JP2002279802A - 航空障害灯の取付用昇降装置及び航空障害灯の取付方法 - Google Patents
航空障害灯の取付用昇降装置及び航空障害灯の取付方法Info
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- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Abstract
(57)【要約】
【課題】 航空障害灯を簡単な操作でタワー取付け位置
から地上へ、地上から取付け位置に昇降できる航空障害
灯の取付用昇降装置及び該昇降装置を用いた航空障害灯
の取付方法を提供すること。 【解決手段】 周囲を壁で囲まれた筒状構造のタワー１
の航空障害灯５の取付位置に該航空障害灯５を昇降させ
る航空障害灯の取付用昇降装置において、タワー１の航
空障害灯５の取付位置に設けられ航空障害灯５の取付部
材端部５ａが貫挿できる所定口径の穴を設け、該穴を貫
通して先端に滑車６を取り付けたパイプ７を該タワー１
の外側に張出自在で且つ少なくとも張出した状態で該パ
イプ７を固定できるパイプ張出後退機構を設け、一端部
に航空障害灯５を取り付けたロープ８を巻上下げするウ
インチをタワー１の内部に設けた。
から地上へ、地上から取付け位置に昇降できる航空障害
灯の取付用昇降装置及び該昇降装置を用いた航空障害灯
の取付方法を提供すること。 【解決手段】 周囲を壁で囲まれた筒状構造のタワー１
の航空障害灯５の取付位置に該航空障害灯５を昇降させ
る航空障害灯の取付用昇降装置において、タワー１の航
空障害灯５の取付位置に設けられ航空障害灯５の取付部
材端部５ａが貫挿できる所定口径の穴を設け、該穴を貫
通して先端に滑車６を取り付けたパイプ７を該タワー１
の外側に張出自在で且つ少なくとも張出した状態で該パ
イプ７を固定できるパイプ張出後退機構を設け、一端部
に航空障害灯５を取り付けたロープ８を巻上下げするウ
インチをタワー１の内部に設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は大型風力発電装置の
風車取付用タワーのように、周囲を壁で囲まれた筒状構
造のタワーの航空障害灯の取付位置に該航空障害灯を昇
降させる航空障害灯の取付用昇降装置及び航空障害灯の
取付方法に関するものである。
風車取付用タワーのように、周囲を壁で囲まれた筒状構
造のタワーの航空障害灯の取付位置に該航空障害灯を昇
降させる航空障害灯の取付用昇降装置及び航空障害灯の
取付方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】全高６０ｍ以上の大型風力発電装置等の
タワーには、タワーの中間高さに航空障害灯の設置が法
規により義務付けられている。航空障害灯の光源（ＬＥ
Ｄ）は約４年（２５，０００時間）で交換している。こ
の交換に際しては、現状はクレーン車又は高所作業車を
利用して作業者が航空障害灯に近づき、交換している。
しかしながら、このクレーン車又は高所作業車を利用し
た交換作業は困難で且つ危険の伴う作業である。
タワーには、タワーの中間高さに航空障害灯の設置が法
規により義務付けられている。航空障害灯の光源（ＬＥ
Ｄ）は約４年（２５，０００時間）で交換している。こ
の交換に際しては、現状はクレーン車又は高所作業車を
利用して作業者が航空障害灯に近づき、交換している。
しかしながら、このクレーン車又は高所作業車を利用し
た交換作業は困難で且つ危険の伴う作業である。
【０００３】通常このようなタワーには円筒等の筒状構
造のタワーが用いられているが、タワー内部の梯子で航
空障害灯の取付位置付近に近づくことは可能であるが、
タワー外壁に航空障害灯の光源交換に必要な十分な大き
さのメンテナンス用穴を設けることは、タワーの共振、
強度、コスト高の点から困難である。
造のタワーが用いられているが、タワー内部の梯子で航
空障害灯の取付位置付近に近づくことは可能であるが、
タワー外壁に航空障害灯の光源交換に必要な十分な大き
さのメンテナンス用穴を設けることは、タワーの共振、
強度、コスト高の点から困難である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、航空障害灯を簡単な操作でタワー
