JP2002276015A - 縦管における流入管の接続構造 - Google Patents

縦管における流入管の接続構造

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JP2002276015A
JP2002276015A JP2001074548A JP2001074548A JP2002276015A JP 2002276015 A JP2002276015 A JP 2002276015A JP 2001074548 A JP2001074548 A JP 2001074548A JP 2001074548 A JP2001074548 A JP 2001074548A JP 2002276015 A JP2002276015 A JP 2002276015A
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JP
Japan
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pipe
inflow
manhole
vertical
vertical pipe
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JP2001074548A
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English (en)
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Kenichiro Watanabe
賢一郎 渡邊
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マンホール内に設置の縦管を流入管に流入分岐
管を用いて接続するにあたり、マンホールサイズが小さ
くても、マンホール内での維持管理スペースを確保でき
るようにする。 【解決手段】縦管1に取り付ける流入分岐管3と上流管
である流入管2とを、マンホール101外で接続するこ
とで、縦管1のマンホール101内での設置位置を、施
工可能な範囲でマンホール101の内壁面に近づける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水用のマンホー
ル内に設置される縦管における流入管の接続構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】下水道において高落差接合となるマンホ
ールでは、自然流下する下水によってマンホール底部が
損傷したり、下水の飛散によるコンクリートの劣化等の
問題がある。これを解消するため、例えば、特開平8−
41915号公報に開示されているように、マンホール
内に、らせん案内路付き縦管(ドロップシャフト)を配
置する方法が実施されている。
【0003】らせん案内路付き縦管は、一定内径の直管
状の縦管本体内に、下水をらせん状に案内するらせん案
内板が設置されており、このらせん案内板に沿って下水
がらせん状に流下することによりエネルギが減衰され、
減衰状態となった下水が縦管本体の下端部に設けられた
流出口から流出するようになっている。
【0004】従って、このようならせん案内路付き縦管
を設置すると、マンホール内に流入した下水がマンホー
ルの底部等に強く衝突するおそれがなく、マンホール底
部の損傷を防止することができる。また、下水の飛散や
騒音・悪臭の発生を低減することも可能になる。
【0005】らせん案内路付き縦管と上流管(流入管)
とを接続する方式としては、縦管の上端部にコンクリー
ト製の流入桝を設け、この流入桝に流入管を接続する方
式(直接連結方式)がある。
【0006】また、図11に示すように、縦管1の上部
に流入分岐管(横短管)303を取り付け、この流入分
岐管303に流入管2を止水バンド304等にて接続す
る方式(側方連結方式)がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した2
つの接続方式のうち、流入桝を用いる方式によれば、流
入桝をコンクリートの現場打ちで構築しているため、コ
ンクリート打設に手間が掛かり施工期間が長くなるとい
う問題がある。
【0008】一方、流入分岐管を用いて流入管を接続す
る方式では、施工が簡単で短期間で接続作業を完了する
ことできる。しかし、この方式の場合、以下のような問
題がある。
【0009】まず、図11に示すように、流入分岐管3
03と流入管2との接続を、マンホール101内で行っ
ているので、マンホール101の内壁面と縦管1との間
に、管接続に必要な間隔(バンド締め代など)をあける
必要があり、マンホール内壁面に対する縦管1のはりだ
し量が大きくなってしまう。ここで、マンホール内に縦
管を設置する際には、人(作業者)の昇降口及び縦管搬
入時の開口部を確保する必要があるが、縦管のマンホー
ル内へのはりだしが大きいと、図12に示すように、人
の昇降口と縦管搬入時の開口部とが干渉してしまい、維
持管理スペースを確保できなくなる。このため、マンホ
ールサイズを大きくする必要があり、設置コストが高価
になるという問題がある。
【0010】なお、以上のような問題は、らせん案内路
が設けられていない、一般的な下水用縦管(マンホール
内設置)にも同様なことが言える。
【0011】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、マンホール内に設置の縦管を流入管に流入分岐
管を用いて接続するにあたり、マンホールサイズが小さ
くても、マンホール内での維持管理スペースを確保する
