JP2002273904A - インクジェットプリンタ用インク容器及びインクジェットプリンタ用インク供給システム - Google Patents
インクジェットプリンタ用インク容器及びインクジェットプリンタ用インク供給システムInfo
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Abstract
とがなく、また十分な強度があり輸送適性を得ることが
できる。 【解決手段】インクジェットプリンタ用インク容器1に
おいて、インクに接触する層は、多層構成であり、かつ
前記多層構成の少なくとも最上層及び最下層は、脂肪酸
類の含有量が100ppm以下である。インクジェット
プリンタ用のインクを収納するインク容器1と、インク
ジェットプリンタ本体に設けられたインク導入部2と、
このインク導入部2から記録ヘッド3にインクを供給す
るインク流路とを有するインクジェットプリンタ用イン
ク供給システムであって、インク容器1から記録ヘッド
3までのインク供給系のインクに接する層が、請求項1
乃至請求項9に記載するインクに接する層で構成されて
いる。
Description
プリンタ用インク容器及びインクジェットプリンタ用イ
ンク供給システムに関する。
ットプリンタ用インク容器(以下、単にインク容器とい
うこともある)から直径100μm以下の微小流路を経
てインク滴をインクジェットプリンタヘッドの10〜1
00μmの微小ノズルから吐出し、記録紙上に文字、画
像等を描くことから、インクが微小ノズルや微小流路を
安定して流動できることが要求されている。
等により閉塞された場合、当然のことながらインクが流
れなくなるため白く抜けたり、色が不足する状態になり
出力画像の品質が確保できなくなることから、安定した
インクの吐出が望まれている。
含まれているナトリウムイオンとインク容器に使用して
いる樹脂中に重合時の安定剤あるいはフィルム加工時の
スリップ剤として添加されている脂肪酸あるいは脂肪酸
金属塩が、経時変化あるいは温度変化でインク中に溶出
しインクに含まれるナトリウムイオンと反応して脂肪酸
ナトリウムになり、これがインク容器中あるいはインク
流路中で凝集しインクの流動を悪くしたりノズルを詰ま
らせたりすることが知られている。
第2696841号には、析出の要因物質であるインク
に含まれるナトリウムイオンの総和量がインク全量に対
し0.001〜0.2質量%以下であるとし、原因物質
の量をすくなるする技術が開示されている。また、特許
第2658034号には一方の析出原因であるインク容
器に含まれる脂肪酸類の総量を100ppm以下にする
技術が開示されている。
まり問題に対応できるが、シール強度が低下する。特許
第2696841号にはシール強度を確保するために、
インク容器の樹脂に含まれる脂肪酸の量が10〜100
ppmである樹脂を使用した技術が開示されている。し
かし、ここでは輸送中の振動・落下の衝撃で破袋が発生
する不具合は指摘されていない。輸送中の振動・落下の
衝撃は過酷な衝撃であり破袋等の発生が十分予想され、
前記技術内容ではシール強度十分とは言えない。析出が
無くともユーザーに届く前に破袋してインクが届かなけ
れば、致命的な問題である。また、特許第265803
4号2項に記載されているように脂肪酸類はフィルム加
工する時にローラーヘの付着を防止するスリップ剤とし
て使われている。しかし、前記技術にはスリップ剤を低
減したにも関わらず、その対応策は記載されていない。
実際のコンバーティング工程では、スリップ性の不足に
よってフィルム巻き取り時のシワ、蛇行やインク充填時
の袋の開き性が悪く、生産性を阻害する要因になってい
る。
更にノズルは微小化されていくことが予想され、吐出の
安定化すなわち析出物の防止はより望まれる。その一方
で、輸送適性の確保のためのインク容器の強度アップや
コストダウンのための生産性向上においてスベリ性との
両立等が望まれている。
うな問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、
異物発生に伴うインク吐出の安定化を損なうことがな
く、また十分な強度があり輸送適性を得ることができる
インクジェットプリンタ用インク容器及びインクジェッ
トプリンタ用インク供給システムを提供することであ
る。
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
トプリンタ用インク容器において、インクに接触する層
は、多層構成であり、かつ前記多層構成の少なくとも最
上層及び最下層は、脂肪酸類の含有量が100ppm以
下であることを特徴とするインクジェットプリンタ用イ
ンク容器。』である。
クに接触する層の多層構成の少なくとも最上層及び最下
層は、脂肪酸類の含有量が100ppm以下であり、異
物発生に伴うインク吐出の安定化を損なうことがなく、
また最上層及び最下層以外の層により十分な強度があり
輸送適性を得ることができる。
の含有量が50ppm以下であることを特徴とする請求
項1に記載のインクジェットプリンタ用インク容器。』
である。
酸類の含有量が50ppm以下であり、異物発生に伴う
インク吐出の安定化をより一層損なうことがない。
の含有量が10ppm以下であることを特徴とする請求
項2に記載のインクジェットプリンタ用インク容器。』
である。
酸類の含有量が10ppm以下であり、異物発生に伴う
インク吐出の安定化をさらにより一層損なうことがな