取付け位置から地上へ、地上から取付け位置に昇降でき
る航空障害灯の取付用昇降装置及び該昇降装置を用いた
航空障害灯の取付方法を提供することを目的とする。
みてなされたもので、航空障害灯を簡単な操作でタワー
取付け位置から地上へ、地上から取付け位置に昇降でき
る航空障害灯の取付用昇降装置及び該昇降装置を用いた
航空障害灯の取付方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項１に記載の発明は、周囲を壁で囲まれた筒状構造
のタワーの航空障害灯の取付位置に該航空障害灯を昇降
させる航空障害灯の取付用昇降装置において、タワーの
航空障害灯の取付位置に設けられ航空障害灯の取付部材
端部が貫挿できる所定口径の穴を設け、該穴を貫通して
先端に滑車を取り付けたパイプを該タワーの外側に張出
自在で且つ少なくとも張出した状態で該パイプを固定で
きるパイプ張出後退機構を設け、一端部に航空障害灯を
取り付けたロープを巻上下げするウインチをタワーの内
部に設けたことを特徴とする。
請求項１に記載の発明は、周囲を壁で囲まれた筒状構造
のタワーの航空障害灯の取付位置に該航空障害灯を昇降
させる航空障害灯の取付用昇降装置において、タワーの
航空障害灯の取付位置に設けられ航空障害灯の取付部材
端部が貫挿できる所定口径の穴を設け、該穴を貫通して
先端に滑車を取り付けたパイプを該タワーの外側に張出
自在で且つ少なくとも張出した状態で該パイプを固定で
きるパイプ張出後退機構を設け、一端部に航空障害灯を
取り付けたロープを巻上下げするウインチをタワーの内
部に設けたことを特徴とする。
【０００６】上記のようにタワーの航空障害灯の取付位
置に設けた穴を貫通して先端に滑車を取り付けたパイプ
を該タワーの外側に張出し、一端部に航空障害灯を取り
付けたロープをタワーの内部に設けたウインチで巻上下
げするという簡単な操作で、航空障害灯をタワー取付け
位置から地上へ、地上から取付け位置に昇降できる。
置に設けた穴を貫通して先端に滑車を取り付けたパイプ
を該タワーの外側に張出し、一端部に航空障害灯を取り
付けたロープをタワーの内部に設けたウインチで巻上下
げするという簡単な操作で、航空障害灯をタワー取付け
位置から地上へ、地上から取付け位置に昇降できる。
【０００７】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の航空障害灯の取付用昇降装置において、航空障害灯に
該航空障害灯をタワーの外壁面から離間させるための離
間用ロープを垂れ下げていることを特徴とする。
の航空障害灯の取付用昇降装置において、航空障害灯に
該航空障害灯をタワーの外壁面から離間させるための離
間用ロープを垂れ下げていることを特徴とする。
【０００８】上記のように航空障害灯に離間用ロープを
取付け垂れ下げているので、地上の作業者が離間用ロー
プを引っ張り航空障害灯をタワー外壁面から離間させる
ことができ、航空障害灯の昇降に際して、航空障害灯及
びタワー外壁面に傷をつけることがない。
取付け垂れ下げているので、地上の作業者が離間用ロー
プを引っ張り航空障害灯をタワー外壁面から離間させる
ことができ、航空障害灯の昇降に際して、航空障害灯及
びタワー外壁面に傷をつけることがない。
【０００９】請求項３に記載の発明は、周囲を壁で囲ま
れた筒状構造のタワーの航空障害灯の取付位置に航空障
害灯の取付部材端部が貫挿できる所定口径の穴を設け、
該穴から先端に滑車を取り付けたパイプを該タワーの外
側に張出し固定し、一端部に航空障害灯の取付部材の端
部を取り付けたロープを滑車を介してウインチで巻上
げ、該航空障害灯の取付部材の端部が滑車に到達した状
態でパイプをタワー内に後退させ、穴に航空障害灯の取
付部材の端部を貫挿させ、しかる後該取付部材を直接又
は間接的にタワーの壁に固定することを特徴とする航空
障害灯の取付方法にある。
れた筒状構造のタワーの航空障害灯の取付位置に航空障
害灯の取付部材端部が貫挿できる所定口径の穴を設け、
該穴から先端に滑車を取り付けたパイプを該タワーの外
側に張出し固定し、一端部に航空障害灯の取付部材の端
部を取り付けたロープを滑車を介してウインチで巻上
げ、該航空障害灯の取付部材の端部が滑車に到達した状
態でパイプをタワー内に後退させ、穴に航空障害灯の取
