JP2002273522A - 厚肉曲管の製造装置及び製造方法 - Google Patents

厚肉曲管の製造装置及び製造方法

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JP2002273522A JP2001075952A JP2001075952A JP2002273522A JP 2002273522 A JP2002273522 A JP 2002273522A JP 2001075952 A JP2001075952 A JP 2001075952A JP 2001075952 A JP2001075952 A JP 2001075952A JP 2002273522 A JP2002273522 A JP 2002273522A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D7/00Bending rods, profiles, or tubes
    • B21D7/06Bending rods, profiles, or tubes in press brakes or between rams and anvils or abutments; Pliers with forming dies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21D7/066Bending rods, profiles, or tubes in press brakes or between rams and anvils or abutments; Pliers with forming dies combined with oscillating members

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で製作コストが低く、耐久性が有
り、さらに、厚肉のパイプ材を用いて寸法精度の高い配
管用エルボ素材を製造できる厚肉曲管の製造装置、及び
その製造装置を用いた厚肉曲管の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 押し金型12と下金型20とを備えた厚
肉曲管の製造装置において、噛合い手段30を有した一
対の下型21,22を備えた下金型20とを備え、押し
金型12の下降に連動して一対の下型21,22が噛合
い手段30により互いに向き合って回動可能としたこと
を特徴とする厚肉曲管の製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚肉曲管の製造方
法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配管用の金属製のエルボは図11
に示すようなエルボ本体111を締め付け用のナット1
12で配管用ブロック113等に取り付けるものが使用
されている。エルボ本体111には両端にネジが切って
あり、一方のネジは配管用ブロック113等にねじ込ま
れナット112にて締め付けられ、他方のネジには図示
しない配管が取り付けられる。そして、エルボ本体11
1は自由にその向きを配管の方に向けてナット112で
締め付けることにより固定できる。エルボ本体111に
は取付時スパナ等でエルボ本体111を固定できるよう
平行な平面部111s、111sが設けてある。また、
エルボ本体111は略直角に曲がっており配管用ブロッ
ク113等からの突出量も少なく配管スペースが少なく
てすむ。
【0003】エルボ本体111の断面は図12に示すよ
うに、2つの流体路111d,111dが略直角に交叉
している。また、エルボにはネジ加工する必要が有るの
で削り代を確保する必要も有りエルボの素材は肉厚であ
る。そして、近年の流体機器の高圧化に対応するためエ
ルボの耐圧性を確保する必要が有り、加工後のエルボ本
体111の肉厚も厚くなっている。
【0004】従って、肉厚の金属製パイプを小さな半径
で曲げて図12に示すようなエルボ本体111を製造す
ることはパイプがつぶれたりパイプの肉圧が薄くなった
りするので困難であるため、金属厚板を切り出して直角
エルボの形状としてエルボの素材を作り、その素材の両
側からそれぞれドリル加工をして、略直角に交叉した流
体路111d,111dを開け、その後両端のネジ加工
をして製造している。
【0005】しかし、このような製造方法では、素材を
削る工程が2回のドリル加工と2回のネジ加工となり、
加工工程が多く、素材の段取り工程も多くなる。また、
ドリル加工により開けた、略直角に交叉した流体路11
1d,111dの交叉部にはドリル加工によるばりが発
生するので、そのばり取り作業を行わなければならない
が、ばり取り作業は細い孔の奥のばりを取らなければな
らないので容易ではなく、時間がかかる。さらに、切削
加工が多いために素材を削る量が多く、歩留まりが悪