い。
び最下層以外の層は、最上層及び最下層より脂肪酸類の
含有量が多いことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
いずれか1項に記載のインクジェットプリンタ用インク
容器。』である。
層及び最下層以外の層は、最上層及び最下層より脂肪酸
類の含有量が多いことで、異物発生に伴うインク吐出の
安定化を損なうことがなく、また最上層及び最下層以外
の層により十分な強度があり輸送適性を得ることができ
る。
接触する層は、触媒失活剤を除去したポリオレフィン系
樹脂であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
ずれか1項に記載のインクジェットプリンタ用インク容
器。』である。
クに接触する層は、触媒失活剤を除去したポリオレフィ
ン系樹脂であり、腐食することなく、しかも異物発生に
伴うインク吐出の安定化を損なうことがない。
ンク収納部を有し、このインク収納部が積層体で形成さ
れ、この積層体はインクに接触する層を有することを特
徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の
インクジェットプリンタ用インク容器。』である。
ク収納部の積層体は、インクに接触する層により強度が
向上し、しかも柔軟性がある。
は、シーラント層を有し、このシーラント層が前記イン
クに接触する層であることを特徴とする請求項1乃至請
求項6のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ
用インク容器。』である。
ラント層がインクに接触する層であり、強度が向上し、
しかも柔軟性がある。
は、シーラント層を有し、このシーラント層が前記イン
クに接触する層を有することを特徴とする請求項1乃至
請求項6のいずれか1項に記載のインクジェットプリン
タ用インク容器。』である。
体がシーラント層を有し、このシーラント層がインクに
接触する層により、強度が向上し、しかも柔軟性があ
る。
のシーラント層は、共押し出しインフレーション方法で
成形したものであることを特徴とする請求項1乃至請求
項8のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ用
インク容器。』である。
構成のシーラント層は、共押し出しインフレーション方
法で簡単かつ強度に成形することができる。
ットプリンタ用のインクを収納するインク容器と、イン
クジェットプリンタ本体に設けられたインク導入部と、
このインク導入部から記録ヘッドにインクを供給するイ
ンク流路とを有するインクジェットプリンタ用インク供
給システムであって、前記インク容器から記録ヘッドま
でのインク供給系のインクに接する層が、請求項1乃至
請求項9に記載するインクに接する層で構成されている
ことを特徴とするインクジェットプリンタ用インク供給
システム。』である。
ンク供給系の異物発生に伴うインク吐出の安定化を損な
うことがなく、また最上層及び最下層以外の層により十
分な強度があり輸送適性を得ることができる。
容器は、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の
インクジェットプリンタ用インク容器であることを特徴
とするインクジェットプリンタ用インク供給システ
ム。』である。
ンク容器及びインク供給系の異物発生に伴うインク吐出
の安定化を損なうことがなく、また最上層及び最下層以
外の層により十分な強度があり輸送適性を得ることがで
きる。
プリンタ用インク容器及びインクジェットプリンタ用イ
ンク供給システムを図面に基づいて詳細に説明するが、
勿論この発明はこれらに限定されるものではない。
従って説明する。図1はインク容器の概略図である。図
中1はインク容器を示し、101はインク収納部を示
し、102はインク導出部を示す。103はインク導出
部102にインク収納部101を取り付けるための接合
部を示す。102aはインクジェットプリンタにインク
流出が下向きになるようにインク容器1を装着すること
でインクジェットプリンタのインク供給手段により開口
される開口部を示す。なお、インク導出部102の形状
は本図に限定されることはない。又、インクジェットプ
リンタのインク供給系への装着方法も特に限定はない。
給システムを示す模式図である。図中2はインク導入管
を示し、3はインクジェットプリンタのインクを噴出す
る記録ヘッドを示し、4はインクジェットプリンタ本体
に設けられたインク導入部を示す。他の符号は図1と同
義であるので、説明を省略する。
テムは、インク容器1と、インク導入部4と、インク導
入管2により構成されるインク流路とを有し、インク容
器1から記録ヘッド3までのインク供給系を備える。
納部の概略層構成図である。
材料で形成されたのものである。インク収納部101の
形状成形は、ブロー成形やインジェクション成形などの
ハード成形品でも良い。また、インフレーション法やT
ダイ法で成形された樹脂フィルムをヒートシールして作
成した袋でも良い。
のフィルムをラミネートして作成した複合材料をヒート
シールして袋状にしたいわゆるパウチまたはパックの層
構成である。外部衝撃からの保護を目的とした保護層1
01aとヒートシール機能を有した熱可塑性フィルムを
接着剤で貼り合わせて作成する。このヒートシール機能
を有した熱可塑性フィルムをシーラント層101bと呼
