JP2002277781A - 複数ビーム式ラスタ出力スキャニングシステム - Google Patents

複数ビーム式ラスタ出力スキャニングシステム

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JP2002277781A
JP2002277781A JP2001385510A JP2001385510A JP2002277781A JP 2002277781 A JP2002277781 A JP 2002277781A JP 2001385510 A JP2001385510 A JP 2001385510A JP 2001385510 A JP2001385510 A JP 2001385510A JP 2002277781 A JP2002277781 A JP 2002277781A
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lens
facets
light source
photoreceptor
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JP2001385510A
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James M Wilson
エム ウィルソン ジェームズ
Jean-Michel Guerin
マイケル グエリン ジーン
C Wang Mark
シー ワン マーク
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Xerox Corp
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/123Multibeam scanners, e.g. using multiple light sources or beam splitters

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学経路長を短くし、また光学素子の数をで
きるだけ少なくするラスタ出力式スキャニングシステム
を提供する。 【解決手段】 複数ビーム式ラスタ出力スキャニングシ
ステム100は、ビーム110のサジタル部分がそれぞ
れのビームに対して球形ダイオードレンズ118及び揺
れ補正ミラー142だけしか必要としないことにより、
光学素子の数を減らしている。ビームのタンジェンシャ
ル部分は、球形ダイオードレンズ118、共有した共通
のタンジェンシャルレンズ130及び共有した共通の2
素子式エフシータスキャンレンズ134だけしか必要と
しない。折返しミラー132を使用して、コンパクトな
ラスタ出力式スキャニングシステムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数ビーム式ラスタ
出力スキャニング(ROS)システムに関し、特に、光
学素子の数を減少させた複数ビーム式ラスタ出力スキャ
ニング(ROS)システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ラスタ出力スキャナ(すなわち、RO
S)は、従来、その中心軸の周りで回転する多面ポリゴ
ンミラーを有している。一方、輝度変調されたビーム
は、所定の角度でこの回転ポリゴンの方向に向けられ
る。光ビームは切子面によって反射され、その後、感光
性記録媒体上の「スポット」に集束される。ポリゴンの
回転により、このスポットがスキャン方向に感光性媒体
を横切って直線的にスキャンする。このスキャン方向
は、高速スキャン方向又はサジタル方向と呼ばれること
がある。その間に、感光性媒体がスキャン方向に直角な
遅いスキャン方向に、スキャン速度よりも比較的ゆっく
りと前進する。この遅いスキャン方向は、クロススキャ
ン方向又はタンジェンシャル方向と呼ばれることがあ
る。このように、ビームが感光性媒体をラスタスキャニ
ング様式でスキャンする。ROSが感光性媒体上に形成
したイメージは、次に、イメージに静電気的に引き付け
られたトナーを転写及び定着することによって、通常普
通紙の記録媒体上に永久イメージを作るために使用され
る。
【0003】単一のROSを使用して、単一のカラー特
に黒をプリントすることができる。フルカラーのプリン
タは、一般に、各シアン、マゼンタ及び黄色の三原色に
対するイメージ及び付加的な黒に対するイメージの4つ
のイメージを必要とする。各システムカラー用に1つの
スキャナの、4つのラスタ式光学スキャナのシーケンス
を用いて、システムを通るワンパスで、複数のカラーを