い。従って、製造コストが高くなってしまう。
【0006】このような課題を解決する為に、出願人は
特開2000−343136号公報に記載された厚肉曲
管の製造装置を提案している。この装置は、図10に示
すように、押し金型212と、一対の下型221,22
2をガイドする円弧状のガイド面211aを有する上ガ
イド211とを有する上金型210を備え、円弧状の摺
動面220c,220cを有する一対の下型221,2
22を備え、一対の下型221,222を載置するスラ
イド面230a,230aを有する下ガイド230とを
備え、上金型210の下降に連動して一対の下型22
1,222の円弧状の摺動面220c,220cがそれ
ぞれ上金型210の上ガイド211の円弧状のガイド面
211aに沿って当接しながら摺動すると同時に一対の
下型221,221の下端部220f,220fがそれ
ぞれ下ガイド230のスライド面230a,230aに
沿って当接しながら摺動することで一対の下型221,
222が互いに向き合ってそれぞれ回動可能とした構成
としている。
【0007】この装置によると、一対の下型221,2
22は上金型210の円弧状のガイド面211aに沿っ
て互いに向き合って回動の中心O1を持って回動するの
で、曲げ開始時と曲げ加工終了時とでの厚肉パイプ素材
111aの両端面と回動の中心O1との距離の変化が少
なくなり寸法のばらつきの少ない厚肉曲管である厚肉エ
ルボ素材が成形できる。
【0008】その結果、厚肉パイプを切ってエルボ用の
素材とすることができるので、鍛造した素材を準備する
必要も無く、また、厚肉パイプを使用できるので、流体
路を形成するための細い孔明け加工は不要となり、ま
た、従来行っていたドリル孔の交叉部のばり取りも不要
となる。さらに、外形が丸い厚肉パイプであるのでネジ
加工の削り代も少なくなる。従って、専用のドリルが不
要となり、ドリル加工及びばり取り加工が不要となり、
ネジ加工の切削量が少ないため、大幅な加工時間の短
縮、工具コストの低減、材料の歩留まりの改善が可能と
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置の上ガイド211は円弧状のガイド面211aを有し
ているため、上ガイド211を製作するにはブロックを
削って円弧状のガイド面211aを加工しなければなら
ず、加工量が多く、又加工が複雑となり、その結果、加
工コストが高くなってしまう。また、上ガイド211は
ブロック状のため重量が大きく、取扱が不便である。さ
らに、一対の下型221,222の円弧状の摺動面22
0c,220cがそれぞれ上金型210の上ガイド21
1の円弧状のガイド面211aに沿って当接しながら摺
動するので、長期に使用すると摺動面220c,220
c及び円弧状のガイド面211aが摩耗したり、焼付い
たりする。
【0010】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、簡単な構造で製作コストが低く、耐久性
が有り、さらに、厚肉のパイプ材を用いて寸法精度の高
い配管用エルボ素材を製造できる厚肉曲管の製造装置、
及びその製造装置を用いた厚肉曲管の製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1の発明は、押し金型と下金型
とを備えた厚肉曲管の製造装置において、噛合い手段を
有した一対の下型を備えた下金型とを備え、押し金型の
下降に連動して一対の下型が噛合い手段により互いに向
き合って回動可能とした構成としている。
【0012】第1の発明によると、厚肉曲管の製造装置
は簡単な構造であるので、製作コストが低く、耐久性が
有る。さらに、寸法精度の高い厚肉エルボ素材を製造で
きる。
【0013】第2の発明は、第1の発明において、一対
の下型に被成形材の長手方向両端面に当接するストッパ
を設けた構成としている。
【0014】第2の発明によると、第1の発明の効果に
加えて、押し金型と、下金型と、下金型のストッパとに
より設定された長さとなるように厚肉パイプ素材を拘束
して曲げ加工を行うので正確な寸法の厚肉エルボ素材が
成形できる。
【0015】第3の発明は、第1、又は第2の発明にお
いて、被成形材の側面を押す側面プレス装置を設けた構
成としている。
【0016】第3の発明によると、第1、又は第2の発
明の効果に加えて、側面プレス装置が、側面型が厚肉パ
イプ素材の側面を押すので、厚肉パイプ素材の中央部両
側にスパナのかかる平面部を形成することができる。
【0017】第4の発明は、厚肉曲管の製造方法におい
て、噛合い手段を有した一対の下型を備えた下金型に、
所定長さの金属製厚肉パイプ素材を載置し、次に押し金
型を下降させて、金属製厚肉パイプ素材の長手方向中間
部を押すことにより、一対の下型が噛合い手段によって
互いに向き合って回動し、所定の寸法の厚肉エルボ素材
を成形する方法としている。