び、インクに接触する層である。
酸素、または光などを遮断するバリヤ層101cを設け
たものである。このように、図3(b)及び図3(c)
では、インク収納部101が積層体で形成され、この積
層体はインクに接触する層を有する。
用熱可塑性フィルムとシーラント層用熱可塑性フィルム
の2層で構成してもよく、酸素遮断層用熱可塑性フィル
ム及びシーラント層用熱可塑性フィルムは単一層であっ
ても良いし、多層構成であってもかまわない。
る。図4は、シーラント層が多層構成で、インクに接触
する層を有し、3層構成にした例である。
る成形により1度の成形で3層101b1,101b
3,101b2構成のフィルムの成形が可能である。層
101b2がインクに接触する層であり、積層体は、シ
ーラント層を有し、このシーラント層がインクに接触す
る層を有する。この3層は一体で成形され、実質分離不
可能である。この発明の1つである容器の強度に関して
は3層が一体となっているので効果が発揮される。従っ
て、この3層一体でインクに接する層である。
2のシーラントとしての表面材質と中間層101b3と
の材質を変えることが可能である。
構成であり、かつ多層構成では、少なくとも最上層の外
層101b1及び最下層の内層101b2は、脂肪酸類
の含有量が100ppm以下であり、異物発生に伴うイ
ンク吐出の安定化を損なうことがなく、また最上層及び
最下層以外の層の中間層101b3により十分な強度が
ある。
101b2は、脂肪酸類の含有量が50ppm以下であ
ることが好ましく、さらに脂肪酸類の含有量が50pp
m以下であることが好ましく、さらに脂肪酸類の含有量
が10ppm以下であることが、異物発生に伴うインク
吐出の安定化をさらにより一層損なうことがない。
b3は、最上層の外層101b1及び最下層の内層10
1b2より脂肪酸類の含有量が多いことで、異物発生に
伴うインク吐出の安定化を損なうことがなく、また最上
層及び最下層以外の層により十分な強度がある。
巻き工程を示す図である。このインク容器形成時に、シ
ーラント層101bを形成する材料が巻き状態であり、
この巻き状態のシーラント層101bを形成する材料か
ら、図3に示すようなインク収納部101を形成する
が、シーラント層101bの最上層の外層101b1と
最下層の内層101b2とが接触して添加剤の移動が起
こりスベリ性が向上し、最上層の外層101b1と最下
層の内層101b2とが付着することがなく、生産性が
向上する。
層を有し、このインクに接触する層のフィルムインパク
トが100J/cm以上で強度があり、破損が防止で
き、十分な輸送適性を得ることができる。また、インク
に接触する層のフィルムインパクトが350J/cm以
下で柔軟性があり、インクの残りを少なくすることがで
き、インク供給性が向上する。また、インクに接触する
層のフィルムインパクトが350J/cm以下であり、
これ以上強くとも実質的に過剰強度である。また、樹脂
の単価あるいは成形生産性においてコストアップとな
る。
剤を除去したポリオレフィン系樹脂で構成されることが
好ましく、腐食することなく、しかも異物発生に伴うイ
ンク吐出の安定化を損なうことがない。
ッキング剤を含有することが好ましく、アンチブロッキ
ング剤によりすべり性を有し、形成時等にくっ付くこと
が防止できる。アンチブロッキング剤が、10ppm以
下の脂肪酸類を含有するベース樹脂を使用したコンパウ
ンド方式により添加され、アンチブロッキング剤がコン
パウンド方式により分散が均一になり、異物発生に伴う
インク吐出の安定化を損なうことがなく、しかも一層す
べり性があり、より形成時等にくっ付くことが防止でき
る。
層構成図である。
し、102cはインクと接する熱可塑性樹脂からなる内
層を示す。本図はインク導出部が2層構成の場合を示し
ているが、内層に使用した熱可塑性樹脂を単独で使用し
作製してもかまわない。
テムは、インク容器1と、インクジェットプリンタ本体
に設けられたインク導入部4と、このインク導入部4か
ら記録ヘッド3にインクを供給するインク流路とを有
し、インク容器1から記録ヘッド3までのインク供給系
のインクに接する層が図1乃至図5のインク容器1のイ
ンクに接する層と同様に構成され、異物発生に伴うイン
ク吐出の安定化を損なうことがない。
収納部とインク導出部に使用されている材料について説
明する。
いる材料は、単層でも積層体の多層構成でも良く、イン
ク収納部のシーラント層に使用する熱可塑性樹脂として
は袋状に加工ができ、高耐薬品性、低コスト、10pp
m以下の脂肪酸類を含有するポリオレフィン系樹脂が好
ましい。脂肪酸類含有量が10ppm以下であることが
好ましく、より好ましくは脂肪酸類を含まないことを示
している。なお、脂肪酸類の測定は、分析化学実験ハン
ドブック日本分析化学会編の57〜58ページに記載の
抽出方法により抽出し、504〜516ページに記載の
ガスクロマトグラフィー法に従い測定した値である。
ピレン等のオレフィン類の単独重合体及び異種オレフィ
ン類との共重合体を示す。実質的に脂肪酸を含まないポ
リオレフィン系樹脂とは、通常の触媒を使用し製造した
後、触媒失活剤を濾過し脂肪酸類含有量を10ppm以
下にしたポリオレフィン系樹脂、チーグラー型触媒を使
用しないで製造されたポリオレフィン系樹脂及びメタロ
セン触媒を使用し製造されたポリオレフィン系樹脂を言
う。
ィルムインパクトは、100J/cm以上で、好ましく
は130〜220J/cmである。フィルムインパクト