記録媒体上に転写することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ラスタ出力式スキャナ
ベースのプリンティングシステムは周知であるが、小空
間又はデスク上に適合するそのようなプリンティングシ
ステムを実現することは困難である。1つの理由は、ラ
スタ出力式スキャナの光学的な断面領域である。この光
学領域は、帯電した光受容体を適当に照射できるように
障害物なしで残しておく必要があるため、プリンティン
グシステムを小さくすることができる方法が制限され
る。光学的な断面領域を減少させるラスタ出力式スキャ
ナの設計は、極めて有用である。
【0005】これらの従来技術のタイプのROSシステ
ムのスキャニング用光学素子をコンパクトにする設計
は、装置自体をできるだけコンパクトにするために、ま
た同じROSの設計を多くの装置のアーキテクチャの中
に拡張できるようにするためにも望ましい。
【0006】現在の複数ビーム式スキャニングシステム
は、各ビームに対して多数の個別の光学素子を必要とす
ることが多い。設計によっては、偏向器、ダイクロイッ
クビームスプリッタ及び可変波長レーザなどの高価な光
学素子を使用するものがある。他の複数ビーム式スキャ
ニングシステムでは、ビームを異なる角度で回転ポリゴ
ンミラーに入射させる必要があり、この場合は光学アラ
イメントが高価で複雑になる。
【0007】ROSシステムの寸法を減らす1つの周知
の技術は、ROSシステム内の光学素子の数を減少させ
ることである。
【0008】ROSシステム内のハードウェア、アセン
ブリー及びアライメントのコストを低下させるために、
効率を向上させ、光学経路長を短くし、また光学素子の
数をできるだけ少なくすることが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数ビ
ーム式ラスタ出力スキャニング(ROS)システムは、
ビームのサジタル部分がそれぞれのビームに対して球形
ダイオードレンズ及び揺れ補正ミラーだけしか必要とし
ないことにより、光学素子の数を減らしている。ビーム
のタンジェンシャル部分は、球形ダイオードレンズ、共
有した共通のタンジェンシャルレンズ及び共有した共通
の2素子式エフシータスキャンレンズだけしか必要とし
ない。折返しミラーを使用して、コンパクトなラスタ出
力式スキャニングシステムを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで図1を参照すると、本発明
の、光学素子の数を減らした複数ビーム式ラスタ出力ス
キャニングシステム100が示されている。
【0011】このラスタ出力スキャニングシステム10
0は、第1の光源102、第2の光源104、第3の光
源106及び第4の光源108を備えている。
【0012】レーザダイオードなどの第1の光源102
は、第1の変調されたコヒーレントな光ビーム110を
放射する。この第1の光ビーム110は、イメージ出力
コントロール回路(図示せず)から第1の光源102に
送られたビデオ信号の中に含まれる情報に基づいて変調
される。
【0013】レーザダイオードなどの第2の光源104
は、第2の変調されたコヒーレントな光ビーム112を
放射する。この第2の光ビーム112は、イメージ出力
コントロール回路(図示せず)から第2の光源104に
送られたビデオ信号の中に含まれる情報に基づいて変調
される。
【0014】レーザダイオードなどの第3の光源106
は、第3の変調されたコヒーレントな光ビーム114を
放射する。この第3の光ビーム114は、イメージ出力
コントロール回路(図示せず)から第3の光源106に
送られたビデオ信号の中に含まれる情報に基づいて変調
される。
【0015】レーザダイオードなどの第4の光源108
は、第4の変調されたコヒーレントな光ビーム116を
放射する。この第4の光ビーム116は、イメージ出力
コントロール回路(図示せず)から第4の光源108に
送られたビデオ信号の中に含まれる情報に基づいて変調
される。
【0016】4つの光源102,104,106及び1
08は、同じコントロール回路を共有するか又はそれぞ
れの光源が別のコントロール回路を持つことができる。
4つの光ビーム110,112,114及び116は、
独立して変調することができる。
【0017】4つの変調された光ビーム110,11
2,114及び116は、4つのビームがROS100
の同じ光学素子を通過するように、互いに平行にまた狭
い間隔で放射される。
【0018】第1の光ビーム110、第2の光ビーム1
12、第3の光ビーム114及び第4の光ビーム116