【0018】第4の発明によると、簡単な構造で製作コ
ストが低く、耐久性が有る製造装置を用いるので、厚肉
のパイプ材を用いた寸法精度の高い厚肉エルボ素材の製
造コストを低くできる。
【0019】第5の発明は、第4の発明において、一対
の下型に備えた、被成形材の長手方向両端面に当接する
ストッパにより金属製厚肉パイプ素材の両端面を拘束す
る方法としている。
【0020】第5の発明によると、第4の発明の効果に
加えて、押し金型と下金型と下金型のストッパとにより
設定された寸法となるように厚肉パイプ素材を拘束して
曲げ加工を行うので正確な寸法の厚肉エルボ素材が成形
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図を参照しながら説明する。図1は厚肉曲管の製造装置
の正面図である。図2は図1を上から見た平面図であ
る。図3は図2のAA断面図である。図4は後述する一
対の下型21,22とガイドブロック31,31の位置
関係を示した図である。図5は図1のBB断面図であ
る。
【0022】押し金型取付プレート11には押し金型1
2が図示しないボルトで取り付けられている。押し金型
取付プレート11はプレス等のラム80の下端に取り付
けられ、昇降自在となっている。図3に示すように、押
し金型12の下端部に設けられた突起部12bには、後
述する厚肉エルボ素材111bの外形に合わせた断面円
弧状の溝12a,12aを垂直中央線Xの両側に対称に
設けている。断面円弧状の溝12a,12aは突起部1
2bの先端部を頂点として厚肉エルボ素材111bの曲
げ角度に応じた角度α、例えば90度に連成してある。
そして、断面円弧状の溝12a,12aの頂点部には厚
肉エルボ素材111bに成形時の傷が付かない程度の微
少な半径R01、例えば2mmのアール面を形成してあ
る。押し金型12の下端部には、図2に示すように、押
し金型12の前方側と後方側にそれぞれ設けられた側面
プレス装置60との干渉を逃げるための円弧状の切欠き
部12cが設けられている。
【0023】図3に示すように、下金型20は一対の下
型21,22を有している。一対の下型21,22は略
扇形状をしており、そのそれぞれの端面21g,22g
が垂直中央線X上で当接している。一対の下型21,2
2には、それぞれ垂直中央線Xに中心O1を持つ半径R
1a,R1aの円弧状の転動面20c,20cが設けら
れている。中心O1は後述する厚肉パイプ素材111a
の軸方向中心線YY上に有る。
【0024】円弧状の転動面20c,20cはガイドブ
ロック31,31のガイド面31a,31aに当接して
いる。図4の(a)は一対の下型21,22とガイドブ
ロック31,31の位置関係を示した正面図である。図
4の(b)は図4の(a)を上から見た平面図である。
図4の(c)は図4の(a)を左から見た側面図であ
る。一対の下型21,22の円弧状の転動面20c,2
0cの両側には円弧ラック25,25が図示しないボル
トにより取り付けられている。円弧ラック25,25に
は歯が形成された円弧ラック部25aを有しており、歯
車の一部を取り出した形状としている。円弧ラック2
5,25の円弧ラック部25aのピッチ半径RLpの中
心は、垂直中央線X上の前記中心O1であり、中心O1
は後述する厚肉パイプ素材111aの軸方向中心線YY
上に有る。ガイドブロック31,31のガイド面31a
の両側には直線ラック35,35が図示しないボルトに
より取り付けられている。直線ラック35,35は歯が
形成された直線ラック部35aを有している。これら円
弧ラック部25aの歯と直線ラック部35aの歯はお互
いに噛み合うものであれば、爪とチェーンでも、どのよ
うな形状のものでも良い。このように、円弧ラック2
5,25と直線ラック35,35はお互いに噛み合った
噛合い手段30を構成しており、これにより後述するよ
うに一対の下型21,22が垂直中央線Xに近づくよう
にお互いに向き合って回動しても、円弧ラック25,2
5の円弧ラック部25aのピッチ半径RLpの中心は、
垂直中央線Xの中心O1であるので、中心O1は垂直中
央線X上を移動することになる。
【0025】噛合い手段30である円弧ラック25,2
5、直線ラック35,35は共に、プレートを加工して
製作すれば良いので、加工量が少なくて済む。従って、
製作コストが低くなる。そして、プレート状の円弧ラッ
ク25,25、直線ラック35,35を下型21,22
や、ガイドブロック31,31に取付れば良いので、構
造が簡単になるし、また、プレート状の円弧ラック2
5,25、直線ラック35,35は重量が小さくなるの
で取り扱いも便利である。さらに、円弧ラック25,2
5、直線ラック35,35は歯が噛合うので摺動部分が
無く、摩耗したり、焼付いたりすることが少なく、耐久
性が高い。
【0026】図4に示すように、一対の下型21,22
は下型本体部21a,22aと、パイプ型21b,22