が100J/cmを越えないと、強度が不足し、作業中
に落とした程度でもシーラント層が破ける危険があり好
ましくない。また、350J/cmを越えた場合は、熱
可塑性樹脂が厚くなり、インク収納部の形によってはイ
ンク残りが多くなり好ましくない。フィルムインパクト
の値はJISP−8134に従い測定した値である。
要とするフィルムインパクトを得るためには単層でも良
いし、積層体の多層構成にしても良い。多層構成の場合
はインクと接する層は、10ppm以下の脂肪酸類を含
有するポリオレフィン系樹脂で構成されていることが好
ましい。好ましい構成としては、中間層に補強層を持ち
上層、下層は10ppm以下の脂肪酸類を含有するポリ
オレフィン系樹脂からなる構成が挙げられる。
用するポリオレフィン系樹脂のメルトインデックス(M
I)は、0.4〜6.0g/分が好ましく、より好まし
くは1.0〜4.0g/分である。0.4g/分未満で
は膜として成形できなくなり、6.0g/分を越えた場
合は厚さの制御がし難くなり好ましくない。MIの値は
ASTMD−1238のE条件又はJISK−7210
の条件4で測定した値である。
用するポリオレフィン系樹脂の密度は0.905〜0.
932が好ましくより、好ましくは0.915〜0.9
25である。0.905未満では必要とする強度が得難
く0.932を越えた場合は結晶化度が高くなることに
より、脆くなりシーラント層が破れ易くなるため好まし
くない。密度の値はJISK−6760又はASTMD
−1505に従い測定した値である。
さは30〜120μmが好ましく、より好ましくは50
〜90μmである。30μm未満の場合、インク導出部
にインク収納部を接合する場合、未接着部ができ接着性
が不完全となり好ましくない。120μmを越えた場
合、材質は硬くなりインク収納部の形によってはインク
残りが多くなったり、シール時間が長くかかり生産速度
が上がらなくなり好ましくない。厚さは(株)ニコン製
デジマイクロMU−1001C型測定機を使用し測定し
た値である。
脂としては、ポリエチレン樹脂が好ましくポリエチレン
樹脂の中でも特に高圧法で製造された低密度ポリエチレ
ン(LDPE)が挙げられる。
して製造した高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状
低密度ポリエチレン(LLDPE)及び中低圧法の溶液
重合、スラリー重合、気相重合で重合した後、触媒失活
剤を濾過し製造された、高密度ポリエチレン(HDP
E)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が挙げ
られる。その他の共重合体樹脂としては例えば、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレンープロピレン共
重合体樹脂、エチレン−1−ブテン共重合体樹脂、エチ
レンーブタジエン共重合体樹脂、エチレン−塩化ビニル
共重合体樹脂、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体
樹脂、エチレン−アクリル酸メチル共重合体樹脂、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体樹脂、エチレン−アク
リロニトリル共重合体樹脂、エチレン−アクリル酸共重
合体樹脂、アイオノマー樹脂(エチレンと不飽和酸との
共重合物を亜鉛などの金属で架橋した樹脂)、エチレン
−プロピレン・ブテン・1三元共重合体樹脂、エチレン
ープロピレンエラストマー等が挙げられる。
に知られている方法で行うことが可能である。触媒失活
剤とはポリエチレンを触媒(例えばチーグラー触媒、フ
ィリップス触媒)を使用し製造するときに、ポリエチレ
ン中に残存する触媒残渣を無害化するために添加する炭
素数8〜22の脂肪酸金属塩を言う。これら一般に使用
される脂肪酸金属塩としては例えば、ステアリン酸C
a、ステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、ステアリン
酸Znの、ステアリン酸金属塩(以後ステアリン酸(C
a、Al、Mg、Zn)で表す)、ベヘン酸(Ca、A
l、Mg、Zn)、オレイン酸(Ca、Al、Mg、Z
n)、エルカ酸(Ca、Al、Mg、Zn)等である。
E、LLDPEは一般に市販されているものであれば充
分に使用できる。例えば宇部興産(株)製のユメリッ
ト、ダウ・ケミカル日本製のAFFINITY、エリー
ト、日本ポリオレフィン(株)製のハーモレックスL
L、日本ポリケム(株)製のカーネル57L、三井化学
(株)製エボリュー、積水フィルム西日本(株)製ラミ
ロンスーパー、タマポリ(株)製SEシリーズ、東セロ
(株)製トーセロT.U.XーFCS、Τ.U.X−T
CS、二村化学工業(株)製大閤FL、三菱化学興人パ
ックス(株)製メタロエース、和田化学工業(株)製W
MX、住友化学(株)製FV202等が挙げられる。
に限定はない。例えば特開平6−256589号に記載
されている塩基性炭酸マグネシウム、特開平7−196
819号に記載されている架橋アクリルースチレン系共
重合体、特開2000−38455に記載されているア
クリル系アンチブロッキング粒子群、その他としてシリ
カ、タルク、長石、ゼオライトA、ゼオライトAの酸処
理物、硫酸バリウム又はアパタイト等市販されているも
のが使用できる。
ては、ポリオレフィン系樹脂100買量部に対して0.