は、自分の光源から放射されると発散する。
【0019】第1の光ビーム110は、第1の球形ダイ
オードレンズ118によって集束される。サジタル面で
は、第1の球形ダイオードレンズ118は第1の光ビー
ム110を多面の回転ポリゴンミラー122の切子面1
20上のスポットに集束させる。タンジェンシャル面で
は、第1の球形ダイオードレンズ118は第1の光ビー
ム110をセミコリメートする。
【0020】第2の光ビーム112は、第2の球形ダイ
オードレンズ124によって集束される。サジタル面で
は、第2の球形ダイオードレンズ124は第2の光ビー
ム112を多面の回転ポリゴンミラー122の切子面1
20上のスポットに集束させる。タンジェンシャル面で
は、第2の球形ダイオードレンズ124は第2の光ビー
ム112をセミコリメートする。
【0021】第3の光ビーム114は、第3の球形ダイ
オードレンズ126によって集束される。サジタル面で
は、第3の球形ダイオードレンズ126は第3の光ビー
ム114を多面の回転ポリゴンミラー122の切子面1
20上のスポットに集束させる。タンジェンシャル面で
は、第3の球形ダイオードレンズ126は第3の光ビー
ム114をセミコリメートする。
【0022】第4の光ビーム116は、第4の球形ダイ
オードレンズ128によって集束される。サジタル面で
は、第4の球形ダイオードレンズ128は第4の光ビー
ム116を多面の回転ポリゴンミラー122の切子面1
20上のスポットに集束させる。タンジェンシャル面で
は、第4の球形ダイオードレンズ128は第4の光ビー
ム116をセミコリメートする。
【0023】第1の光ビーム110、第2の光ビーム1
12、第3の光ビーム114及び第4の光ビーム116
は、単一のタンジェンシャルシリンドリカルレンズ13
0によって発散される。凹面/平面発散レンズ130は
それぞれの球形レンズ118,124,126又は12
8と結合すると、タンジェンシャル面内でそれぞれの光
ビーム110,112,114及び116に対してビー
ムイクスパンダとして動作する。このタンジェンシャル
シリンドリカルレンズ130はサジタル面内では光学パ
ワーがなく、サジタル面では4つの光ビーム110,1
12,114及び116に対して影響しない。
【0024】第1の光ビーム110、第2の光ビーム1
12、第3の光ビーム114及び第4の光ビーム116
は、単一の第1の折返しミラー132によって反射され
る。この折返しミラーは平坦であり、タンジェンシャル
面及びサジタル面のいずれにも光学パワーを有しない。
4つの光ビーム110,112,114及び116は、
折返しミラー132からの反射によって単に方向が変わ
るだけである。
【0025】第1の光ビーム110、第2の光ビーム1
12、第3の光ビーム114及び第4の光ビーム116
はエフシータスキャンレンズ134によって集束され、
多面回転ポリゴンミラー122の切子面120上にタン
ジェンシャル線を形成する。エフシータスキャンレンズ
134は、第1の凹面/平面シリンドリカルレンズ13
6及び第2の平面/凸面シリンドリカルレンズ138か
ら構成される。第1のレンズ136がポリゴンミラー1
22に近いために、4つの光ビーム110,112,1
14及び116は、最初に第2のレンズ138の凸面側
に、次に、平面側から始まる第1のレンズ136に入射
する。
【0026】第1の光ビーム110、第2の光ビーム1
12、第3の光ビーム114及び第4の光ビーム116
は、それぞれの球形レンズ118,124,126又は
128及び凹面/平面発散レンズ130により、タンジ
ェンシャル面では拡大すなわち発散している。第2のレ
ンズ138及び次に第1のレンズ136で構成されるエ
フシータスキャンレンズ134は、光ビーム110,1
12,114及び116をコリメートして、切子面12
0上にラインを形成する。
【0027】このタンジェンシャルエフシータスキャン
レンズ134はサジタル面内では光学パワーがなく、サ
ジタル面では4つの光ビーム110,112,114及
び116に対して影響しない。
【0028】このため、それぞれの光ビームは、ポリゴ
ンミラーの切子面にラインを形成する。それぞれのビー
ムはそのそれぞれの球形ダイオードレンズによって、切
子面上のサジタル面内のスポットに集束される。それぞ
れのビームは、共通のエフシータスキャンレンズの第2
及び第1のレンズによって、切子面でタンジェンシャル
面のラインにコリメートされる前に、そのそれぞれの球
形ダイオードレンズ及び共通の発散レンズによって拡大
されまた発散する。各光ビームは切子面上で別個のライ
ンを形成する。