付部材の端部を貫挿させ、しかる後該取付部材を直接又
は間接的にタワーの壁に固定することを特徴とする航空
障害灯の取付方法にある。
【００１０】上記のような手順で航空障害灯を取り付け
るので、従来のようにクレーン車又は高所作業車を利用
する困難で且つ危険の伴う作業を行うことなく、比較的
簡単な作業で航空障害灯の取外し取付け、航空障害灯の
昇降、光源の交換、が可能となる。
るので、従来のようにクレーン車又は高所作業車を利用
する困難で且つ危険の伴う作業を行うことなく、比較的
簡単な作業で航空障害灯の取外し取付け、航空障害灯の
昇降、光源の交換、が可能となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づいて説明する。大型風力発電装置の風車取付用タ
ワーは、図１に示すように、周囲を壁で囲まれた筒状構
造のタワー１の頂部に搭載されたナセル４内に収容され
た発電機（図示せず）の回転軸にハブ２及びブレード３
を有するローターを取り付けた構成である。ブレード３
が回転する際の最高到達高さは６０ｍ以上になる場合が
あり、該タワー１の中間高さに航空障害灯５を取付ける
ことが法規で義務づけられている。
に基づいて説明する。大型風力発電装置の風車取付用タ
ワーは、図１に示すように、周囲を壁で囲まれた筒状構
造のタワー１の頂部に搭載されたナセル４内に収容され
た発電機（図示せず）の回転軸にハブ２及びブレード３
を有するローターを取り付けた構成である。ブレード３
が回転する際の最高到達高さは６０ｍ以上になる場合が
あり、該タワー１の中間高さに航空障害灯５を取付ける
ことが法規で義務づけられている。
【００１２】上記航空障害灯５の光源（例えば、ＬＥ
Ｄ）を交換する場合、先ず、タワー１の航空障害灯５を
取り付ける位置の壁に航空障害灯５の取付部材端部が貫
挿できる大きさの所定口径（例えば、口径φ＝５０ｍ
ｍ）の穴を設け、該穴から先端に滑車６を取り付けたパ
イプ７を該タワー１の外側に張出し固定する。次に、一
端部に航空障害灯５の取付部材の端部を取り付けたロー
プ８を滑車６を介して手動操作のウインチ（後に詳述）
で巻上下げする。この巻上下げに際して航空障害灯５が
タワー１の外壁に当接し、外壁面を傷つける惧れがある
ので、航空障害灯５に別途ロープ９を取り付け、地上作
業者１１がロープ９を引っ張り、航空障害灯５をタワー
１の外壁から離間させる。
Ｄ）を交換する場合、先ず、タワー１の航空障害灯５を
取り付ける位置の壁に航空障害灯５の取付部材端部が貫
挿できる大きさの所定口径（例えば、口径φ＝５０ｍ
ｍ）の穴を設け、該穴から先端に滑車６を取り付けたパ
イプ７を該タワー１の外側に張出し固定する。次に、一
端部に航空障害灯５の取付部材の端部を取り付けたロー
プ８を滑車６を介して手動操作のウインチ（後に詳述）
で巻上下げする。この巻上下げに際して航空障害灯５が
タワー１の外壁に当接し、外壁面を傷つける惧れがある
ので、航空障害灯５に別途ロープ９を取り付け、地上作
業者１１がロープ９を引っ張り、航空障害灯５をタワー
１の外壁から離間させる。
【００１３】上記のように、航空障害灯５の取り付け位
置に居るタワー内作業者１０と地上作業者１１の協力作
業により、航空障害灯５をタワー１の航空障害灯取付け
位置から地上に降ろし、地上で航空障害灯５の光源を交
換し、交換後再びタワー内作業者１０と地上作業者１１
の協力作業により、航空障害灯５を巻上げる。航空障害
灯５の取付部材の端部が滑車６に到達した状態で、パイ
プ７をタワー内に後退させ、上記タワー１の壁に設けた
穴に航空障害灯５の取付部材の端部を貫挿し、しかる後
該取付部材を直接又は間接的にタワー１の壁に固定す
る。以下、昇降装置の詳細構成及び昇降作業について詳
細に説明する。
置に居るタワー内作業者１０と地上作業者１１の協力作
業により、航空障害灯５をタワー１の航空障害灯取付け
位置から地上に降ろし、地上で航空障害灯５の光源を交
換し、交換後再びタワー内作業者１０と地上作業者１１
の協力作業により、航空障害灯５を巻上げる。航空障害
灯５の取付部材の端部が滑車６に到達した状態で、パイ
プ７をタワー内に後退させ、上記タワー１の壁に設けた
穴に航空障害灯５の取付部材の端部を貫挿し、しかる後
該取付部材を直接又は間接的にタワー１の壁に固定す
