JP2002272557A - 疲労緩和用足載置装置 - Google Patents

疲労緩和用足載置装置

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JP2002272557A
JP2002272557A JP2001079285A JP2001079285A JP2002272557A JP 2002272557 A JP2002272557 A JP 2002272557A JP 2001079285 A JP2001079285 A JP 2001079285A JP 2001079285 A JP2001079285 A JP 2001079285A JP 2002272557 A JP2002272557 A JP 2002272557A
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JP2001079285A
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Takaaki Kiyose
孝秋 清瀬
Masao Tamura
正雄 田村
Toshiki Uemura
敏基 植村
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長時間の椅子座姿勢において下肢部の血行を促
進すると共に腰痛などを効果的に防止することを課題と
している。 【解決手段】本発明は、椅子I着座時に使用者Sの足を
載置させる足載置部Tを具備する疲労緩和用足載置装置
Aであって、足載置部Tを周期的に昇降させて、使用者
Sの大腿部S1と座面Zの接触圧を可変させる駆動機構
3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子着座時におい
て疲労緩和に用いられる足載置装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、デスクワークの多い者は、椅子に
座っていることが多い。そのため、長時間座面に下肢部
が圧迫されてしまい下肢部の血行が悪くなって筋肉が疲
労し、結果腰痛などを引き起こしてしまう。そこで、体
の凝りをほぐすため、デスクワークなどの作業後に足の
下に置いて使用するマッサージ器が利用されている。こ
のマッサージ器は、足を載置する部分の下に設けたリン
クなどを回転させ、足載置部を細やかに振動させること
により血行を良くし凝りをほぐす機能を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなマ
ッサージ器は腰痛などを引き起こした後、つまり事後的
に使用するものであり、デスクワーク時に使用するもの
ではない。また、仮にこのマッサージ器を着座時に使用
したとしても、この様なマッサージ器は、足載置部を単
位時間当たり多数回および細やかに振動させることによ
り血行を良くする構造を有していることにより、長時間
のデスクワークにおいて、常に使用するには使用者に違
和感を与えると共に集中力を欠く要因となる。また、足
の裏のみを振動させる構造であるため、大腿部は常に椅
子の座面に接しており、大腿部の鬱血防止はできず、ひ
いては下肢部全体の血行促進は期待できない。
【0004】そこで、本願発明においては上記のような
不具合を一掃し、長時間の椅子座姿勢において下肢部の
血行を促進すると共に腰痛などを効果的に防止すること
を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決すべく、椅子着座時に使用者の足を載置させる
足載置部を具備する疲労緩和用足載置装置であって、足
載置部を周期的に昇降させて、使用者の大腿部と座面の
接触圧を可変させる駆動機構を設けたことを特徴とす
る。
【0006】このような構成とすることにより、下肢部
を絶えず運動させ、長時間の椅子座姿勢において下肢部
の血行促進し、腰痛を効果的に緩和することができるよ
うにする。つまり、足載置部の上昇時においては、股関
節の位置より膝関節の位置を上げ、大腿部を傾斜させる
姿勢とすることにより腰椎の前彎が少なくなり、腰部の