【0029】4つのビーム110,112,114及び
116の間隔が狭いため、これらのビームは発散レンズ
130及び2素子式エフシータスキャンレンズ134の
共通の光学素子を共有することができる。
【0030】本発明のポリゴンミラー122は、当業者
に周知の従来のモータ(図示せず)によって回転軸の周
りを回転する。
【0031】第1の光ビーム110、第2の光ビーム1
12、第3の光ビーム114及び第4の光ビーム116
は、回転ポリゴンミラー122の切子面120から反射
される。4つのビーム110,112,114及び11
6はタンジェンシャル面ではまだコリメートされてお
り、サジタル面では発散している。
【0032】第1の光ビーム110、第2の光ビーム1
12、第3の光ビーム114及び第4の光ビーム116
は、次に、タンジェンシャル面でエフシータスキャンレ
ンズ134によって集束される。このエフシータスキャ
ンレンズ134は、第1の凹面/平面シリンドリカルレ
ンズ136及び第2の平面/凸面シリンドリカルレンズ
138から構成される。第1のレンズ136がポリゴン
ミラー122に近いために、4つの光ビーム110,1
12,114及び116は、第1のレンズ136の凹面
側に入射し、次に、第2のレンズ138の平面側に入射
する。
【0033】このタンジェンシャルエフシータスキャン
レンズ134はサジタル面内では光学パワーがなく、サ
ジタル面では4つの光ビーム110,112,114及
び116に対して影響しない。
【0034】ビームの隔離距離は十分小さいので、4つ
のビームは同じ単一のエフシータスキャンレンズ134
を通過することができる。
【0035】第1の光ビーム110は、エフシータスキ
ャンレンズ134の後で、第2の折返しミラー140に
よって第1の揺れ補正ミラー142に反射される。
【0036】この折返しミラーは平坦であり、タンジェ
ンシャル面又はサジタル面のいずれにも光学パワーを有
しない。第1の光ビーム110は、折返しミラー140
での反射によって、単に他の3つのビームから離れる方
向に変化するだけである。
【0037】第1の揺れ補正ミラー142は、第1の光
受容体146上のスキャンライン144のサジタル面に
第1の光ビーム110を集束させる。この第1の揺れ補
正ミラー142は、タンジェンシャル面内では光学パワ
ーがなく、タンジェンシャル面では第1の光ビーム11
0に対して影響しない。
【0038】第1の光ビーム110は、第1の光受容体
146上のスキャンライン144上のスポットに集束さ
れる。エフシータスキャンレンズは第1の光ビーム11
0をタンジェンシャル面に集束させ、揺れ補正ミラーは
この第1の光ビームをサジタル面に集束させる。第1の
光ビームのスポットは、ポリゴンミラー122の回転す
る切子面120からの反射により、スキャンライン14
4を横切ってスキャンする。
【0039】第2の光ビーム112は、エフシータスキ
ャンレンズ134の後で、第2の折返しミラー148に
よって第2の揺れ補正ミラー150に反射される。
【0040】この折返しミラーは平坦であり、タンジェ
ンシャル面又はサジタル面のいずれにも光学パワーを有
しない。第2の光ビーム112は、折返しミラー148
での反射によって、単に他の3つのビームから離れる方
向に変化するだけである。
【0041】第2の揺れ補正ミラー150は、第2の光
受容体154上のスキャンライン152のサジタル面に
第2の光ビーム112を集束させる。この第2の揺れ補
正ミラー150は、タンジェンシャル面内では光学パワ
ーがなく、タンジェンシャル面では第2の光ビーム11
2に対して影響しない。
【0042】第2の光ビーム112は、第2の光受容体
154上のスキャンライン152上のスポットに集束さ
れる。エフシータスキャンレンズは第2の光ビーム11
2をタンジェンシャル面に集束させ、揺れ補正ミラーは
この第2の光ビームをサジタル面に集束させる。第2の
光ビームのスポットは、ポリゴンミラー122の回転す
る切子面120からの反射により、スキャンライン15
2を横切ってスキャンする。
【0043】第3光ビーム114は、エフシータスキャ
ンレンズ134の後で、第3の折返しミラー156によ
って第3の揺れ補正ミラー158に反射される。
【0044】この折返しミラーは平坦であり、タンジェ
ンシャル面又はサジタル面のいずれにも光学パワーを有
しない。第3の光ビーム114は、折返しミラー156
での反射によって、単に他の3つのビームから離れる方
向に変化するだけである。
【0045】第3の揺れ補正ミラー158は、第3の光
受容体162上のスキャンライン160のサジタル面に
第3の光ビーム114を集束させる。この第3の揺れ補