る。以下、昇降装置の詳細構成及び昇降作業について詳
細に説明する。
【００１４】図２は航空障害灯の取付用昇降装置及び航
空障害灯の取付け構成を示す図である。図示するよう
に、タワー１の航空障害灯５の取付位置の内壁面に取付
用昇降装置を搭載する取付架台１２を設けている。該取
付架台１２に搭載する取付用昇降装置１３は外側ガイド
パイプ１４と該外側ガイドパイプ１４内をスライドでき
る内側ガイドパイプ１５を具備する。外側ガイドパイプ
１４及び内側ガイドパイプ１５は架台１２に取り付けら
れたブラケット２４を介して固定ボルト２５で固定でき
るようになっている。１６は円錐状筒体であり、該円錐
状筒体１６の後端にはロープ８が取り付けられている。
該円錐状筒体１６は図３に示すように、その先端部を航
空障害灯５の取付部材５ａの端部に挿入し、ビス１９、
１９で固定するようになっており、航空障害灯５には円
錐状筒体１６を介してロープ８が取り付けられるように
なっている。
空障害灯の取付け構成を示す図である。図示するよう
に、タワー１の航空障害灯５の取付位置の内壁面に取付
用昇降装置を搭載する取付架台１２を設けている。該取
付架台１２に搭載する取付用昇降装置１３は外側ガイド
パイプ１４と該外側ガイドパイプ１４内をスライドでき
る内側ガイドパイプ１５を具備する。外側ガイドパイプ
１４及び内側ガイドパイプ１５は架台１２に取り付けら
れたブラケット２４を介して固定ボルト２５で固定でき
るようになっている。１６は円錐状筒体であり、該円錐
状筒体１６の後端にはロープ８が取り付けられている。
該円錐状筒体１６は図３に示すように、その先端部を航
空障害灯５の取付部材５ａの端部に挿入し、ビス１９、
１９で固定するようになっており、航空障害灯５には円
錐状筒体１６を介してロープ８が取り付けられるように
なっている。
【００１５】内側ガイドパイプ１５の先端には図３に示
すように滑車６が回転自在に設けられている。ロープ８
は該滑車６を経由して手動操作のウインチ１８で巻き取
ることができるようになっている。タワー１の壁には航
空障害灯５の取付部材５ａが貫挿される穴１ａが設けら
れ、該穴１ａに対向してタワー１の内壁面に筒状のブラ
ケット２２が溶接等により固定されている。該穴１ａ及
びブラケット２２に航空障害灯５の取付部材５ａを貫挿
させ、その端部に固定リング２０を取付け、更に押しボ
ルト２１で固定する。２３は航空障害灯５の回転を防止
するための回転止めボルトである。なお、図３におい
て、５ｂは取付部材５ａに設けた固定用フランジであ
り、２６は固定用フランジ５ｂとタワー１の外壁の間に
介在するパッキンである。
すように滑車６が回転自在に設けられている。ロープ８
は該滑車６を経由して手動操作のウインチ１８で巻き取
ることができるようになっている。タワー１の壁には航
空障害灯５の取付部材５ａが貫挿される穴１ａが設けら
れ、該穴１ａに対向してタワー１の内壁面に筒状のブラ
ケット２２が溶接等により固定されている。該穴１ａ及
びブラケット２２に航空障害灯５の取付部材５ａを貫挿
させ、その端部に固定リング２０を取付け、更に押しボ
ルト２１で固定する。２３は航空障害灯５の回転を防止
するための回転止めボルトである。なお、図３におい
て、５ｂは取付部材５ａに設けた固定用フランジであ
り、２６は固定用フランジ５ｂとタワー１の外壁の間に
介在するパッキンである。
【００１６】航空障害灯５を取り外し、地上に降ろすた
めには、固定リング２０を取り外し、図３に示すよう
に、円錐状筒体１６の先端を航空障害灯５の取付部材５
ａの後端に挿入し、ビス１９、１９で固定する。また、
円錐状筒体１６を挿入する前に、航空障害灯５の取付部
材５ａの内部から固定用フランジ５ｂに開いている穴を
通して別途ロープ９を地上作業者１１まで落下させる。
次に外側ガイドパイプ１４を取付部材５ａに接するまで
押し出す。この状態で回転止めボルト２３を緩め、航空
障害灯５の取付部材５ａと外側ガイドパイプ１４及び内
側ガイドパイプ１５からなるパイプ７を図４に示すよう
に、タワー１の外側に所定量張り出し、その後端をブラ
ケット２４に固定ボルト２５で固定する（図２参照）。
めには、固定リング２０を取り外し、図３に示すよう
に、円錐状筒体１６の先端を航空障害灯５の取付部材５
ａの後端に挿入し、ビス１９、１９で固定する。また、