01〜1.0質量部、好ましくは0.05〜α5質量部
である。0.01質量部未満ではスリップ性、アンチブ
ロッキング性が悪くなり、1.0質量部を越えた場合は
透明性が著しく悪くなりインク容器中のインク残量を確
認することができなくなり好ましくない。
樹脂に添加する方法としては、プラスチック加工技術ハ
ンドブック高分子学会編324〜335ページに記載さ
れている、コンパウンド方式又は直接着色方式にて添加
することができる。必要に応じて何れかの方法を選択し
て添加すれば良いが、アンチブロッキング剤の分散が均
一となるコンパウンド方式が好ましい。特にコンパウン
ド方式で行う場合、使用するマスターバッチには実質的
に脂肪酸を含まないポリオレフィン系樹脂を使用する必
要がある。
層構成の場合、中間層の補強層に使用する熱可塑性樹脂
はフィルム成形ができるものであれば特に限定はない。
機能性包装材料の新展開株式会社東レリサーチセンター
に記載されている熱可塑性フィルムを使用し、必要に合
わせ積層して作製することが可能である。
アルミニウム箔を積層したフィルムも含め酸素遮断層用
熱可塑性フィルムと言う。酸素遮断層用熱可塑性フィル
ムの酸素透過率は0〜5ml/m2・atm(24h・
20℃)が好ましい。5ml/m2・atm(24h・
20℃)を越えた場合はインク収納部に気泡が発生し好
ましくない。酸素透過率はJISK−7126に従い測
定した値である。酸素遮断層用熱可塑性フィルムの厚さ
は20〜5Oμmが好ましく、より好ましくは25〜4
5μmである。20μm未満の場合は耐衝撃性が弱く酸
素遮断層が破れる危険があるため好ましくない。酸素遮
断層用熱可塑性フィルムの厚さの設定は20〜50μm
の範囲で、シーラント層の熱可塑性樹脂の厚さとの組み
合わせで適宜選択することが好ましい。
度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(H
DPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中
密度ポリエチレン(MDPE)、超低密度ポリエチレン
(VLLDPE)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、
延伸ポリプロピレン(ΟPP)、延伸ナイロン(ON
y)、ポリエステル(PET)、セロファン、ポリビニ
ルアルコール(PVA)、延伸ビニロン(OV)、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVOH)、エチレン−ビ
ニルアセテート共重合体(EVA)、塩化ビニリデン
(PVDC)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体
(EEA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EM
A)、PP樹脂(プロピレン・αオレフィンランダム又
はブロック共重合体樹脂を含む。αオレフィンとしては
エチレン,ブテン・1が特に好ましい)、EAA樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ナイロ
ン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12等の
ポリアミド樹脂、各種熱可塑性エラストマー、ポリエチ
レンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹
脂等のポリエステル樹脂、エチレン・ビニルアルコール
共重合体(EVOH)、ポリスチレン(PS)樹脂、ス
チレン・合成ゴム共重合体樹脂(以下、ハイインパクト
ポリスチレン樹脂という)、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体(ABS)、AS樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、メタクリル樹脂、酸変性ポリオレフィ
ン樹脂等が使用できる。
異種フィルムと共押し出しで作った多層フィルム、延伸
角度を変えて張り合わせて作った多層フィルム等も当然
使用出来る。更に必要とする包装材料の物性を得るため
に使用するフィルムの密度、分子量分布を組み合わせて
作ることも当然可能である。
23559号に記載してあるシリカ蒸着フィルムを積層
しても良いし、特開平6−095302号に記載してあ
る無機蒸着フィルムを積層しても良い。特開平2−23
5048号、同2−278256号に記載されている如
きアルミニウムの箔を積層したフィルム又はアルミニウ
ムを蒸着したフィルムを使用しても良い。
ト層用熱可塑性フィルムを製造する方法としては、一般
的に知られている各種の方法が用いることが可能であ
る。例えば、プラスチック加工技術ハンドブック高分子
学会編285〜774ページに記載されているウェット
ラミネート法、ドライラミネート法、ホットメルトラミ
ネート法、押出しラミネート法、熱ラミネート法、イン
フレーション法を使用し必要な層構成とすることが可能
であり、これらの方法の中でもドライラミネート法、イ
ンフレーション法が好ましい。
ラント層用熱可塑性フィルムをドライラミネート法で積
層する際に使用される接着剤としては一般的に知られて
いる接着剤が使用できる。例えば各種ポリエチレン樹