ことが可能な縦管における流入管の接続構造を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】まず、本発明で言う「マ
ンホール内」とは、マンホールの内壁面よりも内側の空
間のことを指す。また、「マンホール外」とは、マンホ
ールの内壁面よりも外側の空間のことを指し、マンホー
ルの内壁面と外壁面との間も「マンホール外」に含まれ
るものとする。
【0013】本発明は、マンホール内に設置される縦管
における流入管の接続構造であって、縦管に流入分岐管
が設けられ、この流入分岐管と流入管とがマンホール外
で接続されていることによって特徴づけられる。
【0014】本発明によれば、縦管に設ける流入分岐管
と流入管とをマンホール外で接続しているので、縦管の
マンホール内での設置位置をマンホール内壁面に近づけ
ることが可能となり、小サイズのマンホールであって
も、マンホール内での維持管理スペースを確保すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】<実施例1>図1及び図2は本発明の実施
形態の要部構造を示す断面図である。図3はその実施形
態に用いる流入分岐管の構造を示す断面図である。
【0017】この実施形態において、縦管1は複数の短
管(FRP製)によって構成されており、これら短管を
設置現場のマンホール101内において相互に接続(接
合)して組み立てる構造となっている。縦管1の内部に
はらせん案内板11が設置されている。縦管1の上部に
は流入分岐管3が取り付けられる。この流入分岐管3の
取り付け位置には流入口(図示せず)が開口されてい
る。
【0018】流入分岐管3は、PVC等の樹脂成形品
で、図3に示すように、縦管1の外周面に沿う形状のサ
ドル31と接続用の短管(横管)32とが一体的に形成
されている。短管32の先端には受け口33が設けられ
ている。受け口33の内面には環状の止水ゴム34が接
着固定されており、この受け口33に、流入管2の先端
部を挿入することにより(図3(B))、流入分岐管3
と流入管2とが接続されるとともに、接続部の止水性が
確保される。
【0019】流入分岐管3の短管32の長さは、図1及
び図2に示すように、縦管1をマンホール101の壁体
に、施工可能な範囲で最も近づけて設置した状態のとき
に、短管32の先端部の受け口33がマンホール101
の外方に突出するような寸法に設定されている。
【0020】この実施形態において、縦管1と、上流管
である流入管2との接続は以下の要領で行う。 (1)図1に示すように、マンホール101の壁体に流
入分岐管3の貫通用の開口部102を設けておく。この
開口部102の位置は、縦管1の流入口と流入管2に対
応する位置とする。 (2)マンホール101内から流入分岐管3を開口部1
02に挿入し、その先端の受け口33を、マンホール1
01外部に敷設された流入管2の先端に合わせながら差
し込んで、流入管2に流入分岐管3を接続する。 (3)縦管1の上部の短管1aを取り付けるとともに、
流入分岐管3を縦管1に取り付ける。流入分岐管3の縦
管1への固定は、ステンレスバンドを縦管1の外周に巻
回して流入分岐管3のサドル31を縦管1の外周面に固
定するか、あるいは接着剤にてサドル31を縦管1の外
周面に固定する等の方法にて行う。 (4)以上の接続が完了した後、図2に示すように、マ
ンホール101の開口部102内面と流入分岐管3との
隙間にモルタル103を充填する。
【0021】なお、以上の手順では、流入分岐管3を流
入管2に接続した後に、流入分岐管3を縦管1に取り付
けているが、流入分岐管3を縦管1に取り付けた状態
で、流入管2との接続を行うようにしてもよい。
【0022】この実施形態によれば、流入分岐管3と流
入管2とを、マンホール101の外壁面よりも外側で接
続しているので、縦管1のマンホール101内へのはり
だしが小さくて済み、マンホール101のサイズを小さ
くすることができる。
【0023】例えば、φ250の縦管を2号人孔(内径
1200mm)に配置する場合、従来では、図12に示
したように、人の昇降口と縦管搬入時の開口部とが干渉
していたが、この実施形態では、縦管1をマンホール1
01の内壁面に近づけて設置することができるので、2
号人孔にφ250〜φ500の縦管を設置する場合であ
っても、図4に示すように、マンホール101内での維
持管理スペースを確保することができる。
【0024】以上の図1、図2の実施形態では、流入分
岐管3と流入管2とを、マンホール101の外壁面より
も外側で接続しているが、本発明は、これに限られるこ
となく、例えば図5、図6に示すように、マンホール1
01に設けた開口部102内において流入分岐管3と流
入管2とを接続するようにしてもよい。
【0025】図5、図6の接続構造の場合、流入管2を
敷設する際に、流入管2の先端をマンホール101の開
口部102内に臨ませておき、その流入管2の先端に流
入分岐管3の受け口33を合わせながら差し込んで、流
入管2に流入分岐管3を接続した後、前記した(3)及
び(4)と同じ要領で、流入分岐管3の縦管1への取り
付けと、モルタル103の充填を行う。
【0026】図5、図6の接続構造によれば、マンホー
ル101の開口部102内において流入分岐管3と流入
管2とを接続するので、縦管1の施工(接続工程)に関
係なく、流入管2の敷設した後の埋め戻しを直ぐに行う
ことができるという利点がある。
【0027】<実施形態2>図7、図8は本発明の別の
実施形態の要部構造を示す断面図である。図9はその実
施形態に用いる流入分岐管の構造を示す断面図である。
【0028】この実施形態において、縦管1は複数の短
管(FRP製)によって構成されており、これら短管を
設置現場のマンホール101内において相互に接続(接
合)して組み立てる構造となっている。縦管1の内部に