正ミラー158は、タンジェンシャル面内では光学パワ
ーがなく、タンジェンシャル面では第3の光ビーム11
4に対して影響しない。
【0046】第3の光ビーム114は、第3の光受容体
162上のスキャンライン160上のスポットに集束さ
れる。エフシータスキャンレンズは第3の光ビーム11
4を接平面に集束させ、揺れ補正ミラーはこの第3の光
ビームをサジタル面に集束させる。第3の光ビームのス
ポットは、ポリゴンミラー122の回転する切子面12
0からの反射により、スキャンライン160を横切って
スキャンする。
【0047】第4光ビーム116は、エフシータスキャ
ンレンズ134の後で、第4の折返しミラー164によ
って第4の揺れ補正ミラー166に反射される。
【0048】この折返しミラーは平坦であり、タンジェ
ンシャル面又はサジタル面のいずれにも光学パワーを有
しない。第4の光ビーム116は、折返しミラー164
での反射によって、単に他の3つのビームから離れる方
向に変化するだけである。
【0049】第4の揺れ補正ミラー166は、第4の光
受容体170上のスキャンライン168のサジタル面に
第4の光ビーム116を集束させる。この第4の揺れ補
正ミラー166は、タンジェンシャル面内では光学パワ
ーがなく、タンジェンシャル面では第4の光ビーム11
6に対して影響しない。
【0050】第4の光ビーム116は、第4の光受容体
170上のスキャンライン168上のスポットに集束さ
れる。エフシータスキャンレンズは第4の光ビーム11
6をタンジェンシャル面に集束させ、揺れ補正ミラーは
この第4の光ビームをサジタル面に集束させる。第4の
光ビームのスポットは、ポリゴンミラー122の回転す
る切子面120からの反射により、スキャンライン16
8を横切ってスキャンする。
【0051】第1の折返しミラー132は、本発明のラ
スタ式スキャニングシステム100にとって光学的に必
要ではない。しかしながら、この第1の折返しミラー
は、複数のビームの光学経路を折り曲げて、ラスタ式ス
キャニングシステムの光学素子をよりコンパクトな領域
の中に配置することができる。
【0052】ここで図2を参照すると、本発明の複数ビ
ーム式ラスタ出力スキャニングシステム100内の、単
一のビーム110のサジタル面の図が示されている。図
2は寸法通りに描画されていない。
【0053】第1の光源102は第1の光ビーム110
を放射する。この第1の光ビームは、サジタル面で発散
している。
【0054】第1の球形ダイオードレンズ118は、多
面回転ポリゴンミラー122の切子面120上のスポッ
トに、光ビーム110をサジタル面に集束させる。
【0055】この集束する光ビーム110は、シリンド
リカルレンズ130、第1の折返しミラー132、エフ
シータスキャンレンズ134の平面/凸面レンズ138
及び凹面/平面レンズ136によっては、サジタル面で
は影響されない。
【0056】光ビーム110は、ポリゴンミラー122
の切子面120でスポットに集束される。この光ビーム
は切子面120で反射され、ここではサジタル面で発散
する。
【0057】この発散する光ビーム110は、エフシー
タスキャンレンズ134の凹面/平面レンズ136及び
平面/凸面レンズ138並びに第2の折返しミラー14
0によってサジタル面では影響を受けない。
【0058】光ビーム110は、第1の揺れ補正ミラー
142によって第1の光受容体146上のスキャンライ
ン144上のスポットにサジタル面が集束される。
【0059】このため、本発明のラスタ式光学スキャニ
ングシステム100は、各スキャニングビームのサジタ
ル部分に対して2つの光学素子しか必要としない、すな
わち、球形ダイオードレンズ及び揺れ補正ミラーであ
る。他の従来のラスタ式スキャニングシステムは、単一
ビームのサジタル部分に対して4〜5つの光学素子を有
している。4ビーム式ラスタスキャナは16から20の
サジタル用光学素子が必要であるが、本発明は4つのサ
ジタル用素子及び4つの球形ダイオードレンズを必要と
するだけである。サジタル用素子が少ないことによっ
て、本発明の複数ビーム式ラスタ光学スキャニングシス
テムについてのサジタル面の反りの問題が、除くことは
できないにしても、著しく減少される。
【0060】ここで図3を参照すると、本発明の複数ビ
ーム式ラスタ出力スキャニングシステム100の中の、
単一ビーム110のタンジェンシャル面の図が示されて
いる。図3は寸法通りに描画されていない。
【0061】第1の光源102は第1の光ビーム110
を放射する。この第1の光ビームは、タンジェンシャル
面で発散している。
【0062】第1の球形ダイオードレンズ118は、タ