筋肉の緊張を緩和する。また、このような大腿部傾斜姿
勢を常に保つと大腿付け根部を圧迫してしまうため、足
載置部の降下時には、膝関節の位置を下げて前記大腿部
傾斜姿勢を解除することにより、大腿付け根部の圧迫を
なくし、ひいては血管内の圧迫状態を緩和する。このよ
うな緩やかな足載置部の昇降を繰り返し、腰部の筋肉の
緊張状態を緩和すると共に血管の圧迫状態も緩和するこ
とにより、効果的に腰痛を緩和し、且つ下肢部の血流状
態を良くする。
【0007】具体的な態様としては、前記周期を10秒
から20秒とすることが考えられる。これにより、足載
置部を使用者が昇降に対する違和感を抱かない範囲で昇
降させ、且つ周期を心拍時間の正数倍と関連させること
により血流との同期を図り、更なる血行促進を図ること
を可能とする。
【0008】また、周期を可変にすることにより心拍数
等の個人差にあわせて適切な周期を選ぶことを可能とす
る。
【0009】更に、昇降幅を20ミリから50ミリとす
ることにより、使用者に昇降による違和感を与えること
なく、最適に大腿下部の鬱血を防止と共に血行促進する
ことができる。
【0010】加えて、昇降幅を可変にする事により使用
者の足の長さや着座時の椅子座面高さなどの個人差に昇
降幅を合わせることができるようにする。また、足載置
部の全面を昇降させることにより、両下肢部を常に一定
幅で昇降させることができるようにする。
【0011】更に、足載置部の床面に対する傾斜角度を
調整可能とすることが考えられる。これにより、足載置
部と椅子との間隔を大きく取り、膝下部を床面の鉛直方
向より使用者側に傾斜させた場合においても、足載置部
と膝下部が直角姿勢を保つことができるようにする。つ
まり、足載置部の昇降による力を膝方向以外に逃がすこ
となく、効果的に使用者の大腿部と座面の接触圧を可変
させる方向の力とすることを可能とする。
【0012】加えて、椅子又は机の一部に疲労緩和用足
載置装置を連結することにより、椅子の座面と足載置部
の位置関係を適正位置に保つことができるようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0014】本実施の形態における疲労緩和用足載置装
置Aは、図1に示すように使用者Sが椅子Iに着座して
いる際に使用するものであり、その使用者が昇降する足
載置部Tに足を載せて使用できるようにしたものであ
る。
【0015】図1は、使用者Sが疲労緩和用足載置装置
Aを使用している使用状態を示す側面図、図3は疲労緩
和用足載置装置Aの内部機構を示す側断面図である。
【0016】本実施の形態における疲労緩和用足載置装
置Aは、使用者Sの足を載せるための足載置部Tを有す
る本体部1と、この本体部1の中空内部に設られた足載
置部支持部材2と、この足載置部支持部材2の一部に固
着された駆動機構3とから構成したものである。
【0017】以下具体的な構成について詳述する。
【0018】本体部1は、足載置部Tを有する足載置板
11と、本体部1の枠体を形成する昇降フレーム12お
よびベースフレーム13とからなる。
【0019】足載置板11は、図2に示すように平面視
長方形の板状体からなり、使用者の足を載置できる縦幅
及び横幅を有している。この足載置板11の下面11a
に取り付けられる昇降フレーム12は、足載置板11と
略同外形の平面視長方形であって、図4に示すようにそ
の中央部を軽量化するために長方形状にくり抜いてなる
上壁12Aと、この上壁12Aの周囲端より垂下する側
壁12Bからなる。この側壁12Bであって前方つまり
反使用者S側に位置する前方側壁12Cの中央下端には
図示しない逆U字上の開孔を有し、後述する駆動機構3
の一端を挿入可能としている。この昇降フレーム12の
内方にはめこまれるベースフレーム13は、図3に示す
ように床壁13A及びこの床壁13Aの周囲端から鉛直
方向に延びる側壁13Bを有し、前記昇降フレーム12
の側壁12B内周近傍にベースフレーム13の側壁13
B外周が位置する様に設けられている。前方側壁13C
の中央下端には、前記昇降フレーム12と同様の位置に
図示しないU字上の開孔を有し、後述する駆動機構3の