円錐状筒体１６を挿入する前に、航空障害灯５の取付部
材５ａの内部から固定用フランジ５ｂに開いている穴を
通して別途ロープ９を地上作業者１１まで落下させる。
次に外側ガイドパイプ１４を取付部材５ａに接するまで
押し出す。この状態で回転止めボルト２３を緩め、航空
障害灯５の取付部材５ａと外側ガイドパイプ１４及び内
側ガイドパイプ１５からなるパイプ７を図４に示すよう
に、タワー１の外側に所定量張り出し、その後端をブラ
ケット２４に固定ボルト２５で固定する（図２参照）。
【００１７】図１に示すように、タワー内作業者１０が
ウインチ１８を手動で操作し、ロープ８を巻き戻し、航
空障害灯５を地上に向けて降ろし始める。これと同時に
地上作業者１１はロープ９を引っ張り、航空障害灯５が
タワー１の外壁面に当接しないようにする。
ウインチ１８を手動で操作し、ロープ８を巻き戻し、航
空障害灯５を地上に向けて降ろし始める。これと同時に
地上作業者１１はロープ９を引っ張り、航空障害灯５が
タワー１の外壁面に当接しないようにする。
【００１８】航空障害灯５が地上に到達したら、地上作
業員１１は光源（ＬＥＤ）を交換する。光源の交換が終
了したら、その旨をタワー内作業者１０に伝え、タワー
内作業者１０のウインチ１８の操作によりロープ８を巻
き上げ、航空障害灯５を徐々に上昇させる、このとき上
記と同様、地上作業者１１はロープ９を引っ張り、航空
障害灯５がタワー外壁面に当接しないようにする。
業員１１は光源（ＬＥＤ）を交換する。光源の交換が終
了したら、その旨をタワー内作業者１０に伝え、タワー
内作業者１０のウインチ１８の操作によりロープ８を巻
き上げ、航空障害灯５を徐々に上昇させる、このとき上
記と同様、地上作業者１１はロープ９を引っ張り、航空
障害灯５がタワー外壁面に当接しないようにする。
【００１９】航空障害灯５が上昇し、図４（ｂ）に示す
ように滑車６の位置まで達したら、矢印Ａに示すように
内側ガイドパイプ１５を後退させ、取付部材５ａを外側
ガイドパイプ１４の内部に引き込む。この時航空障害灯
５の取付部材５ａの端部には、円錐状筒体１６が取付け
られているから、該取付部材５ａの外側ガイドパイプ１
４への挿入はスムーズに行うことができる。その後、内
側ガイドパイプ１５及び外側ガイドパイプ１４を図５に
示すように後退させる。これにより、航空障害灯５の取
付部材５ａはタワー１の壁に設けられた穴１ａ及びブラ
ケット２２（図５では省略）に挿入される。航空障害灯
５を回転させ、図２に示すように航空障害灯５をタワー
１の壁に固定する。
ように滑車６の位置まで達したら、矢印Ａに示すように
内側ガイドパイプ１５を後退させ、取付部材５ａを外側
ガイドパイプ１４の内部に引き込む。この時航空障害灯
５の取付部材５ａの端部には、円錐状筒体１６が取付け
られているから、該取付部材５ａの外側ガイドパイプ１
４への挿入はスムーズに行うことができる。その後、内
側ガイドパイプ１５及び外側ガイドパイプ１４を図５に
示すように後退させる。これにより、航空障害灯５の取
付部材５ａはタワー１の壁に設けられた穴１ａ及びブラ
ケット２２（図５では省略）に挿入される。航空障害灯
５を回転させ、図２に示すように航空障害灯５をタワー
１の壁に固定する。
【００２０】上記のように航空障害灯の取付用昇降装置
を構成することにより、タワー１の航空障害灯５の取付
位置に設けた穴１ａを貫通して先端に滑車６を取り付け
たパイプ７をタワー１の外側に張出し、一端部に航空障
害灯５を取り付けたロープ８をタワー１の内部に設けた
ウインチ１８で巻上下げするという簡単な操作で、航空
障害灯５をタワー取付け位置から地上へ、地上から取付
け位置に昇降させることができ、従来のようにクレーン
車又は高所作業車を利用する困難で且つ危険の伴う作業
を行うことなく、比較的簡単な作業で航空障害灯の光源
の交換が可能となる。
を構成することにより、タワー１の航空障害灯５の取付
位置に設けた穴１ａを貫通して先端に滑車６を取り付け
たパイプ７をタワー１の外側に張出し、一端部に航空障
害灯５を取り付けたロープ８をタワー１の内部に設けた
ウインチ１８で巻上下げするという簡単な操作で、航空
障害灯５をタワー取付け位置から地上へ、地上から取付
け位置に昇降させることができ、従来のようにクレーン
車又は高所作業車を利用する困難で且つ危険の伴う作業