bとより構成されている。一対の下型21,22の上部
には成形後の厚肉エルボ素材111bの外形に合わせた
断面円弧状の溝20a,20aを備えたパイプ型21
b,22bが、パイプ型21b,22bの凸部21d,
22dを下型本体部21a,22aの溝部21c,22
cに嵌合してそれぞれ設けられている。パイプ型21
b,22bの端部には、上ガイド11の前方側と後方側
にそれぞれ設けられた側面プレス装置60との干渉を逃
げるための円弧状の切欠き部21e,22eがそれぞれ
設けられている。
【0027】ガイドブロック31,31はベースフレー
ム34に図示しないボルトにより固定されたブロック3
2,32との間に挿入されたテーパピン33,33によ
り垂直中央線Xに向かって押されて、固定されている。
ガイドブロック31,31は図4の(a)の正面図では
L字状であり、ガイドブロック31,31の下部31b
がガイド面31aから離れる水平方向に伸びており、下
部31bの上面をベースフレーム34に図示しないボル
トにより固定されたスライドガイド36が当接してい
る。図3に示すテーパピン33,33を抜くとガイドブ
ロック31,31の下部31bがスライドガイド36に
沿って摺動し、ガイドブロック31,31は垂直中央線
Xから離れる方向に移動できる。従って、テーパピン3
3、33を抜くと、一対の下型21,22がガイドブロ
ック31,31から離れ、噛合い手段30である円弧ラ
ック25,25と直線ラック35,35との噛合いが外
れ、一対の下型21,22を容易に取り外すことができ
る。
【0028】一対の下型21,22の上部で、かつ溝2
0a,20aの延長線上の端部には、載置した厚肉パイ
プ素材111aの端面に当接させるための後述する第1
ストッパ51と第2ストッパ52とを挿入する孔20
e,20eがそれぞれ設けられている。孔20e,20
eにはネジが設けられ、第1ストッパ51と第2ストッ
パ52のネジ部と噛み合わされ、第1ストッパ51と第
2ストッパ52は回転させることで、それぞれ長手方向
に移動できるようになっている。
【0029】ストッパ50は第1ストッパ51と第2ス
トッパ52とを有しており。第1ストッパ51と第2ス
トッパ52とのそれぞれの一方の端面は平面状の端面5
1a,52aである。
【0030】第1ストッパ51と第2ストッパ52とは
それぞれの長さLs1,Ls2を、それぞれの平面状の
端面51a,52aの垂直中央線Xからの水平方向位置
がそれぞれ成形後の厚肉エルボ素材111bの後述する
寸法LE1,LE2に応じた所定の位置になるように決
めてある。また、ストッパ50は一対の下型21,22
に前記平面状の端面51a,52aと同等の端面を一体
的に形成しても良い。
【0031】ベースフレーム34のベースプレート34
aの下方にはサポートプレート41が配置されている。
サポートプレート41の中央部上面には下部サポート4
2がその下部のネジにより取り付けられ、下部サポート
42はベースプレート34aを上下摺動可能に貫通して
ベースプレート34aの上方に突出している。サポート
プレート41は長方形のプレートであり、その4隅部に
サポートロッド43がそれぞれ固着されている。4本の
サポートロッド43はそれぞれ、ベースプレート34a
を上下摺動可能に貫通してベースフレーム34aの上方
に突出し、さらに押し金型取付プレート11の長方形の
プレート部分の4隅部を貫通している。
【0032】押し金型取付プレート11の長方形のプレ
ート部分の4隅部にはそれぞれバネ筒44が配置されて
いる。バネ筒44の上部外周部には鍔44aが設けら
れ、押し金型取付プレート11の長方形のプレート部分
の4隅部の段付き穴11aにはまり込んで、落下しない
ようになっている。バネ筒44の下部には、ばね受け部
44bが設けられ、サポートスプリング45を受けてい
る。
【0033】サポートロッド43はバネ筒44の下部の
孔を上下摺動可能に貫通して上部にダブルナット43a
を設け、ワッシャ43bを介してサポートスプリング4
5によって上方に付勢されている。サポートスプリング
45のバネ力は、一対の下型21、22と、第1ストッ
パ51と、第2ストッパ52と、サポートプレート41
と、下部サポート42と、4本のサポートロッド43
と、後述する厚肉パイプ素材111aとを合わせた重量
による下向きの力に抗してサポート42を上方に付勢す
るバネ力に設定してある。図3はラム80を上方に引き
上げた状態であるが、この状態では、サポートプレート
41はスプリング45の力により上方に引き上げられ、
ベースプレートの下面34aに当接した状態となってい
る。また、この状態では下部サポート42の上部角部4
2a,42aが一対の下型21、22の下面20g,2
0gに当接して、一対の下型21,22が下方に下がら
ないように支持している。
【0034】図1のBB断面図である図5に示すよう
に、押し金型12の両側に配置された、側面プレス装置