一端を挿入可能としている。
【0020】前記ベースフレーム13の中空内部に設け
られた足載置部支持部材2は、図4に示すようにベース
フレーム13の左右側壁13A近傍に左右一対を成して
取付けられ、昇降フレーム12等を介して足載置部Tを
支持するものである。そして、この足載置部支持部材2
は、外リンク21と、この外リンク21と略同型の内リ
ンク22と、この内リンク22及び外リンク21の中心
を貫通する支点移動軸23を備えている。外リンク21
は、内リンク22よりもベースフレーム13の側壁13
B側に位置する薄型平板状のものである。そして図3に
示すように、その前端21Aにはベアリングによって支
持されるローラー211を枢着し、前端21Aを前記昇
降フレーム12の上壁下面12A1に沿って回動可能と
し、後端21Bは固定板212を介してベースフレーム
の床壁上面13A1に固着している。また、外リンク2
1の中央部には支点移動軸23を通す円形の開孔である
支点移動軸受け21Dを有している。この外リンク21
と略同型の平板状の内リンク22は、その後端22Bを
固定板222を介して昇降フレーム12の上壁下面12
A1に固着し、その前端22Aにはベアリングによって
支持されるローラー221を枢着し、前端22Aを前記
ベースフレーム13床壁上面13A1に沿って回動可能
としている。そして、外リンク21と同様の位置及び形
状の支点移動軸受け22Dを中央部に開孔している。こ
の外リンク21および内リンク22に設けた支点移動軸
受け21D、22Dに貫通する支点移動軸23は、円柱
棒状のものであり、左右の足載置部支持部材2を連結し
ている。
【0021】前記内リンク22の一部に取り付けられる
駆動機構3は、図3に示すように前記足載置部Tを駆動
するもので、本体部1の外に設けられるモータMおよび
減速機Gと、かかる動力源から動力を出力する図示しな
い出力軸と、この出力軸と後述する雄ネジ32aを連結
する継ぎ手31と、この雄ネジ32aを有する雄ネジ部
材32と、この雄ネジ32aに取り付けられる雌ネジ部
材33とから構成される。
【0022】雄ネジ部材32は、雄ネジ32aと、この
雄ネジ32aを反継ぎ手31側で支持する雄ネジ受け3
2bからなる。雄ネジ32aは、前端32a1を前記継
ぎ手31内に挿入し、後端32a2を雄ネジ受け32b
に挿入し、側面視において雄ネジ受け32b側を上方に
して僅かに傾斜した状態で支持されている。この雄ネジ
受け32bは、前記ベースフレーム13は、逆U字状を
成して底壁13Aから鉛直方向に起立しており、その中
央部に前記雄ネジ32aを支持する円形の開孔32b1
を有している。
【0023】前記雄ネジ32aの回転に応じてその雄ネ
ジ32aの軸芯方向に進退する雌ネジ部材33は、雌ネ
ジ33aと、この雌ネジ33aを抱える雌ネジホルダー
33bと、この雌ネジホルダー33bと前記内リンク2
2を連結する雌ネジホルダー取付板33cから構成され
る。雌ネジ33aは、正断面ドーナツ型を成して軸芯方
向に一定幅を有し、前記雄ネジ32aの取り付けられて
いるものである。この雌ネジ33aの外周面を抱えるよ
うに固着された雌ネジホルダー33bは、雌ネジ33a
の外周面と略同型円柱状の開口部33b1を有し、この
開口部33b1に雌ネジ33aを抱えている。この雌ネ
ジホルダー33bの下端33b2に取り付けられる雌ネ
ジホルダー取付板33cは、平板状のものであり、前記
左右に設けられた両内リンク22の前方下端22Eを連
結している。
【0024】以上のような構成において、使用者Sが使
用する際における疲労緩和用足載置装置Aの動作につい
て説明する。
【0025】まず、使用者Sは電源を入れ、椅子Iに着
座した状態で足載置部Tに足を置く。
【0026】すると、図5に示すようにモータMが駆動
し図示しない回転軸が正回転することにより、その回転
運動が継ぎ手31を介して雄ネジ32aの正回転運動と
なる。そして、雄ネジ32aが回転するとその雄ネジ3
2aに取り付けられている雌ネジ33aにその回転力が
伝わり、雌ネジ部材33が後進方向つまり雄ネジ受け3
2b方向にネジ送りされる。
【0027】この様に雌ネジ部材33が後進方向にネジ