を行うことなく、比較的簡単な作業で航空障害灯の光源
の交換が可能となる。
【００２１】なお、上記実施形態例では、航空障害灯を
大型風力発電装置のタワー１に取り付けた例を示した
が、本発明に係る取付用昇降装置及び航空障害灯の取付
方法は風力発電装置のタワーに限定されるものではな
く、高い筒状のタワーであれば、適用できることは当然
である。
大型風力発電装置のタワー１に取り付けた例を示した
が、本発明に係る取付用昇降装置及び航空障害灯の取付
方法は風力発電装置のタワーに限定されるものではな
く、高い筒状のタワーであれば、適用できることは当然
である。
【００２２】また、航空障害灯の取付け構成も、図２に
示すものに限定されるものではなく、要は、航空障害灯
の取付部材の端部をタワーの壁に設けた穴に貫挿後、該
取付部材をタワーの壁に直接又は間接的に固定する構造
であればよい。
示すものに限定されるものではなく、要は、航空障害灯
の取付部材の端部をタワーの壁に設けた穴に貫挿後、該
取付部材をタワーの壁に直接又は間接的に固定する構造
であればよい。
【００２３】
【発明の効果】以上、説明したように各請求項に記載の
発明によれば下記のような優れた効果が得られる。
発明によれば下記のような優れた効果が得られる。
【００２４】請求項１に記載の発明によれば、タワーの
航空障害灯の取付位置に設けた穴を貫通して先端に滑車
を取り付けたパイプを該タワーの外側に張出し、一端部
に航空障害灯を取り付けたロープをタワーの内部に設け
たウインチで巻上下げするという簡単な操作で、航空障
害灯をタワー取付け位置から地上へ、地上から取付け位
置に昇降でき、従来のようにクレーン車又は高所作業車
を利用する困難で且つ危険の伴う作業を行うことなく、
比較的簡単な作業で航空障害灯の光源の交換が可能とな
る。
航空障害灯の取付位置に設けた穴を貫通して先端に滑車
を取り付けたパイプを該タワーの外側に張出し、一端部
に航空障害灯を取り付けたロープをタワーの内部に設け
たウインチで巻上下げするという簡単な操作で、航空障
害灯をタワー取付け位置から地上へ、地上から取付け位
置に昇降でき、従来のようにクレーン車又は高所作業車
を利用する困難で且つ危険の伴う作業を行うことなく、
比較的簡単な作業で航空障害灯の光源の交換が可能とな
る。
【００２５】請求項２に記載の発明によれば、航空障害
灯に離間用ロープを取付け垂れ下げているので、地上の
作業者が離間用ロープを引っ張り航空障害灯をタワー外
壁面から離間させることができ、航空障害灯の昇降に際
して、航空障害灯及びタワー外壁面に傷をつけることが
ない。
灯に離間用ロープを取付け垂れ下げているので、地上の
作業者が離間用ロープを引っ張り航空障害灯をタワー外
壁面から離間させることができ、航空障害灯の昇降に際
して、航空障害灯及びタワー外壁面に傷をつけることが
ない。
【００２６】請求項３に記載の発明によれば、一端部に
前記航空障害灯の取付部材の端部を取り付けたロープを
ウインチで巻上げ、該航空障害灯の取付部材の端部が滑
車に到達した状態でパイプをタワー内に後退させ、穴に
航空障害灯の取付部材の端部を貫挿させ、しかる後該取
付部材を直接又は間接的にタワーの壁に固定するという
比較的簡単な作業で、従来のようにクレーン車又は高所
作業車を利用する困難で且つ危険の伴う作業を行うこと
なく、航空障害灯の取外し取付け、昇降及び航空障害灯
の光源の交換が可能となる。
前記航空障害灯の取付部材の端部を取り付けたロープを
ウインチで巻上げ、該航空障害灯の取付部材の端部が滑
車に到達した状態でパイプをタワー内に後退させ、穴に
航空障害灯の取付部材の端部を貫挿させ、しかる後該取
付部材を直接又は間接的にタワーの壁に固定するという
比較的簡単な作業で、従来のようにクレーン車又は高所
作業車を利用する困難で且つ危険の伴う作業を行うこと
なく、航空障害灯の取外し取付け、昇降及び航空障害灯
の光源の交換が可能となる。
【図１】本発明に係る航空障害灯の取付用昇降装置を用
いた大型風力発電装置のタワーの航空障害灯の昇降状態
を説明する図である。
いた大型風力発電装置のタワーの航空障害灯の昇降状態
を説明する図である。
【図２】本発明に係る航空障害灯の取付用昇降装置及び
航空障害灯の取付け構成を示す図である。
航空障害灯の取付け構成を示す図である。