はらせん案内板11が設置されている。縦管1の上部に
は流入分岐管13が取り付けられる。この流入分岐管1
3の取り付け位置には流入口(図示せず)が開口されて
いる。
【0029】流入分岐管13は、PVC等の樹脂成形品
で、図9に示すように、縦管1の外周面に沿う形状のサ
ドル131と接続用の短管(横管)132とが一体的に
形成されている。この流入分岐管13は、短管132の
先端を流入管2の先端に合わせた状態で、その合わせ部
に止水バンド4を巻き付けることによって流入管2に接
続することができる(図9(B))。
【0030】この実施形態において、縦管1と、上流管
である流入管2との接続は以下の要領で行う。 (11)図7に示すように、マンホール101の壁体に
流入分岐管13の貫通用の開口部102を設けておく。
この開口部102の位置は、縦管1の流入口に対応する
位置とする。マンホール101の外部側の作業により流
入管2を敷設して、その先端をマンホール101の開口
部102内の中央位置(壁体の厚み方向の中央位置)に
配置しておく。 (12)マンホール101内から流入分岐管13を開口
部102に挿入し、この流入分岐管13の先端を、開口
部102内に位置している流入管2の先端に合わせる。
次に、止水バンド4を管合わせ部の外周に巻回して流入
分岐管13と流入管2とを接続する。 (13)縦管1の上部の短管1aを取り付けるととも
に、流入分岐管13を縦管1に取り付ける。この流入分
岐管13の縦管1への固定は、ステンレスバンドを縦管
1の外周に巻回して流入分岐管13のサドル131を縦
管1の外周面に固定するか、あるいは接着剤にてサドル
131を縦管1の外周面に固定する等の方法にて行う。 (14)以上の接続が完了した後、図8に示すように、
マンホール101の開口部102内面と、流入分岐管1
3及び流入管2との隙間にモルタル103を充填する。
【0031】なお、以上の手順では、流入分岐管13を
流入管2に接続した後に、流入分岐管13を縦管1に取
り付けているが、流入分岐管13を縦管1に取り付けた
状態で、流入管2との接続を行うようにしてもよい。
【0032】また、図7、図8の接続構造では、マンホ
ール101の開口部102内において流入分岐管13と
流入管2とを接続しているが、前記した図1、図2の接
続構造のように、マンホール101の外壁面よりも外側
で流入分岐管13と流入管2とを接続するようにしても
よい。
【0033】ここで、下水用の流入管としては、PVC
管、FRPM管(強化プラスチック複合管)、ヒューム
管などが使用されており、流入管がPVC管である場
合、図3または図9に示す構造の流入分岐管3,13を
使用し、流入管がFRPM管である場合、図9に示す構
造の流入分岐管13を使用する。また、流入管がヒュー
ム管である場合、図10に示すような流入分岐管23を
使用する。
【0034】図10に示す流入分岐管23は、短管23
2の先端の外周縁に、流入管2(ヒューム管)との外径
を合わすための肉盛部233(例えばFRP製)が設け
られており、この肉盛部233に流入管2の先端を合わ
せた状態で止水バンド4にて接続する構造となってい
る。
【0035】なお、以上の各実施形態では、らせん案内
路付き縦管に本発明を適用した例を示しているが、これ
に限られることなく、らせん案内路が設けられていな
い、一般的な下水用縦管にも本発明は適用できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
縦管に設ける流入分岐管と流入管とをマンホール外で接
続しているので、縦管のマンホール内での設置位置を、
マンホール内壁面に近づけることができる。これによ
り、マンホールの径を従来に比して大幅に小さくするこ
とが可能となる結果、設置コストの低減化をはかること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の断面図である。
【図2】同じく実施形態の断面図である。
【図3】本発明の実施形態に用いる流入分岐管の構造を
示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態の作用説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態の断面図である。
【図6】同じく実施形態の断面図である。
【図7】本発明の別の実施形態の断面図である。
【図8】同じく別の実施形態の断面図である。
【図9】本発明の別の実施形態に用いる流入分岐管の構
造を示す断面図である。
【図10】流入分岐管の他の例を示す断面図である。
【図11】縦管における流入管の接続構造の従来例を示
す断面図である。
【図12】図11に示す接続構造の問題点の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 縦管 11 らせん案内板 2 流入管 3,13 流入分岐管 31,131 サドル 32,132 短管(横管) 33 受け口 133 止水バンド 34 止水ゴム 4 止水バンド 101 マンホール 102 開口部 103 モルタル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール内に設置される縦管における
    流入管の接続構造であって、縦管に流入分岐管が設けら
    れ、この流入分岐管と流入管とがマンホール外で接続さ
    れていることを特徴とする縦管における流入管の接続構
    造。
JP2001074548A 2001-03-15 2001-03-15 縦管における流入管の接続構造 Pending JP2002276015A (ja)

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