送りされると、雌ネジホルダー取付板33cを介して内
リンク22が後進方向に押し出され、外リンク21およ
び内リンク22により昇降フレーム12を押し上げる。
つまり、雌ネジ部材33がねじ送りされることにより、
内リンク22はその後端22Bが昇降フレーム12に固
定されているため、この固定箇所を中心に円運動を生じ
る。この円運動により前端22Aのローラー221がベ
ースフレーム13の床壁上面13A1を回転しながら後
進方向に移動するとともに、後端22Bが昇降フレーム
12の上壁下面12A1に固定されているため昇降フレ
ーム12を上昇させる。加えて、支点移動軸23を介し
て外リンク21も後端21Bの固定箇所を中心に円運動
をし、前端21Aのローラー211により昇降フレーム
12を押し上げる。また、左右一対に設けられた足載置
部支持部材2は、支点移動軸23により連結されている
ため、左右同様の昇降幅Wで昇降フレーム12を押し上
げ、その昇降フレーム12の上壁12Aに取り付けた足
載置板11の全面を上昇させる。
【0028】すると、使用者Sの足は足載置部Tに置か
れているため、図1に示すようにこの足載置板11の上
昇に合わせて使用者Sの下肢部が押し上げられる。これ
により、使用者Sの大腿部S1は座面Zより僅かに離
れ、使用者Sは、膝関節Hの位置を股関節Kの位置より
上げた状態で、大腿部S1を傾斜した姿勢をとる。
【0029】次に、昇降フレーム12が最も降下した位
置より35ミリ上昇するとモータMは正回転運動を停止
し、今度は逆回転運動を始める。尚、この昇降幅Wは、
モータの加電時間を制御することにより可変する。この
逆回転運動は、正回転時と同様に雄ネジ32aに逆回転
として伝わり今度は雌ネジ部材33が前進方向にねじ送
りされる。すると、内リンク22及び外リンク21は正
回転時と逆の回転の円運動を生じ、ローラー211,2
21を回転させながら昇降フレーム12を降下させる。
【0030】この昇降運動は心拍時間つまり1分間をお
およそ12回で割った数(略5秒)の正数倍である20
秒に一周期となるように繰り返される。
【0031】尚、周期は10秒や15秒とし、5秒の正
数倍にすることも考えられる。但し、5秒程度を一周期
とすると、時間が短すぎることにより使用者に昇降に対
する違和感を与えるため好ましくない。また、個人差に
よってモータの電圧を制御することにより周期を変動す
ることも可能である。
【0032】以上のような本実施の形態における疲労緩
和用足載置装置Aであれば、使用者Sの下肢部を絶えず
運動させることができ、長時間の椅子座姿勢において下
肢部の血行促進し、腰痛を効果的に緩和することができ
る。つまり、足載置部Tの上昇時においては、股関節K
の位置より膝関節Hの位置を上げ、大腿部S1を傾斜さ
せる姿勢とすることにより腰椎の前彎が少なくなり、腰
部の筋肉の緊張を緩和する。また、このような大腿部傾
斜姿勢を常に保つと大腿付け根部を圧迫してしまうた
め、足載置部の降下時には、膝関節の位置を下げて前記
大腿部傾斜姿勢を解除することにより、大腿付け根部の
圧迫をなくし、ひいては血管内の圧迫状態を緩和する。
このような緩やかな足載置部Tの昇降を繰り返し、腰部
の筋肉の緊張状態を緩和すると共に血管の圧迫状態も緩
和することにより、効果的に腰痛を緩和し、且つ下肢部
の血流状態を良くする。また、前記周期を10秒から2
0秒としていることにより、足載置部Tを使用者が昇降
に対する違和感を抱かない範囲で昇降させ、且つ周期を
心拍時間の正数倍と関連させることにより血流との同期
をとり、更なる血行促進を図ることでき、本発明の作用
効果が顕著に奏される。加えて、周期を可変することに
より心拍数等の個人差にあわせて適切な周期を選ぶこと
ができる。更に、昇降幅を20ミリから50ミリとする
ことにより、使用者Sに昇降による違和感を与えること
なく、最適に大腿下部の鬱血を防止と共に血行促進する
ことができる。加えて、昇降幅を可変とする事により使
用者Sの足の長さや着座時の椅子座面Z高さなどの個人
差に昇降幅を合わせることができる。また、足載置部T
の全面を昇降させることにより、両下肢部を常に一定幅