60,60は、それぞれ、側面型61と、側面ガイド6
2と、ガイドカバー63とを有している。側面型61は
側面ガイド67の前後側面に設けられた側面プレス孔6
7gに挿入され、側面プレス孔67gのネジ部にねじ込
まれたプラグ65により側面ガイド67より抜け出さな
いように取り付けられている。側面プレス孔67gには
側面スプリング66が側面プレス孔67gの段部67h
と側面型61の鍔部61aとの間で圧縮されて挿入さ
れ、側面型61を側面ガイド67の外側方向に向かって
付勢している。
【0035】側面ガイド62には下方に向かって側面ガ
イド67に近づくような斜面62aが設けられている。
側面ガイド62は図示しないボルトにより側面サポート
64に取り付けられている。側面サポート64には両側
にガイドカバー63が図示しないボルトにより取り付け
られている。側面サポート64はベースフレーム34に
図示しないボルトにより取り付けられている。側面型6
1の外側端面61bは上下方向の傾斜面となっており、
側面型61の外側端部には両側に平面部61cが設けら
れている。側面型61の内側端面61dは後述するよう
に、パイプ素材111aの側面を押し、パイプ素材11
1aの中央部両側にスパナのかかる平面部111S,1
11Sを形成することができるように垂直な平面となっ
ている。
【0036】側面ガイド67は下方に向かって、ベース
フレーム34のベースプレート34aを上下摺動可能に
貫通し、さらにサポートプレート41を上下摺動可能に
貫通しており、側面ガイド鍔67aによりサポートプレ
ート41の下面に引っかかり、上に抜けないようになっ
ている。側面ガイド67は下面から上方に向かってスプ
リング室67bを有し、内部には側面スプリング68が
挿入されている。側面スプリング68はベースフレーム
34の下部ベースプレート34bの上面に設けられ、側
面ガイド67を上方に付勢して押し上げている。
【0037】次に、厚肉パイプ素材111aの成形方法
に従い、実施形態の作用を説明する。まず、図6の
(a)に示すような被成形材である金属製の厚肉パイプ
素材111a(以後、パイプ素材111aと呼ぶ)を長
手方向に直角に所定の長さLE0で切り出す。そして、
図7の(a)に示すようにプレス等のラム80を上昇端
位置に固定し、押し金型12が上昇位置にある状態で下
型20にパイプ素材111aを載置する。この状態で
は、下型21,22はそのそれぞれの端面21g,22
gが垂直中央線X上で当接し、円弧ラック25,25と
直線ラック35,35はお互いに噛み合っており、ま
た、下部サポート42の上部角部42a,42aが一対
の下型21、22の下面20g,20gに当接して、一
対の下型21,22が下方に下がらないように支持して
いる。
【0038】これにより一対の下型21,22は安定し
た状態となっている。従って、下金型20が動かないの
で、パイプ素材111aを容易にセットできる。また、
押し金型12の先端部分は下金型20の上方に有り、押
し金型12の先端部分と下金型20との間には、下金型
20にパイプ素材111aを載置するのに十分な空間が
有る。
【0039】次に、第1ストッパ51と第2ストッパ5
2とを回転してねじこみ、第1ストッパ51と第2スト
ッパ52との平面状の端面51a,52aをパイプ素材
111aの両端面と当接させパイプ素材111aを固定
する。この場合、第1ストッパ51と第2ストッパ52
のどちらか一方をあらかじめ所定位置にセットしてお
き、他方を回転させてパイプ素材111aを固定しても
良い。
【0040】次に図7の(b)に示すようにプレス等の
ラム80を下降させて押し金型12を下降させると、押
し金型12の突起部12bはパイプ素材111aの長手
方向中間部に当接する。そして、下金型20の一対の下
型21,22の円弧ラック25,25と直線ラック3
5,35がお互いに噛み合いながら、一対の下型21,
22はそれぞれ逆方向に垂直中央線Xに近づくように、
中心O1を中心として回動し、押し曲げを開始する。一
対の下型21,22の円弧状の転動面20C,20C
は、ガイドブロック31,31のガイド面31a,31
aを転動し、一対の下型21,22のそれぞれからの力
を受けることになる。
【0041】一対の下型21,22の円弧ラック25,
25の円弧ラック部25aのピッチ半径RLpの中心と
一対の下型21,22の転動面20c,20cの半径R
1aの中心O1とは一致しているので、後述するように
一対の下型21,22はその転動面20c,20cが円
弧状の転動面20c,20cはガイドブロック31,3
1のガイド面31a,31aに沿って当接しながら転動
し、中心O1を中心としてスムーズに回動することがで
きる。中心O1は垂直中央線X上を下降する。
【0042】そして、図7の(c)に示すようにプレス
等のラム80をさらに下降させて押し金型12を下降す
ると、それに連動して、下金型20の一対の下型21,