脂、各種ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系熱溶
融接着剤、エチレン−プロピレン共重合体樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体樹脂等のエチレン共重合体樹脂、エチレ
ン−アクリル酸共重合体樹脂、アイオノマー樹脂等の熱
可塑性樹脂熱溶融接着剤、その他熱溶融型ゴム系接着剤
等が挙げられる。エマルジョン型接着剤の代表例として
は、ポリ酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル−エチレン共重合
体樹脂、酢酸ビニルとアクリル酸エステル共重合体樹
脂、酢酸ビニルとマレイン酸エステル共重合体樹脂、ア
クリル酸共重合物、エチレン−アクリル酸共重合物等の
エマルジョンが挙げられる。ラテックス型接着剤の代表
例としては、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SB
R)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、ク
ロロプレンゴム(CR)等のゴムラテックスが挙げられ
る。又、ドライラミネート用接着剤としてはイソシアネ
ート系接着剤、ウレタン系接着、ポリエステル系接着剤
等が挙げられ、その他、パラフィンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂、エチレンーエチルアクリレート共重合体樹脂等を
ブレンドしたホットメルトラミネート接着剤、感圧接着
剤、感熱接着剤等公知の接着剤を用いることもできる。
エクストルージョンラミネート用ポリオレフィン系樹脂
接着剤はより具体的にいえば、各種ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂などのポリオレ
フィン樹脂からなる重合物及びエチレン共重合体(EV
A、EEA、等)樹脂の他、LLDPE樹脂の如くエチ
レンと他のモノマー(α−オレフィン)を共重合させた
もの、Dupont社のサーリン、三井ポリケミカル社
のハイミラン等のアイオノマー樹脂(イオン共重合体樹
脂)及び三井石油化学(株)のアドマー(接着性ポリマ
ー)等がある。特にLDPE樹脂とLLDPE樹脂が安
価でラミネート適性に優れているので好ましい。又前記
記載樹脂を2種以上ブレンドして各樹脂の欠点をカバー
した混合樹脂は特に好ましい。例えばLLDPE樹脂と
LDPE樹脂をブレンドすると延展性が向上し、ネック
インが小さくなるのでラミネート速度が向上し、ピンホ
ールが少なくなる。
ム及びシーラント層用熱可塑性フィルムを製造する時に
も使用することが可能である。上記接着剤を用いて各層
を接着する時、接着強度は200X9.8mN/15m
m巾以上になる様に積層することが好ましい。
に応じて、ヒートシール、溶断シール、インパルスシー
ル、超音波シール、高周波シールなど、従来公知のプラ
スチックフィルムのシール法が可能である。製袋時にシ
ーラント用熱可塑性フィルムを重ね合わせ、熱を掛ける
ことで、シーラント層用熱可塑性フィルムが溶融し接着
が行われる。なお、接着剤を使用して製袋することも可
能である。
02cに使用する材料としては、インク収納部101の
シーラント層用熱可塑性フィルムと同様に、10ppm
以下の脂肪酸類を含有する樹脂であり、外層102bに
使用する材料は、特に内層102cと同じ材料であるこ
とは必要なく成形ができれば特に限定はない。又、特に
2層構成としなくても内層102cに使用した樹脂単独
であってもかまわない。これらインク導出部の製造方法
は、一般的な実用プラスチック成形加工便覧全日本プラ
スチック成形工業連合会編、プラスチック加工技術ハン
ドブック高分子学会編に545〜548に記載されてい
る如き射出成形方法で製造することが出来る。インク導
出部102の形状としては特に限定はない。
ては、先ず前記熱可塑性多層フィルムを使用し筒状のイ
ンク収納部101を作り、開放口の一方にインク導出部
102を取り付けた後、他の開放口から減圧条件下でイ
ンクを充填し熱溶着又は接着剤により密封することによ
り製造することができる。
えば、1)長方形の2枚の前記熱可塑性多層フィルムの
シーラント層用熱可塑性フィルムを内側にして重ね合わ
せ、長辺側を熱溶着又は接着剤で接着する方法、2)長
方形の1枚の前記熱可塑性多層フィルムの長手中央から
シーラント層用熱可塑性フィルムを内側にして重ね合わ
せ半折し、両長辺側を熱溶着又は接着剤で接着する方
法、3)長方形の1枚の前記熱可塑性多層フィルムの幅
手中央からシーラント層用熱可塑性フィルムを内側にし
て重ね合わせ半折し、長辺側を熱溶着又は接着剤で接着
する方法が考えられるが一番作りやすい方法を適宜選択
して作ることが可能である。
を取り付ける方法としては、インク導出部102に取り
付けられている接合部103をインク収納部101に挿
入した後、熱溶着又は接着剤で接着することでインク容
器ができ上がる。インク導出部102が取り付けられた
後、他の開放口側より減圧条件下でインクを充填し、熱
溶着又は接着剤で密封接着することでインクを充填した
インク容器が出来上がる。
のインク供給系に装着し、インクを噴出する記録ヘッド
3にインクを供給するインク導入管2にも10ppm以