で昇降することができる。
【0033】なお、上記実施の形態に加えて以下の構成
を追加することも考えられる。例えば本実施の形態にお
いては、疲労緩和用足載置装置Aを足載置部Tが床面と
平行となる位置に載置していたが、ベースフレーム13
の前方下面にアジャスタ等の傾斜機構を設け、足載置部
Tを床面に対し傾斜させ、使用者側に傾倒可能とするこ
とも考えられる。これにより、足載置部Tと椅子Iとの
間隔を大きく取り、膝下部を床面の鉛直方向より使用者
側に傾倒させた場合においても、足載置部Tと膝下部が
直角姿勢を保つことができる。つまり、足載置部Tの昇
降による力を膝方向以外に逃がすことなく、効果的に使
用者Sの大腿部S1と座面Zの接触圧を可変させる方向
の力とすることを可能とする。
【0034】加えて、本実施の形態においては、疲労緩
和用足載置装置Aは床面に対して自在な位置に載置可能
としていたが、疲労緩和用足載置装置Aの前面又は後面
に取付部を設け、この取付部の一端を椅子Iの脚羽根や
机の幕板下端等に疲労緩和用足載置装置Aを取り付ける
ことも考えられる。具体的には、使用者Sが着座する椅
子Iの脚、例えば脚羽根や脚体や、また、飛行機の椅子
Iなどのように、椅子Iが前後方向に列をなして配置さ
れている場合おいて、この使用者Sが着座する椅子Iの
前方に配置された椅子の脚、つまり脚羽根や脚体、更に
使用者の机の下端に取り付けることが考えられる。これ
により、椅子Iの座面Zと足載置部Tの位置関係を常に
適正位置に保つことができる。
【0035】また、本実施の形態においては、疲労緩和
用足載置装置Aを床面に置いているが、着脱可能な床面
に埋め込む状態で使用することにより、オフィス等での
省スペース化を図ることも考えられる。
【0036】更に、本実施の形態における駆動機構3は
ネジ送り等によって行っていたが、足載置部Tを袋状の
ものとし、この足載置部Tに空気や液体などを出し入れ
することによって足載置部Tの昇降を行っても良い。
【0037】その他の構成も本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変形が可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような構成で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明は、椅子着座時に使用者の足を載置させる足
載置部を具備する疲労緩和用足載置装置であって、足載
置部を周期的に昇降させて、使用者の大腿部と座面の接
触圧を可変させる駆動機構を設けたことを特徴とするも
のである。
【0039】このように構成したことにより、下肢部を
絶えず運動させることができ、長時間の椅子座姿勢にお
いて下肢部の血行促進し、腰痛を効果的に緩和すること
ができる。つまり、足載置部の上昇時においては、股関
節の位置より膝関節の位置を上げ、大腿部を傾斜させる
姿勢とすることにより腰椎の腰椎の前彎が少なくなり、
腰部の筋肉の緊張を緩和する。また、このような大腿部
傾斜姿勢を常に保つと大腿付け根部を圧迫してしまうた
め、足載置部の降下時には、膝関節の位置を下げて前記
大腿部傾斜姿勢を解除することにより、大腿付け根部の
圧迫をなくし、ひいては血管内の圧迫状態を緩和する。
このような緩やかな足載置部の昇降を繰り返し、腰部の
筋肉の緊張状態を緩和すると共に血管の圧迫状態も緩和
することにより、効果的に腰痛を緩和し、且つ下肢部の
血流状態を良くする。
【0040】加えて、前記周期を10秒から20秒とし
ていることにより、足載置部を使用者が昇降に対する違
和感を抱かない範囲で昇降させ、且つ周期を心拍時間の
正数倍と関連させることのより血流との同期をとり、更
なる血行促進を図ることでき、本発明の作用効果が顕著
に奏される。
【0041】また、周期を可変することにより心拍数等
の個人差にあわせて適切な周期を選ぶことができる。
【0042】更に、昇降幅を20ミリから50ミリとす
ることにより、使用者に昇降による違和感を与えること
なく、最適に大腿下部の鬱血を防止と共に血行促進する
ことができる。
【0043】加えて、昇降幅を可変とする事により使用