22の円弧ラック25,25と直線ラック35,35が
お互いに噛み合いながら、一対の下型21,22はそれ
ぞれ逆方向に中心O1を中心とした円弧に沿って回動
し、下金型20の一対の下型21,22のそれぞれの転
動面20c,20cはガイドブロック31,31のガイ
ド面11aに沿って当接しながら転動する。すると、下
金型20の一対の下型21,22はそれぞれ垂直中央線
X上に回動の中心O1を持つように互いに向き合って、
上面どうしのなす相対角度が小さくなるように回動す
る。
【0043】さらに、押し金型12を下降すると図7の
(d)に示すように下金型20の一対の下型21,22
の下面20g,20gがベースフレーム34の上面34
bと当接する。すると、押し金型12はベースフレーム
34の上面34bがストッパとなって、下降を停止す
る。
【0044】また、パイプ素材111aの中心線Yは曲
げ開始時には図7の(b)に示すように、回動の中心O
1を通っており、曲げが進行すると図7の(d)に示す
ように回動の中心O1を境として、中心O1近傍で微少
な半径R0、例えば12mmを持つ曲線Sとなって曲が
って行き、中心線Y1につながり、曲り角度が直角に近
づいて行く。この際、中心線Yと中心線Y1とはその交
点を中心O1として中心線Yと中心線Y1との挟角が小
さくなるように回動して行く。
【0045】パイプ素材111aは曲げ加工により押し
金型12によって押されてつぶされると、中心線Y及び
中心線Y1よりも上側にあるパイプ素材111aの長手
方向中央部の肉は圧縮され、中心線Y及び中心線Y1よ
りも下側にあるパイプ素材111aの長手方向中央部の
肉は引張られる。そのため、圧縮側の肉は中心線Y及び
中心線Y1より下側の引張側に移動しようとするが下金
型20の断面円弧状の溝20a,20aがあるため拘束
されて行き場所が無くなり、パイプ素材111aの長手
方向に移動しようとする。
【0046】すると、パイプ素材111aは長手方向に
伸びようとするが、パイプ素材111aの両端面は第1
ストッパ51と第2ストッパ52との平面状の端面51
a,52aはパイプ素材111aの両端面のストッパと
して働き、パイプ素材111aの肉の移動を制限する。
【0047】従って、図7の(d)に示すようにパイプ
素材111aはその中心線が中心線Yから曲線Sとなっ
て中心線Y1となるよう曲げ加工され、その結果、パイ
プ素材111aは図6の(b)に示すような、その中心
線が中心線Yから中心線Yと中心線Y1との交点OE1
近傍で半径R0の曲線Sとなって中心線Y1につなが
り、よって、所定の曲げ角度αを持ち、かつ両端面か
ら、中心線Yと中心線Y1との交点OE1までの長さが
所定長さのLE1、LE2となるような、厚肉エルボ素
材111bに成形加工される。なお、曲げ加工の際には
中心線Yと中心線Y1との交点OE1は前記の回動の中
心O1と一致している。つまり、パイプ素材111aは
第1ストッパ51と、第2ストッパ52とにより定まる
寸法に正確に成形されることになる。
【0048】押し金型12が下降すると、側面プレス装
置60は図8に示すように、側面型61の先端が押し金
形12により下方に押され、側面型61の外側端面61
bは、側面型61の側面ガイド62の斜面62aに接触
して内側方向へ押される。すると側面型61の端面61
aがパイプ素材111aの側面を押すので、パイプ素材
111aの中央部両側にスパナのかかる平面部111
S,111Sを形成することができる。側面型61の外
側端部の両側の平面部61cが、側面サポート64の両
側に取り付けられたガイドカバー63に当たるので、側
面型61は回転することなく摺動しながら下降する。
【0049】次に、ストッパ50の第1ストッパ51と
第2ストッパ52とを回転して緩め、第1ストッパ51
と第2ストッパ52との平面状の端面51a,52aを
パイプ素材111aの両端面から離す。この場合、第1
ストッパ51と第2ストッパ52のどちらか一方を緩め
ても良い。
【0050】次に、プレス等のラム80を上昇させ押し
金型12を上昇して図7の(e)に示す状態にする。こ
の状態では押し金型12が上昇し、それに連動して下部
サポート42が一対の下型21、22の下面20g,2
0gに当接して、一対の下型21,22を上方に押し上
げ、下部サポート42の上部角部42a,42aが一対
の下型21、22の下面20g,20gに当接して、一
対の下型21,22が下方に下がらないように支持し、
これにより一対の下型21,22は安定した状態とな
る。次に、成形後の厚肉エルボ素材111bを、取り出
す。
【0051】なお、パイプ素材111aは加熱処理を施
した後に下金型20に載置して曲げ加工を行っても良
い。
【0052】従って、厚肉のパイプ素材111aは押し
金型12と下金型20の一対の下型21,22と、第1
ストッパ51と、第2ストッパ52とにより拘束され成
形されるので所定の寸法及び形状の厚肉エルボ素材11