下の脂肪酸類を含むポリオレフィン系樹脂を使用するこ
とが好ましい。 [実施例]以下、この発明を実施例により具体的に説明
するが、勿論この発明はこれらに限定されるものではな
い。
成した。
フィルム 実施例3:一般的なEVA(共重合)樹脂フィルム 実施例4:無添加グレードのLLDPE(共重合)樹脂
フィルム 実施例5:無添加でかつ除去処理したLLDPE樹脂フ
ィルム <インク容器の作製>前記シーラントフィルムおよび市
販の酸素遮断性を有するの無機蒸着フィルム(ベースフ
ィルム:PET樹脂#12)及びと表面基材フィルム
(PA樹脂#15)を購入し、ドライラミネートで積層
し、スリット製袋してパウチを作成した。一方、インク
導出部を成形作成し、ヒートシールにより接合してイン
ク容器を作成した。
ロマトグラフィー法で測定した。
20時間放置し、更に3日間放置してから、インクジェ
ットプリンタの記録ヘッドと同径のフィルタに通し、同
流速の場合の流圧の変化の有無を確認した。流圧の変化
があれば×とし、無い場合は○とした。
ンク容器の破れの有無を目視で確認した。
は、脂肪酸類を添加していないLDPE樹脂フィルムで
あり、強度は不充分のため破袋した。スリップ剤が添加
されているので析出が発生し使用不能であった。
ムであり、強度は不充分のため破袋した。また、スリッ
プ剤が添加されていないので析出が発生しなかった。
DPE樹脂フィルムであり、強度を重視したものであ
る。落下テストでは破袋しない。析出も無かった。但
し、過酷な条件を想定したテストでは破袋の懸念があ
る。
添加していないLDPE樹脂フィルムであり、強度を重
視したものである。落下テストでは破袋しない。析出も
無かった。
脂フィルムであり、強度を重視したものである。落下テ
ストでは破袋しない。析出が少しあった。
(共重合)樹脂フィルムであり、破袋の懸念の高い液体
ものに一般的に使われており、強度があった。析出が少
しあった。
DPE(共重合)樹脂フィルムであり、破袋の懸念の高
い液体ものに一般的に使われており、強度があった。析
出も無かった。
ク容器を種種作成し実際に落下及び振動テストを行っ
た。特に破袋したサンプルを観察した結果、シーラント
層の強度が破袋挙動と関係が深いことを掴み、また強度
の評価尺度としてはフィルムインパクト(JISP−8
134に準拠)の物性値が、その傾向を最も良く表すこ
とを発見した。すなわち、輸送適性を満足するために
は、シーラント層フィルムのフィルムインパクトは10
0J/cm以上が好ましいことがわかった。また、フィ
ルムインパクトが強い場合、実用上不必要に強くなる。
例えば、350J/cmを超えると2m以上の高さから
落としても破袋しないことが分かった。実用上このよう
な強度は必要でないことは明らかである。
シーラント樹脂には脂肪酸系のスリップ剤などが生産性
安定化あるいは向上などの目的で添加されている。しか
し、インク容器としては、析出による目詰まりなどの問
題の要因となる。そこで、スリップ剤などの添加物を添
加しない無添加である樹脂で作成したシーラントを作成
し実験・分析した。これらは、包装技術分野では、脂肪
酸類を含まないと考えられているものである。しかし、
分析の結果、数十ppmの脂肪酸類が検出された。その
要因を鋭意検討した結果、樹脂の重合過程に要因のある
ことが判明した。すなわち、一般的にシーラントとして
は熱可塑性樹脂が好ましく、さらに好ましくは高耐薬品
性、低コストの観点よりいポリオレフィン系樹脂が好ま
しく、ポリエチレンやプロピレン等のオレフィン類が好
ましい。特にポリエチレンの中には、単独重合体及び異
種オレフィン類との共重合体がある。単独重合の場合
は、ラジカル重合により高圧法樹脂とチーグラー型触媒
などを用いた中圧・低圧法の樹脂がある。
法で製造される。このとき、触媒の担持体には塩素等を
含む物質が使われ、これらの1部が若干生成物に含まれ
る。この触媒残さは重合装置等の腐食の原因となるの
で、その作用を押さえるために触媒失活剤を加えてい
る。この触媒失活剤にはステアリン酸カルシウムのよう
な脂肪酸系の物質を用いる。この触媒失活剤の残さが樹
脂中に残る。これらが分析で検出されたと考えられる。
そして、インクジェットのインク容器としては目詰まり
などの機能の障害になることが分かった。
も製造した後触媒失活剤を除去することが可能である。
検討・分析の結果、脂肪酸量が数ppmにすることがで
きた。すなわち、10ppm以下で実質的に脂肪酸を含
まないポリオレフィン系樹脂とは、触媒を使用しない
高圧法で重合した樹脂、共重合体であっても通常の触
媒を使用し製造した後触媒失活剤を濾過した樹脂、メ
タロセン触媒を使用し製造された樹脂など失活剤等を使
用しない樹脂が挙げられる。特に、の樹脂は、LL
DPEなどが含まれ本質的に強度を強くすることが可能
であり、本用途には好ましい。
も合わせ持つ樹脂としては、触媒重合した直鎖低密度ポ
リエチレンの触媒失活剤を濾過したものが良いことが判
明した。
る樹脂は、インク供給系のインク導出部、受け部、イン
ク流路等に応用できることは言うまでもない。
タ用インク容器及びインクジェットプリンタ用インク供
給システムでは、異物発生に伴うインク吐出の安定化を
損なうことがなく、また十分な強度があり輸送適性を得
ることができる。
を示す模式図である。
層構成図である。
示す図である。
ある。
Claims (11)
- 【請求項1】インクジェットプリンタ用インク容器にお