【図３】航空障害灯に円錐状筒体を取り付ける状態を示
す図である。
す図である。
【図４】航空障害灯の巻上げ状況を示す図である。
【図５】航空障害灯の巻上げ且つその取付部材をタワー
壁に設けた穴に貫挿させた状況を示す図である。
壁に設けた穴に貫挿させた状況を示す図である。
１ タワー ２ ハブ ３ ブレード ４ ナセル ５ 航空障害灯 ６ 滑車 ７ パイプ ８ ロープ ９ ロープ １０ タワー内作業者 １１ 地上作業者 １２ 架台 １３ 取付用昇降装置 １４ 外側ガイドパイプ １５ 内側ガイドパイプ １６ 円錐状筒体 １８ ウインチ １９ ビス ２０ 固定リング ２１ 押しボルト ２２ ブラケット ２３ 回転止めボルト ２４ ブラケット ２５ 固定ボルト ２６ パッキン
Claims (3)
- 【請求項１】 周囲を壁で囲まれた筒状構造のタワーの
航空障害灯の取付位置に該航空障害灯を昇降させる航空
障害灯の取付用昇降装置において、 前記タワーの航空障害灯の取付位置に設けられ航空障害
灯の取付部材端部が貫挿できる所定口径の穴を設け、該
穴を貫通して先端に滑車を取り付けたパイプを該タワー
の外側に張出自在で且つ少なくとも張出した状態で該パ
イプを固定できるパイプ張出後退機構を設け、一端部に
前記航空障害灯を取り付けたロープを巻上下げするウイ
ンチを前記タワーの内部に設けたことを特徴とする航空
障害灯の取付用昇降装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の航空障害灯の取付用昇
降装置において、 前記航空障害灯に該航空障害灯を前記タワーの外壁面か
ら離間させるための離間用ロープを取付け垂れ下げてい
ることを特徴とする航空障害灯の取付用昇降装置。 - 【請求項３】 周囲を壁で囲まれた筒状構造のタワーの
航空障害灯の取付位置に航空障害灯の取付部材端部が貫
挿できる所定口径の穴を設け、該穴から先端に滑車を取
り付けたパイプを該タワーの外側に張出し固定し、一端
部に前記航空障害灯の取付部材の端部を取り付けたロー
プを前記滑車を介してウインチで巻上げ、該航空障害灯
の取付部材の端部が前記滑車に到達した状態で前記パイ
プをタワー内に後退させ、前記穴に前記航空障害灯の取
付部材の端部を貫挿させ、しかる後該取付部材を直接又
は間接的に前記タワーの壁に固定することを特徴とする
航空障害灯の取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001077791A JP2002279802A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 航空障害灯の取付用昇降装置及び航空障害灯の取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001077791A JP2002279802A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 航空障害灯の取付用昇降装置及び航空障害灯の取付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002279802A true JP2002279802A (ja) | 2002-09-27 |
Family
ID=18934489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001077791A Pending JP2002279802A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 航空障害灯の取付用昇降装置及び航空障害灯の取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002279802A (ja) |
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-
2001
- 2001-03-19 JP JP2001077791A patent/JP2002279802A/ja active Pending
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