者の足の長さや着座時の椅子座面高さなどの個人差に昇
降幅を合わせることができる。
【0044】また、足載置部の全面を昇降させることに
より、両下肢部を常に一定幅で昇降することができる。
【0045】更に、足載置部の床面に対する傾斜角度を
調整可能とすることが考えられる。これにより、足載置
部と椅子との間隔を大きく取り、膝下部を床面の鉛直方
向より使用者側に傾斜させた場合においても、足載置部
と膝下部が直角姿勢を保つことができる。つまり、足載
置部の昇降による力を膝方向以外に逃がすことなく、効
果的に使用者の大腿部と座面の接触圧を可変させる方向
の力とすることを可能とする。
【0046】加えて、椅子又は机の一部に疲労緩和用足
載置装置を連結することにより、椅子の座面と足載置部
の位置関係を適正位置に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における疲労緩和用足載
置装置の使用状態を示す側面図。
【図2】同実施の形態における疲労緩和用足載置装置の
平面図。
【図3】同実施の形態における疲労緩和用足載置装置の
降下状態を示すA―A線断面図。
【図4】同実施の形態における疲労緩和用足載置装置の
B―B線断面図。
【図5】同実施の形態における疲労緩和用足載置装置の
上昇状態を示すA―A線断面図。
【符号の説明】
2…足載置部支持部材 3…駆動機構 A…疲労緩和用足載置装置 I…椅子 S…使用者 S1…大腿部 T…足載置部 W…昇降幅 Z…座面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植村 敏基 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 Fターム(参考) 3B053 NR02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】椅子着座時に使用者の足を載置させる足載
    置部を具備する疲労緩和用足載置装置であって、 足載置部を周期的に昇降させて、使用者の大腿部と座面
    の接触圧を可変させる駆動機構を設けたことを特徴とす
    る疲労緩和用足載置装置。
  2. 【請求項2】前記周期を10秒から20秒とすることを
    特徴とする請求項1記載の疲労緩和用足載置装置。
  3. 【請求項3】前記周期を変更する手段を備えたことを特
    徴とする請求項1または2記載の疲労緩和用足載置装
    置。
  4. 【請求項4】前記昇降幅を20ミリから50ミリとする
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の疲労緩和用足載
    置装置。
  5. 【請求項5】前記昇降幅を変更する手段を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至4記載の疲労緩和用足載置装
    置。
  6. 【請求項6】前記足載置部の下方であって左右両端また
    は前後両端に位置する足載置部支持機構を有し、前記足
    載置部の全面を昇降させることを特徴とする請求項1乃
    至5記載の疲労緩和用足載置装置。
  7. 【請求項7】前記足載置部の床面に対する傾斜角度を調
    整する角度調整機構を有する請求項1乃至6記載の疲労
    緩和用足載置装置。
  8. 【請求項8】椅子又は机の一部に連結される連結部を有
    する請求項1乃至7記載の疲労緩和用足載置装置。
JP2001079285A 2001-03-19 2001-03-19 疲労緩和用足載置装置 Pending JP2002272557A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102302283A (zh) * 2011-07-07 2012-01-04 张春安 双斜凳
CN103192752A (zh) * 2013-04-12 2013-07-10 岐周 一种乘车用脚支撑

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