いて、 インクに接触する層は、多層構成であり、かつ前記多層
構成の少なくとも最上層及び最下層は、脂肪酸類の含有
量が100ppm以下であることを特徴とするインクジ
ェットプリンタ用インク容器。 - 【請求項2】前記脂肪酸類の含有量が50ppm以下で
あることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
プリンタ用インク容器。 - 【請求項3】前記脂肪酸類の含有量が10ppm以下で
あることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット
プリンタ用インク容器。 - 【請求項4】前記最上層及び最下層以外の層は、最上層
及び最下層より脂肪酸類の含有量が多いことを特徴とす
る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のインク
ジェットプリンタ用インク容器。 - 【請求項5】前記インクに接触する層は、触媒失活剤を
除去したポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のインクジ
ェットプリンタ用インク容器。 - 【請求項6】少なくともインク収納部を有し、このイン
ク収納部が積層体で形成され、この積層体はインクに接
触する層を有することを特徴とする請求項1乃至請求項
5のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ用イ
ンク容器。 - 【請求項7】前記積層体は、シーラント層を有し、この
シーラント層が前記インクに接触する層であることを特
徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の
インクジェットプリンタ用インク容器。 - 【請求項8】前記積層体は、シーラント層を有し、この
シーラント層が前記インクに接触する層を有することを
特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載
のインクジェットプリンタ用インク容器。 - 【請求項9】前記多層構成のシーラント層は、共押し出
しインフレーション方法で成形したものであることを特
徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の
インクジェットプリンタ用インク容器。 - 【請求項10】インクジェットプリンタ用のインクを収
納するインク容器と、インクジェットプリンタ本体に設
けられたインク導入部と、このインク導入部から記録ヘ
ッドにインクを供給するインク流路とを有するインクジ
ェットプリンタ用インク供給システムであって、 前記インク容器から記録ヘッドまでのインク供給系のイ
ンクに接する層が、請求項1乃至請求項9に記載するイ
ンクに接する層で構成されていることを特徴とするイン
クジェットプリンタ用インク供給システム。 - 【請求項11】前記インク容器は、請求項1乃至請求項
9のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ用イ
ンク容器であることを特徴とするインクジェットプリン
タ用インク供給システム。
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---|---|---|---|
JP2001213198A JP2002273904A (ja) | 2001-01-15 | 2001-07-13 | インクジェットプリンタ用インク容器及びインクジェットプリンタ用インク供給システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2001006247 | 2001-01-15 | ||
JP2001213198A JP2002273904A (ja) | 2001-01-15 | 2001-07-13 | インクジェットプリンタ用インク容器及びインクジェットプリンタ用インク供給システム |
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ID=26607679
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2002273904A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62201251A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-04 | Canon Inc | 記録液用器具 |
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JP2000318179A (ja) * | 1999-05-14 | 2000-11-21 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録装置、インクバッグおよびインク残量検知方法 |
-
2001
- 2001-07-13 JP JP2001213198A patent/JP2002273904A/ja active Pending
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