1bに正確に成形できる。
【0053】また、曲げ加工の際、パイプ素材111a
の中心線Yと中心線Y1の交点は下金型20の一対の下
型21,22の回動中心となる中心O1上にある。従っ
て、一対の下型21,22とパイプ素材111aの中心
線Y上と中心線Y1上とでの長手方向の相対位置は下金
型20の一対の下型21,22が回動しても変化するこ
とはない。
【0054】つまり、一対の下型21,22が回動する
際に、押し金型12の押し付け力により、パイプ素材1
11aは下金型20の一対の下型21,22に押し付け
られパイプ素材111aと下金型20の一対の下型2
1,22との間には摩擦力が働き、その摩擦力はパイプ
素材111aの両端面位置と中心O1との距離が変化し
ない様に働く。
【0055】従って、パイプ素材111aの両端面は中
心O1に対して前記摩擦力の範囲で拘束され、曲げ加工
によって生ずる曲げ開始時と曲げ加工終了時とでのパイ
プ素材の寸法変化が少ないので、ストッパ50である、
第1ストッパ51と第2ストッパ52とを設けなくても
中心線Yと中心線Y1との交点OE1から両端面までそ
れぞれの所定の長さLE1,LE2の寸法のばらつきの
少ない厚肉エルボ素材111bが成形できる。
【0056】また、押し金型12の下降ストロークを調
整することでパイプ素材111aの曲げ角度αを任意に
設定することも可能である。従って、直角の厚肉エルボ
素材111bだけでなく、例えば、曲げ角度αが45度
又は60度の曲げ角度の厚肉エルボ素材111bを製造
でき、1種類の金型で多種類の厚肉エルボ素材111b
が製造できる。
【0057】また、図9に示すように、ベースフレーム
34に上面34SJが傾斜した、曲げ角度設定用の曲げ
角度設定ストッパ34S,34Sを設けても良い。これ
により、押し金型12を下降すると下金型20の一対の
下型21,22の下面20g,20gがベースフレーム
34の曲げ角度設定ストッパ34S,34Sの上面34
SJ,34SJと当接する。すると、押し金型12は曲
げ角度設定ストッパ34S,34Sがストッパとなっ
て、下降を停止する。曲げ角度設定ストッパ34S,3
4Sを曲げ角度に応じて複数種類用意しておき、交換す
れば、パイプ素材111aの曲げ角度αを所定の曲げ角
度に設定することも可能である。
【0058】また、長さLs1,Ls2をそれぞれ違え
た複数の第1ストッパ51と、第2ストッパ52とを適
宜に選択して使用することで厚肉エルボ素材111bの
所定の長さLE1,LE2の寸法を任意に設定すること
も可能である。従って、第1ストッパ51、又は第2ス
トッパ52を交換するだけで1種類の金型により多種類
の厚肉エルボ素材111bが製造できる。
【0059】本発明の厚肉曲管の製造装置及び製造方法
により、材質が高炭素鋼である直径20mmで肉厚が7
mmの厚肉のパイプ材を長さ60mmで切り出してパイ
プ素材111aとし、パイプ素材111aの曲げ部を約
摂氏1000度に熱処理をした後に曲げ角度90度で曲
げ加工を行ったところ内径部のつぶれもほとんど無く所
定の長さLE1が35mm、LE2が25mmの正確な
寸法で良好に成形された厚肉のエルボ素材111bが得
られた。
【0060】以上説明したように、本発明の厚肉曲管の
製造装置は、噛合い手段30である円弧ラック25,2
5、直線ラック35,35を共に、プレートを加工すれ
ば良いので、加工量が少なくて済み、製造装置の製作コ
ストが低くなるし、この製造装置による厚肉曲管の製造
方法であれば、厚肉曲管である厚肉のエルボ素材111
bの製造コストが低くなる。そして、プレート状の円弧
ラック25,25、直線ラック35,35を下型21,
22や、ガイドブロック31,31に取付れば良いの
で、構造が簡単になるし、また、プレート状の円弧ラッ
ク25,25、直線ラック35,35は重量が小さくな
るので取り扱いも便利である。さらに、円弧ラック2
5,25、直線ラック35,35は歯車が噛合うので摺
動部分が無いので摩耗したり、焼付いたりすることが少
なく、耐久性が高い。つまり、本発明の厚肉曲管の製造
装置は、簡単な構造で製作コストが低く、耐久性が有
り、さらに、厚肉のパイプ材を用いて寸法精度の高い配
管用エルボ素材を製造できる。
【0061】また、押し金型12と、下金型20と、下
金型のストッパ50とにより設定された長さとなるよう
にパイプ素材111aを拘束して曲げ加工を行うので正
確な寸法の厚肉エルボ素材111bが成形できる。
【0062】その結果、厚肉パイプを切ってエルボ用の
素材とすることができるので、鍛造した素材を準備する
必要も無く、また、厚肉パイプを使用できるので、流体
路を形成するための細い孔明け加工は不要となり、ま
た、従来行っていたドリル孔の交叉部のばり取りも不要
となる。さらに、外形が丸い厚肉パイプであるのでネジ
加工の削り代も少なくなる。従って、専用のドリルが不
要となり、ドリル加工及びばり取り加工が不要となり、
