リング 26 係合部 30 コネクタ 31 内側筒体 33 テーパ状外周面 41 環状凹部 42 環状凸部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心導体と外部導体を同軸上に配置した同
    軸ケーブルが接続されるコネクタであって、前記中心導
    体が電気的に接続されるプラグピンと、このプラグピン
    と同軸上に設けられ前記外部導体が電気的に接続される
    内側筒状部材とを備えたコネクタにおいて、 テーパ状外周面を持ち、前記内側筒状部材に嵌合される
    導電性の中間筒状部材と、 この中間筒状部材に嵌合され、該中間筒状部材のテーパ
    状外周面との間に前記外部導体を挟み込むテーパ状内周
    面を持つ導電性の外側筒状部材と、 前記中間筒状部材のテーパ状外周面及び前記外側筒状部
    材のテーパ状内周面を互いに近接する方向に押圧する押
    圧手段と、 を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】前記プラグピン及び内側筒状部材はリン青
    銅から成ることを特徴とする請求項1に記載のコネク
    タ。
  3. 【請求項3】前記中間筒状部材はアルミニウムから成る
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネク
    タ。
  4. 【請求項4】中心導体と外部導体を同軸上に配置した同
    軸ケーブルが接続されるコネクタであって、前記中心導
    体が電気的に接続されるプラグピンと、このプラグピン
    と同軸上に設けられ前記外部導体が電気的に接続される
    導電性の内側筒状部材とを備えたコネクタにおいて、 前記内側筒状部材の外周にはテーパ状外周面が形成さ
    れ、 前記コネクタは更に、 前記テーパ状外周面に嵌合され、該テーパ状外周面との
    間に前記外部導体を挟み込むテーパ状内周面を持つ導電
    性の外側筒状部材と、 前記内側筒状部材のテーパ状外周面及び前記外側筒状部
    材のテーパ状内周面を互いに近接する方向に押圧する押
    圧手段と、 を備えたことを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】前記押圧手段は、前記外側筒状部材に螺合
    する螺合部材であり、この螺合部材をねじ込むことによ
    って前記テーパ状外周面と前記テーパ状内周面とが互い
    に近接する方向に押圧されることを特徴とする請求項1
    から請求項4のいずれか一つに記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】前記中間筒状部材及び外側筒状部材を前記
    内側筒状部材の基端側に配設し、前記螺合部材を前記内
    側筒状部材の先端側からはめ込まれるナット状部材とす
    るとともに、前記内側筒状部材外周に前記螺合部材が係
    合する係合部を形成し、前記螺合部材がこの係合部に係
    合しつつ前記外側筒状部材に螺合することにより前記テ
    ーパ状内周面と前記テーパ状外周面とが互いに近接する
    方向に押圧されることを特徴とする請求項5に記載のコ
    ネクタ。
  7. 【請求項7】前記ナット状部材及び外側筒状部材は真鍮
    から成ることを特徴とする請求項6に記載のコネクタ。
  8. 【請求項8】前記プラグピンは前記中心導体が挿入され
    る装着穴を備えるとともに、前記中心導体は前記プラグ
    ピンの可締めにより前記装着穴に固定されることを特徴
    とする請求項1から請求項7のいずれか一つに記載のコ
    ネクタ。
  9. 【請求項9】前記プラグピンの可締めにおいて、前記プ
    ラグピンは略四角形断面に可締められることを特徴とす
    る請求項8に記載のコネクタ。
  10. 【請求項10】前記テーパ状外周面及び前記テーパ状内
    周面の少なくとも一方に、前記外部導体の抜け出しを防
    止するための凹凸を設けたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項9のいずれか一つに記載のコネクタ。
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