ンジェンシャル面で光ビーム110をセミコリメートす
る。
【0063】光ビーム110は、シリンドリカルレンズ
130によって発散される。
【0064】発散する光ビーム110は、第1の折返し
ミラー132によってタンジェンシャル面では影響を受
けることはない。
【0065】光ビーム110は、エフシータスキャンレ
ンズ134の平面/凸面レンズ138及び凹面/平面レ
ンズ136によってタンジェンシャル面でコリメートさ
れて、多面回転ポリゴンミラー122の切子面120上
にラインを形成する。
【0066】光ビーム110は切子面120で反射さ
れ、さらにタンジェンシャル面でコリメートされる。
【0067】光ビーム110は、エフシータスキャンレ
ンズ134の凹面/平面レンズ136及び平面/凸面レ
ンズ138によってタンジェンシャル面で集束されて、
第1の光受容体146上のスキャンライン144上にス
ポットを形成する。
【0068】集束する光ビーム110は、第2の折返し
ミラー140及び第1の揺れ補正ミラー142によって
タンジェンシャル面で影響されることはない。
【0069】これにより、本発明のラスタ式光学スキャ
ニングシステム100は、各スキャニングビームのタン
ジェンシャル部分に対して4つの光学素子しか必要とし
ない、すなわち、球形ダイオードレンズ、タンジェンシ
ャルレンズ及び2素子式エフシータスキャンレンズであ
る。タンジェンシャルレンズ及び2素子式エフシータス
キャンレンズは、4つ全てのビームに共通の単一の素子
である。このラスタ式スキャニングシステムは、タンジ
ェンシャル方向のパワーだけを有する光学素子を必要と
しない。また、球形ダイオードレンズだけが、各ビーム
に対して個別のタンジェンシャル方向のパワーを有して
いる。
【0070】本発明の複数ビーム式ラスタ光学スキャニ
ングシステムは、システムの高さを1/3に減少させ
る。複数ビーム式ラスタ光学スキャニングシステムは、
4つのビームを平行に束ねて、光学素子の数を4つのサ
ジタル素子(揺れ補正ミラー)、3つの共有のタンジェ
ンシャル素子(タンジェンシャルレンズ及びエフシータ
スキャンレンズの2つのレンズ)、4つの球形ダイオー
ドレンズ及び5つの平面ミラーに減少させる。
【0071】各ビームの光学経路内のミラーの数全体
は、偶奇性を保存し差動の反りを防ぐために同じであ
る。
【0072】この複数ビーム式ROSのコストは、光学
素子を4つ全てのビームにより共有することができるの
で、それぞれのビームに対して指定の光学素子を必要と
する場合よりも減少される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の、光学素子の数を減らした複数ビー
ム式ラスタ出力スキャニングシステムを示す図である。
【図2】 本発明の図1の複数ビーム式ラスタ出力スキ
ャニングシステムにおける単一ビームのサジタル面内の
側面図である。
【図3】 本発明の図1の複数ビーム式ラスタ出力スキ
ャニングシステムにおける単一ビームのタンジェンシャ
ル面内の側面図である。
【符号の説明】 100 ラスタ出力スキャニングシステム、102,1
04,106,108光源、110,112,114,
116 光ビーム、118,124,126,128
球形ダイオードレンズ、120 切子面、122 ポリ
ゴンミラー、130 シリンドリカルレンズ、132
折返しミラー、134 エフシータレンズ、140,1
48,156,164 折返しミラー、142,15
0,158,166 揺れ補正ミラー、144,15
2,160,168 スキャンライン、146,15
4,162,170 光受容体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク シー ワン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 アー ヴィン デル ソナタ 12 Fターム(参考) 2C362 BA04 BA50 BA51 BA52 BA53 BA71 BA83 BA84 BA86 BA87 BA90 BB46 DA06 DA09 2H045 AA01 BA22 BA34 CA33 DA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ビーム式ラスタ出力スキャニングシ
    ステムであって、 入力ビデオデータ信号に基づいて変調される第1の光ビ
    ームを放射する第1の光源と、入力ビデオデータ信号に
    基づいて変調される第2の光ビームを放射する第2の光
    源と、入力ビデオデータ信号に基づいて変調される第3