ネジ加工の切削量が少ないため、大幅な加工時間の短
縮、工具コストの低減、材料の歩留まりの改善が可能と
なる。
【0063】また、成形された厚肉エルボ素材111b
の孔は従来のような交叉したドリル孔ではなく滑らかに
曲った孔であるのでエルボを通る流体の圧力損失も低減
できる。
【0064】また、押し金型12の下降ストロークを調
整することにより曲げ角度αが任意に設定できるので曲
げ角度αが異なった多種類の厚肉エルボ素材111bが
製造できる。
【0065】また、下金型20の一対の下型21,22
は下部サポート42により安定して支持されているの
で、下型21,22が動かず、従って、厚肉パイプ素材
111aをセットしやすく、又厚肉エルボ素材111b
を取り出しやすいので、効率よく厚肉エルボ素材111
bが製造できる。
【0066】また、パイプ素材111aは第1ストッパ
51と、第2ストッパ52とで定まる寸法の厚肉エルボ
素材111bに正確に成形加工される。
【0067】また、第1ストッパ51と第2ストッパ5
2とを長さが異なるものに交換することで1種類の金型
で異なった寸法の多種類の厚肉エルボ素材111bが製
造できる。
【0068】さらに、側面プレス装置60の側面型61
の端面61aがパイプ素材111aの側面を押すので、
パイプ素材111aの中央部両側にスパナのかかる平面
部111S,111Sを形成することもできる。従っ
て、必要に応じて、スパナを確実に平面部111s,1
11sにかけて組み立てできる組み立て性を更に向上さ
せた厚肉エルボ素材111bを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厚肉曲管の製造装置を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の厚肉曲管の製造装置を示す平面図であ
る。
【図3】図2のAA断面図である。
【図4】一対の下型とガイドブロックの位置関係を示し
た図である。
【図5】図1のBB断面図である。
【図6】厚肉エルボの素材形状を示す図である。
【図7】本発明の厚肉曲管の製造装置を使用した加工工
程を示す説明図である。
【図8】本発明の厚肉曲管の製造装置を使用した加工工
程を示す説明図である。
【図9】本発明の厚肉曲管の製造装置の他の実施の形態
を示す断面図である。
【図10】従来の厚肉曲管の製造装置を示す説明図であ
る。
【図11】従来の配管用エルボを示す説明図である。
【図12】従来の配管用エルボを示す断面図である。
【符号の説明】
12…押し金型、20…下金型、21,22…下型、3
0…噛合い手段、50…ストッパ、60…側面プレス装
置、111a…厚肉パイプ素材、111b…厚肉エルボ
素材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押し金型(12)と下金型(20)とを備えた厚
    肉曲管の製造装置において、噛合い手段(30)を有した一
    対の下型(21,22)を備えた下金型(20)とを備え、押し金
    型(12)の下降に連動して一対の下型(21,22)が噛合い手
    段(30)により互いに向き合って回動可能としたことを特
    徴とする厚肉曲管の製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の厚肉曲管の製造装置にお
    いて、一対の下型(21,22)に被成形材の長手方向両端面
    に当接するストッパ(50)を設けたことを特徴とする厚肉
    曲管の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の厚肉曲管の製造装
    置において、被成形材の側面を押す側面プレス装置(60)
    を設けたことを特徴とする厚肉曲管の製造装置。
  4. 【請求項4】 厚肉曲管の製造方法において、噛合い手
    段(30)を有した一対の下型(21,22)を備えた下金型(20)
    に、所定長さの金属製厚肉パイプ素材(111a)を載置し、
    次に押し金型(12)を下降させて、金属製厚肉パイプ素材
    (111a)の長手方向中間部を押すことにより、一対の下型
    (21,22)が噛合い手段(30)によって互いに向き合って回
    動し、所定の寸法の厚肉エルボ素材(111b)を成形するこ
    とを特徴とする厚肉曲管の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の厚肉曲管の製造方法にお
    いて、一対の下型(21,22)に備えた、被成形材の長手方
    向両端面に当接するストッパ(50)により金属製厚肉パイ
    プ素材(111a)の両端面を拘束することを特徴とする厚肉
    曲管の製造方法。
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