    の光ビームを放射する第3の光源と、入力ビデオデータ
    信号に基づいて変調される第4の光ビームを放射する第
    4の光源と、 第1の光受容体と、第2の光受容体と、第3の光受容体
    と、第4の光受容体と、 複数の切子面を有する回転ポリゴンミラーであって、前
    記複数の切子面の1つが前記第1の光源からの前記第1
    の光ビームを前記第1の光受容体にわたってスキャン
    し、前記複数の切子面の前記1つが前記第2の光源から
    の前記第2の光ビームを前記第2の光受容体にわたって
    スキャンし、前記複数の切子面の前記1つが前記第3の
    光源からの前記第3の光ビームを前記第3の光受容体に
    わたってスキャンし、前記複数の切子面の前記1つが前
    記第4の光源からの前記第4の光ビームを前記第4の光
    受容体にわたってスキャンする前記ポリゴンミラーと、 前記光源と前記ポリゴンミラーとの間に配置された第1
    の光学システムであって、 前記第1の光源からの前記第1の光ビームを前記複数の
    切子面の前記1つにサジタル面で集束させる第1の球形
    ダイオードレンズと、前記第2の光源からの前記第2の
    光ビームを前記複数の切子面の前記1つにサジタル面で
    集束させる第2の球形ダイオードレンズと、前記第3の
    光源からの前記第3の光ビームを前記複数の切子面の前
    記1つにサジタル面で集束させる第3の球形ダイオード
    レンズと、前記第4の光源からの前記第4の光ビームを
    前記複数の切子面の前記1つにサジタル面で集束させる
    第4の球形ダイオードレンズと、 前記第1の光源からの前記第1の光ビームを前記複数の
    切子面の前記1つにタンジェンシャル面でコリメートす
    る前記第1の球形ダイオードレンズ、タンジェンシャル
    シリンドリカルレンズ及び第1のシリンドリカルレンズ
    及び第2のシリンドリカルレンズのエフシータスキャン
    レンズと、前記第2の光源からの前記第2の光ビームを
    前記複数の切子面の前記1つにタンジェンシャル面でコ
    リメートする前記第2の球形ダイオードレンズ、前記タ
    ンジェンシャルシリンドリカルレンズ及び前記エフシー
    タスキャンレンズと、前記第3の光源からの前記第3の
    光ビームを前記複数の切子面の前記1つにタンジェンシ
    ャル面でコリメートする前記第3の球形ダイオードレン
    ズ、前記タンジェンシャルシリンドリカルレンズ及び前
    記エフシータスキャンレンズと、前記第4の光源からの
    前記第4の光ビームを前記複数の切子面の前記1つにタ
    ンジェンシャル面でコリメートする前記第4の球形ダイ
    オードレンズ、前記タンジェンシャルシリンドリカルレ
    ンズ及び前記エフシータスキャンレンズと、 を含む前記第1の光学システムと、 前記ポリゴンミラーと前記光受容体との間に配置された
    第2の光学システムであって、 前記第1の光ビームを前記複数の切子面の前記1つから
    前記第1の光受容体上にサジタル面で集束させる第1の
    揺れ補正ミラーと、前記第2の光ビームを前記複数の切
    子面の前記1つから前記第2の光受容体上にサジタル面
    で集束させる第2の揺れ補正ミラーと、前記第3の光ビ
    ームを前記複数の切子面の前記1つから前記第3の光受
    容体上にサジタル面で集束させる第3の揺れ補正ミラー
    と、前記第4の光ビームを前記複数の切子面の前記1つ
    から前記第4の光受容体上にサジタル面で集束させる第
    4の揺れ補正ミラーと、 前記第1の光ビームを前記複数の切子面の前記1つから
    前記第1の光受容体上にタンジェンシャル面で集束させ
    る前記エフシータスキャンレンズと、前記第2の光ビー
    ムを前記複数の切子面の前記1つから前記第2の光受容
    体上にタンジェンシャル面で集束させる前記エフシータ
    スキャンレンズと、前記第3の光ビームを前記複数の切
    子面の前記1つから前記第3の光受容体上にタンジェン
    シャル面で集束させる前記エフシータスキャンレンズ
    と、前記第4の光ビームを前記複数の切子面の前記1つ
    から前記第4の光受容体上にタンジェンシャル面で集束
    させる前記エフシータスキャンレンズと、 を含む前記第2の光学システムと、を備えることを特徴
    とする複数ビーム式ラスタ出力スキャニングシステム。
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